JP3068818B1 - タイヤ空気圧情報送信装置 - Google Patents

タイヤ空気圧情報送信装置

Info

Publication number
JP3068818B1
JP3068818B1 JP11009013A JP901399A JP3068818B1 JP 3068818 B1 JP3068818 B1 JP 3068818B1 JP 11009013 A JP11009013 A JP 11009013A JP 901399 A JP901399 A JP 901399A JP 3068818 B1 JP3068818 B1 JP 3068818B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
tire pressure
pressure information
rim
valve system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11009013A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000203222A (ja
Inventor
高行 土屋
準三 大江
道哉 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Pacific Industrial Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Pacific Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Pacific Industrial Co Ltd filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP11009013A priority Critical patent/JP3068818B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3068818B1 publication Critical patent/JP3068818B1/ja
Publication of JP2000203222A publication Critical patent/JP2000203222A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 タイヤ空気圧情報に関する電波を効率良くし
かも確実に出力する。 【解決手段】 ホイール26にはグロメット42を介し
てバルブシステム28が取り付けられており、当該バル
ブシステム28に送信機本体30が一体化されている。
送信機本体30のケース50の底部50Aとリム26A
との隙間66には、ゴムコーティング層76によって被
覆されたアース金具68が介在されている。ゴムコーテ
ィング層76における突起74を覆う部分は、バルブシ
ステム28の組付時に突起74によって破断される。従
って、ホイール26そのものをアンテナとして使用され
るバルブシステム28のグランドとして作用させること
ができると共に、アース金具68が錆びるのを防止する
ことができる。その結果、タイヤ空気圧情報に関する電
波を効率良くしかも確実に出力することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気注入用のバル
ブシステムをアンテナとして使用したタイヤ空気圧情報
送信装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、タイヤの空気圧が低下していることをドライバに速
やかに認識させるためのタイヤ空気圧情報送信装置が幾
つか提案されている。例えば、タイヤ内に送信機を設置
して回路基板上のアンテナとGNDで電波を発信させる
ものや、空気注入用のバルブシステムをアンテナとし、
当該アンテナと回路基板上のGNDで電波を発信させる
もの等が提案されている。
【0003】ところで、現状のスチールラジアルタイヤ
は、タイヤ接地面のみがスチールワイヤを使用したベル
トで補強された構造になっているが、将来的にはサイド
ウォールをもスチールで補強したスチールラジアルタイ
ヤが使用される可能性もある。このようなタイヤを想定
した場合において、従来のタイヤ空気圧情報送信装置を
使用すると、出力された電波がタイヤのスチールでシー
ルドされてしまい、タイヤ外部への電波の放射が妨げら
れる可能性がある。
【0004】本発明は上記背景に鑑みてなされたもので
あり、タイヤ空気圧情報に関する電波を効率良くしかも
確実に出力することができるタイヤ空気圧情報送信装置
を得ることが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係るタイヤ空気圧情報送信装置は、ホイールのリムに絶
