JP2007149106A - 出力システム、デバイス管理装置およびデバイス管理プログラム、並びに出力方法 - Google Patents

出力システム、デバイス管理装置およびデバイス管理プログラム、並びに出力方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 認証出力システムにおいて、出力処理開始までの時間を増大させず消費電力を低減するのに好適な出力システムを提供する。
【解決手段】 ユーザ認証装置200は、認証カードから認証情報を読み取り、読み取った認証情報に基づいて印刷データの利用適格を判定し、利用適格を有すると判定したときは、ネットワークプリンタ300に省電力解除命令を送信する。ネットワークプリンタ300は、省電力解除命令を受信したときは、ウォームアップ状態から省電力状態に移行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、省電力モードを有するネットワークデバイスで出力を行うシステム、装置およびプログラム、並びに方法に係り、特に、認証出力システムにおいて、出力処理開始までの時間を増大させず消費電力を低減するのに好適な出力システム、デバイス管理装置およびデバイス管理プログラム、および出力方法、並びに印刷システムに関する。
セキュリティ機能を設けた印刷システムとしては、例えば、ネットワークプリンタに近接させてユーザ認証装置を設置しておき、ユーザは、ホスト端末から印刷データをユーザ認証装置に送信した後、ユーザ認証装置に認証カードをスワイプさせると、ネットワークプリンタで印刷が開始される認証印刷システムが知られている。
従来の認証印刷システムにおいては、ネットワークプリンタが節電状態である場合、ネットワークプリンタのインタプリタに印刷データを渡すまでの間ネットワークプリンタは節電状態のままであり、そのような場合は、ウォームアップ処理に要する時間分、印刷処理開始が遅れ、ユーザは、印刷処理の開始/完了を待たなければならなかった。その一方、印刷処理を速やかに開始するためにウォームアップ状態を維持させておくためには一定の電力消費が必要であり、経済的/環境的に負荷となる。
特許文献1には、省電力モードを有するネットワークプリンタにおいて印刷処理を速やかに開始する技術が開示されている。特許文献1記載の発明は、印刷設定操作パネルに設けたリモート出力ボタンを押した際に、あらかじめ登録されたネットワークプリンタに対してウォームアップコマンドを送信し、ネットワークプリンタをウォームアップするものである。
特開2004−272596号公報
しかしながら、特許文献1記載の発明を認証印刷システムに適用する場合、次の問題点が発生する。
認証印刷システムでは、ユーザ認証装置が印刷データを保持するようになっているため、ユーザがホスト端末から印刷データを送信した後すぐには印刷されず、しばらく時間をおいてからユーザ認証し印刷処理を実行する場合がある。したがって、特許文献1記載の発明のように、ホスト端末において印刷設定操作パネルを操作している際にネットワークプリンタをウォームアップしても、印刷データを送信してからユーザ認証を行うまでに時間を要すると、電力が無駄に消費されてしまう。
また、情報処理機器や家電などは、近年、国際エネルギープログラム(ENERGY STAR)などの環境規格に基づき、機器利用完了から一定時間利用されない場合には自働的に機器の機能を小休止させるなどして、消費電力を低減するように構成されている。
しかしながら、認証印刷システムに利用するネットワークプリンタについても、上記の通り、印刷処理完了後に一定時間ウォームアップ状態を維持したままとするのであれば、印刷出力を行わないことが明らかであるにもかかわらず、すぐに印刷可能な状態を維持することになり、その分電力を消費し経済的/環境的に負荷となる。
このような問題は、ネットワークプリンタで印刷を行う場合に限らず、プロジェクタやLCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスをネットワークに接続し、表示デバイスで表示を行う場合などでも同様に想定される。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、認証出力システムにおいて、出力処理開始までの時間を増大させず消費電力を低減するのに好適な出力システム、デバイス管理装置およびデバイス管理プログラム、並びに出力方法を提供することを目的としている。
〔形態1〕 上記目的を達成するために、形態1の出力システムは、
出力データに基づいて出力を行うネットワークデバイスを備え、認証を得て前記ネットワークデバイスが前記出力を行う出力システムであって、
前記出力データを記憶する出力データ記憶手段と、前記出力データ記憶手段に前記出力データを保存する出力データ保存手段と、認証情報を取得する認証情報取得手段と、前記認証情報取得手段で取得した認証情報に基づいて前記出力データの利用適格を判定する利用適格判定手段と、前記ネットワークデバイスの電力を制御する電力制御手段と、前記出力データ記憶手段の出力データのうち前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定した出力データを前記ネットワークデバイスに送信する出力データ送信手段と、前記ネットワークデバイスでの前記出力が可能となる消費電力状態である稼働状態および当該稼働状態よりも消費電力を低減した状態である省電力状態を切り換える省電力切換手段とを備え、
前記電力制御手段は、前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定した後でかつ前記出力データ送信手段が前記出力データを送信する前に、前記稼働状態に移行すべき省電力解除命令を前記省電力切換手段に送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、出力データ保存手段により、出力データ記憶手段に出力データが保存される。そして、認証情報取得手段により認証情報が取得されると、利用適格判定手段により、取得された認証情報に基づいて出力データの利用適格が判定される。
利用適格を有すると判定されると、出力データ送信手段により、出力データ記憶手段の出力データがネットワークデバイスに送信される。
また、電力制御手段により、利用適格を有すると判定された後でかつ出力データが送信される前に省電力解除命令が省電力切換手段に送出される。
省電力解除命令が入力されると、省電力切換手段によりネットワークデバイスが稼働状態に移行し、出力が可能な状態となる。ネットワークデバイスでは、この状態で出力データを受信すると、受信した出力データに基づいて出力が行われる。
これにより、ネットワークデバイスは、認証が行われた後に省電力状態が解除されるので、ユーザが出力データを送信してから認証を行うまでに時間を要しても、その間は省電力状態が維持される。また、出力データの受信前に省電力状態が解除されるので、さほど時間を要することなく出力処理が開始される。したがって、従来に比して、出力処理開始までの時間を増大させず消費電力を低減することができるという効果が得られる。
ここで、稼働状態は、例えば、一般のプリンタにおいてスタンバイモードなどと呼ばれるモード時の状態などが該当する。このモードにおいて、プリンタは、当該プリンタにおいて印刷データが受信されてから印刷処理(画像形成工程)を開始されるまでの時間(待ち時間)が最小時間(プリンタの性能によって変わる)となる状態(例えば、ウォームアップされた状態)になる。以下、形態2の出力システム、形態16のデバイス管理装置、形態29のデバイス管理プログラム、並びに形態42および43の出力方法において同じである。
また、省電力状態は、例えば、一般のプリンタにおいてスリープモード、低電力モードなどと呼ばれるモード時の状態などが該当する。このモードにおいて、プリンタは、最も消費電力が少ない状態となり(機種によっては、2段階の省電力モード(例えば、予熱モード/節電モード)を有するものもある)、この状態で印刷データを受信すると稼働状態へと移行する。そのため、省電力状態は、印刷処理を最小時間で実行可能な稼働状態へと移行するためにウォームアップ等を行う時間が必要となり、この分だけ、印刷データを受信してから印刷処理を開始するまでの待ち時間が稼働状態時よりも多く必要となる。
また、省電力状態は、前述したように、ネットワークデバイスにおいて、印刷データ等の出力データの受信がされない間の待機時間などにおいて、当該ネットワークデバイスをデータの受信チェックに必要な低消費電力状態で動作させる状態の他、例えば、出力処理の処理速度を落としたり、出力結果の品質を落としたりするなど出力処理に必要なの消費電力を低減させる状態なども含む。以下、形態2の出力システム、形態16のデバイス管理装置、形態29のデバイス管理プログラム、並びに形態42および43の出力方法において同じである。
また、認証情報とは、ユーザと出力データとを結びつける情報であり、例えば、ユーザの個体を特定する情報を出力データと認証カードとに含める構成、出力データごとにユーザを識別可能な識別子を割り当てる構成、これらを組み合わせた構成などがある。更に、認証したユーザが本人であることを確認するための情報(パスワード等)を含めることでセキュリティを向上させることが可能となる。以下、形態2の出力システム、形態16のデバイス管理装置、形態29のデバイス管理プログラム、並びに形態42および43の出力方法において同じである。
また、送出とは、例えば、電力制御手段を備える装置と省電力切換手段を備える装置とが別々で、両者がLAN(無線LANも含む)、WAN、インターネット等のネットワークを介して接続されているような場合は、省電力切換命令等の命令を、電力制御手段を備える装置が、前記ネットワークを介して省電力切換手段を備える装置に「送信」することを含み、例えば、電力制御手段と省電力切換手段とが同じ装置内にあるような場合は、省電力切換命令等の命令を、電力制御手段が省電力切換手段に「出力」することを含む。以下、形態2の出力システム、形態16のデバイス管理装置、形態29のデバイス管理プログラム、並びに形態42および43の出力方法において同じである。
また、省電力解除命令の送出タイミングは、利用適格を有すると判定した後でかつ出力データを送信する前であればどのようなタイミングであってもよい。以下、形態2の出力システム、形態16のデバイス管理装置、形態29のデバイス管理プログラム、並びに形態42および43の出力方法において同じである。
ここで、ネットワークデバイスは、出力データに基づいて出力を行うようになっていればどのような構成であってもよく、これには、例えば、印刷データに基づいて印刷を行うネットワークプリンタ、表示データに基づいて表示を行う表示デバイス、または音声データに基づいて音声を出力する音出力デバイスが含まれる。表示デバイスとしては、例えば、プロジェクタやLCD等が該当する。
また、本システムは、ネットワークデバイスに、その他の装置、端末、機器を通信可能に接続したネットワークシステムとして実現するようにしてもよい。この場合は、出力データ記憶手段、出力データ保存手段、認証情報取得手段、利用適格判定手段および電力制御手段は、ネットワークデバイス、その他の機器等のいずれに属していてもよい。
〔形態2〕 上記目的を達成するために、形態2の出力システムは、
出力データに基づいて出力を行うネットワークデバイスと、前記ネットワークデバイスを管理するデバイス管理装置とを通信可能に接続し、認証を得て前記ネットワークデバイスが出力を行う出力システムであって、
前記出力データを記憶する出力データ記憶手段と、前記出力データ記憶手段に前記出力データを保存する出力データ保存手段と、認証情報を取得する認証情報取得手段と、前記認証情報取得手段で取得した認証情報に基づいて前記出力データの利用適格を判定する利用適格判定手段と、前記ネットワークデバイスの電力を制御する電力制御手段とを備え、
前記デバイス管理装置は、前記出力データ記憶手段の出力データのうち前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定した出力データを前記ネットワークデバイスに送信する出力データ送信手段を有し、
前記ネットワークデバイスは、前記出力データを受信する出力データ受信手段と、前記出力データ受信手段で受信した出力データに基づいて出力を行う出力手段と、前記出力手段で前記出力が可能となる消費電力状態である稼働状態および当該稼働状態よりも消費電力を低減した状態である省電力状態を切り換える省電力切換手段とを有し、
前記電力制御手段は、前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定した後でかつ前記出力データ送信手段が前記出力データを送信する前に、前記稼働状態に移行すべき省電力解除命令を前記省電力切換手段に送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、出力データ保存手段により、出力データ記憶手段に出力データが保存される。そして、認証情報取得手段により認証情報が取得されると、利用適格判定手段により、取得された認証情報に基づいて出力データの利用適格が判定される。
デバイス管理装置では、利用適格を有すると判定されると、出力データ送信手段により、出力データ記憶手段の出力データがネットワークデバイスに送信される。
また、電力制御手段により、利用適格を有すると判定された後でかつ出力データが送信される前に省電力解除命令が省電力切換手段に送出される。
ネットワークデバイスでは、省電力解除命令が入力されると、省電力切換手段により稼働状態に移行し、出力手段で出力が可能な状態となる。この状態で、出力データ受信手段により出力データを受信すると、出力手段により、受信した出力データに基づいて出力が行われる。
これにより、ネットワークデバイスは、認証が行われた後に省電力状態が解除されるので、ユーザが出力データを送信してから認証を行うまでに時間を要しても、その間は省電力状態が維持される。また、出力データの受信前に省電力状態が解除されるので、さほど時間を要することなく出力処理が開始される。したがって、従来に比して、出力処理開始までの時間を増大させず消費電力を低減することができるという効果が得られる。
ここで、出力手段は、出力データに基づいて出力を行うようになっていればどのような構成であってもよく、これには、例えば、印刷データに基づいて印刷を行う印刷手段、表示データに基づいて表示を行う表示手段、または音声データに基づいて音声を出力する音出力手段が含まれる。表示手段としては、例えば、プロジェクタやLCDが該当する。
また、本システムは、ネットワークデバイスおよびデバイス管理装置を通信可能に接続したネットワークシステムとして実現するようにしてもよいし、その他の装置、端末、機器をさらに通信可能に接続したネットワークシステムとして実現するようにしてもよい。前者の場合、出力データ記憶手段、出力データ保存手段、認証情報取得手段、利用適格判定手段および電力制御手段は、ネットワークデバイスおよびデバイス管理装置のいずれに属していてもよい。後者の場合、それら手段は、ネットワークデバイス、デバイス管理装置その他の機器等のいずれに属していてもよい。
また、本システムの別の構成として、ユーザの管理下にあるホスト端末に出力データを保持する別構成1が考えられる。この場合は、ホスト端末が、少なくとも、出力データ記憶手段と、出力データ保存手段と、送信指示のあった出力データをネットワークデバイスに送信する出力データ第2送信手段とを備え、利用適格の判定を行う認証端末が、少なくとも、利用適格判定手段と、ホスト端末に利用適格を有すると判定され且つ出力指示のあった出力データの送信指示を行う出力データ送信指示手段とを備える構成となる。
つまり、ホスト端末にて出力要求を発行した際、出力データはホスト端末にて保持し、ユーザが認証端末にて認証を得て、保留していた出力要求を選択し出力を指示すると、認証端末が出力指示のあった出力データを保持するホスト端末に対して、当該出力データの、出力指示のあったネットワークデバイスへの送信指示を行う。ホスト端末は、送信指示のあった出力データをネットワークデバイスへと送信し、ネットワークデバイスは、ホスト端末から出力データを受信すると出力処理を実行する。
また、前述した、ホスト端末に出力データを保持する構成の別形態として、認証を得て且つ出力指示のあった出力データを、認証端末が取得してネットワークデバイスに送信する別構成2が考えられる。この場合は、ホスト端末が、少なくとも、出力データ記憶手段と、出力データ保存手段とを備え、認証端末が、少なくとも、利用適格判定手段と、ホスト端末に利用適格を有すると判定され且つ出力指示のあった出力データをホスト端末から取得する出力データ取得手段と、当該出力データ取得手段で取得した出力データを、当該出力データの出力指示のあったネットワークデバイスに送信する出力データ第2送信手段とを備える構成となる。
つまり、ホスト端末にて出力要求を発行した際、出力データはホスト端末にて保持し、ユーザが認証端末にて認証を得て、保留していた出力要求を選択し出力を指示すると、認証端末は、ホスト端末から出力データを取得し、当該取得した出力データを出力指示のあったネットワークデバイスへと送信する。ネットワークデバイスは、認証端末から出力データを受信すると出力処理を実行する。
また、本システムの別の構成として、ネットワークデバイスに出力データを保持する別構成3が考えられる。この場合は、ネットワークデバイスが、少なくとも出力データ記憶手段を備え、ホスト端末が、少なくとも、出力データ送信手段を備え、認証端末が、少なくとも、利用適格を有すると判定し且つ出力指示のあった出力データの出力指示をネットワークデバイスに対して行う出力指示手段を備える構成となる。
つまり、ホスト端末にて出力要求を発行した際、出力データを、ネットワークデバイスに送信するなどして、ネットワークデバイスの有する出力データ記憶手段に記憶する。そして、ユーザが認証端末にて認証を得て、保留していた出力要求を選択し出力を指示すると、出力指示手段が当該出力指示のあった出力データを保持するネットワークデバイスに対して出力指示を行う。ネットワークデバイスは、認証端末からの出力指示に応じて出力処理を実行する。
〔形態3〕 さらに、形態3の出力システムは、形態2の出力システムにおいて、
前記デバイス管理装置は、前記出力データ保存手段、前記認証情報取得手段、前記利用適格判定手段および前記電力制御手段を有することを特徴とする。
このような構成であれば、デバイス管理装置では、出力データ保存手段により、出力データ記憶手段に出力データが保存される。そして、認証情報取得手段により認証情報が取得されると、利用適格判定手段により、取得された認証情報に基づいて出力データの利用適格が判定される。その結果、利用適格を有すると判定されると、出力データ送信手段により、出力データ記憶手段の出力データがネットワークデバイスに送信される。また、電力制御手段により、利用適格を有すると判定された後でかつ出力データが送信される前に省電力解除命令が省電力切換手段に送出される。
これにより、デバイス管理装置において、ネットワークデバイスの電力状態を制御することが可能となるので、各ネットワークデバイスに、当該ネットワークデバイスの電力状態を制御する機能を持たせることなく、単数のデバイス管理装置によって、複数のネットワークデバイスの電力状態を統括して制御することができるという効果が得られる。
〔形態4〕 さらに、形態4の出力システムは、形態2および3のいずれか1の出力システムにおいて、
前記電力制御手段は、前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定した直後に、前記省電力解除命令を送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、利用適格を有すると判定されると、電力制御手段により、省電力解除命令が送出される。
これにより、通常は、ユーザが操作を開始する前に省電力状態が解除されるので、出力処理を速やかに開始することができるという効果が得られる。
ここで、判定した直後にとは、利用適格を有すると判定された後、ほとんど時間をおかずに省電力解除命令を送出するタイミングであり、可能な限り速いタイミングが望ましい。
〔形態5〕 さらに、形態5の出力システムは、形態2および3のいずれか1の出力システムにおいて、
前記出力データ保存手段は、前記出力データおよび前記認証情報を対応付けて前記出力データ記憶手段に保存するようになっており、
前記認証情報取得手段で取得した認証情報に対応する前記出力データを前記出力データ記憶手段のなかから検索する出力データ検索手段を備え、
前記電力制御手段は、前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定し、かつ、前記出力データ検索手段が前記出力データを索出したときは、前記省電力解除命令を送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、利用適格を有すると判定されかつ該当の出力データが索出されると、電力制御手段により、省電力解除命令が送出される。
これにより、認証が得られかつ該当の出力データが存在する場合にのみ、省電力状態が解除されるので、消費電力をさらに低減することができるという効果が得られる。
〔形態6〕 さらに、形態6の出力システムは、形態2および3のいずれか1の出力システムにおいて、
前記出力データ保存手段は、前記出力データおよび前記認証情報を対応付けて前記出力データ記憶手段に保存するようになっており、
前記認証情報取得手段で取得した認証情報に対応する前記出力データを前記出力データ記憶手段のなかから検索する出力データ検索手段を備え、
前記電力制御手段は、前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定し、かつ、未処理の前記出力データを前記出力データ検索手段が索出したときは、前記省電力解除命令を送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、利用適格を有すると判定されかつ未処理の出力データが索出されると、電力制御手段により、省電力解除命令が送出される。つまり、例えば、出力処理済の出力データを出力データ記憶手段に残しておくと共に、同じ出力データに対して再出力処理が可能な構成の場合に、出力データ記憶手段に記憶されている出力データの中に、記憶されてから一度も出力処理が実行されていない出力データがある場合に、省電力解除命令が送出される。
これにより、認証が得られかつ未処理の出力データが存在する場合は、出力が行われる可能性が高いので、そのような場合にのみ省電力状態を解除すれば、消費電力をさらに低減することができるという効果が得られる。
