JP2007148899A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プリンタの印刷エラーを解消した後の印刷処理において、常にエラーを発生させたジョブから印刷処理を再開する。
【解決手段】 印刷エラー状態が一定時間継続した場合、エラーを解消した後の印刷処理においてエラーを発生させたジョブの処理を他の全ての印刷待ちジョブの処理が終了した後に実施するようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は印刷エラー発生後の印刷処理の効率化を図るプリンタなどの印刷装置と、その制御方法に関するものである。
近年のコンピュータ技術の進歩によるハードディスクの大容量化と低価格化は目覚ましく、それに伴い民生用の一般機器にも安価な大容量記憶装置としてハードディスクが用いられる場合が多く見られるようになった。その一例がプリンタ等の印刷機器であり、印刷ジョブをハードディスクに蓄積して記憶することにより、さまざまな利点が得られるようになった。利点の1つとしては、プリンタで印刷エラーが発生した状態でも次の印刷ジョブを送られてきた場合にそれを拒否することなく、そのデータを一旦大容量記憶装置に保存しておき、現在の印刷が完了した後でその印刷ジョブを再転送を行う必要なしで実行することができることが挙げられる。ただしこの状態ではエラーが解消されるまで印刷処理が再開されないため、このエラーが発生した状態でも処理可能なジョブを受信した場合には印刷処理を行うような従来技術も考案されている。一例としては特定の用紙切れエラーにより印刷処理が停止した場合に、他の不足していない用紙での印刷要求が来た場合にその処理をエラーとなっているジョブより先に実施するものがある。(例えば、特許文献1参照。)また印刷ジョブの要求する用紙の状態により印刷をするか、しないかを判断して制御を切り替えるものも同様な効果がある。(例えば、特許文献2参照。)またより単純に印刷エラーが発生したジョブをHDDに格納して、エラーが解消されるまでは他のジョブを優先的に処理するように構成されるものもある。(例えば、特許文献3参照。)
特開2000−062292号公報 特開2002−029123号公報 特開2004−001320号公報
前記の従来技術はプリンタで発生しているエラーにより、印刷処理の実行の有無に影響を受けないジョブを優先的に処理することにより、エラー発生時の印刷処理の停滞を回避しようとするものである。そのようなエラー例としては複数の給紙口のあるプリンタでの特定の用紙の用紙切れの場合などがある。しかし一般的には使用頻度の高い用紙が用紙切れになる可能性が高いわけであり、使用頻度が高いわけであるからそのエラーにより多くのジョブは処理の継続が不可能である場合が多い。またインクやトナー切れなどのエラーの場合もほとんどのジョブは印刷処理が不可能となるが前記例では対応できないため、結局はユーザーによる用紙の補充やインクの補充などの作業によりエラー状態を解消するのを待つ場合がほとんどである。このようなエラー状態で複数のジョブが受信されるとそれらは通常ハードディスクに次々と溜まっていくが、これらのユーザーの誰かがエラーを解消しない限りこの状態は改善されない。ところが用紙切れまたはインク切れエラーを発生させたユーザーがその状態に気付かず、その解消作業を行わないと後からジョブを送信したユーザーが解消作業を行わなくてはならなくなる。ここで誰かが解消作業を行った場合、その直後に印刷されるのはエラーを発生させたジョブである。つまり誰が解消作業を行っても問題を発生させたジョブが再優先で印刷されてしまうわけである。従ってエラーを発生させたユーザー以外の人は解消作業を行っても自分のジョブが印刷されるまで待たなくてはならない。ところが多くの場合用紙切れやインク切れを起こすようなジョブはデータ量が大きな場合が多く、その印刷時間が長くかかる傾向にある。またそのようなジョブはエラーを解消しても再度エラーを発生させる場合もあり、該ジョブを送信したユーザー以外に迷惑がかかる場合が多い。
本発明では上記のような印刷エラー解消後の処理の非効率性を考慮し、印刷中に用紙切れやインク切れ等のユーザーによる作業を要求するようなエラーが発生した場合に、そのエラーが一定時間経過しても解消されず、またその期間に他の印刷ジョブがハードディスクに蓄積されていた場合に、ユーザーの作業によりエラーが解消された際にはエラーを引き起こした印刷ジョブの処理を他の全ての印刷待ちジョブの処理が終了した後に実施するように構成する。
