JP2005197816A - 通信制御装置、端末装置、通信システム及び通信方法 - Google Patents

通信制御装置、端末装置、通信システム及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 通信中のユーザが、第三者に関する情報を確認して、通信中に第三者の望む手段を用いて第三者を通信に招待し、参加させる。
【解決手段】 多数ユーザ接続サーバ20は、ユーザ情報を記憶し、移動機10aと通信中の移動機10bに第三者情報として提供する。更に、多数ユーザ接続サーバ20は、通信中の移動機10bによる移動機10cとの接続の要求に基づいて、移動機10aと移動機10bとの通信中に、移動機10bと移動機10cとの接続を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信制御装置、端末装置、通信システム及び通信方法に関する。
従来、発信側加入者からの要求に応じて、発信前に相手加入者の状態を発信側加入者に通知する加入者状態通知装置がある(例えば、特許文献1参照)。又、通信先ユーザと通信元ユーザの両方が使用可能な通信手段を、通信開始前に通信元ユーザに通知する通信システムがある(例えば、特許文献2参照)。更に、インターネットでは、常にオンラインで他ユーザの状態を表示できるインスタントメッセージサービス(Instant Messageサービス、以下「IMサービス」という)が普及している。又、近年、多数ユーザによる音声通話を提供するサービスが行われている。
特開2000−236391号公報 特開2001−249878号公報
しかしながら、従来の加入者状態通知装置、通知システム、IMサービスによれば、ユーザは、通信開始前に他ユーザの状態や使用可能な通信手段を確認できるものの、通信中に状態や通信手段を確認することはできなかった。そのため、音声通話などの通信を行っているユーザが、現在、通信に参加しているユーザ以外の第三者を通信に参加させて、多数ユーザによる通信を行いたい場合、一度、通信を中断して、第三者の状態や使用可能な通信手段を確認した後、第三者を加えた通信を開始する必要があった。
そこで、本発明は、通信中のユーザが、第三者に関する情報を確認して、通信中に第三者を通信に招待し、参加させることができるようにすることを目的とする。
本発明に係る通信制御装置は、第三者に関する第三者情報を記憶する第三者情報記憶手段と、通信中端末からの第三者情報提供要求に基づいて、第三者情報を通信中端末に提供する第三者情報提供手段と、通信中端末による第三者端末との接続の要求に基づいて、通信中端末と第三者端末との接続を制御する接続制御手段とを備えることを特徴とする。
通信中の端末装置を「通信中端末」という。通信中の端末装置の1つを通信中端末として特定し、特定した通信中端末との関係に基づいて、他の端末装置の種類を特定する。通信中端末と通信中の端末装置を「相手端末」という。通信中端末及び相手端末以外の端末装置、即ち、通信中端末と相手端末が行っている通信に参加していない端末装置を「第三者端末」という。又、通信中端末のユーザを「通信中ユーザ」、相手端末のユーザを「相手ユーザ」という。通信中ユーザ及び相手ユーザ以外のユーザである第三者端末のユーザを「第三者」という。又、通信には、データ通信、音声通信、動画像通信等が含まれる。
このような通信制御装置によれば、第三者情報を記憶しておき、通信中端末に第三者情報を提供できる。更に、通信制御装置は、通信中端末による第三者端末との接続の要求に基づいて、通信中端末と第三者端末との接続を制御できる。通信中端末と第三者端末とが接続することにより、通信中端末、通信中端末と接続している相手端末、第三者端末が接続される。そのため、通信中ユーザは、第三者情報を通信中に取得して確認し、通信中に第三者を通信に招待して、参加させることができる。
接続制御手段は、接続の要求に基づいて通信中端末との接続の可否を第三者端末に問い合わせ、その問い合わせに対する第三者端末からの応答に基づいて接続を制御することが好ましい。これによれば、通信制御装置は、第三者の意向も考慮して、通信中端末と第三者端末との接続を制御できる。
又、第三者情報提供手段は、通信中ユーザに基づいて第三者情報の提供を制限することが好ましい。これによれば、通信制御装置は、第三者が第三者情報の提供を希望しない通信中ユーザのような、第三者情報の提供が許可されていない通信中ユーザへの第三者情報の提供を防止できる。例えば、第三者が、第三者情報の提供の制限について設定する。更に、第三者情報提供手段は、第三者情報として、第三者の状態、又は、第三者端末が備える通信手段の種類の少なくとも1つを提供することが好ましい。これによれば、通信中ユーザは、提供された第三者の状態や第三者端末が備える通信手段の種類に基づいて、第三者を通信に招待するか否かを判断できる。
本発明に係る端末装置は、第三者に関する第三者情報を提供し、通信中端末と第三者端末との接続を制御する通信制御装置に、通信中に第三者情報の提供を要求する第三者情報要求手段と、通信中に第三者情報を受信する受信手段と、通信中に通信制御装置に第三者端末との接続を要求する接続要求手段とを備えることを特徴とする。
このような端末装置によれば、通信中に、通信制御装置に第三者情報の提供を要求して、第三者情報を受信できる。そして、端末装置は、通信中に第三者端末との接続を通信制御装置に要求できる。そのため、通信中ユーザは、第三者情報を通信中に取得して確認し、通信中に第三者を通信に招待して、参加させることができる。
本発明に係る通信システムは、第三者に関する第三者情報を記憶する第三者情報記憶手段と、通信中端末からの第三者情報提供要求に基づいて、第三者情報を通信中端末に提供する第三者情報提供手段と、通信中端末による第三者端末との接続の要求に基づいて、通信中端末と第三者端末との接続を制御する接続制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る通信方法は、通信中端末からの第三者情報提供要求に基づいて、第三者に関する第三者情報を通信中端末に提供し、通信中端末による第三者端末との接続の要求に基づいて、通信中端末と第三者端末との接続を制御することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、通信中のユーザが、第三者に関する情報を確認して、通信中に第三者を通信に招待し、参加させることができる。
〔通信システム〕
図1、図2に示すように、通信システム1は、複数の移動機10a,10b,10cと、多数ユーザ接続サーバ20と、ネットワーク30と、交換機40とを備える。図1、図2では、データ通信を実線で、音声通信を点線で示している。図1、図2は、移動機10aと移動機10bが音声通話を行い、通信中の場合に、後から、移動機10bの招待によって、移動機10cが、移動機10aと移動機10bとの音声通話に参加する場合を示している。
移動機10a〜10cは端末装置である。移動機10bを通信中端末とし、移動機10aを相手端末とする。移動機10cは、移動機10aと移動機10bが行っている通信に参加していない第三者端末である。移動機10bのユーザ1bが通信中ユーザ、移動機10aのユーザ1aが相手ユーザ、移動機10cのユーザ1cが第三者となる。多数ユーザ接続サーバ20は、第三者に関する第三者情報を提供し、通信中端末と第三者端末との接続を制御する通信制御装置である。交換機40は、ネットワーク30内に設けられる。
移動機10b,10cは、通信部11b,11bと、入力部12b,12cと、音声出力部13b,13cと、表示部14b,14cと、記憶部15b,15cと、制御部16b,16cとを備える。移動機10aも移動機10b,10cと同様の構成を備える。以下、移動機10b,10cを例にとって説明する。
通信部11b,11cは、ネットワーク30を介して多数ユーザ接続サーバ20、他の移動機と通信する。通信部11b,11cは、移動機が通信中端末となったときに、通信中に第三者情報を受信する受信手段として機能する。通信部11b,11cは、制御部16b,16cから第三者情報提供要求を取得し、通信中に多数ユーザ接続サーバ20に送信する。第三者情報提供要求は、第三者情報の提供を要求するものであり、通信中ユーザのユーザIDと、提供を希望する第三者のユーザIDを含む。ユーザIDは、ユーザを識別するデータであり、電話番号や移動機番号などを用いることができる。本実施形態では、ユーザIDとして電話番号を用いる。
