JP2007149157A - 記憶装置、磁気ヘッド駆動装置、及び中継フレキシブルプリント基板 - Google Patents

記憶装置、磁気ヘッド駆動装置、及び中継フレキシブルプリント基板 Download PDF

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  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

【課題】ライト電流のリード配線へのカップリングに起因するクロストーク電流を低減させる磁気ヘッド駆動装置を提供する。
【解決手段】ライト素子部と磁気抵抗素子部とを備えた記録再生ヘッドと、前記ライト素子部と前記磁気抵抗素子部を駆動するための駆動回路と、前記記録再生ヘッドと前記駆動回路間を接続するライト配線及びリード配線を備え、前記ライト配線及び前記リード配線は、前記記録再生ヘッドと前記駆動回路間の少なくとも一部において並列に配置されてなり、前記記録再生ヘッドと駆動回路間の途中において前記ライト配線または前記リード配線のいずれか一方の配線が他方の配線に対して極性が反転するように配置されてなる、ことを特徴とする記憶装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、記憶装置における磁気ヘッド駆動装置の配線構造に関する。
図1に従来例の記憶装置の磁気ヘッド駆動装置のクロストークの説明図を示す。
図1(a)にクロストーク概要を示す。従来の磁気ヘッド駆動装置51のヘッド52及び伝送路構成からライト時におけるリードヘッドへの影響を説明する。
ライト時に駆動回路(プリアンプ)59のLSIからライトヘッドのコイルに向けてライト信号の電流が流れる。この時、駆動回路とヘッド間において、特に、駆動回路とフレキシャ間において、ヘッドアームの厚さ方向幅の狭いスペースにライト配線とリード配線の4本を配置しなければならない為に、ライト配線とリード配線の配線間隔を小さくする必要がある。さらに、他の用途で配線を増やすことも提案されており、配線間隔がより狭くなっていく傾向にある。
従って、狭い配線間隔により、ライト配線に流れるライト電流による配線間のカップリングから、リード配線にクロストーク電流が発生しやすくなってきている。
また、ヘッドとフレキシャ間の配線をフレキシブルプリント基板で実現する場合は狭いフレキャ上に配置することになり、必然的に配線間隔が狭くなり、フレキャの小型化により、同様にクロストーク電流が発生しやすくなってきている。
別の観点では、ヘッド52内部では、ライトヘッドの薄膜コイルの真下にリードヘッドのMR素子があるため、ヘッドの内部配線またはコイルからMR素子に直接クロストーク電流が流れ込む場合がある。
さらに、データの書き込みを行うライト信号は数十mAで発生するため、ライト動作時に発生するクロストーク電流によってリード配線に数mA流れる可能性があり、これに対してMR素子の許容電流(耐圧)は数mA程度であり、たとえ数mA程度のクロストーク電流であってもリード配線に与える影響は大きい。
特に、クロストーク電流がMR素子に流れ込むと、その電流量によっては、MR素子を劣化させ、破壊させることもある。
さらに、MR素子がTMR(トンネル型磁気抵抗素子)になり、MR素子の許容電流量がより小さくなることで、クロストーク電流によるMR素子への影響が重要な課題となっている。
図1(b)に伝送路構成を示す。プリアンプ59からヘッド52までの伝送路は、アクチュエータ上に、プリアンプ59、リードライト/フレキシブルプリント基板58(図示はRW/FPC58)、中継フレキシブルプリント基板−リードライト/フレキシブルプリント基板接続部57(図示は中継FPC−RW/FPC接続部57)、中継フレキシブルプリント基板本体部56(図示は中継FPC56)、フレキシャ−中継フレキシブルプリント基板接続部55(図示はフレキシャ−中継FPC接続部55)、フレキシャ54、スライダ53に形成されているヘッド52で構成されている。中継フレキシブルプリント基板60は、フレキシャ−中継FPC接続部55、
中継FPC本体部56、フレキシャ−中継フレキシブルプリント基板接続部55からなる。
従来は、ライト電流がプリアンプ59からヘッド52へ流れる場合、ライト配線wyに近接して並行に配線されているリード配線rxが影響を受け、リード配線rx上、リードヘッドの方向へとクロストーク電流がそのまま流れ込む(図1(b)の破線矢印参照)。その結果、リードヘッドのMR素子に耐圧以上の負荷がかかり、素子の破壊が生じる場合がある。
