JP2007268785A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記憶装置に蓄積されたジョブデータの中から、短時間で、かつ正確に不要のジョブデータを探し出し削除できる画像形成装置を提供することにある。
【解決手段】
入力された複数の画像情報を蓄積する記憶部400を備える画像形成装置100において、画像情報をユーザの識別情報を含む属性と対応づけて記憶部400に保持させる画像情報処理部210と、ユーザを認証するための登録識別情報が予め保持している登録識別情報保持部420と、ユーザから取得した識別情報が登録識別情報に含まれているか否かを判定するユーザ情報判別部230と、含まれていると判定されると、削除すべき画像情報を抽出するための抽出条件および識別情報に基づいて記憶部から削除すべき画像情報の属性を抽出する画像情報抽出部240と、抽出された画像情報の属性に基づいて記憶部から画像情報を削除する画像情報削除部250と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像を形成するための画像情報を蓄積する記憶部を備えた印刷装置やFAXなどの画像形成装置に関するものである。
最近、画像形成装置は、性能の向上が目覚しく、殊に、印刷速度の高速化がなされ、複数のユ−ザが一つの画像形成装置を共有・共用化して使用することが一般化している。また、画像形成装置の通信機能の性能向上がなされて、該装置は直接ネットワークに接続されて外国および国内の多くの供給元から画像を形成するための画像情報(以下、ジョブデータという)を入手できるようになっている。
ユーザは、供給元から所望のジョブデータを記憶部へダウンロードし、さらに、供給元から定期配信されたジョブデータを記憶部へ格納している。該記憶部に蓄積されたジョブデータの大半は、順次印刷処理あるいは転送処理される。
ところで、供給元からジョブデータを画像形成装置の記憶部にダウンロードするとき、ユーザは、該ダウンロードを順調に終了させるために、該ジョブデータで記憶部が満杯になることを避けなければならない。このことから、画像形成装置の記憶部は、ジョブデータで記憶部が満杯になるリスクを回避するために、大容量化される傾向にある。
特許文献1には、印刷データの開始から終了までをジョブ単位として、記憶部に蓄積された印刷データの中から、不要となった印刷データをジョブ名で検索し、検索された印刷データおよび関連の中間コードも消去する印刷装置が開示されている。
特開2000−20255号公報
しかしながら、各ユーザが、供給元から所望のジョブデータを記憶部へダウンロードすると、たちまち画像形成装置の記憶部に膨大なジョブデータが蓄積され、さらに供給元から定期配信されたジョブデータの中には印刷処理や転送処理される前に削除したいものが少なからず含まれていることから、ユーザは、画像形成装置の記憶部に蓄積されているジョブデータの要不要を判断して、記憶部に空きを確保するように不要のジョブデータを絶えず探し出して削除することが求められてきた。しかし、ユーザが膨大なジョブデータの中から不要のジョブデータを探し出すことは困難であり、長時間を要するので問題となっていた。
また、複数のユーザが1台の画像形成装置を共有している場合、該装置の記憶部に蓄積されているジョブデータは、各ユーザによりそれぞれ個別に管理されるのが普通である。従って、一人のユーザの判断に基づいて不要のジョブデータを探し出して削除するのは、他ユーザが所有および管理するジョブデータを誤って消去する危険がある。
従って、本発明の目的は、記憶装置に蓄積されたジョブデータの中から、短時間で、かつ正確に不要のジョブデータを探し出し削除できる画像形成装置を提供することにある。
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
〈構成1〉
入力された複数の画像情報を蓄積する記憶部を備える画像形成装置において、複数の画像情報の各々を、画像の入力元となるユーザの識別情報を含む属性と対応づけて記憶部に保持させる画像情報処理部と、ユーザを認証するための登録識別情報を予め保持している登録識別情報保持部と、ユーザから取得した識別情報が登録識別情報に含まれているか否かを判定するユーザ情報判別部と、取得した識別情報が登録識別情報に含まれていると判定されると、削除すべき画像情報を抽出するため予め定めておいた抽出条件と識別情報とに基づいて記憶部から削除すべき画像情報の属性を抽出する画像情報抽出部と、抽出された画像情報の属性に基づいて記憶部から画像情報を削除する画像情報削除部とを備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、画像情報処理部により画像情報をユーザの識別情報を含む属性と対応づけて記憶部に保持させ、ユーザ情報判別部によりユーザから取得した識別情報が登録識別情報に含まれているか否かを判定し、含まれていると判定されると、画像情報抽出部により削除すべき画像情報を抽出するための抽出条件および識別情報に基づいて記憶部から削除すべき画像情報の属性を抽出し、画像情報削除部により抽出された画像情報の属性に基づいて不要の画像情報を記憶部から削除することから、不要の画像情報を抽出するための抽出条件を設定することにより、記憶部に蓄積されている画像情報の中から自己の画像情報のみを探し出し、不要の画像情報を短時間で削除することができる。従って、他ユーザが管理するジョブデータを誤って消去することがなくなる。
本発明の実施形態について、図を用いて詳細に説明する。以下の説明では、各実施の形態に用いる図面について同一の構成要素は同一の符号を付している。
以下、本発明の実施形態について図を用いて詳細に説明する。
図2は、実施例1のプリンタ100の装置ブロック図である。
実施例1のプリンタ100は、画像を形成するための画像情報の供給元との通信処理を行い、ユーザから画像情報の削除指示があると、入力された抽出条件に基づいて不要の画像情報を削除する画像処理部200と、前記画像情報に基づいて画像形成を行う画像形成部300と、前記画像情報を記憶する記憶部400とを備える。
ここで、画像情報について説明する。
プリンタ100で処理する画像情報は、画像を形成するためのデータであり、供給元から受信したデータの開始から終了までをジョブ単位として管理されている。画像情報(以後、ジョブデータと記述する)は、画像データおよび印刷データの総称であり、プリンタ100で受信した順番に基づいてジョブ番号(ジョブID)が付与される。
画像データは、供給元から受信されて印刷データへ変換するための画像変換処理を受ける前のジョブデータを指し、印刷データは前記画像変換処理された後のジョブデータを指している。
画像形成部300は、記録媒体への印刷およびディスプレイへの表示を行うための機構部と、該印刷および表示のための制御を行う画像形成制御部とから構成されており、画像データに基づいてディスプレイに画像を形成し、また、印刷データに基づいて記録媒体に印刷処理する。
図1は、実施例1のプリンタ100における主要部のブロック図である。
つぎに、プリンタ100の特徴を示す記憶部400および画像処理部200について図1を用いて詳しく説明する。
記憶部400は、画像データおよび印刷データを蓄積するジョブデータ記憶部410と、ユーザを認証するためのユーザ認証保持情報を記憶するユーザ認証情報記憶部420と、ユーザ権限を判別するためのユーザ権限判別情報を記憶するユーザ権限情報記憶部430と、データ削除の抽出条件として入力された時間データを示すユーザ時間条件情報をユーザごとに記憶するユーザ時間条件記憶部440とを備える。