〔形態7〕 さらに、形態7の出力システムは、形態2ないし6のいずれか1の出力システムにおいて、
前記出力手段による出力の完了を検出する出力完了検出手段を備え、
前記電力制御手段は、前記出力完了検出手段が前記出力の完了を検出したときは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記省電力切換手段に送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、出力完了検出手段により出力の完了が検出されると、デバイス管理装置では、電力制御手段により、省電力移行命令が省電力切換手段に送出される。
ネットワークデバイスでは、省電力移行命令が入力されると、省電力切換手段により、省電力状態に移行する。
これにより、出力が完了すると直ちに省電力状態に移行するので、消費電力をさらに低減することができるという効果が得られる。
ここで、出力完了検出手段は、ネットワークデバイスにおいて行われる出力処理の完了を検出する手段であり、例えば、ネットワークデバイスの有する出力データ管理機能に問い合わせることによって、出力処理が完了しているか否かを判断することが可能である。なお、このように、出力処理が完了したか否かを判断できる出力データ管理機能は、一般の印刷装置、LCD、プロジェクタ等の出力デバイスにおいて公然の機能である。
〔形態8〕 さらに、形態8の出力システムは、形態7の出力システムにおいて、
前記デバイス管理装置に対する操作の完了を検出する操作完了検出手段を備え、
前記電力制御手段は、前記出力完了検出手段が前記出力の完了を検出し、かつ、前記操作完了検出手段が前記操作の完了を検出したときは、前記省電力移行命令を送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、出力完了検出手段により出力の完了が検出され、かつ、操作完了検出手段により操作の完了が検出されると、電力制御手段により、省電力移行命令が送出される。
つまり、出力処理が完了した後でも、例えば、ユーザが、出力データの一覧表示画面を表示させたり、最初の出力指示の際には出力対象として選択していなかったものを選択して印刷させようとしたりなどの操作を行っている間は、省電力状態に移行する指示を出さないようにしている。
これにより、例えば、出力完了後に、同じユーザが再び別の出力を指示する際に、再度ネットワークデバイスをすぐに出力処理を実行できる状態にする(ウォームアップ等を行う)必要がなくなり、ユーザによる出力指示が入力されてから、出力処理が開始されるまでの間において、ウォームアップ等の時間分、ユーザを待たせないで済むという効果が得られる。
更に、出力が完了しかつ操作が完了した場合は、続けて出力が行われる可能性が低いので、そのような場合に省電力状態に移行させることができるので、出力処理開始までの時間を増大させず消費電力を低減することができるという効果が得られる。
〔形態9〕 さらに、形態9の出力システムは、形態7の出力システムにおいて、
前記利用適格判定手段が利用適格を判定可能な状態となったことを検出する判定可能状態検出手段を備え、
前記電力制御手段は、前記出力完了検出手段が前記出力の完了を検出し、かつ、前記判定可能状態検出手段が前記判定可能な状態となったことを検出したときは、前記省電力移行命令を送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、出力完了検出手段により出力の完了が検出され、かつ、判定可能状態検出手段により判定可能な状態となったことが検出されると、電力制御手段により、省電力移行命令が送出される。
つまり、別のユーザが認証情報の入力を行える状態(利用適格を判定可能な状態)になったときに、省電力状態に移行するようにし、出力データの削除操作後等の出力指示操作とは異なる操作完了後のように、ユーザが認証された状態で別のユーザが利用適格の判定を行えない状態(例えば、別の出力データに対する出力指示操作が行われる可能性のある場合)においては、省電力状態に移行しない。
これにより、先に認証を得たユーザが出力データに対する操作を行わないことが完全に確定した状態でネットワークデバイスを省電力状態に移行させることができるので、出力完了後に、同じユーザが再び別の出力を指示する際に、再度ネットワークデバイスをすぐに出力処理を実行できる状態にする(ウォームアップ等を行う)必要がなくなり、ユーザによる出力指示が入力されてから、出力処理が開始されるまでの間において、ウォームアップ等の時間分、ユーザを待たせないで済むという効果が得られる。
更に、出力が完了しかつ利用適格を判定可能な状態となった場合は、続けて出力が行われる可能性が低いので、そのような場合に省電力状態に移行させることができるので、出力処理開始までの時間を増大させず消費電力を低減することができるという効果が得られる。
ここで、利用適格を判定可能な状態とは、例えば、出力完了後、ユーザがログアウトし、別のユーザが認証情報を入力できる状態など、別のユーザが直ちに利用適格の判定処理を行える状態である。
〔形態10〕 さらに、形態10の出力システムは、形態2ないし6のいずれか1の出力システムにおいて、
前記省電力切換手段は、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記出力手段による出力の途中で入力されたときは、前記出力手段による出力の完了を待って前記省電力状態に移行するようになっており、
前記デバイス管理装置に対する操作の完了を検出する操作完了検出手段を備え、
前記電力制御手段は、前記操作完了検出手段が前記操作の完了を検出したときは、前記省電力移行命令を前記省電力切換手段に送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、操作完了検出手段により操作の完了が検出されると、デバイス管理装置では、電力制御手段により、省電力移行命令が省電力切換手段に送出される。
ネットワークデバイスでは、省電力移行命令が入力されると、省電力切換手段により省電力状態に移行する。また、出力の途中である場合は、出力の完了を待って省電力状態に移行する。
これにより、形態8の出力システムと同等の効果に加え、デバイス管理装置がネットワークデバイスにおける出力処理完了を把握する必要がなくなるので、デバイス管理装置の処理負荷を軽減できるといった効果が得られる。
〔形態11〕 さらに、形態11の出力システムは、形態2ないし6のいずれか1の出力システムにおいて、
前記省電力切換手段は、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記出力手段による出力の途中で入力されたときは、前記出力手段による出力の完了を待って前記省電力状態に移行するようになっており、
前記利用適格判定手段が利用適格を判定可能な状態となったことを検出する判定可能状態検出手段を備え、
前記電力制御手段は、前記判定可能状態検出手段が前記判定可能な状態となったことを検出したときは、前記省電力移行命令を前記省電力切換手段に送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、判定可能状態検出手段により判定可能な状態となったことが検出されると、デバイス管理装置では、電力制御手段により、省電力移行命令が省電力切換手段に送出される。
ネットワークデバイスでは、省電力移行命令が入力されると、省電力切換手段により省電力状態に移行する。また、出力の途中である場合は、出力の完了を待って省電力状態に移行する。例えば、ユーザが認証UI(User Interface)端末において出力指示を行い(出力ボタンを押下する等)、これに対してネットワークデバイスが出力処理を実行中において、ユーザがログアウトし(利用適格が判定可能な状態になる場合)、その直後に、省電力移行命令がネットワークデバイスに送られた状態などが考えられる。この場合、ネットワークデバイスは、出力処理を実行中に省電力移行命令を受信することになる。
これにより、形態9の出力システムと同等の効果に加え、デバイス管理装置がネットワークデバイスにおける出力処理完了を把握する必要がなくなるので、デバイス管理装置の処理負荷を軽減できるといった効果が得られる。
〔形態12〕 さらに、形態12の出力システムは、形態2ないし6のいずれか1の出力システムにおいて、
前記出力データ記憶手段から前記出力データを削除する出力データ削除手段を備え、
前記電力制御手段は、前記出力データ削除手段が前記出力データを削除したときは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記省電力切換手段に送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、出力データ削除手段により出力データが削除されると、デバイス管理装置では、電力制御手段により、省電力移行命令が省電力切換手段に送出される。
ネットワークデバイスでは、省電力移行命令が入力されると、省電力切換手段により省電力状態に移行する。
これにより、出力データが削除された場合は、続けて出力が行われる可能性が低いので、そのような場合に省電力状態に移行させれば、出力処理開始までの時間を増大させず消費電力をさらに低減することができるという効果が得られる。
ここで、出力データを削除するタイミングは、例えば、ユーザが出力データのリストを見て、保存しておくべき出力データが無いと判断したときなどが考えられる。例えば、出力しようと思って出力データを認証UI端末に送付しておいたが、その出力データを出力する必要が無くなった場合や、送付した出力データに誤りがあってその出力データを出力したくない場合などである。つまり、出力データが削除されると、続けて他の出力データの出力処理が行われる可能性は低いので、ネットワークデバイスを省電力状態へと移行させて消費電力を低減させる。
〔形態13〕 さらに、形態13の出力システムは、形態12の出力システムにおいて、
前記出力データ削除手段が削除した出力データに関連する前記出力データが前記出力データ記憶手段に存在するかを判定する出力データ存在判定手段を備え、
前記電力制御手段は、前記出力データ存在判定手段が前記出力データが存在しないと判定したときは、前記省電力移行命令を送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、出力データ存在判定手段により関連の出力データが存在しないと判定されると、電力制御手段により、省電力移行命令が送出される。
これにより、出力データが削除されかつ関連の出力データが存在しない場合は、続けて出力が行われる可能性がさらに低くなるので、そのような場合に省電力状態に移行させれば、出力処理開始までの時間を増大させず消費電力をさらに低減することができるという効果が得られる。つまり、記憶されている出力データが無い状態では、出力処理を指示することができないので、出力データが記憶されていないと判定された場合に省電力状態へと移行させれば、さらに消費電力を低減することが可能となる。
ここで、関連の出力データとは、ドキュメント名やファイル名などが似ている出力データや、受信日時等の通信日時が近い出力データなどのことである。
〔形態14〕 さらに、形態14の出力システムは、形態2ないし6のいずれか1の出力システムにおいて、
前記出力データ記憶手段の出力データを管理するインデックスから前記出力データの登録を削除する出力データ登録削除手段を備え、
前記電力制御手段は、前記出力データ登録削除手段が前記出力データの登録を削除したときは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記省電力切換手段に送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、出力データ登録削除手段により出力データの登録が削除されると、デバイス管理装置では、電力制御手段により、省電力移行命令が省電力切換手段に送出される。
これにより、形態12の出力システムと同等の効果が得られると共に、出力データ本体を削除するのではなく、インデックスのみを削除するので、削除処理が軽減され、ユーザに削除操作を軽快に行わせることができるという効果が得られる。なお、インデックスの削除された出力データ本体は、例えば、ユーザがログインしていない状態などにおいて削除すれば良い。
〔形態15〕 さらに、形態15の出力システムは、形態14の出力システムにおいて、
前記出力データ登録削除手段が削除した登録に関連する前記出力データの登録が前記インデックスに存在するかを判定する出力データ登録存在判定手段を備え、
前記電力制御手段は、前記出力データ登録存在判定手段が前記出力データの登録が存在しないと判定したときは、前記省電力移行命令を送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、出力データ登録存在判定手段により関連の出力データの登録が存在しないと判定されると、電力制御手段により、省電力移行命令が送出される。
これにより、形態13の出力システムと同等の効果が得られると共に、出力データ本体を削除するのではなく、インデックスのみを削除するので、削除処理が軽減され、ユーザに削除操作を軽快に行わせることができるという効果が得られる。
〔形態16〕 一方、上記目的を達成するために、形態16のデバイス管理装置は、
ネットワークデバイスを管理するデバイス管理装置であって、
出力データ記憶手段に出力データを保存する出力データ保存手段と、認証情報を取得する認証情報取得手段と、前記認証情報取得手段で取得した認証情報に基づいて前記出力データの利用適格を判定する利用適格判定手段と、前記出力データ記憶手段の出力データのうち前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定した出力データを前記ネットワークデバイスに送信する出力データ送信手段と、前記ネットワークデバイスの電力を制御する電力制御手段とを備え、
前記電力制御手段は、前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定した後でかつ前記出力データ送信手段が前記出力データを送信する前に、前記ネットワークデバイスにおいて前記出力データに基づく出力が可能となる消費電力状態である稼働状態に移行すべき省電力解除命令を前記ネットワークデバイスに送信するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、形態3の出力システムにおけるデバイス管理装置と同等の作用が得られる。したがって、形態3の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態17〕 さらに、形態17のデバイス管理装置は、形態16のデバイス管理装置において、
前記電力制御手段は、前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定した直後に、前記省電力解除命令を送信するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、形態4の出力システムにおけるデバイス管理装置と同等の作用が得られる。したがって、形態4の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態18〕 さらに、形態18のデバイス管理装置は、形態16のデバイス管理装置において、
前記出力データ保存手段は、前記出力データおよび前記認証情報を対応付けて前記出力データ記憶手段に保存するようになっており、
前記認証情報取得手段で取得した認証情報に対応する前記出力データを前記出力データ記憶手段のなかから検索する出力データ検索手段を備え、
前記電力制御手段は、前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定し、かつ、前記出力データ検索手段が前記出力データを索出したときは、前記省電力解除命令を送信するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、形態5の出力システムにおけるデバイス管理装置と同等の作用が得られる。したがって、形態5の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態19〕 さらに、形態19のデバイス管理装置は、形態16のデバイス管理装置において、
前記出力データ保存手段は、前記出力データおよび前記認証情報を対応付けて前記出力データ記憶手段に保存するようになっており、
前記認証情報取得手段で取得した認証情報に対応する前記出力データを前記出力データ記憶手段のなかから検索する出力データ検索手段を備え、
前記電力制御手段は、前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定し、かつ、未処理の前記出力データを前記出力データ検索手段が索出したときは、前記省電力解除命令を送信するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、形態6の出力システムにおけるデバイス管理装置と同等の作用が得られる。したがって、形態6の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態20〕 さらに、形態20のデバイス管理装置は、形態16ないし19のいずれか1のデバイス管理装置において、
前記ネットワークデバイスによる出力の完了を検出する出力完了検出手段を備え、
前記電力制御手段は、前記出力完了検出手段が前記出力の完了を検出したときは、前記稼働状態よりも消費電力を低減する状態である省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記ネットワークデバイスに送信するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、形態7の出力システムにおけるデバイス管理装置と同等の作用が得られる。したがって、形態7の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態21〕 さらに、形態21のデバイス管理装置は、形態20のデバイス管理装置において、
当該デバイス管理装置に対する操作の完了を検出する操作完了検出手段を備え、
前記電力制御手段は、前記出力完了検出手段が前記出力の完了を検出し、かつ、前記操作完了検出手段が前記操作の完了を検出したときは、前記省電力移行命令を送信するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、形態8の出力システムにおけるデバイス管理装置と同等の作用が得られる。したがって、形態8の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態22〕 さらに、形態22のデバイス管理装置は、形態20のデバイス管理装置において、
前記利用適格判定手段が利用適格を判定可能な状態となったことを検出する判定可能状態検出手段を備え、
前記電力制御手段は、前記出力完了検出手段が前記出力の完了を検出し、かつ、前記判定可能状態検出手段が前記判定可能な状態となったことを検出したときは、前記省電力移行命令を送信するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、形態9の出力システムにおけるデバイス管理装置と同等の作用が得られる。したがって、形態9の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態23〕 さらに、形態23のデバイス管理装置は、形態16ないし19のいずれか1のデバイス管理装置において、
当該デバイス管理装置に対する操作の完了を検出する操作完了検出手段を備え、
前記電力制御手段は、前記操作完了検出手段が前記操作の完了を検出したときは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記ネットワークデバイスに送信するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、形態10の出力システムにおけるデバイス管理装置と同等の作用が得られる。したがって、形態10の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態24〕 さらに、形態24のデバイス管理装置は、形態16ないし19のいずれか1のデバイス管理装置において、
前記利用適格判定手段が利用適格を判定可能な状態となったことを検出する判定可能状態検出手段を備え、
前記電力制御手段は、前記判定可能状態検出手段が前記判定可能な状態となったことを検出したときは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記ネットワークデバイスに送信するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、形態11の出力システムにおけるデバイス管理装置と同等の作用が得られる。したがって、形態11の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態25〕 さらに、形態25のデバイス管理装置は、形態16ないし19のいずれか1のデバイス管理装置において、
前記出力データ記憶手段から前記出力データを削除する出力データ削除手段を備え、
前記電力制御手段は、前記出力データ削除手段が前記出力データを削除したときは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記ネットワークデバイスに送信するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、形態12の出力システムにおけるデバイス管理装置と同等の作用が得られる。したがって、形態12の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態26〕 さらに、形態26のデバイス管理装置は、形態25のデバイス管理装置において、
前記出力データ削除手段が削除した出力データに関連する前記出力データが前記出力データ記憶手段に存在するかを判定する出力データ存在判定手段を備え、
前記電力制御手段は、前記出力データ存在判定手段が前記出力データが存在しないと判定したときは、前記省電力移行命令を送信するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、形態13の出力システムにおけるデバイス管理装置と同等の作用が得られる。したがって、形態13の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態27〕 さらに、形態27のデバイス管理装置は、形態16ないし19のいずれか1のデバイス管理装置において、