縁体を介してタイヤ外部へ向けて突出した状態で取付け
られた空気注入用のバルブシステムと、このバルブシス
テムに一体的に設けられ、当該バルブシステムをアンテ
ナとして使用することによりタイヤ空気圧情報を電波と
して送信する送信機本体と、この送信機本体とホイール
のリムとの隙間に介在されると共に当該送信機本体と電
気的に接続され、バルブシステムがホイールのリムに取
付けられることによりホイールのリムに接触される突起
を有するアース金具と、絶縁材料からなると共にアース
金具における隙間に存在する部分の表面を覆い、バルブ
システムのホイールのリムへの取付時にアース金具の突
起によって当該突起の先端部を覆う部分が破断される被
覆層と、を備えていることを特徴としている。
【0006】請求項1記載の本発明によれば、ホイール
のリムには空気注入用のバルブシステムが絶縁体を介し
てタイヤ外部へ向けて突出した状態で取付けられてお
り、更にバルブシステムには送信機本体が一体的に設け
られている。そして、バルブシステムをアンテナとして
使用することにより、送信機本体からタイヤ空気圧情報
が電波として送信される。
【0007】ここで、本発明では、送信機本体とホイー
ルのリムとの隙間に送信機本体と電気的に接続されたア
ース金具を介在させ、バルブシステムがホイールのリム
に取付けられることにより、アース金具の突起をホイー
ルのリムに接触させることとしたので、ホイールそのも
のがアンテナ(即ち、バルブシステム)のグランドとし
て作用する。このため、アンテナから放射された電気力
線は確実にホイールに到達される。つまり、タイヤ側の
影響を受けることなく、タイヤ空気圧情報に関する電波
を出力させることができる。
【0008】さらに、本発明では、アース金具における
隙間に存在する部分の表面を絶縁材料からなる被覆層に
よって覆い、バルブシステムのホイールのリムへの取付
時にアース金具の突起によって当該突起の先端部を覆う
部分が破断されるようにしたので、アース金具の表面が
錆びるのを防止することができ、ひいてはアース金具の
突起とホイールのリムとの電気的な接触状態を良好に維
持することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を用いて、本発
明が適用されたタイヤ空気圧モニタシステム10につい
て説明する。
【0010】図6及び図7には、本実施形態に係るタイ
ヤ空気圧モニタシステム10のシステム構成図が示され
ている。これらの図に示されるように、タイヤ空気圧モ
ニタシステム10は、前輪12及び後輪14の各々に配
設されてタイヤ16の空気圧や内部温度等に関する情報
(以下、これらの情報を総称して「タイヤ空気圧情報」
と称す)を電波として出力するタイヤ空気圧情報送信装
置18と、車両20の所定部位に設置されて各タイヤ空
気圧情報送信装置18から発信された電波を受信するタ
イヤ空気圧情報受信装置(レシーバ)22と、メータ等
に設置されてタイヤ空気圧情報受信装置22で受信され
た電波に基づいてタイヤ空気圧情報をドライバに知らせ
るべく表示するモニタ24と、によって構成されてい
る。
【0011】図1には、上述したタイヤ空気圧情報送信
装置18の縦断面構造が示されている。この図に示され
るように、タイヤ空気圧情報送信装置18は、ホイール
26のリム26Aに配設されたバルブシステム28と、
このバルブシステム28に一体的に設けられた送信機本
体30とを主要部として構成されている。
【0012】まず、バルブシステム28の構成について
説明する。図1及び図2に示されるように、前輪12及
び後輪14といった車輪は、ホイール26と当該ホイー
ル26のリム26Aの外周部に装着されたタイヤ16と
によって構成されている。ホイール26はスチールやア
ルミ合金等の金属材料によって構成されており、タイヤ
16はカーカス32,ビード34,ベルト36,トレッ
ド38といったスチール等の金属材料やゴム材料の複合
体として構成されている。なお、このタイヤ16におい
ては、スチール等の金属材料によって構成された補強用
のベルト36がサイドウォール39中にも配設されてい
る。
【0013】ホイール26のリム26Aの外周部の所定
位置には所定径寸法の挿通孔40が形成されており、当
該挿通孔40内へゴムや樹脂等によって構成された「絶
縁体」としての一対のグロメット42が装着されてい
る。グロメット42は、挿通孔40よりも大径とされた
フランジ部42Aと、このフランジ部42Aの軸芯部か
ら軸方向に延出された円筒状の延出部42Bとによって
構成されている。なお、グロメット42の延出部42B
の延出長さは、リム26Aの板厚の1/2に設定されて
いる。
【0014】このグロメット42を介して空気注入用の
バルブシステム28がホイール26のリム26Aに取り
付けられている。具体的に説明すると、一対のグロメッ