そして、通信部11b,11cは、第三者情報提供要求に対する応答として多数ユーザ接続サーバ20から提供される第三者情報を、通信中に受信する。通信部11b,11cは、受信した第三者情報を制御部16b,16cに入力する。第三者情報には、例えば、第三者の本名やニックネームなどの名前、メールアドレス、第三者が属するグループ、第三者端末が備える通信手段の種類、第三者の状態などがある。
ユーザは、特定のグループに属することができる。グループには、例えば、家族、友達、仕事などの種類がある。グループは、グループ名や、グループに付与された電話番号などのグループを識別するグループIDを用いて示すことができる。通信手段の種類には、音声通信が可能な通信手段、動画像通信が可能な通信手段、データ通信が可能な通信手段などがある。
状態には、通信状態、位置、食事中、睡眠中、移動中、通勤中、通学中、帰宅中、仕事中、会議中、退席中、勉強中、家事中、スポーツ中、買い物中、映画鑑賞中、暇、ユーザの感情、移動機の動作モードなどがある。通信状態には、通信中、通信可能であるが通信をしていない待ち受け中、通信できない圏外又は電源オフがある。更に、通信状態には、使用している通信手段、相手ユーザ、通信中ユーザや相手ユーザが属するグループ、ローミング状態のような通信に関するより詳細な通信情報も含まれる。本実施形態では、状態を、「通信状態」、「位置」、「その他の状態」に分類する。通信状態と位置以外の全ての状態が、その他の状態に分類される。
本実施形態では、第三者情報提供要求には、第三者情報として、第三者の名前、通信状態、その他の状態を含む第三者状態リストの提供を要求するリスト要求と、第三者情報として、第三者の名前、通信状態、位置、その他の状態、通信手段の種類を含む詳細情報の提供を要求する詳細情報要求とがある。通信部11b,11cは、まず、リスト要求を送信し、その応答として第三者状態リストを受信する。その後、通信部11b,11cは、制御部16b,16cから詳細情報要求を取得した場合には、詳細情報要求を送信し、その応答として詳細情報を受信する。
更に、通信部11b,11cは、移動機が通信中端末となったときに、図1に示すように通信中に第三者端末に発信したり、図2に示すように通信中に多数ユーザ接続サーバ20に接続要求を送信したり、通信中に着信を受け入れたりする。通信部11b,11cは、制御部16b,16cの指示に従って、通信中に第三者端末に対して発信する。又、接続要求は、通信制御装置に第三者端末との接続を要求するものであり、通信中ユーザのユーザIDと接続を希望する第三者のユーザIDを含む。通信部11b,11cは、制御部16b,16cから接続要求を取得し、制御部16b,16cの指示に従って、通信中に多数ユーザ接続サーバ20に接続要求を送信する。更に、通信部11b,11cは、第三者端末に接続の要求が拒否されたことを通知する拒否結果通知を、多数ユーザ接続サーバ20から受信する。
又、通信部11b,11cは、移動機が第三者端末となったときに、多数ユーザ接続サーバ20から、通信中端末との接続の可否の問い合わせを受信し、制御部16b,16cに入力する。接続の可否の問い合わせには、通信中端末が行っている通信に関する通信情報が含まれる。例えば、問い合わせには、使用している通信手段、通信中ユーザや相手ユーザのような通信メンバ、通信メンバが属するグループなどが通信情報として含まれる。
更に、通信部11b,11cは、制御部16b,16cからユーザ情報提供要求を取得し、多数ユーザ接続サーバ20に送信する。ユーザ情報提供要求は、通信中ユーザや相手ユーザのユーザ情報の提供を要求するものであり、第三者のユーザIDと、提供を希望する通信中ユーザや相手ユーザのユーザIDを含む。そして、通信部11b,11cは、ユーザ情報提供要求に対する応答として多数ユーザ接続サーバ20から提供される通信中ユーザや相手ユーザのユーザ情報を受信する。通信部11b,11cは、受信したユーザ情報を制御部16b,16cに入力する。ユーザ情報には、例えば、ユーザの名前、メールアドレス、ユーザが属するグループ、移動機が備える通信手段の種類、ユーザの状態などがある。
又、通信部11b,11cは、制御部16b,16cから承諾通知又は拒否通知を取得し、制御部16b,16cの指示に従って、多数ユーザ接続サーバ20に承諾通知又は拒否通知を送信する。承諾通知は、通信中端末との接続を承諾する通知である。拒否通知は、通信中端末との接続を拒否する通知である。
又、通信部11b,11cは、移動機が相手端末となったときに、多数ユーザ接続サーバ20から参加者通知を受信し、制御部16b,16cに入力する。参加者通知は、相手端末に、通信中端末と行っている通信に第三者端末が参加することを通知するものである。
更に、通信部11b,11cは、多数ユーザ接続サーバ20に、移動機10b,10cのユーザ1b,1cに関するユーザ情報を送信する。多数ユーザ接続サーバ20に送信したユーザ情報は、第三者情報、通信中ユーザや相手ユーザに関する情報として使用される。通信部11b,11cは、制御部16b,16cから、ユーザ情報登録要求を取得し、多数ユーザ接続サーバ20に送信する。ユーザ情報登録要求は、多数ユーザ接続サーバ20にユーザ情報の登録を要求するものであり、ユーザIDに対応付けられたユーザ情報を含む。尚、通信部11b,11cは、ユーザ情報登録要求を一度送信した後は、ユーザ情報のうち、更新が必要なユーザ情報だけを含むユーザ情報登録要求を送信するようにしてもよい。又、通信部11b,11cは、ユーザの状態のように頻繁に更新が必要なユーザ情報を含まないユーザ情報登録要求を送信してもよい。
又、通信部11b,11cは、多数ユーザ接続サーバ20に、ユーザ情報の提供条件を送信する。多数ユーザ接続サーバ20に送信した提供条件は、第三者情報、通信中ユーザや相手ユーザに関する情報の提供を制限するために使用される。本実施形態では、ユーザのユーザIDや、グループのグループ名やグループIDを用いて、ユーザ情報の提供を許可するユーザやグループを指定した提供条件を用いる。ユーザ情報の提供が許可されているユーザやグループを「公開メンバ」という。通信部11b,11cは、提供条件通知を制御部16b,16cから取得し、多数ユーザ接続サーバ20に送信する。提供条件通知は、ユーザIDに対応付けられた提供条件を含む。
図1に示すように、通信中端末である移動機10bの通信部11bは、第三者情報提供要求をデータ通信により多数ユーザ接続サーバ20に送信し、多数ユーザ接続サーバ20から第三者情報をデータ通信により受信する。通信部11bは、図1に示すように音声通信により第三者端末である移動機10cに発信する。あるいは、通信部11bは、図2に示すようにデータ通信により第三者端末である移動機10cとの接続を要求する接続要求を、多数ユーザ接続サーバ20に送信する。
第三者端末である移動機10cの通信部11cは、多数ユーザ接続サーバ20からの問い合わせをデータ通信により受信する。又、図示を省略しているが、通信部11cは、ユーザ情報提供要求をデータ通信により多数ユーザ接続サーバ20に送信し、多数ユーザ接続サーバ20からの通信中ユーザや相手ユーザのユーザ情報をデータ通信により受信する。そして、通信部11cは、承諾通知をデータ通信により多数ユーザ接続サーバ20に送信する。更に、移動機10aの通信部は、データ通信により参加者通知を受信する。又、図示を省略しているが、移動機10a〜10cの通信部は、ユーザ情報登録要求、提供条件通知を、データ通信により多数ユーザ接続サーバ20に送信する。
入力部12b,12cは、ユーザ1b,1cからの入力内容を取得し、制御部16b,16cに入力する。入力部12b,12cは、キーやマイクを用いることができる。ユーザ1b,1cは、通信中ユーザとなった場合に、通信中端末と相手端末との通信中に第三者情報の提供を希望するときに、入力部12b,12cに対して、提供を希望する第三者を指定し、第三者情報の提供の要求を入力する。例えば、ユーザ1b,1cは、第三者のユーザIDを選択し、第三者情報の提供の要求を入力するために定められたキーを押すことにより、第三者情報の提供の要求を入力する。ユーザ1b,1cは、まず、第三者情報の提供の要求として、第三者状態リストの提供の要求を入力部12b,12cに入力する。ユーザ1b,1cは、第三者状態リストを確認した後、第三者情報の提供の要求として、より詳細な情報を知りたい第三者を指定して、詳細情報の提供の要求を入力部12b,12cに入力する。