ジョブデータ記憶部410は、画像データとその属性とを対応付けて画像データ保持情報として蓄積する画像データ記憶部411と、印刷データとその属性とを対応付けて印刷データ保持情報として蓄積する印刷データ記憶部412とから構成される。
図3は、実施例1のプリンタ100における記憶部400(411、412)内の画像データ保持情報の構成例を示す。
画像データ記憶部411に蓄積される画像データ保持情報は、例えば、図3に示されるように、当該画像データを受け付けた日時を示す“受付日時”と、ジョブデータを識別するために付加された“ジョブID”と、ユーザの名称を示す“ユーザ名”と、画像データとで構成される。ここに、“受付日時”、“ジョブID”および“ユーザ名”は、当該画像データの属性である。また、印刷データ記憶部412に蓄積される印刷データ保持情報は、同様に、前記の“受付日時”と、前記の“ジョブID”と、前記の“ユーザ名”と、印刷データとで構成される。
画像処理部200は、図1に示されるように、供給元から画像データを受けると、該画像データに基づいてその属性を付加し、該画像データおよびその属性を画像データ記憶部411に格納し、画像変換処理された印刷データおよびその属性を印刷データ記憶部412に格納するジョブデータ処理部(画像情報処理部)210と、ユーザが所持する非接触カード221からユーザ名(ユーザ認証情報)およびジョブ削除権限情報を読取る非接触カード読取部(ユーザ情報読取部)220と、読取られたユーザ名(ユーザ認証情報)に基づいてユーザ認証を行い、読取られたジョブ削除権限情報に基づいてユーザ権限の判別を行い、認証されたユーザおよびその権限を示す特定ユーザ情報を生成するユーザ情報判別部230と、ユーザがジョブデータの削除指示および不要のジョブデータを抽出するための抽出条件を入力するためのパネル270と、パネル270から入力された削除指示を判別する操作判別部260と、時間を計時管理するタイマ280と、前記抽出条件を示すユーザ時間条件情報が登録されているか否かを判別する時間条件判別部290と、前記特定ユーザ情報に基づいて当該ユーザ名の付されているジョブデータの属性を抽出し、前記抽出条件に基づいて不要のジョブデータの属性を抽出するジョブ抽出部(画像情報抽出部)240と、ジョブ抽出部240で抽出されたジョブデータの属性に基づいて不要のジョブデータを記憶部400から削除するジョブ削除部(画像情報削除部)250とを備える。
ジョブデータ処理部210は、供給元からの画像データを受信して、まず、該画像データに基づいて当該画像データの属性を付加し、画像データおよびその属性を画像データ記憶部411へ送り、そこに画像データおよびその属性は対応付けて画像データ保持情報として格納する。
また、ジョブデータ処理部210は、印刷処理の実行指示を受けると、印刷処理の実行に先立ち画像データ記憶部411から画像データ保持情報を読み出して、該画像データ保持情報の画像データに対し画像変換処理を行い、印刷処理するための印刷データを生成し、生成された印刷データを画像形成部300へ出力する。印刷データを受けた画像形成部300は、該印刷データに基づいて媒体へ印刷処理を行う。
さらに、ジョブデータ処理部210は、印刷データおよびその属性を印刷データ記憶部412に送り、そこに印刷データとその属性とが対応付けた印刷データ保持情報として格納する。
図4は、実施例1のプリンタ100のパネル表面例を示す。
パネル270は、ジョブデータの削除指示を行うためのジョブキャンセルボタン271と、不要のジョブデータを抽出するための抽出条件を入力するための入力ボタン、即ち、日時や時間を指定する数値を入力するための数値入力ボタン272とが設けられている。
操作判別部260は、ユーザがパネル270のジョブキャンセルボタン271を押下すると、ジョブキャンセルボタン271が押下されたことを検出し、ジョブデータ削除の指示があったと判別し、ジョブデータ削除の指示を示す削除指示信号を生成する。該削除指示信号は、ジョブ抽出部240、ジョブ削除部250および時間条件判別部290へ出力される。
また、操作判別部260は、ユーザがパネル270の数値入力ボタン272の操作により抽出条件を示す数値を入力すると、該数値入力に基づいて抽出条件を示すユーザ抽出条件情報を生成する。
ところで、ジョブデータには、時間が経過するとともにその価値が変化し低下する情報がある。例えば、為替レート情報、株価情報、売上報告およびニュース記事などである。
時間の経過とともにその価値が低下する情報を考慮して、実施例1では、不要のジョブデータを抽出するための抽出条件として経過時間を入力する例を説明する。
即ち、操作判別部260は、数値入力ボタン272の操作により経過時間(時間データ)を示す数値が入力されると、該数値に基づいて経過時間を示すユーザ時間条件情報(ユーザ抽出条件情報)を生成する。生成されたユーザ時間条件情報は、ユーザ時間条件記憶部440へ出力され、そこにユーザ名(ユーザ認証情報)に対応付けられて格納される。
非接触カード読取部220は、ユーザが当該部の上に非接触カード221をかざすと、該非接触カード221からユーザ名(ユーザ認証情報)およびジョブ削除権限情報を読取る。読取られたユーザ名(ユーザ認証情報)およびジョブ削除権限情報はユーザ情報判別部230へ出力される。
ここで、ユーザが、実施例1のプリンタ100を使用するためのユーザカードとしてユーザが所持する非接触カード221について説明する。
非接触カード221は、自カード内の電源供給手段としての電池を内蔵しており、非接触カード読取部220により非接触状態でコイルによる電磁誘導を利用して情報が読取られる。即ち、非接触カード221は、前記情報としてユーザ認証を行うためのユーザ認証情報およびユーザ権限を判別するためのユーザ権限情報を記憶しており、非接触カード読取部220はユーザ認証情報およびユーザ権限情報を非接触カード221から読取る。本実施例では、ユーザ認証情報はユーザ名であり、ユーザ権限情報はジョブ削除権限情報である例を説明する。
ユーザ情報判別部230は、ユーザ名(ユーザ認証情報)に基づいてユーザ認証を行うユーザ認証情報判別部231と、ジョブ削除権限情報に基づいてユーザ権限を判別するユーザ権限情報判別部232とを備える。
ユーザ認証情報判別部231は、非接触カード読取部220からユーザ名(ユーザ認証情報)を受けると、ユーザ認証情報記憶部420に記憶されているユーザ認証保持情報を読出して、該ユーザ認証保持情報と前記ユーザ名(ユーザ認証情報)とを比較し、ユーザ認証を行う。
ユーザ権限情報判別部232は、非接触カード読取部220からジョブ削除権限情報を受けると、ユーザ権限情報記憶部430に記憶されているユーザ権限判別情報を読出して、該ユーザ権限判別情報に「削除」が含まれていると、前記ジョブ削除権限ありと判定し、ユーザ削除権限の存在を判別する。
ユーザ情報判別部230は、ユーザ認証情報判別部231で認証されたユーザと、ユーザ権限情報判別部232で判別されたユーザ権限とを示す特定ユーザ情報を生成し、該特定ユーザ情報はジョブ抽出部240および時間条件判別部290へ出力される。
