JP2007146670A - 回転機械のオイルミスト飛散防止システム - Google Patents

回転機械のオイルミスト飛散防止システム Download PDF

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Abstract

【課題】オイルミストの飛散を確実に防ぐことができるとともに、塵埃や湿気が多い環境下においても、塵埃や湿気の軸受ユニット内への侵入を防いで軸受ユニット内の汚染や軸受、ロータ等の摩耗を防ぐことができる回転機械のオイルミスト飛散防止システムを提供すること。
【解決手段】潤滑油によって潤滑される軸受ユニット8,9によってロータ3を回転自在に軸支して成る回転機械1の前記軸受ユニット8,9内に発生するオイルミストの飛散を防止するシステムを、前記軸受ユニット8,9のロータ貫通部を包囲するカバー18と29,30を軸受ユニット8,9にそれぞれ取り付け、該カバー18,29,30内に形成される空間部に真空ポンプ37(負圧発生手段)を接続し、その接続経路の途中にオイルミストセパレータ(オイルミスト分離手段)35を設けて構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、潤滑油によって潤滑される軸受ユニットによってロータを回転自在に軸支して成る送風機、圧縮機、ポンプ等の回転機械の前記軸受ユニット内に発生するオイルミストの飛散を防止するとともに、塵埃等の異物が外部から軸受ユニット内へ侵入するのを防ぐシステムに関するものである。
ロータリ式の送風機や圧縮機、ポンプ等の回転機械は、ロータに取り付けられたインペラを回転駆動して気体や液体を昇圧するものであるが、ロータは高速で回転駆動されるため、これを回転自在に支承する軸受には主に油潤滑式の軸受が用いられる。
ところで、軸受の潤滑方式には、軸受ユニット内の油浴(オイルバス)に貯留された潤滑油に軸受の少なくとも一部を浸漬させて該軸受を潤滑する油浴潤滑式や、給油ポンプによって潤滑油を軸受ユニット内に強制的に供給して軸受を潤滑する強制循環潤滑式等があり、運転条件に応じて適切な潤滑方式が適宜採用される。
上記油浴潤滑式や強制循環潤滑式等の潤滑方式を採用する軸受を備える回転機械の軸受ユニットにおいては、ロータが高速で回転するため、軸受ユニット内にオイルミストが発生し、このオイルミストが軸封部であるラビリンス等の隙間を通過して軸受ユニット外へ漏れ出てしまい、付近の設備等を汚したり、送風機や圧縮機が設置されている建屋内の空気を汚染する等の環境汚染を引き起こすという問題があった。
上記問題を解決する手段として、ベーパファン等の吸引ファンによって軸受ユニット内を負圧に保持し、吸引ファンによって引かれたオイルミストを放出管に導き、放出管の出口に接続されたオイルミストセパレータによってオイルミストから油分を除去する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところが、上記方法によれば、吸引ファンとこれを駆動する電動モータ等の駆動源が別途必要となるため、設備の大型化やコストアップを招くという別の問題が発生する。
そこで、本出願人は、特別な設備を要することなく、簡単な構成で安価にオイルミストの飛散を確実に防ぐことができるオイルミスト飛散防止システムを先に提案した(特許文献2参照)。このオイル飛散防止システムの一例を図11に基づいて概説する。
図11はオイル飛散防止システムを備える回転機械の全体構成図であり、図示の回転機械101においては、本体ケーシング102内をロータ103が貫通しており、該ロータ103には、本体ケーシング102内に収容された不図示のインペラが取り付けられている。
又、上記ロータ103の本体ケーシング102外へ延出する両端部は、軸受ユニット108,109によって回転自在に支承されており、該ロータ103の一端は、駆動源である電動モータ110に直結されている。
而して、オイル飛散防止システムは、両軸受ユニット108,109内を吸引管133,134によって吸込ノズル104に接続し、その接続経路である吸引管134の途中にオイルミストセパレータ135を設けて構成されている。
上記オイル飛散防止システムを備える回転機械101において、電動モータ110によってロータ103が高速で回転駆動されると、該ロータ103に取り付けられた不図示のインペラも本体ケーシング102内で高速で回転し、例えば空気を吸込管106から吸込ノズル104を経て吸引してこれを昇圧し、この昇圧された空気を吐出ノズル105から吐出管107へと吐出する。そして、このように回転機械101が駆動されると、吸込空気が吸込ノズル104内を高速で流れるため、この吸込ノズル104内の圧力は負圧となる。