前記出力データ記憶手段の出力データを管理するインデックスから前記出力データの登録を削除する出力データ登録削除手段を備え、
前記電力制御手段は、前記出力データ登録削除手段が前記出力データの登録を削除したときは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記ネットワークデバイスに送信するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、形態14の出力システムにおけるデバイス管理装置と同等の作用が得られる。したがって、形態14の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態28〕 さらに、形態28のデバイス管理装置は、形態27のデバイス管理装置において、
前記出力データ登録削除手段が削除した登録に関連する前記出力データの登録が前記インデックスに存在するかを判定する出力データ登録存在判定手段を備え、
前記電力制御手段は、前記出力データ登録存在判定手段が前記出力データの登録が存在しないと判定したときは、前記省電力移行命令を送信するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、形態15の出力システムにおけるデバイス管理装置と同等の作用が得られる。したがって、形態15の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態29〕 一方、上記目的を達成するために、形態29のデバイス管理プログラムは、
ネットワークデバイスを管理するデバイス管理装置として動作するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
出力データ記憶手段に出力データを保存する出力データ保存ステップと、認証情報を取得する認証情報取得ステップと、前記認証情報取得ステップで取得した認証情報に基づいて前記出力データの利用適格を判定する利用適格判定ステップと、前記出力データ記憶手段の出力データのうち前記利用適格判定ステップが利用適格を有すると判定した出力データを前記ネットワークデバイスに送信する出力データ送信ステップと、前記ネットワークデバイスの電力を制御する電力制御ステップとからなる処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記電力制御ステップは、前記利用適格判定ステップで利用適格を有すると判定した後でかつ前記出力データ送信ステップで前記出力データを送信する前に、前記ネットワークデバイスにおいて前記出力データに基づく出力が可能となる消費電力状態である稼働状態に移行すべき省電力解除命令を前記ネットワークデバイスに送信することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態16のデバイス管理装置と同等の作用および効果が得られる。
また、デバイス管理プログラムの別構成として、上記形態2における別構成1として説明したように、ホスト端末が出力データを記憶保持する場合の構成が考えられる。この場合、デバイス管理プログラムは、上記認証情報取得ステップと、上記利用適格判定ステップと、ホスト端末に対して、ネットワークデバイスへの出力データの送信を指示する出力データ送信指示ステップと、上記電力制御ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含む構成となる。
また、前述したホスト端末が出力データを記憶保持する場合の別形態として、上記形態2における別構成2として説明したように、認証を得て且つ出力指示のあった出力データを、認証端末が取得してネットワークデバイスに送信する場合の構成が考えられる。この場合、デバイス管理プログラムは、上記認証情報取得ステップと、上記利用適格判定ステップと、ホスト端末から出力データを取得する出力データ取得ステップと、出力データ取得ステップで取得した出力データをネットワークデバイスに送信する出力データ第2送信ステップと、上記電力制御ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含む構成となる。
また、デバイス管理プログラムの別構成として、上記形態2における別構成3として説明したように、ネットワークデバイスが出力データを記憶保持する場合の構成が考えられる。この場合、デバイス管理プログラムは、上記認証情報取得ステップと、上記利用適格判定ステップと、ネットワークデバイスに対して出力処理を指示する出力指示ステップと、上記電力制御ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含む構成となる。
〔形態30〕 さらに、形態30のデバイス管理プログラムは、形態29のデバイス管理プログラムにおいて、
前記電力制御ステップは、前記利用適格判定ステップで利用適格を有すると判定した直後に、前記省電力解除命令を送信することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態17のデバイス管理装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態31〕 さらに、形態31のデバイス管理プログラムは、形態29のデバイス管理プログラムにおいて、
前記出力データ保存ステップは、前記出力データおよび前記認証情報を対応付けて前記出力データ記憶手段に保存し、
前記認証情報取得ステップで取得した認証情報に対応する前記出力データを前記出力データ記憶手段のなかから検索する出力データ検索ステップからなる処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記電力制御ステップは、前記利用適格判定ステップで利用適格を有すると判定し、かつ、前記出力データ検索ステップで前記出力データを索出したときは、前記省電力解除命令を送信することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態18のデバイス管理装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態32〕 さらに、形態32のデバイス管理プログラムは、形態29のデバイス管理プログラムにおいて、
前記出力データ保存手段ステップは、前記出力データおよび前記認証情報を対応付けて前記出力データ記憶手段に保存し、
前記認証情報取得ステップで取得した認証情報に対応する前記出力データを前記出力データ記憶手段のなかから検索する出力データ検索ステップを含み、
前記電力制御ステップは、前記利用適格判定ステップで利用適格を有すると判定し、かつ、未処理の前記出力データを前記出力データ検索ステップで索出したときは、前記省電力解除命令を送信することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態19のデバイス管理装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態33〕 さらに、形態33のデバイス管理プログラムは、形態29ないし32のいずれか1のデバイス管理プログラムにおいて、
前記ネットワークデバイスによる出力の完了を検出する出力完了検出ステップからなる処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記電力制御ステップは、前記出力完了検出ステップで前記出力の完了を検出したときは、前記稼働状態よりも消費電力を低減する状態である省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記ネットワークデバイスに送信することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態20のデバイス管理装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態34〕 さらに、形態34のデバイス管理プログラムは、形態33のデバイス管理プログラムにおいて、
前記デバイス管理装置に対する操作の完了を検出する操作完了検出ステップからなる処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記電力制御ステップは、前記出力完了検出ステップで前記出力の完了を検出し、かつ、前記操作完了検出ステップで前記操作の完了を検出したときは、前記省電力移行命令を送信することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態21のデバイス管理装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態35〕 さらに、形態35のデバイス管理プログラムは、形態33のデバイス管理プログラムにおいて、
前記利用適格判定ステップで利用適格を判定可能な状態となったことを検出する判定可能状態検出ステップからなる処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記電力制御ステップは、前記出力完了検出ステップで前記出力の完了を検出し、かつ、前記判定可能状態検出ステップで前記判定可能な状態となったことを検出したときは、前記省電力移行命令を送信することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態22のデバイス管理装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態36〕 さらに、形態36のデバイス管理プログラムは、形態29ないし32のいずれか1のデバイス管理プログラムにおいて、
前記デバイス管理装置に対する操作の完了を検出する操作完了検出ステップからなる処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記電力制御ステップは、前記操作完了検出ステップで前記操作の完了を検出したときは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記ネットワークデバイスに送信することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態23のデバイス管理装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態37〕 さらに、形態37のデバイス管理プログラムは、形態29ないし32のいずれか1のデバイス管理プログラムにおいて、
前記利用適格判定ステップで利用適格を判定可能な状態となったことを検出する判定可能状態検出ステップからなる処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記電力制御ステップは、前記判定可能状態検出ステップで前記判定可能な状態となったことを検出したときは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記ネットワークデバイスに送信することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態24のデバイス管理装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態38〕 さらに、形態38のデバイス管理プログラムは、形態29ないし32のいずれか1のデバイス管理プログラムにおいて、
前記出力データ記憶手段から前記出力データを削除する出力データ削除ステップからなる処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記電力制御ステップは、前記出力データ削除ステップで前記出力データを削除したときは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記ネットワークデバイスに送信することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態25のデバイス管理装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態39〕 さらに、形態39のデバイス管理プログラムは、形態38のデバイス管理プログラムにおいて、
前記出力データ削除ステップで削除した出力データに関連する前記出力データが前記出力データ記憶手段に存在するかを判定する出力データ存在判定ステップからなる処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記電力制御ステップは、前記出力データ存在判定ステップで前記出力データが存在しないと判定したときは、前記省電力移行命令を送信することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態26のデバイス管理装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態40〕 さらに、形態40のデバイス管理プログラムは、形態29ないし32のいずれか1のデバイス管理プログラムにおいて、
前記出力データ記憶手段の出力データを管理するインデックスから前記出力データの登録を削除する出力データ登録削除ステップからなる処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記電力制御ステップは、前記出力データ登録削除ステップで前記出力データの登録を削除したときは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記ネットワークデバイスに送信することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態27のデバイス管理装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態41〕 さらに、形態41のデバイス管理プログラムは、形態40のデバイス管理プログラムにおいて、
前記出力データ登録削除ステップで削除した登録に関連する前記出力データの登録が前記インデックスに存在するかを判定する出力データ登録存在判定ステップからなる処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記電力制御ステップは、前記出力データ登録存在判定ステップで前記出力データの登録が存在しないと判定したときは、前記省電力移行命令を送信することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態28のデバイス管理装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態42〕 一方、上記目的を達成するために、形態42の出力方法は、
出力データに基づいて出力を行うネットワークデバイスが、認証を得て前記出力を行う出力方法であって、
出力データ記憶手段に前記出力データを保存する出力データ保存ステップと、認証情報を取得する認証情報取得ステップと、前記認証情報取得ステップで取得した認証情報に基づいて前記出力データの利用適格を判定する利用適格判定ステップと、前記ネットワークデバイスの電力を制御する電力制御ステップと、前記出力データ記憶手段の出力データのうち前記利用適格判定ステップにおいて利用適格を有すると判定した出力データを前記ネットワークデバイスに送信する出力データ送信ステップと、前記ネットワークデバイスでの前記出力が可能となる消費電力状態である稼働状態および当該稼働状態よりも消費電力を低減する状態である省電力状態を切り換える省電力切換ステップとを備え、
前記電力制御ステップにおいては、前記利用適格判定ステップにおいて利用適格を有すると判定した後でかつ前記出力データ送信ステップにおいて前記出力データを送信する前に、前記稼働状態に移行すべき省電力解除命令を前記省電力切換手段に送出するようになっていることを特徴とする。
これにより、形態1の出力システムと同等の効果が得られる。
ここで、出力ステップは、出力データに基づいて出力を行えばどのような形態であってもよく、これには、例えば、印刷データに基づいて印刷を行う印刷ステップ、表示データに基づいて表示を行う表示ステップ、または音声データに基づいて音声を出力する音出力ステップが含まれる。表示ステップとしては、例えば、プロジェクタやLCDにより表示を行うことが該当する。
また、本方法は、ネットワークデバイスに、その他の装置、端末、機器を通信可能に接続したネットワークシステムによって実現するようにしてもよい。この場合は、出力データ保存ステップ、認証情報取得ステップ、利用適格判定ステップおよび電力制御ステップは、ネットワークデバイス、その他の機器等のいずれにおいて実行されるようにしてもよい。
〔形態43〕 また、上記目的を達成するために、形態43の出力方法は、
出力データに基づいて出力を行うネットワークデバイスと、前記ネットワークデバイスを管理するデバイス管理装置とを通信可能に接続し、認証を得て前記ネットワークデバイスが出力を行う出力方法であって、
出力データ記憶手段に前記出力データを保存する出力データ保存ステップと、認証情報を取得する認証情報取得ステップと、前記認証情報取得ステップで取得した認証情報に基づいて前記出力データの利用適格を判定する利用適格判定ステップと、前記ネットワークデバイスの電力を制御する電力制御ステップとを含み、
前記デバイス管理装置に対しては、
前記出力データ記憶手段の出力データのうち前記利用適格判定ステップが利用適格を有すると判定した出力データを前記ネットワークデバイスに送信する出力データ送信ステップを含み、
前記ネットワークデバイスに対しては、
前記出力データを受信する出力データ受信ステップと、前記出力データ受信ステップで受信した出力データに基づいて出力を行う出力ステップと、前記出力ステップで前記出力が可能となる消費電力状態である稼働状態および当該稼働状態よりも消費電力を低減する状態である省電力状態を切り換える省電力ステップとを含み、
前記電力制御ステップは、前記利用適格判定ステップで利用適格を有すると判定した後でかつ前記出力データ送信ステップで前記出力データを送信する前に、前記稼働状態に移行すべき省電力解除命令を前記省電力ステップに送出することを特徴とする。
これにより、形態2の出力システムと同等の効果が得られる。
ここで、出力ステップは、出力データに基づいて出力を行えばどのような形態であってもよく、これには、例えば、印刷データに基づいて印刷を行う印刷ステップ、表示データに基づいて表示を行う表示ステップ、または音声データに基づいて音声を出力する音出力ステップが含まれる。表示ステップとしては、例えば、プロジェクタやLCDにより表示を行うことが該当する。
また、本方法は、ネットワークデバイスおよびデバイス管理装置を通信可能に接続したネットワークシステムによって実現するようにしてもよいし、その他の装置、端末、機器をさらに通信可能に接続したネットワークシステムによって実現するようにしてもよい。前者の場合、出力データ保存ステップ、認証情報取得ステップ、利用適格判定ステップおよび電力制御ステップは、ネットワークデバイスおよびデバイス管理装置のいずれにおいて実行されるようにしていてもよい。後者の場合、それらステップは、ネットワークデバイス、デバイス管理装置その他の機器等のいずれにおいて実行するようにしてもよい。
〔形態44〕 さらに、形態44の出力方法は、形態43の出力方法において、
前記デバイス管理装置に対しては、
前記出力データ保存ステップ、前記認証情報取得ステップ、前記利用適格判定ステップおよび前記電力制御ステップを含むことを特徴とする。
これにより、形態3の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態45〕 さらに、形態45の出力方法は、形態43および44のいずれか1の出力方法において、
前記電力制御ステップは、前記利用適格判定ステップで利用適格を有すると判定した直後に、前記省電力解除命令を送出することを特徴とする。
これにより、形態4の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態46〕 さらに、形態46の出力方法は、形態43および44のいずれか1の出力方法において、
前記出力データ保存ステップは、前記出力データおよび前記認証情報を対応付けて前記出力データ記憶手段に保存し、
前記認証情報取得ステップで取得した認証情報に対応する前記出力データを前記出力データ記憶手段のなかから検索する出力データ検索ステップを含み、
前記電力制御ステップは、前記利用適格判定ステップで利用適格を有すると判定し、かつ、前記出力データ検索ステップで前記出力データを索出したときは、前記省電力解除命令を出力することを特徴とする。
これにより、形態5の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態47〕 さらに、形態47の出力方法は、形態43および44のいずれか1の出力方法において、
前記出力データ保存手段ステップは、前記出力データおよび前記認証情報を対応付けて前記出力データ記憶手段に保存し、
前記認証情報取得ステップで取得した認証情報に対応する前記出力データを前記出力データ記憶手段のなかから検索する出力データ検索ステップを含み、
前記電力制御ステップは、前記利用適格判定ステップで利用適格を有すると判定し、かつ、未処理の前記出力データを前記出力データ検索ステップで索出したときは、前記省電力解除命令を出力することを特徴とする。
これにより、形態6の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態48〕 さらに、形態48の出力方法は、形態43ないし47のいずれか1の出力方法において、
前記出力ステップの出力の完了を検出する出力完了検出ステップを含み、
前記電力制御ステップは、前記出力完了検出ステップで前記出力の完了を検出したときは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記省電力ステップに出力することを特徴とする。
これにより、形態7の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態49〕 さらに、形態49の出力方法は、形態48の出力方法において、