ト42の延出部42B内へは、バルブ本体44がタイヤ
内側から挿入されている。バルブ本体44は、段付きの
略円板形状に形成されてグロメット42のフランジ部4
2Aに当接される鍔部44Aと、この鍔部44Aの軸芯
部から立設されてグロメット42の延出部42B内へ挿
入される略円筒形状の軸部44Bとによって構成されて
いる。軸部44Bの軸芯部には、タイヤバルブコア46
が螺合状態で配設されている。また、軸部44Bの先端
側の外周面には雄ねじが形成されており、当該雄ねじへ
ナット48が螺合されることにより、バルブ本体44が
グロメット42を介してリム26Aに固定されている。
【0015】上記の如くしてバルブシステム28がホイ
ール26のリム26Aにグロメット42を介して取付け
られた状態では、バルブ本体44の軸部44Bがタイヤ
外部へ向けて突出されている(図2参照)。
【0016】次に、送信機本体30の構成について説明
する。図1に示されるように、送信機本体30は、樹脂
等の絶縁材料によって構成された略箱体形状のケース5
0と、同じく樹脂等の絶縁材料によって構成されてケー
ス50の開放端部を閉止する平板状の蓋52とによって
その外郭が構成されている。ケース50の底部50Aは
バルブ本体44の鍔部44Aにインサート成形されてお
り、これにより送信機本体30がバルブシステム28に
一体的に設けられている。
【0017】ケース50及び蓋52によって構成された
内部空間には、回路基板54が収容されている。回路基
板54には、センサ56、無線発振器58、制御部(マ
イコン)60、及び電池62等が組み込まれている。
【0018】センサ56は電池62及び制御部60と接
続されており、タイヤ空気圧や内部温度を検出してその
検出結果を電気信号に変換して制御部60に出力するよ
うになっている。なお、センサ56の種類は検出項目に
応じて適宜選択され、ここでは圧力センサ、温度センサ
等が使用される。また、制御部60は電池62及び無線
発振器58と接続されており、センサ56の検出結果に
基づいて現時点でのタイヤ空気圧情報を無線発振器58
に出力するようになっている。さらに、無線発振器58
は、制御部60及びバルブ本体44の鍔部44Aから延
出された給電線64と接続されており、制御部60から
出力されてきた電気信号に基づいて現時点でのタイヤ空
気圧情報をバルブ本体44をアンテナとして送信するよ
うになっている。
【0019】上述した送信機本体30のケース50の底
部50Aとホイール26のリム26Aとの隙間66に
は、アース金具68が介在されており、以下に詳述す
る。図1並びに図3〜図5に示されるように、アース金
具68は、矩形枠状に形成された金具本体70と、この
金具本体70の任意の角部から一体に延出された金具脚
部72と、金具本体70の四隅表面からそれぞれ突出さ
れた円錐形状の突起74とによって構成されている。さ
らに、アース金具68における金具本体70及び四つの
突起74は、「被覆層」としてのゴムコーティング層7
6によって被覆されている。
【0020】また、アース金具68の金具脚部72は、
ケース50の底部50Aを貫通して回路基板54の電池
62側に接続されている。さらに、アース金具68がケ
ース50の底部50Aとホイール26のリム26Aとの
間に装着された状態では、アース金具68の四つの突起
74がゴムコーティング層76を破ってリム26Aの外
周面(タイヤ装着側)に当接(刺突)されている(図5
参照)。
【0021】次に、本実施形態に係るタイヤ空気圧情報
送信装置18の組付手順について説明し、当該説明を通
して本実施形態の作用並びに効果を説明する。
【0022】バルブシステム28のバルブ本体44の鍔
部44Aと送信機本体30のケース50は、インサート
成形により予め一体化されている。このケース50内に
回路基板54を装着させると共にアース金具68をケー
ス50の底部50A側に配置して金具脚部72をケース
50内へ挿入する。その後、給電線64と無線発振器5
8並びに金具脚部72と電池62側とをそれぞれ接続し
た後、蓋52を閉める。これにより、タイヤ空気圧情報
送信装置18がサブアッセンブリ化される。この状態で
は、アース金具68の金具本体70及び四つの突起74
は、ゴムコーティング層76によって被覆された状態に
ある。
【0023】次いで、ホイール26のリム26Aの挿通
孔40内へ一対のグロメット42が嵌着され、これらの
グロメット42の延出部42B内へバルブ本体44の軸
部44Bがタイヤ内側から挿入される。次いで、グロメ
ット42を貫通した軸部44Bの先端部にナット48が
螺合される。このナット48の締付けが進むにつれて、
ケース50の底部50Aとホイール26のリム26Aと
の隙間66に介在されたアース金具68の四つの突起7
4の先端部がホイール26のリム26Aに徐々に接触
し、食い込んでいく。この際に突起74を覆っているゴ