時間条件判別部290は、操作判別部260から削除指示信号を受けると、特定ユーザ情報に基づいてユーザ時間条件記憶部440に記憶されている当該ユーザのユーザ時間条件情報を読出し、次いでタイマ280から現在の日時を示す日時情報tを取得する。時間条件判別部290は、当該ユーザのユーザ時間条件情報の有無を判別し、判別結果が当該ユーザのユーザ時間条件情報の有るとき、前記日時情報tおよび前記ユーザ時間条件情報に基づいて抽出条件が満たされた否かを判別するための時間条件情報を生成し、該時間条件情報をジョブ抽出部240へ出力する。
また、時間条件判別部290は、当該ユーザのユーザ時間条件情報が登録されていないと判別すると、“ユーザ時間条件情報が登録されていない”旨をジョブ抽出部240へ通知する。
ジョブ抽出部240は、操作判別部260から削除指示信号を受けると、ユーザ情報判別部230からの特定ユーザ情報に基づいて当該ユーザ名の付されているジョブデータの属性情報を抽出する。次いで、ジョブ抽出部240は、時間条件判別部290からの時間条件情報に基づいて前記当該ユーザ名の付されているジョブデータの属性情報の中から不要なジョブデータの属性情報を抽出する。すなわち、ジョブ抽出部240は、前記時間条件情報と、画像データ記憶部411に保持されている画像データ保持情報の属性(受付日時)および印刷データ記憶部412に保持されている印刷データ保持情報の属性(受付日時)とを比較して、該比較結果に基づいてユーザの不要なジョブデータの属性情報を抽出する。
また、ジョブ抽出部240は、時間条件判別部290から“ユーザ時間条件情報が登録されていない”旨の通知を受けると、ユーザ情報判別部230からの特定ユーザ情報に基づいて当該ユーザの全てのジョブデータの属性情報を抽出する。
ジョブ抽出部240は、抽出されたジョブデータの属性情報(例えば、ジョブID)をジョブ削除部250へ出力する。
ジョブ削除部250は、操作判別部260から削除指示信号を受けると、ジョブ抽出部240から抽出されたジョブデータの属性情報(ジョブID)が出力されるまで待機する。ジョブ抽出部240からの前記属性情報(ジョブID)を受けると、該属性情報(ジョブID)に基づいて当該ユーザ名の付されているジョブデータの属性情報の中から不要なジョブデータの属性情報を検索し、検索された不要なジョブデータの属性情報に基づいて不要なジョブデータをジョブデータ記憶部410から削除する。
図5は、実施例1のプリンタ100のフロー図である。
実施例1のプリンタ100の動作を図5に沿って説明する。
ユーザのAさんが、記憶部400に格納されてから3時間以上経過しているジョブデータを抽出するための抽出条件を入力する例を説明する。
Aさんがパネル270のジョブキャンセルボタン271を押下すると、操作判別部260は,ジョブキャンセルボタン271が押下されたか否かを判別し(ステップS101)、ジョブキャンセルボタン271が押下された場合には、ジョブデータ削除の指示を示す削除指示信号を生成し、該削除指示信号をジョブ抽出部240、ジョブ削除部250および時間条件判別部290へ出力する。ジョブキャンセルボタン271が押下されていない場合には、処理を終了する。
非接触カード読取部220は、Aさんが非接触カード221をかざすと、該非接触カード221からユーザ名(ユーザ認証情報)およびジョブ削除権限情報を読取るとともに、ユーザ名(ユーザ認証情報)が入力されたか否かを判別する(ステップS102)。非接触カード読取部220は、ユーザ名(ユーザ認証情報)が入力されない場合、処理を終了する、
次いで非接触カード読取部220は、ジョブ削除権限情報(ユーザ権限情報)の入力があるか否かを判別し(ステップS103)、ジョブ削除権限情報の入力がないと判別された場合、処理を終了する。
非接触カード読取部220は、ユーザ名(ユーザ認証情報)およびジョブ削除権限情報(ユーザ権限情報)が入力された場合、読取られたユーザ名(ユーザ認証情報)およびジョブ削除権限情報をユーザ情報判別部230へ出力する。
ユーザ情報判別部230は、非接触カード読取部220からユーザ名(ユーザ認証情報)およびジョブ削除権限情報を受けると、ユーザ認証情報記憶部420に記憶されているユーザ認証保持情報を読出して、該ユーザ認証保持情報と前記ユーザ名(ユーザ認証情報)とを比較し、ユーザ認証を行い、次いで、ユーザ権限情報記憶部430に記憶されているユーザ権限判別情報を読出して、該ユーザ権限判別情報に「削除」が含まれていると、前記ジョブ削除権限ありと判定し、Aさんのユーザ削除権限の存在を判別する。(ステップS104)。ユーザ情報判別部230は、ジョブ削除権限がAさんのユーザ権限に含まれる場合、認証されたユーザおよび判別されたAさんのユーザ権限を示す特定ユーザ情報を生成し、該特定ユーザ情報はジョブ抽出部240および時間条件判別部290へ出力される。
ユーザ情報判別部230は、ジョブデータの削除がAさんのユーザ権限に含まれない場合、処理を終了する。
Aさんが、パネル270の数値入力ボタン272から不要のジョブデータを抽出するための抽出条件として経過時間が3時間と入力すると、操作判別部260は経過時間の3時間を示すユーザ時間条件情報を生成する。該ユーザ時間条件情報(経過時間が3時間)は記憶部400へ送信され、記憶部400のユーザ時間条件記憶部440にAさんのユーザ時間条件情報(経過時間欄の3時間)として登録される。
時間条件判別部290は、操作判別部260から削除指示信号を受けると、特定ユーザ情報に基づいてユーザ時間条件記憶部440にAさんのユーザ時間条件情報(経過時間欄の3時間)を読出して、Aさんのユーザ時間条件情報が記憶されているか否かを判別する(ステップS105)。Aさんのユーザ時間条件情報(経過時間欄の3時間)が記憶されている場合、時間条件判別部290は、タイマ280から現在の日時を示す日時情報tを取得し、日時情報tおよび(経過時間欄の3時間)に基づいて抽出条件が満たされたか否かを判別するための時間条件情報(t−3時間)を生成し、該時間条件情報(t−3時間)をジョブ抽出部240へ出力する。
時間条件判別部290は、ユーザ時間条件記憶部440にAさんのユーザ時間条件情報が記憶されていない場合、“Aさんのユーザ時間条件情報が登録されてない”旨をジョブ抽出部240へ通知する。
ジョブ抽出部240は、操作判別部260から削除指示信号を受けると、特定ユーザ情報に基づいてAさんのユーザ名の付されているジョブデータの属性を抽出する。次に、ジョブ抽出部240は、時間条件判別部290からの時間条件情報(t−3時間)に基づいてAさんのユーザ名の付されているジョブデータの属性の中から記憶部400に保持されてから3時間を越えたものを抽出する。即ち、ジョブ抽出部240は、時間条件情報(t−3時間)と、ジョブデータの属性(受付日時)とを比較して、(t−3時間)が前記属性(受付日時)と等しいかまたは大ならば、当該ジョブデータが記憶部400に3時間以上保持されていると判断し、不要なジョブデータの属性として抽出する。(t−3時間)が前記属性(受付日時)より小ならば、3時間未満であると判断して、抽出しない(ステップS106)。抽出されたジョブデータの属性(例えば、ジョブID)がジョブ削除部250へ出力される。
ジョブ抽出部240は、不要なジョブデータの属性が抽出されない場合、処理を終了する。
また、ジョブ抽出部240は、時間条件判別部290から“Aさんのユーザ時間条件情報が登録されてない”旨の通知を受けると、特定ユーザ情報に基づいて抽出されたAさんの全てのジョブデータの属性(例えば、ジョブID)をジョブ削除部250へ出力する。