他方、各軸受ユニット108,109内でロータ103が高速で回転すると、両軸受ユニット108,109内にはオイルミストが発生するが、互いに連通する軸受ユニット108,109内は、吸引管133,134及びオイルミストセパレータ135を介して吸込ノズル104内に連通しているため、各軸受ユニット108,109内において発生したオイルミストは、吸込ノズル104内の負圧に引かれて吸引管133,134を図示矢印方向に流れてオイルミストセパレータ135に導かれ、該オイルミストセパレータ135において油分が除去され、油分が除去された清浄な空気のみが吸引管134を通って吸込ノズル104へと吸引されて他の吸込空気と共に本体ケーシング102内での圧縮に供される。
従って、上記オイル飛散防止システムによれば、各軸受ユニット108,109内に発生したオイルミストを吸引する負圧源として回転機械101自体に発生する負圧(吸込ノズル104内の負圧)を利用するため、吸引ファンやこれを駆動する駆動源等の設備を別途設ける必要がなく、各軸受ユニット108,109内に発生するオイルミストの飛散をコストアップを招くことなく簡単な構成で確実に防ぐことができる。
特開平9−173736号公報 特開2004−251378号公報
ところが、図11に示す従来のオイル飛散防止システムでは、軸受ユニット108,109内を負圧発生部である吸込ノズル104に直接連通させたため、軸受ユニット108,109内が負圧となり、塵埃や湿気が多い環境下においては、軸受ユニット108,109のロータ103が貫通する部分をシールするラビリンス等の軸封部から塵埃や湿気(水分)が軸受ユニット108,109内に吸引され、これらが軸受ユニット108,109内の潤滑油を汚染したり、軸受やロータ103等を摩耗させる可能性がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、オイルミストの飛散を確実に防ぐことができるとともに、塵埃や湿気が多い環境下においても、塵埃や湿気の軸受ユニット内への侵入を防いで軸受ユニット内の汚染や軸受、ロータ等の摩耗を防ぐことができる回転機械のオイルミスト飛散防止システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、潤滑油によって潤滑される軸受ユニットによってロータを回転自在に軸支して成る回転機械の前記軸受ユニット内に発生するオイルミストの飛散を防止するシステムを、前記軸受ユニットのロータ貫通部を包囲するカバーを軸受ユニットに取り付け、該カバー内に形成される空間部に負圧発生手段を接続し、その接続経路の途中にオイルミスト分離手段を設けて構成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記負圧発生手段は、真空ポンプであることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記負圧発生手段は、加圧ガスの流動を利用して負圧を発生するエゼクタであることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記回転機械は送風機又は圧縮機であって、その負圧発生部によって前記負圧発生手段を構成したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記回転機械は送風機又は圧縮機であって、その吐出ガスの流動を利用して負圧を発生するエゼクタによって前記負圧発生手段を構成したことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れかに記載の発明において、前記オイルミスト分離手段と前記負圧発生手段との接続経路に圧力調整弁を設けたことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記送風機又は圧縮機の吐出側と吸込側とを通気管で接続し、該通気管途中に前記エゼクタを設けたことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明において、前記通気管の前記エゼクタの上流側に圧力調整弁を設けたことを特徴とする。