また、ライト用のコイルの直下にリード用のMR素子があることから、ヘッド52内のリード配線の一方の極性にライト配線が最近接している。そのためにライト配線直下にあるリード配線に強くクロストーク電流が発生する。このリードヘッド内のクロストークの極性が伝送路の配線間のクロストーク極性と同一の場合、相乗作用により更に大きなストレスがMR素子に加わることになる。
クロストーク電流の影響を低減する方法として、従来におい、ライト配線とリード配線の間隔を広げる方法(特許文献1)、配線の周囲にガードのためのシールド層を配置する方法(特許文献2)、すなわち同軸構造が考えられている。
特開2000-123513号公報(第4頁段落0025、図1) 特開2001−093248号公報(第2頁段落0008、図1)
従来技術のように、配線間のクロストークを避けるため、配線間隔を広げる方法、配線にシールド層を追加する方法は、FPCの幅が広くなり実装上の問題が生じ、又は配線に関するコストが高価となるという問題が生じる。
本願発明は、配線パターンを変更することによりリード配線もしくはリード素子へ流れ込むライト電流に起因するクロストーク電流を低減させることで、リード素子の劣化、破壊を減少させ、寿命、信頼性を向上させる磁気ヘッド駆動装置、記憶装置及び中継フレキシブルプリント基板の提供を目的とする。
本願発明の記憶装置及び磁気ヘッド駆動装置は、ライト素子部と磁気抵抗素子部とを備えた記録再生ヘッドと、ライト素子部と磁気抵抗素子部を駆動するための駆動回路と、記録再生ヘッドと駆動回路間を接続するライト配線及びリード配線を備え、ライト配線及びリード配線は、記録再生ヘッドと駆動回路間の少なくとも一部において並列に配置されるとともに、記録再生ヘッドと駆動回路間の途中においてライト配線またはリード配線のいずれか一方の配線が他方の配線に対して極性が反転するように配置されてなる構成である。
この構成により、ライト配線及びリード配線は、記録再生ヘッドと駆動回路間の途中においてライト配線またはリード配線のいずれか一方の配線が他方の配線に対して極性が反転し、同一極性から逆極性に換わるように配置されているので、同一極性の配線構成部分のクロストーク電流と逆極性の配線構成部分のクロストーク電流とを互いに相殺させることができ、全体的なクロストーク電流量を小さくすることが可能になる。
従って、全体的なクロストーク電流を低減することで、最終的にリード素子へ流れ込むクロストーク電流を低減し、リード素子の劣化、破壊を防止することが可能になる。
また、本願発明の記憶装置は、ライト配線及びリード配線は、駆動回路を搭載するフレキシブルプリント基板および中継フレキシブルプリント基板に設けられてなり、中継フレキシブルプリント基板は、中継フレキシブルプリント基板の各配線とフレキシブルプリント基板の各配線を互いに接続する接続部を有し、中継フレキシブルプリント基板のライト配線またはリード配線のいずれか一方の配線の配列がフレキシブルプリント基板における配線の配列とは異なる構成である。
また、本願発明の記憶装置は、ライト配線及びリード配線は、記録再生ヘッドを搭載するフレキシャおよび中継フレキシブルプリント基板に設けられてなり、中継フレキシブルプリント基板は、ライト配線及び前記リード配線が並列に配置されるとともに、中継フレキシブルプリント基板の各配線とフレキシャの各配線とを接続する接続部を有し、中継フレキシブルプリント基板のライト配線またはリード配線のいずれか一方の配線の配列がフレキシャにおける配線における配列とは異なる構成である。
これらの構成により、中継フレキシブルプリント基板の接続部の構成を変えるだけの簡単な構成で、リード配線またはライト配線を交差させて、配線の極性を反転させることができる。
また、記録再生ヘッドと駆動回路間の途中に配置される中継フレキシブルプリント基板において、リード配線またはライト配線の極性が反転する箇所を設けることにより、その前後で発生したクロストーク電流を相殺させて、全体的なクロストーク電流を低減させることが可能になる。従って、最終的にリード素子に流れ込むクロストーク電流を低減することができ、リード素子の劣化、破壊を防止することが可能になる。さらに、クロストーク電流が発生しやすい中継フレキシブルプリント基板にこのような構成を設けることで効率的にクロストーク電流を低減させることができる。
また、本願発明の中継フレキシブルプリント基板は、記録再生ヘッドのライト素子部及び磁気抵抗素子部とそれらの駆動回路との間に接続配置可能に構成され、2本のライト配線及び2本のリード配線を少なくとも備えた中継フレキシブルプリント基板において、前記リード配線と前記ライト配線のうち3本は、各接続端子部から同じ方向に引き出されて並列に配設されてなり、残りの1本の配線は、接続端子部から他の3本とは異なる方向に引き出されて配設されてなる構成である。