ジョブ削除部250は、操作判別部260から削除指示信号を受けると、ジョブ抽出部240から抽出されたジョブデータの属性(ジョブID)が出力されるまで待機する。ジョブ抽出部240からの前記属性(ジョブID)を受けると、該属性(ジョブID)に基づいてジョブデータ記憶部410に蓄積されているジョブデータから不要なジョブデータを削除する(ステップS107)。
また、ジョブ削除部250は、ユーザが抽出条件を入力しない場合には、ジョブ抽出部240からのジョブデータの属性(ジョブID)に基づいてAさんの全てのジョブデータをジョブデータ記憶部410から削除する(ステップS108)。
上述の説明では、抽出条件として経過時間(時間データ)を入力する例を説明したが、これに限定するものでなく、ユーザの不要のジョブデータを抽出するための抽出条件は、受付日時、ユーザ名、ジョブIDなどの中から選択された属性に対応させて適宜入力するとよい。
また、ユーザカードとして電磁誘導を用いた非接触カード221を使用する例を説明したが、これに限定するものでなく、情報の送受は、相対する電極板を用いた静電結合により行うようにしてもよい。また、ユーザカードは非接触カード221に限定するものではなく、カード読取部と接触状態で情報の授受が行われる接触カードを使用してもよい。
また、形状はカードに限るものでなく、装置に対して着脱可能、あるいは、近接させることにより読取り可能なメモリを含むものとしてもよい。
さらに、非接触カード221に、ユーザ名(ユーザ認証情報)およびジョブ削除権限情報(ユーザ権限情報)の両方を記憶させた例を説明したが、該非接触カードにはユーザ名(ユーザ認証情報)のみを記憶させて、プリンタ100の記憶部400にユーザ名(ユーザ認証情報)に対応付けてジョブ削除権限情報(ユーザ権限情報)を保持させるようにしてもよい。これにより、カードの小型化、軽量化および低価格化が実現される。
実施例1のプリンタ100によれば、非接触カード読取部220によりユーザが所持する非接触カード221からユーザ名(ユーザ認証情報)およびジョブ削除権限情報(ユーザ権限情報)を読取り、ユーザ情報判別部230によりユーザ認証を行い、ユーザ権限を判別し、認証されたユーザおよびそのユーザ権限を示す特定ユーザ情報を生成し、ジョブ抽出部240により特定ユーザ情報に基づいて当該ユーザ名の付されているジョブデータの属性を記憶部400から抽出し、さらにユーザが不要のジョブデータを抽出するための抽出条件(経過時間)を入力すると、時間条件判別部290により抽出条件が満たされたか否かを判別するための時間条件情報を生成し、ジョブ抽出部240により該時間条件情報とジョブデータの属性(受付日時)とを比較して当該ユーザ名の付されているジョブデータの属性の中から不要のジョブデータの属性を抽出し、ジョブ削除部250により記憶部400から不要のジョブデータを削除することから、プリンタ100は、最初に、特定ユーザ情報に基づいて当該ユーザ名の付されているジョブデータの属性を抽出し、次に、抽出条件に基づいてユーザの不要のジョブデータの属性を探し出し、記憶部400から不要のジョブデータを消去する。
このことにより、記憶部400に蓄積された膨大な数のジョブデータの中からユーザが不要のジョブデータを探し出し削除することが、正確に、即ち他ユーザが所有するジョブデータを誤って消去することもなく、短時間で可能となる。
また、ジョブデータの中には、株価情報のように時間の経過とともにその価値が変化する情報があり、時間の経過とともにその価値が低下し不要となったデータが記憶部400に蓄積されている。そこで、ユーザが低価値で不要となったジョブデータを抽出するための抽出条件として経過時間を入力することにより、不要となったジョブデータを記憶部400から消去するので、記憶部400に空きを作るとともに、低価値のジョブデータを誤って印刷する無駄を未然に防ぐことができる。
なお、実施例1のプリンタ100の利便性を高めるために、パネル270に複数の登録ボタンと、該登録ボタンを監視し制御するボタン登録情報制御部を設けることにより、削除指示、抽出条件およびユーザ権限情報を予め各登録ボタンに対応付けて設定し、該登録ボタンの押下により、削除指示および抽出条件の入力を短縮化することが実現でき、ジョブデータ削除のための操作が大幅に簡略化されるので、プリンタ100の使い勝手が向上する。
実施例2のプリンタ500は、記憶部400Aに蓄積されているジョブデータの中から不要のジョブデータを抽出するための抽出条件として印刷部数をパネル670から入力することと、消去されるジョブデータを確認するために抽出されたジョブデータの属性をパネル670で一覧表示することを特徴とする。
図6は、実施例2のプリンタ500の装置ブロック図である。
プリンタ500は、画像を形成するためのジョブデータの供給元との通信処理を行うとともに、ユーザからジョブデータ削除の指示を受けると不要のジョブデータを削除する画像処理部600と、前記ジョブデータに基づいて画像形成を行う画像形成部300と、前記ジョブデータを記憶する記憶部400Aを備える。
図7は、プリンタ500の主要部のブロック図である。
次に、プリンタ500の特徴を示す記憶部400Aおよび画像処理部600について図7を用いて詳しく説明する。
記憶部400Aは、ジョブデータを蓄積するジョブデータ記憶部410と、ユーザを認証するためのユーザ認証保持情報を記憶するユーザ認証情報記憶部420と、ユーザ権限を判別するためのユーザ権限判別情報を記憶するユーザ権限情報記憶部430とを備え、さらに、抽出条件として入力された印刷部数を示すユーザ印刷部数条件情報をユーザごとに記憶するユーザ印刷部数条件記憶部450とを備える。
ジョブデータ記憶部410は、供給元から受信した画像データを蓄積する画像データ記憶部411と、前記画像データに画像変換処理を行って得られた印刷データを蓄積する印刷データ記憶部412とから構成される。
ユーザ印刷部数条件記憶部450は,各ユーザによりパネル670から抽出条件として入力された印刷部数を示すユーザ印刷部数条件情報をユーザごとに記憶する。
画像処理部600は、ユーザが削除指示および抽出条件として印刷部数を入力するためのパネル670と、パネル670から入力される削除指示を判別する操作判別部660と、
供給元から画像データを受けて、該画像データに基づいてその属性を付加し、該画像データおよびその属性を画像データ記憶部411に格納し、画像変換処理された印刷データおよびその属性を印刷データ記憶部412に格納するジョブデータ処理部210と、非接触カード221からユーザ名(ユーザ認証情報)およびジョブ削除権限情報を読取る非接触カード読取部220と、非接触カード読取部220で読取られたユーザ名(ユーザ認証情報)に基づいてユーザ認証を行い、ジョブ削除権限情報に基づいてユーザ権限の判別を行い、認証されたユーザおよびその権限を示す特定ユーザ情報を生成するユーザ情報判別部230と、ユーザ情報判別部230からの特定ユーザ情報に基づいてユーザ名の付されているジョブデータの属性を抽出し、次いで後述する印刷部数条件判別部690からの印刷部数情報に基づいてユーザ名の付されているジョブデータの属性の中から不要のジョブデータの属性を抽出するジョブ抽出部240と、ジョブ抽出部240で抽出されたジョブデータの属性に基づいて不要のジョブデータを記憶部400Aから削除するジョブ削除部250と、ユーザ印刷部数条件記憶部450に当該ユーザのユーザ印刷部数条件情報が登録されているか否かを判別する印刷部数条件判別部690を備える。
ジョブデータ処理部210は、供給元からの画像データを受信して、まず、該画像データに基づいて当該画像データの属性を付加し、画像データおよびその属性を画像データ記憶部411へ送り、そこに画像データおよびその属性は対応付けて画像データ保持情報として格納する。