又、ユーザ1b,1cは、通信中ユーザとなった場合に、通信中端末と相手端末との通信中に第三者端末との接続を希望するときに、入力部12b,12cに対して、接続を希望する第三者を指定し、第三者端末との接続の要求を入力する。例えば、ユーザ1b,1cは、第三者のユーザIDを選択し、接続の要求を入力するために定められたキーを押すことにより、接続の要求を入力する。
ユーザ1b,1cは、多数ユーザ接続サーバ20から提供された第三者情報を確認し、第三者情報に基づいて第三者端末との接続を要求するか否かを決定できる。例えば、ユーザ1b,1cは、第三者端末の通信状態が待ち受け中の場合、第三者の状態が暇や帰宅中のように、通信に招待しても第三者に迷惑をかけないと判断できる場合、第三者端末が備える通信手段が通信中の通信に使用している通信手段と一致する場合、通信中ユーザや相手ユーザの近くに第三者が位置する場合に、第三者端末との接続を要求すると決定し、接続の要求を入力部12b,12cに入力する。一方、ユーザ1b,1cは、第三者端末の通信状態が通信中や圏外の場合、第三者の状態が会議中や食事中のように、通信に招待すると第三者に迷惑をかけてしまうおそれがある場合、第三者端末が備える通信手段が通信中の通信に使用している通信手段と一致しない場合、通信中ユーザや相手ユーザから離れた場所に第三者が位置する場合に、第三者端末との接続を要求しないと決定する。
更に、ユーザ1b,1cは、第三者となった場合に、通信中端末との接続の可否の問い合わせに対して接続を承諾するときに、入力部12b,12cに対して接続の承諾を入力する。例えば、ユーザ1b,1cは、問い合わせの中にある選択肢の中から、接続の承諾を選択することにより、接続の承諾を入力する。ユーザ1b,1cは、接続を拒否するときには、入力部12b,12cに対して接続の拒否を入力する。ユーザ1b,1cは、多数ユーザ接続サーバ20からの問い合わせに含まれる通信情報を確認し、通信情報に基づいて通信中端末との接続を承諾するか拒否するかを判断できる。
更に、ユーザ1b,1cは、通信中ユーザや相手ユーザのユーザ情報を確認したい場合には、通信中ユーザや相手ユーザを指定して、ユーザ情報の提供の要求を入力部12b,12cに入力する。そして、ユーザ1b,1cは、多数ユーザ接続サーバ20から提供されたユーザ情報を確認し、通信中ユーザや相手ユーザのユーザ情報に基づいて通信中端末との接続を承諾するか否かを判断できる。又、ユーザ1b,1cは、入力部12b,12cを用いて、ユーザID、ユーザ情報、提供条件などを入力する。
音声出力部13b,13cは、音声により情報を出力する。表示部14b,14cは、文字や画像により情報を表示する。音声出力部13b,13c、表示部14b,14cは、通信部11b,11cが受信した第三者情報や問い合わせ、参加者通知、入力部12b,12cからの入力内容などを、制御部16b,16cから取得し、出力したり、表示したりする。記憶部15b,15cは、ユーザIDやユーザ情報などを記憶する。
制御部16b,16cは、移動機10b,10cを制御する。制御部16b,16cは、移動機が通信中端末となったときに、通信中に第三者情報の提供を要求する第三者情報要求手段として機能する。制御部16b,16cは、通信中に、第三者情報提供要求を作成して通信部11b,11cに入力し、多数ユーザ接続サーバ20に送信するよう指示することにより、第三者情報の提供を要求する。
制御部16b,16cは、ユーザ1b,1cの要求に従って、通信中に第三者情報の提供を要求する。制御部16b,16cは、入力部12b,12cから第三者情報の提供の要求を取得すると、指定された第三者のユーザIDを含む第三者情報提供要求を作成して通信部11b,11cに入力する。又、制御部16b,16cは、通信中に、通信中ユーザが属するグループのメンバで第三者に該当するユーザや、予め定めた特定ユーザで第三者に該当するユーザの第三者情報の提供を要求してもよい。この場合、制御部16b,16cは、記憶部15b,15cから、相手ユーザを除くメンバのユーザIDや、相手ユーザを除く特定ユーザのユーザIDを取得し、取得したユーザIDを含む第三者情報提供要求を作成して通信部11b,11cに入力する。
制御部16b,16cは、まず、第三者情報提供要求としてリスト要求を作成して通信部11b,11cに入力する。その後、制御部16b,16cは、入力部12b,12cから、詳細情報の提供の要求を取得し、第三者情報要求として詳細情報要求を作成して通信部11b,11cに入力する。
更に、制御部16b,16cは、移動機が通信中端末となったときに、通信中に通信制御装置に第三者端末との接続を要求する接続要求手段として機能する。制御部16b,16cは、通信中に、第三者端末に対して発信するよう通信部11b,11cに指示することにより、第三者端末との接続を要求する。この場合、制御部16b,16cは、交換機40を介して、多数ユーザ接続サーバ20に第三者端末との接続を要求することになる。あるいは、制御部16b,16cは、通信中に、接続要求を作成して通信部11b,11cに入力し、多数ユーザ接続サーバ20に送信するよう指示することにより、第三者端末との接続を要求する。このようにして、移動機10b,10cは、通信中に第三者を通信に招待する。
制御部16b,16cは、第三者情報に基づいたユーザ1b,1cの要求に従って、通信中に第三者端末との接続を要求する。制御部16b,16cは、入力部12b,12cから接続の要求を取得すると、指定された第三者のユーザIDに発信し、第三者端末に対して発信する。あるいは、制御部16b,16cは、指定された第三者のユーザIDを含む接続要求を作成して通信部11b,11cに入力する。
又、制御部16b,16cは、接続を要求するための要求基準と第三者情報に従って、通信中に第三者端末との接続を要求してもよい。例えば、第三者端末の通信状態が待ち受け中の場合、第三者の状態が暇や帰宅中のように、通信に招待しても第三者に迷惑をかけないと考えられる状態の場合、第三者端末が備える通信手段が通信中の通信に使用している通信手段と一致する場合、通信中ユーザや相手ユーザの近くに第三者が位置する場合に、第三者端末との接続を要求するといった要求基準を定めることができる。要求基準は、記憶部15b,15cに格納しておく。制御部16b,16cは、記憶部15b,15cから要求基準を取得し、受信した第三者情報と比較する。制御部16b,16cは、要求基準と一致する第三者情報がある場合には、一致する第三者のユーザIDに発信し、第三者端末に対して発信する。あるいは、制御部16b,16cは、一致する第三者のユーザIDを含む接続要求を作成して通信部11b,11cに入力する。
又、制御部16b,16cは、移動機が第三者端末となったときに、通信中端末との接続の可否の問い合わせに対して応答する。制御部16b,16cは、入力部12b,12cから接続の承諾や拒否を取得すると、承諾通知や拒否通知を作成して通信部11b,11cに入力し、多数ユーザ接続サーバ20に送信するよう指示することにより、問い合わせに対して応答する。尚、制御部16b,16cは、問い合わせを受けた際に、入力部12b,12cからユーザ情報の提供の要求を取得した場合には、指定された通信中ユーザや相手ユーザのユーザIDを含むユーザ情報提供要求を作成して通信部11b,11cに入力し、多数ユーザ接続サーバ20に送信するよう指示する。
更に、制御部16b,16cは、入力部12b,12cや記憶部15b,15cから、ユーザ1b,1c自身のユーザID、ユーザ情報、提供条件を取得する。制御部16b,16cは、取得したユーザ1b,1cのユーザIDにユーザ1b,1cのユーザ情報を対応付けてユーザ情報登録要求を作成する。又、制御部16b,16cは、取得したユーザ1b,1cのユーザIDにユーザ1b,1cの提供条件を対応付けて提供条件通知を作成する。そして、制御部16b,16cは、作成したユーザ情報登録要求や提供条件通知を通信部16b,16cに入力し、多数ユーザ接続サーバ20に送信するよう指示する。
