JP2007145262A - タイヤ状態監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤ側通信機の情報出力時の消費電力を従来よりも抑えることが可能なタイヤ状態監視システムの提供を目的とする。
【解決手段】本発明のタイヤ状態監視システム10によれば、タイヤ側通信機20が検出情報を電磁波に乗せ、その電磁波を、タイヤホイール12及び車両本体15の表面波にして出力するから、従来のものに比較して検出情報を出力する際の消費電力を抑えることができる。これにより、タイヤ側通信機20に内蔵したボタン電池30の大型化が抑えられかつ、長寿命化が図られる。なお、具体的には、従来の構成では情報出力時の消費電力が3[dBm](2[mW])であったが、本発明のタイヤ状態監視システム10では−10[dBm」(0.1[mW])にすることができた。つまり、情報出力時の消費電力を従来の1/20にすることができた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、タイヤホイールに取り付けられてタイヤの内圧を検出し、その検出結果を含む情報を無線出力するタイヤ側通信機と、車両本体に設けられてタイヤ側通信機が無線出力した情報を無線受信する車両本体側通信機とを備えたタイヤ状態監視システムに関する。
この種の従来のタイヤ状態監視システムでは、タイヤ側通信機がタイヤの内圧を電波に乗せて車両本体側通信機に送信していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−212514号公報(段落[0021])
ところが、上述した従来のタイヤ状態監視システムでは、電波の出力に伴う消費電力が大きいため、タイヤ側通信機の内蔵電池が大型化したり、内蔵電池の交換周期が短いといった問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、タイヤ側通信機の情報出力時の消費電力を従来よりも抑えることが可能なタイヤ状態監視システムの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係るタイヤ状態監視システム(10)は、タイヤホイール(12)に取り付けられてタイヤ(14)の内圧を検出し、その検出結果を含む情報を無線出力するタイヤ側通信機(20)と、複数の部品(16,17)からなる車両本体(15)に設けられてタイヤ側通信機(20)が無線出力した情報を無線受信する車両本体側通信機(55)とを備えて、タイヤ(14)の状態を監視するタイヤ状態監視システム(10)において、タイヤ側通信機(20)に設けられ、検出結果を含む情報を電磁波に乗せ、その電磁波をタイヤホイール(12)の表面波にして出力するタイヤ側変調器(41)と、車両本体側通信機(55)に設けられて、タイヤホイール(12)から車両本体(15)の複数の部品(16,17)の表面へと伝搬した電磁波を受信する車両本体側復調器(46)とを備えたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のタイヤ状態監視システム(10)において、タイヤ側通信機(20)に一体に設けられて、タイヤ(14)内にガスをチャージ可能とするタイヤバルブ(50)と、タイヤバルブ(50)に設けられて、タイヤ(14)の内外に連通した筒状をなし、内部にバルブコアを有すると共に、タイヤ側変調器(41)が出力した電磁波をタイヤホイール(12)へと伝搬するバルブステム(51)とを備えたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のタイヤ状態監視システム(10)において、車両本体側通信機(55)に設けられ、タイヤ側通信機(20)への情報を電磁波に乗せ、車両本体(15)の複数の部品(16,17)の表面波にして出力する車両本体側変調器(48)と、タイヤ側通信機(20)に設けられ、車両本体(15)の複数の部品(16,17)からタイヤホイール(12)へと表面を伝搬した電磁波を受信するタイヤ側復調器(35)とを備えたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のタイヤ状態監視システム(10)において、車両本体側通信機(55)及びタイヤ側通信機(20)に設けられ、車両本体側変調器(48)及びタイヤ側変調器(41)が出力した電磁波の強度を検出する電界強度検出手段(60)と、電界強度検出手段(60)の検出結果に応じて、車両本体側変調器(48)及びタイヤ側変調器(41)が出力する電磁波の周波数を変更する出力変更手段(61)とを備えたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載のタイヤ状態監視システム(10)において、タイヤ側通信機(20)は、車両(100)に備えた各タイヤホイール(12)毎に取り付けられ、タイヤ側変調器(41)は、タイヤ(14)同士を識別するためのIDを情報に含めて電磁波に乗せるように構成したところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載のタイヤ状態監視システム(10)において、タイヤ側通信機(20)は、車両(100)に備えた各タイヤホイール(12)毎に取り付けられ、それら各タイヤホイール(12)のタイヤ側通信機(20)同士が互いに異なるタイミングで情報を電磁波に乗せて出力するように構成したところに特徴を有する。
