JP2007149462A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】プラグとリセプタクルを簡単に接続でき、カップリングリングを回動してプラグとリセプタクルを相互に離間させるコネクタを提供する。
【解決手段】プラグ1は外筒11の内周に一対の突起11a・11bを設けている。リセプタクル2は突起11a・11bが軸方向に挿入されて係合する一対の第1弾性片2a・2aを設けている。突起11aと第1弾性片2aが係合してプラグ1とリセプタクル2の接続を可能としている。リセプタクル2は、外筒11を回動すると突起11aがプラグ1を離反する方向に移動させる軌道溝2aを設けている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気接続用のコネクタに関する。特に、基本的に円筒形であり、円形の嵌合部をもつ丸形コネクタに関する。例えば、丸形コネクタは、一方のコネクタがリセプタクルであって、他方のコネクタがプラグで構成されている。
例えば、このような丸形コネクタとして、外筒(いわゆる、カップリングリング)を回動させて係合動作を案内する回転ガイド付きコネクタが知られている。リセプタクルには端部の外周面におねじが形成され、このおねじに係合可能なめねじを形成した回転リングが、プラグの外周に取り付けられている。そして、リセプタクルとプラグを対向され、回転リングを回転させるとおねじとめねじが係合し、リセプタクルとプラグが近接して電気的及び機械的に接続される。又、回転リングを逆回転させると、リセプタクルとプラグコネクタが離反して電気的及び機械的な接続が解除される。
前述のねじ結合する回転ガイド付きコネクタは、回転リングを回転させて接続又は離反しているが、回転リングを回転させるだけでは接続状況が分かりにくいため、接続が十分でない中途半端な状態になりうるという問題がある。そして、電気的な接続状態が分かりやすく、又、中途半端な接続状態を困難とすることが可能な回転ガイド付きコネクタが発明されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1による回転ガイド付きコネクタは、外筒を回動させることによって、位置決め突起とガイド溝とが係合して、充電器側のプラグを蓄電池側のリセプタクルに近接させており、このときに、複数の条溝とプランジャ機構により外筒と内筒とを所定の位置関係で係止させている。一方、この位置関係は、プラグ及びリセプタクルにおける電源端子と信号端子との接続状況に対応した係止位置としてあるので、外部から見た回転状況が前記端子の接続状況を表わせるようになっている、としている。
特開平6−302356号公報
図12は、特許文献1による回転ガイド付きコネクタを適用した充電器側のプラグの斜視外観図である。本願の図12は、特許文献1の図1に対応している。図13は、特許文献1による蓄電器側のリセプタクルの斜視外観図である。本願の図13は、特許文献1の図2に対応している。
図12において、充電器側のプラグ80は、円柱状の内筒81の外周に円筒状の外筒82が回動自在にかつ前後動不能に配設されている。内筒81の一端側の開口には、充電用電力を供給する電源端子81a・81b及び、充電に関する情報を伝達する信号端子82a・82bが配設されている。プラグ80は、電源端子81a・81bを信号端子82a・82bよりも僅かに長めに形成している。又、内筒81の他端には、内部で電源端子81a・81b及び信号端子82a・82bに接続された電線が延出している。
内筒81において電線が延出される後端部分はグリップ部83となっている。グリップ部83を含めて内筒81の外周には、軸線方向に配向した三つの円弧状の条溝84a〜84cが形成されている。外筒82は、内筒81の前端部分の周囲に配設されている。この前端側の内周面には、一端を当外筒82の前端に開口する螺旋状のガイド溝821が形成されている。ガイド溝821は略90度の角度の範囲内に形成されており、この90度分のピッチが相互のコネクタの断続に必要な長さとなっている。
外筒82の後端側には、外方に突出する指あて部823を形成され、指あて部823はプランジャ機構822を内蔵している。プランジャ機構822は、指あて部823の内部で径方向に形成されて内周面に連通する筒部と、当該筒部内に収容されたボールと、前記筒部内で前記ボールを内周面に向けて付勢する圧縮コイルばね(以下、スプリングという)で構成されている。前記ボールは当該筒部の内径よりも僅かに小さめで条溝84a〜84cと係止可能な径としてある。
外筒82の中程には、下面の半円部分にわたる溝状のばね軌道溝(図示せず)が形成されている。当該ばね軌道溝内には前記スプリングが収容されている。当該スプリングの一端は、ばね軌道溝の一端側にビスで固定され、当該スプリングの他端は、内筒81の最下面部分にビスで固定されている。一方、内筒81の側には90度ぐらいの範囲に亘り回転規制溝(図示せず)が形成されており、これに対応して外筒82にも先端を前記回転規制溝内に進入する回転抑制ピン826を配設している。なお、回転抑制ピン826が前記回転規制溝内で回動可能な範囲は、前記ばね軌道溝内で前記スプリングが90度の範囲に亘って伸縮される範囲となっている。
図13において、蓄電池側のリセプタクル90は、平板状のサドル91と、サドル91から突出する端子部92で構成されている。端子部92の開口内には、電源端子81a・81b及び信号端子82a・82b(図9参照)と対面する位置に、電源端子91a・91b及び信号端子92a・92bが配設されている。リセプタクル90は、電源端子91a・91bを信号端子92a・92bよりも僅かに長めに形成している。
端子部92の周縁部分には、円筒状のフード部93が形成されている。フード部93は、電源端子91a・91b及び信号端子92a・92bの周囲を囲み込むと共に、内筒910に対面して突出されている。フード部93の上方には、ガイド溝821内に進入可能な位置決め突起921が形成されている。サドル91の上部には、フード部93の開口を覆蓋する防水キャップ95が回動可能に取り付けてある。
特許文献1による回転ガイド付きコネクタは、カップリングリングを正逆回動させることによって、プラグとリセプタクルを相互に着脱している。プラグとリセプタクルを相互に軸方向に近接して、嵌合(接続)できるようにすることにより、従来の回転操作より早く容易に接続できて便利である。例えば、プラグとリセプタクルが正しく接続されたかは、嵌合時のクリック感で確認される構造とすることが考えてもよい。
一方、カップリングリングを回動した後に、プラグとリセプタクルを相互に離反する方向に移動して、プラグとリセプタクルを離間させる構造とすれば、相互の信号端子が離脱した後に、相互の電源端子が離脱する前に電源を落とす時間を確保することも可能となる。そして、相互の電源端子が離脱時に、スパークが発生することを防止するので、電源端子の劣化を防ぐことができる。このように、プラグとリセプタクルを相互に軸方向に近接して接続し、カップリングリングを回動して、プラグとリセプタクルを相互に離間させる回転ガイド付きコネクタが望まれる。そして、これらのことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような問題に鑑み、プラグとリセプタクルを相互に軸方向に近接して接続でき、カップリングリングを回動してプラグとリセプタクルを相互に離間させる回転ガイド付きのコネクタを提供することを目的とする。
