JP2007150261A - フォトダイオード素子及びフォトダイオードアレイ - Google Patents

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Abstract

【課題】短波長及び長波長の可視光線をそれぞれ高い効率で検出することのできるフォトダイオード素子及びこれを用いたフォトダイオードアレイを提供する。
【解決手段】本発明のフォトダイオード素子100は、p型シリコン半導体基板101上にn型埋込層106、真性型半導体層102、p型半導体層103及びn型ウェル層104を順次形成し、n型埋込層106と真性型半導体層102とp型半導体層103が長波長受光用のpin接合ダイオードとして機能し、p型半導体層103とn型ウェル層104が短波長受光用のpn接合ダイオードとして機能することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明はフォトダイオード素子に関し、特に短波長及び長波長の可視光線を高い効率で検出することのできる高品質の二重接合フォトダイオード素子及びこれを用いたフォトダイオードアレイに関する。
有無線超高速通信網による画像通信技術とデジタルカメラなどの画像入力及び認識器機の発達につれ、イメージ、カラーまたは照度(illuminance)センサーなどの光センサーに対する需要が増えている。光センサーは、光信号を検出して電気信号に変換するためにフォトダイオードを具備する。このような光センサー用フォトダイオードは、通常pn接合ダイオードまたはpin接合ダイオード構造を使用している。
pn接合ダイオードは、一般的なCMOS半導体工程で容易に製造でき、簡単な構造を有しているため広く使用されている。しかし、画素の高密度化により画像の大きさが減少するにつれて、pn接合構造を有するフォトダイオード素子の光感度は徐々に低下している。これにフォトダイオードの光感度向上のために受光領域(特に、受光深さ)を拡大させたpin接合ダイオードが使用されるに至った。一般的にフォトダイオードの光感度は水平的な受光面積と垂直的な受光深さに比例する。
近年では、より高い受光効率を得るために、諸波長に対する選別的な感応機能を有する光センサー用フォトダイオード素子が要求されている。このような選別的な感応機能を有する光センサー用フォトダイオードを使用することによって、多重波長の同時検出が可能となり、受光面積対比光感度が高くなる。
図1はpn接合ダイオードの構造を有する従来のフォトダイオード素子の一例を概略的に示す断面図である。図1を参照すると、フォトダイオード素子10は、p型シリコン半導体基板11に形成されたn−ウェル層13を含んでいる。p型シリコン半導体基板11の一部とn−ウェル層13はpn接合ダイオード14を形成する。pn接合ダイオード14の近辺には金属ライン17を含む回路部19が形成されている。p型シリコン半導体基板11の上には透明な誘電体層15が配置されており、その誘電体層15内には特定波長の光のみを通過させるカラーフィルター21が形成されている。
フォトダイオード素子10が光を受けると、カラーフィルター21を通過した光はpn接合ダイオード14で過剰キャリアを生成する。その生成された過剰キャリアによって電流または電圧が変化し、それによりフォトダイオード素子10から電気信号が出力される。しかし、pn接合ダイオード14は比較的低い光感度を有しているため、光を高効率で検出することは難しい。特にpn接合ダイオード14は通常1乃至3μmの深さで空乏層が形成されるので、6μm以上の吸収深さを有する長波長可視光(赤色及び緑色可視光)に対する光効率が低いという問題点を有している。
図2は、pin接合ダイオード構造を有する従来のフォトダイオード素子の他の例を示す断面図である。図2を参照すると、フォトダイオード素子20はp型シリコン半導体基板11の上に形成された真性型エピタキシャル層22とn−ウェル層23とを含んでいる。真性型エピタキシャル層22の上には誘電体層25が形成されている。p型シリコン半導体基板11の一部と、真性型エピタキシャル層22と、n−ウェル層23とは、pin接合ダイオード24を形成する。このようにi領域、即ち真性型エピタキシャル層22を配置させることによって、フォトダイオードの空乏領域の厚さが増加し、これにより光感度を高めることが可能となる。しかしながら、このようなフォトダイオード素子20一つだけでは短波長と長波長の光を分けて同時に検出することはできない。