請求項1のタイヤ状態監視システム(10)では、タイヤ側通信機(20)は、タイヤ(14)の内圧を検出すると、その検出結果を含む情報をタイヤ側変調器(41)によって電磁波に乗せ、その電磁波をタイヤホイール(12)の表面波にして出力する。すると、この表面波は、車両本体(15)の複数の部品(16,17)の表面を伝搬して、車両本体(15)に備えた車両本体側通信機(55)の車両本体側復調器(46)により受信される。
本発明によれば、タイヤ側通信機(20)が情報を電磁波に乗せ、その電磁波を、タイヤホイール(12)及び車両本体(15)の表面波にして出力するから、従来のものに比較して情報を出力する際の消費電力を抑えることができる。これにより、タイヤ側通信機(20)の内蔵電池(30)の大型化が抑えられ、長寿命化が図られる。また、車両本体側通信機(55)が、他の車両に備えたタイヤ側通信機(20)からの情報を誤って受信することも防がれ、通信の信頼性が向上する。
請求項2の発明によれば、タイヤホイール(12)に固定されたバルブステム(51)を通じてタイヤ側変調器(41)が電磁波をタイヤホイール(12)へ出力するから、電磁波をタイヤホイール(12)に出力するための専用部品を別途設けた場合に比較してコストを抑えることができる。
請求項3の発明によれば、車両本体側通信機(55)が、タイヤ側通信機(20)への情報を電磁波に乗せ、車両本体(15)の表面波にして出力すると、その表面波が、車両本体(15)の複数の部品(16,17)とタイヤホイール(12)の表面を伝搬してタイヤ側通信機(20)にて受信される。つまり、車両本体側通信機(55)とタイヤ側通信機(20)との間で双方向の通信を行うことができる。そして、車両本体側通信機(55)が情報を電磁波に乗せ、その電磁波をタイヤホイール(12)及び車両本体(15)の表面波にして出力するから、車両本体側通信機(55)が情報を出力する際の消費電力を抑えることができる。
請求項4の構成によれば、車両本体側変調器(48)及びタイヤ側変調器(41)が出力した電磁波の強度に応じて、出力する電磁波の周波数を変更することができる。
請求項5の発明によれば、車両本体側通信機(55)は、情報に含まれるIDに基づいて、何れのタイヤ側通信機(20)から出力された情報かを識別することができる。
請求項6の発明によれば、タイヤ側通信機(20)は、互いに異なるタイミングで情報を電磁波に乗せて出力するから、送信源の異なる複数の電磁波が車両本体(15)において混信することがなく、情報を正確に車両本体側通信機(55)に送信することができる。また、車両本体側通信機(55)は、異なる送信源からの情報を区別して受信することができる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
本実施形態のタイヤ状態監視システム10は、例えば、自動車100に搭載されており、4つの車輪11(図1には、そのうち2つの車輪11のみが示されている)に固定された4つのタイヤ側通信機20と、自動車100の車両本体15に備えられた1つの車両本体側通信機55とを有する。
図2に示すように、タイヤ側通信機20は金属製のタイヤバルブ50を一体に備えている。各車輪11に備えたタイヤ14における内周面の開口は、タイヤホイール12のリム13によって閉塞され、これにより、タイヤ14内が密閉空間になっている。タイヤバルブ50は、リム13のうち幅方向の中間部分を内外に貫通した状態に固定され、タイヤバルブ50の先端部がリム13から車両本体15の反対側に導出されている。そして、タイヤ側通信機20のうち、このタイヤバルブ50の基端部に一体に設けられた樹脂製のケース21が、タイヤ14の内部空間に配置されている。
ここで、タイヤバルブ50は、タイヤ14の内外を連通した筒形のバルブステム51を備え、その芯部に図示しないバルブコアが備えられている。そして、バルブステム51を通して圧縮空気が外部に排出されることを防ぐ一方、バルブステム51を通して外部からタイヤ14内に圧縮空気をチャージ可能となっている。