発明者は、上記目的を満たすため、一方のコネクタはカップリングリングの内周に突起を設け、他方のコネクタは前記突起が軸方向に挿入されて係合するランスを設け、相互のコネクタの接続を可能とし、他方のコネクタは、カップリングリングを回動すると、突起が一方のコネクタが離反する方向に移動させる軌道溝を設ける構造とし、以下のような新たな回転ガイド付きのコネクタを発明した。
(1) 一方のコネクタと他方のコネクタが相互に着脱可能なコネクタであって、前記一方のコネクタは、円筒状の外筒と、この外筒の内周内に回動可能に保持される略円柱状の第1ハウジングと、この第1ハウジングに保持されて前記外筒の一端側の開口内に収容される第1端子群と、を備え、前記他方のコネクタは、前記外筒の一端側の開口に挿入可能な略円筒状の接続端部を有する第2ハウジングと、この接続端部内に収容されて前記第1端子群と接続される第2端子群と、を備え、前記外筒は、当該外筒の一端側の内壁から隆起される一つ以上の突起を有し、前記接続端部の外周に前記突起を案内する軌道溝が設けられ、この軌道溝は、軸方向と平行に当該接続端部の一端から他端に向う第1直線軌道溝を含み、前記突起を係止するために槍状の第1弾性片が前記第1直線軌道溝の終端側に設けられ、前記他方のコネクタに対して前記一方のコネクタを挿入すると、前記突起が前記第1弾性片に係止されて当該一方のコネクタと当該他方のコネクタが接続され、前記他方のコネクタに対して前記一方のコネクタを回動して抜去すると、当該一方のコネクタと当該他方のコネクタが相互に離脱されるコネクタ。
(1)の発明によるコネクタは、一方のコネクタが、円筒状の外筒と略円柱状の第1ハウジング及び第1端子群を備えている。第1ハウジングは、外筒の内周内に回動可能に保持されている。第1端子群は、第1ハウジングに保持されて外筒の一端側の開口内に収容されている。又、他方のコネクタは、第2ハウジングと第2端子群を備えている。第2ハウジングは、外筒の一端側の開口に挿入可能な略円筒状の接続端部を有している。第2端子群は、接続端部内に収容されている。第2端子群は第1端子群と接続される。そして、一方のコネクタと他方のコネクタが相互に着脱可能である。
一方のコネクタはプラグでよく、他方のコネクタはリセプタクルであってよい。プラグは、通常、可動部分であり、ケーブル又は取り外し可能なサブアッセンブリに取り付けられる。一方、リセプタクルは、通常、パネル、ボード、フレームなどに取り付けられる固定側をいう。このようなリセプタクルは、パネル取付形コネクタとも呼ばれる。
多極のプラグは、通常、めすコンタクトが挿入されている。例えば、めすコンタクトは、おすコンタクトを受入れ、その内面で電気的接続をするコンタクトと定義されている。めすコンタクトは、ピンコンタクトと結合するソケットコンタクト、又は、タブコンタクトと結合するリセプタクルコンタクトなどのタイプがある。一方、多極のリセプタクルは、通常、おすコンタクトが挿入されている。例えば、おすコンタクトは、めすコンタクトの中に入り、その外面で電気的接続をするコンタクトと定義されている。おすコンタクトは、ピン、ポスト、タブなどのタイプがある。
しかし、めすコンタクトが挿入されているコネクタであるから、プラグとされるわけではなく、おすコンタクトが挿入されているコネクタであるから、リセプタクルとされるわけではない。例えば、プラグにおすコンタクトが挿入されてもよく、リセプタクルにめすコンタクトが挿入されてもよい。後述するように、第1及び第2端子群は、複数の電源端子(コンタクト)及び信号端子(コンタクト)を備えている。これら電源端子及び信号端子は、一方がめすコンタクトでよく、他方がおすコンタクトでよく、雌雄が区別されない板状のコンタクトであってもよい。そして、プラグはリセプタクルと接続する。ここで、接続するとは機械的及び電気的に接続することであってよい。
一方のコネクタは、例えば、電線が接続される多極の丸形コネクタであってよく、略円柱状の第1ハウジングを備えている。他方のコネクタは、例えば、パネル(シャーシを含む)に取り付けられ多極の丸形コネクタであってよく、略円筒状の接続端部を有している。ここで、第1及び第2ハウジングは絶縁性を有してよく、非導電性の材料からなるハウジングのことであってよく、例えば、合成樹脂材料を成型して、所望の形状の絶縁性ハウジングを得ることができる。第1ハウジングと第2ハウジングは、同材質の絶縁体であってもよく、互いに異なる材質の絶縁体であってもよい。
例えば、外筒は、導電性を有する金属体であってもよく、非導電性を有する絶縁体であってもよい。例えば、合成樹脂材料を成型して、円筒形状の外筒を得ることができる。一方のコネクタを軽量とするために、外筒は比重の小さいアルミニウムが使用されてもよく、外筒は第1ハウジングと同材質の合成樹脂材料が使用されてもよい。しかし、外筒は、第1ハウジングと同材質の絶縁体に限定されるものではない。
第1ハウジングは外筒の内周内に回動可能に保持されているとは、第1ハウジングが外筒の内周内の軸方向に移動しないように保持されている態様を含み、例えば、第1ハウジングは、いわゆる、はめ殺しにより外筒に組み込まれてもよい。回動とは、所定角度分だけ正逆方向に円運動することであって、第1ハウジングを固定側とし、外筒を回動側としたときに、第2ハウジングに嵌合される位置から解除される位置まで外筒が回動する。例えば、第1ハウジングに対して外筒が必要角度以上に回動しないように、第1ハウジングの外周と外筒の内周に相互に段差を設けて、外筒の回動角度を規制してもよい。コネクタの挿入及び引抜きのために用いられる円筒状の外筒は、カップリングリングと呼ばれている。
例えば、外筒の一端側は円形の開口を有し、この円形開口を有する円柱状の開口内に第1端子群が収容されている。ここで、第1端子群が収容されているとは、第1ハウジングに第1端子群が挿入、保持、収納などにより配置され、第1端子群の一端部、すなわち、第2端子群と接続される部分が、外筒内の空間に配置されることを含んでよい。
第2ハウジングは、接続端部の外径が外筒の内径より僅かに小さく、例えば、接続端部と外筒は着脱自在なはめ合いが好ましい。接続端部は、外筒の一端部側に挿入される所定の長さを有している。接続端部が略円筒状であるとは、この接続端部の外周に後述する軌道溝が設けられ形状を含み、軌道溝を除く接続端部の外周が外筒の内周に摺動する。又、例えば、接続端部の一端部は開口され、接続端部内に第2端子群の一部が突出するように収容される。例えば、パネルに固定するために、接続端部の他端部側に平板状のサドルを設けてもよい。
そして、(1)の発明によるコネクタは、外筒が、当該外筒の一端側の内壁から隆起される一つ以上の突起を有している。又、接続端部の外周に、突起を案内する軌道溝が設けられている。軌道溝は、軸方向と平行に接続端部の一端から他端に向う第1直線軌道溝を含んでいる。
例えば、突起は、外筒の一端側の内壁から円柱状に隆起されてよく、外筒の一端側の内壁から四角柱状に隆起されてもよい。そして、突起は、外筒の軸中心に向って隆起される。突起は、一つであってもよく、対向するように一対(二つ)でもよく(後述する)、円周上に等間隔に三つ以上設けられてもよい。外筒を回動するに当り、突起を対向するように一対に設けることが、バランスがとれて好ましく、一方、突起を三つ以上設けることは、突起を案内する軌道溝を形成するために、第2ハウジングの外径にも依存するが、スペース上の制約が有りえる。
後述するように、軌道溝は、軸方向と平行に接続端部の端面の反対側から接続端部の端面に至る第2直線軌道溝を含んでよく、第1直線軌道溝の終端と第2直線軌道溝の始端を連通し、接続端部の端面の反対側から接続端部の端面側に進む螺旋溝を含んでよい。