図3は、従来の光センサー用フォトダイオードアレイを示すブロック図である。図3を参照すると、光センサー50は赤(R)、緑(G)、青(B)の光を検出するためのフォトダイオードアレイ30と、電流信号を電圧信号に変換する前置増幅器(Trans Impedance Amplifier(TIA))40とを備えている。従来のフォトダイオードアレイ30を使用して赤、緑、青の光を各々検出するためには、少なくとも3つのフォトダイオード素子が必要である。即ち、赤色光フィルターを有するフォトダイオード素子31と、緑色光フィルターを有するフォトダイオード素子32及び青色光フィルターを有するフォトダイオード素子33とが要求される。このような要求はフォトダイオードアレイ30の占有面積を増加させ、画素の高密度化または光センサー器機の小型化を制限してしまう。
本発明は、上述した問題点を解決するためのものであり、本発明の目的は短波長及び長波長の可視光をそれぞれ高い効率で検出することのできるフォトダイオード素子を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、各波長帯の可視光をより高い効率で検出することが可能であり、占有面積を減少させることのできるフォトダイオードアレイを提供することである。
上述した技術的課題を達成するために、本発明に係るフォトダイオード素子は、第1導電型の半導体基板と、前記半導体基板上に形成された第2導電型埋込層と、前記第2導電型埋込層上に形成された真性型半導体層と、前記真性型半導体層上に形成された第1導電型半導体層と、前記第1導電型半導体層上に形成された第2導電型ウェル層とを備え、前記第2導電型埋込層、前記真性型半導体層及び前記第1導電型半導体層は長波長受光用のpin接合ダイオードとして機能し、前記第1導電型半導体層と前記第2導電型ウェル層は短波長受光用のpn接合ダイオードとして機能することを特徴とする。ただし、上記長波長の光は緑色乃至赤色の可視光に該当し、上記短波長の光は青色の可視光に該当する。
ここで、好ましくは上記第1導電型はp型であり、上記第2導電型はn型である。また、好ましくは上記真性型半導体層と上記第1導電型半導体層はエピタキシャル層である。さらに、好ましくは上記半導体基板はシリコン基板であり、上記第2導電型埋込層、上記真性型半導体層、上記第1導電型半導体層及び上記第2導電型ウェル層はシリコン半導体で形成される。
本発明の実施形態によると、上記フォトダイオード素子は、上記第1導電型半導体層から上記真性型半導体層を介して上記第2導電型埋込層へ接続され、上記第2導電型埋込層へのコンタクト(contact)を提供する第2導電型の垂直拡散領域(vertical diffused region)をさらに含むことを特徴とする。
また、好ましくは上記第2導電型ウェル層の接合深さは0.1乃至0.2μmである。さらに、好ましくは上記第1導電型半導体層と真性型半導体層との間の境界の深さは1乃至1.5μmである。また、好ましくは上記真性型半導体層と第2導電型埋込層との間の境界の深さは5乃至7μmである。さらに、好ましくは上記第2導電型埋込層と上記半導体基板との間の境界の深さは8乃至10μmである。
また、好ましくは上記第2導電型ウェル層のドーピング濃度は1×1019乃至3×1019cm−3である。さらに、好ましくは上記第1導電型半導体層のドーピング濃度は5×1016乃至5×1017cm−3である。また、好ましくは上記真性型半導体層のドーピング濃度は1×1013乃至1×1014cm−3である。さらに、好ましくは上記第2導電型埋込層のドーピング濃度は1×1018乃至3×1018cm−3である。また、好ましくは上記半導体基板のドーピング濃度は1×1015乃至1×1016cm−3である。
本発明の他の目的を達成するために、本発明に係るフォトダイオードアレイは、少なくとも一つのカラーフィルターと、少なくとも2つの上記した本発明によるフォトダイオード素子を具備する。このようなフォトダイオードアレイを使用すると、赤色、緑色、青色波長別により向上した光感度と光効率が得られる。
本発明の一実施形態によると、フォトダイオードアレイは、赤色光フィルターと第1フォトダイオード素子を備えた第1受光素子と、緑色光フィルターと第2フォトダイオード素子を備えた第2受光素子と、青色光フィルターと第3フォトダイオード素子を備えた第3受光素子とを備えている。ここで、第1乃至第3フォトダイオード素子は上記した本発明のフォトダイオード素子である。
本発明の他の実施形態によると、フォトダイオードアレイは、緑色光フィルターと第1フォトダイオード素子とを備えた緑色光検出用の第1受光素子と、カラーフィルターなしで第2フォトダイオード素子のみを備えた赤色光及び青色光検出用の第2受光素子とを含んでいる。ここで、第1及び第2フォトダイオード素子は上記した本発明のフォトダイオード素子である。
本発明によると、短波長検出用のpn接合ダイオードと長波長検出用のpin接合ダイオードを一つのフォトダイオード素子に集積させることによって、短波長の可視光と長波長の可視光を高い効率で同時に検出することが可能となる。このようなフォトダイオード素子を使用することによって、より小さな面積を有する高効率のフォトダイオードアレイを実現することができる。これにより、カラーセンサー、イメージセンサー又は照度センサーなどの光センサーをより容易に小型化させることができ、画像を高密度化させることが可能となる。