請求項1〜5記載の発明によれば、カバー内に形成される空間部に負圧発生手段(真空ポンプ、送風機又は圧縮機の負圧発生部、エゼクタ等)を接続し、その接続経路の途中にオイルミスト分離手段を設けたため、カバー内の空間部の圧力が負圧となり、軸受ユニット内において発生したオイルミストと軸受ユニット外の塵埃や湿気は、カバー内の空間部へと吸引されてオイルミスト分離手段へと導かれ、該オイルミスト分離手段によって油分が除去される。従って、オイルミストが軸受ユニット外へ漏れ出ることがなく、オイルミストによる汚染の問題が解消される。又、特に塵埃や湿気が多い環境下においても、塵埃や湿気が軸受ユニット内に侵入することがなく、軸受ユニット内に侵入した塵埃や湿気によって潤滑油が汚染されたり、軸受やロータの摩耗が促進されるという不具合が発生することがない。
又、負圧発生手段として、送風機又は圧縮機の負圧発生部やエゼクタ等において発生する負圧を利用すれば、吸引ファンやこれを駆動する駆動源等の設備を別途設ける必要がなく、コストアップを招くことなく簡単な構成でオイルミストの飛散と塵埃や湿気の軸受ユニット内への侵入を確実に防ぐことができる。
請求項6記載の発明によれば、カバー内の空間部からのオイルミストや塵埃等を含んだ空気の接続経路を流れる流量を調整して空間部に発生する負圧の大きさを調整することができるため、カバー内の空間部の圧力(負圧)を適当な任意の値に設定することができる。
請求項7記載の発明によれば、圧力の高い吐出側と圧力の低い吸込側とを通気管で接続したため、該通気管内を吐出側から吸込側に向かって流れる吐出ガスの流速が大きくなり、この結果、エゼクタには高い負圧が発生し、軸受ユニット内に発生するオイルミストや大気中の塵埃や湿気がカバー内の空間部へと一層効果的に吸引され、オイルミストの軸受ユニット外への塵埃や湿気の軸受ユニット内への侵入が一層確実に防がれる。
請求項8記載の発明によれば、圧力調整弁によってエゼクタを流れる吐出ガスの流量を調整してエゼクタに発生する負圧の大きさを調整することができるため、カバー内の空間部の圧力(負圧)を適当な任意の値に設定することができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1に係るオイルミスト飛散防止システムを備える回転機械の全体構成図、図2は反モータ側軸受ユニットの側断面図、図3はモータ側軸受ユニットの側断面図である。
図1に示す回転機械1は、送風機、圧縮機、ポンプ等を含むものであって、その本体ケーシング2内には回転可能なロータ3が貫通しており、該ロータ3には、本体ケーシング2内に収容された不図示のインペラが取り付けられている。又、本体ケーシング2の長さ方向両端には、吸込ノズル4と吐出ノズル5がそれぞれ下方に向かって一体に突設されており、これらの吸込ノズル4と吐出ノズル5には吸込管6と吐出管7がそれぞれ接続されている。
又、前記ロータ3の本体ケーシング2外へ延出する両端部は、軸受ユニット8,9によって回転自在に支承されており、該ロータ3の一端は、駆動源である電動モータ10に直結されている。
ここで、反モータ側の軸受ユニット8の構成を図2に基づいて説明する。
反モータ側の軸受ユニット8は、潤滑方式として油浴潤滑式を採用するものであって、軸受ケース11内に転がり軸受であるボールベアリング12を収容して構成され、軸受ケース11の開口端面は着脱可能な軸受ケース蓋13及び軸端蓋14によってそれぞれ閉塞され、軸受ケース11の内部には油浴(オイルバス)15が形成されている。そして、この油浴15内には潤滑油が貯留されており、潤滑油には前記ボールベアリング12の下部が浸漬されている(図示例では、潤滑油の油面はボールベアリング12の下部のボール12aの中心レベルに位置している)。尚、軸受ケース11の下部には、油浴15内に開口する排油管16が接続されている。
又、前記ロータ3の反モータ側の一端は、軸受ケース蓋13を貫通して軸受ケース11内の前記ボールベアリング12によって回転自在に支承されている。そして、ロータ3が軸受ケース蓋13を貫通する部位は、ラビリンス17によってシール(軸封)されている。
而して、本実施の形態では、軸受ユニット8の前記軸受ケース蓋13には、前記ラビリンス17を包囲するカバー18が取り付けられており、該カバー18内には、軸受ケース蓋13との間に空間部S1が形成されている。そして、カバー18のロータ3が貫通する部位は、ラビリンス19によってシールされている。
次に、モータ側の軸受ユニット9の構成を図3に基づいて説明する。