本発明によれば、用紙切れやインク切れ等の印刷エラーを発生させてプリンタを動作不能の状態におきながらエラーの回復をしようとしないユーザーAがいて、その後から印刷しようとしてジョブを送信したが印刷できないためにプリンタのエラーの回復作業を行ったユーザーBがいた場合に、回復の努力を怠ったユーザーAよりそれを行ったユーザーBのジョブを先行して印刷処理を行うことが可能になる。
以下に図面に基づいて本発明の実施例を具体的に説明する。
図1は本発明に係わる装置の基本的構成を示すブロック図である。1は印刷指示などの機器の各種の機能の実行指示を行うための操作部である。操作部1は複数個のキー、ボタン、スイッチなどから構成される。2は機器の状態や各種の操作結果をユーザーに通知するための表示部である。表示部2は液晶パネル、LEDなどで構成される。3は外部の機器との通信を行う通信部である。通信部3はパラレルポート、ネットワーク、USBなど各種のインタフェースの一つまたは複数から構成される。印刷データを機器に入力する場合や操作部1を使用しないで印刷などの各種操作を行う場合に使用される。4は機器の各機能の実行を行う制御部である。制御部4は操作部1や通信部3からの各種の入力動作に対応して各種の出力動作の制御を行う。各種の制御の手順はROM5内の制御プログラムに記憶されている。5は記憶装置の一種であるROMである。ROMはリードオンリーメモリの略語であり、不揮発性の記憶装置である。ROM5内には制御部4を制御するプログラムなどが記憶されている。6は記憶装置の一種であるRAMである。RAMはランダムアクセスメモリの略語であり、揮発性の記憶装置である。RAM6内には印刷データなどの大量のデータを扱う場合に使用されるバッファ61、制御部4が各種制御を行う際に必要となる変数などを一時的に記憶するワークエリア62などを備えている。7は記憶装置の一種であるHDDである。HDDとはハードディスクドライブの略語で、不揮発性の記憶装置であるハードディスクとそれを駆動する機構から構成される。HDD7内には通信部3を介して入力された印刷データを蓄積して記憶する印刷データ記憶部71や、印刷データ記憶部71に記憶されている内容の管理情報を記憶するデータ管理記憶部72などを備えている。8は印刷を実行する印刷部である。印刷部8は紙送り機構や描画機構などから構成され制御部4から処理されたデータの印刷を実行する。各機構には各種の検知装置が備わっており、紙なし、紙づまり、インク切れやカバーオープン等のさまざまな動作エラーを検出することができる。
図2は本発明で解決すべき状況の発生までの流れと、その対策による処理の流れを示す図である。図1に示す装置の一例としてはプリンタ装置が挙げられ、本実施例ではプリンタ装置における動作について説明する。通常プリンタ装置は電源投入後はネットワーク等で接続された複数のホストコンピュータからの印刷指示待ちの状態で待機する。(ステップS101)この状態において、ユーザーAからの印刷指示が発行されたとする。ユーザーAからの指示は複数ページで構成される比較的量の多い印刷ジョブ”A1.DOC”を印刷することである。(ステップS102)プリンタ装置はその指示に従い、印刷ジョブ”A1.DOC”の印刷処理を開始する。この時の印刷ジョブはHDD7には記憶されず、RAM6内のバッファ61内で処理されて行く。(ステップS103)ところがその印刷処理中に印刷用紙がなくなってしまったとする。(ステップS104)そうなると印刷が続行できないのでプリンタ装置は用紙切れのエラー表示を行った後、印刷ジョブの残りのデータを受信してHDD7内に記憶しておく。(ステップS105)その後プリンタ装置は用紙が補充されるのを待ち続けるが、ユーザーAが用紙切れエラーに気付かないために、補充が行われないまま数十分が経過したとする。(ステップS106)この状態において、別のユーザーBからの印刷指示が発行されたとする。ユーザーBからの指示は比較的量の少ない印刷ジョブ”B2.TXT”を印刷することである。(ステップS107)プリンタ装置はその指示を受信するが、印刷が開始できないので受信した印刷ジョブ”B2.TXT”は全てHDD7内に記憶し、印刷予約状態に設定しておく。(ステップS108)この状態において、別のユーザーCからの印刷指示が発行されたとする。