又、制御部16b,16cは、通信部11b,11cから、通信部11b,11cが受信した第三者状態リストや詳細情報といった第三者情報、通信中端末との接続の可否の問い合わせ、通信中ユーザや相手ユーザのユーザ情報、参加者通知を取得し、音声出力部13b,13cや、表示部14b,14cに入力する。又、制御部16b,16cは、通信部11b,11cが受信した情報や、入力部12b,12cから取得した入力内容を記憶部15b,15cに格納する。
ネットワーク30は、無線アクセスネットワークやコアネットワークを含む。 交換機40は、インタフェース41と、記憶部42と、制御部43とを備える。インタフェース41は、移動機10a,10b,10cや多数ユーザ接続サーバ20と通信する。
インタフェース41は、通信中端末から第三者端末に発信された呼を受信すると、制御部43に入力する。そして、インタフェース41は、制御部43から接続確認要求を取得し、多数ユーザ接続サーバ20に送信する。接続確認要求は、多数ユーザ接続サーバ20に、第三者端末との接続を要求する通信中端末と、第三者端末とを接続してもよいか否かを確認するものであり、通信中ユーザと第三者のユーザIDを含む。
又、インタフェース41は、多数ユーザ接続サーバ20から着信や発呼、着信中止の指示を受信し、制御部43に入力する。インタフェース41は、制御部43の指示に従って、通信中端末から発信された呼を第三者端末に着信させる。あるいは、インタフェース41は、制御部43の指示に従って、通信中端末及び第三者端末に対する呼を発生させ、発生させた呼を通信中端末及び第三者端末に着信させる。その後、インタフェース41は、通信中端末と相手端末と第三者端末との通信を接続する。図1では、インタフェース41は、移動機10bからの呼を移動機10cに着信させる。図2では、インタフェース41は、移動機10bと移動機10cに対する呼を発生させ、発生させた呼を移動機10bと移動機10cに着信させる。その後、インタフェース41は、移動機10aと移動機10bと移動機10cとの間の音声通話を接続する。又、インタフェース41は、制御部43の着信中止の指示に従って、通信中端末から発信された呼を第三者端末に着信させずに、破棄する。
更に、インタフェース41は、制御部43から状態通知を取得し、多数ユーザ接続サーバ20に送信する。状態通知は、ユーザの状態を多数ユーザ接続サーバ20に通知するものであり、ユーザのユーザIDに対応付けられたユーザの状態を含む。交換機40は、ユーザの状態としてユーザの位置、通信状態を通知する。記憶部42は、ユーザの状態をユーザIDに対応付けて記憶する。
制御部43は、交換機40を制御する。制御部43は、インタフェース41から、通信中端末から第三者端末に発信された呼を取得する。制御部43は、取得した呼に含まれる通信中ユーザと第三者のユーザIDを含む接続確認要求を作成してインタフェース41に入力し、多数ユーザ接続サーバ20に送信するよう指示する。
又、制御部43は、インタフェース41から、多数ユーザ接続サーバ20からの着信や発呼、着信中止の指示を取得する。制御部43は、取得した指示に従って、インタフェース41に、通信中端末からの呼を第三者端末に着信させるよう指示したり、通信中端末からの呼を第三者端末に着信させずに破棄するよう指示したりする。あるいは、制御部43は、インタフェース41に、通信中端末及び第三者端末に対する呼を発生させ、発生させた呼を通信中端末及び第三者端末に着信させるよう指示する。着信を指示した後、制御部43は、インタフェース41が接続する通信中端末と相手端末と第三者端末との通信を制御する。
更に、制御部43は、ユーザの状態を検出する。例えば、制御部43は、インタフェース41が移動機10a〜10cから受信する位置等録要求に基づいて、位置を検出する。制御部43は、インタフェース41が移動機10a〜10cから受信するローミングアウトの通知やローミングインの通知に基づいて、ローミング状態を検出する。制御部43は、インタフェース41が送信するページング要求(一斉呼び出し)に対する移動機10a〜10cからのページング応答の有無に基づいて、圏内か、圏外又は電源オフの状態かを検出する。制御部43は、インタフェース41が通信を接続しているか否か、接続している通信の内容などに基づいて、通話中、待ち受け中、圏外又は電源オフのいずれの状態か、通信中の場合には、その通信中ユーザや相手ユーザ、使用している通信手段などを検出する。
制御部43は、検出したユーザの状態をユーザIDに対応付けて状態通知を作成し、インタフェース41に入力する。制御部43は、状態の変化を検出した際に状態通知を作成してもよく、定期的に状態通知を作成してもよい。制御部43は、検出した状態と記憶部42に記憶された状態を比較することにより、状態の変化を検出できる。制御部43は、検出した状態を、ユーザIDに対応付けて記憶部42に格納する。
多数ユーザ接続サーバ20は、ユーザ情報データベース21と、公開メンバデータベース22と、ネットワークインタフェース23と、登録部24と、制御部25とを備える。ユーザ情報データベース21は、ユーザ情報を記憶する。そして、ユーザ1a〜1cが第三者となったときに、ユーザ情報データベース21に記憶されているユーザ1a〜1cのユーザ情報が第三者情報として使用される。このようにして、ユーザ情報データベース21は、第三者に関する第三者情報を記憶する第三者情報記憶手段として機能する。又、ユーザ1a〜1cが通信中ユーザや相手ユーザとなったときには、ユーザ情報データベース21に記憶されているユーザ1a〜1cのユーザ情報は、通信中ユーザや相手ユーザに関するユーザ情報として使用される。ユーザ情報データベース21は、ユーザIDに対応付けてユーザ情報を記憶する。
本実施形態では、ユーザ情報データベース21は、ユーザ情報として、ユーザの名前、メールアドレス、ユーザが属するグループ、移動機が備える通信手段の種類、ユーザの状態を記憶する。ユーザ情報データベース21は、音声通信が可能な通信手段を「音声通話」、動画像通信が可能な通信手段を「テレビ電話」と記憶し、移動機がその通信手段を備える場合には「OK」、移動機が備えない場合には「NG」と記憶する。尚、本実施形態では、全ての移動機10a〜10cが、データ通信が可能であるため、ユーザ情報データベース21は、データ通信が可能な通信手段を備えるか否かについては記憶していない。データ通信が可能な移動機と可能でない移動機が混在する通信システムでは、データ通信が可能な通信手段を備えるか否かについても記憶する。
更に、ユーザ情報データベース21は、ユーザの状態を、「通信状態」、「位置」、その他の状態を示す「その他」に分けて記憶する。ユーザ情報データベース21は、通信状態として、通信中、待ち受け中、圏外又は電源オフのいずれかを記憶する。通信中の場合には使用している通信手段を含めて、「音声通話中」、「テレビ電話中」のように記憶する。更に、相手ユーザのユーザIDも記憶する。又、圏外又は電源オフはまとめて「圏外」と記憶する。
例えば、ユーザ情報データベース21は、ユーザ1cのユーザID「090−1111−1111」に対応付けて、ユーザ1cのユーザ情報として、名前「ボブ」、メールアドレス「bob@docomo.ne.jp」、グループ「家族」、通信手段「音声通話OK、TV電話NG」、通信状態「待ち受け中」、位置「東京」、その他「暇」を記憶する。又、ユーザ情報データベース21は、ユーザ1bのユーザID「090−2222−2222」に対応付けて、ユーザ1bのユーザ情報として、ユーザ名「ナンシー」、メールアドレス「Nancy@docomo.ne.jp」、グループ「家族」、通信手段「音声通話OK、TV電話OK」、通信状態「音声通話中:090−3333−3333」、位置「横浜」、その他「帰宅中」を記憶する。更に、ユーザ情報データベース21は、ユーザ1aのユーザID「090−3333−3333」に対応付けて、ユーザ1aのユーザ情報として、ユーザ名「トム」、メールアドレス「Tom@docomo.ne.jp」、グループ「家族」、通信手段「音声通話OK、TV電話OK」、通信状態「音声通話中:090−2222−2222」、位置「横浜」、その他「食事中」を記憶する。