モータ側の軸受ユニット9も潤滑方式として油浴潤滑式を採用するものであって、その内部にはロータ3が貫通しており、軸受ケース20内には転がり軸受である2つのボールベアリング21,22が収容されている。又、軸受ケース20の開口端面は着脱可能な軸受ケース蓋23,24によってそれぞれ閉塞され、軸受ケース20の内部には油浴(オイルバス)25が形成されている。そして、この油浴25内には潤滑油が貯留されており、潤滑油には前記ボールベアリング21,22の下部が浸漬されている。尚、軸受ケース20の下部には、油浴25内に開口する排油管26が接続されている。
又、前記ロータ3のモータ側の他端は、軸受ケース蓋23,24を貫通して軸受ケース20内の前記ボールベアリング21,22によって回転自在に支承されている。そして、ロータ3が各軸受ケース蓋23,24を貫通する部位は、ラビリンス27,28によってそれぞれシールされている。
而して、本実施の形態では、軸受ユニット9の前記各軸受ケース蓋23,24には、前記ラビリンス27,28を各々包囲するカバー29,30がそれぞれ取り付けられており、これらのカバー29,30内には、軸受ケース蓋23,24との間に空間部S2,S3がそれぞれ形成されている。そして、各カバー29,30のロータ3が貫通する部位は、ラビリンス31,32によってそれぞれシールされている。
次に、本発明に係るオイルミスト飛散防止システムについて説明する。
図2に示す反モータ側の軸受ユニット8のカバー18内に形成された空間部S1と、図3に示すモータ側の軸受ユニット9のカバー29,30内にそれぞれ形成された空間部S2,S3は、図1に示すように、吸引管33によって互いに連通せしめられており、該吸引管33の途中からは吸引管34が分岐しており、この吸引管34にはオイルミスト分離手段であるオイルミストセパレータ35と流量調整弁36を介して負圧発生手段である真空ポンプ37が接続されている。従って、軸受ユニット8の空間部S1と軸受ユニット9の空間部S2,S3は、吸引管33,34及びオイルミストセパレータ35と圧力調整弁36を介して真空ポンプ37に連通している。
ここで、前記吸引管33の一端は、図2に示すように、カバー18の上部に接続されて空間部S1に開口しており、同吸引管33の他端は、図3に示すように、カバー29,30の上部にそれぞれ接続されて空間部S2,S3にそれぞれ開口している。
以上において、電動モータ10によって回転機械1のロータ3が高速で回転駆動されると、該ロータ3に取り付けられた不図示のインペラも本体ケーシング2内で高速で回転し、空気や水等の流体を吸込管6から吸込ノズル4を経て吸引してこれを昇圧し、この昇圧された流体を吐出ノズル5から吐出管7へと吐出する。
ところで、各軸受ユニット8,9内でロータ3が高速で回転すると、両軸受ユニット8,9内にはオイルミストが発生するが、前述のように軸受ユニット8においてカバー18によって形成された空間S1と、軸受ユニット9においてカバー29,30によってそれぞれ形成された空間部S2,S3は、吸引管33,34及びオイルミストセパレータ35と流量制御弁36を介して真空ポンプ37に連通しているため、真空ポンプ37が駆動されると、各空間部S1,S2,S3は真空引きされて負圧となり、各軸受ユニット8,9の軸受ケース11,20内において発生したオイルミストは、ラビリンス17と27,28を通過して空間部S1,S2,S3にそれぞれ吸引される。又、当該回転機械1が塵埃と湿気が多い環境に設置されている場合には、周囲の塵埃や湿気は、ラビリンス19と31,32を通過して空間部S1,S2,S3にそれぞれ吸引され、これらがラビリンス17と27,28を通過して軸受ケース11,20内に侵入することがない。
そして、各空間部S1,S2,S3に吸引されたオイルミスト及び塵埃や湿気は、吸引管33,34を図1の矢印方向に流れてオイルミストセパレータ35に導かれ、該オイルミストセパレータ35において油分が除去され、油分が除去された清浄な空気のみが吸引管34を通って真空ポンプ37へと吸引されて大気中に排出される。
従って、各軸受ユニット8,9の軸受ケース11,20内に発生したオイルミストが軸受ユニット8,9外へ漏れ出ることがなく、従来発生していたオイルミストによる付近の設備等の汚染や建屋内の空気汚染等の環境汚染を引き起こすという問題が解消される。又、特に塵埃や湿気が多い環境下においても、前述のように塵埃や湿気が軸受ユニット8,9の軸受ケース11,20内に侵入することがないため、軸受ケース11,20内の潤滑油が塵埃や湿気によって汚染されたり、ロータ3やボールベアリング12,21,22の摩耗が塵埃によって促進される等の不具合が発生することがない。
そして、本実施の形態では、オイルミストセパレータ35によって油分が除去されて吸引管34を流れる空気の流量は圧力調整弁36によって調整されるため、軸受ユニット8−9の各空間部S1,S2,S3内の負圧を適当な値に設定することができる。