ムコーティング層76が破断され、突起74の先端部が
直接的にリム26Aに接触(刺突)された状態となる。
【0024】上記の如くしてタイヤ空気圧情報送信装置
18の組付作業が終了した状態では、アース金具68と
ホイール26とが接続され、タイヤ外部にアンテナ系が
構成される。
【0025】車両走行時におけるタイヤ16の空気圧及
び内部温度等のタイヤ空気圧情報は、センサ56によっ
て検出される。センサ56によって検出されたタイヤ空
気圧情報は電気信号に変換されて制御部60へ常時出力
される。制御部60ではセンサ56から出力されてきた
電気信号を処理して、現時点でのタイヤ空気圧情報を無
線発振器58に出力する。制御部60から無線発振器5
8にタイヤ空気圧情報が出力されてくると、バルブ本体
44の軸部44Bをアンテナとして使用することによ
り、現時点でのタイヤ空気圧情報が電波として送信され
る。送信されたタイヤ空気圧情報に関する電波は車両に
装備されたタイヤ空気圧情報受信装置(レシーバ)22
によって受信され、ドライバに知らせるべくモニタ24
に表示される。
【0026】ここで、本実施形態では、送信機本体30
とホイール26のリム26Aとの隙間66に、送信機本
体30の回路基板54の電池62側と電気的に接続され
たアース金具68を介在させ、バルブシステム28のホ
イール26のリム26Aへの組付作業が行われることに
より、アース金具68の突起74をホイール26のリム
26Aに接触させることとしたので、ホイール26その
ものがアンテナ(即ち、バルブシステム28)のグラン
ドとして作用する。このため、バルブシステム28のバ
ルブ本体44の軸部44Bから放射された電気力線P
(図2参照)は確実にホイール26に到達される。つま
り、タイヤ16側の影響を受けることなく、タイヤ空気
圧情報に関する電波を出力させることができる。その結
果、本実施形態によれば、タイヤ空気圧情報に関する電
波を効率良く出力することができる。
【0027】さらに、本実施形態では、アース金具68
における隙間66に存在する部分の表面を絶縁材料であ
るゴムコーティング層76によって覆い、バルブシステ
ム28のホイール26のリム26Aへの取付時にアース
金具68の突起74によって当該突起74の先端部を覆
う部分が破断されるようにしたので、アース金具68の
表面が錆びるのを防止することができ、ひいてはアース
金具68の突起74とホイール26のリム26Aとの電
気的な接触状態を良好に維持することができる。より詳
細に説明すると、バルブシステム28のバルブ本体44
は降雨時や洗車時等に浸入した水が触れる部分でもある
ため、アース金具68も水に触れる可能性が多分にあ
る。さらに、アース金具68はタイヤ16から出た硫黄
分に晒される。このような環境下にアース金具68は置
かれるため、何らの表面処理もなされない場合には、非
常に錆びやすく、ホイール26との電気的接触を保てな
くなる可能性もある。しかし、本実施形態のようにゴム
コーティング層76でアース金具68を被覆しておけ
ば、錆びの発生を確実に防ぐことができる。その結果、
本実施形態によれば、タイヤ空気圧情報に関する電波を
確実に出力することができる。
【0028】加えて、本実施形態におけるアース金具6
8の金具本体70は矩形枠状に構成されており、当該金
具本体70の四隅に突起74をそれぞれ設けているた
め、組付状態の安定化を図ることができる。
【0029】また、本実施形態では、バルブ本体44の
取付用の絶縁体としてグロメット42を使用したので、
グロメット42のフランジ部42Aの厚さを管理するこ
とで、隙間66の寸法管理を行うことができる。このた
め、バルブシステム18の組付時に突起74の先端部に
よってコーティング層76が破断されるという条件管理
を容易に行うことができる。
【0030】なお、本実施形態では電波出力端子に相当
する給電線64をバルブ本体44の鍔部44A側に一体
に形成して無線発振器58に接続する構成を採ったが、
これに限らず、給電線64を予め無線発振器58側に接
続しておいてバルブ本体44の鍔部44A側に後付けす
るようにしてもよい。
【0031】また、本実施形態では、アース金具68の
任意の角部にGND端子に相当する金具脚部72を一体
に形成する構成を採ったが、これに限らず、例えば螺子
構造等を採用することによりアース金具68の金具本体
70と回路基板54の電池62側とを後付けによって接
続するようにしてもよい。
【0032】さらに、本実施形態では、アース金具68
を矩形枠状の金具本体70と当該金具本体70の四隅に
設けられた突起74と任意の角部から延出された金具脚
部72とで構成したが、アース金具の形状は任意に設計
変更される性質のものであるため、形状等はこれに限ら
ず、種々の形状を採用可能である。例えば、組付状態の
安定性を別部材(スペーサ等)で確保すれば、矩形枠状