本発明によれば、浅いpn接合ダイオードと深いpin接合ダイオードを一つの半導体基板に集積することによって、短波長可視光と長波長可視光を選別的に高い光効率で検出することが可能である。
さらに、本発明によるフォトダイオード素子をフォトダイオードアレイに応用することで、光センサー用フォトダイオードアレイの光感度及び光出力を向上させることができる。また、アレイの占有面積を減少させることによって、画素の高密度化及び光センサー器機の小型化に貢献できる。
以下、添付した図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。しかし、本発明の実施形態は様々な異なる形態に変形することができ、本発明の範囲が以下に説明する実施形態に限定されるものではない。本発明の実施形態は当業界において平均的な知識を有する者にとって本発明をより完全に説明するために提供されるものである。
図4は本発明の一実施形態に係るフォトダイオード素子の構造を示す断面図である。このフォトダイオード素子100はシリコン基板の半導体素子に該当する。図4を参照すると、フォトダイオード素子100は、p型シリコン半導体基板101と、その上に形成されている真性型(即ち、i型)エピタキシャル層102及びp型エピタキシャル層103とを備えている。ここで 、真性型エピタキシャル層102は必ずしも厳密な意味、すなわちドーピングされなかった真性半導体(intrinsic semiconductor)である必要はなく、通常1015cm−3以下のドーピング濃度を有する半導体がこれに該当する。
p型シリコン半導体基板101と真性型エピタキシャル層102の間にはn型埋込層(n−type buried layer)106が形成されており、p型エピタキシャル層103内の上部にはn型ウェル層104が形成されている。また、n型の垂直拡散領域(vertical diffused region)116がp型エピタキシャル層103から真性型エピタキシャル層102を介してn型埋込層106に延長して接続されている。このn型垂直拡散領域116はn型埋込層106へのコンタクト(contact)を提供する。
上記n型埋込層106、真性型(i型)エピタキシャル層102及びp型エピタキシャル層103はpin接合ダイオードを形成する。後述するように、このpin接合ダイオードは半導体基板の深い領域に配置されて緑色光及び赤色光の長波長可視光線を検出する。また、上記p型エピタキシャル層103及びn型ウェル層104はpn接合ダイオードを形成する。このpn接合ダイオードは半導体基板の浅い領域に配置されて青色光の短波長可視光線を検出する。
p型エピタキシャル層103とn型ウェル層104から成るpn接合ダイオードは、接合界面付近で一定の厚さの空乏領域(図4でのI領域)を形成する。pn接合ダイオードに入射した光のうちの短波長可視光は、主に上記I領域で吸収され電子正孔対(electron−hole pairs)を生成する。このようにI領域に入射した短波長可視光によって生成された電子と正孔は、外部印加電圧による電場によって移動して短波長可視光に対応するフォト生成電流(photo generation current)を出力する。このフォト生成の電流は端子Vを通して電気的信号として検出される。
一方、n型埋込層106と、真性型エピタキシャル層102及びp型エピタキシャル層103とを含むpin接合ダイオードは、真性型エピタキシャル層102の近辺で厚い空乏領域(図4でのII領域)を形成する。pin接合ダイオードに入射した光(特に、緑色及び赤色波長帯の長波長可視光)は主に上記II領域で吸収されて電子正孔対を生成する。このようにII領域に入射した長波長可視光によって生成された電子と正孔は、外部印加電圧による電場によって移動して長波長可視光によるフォト生成電流を生成する。このフォト生成電流は、垂直拡散領域116及び端子Vを通して電気的信号として検出される。
このように、シリコン基板の浅い領域と深い領域にそれぞれpn接合ダイオードとpin接合ダイオードとを形成することによって、フォトダイオード素子100は二重接合(double junction)構造を有することになる。後述するように、このような二重接合構造中、浅いpn接合ダイオードは短波長受光領域を形成し、深いpin接合ダイオードは長波長受光領域を形成する。
一般的にシリコン半導体に入射した光は、波長によって異なる吸収深さの特性を現す。即ち、青色波長帯(460nm付近)の短波長可視光線はシリコン基板の浅い領域(約1μm程度の深さ)で吸収され、緑色波長帯(540nm付近)の長波長可視光線は深い領域(約3μm程度の深さ)で吸収され、赤色波長帯(650nm付近)の長波長可視光線はシリコン基板のさらに深い領域(約6μmまたはその以上の深さ)で吸収される。
