JP2007148569A - 情報処理装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 文書の保存期間の設定・管理を含む、ユーザによる手作業が軽減された文書管理技術を提供する。
【解決手段】 本発明によれば、文書の画像データを取得する取得手段と、前記画像データを解析して前記文書の種類を検出する検出手段と、文書の種類毎に保存期間を記憶する記憶手段と、前記検出手段において検出された前記文書の種類に対応する前記保存期間に基づいて前記画像データの保存期限日を算出する算出手段と、算出された前記保存期限日に基づいて前記画像データを管理する管理制御手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置が提供される。
【選択図】 図5

Description

本発明は文書管理技術に関し、特に、文書の保存期間に基づいて文書を管理する文書管理技術に関する。
e-文書法制定により電子データが公式文書として法的に有効に認められたことに伴い、今後、大量の紙文書情報が電子データに変換され、管理される機会が増加することが想定される。一般に、電子データを記憶媒体に記録・管理する文書管理システムにおいては、管理対象の電子データが増加するにつれて、電子データの管理に伴うシステムユーザの負担が増加し、また、文書管理システムに要求される情報処理に係るリソース要件が大きくなる。ユーザの負担が増加する要因の一つは、もはや保存の必要がなくなった電子データについても保存が継続されることが挙げられる。例えば、電子データの増加に伴い所望とする電子データへのアクセスに係るコストが増大する。また、文書管理システムのリソース要件の問題については、不要な電子データが削除されることなく記憶され続けると、記憶媒体が有効に利用できず、不要な電子データの増加に応じて記憶媒体を拡張しなければならないことが含まれる。
そこで、大量に保管されている文書データのそれぞれについて保存期間を検出し、保存期間の経過に基づいて文書データを自動的に削除する等の文書管理処理を自動的に行う技術が必要とされている。特許文献1には、文書データのそれぞれに対して予め保存期間を設定しておき、保存期間切れの検出に応じて、文書データの削除等を行う構成が開示されている。
特開平5−324421号公報
しかしながら、従来の構成では文書のそれぞれに対して予め人間が保存期間を設定・管理する必要があり、この作業に手間がかかっていた。
文書データの保存期間は文書の種類によってさまざまであり、文書の保存期間が法的に定められたものもある。また、例えば、紙媒体により保管されていた文書を、スキャン等により電子文書に変換し、この電子文書を管理する場合、紙媒体により保管されていた期間を考慮して電子文書の保存期間を計算しなければならない。例えば、保存期間が5年の文書を紙で3年保存してスキャンすると電子文書での保存期間を計算して設定する必要があるなどの手間が発生する。また、例えば法律の改正等により、文書の保存期間が変更された場合、全ての文書についてユーザの手作業で保存期間を設定し直さなければならなかった。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、文書の保存期間の設定・管理を含む、ユーザによる手作業が軽減された文書管理技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による情報処理装置は以下の構成を備える。即ち、
文書の画像データを取得する取得手段と、
前記画像データを解析して前記文書の種類を検出する検出手段と、
文書の種類毎に保存期間を記憶する記憶手段と、
前記検出手段において検出された前記文書の種類に対応する前記保存期間に基づいて前記画像データの保存期限日を算出する算出手段と、
算出された前記保存期限日に基づいて前記画像データを管理する管理制御手段と、を備える。
本発明によれば、文書の保存期間の設定・管理を含む、ユーザによる手作業が軽減された文書管理技術を提供することができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<第1の実施形態>
(システム構成)
図1は本実施形態に係る文書管理システムの構成を示すブロック図である。図1に示されるように、文書管理システム100は、画像読み取り装置200、文書保存装置300から構成されている。文書管理システム100は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)やワークステーション(WS)、複合機(MFP)等の情報処理装置で実現される。
(ハードウェア構成)
次に、文書管理システム100を実現する情報処理装置のハードウェア構成について、図19を参照して説明する。図19は、文書管理システム100を実現する情報処理装置のハードウェア構成を模式的に示したブロック図である。
図19において、990はCPUであり、後述するハードディスク装置(以下、HDと呼ぶ)995に格納されているアプリケーションプログラム、オペレーティングシステム(OS)や制御プログラム等を実行する。また、RAM992にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に格納する制御を行う。
991はROMであり、内部には基本I/Oプログラム等のプログラム、基本処理において使用するフォントデータ、テンプレート用データ等の各種データを記憶する。992は各種データを一時記憶するためのRAMであり、CPU990の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
993は記録媒体へのアクセスを実現するための外部記憶ドライブであり、メディア(記録媒体)に記憶されたプログラム等を本コンピュータシステムにロードすることができる。尚、メディアには、例えば、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、CD−R、CD−RW、PCカード、DVD、ICメモリカード、MO、メモリスティック等が含まれる。
994はスキャナ装置であり、読み取り部に設定された文書を光学的に読み取り、画像データを取得する機能を有する。
995は外部記憶装置であり、本実施形態では大容量メモリとして機能するHDを用いている。HD995には、アプリケーションプログラム、OS、制御プログラム、関連プログラム等が格納される。
996は指示入力装置であり、キーボードやポインティングデバイス(マウス等)、タッチパネル等がこれに相当する。指示入力装置996を用いて、ユーザは、本実施形態に係る情報処理装置に対して、装置を制御するコマンド等を入力指示する。
997はディスプレイであり、指示入力装置996から入力したコマンドや、それに対する情報処理装置の応答出力等を表示したりするものである。
999はシステムバスであり、情報処理装置内のデータの流れを司るものである。998はインターフェイス(以下、I/Fという)であり、このI/F998を介して外部装置とのデータのやり取りを行う。
尚、以上の各装置と同等の機能を実現するソフトウェアにより、ハードウェア装置の代替として構成することもできる。
本実施形態では、メディアから本実施形態に係るプログラム及び関連データを直接RAM992にロードして実行させる例を示すがこれに限られない。例えば、本実施形態に係るプログラムを動作させる度に、既にプログラムがインストールされているHD995からRAM992にロードするようにしてもよい。また、本実施形態に係るプログラムをROM991に記録しておき、これをメモリマップの一部をなすように構成し、直接CPU990で実行することも可能である。
また、本実施形態では、説明の便宜のため、本実施形態に係る情報処理装置を1つの装置で実現した構成について述べるが、複数の装置にリソースを分散した構成によって実現してもよい。例えば、記憶や演算のリソースを複数の装置に分散した形に構成してもよい。或いは、情報処理装置上で仮想的に実現される構成要素毎にリソースを分散し、並列処理を行うようにしてもよい。本実施形態では、説明の便宜のため、画像読み取り装置200と文書保存装置300とをそれぞれ別の情報処理装置として構成するものとして説明する。もちろん文書管理システム100の全てを1つの情報処理装置で実現してもよいことは言うまでもない。