の金具本体70に替えてバー状の金具本体を使用するこ
とも可能である。
【0033】また、本実施形態では、ゴムコーティング
層76によって金具本体70及び四つの突起74を被覆
したが、これに限らず、絶縁性及び防錆性を有する材料
でかつバルブシステム28の組付時に突起74によって
破断可能な材料であればすべて適用可能である。その意
味では、「被覆層」の範疇には、ゴムコーティング層7
6のみならず、樹脂コーティング層や塗膜層なども含ま
れる。
【0034】さらに、本実施形態では、「絶縁体」とし
てグロメット42を使用したが、これに限らず、Oリン
グ等を使用することも可能である。
【0035】また、本実施形態では、タイヤ空気圧等を
センサ56によって常時検出するようにしたが、これに
限らず、タイヤ空気圧等が一定の基準値を下回った(或
るいは上回った)場合には検出信号を制御部60へ出力
するセンサを使用してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の本発
明に係るタイヤ空気圧情報送信装置は、ホイールのリム
に絶縁体を介して取付けられたバルブシステムに送信機
本体を一体的に設け、当該バルブシステムをアンテナと
して使用することによりタイヤ空気圧情報を電波として
送信する構成において、送信機本体とホイールのリムと
の隙間にアース金具を介在させ、バルブシステムがホイ
ールのリムに取付けられることによりホイールのリムに
当該アース金具の突起を接触させるようにしたので、ホ
イールそのものがアンテナであるバルブシステムのグラ
ンドとして作用し、その結果、タイヤ空気圧情報に関す
る電波を効率良く出力することができるという優れた効
果を有する。
【0037】さらに、請求項1記載の本発明に係るタイ
ヤ空気圧情報送信装置は、ホイールのリムに絶縁体を介
して取付けられたバルブシステムに送信機本体を一体的
に設け、当該バルブシステムをアンテナとして使用する
ことによりタイヤ空気圧情報を電波として送信する構成
において、アース金具の表面を被覆層で覆い、バルブシ
ステムのホイールのリムへの取付時にアース金具の突起
によって当該被覆層を破断させるようにしたので、アー
ス金具の表面が錆びるのを防止することができ、その結
果、タイヤ空気圧情報に関する電波を確実に出力するこ
とができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るタイヤ空気圧モニタシステム
の主要部を成すタイヤ空気圧情報送信装置の縦断面図で
ある。
【図2】図1に示されるタイヤ空気圧情報送信装置を用
いた場合の作用を説明するための説明図である。
【図3】図1に示されるゴムコーティングされたアース
金具の斜視図である。
【図4】図3に示されるアース金具の縦断面図である。
【図5】組付時にアース金具の突起によってゴムコーテ
ィング層が破断されて当該突起がホイールのリムに接触
した状態を拡大して示す要部拡大断面図である。
【図6】本実施形態に係るタイヤ空気圧モニタシステム
のシステム構成図である。
【図7】図6同様に、本実施形態に係るタイヤ空気圧モ
ニタシステムのシステム構成図である。
【符号の説明】
16 タイヤ 18 タイヤ空気圧情報送信装置 26 ホイール 26A リム 28 バルブシステム 30 送信機本体 42 グロメット(絶縁体) 66 隙間 68 アース金具 74 突起 76 コーティング層(被覆層)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 道哉 岐阜県大垣市久徳町100番地 太平洋工 業株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−180117(JP,A) 特開 平10−318868(JP,A) 実開 平6−63405(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60C 23/00 - 23/06 B60C 29/00 - 29/04 G01L 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイールのリムに絶縁体を介してタイヤ
    外部へ向けて突出した状態で取付けられた空気注入用の
    バルブシステムと、 このバルブシステムに一体的に設けられ、当該バルブシ
    ステムをアンテナとして使用することによりタイヤ空気
    圧情報を電波として送信する送信機本体と、 この送信機本体とホイールのリムとの隙間に介在される
    と共に当該送信機本体と電気的に接続され、バルブシス
    テムがホイールのリムに取付けられることによりホイー
    ルのリムに接触される突起を有するアース金具と、 絶縁材料からなると共にアース金具における隙間に存在
    する部分の表面を覆い、バルブシステムのホイールのリ