例えば、軌道溝が形成される接続端部は、曲線又は直線輪郭の接触面を有する動節(カム)と考えてもよく、突起が隆起される外筒は、カムの輪郭曲面と接触する従動節と考えてもよく、接続端部と外筒はカム装置を構成している、と考えることもできる。そして、接続端部と外筒は、立体カムを構成しているということもできる。一般に、立体カムは、カムの軸線を中心とした回転体の表面上に曲線に沿って溝が切られ、この溝に案内される従動節に特定の運動を与えることができる。本発明による立体カムは、回転体が円筒である、いわゆる円筒カムに区分される。
例えば、軌道溝は方形に形成され、この方形溝の対向する両側壁が突起の外周を案内する。突起の先端は、例えば、軌道溝の底面に当接しつつスライドするようにしてもよい。突起の先端と軌道溝の底面に微小の間隙が設けられてもよい。そして、後述する第1及び第2弾性片と微小突起などが、軌道溝の底面における所定の位置に設けられる。
例えば、突起は、結合時に一対のコネクタを案内するためにキー溝に噛み合うキーとしても機能しており、第1直線軌道溝は、誤挿入防止や極性をもたせるためのキー溝として機能する。そして、突起と第1直線軌道溝を位置合わせして、他方のコネクタに対して一方のコネクタを挿入することができる。
例えば、第1直線軌道溝に挿入された突起は、第1直線軌道溝の終端側に設けられた第1弾性片を乗り越えるまでは、第1直線軌道溝の始端側に戻ることができる。すなわち、他方のコネクタに対して一方のコネクタを抜去することができる。第1直線軌道溝の終端に至った突起は、螺旋溝に移動することが可能となる。
ここで、螺旋溝は接続端部の端面の反対側から接続端部の端面側に進むとは、外筒を固定側として、接続端部の端面の反対側から観たときに、螺旋溝が時計方向に回り前進する、つる巻き線形のめねじ、いわゆる右ねじが接続端部の外周に形成されていることであってよく、接続端部、すなわち他方のコネクタを固定側とし、外筒を反開口側から観たときに、当該外筒を反時計方向に回動すると、他方のコネクタに対して一方のコネクタが離反する方向に螺旋運動すべく、螺旋溝が接続端部の外周に形成されていることであってよい。
このように、外筒を一方向に回動すると、突起が螺旋溝に案内されて、他方のコネクタに対して一方のコネクタが離反する方向に移動できる。そして、突起は螺旋溝の終端に至ることができる。なお、突起は、螺旋溝の終端に至るまでは、螺旋溝の始端側に戻ることも可能としている。突起が螺旋溝の終端、すなわち第2直線軌道溝の始端に至ると、他方のコネクタに対して一方のコネクタを軸方向と平行に引抜くことができる。
又、(1)の発明によるコネクタは、突起を係止するために槍状の第1弾性片が第1直線軌道溝の終端側に設けられている。他方のコネクタに対して一方のコネクタを挿入すると、突起が第1弾性片に係止されて一方のコネクタと他方のコネクタが接続される。他方のコネクタに対して一方のコネクタを回動して抜去すると、一方のコネクタと他方のコネクタが相互に離脱される。
例えば、第1弾性片は、第1直線軌道溝の始端から終端に向けて隆起する斜面が形成されてよく、この斜面は第1直線軌道溝の底面と連続しており、斜面の先端は突起に係止すべく段差が形成されている。突起が第1弾性片に当接すると、第1弾性片は弾性変形されて撓む。突起が第1弾性片を乗り越えて第1直線軌道溝の終端に至ると、第1弾性片が復帰して、突起が槍状の第1弾性片に係止される。このような槍状の弾性片は、ときにランスと呼ばれる。そして、突起の逆行を防止できる。
又、突起はディテント(Detent)と考えてもよく、第1弾性片の後段に設けられる第1直線軌道溝の終端(形状としては凹部)は、インデント(Indent)と考えてもよく、このディテントとこのインデントでロック機構を構成していると考えてもよい。そして、一方のコネクタと他方のコネクタの正しい結合関係が維持される。他方のコネクタに対して一方のコネクタを回動して、更に離反する方向に一方のコネクタを抜去すると、一方のコネクタと他方のコネクタが相互に離脱される。
このように、(1)の発明によるコネクタは、一方のコネクタと他方のコネクタを相互に軸方向に近接して、嵌合(接続)できるようにすることにより、従来の回転操作より早く容易に接続できて便利である。突起が第1弾性片を乗り越えて第1直線軌道溝の終端に至ると、第1弾性片の復帰によるクリック音又はクリック感を感知することも可能であり、一方のコネクタと他方のコネクタが正しく接続されたことを、クリック音又はクリック感で確認できる。
一方、(1)の発明によるコネクタは、外筒を回動した後に、一方のコネクタと他方のコネクタを相互に離反する方向に移動して、一方のコネクタと他方のコネクタを離間させる構造としているので、第1及び第2端子群に含まれる相互の信号端子が離脱した後に、第1及び第2端子群に含まれる相互の電源端子が離脱する前に電源を落とす時間を確保することも可能となる。そして、相互の電源端子が離脱時に、スパークが発生することを防止するので、電源端子の劣化を防ぐことができる。
例えば、一方のコネクタ又は他方のコネクタ側に、相互の信号端子が接続解除されたことを検知する検知回路を設け、この検知回路の送信信号により作動するハードウェアスイッチ又はソフトウェアスイッチで電源端子に供給される電源を落とす、いわゆる、オートパワーオフができる。例えば、(1)の発明によるコネクタは、外筒を回動する途中で相互の信号端子が離反され、オートパワーオフの処理に要する時間は、手動操作により相互の電源端子が切り離される時間は、より数段に短く、相互の電源端子が機械的に断絶する前に、電源を落とすことが可能になる。
(2) 一方のコネクタと他方のコネクタが相互に着脱可能なコネクタであって、前記一方のコネクタは、円筒状の外筒と、この外筒の内周内に回動可能に保持される略円柱状の第1ハウジングと、この第1ハウジングに保持されて前記外筒の一端側の開口内に収容される第1端子群と、を備え、前記他方のコネクタは、前記外筒の一端側の開口に挿入可能な略円筒状の接続端部を有する第2ハウジングと、この接続端部内に収容されて前記第1端子群と接続される第2端子群と、を備え、前記外筒は、当該外筒の一端側の内壁から弾性を有して突出される一つ以上の突起を有し、前記接続端部の外周に前記突起を案内する軌道溝が設けられ、この軌道溝は、軸方向と平行に当該接続端部の一端から他端に向う第1直線軌道溝を含み、前記突起を係止するために段差を有する楔状隆起部が前記第1直線軌道溝の終端側に設けられ、前記他方のコネクタに対して前記一方のコネクタを挿入すると、前記突起が楔状隆起部に係止されて当該一方のコネクタと当該他方のコネクタが接続され、前記他方のコネクタに対して前記一方のコネクタを回動して抜去すると、当該一方のコネクタと当該他方のコネクタが相互に離脱されるコネクタ。
(2)の発明によるコネクタは、(1)の発明によるコネクタが外筒の一端側の内壁から隆起される一つ以上の突起を有していたのに対し、外筒の一端側の内壁から弾性を有して突出される一つ以上の突起を有している点が異なっている。又、(2)の発明によるコネクタは、(1)の発明によるコネクタが突起を係止するために槍状の第1弾性片が第1直線軌道溝の終端側に設けられていたのに対し、突起を係止するために段差を有する楔状隆起部が第1直線軌道溝の終端側に設けられている点が異なっている。