ユーザーCからの指示は印刷ジョブ”C3.TIF”を印刷することである。(ステップS109)プリンタ装置はその指示を受信するが、印刷が開始できないので受信した印刷ジョブ”C3.TIF”は全てHDD7内に記憶し、印刷予約状態に設定しておく。(ステップS110)この時点でユーザーBが用紙切れエラーが発生していることに気付き、ユーザーBが用紙を補充したとする。(ステップS111)ここで通常はプリンタ装置は印刷予約状態となっている最も古いジョブである”A1.DOC”の印刷処理を開始するが、本発明ではここでは2番目に古いジョブである”B2.TXT”の印刷処理を開始して全て完了させる。(ステップS112)次にプリンタ装置は次に印刷予約状態となっているジョブである”C3.TIF”の印刷処理を開始して全て完了させる。(ステップS113)次にプリンタ装置は最後に印刷予約状態として残っていたジョブである”A1.DOC”の印刷処理をHDD7に記憶してあるものに対して開始して全て完了させる。(ステップS114)全ての印刷予約状態のジョブを処理したプリンタ装置は再びホストコンピュータからの印刷指示待ちの状態で待機する。
図3は本発明に係わる装置での印刷データ記憶部71の内部構成の一例を示す図である。印刷データ記憶部71には通信部3を介して受信した印刷データが記憶され、一回の通信処理で受信したデータを一単位としてそれをファイルとして保存する。各ファイルには特有の名前が付けられ、その名前で管理される。図3では図2での操作フローのステップS109の処理が終了した時点での構成を例として挙げる。21がユーザーAからのジョブ”A1.DOC”、22がユーザーBからのジョブ”B2.TXT”、23がユーザーCからのジョブ”C3.TIF”が各ファイルの名前として記憶されている。この名前の情報自体は印刷データ記憶部71に記憶されておらず、データ管理記憶部72内に記憶されている。各ファイルの内容は受信したデータをそのまま記憶してもよいし、それを適当に加工した結果を記憶したものでもよい。
図4は本発明に係わる装置でのデータ管理記憶部72の内部構成の一例を示す図である。図4では図3と同様に図2のステップS109の処理が終了した時点での状態を表現している。データ管理記憶部72には印刷データ記憶部71で記憶している印刷データファイルの記憶内容を示す管理情報を記憶している。管理情報は1ファイルにつき31〜35に示す5つの項目から構成され、その5つの項目をまとめてレコードと呼ぶ。31は各ファイルの識別子であるファイル名を記憶している「ファイル名」項目である。図3の例に示す”A1.DOC”、”B2.TXT”、”C3.TIF”の3つのファイル名が記憶されている。32は印刷データ記憶部71において各ファイルが記憶されている場所を示すアドレス情報を記憶している「開始アドレス」項目である。アドレス情報を現す数値の単位も一定の基準で決められている。33は各ファイルのデータサイズを記憶している「データサイズ」項目である。サイズを現す数値の単位は一定の基準で決められている。34は各ファイルの印刷処理の優先順位を記憶している「印刷順番」項目である。数値の小さいレコードほど先に印刷処理される。また印刷処理が不要であるデータや印刷処理が完了しているデータには”0”が記憶され、印刷処理の対象外であると認識される。図4の例ではレコード36、レコード37、レコード38の順番で印刷が実行されるように設定されている。35は各データの印刷処理を行う開始位置を記憶している「印刷中断位置」項目である。本発明により発生しうる印刷処理の部分的延期状態の場合に、どの部分からが印刷されていないかを記憶する。この数値はデータ内のアドレス、印刷カラム数、印刷ページ数、印刷部数などの各種情報またはその組み合わせで構成可能である。値が”0”でないデータは全て部分的延期状態であるが、値が”0”であるデータは部分的延期状態にあるものとそうでないものがある。図4の例ではレコード36は部分的延期状態であるが、値は”0”である。31〜33に示す3つの管理情報から特定の印刷データの記憶場所とその記憶容量が判別でき、34〜35に示す2つの管理情報から次に処理すべき印刷データの記憶場所が判別できる。また管理情報は一つのファイルにつき1レコードが記憶されており、全てのファイルについて各レコードが記憶されている。36は図3の例に示す21のファイル”A1.DOC”について記憶し、37は図3の例に示す22のファイル”B2.TXT”について記憶し、38は図3の例に示す23のファイル”C3.TIF”について記憶している。また全レコードの最後には最後であることを示す空白レコードが存在する。空白レコードの内容は39に示すように全ての項目の内容が0である。この空白レコードを検出することにより全てのデータファイルの数を検知することができる。