(画像読み取り装置200の機能構成)
次に、画像読み取り装置200の機能構成について図2を参照して説明する。図2は画像読み取り装置200の機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、画像読み取り装置200は以下の機能要素から構成される。
・文書読み取り部201。
・文書データ生成部202。
・文書情報検出部203。
・検出情報判定部204。
・保存期間テーブル205。
・保存期間設定部206。
・日付情報取得部207。
・保存期限日算出部208。
・所有者検出部209。
・文書情報埋め込み部210。
図2に示される各機能ブロックは、図19を参照して上述した情報処理装置のCPU990がRAM992にロードされたプログラムを実行し、図19に示される各ハードウェアと協働することによって実現される。もちろん機能ブロックの一部或いは全てが専用のハードウェアで実現されてもよい。
文書読み取り部201は、保存する文書を光学的に読み取り画像を取得するものであり、例えば、スキャナ装置994により構成される。文書データ生成部202は、文書読み取り部201から読み込まれた文書の画像からビットマップデータやPDFデータのような電子データを生成する。
文書情報検出部203と検出情報判定部204では公知の技術を利用して文書の種類(契約書、領収書など)や文書の作成日などの文書情報を検出する。文書情報検出部203及び検出情報判定部204は、協働して、画像データを解析して文書情報を検出する。文書情報の検出は公知の技術を利用して行うことができ、例えば、OCR(Optical Character Reader)やレイアウト情報を利用した技術等を利用することができる(特開平2-72477号公報、特開平7-28935号公報)。OCRを利用した技術は、ビットマップデータから文書の種類を特定するような文字列を検出し、検出した文字列のサイズや位置、出現回数等によって文書の種類や作成日を判定する。ただし、文字列には、例えば、請求書、領収書などの種類を特定するものや、2005/06/28などの作成日を特定できる文字列等が挙げられる。レイアウト情報を利用した技術は、文書の種類ごとにあらかじめ用意したレイアウト情報と読み取られた文書のレイアウトを比較することによって文書の種類を特定し、そのレイアウト内の定められたフィールドの文字を認識することにより作成日を特定する。
保存期間テーブル205は、文書の種類とその種類に対応する保存期間が設定されたテーブルである。保存期間設定部206は保存期間テーブル205の文書の種類と保存期間を設定するための機能を有している。保存期間テーブル205とその設定については後述する。
日付情報取得部207は、電波時計等により、正確な標準日時を取得するための機能を有する。保存期限日算出部208は、文書の種類と作成日と保存期間テーブルの情報等に基づいて文書の保存期限日を算出するための機能を有する。また、所有者検出部209は複合機のような画像読み取り装置の認証や文書情報検出部203における検出を利用して、読み込んだ文書の所有者を特定するための機能を有したものである。
文書情報埋め込み部210は、文書情報検出部203、保存期限日算出部208及び所有者検出部209において得られた情報を文書データ生成部202において生成された電子データに埋め込む(付加する)ための機能を有している。情報の埋め込みは、例えば、電子データのヘッダ部に格納、あるいは電子透かしを利用して埋め込む等により行うことができる。
(文書保存装置300の機能構成)
次に、文書保存装置300の機能構成について図3を参照して説明する。図3は、文書保存装置300の機能構成を示すブロック図である。図3に示すように、文書保存装置300は、管理方法設定部301、制御部302、文書情報識別部303、文書DB304、日付情報取得部305、保存期限日判定部306、通知部307から構成される。
図3に示される各機能ブロックも、図19を参照して上述した情報処理装置のCPU990がRAM992にロードされたプログラムを実行し、図19に示される各ハードウェアと協働することによって実現される。もちろん機能ブロックの一部或いは全てが専用のハードウェアで実現されてもよい。
管理方法設定部301は、文書管理方法に関する設定を受け付ける。文書管理方法に関する設定には、例えば、文書の分類別保存、保存期限日を判定する周期、文書の処理内容等が含まれる。なお、文書の処理内容は、保存期限日判定部306によって文書の保存期限日が過ぎていたと判定された場合に行う処理内容であり、例えば、文書の削除、保存の延期、文書の所有者への通知等の処理が含まれる。
制御部302は管理方法設定部301において受け付けられた設定に基づいて文書の管理方法を制御する機能を有する。文書情報識別部303は、文書を分類して保存するために、情報を識別するものである。文書DB(database:データベース)304は、文書を分類して保存するための機能を有する。
日付情報取得部305は、電波時計等により正確な標準日時を取得する機能を有する。保存期限日判定部306は、保存期限日算出部207から算出された保存期限日と日付情報取得部305で取得した現在の日付を比較して保存期限が過ぎているかどうかを管理方法設定部301において設定された周期で判定するものである。通知部307は、制御部302において、文書の所有者への通知を行う制御がなされた場合に文書の所有者へ通知を行う機能を有している。
(文書読み取り処理)
次に、上記のような本実施形態に係る文書管理システム100における、画像読み取り装置200が実行する文書読み取り処理について説明する。
まず、文書読み取り処理の前処理として、保存期間設定テーブル205を設定する。保存期間設定テーブル205は、文書の種類と、文書の種類に対応した保存期間が設定されているテーブルである。図4は保存期間設定テーブル205のデータ構成図を例示する図である。図4に示すように、保存期間設定テーブル205は、文書の種類401と保存期間402との対応関係を示すものとなっている。保存期間設定テーブル205には、例えば契約書であれば7年、領収書であれば3年といったように、文書の種類401毎に保存期間402が設定されている。
なお、文書情報検出部203において、文書の種類が検出できなかった場合に備えて、種類が不明の文書に対する保存期間を設定しておく必要がある。このため、図4に示すように、文書の種類を不明として設定し、その保存期間は十分長い期間(例えば、法律で定められている最長の保存期間)、或いは、無期限と設定する。このように構成することで、本来なら保存義務が残っている文書が削除されてしまうということを防止することができる。
保存期限日算出部208は、この保存期間設定テーブル205を参照して、文書の保存期限日の算出を行う。そのため文書管理システム100の利用者は、あらかじめ保存期間テーブル205を設定しておく必要がある。保存期間テーブル205の設定を、利用者は保存期間設定部206を介して行うことができる。保存期間設定部206は、保存期間テーブル205の設定が容易となるようなユーザインタフェースを提供する。また、画像読み取り装置200は、保存期間の登録、あるいは変更、削除などの設定を、保存期間テーブル設定部206を介して利用者がいつでも必要に応じて行うことができるように制御する。文書管理システム100の利用者は、この保存期間設定部206を介して、文書の種類とその種類に対応した保存期間を予め登録しておく。
次に、図5に示すフローチャートを参照して画像読み取り装置200が実行する文書読み取り処理の手順について説明する。図5は、文書読み取り処理の流れを示したフローチャートである。
まず、文書の所有者の指示入力に基づいて、文書読み取り部201において文書を読み込む(ステップS101)。文書の読み込みにはスキャナ装置994等の画像入力装置を利用する。このとき、文書データ生成部202は、文書読み取り部201において読み込まれた情報からビットマップデータを作成する。