公開メンバデータベース22は、第三者情報の提供条件を記憶する提供条件記憶手段である。公開メンバデータベース22は、ユーザ情報の提供を許可するユーザやグループを指定した提供条件を記憶する。公開メンバデータベース22は、提供を許可する側のユーザのユーザIDに対応付けて、公開メンバであるユーザのユーザIDや、グループのグループ名やグループIDを記憶する。例えば、公開メンバデータベースは、ユーザ1cのユーザID「090−1111−1111」に対応付けて、ユーザ1cのユーザ情報の提供が許可されている公開メンバのユーザ1bのユーザID「090−2222−2222」と、ユーザ1aのユーザID「090−3333−3333」を記憶する。
ネットワークインタフェース23は、交換機40や、ネットワーク30を介して移動機10a〜10cと通信する。ネットワークインタフェース23は、通信中端末から、リスト要求や詳細情報要求のような第三者情報提供要求、接続要求を受信し、制御部25に入力する。ネットワークインタフェース23は、第三者端末から、承諾通知や拒否通知、ユーザ情報提供要求を受信し、制御部25に入力する。ネットワークインタフェース23は、交換機40から接続確認要求を受信し、制御部25に入力する。
ネットワークインタフェース23は、第三者状態リストや詳細情報のような第三者情報、拒否結果通知を制御部25から取得し、通信中端末に送信する。ネットワークインタフェース23は、通信中端末との接続の可否の問い合わせ、通信中ユーザや相手ユーザのユーザ情報を制御部25から取得し、第三者端末に送信する。ネットワークインタフェース23は、参加者通知を制御部25から取得し、相手端末に送信する。ネットワークインタフェース23は、制御部25から、交換機40に対する着信や発呼、着信中止の指示を取得し、交換機40に送信する。
ネットワークインタフェース23は、移動機10a〜10cから、ユーザ情報登録要求、提供条件通知を受信し、登録部24に入力する。ネットワークインタフェース23は、交換機40から状態通知を受信し、登録部24に入力する。
図1、図2に示すように、ネットワークインタフェース23は、第三者情報提供要求や接続要求を通信中端末である移動機10bからデータ通信により受信し、第三者情報を移動機10bにデータ通信により送信する。ネットワークインタフェース23は、通信中端末との接続の可否の問い合わせや、通信中ユーザや相手ユーザのユーザ情報を、第三者端末である移動機10cにデータ通信により送信し、承諾通知やユーザ情報提供要求を移動機10cからデータ通信により受信する。ネットワークインタフェース23は、参加者通知を相手端末である移動機10aにデータ通信により送信する。又、図示を省略しているが、ネットワークインタフェース23は、移動機10a〜10cから、ユーザ情報登録要求、提供条件通知をデータ通信により受信する。
ネットワークインタフェース23は、第三者情報、問い合わせ、通信中ユーザや相手ユーザのユーザ情報、参加者通知を、例えば、USSD(Unstructured Supplementary Services Data)として、移動機10a〜10cに送信する。これによれば、多数ユーザ接続サーバ20が移動機10a〜10cのメールアドレスを把握していない場合であっても移動機10a〜10cに情報を送信できる。ネットワークインタフェース23は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)により、第三者情報やユーザ情報、問い合わせ、参加者通知を移動機10a〜10cに送信してもよい。
登録部24は、ユーザ情報をユーザ情報データベース21に登録する。登録部24は、ネットワークインタフェース23からユーザ情報登録要求を取得する。登録部24は、ユーザ情報登録要求に含まれるユーザ情報を、ユーザ情報登録要求に含まれるユーザIDに対応付けてユーザ情報データベース21に格納する。又、登録部24は、提供条件を公開メンバデータベース22に登録する。登録部24は、ネットワークインタフェース23から提供条件通知を取得する。登録部24は、提供条件通知に含まれる公開メンバを、提供条件通知に含まれる提供を許可する側のユーザのユーザIDに対応付けて公開メンバデータベース22に格納する。
登録部24は、取得したユーザ情報登録要求や提供条件通知に含まれるユーザIDが既にユーザ情報データベース21や公開メンバデータベース22に登録されている場合には、新たなユーザ情報や公開メンバを、ユーザ情報データベース21や公開メンバデータベース22に格納して、更新する。登録部24は、更新が必要なユーザ情報だけを含むユーザ情報登録要求を取得した場合には、更新が必要なユーザ情報だけを新たにユーザ情報データベース21に格納して、更新すればよい。
又、登録部24は、ネットワークインタフェース23から、状態通知を取得する。登録部24は、状態通知に含まれる状態を、状態通知に含まれるユーザIDに対応付けてユーザ情報データベース21に格納する。このとき、登録部24は、例えば、移動機10a〜10cからのユーザ情報登録要求に基づく状態が格納されていない場合にだけ、交換機40からの状態通知に含まれる状態を格納するようにし、ユーザ1a〜1cからの状態の通知を優先するようにしてもよい。又、登録部24は、ユーザ情報登録要求に含まれる状態と、状態通知に含まれる状態の両方を並列して、ユーザ情報データベース21に格納してもよい。更に、登録部24は、状態通知に含まれるユーザIDがユーザ情報データベース21にない場合には、状態を格納しないようにし、交換機40からの状態通知は、既にユーザ情報を登録しているユーザのユーザ情報の更新にのみ利用するようにしてもよい。
制御部25は、多数ユーザ接続サーバ20を制御する。制御部25は、通信中端末からの第三者情報提供要求に基づいて、第三者情報を通信中端末に提供する第三者情報提供手段として機能する。制御部25は、通信中ユーザに基づいて第三者情報の提供を制限する。制御部25は、ネットワークインタフェース23から第三者情報提供要求を取得する。制御部25は、取得した第三者情報提供要求に含まれる第三者のユーザIDに基づいて公開メンバデータベース22を検索し、通信中ユーザに対する提供条件を確認する。
具体的には、制御部25は、まず、第三者情報提供要求として、通信中ユーザであるユーザ1bのユーザID「090−2222−2222」と、第三者であるユーザ1cのユーザID「090−1111−1111」と、他の第三者であるユーザA及びユーザBのユーザIDを含むリスト要求を、ネットワークインタフェース23から取得する。制御部25は、図1、図2に示すように、公開メンバデータベース22において、ユーザ1cのユーザID「090−1111−1111」に対応付けて登録されている公開メンバを確認する。制御部25は、ユーザ1bのユーザID「090−2222−2222」が公開メンバに含まれているため、ユーザ1bは、第三者情報となるユーザ1cのユーザ情報の提供が許可されていることを確認する。制御部25は、同様に、ユーザA及びユーザBのユーザIDに対応付けられている公開メンバを確認する。その結果、制御部25は、ユーザ1bは、第三者情報となるユーザAのユーザ情報の提供は許可されているが、ユーザBのユーザ情報の提供は許可されていないことを確認したとする。
制御部25は、通信中ユーザに対して第三者情報の提供を許可している第三者のユーザIDに基づいてユーザ情報データベース21を検索し、ユーザ情報データベース21から第三者のユーザ情報を第三者情報として取得する。そして、制御部25は、取得した第三者情報をネットワークインタフェース23に入力し、第三者情報提供要求に含まれる通信中端末のユーザIDである電話番号を用いて通信中端末に送信するよう指示することにより、第三者情報を通信中端末に提供する。尚、制御部25は、第三者情報提供要求に含まれる通信中端末のユーザIDに基づいて、ユーザ情報データベース21から通信中端末のメールアドレスを取得し、ネットワークインタフェース23にメールアドレスを用いて通信中端末に送信するよう指示してもよい。制御部25は、このようにして、通信中ユーザに基づいて第三者情報の提供を制限する。そのため、多数ユーザ接続サーバ20は、第三者が第三者情報の提供を希望しない通信中ユーザのような、第三者情報の提供が許可されていない通信中ユーザへの第三者情報の提供を防止できる。