前記デバイス管理装置に対する操作の完了を検出する操作完了検出ステップを含み、
前記電力制御ステップは、前記出力完了検出ステップで前記出力の完了を検出し、かつ、前記操作完了検出ステップで前記操作の完了を検出したときは、前記省電力移行命令を出力することを特徴とする。
これにより、形態8の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態50〕 さらに、形態50の出力方法は、形態48の出力方法において、
前記利用適格判定ステップで利用適格を判定可能な状態となったことを検出する判定可能状態検出ステップを含み、
前記電力制御ステップは、前記出力完了検出ステップで前記出力の完了を検出し、かつ、前記判定可能状態検出ステップで前記判定可能な状態となったことを検出したときは、前記省電力移行命令を出力することを特徴とする。
これにより、形態9の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態51〕 さらに、形態51の出力方法は、形態43ないし47のいずれか1の出力方法において、
前記省電力ステップは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記出力ステップの出力の途中で入力されたときは、前記出力ステップの出力の完了を待って前記省電力状態に移行し、
前記デバイス管理装置に対する操作の完了を検出する操作完了検出ステップを含み、
前記電力制御ステップは、前記操作完了検出ステップで前記操作の完了を検出したときは、前記省電力移行命令を前記省電力ステップに出力することを特徴とする。
これにより、形態10の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態52〕 さらに、形態52の出力方法は、形態43ないし47のいずれか1の出力方法において、
前記省電力ステップは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記出力ステップの出力の途中で入力されたときは、前記出力ステップの出力の完了を待って前記省電力状態に移行し、
前記利用適格判定ステップで利用適格を判定可能な状態となったことを検出する判定可能状態検出ステップを含み、
前記電力制御ステップは、前記判定可能状態検出ステップで前記判定可能な状態となったことを検出したときは、前記省電力移行命令を前記省電力ステップに出力することを特徴とする。
これにより、形態11の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態53〕 さらに、形態53の出力方法は、形態43ないし47のいずれか1の出力方法において、
前記出力データ記憶手段から前記出力データを削除する出力データ削除ステップを含み、
前記電力制御ステップは、前記出力データ削除ステップで前記出力データを削除したときは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記省電力ステップに出力することを特徴とする。
これにより、形態12の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態54〕 さらに、形態54の出力方法は、形態53の出力方法において、
前記出力データ削除ステップで削除した出力データに関連する前記出力データが前記出力データ記憶手段に存在するかを判定する出力データ存在判定ステップを含み、
前記電力制御ステップは、前記出力データ存在判定ステップで前記出力データが存在しないと判定したときは、前記省電力移行命令を出力することを特徴とする。
これにより、形態13の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態55〕 さらに、形態55の出力方法は、形態43ないし47のいずれか1の出力方法において、
前記出力データ記憶手段の出力データを管理するインデックスから前記出力データの登録を削除する出力データ登録削除ステップを含み、
前記電力制御ステップは、前記出力データ登録削除ステップで前記出力データの登録を削除したときは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記省電力ステップに出力することを特徴とする。
これにより、形態14の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態56〕 さらに、形態56の出力方法は、形態55の出力方法において、
前記出力データ登録削除ステップで削除した登録に関連する前記出力データの登録が前記インデックスに存在するかを判定する出力データ登録存在判定ステップを含み、
前記電力制御ステップは、前記出力データ登録存在判定ステップで前記出力データの登録が存在しないと判定したときは、前記省電力移行命令を出力することを特徴とする。
これにより、形態15の出力システムと同等の効果が得られる。
〔形態57〕 一方、上記目的を達成するために、形態57の印刷システムは、
印刷データに基づいて印刷処理を行うネットワークプリンタを備え、認証を得て前記ネットワークプリンタが前記印刷処理を行う印刷システムであって、
前記印刷データを記憶する印刷データ記憶手段と、前記印刷データ記憶手段に前記印刷データを保存する印刷データ保存手段と、認証情報を取得する認証情報取得手段と、前記認証情報取得手段で取得した認証情報に基づいて前記印刷データの利用適格を判定する利用適格判定手段と、前記ネットワークプリンタの電力を制御する電力制御手段と、前記印刷データ記憶手段の印刷データのうち前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定した印刷データを前記ネットワークプリンタに送信する印刷データ送信手段と、前記ネットワークプリンタでの前記印刷処理が可能となる消費電力状態である稼働状態および当該稼働状態よりも消費電力を低減した状態である省電力状態を切り換える省電力切換手段とを備え、
前記電力制御手段は、前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定した後でかつ前記印刷データ送信手段が前記印刷データを送信する前に、前記稼働状態に移行すべき省電力解除命令を前記省電力切換手段に送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、印刷データ保存手段により、印刷データ記憶手段に印刷データが保存される。そして、認証情報取得手段により認証情報が取得されると、利用適格判定手段により、取得された認証情報に基づいて印刷データの利用適格が判定される。
利用適格を有すると判定されると、印刷データ送信手段により、印刷データ記憶手段の印刷データがネットワークプリンタに送信される。
また、電力制御手段により、利用適格を有すると判定された後でかつ印刷データが送信される前に省電力解除命令が省電力切換手段に送出される。
省電力解除命令が入力されると、省電力切換手段によりネットワークプリンタが稼働状態に移行し、印刷処理が可能な状態となる。ネットワークプリンタでは、この状態で印刷データを受信すると、受信した印刷データに基づいて印刷処理が行われる。
これにより、ネットワークプリンタは、認証が行われた後に省電力状態が解除されるので、ユーザが印刷データを送信してから認証を行うまでに時間を要しても、その間は省電力状態が維持される。また、印刷データの受信前に省電力状態が解除されるので、さほど時間を要することなく印刷処理が開始される。したがって、従来に比して、印刷処理開始までの時間を増大させず消費電力を低減することができるという効果が得られる。
ここで、稼働状態は、例えば、一般のプリンタにおいてスタンバイモードなどと呼ばれるモード時の状態などが該当する。このモードにおいて、プリンタは、当該プリンタにおいて印刷データが受信されてから印刷処理(画像形成工程)を開始されるまでの時間(待ち時間)が最小時間(プリンタの性能によって変わる)となる状態(例えば、ウォームアップされた状態)になる。
また、省電力状態は、例えば、一般のプリンタにおいてスリープモード、低電力モードなどと呼ばれるモード時の状態などが該当する。このモードにおいて、プリンタは、最も消費電力が少ない状態となり(機種によっては、2段階の省電力モード(例えば、予熱モード/節電モード)を有するものもある)、この状態で印刷データを受信すると稼働状態へと移行する。そのため、省電力状態は、印刷処理を最小時間で実行可能な稼働状態へと移行するためにウォームアップ等を行う時間が必要となり、この分だけ、印刷データを受信してから印刷処理を開始するまでの待ち時間が稼働状態時よりも多く必要となる。
また、省電力状態は、前述したように、ネットワークプリンタにおいて、印刷データ等の印刷データの受信がされない間の待機時間などにおいて、当該ネットワークプリンタをデータの受信チェックに必要な低消費電力状態で動作させる状態の他、例えば、出力処理の処理速度を落としたり、出力結果の品質を落としたりするなど出力処理に必要なの消費電力を低減させる状態なども含む。
また、認証情報とは、ユーザと印刷データとを結びつける情報であり、例えば、ユーザの個体を特定する情報を印刷データと認証カードとに含める構成、印刷データごとにユーザを識別可能な識別子を割り当てる構成、これらを組み合わせた構成などがある。更に、認証したユーザが本人であることを確認するための情報(パスワード等)を含めることでセキュリティを向上させることが可能となる。
また、送出とは、例えば、電力制御手段を備える装置と省電力切換手段を備える装置とが別々で、両者がLAN(無線LANも含む)、WAN、インターネット等のネットワークを介して接続されているような場合は、省電力切換命令等の命令を、電力制御手段を備える装置が、前記ネットワークを介して省電力切換手段を備える装置に「送信」することを含み、例えば、電力制御手段と省電力切換手段とが同じ装置内にあるような場合は、省電力切換命令等の命令を、電力制御手段が省電力切換手段に「出力」することを含む。
また、省電力解除命令の送出タイミングは、利用適格を有すると判定した後でかつ印刷データを送信する前であればどのようなタイミングであってもよい。
また、本システムは、ネットワークプリンタに、その他の装置、端末、機器を通信可能に接続したネットワークシステムとして実現するようにしてもよい。この場合は、印刷データ記憶手段、印刷データ保存手段、認証情報取得手段、利用適格判定手段および電力制御手段は、ネットワークプリンタ、その他の機器等のいずれに属していてもよい。
〔形態58〕 また、上記目的を達成するために、形態58の印刷システムは、
印刷データに基づいて印刷処理を行うネットワークプリンタと、前記ネットワークプリンタを管理するデバイス管理装置とを通信可能に接続し、認証を得て前記ネットワークプリンタが印刷処理を行う印刷システムであって、
前記印刷データを記憶する印刷データ記憶手段と、前記印刷データ記憶手段に前記印刷データを保存する印刷データ保存手段と、認証情報を取得する認証情報取得手段と、前記認証情報取得手段で取得した認証情報に基づいて前記印刷データの利用適格を判定する利用適格判定手段と、前記ネットワークプリンタの電力を制御する電力制御手段とを備え、
前記デバイス管理装置は、前記印刷データ記憶手段の印刷データのうち前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定した印刷データを前記ネットワークプリンタに送信する印刷データ送信手段を有し、
前記ネットワークプリンタは、前記印刷データを受信する印刷データ受信手段と、前記印刷データ受信手段で受信した印刷データに基づいて前記印刷処理を行う印刷処理手段と、前記印刷処理手段で前記印刷処理が可能となる消費電力状態である稼働状態および当該稼働状態よりも消費電力を低減する状態である省電力状態を切り換える省電力切換手段とを有し、
前記電力制御手段は、前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定した後でかつ前記印刷データ送信手段が前記印刷データを送信する前に、前記稼働状態に移行すべき省電力解除命令を前記省電力切換手段に送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、印刷データ保存手段により、印刷データ記憶手段に印刷データが保存される。そして、認証情報取得手段により認証情報が取得されると、利用適格判定手段により、取得された認証情報に基づいて印刷データの利用適格が判定される。
デバイス管理装置では、利用適格を有すると判定されると、印刷データ送信手段により、印刷データ記憶手段の印刷データがネットワークプリンタに送信される。
また、電力制御手段により、利用適格を有すると判定された後でかつ印刷データが送信される前に省電力解除命令が省電力切換手段に送出される。
ネットワークプリンタでは、省電力解除命令が入力されると、省電力切換手段により稼働状態に移行し、印刷処理手段で印刷処理が可能な状態となる。この状態で、印刷データ受信手段により印刷データを受信すると、印刷処理手段により、受信した印刷データに基づいて印刷処理が行われる。
これにより、ネットワークプリンタは、認証が行われた後に省電力状態が解除されるので、ユーザが印刷データを送信してから認証を行うまでに時間を要しても、その間は省電力状態が維持される。また、印刷データの受信前に省電力状態が解除されるので、さほど時間を要することなく印刷処理が開始される。したがって、従来に比して、印刷処理開始までの時間を増大させず消費電力を低減することができるという効果が得られる。
ここで、本システムは、ネットワークプリンタおよびデバイス管理装置を通信可能に接続したネットワークシステムとして実現するようにしてもよいし、その他の装置、端末、機器をさらに通信可能に接続したネットワークシステムとして実現するようにしてもよい。前者の場合、印刷データ記憶手段、印刷データ保存手段、認証情報取得手段、利用適格判定手段および電力制御手段は、ネットワークプリンタおよびデバイス管理装置のいずれに属していてもよい。後者の場合、それら手段は、ネットワークプリンタ、デバイス管理装置その他の機器等のいずれに属していてもよい。
また、本システムの別の構成として、ユーザの管理下にあるホスト端末に印刷データを記憶保持する別構成1が考えられる。この場合は、ホスト端末が、少なくとも、印刷データ記憶手段と、印刷データ保存手段と、送信指示のあった印刷データをネットワークプリンタに送信する印刷データ第2送信手段とを備え、利用適格の判定を行う認証端末が、少なくとも、利用適格判定手段と、ホスト端末に利用適格を有すると判定され且つ印刷処理指示のあった印刷データの送信指示を行う印刷データ送信指示手段とを備える構成となる。
つまり、ホスト端末にて印刷処理要求を発行した際、印刷データはホスト端末にて記憶保持し、ユーザが認証端末にて認証を得て、保留していた印刷処理要求を選択し印刷処理を指示すると、認証端末が印刷処理指示のあった印刷データを記憶保持するホスト端末に対して、当該印刷データの、印刷処理指示のあったネットワークプリンタへの送信指示を行う。ホスト端末は、送信指示のあった印刷データをネットワークプリンタへと送信し、ネットワークプリンタは、ホスト端末から印刷データを受信すると印刷処理を実行する。
また、前述した、ホスト端末に印刷データを保持する構成の別形態として、認証を得て且つ印刷処理指示のあった印刷データを、認証端末が取得してネットワークプリンタに送信する別構成2が考えられる。この場合は、ホスト端末が、少なくとも、印刷データ記憶手段と、印刷データ保存手段とを備え、認証端末が、少なくとも、利用適格判定手段と、ホスト端末に利用適格を有すると判定され且つ印刷処理指示のあった印刷データをホスト端末から取得する印刷データ取得手段と、当該印刷データ取得手段で取得した印刷データを、当該印刷データの印刷処理指示のあったネットワークプリンタに送信する印刷データ第2送信手段とを備える構成となる。
つまり、ホスト端末にて印刷処理要求を発行した際、印刷データはホスト端末にて保持し、ユーザが認証端末にて認証を得て、保留していた印刷処理要求を選択し印刷処理を指示すると、認証端末は、ホスト端末から印刷データを取得し、当該取得した印刷データを印刷処理指示のあったネットワークプリンタへと送信する。ネットワークプリンタは、認証端末から印刷データを受信すると印刷処理を実行する。
また、本システムの別の構成として、ネットワークプリンタに印刷データを保持する別構成3が考えられる。この場合は、ネットワークプリンタが、少なくとも印刷データ記憶手段を備え、ホスト端末が、少なくとも、印刷データ送信手段を備え、認証端末が、少なくとも、利用適格を有すると判定し且つ印刷処理指示のあった印刷データの印刷処理指示をネットワークプリンタに対して行う印刷処理指示手段を備える構成となる。
つまり、ホスト端末にて印刷処理要求を発行した際、印刷データを、ネットワークプリンタに送信するなどして、ネットワークプリンタの有する印刷データ記憶手段に記憶する。そして、ユーザが認証端末にて認証を得て、保留していた印刷処理要求を選択し印刷処理を指示すると、印刷処理指示手段が当該印刷処理指示のあった印刷データを保持するネットワークプリンタに対して印刷処理指示を行う。ネットワークプリンタは、認証端末からの印刷処理指示に応じて印刷処理を実行する。
〔形態59〕 さらに、形態59の印刷システムは、形態58の印刷システムにおいて、
前記デバイス管理装置は、前記印刷データ保存手段、前記認証情報取得手段、前記利用適格判定手段および前記電力制御手段を有することを特徴とする。
このような構成であれば、デバイス管理装置では、印刷データ保存手段により、印刷データ記憶手段に印刷データが保存される。そして、認証情報取得手段により認証情報が取得されると、利用適格判定手段により、取得された認証情報に基づいて印刷データの利用適格が判定される。その結果、利用適格を有すると判定されると、印刷データ送信手段により、印刷データ記憶手段の印刷データがネットワークプリンタに送信される。また、電力制御手段により、利用適格を有すると判定された後でかつ印刷データが送信される前に省電力解除命令が省電力切換手段に送出される。
このような構成であれば、デバイス管理装置では、印刷データ保存手段により、印刷データ記憶手段に印刷データが保存される。そして、認証情報取得手段により認証情報が取得されると、利用適格判定手段により、取得された認証情報に基づいて印刷データの利用適格が判定される。その結果、利用適格を有すると判定されると、印刷データ送信手段により、印刷データ記憶手段の印刷データがネットワークプリンタに送信される。また、電力制御手段により、利用適格を有すると判定された後でかつ印刷データが送信される前に省電力解除命令が省電力切換手段に送出される。
これにより、デバイス管理装置において、ネットワークプリンタの電力状態を制御することが可能となるので、各ネットワークプリンタに、当該ネットワークプリンタの電力状態を制御する機能を持たせることなく、単数のデバイス管理装置によって、複数のネットワークプリンタの電力状態を統括して制御することができるという効果が得られる。
〔形態60〕 さらに、形態60の印刷システムは、形態58および59のいずれか1の印刷システムにおいて、
前記電力制御手段は、前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定した直後に、前記省電力解除命令を送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、利用適格を有すると判定されると、電力制御手段により、省電力解除命令が送出される。
これにより、通常は、ユーザが操作を開始する前に省電力状態が解除されるので、印刷処理を速やかに開始することができるという効果が得られる。
ここで、判定した直後にとは、利用適格を有すると判定された後、ほとんど時間をおかずに省電力解除命令を送出するタイミングであり、可能な限り速いタイミングが望ましい。
〔形態61〕 さらに、形態61の印刷システムは、形態58および59のいずれか1の印刷システムにおいて、
前記印刷データ保存手段は、前記印刷データおよび前記認証情報を対応付けて前記印刷データ記憶手段に保存するようになっており、
前記認証情報取得手段で取得した認証情報に対応する前記印刷データを前記印刷データ記憶手段のなかから検索する印刷データ検索手段を備え、
前記電力制御手段は、前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定し、かつ、前記印刷データ検索手段が前記印刷データを索出したときは、前記省電力解除命令を送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、利用適格を有すると判定されかつ該当の印刷データが索出されると、電力制御手段により、省電力解除命令が送出される。
これにより、認証が得られかつ該当の印刷データが存在する場合にのみ、省電力状態が解除されるので、消費電力をさらに低減することができるという効果が得られる。
〔形態62〕 さらに、形態62の印刷システムは、形態58および59のいずれか1の印刷システムにおいて、
前記出力データ保存手段は、前記印刷データおよび前記認証情報を対応付けて前記印刷データ記憶手段に保存するようになっており、
前記認証情報取得手段で取得した認証情報に対応する前記印刷データを前記印刷データ記憶手段のなかから検索する印刷データ検索手段を備え、
前記電力制御手段は、前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定し、かつ、未処理の前記印刷データを前記印刷データ検索手段が索出したときは、前記省電力解除命令を送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、利用適格を有すると判定されかつ未処理の印刷データが索出されると、電力制御手段により、省電力解除命令が送出される。つまり、例えば、印刷処理済の印刷データを印刷データ記憶手段に残しておくと共に、同じ印刷データに対して再印刷処理が可能な構成の場合に、印刷データ記憶手段に記憶されている印刷データの中に、記憶されてから一度も印刷処理が実行されていない印刷データがある場合に、省電力解除命令が送出される。
これにより、認証が得られかつ未処理の印刷データが存在する場合は、印刷処理が行われる可能性が高いので、そのような場合にのみ省電力状態を解除すれば、消費電力をさらに低減することができるという効果が得られる。
〔形態63〕 さらに、形態63の印刷システムは、形態58ないし62のいずれか1の印刷システムにおいて、