すなわち、(1)の発明によるコネクタが、外筒内壁に固定された突起からなるディテントであったの対し、(2)の発明によるコネクタは、外筒内壁から弾性を有して突出される突起からなるディテントと考えてよい。又、(1)の発明によるコネクタは、第1弾性片の後段に設けられる第1直線軌道溝の終端がインデントを構成していたのに対し、(2)の発明によるコネクタは、第1直線軌道溝から楔状に隆起される楔状隆起部の後段に設けられる第1直線軌道溝の終端がインデントを構成していると考えてよい。そして、このディテントとこのインデントでロック機構を構成していると考えてよい。
例えば、外筒の一端側の内壁に舌片を設け、この舌片は、外筒の反開口側から開口側に向けて中心軸方向に傾斜配置される。この舌片の基端部は、外筒の一端側の内壁に片持ち状に弾性支持される。そして、舌片の先端部に突起が設けられる。
例えば、楔状隆起部は、第1直線軌道溝の始端から終端に向けて隆起する斜面が形成されてよく、この斜面は第1直線軌道溝の底面と連続しており、斜面の先端は突起に係止すべく段差が形成されている。突起が楔状隆起部に当接すると、舌片は弾性変形されて撓む。突起が楔状隆起部を乗り越えて第1直線軌道溝の終端に至ると、舌片が復帰して、突起が楔状隆起部の段差に係止される。このような舌片は、ときにランスと呼ばれる。そして、突起の逆行を防止できる。
このように、(2)の発明によるコネクタは、突起を係止するために段差を有する楔状隆起部が前記第1直線軌道溝の終端側に設けられている。他方のコネクタに対して一方のコネクタを挿入すると、突起が段差を有する楔状隆起部に係止されて一方のコネクタと他方のコネクタが接続される。他方のコネクタに対して一方のコネクタを回動して、更に離反する方向に抜去すると、一方のコネクタと他方のコネクタが相互に離脱される。
(3) 前記軌道溝は、軸方向と平行に前記接続端部の端面の反対側から当該接続端部の端面に至る第2直線軌道溝と、前記第1直線軌道溝の終端と前記第2直線軌道溝の始端を連通し、前記接続端部の端面の反対側から当該接続端部の端面側に進む螺旋溝と、を含んでいる(1)又は(2)記載のコネクタ。
(4) 前記螺旋溝の始端近傍に微小突起が設けられ、この微小突起は前記第1直線軌道溝の終端に至った前記突起が前記螺旋溝に移動することを抑制する(3)記載のコネクタ。
例えば、微小突起は、螺旋溝の底面から堰を設けるように半円柱状又は山脈状に隆起される。例えば、突起が第1直線軌道溝の終端に至った状態では、外筒に回転力を付与しない限り、外筒(突起)は微小突起に阻止されて、一方のコネクタと他方のコネクタの結合状態が維持される。突起が微小突起を乗り越える強い力で外筒を回転することにより、突起が螺旋溝に移動して、一方のコネクタと他方のコネクタの離反運動が開始される。なお、螺旋溝の始端と第1直線軌道溝の終端は、同じ部位であってよく、突起は直線運動から螺旋運動に変換される。
このように、螺旋溝の始端近傍に微小突起が設けられているので、外筒に回転力を付与しない限り、一方のコネクタと他方のコネクタの結合状態が維持される。なお、この微小突起が設けられていることより、外筒を回転する当初は強いトルクが触覚され、突起が微小突起を乗り越えると、前記トルクが減じられていくことが触覚されるという効果も期待できる。
(5) 前記螺旋溝の終端近傍に槍状の第2弾性片が設けられ、この第2弾性片は前記第2直線軌道溝の始端に至った前記突起が前記螺旋溝に戻ることを防止する(3)又は(4)記載のコネクタ。
例えば、第2弾性片は、螺旋溝の始端から終端に向けて隆起する斜面が形成されてよく、この斜面は螺旋溝の底面と連続しており、斜面の先端以降は突起に係止すべく段差が形成されている。突起が第2弾性片に当接すると、第2弾性片は弾性変形されて撓む。突起が第2弾性片を乗り越えて第2直線軌道溝の始端に至ると、第2弾性片が復帰して、突起が螺旋溝に戻ることを防止する。このような第2弾性片は、ときにランスと呼ばれる。なお、螺旋溝の終端と第2直線軌道溝の始端は、同じ部位であってよく、突起は螺旋運動から直線運動に変換される。
(6) 前記一方のコネクタは、一端が前記外筒の他端側に係止され、他端が前記第1ハウジングの他端側に係止される一つ以上の圧縮コイルばねを備え、この圧縮コイルばねは、前記螺旋溝に係合される前記突起が前記第1直線軌道溝側に向けて回転するように付勢している(3)から(5)のいずれかに記載のコネクタ。
(6)の発明によるコネクタは、一方のコネクタと他方のコネクタが離脱途中に、すなわち、突起が螺旋溝に係合途中に、外筒を解放すると圧縮コイルばねの付勢力で一方のコネクタと他方のコネクタが結合状態に戻ることが可能になる。なお、圧縮コイルばねは、外筒と第1ハウジングが離反しないように力を付勢している機能も有している。圧縮コイルばねは、一つであってもよく、対向するように一対(二つ)でもよく、円周上に等間隔に三つ以上設けられてもよい。外筒に回転力を与えるに当り、圧縮コイルばねは一対に設けることが、バランスがとれて好ましい。
(7) 前記第1端子群は、複数の第1電源端子及び第1信号端子を含み、前記第2端子群は、複数の第2電源端子及び第2信号端子を含み、前記第1及び第2電源端子同士と前記第1及び第2信号端子同士は、非同時に前後して接続が解除するように配置され、前記突起が前記螺旋溝を移動途上では、前記第1及び第2信号端子同士の接続状態は解除されるが前記第1及び第2電源端子同士は接続状態を維持し、前記突起が前記第2直線軌道溝を移動途上で、前記第1及び第2電源端子同士の接続状態が解除される(3)から(6)のいずれかに記載のコネクタ。
(7)の発明によるコネクタは、第1端子群が複数の第1電源端子及び複数の第1信号端子を含んでいる。又、第2端子群が複数の第2電源端子及び複数の第2信号端子を含んでいる。そして、第1及び第2電源端子同士と第1及び第2信号端子同士は、非同時に前後して接続が解除するように配置されている。
第1及び第2電源端子は電力を伝達するための端子(コンタクト)であってよく、第1及び第2電源端子が相互に接続されることにより、電力を伝達できる。例えば、この電力は、バッテリーから供給される直流電源であってもよい。第1及び第2信号端子は電気的な信号を伝達するための端子(コンタクト)であってよく、第1及び第2信号端子が相互に接続されることにより、電気信号を伝達できる。例えば、この電気信号はアクチュエータを制御する制御信号であってもよい。このような、電源、電気信号などの2種類以上のコンタクトを含むコネクタは、ハイブリッドコネクタ(Hybrid Connector)と呼ばれている。
例えば、第1ハウジングの一部は、コンタクトキャビティを有する複数の四角柱状片が外筒内に突出配置され、この四角柱状片内に第1電源端子となる音叉形コンタクト(二股コンタクトとも言われる)が配置されてもよい。例えば、第1電源端子は電線を圧着する圧着コンタクトであってもよい。一方、第2ハウジングの一部は、四角柱状片と嵌合する複数の筒状片が開口内に配置され、この筒状片内部に第2電源端子となるピンコンタクトが配置されてもよい。例えば、第2電源端子は電線を圧着する圧着コンタクトであってもよい。そして、第1電源端子と第2電源端子が挿抜される。
例えば、第1ハウジングの一部は、平板状片が外筒内に突出配置され、この平板状片の表面に第1信号端子となる複数の板状コンタクトが配列される。例えば、第1信号端子の端末はフラットケーブルが接続されてもよい。一方、第2ハウジングの一部は、平板状片が開口内に配置され、この平板状片に第2信号端子となる複数のカンチレバーコンタクトが配列される。例えば、第2信号端子の端末はフラットケーブルが接続されてもよい。そして、第1信号端子と第2信号端子が挿抜される。