図3に示すように、タイヤ側通信機20のうちケース21の内部には、回路基板22とボタン電池30とが備えられている。図4に示すように、回路基板22は、通信コントローラ27に、圧力センサ24、温度センサ25、加速度センサ26、出力回路28及び要求指令復調器35を接続して備えている。圧力センサ24及び温度センサ25は、タイヤ14の内圧及び温度を検出し、その検出情報を通信コントローラ27に出力している。通信コントローラ27は、図示しないROM、RAM、CPUで構成されている。ROMには、タイヤ側通信機20同士を識別するためのIDと所定のプログラムとが書き込まれている。そして、通信コントローラ27は圧力センサ24、温度センサ25からの検出情報にIDを含めて出力回路28に出力している。
出力回路28には、検出情報の搬送波としての電磁波を生成する発振器40、発振器40により生成された電磁波を、通信コントローラ27からの検出情報により変調する(電磁波に検出情報を乗せる)変調器41等が備えられている。この変調器41は、本発明の「タイヤ側変調器」に相当する。
また、変調器41とバルブステム51との間は給電線29により導通接続されており、変調器41から出力された電磁波が、バルブステム51を通じて金属製のタイヤホイール12の表面波にして出力されるようになっている。そして、この表面波が、車両本体15に伝搬する(図1を参照)。このように、タイヤホイール12に固定されたバルブステム51を利用して電磁波を出力しているから、電磁波をタイヤホイール12に出力するための専用部品を別途設けた場合に比較して、コストを抑えることができる。
なお、出力回路28は、変調器41から出力された電磁波を増幅する増幅手段や、電磁波からノイズ電流を除去するフィルタ等を備えていてもよい。
要求指令復調器35は、バルブステム51と導通接続されており、後述する車両本体側通信機55より出力された電磁波から要求指令を抽出して通信コントローラ27に出力する。ここで、要求指令には1つのIDが含められており、通信コントローラ27は、このIDが自身に設定されたIDと一致するか否かを判定する。そして一致した場合に、タイヤ側通信機20は、圧力センサ24及び温度センサ25からの検出情報によって電磁波を変調して出力し、一致しなかった場合には電磁波を生成、変調及び出力しないように構成されている。ここで、要求指令復調器35は、本発明の「タイヤ側復調器」に相当する。
タイヤ側通信機20の構成は以上である。このタイヤ側通信機20に対応させて、車両本体15には車両本体側通信機55が設けられている。図5に示すように、車両本体側通信機55には、タイヤ側通信機20から出力されかつ、タイヤホイール12及び車両本体15の表面波となって伝搬した電磁波を取り込む入力回路45、取り込んだ電磁波からIDを含む検出情報を抽出する復調器46(本発明の「車両本体側復調器」に相当する)、抽出された検出情報に基づいて演算処理を行う通信コントローラ47等が備えられている。また、車両本体側通信機55は、例えば、車両に備えたバッテリー49からの電力によって駆動する。
入力回路45は、車両本体15の表面波としての電磁波を受信し、その電磁波に対して、例えば、ノイズ除去処理及び増幅処理を行う。また、通信コントローラ47は、タイヤ側通信機20と同様な構成(即ち、ROM、RAM、CPUを備えた構成)となっており、ROMには、各タイヤ側通信機20に設定されたIDが全て記憶されている。通信コントローラ47(詳細には、CPU)は、復調器46により電磁波から抽出された検出情報、即ち、タイヤ14の内圧及び温度データに基づいて、タイヤ14の状態判定を行い、車内に備えた表示器57(より具体的には、インストロメントパネルに備えた液晶パネルや警告ランプ)及びスピーカ58に所定の報知動作を行わせる。なお、車両本体側通信機55と表示器57及びスピーカ58とはケーブル(図示せず)により接続されている。
また、通信コントローラ47は、所定のタイミング(例えば、15秒間隔)で要求指令変調器48(本発明の「車両本体側変調器」に相当する)に信号を出して、1つのIDを含む要求指令を出力させる。具体的には、要求指令変調器48は、搬送波としての電磁波を生成する発振器(図示せず)を備えると共に、通信コントローラ47からの信号に応じて要求指令を生成する。そして、その要求指令により電磁波を変調して(電磁波に要求指令を乗せて)、その電磁波を車両本体15の表面波にして出力するように構成されている。この電磁波は、車両本体15を伝搬してタイヤホイール12に到達し、バルブステム51を介してタイヤ側通信機20の要求指令復調器35(図3を参照)に取り込まれる。ここで、車両本体側通信機55に備えた復調器46は、抽出した検出情報を増幅処理してから通信コントローラ47に出力するようにしてもよい。
本実施形態のタイヤ状態監視システム10は、以下のように動作する。自動車100が停止している間には、タイヤ側通信機20は停止している。自動車100を走行させると、車輪11の回転により加速度センサ26が遠心力を受けて作動し、タイヤ側通信機20が起動する。これにより、各タイヤ側通信機20は、車両本体側通信機55からの要求指令を受信可能となる。
車両本体側通信機55に備えた要求指令変調器48は、自動車100に備えた4つのタイヤ側通信機20のうち、何れか1つのタイヤ側通信機20のIDを含む要求指令を生成する。そして、この要求指令により電磁波を変調して、その電磁波を車両本体15の表面波にして出力する。
車両本体側通信機55から車両本体15に出力された電磁波は、車両本体15を構成する複数の部品(ボディ17、車軸16等)の表面を伝搬して、全てのタイヤ側通信機20に取り込まれる。各タイヤ側通信機20は、要求指令復調器35により電磁波から要求指令を抽出する。そして、各タイヤ側通信機20のうち、要求指令に含まれるIDと同一のIDを有するタイヤ側通信機20だけが、圧力センサ24及び温度センサ25によりタイヤ14の内圧及び温度を検出する。そして、タイヤ側通信機20は、この検出情報により電磁波を変調して、その電磁波をバルブステム51を通じてタイヤホイール12の表面波として出力する。この電磁波は、タイヤホイール12から、車軸16、ボディ17等の車両本体15の表面に伝搬する。
すると、この電磁波が、車両本体側通信機55に備えた入力回路45に取り込まれ、取り込まれた電磁波から復調器46によって検出情報が抽出される。そして、抽出された検出情報に基づいて通信コントローラ47が演算処理を行い、車内に備えた表示器57にタイヤ14の状態(圧力及び温度又は、異常の有り・無し)に関する情報を表示すると共に、タイヤ14の異常時にはスピーカ58から警告音を発生する。
このように、本実施形態のタイヤ状態監視システム10によれば、タイヤ側通信機20が検出情報を電磁波に乗せ、その電磁波を、タイヤホイール12及び車両本体15の表面波にして出力するから、従来のものに比較して検出情報を出力する際の消費電力を抑えることができる。これにより、タイヤ側通信機20に内蔵したボタン電池30の大型化が抑えられかつ、長寿命化が図られる。なお、具体的には、従来の構成では情報出力時の消費電力が3[dBm](2[mW])であったが、本発明のタイヤ状態監視システム10では−10[dBm」(0.1[mW])にすることができた。つまり、情報出力時の消費電力を従来の1/20にすることができた。
また、車両本体側通信機55が、他の自動車に備えたタイヤ側通信機からの検出情報を誤って受信することも防がれ、通信の信頼性が向上する。さらに、本実施形態では、車両本体側通信機55も要求指令を電磁波に乗せ、その電磁波を車両本体15及びタイヤホイール12の表面波として出力するからバッテリー49の長寿命化も図られる。
タイヤ側通信機20は、自動車100が走行している(車輪11が回転している)ことを条件として検出情報を電磁波に乗せて出力するので、常時、出力する構成のものに比較して消費電力を抑えることができる。さらに、4つのタイヤ側通信機20のうち、要求指令に含まれるIDと同一のIDを有するタイヤ側通信機20のみが、検出情報を電磁波に乗せて出力するから、複数の異なるタイヤ側通信機20から複数の電磁波が同時に車両本体15に出力されることが防止され、検出情報を正確に送受信することができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、車両本体側通信機55から要求指令を受信したことでタイヤ側通信機20が、各センサ24,25の検出情報を電磁波に乗せて出力していたが、タイヤ側通信機20が互いに異なるタイミングで自身のIDを含めた検出情報を電磁波に乗せて出力するようにしてもよい。このような構成とすれば、複数のタイヤ側通信機20から複数の電磁波が同時に車両本体15に出力されることがなく、車両本体側通信機55はタイヤ側通信機20からの検出情報を正確に受信することができる。
(2)車両本体15の電気的特性は、一定ではなく状況に応じて変化し得る。例えば、乾いた状態と濡れた状態とでは電流の流れ易さが異なり、温度によっても変化し得る。そこで、図6の(A)及び(B)に示すように、例えば、タイヤ側通信機20及び車両本体側通信機55から出力された電磁波の強度を、タイヤ側通信機20及び車両本体側通信機55に備えた電界強度検出器60(本発明の「電界強度検出手段」に相当する)で検出して、その検出結果を変調器41及び要求指令変調器48にフィードバックするように構成しておき、その検出結果に応じてタイヤ側通信機20及び車両本体側通信機55に備えた出力変更手段61によって変調器41及び要求指令変調器48から出力される電磁波の周波数を変更するようにしてもよい。このようにすれば、車両本体15の状態に拘わらず通信状態を安定させることができる。
なお、出力変更手段61は、予め設定された周波数帯域又は、複数の周波数の中から電界強度に応じた最適な周波数を選択するようにし、車両本体側通信機55及びタイヤ側通信機20は、それら全ての周波数の電磁波を受信可能な構成としておけばよい。
そして、車両本体側通信機55は、要求指令の出力先となったタイヤ側通信機20から電磁波(検出情報)を受信できなかった場合に、出力する電磁波の周波数を変更するようにしてもよい。
(3)タイヤ側通信機20に、タイヤ14内の湿度を検出する湿度センサを備えていてもよい。