前記印刷処理手段による印刷処理の完了を検出する印刷処理完了検出手段を備え、
前記電力制御手段は、前記印刷処理完了検出手段が前記印刷処理の完了を検出したときは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記省電力切換手段に送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、印刷処理完了検出手段により印刷処理の完了が検出されると、デバイス管理装置では、電力制御手段により、省電力移行命令が省電力切換手段に送出される。
ネットワークプリンタでは、省電力移行命令が入力されると、省電力切換手段により、省電力状態に移行する。
これにより、印刷処理が完了すると直ちに省電力状態に移行するので、消費電力をさらに低減することができるという効果が得られる。
ここで、印刷処理完了検出手段は、ネットワークプリンタにおいて行われる印刷処理の完了を検出する手段であり、例えば、ネットワークプリンタの有する印刷データ管理機能に問い合わせることによって、印刷処理が完了しているか否かを判断することが可能である。なお、このように、印刷処理が完了したか否かを判断できる印刷データ管理機能は、一般のネットワークプリンタにおいて公然の機能である。
〔形態64〕 さらに、形態64の印刷システムは、形態63の印刷システムにおいて、
前記デバイス管理装置に対する操作の完了を検出する操作完了検出手段を備え、
前記電力制御手段は、前記印刷処理完了検出手段が前記印刷処理の完了を検出し、かつ、前記操作完了検出手段が前記操作の完了を検出したときは、前記省電力移行命令を送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、印刷処理完了検出手段により印刷処理の完了が検出され、かつ、操作完了検出手段により操作の完了が検出されると、電力制御手段により、省電力移行命令が送出される。
つまり、印刷処理が完了した後でも、例えば、ユーザが、印刷データの一覧表示画面を表示させたり、最初の印刷指示の際には印刷処理対象として選択していなかったものを選択して印刷させようとしたりなどの操作を行っている間は、省電力状態に移行する指示を出さないようにしている。
これにより、例えば、印刷処理完了後に、同じユーザが再び別の印刷を指示する際に、再度ネットワークプリンタをすぐに印刷処理を実行できる状態にする(ウォームアップ等を行う)必要がなくなり、ユーザによる印刷指示が入力されてから、印刷処理が開始されるまでの間において、ウォームアップ等の時間分、ユーザを待たせないで済むという効果が得られる。
更に、印刷処理が完了しかつ操作が完了した場合は、続けて印刷処理が行われる可能性が低いので、そのような場合に省電力状態に移行させることができるので、印刷処理開始までの時間を増大させず消費電力を低減することができるという効果が得られる。
〔形態65〕 さらに、形態65の印刷システムは、形態63の印刷システムにおいて、
前記利用適格判定手段が利用適格を判定可能な状態となったことを検出する判定可能状態検出手段を備え、
前記電力制御手段は、前記印刷処理完了検出手段が前記印刷処理の完了を検出し、かつ、前記判定可能状態検出手段が前記判定可能な状態となったことを検出したときは、前記省電力移行命令を送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、印刷処理完了検出手段により印刷処理の完了が検出され、かつ、判定可能状態検出手段により判定可能な状態となったことが検出されると、電力制御手段により、省電力移行命令が送出される。
つまり、別のユーザが認証情報の入力を行える状態(利用適格を判定可能な状態)になったときに、省電力状態に移行するようにし、印刷データの削除操作後等の印刷指示操作とは異なる操作完了後のように、ユーザが認証された状態で別のユーザが利用適格の判定を行えない状態(例えば、別の印刷データに対する出力指示操作が行われる可能性のある場合)においては、省電力状態に移行しない。
これにより、先に認証を得たユーザが印刷データに対する操作を行わないことが完全に確定した状態でネットワークプリンタを省電力状態に移行させることができるので、印刷処理完了後に、同じユーザが再び別の印刷を指示する際に、再度ネットワークプリンタをすぐに印刷処理を実行できる状態にする(ウォームアップ等を行う)必要がなくなり、ユーザによる印刷指示が入力されてから、印刷処理が開始されるまでの間において、ウォームアップ等の時間分、ユーザを待たせないで済むという効果が得られる。
更に、印刷処理が完了しかつ利用適格を判定可能な状態となった場合は、続けて印刷処理が行われる可能性が低いので、そのような場合に省電力状態に移行させることができるので、印刷処理開始までの時間を増大させず消費電力を低減することができるという効果が得られる。
ここで、利用適格を判定可能な状態とは、例えば、印刷処理完了後、ユーザがログアウトし、別のユーザが認証情報を入力できる状態など、別のユーザが直ちに利用適格の判定処理を行える状態である。
〔形態66〕 さらに、形態66の印刷システムは、形態58ないし62のいずれか1の印刷システムにおいて、
前記省電力切換手段は、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記印刷処理手段による印刷処理の途中で入力されたときは、前記印刷処理手段による印刷処理の完了を待って前記省電力状態に移行するようになっており、
前記デバイス管理装置に対する操作の完了を検出する操作完了検出手段を備え、
前記電力制御手段は、前記操作完了検出手段が前記操作の完了を検出したときは、前記省電力移行命令を前記省電力切換手段に送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、操作完了検出手段により操作の完了が検出されると、デバイス管理装置では、電力制御手段により、省電力移行命令が省電力切換手段に送出される。
ネットワークプリンタでは、省電力移行命令が入力されると、省電力切換手段により省電力状態に移行する。また、印刷処理の途中である場合は、印刷処理の完了を待って省電力状態に移行する。
これにより、形態64の印刷システムと同等の効果に加え、デバイス管理装置がネットワークプリンタにおける印刷処理完了を把握する必要がなくなるので、デバイス管理装置の処理負荷を軽減できるといった効果が得られる。
〔形態67〕 さらに、形態67の印刷システムは、形態58ないし62のいずれか1の印刷システムにおいて、
前記省電力切換手段は、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記印刷処理手段による印刷処理の途中で入力されたときは、前記印刷処理手段による印刷処理の完了を待って前記省電力状態に移行するようになっており、
前記利用適格判定手段が利用適格を判定可能な状態となったことを検出する判定可能状態検出手段を備え、
前記電力制御手段は、前記判定可能状態検出手段が前記判定可能な状態となったことを検出したときは、前記省電力移行命令を前記省電力切換手段に送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、判定可能状態検出手段により判定可能な状態となったことが検出されると、デバイス管理装置では、電力制御手段により、省電力移行命令が省電力切換手段に送出される。
ネットワークプリンタでは、省電力移行命令が入力されると、省電力切換手段により省電力状態に移行する。また、印刷処理の途中である場合は、印刷処理の完了を待って省電力状態に移行する。例えば、ユーザが認証UI(User Interface)端末において印刷指示を行い(出力ボタンを押下する等)、これに対してネットワークプリンタが印刷処理を実行中において、ユーザがログアウトし(利用適格が判定可能な状態になる場合)、その直後に、省電力移行命令がネットワークプリンタに送られた状態などが考えられる。この場合、ネットワークプリンタは、印刷処理を実行中に省電力移行命令を受信することになる。
これにより、形態65の印刷システムと同等の効果に加え、デバイス管理装置がネットワークプリンタにおける印刷処理完了を把握する必要がなくなるので、デバイス管理装置の処理負荷を軽減できるといった効果が得られる。
〔形態68〕 さらに、形態68の印刷システムは、形態58ないし62のいずれか1の印刷システムにおいて、
前記印刷データ記憶手段から前記印刷データを削除する印刷データ削除手段を備え、
前記電力制御手段は、前記印刷データ削除手段が前記印刷データを削除したときは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記省電力切換手段に送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、印刷データ削除手段により印刷データが削除されると、デバイス管理装置では、電力制御手段により、省電力移行命令が省電力切換手段に送出される。
ネットワークプリンタでは、省電力移行命令が入力されると、省電力切換手段により省電力状態に移行する。
これにより、印刷データが削除された場合は、続けて印刷処理が行われる可能性が低いので、そのような場合に省電力状態に移行させれば、印刷処理開始までの時間を増大させず消費電力をさらに低減することができるという効果が得られる。
ここで、印刷データを削除するタイミングは、例えば、ユーザが印刷データのリストを見て、保存しておくべき印刷データが無いと判断したときなどが考えられる。例えば、印刷しようと思って印刷データを認証UI端末に送付しておいたが、その印刷データを印刷する必要が無くなった場合や、送付した印刷データに誤りがあってその印刷データを印刷したくない場合などである。つまり、印刷データが削除されると、続けて他の印刷データの印刷処理が行われる可能性は低いので、ネットワークプリンタを省電力状態へと移行させて消費電力を低減させる。
〔形態69〕 さらに、形態69の印刷システムは、形態68の印刷システムにおいて、
前記印刷データ削除手段が削除した印刷データに関連する前記印刷データが前記印刷データ記憶手段に存在するかを判定する印刷データ存在判定手段を備え、
前記電力制御手段は、前記印刷データ存在判定手段が前記印刷データが存在しないと判定したときは、前記省電力移行命令を送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、印刷データ存在判定手段により関連の印刷データが存在しないと判定されると、電力制御手段により、省電力移行命令が送出される。
これにより、印刷データが削除されかつ関連の印刷データが存在しない場合は、続けて印刷処理が行われる可能性がさらに低くなるので、そのような場合に省電力状態に移行させれば、印刷処理開始までの時間を増大させず消費電力をさらに低減することができるという効果が得られる。つまり、記憶されている印刷データが無い状態では、印刷処理を指示することができないので、印刷データが記憶されていないと判定された場合に省電力状態へと移行させれば、さらに消費電力を低減することが可能となる。
ここで、関連の印刷データとは、ドキュメント名やファイル名などが似ている印刷データや、受信日時等の通信日時が近い印刷データなどのことである。
〔形態70〕 さらに、形態70の印刷システムは、形態58ないし62のいずれか1の印刷システムにおいて、
前記印刷データ記憶手段の印刷データを管理するインデックスから前記印刷データの登録を削除する印刷データ登録削除手段を備え、
前記電力制御手段は、前記印刷データ登録削除手段が前記印刷データの登録を削除したときは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記省電力切換手段に送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、印刷データ登録削除手段により印刷データの登録が削除されると、デバイス管理装置では、電力制御手段により、省電力移行命令が省電力切換手段に送出される。
これにより、形態68の印刷システムと同等の効果が得られると共に、印刷データ本体を削除するのではなく、インデックスのみを削除するので、削除処理が軽減され、ユーザに削除操作を軽快に行わせることができるという効果が得られる。なお、インデックスの削除された印刷データ本体は、例えば、ユーザがログインしていない状態などにおいて削除すれば良い。
〔形態71〕 さらに、形態71の印刷システムは、形態70の印刷システムにおいて、
前記印刷データ登録削除手段が削除した登録に関連する前記印刷データの登録が前記インデックスに存在するかを判定する印刷データ登録存在判定手段を備え、
前記電力制御手段は、前記印刷データ登録存在判定手段が前記印刷データの登録が存在しないと判定したときは、前記省電力移行命令を送出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、印刷データ登録存在判定手段により関連の印刷データの登録が存在しないと判定されると、電力制御手段により、省電力移行命令が送出される。
これにより、形態69の印刷システムと同等の効果が得られると共に、印刷データ本体を削除するのではなく、インデックスのみを削除するので、削除処理が軽減され、ユーザに削除操作を軽快に行わせることができるという効果が得られる。
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1ないし図13は、本発明に係る出力システム、デバイス管理装置およびデバイス管理プログラム、並びに出力方法の第1の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、本発明に係る出力システム、デバイス管理装置およびデバイス管理プログラム、並びに出力方法を、図1に示すように、認証カードを利用してネットワークプリンタ300で印刷を行うとともにネットワークプリンタ300の電力を制御する場合について適用したものである。
まず、本発明を適用するネットワークシステムの機能概要を図1を参照しながら説明する。
図1は、ネットワークシステムの機能概要を示す機能ブロック図である。
ネットワーク199には、図1に示すように、ユーザの利用に供するホスト端末100と、ネットワークプリンタ300と、ネットワークプリンタ300に近接して設置されたユーザ認証装置200とが接続されている。
ホスト端末100は、文書データを取得する文書データ取得部10と、文書データ取得部10で取得した文書データに基づいて印刷データを生成する印刷データ生成部11と、印刷データ生成部11で生成した印刷データをユーザ認証装置200に送信する印刷データ送信部12とを有して構成されている。
ユーザ認証装置200は、印刷データ記憶部14と、印刷データを受信する印刷データ受信部15と、印刷データ受信部15で受信した印刷データを印刷データ記憶部14に保存する印刷データ保存部16とを有して構成されている。
ユーザ認証装置200は、さらに、与えられた認証カードから認証情報を読み取るカードリーダ17と、カードリーダ17で読み取った認証情報に基づいて印刷データの利用適格を判定するユーザ認証部18と、ユーザ認証部18が利用適格を有すると判定したときは印刷データの選択を可能とし、印刷データ記憶部14のなかから印刷データをユーザに選択させる印刷データ選択部19と、印刷データ選択部19で選択された印刷データをネットワークプリンタ300に送信する印刷データ送信部20とを有して構成されている。
ユーザ認証装置200は、さらに、印刷処理の進捗状態を示すステータス情報を受信するステータス情報受信部21と、ユーザ認証部18の認証結果およびステータス情報受信部21で受信したステータス情報に基づいてネットワークプリンタ300の電力を制御する電力制御部22とを有して構成されている。
電力制御部22は、ユーザ認証部18が利用適格を有すると判定したときは、ウォームアップ状態に移行すべき省電力解除命令をネットワークプリンタ300に送信する。また、ステータス情報に基づいてネットワークプリンタ300が印刷処理を完了したか否かを判定し、印刷処理を完了したと判定したときは、省電力状態に移行すべき省電力移行命令をネットワークプリンタ300に送信する。
ネットワークプリンタ300は、印刷データを受信する印刷データ受信部23と、印刷データ受信部23で受信した印刷データに基づいて印刷を行うプリンタエンジン24と、省電力解除命令および省電力移行命令を受信する電力制御命令受信部25と、電力制御命令受信部25で受信した省電力解除命令または省電力移行命令に基づいて省電力状態およびウォームアップ状態を切り換える省電力部26とを有して構成されている。
ネットワークプリンタ300は、さらに、プリンタエンジン24の状態に基づいてステータス情報を定期的に取得するステータス情報取得部27と、ステータス情報取得部27で取得したステータス情報をユーザ認証装置200に送信するステータス情報送信部28とを有して構成されている。
次に、ホスト端末100の構成を説明する。
図2は、ホスト端末100のハードウェア構成を示すブロック図である。
ホスト端末100は、図2に示すように、制御プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御するCPU30と、所定領域にあらかじめCPU30の制御プログラム等を格納しているROM32と、ROM32等から読み出したデータやCPU30の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM34と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F38とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス39で相互にかつデータ授受可能に接続されている。
I/F38には、外部装置として、ヒューマンインターフェースとしてデータの入力が可能なキーボードやマウス等からなる入力装置40と、データやテーブル等をファイルとして格納する記憶装置42と、画像信号に基づいて画面を表示する表示装置44と、ネットワーク199に接続するための信号線とが接続されている。
CPU30は、マイクロプロセッシングユニット等からなり、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図3のフローチャートに示す印刷要求処理を実行する。
図3は、印刷要求処理を示すフローチャートである。
印刷要求処理は、ユーザ認証装置200に対して印刷を要求する処理であって、CPU30において実行されると、図3に示すように、まず、ステップS100に移行する。
ステップS100では、文書作成アプリケーション等から印刷要求があったか否かを判定し、印刷要求があったと判定したとき(Yes)は、ステップS102に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、印刷要求があるまでステップS100で待機する。
ステップS102では、文書作成アプリケーション等から印刷対象となる文書データを取得し、ステップS104に移行して、取得した文書データに基づいて印刷データを生成し、ステップS106に移行する。
ステップS106では、印刷要求のあったユーザのユーザID、文書データのファイル名、ホスト端末100のアドレスを示す端末情報、印刷日時および印刷設定を取得し、取得したそれら情報に基づいて、印刷データの属性を示す印刷属性情報を生成する。
図4は、印刷属性情報400のデータ構造を示す図である。
印刷属性情報400は、図4に示すように、ユーザID、文書データのファイル名、端末情報、印刷日時および印刷設定をそれぞれ格納したフィールド402〜410を含んで構成されている。
図3に戻り、次いで、ステップS110に移行して、生成した印刷属性情報を印刷データに添付し、ステップS112に移行して、印刷属性情報を添付した印刷データをネットワークプリンタ300に送信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、ユーザ認証装置200の構成を説明する。
図5は、ユーザ認証装置200のハードウェア構成を示すブロック図である。
ユーザ認証装置200は、図5に示すように、ホスト端末100と同様に、CPU50、ROM52、RAM54およびI/F58をバス59で接続し、入力装置60、記憶装置62、表示装置64、カードリーダ17およびネットワーク199に接続するための信号線をI/F58に接続して構成されている。
記憶装置62は、印刷ジョブを管理する印刷ジョブ管理テーブル420を記憶している。
図6は、印刷ジョブ管理テーブル420のデータ構造を示す図である。
印刷ジョブ管理テーブル420には、図6に示すように、各印刷データごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、印刷データに対して割り当てられるジョブIDを登録するフィールド422と、ユーザIDを登録するフィールド424と、印刷データのファイル名を登録するフィールド426と、印刷回数を登録するフィールド428と、その他の印刷属性情報を登録するフィールド430とを含んで構成されている。
図6の例では、第1段目のレコードには、ジョブIDとして「1」が、ユーザIDとして「takahashi」が、印刷データのファイル名として「0001.prn」が、印刷回数として「1」がそれぞれ登録されている。これは、印刷ジョブ1(ジョブID「1」が割り当てられた印刷データをいう。以下、同様に略記する。)はユーザID「takahashi」のユーザが印刷要求を行ったものであり、過去に1回印刷が行われていることを示している。
また、記憶装置62は、ユーザを認証するための認証情報を管理する認証情報管理テーブル440を記憶している。
図7は、認証情報管理テーブル440のデータ構造を示す図である。
認証情報管理テーブル440には、図7に示すように、各ユーザごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、ユーザIDを登録するフィールド442と、パスワードを登録するフィールド444とを含んで構成されている。ユーザ認証装置200で認証を得るには、認証カードから読み取られた認証情報に含まれるユーザIDおよびパスワードが、いずれかのレコードのユーザIDおよびパスワードと一致する必要がある。
CPU50は、マイクロプロセッシングユニット等からなり、ROM52の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図8、図9および図10のフローチャートに示す印刷データ保存処理、ユーザ認証処理および省電力移行制御処理をそれぞれ時分割で実行する。