このような吸収深さの特性を利用することによって、上記フォトダイオード100は、浅いI領域(pn接合ダイオードの空乏領域)において短波長可視光に対する高い感度を現し、深いII領域(pin接合ダイオードの空乏領域)において長波長可視光に対する高い感度を現す。即ち、浅いI領域は短波長可視光(青色)に敏感な受光領域として作用し、深いII領域は長波長可視光(赤色及び緑色)に敏感な受光領域として作用する。これにより上記フォトダイオード素子100は、短波長と長波長の可視光線を別々に同時に高効率で検出することが可能となる。
図4に示しているように、n型ウェル層104の上には透明な誘電体層105が形成され得る。この誘電体層105の上には必要に応じて有機物質から成るカラーフィルター(図示せず)を塗布することもできる。このカラーフィルターは特定波長帯の光のみを透過させ、特定波長帯の光(または光信号)に対する選択的検出を可能にする。例えば、緑色光フィルターは緑色の光信号のみを透過させ、そのフィルターの下のフォトダイオードで緑色の光信号のみを検出できるようにする。
図5は、本発明の実施形態に係るフォトダイオード素子の深さによるドーピング濃度プロファイルを示すグラフである。図4乃至図5を参照すると、n型ウェル層104はp型エピタキシャル層103の上部に約0.1乃至0.2μmの浅い接合(shallow junction)で形成されている。好ましくは、n型ウェル層104は電極形成のための抵抗減少のために約1×1019乃至3×1019cm−3のドーピング濃度を有する。p型エピタキシャル層103は約1乃至1.5μmの深さで形成され(即ち、p型エピタキシャル層103と真性型エピタキシャル層102との間の境界の深さが1乃至1.5μmである)、好ましくは、5×1016乃至5×1017cm−3のドーピング濃度を有する。
上記浅いn型ウェル層104とp型エピタキシャル層103によって形成されるpn接合ダイオードの空乏領域(I領域)の殆どは深さ1.2μm以下のp型エピタキシャル層103の部分内に形成される。前述したように短波長可視光(青色)の吸収深さが約1μm程度であるので、I領域は短波長可視光に対する効果的な受光領域として作用する。
図4及び図5を参照すると、真性型エピタキシャル層102は約5乃至7μmの深さで形成され(即ち、真性型エピタキシャル層102とn型埋込層106との間の境界の深さは5乃至7μmである)、好ましくは1×1013乃至1×1014cm−3のドーピング濃度を有する。真性型エピタキシャル層102はn型及びp型不純物のいずれからドーピングされても構わない。また、n型埋込層106は約8乃至10μmの深さで形成され(即ち、n型埋込層106とp型半導体基板101との間の境界の深さは8乃至10μmである)、好ましくは1×1018乃至3×1018cm−3の濃度を有する。また、好ましくは、上記p型シリコン半導体基板101のドーピング濃度は1×1015乃至1×1016cm−3である。
上記p型エピタキシャル層103と、真性型エピタキシャル層102と、n型埋込層106によって形成されるpin接合ダイオードの空乏領域(II領域)の殆どは深さ1乃至7μm範囲内の真性型エピタキシャル層102の領域内に形成される。前述したように長波長可視光(赤色及び緑色)の吸収深さが約3〜6μm程度であるため上記II領域は長波長可視光に対する効果的な受光領域として作用する。
次に、図6を参照して本発明のフォトダイオード素子による電子及び正孔の生成及びキャリア流れの原理を説明する。図6は本発明の一実施形態に係るフォトダイオード素子のエネルギーバンドギャップ構造を示す図である。特に、図6は動作時のフォトダイオード素子のエネルギーバンドギャップ構造とキャリア(電子及び正孔)の流れを示している。図6のエネルギーバンドダイヤグラムにおいて、Eは伝導帯(conduction band)のエッジを示し、Eは価電子帯(valence band)のエッジを示す。実際動作時、フォトダイオード素子内のpnまたはpin接合ダイオードは、通常のフォトダイオードと同様に、逆方向にバイアスされる。
図6に示しているように、n型ウェル層104とp型エピタキシャル層103で構成されたpn接合ダイオードは空乏領域(領域)を形成する。逆方向電圧印加時(フォトダイオード素子動作時)、I領域の殆どは深さ1.2μm以内のp型エピタキシャル層103の部分に形成され、青色光の短波長可視光を吸収する。I領域で吸収された短波長可視光は電子正孔対を生成し、その生成された電子(e−)は接合を超えてn型ウェル層104の電極に移動する。また、生成された正孔(h+)は接合を超えてp型エピタキシャル層103に移動する。このようなキャリア流れは下記の式(1)に示すような短波長フォト電流(Iph_short)を生成するようになる。