図5は図4と同様に本発明に係わる装置でのデータ管理記憶部72の内部構成の一例を示す図である。図5では図2のステップS110の処理での用紙切れエラーの回復を行った直後のデータ管理記憶部72の構成を示しており、レコード36の印刷処理順が変化して、レコード41に示す状態になっている。レコード41の印刷順番項目34は値が”1”から”4”に変化しており、全レコード中で処理の優先順位が最も低くなっている。またレコード41の印刷中断位置項目35は値が”0”で、図4の状態から変わっていないが、これはレコード36はステップS104に示すように、元々エラー発生以後のデータだけを保存しているため、全データとも今後の印刷処理の対象であるからである。これがレコード37やレコード38のようにHDD7に記憶された印刷データを印刷処理中に印刷エラーが発生した場合は、保存されているデータの全てが以後の印刷対象ではないために、多くの場合に印刷中断位置項目35は”0”以外の値になる。
図6は本発明に係わる装置での電源投入後の制御手順を示すフローチャートである。図6の制御手順はROM5内の制御プログラム記憶部に記憶されており、ユーザーがプリンタの電源スイッチをオンにした場合にこのフローチャートが開始する。ステップS201では機器の各種の初期化を実施する。初期化処理は制御プログラムなどのソフトウェア的な処理や、機器内の各種の装置のハードウェア的な処理からなり、通信部3や印刷部7などの機構を使用可能になるように処理する。また同時に変数fの値を0に設定する。変数fはRAM6内のワークエリア62に存在しており、印刷中にエラーが発生したかどうかを示す変数として用いられる。値が0ということはエラーが発生していない状態であることを示す。ステップS202ではイベントが発生するのを一定の時間だけ待つ。イベントとは機器の状態の変化を引き起こす事象であり、ユーザーによる機器の操作、機器の動作による機器の状態の変化などのことを指す。具体的にはユーザーによるものでは操作部1の操作を行った場合や、通信部3を介しての機器へ指示を送った場合などが挙げられ、機器の状態の変化ではプリンタのインク切れを検知した場合であったり、紙が詰まってしまった場合などが挙げられる。本装置ではこれらのイベントに応じて各種の処理を実施する。ステップS203ではステップS202で何らかのイベントが発生したかどうかを調べ、イベントが発生したならばステップS204へ進み、そうでなければステップS221へ進む。ステップS204ではステップS203で発生したイベントが通信部3が通信によりデータを受信したものであるかを調べ、そうであればステップS206へ進み、そうでなければステップS205へ進む。ステップS205ではステップS203で発生したイベントに応じて各種の処理を実施する。ステップS204で判定されたように通信部3によるデータの受信イベント以外のイベントの処理はここで処理される。このようなイベントの一例としては内部データの印刷指示などの操作部1の操作、例えば機器の設定処理指示などで、それぞれの指示に応じて処理を実行する。また他の例としてはプリンタのインク切れや紙詰まりなどの現象発生が挙げられ、これらの場合には印刷を中断や中止を行い、ユーザーに対して表示部2で警告を発生するなどの処理を実施する。各イベントの処理を実施した後はステップS202へ戻り、次のイベントの発生を待つ。機器は電源をオフするまではステップS202〜ステップS234の処理を繰り返し続ける。ステップS206〜ステップS220では、ステップS204で判定されたように通信部3によるデータの受信イベントに対する処理を実施する。ステップS206では通信部3を介して送信されてきたデータを受信してバッファ61に保存する。ここでの処理はバッファの容量などによりある一定量だけのデータを受信して保存する。ステップS207ではステップS206で受信したデータが全データの先頭にあたるものかを調べ、そうであればステップS208へ進み、そうでなければステップS213へ進む。