具体的には、制御部25は、ユーザ1bに対してユーザ情報の提供を許可しているユーザ1cのユーザID「090−1111−1111」に対応付けて登録されているユーザ情報を、ユーザ情報データベース21から取得する。制御部25は、まず、第三者状態リストに必要なユーザ1cの名前「ボブ」、通信状態「待ち受け中」、その他の状態「暇」を取得する。制御部25は、ユーザAのユーザ情報も同様にして取得する。制御部25は、取得したユーザ情報に基づいて、第三者状態リストを作成し、ネットワークインタフェース23に入力する。その結果、制御部25は、図3(a)に示すようなユーザ1cの名前「ボブ」、通信状態「待ち受け中」、その他の状態「暇」と、ユーザAの名前「Aさん」、通信状態「圏外」、その他の状態「会議中」を含む第三者状態リストを移動機10bに提供できる。そして、第三者状態リストが表示部14bに表示される。このように、制御部25は、ユーザ1bにユーザ情報の提供を許可していないユーザBのユーザ情報は、移動機10bに提供しない。又、制御部25は、複数の第三者に関する第三者情報を提供でき、移動機10bは、複数の第三者に関する第三者情報を取得することができる。
ユーザ1bは、ユーザAは、圏外であることや会議中であることから、この時点で通信に招待しないことを決定する。そして、ユーザ1bは、ユーザ1cに関する詳細情報だけを要求する。制御部25は、第三者情報提供要求として、ユーザ1cのユーザIDを含む詳細情報要求を、ネットワークインタフェース23から取得する。制御部25は、ユーザ1cのユーザID「090−1111−1111」に対応付けて登録されている詳細情報に必要なユーザ1cの名前「ボブ」、通信状態「待ち受け中」、位置「東京」、その他の状態「暇」、通信手段の種類「音声電話OK、TV電話NG」を、ユーザ情報データベース21から取得する。
制御部25は、取得したユーザ情報に基づいて、詳細情報を作成し、ネットワークインタフェース23に入力する。その結果、制御部25は、図3(b)に示すようなユーザ1cの名前「ボブ」、通信状態「待ち受け中」、位置「東京」、その他の状態「暇」、通信手段の種類「音声電話OK、TV電話NG」を含む詳細情報を移動機10bに提供できる。そして、詳細情報が表示部14bに表示される。このように、制御部25は、第三者情報として、第三者の状態、又は、第三者端末が備える通信手段の種類の少なくとも1つを提供することが好ましい。これによれば、通信中ユーザは、提供された第三者の状態や第三者端末が備える通信手段の種類に基づいて、第三者を通信に招待するか否かを判断できる。
更に、制御部25は、通信中端末による第三者端末との接続の要求に基づいて、通信中端末と第三者端末との接続を制御する接続制御手段として機能する。制御部25は、接続の要求に基づいて通信中端末との接続の可否を第三者端末に問い合わせ、その問い合わせに対する第三者端末からの応答に基づいて接続を制御する。更に、制御部25は、問い合わせを行う際に通信中端末が行っている通信に関する通信情報を、第三者端末に提供する
通信中端末が第三者端末に対して発信することにより、第三者端末との接続を要求する場合には、制御部25は、交換機40から送信される通信中ユーザと第三者のユーザIDを含む接続確認要求を、ネットワークインタフェース23から取得する。制御部25は、通信中端末が接続要求を送信することにより、第三者端末との接続を要求する場合には、通信中端末から送信される通信中ユーザと第三者のユーザIDを含む接続要求を、ネットワークインタフェース23から取得する。
制御部25は、まず、取得した接続確認要求、接続要求に基づいて、第三者端末に対する通信中端末との接続の可否の問い合わせを作成する。制御部25は、接続確認要求や接続要求に含まれる通信中ユーザのユーザIDに基づいて、ユーザ情報データベース21から、通信中ユーザが行っている通信に関する通信情報を取得する。制御部25は、例えば、使用している通信手段、通信メンバ、通信メンバが属するグループなどを取得する。制御部25は、取得した通信情報を含み、通信中端末との接続の可否を問い合わせる問い合わせを作成する。制御部25は、作成した問い合わせをネットワークインタフェース23に入力し、接続確認要求や接続要求に含まれる第三者端末のユーザIDである電話番号を用いて第三者端末に送信するよう指示する。尚、制御部25は、接続確認要求や接続要求に含まれる第三者端末のユーザIDに基づいて、ユーザ情報データベース21から第三者端末のメールアドレスを取得し、ネットワークインタフェース23にメールアドレスを用いて第三者端末に送信するよう指示してもよい。このようにして、制御部25は、通信情報を含む問い合わせを作成することにより、問い合わせを行う際に通信中端末が行っている通信に関する通信情報を、第三者端末に提供する。
次に、制御部25は、第三者端末からユーザ情報提供要求があった場合には、ユーザ情報提供要求に基づいて、通信中ユーザや相手ユーザのユーザ情報を第三者端末に提供する。制御部25は、第三者に基づいて通信中ユーザや相手ユーザに関する情報の提供を制限する。制御部25は、ネットワークインタフェース23からユーザ情報提供要求を取得する。制御部25は、取得したユーザ情報提供要求に含まれる通信中ユーザや相手ユーザのユーザIDに基づいて公開メンバデータベース22を検索し、第三者に対する提供条件を確認する。制御部25は、第三者に対してユーザ情報の提供を許可している通信中ユーザや相手ユーザのユーザIDに基づいてユーザ情報データベース21を検索し、ユーザ情報データベース21から通信中ユーザや相手ユーザのユーザ情報を取得する。そして、制御部25は、取得したユーザ情報をネットワークインタフェース23に入力し、第三者端末に送信するよう指示することにより、通信中ユーザや相手ユーザのユーザ情報を第三者端末に提供する。
そして、制御部25は、第三者端末から送信される承諾通知や拒否通知を、ネットワークインタフェース23から取得する。制御部25は、承諾通知を取得した場合、通信中端末が第三者端末に対して発信することにより第三者端末との接続を要求しているときには、通信中端末から発信された呼を第三者端末に着信させるように交換機40に指示する。又、通信中端末が接続要求を送信することにより第三者端末との接続を要求しているときには、通信中端末及び第三者端末に対する呼を発生させ、発生させた呼を通信中端末及び第三者端末に着信させるように交換機40に指示する。
一方、制御部25は、拒否通知を取得した場合、通信中端末が第三者端末に対して発信することにより第三者端末との接続を要求しているときには、通信中端末から発信された呼の着信の中止を交換機40に指示する。制御部25は、着信や発呼の指示、着信中止の指示を作成してネットワークインタフェース23に入力し、交換機40に送信するよう指示することにより、交換機40に対して着信や発呼、着信中止を指示する。このようにして、制御部25は、通信中端末と第三者端末との接続を制御する。
更に、制御部25は、承諾通知を取得した場合には、相手端末に対する参加者通知を作成してネットワークインタフェース23に入力し、相手端末に送信するよう指示する。又、制御部25は、拒否通知を取得した場合には、通信中端末に対する拒否結果通知を作成してネットワークインタフェース23に入力し、通信中端末に送信するよう指示する。
具体的には、図1、図2に示すように、移動機10aと音声通話中の移動機10bが、移動機10cとの接続を要求し、移動機10cを音声通話に招待する。図1の場合、制御部25は、交換機40からの接続確認要求を、ネットワークインタフェース23から取得する。図2の場合、制御部25は、移動機10bからの接続要求を、ネットワークインタフェース23から取得する。接続確認要求、接続要求には、通信中ユーザであるユーザ1bのユーザID「090−2222−2222」と、第三者であるユーザ1cのユーザID「090−1111−1111」が含まれる。制御部25は、ユーザ1bのユーザID「090−2222−2222」に基づいて、ユーザ情報データベース21から、通信中ユーザの名前「ナンシー」、グループ「家族」、通信状態「音声通話中:090−3333−3333」を取得する。制御部25は、通信状態に含まれる相手ユーザのユーザID「090−3333−3333」に基づいて、相手ユーザの名前「トム」、グループ「家族」をユーザ情報データベース21から取得する。