また、ジョブデータ処理部210は、印刷処理の実行指示を受けると、画像データ記憶部411から画像データ保持情報を読み出して、該画像データ保持情報の画像データに対し画像変換処理を行い、印刷処理するための印刷データを生成し、生成された印刷データを画像形成部300へ出力する。印刷データを受けた画像形成部300は、該印刷データに基づいて媒体へ印刷処理を行う。
さらに、ジョブデータ処理部210は、印刷データおよびその属性を印刷データ記憶部412に送り、そこに印刷データとその属性とが対応付けた印刷データ保持情報として格納する。
実施例2では、ジョブデータ処理部210は、例えば、該画像データに基づいて当該画像データの属性として下記のものを付加する。即ち、当該画像データを受け付けた日時を示す“受付日時”と、ジョブデータを識別するための“ジョブID”と、ユーザの名称を示す“ユーザ名”と、“印刷部数”と、“ドキュメント名”とが付加される。
図8は、プリンタ500のパネル670のパネル表面を示す図である。
パネル670は、図8に示されるように、ジョブデータの削除指示するためのジョブキャンセルボタン271と、不要のジョブデータを抽出するための抽出条件を入力するための入力ボタン、即ち、印刷部数を示す数値を入力するための数値入力ボタン272と、抽出されたジョブデータの属性を一覧表示するための表示パネル273とを有する。
図9は、表示パネル273における表示例を示す。
表示パネル273は、例えば、図9に示されるように、抽出されたジョブデータの属性に基づいて一覧表示する。即ち、当該画像データを受け付けた日時を示す“受付日時”と、ジョブデータを識別するための“ジョブID”と、ユーザの名称を示す“ユーザ名”と、“印刷部数”と、“ドキュメント名”とが、表示パネル273に一覧表示される。
操作判別部660は、パネル670のジョブキャンセルボタン271が押下されると、ジョブデータ削除の指示があったと判別し、ジョブデータ削除の指示を示す削除指示信号を生成し、該削除指示信号をジョブ抽出部240、ジョブ削除部250および印刷部数条件判別部690へ出力する。さらに、操作判別部660は、ユーザが抽出されたジョブデータの属性が一覧表示され削除されるジョブデータを確認した後にジョブキャンセルボタン271を押下すると、ジョブキャンセルボタン271の2度目の押下を検出してジョブデータ削除の実行指示があったと判別し、ジョブデータ削除の実行指示を示す削除実行信号を生成し、該削除実行信号をジョブ削除部250へ出力する。
また、操作判別部660は、抽出条件として印刷部数を示す数値入力があると、数値入力に基づいて印刷部数を示すユーザ印刷部数条件情報を生成する。生成されたユーザ印刷部数条件情報は、ユーザ印刷部数条件記憶部450へ出力され、ユーザ名に対応付けられて保持される。
印刷部数条件判別部690は、操作判別部660から削除指示信号を受けると、ユーザ印刷部数条件記憶部450に当該ユーザのユーザ印刷部数条件情報が登録されているか否かを判別する。印刷部数条件判別部690は、判別結果がユーザ印刷部数条件情報が登録されていると判別すると、該ユーザ印刷部数条件情報に基づいて抽出条件が満たされたか否かを判別するための印刷部数情報を生成し、生成された印刷部数情報をジョブ抽出部240へ出力する。
また、印刷部数条件判別部690は、登録されていないと判別すると、“ユーザ印刷部数条件情報が登録されていない”旨をジョブ抽出部240へ通知する。
図10は、実施例2のプリンタ500のフロー図である。
実施例2のプリンタ500の動作を図10に沿って説明する。
ユーザのBさんが、記憶部400Aに蓄積されているジョブデータの中から印刷部数が1部以下のジョブデータを削除する例を説明する。
Bさんが記憶部400Aに蓄積されているジョブデータの中から印刷部数が1以下であるジョブデータを抽出するための抽出条件として、パネル670の数値入力ボタン272から印刷部数として1と入力すると、操作判別部660は印刷部数を示すユーザ印刷部数条件情報を生成する。該ユーザ印刷部数条件情報は、ユーザ印刷部数条件記憶部450にユーザ印刷部数条件情報(印刷部数欄の1)として登録される。
Bさんがパネル670のジョブキャンセルボタン271を押下すると、操作判別部660は、該ジョブキャンセルボタン271が押下されたか否かを判別し(ステップS201)、ジョブキャンセルボタン271が押下された場合、ジョブデータ削除の指示を示す削除指示信号を生成し、該削除指示信号をジョブ抽出部240、ジョブ削除部250および印刷部数条件判別部690へ出力する。ジョブキャンセルボタン271が押下されない場合、処理を終了する。
非接触カード読取部220は、ユーザが所持する非接触カード221からユーザ名(ユーザ認証情報)を読取り、ユーザ名(ユーザ認証情報)が入力されたか否かを判別する(ステップS202)。非接触カード読取部220は、ユーザ名(ユーザ認証情報)が入力されない場合、処理を終了する。
次いで、非接触カード読取部220は、該非接触カード221からジョブ削除権限情報(ユーザ権限情報)を読取られたか否かを判別する(ステップS203)。ジョブ削除権限情報が読取られないと判別された場合、処理を終了する。
読取られたユーザ名(ユーザ認証情報)およびジョブ削除権限情報はユーザ情報判別部230へ出力される。
ユーザ情報判別部230のユーザ認証情報判別部231は、非接触カード読取部220からユーザ名(ユーザ認証情報)を受けると、ユーザ認証情報記憶部420に記憶されているユーザ認証保持情報を読出して、該ユーザ認証保持情報と前記ユーザ名(ユーザ認証情報)とを比較し、ユーザ(Bさん)の認証を行う。
ユーザ権限情報判別部232は、非接触カード読取部220からジョブ削除権限情報を受けると、ユーザ権限情報記憶部430に記憶されているユーザ権限判別情報を読出して、該ユーザ権限判別情報と前記ジョブ削除権限情報とを比較し、Bさんのユーザ権限を判別する(ステップS204)。ユーザ情報判別部230は、Bさんのユーザ権限がジョブデータの削除を含むと判別された場合、ユーザ認証情報判別部231で認証されたユーザ(Bさん)およびユーザ権限情報判別部232で判別されたBさんのユーザ権限を示す特定ユーザ情報を生成し、該特定ユーザ情報はジョブ抽出部240および印刷部数条件判別部690へ出力される。
ユーザ情報判別部230は、Bさんのユーザ権限がジョブデータの削除を含まないと判別された場合、処理を終了する。
印刷部数条件判別部690は、操作判別部660から削除指示信号を受けると、ユーザ情報判別部230からの特定ユーザ情報に基づいてユーザ印刷部数条件記憶部450の中にBさんのユーザ印刷部数条件情報が登録されているか否かを判別し(ステップS205)、Bさんのユーザ印刷部数条件情報が登録されていると、該ユーザ印刷部数条件情報を読出して、該ユーザ印刷部数条件情報に基づいてBさんの抽出条件が満たされたか否かを判別するための印刷部数情報「1」を生成し、該印刷部数情報「1」をジョブ抽出部240へ出力する。
印刷部数条件判別部690は、Bさんのユーザ印刷部数条件情報が登録されていないと、Bさんのユーザ印刷部数条件情報が登録されていない旨をジョブ抽出部240へ通知する。