初めに、印刷データ保存処理を説明する。
図8は、印刷データ保存処理を示すフローチャートである。
印刷データ保存処理は、ホスト端末100からの印刷データを保存する処理であって、CPU50において実行されると、図8に示すように、まず、ステップS200に移行する。
ステップS200では、印刷データを受信したか否かを判定し、印刷データを受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS206に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、印刷データを受信するまでステップS200で待機する。
ステップS206では、受信した印刷データに対してジョブIDを発行し、ステップS208に移行して、受信した印刷データを記憶装置62に保存し、ステップS210に移行して、受信した印刷データからファイル名を取得し、発行したジョブID、取得したファイル名および受信した印刷属性情報を含む新たなレコードを印刷ジョブ管理テーブル420に登録する。このとき、印刷回数は「0」を登録する。
ステップS210の処理が終了すると、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、ユーザ認証処理を説明する。
図9は、ユーザ認証処理を示すフローチャートである。
ユーザ認証処理は、認証情報に基づいて印刷の可否を判定する処理であって、CPU50において実行されると、図9に示すように、まず、ステップS250に移行する。
ステップS250では、カードリーダ17に認証カードが挿入されたか否かを判定し、認証カードが挿入されたと判定したとき(Yes)は、ステップS252に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、認証カードが挿入されるまでステップS250で待機する。
ステップS252では、カードリーダ17により認証カードから認証情報を読み取り、ステップS254に移行して、読み取った認証情報に含まれるユーザIDおよびパスワードと、認証情報管理テーブル440に登録されているユーザIDおよびパスワードを照合し、ステップS256に移行して、認証結果を表示装置64に表示し、ステップS258に移行する。
ステップS258では、照合の結果から認証情報が一致したか否かを判定し、認証情報が一致したと判定したとき(Yes)は、ステップS260に移行して、ネットワークプリンタ300に省電力解除命令を送信し、ステップS262に移行する。
ステップS262では、読み取った認証情報に含まれるユーザIDに対応する印刷データを印刷ジョブ管理テーブル420のなかから検索し、印刷データの一覧を表示装置64に表示し、印刷ジョブ操作を受け付ける。印刷ジョブ操作としては、印刷データの一覧のなかからいずれかを選択する操作、選択した印刷データについて印刷を実行すべきことを指示する操作(印刷実行操作)、印刷ジョブ操作を終了してログアウトすることを指示する操作(ログアウト操作)、自己のすべての印刷データを削除すべきことを指示する操作(全削除操作)、選択した印刷データを削除すべきことを指示する操作(指定削除操作)がある。
次いで、ステップS264に移行して、印刷実行操作を入力したか否かを判定し、印刷実行操作を入力したと判定したとき(Yes)は、ステップS266に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、ステップS264に移行する。
ステップS266では、入力した印刷実行操作により選択された印刷データを記憶装置62から読み出し、ステップS268に移行して、ネットワークプリンタ300に印刷要求を送信し、ステップS270に移行して、読み出した印刷データをネットワークプリンタ300に送信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS258で、認証情報が一致しないと判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、省電力移行制御処理を説明する。
図10は、省電力移行制御処理を示すフローチャートである。
省電力移行制御処理は、ネットワークプリンタ300を省電力状態に移行させる処理であって、CPU50において実行されると、図10に示すように、まず、ステップS300に移行する。
ステップS300では、ステータス情報を受信したか否かを判定し、ステータス情報を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS302に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、ステータス情報を受信するまでステップS300で待機する。
ステップS302では、受信したステータス情報に基づいてネットワークプリンタ300が印刷処理を完了したか否かを判定し、印刷処理を完了したと判定したとき(Yes)は、ステップS304に移行して、ネットワークプリンタ300に省電力移行命令を送信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS302で、印刷処理が完了していないと判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、ネットワークプリンタ300の構成を説明する。
図11は、ネットワークプリンタ300のハードウェア構成を示すブロック図である。
ネットワークプリンタ300は、図11に示すように、ホスト端末100と同様に、CPU70、ROM72、RAM74およびI/F78をバス79で接続し、ヒューマンインターフェースとしてデータの入力および表示が可能なタッチパネル等からなる操作パネル80、記憶装置82、プリンタエンジン24およびネットワーク199に接続するための信号線をI/F78に接続して構成されている。
CPU70は、マイクロプロセッシングユニット等からなり、ROM72の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図12および図13のフローチャートに示す印刷制御処理および省電力処理をそれぞれ時分割で実行する。
初めに、印刷制御処理を説明する。
図12は、印刷制御処理を示すフローチャートである。
印刷制御処理は、ユーザ認証装置200からの印刷要求に応じて印刷を制御する処理であって、CPU70において実行されると、図12に示すように、まず、ステップS400に移行する。
ステップS400では、印刷要求を受信したか否かを判定し、印刷要求を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS402に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、印刷要求を受信するまでステップS400で待機する。
ステップS402では、印刷データを受信し、ステップS404に移行して、受信した印刷データに基づいてプリンタエンジン24により印刷を行う印刷処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、省電力処理を説明する。
図13は、省電力処理を示すフローチャートである。
省電力処理は、ユーザ認証装置200からの省電力解除命令または省電力移行命令に基づいて省電力状態およびウォームアップ状態を切り換える処理であって、CPU70において実行されると、図13に示すように、まず、ステップS450に移行する。
ステップS450では、省電力解除命令を受信したか否かを判定し、省電力解除命令を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS452に移行して、ネットワークプリンタ300をウォームアップ状態に移行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS450で、省電力解除命令を受信しないと判定したとき(No)は、ステップS454に移行して、省電力移行命令を受信したか否かを判定し、省電力移行命令を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS456に移行して、ネットワークプリンタ300を省電力状態に移行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS454で、省電力移行命令を受信しないと判定したとき(No)は、ステップS450に移行する。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
ユーザは、ホスト端末100において、文書作成アプリケーション等を利用して印刷要求を行う。
ホスト端末100では、印刷要求があると、ステップS102〜S106を経て、文書データが取得され、取得された文書データに基づいて印刷データが生成され、印刷属性情報が生成される。そして、ステップS110,S112を経て、生成された印刷属性情報が印刷データに添付されてユーザ認証装置200に送信される。
ユーザ認証装置200では、印刷データを受信すると、ステップS206,S208を経て、受信した印刷データが記憶装置62に保存され、受信した印刷属性情報が印刷データと対応付けられて印刷ジョブ管理テーブル420に登録される。
次に、ユーザは、ホスト端末100において、カードライタ(不図示)に認証カードを挿入し、カードライタにより認証カードに認証情報を書き込む。なお、認証カードには、あらかじめ認証情報を書き込んでおいてもよく、この場合は、ホスト端末100にカードライタを設けなくてもよい。
ユーザは、ユーザ認証装置200のところまで赴き、カードリーダ17に認証カードを挿入する。
ユーザ認証装置200では、認証カードが挿入されると、ステップS252〜S256を経て、認証カードから認証情報が読み取られ、読み取られた認証情報が照合され、認証結果が表示される。照合の結果、認証が得られると、ステップS260を経て、ネットワークプリンタ300に省電力解除命令が送信される。
ネットワークプリンタ300では、省電力解除命令を受信すると、直前に印刷処理が行われていなければ省電力状態となっているので、ステップS452を経て、省電力状態からウォームアップ状態に移行する。
また、ユーザ認証装置200では、認証が得られると、ステップS262を経て、読み取られた認証情報に含まれるユーザIDに対応する印刷データの一覧が表示され、印刷ジョブ操作を受け付ける。ここで、ユーザは、印刷対象となる印刷データを選択し、印刷実行操作を入力する。
ユーザ認証装置200では、印刷実行操作が入力されると、ステップS266〜S270を経て、入力された印刷実行操作により選択された印刷データが読み出され、読み出された印刷データが印刷要求とともにネットワークプリンタ300に送信される。
ネットワークプリンタ300では、印刷要求とともに印刷データを受信すると、ステップS504を経て、受信した印刷データに基づいて印刷が行われる。また、ネットワークプリンタ300では、ステータス情報が定期的にユーザ認証装置200に送信される。
ユーザ認証装置200では、ステータス情報を受信すると、ステップS302を経て、受信したステータス情報に基づいて印刷処理が完了したか否かが判定される。その結果、印刷処理が完了したと判定されると、ステップS304を経て、ネットワークプリンタ300に省電力移行命令が送信される。
ネットワークプリンタ300では、省電力移行命令を受信すると、ステップS456を経て、ウォームアップ状態から省電力状態に移行する。
なお、不正な認証情報を記録した認証カードを利用した場合は、ユーザ認証装置200では、認証が得られない旨の認証結果が表示され印刷が行われない。
このようにして、本実施の形態では、ユーザ認証装置200は、認証カードから認証情報を読み取り、読み取った認証情報に基づいて印刷データの利用適格を判定し、利用適格を有すると判定したときは、ネットワークプリンタ300に省電力解除命令を送信するようになっている。
これにより、ネットワークプリンタ300は、認証が行われた後に省電力状態が解除されるので、ユーザが印刷データを送信してから認証を行うまでに時間を要しても、その間は省電力状態が維持される。また、ユーザが操作を開始する前に省電力状態が解除されるので、印刷処理を速やかに開始することができる。したがって、従来に比して、印刷処理開始までの時間を増大させず消費電力を低減することができる。
さらに、本実施の形態では、ユーザ認証装置200は、ステータス情報を受信し、受信したステータス情報に基づいて印刷処理が完了したと判定したときは、ネットワークプリンタ300に省電力移行命令を送信するようになっている。
これにより、印刷が完了すると直ちに省電力状態に移行するので、消費電力をさらに低減することができる。
上記第1の実施の形態において、ユーザ認証装置200は、形態2、3、16、17、20、29、42、43、58または59のデバイス管理装置に対応し、印刷データ記憶部14および記憶装置62は、形態1、2、16、29若しくは42の出力データ記憶手段、または形態57若しくは58の印刷データ記憶手段に対応し、印刷データ保存部16およびステップS208は、形態1、2若しくは16の出力データ保存手段、または形態57若しくは58の印刷データ保存手段に対応している。また、ステップS208は、形態29、42、43または44の出力データ保存ステップに対応し、カードリーダ17およびステップS252は、形態1、2、3、16、57、58または59の認証情報取得手段に対応し、ステップS252は、形態29、42、43または44の認証情報取得ステップに対応している。
また、上記第1の実施の形態において、ユーザ認証部18およびステップS254,S258は、形態1ないし4、16、17または57ないし60の利用適格判定手段に対応し、ステップS254,S258は、形態29、30、42、43ないし44の利用適格判定ステップに対応し、印刷データ送信部20、I/F58およびステップS270は、形態1、2若しくは16の出力データ送信手段、または形態57若しくは58の印刷データ送信手段に対応している。また、ステップS270は、形態29、42または43の出力データ送信ステップに対応し、ステータス情報受信部21、I/F58およびステップS300は、形態7、20または63の出力完了検出手段に対応し、ステップS300は、形態33または48の出力完了検出ステップに対応している。
また、上記第1の実施の形態において、電力制御部22およびステップS260,S304は、形態1ないし4、7、16、17、20、57ないし60または63の電力制御手段に対応し、ステップS260,S304は、形態29、30、33、42、43ないし45または48の電力制御ステップに対応している。また、ネットワークプリンタ300は、形態2、16、20、29、33若しくは43のネットワークデバイス、または形態58のネットワークプリンタに対応し、印刷データ受信部23、I/F78およびステップS402は、形態1、2、57または58の出力データ受信手段に対応し、ステップS402は、形態42または43の出力データ受信ステップに対応している。
また、上記第1の実施の形態において、プリンタエンジン24およびステップS404は、形態2若しくは7の出力手段、または形態58または63の印刷処理手段に対応し、ステップS404は、形態43または48の出力ステップに対応し、省電力部26およびステップS452,S456は、形態2、7、58または63の省電力切換手段に対応している。また、ステップS452,S456は、形態43または48の省電力ステップに対応している。
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態に対して、認証が得られかつ該当の印刷データが存在する場合に省電力解除命令を送信する点が異なる。なお、以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、上記第1の実施の形態と重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
CPU50は、図9のフローチャートに示すユーザ認証処理に代えて、図14のフローチャートに示すユーザ認証処理を実行する。
図14は、ユーザ認証処理を示すフローチャートである。
ユーザ認証処理は、CPU50において実行されると、まず、図14に示すように、ステップS250〜S256を経てステップS258に移行する。
ステップS258で、認証情報が一致したと判定したとき(Yes)は、ステップS500に移行して、読み取った認証情報に含まれるユーザIDに対応する印刷データを印刷ジョブ管理テーブル420のなかから検索し、ステップS502に移行する。
ステップS502では、該当の印刷データを索出したか否かを判定し、該当の印刷データを索出したと判定したとき(Yes)は、ステップS504に移行して、ネットワークプリンタ300に省電力解除命令を送信し、ステップS262に移行する。ステップS262以降の処理は、図9のフローチャートに示すユーザ認証処理と同様である。
一方、ステップS502で、該当の印刷データを索出しないと判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
ユーザは、ユーザ認証装置200のところまで赴き、カードリーダ17に認証カードを挿入する。
ユーザ認証装置200では、認証カードが挿入されると、ステップS252〜S256を経て、認証カードから認証情報が読み取られ、読み取られた認証情報が照合され、認証結果が表示される。照合の結果、認証が得られると、ステップS500を経て、読み取られた認証情報に含まれるユーザIDに対応する印刷データが検索される。その結果、該当の印刷データが索出されると、ステップS504を経て、ネットワークプリンタ300に省電力解除命令が送信される。
ネットワークプリンタ300では、省電力解除命令を受信すると、直前に印刷処理が行われていなければ省電力状態となっているので、ステップS452を経て、省電力状態からウォームアップ状態に移行する。
このようにして、本実施の形態では、ユーザ認証装置200は、利用適格を有すると判定しても該当の印刷データを索出しないときは、省電力解除命令の送信を行わないようになっている。
これにより、認証が得られても該当の印刷データが存在しない場合には、省電力状態が維持されるので、上記第1の実施の形態に比して、消費電力をさらに低減することができる。
さらに、本実施の形態では、ユーザ認証装置200は、利用適格を有すると判定し、かつ、該当の印刷データを索出したときは、省電力解除命令を送信するようになっている。
これにより、認証が得られかつ該当の印刷データが存在する場合にのみ、省電力状態が解除されるので、上記第1の実施の形態に比して、消費電力をさらに低減することができる。
上記第2の実施の形態において、ステップS500は、形態5若しくは18の出力データ検索手段、形態31若しくは46の出力データ検索ステップ、または形態61の印刷データ検索手段に対応し、ステップS504は、形態5、18若しくは61の電力制御手段、または形態31若しくは46の電力制御ステップに対応している。
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態に対して、認証が得られかつ未処理の印刷データが存在する場合に省電力解除命令を送信する点が異なる。
CPU50は、図9のフローチャートに示すユーザ認証処理に代えて、図15のフローチャートに示すユーザ認証処理を実行する。
図15は、ユーザ認証処理を示すフローチャートである。
ユーザ認証処理は、CPU50において実行されると、まず、図15に示すように、ステップS250〜S256を経てステップS258に移行する。
ステップS258で、認証情報が一致したと判定したとき(Yes)は、ステップS550に移行して、読み取った認証情報に含まれるユーザIDに対応する未処理の印刷データを印刷ジョブ管理テーブル420のなかから検索し、ステップS552に移行する。
ステップS552では、未処理の印刷データを索出したか否かを判定し、未処理の印刷データを索出したと判定したとき(Yes)は、ステップS554に移行して、ネットワークプリンタ300に省電力解除命令を送信し、ステップS262を経てステップS264に移行する。
ステップS264で、印刷実行操作を入力したと判定したとき(Yes)は、ステップS556に移行して、省電力解除命令を送信済みか否かを判定し、省電力解除命令を送信済みでないと判定したとき(No)は、ステップS558に移行して、ネットワークプリンタ300に省電力解除命令を送信し、ステップS266に移行する。ステップS266以降の処理は、図9のフローチャートに示すユーザ認証処理と同様である。
一方、ステップS556で、省電力解除命令を送信済みであると判定したとき(Yes)は、ステップS266に移行する。
一方、ステップS552で、未処理の印刷データを索出しないと判定したとき(No)は、ステップS262に移行する。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
ユーザは、ユーザ認証装置200のところまで赴き、カードリーダ17に認証カードを挿入する。
ユーザ認証装置200では、認証カードが挿入されると、ステップS252〜S256を経て、認証カードから認証情報が読み取られ、読み取られた認証情報が照合され、認証結果が表示される。照合の結果、認証が得られると、ステップS550を経て、読み取られた認証情報に含まれるユーザIDに対応する未処理の印刷データが検索される。その結果、未処理の印刷データが索出されると、ステップS554を経て、ネットワークプリンタ300に省電力解除命令が送信される。
ネットワークプリンタ300では、省電力解除命令を受信すると、直前に印刷処理が行われていなければ省電力状態となっているので、ステップS452を経て、省電力状態からウォームアップ状態に移行する。
なお、該当の印刷データは存在するがいずれも1回以上印刷を行っている印刷データについて印刷実行操作が入力されると、省電力解除命令がまだ送信されていないので、ステップS558を経て、ネットワークプリンタ300に省電力解除命令が送信される。
このようにして、本実施の形態では、ユーザ認証装置200は、利用適格を有すると判定し、かつ、未処理の印刷データを索出したときは、省電力解除命令を送信するようになっている。
これにより、認証が得られかつ未処理の印刷データが存在する場合は、印刷が行われる可能性が高いので、そのような場合にのみ省電力状態を解除すれば、上記第1の実施の形態に比して、消費電力をさらに低減することができる。