そして、(7)の発明によるコネクタは、突起が螺旋溝を移動途上では、第1及び第2信号端子同士の接続状態は解除されるが、第1及び第2電源端子同士は接続状態を維持している。突起が第2直線軌道溝を移動途上で、第1及び第2電源端子同士の接続状態が解除される。
例えば、把持部にモニターランプを設けて、第1及び第2電源端子同士の接続状態と非接続状態の違いを表示するようにしてもよい。
(8) 前記一つ以上の突起は二つからなり、当該突起は、前記外筒の一端側の内壁に対向するように一対に設けられる(1)から(7)のいずれかに記載のコネクタ。
前述したように、外筒を回動するに当り、外筒の一端側の内壁に突起を対向するように一対に設けることが、バランスがとれて好ましい。ここで、バランスがとれるとは、例えば外筒の中心軸の軸ずれが発生しないように力のバランスがとれることを含み、一対の突起を案内する軌道溝が接続端部の外周にバランスよく配置されることを含んでいる。例えば、実施製品における接続端部の外径は3〜4cmと考えられ、軌道溝を等間隔に三つ以上設けることは困難と考えられるが、大口径の接続端部を有するコネクタであれば、軌道溝を等間隔に三つ以上設けることは制約されない。
(9) 前記外筒の他端側は、当該外筒の一端側より外径の大きい把持部を形成している(1)から(8)のいずれかに記載のコネクタ。
この把持部を指で掴みやすいように、把持部に軸方向と平行する複数の条溝を設けてもよい。
本発明によるコネクタは、一方のコネクタと他方のコネクタを相互に軸方向に近接して、接続できるようにすることにより、従来の回転操作より早く容易に接続できて便利である。突起が第1弾性片を乗り越えて第1直線軌道溝の終端に至ると、第1弾性片の復帰によるクリック感を感知することも可能であり、一方のコネクタと他方のコネクタが正しく接続されたことをクリック感で確認できる。
一方、本発明によるコネクタは、外筒を回動した後に、一方のコネクタと他方のコネクタを相互に離反する方向に移動して、一方のコネクタと他方のコネクタを離間させる構造としている。第1及び第2端子群に含まれる相互の信号端子が離脱した後に、第1及び第2端子群に含まれる相互の電源端子が離脱する前に電源を落とす時間を確保することも可能となる。そして、相互の電源端子が離脱時に、スパークが発生することを防止するので、電源端子の劣化を防ぐことができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明によるコネクタの一実施形態を示す斜視外観図である。図1は、一方のコネクタ(以下、プラグという)と、他方のコネクタ(以下、リセプタクルという)が対向配置されている。図2は、前記実施形態によるコネクタの斜視外観図である。図2は、図1のプラグ及びリセプタクルを縦断面としている。図3は、前記実施形態によるプラグの斜視外観図である。図4は、前記実施形態によるリセプタクルの斜視外観図である。図5は、前記実施形態によるコネクタの斜視外観図である。図5は、プラグとリセプタクルが接続した状態図である。
図6は、前記実施形態によるコネクタの斜視外観図である。図6は、図1と異なる方向からコネクタを観ている。図7は、前記実施形態によるコネクタの縦断面図である。図7は、プラグとリセプタクルが接続した状態図である。図8は、前記実施形態によるコネクタの縦断面図である。図8は、プラグとリセプタクルが離反途中の状態図である。図9は、前記実施形態によるコネクタの縦断面図である。図9は、プラグとリセプタクルが離反した状態図である。
図10は、他の実施形態によるプラグの斜視外観図である。図11は、他の実施形態によるリセプタクルの斜視外観図である。
最初に、本発明によるコネクタの構成を説明する。図1又は図2において、プラグ1は、円筒状の外筒11と略円柱状の第1ハウジング12及び第1端子群13を備えている。第1ハウジング12は、外筒11の内周内に回動可能に保持されている。第1端子群13は、第1ハウジング12に保持されて外筒11の一端側の開口内に収容されている。又、リセプタクル2は、第2ハウジング22と第2端子群23を備えている。第2ハウジング22は、外筒11の一端側の開口に挿入可能な略円筒状の接続端部21を有している。第2端子群23は、接続端部21内に収容されている。第2端子群23は第1端子群13と接続される。そして、コネクタ100は、プラグ1とリセプタクル2が相互に着脱可能である。
図1又は図2において、プラグ1は、電線が接続される多極の丸形コネクタであって、略円柱状の第1ハウジング12を備えている。リセプタクル2は、例えば、パネルに取り付けられ多極の丸形コネクタであって、略円筒状の接続端部21を有している。第1及び第2ハウジング12・22は絶縁性を有してよく、非導電性の材料からなるハウジングのことであってよく、合成樹脂材料を成型して、図1又は図2に示された形状の絶縁性ハウジングを得ることができる。第1ハウジング12と第2ハウジング22は、同材質の絶縁体であってもよく、互いに異なる材質の絶縁体であってもよい。プラグ1を軽量とするために、外筒11は第1ハウジング12と同材質の合成樹脂材料を使用した。
図2において、第1ハウジング12は外筒11の内周内の軸方向に移動しないように保持されている。外筒11は所定角度分だけ正逆方向に円運動する。第1ハウジング12を固定側とし、外筒11を回動側としたときに、第2ハウジング22に嵌合される位置から解除される位置まで外筒11を回動することができる。図2において、第1ハウジング12に対して外筒11が必要角度以上に回動しないように、第1ハウジング12の外周と外筒11の内周に相互に段差が設けられ、外筒11の回動角度が規制されている。
図3において、外筒11の一端側は円形の開口を有し、この円形開口を有する円柱状の開口内に第1端子群13が収容されている。図4において、第2ハウジング22は、接続端部21の外径が外筒11の内径より僅かに小さく、接続端部21と外筒11は着脱自在なはめ合いとなっている(図2参照)。接続端部21は、外筒11の一端部側に挿入される所定の長さを有している。接続端部21の一端部は開口され、接続端部21内に第2端子群23の一部が突出するように収容されている(図2参照)。図3において、パネルに固定するために、接続端部21の他端部側に平板状のサドルを設けてもよい。
図2において、外筒11の一端側の内壁から隆起される一対の円柱状の突起11a・11bを有している。突起11aと突起11bは同じものであるが、説明の便宜上、符号を付して区別した。又、図1において、接続端部21の外周に、一対の突起11a・11bを案内する一対の軌道溝21a・21bが設けられている。軌道溝21aは、軸方向と平行に接続端部21の端面からこの端面の反対側に向う第1直線軌道溝211を含んでいる。又、軌道溝21aは、軸方向と平行に接続端部21の端面の反対側から接続端部21の端面に至る第2直線軌道溝212を含んでいる。更に、軌道溝21aは、第1直線軌道溝211の終端と第2直線軌道溝212の始端を連通する螺旋溝213を含んでいる。螺旋溝213は、接続端部21の端面の反対側から接続端部21の端面側に進んでいる。なお、軌道溝21bは、前述と同様に構成されているので、以下、説明を省略する場合がある。
次に、図面を参照して本発明によるコネクタの作用を説明する。
図1及び図2において、一対の軌道溝21a・21bが形成される接続端部21は、曲線又は直線輪郭の接触面を有する動節(カム)と考えてもよく、一対の突起11a・11bが隆起される外筒11は、カムの輪郭曲面と接触する従動節と考えてもよく、接続端部21と外筒11はカム装置を構成している、と考えることもできる。