ジョブ抽出部240は、操作判別部660から削除指示信号を受けると、ユーザ情報判別部230からの特定ユーザ情報に基づいて当該ユーザ名の付されているジョブデータの属性を抽出する。次に、ジョブ抽出部240は、印刷部数条件判別部690からの印刷部数情報「1」に基づいてBさん名の付されているジョブデータの属性の中から、印刷部数が1部以下のジョブデータの属性を抽出する(ステップS206)。即ち、ジョブ抽出部240は、前記印刷部数情報の「1」と、ジョブデータ記憶部410に保持されている画像データ保持情報の属性(印刷部数)および印刷データ保持情報の属性(印刷部数)とを比較する。ジョブ抽出部240は、属性(印刷部数)が1と等しいか小さいならば、印刷部数が1以下のジョブデータの属性と判断して抽出し、属性(印刷部数)が1より大ならば、印刷部数が1を超えているジョブデータの属性と判断して抽出しない。ジョブ抽出部240は、抽出されたジョブデータの属性がないと、処理を終了する。
ジョブ抽出部240は、印刷部数条件判別部690からBさんのユーザ印刷部数条件情報が登録されていない旨の通知を受けると、特定ユーザ情報に基づいて当該ユーザ名の全てのジョブデータの属性を抽出する。
抽出されたジョブデータの属性がジョブ削除部250およびパネル670へ出力される。(図9を参照)
パネル670は、ジョブ抽出部240からジョブデータの属性を受けると、該ジョブデータの属性(例えば、受付日時と、ジョブIDと、ユーザ名と、印刷部数と、ドキュメント名)を一覧表示する(ステップS207)。ユーザがジョブデータの属性の一覧表示を確認した後、ジョブキャンセルボタン271を再度押下すると、操作判別部660は、パネル670のジョブキャンセルボタン271が再度押下されたと判別し(ステップS208)、ジョブ削除部250へ削除実行信号を出力する。
ジョブキャンセルボタン271が押下されないと判別した場合、処理を終了する。
ジョブ削除部250は、操作判別部660から削除実行信号を受けると、ジョブ抽出部240からジョブデータの属性が出力されるまで待機する。ジョブ削除部250は、ジョブ抽出部240から抽出されたジョブデータの属性を受けると、該ジョブデータの属性に基づいてジョブデータ記憶部410に蓄積されているジョブデータを削除する(ステップS209)。
また、前記抽出条件がユーザ印刷部数条件記憶部450に未登録である場合には、ジョブ抽出部240から当該ユーザの全ジョブデータの属性を受けたパネル670は、当該ユーザ名の全ジョブデータの属性(例えば、受付日時と、ジョブIDと、ユーザ名と、印刷部数と、ドキュメント名)の一覧表示を行う(ステップS210)。ユーザがジョブデータの属性の一覧表示を確認した後、ジョブキャンセルボタン271を押下すると、操作判別部660は、ジョブキャンセルボタン271の2度目の押下を検出してジョブデータ削除の実行指示と判別し(ステップS211)、ジョブ削除部250へ削除実行信号を出力する。
操作判別部660が、ユーザがジョブデータの属性の一覧表示した後にジョブキャンセルボタン271を押下しないと判別した場合、処理を終了する。
ジョブ削除部250は、操作判別部660から削除実行信号を受けると、当該ユーザ名の全ジョブデータをジョブデータ記憶部410から削除する(ステップS212)。
実施例2のプリンタ500によれば、削除すべきジョブデータを抽出するための抽出条件を示すユーザ印刷部数条件情報が登録されているか否かを判別し、該ユーザ印刷部数条件情報に基づいて印刷部数情報を生成する印刷部数条件判別部690を備え、さらに、抽出されたジョブデータの属性を一覧表示するための表示パネル273を備えており、パネル670から前記抽出条件(印刷部数)が入力されると、ジョブ抽出部240により特定ユーザ情報に基づいてユーザ名の付されているジョブデータの属性を抽出し、次いで、印刷部数条件判別部690からの印刷部数情報に基づいて不要のジョブデータの属性を抽出し、抽出されたジョブデータの属性をパネル670により一覧表示することから、ユーザは該一覧表示で消去されるジョブデータを確認した後にジョブデータ削除の実行指示を行うので、さらに正確に他ユーザが管理するジョブデータを消去することなく不要ジョブデータの削除を行うことができる。
また、会議室近くに設置されたプリンタ500の利便性を高めるため、会議用資料は通常印刷部数が多いことに着目して、例えば印刷部数が1以下のジョブデータを抽出するための抽出条件を選定し、印刷部数が1以下のジョブデータを抽出し消去することにより、印刷部数が多い会議のためのジョブデータを残し、印刷部数が少ないジョブデータを選択して消去することができる。
ところで、上述の抽出条件と逆の内容を示す条件を選定することも可能である。即ち、1つのジョブデータの多部数印刷により共有プリンタが長時間占有されるのを避けて、多くの他のユーザが該共有プリンタを利用できるようにするための抽出条件である。例えば、抽出条件として印刷部数が99部と入力し、印刷部数が99部以上のジョブデータの属性を探して、該ジョブデータを消去することもできる。
実施例3のプリンタ700は、ユーザ認証がユーザの生体認証情報(指紋情報)に基づいて行われることと、ユーザカードとしてUSBメモリカード850が使用されることとを特徴としている。
図11は、実施例3のプリンタ700の装置ブロック図である。
実施例3のプリンタ700は、ユーザがUSBメモリカード850を挿入すると、該USBメモリカード850に保持されている保持情報を読み出し、該保持情報にジョブデータ削除指示およびジョブデータ削除のための抽出条件を示す情報が含まれていると不要のジョブデータを削除する画像処理部800と、ジョブデータに基づいて画像を形成する画像形成部300と、前記ジョブデータと、ユーザ認証を行うためのユーザ認証保持情報と、ユーザ権限を判別するためのユーザ権限判別情報とを保持する記憶部400Bを備える。
本実施例において、プリンタ700を使用するためのユーザカードとしてユーザが所持するUSB(Universal Serial Bus)メモリカード850について説明する。
USBメモリカード850は、ユーザの名前を示すユーザ名と、ジョブデータの削除指示を示す指示情報と、当該ユーザの権限を示すジョブ削除権限情報(ユーザ権限情報)と、削除されるジョブデータを抽出するための抽出条件としてのユーザ時間条件情報とを保持している。
ところで、USBメモリカード850は、USB規格のインタフェースを有するUSBメモリ情報読取部840に挿入される構造に製造されており、ユーザがUSBメモリカード850をUSBメモリ情報読取部840へ挿入すると、USBメモリ情報読取部840と通信可能に接続され、USBメモリカード850に保持されていた各情報がUSBメモリ情報読取部840により読出される。
図12は、プリンタ700の主要部のブロック図である。
次に、プリンタ700の特徴を示す記憶部400Bおよび画像処理部800について図12を用いて詳しく説明する。
記憶部400Bは、画像データおよび印刷データを蓄積するジョブデータ記憶部410と、ユーザを認証するためのユーザ認証保持情報を記憶するユーザ認証情報記憶部420Bと、ユーザ権限を判別するためのユーザ権限判別情報を記憶するユーザ権限情報記憶部430と、抽出条件としての時間データを示すユーザ時間条件情報をユーザごとに記憶するユーザ時間条件記憶部440とを備える。
ジョブデータ記憶部410は、供給元から受信した画像データを蓄積する画像データ記憶部411と、前記画像データに画像変換処理を行って得られた印刷データを蓄積する印刷データ記憶部412とから構成される。
ユーザ認証情報記憶部420Bは、ユーザを認証するためのユーザ認証保持情報として予め登録された登録指紋情報をユーザごとに記憶している。