上記第3の実施の形態において、ステップS550は、形態6若しくは19の出力データ検索手段、形態32若しくは47の出力データ検索ステップ、または形態62の印刷データ検索手段に対応し、ステップS554は、形態6、19若しくは62の電力制御手段、または形態32若しくは47の電力制御ステップに対応している。
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態に対して、印刷データを削除した場合に省電力移行命令を送信する点が異なる。
CPU50は、図10のフローチャートに示す省電力移行制御処理に代えて、図16のフローチャートに示す省電力移行制御処理を実行する。
図16は、省電力移行制御処理を示すフローチャートである。
省電力移行制御処理は、認証が得られた後に実行される処理であって、CPU50において実行されると、まず、図16に示すように、ステップS600に移行する。
ステップS600では、ステップS262の処理と同様に印刷ジョブ操作を受け付け、ステップS602に移行して、全削除操作を入力したか否かを判定し、全削除操作を入力したと判定したとき(Yes)は、ステップS604に移行する。
ステップS604では、印刷ジョブ管理テーブル420に基づいて、読み取った認証情報に含まれるユーザIDに対応するすべての印刷データを記憶装置62から削除し、ステップS606に移行する。
ステップS606では、ネットワークプリンタ300に省電力移行命令を送信する。このとき、ネットワークプリンタ300で印刷処理中であると判定したときは、印刷処理が完了するのを待って省電力移行命令を送信する。印刷処理が完了したか否かは、ステップS300〜S304の処理と同様の処理により判定することができる。
ステップS606の処理が終了すると、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS602で、全削除操作を入力しないと判定したとき(No)は、ステップS608に移行して、指定削除操作を入力したか否かを判定し、指定削除操作を入力したと判定したとき(Yes)は、ステップS610に移行して、指定削除操作により選択された印刷データを記憶装置62から削除し、ステップS612に移行する。
ステップS612では、読み取った認証情報に含まれるユーザIDに対応する印刷データを印刷ジョブ管理テーブル420のなかから検索し、ステップS614に移行して、該当の印刷データを索出したか否かを判定し、該当の印刷データを索出しないと判定したとき(No)は、ステップS606に移行する。
一方、ステップS614で、該当の印刷データを索出したと判定したとき(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS608で、指定削除操作を入力しないと判定したとき(No)は、ステップS600に移行する。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
初めに、ユーザが全削除操作を入力する場合を説明する。
ユーザは、ユーザ認証装置200において、認証が得られた後に全削除操作を入力する。
ユーザ認証装置200では、全削除操作が入力されると、ステップS604,S606を経て、読み取られた認証情報に含まれるユーザIDに対応するすべての印刷データが削除され、ネットワークプリンタ300に省電力移行命令が送信される。
ネットワークプリンタ300では、省電力移行命令を受信すると、ステップS456を経て、ウォームアップ状態から省電力状態に移行する。
次に、ユーザが指定削除操作を入力する場合を説明する。
ユーザは、ユーザ認証装置200において、削除対象となる印刷データを選択し、指定削除操作を入力する。
ユーザ認証装置200では、指定削除操作が入力されると、ステップS610,S612を経て、入力された指定削除操作により選択された印刷データが削除され、読み取られた認証情報に含まれるユーザIDに対応する印刷データが検索される。その結果、該当の印刷データが索出されないと、ステップS606を経て、ネットワークプリンタ300に省電力移行命令が送信される。これに対し、該当の印刷データが索出されると、省電力移行命令は送信されない。
このようにして、本実施の形態では、ユーザ認証装置200は、印刷データを削除したときは、省電力移行命令を送信するようになっている。
これにより、印刷データが削除された場合は、続けて印刷が行われる可能性が低いので、そのような場合に省電力状態に移行させれば、上記第1の実施の形態に比して、印刷処理開始までの時間を増大させず消費電力をさらに低減することができる。
さらに、本実施の形態では、ユーザ認証装置200は、削除した印刷データに関連する印刷データが存在しないと判定したときは、省電力移行命令を送信するようになっている。
これにより、印刷データが削除されかつ関連の印刷データが存在しない場合は、続けて印刷が行われる可能性がさらに低いので、そのような場合に省電力状態に移行させれば、印刷処理開始までの時間を増大させず消費電力をさらに低減することができる。
上記第4の実施の形態において、ステップS604,S610は、形態12、13、25若しくは26の出力データ削除手段、形態38、39、53若しくは54の出力データ削除ステップ、または形態68若しくは69の印刷データ削除手段に対応し、ステップS606は、形態12、13、25、26、68若しくは69の電力制御手段、または形態38、39、53若しくは54の電力制御ステップに対応している。また、ステップS614は、形態13若しくは26の出力データ存在判定手段、形態39若しくは54の出力データ存在判定ステップ、または形態69の印刷データ存在判定手段に対応している。
次に、本発明の第5の実施の形態を説明する。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態に対して、認証受付が可能な状態となった場合に省電力移行命令を送信する点が異なる。
CPU50は、図10のフローチャートに示す省電力移行制御処理に代えて、図17のフローチャートに示す省電力移行制御処理を実行する。
図17は、省電力移行制御処理を示すフローチャートである。
省電力移行制御処理は、認証が得られた後に実行される処理であって、CPU50において実行されると、まず、図17に示すように、ステップS650に移行する。
ステップS650では、ステップS262の処理と同様に印刷ジョブ操作を受け付け、ステップS652に移行して、ログアウト操作を入力したか否かを判定し、ログアウト操作を入力したと判定したとき(Yes)は、ステップS654に移行する。
ステップS654では、認証カードから認証情報を読み取り可能な認証待ち受けを再開し、ステップS656に移行して、あらかじめ設定されている所定時間だけ待機し、ステップS658に移行する。
ステップS658では、ネットワークプリンタ300に省電力移行命令を送信する。このとき、ネットワークプリンタ300で印刷処理中であると判定したときは、印刷処理が完了するのを待って省電力移行命令を送信する。印刷処理が完了したか否かは、ステップS300〜S304の処理と同様の処理により判定することができる。
ステップS658の処理が終了すると、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS652で、ログアウト操作を入力しないと判定したとき(No)は、ステップS650に移行する。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
ユーザは、ユーザ認証装置200において、認証が得られた後にログアウト操作を入力する。
ユーザ認証装置200では、ログアウト操作が入力されると、ステップS654〜S658を経て、認証待ち受けが再開され、所定時間が経過するのを待ってネットワークプリンタ300に省電力移行命令が送信される。
ネットワークプリンタ300では、省電力移行命令を受信すると、ステップS456を経て、ウォームアップ状態から省電力状態に移行する。
このようにして、本実施の形態では、ユーザ認証装置200は、印刷処理が完了したと判定し、かつ、ログアウト操作を入力したときは、省電力移行命令を送信するようになっている。
これにより、印刷が完了しかつログアウト操作を入力した場合は、続けて印刷が行われる可能性が低いので、そのような場合に省電力状態に移行させれば、印刷処理開始までの時間を増大させず消費電力を低減することができる。
さらに、本実施の形態では、ユーザ認証装置200は、印刷処理が完了したと判定し、かつ、認証待ち受けを再開したときは、省電力移行命令を送信するようになっている。
これにより、印刷が完了しかつ認証待ち受けを再開した場合は、続けて印刷が行われる可能性が低いので、そのような場合に省電力状態に移行させれば、印刷処理開始までの時間を増大させず消費電力を低減することができる。
上記第5の実施の形態において、ステップS652は、形態8、21若しくは64の操作完了検出手段、または形態34若しくは49の操作完了検出ステップに対応し、ステップS654は、形態9、22若しくは65の判定可能状態検出手段、または形態35若しくは50の判定可能状態検出ステップに対応している。また、ステップS658は、形態8、9、21、22、64若しくは65の電力制御手段、形態8、9、21若しくは22の出力完了検出手段、形態64若しくは65の印刷処理完了検出手段、形態34、35、49若しくは50の電力制御ステップ、または形態34、35、49若しくは50の出力完了検出ステップに対応している。
次に、本発明の第6の実施の形態を説明する。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態に対して、認証受付が可能な状態となった場合に省電力移行命令を送信する点が異なる。
CPU50は、図9のフローチャートに示すユーザ認証処理に代えて、図18のフローチャートに示すユーザ認証処理を実行する。また、図10のフローチャートに示す省電力移行制御処理に代えて、図19のフローチャートに示す省電力移行制御処理を実行する。
初めに、ユーザ認証処理を説明する。
図18は、ユーザ認証処理を示すフローチャートである。
ユーザ認証処理は、CPU50において実行されると、まず、図18に示すように、ステップS250〜S256を経てステップS258に移行する。
ステップS258で、認証情報が一致したと判定したとき(Yes)は、ステップS700に移行して、ユーザ認証装置200が他のユーザにより利用中であるか否かを判定し、ユーザ認証装置200が利用中であると判定したとき(Yes)は、ステップS702に移行する。
ステップS702では、現在認証カードを挿入したユーザのユーザ認証処理を待機させる利用予約処理を実行し、ステップS260に移行する。ステップS260以降の処理は、図9のフローチャートに示すユーザ認証処理と同様である。
一方、ステップS700で、ユーザ認証装置200が利用中でないと判定したとき(No)は、ステップS260に移行する。
次に、省電力移行制御処理を説明する。
図19は、省電力移行制御処理を示すフローチャートである。
省電力移行制御処理は、認証が得られた後に実行される処理であって、CPU50において実行されると、まず、図19に示すように、ステップS750に移行する。
ステップS750では、ステップS262の処理と同様に印刷ジョブ操作を受け付け、ステップS752に移行して、ログアウト操作を入力したか否かを判定し、ログアウト操作を入力したと判定したとき(Yes)は、ステップS754に移行する。
ステップS754では、待機中のユーザ認証処理が存在するか否かを判定し、待機中のユーザ認証処理が存在すると判定したとき(Yes)は、ステップS756に移行して、待機中のユーザ認証処理を再開し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS754で、待機中のユーザ認証処理が存在しないと判定したとき(No)は、ステップS758に移行して、認証カードから認証情報を読み取り可能な認証待ち受けを再開し、ステップS760に移行して、あらかじめ設定されている所定時間だけ待機し、ステップS762に移行する。
ステップS762では、ネットワークプリンタ300に省電力移行命令を送信する。このとき、ネットワークプリンタ300で印刷処理中であると判定したときは、印刷処理が完了するのを待って省電力移行命令を送信する。印刷処理が完了したか否かは、ステップS300〜S304の処理と同様の処理により判定することができる。
ステップS762の処理が終了すると、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS752で、ログアウト操作を入力しないと判定したとき(No)は、ステップS750に移行する。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
ユーザは、ユーザ認証装置200のところまで赴き、カードリーダ17に認証カードを挿入する。
ユーザ認証装置200では、認証カードが挿入されると、ステップS252〜S256を経て、認証カードから認証情報が読み取られ、読み取られた認証情報が照合され、認証結果が表示される。照合の結果、認証が得られると、ステップS700を経て、ユーザ認証装置200が利用中であるか否かが判定される。その結果、ユーザ認証装置200が利用中であると判定されると、ステップS702を経て、現在認証カードを挿入したユーザのユーザ認証処理が待機させられる。そして、ユーザ認証装置200を利用中のユーザがログアウト操作を入力すると、待機中のユーザ認証処理が存在するので、ステップS756を経て、省電力移行命令の送信が行われず、待機中のユーザ認証処理が再開される。
これに対し、待機中のユーザ認証処理が存在しないと、ステップS758〜S762を経て、認証待ち受けが再開され、所定時間が経過するのを待ってネットワークプリンタ300に省電力移行命令が送信される。
ネットワークプリンタ300では、省電力移行命令を受信すると、ステップS456を経て、ウォームアップ状態から省電力状態に移行する。
このようにして、本実施の形態では、ユーザ認証装置200は、ログアウト操作を入力しても待機中のユーザ認証処理が存在するときは、省電力移行命令の送信を行わないようになっている。
これにより、ログアウト操作を入力しても待機中のユーザ認証処理が存在する場合には、続けて印刷が行われる可能性が高いので、そのような場合に省電力状態を維持すれば、印刷処理開始までの時間を低減することができる。
上記第6の実施の形態において、ステップS752は、形態8、21若しくは64の操作完了検出手段、または形態34若しくは49の操作完了検出ステップに対応し、ステップS758は、形態9、22若しくは65の判定可能状態検出手段、または形態35若しくは50の判定可能状態検出ステップに対応している。また、ステップS762は、形態8、9、21、22、64若しくは65の電力制御手段、形態8、9、21若しくは22の出力完了検出手段、形態64若しくは65の印刷処理完了検出手段、形態34、35、49若しくは50の電力制御ステップ、または形態34、35、49若しくは50の出力完了検出ステップに対応している。
次に、本発明の第7の実施の形態を説明する。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態に対して、認証受付が可能な状態となった場合に省電力移行命令を送信する点が異なる。
ユーザ認証装置200は、さらに、ユーザ認証装置200の前に存在する人物を検知する対物センサを有して構成されている。
CPU50は、図10のフローチャートに示す省電力移行制御処理に代えて、図20のフローチャートに示す省電力移行制御処理を実行する。
図20は、省電力移行制御処理を示すフローチャートである。
省電力移行制御処理は、認証が得られた後に実行される処理であって、CPU50において実行されると、まず、図20に示すように、ステップS800に移行する。
ステップS800では、ステップS262の処理と同様に印刷ジョブ操作を受け付け、ステップS802に移行して、ログアウト操作を入力したか否かを判定し、ログアウト操作を入力したと判定したとき(Yes)は、ステップS804に移行する。
ステップS804では、認証カードから認証情報を読み取り可能な認証待ち受けを再開し、ステップS806に移行して、対物センサにより人物を検知する人物感知処理を実行し、ステップS808に移行する。
ステップS808では、対物センサにより人物の存在を検知したか否かを判定し、人物の存在を検知しないと判定したとき(Yes)は、ステップS810に移行する。
ステップS810では、ネットワークプリンタ300に省電力移行命令を送信する。このとき、ネットワークプリンタ300で印刷処理中であると判定したときは、印刷処理が完了するのを待って省電力移行命令を送信する。印刷処理が完了したか否かは、ステップS300〜S304の処理と同様の処理により判定することができる。
ステップS810の処理が終了すると、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS808で、人物の存在を検知したと判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS802で、ログアウト操作を入力しないと判定したとき(No)は、ステップS800に移行する。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
ユーザは、ユーザ認証装置200において、認証が得られた後にログアウト操作を入力する。
ユーザ認証装置200では、ログアウト操作が入力されると、ステップS804〜S808を経て、認証待ち受けが再開され、対物センサにより人物の存在が検知されたか否かが判定される。ユーザ認証装置200の前に次のユーザが待機している場合は、対物センサにより人物の存在が検知される。人物の存在が検知されると、省電力移行命令の送信が行われない。
これに対し、人物の存在が検知されないと、ステップS810を経て、ネットワークプリンタ300に省電力移行命令が送信される。
ネットワークプリンタ300では、省電力移行命令を受信すると、ステップS456を経て、ウォームアップ状態から省電力状態に移行する。
このようにして、本実施の形態では、ユーザ認証装置200は、ログアウト操作を入力しても対物センサにより人物の存在を検知したときは、省電力移行命令の送信を行わないようになっている。
これにより、ログアウト操作を入力してもユーザ認証装置200の前に次のユーザが存在する場合には、続けて印刷が行われる可能性が高いので、そのような場合に省電力状態を維持すれば、印刷処理開始までの時間を低減することができる。
上記第7の実施の形態において、ステップS802は、形態8、21若しくは64の操作完了検出手段、または形態34若しくは49の操作完了検出ステップに対応し、ステップS804は、形態9、22若しくは65の判定可能状態検出手段、または形態35若しくは50の判定可能状態検出ステップに対応している。また、ステップS810は、形態8、9、21、22、64若しくは65の電力制御手段、形態8、9、21若しくは22の出力完了検出手段、形態64若しくは65の印刷処理完了検出手段、形態34、35、49若しくは50の電力制御ステップ、または形態34、35、49若しくは50の出力完了検出ステップに対応している。
次に、本発明の第8の実施の形態を説明する。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態に対して、認証受付が可能な状態となった場合に省電力移行命令を送信する点が異なる。
CPU50は、図10のフローチャートに示す省電力移行制御処理に代えて、図21のフローチャートに示す省電力移行制御処理を実行する。
図21は、省電力移行制御処理を示すフローチャートである。
省電力移行制御処理は、認証が得られた後に実行される処理であって、CPU50において実行されると、まず、図21に示すように、ステップS850に移行する。
ステップS850では、ステップS262の処理と同様に印刷ジョブ操作を受け付け、ステップS852に移行して、ログアウト操作を入力したか否かを判定し、ログアウト操作を入力したと判定したとき(Yes)は、ステップS854に移行する。
ステップS854では、認証カードから認証情報を読み取り可能な認証待ち受けを再開し、ステップS856に移行して、ユーザ認証処理中に他の印刷データを受信しているか否かを判定し、他の印刷データを受信していると判定したとき(Yes)は、ステップS858に移行して、あらかじめ設定されている所定時間だけ待機し、ステップS860に移行する。
ステップS860では、ネットワークプリンタ300に省電力移行命令を送信する。このとき、ネットワークプリンタ300で印刷処理中であると判定したときは、印刷処理が完了するのを待って省電力移行命令を送信する。印刷処理が完了したか否かは、ステップS300〜S304の処理と同様の処理により判定することができる。
ステップS860の処理が終了すると、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS856で、他の印刷データを受信していないと判定したとき(No)は、ステップS860に移行する。
一方、ステップS852で、ログアウト操作を入力しないと判定したとき(No)は、ステップS850に移行する。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
ユーザは、ユーザ認証装置200において、認証が得られた後にログアウト操作を入力する。
ユーザ認証装置200では、ログアウト操作が入力されると、ステップS854〜S858を経て、認証待ち受けが再開され、ユーザ認証処理中に他の印刷データを受信したか否かが判定される。その結果、他の印刷データを受信したと判定されると、ステップS858,S860を経て、所定時間が経過するのを待ってネットワークプリンタ300に省電力移行命令が送信される。
ネットワークプリンタ300では、省電力移行命令を受信すると、ステップS456を経て、ウォームアップ状態から省電力状態に移行する。
これに対し、他の印刷データを受信しないと判定されると、ステップS860を経て、ネットワークプリンタ300に省電力移行命令が直ちに送信される。
このようにして、本実施の形態では、ユーザ認証装置200は、ログアウト操作を入力し、かつ、ユーザ認証処理中に他の印刷データを受信しないと判定したときは、省電力移行命令を直ちに送信するようになっている。
これにより、ログアウト操作を入力しかつ他の印刷データを受信しない場合は、続けて印刷が行われる可能性が低いので、そのような場合に省電力状態に移行させれば、印刷処理開始までの時間を増大させず消費電力を低減することができる。