図1に示されるように、軌道溝21aは方形に形成され、方形の軌道溝21aの対向する両側壁が突起11aの外周を案内する(図2参照)。突起11aの先端は、例えば、軌道溝21aの底面に当接しつつスライドするようにしてもよい。突起11aの先端と軌道溝21aの底面に微小の間隙が設けられてもよい。そして、第1及び第2弾性片2a・2bと微小突起2cが、軌道溝21aの底面における所定の位置に設けられている。
図1及び図2において、一対の突起11a・11bは、結合時にプラグ1及びリセプタクル2を案内するためにキー溝に噛み合うキーとしても機能している。一対の第1直線軌道溝211・211は、誤挿入防止や極性をもたせるためのキー溝として機能することができる。そして、一対の突起11a・11bと一対の第1直線軌道溝211・211を位置合わせして、リセプタクル2に対してプラグ1を挿入することができる。
図1及び図2において、例えば、第1直線軌道溝211に挿入された突起11aは、第1直線軌道溝211の終端近傍に設けられた第1弾性片2aを乗り越えるまでは、第1直線軌道溝211の始端側に戻ることができる。すなわち、リセプタクル2に対してプラグ1を抜去することができる。第1直線軌道溝211の終端に至った突起11aは、螺旋溝213に移動することが可能となる。
図1及び図2において、螺旋溝213は接続端部21の端面の反対側から接続端部21の端面側に進んでいる。外筒11を固定側として、接続端部21の端面の反対側から観たときに、螺旋溝213が時計方向に回り前進する、つる巻き線形のめねじ、いわゆる右ねじが接続端部21の外周に形成されている。接続端部21、すなわちリセプタクル2を固定側とし、外筒11を反開口側から観たときに、外筒11を反時計方向に回動すると、リセプタクル2に対してプラグ1が離反する方向に螺旋運動すべく、螺旋溝213が接続端部21の外周に形成されている。
図1及び図2において、外筒11を一方向に回動すると、一対の突起11a・11bが一対の螺旋溝213・213に案内されて、リセプタクル2に対してプラグ1が離反する方向に移動できる。そして、一対の突起11a・11bは一対の螺旋溝213・213の終端に至ることができる。なお、一対の突起11a・11bは、一対の螺旋溝213・213の終端に至るまでは、一対の螺旋溝213・213の始端側に戻ることも可能としている。一対の突起11a・11bが螺旋溝213・213の終端、すなわち一対の第2直線軌道溝212・212の始端に至ると、リセプタクル2に対してプラグ1を軸方向と平行に引抜くことができる。
図2において、一対の突起11a・11bを係止するために、一対の槍状の第1弾性片2a・2aが一対の第1直線軌道溝211・211の終端側に設けられている(図4参照)。リセプタクル2に対してプラグ1を挿入すると、一対の突起が一対の第1弾性片2a・2aに係止されてプラグ1とリセプタクル2が接続される(図5参照)。リセプタクル2に対してプラグ1を回動して、更に離反する方向に抜去すると、リセプタクル2に対してプラグ1が相互に離脱される(図1参照)。
図2において、例えば、第1弾性片2aは、第1直線軌道溝211の始端から終端に向けて隆起する斜面が形成されており、この斜面は第1直線軌道溝211の底面と連続している。この斜面の先端は突起11aに係止すべく段差が形成されている。突起11aが第1弾性片2aに当接すると、第1弾性片2aは弾性変形されて撓む。突起2aが第1弾性片2aを乗り越えて第1直線軌道溝211の終端に至ると、第1弾性片2aが復帰して、突起11aが槍状の第1弾性片2aに係止される。このような槍状の弾性片は、ときにランスと呼ばれる。そして、突起11aの逆行を防止できる。
図1及び図2において、突起11aはディテントと考えてもよく、第1弾性片2aの後段に設けられる第1直線軌道溝211の終端(形状としては凹部)は、インデントと考えてもよく、このディテントとこのインデントでロック機構を構成していると考えてもよい。そして、プラグ1とリセプタクル2の正しい結合関係が維持される(図5参照)。リセプタクル2に対してプラグ1を回動して、更に離反する方向にプラグ1を抜去すると、プラグ1とリセプタクル2が相互に離脱される(図1参照)。
このように、本発明によるコネクタは、プラグ1とリセプタクル2を相互に軸方向に近接して、嵌合(接続)できるようにすることにより、従来の回転操作より早く容易に接続できて便利である。突起11aが第1弾性片2aを乗り越えて第1直線軌道溝211の終端に至ると、第1弾性片2aの復帰によるクリック音又はクリック感を感知することも可能であり、プラグ1とリセプタクル2が正しく接続されたことを、クリック音又はクリック感で確認できる。
図4において、螺旋溝213の始端近傍に微小突起2cが設けられている。微小突起2cは、第1直線軌道溝211の終端に至った突起11aが螺旋溝213に移動することを抑制している。微小突起2cは、螺旋溝213の底面から堰を設けるように半円柱状又は山脈状に隆起されている。
図5において、突起11aが第1直線軌道溝211の終端に至った状態では、外筒11に回転力を付与しない限り、突起11aは微小突起2cに阻止されて、プラグ1とリセプタクル2の結合状態が維持される。突起11aが微小突起2cを乗り越える強い力で外筒11を回転することにより、突起11aが螺旋溝213に移動して、プラグ1とリセプタクル2の離反運動が開始される。なお、螺旋溝213の始端と第1直線軌道溝211の終端は、同じ部位であってよく、突起11aは直線運動から螺旋運動に変換される。
このように、螺旋溝213の始端近傍に微小突起2cが設けられているので、外筒11に回転力を付与しない限り、プラグ1とリセプタクル2の結合状態が維持される。なお、微小突起2cが設けられていることより、外筒11を回転する当初は強いトルクが触覚され、突起11aが微小突起2cを乗り越えると、前記トルクが減じられていくことが触覚されるという効果も期待できる。
又、図4において、螺旋溝213の終端近傍に、槍状の第2弾性片2bが設けられている。第2弾性片2bは、第2直線軌道溝212の始端に至った突起11aが螺旋溝213に戻ることを防止している。
図4において、第2弾性片2bは、螺旋溝213の始端から終端に向けて隆起する斜面が形成されており、この斜面は螺旋溝の底面と連続しており、斜面の先端以降は突起11aに係止すべく段差が形成されている。突起11aが第2弾性片2bに当接すると、第2弾性片2bは弾性変形されて撓む。突起11aが第2弾性片2bを乗り越えて第2直線軌道溝212の始端に至ると、第2弾性片2bが復帰して、突起11aが螺旋溝213に戻ることを防止する。このような第2弾性片は、ときにランスと呼ばれる。なお、螺旋溝213の終端と第2直線軌道溝212の始端は、同じ部位であってよく、突起11aは螺旋運動から直線運動に変換される。
図2において、一対の突起11a・11bは、対向するように設けられている。外筒11を回動するに当り、突起を対向するように一対に設けることが、バランスがとれて好ましい。ここで、バランスがとれるとは、例えば、外筒11の中心軸の軸ずれが発生しないように力のバランスがとれることを含み、一対の突起11a・11bを案内する一対の軌道溝21a・21bが接続端部21の外周にバランスよく配置されることを含んでいる(図1又は図4参照)。例えば、実施製品における接続端部の外径は3〜4cmと考えられ、軌道溝を等間隔に三つ以上設けることは困難と考えられるが、大口径の接続端部を有するコネクタであれば、軌道溝を等間隔に三つ以上設けることは制約されない。