(数1)
ph_short = q・A(L + Wshort + L)GLshort (1)
ここで、qは電子の電荷の大きさで、Aはpn接合ダイオードの断面積で、Wshortは空乏領域(I領域)の厚さである。また、L及びLは各々電子と正孔の拡散距離を表し、GLshortは短波長可視光に対する電子正孔の生成率を表す。
上記式(1)において、GLshortは深さ1μm以上では非常に小さな値を有するので、空乏領域(I領域)の厚さであるWshortは1μm以内の値を有することが好ましい。従って、p型エピタキシャル層103の厚さは約1μm程度に限定されて約5×1016乃至5×1017cm−3のドーピング濃度を有することが好ましい。また、Wshortはn型ウェル層104の接合深さによって減少され得るので、n型ウェル層104の接合深さを最小となるように浅い接合(shallow junction)でn型ウェル層104を形成することが好ましい。
また、図6に示しているように、p型エピタキシャル層103、真性型エピタキシャル層102及びn型埋込層106で構成されたpin 接合ダイオードは、空乏領域(II領域)を形成する。逆方向電圧印加時(フォトダイオード素子動作時)、II領域の殆どは深さ1乃至7μm範囲内の真性型エピタキシャル層102の領域内に形成され、緑色光及び赤色光の長波長可視光を吸収する。II領域で吸収された長波長可視光は電子正孔対を生成し、その生成された電子(e−)は接合(junction)を超えてn型埋込層106の電極に移動する。また、生成された正孔(h+)は接合を超えてp型エピタキシャル層103に移動する。このようなキャリアの流れは下記の式(2)のような長波長フォト電流(Iph_long)を生成するようになる。
(数2)
ph_long = q・A'(L + Wlong + L)GLlong (2)
ここで、qは電子の電荷の大きさで、A'はpin接合ダイオードの断面積で、Wlongは空乏領域(II領域)の厚さである。また、L及びLはそれぞれ電子と正孔の拡散距離を示し、GLlongは長波長可視光に対する電子正孔の生成率を示す。上記式(2)において、WlongはLとLに比して非常に大きいためにLとLは無視することができる。したがって、式(2)は下記の式(3)のように簡略化して表すことができる。
(数3)
ph_long = q・A'×Wlong×GLlong (3)
この式(3)において、Wlongは真性型エピタキシャル層102の厚さとほぼ同じであると考えられる。従って、長波長可視光に対するフォト電流(Iph_long)は真性型エピタキシャル層102の厚さに比例して増加する。また、真性型エピタキシャル層102のドーピング濃度が1×1013cm−3のように非常に低い場合、高い電子正孔の生成率(GLlong)を得ることができる。
以上説明したように本実施形態によると、pn接合ダイオードとその下部のpin接合ダイオードが結合されることで、n−p−i−n形態の新たなフォトダイオード素子構造が形成される。この新たな形態のフォトダイオード素子構造は、従来のフォトダイオード素子と異なって、短波長と長波長可視光をそれぞれ効果的に同時に検出することができる。また、本実施形態によるフォトダイオード素子では、pn接合ダイオードとpin接合ダイオードを最適化することによって、短波長可視光に対する光効率と長波長可視光に対する光効率を非依存的に(相互独立的に)適切に制御することができる。
第一に、短波長可視光に対する光効率は上部のpn接合ダイオード構造の最適化により好適な値を有することができる。短波長の可視光(青色)は殆ど1μm深さ以内の領域で吸収されるので、pn接合ダイオードの空乏領域をこの領域内に形成させることが好ましい。より高い濃度と、より浅い深さを有するn型ウェル層104は短波長可視光に対する光効率を増大させる。
p型エピタキシャル層103は、上部のpn接合ダイオードと下部のpin接合ダイオードの共通アノード(common anode)の役目を果たす。したがって、アノード電極の抵抗特性を考慮して、p型エピタキシャル層103は 1017cm−3程度のドーピング濃度を有することが好ましい。また、p型エピタキシャル層103の厚さは、短波長可視光と長波長可視光を選別的に検出するために、約1μm程度であることが好ましい。仮にn型ウェル層104の下のp型エピタキシャル層103の部分の厚さが2μm以上であると、上部のpn接合ダイオードは短波長の可視光だけでなく長波長の可視光も吸収するようになるので、光の選別検出特性が低下する恐れがある。