上記第8の実施の形態において、ステップS852は、形態7若しくは20の操作完了検出手段、または形態33若しくは47の操作完了検出ステップに対応し、ステップS854は、形態8若しくは21の判定可能状態検出手段、または形態34若しくは48の判定可能状態検出ステップに対応している。また、ステップS860は、形態7、8、20若しくは21の電力制御手段、形態7、8、20若しくは21の出力完了検出手段、形態33、34、47若しくは48の電力制御ステップ、または形態33、34、47若しくは48の出力完了検出ステップに対応している。
なお、上記第4の実施の形態においては、印刷データを削除したときは、省電力移行命令を送信するように構成したが、これに限らず、印刷ジョブ管理テーブル420から印刷データの登録を削除したときは、省電力移行命令を送信するように構成することもできる。さらに、上記第4の実施の形態のように、印刷データの登録を削除したすべての場合について省電力移行命令を送信するのではなく、削除した登録に関連する印刷データの登録が印刷ジョブ管理テーブル420に存在しないと判定したときは、省電力移行命令を送信するのが好ましい。
この場合において、印刷ジョブ管理テーブル420は、形態14、15、27、28、40、41、55、56、70または71のインデックスに対応している。
また、上記第1ないし第8の実施の形態において、ネットワークプリンタ300は、省電力解除命令または省電力移行命令に基づいて省電力状態およびウォームアップ状態を切り換えるように構成したが、これに限らず、印刷処理中に省電力移行命令を受信したときは、省電力に移行する処理を保留して(例えば、処理命令をスタックに積んで)おき、印刷処理が完了するのを待って省電力状態に移行する処理を実行するように構成することもできる。この場合、ユーザ認証装置200では、ステータス情報に基づいて印刷処理が完了したか否かを判定する必要がない。
また、上記第1ないし第8の実施の形態においては、認証カードを利用して認証を行うように構成したが、これに限らず、ユーザの指紋情報を利用して認証を行うように構成することもできる。この場合、カードリーダ17に代えて指紋センサを設ければよい。もちろん、その他の生体情報を認証に用いることもできる。
また、上記第1ないし第8の実施の形態においては、ユーザ認証装置200およびネットワークプリンタ300をそれぞれ別体に構成したが、これに限らず、それらを一体の装置として構成することもできる。
また、上記第1ないし第8の実施の形態において、ユーザ認証装置200は、ネットワークプリンタ300からのステータス情報を受信するように構成したが、これに限らず、ネットワークプリンタ300に取得要求を送信してステータス情報を積極的に取得するように構成することもできる。
また、上記第1ないし第8の実施の形態においては、印刷データに印刷属性情報を添付して送受信するように構成したが、これに限らず、印刷データおよび印刷属性情報を別体としてそれぞれ任意のタイミングで送受信するように構成することもできる。
また、上記第1ないし第8の実施の形態において、図3、図8、図9、図10、図12ないし図21のフローチャートに示す処理を実行するにあたってはいずれも、ROM32,52,72にあらかじめ格納されている制御プログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAM34,54,74に読み込んで実行するようにしてもよい。
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
また、上記第1ないし第8の実施の形態においては、本発明に係る出力システム、デバイス管理装置およびデバイス管理プログラム、並びに出力方法を、認証カードを利用してネットワークプリンタ300で印刷を行うとともにネットワークプリンタ300の電力を制御する場合について適用したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の場合にも適用可能である。ネットワークプリンタ300に代えて、例えば、プロジェクタ、電子ペーパ、ホームゲートウェイ、パソコン、PDA(PersonalDigital Assistant)、ネットワークストレージ、オーディオ機器、携帯電話、PHS(登録商標)(Personal Handyphone System)、ウォッチ型PDA、STB(Set Top Box)、POS(Point Of Sale)端末、FAX機、電話(IP電話等も含む。)、その他のデバイスに適用することができる。
ネットワークシステムの機能概要を示す機能ブロック図である。 ホスト端末100のハードウェア構成を示すブロック図である。 印刷要求処理を示すフローチャートである。 印刷属性情報400のデータ構造を示す図である。 ユーザ認証装置200のハードウェア構成を示すブロック図である。 印刷ジョブ管理テーブル420のデータ構造を示す図である。 認証情報管理テーブル440のデータ構造を示す図である。 印刷データ保存処理を示すフローチャートである。 ユーザ認証処理を示すフローチャートである。 省電力移行制御処理を示すフローチャートである。 ネットワークプリンタ300のハードウェア構成を示すブロック図である。 印刷制御処理を示すフローチャートである。 省電力処理を示すフローチャートである。 ユーザ認証処理を示すフローチャートである。 ユーザ認証処理を示すフローチャートである。 省電力移行制御処理を示すフローチャートである。 省電力移行制御処理を示すフローチャートである。 ユーザ認証処理を示すフローチャートである。 省電力移行制御処理を示すフローチャートである。 省電力移行制御処理を示すフローチャートである。 省電力移行制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100…ホスト端末, 200…ユーザ認証装置, 300…ネットワークプリンタ, 10…文書データ取得部, 11…印刷データ生成部, 12…印刷データ送信部, 14…印刷データ記憶部, 15…印刷データ受信部, 16…印刷データ保存部, 17…カードリーダ, 18…ユーザ認証部, 19…印刷データ検索部, 20…印刷データ送信部, 21…ステータス情報受信部, 22…電力制御部, 23…印刷データ受信部, 24…プリンタエンジン, 25…電力制御命令受信部, 26…省電力部, 27…ステータス情報取得部, 28…ステータス情報送信部, 30,50,70…CPU, 32,52,72…ROM, 34,54,74…RAM, 38,58,78…I/F, 39,59,79…バス, 40,60…入力装置, 42,62,82…記憶装置, 44,64…表示装置, 80…操作パネル, 400…印刷属性情報, 420…印刷ジョブ管理テーブル, 440…認証情報管理テーブル, 199…ネットワーク

Claims (22)

  1. 出力データに基づいて出力を行うネットワークデバイスを備え、認証を得て前記ネットワークデバイスが前記出力を行う出力システムであって、
    前記出力データを記憶する出力データ記憶手段と、前記出力データ記憶手段に前記出力データを保存する出力データ保存手段と、認証情報を取得する認証情報取得手段と、前記認証情報取得手段で取得した認証情報に基づいて前記出力データの利用適格を判定する利用適格判定手段と、前記ネットワークデバイスの電力を制御する電力制御手段と、前記出力データ記憶手段の出力データのうち前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定した出力データを前記ネットワークデバイスに送信する出力データ送信手段と、前記ネットワークデバイスでの前記出力が可能となる消費電力状態である稼働状態および当該稼働状態よりも消費電力を低減する状態である省電力状態を切り換える省電力切換手段とを備え、
    前記電力制御手段は、前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定した後でかつ前記出力データ送信手段が前記出力データを送信する前に、前記稼働状態に移行すべき省電力解除命令を前記省電力切換手段に送出するようになっていることを特徴とする出力システム。
  2. 出力データに基づいて出力を行うネットワークデバイスと、前記ネットワークデバイスを管理するデバイス管理装置とを通信可能に接続し、認証を得て前記ネットワークデバイスが出力を行う出力システムであって、
    前記出力データを記憶する出力データ記憶手段と、前記出力データ記憶手段に前記出力データを保存する出力データ保存手段と、認証情報を取得する認証情報取得手段と、前記認証情報取得手段で取得した認証情報に基づいて前記出力データの利用適格を判定する利用適格判定手段と、前記ネットワークデバイスの電力を制御する電力制御手段とを備え、
    前記デバイス管理装置は、前記出力データ記憶手段の出力データのうち前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定した出力データを前記ネットワークデバイスに送信する出力データ送信手段を有し、
    前記ネットワークデバイスは、前記出力データを受信する出力データ受信手段と、前記出力データ受信手段で受信した出力データに基づいて出力を行う出力手段と、前記出力手段で前記出力が可能となる消費電力状態である稼働状態および当該稼働状態よりも消費電力を低減する状態である省電力状態を切り換える省電力切換手段とを有し、
    前記電力制御手段は、前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定した後でかつ前記出力データ送信手段が前記出力データを送信する前に、前記稼働状態に移行すべき省電力解除命令を前記省電力切換手段に送出するようになっていることを特徴とする出力システム。
  3. 請求項2において、
    前記デバイス管理装置は、前記出力データ保存手段、前記認証情報取得手段、前記利用適格判定手段および前記電力制御手段を有することを特徴とする出力システム。
  4. 請求項2および3のいずれか1項において、
    前記電力制御手段は、前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定した直後に、前記省電力解除命令を送出するようになっていることを特徴とする出力システム。
  5. 請求項2および3のいずれか1項において、
    前記出力データ保存手段は、前記出力データおよび前記認証情報を対応付けて前記出力データ記憶手段に保存するようになっており、
    前記認証情報取得手段で取得した認証情報に対応する前記出力データを前記出力データ記憶手段のなかから検索する出力データ検索手段を備え、
    前記電力制御手段は、前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定し、かつ、前記出力データ検索手段が前記出力データを索出したときは、前記省電力解除命令を送出するようになっていることを特徴とする出力システム。
  6. 請求項2および3のいずれか1項において、
    前記出力データ保存手段は、前記出力データおよび前記認証情報を対応付けて前記出力データ記憶手段に保存するようになっており、
    前記認証情報取得手段で取得した認証情報に対応する前記出力データを前記出力データ記憶手段のなかから検索する出力データ検索手段を備え、
    前記電力制御手段は、前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定し、かつ、未処理の前記出力データを前記出力データ検索手段が索出したときは、前記省電力解除命令を送出するようになっていることを特徴とする出力システム。
  7. 請求項2ないし6のいずれか1項において、
    前記出力手段による出力の完了を検出する出力完了検出手段を備え、
    前記電力制御手段は、前記出力完了検出手段が前記出力の完了を検出したときは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記省電力切換手段に送出するようになっていることを特徴とする出力システム。
  8. 請求項7において、
    前記デバイス管理装置に対する操作の完了を検出する操作完了検出手段を備え、
    前記電力制御手段は、前記出力完了検出手段が前記出力の完了を検出し、かつ、前記操作完了検出手段が前記操作の完了を検出したときは、前記省電力移行命令を送出するようになっていることを特徴とする出力システム。
  9. 請求項7において、
    前記利用適格判定手段が利用適格を判定可能な状態となったことを検出する判定可能状態検出手段を備え、
    前記電力制御手段は、前記出力完了検出手段が前記出力の完了を検出し、かつ、前記判定可能状態検出手段が前記判定可能な状態となったことを検出したときは、前記省電力移行命令を送出するようになっていることを特徴とする出力システム。
  10. 請求項2ないし6のいずれか1項において、
    前記省電力切換手段は、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記出力手段による出力の途中で入力されたときは、前記出力手段による出力の完了を待って前記省電力状態に移行するようになっており、
    前記デバイス管理装置に対する操作の完了を検出する操作完了検出手段を備え、
    前記電力制御手段は、前記操作完了検出手段が前記操作の完了を検出したときは、前記省電力移行命令を前記省電力切換手段に送出するようになっていることを特徴とする出力システム。
  11. 請求項2ないし6のいずれか1項において、
    前記省電力切換手段は、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記出力手段による出力の途中で入力されたときは、前記出力手段による出力の完了を待って前記省電力状態に移行するようになっており、
    前記利用適格判定手段が利用適格を判定可能な状態となったことを検出する判定可能状態検出手段を備え、
    前記電力制御手段は、前記判定可能状態検出手段が前記判定可能な状態となったことを検出したときは、前記省電力移行命令を前記省電力切換手段に送出するようになっていることを特徴とする出力システム。
  12. 請求項2ないし6のいずれか1項において、
    前記出力データ記憶手段から前記出力データを削除する出力データ削除手段を備え、
    前記電力制御手段は、前記出力データ削除手段が前記出力データを削除したときは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記省電力切換手段に送出するようになっていることを特徴とする出力システム。
  13. 請求項12において、
    前記出力データ削除手段が削除した出力データに関連する前記出力データが前記出力データ記憶手段に存在するかを判定する出力データ存在判定手段を備え、
    前記電力制御手段は、前記出力データ存在判定手段が前記出力データが存在しないと判定したときは、前記省電力移行命令を送出するようになっていることを特徴とする出力システム。
  14. 請求項2ないし6のいずれか1項において、
    前記出力データ記憶手段の出力データを管理するインデックスから前記出力データの登録を削除する出力データ登録削除手段を備え、
    前記電力制御手段は、前記出力データ登録削除手段が前記出力データの登録を削除したときは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記省電力切換手段に送出するようになっていることを特徴とする出力システム。
  15. 請求項14において、
    前記出力データ登録削除手段が削除した登録に関連する前記出力データの登録が前記インデックスに存在するかを判定する出力データ登録存在判定手段を備え、
    前記電力制御手段は、前記出力データ登録存在判定手段が前記出力データの登録が存在しないと判定したときは、前記省電力移行命令を送出するようになっていることを特徴とする出力システム。
  16. ネットワークデバイスを管理するデバイス管理装置であって、
    出力データ記憶手段に出力データを保存する出力データ保存手段と、認証情報を取得する認証情報取得手段と、前記認証情報取得手段で取得した認証情報に基づいて前記出力データの利用適格を判定する利用適格判定手段と、前記出力データ記憶手段の出力データのうち前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定した出力データを前記ネットワークデバイスに送信する出力データ送信手段と、前記ネットワークデバイスの電力を制御する電力制御手段とを備え、
    前記電力制御手段は、前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定した後でかつ前記出力データ送信手段が前記出力データを送信する前に、前記ネットワークデバイスにおいて前記出力データに基づく出力が可能となる消費電力状態である稼働状態に移行すべき省電力解除命令を前記ネットワークデバイスに送信するようになっていることを特徴とするデバイス管理装置。
  17. 請求項16において、
    前記ネットワークデバイスによる出力の完了を検出する出力完了検出手段を備え、
    前記電力制御手段は、前記出力完了検出手段が前記出力の完了を検出したときは、前記稼働状態よりも消費電力を低減する状態である省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記ネットワークデバイスに送信するようになっていることを特徴とするデバイス管理装置。
  18. ネットワークデバイスを管理するデバイス管理装置として動作するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    出力データ記憶手段に出力データを保存する出力データ保存ステップと、認証情報を取得する認証情報取得ステップと、前記認証情報取得ステップで取得した認証情報に基づいて前記出力データの利用適格を判定する利用適格判定ステップと、前記出力データ記憶手段の出力データのうち前記利用適格判定ステップが利用適格を有すると判定した出力データを前記ネットワークデバイスに送信する出力データ送信ステップと、前記ネットワークデバイスの電力を制御する電力制御ステップとからなる処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
    前記電力制御ステップは、前記利用適格判定ステップで利用適格を有すると判定した後でかつ前記出力データ送信ステップで前記出力データを送信する前に、前記稼働状態に移行すべき省電力解除命令を前記ネットワークデバイスに送信することを特徴とするデバイス管理プログラム。
  19. 請求項18において、
    前記ネットワークデバイスによる出力の完了を検出する出力完了検出ステップからなる処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
    前記電力制御ステップは、前記出力完了検出ステップで前記出力の完了を検出したときは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記ネットワークデバイスに送信することを特徴とするデバイス管理プログラム。
  20. 出力データに基づいて出力を行うネットワークデバイスと、前記ネットワークデバイスを管理するデバイス管理装置とを通信可能に接続し、認証を得て前記ネットワークデバイスが出力を行う出力方法であって、
    出力データ記憶手段に前記出力データを保存する出力データ保存ステップと、認証情報を取得する認証情報取得ステップと、前記認証情報取得ステップで取得した認証情報に基づいて前記出力データの利用適格を判定する利用適格判定ステップと、前記ネットワークデバイスの電力を制御する電力制御ステップとを含み、
    前記デバイス管理装置に対しては、
    前記出力データ記憶手段の出力データのうち前記利用適格判定ステップが利用適格を有すると判定した出力データを前記ネットワークデバイスに送信する出力データ送信ステップを含み、
    前記ネットワークデバイスに対しては、
    前記出力データを受信する出力データ受信ステップと、前記出力データ受信ステップで受信した出力データに基づいて出力を行う出力ステップと、前記出力ステップで前記出力が可能となる消費電力状態である稼働状態および当該稼働状態よりも消費電力を低減する状態である省電力状態を切り換える省電力ステップとを含み、
    前記電力制御ステップは、前記利用適格判定ステップで利用適格を有すると判定した後でかつ前記出力データ送信ステップで前記出力データを送信する前に、前記稼働状態に移行すべき省電力解除命令を前記省電力ステップに送出することを特徴とする出力方法。
  21. 請求項20において、
    前記出力ステップの出力の完了を検出する出力完了検出ステップを含み、
    前記電力制御ステップは、前記出力完了検出ステップで前記出力の完了を検出したときは、前記省電力状態に移行すべき省電力移行命令を前記省電力ステップに送出することを特徴とする出力方法。
  22. 印刷ジョブに基づいて印刷処理を行うネットワークプリンタを備え、認証を得て前記ネットワークプリンタが前記印刷処理を行う印刷システムであって、
    前記印刷データを記憶する印刷データ記憶手段と、前記印刷データ記憶手段に前記印刷データを保存する印刷データ保存手段と、認証情報を取得する認証情報取得手段と、前記認証情報取得手段で取得した認証情報に基づいて前記印刷データの利用適格を判定する利用適格判定手段と、前記ネットワークプリンタの電力を制御する電力制御手段と、前記印刷データ記憶手段の印刷データのうち前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定した印刷データを前記ネットワークプリンタに送信する印刷データ送信手段と、前記ネットワークプリンタでの前記印刷処理が可能となる消費電力状態である稼働状態および当該稼働状態よりも消費電力を低減した状態である省電力状態を切り換える省電力切換手段とを備え、
    前記電力制御手段は、前記利用適格判定手段が利用適格を有すると判定した後でかつ前記印刷データ送信手段が前記印刷データを送信する前に、前記稼働状態に移行すべき省電力解除命令を前記省電力切換手段に送出するようになっていることを特徴とする印刷システム。
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