図1又は図3において、外筒11の他端側には、外筒11の一端側より外径の大きい把持部11gが形成されている。そして、把持部11gを指で掴みやすいように、把持部11gに軸方向と平行する複数の条溝11kが設けてられている(図3参照)。
又、プラグ1は、一端が外筒11の他端側に係止され、他端が第1ハウジング12の他端側に係止される一対の圧縮コイルばね3a・3bを備えている(図2及び図6参照)。圧縮コイルばね3aと圧縮コイルばね3bは同じものであるが、説明の便宜上、符号を付して区別した。一対の圧縮コイルばね3a・3bは、一対の螺旋溝213・213に係合される一対の突起11a・11bが一対の第1直線軌道溝211・211側に向けて回転するように付勢している(図2及び図4参照)。
図5において、コネクタ100は、プラグ1とリセプタクル2が離脱途中に、すなわち、一対の突起11a・11bが一対の螺旋溝213・213に係合途中に、外筒11を解放すると一対の圧縮コイルばね3a・3bの付勢力でプラグ1とリセプタクル2が結合状態に戻ることが可能になる。なお、一対の圧縮コイルばね3a・3bは、外筒11と第1ハウジング12が離反しないように力を付勢している機能も有している(図2参照)。圧縮コイルばねは、一つであってもよく、対向するように一対(二つ)でもよく、円周上に等間隔に三つ以上設けられてもよい。外筒11に回転力を与えるに当り、圧縮コイルばねは一対に設けることが、バランスがとれて好ましい。
図9において、コネクタ100は、第1端子群13が複数の第1電源端子13p及び複数の第1信号端子13sを含んでいる。又、第2端子群23が複数の第2電源端子23p及び複数の第2信号端子23sを含んでいる。そして、第1及び第2電源端子13p・23pの各先端位置と第1及び第2信号端子13s・23sの各先端位置が挿抜方向に沿って差異を設けて配置されている。
図9において、第1及び第2電源端子13p・23pは電力を伝達するためのコンタクトであってよく、第1及び第2電源端子13p・23pが相互に接続されることにより、電力を伝達できる。例えば、この電力は、バッテリーから供給される直流電源であってもよい。第1及び第2信号端子13s・23sは電気的な信号を伝達するためのコンタクトであってよく、第1及び第2信号端子13s・23sが相互に接続されることにより、電気信号を伝達できる。例えば、この電気信号はアクチュエータを制御する制御信号であってもよい。
図1及び図2において、第1ハウジング12の一部は、コンタクトキャビティを有する四つの四角柱状片12a〜12dが外筒11内に突出配置されている。四角柱状片12a〜12d内に第1電源端子13pとなる、例えば、音叉形コンタクトが配置されている。第1電源端子13pは電線1wを圧着する圧着コンタクトであってよく、プラグ1の他端部側に電線1wを延出する(図5参照)。一方、第2ハウジング22の一部は、四角柱状片12a〜12dと嵌合する複数の筒状片22a〜22dが開口内に配置され、筒状片22a〜22d内部に第2電源端子23pとなる、例えば、ピンコンタクトが配置されている。第2電源端子23pは電線2wを圧着する圧着コンタクトであってよく、リセプタクル2の他端部側に電線2wを延出する(図5参照)。そして、第1電源端子13pと第2電源端子23pが挿抜される。
図2において、第1ハウジング12の一部は、平板状片12eが外筒11内に突出配置されている。平板状片12eの表面に第1信号端子13sとなる複数の板状コンタクトが配列される。例えば、第1信号端子13sの端末はフラットケーブルが接続されてもよい。一方、第2ハウジング22の一部は、平板状片22eが開口内に配置され、平板状片22eに第2信号端子23sとなる複数のカンチレバーコンタクトが配列されている。例えば、第2信号端子23sの端末はフラットケーブルが接続されてもよい。そして、第1信号端子13sと第2信号端子23sが挿抜される。
次に、図7から図9を用いて、コネクタ100の解除動作を説明する。
図7において、プラグ1とリセプタクル2は、一対の突起11a・11bが一対の第1弾性片2a・2aに係止されており、第1及び第2電源端子13p・23p同士の接続状態が維持されている。又、第1及び第2信号端子13s・23s同士の接続状態が維持されている。
図7の状態から、外筒11を一方向に回動すると、一対の突起11a・11bが一対の螺旋溝213・213(図1参照)に案内されて、プラグ1とリセプタクル2が相互に離反する方向に移動し、図8の状態となる。一対の突起11a・11bが一対の螺旋溝213・213を移動途上では、図8に示されるように、第1及び第2信号端子13s・23s同士の接続状態は解除されているが、第1及び第2電源端子13p・23p同士は接続状態を維持されている。
そして、一対の突起11a・11bが一対の第2直線軌道溝212・212(図1参照)の始端に至り、リセプタクル2に対してプラグ1を軸方向と平行に引抜くと、一対の突起11a・11bが一対の第2直線軌道溝212・212を移動途上で、第1及び第2電源端子13p・23p同士の接続状態が解除される。
このように本発明によるコネクタは、外筒を回動した後に、プラグとリセプタクルを相互に離反する方向に移動して、プラグとリセプタクルを離間させる構造としているので、第1及び第2端子群に含まれる相互の信号端子が離脱した後に、第1及び第2端子群に含まれる相互の電源端子が離脱する前に電源を落とす時間を確保することも可能となる。そして、相互の電源端子が離脱時に、スパークが発生することを防止するので、電源端子の劣化を防ぐことができる。
次に、他の実施形態によるコネクタの構成を説明する。
図10において、他の実施形態によるプラグ10は、外筒11の一端側の内壁から弾性を有して突出される四角柱状の一対の突起11a・11bを有している。一方、図11において、他の実施形態によるリセプタクル20は、一対の突起11a・11bを係止するために段差を有する一対の楔状隆起部2d・2dが第1直線軌道溝211の終端側に設けられている。リセプタクル20に対してプラグ10を挿入すると、一対の突起11a・11bが一対の楔状隆起部2d・2dに係止されて、プラグ10とリセプタクル20が接続される。
他の実施形態によるコネクタは、コネクタ100が外筒11の一端側の内壁から隆起される一対の突起11a・11bを有していたのに対し(図2参照)、外筒11の一端側の内壁から弾性を有して突出される一対の突起11a・11bを有している点が異なっている。又、他の実施形態によるコネクタは、コネクタ100が一対の突起11a・11bを係止するために槍状の第1弾性片2a・2aが第1直線軌道溝211の終端側に設けられていたのに対し(図2参照)、一対の突起11a・11bを係止するために段差を有する楔状隆起部2d・2dが第1直線軌道溝211の終端側に設けられている点が異なっている。
コネクタ100が、外筒11内壁に固定された一対の突起11a・11bからなるディテントであったの対し、他の実施形態によるコネクタは、外筒11内壁から弾性を有して突出される一対の突起11a・11bからなるディテントと考えてよい。又、コネクタ100は、第1弾性片2aの後段に設けられる第1直線軌道溝211の終端がインデントを構成していたのに対し、他の実施形態によるコネクタは、第1直線軌道溝211から楔状に隆起される楔状隆起部2dの後段に設けられる第1直線軌道溝の終端がインデントを構成していると考えてよい。そして、このディテントとこのインデントでロック機構を構成していると考えてよい。