一般的に通信されるデータにはコマンドが付加されており、そのコマンドによりデータの先頭部分であるかが判定できる。ステップS208〜ステップS212では、受信したデータが全データの先頭にあたるものである場合のみ処理が実行される。ステップS208では現在機器が印刷処理中であるかどうかを調べ、印刷処理中でないならばステップS209へ進み、印刷処理中であればステップS211へ進む。ステップS209では現在機器で印刷エラーが発生中であるかどうかを調べ、印刷エラーが発生中でないならばステップS210へ進み、発生中であればステップS211へ進む。印刷エラーの発生中は印刷処理が実施できないため、受信したデータをHDD7に記憶するように制御する。ステップS210では変数sの値を0に設定する。変数sはRAM6内のワークエリア62に存在しており、これ以降は受信したデータを印刷データ記憶部71に記憶するかどうかを示す変数として用いられる。値が0であるということは受信したデータを印刷データ記憶部71に記憶する必要がないことを示す。一方ステップS211では変数sの値を1に設定する。値が1であるということは、受信したデータを印刷データ記憶部71に記憶するようにすることを示す。ステップS212では新規にファイルを作成する。ファイルを新規に作成する場合にはデータ管理記憶部72にはレコードを作成せずに、ファイル名を受信データのコマンドから決定してワークエリア62に一時的に保存するとともに、印刷データ記憶部71の空き領域を求め、その先頭アドレスをワークエリア62に保存することを行う。ステップS213では変数sの値を調べ、値が0であればステップS217へ進み、値が0でないならばステップS214へ進む。変数sの値はデータの先頭部分を受信した場合にステップS210あるいはステップS211で設定され、データの先頭部分以外を受信した場合にはその部分がスキップされるために、その設定を保持した状態で通信を継続する。ステップS214ではステップS206でバッファ61に受信したデータを解析し、それを印刷データ記憶部71に記憶する。これは変数sの値が0でないことから、データ受信が開始された時に印刷中であったか、印刷エラー発生中であったと判断されるため、受信データを通常通りに印刷処理を実施しないで、ステップS206で取得した印刷データ記憶部71での空き領域に対しデータを追加しながら保存する。ステップS215ではステップS206で受信したデータが全データの最終のものであるかを調べ、そうであればステップS216へ進む。受信したデータが全データの最終のものでなければステップS202に戻り、残りのデータを受信して保存処理を継続して実行する。ステップS216ではステップS212で作成した一時ファイルに対するレコードをデータ管理記憶部72に追加登録する。データ管理記憶部72に新規レコードを追加してレコード内の各項目の内容を設定することにより、一時ファイルは通常ファイルとして確定する。各項目の設定内容は、ファイル名項目31にはステップS212でワークエリア62に保存したファイル名を保存し、開始アドレス項目32にはステップS212でワークエリア62に保存したアドレスを保存し、データサイズ項目33にはステップS214で追加保存したデータの総量を保存する。印刷順番項目34にはデータ管理記憶部72内の印刷処理待ちである全てのレコードの印刷順番項目34の内容を調べ、その最大値に1を加えた値を設定する。この結果、印刷待ちの優先順位が最下位のレコードとして登録される。印刷中断位置項目35には既定の初期値”0”を設定する。ここで登録した内容は後でステップS221〜ステップS234で参照され、実行される。ステップS217ではバッファ61に保存されたデータを解析し、印刷部8を介して印刷処理を実行する。バッファ61にはステップS206で通信部3を介して受信された印刷データが保存されている。ステップS218では機器に印刷エラーが発生したかどうかを調べ、印刷エラーが発生したならばステップS219へ進み、そうでなければステップS202に戻り、残りのデータを受信して保存処理を継続して実行する。本例での印刷エラーとは紙なし、紙づまり、インク切れやカバーオープン等の検知により印刷処理の続行が不可能であるが、ユーザーの作業により回復可能である状態のことを指す。ステップS219では印刷エラーが発生したことをユーザーに通知する。