そして、制御部25は、通信中端末と接続して、多数ユーザによる通信を行うことを要求する「多数ユーザ通信要求」を問い合わせとして作成し、ネットワークインタフェース23に入力する。多数ユーザ通信要求は、ユーザ1bが行っている通信に関する通信情報として、使用している通信手段「音声通話」、通信メンバ「トム、ナンシー」、通信メンバが属するグループ「家族」を含む。更に、多数ユーザ通信要求は、通信中ユーザや相手ユーザの詳細なユーザ情報を要求する「情報を見る」、通信中端末との接続を承諾して承諾通知を送信する「接続する」、通信中端末との接続を拒否して拒否通知を送信する「お断りする」という3つの選択肢を含む。その結果、制御部25は、図4(a)に示すような通信手段「音声通話」、通信メンバ「トム、ナンシー」、グループ「家族」、3つの選択肢「情報を見る」、「接続する」、「お断りする」を含む多数ユーザ通信要求を移動機10cに提供できる。そして、多数ユーザ通信要求が表示部14cに表示される。
ユーザ1cが「情報を見る」を選択すると、制御部25は、第三者であるユーザ1cのユーザIDと、通信中ユーザであるユーザ1bのユーザID、相手ユーザであるユーザ1aのユーザIDを含むユーザ情報提供要求を、ネットワークインタフェース23から取得する。制御部25は、公開メンバデータベース22において、ユーザ1a,1bのユーザIDに対応付けて登録されている公開メンバを確認する。制御部25は、ユーザ1cのユーザIDが公開メンバに含まれており、ユーザ1cが、ユーザ1a,1bのユーザ情報の提供が許可されていることを確認できる場合には、ユーザ1a,1bのユーザ情報をユーザ1cに提供する。
制御部25は、ユーザ1bのユーザID「090−2222−2222」に対応付けて登録されているユーザ1bの名前「ナンシー」、通信状態「音声通話中」、位置「横浜」、その他の状態「帰宅中」、通信手段の種類「音声電話OK、TV電話OK」をユーザ情報データベース21から取得する。制御部25は、取得したユーザ情報に基づいて詳細情報を作成し、ネットワークインタフェース23に入力する。その結果、制御部25は、図4(b)に示すようなユーザ1bの名前「ナンシー」、通信状態「音声通話中」、位置「横浜」、その他の状態「帰宅中」、通信手段の種類「音声電話OK、TV電話OK」を含む詳細情報を移動機10cに提供できる。そして、詳細情報が表示部14cに表示される。制御部25は、ユーザ1aのユーザ情報も同様にして提供する。
ユーザ1a,1bのユーザ情報を確認したユーザ1cが、招待を受け入れて参加することを決定し、「接続する」を選択すると、制御部25は承諾通知をネットワークインタフェース23から取得する。制御部25は、図1に示すように、移動機10bが移動機10cに対して発信することにより移動機10cとの接続を要求している場合には、移動機10bから発信された呼を移動機10cに着信させるように交換機40に指示する。その結果、移動機10bからの呼が移動機10cに着信し、移動機10bと移動機10cとが接続する。そして、移動機10cは、移動機10aと移動機10bとの音声通話に参加する。
制御部25は、図2に示すように、移動機10bが多数ユーザ接続サーバ20に対して接続要求を送信することにより移動機10cとの接続を要求している場合には、移動機10b及び移動機10cに対する呼を発生させ、発生させた呼を移動機10b及び移動機10cに着信させるように交換機40に指示する。その結果、移動機10b及び移動機10cに呼が着信し、移動機10bと移動機10cとが接続する。そして、移動機10cは、移動機10aと移動機10bとの音声通話に参加する。又、制御部25は、交換機40に対する指示の前に、移動機10aに参加者を通知する。制御部25は、ユーザ1cの名前など、参加者となった第三者の第三者情報を含む参加者通知を作成し、ネットワークインタフェース23に入力する。
〔通信方法〕
図1に示したように、第三者端末への発信により第三者端末との接続を要求する場合の通信方法の手順を、図5を用いて説明する。まず、移動機10bが、移動機10aに対して発信する(S101)。交換機40は、移動機10bからの呼を移動機10aに着信させる(S102)。移動機10aが、着信に対して応答する(S103)。交換機40は、移動機10aからの応答を受けて、移動機10aと移動機10bとの二者間の通話の制御を開始し(S104)、移動機10aと移動機10bが音声通話を開始する(S105)。ステップ(S104)以降、点線で囲まれるように、ステップ(S104)〜(S118)は、移動機10aと移動機10bとの音声通話中に行われる。
移動機10bは、ユーザ1cを含む第三者に関する第三者情報の提供を要求する第三者情報提供要求を、多数ユーザ接続サーバ20に送信する(S106)。多数ユーザ接続サーバ20は、要求された第三者情報の提供が許可されている公開メンバを確認する(S107)。多数ユーザ接続サーバ20は、ユーザ1bを公開メンバに含む第三者に関する第三者情報を移動機10bに提供する(S108)。移動機10bは、提供された第三者情報を確認し、移動機10cを通話に招待することを決定する(S109)。尚、ステップ(S108)の後、移動機10bは、多数ユーザ接続サーバ20に対して、更にユーザ1cに関する詳細情報を要求してもよい。この場合、多数ユーザ接続サーバ20は、第三者情報としてユーザ1cの詳細情報を移動機10bに提供する。そして、移動機10bは、ステップ(S109)に進み、提供されたユーザ1cの詳細情報を確認し、移動機10cを招待することを決定してもよい。
移動機10bは、移動機10cに対して発信することにより、移動機10cとの接続を要求する(S110)。交換機40は、移動機10bと移動機10cとを接続してもよいか否かを確認する接続確認要求を、多数ユーザ接続サーバ20に送信する(S111)。多数ユーザ接続サーバ20は、移動機10aと移動機10bが行っている音声通話に関する通信情報を含み、移動機10bとの接続の可否を問い合わせる問い合わせを、例えばHTTPにより移動機10cに送信する(S112)。移動機10cは、問い合わせに含まれる通信情報を確認し、移動機10aと移動機10bとの音声通話に参加することを決定する(S113)。尚、ステップ(S112)の後、移動機10cは、多数ユーザ接続サーバ20に対して、ユーザ1a,1bに関する詳細情報を要求してもよい。この場合、多数ユーザ接続サーバ20は、ユーザ1a,1bに関する詳細情報を移動機10cに提供する。そして、移動機10cは、提供された詳細情報を確認し、音声通話に参加することを決定してもよい。
移動機10cは、承諾通知を多数ユーザ接続サーバ20に送信する(S114)。多数ユーザ接続サーバ20は、移動機10aにユーザ1cが音声通話に参加することを通知する参加者通知を送信する(S115)。更に、多数ユーザ接続サーバ20は、交換機40に移動機10bからの呼を移動機10cに着信させるよう指示する(S116)。交換機40は、移動機10bからの呼を移動機10cに着信させる(S117)。そして、移動機10cが、着信に対して応答する(S118)。交換機40は、移動機10cからの応答を受けて、移動機10aと移動機10bと移動機10cとの三者間の通話の制御を開始し(S119)、移動機10cは移動機10aと移動機10bとの音声通話に参加する(S120)。以降、一点鎖線で囲まれるように、移動機10aと移動機10bと移動機10cとの音声通話が行われる。
次に、図2に示したように、多数ユーザ接続サーバ20に接続要求を送信することにより、第三者端末との接続を要求する場合の通信方法の手順を、図6を用いて説明する。ステップ(S101)〜(S109)と同様のステップ(S201)〜(S209)が行われる。尚、ステップ(S204)以降、点線で囲まれるように、ステップ(S204)〜(S220)は、移動機10aと移動機10bとの音声通話中に行われる。