図10において、外筒11の一端側の内壁に一対の舌片11c・11dが設けられている。一対の舌片11c・11dは、外筒11の反開口側から開口側に向けて中心軸方向に傾斜配置されている。一対の舌片11c・11dの基端部は、外筒11の一端側の内壁に片持ち状に弾性支持されている。そして、一対の舌片11c・11dの先端部に一対の突起11a・11bが設けられている。
図11において、楔状隆起部2dは、第1直線軌道溝211の始端から終端に向けて隆起する斜面が形成されており、この斜面は第1直線軌道溝211の底面と連続している。斜面の先端は突起11aに係止すべく段差が形成されている。一対の突起11a・11bが一対の楔状隆起部2d・2dに当接すると、一対の舌片11c・11dは弾性変形されて撓む。一対の突起11a・11bが一対の楔状隆起部2d・2dを乗り越えて第1直線軌道溝211の終端に至ると、一対の舌片11c・11dが復帰して、一対の突起11a・11bが一対の楔状隆起部2d・2dの段差に係止される。そして、突起の逆行を防止できる。
このように、他の実施形態によるコネクタは、突起を係止するために段差を有する楔状隆起部が第1直線軌道溝の終端側に設けられている。リセプタクル20に対してプラグ10を挿入すると、突起が段差を有する楔状隆起部に係止されてプラグ10とリセプタクル20が接続される。リセプタクル20に対してプラグ10を回動して、更に離反する方向に抜去すると、プラグ10とリセプタクル20が相互に離脱される。
本発明によるコネクタの一実施形態を示す斜視外観図である。 前記実施形態によるコネクタの斜視外観図である。 前記実施形態による一方のコネクタの斜視外観図である。 前記実施形態による他方のコネクタの斜視外観図である。 前記実施形態によるコネクタの斜視外観図である。 前記実施形態によるコネクタの斜視外観図である。 前記実施形態によるコネクタの縦断面図であり、一方のコネクタと他方のコネクタが接続した状態図である。 前記実施形態によるコネクタの縦断面図であり、一方のコネクタと他方のコネクタが離反途中の状態図である。 前記実施形態によるコネクタの縦断面図であり、一方のコネクタと他方のコネクタが離反した状態図である。 他の実施形態による一方のコネクタの斜視外観図である。 他の実施形態による他方のコネクタの斜視外観図である。 従来技術による回転ガイド付きコネクタを適用した充電器側のプラグの斜視外観図である。 従来技術による蓄電器側のリセプタクルの斜視外観図である。
符号の説明
1・10 一方のコネクタ(プラグ)
2・20 他方のコネクタ(リセプタクル)
2a 第1弾性片
11 外筒
11a・11b 突起
12 第1ハウジング
13 第1端子群
21 接続端部
21a・21b 軌道溝
22 第2ハウジング
23 第2端子群
100 コネクタ
211 第1直線軌道溝

Claims (9)

  1. 一方のコネクタと他方のコネクタが相互に着脱可能なコネクタであって、
    前記一方のコネクタは、円筒状の外筒と、この外筒の内周内に回動可能に保持される略円柱状の第1ハウジングと、この第1ハウジングに保持されて前記外筒の一端側の開口内に収容される第1端子群と、を備え、
    前記他方のコネクタは、前記外筒の一端側の開口に挿入可能な略円筒状の接続端部を有する第2ハウジングと、この接続端部内に収容されて前記第1端子群と接続される第2端子群と、を備え、
    前記外筒は、当該外筒の一端側の内壁から隆起される一つ以上の突起を有し、
    前記接続端部の外周に前記突起を案内する軌道溝が設けられ、
    この軌道溝は、軸方向と平行に当該接続端部の一端から他端に向う第1直線軌道溝を含み、
    前記突起を係止するために槍状の第1弾性片が前記第1直線軌道溝の終端側に設けられ、
    前記他方のコネクタに対して前記一方のコネクタを挿入すると、前記突起が前記第1弾性片に係止されて当該一方のコネクタと当該他方のコネクタが接続され、前記他方のコネクタに対して前記一方のコネクタを回動して抜去すると、当該一方のコネクタと当該他方のコネクタが相互に離脱されるコネクタ。
  2. 一方のコネクタと他方のコネクタが相互に着脱可能なコネクタであって、
    前記一方のコネクタは、円筒状の外筒と、この外筒の内周内に回動可能に保持される略円柱状の第1ハウジングと、この第1ハウジングに保持されて前記外筒の一端側の開口内に収容される第1端子群と、を備え、
    前記他方のコネクタは、前記外筒の一端側の開口に挿入可能な略円筒状の接続端部を有する第2ハウジングと、この接続端部内に収容されて前記第1端子群と接続される第2端子群と、を備え、
    前記外筒は、当該外筒の一端側の内壁から弾性を有して突出される一つ以上の突起を有し、
    前記接続端部の外周に前記突起を案内する軌道溝が設けられ、
    この軌道溝は、軸方向と平行に当該接続端部の一端から他端に向う第1直線軌道溝を含み、
    前記突起を係止するために段差を有する楔状隆起部が前記第1直線軌道溝の終端側に設けられ、
    前記他方のコネクタに対して前記一方のコネクタを挿入すると、前記突起が楔状隆起部に係止されて当該一方のコネクタと当該他方のコネクタが接続され、前記他方のコネクタに対して前記一方のコネクタを回動して抜去すると、当該一方のコネクタと当該他方のコネクタが相互に離脱されるコネクタ。
  3. 前記軌道溝は、軸方向と平行に前記接続端部の端面の反対側から当該接続端部の端面に至る第2直線軌道溝と、前記第1直線軌道溝の終端と前記第2直線軌道溝の始端を連通し、前記接続端部の端面の反対側から当該接続端部の端面側に進む螺旋溝と、を含んでいる請求項1又は2記載のコネクタ。
  4. 前記螺旋溝の始端近傍に微小突起が設けられ、この微小突起は前記第1直線軌道溝の終端に至った前記突起が前記螺旋溝に移動することを抑制する請求項3記載のコネクタ。
  5. 前記螺旋溝の終端近傍に槍状の第2弾性片が設けられ、この第2弾性片は前記第2直線軌道溝の始端に至った前記突起が前記螺旋溝に戻ることを防止する請求項3又は4記載のコネクタ。
  6. 前記一方のコネクタは、一端が前記外筒の他端側に係止され、他端が前記第1ハウジングの他端側に係止される一つ以上の圧縮コイルばねを備え、この圧縮コイルばねは、前記螺旋溝に係合される前記突起が前記第1直線軌道溝側に向けて回転するように付勢している請求項3から5のいずれかに記載のコネクタ。
  7. 前記第1端子群は、複数の第1電源端子及び第1信号端子を含み、
    前記第2端子群は、複数の第2電源端子及び第2信号端子を含み、
    前記第1及び第2電源端子同士と前記第1及び第2信号端子同士は、非同時に前後して接続が解除するように配置され、
    前記突起が前記螺旋溝を移動途上では、前記第1及び第2信号端子同士の接続状態は解除されるが前記第1及び第2電源端子同士は接続状態を維持し、
    前記突起が前記第2直線軌道溝を移動途上で、前記第1及び第2電源端子同士の接続状態が解除される請求項3から6のいずれかに記載のコネクタ。
  8. 前記一つ以上の突起は二つからなり、当該突起は、前記外筒の一端側の内壁に対向するように一対に設けられる請求項1から7のいずれかに記載のコネクタ。
  9. 前記外筒の他端側は、当該外筒の一端側より外径の大きい把持部を形成している請求項1から8のいずれかに記載のコネクタ。
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