第2に、長波長可視光に対する光効率は下部のpin接合ダイオード構造の最適化により好適な値を有することができる。長波長の可視光(緑色及び赤色)は殆ど6μm深さ以内の領域で吸収されるので、pin接合ダイオードの光吸収領域を形成する真性型エピタキシャル層102を深さ1乃至7μmの領域に配置することが好ましい。このように真性型エピタキシャル層102の位置と厚さを適切に選択することによって、長波長可視光に対する光効率を最適化させることができる。結局、短波長可視光と長波長可視光に対して相互干渉現象なしに光効率の最適化が可能となる。
本発明によるフォトダイオード素子は、イメージまたはカラーセンサーなどの光センサーで赤色、緑色及び青色光検出のためのフォトダイオードアレイに効果的に使用することができる。光センサー用フォトダイオードアレイへの応用例等が図7及び図8に示す。
図7は、本発明の一実施形態に係る光センサー用フォトダイオードアレイを示すブロック図であり、赤色、緑色及び青色光フィルターを使用したフォトダイオードアレイの一例を示す。図7を参照すると、イメージまたはカラーセンサーなどの光センサー500は赤(R)、緑(G)、青(B)の光を検出するためのフォトダイオードアレイ300と、電流信号を電圧信号に変換する前置増幅器(TIA)400とを備えている。フォトダイオードアレイ300は、少なくとも3つのフォトダイオード素子(第1乃至第3フォトダイオード素子)を具備する。この第1乃至第3 フォトダイオード素子は、前述した実施形態によるn−p−i−n構造のフォトダイオード素子である。
フォトダイオードアレイ300は、赤色光フィルター及び第1フォトダイオード素子を具備した第1受光素子310と、緑色光フィルター及び第2フォトダイオード素子を具備した第2受光素子320と、青色光フィルター及び第3フォトダイオード素子を具備した第3受光素子330とを含んでいる。一つの受光素子(310、320または330)内に一つのフォトダイオード素子のみを使用する必要はなく、より大きい出力を得るために一つの受光素子内に複数個のフォトダイオード素子を使用することができる。
各受光素子310、320、330のカラーフィルターを透過した特定波長帯の光は、そのフィルターの下のフォトダイオード素子によって検出される。即ち、赤色光フィルター及び緑色光フィルターを通過した赤色光及び緑色光は、各々第1受光素子310及び第2受光素子320内にあるフォトダイオード素子(n−p−i−n構造を有する)の深いpin接合ダイオードによって高い光効率で検出される。また、青色光フィルターを通過した青色光は第3受光素子330の中にあるフォトダイオード素子の浅いpn接合ダイオードによって高い光効率で検出される。
このようにアレイ300内の各フォトダイオード素子は前述したn−p−i−n構造を有するので、各波長別に高い光感度と光効率を現す。従って、フォトダイオードアレイ300の全体的な光効率と検出感度が高くなる。フォトダイオードアレイ300の全体的な検出感度が高いので、各受光素子が複数個のフォトダイオード素子を具備する場合、各受光素子はより少ない個数のフォトダイオード素子を使用すればよい。これにより、フォトダイオードアレイ全体の占有面積が減少し、光センサー器機の小型化に寄与できる。
図8は、本発明の他の実施形態に係る光センサー用フォトダイオードアレイを示すブロック図であり、緑色光フィルターのみを使用したフォトダイオードアレイの一例を示す。図8を参照すると、光センサー5000はフォトダイオードアレイ3000と前置増幅器(TIA)4000とを備えている。フォトダイオードアレイ3000は、少なくとも2つのフォトダイオード素子(第1及び第2フォトダイオード素子)を具備する。第1及び第2フォトダイオード素子は、前述した実施形態によるn−p−i−n構造のフォトダイオード素子である。
フォトダイオードアレイ3000は、緑色光フィルター及び第1フォトダイオード素子を具備した第1受光素子3100と、フィルターなしに第2フォトダイオード素子を具備した第2受光素子3200とを含む。より大きな出力を得るために一つの受光素子(3100または3200)内に複数個のフォトダイオード素子を使用することもできる。第1受光素子3100の緑色光フィルターを透過した緑色光は、そのフィルターの下の第1フォトダイオード素子によって高い光効率で検出される。
第2受光素子3200は、特定波長帯の可視光のみを透過させるカラーフィルターを含まない。その代わりに第2受光素子3200内のフォトダイオード素子は、本発明によるn−p−i−nの二重接合構造を有しているので、長波長及び短波長をそれぞれ選別的に光検出することが可能である。即ち、第2受光素子3200に入射した光中の青色光の短波長可視光(青色光)は、第2フォトダイオード素子の浅いpn接合ダイオードによって検出される。また、第2受光素子3200に入射した光中の長波長可視光(赤色光及び緑色光)は、第2フォトダイオード素子の深いpin接合ダイオードによって上記短波長とは別に検出される。