文書読み取り部201で文書が読み込まれると、文書情報検出部203と検出情報判定部204は文書の種類を検出する(ステップS102)。文書の種類を検出する技術にはOCRを利用してもよいし、レイアウト情報を利用して検出する技術を利用してもよい。文書の種類の検出は、あらかじめ保存期間(設定)テーブル205に設定されている種類のいずれかを検出できるように実行する。例えば、契約書、領収書などといった種類を検出できるようにする。
文書の種類が検出できなかった場合(ステップS102で「特定失敗」)は、ステップS103へ進み、文書の種類を「不明」と検出する。そして、ステップS104へ進む。ステップS102において、文書の種類が検出できた場合(ステップS102で「検出成功」)もステップS104へ進む。
ステップS104においては、保存期限日算出部208はステップS102又はS103で検出された文書の種類をキーとして保存期間テーブル205を検索し、文書の種類に対応する保存期間を特定する。
文書の保存期間を特定すると、画像読み取り装置200は日付情報取得部207において、現在の正確な日付を取得する(ステップS105)。日付情報取得部207は正確な標準時刻情報を提供する。日付情報取得部207は、タイムスタンプサービスを提供する公証サーバ、GPS(Global Positioning System)、電波時計、NTP(Network Time Protocol)等を利用して実現することができる。これらの技術は公知であるので詳細な説明は省略する。日付には、年月日の情報の他に正確な時刻の情報を含めるように構成することができる。
ステップS105において正確な日付を取得すると、文書情報検出部203は文書の作成日の検出を試みる(ステップS106)。作成日の検出はステップS102と同様にOCRやレイアウト情報を利用して検出するように構成することができる。検出処理は、文書の作成日情報に年/月/日の情報が含まれるように行う。ステップS106の処理の結果、文書の作成日が検出できない場合(ステップS106で「特定失敗」)はステップS107へ進み、文書を読み込んだ日の日付をその文書の作成日とする。そしてステップS108へ進む。文書の作成日が検出できた場合(ステップS106で「検出成功」)もステップS108へ進む。
ステップS108においては、保存期限日算出部208は、ステップS106、又は、ステップS107において特定された文書の作成日時と、ステップS104において特定された保存期間とに基づいて保存期限日時を算出する。保存期限日の算出は、特定された文書の作成日にステップS104において特定された保存期間を加えることで算出することができる。
次に、所有者検出部209は、読み込まれた文書の所有者を表す情報を検出する(ステップS109)。文書の所有者を表す情報の検出は、IDとパスワード入力等の画像読み取り装置200の認証機能を利用してもよいし、文書の種類や作成日と同様に文書情報検出部203によって文書の所有者を表す情報を検出してもよい。文書の所有者を表す情報は、例えば、文書を所有する者の名前と連絡先(例えばe-mailアドレスなど)を含めるように構成することができる。本実施形態に係る構成においては、文書の所有者を表す情報を、保存期間が過ぎた文書が存在した場合にその旨を通知する等の用途において利用する。このため、文書の保存期間の経過に伴い連絡が必要な通知先が特定できればよく、必ずしも文書の所有者の連絡先でなくてもよい。なお、このような機能は必須ではないため、特に必要でなければステップS109の処理を省略することもできる。
ステップS109の処理の後、ステップS110において、文書情報埋め込み部210は、文書データ生成部202によって生成されたビットマップデータに、検出された文書の種類、作成日、保存期限日、所有者といった文書情報を埋め込む(付加する)。文書情報の埋め込みは、例えば、ビットマップデータのヘッダ部に文書情報を格納することにより行うことができる。或いは、電子透かしなどの技術を利用して文書情報の埋め込みを行ってもよい。文書情報の埋め込み処理の後、文書情報が付加されたビットマップデータを文書保存装置300に出力して処理を終了する。
(文書管理の概要)
次に、本実施形態における文書管理システム100の文書保存装置300について説明する。文書保存装置300は、文書を管理することを目的とし、管理方法設定、文書保存、保存期限日判定といった3つの主な機能がある。まず、これらの文書管理機能の概要について説明する。
管理方法設定機能は、文書管理の方法を設定する機能であり、本実施形態に係る構成では、文書保存方法と保存期限日判定方法についての設定を行う機能が含まれる。文書保存機能と保存期限日判定機能は、管理方法設定機能で設定された内容に基づいて文書の保存、あるいは保存期限日を判定する機能である。このように文書保存装置300は、管理方法設定機能で文書の管理方法を設定し、その管理方法に基づいて文書保存機能として文書を保存し、管理方法設定機能として文書の保存期限日を判定して文書を処理するという形で文書を管理する。以下に、管理方法設定、文書保存、保存期限日判定について詳しく述べる。
まず、文書の管理方法設定について述べる。文書保存装置300では、文書を管理するためにあらかじめ設定することが3つある。1つは、文書を保存する際の分類方法であり、例えば、種類別あるいは保存期限日別に分類してフォルダに保存するといったことが含まれる。2つ目は文書の保存期限が過ぎていた場合に制御部302がどのような処理を行うかということである。処理方法は、例えば、文書を自動的に削除または保存延長する、あるいは所有者に通知するなどといった処理が含まれる。最後に3つ目として、文書の保存期限日をチェックする周期の設定である。保存期限日判定の周期設定は、保存期限日が過ぎているかどうかを毎日チェックをするか、1週間、1ヶ月、あるいは1年おきにチェックするかといった、判定を行う周期を設定するものである。これらのような文書の保存方法を設定する機能を有しているのが管理方法設定部301である。制御部302は管理方法設定部301で設定された管理方法に基づいて文書の管理方法や処理方法を制御する。そのため文書管理システム100の利用者は、あらかじめ管理方法設定部301で必要事項を設定しておく必要がある。
(文書保存処理)
次に、本実施形態における文書管理システム100において文書保存装置300が実行する文書保存処理について図6を参照して説明する。図6は文書保存処理の流れを示すフローチャートである。
画像読み取り装置200から文書が出力され、当該出力された文書を受けとると、文書保存装置300は受けとった文書を保存する。文書保存装置300が文書を保存する場合、まず、制御部302の制御に基づいて文書の分類方法を特定する(ステップS201)。制御部302は、管理方法設定部301に対してなされた設定に基づいて分類方法を特定する。文書の分類方法は、文書の種類別、保存期限日別、所有者別などが挙げられる。
ステップS201において文書の分類方法が特定されると、文書情報識別部303は、文書に付加された文書情報を識別する(ステップS202)。例えば分類方法が種類別であった場合、文書の種類が契約書なのか、領収書なのかといったことを識別する。
ステップS202において文書の情報を識別すると、識別情報に従って文書を分類して文書DB304に保存する(ステップS203)。分類方法が、文書の種類別あるいは所有者別である場合は、文書の種類または所有者毎にフォルダを生成して保存すればよい。分類方法が保存期限日別の場合は、保存期限日に対して1ヶ月、あるいは1年毎にフォルダを生成して文書を保存する方法が考えられる。
(保存期限日判定処理)
次に、本実施形態における文書管理システム100において文書保存装置300が実行する保存期限日判定処理について図7を参照して説明する。図7は保存期限日判定処理の流れを示すフローチャートである。なお、本実施の形態においては、文書は種類別に分類されて保存されているものとする。
最初に、文書保存装置300は日付情報取得部305において現在の正確な日付を取得する(ステップS301)。ただし、日付には年月日の他、時刻を含めるようにしてもよい。