この構成により、中継フレキシブルプリント基板の接続端子部により配線の構成を変えるだけの簡単な構成で、リード配線またはライト配線を交差させて、配線の極性を反転させることができる。また、記録再生ヘッドと駆動回路間の途中に配置される中継フレキシブルプリント基板において、リード配線またはライト配線の極性を反転させる箇所を設けたことにより、その前後で発生したクロストーク電流を相殺させて、全体的なクロストーク電流を低減させることが可能になる。従って、最終的にリード素子に流れ込むクロストーク電流を低減することができ、リード素子の劣化、破壊を防止することが可能になる。さらに、クロストーク電流が発生しやすい中継フレキシブルプリント基板にこのような構成を設けることで効率的にクロストーク電流を低減させることができる。
本願発明により、リード配線もしくはリード素子へ流れ込むライト電流に起因するクロストーク電流を低減させることで、リード素子へ流れ込むクロストーク電流を低減し、リード素子の劣化、破壊を防止し、磁気ヘッド駆動装置及び記憶装置の寿命及び信頼性を向上させることが可能になる。
図6に記憶装置の説明図を示す。
記憶装置11は、ヘッド2を搭載するアクチュエータ12、ボイスコイルモータ13を備えたアクチュエータ駆動部14、磁気ディスク媒体15が取り付けられたスピンドルモータ16、ハードディスクコントローラ等を搭載した信号処理基板等がベース18上に設けられている。
また、アクチュエータ12の側面にはリードライト/フレキシブルプリント基板8の一端が固定されて取り付けられており、この上にプリアンプ9が搭載されている。また、このリードライトフレキシブルプリント基板8の他端は固定部材17を経由して信号処理基板に接続されている。また、このリードライトフレキシブルプリント基板8からは、中継フレキシブルプリント基板6によりフレキシャ4までアクチュエータ12の側面に沿って伸びている。
図2に、第一実施例の磁気ヘッド駆動装置の配線パターンの説明図を示す。
磁気ディスク媒体15をリードライトするための磁気ヘッド駆動装置1は、アクチュエータアーム12に搭載され、ヘッド2を搭載したスライダ3からフレキシャ4、フレキシャ−中継フレキシブルプリント基板接続部5(以降フレキシャ−中継FPC接続部5)、中継フレキシブルプリント基板本体部6(以降中継FPC本体部6)、中継フレキシブルプリント基板−リードライト/フレキシブルプリント基板接続部7(以降中継FPC−RW/FPC接続部7)、リードライト/フレキシブルプリント基板8(以降RW/FPC8)上のプリアンプ9まで、配線接続されている回路である。
ヘッド2は、TMRやGMRなどのMR素子からなるリード素子、およびライト素子で構成される。
スライダ3は、ヘッド2を搭載するものである。
フレキシャ4は、スライダ3及び配線を搭載するものである。
中継FPC10は、中継FPC本体部6とは、フレキシャ−中継FPC接続部5、中継FPC−RW/FPC接続部7よりなる。
フレキシャ−中継FPC接続部5は、中継FPC本体部6とフレキシャ間の配線について、接続端子部31により接続するものである。接続端子部31および接続端子部31周辺のパターンを含む。
中継FPC本体部6は、フレキシャ4とRW/FPC8間の信号をフレキシャ−中継FPC接続部5、中継FPC−RW/FPC接続部7を通して中継するためのフレキシブルプリント基板である。ライト配線、リード配線が並行に隣接されて配線されている。この中継FPC本体部6は、単層で構成されている。但し、多層でも可能である。
中継FPC−RW/FPC接続部7は、中継FPC本体部6とRW/FPC8間の配線について、接続端子部31により接続するものである。接続端子部31および接続端子部31周辺のパターンを含むものである。
RW/FPC8は、ヘッド2のリードライト用のプリアンプ9を搭載し、固定部材17を経由して信号処理基板に接続されている。
プリアンプ(駆動回路)9は、再生用のリードアンプとデータを記録するためのライトドライバを有する。
wx,wyは第1のライト配線、第2のライト配線を、rx,ryは第1のリード配線、第2のリード配線を示す。また、矢印は、電流の流れる方向を示す。
図2(a)は、リード配線の配線変更パターンの説明図である。
クロストークの減少のための第1の方法は、フレキシャ−中継FPC接続部5と中継FPC−RW/FPC接続部7でリード配線の極性を変える配線をする。これにより、中継FPCにおけるリード信号の極性と他の部分のリード信号の極性とが、反転した関係の配線となる。
図2(b)に、ライト配線の変更パターンの説明図を示す。