ステップ(S209)に続き、移動機10bは、移動機10cとの接続を要求する接続要求を、例えばHTTPにより多数ユーザ接続サーバ20に送信する(S210)。次に、ステップ(S112)〜(S115)と同様のステップ(S211)〜(S214)が行われる。更に、多数ユーザ接続サーバ20は、交換機40に、移動機10b及び移動機10cに対する呼を発生させ、発生させた呼を移動機10b及び移動機10cに着信させるよう指示する(S215)。
交換機40は、移動機10b及び移動機10cに対する呼を発生させる(S216)。交換機40は、発生させた呼を移動機10b,10cに着信させる(S217)、(S218)。そして、移動機10b,10cが、着信に対して応答する(S219)、(S220)。交換機40は、移動機10b,10cからの応答を受けて、移動機10aと移動機10bと移動機10cとの三者間の通話の制御を開始し(S221)、移動機10cは移動機10aと移動機10bとの音声通話に参加する(S222)。以降、一点鎖線で囲まれるように、移動機10aと移動機10bと移動機10cとの音声通話が行われる。
〔効果〕
このような通信システム1、多数ユーザ接続サーバ20及び通信方法によれば、多数ユーザ接続サーバ20が、ユーザ情報を記憶しておき、通信中端末である移動機10bに第三者情報として提供できる。更に、多数ユーザ接続サーバ20は、移動機10bによる第三者端末である移動機10cとの接続の要求に基づいて、移動機10bと移動機10cとの接続を制御できる。移動機10bと移動機10cとが接続することにより、移動機10b、移動機10bと接続している移動機10a、移動機10cが接続される。そのため、通信中ユーザであるユーザ1bは、相手ユーザであるユーザ1aとの音声通話のような通信中に、第三者であるユーザ1cを通信に招待したい場合に、ユーザ1cに関するユーザ情報を、第三者情報として取得して確認できる。そして、ユーザ1bは、取得した第三者情報に基づいて、通信中にユーザ1cを移動機10a,10b間の通信に招待し、参加させることができる。よって、ユーザ1bは、例えば、第三者であるユーザ1cが希望する通信手段を用いた通信にユーザ1cを招待できる。
更に、制御部25は、接続の要求に基づいて移動機10bとの接続の可否を移動機10cに問い合わせ、その問い合わせに対する移動機10cからの応答に基づいて接続を制御する。そのため、多数ユーザ接続サーバ20は、ユーザ1cの意向も考慮して、移動機10bと移動機10cとの接続を制御できる。しかも、制御部25は、問い合わせを行うときに移動機10bが行っている通信に関する通信情報を移動機10cに提供する。そのため、招待されたユーザ1cは、通信情報を確認した上で移動機10bとの接続の可否について判断でき、通信に参加することができる。
又、移動機10bによれば、音声通話のような通信中に、多数ユーザ接続サーバ20に第三者情報の提供を要求して、ユーザ1cに関するユーザ情報を第三者情報として受信できる。そして、移動機10bは、通信中に移動機10cとの接続を多数ユーザ接続サーバ20に要求できる。そのため、通信中ユーザであるユーザ1bは、通信中に、ユーザ1cに関するユーザ情報を第三者情報として取得して確認できる。そして、ユーザ1bは、取得した第三者情報に基づいて、通信中にユーザ1cを移動機10a,10b間の通信に招待し、参加させることができる。
尚、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、ユーザ情報データベース21、公開メンバデータベース22、登録部24、制御部25は、別々のサーバに設けてもよい。又、上記実施の形態では、移動機10a,10b間で音声通話を行っているときに、移動機10cを音声通話に招待する場合を例にとって説明したが、本発明は、動画像通信を用いたテレビ電話による通話や、データ通信を用いたチャットなどの通信中に、移動機10cをテレビ電話による通話やチャットに招待する場合にも適用できる。又、移動機は、招待を一切受け付けないように設定することもできる。多数ユーザ接続サーバ20は、招待を一切受け付けないと設定した移動機に対する接続確認要求や接続要求を受信した場合には、接続できないことを通信中端末に通知する。
更に、多数ユーザ接続サーバ20は、第三者端末に問い合わせをすることなく、強制的に通信中端末と第三者端末とを接続してもよい。又、通信中端末は、複数の第三者端末との接続を要求し、複数の第三者端末を通信に招待してもよい。尚、多数ユーザ接続サーバ20は、複数の第三者端末との接続の要求を受けた場合に、交換機40や多数ユーザ接続サーバ20の処理能力や許容トラフィック量などにより制限される通信システム1が接続可能なユーザ数などに基づいて、一部の第三者端末との接続を拒否してもよい。
本発明の実施の形態に係る第三者端末への発信により第三者端末との接続を要求する場合の通信システムを示す図である。 本発明の実施の形態に係る多数ユーザ接続サーバへの接続要求の送信により、第三者端末との接続を要求する場合の通信システムを示す図である。 本発明の実施の形態に係る通信中端末の表示部を示す図である。 本発明の実施の形態に係る第三者端末の表示部を示す図である。 本発明の実施の形態に係る第三者端末への発信により第三者端末との接続を要求する場合の通信方法の手順を示すフロー図である。 本発明の実施の形態に係る多数ユーザ接続サーバへの接続要求の送信により、第三者端末との接続を要求する場合の通信方法の手順を示すフロー図である。
符号の説明
1 通信システム
10a,10b,10c 移動機
11b,11c 通信部
12b,12c 入力部
13b,13c 音声出力部
14b,14c 表示部
15b,15c 記憶部
16b,16c 制御部
20 多数ユーザ接続サーバ
21 ユーザ情報データベース
22 公開メンバデータベース
23 ネットワークインタフェース
24 登録部
25 制御部
30 ネットワーク
40 交換機
41 インタフェース
42 記憶部
43 制御部

Claims (7)

  1. 第三者に関する第三者情報を記憶する第三者情報記憶手段と、
    通信中端末からの第三者情報提供要求に基づいて、前記第三者情報を前記通信中端末に提供する第三者情報提供手段と、
    前記通信中端末による前記第三者端末との接続の要求に基づいて、前記通信中端末と第三者端末との接続を制御する接続制御手段と
    を備えることを特徴とする通信制御装置。
  2. 前記接続制御手段は、前記接続の要求に基づいて前記通信中端末との接続の可否を前記第三者端末に問い合わせ、該問い合わせに対する前記第三者端末からの応答に基づいて前記接続を制御することを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記第三者情報提供手段は、通信中ユーザに基づいて前記第三者情報の提供を制限することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信制御装置。
  4. 前記第三者情報提供手段は、前記第三者情報として、前記第三者の状態、又は、前記第三者端末が備える通信手段の種類の少なくとも1つを提供することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信制御装置。
  5. 第三者に関する第三者情報を提供し、通信中端末と第三者端末との接続を制御する通信制御装置に、通信中に前記第三者情報の提供を要求する第三者情報要求手段と、
    通信中に前記第三者情報を受信する受信手段と、
    通信中に前記通信制御装置に前記第三者端末との接続を要求する接続要求手段と
    を備えることを特徴とする端末装置。
  6. 第三者に関する第三者情報を記憶する第三者情報記憶手段と、
    通信中端末からの第三者情報提供要求に基づいて、前記第三者情報を前記通信中端末に提供する第三者情報提供手段と、
    前記通信中端末による第三者端末との接続の要求に基づいて、前記通信中端末と第三者端末との接続を制御する接続制御手段と
    を備えることを特徴とする通信システム。
  7. 通信中端末からの第三者情報提供要求に基づいて、第三者に関する第三者情報を前記通信中端末に提供し、
    前記通信中端末による第三者端末との接続の要求に基づいて、前記通信中端末と第三者端末との接続を制御することを特徴とする通信方法。
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