具体的には表示部2上のLEDを点灯したり、発生したエラーの内容やそれに対する操作ガイドのメッセージ等を表示部2上の液晶パネルに文字表示したりする。ステップS220では印刷エラーが発生したことを示す変数fの値に1を設定する。また同時にエラーが発生した時刻を取得してワークエリア62に記憶する。その後はステップS202に戻り、エラー状態が回復されるのを待ち続ける。ステップS221〜ステップS234ではステップS203で現在処理すべきイベントがないと判断されたことから、HDD7内に印刷処理すべきデータがあるならばその印刷処理を開始するように制御する。ステップS221では現在機器が印刷処理中であるかどうかを調べ、印刷処理中でないならばステップS222へ進み、印刷処理中であればステップS202へ戻る。この場合は印刷処理を開始できないので次の機会を待つ。ステップS222では現在機器で印刷エラーが発生中であるかどうかを調べ、印刷エラーが発生中でないならばステップS223へ進み、発生中であればステップS202へ戻る。この場合も印刷処理を開始できないので次の機会を待つ。ステップS223では現在印刷待ちのデータがあるかどうかを調べ、そのような処理があるならばステップS224へ進み、そうでなければステップS202へ戻る。印刷待ちのデータの有無は、データ管理記憶部72の全レコードを調べ、印刷順番項目34の値が”0”でないレコードが印刷待ちのデータであるので該当するレコードがあるかないかで判定する。ステップS224では変数fの値を調べ、値が0でなければステップS225へ進み、値が0ならばステップS229へ進む。変数fの値が0の場合は印刷エラーが発生していなかったことになるので、本発明の特徴である優先順位の変更を実施せずに、通常の順番のままにステップS229以降の印刷予約されたデータの印刷処理を実施する。ステップS225では変数fの値を0に設定する。ステップS224で変数fの役目が完了したため、通常状態値である0に戻す。ステップS226では印刷エラーが発生してから現在までの経過時間を調べ、ある一定時間を超えていたならばステップS227へ進み、そうでなければステップS229へ進む。現在はステップS222で判定された通り印刷エラーから回復している状態であるので、現在の時刻とステップS220でワークエリア62に記憶したエラー発生時刻の値を比べることにより経過時間を算出することができる。その経過時間と比較される「一定時間」とは、本機能を作動させる閾値時間としてユーザーにより操作部1などから設定可能な値であるとする。この設定値は機器内の不揮発性記憶装置、例えばHDD7内に記憶されており、操作部1の入力パネルのキー入力によるメニュー操作や、通信部3を介しての設定変更手段などによりユーザーによる変更が可能となっている。ステップS227では現在印刷待ちのデータが複数個あるかどうかを調べ、複数個あるならばステップS228へ進み、そうでなければステップS229へ進む。ここでの調査方法はステップS223と同様に、データ管理記憶部72の全レコードを調べ、印刷順番項目34の値が”0”でないレコードが複数個あるかないかで判定する。複数個ない場合は優先順位の変更は不要なため、通常の順番のままにステップS229以降の印刷予約されたデータの印刷処理を実施する。ステップS228では印刷エラー発生時に印刷処理中であったデータの処理の優先順位を全データの中で最も低くなるように設定する。印刷エラー発生時に印刷処理中であったデータは、現在の全データの中の処理の優先順位が最も高いものであるため、データ管理記憶部72の全レコードの印刷順番項目34の値が0以外の最小のレコードを検出することにより判明する。図4の例では項目34を調べ、値が1であるレコード36が検出される。またそのデータの処理の優先順位を最低にするには、データ管理記憶部72の全レコードの印刷順番項目34の値の最大値を検出し、その値に1を加えた値を対象レコードの印刷順番項目34に設定する。図4の例では項目34での最大値3に1を加えた値4がレコード36の印刷順番項目34に設定され、その結果が図5に示すレコード41の状態となる。ステップS229では全ての印刷待ちデータから最優先データを検出し、そのデータの一部を印刷可能な形態に変換してバッファ61に保存する。最優先データはデータ管理記憶部72の全レコードの印刷順番項目34の値が0以外の最小のレコードを検出することにより判明する。データの読み出し