次に、文書保存装置300は保存期限日を判定するタイミングであるか否かを判断する(ステップS302)。保存期限日の判定タイミングか否かの判断は、管理方法設定部301において設定されている保存周期に基づいて制御部302で制御される。例えば、保存周期が毎日と設定されていれば、保存期限日の判定は毎日行う必要があり、1年であれば1年に1度だけ保存期限日の判定を行えばよい。保存期限日の判定タイミングを判断した結果、判定タイミングと判断されなければ(ステップS302でNO)保存期限日判定処理は終了する。一方、ステップS302において、保存期限日の判定日であると判断された場合(ステップS302でYES)はステップS303へ進む。
ステップS303〜S308において、文書保存装置300は保存期限日判定部306において、文書保存装置300に保存された全ての文書のそれぞれについて、保存期限日の判定、即ち、保存期限日と処理の実行日時との比較に基づく処理を行う。
保存期限日判定部306では、まだ保存期限日の判定に基づく処理がされていない保存文書を1つずつ選択する(ステップS303)。本実施形態においては、文書は種類別に分類されて保存されており、全ての保存文書に対して保存期限日の判定を行う。
次に保存期限日判定部306は、文書のヘッダ等に格納された文書情報から保存期限日を特定する(ステップS304)。
文書の保存期限日が特定されると、保存期限日判定部306は日付情報取得部305において取得した現在の日付と保存期限日を比較する(ステップS305)。現在の日付が保存期限日を過ぎている場合(ステップS305で「保存期間が過ぎている」)はステップS306へ進み、過ぎていない場合(ステップS305で「保存期間が残っている」)場合はステップS307へ進む。
ステップS307では、文書保存装置300は文書の保存を継続する。即ち、記憶装置に文書を記憶させたまま特に処理を行わない。そして、ステップS308へ進む。
一方、ステップS306では、文書保存装置300は制御部302の制御情報に従って文書を処理する。文書の処理方法は、例えば、自動的に削除してもよいし、保存延長してもよいし、或いは、所有者検出部209によって所有者が特定されている場合は所有者にe-mailなどを利用して通知してもよい。そして、ステップS308へ進む。
ステップS308において、文書保存装置300は、保存されている全ての文書について保存期限日の判定、即ち、ステップS304〜S307の処理が行われたかどうかを判定する。全ての保存文書に対して保存期限日の判定が終了している場合(ステップS308でYES)は全ての処理を終了する。
まだ、保存期限日の判定が終了していない文書が存在する場合(ステップS308でNO)はステップS303へ戻り、未処理の保存文書について保存期限日の判定を行う。ただし、例えば、保存期限日別に分類されて文書が管理されているような場合、文書保存装置300は全ての保存文書について保存期限日を判定しないように構成することができる。例えば、保存期限日が明らかに過ぎていないグループに属する保存文書は保存期限日の判定を行わないように構成することができる。
上記のように、本実施形態に係る構成においては文書の画像データを解析して自動的に文書の種類、作成日、作成者等の情報を抽出する。そして、抽出された情報と、文書の種類毎に保存期間が管理されたテーブルとに基づいて、保存期間の自動計算を含む文書管理を各文書について行う。このため、本実施形態に係る構成によれば、文書の保存期間の設定・管理を含む、ユーザの手作業が軽減された文書管理技術を提供することができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態に係る構成では、文書の入力時に保存期限日時を設定していた。しかし、文書の保存期間は文書の入力後に変更される場合がある。保存期間の変更は、例えば、法的な変更に基づくものが含まれる。本実施形態に係る構成では、文書の入力時に保存期限日時を設定するのではなく、入力時に文書の作成日を検出し、保存期限の判断時に文書の作成日と保存期間テーブルから保存期限日時を算出する。これにより、文書の入力後に保存期間が変更された場合においても、変更された保存期間に基づいて文書の削除等を含む文書管理を行うことができる。
(システム構成)
図8は、第2の実施形態に係る文書管理システム500の構成を示すブロック図である。図8に示されるように、本実施形態に係る文書管理システム500も、画像読み取り装置600と文書保存装置700から構成されている。本実施形態に係る文書管理システム500も、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)やワークステーション(WS)、複合機等の情報処理装置で実現される。情報処理装置のハードウエア構成は第1の実施形態において説明したものと同様であり、説明は省略する。
(画像読み取り装置600の機能構成)
図9は画像読み取り装置600の機能構成を示すブロック図である。図9に示すように、画像読み取り装置600は、文書読み取り部601、文書データ生成部602、文書情報検出部603、検出情報判定部604、日付情報取得部605、所有者検出部606、文書情報埋め込み部607から構成される。
図9に示される各機能ブロックは、図19を参照して上述した情報処理装置のCPU990がRAM992にロードされたプログラムを実行し、図19に示される各ハードウェアと協働することによって実現される。もちろん機能ブロックの一部或いは全てが専用のハードウェアで実現されてもよい。
文書読み取り部601、文書データ生成部602、文書情報検出部603、検出情報判定部604、日付情報取得部605は、第1の実施形態に記載されている、画像読み取り装置200を構成しているものと同様の機能を有しており説明を省略する。所有者検出部606は複合機のような画像読み取り装置の認証や文書情報検出部203における検出を利用して、読み込んだ文書の所有者を特定するための機能を有したものであり、第1の実施形態に係る構成の所有者検出部209と同様である。
文書情報埋め込み部607は、文書情報検出部607と所有者検出部209において得られた情報を文書データ生成部602において生成された電子データに埋め込む(付加する)ための機能を有する。情報の埋め込みは、例えば、電子データのヘッダ部に格納、あるいは電子透かしを利用して埋め込む等により行うことができる。本実施形態における画像読み取り装置600には保存期限日を算出する機能要素が含まれないため、、埋め込まれる情報には保存期限日が含まれないことが第1の実施形態に係る構成と相違する。
(文書保存装置700の機能構成)
次に、文書保存装置700の機能構成について図10を参照して説明する。図10は、文書保存装置700の機能構成を示すブロック図である。図10に示すように、文書保存装置700は、設定部701、制御部702、文書情報識別部703、文書DB704、日付情報取得部705、保存期限日判定部706、保存期限日算出部707、保存期間テーブル708、通知部709から構成される。
図10に示される各機能ブロックは、図19を参照して上述した情報処理装置のCPU990がRAM992にロードされたプログラムを実行し、図19に示される各ハードウェアと協働することによって実現される。もちろん機能ブロックの一部或いは全てが専用のハードウェアで実現されてもよい。
文書情報識別部703、文書DB704、日付情報取得部705、保存期限日算出部707、保存期間テーブル708、通知部709は第1の実施形態に記載されている、画像読み取り装置200、文書保存装置300を構成するものと同様の機能を有する。
設定部701は、文書の分類別保存、保存期限日を判定する周期、文書の処理方法などに加え、保存期間テーブル708における文書の種類と保存期間を設定する機能を有する。ある文書の種類の保存期間が変更された場合、外部からの入力信号に基づいて保存期間テーブル708の内容が設定・変更される。外部からの入力信号には、例えば、外部装置からの通信による信号の他、ユーザによる指示入力を契機として入力される信号が含まれる。ユーザが変更された保存期間の設定を行う場合は次のような処理を行う。即ち、ある文書の種類の保存期間が変更された場合、ユーザは設定部701を用いて変更された保存期間を設定する。文書保存装置700は、設定部701に設定された情報に基づいて保存期間テーブル708を更新する。なお、ユーザが保存期間の設定を行う場合、本実施形態に係る構成においては、保存期間の変更に伴ってユーザが行う作業は、この設定部701を介した保存期間の設定のみである。
なお、本実施形態においては保存期限日が文書に付加されていないため、保存期限日別に文書を分類するように設定することはできない。制御部702は設定部701に設定された情報に基づいて文書の管理方法を制御する機能を有する。保存期限日判定部706は、保存期限日算出部707から算出された保存期限日と日付情報取得部705で取得した現在の日付を比較して保存期限が過ぎているかどうかを、設定部701に設定された周期で判定する。
(文書読み取り処理)
以上のような本実施形態の文書管理システム500における、画像読み取り装置600の文書読み取り処理について図11を参照して説明する。図11は文書読み取り処理の流れを示すフローチャートである。
まず、文書の所有者の指示入力に基づいて、文書読み取り部601において文書を読み込む(ステップ401)。文書の読み込みにはスキャナ装置994等の画像入力装置を利用する。このとき、文書データ生成部602は、文書読み取り部601において読み込まれた情報からビットマップデータを作成する。
文書読み取り部601で文書が読み込まれると、第1の実施形態に係る構成と同様に、文書情報検出部603と検出情報判定部604は文書の種類を検出する(ステップS402)。文書の種類を検出する手法には、例えば、OCRを利用してもよいし、レイアウト情報を利用して検出する技術を利用してもよい。文書の種類の検出は、あらかじめ保存期間(設定)テーブル708に設定されている種類のいずれかを検出できるように実行する。例えば、契約書、領収書などといった種類を検出できるようにする。なお、文書の種類の検出においては保存期間テーブル708の参照は不要である。つまり、画像読み取り装置600は、契約書、領収書等の文書の種類の候補に関する情報を有しており、この情報に基づいて種類の検出処理を行う。
文書の種類が検出できなかった場合(ステップS402で「特定失敗」)は、ステップS403へ進み、文書の種類を「不明」と検出する。そして、ステップS404へ進む。ステップS402において、文書の種類が検出できた場合(ステップS402で「検出成功」)もステップS404へ進む。
ステップS404においては、画像読み取り装置600は日付情報取得部605において、現在の正確な日付を取得する。日付情報取得部605は正確な標準時刻情報を提供する。日付情報取得部605は、タイムスタンプサービスを提供する公証サーバ、GPS、電波時計、NTP等を利用して実現することができる。これらの技術は公知であるので詳細な説明は省略する。日付には、年月日の情報の他に正確な時刻の情報を含めるように構成することができる。
ステップS404において正確な日付を取得すると、文書情報検出部603は文書の作成日の検出を試みる(ステップS405)。作成日の検出はステップS402と同様に例えば、OCRやレイアウト情報を利用して検出するように構成することができる。検出処理は、文書の作成日情報に年/月/日の情報が含まれるように行う。ステップS405の処理の結果、文書の作成日が検出できない場合(ステップS405で「特定失敗」)はステップS406へ進み、文書を読み込んだ日の日付をその文書の作成日とする。そしてステップS407へ進む。文書の作成日が検出できた場合(ステップS405で検出成功)もステップS407へ進む。
ステップS407において、所有者検出部606は、読み込まれた文書の所有者を表す情報を検出する。文書の所有者を表す情報の検出は、複合機等の画像読み取り装置の認証を利用してもよいし、文書の種類や作成日と同様に文書情報検出部603によって検出してもよい。文書の所有者を表す情報は、例えば、文書を所有する者の名前と連絡先(例えばe-mailアドレスなど)を含めるように構成することができる。本実施形態に係る構成においては、文書の所有者を表す情報を、保存期間が過ぎた文書が存在した場合にその旨を通知する等の用途において利用する。このため、文書の保存期間の経過に伴い連絡が必要な通知先が特定できればよく、必ずしも文書の所有者の連絡先でなくてもよい。なお、このような機能は必須ではないため、特に必要でなければステップS407の処理を省略することもできる。
ステップS407の処理の後、ステップS408において、文書情報埋め込み部607は、文書データ生成部602によって生成されたビットマップデータに、検出された文書の種類、作成日、所有者といった文書情報を埋め込む(付加する)。文書情報の埋め込みは、例えば、ビットマップデータのヘッダ部に文書情報を格納することにより行うことができる。或いは、電子透かしなどの技術を利用して文書情報の埋め込みを行ってもよい。文書情報の埋め込み処理の後、文書情報が付加されたビットマップデータを文書保存装置700に出力して処理を終了する。
(文書保存処理)
次に、本実施形態における文書管理システム500の文書保存装置700が行う処理について説明する。文書保存装置700は第1の実施形態に記載したように管理方法設定機能として文書の管理方法を設定し、その管理方法に基づいて文書保存機能として文書を保存し、管理方法設定機能として文書の保存期限日を判定して文書を処理するという形で文書を管理する。以下に、本実施形態に係る管理方法設定、文書保存、保存期限日判定について詳しく述べる。
まず、文書の管理方法設定について述べる。文書保存装置700では、第1の実施形態と同様に、文書を保存する際の分類方法、文書の保存期限が過ぎていた場合の処理方法、保存期限日判定の周期について設定する必要がある。これらの設定は第1の実施形態と同様であるので詳細な説明は省略する。本実施形態では、上記の設定を設定部701で行う。更に本実施形態における設定部701は、保存期間テーブルの文書の種類と保存期間を設定するための機能を持つ。第1の実施形態では画像読み取り装置200と文書保存装置300で別々に必要事項を設定する必要があったが、本実施形態では設定部701でまとめて設定することができる。
次に、本実施形態における文書管理システム500において、文書保存装置700が実行する文書保存処理について図12を参照して説明する図12は文書保存処理の流れを示すフローチャートである。
画像読み取り装置600から文書が出力され、当該出力された文書を受けとると、文書保存装置700は受けとった文書を保存する。文書保存装置700が文書を保存する場合、まず、制御部702の制御に基づいて文書の分類方法を特定する(ステップS501)。制御部702は、管理方法設定部701の設定に基づいて分類方法を特定する。文書の分類方法は、文書の種類別、所有者別などが挙げられる。
ステップS501において文書の分類方法が特定されると、文書情報識別部703は、文書に付加された文書情報を識別する(ステップS502)。例えば分類方法が種類別であった場合、文書の種類が契約書なのか、領収書なのかといったことを識別する。
ステップS502において文書の情報を識別すると、識別情報に従って文書を分類して文書DB704に保存する(ステップS503)。分類方法が、文書の種類別あるいは所有者別である場合は、文書の種類または所有者毎にフォルダを生成して保存すればよい。ただし、本実施形態においては保存期限日が文書に付加されていないため、保存期限日別に文書を分類するように設定することはできない。
(保存期限日判定処理)
次に、本実施形態における文書管理システム500において文書保存装置700が実行する保存期限日判定処理について図13を参照して説明する。図13は保存期限日判定処理の流れを示すフローチャートである。本実施の形態においては、文書は種類別に分類されて保存されているものとする。
最初に、文書保存装置700は日付情報取得部705において現在の正確な日付を取得する(ステップS601)。ただし、日付には年月日の他、時刻を含めるようにしてもよい。
次に、文書保存装置700は保存期限日を判定するタイミングであるか否かを判断する(ステップS602)。保存期限日の判定タイミングか否かの判断は、設定部701において設定されている保存周期に基づいて制御部702で制御される。例えば、保存周期が毎日と設定されていれば、保存期限日の判定は毎日行う必要があり、1年であれば1年に1度だけ保存期限日の判定を行えばよい。保存期限日の判定タイミングを判断した結果、判定タイミングと判断されなければ(ステップS602でNO)保存期限日判定処理は終了する。一方、ステップS602において、保存期限日の判定日であると判断された場合(ステップS602でYES)はステップS603へ進む。
ステップS603〜S609において、文書保存装置700は保存期限日判定部706において、文書保存装置700に保存された全ての文書のそれぞれについて、保存期限日の判定、即ち、保存期限日と処理の実行日時との比較に基づく処理を行う。
保存期限日判定部706では、まだ保存期限日の判定に基づく処理がされていない保存文書を1つずつ選択する(ステップS603)。本実施形態においては、文書は種類別に分類されて保存されており、全ての保存文書に対して保存期限日の判定を行う。
次に、ステップS604及びS605において、保存期限日判定部706は、保存期限日算出部707で保存期限日を計算する。まず、ステップS604において、保存期限日算出部707は文書に付加された文書の種類をキーとして保存期間テーブル708を検索し、文書の種類に該当する保存期間を特定する。文書の保存期間を特定すると、次に、ステップS605において、保存期限日算出部707は文書に付加された文書の作成日にステップS604において特定された保存期間を加えて文書の保存期限日を特定する。
文書の保存期限日が特定されると、保存期限日判定部706は日付情報取得部705において取得した現在の日付と保存期限日を比較する(ステップS606)。現在の日付が保存期限日を過ぎている場合(ステップS606で「保存期間が過ぎている」)はステップS607へ進み、過ぎていない場合(ステップS606で「保存期間が残っている」)場合はステップS608へ進む。
ステップS608では、文書保存装置700は文書の保存を継続する。即ち、記憶装置に文書を記憶させたまま特に処理を行わない。そして、ステップS609へ進む。
一方、ステップS607では、文書保存装置700は制御部702の制御情報に従って文書を処理する。文書の処理方法は、例えば、自動的に削除してもよいし、保存延長してもよいし、或いは、所有者検出部606によって所有者が特定されている場合は所有者にe-mailなどを利用して通知してもよい。そして、ステップS609へ進む。
ステップS609において、文書保存装置700は、保存されている全ての文書について保存期限日の判定、即ち、ステップS604〜S608の処理が行われたかどうかを判定する。全ての保存文書に対して保存期限日の判定が終了している場合(ステップS609でYES)は全ての処理を終了する。
まだ、保存期限日の判定が終了していない文書が存在する場合(ステップS609でNO)はステップS603へ戻り、未処理の保存文書について保存期限日の判定を行う。
上記のように本実施形態に係る構成では、文書の入力時に保存期限日時を設定するのではなく、文書の入力時には文書の作成日を検出し、保存期限の判断時に文書の作成日と保存期間テーブルから保存期限日時を算出する。これにより、文書の入力後に、例えば法改正等により文書の保存期間が変更された場合においても、保存期間テーブルの更新により、変更された保存期間に基づく文書管理を行うことができる。また、第1の実施形態に係る構成においては、ユーザは画像読み取り装置200と文書保存装置300で別々に必要事項を設定する必要があったが、本実施形態に係る構成では設定部701でまとめて設定することができる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態では、第1、第2の実施形態における文書管理システムとは異なり、画像読み取り装置で文書の種類、作成日の検出、及び保存期限日の算出は行わない文書管理システムについて説明する。つまり、本実施形態は、画像読み取り装置においては通常の文書読み取り作業と所有者の検出のみを行い、第1又は第2の実施形態において、画像読み取り装置で行っていた文書の種類、作成日の検出、及び保存期限日の算出を文書保存装置において行う。このように本実施形態に係る構成においては、文書情報の検出、文書管理に係る処理、設定等は全て文書保存装置で行うため、従来の画像読み取り装置を利用して文書管理システムを実現することができる。
(システム構成)
図14は第3の実施形態に係る文書管理システム800の構成を示すブロック図である。図14に示されるように本実施形態に係る文書管理システム800は主に画像読み取り装置900と文書保存装置1000から構成されている。本実施形態に係る文書管理システム800も、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)やワークステーション(WS)、複合機等の情報処理装置で実現される。情報処理装置のハードウエア構成は第1の実施形態において説明したものと同様であり、説明は省略する。
(画像読み取り装置900の機能構成)
図15に画像読み取り装置900についての構成図を示す。図15に示すように、画像読み取り装置900は、文書読み取り部901、文書データ生成部902、所有者検出部903、文書情報埋め込み部904から構成される。
図15に示される各機能ブロックは、図19を参照して上述した情報処理装置のCPU990がRAM992にロードされたプログラムを実行し、図19に示される各ハードウェアと協働することによって実現される。もちろん機能ブロックの一部或いは全てが専用のハードウェアで実現されてもよい。
文書読み取り部901、文書データ生成部902は、第1の実施形態に記載されている画像読み取り装置200を構成しているものと同様の機能を有している。所有者検出部903は複合機のような画像読み取り装置の認証機能等を利用して、読み込んだ文書の所有者を特定するための機能を有したものである。また、本実施形態における文書情報埋め込み部904は、所有者検出部903において得られた情報のみを文書データ生成部902において生成された電子データに埋め込む(付加する)ための機能を有している。情報の埋め込みは、例えば、電子データのヘッダ部に格納、あるいは電子透かしを利用して埋め込む等により行うことができる。
(文書保存装置1000の機能構成)
次に、文書保存装置1000の機能構成について図16を参照して説明する。図16は文書保存装置1000の機能構成を示すブロック図である。図16に示すように、文書保存装置1000は以下の機能要素から構成される。
・文書情報検出部1001。
・検出情報判定部1002。
・日付情報取得部1003。
・文書情報埋め込み部1004。
・設定部1005。
・制御部1006。
・文書情報識別部1007。
・文書DB1008。
・保存期限日判定部1009。
・保存期限日算出部1010。
・保存期間テーブル1011。
・通知部1012。
図16に示される各機能ブロックは、図19を参照して上述した情報処理装置のCPU990がRAM992にロードされたプログラムを実行し、図19に示される各ハードウェアと協働することによって実現される。もちろん機能ブロックの一部或いは全てが専用のハードウェアで実現されてもよい。
以下の機能要素は、第1,第2の実施形態に記載されている、画像読み取り装置600あるいは文書保存装置700を構成しているものと同様の機能を有している。
・文書情報検出部1001。
・検出情報判定部1002。
・日付情報取得部1003。
・文書情報識別部1007。
・文書DB1008。
・保存期限日算出部1010。
・保存期間テーブル1011。
・通知部1012。