ところで、本実施の形態では、負圧発生手段として真空ポンプ37を用いたが、図4に示すように、真空ポンプ37に代えて負圧を発生するエゼクタ39を用いても良い。即ち、エゼクタ39は、圧力調整弁41を介してコンプレッサ50に接続されており、コンプレッサ50から吐出される圧縮空気を圧力調整弁41で適当な圧力に調整した後にエゼクタ39供給する。すると、エゼクタ39には圧縮空気の流動によって負圧が発生し、この負圧によって軸受ユニット8,9の各空間部S1,S2,S3にはオイルミスト及び塵埃や湿気が吸引され、これらのオイルミスト及び塵埃や湿気は、吸引管33,34を図4の矢印方向に流れてオイルミストセパレータ35に導かれ、該オイルミストセパレータ35において油分が除去され、油分が除去された清浄な空気のみが吸引管34を通ってエゼクタ39へと吸引される。
尚、当該回転機械1の設置場所付近に他の用途に使用するための圧縮空気の配管が敷設されている場合には、その配管を分岐してエゼクタ39に接続すれば、エゼクタ39に負圧を発生させることができ、専用のコンプレッサ50を設ける必要がない。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2を図5に基づいて説明する。
図5は本発明の実施の形態2に係るオイルミスト飛散防止システムを備える回転機械の全体構成図であり、本図においては図1に示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての説明は省略する。
図5に示す回転機械1は、空気等の気体を作動流体とする送風機又は圧縮機(以下、「ブロワ」と総称する)であって、これに設けられたオイルミスト飛散防止システムは、負圧発生手段としてブロワ1自体に発生する負圧(吸込ノズル4内の負圧)を利用するものであって、他の構成は実施の形態1において示したものと同じである。
即ち、反モータ側の軸受ユニット8のカバー18内に形成された空間部S1(図2参照)と、モータ側の軸受ユニット9のカバー29,30内にそれぞれ形成された空間部S2,S3(図3参照)は、吸引管33によって互いに連通せしめられており、該吸引管33の途中からは吸引管34が分岐しており、この吸引管34はブロワ1の吸込ノズル4の側部に接続されて吸込ノズル4内に開口している。そして、吸引管34の途中にはオイルミスト分離手段であるオイルミストセパレータ35と圧力調整弁36が設けられている。従って、軸受ユニット8の空間部S1と軸受ユニット9の空間部S2,S3は、吸引管33,34、オイルミストセパレータ35及び圧力調整弁36を介してブロワ1の吸込ノズル4内に連通している。
而して、電動モータ10によってブロワ1のロータ3が高速で回転駆動されると、該ロータ3に取り付けられた不図示のインペラも本体ケーシング2内で高速で回転し、例えば空気を吸込管6から吸込ノズル1を経て吸引してこれを昇圧し、この昇圧された空気を吐出ノズル5から吐出管7へと吐出するが、この場合、吸込空気が吸込ノズル4内を高速で流れるため、該吸込ノズル4内の圧力は負圧となる。
ところで、各軸受ユニット8,9内でロータ3が高速で回転すると、両軸受ユニット8,9の各軸受ケース11,20(図2及び図3参照)内にはオイルミストが発生するが、前述のように軸受ユニット8においてカバー18によって形成された空間S1と、軸受ユニット9においてカバー29,30によってそれぞれ形成された空間部S2,S3は、吸引管33,34及びオイルミストセパレータ35を介して吸込ノズル4内に連通しているため、各空間部S1,S2,S3内の圧力は負圧となり、各軸受ユニット8,9の軸受ケース11,20内において発生したオイルミストは、ラビリンス17と27,28(図2及び図3参照)とを通過して空間部S1,S2,S3にそれぞれ吸引される。又、当該ブロワ11が塵埃と湿気が多い環境に設置されている場合には、周囲の塵埃や湿気は、ラビリンス19と31,32(図2及び図3参照)を通過して空間部S1,S2,S3にそれぞれ吸引され、これらがラビリンス17,27,28を通過して軸受ケース11,20内に侵入することがない。
そして、各空間部S1,S2,S3に吸引されたオイルミスト及び塵埃や湿気は、吸引管33,34を矢印方向に流れてオイルミストセパレータ35に導かれ、該オイルミストセパレータ35において油分が除去され、油分が除去された清浄な空気のみが吸引管34を通って吸込ノズル4へと吸引されて他の吸込空気と共にブロワ1での圧縮に供される。