    ムへの取付時にアース金具の突起によって当該突起の先
    端部を覆う部分が破断される被覆層と、 を備えていることを特徴とするタイヤ空気圧情報送信装
    置。
JP11009013A 1999-01-18 1999-01-18 タイヤ空気圧情報送信装置 Expired - Fee Related JP3068818B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11009013A JP3068818B1 (ja) 1999-01-18 1999-01-18 タイヤ空気圧情報送信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11009013A JP3068818B1 (ja) 1999-01-18 1999-01-18 タイヤ空気圧情報送信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3068818B1 true JP3068818B1 (ja) 2000-07-24
JP2000203222A JP2000203222A (ja) 2000-07-25

Family

ID=11708782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11009013A Expired - Fee Related JP3068818B1 (ja) 1999-01-18 1999-01-18 タイヤ空気圧情報送信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3068818B1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000203222A (ja) 2000-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6340929B1 (en) Transmitter and external controller of tire inflation pressure monitor
JP3335846B2 (ja) タイヤ空気圧警報装置
US5500637A (en) Abnormal condition signal transmitting device for a rotating body
EP1419907B1 (en) Tire condition monitoring apparatus
US5289160A (en) Tire pressure monitoring system
US20070144248A1 (en) Tire information communication system
JP2003175711A (ja) タイヤ状態監視装置
KR20180063760A (ko) 타이어 센서 및 그 제조방법
JP2003312221A (ja) タイヤ状態監視装置用送信機の取付構造
EP1757465B1 (en) Tire condition detecting device
JP2004189034A (ja) タイヤ状態監視装置のトランスポンダ
JP3068818B1 (ja) タイヤ空気圧情報送信装置
KR100460693B1 (ko) 타이어 상태 감시 장치
JP3354857B2 (ja) タイヤ空気圧警報装置
JP3392355B2 (ja) タイヤ空気圧警報装置用送信機のケーシング構造
JP3304862B2 (ja) タイヤ空気圧警報装置
GB2389188A (en) Tyre sensor interrogation
JP2003165315A (ja) タイヤ内圧警報装置
US11142028B2 (en) Electronic unit for measuring operating parameters of a vehicle wheel
US6246315B1 (en) Vehicle alarm
JP3354887B2 (ja) タイヤ空気圧警報装置の送信機
JP3354852B2 (ja) タイヤ空気圧警報装置
JP2005241438A (ja) タイヤ状態検出装置、タイヤ状態監視システムおよびタイヤ状態検出装置のタイヤホイールへの取り付け方法。
JPH11342712A (ja) タイヤ空気圧警報装置の送信機取付け構造
JPH0948220A (ja) タイヤ圧力モニタシステム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080519

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090519

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees