JP3354852B2 - タイヤ空気圧警報装置 - Google Patents

タイヤ空気圧警報装置

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JP3354852B2
JP3354852B2 JP32533897A JP32533897A JP3354852B2 JP 3354852 B2 JP3354852 B2 JP 3354852B2 JP 32533897 A JP32533897 A JP 32533897A JP 32533897 A JP32533897 A JP 32533897A JP 3354852 B2 JP3354852 B2 JP 3354852B2
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tire
valve stem
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tire pressure
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道哉 加藤
克己 折戸
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Pacific Industrial Co Ltd
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Pacific Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタイヤ空気圧の異常
を検出して、車内の運転者に警報するためのタイヤ空気
圧警報装置に係り、特に送信部のアンテナ効率の向上が
図れるタイヤ空気圧警報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両タイヤの空気圧が低下したことを検
出し、これを運転者に報知するようにしたタイヤ空気圧
警報装置がWO94/20317号公報に開示されてい
る。この従来のタイヤ空気圧警報装置は、図2に示すよ
うに、ホイールリム1内部に配置される送信部7と、タ
イヤに空気を注入するためのバルブステム10とで構成
されている。
【0003】前記送信部7は、ケース2の内部に、タイ
ヤ空気圧を検出する圧力検知部3と、この検出圧力を電
波で車体側の受信機に信号を送信させるための信号処理
回路4と、該信号処理回路4を作動させるための電池5
とが内蔵されている。また、前記信号処理回路4とベー
ス13との間を給電線6にて接続し、タイヤバルブのバ
ルブステム10自体をアンテナとして用いるものであっ
た。
【0004】また、前記バルブステム10は、インサー
ト成形によりケース2と一体的に設けられているもので
あり、図2の断面図で示すごとく、ケース2の上面に位
置する部分にベース13が一体的に設けられている。そ
して、ベース13の上部にはリング状の溝14が設けら
れ、該溝14にOリング15を装着することによってバ
ルブステム10を座金8とナット9で締め付けたときに
ホイールリム1との間の気密を保つようになっている。
【0005】また、前記信号処理回路4の給電線6の一
端部を前記バルブステム10の下端部にはんだ付けする
ことにより、バルブステム10自体にアンテナの機能を
もたせるようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のごと
くタイヤバルブ10をアンテナとするものでは、バルブ
ステム10が金属製のホイールリム1を持ったタイヤホ
イールと導通状態にて接触しているため、アンテナとし
てみたインピーダンスは、バルブステム単品の時とは大
きく異なってしまう。伝送理論によれば回路出力側と、
回路入力側のインピーダンスが一致した時、電力の伝達
効率は最も良く、言い換えればアンテナ系のインピーダ
ンスに回路のそれが合ってないと、電波として効率よく
放射されなくなってしまう。ホイールリム1と導通状態
にて接触することで、タイヤホイールや車体のためイン
ピーダンスが変動してしまうため、インピーダンスのマ
ッチングロスが生じ、電波出力は著しく減少し、図示し
ないが、車室内に設けられた受信機に電波が到達しにく
いという問題点があった。
【0007】別の対策としては、単に電波出力を上げる
という方法があるが、日本国内では、電波法によって出
力が区分化されて制限を受け、免許不要な、通称微弱無
線といわれるものの電界強度は3m地点で54dbμV
以下で、基準となる1/2波長ダイポールアンテナを使
っても、その実用距離は、数メートルといわれ、本発明
に用いられる様な周囲が金属体に囲まれる環境にあって
は、その減衰も著しく、アンテナの放射効率そのもの
が、発射した電波を正しく信号受信できるかどうかとい
う重大な要因となってくる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
アンテナインピーダンスのミスマッチによって電波の送
信レベルが低下するのを防ぐと同時に、さらに効率よく
電波を放出するためになされたもので、バルブステム1
0をアンテナとするのみでなく、理論的にも言われるよ
うに大型アンテナの効率の良さに観るように、より面積
の大きなホイルリム1を持つタイヤホイール全体をアン
テナとみなし、そのインピーダンスマッチングを信号処
理回路4内に合わせ持つことによって、より効率よく電
波を放出し、送信性能を著しく向上させたタイヤ空気圧
警報装置の提供を目的とするものである。
【0009】すなわち、タイヤ空気圧を検出する圧力検
知部3と、この検出圧力を電波で車体側の受信機に信号
を送信させるための信号処理回路4と、該信号処理回路
を作動させるための電池5とをケース2に収納する送
信部7をホイールリム1内に配置し、前記ケース2の上
部にはタイヤに空気を注入するためのバルブステム10
が一体的に組み付けられたタイヤ空気圧警報装置におい
て、ケース2の内側には、前記バルブステム10に金属
製リング12をナット11で固定するとともに、前記金
属製リング12の一端部を前記信号処理回路4の出力の
給電線6に接続し、前記バルブテム10をホイールリム
1のバルブ孔にグロメット16を介しナット9をホイー
ルに接してバルブステム10をバルブ孔に固定し、信号
処理回路4の電波出力のアンテナに、ホイールリム1を
持つタイヤホイールを用いたことを特徴とするタイヤ空
気圧警報装置。
【0010】また、前記信号処理回路4には、電波の出
力回路4aと、バルブステム10、ホイールリム1を持
つタイヤホイールなどへの取り付部材を含んだアンテナ
系へのインピーダンスマッチング回路4bを持ったタイ
ヤ空気圧警報装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明のタイヤ空気圧警
報装置の縦断面図である。本発明のタイヤ空気圧警報装
置は、従来品と全く同様に、ホイールリム1内部に配置
される送信部7と、タイヤに空気を注入するためのバル
ブステム10とで構成され、前記送信部7は、ケース2
の内部に、タイヤ空気圧を検出する圧力検知部3と、こ
の検出圧力を電波で車体側の受信機に信号を送信させる
ための信号処理回路4と、該信号処理回路4を作動させ
るための電池5とが内蔵されている。
【0012】本発明におけるタイヤ空気圧警報装置は、
従来品と比べて次の点が相違している。本発明のバルブ
ステム10は、ホイールリム1のバルブ孔にグロメット
16およびナット9にて送信部のケース2とともに金属
製のリング12を介して固定されている。また、前記信
号処理回路4は、電波の出力回路4aと、バルブステム
10、ホイールリム1を持つタイヤホイールなどへの取
り付を含んだアンテナ系へのインピーダンスマッチング
回路4bを持っており、前記の金属製のリング12一端
部と前記信号処理回路4のインピーダンスマッチング回
路4bとが給電線6に接続されている。
【0013】つまり、本発明のアンテナは、ホイールリ
ムを持つタイヤホイールが主体であって、同時にバルブ
ステム10などの金属も一部として構成し、これにマッ
チングを合わせるインピーダンスマッチング回路4bを
通して出力を、供給するように構成している。
【0014】
【実験例】実験によれば、バルブステムをタイヤホイー
ルに本発明のごとく取り付けた時には、そのインピーダ
ンスはZは、Z=27.6+J20.83Ωでこの時回
路の出力インピーダンス50Ωにマッチングさせるため
には、図3に示す回路によってインピーダンス整合を図
ることができ、効率よく電波として放射することができ
た。又、タイヤホールは、バルブステムに比べその面積
は、非常に大きく、アンテナ効率の良さも期待できる。
実測によると同一状態の測定環境で、バルブステムをア
ンテナとしたときの電波の放射強度は、13dbμVで
あったのに対し、本発明のホイールをアンテナとした方
法では、28dbμVと、実に大きな放射強度を得るこ
とができた。これは電界強度が5.6倍になることであ
り、微弱無線に於いては電波の到達距離をのばす、最も
有効な手段とすつことができた。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明のタイヤ空気圧警
報装置は、バルブステムや、タイヤホイールなどの金属
体をアンテナとして積極的に利用して、バルブステムを
アンテナとして用いる時のアンテナの効率の悪さ、つま
り、信号処理回路4から給電線6を介して出力する送信
電力を100%放射電波にできず損失の大きかった問題
を防ぐことができ、送信電力を必要以上に上げる必要が
なくなり、電池の省電力化に寄与できる。本発明品を車
に装着することでアンテナとしてのインピーダンスが大
きく変化すると思われるが、車両のインピーダンスはタ
イヤホイールに較べると影響は少なく、実験でも動作上
問題となることはなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のタイヤ空気圧警報装置の縦断面図。
【図2】 従来のタイヤ空気圧警報装置の縦断面図。
【図3】 本発明のマッチング回路。
【符号の説明】
1 ホイールリム 2 ケース 3 圧力検知部 4 信号処理回路 4a 出力回路 4b マッチング回路 5 電池 6 給電線 7 送信部 8 ワッシャ 9 ナット 10 バルブステム 11 ナット 12 金属製リング 13 ベース 14 溝 15 Oリング 16 グロメット
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60C 23/00 - 23/20 B60C 29/00 - 29/04 G01L 17/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤ空気圧を検出する圧力検知部3と、
    この検出圧力を電波で車体側の受信機に信号を送信させ
    るための信号処理回路4と、該信号処理回路4を作動さ
    せるための電池5とをケース2に収納する送信部7をホ
    イールリム1内に配置し、前記ケース2の上部にはタイ
    ヤに空気を注入するためのバルブステム10が一体的に
    組み付けられたタイヤ空気圧警報装置において、ケース
    2の内側には、前記バルブステム10に金属製リング1
    2をナット11で固定するとともに、前記金属製リング
    12の一端部を前記信号処理回路4の出力の給電線6に
    接続し、前記バルブテム10をホイールリム1のバルブ
    孔にグロメット16を介しナット9をホイールに接して
    バルブステム10をバルブ孔に固定し、信号処理回路4
    の電波出力のアンテナに、ホイールリム1を持つタイヤ
    ホイールを用いたことを特徴とするタイヤ空気圧警報装
    置。
  2. 【請求項2】信号処理回路4には電波の出力回路4a
    と、バルブステム10、ホイールリム1を持つタイヤホ
    イールなどへの取り付部材を含んだアンテナ系へのイン
    ピーダンスマッチング回路4bを持ったタイヤ空気圧警
    報装置。
JP32533897A 1997-11-10 1997-11-10 タイヤ空気圧警報装置 Expired - Lifetime JP3354852B2 (ja)

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JP4853250B2 (ja) * 2006-11-24 2012-01-11 トヨタ自動車株式会社 車輪情報送信装置
DE102006056470A1 (de) * 2006-11-28 2008-05-29 Alligator Ventilfabrik Gmbh Ventilanordnung und Bausatz für eine Ventilanordnung

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