従って、本実施の形態においても、前記実施の形態1と同様の効果が得られるが、本実施の形態に係るオイルミスト飛散防止システムにおいては、オイルミストや塵埃、湿気等を吸引する負圧発生手段としてブロワ1自体の負圧発生部(吸込ノズル4内の負圧発生部)を利用するため、吸引ファンやこれを駆動する駆動源等の設備を別途設ける必要がなく、コストアップを招くことなく簡単な構成でオイルミストの飛散と塵埃や湿気の軸受ケース11,20内への侵入を確実に防ぐことができるという効果も得られる。
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態3を図6に基づいて説明する。
図6は本発明の実施の形態3に係るオイルミスト飛散防止システムを備える回転機械の全体構成図であり、本図においては図5に示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての説明は省略する。
図6に示す回転機械1も、図5に示したと同様のブロワであって、本体ケーシング2内の吸込側にロータ3と共に回転する吸込ベーン38を備えている。そして、本実施の形態に係るブロワ1に設けられるオイルミスト飛散防止システムにおいては、吸引管34を本体ケーシング2内の前記吸込ベーン38の下流近傍に開口させており、他の構成は前記実施の形態2のそれと同じである。
而して、上述のように吸引管34を本体ケーシング2内の吸込ベーン38の下流近傍に開口させれば、吸込ベーン38の下流近傍には一層大きな負圧が発生するため、軸受ユニット8,9に発生するオイルミストと周囲の塵埃及び湿気を各軸受ユニット8,9に形成された空間部S1,S2,S3(図2及び図3参照)に一層効果的に吸引することができる。
<実施の形態4>
次に、本発明の実施の形態4を図7に基づいて説明する。尚、図7は本実施の形態4に係るオイルミスト飛散防止システムを備えるブロワの全体構成図であり、本図においては図5及び図6に示したものと同様の要素には同一符号を付しており、以下、それらについての説明は省略する。
本実施の形態に係るオイルミスト飛散防止システムは、負圧発生手段としてエゼクタ39を用いることを特徴とする。
即ち、本実施の形態においても、ブロワ1は空気を作動流体とするものであって、その軸受ユニット8,9は潤滑方式として油浴潤滑式を採用するが、吐出管7の側部に通気管40の一端を接続して該通気管40を吐出管7内に開口せしめ、通気管40の他端を大気に開放し、その途中に圧力調整弁41とエゼクタ39を設けている。そして、両軸受ユニット8,9内を吸引管33,34を介してエゼクタ39に接続し、吸引管34の途中にオイルミストセパレータ35と圧力調整弁36とを設けている。
而して、ブロワ1が運転されると、該ブロワ1によって昇圧された圧縮空気の一部が吐出管7から通気管40を通ってエゼクタ39へと流れるため、エゼクタ39には負圧が発生する。この結果、各軸受ユニット8,9において形成された空間部S1,S2,S3(図2及び図3参照)内の圧力は負圧となり、各軸受ユニット8,9の軸受ケース11,20(図2及び図3参照)内において発生したオイルミストと周囲の塵埃や湿気は、各軸受ユニット8,9の空間部S1,S2,S3に吸引され、オイルミストが軸受ユニット8,9外へと漏れ出たり、周囲の塵埃や湿気が軸受ケース11,20内に侵入することがなく、各軸受ユニット8,9の空間部S1,S2,S3に吸引されたオイルミスト及び塵埃や湿気は、エゼクタ39に発生する負圧に引かれて吸引管33,34を図7の矢印方向に流れてオイルミストセパレータ35に導かれ、オイルミストセパレータ35において油分が除去され、油分が除去された清浄な空気のみがエゼクタ39を通って圧縮空気と共に通気管40から大気中に排出される。
従って、本実施の形態においても、前記実施の形態1〜3と同様の効果が得られるが、各軸受ユニット8,9内に発生するオイルミストや周囲の塵埃や湿気を吸引する負圧を発生する負圧発生手段として、吐出空気の流れによって負圧を発生するエゼクタ39を用いたため、吸引ファンやこれを駆動する駆動源等の大型設備を別途設ける必要がなく、各軸受ユニット8,9内に発生するオイルミストの飛散や周囲の塵埃や湿気等の軸受ケーイ11,20内への侵入をコストアップを招くことなく簡単な構成で確実に防ぐことができる。
又、本実施の形態に係るオイルミスト飛散防止システムにおいては、圧力調整弁41によってエゼクタ39を流れる圧縮空気の流量を調整してエゼクタ39に発生する負圧の大きさを調整することができるため、両軸受ユニット8,9の空間部S1,S2,S3内の圧力を適当な任意の値に設定することができる。
<実施の形態5>