位置は初回の処理時にはデータ管理記憶部72の該当するレコードの印刷中断位置項目35の値により判明し、2回目以降の処理時には前回の処理分の続きのデータから決定される。またデータの読み出し量はバッファの容量などにより決定する。ステップS230ではステップS229でバッファ61に設定された印刷データの印刷処理を実施する。制御部4から印刷部8にバッファ61のデータを転送することにより印刷処理が実施される。ステップS231では印刷部8で何らかのエラーが発生したかを調べ、エラーが発生したならばステップS232へ進み、そうでなければステップS233へ進む。ステップS232では現在印刷処理中のデータの処理状況を調べ、印刷処理済みの部分を示す情報を保存する。現在処理中のデータはステップS231で印刷エラーが発生したことから、処理の再開に備えて未印刷部分を示す情報をデータ管理記憶部72の該当レコードの印刷中断位置項目35の設定する。未印刷部分の判定には発生したエラーの内容により決まる。例えば用紙詰まりが発生した場合は印刷中のページは全て再印刷が必要になるため、現在処理中のページの先頭を示すデータの情報を記憶し、印刷後の用紙切れが発生した場合は次のページの先頭を示すデータの情報を記憶したりする。その後はステップS219へ進み、エラー表示等の処理を実行する。ステップS233ではステップS231で印刷したデータが現在処理中のレコードの最後の部分であるかを調べ、そうであるならばステップS234へ進み、そうでなければステップS202に戻り現在のレコードの印刷処理を継続する。ステップS234では現在処理中のレコードを機器内のHDD7から削除する。現在処理中のレコードはステップS231及びステップS233の判定で正常完了したことがわかったため、印刷データ記憶部71からその記憶内容を削除し、関連するレコード情報をデータ管理記憶部72から削除する処理を実施する。その後はステップS202に戻り、次の処理を実施する。
本発明に係わる装置の基本的な構成を示すブロック図である。 本発明に係わる装置での問題発生時と、その対策時の処理手順を示す図である。 本発明に係わる装置での印刷データ記憶部の内部構成の一例を示す図である。 本発明に係わる装置でのデータ管理記憶部の内部構成の一例を示す図である。 本発明に係わる装置でのデータ管理記憶部の内部構成の一例を示す図である。 本発明に係わる装置での電源投入後の制御手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 操作部
2 表示部
3 通信部
4 制御部
5 ROM
6 RAM
61 バッファ
62 ワークエリア
7 HDD
71 印刷データ記憶部
72 データ管理記憶部
8 印刷部

Claims (3)

  1. 印刷装置の各種機能を実行するための操作を行う操作部と、前記印刷装置の各種の状態を表示する表示部と、外部機器からの操作指示及び印刷データの通信を行う通信部と、印刷データの印刷を行う印刷部と、前記印刷装置の制御のための変数を少なくとも記憶する揮発性記憶部と、前記印刷装置の動作の制御を行う制御部と、印刷データを少なくとも記憶する不揮発性記憶部とを備えた印刷装置において、
    前記印刷部にてユーザーによる回復作業を要求するようなエラーが発生してそのエラーが一定時間経過しても解消されず、またその期間に他の印刷ジョブが前記不揮発性記憶部に蓄積された場合に、作業によりエラーが解消された際にはエラーを引き起こした印刷ジョブの処理を他の全ての印刷待ちジョブの処理が終了した後に実施するように構成することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記の一定時間はユーザーにより設定可能であることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記の処理の実施の有無はユーザーにより設定可能であることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010064399A (ja) * 2008-09-11 2010-03-25 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム、プリントサーバ、プリンタ制御方法、プリンタ制御プログラム

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