文書情報埋め込み部1004は、文書情報検出部1001、検出情報判定部1002において得られた情報を画像読み取り装置900における文書データ生成部902において生成された電子データに埋め込む(付加する)ための機能を有している。情報の埋め込みは、例えば、電子データのヘッダ部に格納、あるいは電子透かしを利用して埋め込む等により行うことができる。設定部1005は、文書の分類別保存、保存期限日を判定する周期、文書の処理方法などに加え、保存期間テーブル1011における文書の種類と保存期間を設定する機能を有する。ただし、本実施形態においては保存期限日が文書に付加されていないため、保存期限日別に文書を分類するように設定することはできない。制御部1006は設定部1005に従って文書の管理方法を制御する機能を有する。保存期限日判定部1009は、保存期限日算出部1010から算出された保存期限日と日付情報取得部1003で取得した現在の日付を比較して、保存期限が過ぎているかどうかを設定部1005に設定された周期で判定する。
(文書読み取り処理)
以上のような本実施形態の文書管理システム800における、画像読み取り装置900の文書読み取り処理について図17を参照して説明する。図17は文書読み取り処理の流れを示したフローチャートである。
本実施形態に係る構成では、第1、第2の実施形態における文書管理システムとは異なり、画像読み取り装置900で文書の種類、作成日の検出、及び保存期限日の算出は行わない。つまり、本実施形態は、画像読み取り装置900においては通常の文書読み取り作業と所有者の検出のみを行う。
まず、文書の所有者の指示入力に基づいて、文書読み取り部901において文書を読み込む(ステップS701)。文書の読み込みにはスキャナ装置994等の画像入力装置を利用する。このとき、文書データ生成部702は、文書読み取り部701において読み込まれた情報からビットマップデータを作成する。
文書読み取り部901で文書が読み込まれると、所有者検出部903は、読み込まれた文書の所有者を表す情報を検出する(ステップS702)。文書の所有者を表す情報の検出は、例えば、パスワード認証等の画像読み取り装置の認証を利用して行うことができる。文書の所有者を表す情報は、例えば、文書を所有する者の名前と連絡先(例えばe-mailアドレスなど)を含めるように構成することができる。本実施形態に係る構成においては、文書の所有者を表す情報を、保存期間が過ぎた文書が存在した場合にその旨を通知する等の用途において利用する。このため、文書の保存期間の経過に伴い連絡が必要な通知先が特定できればよく、必ずしも文書の所有者の連絡先でなくてもよい。なお、このような機能は必須ではないため、特に必要でなければステップS702の処理を省略することもできる。
ステップS702の処理の後、ステップS703において、文書情報埋め込み部904は、文書データ生成部902によって生成されたビットマップデータに、検出された所有者の情報を含む文書情報を埋め込む(付加する)。文書情報の埋め込みは、例えば、ビットマップデータのヘッダ部に文書情報を格納することにより行うことができる。或いは、電子透かしなどの技術を利用して文書情報の埋め込みを行ってもよい。文書情報の埋め込み処理の後、文書情報が付加されたビットマップデータを文書保存装置1000に出力して処理を終了する。
(文書保存処理)
ここからは本実施形態における文書管理システム800の文書保存装置1000の処理について説明する。文書保存装置1000は、第1、第2の実施形態に係る構成と同様に、管理方法設定機能として文書の管理方法を設定する。また、その管理方法に基づいて文書保存機能として文書を保存し、管理方法設定機能として文書の保存期限日を判定して文書を処理するという形で文書を管理する。このような一連の文書管理については、第1、第2の実施形態と同様であるため詳細な説明は省略する。
次に、本実施形態における文書管理システム800において、文書保存装置1000が実行する文書保存処理について図18を参照して説明する。図18は、文書保存処理の流れを示すフローチャートである。
画像読み取り装置900から文書が出力され、当該出力された文書を受けとると、文書保存装置1000は受けとった文書を保存する。文書保存装置1000が文書を保存する場合、まず、制御部1006の制御に基づいて文書の分類方法を特定する(ステップS801)。制御部1006は、設定部1005の設定に基づいて分類方法を特定する。文書の分類は、例えば、所有者に基づいて行うことができる。
ステップS801によって文書の分類方法が特定されると、文書情報検出部1001と検出情報判定部1002は文書の種類を検出する(ステップS802)。文書の種類を検出する手法には第1、第2の実施形態に係る構成と同様に、例えば、OCRを利用してもよいし、レイアウト情報を利用して検出する技術を利用してもよい。文書の種類が検出できなかった場合(ステップS102で「特定失敗」)は、ステップS803へ進み、文書の種類を「不明」と検出する。そして、ステップS804へ進む。ステップS802において、文書の種類が検出できた場合(ステップS802で「検出成功」)もステップS804へ進む。
ステップS804において、文書保存装置1000は日付情報取得部1003において、現在の正確な日付を取得する。日付情報取得部1003は正確な標準時刻情報を提供する。日付情報取得部1003は、タイムスタンプサービスを提供する公証サーバ、GPS、電波時計、NTP等を利用して実現することができる。これらの技術は公知であるので詳細な説明は省略する。日付には、年月日の情報の他に正確な時刻の情報を含めるように構成することができる。
ステップS804において正確な日付を取得すると、文書情報検出部1001は文書の作成日の検出を試みる(ステップS805)。作成日の検出はステップS802と同様に例えば、OCRやレイアウト情報を利用して検出するように構成することができる。検出処理は、文書の作成日情報に年/月/日の情報が含まれるように行う。ステップS805の処理の結果、文書の作成日が検出できない場合(ステップS805で特定失敗)はステップS806へ進み、文書を読み込んだ日の日付をその文書の作成日とする。そしてステップS807へ進む。文書の作成日が検出できた場合(ステップS805で検出成功)もステップS807へ進む。
ステップS807において、文書情報埋め込み部1004は、文書データ生成部602によって生成されたビットマップデータに、検出された文書の種類や作成日等が含まれる文書情報を更に埋め込む。文書情報の埋め込みは、ステップS703と同様に、例えば、ビットマップデータのヘッダ部に文書情報を格納すること、或いは、電子透かしなどの技術を利用することにより行うことができる。
次に、文書情報識別部1007は、文書に付加された文書情報を解析し、文書の種類、作成日、所有者と言った情報を識別する(ステップS808)。ただし、文書の種類と作成日の情報はステップS802、S803、S805、S806等で取得された情報をRAM992等のメモリに一時記憶しておき、RAM992を参照することで取得することもできる。
次に、ステップS809において、ステップS808で識別された情報に基づいて文書を分類して文書DB304に保存する。ただし、本実施形態においては保存期限日が文書に付加されていないため、保存期限日別に文書を分類するように設定することはできない。
(保存期限日判定処理)
次に、本実施形態における文書管理システム800において文書保存装置1000の保存期限日判定について説明する。本実施の形態においては、文書は種類別に分類されて保存されているものとする。保存期限日の判定手順は、第2の実施形態で示す図13と同様であるため詳細な説明は省略する。
上記のように本実施形態に係る構成では、第1、第2の実施形態における文書管理システムと異なり、画像読み取り装置では通常の文書読み取り作業等を行い、文書保存装置において、文書の種類、作成日の検出、及び保存期限日の算出を行う。このように本実施形態に係る構成においては、文書情報の検出、文書管理に係る処理、設定等は全て文書保存装置で行うため、従来の画像読み取り装置を利用して文書管理システムを実現することができる。
<第4の実施形態>