次に、本発明の実施の形態3を図8に基づいて説明する。尚、図8は本実施の形態5に係るオイルミスト飛散防止システムを備えるブロワの全体構成図であり、本図においては図7に示したと同様の要素には同一符号を付しており、以下、それらについての説明は省略する。
本実施の形態に係るオイルミスト飛散防止システムが図7に示す前記実施の形態4に係るオイルミスト飛散防止システムと異なるのは、吐出管7と吸込管6とを通気管40で接続した点であり、他の構成は実施の形態4に係るオイルミスト飛散防止システムのそれと全く同じである。
而して、本実施の形態によれば、圧力の高い吐出管7と圧力の低い(負圧)吸込管6とを通気管40で接続したため、通気管40内を吐出側から吸込側に向かって流れる圧縮空気の流速が大きくなり、この結果、エゼクタ39には高い負圧が発生し、両軸受ユニット8,9内に発生するオイルミストと周囲の塵埃や湿気が各軸受ユニット8,9の空間部S1,S2,S3(図2及び図3参照)に一層効果的に吸引され、オイルミストの飛散と塵埃や湿気の軸受ケース11,20内への侵入が確実に防がれる。
その他、本実施の形態によっても、前記実施の形態4と同様の効果が得られるが、本実施の形態では、エゼクタ39を通過した圧縮空気は、オイルミストセパレータ35において油分が除去された清浄な空気と共に通気管40を通って吸込管6へと吸引され、他の吸込空気と共にブロワ1での圧縮に供される。
<実施の形態6>
次に、本発明の実施の形態6を図9及び図10に基づいて説明する。尚、図9は本実施の形態6に係るオイルミスト飛散防止システムを備えるブロワの全体構成図、図10は同ブロワの軸受ユニットの断面図であり、図9においては図8に示したと同様の要素には同一符号を付しており、以下、それらについての説明は省略する。
本実施の形態に係るオイルミスト飛散防止システムは、潤滑方式として強制循環潤滑式を採用する軸受ユニット8,9を備えるブロワ1に対して適用されるものであって、その基本構成は前記実施の形態5に係るオイルミスト飛散防止システムのそれと同じである。
従って、ここでは強制循環潤滑式の潤滑システムについて説明する。
図9において、42は潤滑油タンクであって、該潤滑油タンク42から延びる給油管43は各軸受ユニット8,9に接続され、給油管43の途中には給油ポンプ44が設けられている。又、各軸受ユニット8,9の下部から延びる排油管45は、合流して潤滑油タンク42内の潤滑油内に浸漬されている。
ここで、一方(反モータ側)の軸受ユニット8の構成を図10に基づいて説明する。尚、他方(モータ側)の軸受ユニット9の構成も軸受ユニット8のそれと同様であるため、これについての図示及び説明は省略する。
図10に示すように、軸受ユニット8は、軸受ケース11内に滑り軸受であるメタル軸受46を収容して構成され、軸受ケース11の開口端面は着脱可能な軸受ケース蓋13及び軸端蓋14によってそれぞれ閉塞されている。
上記メタル軸受46の外周には半円溝46aが全周に亘って形成されており、この半円溝46aには前記給油管43が開口している。又、軸受ケース11の下部には前記排油管45が接続されており、該排油管45は軸受ケース11内の底部に開口している。
又、ブロワ1のロータ3の一端は、軸受ケース蓋13を貫通して軸受ケース11内の前記メタル軸受46によって回転自在に支承されている。そして、ロータ3が軸受ケース蓋13を貫通する部位はラビリンス17によってシール(軸封)されている。尚、図示しないが、ロータ3の他端も同様に軸受ユニット9のメタル軸受によって回転自在に支承されている。
更に、軸受ユニット8の前記軸受ケース蓋13には、前記ラビリンス17を包囲するカバー18が取り付けられており、該カバー18内には、軸受ケース蓋13との間に空間部S1が形成されている。そして、カバー18のロータ3が貫通する部位は、ラビリンス19によってシールされている。
そして、カバー18の上部には、本発明に係るオイルミスト飛散防止システムの一部を構成する吸引管33が接続されており、この吸引管33は、カバー18内の空間部S1に開口している。尚、図示しないが、他方の軸受ユニット9にも図3に示すと同様の空間部S2,S3がカバー29,30内に形成されている。
以上において、給油ポンプ44が駆動されると、潤滑油タンク42内の潤滑油が給油管43から各軸受ユニット8,9のメタル軸受46(一方のみ図示)に供給される。具体的には、例えば一方の軸受ユニット8においては、潤滑油は給油管43からメタル軸受46の半円溝46aに送られ、該半円溝46aから不図示の連通孔を通ってメタル軸受46とロータ3との摺動部に供給されて潤滑に供された後、排油管45を通って潤滑油タンク42に戻される。以後、同様の作用が繰り返され、メタル軸受46は連続的に循環する潤滑油によって強制潤滑される。