クロストークの減少のための第2の方法は、フレキシャ−中継FPC接続部5と中継FPC−RW/FPC接続部7でライト配線の極性を変える配線をすることで、中継FPCにおけるリード信号の極性と他の部分の極性とを反転した関係にする方法である。
図3に、中継FPCの配線変更パターンの説明図を示す。
図3(a)にリード配線の変更パターンの説明図を示す。
中継FPC−RW/FPC接続部7において、第1のリード配線rx、第2のリード配線ryの極性を反転させ、中継FPC−フレキシャ接続部5にて、極性を元に戻す配線をしている。
すなわち、プリアンプ9から中継FPC−RW/FPC接続部7までの第1のリード配線rxは、第2のライト配線wyに隣接している。しかし、中継FPC−RW/FPC接続部7でリード配線が反転し、中継FPC本体部6では、第2のライト配線wyに隣接するのは、第2のリード配線ryとなる。そして、更にフレキシャ−中継FPC接続部5で元に戻り、フレキシャ4では、第2のライト配線wyに隣接しているのは、第1のリード配線rxとなっている。
具体的には図示するように、中継FPC本体部6においては、第1のライト配線wx、第2のライト配線wy、第2のリード配線ry、第1のリード配線rxの順に並ぶように配置するが、フレキシャ−中継FPC接続部5、中継FPC−RW/FPC接続部7では、接続先のRW/FPCの配線やフレキシャ4もしくはヘッド2に向かう配線と同様に、第1のライト配線wx用接続端子部31、第2のライト配線wy用接続端子部31、第1のリード配線rx用接続端子部31、第2のリード配線ry用接続端子部31の順に配置する。
このように、第2のリード配線ryを内側に配置し、第1のリード配線rxを外側に配置して、各接続端子部31に引き回すことにより、単層のフレキシブルプリント基板で実現可能である。従って、接続先の第1のリード配線rx、第2のリード配線ryと、中継FPC10の第1のリード配線rx、第2のリード配線ryが交差して、接続部の前後で配線の極性を反転する構成を実現できる。
以上のように、中継FPC10における配線や接続部の構成を一部変更するだけの簡単な構成で、配線の極性を反転させることができ、高価なRW/FPC8やフレキシャ4等を設計変更することなく安価に実現できる。
なお、上記実施例では単層の中継FPC10で実現しているが、中継FPC10を多層にして配線そのものを交差させることにより反転することで実現しても良い。
一方、このような配線にする理由は、次のとおりである。
この配線に対するクロストークは、主に中継FPC本体部6とヘッド2の内部配線の2箇所で発生している。
すなわち、中継FPC10は、フレキシャ4からアクチュエータアーム12の側面に沿って配設されるが、この側面の幅は、約1mmで微小である。この側面に、1ヘッド分のリード配線、ライト配線が各2本で、計4本が配設される。また磁気ディスク媒体15の両面をアクセスする場合には、ヘッド2の2個分の計8本が配設される。このため、他の配線部分と比べて線間ピッチも微小とならざるを得ない。この傾向は、今後の浮上量制御のためのヒータをヘッド2に搭載する場合には、更に最大4本増えて最大計12本となり、さらにピッチ間が狭くなり、クロストークの影響を受けやすい状況にある。
一方、ヘッド2の内部配線も薄膜化が進む状況のもとでは、更にヘッド2内部でのクロストークの影響の問題が出てくる。
まず、中継FPC本体部6では第2のライト配線wyに最も近接する第2のリード配線ryがクロストーク電流の影響を大きく受ける。これは、中継FPC本体部6の線間ピッチがフレキシャ4、RW/FPC8に比べて小さいため、フレキシャ4、RW/FPC8よりクロストークが発生しやすいためである。
このときのクロストーク電流は、第2のリード配線ry上、ヘッド2方向に流れようとする(図2(a)の中の破線矢印参照)。
一方、ヘッド内部配線では、ライト配線の真下にある第1のリード配線rxがクロストークの影響を大きく受ける。このときのクロストーク電流は、第1のリード配線rx上、ヘッド2の方向に流れると考えられる。
このため、この電流は、中継FPC本体部6では、第2のライト配線wyに最も近接する第2のリード配線ryに流れるときは、プリアンプ9方向に流れる。
この結果、中継FPC本体部6では、伝送路からのクロストーク電流は、ヘッド2方向に流れようとし、ヘッド2内部で発生したクロストーク電流は、プリアンプ9方向に流れようとするため、両クロストーク電流が打ち消し合いをする結果、クロストーク電流を減少させることができる。
さらに、クロストーク電流が発生しやすい中継FPC10にこのような構成を設けることで効率的にクロストーク電流を低減させることができる。
図3(b)に、ライト配線の変更パターンの説明図を示す。