(4)上記実施形態では、圧力センサ24と温度センサ25とを備えていたが、圧力センサ24だけでもよい。
(5)回路基板22に給電するための電源は、ボタン電池30に限定されるものではなく、例えば、円柱状の電池、キャパシタ等であってもよい。
(6)タイヤ状態監視システム10を搭載する車両は、自動車100に限定されるものではなく、例えば、オートバイや産業車両(例えば、フォークリフト)さらには、航空機等であってもよい。
(7)加速度センサ26に換えて、車輪11の回転を検出する回転センサを備えていてもよい。
本発明の一実施形態に係るタイヤ状態監視システムを備えた自動車の概念図 タイヤ状態監視システムを備えた自動車の概念図 タイヤ側通信機の部分断面図 タイヤ側通信機のブロック図 車両本体側通信機のブロック図 (A)他の実施形態(2)に係るタイヤ側通信機のブロック図、(B)車両本体側通信機のブロック図
符号の説明
10 タイヤ状態監視システム
12 タイヤホイール
14 タイヤ
15 車両本体
16 車軸
17 ボディ
20 タイヤ側通信機
35 要求指令復調器(タイヤ側復調器)
41 変調器(タイヤ側変調器)
46 復調器(車両本体側復調器)
48 要求指令変調器(車両本体側変調器)
51 バルブステム
55 車両本体側通信機
60 電界強度検出器(電界強度検出手段)
61 出力変更手段

Claims (6)

  1. タイヤホイール(12)に取り付けられてタイヤ(14)の内圧を検出し、その検出結果を含む情報を無線出力するタイヤ側通信機(20)と、複数の部品(16,17)からなる車両本体(15)に設けられて前記タイヤ側通信機(20)が無線出力した情報を無線受信する車両本体側通信機(55)とを備えて、タイヤ(14)の状態を監視するタイヤ状態監視システム(10)において、
    前記タイヤ側通信機(20)に設けられ、前記検出結果を含む情報を電磁波に乗せ、その電磁波を前記タイヤホイール(12)の表面波にして出力するタイヤ側変調器(41)と、
    前記車両本体側通信機(55)に設けられて、前記タイヤホイール(12)から前記車両本体(15)の前記複数の部品(16,17)の表面へと伝搬した電磁波を受信する車両本体側復調器(46)とを備えたことを特徴とするタイヤ状態監視システム(10)。
  2. 前記タイヤ側通信機(20)に一体に設けられて、前記タイヤ(14)内にガスをチャージ可能とするタイヤバルブ(50)と、
    前記タイヤバルブ(50)に設けられて、前記タイヤ(14)の内外に連通した筒状をなし、内部にバルブコアを有すると共に、前記タイヤ側変調器(41)が出力した電磁波を前記タイヤホイール(12)へと伝搬するバルブステム(51)とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ状態監視システム(10)。
  3. 前記車両本体側通信機(55)に設けられ、前記タイヤ側通信機(20)への情報を電磁波に乗せ、前記車両本体(15)の前記複数の部品(16,17)の表面波にして出力する車両本体側変調器(48)と、
    前記タイヤ側通信機(20)に設けられ、前記車両本体(15)の前記複数の部品(16,17)から前記タイヤホイール(12)へと表面を伝搬した電磁波を受信するタイヤ側復調器(35)とを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ状態監視システム(10)。
  4. 前記車両本体側通信機(55)及び前記タイヤ側通信機(20)に設けられ、前記車両本体側変調器(48)及び前記タイヤ側変調器(41)が出力した電磁波の強度を検出する電界強度検出手段(60)と、
    前記電界強度検出手段(60)の検出結果に応じて、前記車両本体側変調器(48)及び前記タイヤ側変調器(41)が出力する電磁波の周波数を変更する出力変更手段(61)とを備えたことを特徴とする請求項3に記載のタイヤ状態監視システム(10)。
  5. 前記タイヤ側通信機(20)は、車両(100)に備えた各タイヤホイール(12)毎に取り付けられ、前記タイヤ側変調器(41)は、タイヤ(14)同士を識別するためのIDを前記情報に含めて電磁波に乗せるように構成したことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のタイヤ状態監視システム(10)。
  6. 前記タイヤ側通信機(20)は、車両(100)に備えた各タイヤホイール(12)毎に取り付けられ、それら各タイヤホイール(12)のタイヤ側通信機(20)同士が互いに異なるタイミングで情報を電磁波に乗せて出力するように構成したことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のタイヤ状態監視システム(10)。
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