しかも、緑色光フィルターを有する第1受光素子3100によって緑色光のみを選別して検出することができるので、長波長領域にある緑色光と赤色光もそれぞれ区別して検出することができる。即ち、第2受光素子3200のpin接合ダイオードによって検出された長波長可視光(緑色乃至赤色の可視光)の光量から第1受光素子3100によって検出された緑色光の光量を差引くことで、第2受光素子3200によって検出された長波長可視光中の赤色光の光量のみを別に得ることが可能となる。
つまり、赤色光及び青色光は第2受光素子3200内の第2フォトダイオード素子のpin接合ダイオードとpn接合ダイオードによってそれぞれ高い光効率で検出される。また、緑色光は第1受光素子3100の第1フォトダイオード素子(特に、第1フォトダイオード素子のpin接合ダイオード)によって高い光効率で検出される。本実施形態によると、赤、緑及び青色光の各々の検出のために少なくとも2つのフォトダイオード素子だけが必要であるため、フォトダイオードアレイ3000の占有面積を著しく減少することができる。これにより、画素の高密度化及び光センサー器機の小型化に大きく貢献できる。
前述した実施形態での半導体基板及び半導体層(または領域)の導電型を逆にすることで、p−n−i−p構造の二重接合フォトダイオード構造を形成することもできる。即ち、p型半導体基板101の代りにn型半導体基板を用いて各エピタキシャル層102、103と、ウェル層104と、拡散領域116及び埋込層106の導電型を逆にすることで、上述したフォトダイオード素子と同様に選別的な高効率光検出の特性を有するフォトダイオード素子を実現することができる。
本発明は上述した実施形態及び添付された図面によって限定されるものではなく、添付された請求範囲によって限定し、請求範囲に記載された本発明の技術的思想を外れない範囲内において多様な形態の置換、変形及び変更が可能であることは当該技術分野の通常の知識を有する者にとって自明である。
従来のフォトダイオード素子の構造を示す断面図である。 従来の他の例によるフォトダイオード素子の構造を示す断面図である。 従来の光センサー用フォトダイオードアレイの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るフォトダイオード素子の構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るフォトダイオード素子の深さによるドーピング濃度のプロファイルを示すグラフである。 本発明の一実施形態に係るフォトダイオード素子のエネルギーバンドギャップ構造を示す図である。 本発明の一実施形態に係る光センサー用フォトダイオードアレイの構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態に係る光センサー用フォトダイオードアレイの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10、20、31、32、33、100、310、320、330、3100、3200 フォトダイオード素子
11、101 p型シリコン半導体基板
13、23、104 n型ウェル層
14 pn接合ダイオード
15、25、105 誘電体層
17 金属ライン
19 回路部
21 カラーフィルター
22、102 真性型エピタキシャル層
24 pin接合ダイオード
50、500、5000 光センサー
30、300、3000 フォトダイオードアレイ
40、400、4000 前置増幅器
103 p型エピタキシャル層
106 n型埋込層
116 垂直拡散領域

Claims (17)

  1. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された第2導電型埋込層と、
    前記第2導電型埋込層上に形成された真性型半導体層と、
    前記真性型半導体層上に形成された第1導電型半導体層と、
    前記第1導電型半導体層上に形成された第2導電型ウェル層とを備え、
    前記第2導電型埋込層、前記真性型半導体層及び前記第1導電型半導体層は長波長受光用のpin接合ダイオードとして機能し、前記第1導電型半導体層と前記第2導電型ウェル層は短波長受光用のpn接合ダイオードとして機能することを特徴とするフォトダイオード素子。
  2. 前記第1導電型はp型であり、前記第2導電型はn型であることを特徴とする請求項1に記載のフォトダイオード素子。
  3. 前記真性型半導体層と前記第1導電型半導体層は、エピタキシャル層であることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のフォトダイオード素子。