中継FPC−RW/FPC接続部7において、第1のライト配線wx、第2のライト配線wyの極性を反転させ、中継FPC−フレキシャ接続部5にて、極性を元に戻す配線をしている。
すなわち、プリアンプ9から中継FPC−RW/FPC接続部7までの第2のライト配線wyは、第1のリード配線rxに隣接している。しかし、中継FPC−RW/FPC接続部7でライト配線が反転し、中継FPC本体部6では、第1のリード配線rxに隣接するのは、第1のライト配線wxとなる。そして、更にフレキシャ−中継FPC接続部5で元に戻り、フレキシャ4では、第1のリード配線rxに隣接しているのは、第2のライト配線wyとなっている。
具体的には図示するように、中継FPC本体部6において、第2のライト配線wy、第1のライト配線wx、第1のリード配線rx、第2のリード配線ryの順に並ぶように配置するが、フレキシャ−中継FPC接続部5、中継FPC−RW/FPC接続部7では、接続先のRW/FPC8の配線やフレキシャ4もしくはヘッド2に向かう配線と同様に、第1のライト配線wx用接続端子部31、第2のライト配線wy用接続端子部31、第1のリード配線rx用接続端子部31、第2のリード配線ry用接続端子部31の順に配置する。第1のライト配線wxを内側に配置し、第2のライト配線wyを外側に配置して、各接続端子部31に引き回すことにより、単層のフレキシブルプリント基板で実現可能である。従って、接続先の第1のライト配線wx、第2のライト配線wyと、中継FPC10の第1のライト配線wx、第2のライト配線wyが交差して、接続部の前後で配線の極性を反転する構成を実現できる。
以上のように、中継FPC10における配線や接続部の構成を一部変更するだけの簡単な構成で、配線の極性を反転させることができ、高価なRW/FPC8やフレキシャ4等を設計変更することなく安価に実現できる。もちろん、中継FPC10ではなく、RW/FPC8やフレキシャ4等の構成を同様に変更しても良い。
この配線に対するクロストークは、主に中継FPC本体部6とヘッド2の内部配線の2箇所で発生している。
まず、中継FPC本体部6では第1のライト配線wxに最も近接する第1のリード配線rxがクロストーク電流の影響を大きく受ける。このときのクロストーク電流は、第1のリード配線rx上、プリアンプ9方向に流れようとする(図2(b)の中の破線矢印参照)。
また、ヘッド内部配線では、ライト配線の真下にある第1のリード配線rxがクロストークの影響を大きく受ける。このときのクロストーク電流は、第1のリード配線rx上、ヘッド2を経由して第2のリード配線ryにクロストーク電流が流れるものとする。
この結果、中継FPC本体部6では、伝送路からのクロストーク電流は、プリアンプ9方向に流れようとし、ヘッド内部で発生したクロストーク電流は、ヘッド方向に流れようとするため、両クロストーク電流が打ち消し合いをする結果、クロストーク電流を減少させることができる。
図4に第二実施例の磁気ヘッド駆動装置の配線変更パターンの説明図を示す。
wx,wyは第1のライト配線、第2のライト配線を、rx,ryは第1のリード配線、第2のリード配線を示す。また、矢印は、電流の流れる方向を示す。
クロストークの減少のための第3の方法は、ヘッド2内のクロストーク電流量と伝送路におけるクロストーク電流量が必ずしも同量とは限らないので、並走するライト配線またはリード配線のいずれか一方の配線が他方の配線に対して極性が反転する配線部分の累計の長さを調整して、ヘッド内クロストーク電流量と伝送路でのクロストーク電流量とが同一になるようにする事で、限りなくクロストーク電流量の発生を減らそうとするものである。
但し、ヘッド内クロストーク電流量の調整は、困難のため、伝送路上のクロストーク電流量の調整をする。
図4(a)にリード配線の変更パターンの説明図の説明図である。
具体的には、中継FPC本体部6を複数持つことで、リード配線の極性反転を交互に極性反転をすることである。例えば、第1番目の中継FPC本体部6とフレキシャ4とを接続する中継FPC−フレキシャ接続部5で、リード配線の極性反転を行い、次に、第1番目の中継FPC本体部6(1)と第2番目の中継FPC本体部6(2)との中継フレキシブルプリント基板接続部21(以降中継FPC接続部21)(1)により、リード配線の極性を基に戻す。次に、第2番目の中継FPC本体部6(2)と第3番目の中継FPC6(3)との中継FPC接続部21(2)により、リード配線の極性を反転する配線を行う。次に、第3番目の中継FPC本体部6(3)とRW/FPC8とを接続する中継FPC−RW/FPC接続部7で、リード配線の極性を基に戻す配線を行う。このことで、並走するパターンが減少するので、クロストーク量を調整しうる。
図4(b)にライト配線の変更パターンの説明図を示す。