画像処理部800は、USBメモリカード850からユーザ名と、ジョブ削除権限情報と、指示情報と、抽出条件を示すユーザ時間条件情報とを読取るUSBメモリ情報読取部840と、USBメモリ情報読取部840で読取った指示情報を判別する操作判別部260と、供給元から画像データを受信し、該画像データに基づいてその属性を付加し、該画像データおよびその属性を画像データ記憶部411に格納し、画像変換処理された印刷データおよびその属性を印刷データ記憶部412に格納するジョブデータ処理部210と、ユーザの生体固有の指紋情報を取得する生体認証情報読取部(ユーザ情報取得部)820と、生体認証情報読取部820で取得された指紋情報に基づいてユーザ認証を行い、前記ジョブ削除権限情報に基づいてユーザ権限を判別し、認証されたユーザおよびそのユーザ権限を示す特定ユーザ情報を生成するユーザ情報判別部830と、プリンタ700内における時間を計時管理するタイマ280とを備える。
さらに、画像処理部800は、USBメモリ情報読取部840で読取られたユーザ時間条件情報とタイマ280からの現在の日時を示す日時情報とに基づいて抽出条件が満たされているか否かを判定するための時間条件情報を生成する時間条件判別部290と、前記特定ユーザ情報に基づいて当該ユーザ名の付されているジョブデータの属性を抽出し、次いで前記時間条件情報に基づいて当該ユーザ名の付されているジョブデータの属性の中から不要のジョブデータの属性を抽出するジョブ抽出部240と、ジョブ抽出部240で抽出されたジョブデータの属性に基づいて不要のジョブデータを記憶部400Bから削除するジョブ削除部250とを備える。
USBメモリ情報読取部840は、USBメモリカード850からユーザ名と、ジョブ削除権限情報(ユーザ権限情報)と、ジョブデータの削除指示を示す指示情報と、抽出条件として入力された時間データを示すユーザ時間条件情報とを読取る。USBメモリ情報読取部840は、読取ったユーザ名およびジョブ削除権限情報をユーザ情報判別部230へ、読取った指示情報を操作判別部260へ、読取ったユーザ時間条件情報を記憶部400Bのユーザ時間条件記憶部440へ出力する。
操作判別部260は、USBメモリ情報読取部840から指示情報を受けると、該指示情報の指示内容を判別し、該指示内容を示す削除指示信号を生成する。該削除指示信号はジョブ抽出部240、ジョブ削除部250および時間条件判別部290へ出力される。
生体認証情報読取部820は、ユーザの指紋を読取り、ユーザの指紋情報(ユーザ認証情報)を取得すると、取得した指紋情報をユーザ情報判別部230へ出力する。
なお、生体認証情報は、生体固有の情報であり、指紋情報、虹彩情報、静脈情報および声紋情報などがあり、いずれを用いてもよい。本実施例では、指紋情報を用いる例を説明する。
ユーザ情報判別部830は、指紋情報(ユーザ認証情報)に基づいてユーザ認証するユーザ認証情報判別部831と、ジョブ削除権限情報(ユーザ権限情報)に基づいてユーザ権限を判別するユーザ権限情報判別部832とを備えており、ユーザ認証情報判別部831で認証されたユーザおよびユーザ権限情報判別部832で判別されたユーザ権限を示す特定ユーザ情報を生成し、該特定ユーザ情報をジョブ抽出部240および時間条件判別部290へ出力する。
ユーザ認証情報判別部831は、生体認証情報読取部820からユーザの指紋情報(ユーザ認証情報)を受けて、USBメモリ情報読取部840からユーザ名を受けると、該ユーザ名に基づいてユーザ認証情報記憶部420Bでユーザ認証のために保持されているユーザ認証保持情報を読出して、該ユーザ認証保持情報と前記指紋情報(ユーザ認証情報)とを比較し、ユーザ認証を行う。
ユーザ権限情報判別部832は、USBメモリ情報読取部840からジョブ削除権限情報(ユーザ権限情報)を受けると、ユーザ名に基づいてユーザ権限情報記憶部430に記憶されているユーザ権限判別情報を読出して、該ユーザ権限判別情報と前記ジョブ削除権限情報とを比較し、ユーザ権限を判別する。
時間条件判別部290は、操作判別部260から削除指示信号を受けると、ユーザ情報判別部830からの特定ユーザ情報に基づいて記憶部400Bのユーザ時間条件記憶部440に保持されている当該ユーザのユーザ時間条件情報を読出し、次いでタイマ280から現在の日時を示す日時情報を読出して、前記ユーザ時間条件情報および現在の日時を示す日時情報に基づいて前記時間条件情報を生成する。該時間条件情報はジョブ抽出部240に出力される。
図13は、実施例3のプリンタ700のフロー図である。
実施例3のプリンタ700の動作を図7に沿って説明する。
AさんがUSBメモリカード850をUSBメモリ情報読取部840へ挿入すると、USBメモリ情報読取部840は、ユーザ名と、ジョブデータの削除指示を示す指示情報と、ユーザ権限を示すジョブ削除権限情報と、不要のジョブデータを抽出するための抽出条件を示すユーザ時間条件情報とを読取る(ステップS301)。USBメモリ情報読取部840は、読取った指示情報は操作判別部260へ出力し、読取ったユーザ名およびジョブ削除権限情報をユーザ情報判別部830へ出力し、読取ったユーザ時間条件情報は記憶部400Bのユーザ時間条件記憶部440へ出力する。
ステップS301においてUSBメモリカード850からユーザ名と、ジョブデータの削除指示を示す指示情報との読取がないときは、処理を終了する。
操作判別部260は、USBメモリ情報読取部840から指示情報を受けると、該指示情報の内容はジョブデータ削除か否かを判別し(ステップS302)、指示内容がジョブデータ削除の指示であれば、指示内容を示す削除指示信号を生成する。該削除指示信号は、ジョブ抽出部240、ジョブ削除部250および時間条件判別部290へ出力される。指示内容がジョブデータ削除の指示でないときは、処理を終了する。
生体認証情報読取部820は、Aさんの指紋を読取り指紋情報を取得し(ステップS303)、取得された指紋情報はユーザ情報判別部830へ出力される。
ユーザ情報判別部830のユーザ認証情報判別部831は、生体認証情報読取部820から指紋情報を受けると、ユーザ名に基づいてユーザ認証情報記憶部420に記憶されているユーザ認証保持情報を読出して、該ユーザ認証保持情報と前記指紋情報とを比較し、ユーザ(Aさん)認証を行う。
ステップS303において指紋の読取りがないときは、処理を終了する。
ユーザ情報判別部830は、USBメモリ情報読取部840からジョブ削除権限情報を受けたか否かを判別する(ステップS304)。ユーザ権限情報判別部832は、USBメモリ情報読取部840からのジョブ削除権限情報を受けると、ユーザ名に基づいてユーザ権限情報記憶部430に記憶されているユーザ権限判別情報を読出して、該ユーザ権限判別情報と前記ジョブ削除権限情報とを比較し、Aさんのユーザ権限を判別する(ステップS305)。
USBメモリ情報読取部840からジョブ削除権限情報を受けてないときは、処理を終了する。
ユーザ情報判別部830は、ユーザ認証およびそのユーザ権限を示す特定ユーザ情報を生成し、該特定ユーザ情報はジョブ抽出部240および時間条件判別部290へ出力される。
プリンタ700の動作のステップS306〜ステップS309は、実施例1(プリンタ100)の動作のステップS105〜ステップS108と同一であるので、その説明を割愛する。