而して、前述のように本実施の形態に係るオイルミスト飛散防止システムの構成は前記実施の形態5に示したものと同じであるため、本実施の形態においても前記実施の形態5にて得られたと同様の効果が得られる。
尚、本実施の形態では、軸受ユニット8,9において形成された空間部S1,S2,S3を負圧発生手段としてのエゼクタ39に接続したが、前記実施の形態2のようにブロワ1の負圧発生部(図5に示す例では吸込ノズル4、図6に示す例では吸込ベーン38の下流近傍)に空間部S1,S2,S3を接続しても良い。
本発明の実施の形態1に係るオイルミスト飛散防止システムを備える回転機械の全体構成図である。 本発明の実施の形態1に係る回転機械の反モータ側軸受ユニットの側断面図である。 本発明の実施の形態1に係る回転機械のモータ側軸受ユニットの側断面図である。 本発明の実施の形態1に係るオイルミスト飛散防止システムの変更例を示す回転機械の全体構成図である。 本発明の実施の形態2に係るオイルミスト飛散防止システムを備えるブロワの全体構成図である。 本発明の実施の形態3に係るオイルミスト飛散防止システムを備えるブロワの全体構成図である。 本発明の実施の形態4に係るオイルミスト飛散防止システムを備えるブロワの全体構成図である。 本発明の実施の形態5に係るオイルミスト飛散防止システムを備えるブロワの全体構成図である。 本発明の実施の形態6に係るオイルミスト飛散防止システムを備えるブロワの全体構成図である。 本発明の実施の形態6に係るブロワの反モータ側軸受ユニットの側断面図である。 従来のオイルミスト飛散防止システムを備えるブロワの全体構成図である。
符号の説明
1 回転機械(ブロワ)
2 本体ケーシング
3 ロータ
4 吸込ノズル
5 吐出ノズル
6 吸込管
7 吐出管
8,9 軸受ユニット
10 電動モータ
11 軸受ケース
12 ボールベアリング
13 軸受ケース蓋
17 ラビリンス
18 カバー
19 ラビリンス
20 軸受ケース
21,22 ボーメベアリング
23,24 軸受ケース蓋
27,28 ラビリンス
29,30 カバー
31,32 ラビリンス
33,34 吸引管(接続経路)
35 オイルミストセパレータ(オイルミスト分離手段)
36 圧力調整弁
37 真空ポンプ(負圧発生手段)
38 吸込ベーン
39 エゼクタ(負圧発生手段)
40 通気管
41 圧力調整弁
46 メタル軸受
50 コンプレッサ
S1〜S3 空間部

Claims (8)

  1. 潤滑油によって潤滑される軸受ユニットによってロータを回転自在に軸支して成る回転機械の前記軸受ユニット内に発生するオイルミストの飛散を防止するシステムであって、
    前記軸受ユニットのロータ貫通部を包囲するカバーを軸受ユニットに取り付け、該カバー内に形成される空間部に負圧発生手段を接続し、その接続経路の途中にオイルミスト分離手段を設けて構成されることを特徴とする回転機械のオイルミスト飛散防止システム。
  2. 前記負圧発生手段は、真空ポンプであることを特徴とする請求項1記載の回転機械のオイルミスト飛散防止システム。
  3. 前記負圧発生手段は、加圧ガスの流動を利用して負圧を発生するエゼクタであることを特徴とする請求項1記載の回転機械のオイルミスト飛散防止システム。
  4. 前記回転機械は送風機又は圧縮機であって、その負圧発生部によって前記負圧発生手段を構成したことを特徴とする請求項1記載の回転機械のオイルミスト飛散防止システム。
  5. 前記回転機械は送風機又は圧縮機であって、その吐出ガスの流動を利用して負圧を発生するエゼクタによって前記負圧発生手段を構成したことを特徴とする請求項1記載の回転機械のオイルミスト飛散防止システム。
  6. 前記オイルミスト分離手段と前記負圧発生部との接続経路に圧力調整弁を設けたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の回転機械のオイルミスト飛散防止システム。
  7. 前記送風機又は圧縮機の吐出側と吸込側とを通気管で接続し、該通気管途中に前記エゼクタを設けたことを特徴とする請求項5記載の回転機械のオイルミスト飛散防止システム。
  8. 前記吸気管の前記エゼクタの上流側に圧力調整弁を設けたことを特徴とする請求項7記載の回転機械のオイルミスト飛散防止システム。
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