具体的には、中継FPC本体部6を複数持つことで、ライト配線の極性反転を交互に極性反転をすることである。例えば、第1番目の中継FPC本体部6(1)とフレキシャ4とを接続する中継FPC−フレキシャ接続部5で、ライト配線の極性反転を行い、次に、第1番目の中継FPC本体部6(1)と第2番目の中継FPC本体部6(2)との中継FPC接続部21(1)により、ライト配線の極性を基に戻す。次に、第2番目の中継FPC本体部6(2)と第3番目の中継FPC(3)との中継FPC接続部21(2)により、ライト配線の極性を反転する配線を行う。次に、第3番目の中継FPC本体部6(3)とRW/FPC8とを接続する中継FPC−RW/FPC接続部7で、ライト配線の極性を基に戻す配線を行う。このことで、並走するパターンが減少するので、クロストーク量を調整しうる。
図5に第三実施例の磁気ヘッド駆動装置の配線パターンの説明図を示す。
wx,wyは第1のライト配線、第2のライト配線を、rx,ryは第1のリード配線、第2のリード配線を示す。また、矢印は、電流の流れる方向を示す。
クロストークの減少のための第4の方法も、並走するライト配線またはリード配線のいずれか一方の配線が他方の配線に対して極性が反転している配線部分の累計の長さを調整して、ヘッド内クロストーク電流量と伝送路でのクロストーク電流量とが同一になるようにする事で、限りなくクロストーク電流量の発生を減らそうとするものである。
このため、中継FPC本体部6を複数持つことで、リード配線の極性反転、ライト配線を交互に極性反転をする方法である。例えば、第1番目の中継FPC本体部6(1)とフレキシャ4とを接続する中継FPC−フレキシャ接続部5で、リード配線の極性反転を行い、次に、第1番目の中継FPC本体部6(1)と第2番目の中継FPC本体部6(2)との中継FPC接続部(1)により、リード配線の極性を基に戻す。次に、第2番目の中継FPC本体部6(2)と第3番目の中継FPC本体部6(3)との中継FPC接続部(2)により、ライト配線の極性を反転する配線を行う。次に、第3番目の中継FPC本体部6(3)とRW/FPC8とを接続する中継FPC−RW/FPC接続部7で、ライト配線の極性を基に戻す配線を行う。
このことで、並走するパターンが減少するので、クロストーク量を調整しうる。
ここで、図2(a)の実施例の構成でモデルを作成し、このような配線について、シミュレーションと実測によりクロストーク低減の効果を測定した。
図7はクロストーク電流の従来方式と本実施例との比較を示す。
図7(a)はクロストーク電流のシミュレーション結果を示す。
ヘッド2近傍の伝送路第1のリード配線rx、第2のリード配線ry、リード素子に流れるクロストーク電流の最大値をシミュレーションによりプロットしている。従来方式と実施例と比較した場合において、ヘッド2近傍では、第2のリード配線ryはライト配線に隣接していないためにクロストーク電流の変化は無いが、第1のリード配線rxはライト配線と隣接している為にクロストーク電流が低下している様子が見られる。また、リード素子では、クロストーク電流が従来方式の半分以下に低下しており、クロストーク電流の低減効果が確認された。
また、配線の一部において実測した結果、図7(b)に示す様に、従来方式の配線に流れるクロストーク電流の最大値と図2(a)の構成の実施例における配線に流れるクロストーク電流の最大値と比べると約1mAクロストーク電流が低減していることが確認された。
MR素子に流れる電流は、リード信号として数百μA程度であるから、クロストーク電流を約1mAでも低減できれば効果が大きく、素子破壊許容値までの余裕を確保することができる数値であることが確認された。これらの結果から、リード配線やリード素子へのライト電流に起因するクロストーク電流を、ヘッド内で発生するクロストーク電流と打ち消し合う配線にすることで、低減させることができる。この結果、リード素子に加わるストレスを減じられるので、リード素子の劣化、破壊を防止し、記憶装置としての寿命、信頼性を向上できる。
なお、本発明の磁気ヘッド駆動装置1は、記録再生ヘッド2のリード素子やライト素子から駆動回路までの伝送路上の、フレキシャ4、中継FPC10、RW/FPC8(メインプリント基板)などの各部品単独、もしくは複合したものを包含する。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)ライト素子部と磁気抵抗素子部とを備えた記録再生ヘッドと、前記ライト素子部と前記磁気抵抗素子部を駆動するための駆動回路と、前記記録再生ヘッドと前記駆動回路間を接続するライト配線及びリード配線を備え、前記ライト配線及び前記リード配線は、前記記録再生ヘッドと前記駆動回路間の少なくとも一部において並列に配置されてなり、前記記録再生ヘッドと駆動回路間の途中において前記ライト配線または前記リード配線のいずれか一方の配線が他方の配線に対して極性が反転するように配置されてなる、ことを特徴とする記憶装置。