実施例3のプリンタ700によれば、USBメモリカード850が差し込まれると、ユーザ名と、指示情報と、ジョブ削除権限情報とを読取り、指示情報がジョブデータ削除の指示であれば、生体認証情報読取部820でユーザの指紋情報(ユーザ認証情報)を取得し、ユーザ情報判別部830で前記指紋情報に基づいてユーザ認証を行い、前記ジョブ削除権限情報に基づいてユーザ権限を判別し、ユーザ認証およびユーザ権限を示す特定ユーザ情報を生成し、ジョブ抽出部240により該特定ユーザ情報に基づいて記憶部400Bに蓄積されているジョブデータから当該ユーザ名の付されているジョブデータの属性を抽出する。
さらに、USBメモリカード850から抽出条件としてのユーザ時間条件情報が読み込まれると、時間条件判別部290により前記ユーザ時間条件情報および現在の日時を示す日時情報に基づいて抽出条件が満たされているか否かを判別するための時間条件情報を生成し、ジョブ抽出部240により該時間条件情報に基づいて当該ユーザ名の全ジョブデータの属性の中から不要のジョブデータの属性を抽出し、ジョブ削除部250により不要のジョブデータの属性に基づいて記憶部400Bからジョブデータを削除することから、USBメモリカード850にジョブデータ削除の指示情報と、ユーザが削除すべきジョブデータを抽出するための抽出条件とを保持させると、不要のジョブデータを探し出し、短時間でかつ正確に削除すべきジョブデータを記憶部400Bから消去することができる。
上述のように、実施例3のプリンタ700によれば、指示情報、ジョブ削除権限情報および抽出条件を予めUSBメモリカード850に保持させており、該USBメモリカード850が差し込まれると、不要なジョブデータを抽出し削除することから、ユーザによる操作入力が不要となり、プリンタ700の利便性が増す。
また、ユーザ認証を行うためのユーザ認証情報として指紋情報を使用するので、他人のなり済ましを防止でき、実施例1の効果に加えて、より確実で安全性の高く記憶部から不要のジョブデータの削除を行うことができる。
実施例1では、非接触カード221からユーザ認証情報およびユーザ権限情報が読取られ、抽出条件がパネルから操作入力される例を説明したが、離れた場所から無線通信ネットワークを介してプリンタへユーザ認証情報と、ユーザ権限情報と、抽出条件を示すユーザ時間条件情報とを伝送するようにしてもよい。
また、実施例3では、ユーザ名と、ユーザ権限を示すユーザ権限情報と、ユーザからの削除指示の内容を示す指示情報と、抽出条件として時間データを示すユーザ時間条件情報を保持しているUSBメモリカード850を用いる例を説明したが、USBメモリカード850に、ユーザ認証情報としてのユーザ名と、ユーザ権限情報と、指示情報と、ユーザ時間条件情報とを保持させるようにしても良い。
実施例1のプリンタ主要部のブロック図である。 実施例1のプリンタの装置ブロック図である。 実施例1のプリンタの記憶部に記憶されているジョブデータの構成例である。 実施例1のパネル表面の一例である。 実施例1のプリンタのフロー図である。 実施例2のプリンタの装置ブロック図である。 実施例2のプリンタ主要部のブロック図である。 実施例2のパネル表面の一例である。 実施例2のパネルにおける表示例である。 実施例2のプリンタのフロー図である。 実施例3のプリンタの装置ブロック図である。 実施例3のプリンタ主要部のブロック図である。 実施例3のプリンタのフロー図である。
符号の説明
100 プリンタ
200 画像処理部
210 ジョブデータ処理部
220 非接触カード読取部
221 非接触カード(ユーザカード)
230 ユーザ情報判別部
231 ユーザ認証情報判別部
232 ユーザ権限情報判別部
240 ジョブ抽出部
250 ジョブ削除部
260 操作判別部
270 パネル
271 ジョブキャンセルボタン
272 数値入力ボタン
280 タイマ
290 時間条件判別部
300 画像形成部
400 記憶部
410 ジョブデータ記憶部
411 画像データ記憶部
412 印刷データ記憶部
420 ユーザ認証情報記憶部
430 ユーザ権限情報記憶部
440 ユーザ時間条件記憶部

Claims (11)

  1. 入力された複数の画像情報を蓄積する記憶部を備える画像形成装置において、
    前記複数の画像情報の各々を、該画像の入力元となるユーザの識別情報を含む属性と対応づけて前記記憶部に保持させる画像情報処理部と、
    前記ユーザを認証するための登録識別情報を予め保持している登録識別情報保持部と、
    前記ユーザから取得した識別情報が前記登録識別情報に含まれているか否かを判定するユーザ情報判別部と、
    前記取得した識別情報が前記登録識別情報に含まれていると判定されると、削除すべき画像情報を抽出するため予め定めておいた抽出条件と前記識別情報とに基づいて前記記憶部から削除すべき画像情報の属性を抽出する画像情報抽出部と、
    前記抽出された画像情報の属性に基づいて前記記憶部から画像情報を削除する画像情報削除部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記識別情報は、少なくともユーザ名またはユーザを識別するための識別符号の何れかを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. ユーザの生体認証情報を取得するユーザ情報取得部をさらに備え、
    前記識別情報は、生体固有の情報を示す生体認証情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記生体認証情報は、少なくとも指紋情報、静脈情報、虹彩情報または声紋情報の何れかであることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記識別情報は、該当するユーザが前記記憶部に蓄積されている画像情報を操作可能か否かを示すユーザ権限情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記ユーザ権限情報における操作とは、少なくとも画像情報の削除、画像情報の修正または画像情報の印刷の何れかであることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記抽出条件は、前記画像情報の属性に対応して入力されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像情報の属性は、少なくともユーザ名、ユーザID、ジョブ番号、ジョブの受付日時または印刷部数の何れかを示すことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 予め前記識別情報が記憶されたメモリカードから前記識別情報を読取るユーザ情報読取部を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記ユーザ情報読取部は、前記メモリカードが接近した場合、該メモリカードと非接触の状態で電磁結合または静電結合により前記識別情報を読取ることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記ユーザ情報読取部は、前記メモリカードの挿入孔を有し、該挿入孔に前記メモリカードが挿入されると、該メモリカードと電気的に接続された状態で前記識別情報を読取ることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
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