第1、第2、第3の実施形態における文書管理システムは画像読み取り装置と文書保存装置の2つから構成されるシステムであったが、このようなシステム構成に限られない。例えば、画像読み取り装置と文書保存装置の2つの機能を1つにまとめた文書管理システムとしてもよい。このような構成によれば、画像読み取りから文書の管理まで一つの装置で行うことができる。このため、本実施形態に係る構成によれば、管理方法の設定を一括して行うことや用途に応じた細かい設定などができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明の実施形態例について詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様を取ることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の技術的範囲に含まれる。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含む。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、次のものが含まれる。即ち、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)等が含まれる。
その他、プログラムの供給形態としては、次のようなものも考えられる。即ち、クライアント装置のブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明に係るコンピュータプログラム、或いは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをHD等の記録媒体にダウンロードする形態も考えられる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、次のような供給形態も考えられる。即ち、まず、本発明に係るプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布する。そして、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報の使用により暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて本発明に係る構成を実現する。このような供給形態も可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他次のような実現形態も想定される。即ち、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づいても前述した実施形態の機能が実現される。即ち、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
文書管理システムの構成を示すブロック図である。 画像読み取り装置の機能構成を示すブロック図である。 文書保存装置の機能構成を示すブロック図である。 保存期間設定テーブルのデータ構成図を例示する図である。 文書読み取り処理の流れを示したフローチャートである。 文書保存処理の流れを示すフローチャートである。 保存期限日判定処理の流れを示すフローチャートである。 文書管理システムの構成を示すブロック図である。 画像読み取り装置の機能構成を示すブロック図である。 文書保存装置の機能構成を示すブロック図である。 文書読み取り処理の流れを示すフローチャートである。 文書保存処理の流れを示すフローチャートである。 保存期限日判定処理の流れを示すフローチャートである。 文書管理システムの構成を示すブロック図である。 画像読み取り装置の機能構成を示すブロック図である。 文書保存装置の機能構成を示すブロック図である。 文書読み取り処理の流れを示したフローチャートである。 文書保存処理の流れを示すフローチャートである。 文書管理システムを実現する情報処理装置のハードウェア構成を模式的に示したブロック図である。

Claims (13)

  1. 文書の画像データを取得する取得手段と、
    前記画像データを解析して前記文書の種類を検出する検出手段と、
    文書の種類毎に保存期間を記憶する記憶手段と、
    前記検出手段において検出された前記文書の種類に対応する前記保存期間に基づいて前記画像データの保存期限日を算出する算出手段と、
    算出された前記保存期限日に基づいて前記画像データを管理する管理制御手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記検出手段は、前記画像データを解析して、更に、前記文書の作成日を検出し、
    前記算出手段は、検出された前記文書の作成日と、該文書の種類に対応する前記保存期間とに基づいて前記算出を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記文書の作成日の検出に失敗した場合、前記算出手段は、前記画像データの取得の日と、該文書の種類に対応する前記保存期間と、に基づいて前記算出を行うことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記検出手段は、
    前記画像データを解析して、テキスト情報及びレイアウト情報の少なくともいずれかを抽出し、該抽出された情報に基づいて前記検出を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 外部からの入力信号に基づいて前記記憶手段に記憶された前記保存期間を更新する更新手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記管理制御手段は、
    予め設定されたタイミングで前記保存期限日の経過の有無を判定し、前記保存期限日を経過していると判定された画像データに対して所定の処理を行うことを特徴とする請求項1に記載乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記所定の処理は、画像データの削除、保存期限日の経過の通知、保存の継続のいずれかを含むことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記取得手段は、文書を光学的に読み取り画像データを生成する画像読み取り装置から、前記画像データを取得することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 文書の画像データを取得する取得手段と、
    前記画像データを解析して前記文書の種類を検出する検出手段と、
    文書の種類毎に保存期間を記憶する記憶手段と、
    前記検出手段において検出された前記文書の種類に対応する前記保存期間に基づいて前記画像データの保存期限日を算出する算出手段と、
    前記画像データに算出された前記保存期限日を付加して出力する出力手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
  10. 文書の画像データ及び該文書の種類情報を取得する取得手段と、
    文書の種類毎に保存期間を記憶する記憶手段と、
    前記取得手段において取得された前記種類情報に対応する前記保存期間に基づいて前記画像データの保存期限日を算出する算出手段と、
    算出された前記保存期限日に基づいて前記画像データを管理する管理制御手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
  11. 文書の種類毎に保存期間を記憶する記憶手段を備える情報処理装置の制御方法であって、
    文書の画像データを取得する取得工程と、
    前記画像データを解析して前記文書の種類を検出する検出工程と、
    前記検出工程において検出された前記文書の種類に対応して前記記憶手段に記憶された前記保存期間に基づいて、前記画像データの保存期限日を算出する算出工程と、
    算出された前記保存期限日に基づいて前記画像データを管理する管理制御工程と、を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  12. コンピュータを請求項1乃至10のいずれかに記載の情報処理装置として機能させるためのプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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