(付記2)前記ライト配線及び前記リード配線は、前記駆動回路を搭載するフレキシブルプリント基板および中継フレキシブルプリント基板に設けられてなり、中継フレキシブルプリント基板は、前記中継フレキシブルプリント基板の各配線と前記フレキシブルプリント基板の各配線を互いに接続する接続部を有し、前記中継フレキシブルプリント基板のライト配線またはリード配線のいずれか一方の配線の配列が前記フレキシブルプリント基板における配線の配列とは異なることを特徴とする付記1記載の記憶装置。
(付記3)前記ライト配線及び前記リード配線は、前記記録再生ヘッドを搭載するフレキシャおよび中継フレキシブルプリント基板に設けられてなり、前記中継フレキシブルプリント基板は、前記ライト配線及び前記リード配線が並列に配置されるとともに、前記中継フレキシブルプリント基板の各配線と前記フレキシャの各配線とを接続する接続部を有し、前記中継フレキシブルプリント基板のライト配線またはリード配線のいずれか一方の配線の配列が前記フレキシャにおける配線における配列とは異なることを特徴とする付記1記載の記憶装置。
(付記4)前記ライト配線及び前記リード配線は、前記記録再生ヘッドを搭載するフレキシャおよび中継フレキシブルプリント基板に設けられてなり、前記中継フレキシブルプリント基板は、前記ライト配線及び前記リード配線が並列に配置されるとともに、前記中継フレキシブルプリント基板の各配線と前記フレキシャの各配線とを接続する接続部を有し、前記中継フレキシブルプリント基板のライト配線またはリード配線のいずれか一方の配線の配列が前記フレキシャにおける配線における配列とは異なることを特徴とする付記2記載の記憶装置。
(付記5)記録再生ヘッドのライト素子部及び磁気抵抗素子部とそれらの駆動回路とを接続するライト配線及びリード配線を少なくとも備え、前記ライト配線と前記リード配線は、前記記録再生ヘッドと前記駆動回路間の少なくとも一部において並列に配置されるとともに、前記記録再生ヘッドと前記駆動回路間の途中において前記ライト配線または前記リード配線のいずれか一方の配線が他方の配線に対して極性が反転するように配置されてなる、ことを特徴とする磁気ヘッド駆動装置。
(付記6)前記ライト配線及び前記リード配線は、前記駆動回路を搭載するフレキシブルプリント基板および中継フレキシブルプリント基板に設けられてなり、中継フレキシブルプリント基板は、前記中継フレキシブルプリント基板の各配線と前記フレキシブルプリント基板の各配線を互いに接続する接続部を有し、前記中継フレキシブルプリント基板のライト配線またはリード配線のいずれか一方の配線の配列が前記フレキシブルプリント基板における配線の配列とは異なることを特徴とする付記5記載の磁気ヘッド駆動装置。
(付記7)前記ライト配線及び前記リード配線は、前記記録再生ヘッドを搭載するフレキシャおよび中継フレキシブルプリント基板に設けられてなり、前記中継フレキシブルプリント基板は、前記ライト配線及び前記リード配線が並列に配置されるとともに、前記中継フレキシブルプリント基板の各配線と前記フレキシャの各配線とを接続する接続部を有し、前記中継フレキシブルプリント基板のライト配線またはリード配線のいずれか一方の配線の配列が前記フレキシャにおける配線における配列とは異なることを特徴とする付記5記載の磁気ヘッド駆動装置。
(付記8)前記ライト配線及び前記リード配線は、前記記録再生ヘッドを搭載するフレキシャおよび中継フレキシブルプリント基板に設けられてなり、前記中継フレキシブルプリント基板は、前記ライト配線及び前記リード配線が並列に配置されるとともに、前記中継フレキシブルプリント基板の各配線と前記フレキシャの各配線とを接続する接続部を有し、前記中継フレキシブルプリント基板のライト配線またはリード配線のいずれか一方の配線の配列が前記フレキシャにおける配線における配列とは異なることを特徴とする付記6記載の磁気ヘッド駆動装置。
(付記9)記録再生ヘッドのライト素子部及び磁気抵抗素子部とそれらの駆動回路との間に接続配置可能に構成され、2本のライト配線及び2本のリード配線を少なくとも備えた中継フレキシブルプリント基板において、前記リード配線と前記ライト配線のうち3本は、各接続端子部から同じ方向に引き出されて並列に配設されてなり、残りの1本の配線は、接続端子部から他の3本とは異なる方向に引き出されて配設されてなること、を特徴とする中継フレキシブルプリント基板。