  4. 前記半導体基板はシリコン基板であり、前記第2導電型埋込層、前記真性型半導体層、前記第1導電型半導体層及び前記第2導電型ウェル層をシリコン半導体で形成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフォトダイオード素子。
  5. 前記第1導電型半導体層から前記真性型半導体層を介して前記第2導電型埋込層へ接続され、前記第2導電型埋込層へのコンタクトを提供する第2導電型の垂直拡散領域をさらに含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のフォトダイオード素子。
  6. 前記第2導電型ウェル層の接合深さは、0.1乃至0.2μmであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のフォトダイオード素子。
  7. 前記第1導電型半導体層と前記真性型半導体層との間の境界の深さは、1乃至1.5μmであることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のフォトダイオード素子。
  8. 前記真性型半導体層と前記第2導電型埋込層との間の境界の深さは、5乃至7μmであることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のフォトダイオード素子。
  9. 前記第2導電型埋込層と前記半導体基板との間の境界の深さは、8乃至10μmであることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のフォトダイオード素子。
  10. 前記第2導電型ウェル層のドーピング濃度は、1×1019乃至3×1019cm−3であることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のフォトダイオード素子。
  11. 前記第1導電型半導体層のドーピング濃度は、5×1016乃至5×1017cm−3であることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のフォトダイオード素子。
  12. 前記真性型半導体層のドーピング濃度は、1×1013乃至1×1014cm−3であることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のフォトダイオード素子。
  13. 前記第2導電型埋込層のドーピング濃度は、1×1018乃至3×1018cm−3であることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のフォトダイオード素子。
  14. 前記半導体基板のドーピング濃度は、1×1015乃至1×1016cm−3であることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載のフォトダイオード素子。
  15. 一つ以上のカラーフィルターと、
    2つ以上のフォトダイオード素子を含み、
    前記フォトダイオード素子の各々は、第1導電型の半導体基板と、前記半導体基板上に形成された第2導電型埋込層と、前記第2導電型埋込層上に形成された真性型半導体層と、前記真性型半導体層上に形成された第1導電型半導体層と、前記第1導電型半導体層上に形成された第2導電型ウェル層とを備え、
    前記第2導電型埋込層、前記真性型半導体層及び前記第1導電型半導体層は長波長受光用のpin接合ダイオードとして機能し、前記第1導電型半導体層と前記第2導電型ウェル層は短波長受光用のpn接合ダイオードとして機能することを特徴とするフォトダイオードアレイ。
  16. 前記一つ以上のカラーフィルターは赤色光フィルター、緑色光フィルター及び青色光フィルターであり、
    前記2つ以上のフォトダイオード素子は第1乃至第3フォトダイオード素子であり、
    前記赤色光フィルターと前記第1フォトダイオード素子は赤色光検出用の第1受光素子を形成し、
    前記緑色光フィルターと前記第2フォトダイオード素子は緑色光検出用の第2受光素子を形成し、
    前記青色光フィルターと前記第3フォトダイオード素子は青色光検出用の第3受光素子を形成することを特徴とする請求項15に記載のフォトダイオードアレイ。
  17. 前記一つ以上のカラーフィルターは緑色光フィルターであり、
    前記2つ以上のフォトダイオード素子は第1及び第2フォトダイオード素子であり、
    前記緑色光フィルターと前記第1フォトダイオード素子は緑色光検出用の第1受光素子を形成し、
    前記第2フォトダイオード素子はカラーフィルターを備えずに赤色光及び青色光検出用の第2受光素子を形成することを特徴とする請求項15に記載のフォトダイオードアレイ。
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