本発明は、ライト電流のリード配線へのカップリングに起因するクロストーク電流を低減させることで、寿命、信頼性を向上することができる磁気ヘッド駆動装置、記憶装置及び中継フレキシブルプリント基板に適用できる。
従来例の磁気ヘッド駆動装置のクロストークの説明図である。(a)原理説明図(b)構成説明図 第一実施例の磁気ヘッド駆動装置の配線パターンの説明図である。(a)リード配線の変更パターンの説明図(b)ライト配線の変更パターンの説明図 中継FPCの配線変更パターンの説明図である。(a)リード配線の変更パターンの説明図(b)ライト配線の変更パターンの説明図 第二実施例の磁気ヘッド駆動装置の配線変更パターンの説明図である。(a)リード配線の変更パターンの説明図(b)ライト配線の変更パターンの説明図 第三実施例の磁気ヘッド駆動装置の配線パターンの説明図である。 記憶装置の説明図である。 クロストーク電流の従来方式と本発明の実施例との比較図である。(a)はクロストーク電流のシミュレーション結果(b)はクロストーク電流の実測結果
符号の説明
1 磁気ヘッド駆動装置
2 ヘッド
3 スライダ
4 フレキシャ
5 フレキシャ−中継フレキシブルプリント基板接続部
6 中継フレキシブルプリント基板本体部
7 中継フレキシブルプリント基板−リードライトフレキシブルプリント基板接続部
8 リードライトフレキシブルプリント基板
9 プリアンプ
10 中継フレキシブルプリント基板
11 記憶装置
12 アクチュエータアーム
13 ボイスコイルモータ
14 アクチュエータ駆動部
15 磁気ディスク媒体
16 スピンドルモータ
17 固定部材
18 ベース
21 中継フレキシブルプリント基板接続部
31 接続端子部

Claims (5)

  1. ライト素子部と磁気抵抗素子部とを備えた記録再生ヘッドと、
    前記ライト素子部と前記磁気抵抗素子部を駆動するための駆動回路と、
    前記記録再生ヘッドと前記駆動回路間を接続するライト配線及びリード配線を備え、
    前記ライト配線及び前記リード配線は、前記記録再生ヘッドと前記駆動回路間の少なくとも一部において並列に配置されるとともに、前記記録再生ヘッドと駆動回路間の途中において前記ライト配線または前記リード配線のいずれか一方の配線が他方の配線に対して極性が反転するように配置されてなる、
    ことを特徴とする記憶装置。
  2. 前記ライト配線及び前記リード配線は、前記駆動回路を搭載するフレキシブルプリント基板および中継フレキシブルプリント基板に設けられてなり、
    中継フレキシブルプリント基板は、前記中継フレキシブルプリント基板の各配線と前記フレキシブルプリント基板の各配線を互いに接続する接続部を有し、
    前記中継フレキシブルプリント基板のライト配線またはリード配線のいずれか一方の配線の配列が前記フレキシブルプリント基板における配線の配列とは異なることを特徴とする請求項1記載の記憶装置。
  3. 前記ライト配線及び前記リード配線は、前記記録再生ヘッドを搭載するフレキシャおよび中継フレキシブルプリント基板に設けられてなり、
    前記中継フレキシブルプリント基板は、前記ライト配線及び前記リード配線が並列に配置されるとともに、前記中継フレキシブルプリント基板の各配線と前記フレキシャの各配線とを接続する接続部を有し、
    前記中継フレキシブルプリント基板のライト配線またはリード配線のいずれか一方の配線の配列が前記フレキシャにおける配線における配列とは異なることを特徴とする請求項1記載又は請求項2記載の記憶装置。
  4. 記録再生ヘッドのライト素子部及び磁気抵抗素子部とそれらの駆動回路とを接続するライト配線及びリード配線を少なくとも備え、
    前記ライト配線と前記リード配線は、前記記録再生ヘッドと前記駆動回路間の少なくとも一部において並列に配置されるとともに、前記記録再生ヘッドと前記駆動回路間の途中において前記ライト配線または前記リード配線のいずれか一方の配線が他方の配線に対して極性が反転するように配置されてなる、
    ことを特徴とする磁気ヘッド駆動装置。
  5. 記録再生ヘッドのライト素子部及び磁気抵抗素子部とそれらの駆動回路との間に接続配置可能に構成され、2本のライト配線及び2本のリード配線を少なくとも備えた中継フレキシブルプリント基板において、
    前記リード配線と前記ライト配線のうち3本は、各接続端子部から同じ方向に引き出されて並列に配設されてなり、
    残りの1本の配線は、接続端子部から他の3本とは異なる方向に引き出されて配設されてなること、を特徴とする中継フレキシブルプリント基板。
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