JP3976271B2 - タイヤ空気圧監視装置 - Google Patents

タイヤ空気圧監視装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3976271B2
JP3976271B2 JP2004018541A JP2004018541A JP3976271B2 JP 3976271 B2 JP3976271 B2 JP 3976271B2 JP 2004018541 A JP2004018541 A JP 2004018541A JP 2004018541 A JP2004018541 A JP 2004018541A JP 3976271 B2 JP3976271 B2 JP 3976271B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air pressure
tire
mirror
door
sensor unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004018541A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005212514A (ja
Inventor
圭勇 金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2004018541A priority Critical patent/JP3976271B2/ja
Publication of JP2005212514A publication Critical patent/JP2005212514A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3976271B2 publication Critical patent/JP3976271B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C23/00Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
    • B60C23/02Signalling devices actuated by tyre pressure
    • B60C23/04Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre
    • B60C23/0408Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre transmitting the signals by non-mechanical means from the wheel or tyre to a vehicle body mounted receiver
    • B60C23/0422Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre transmitting the signals by non-mechanical means from the wheel or tyre to a vehicle body mounted receiver characterised by the type of signal transmission means
    • B60C23/0433Radio signals
    • B60C23/0435Vehicle body mounted circuits, e.g. transceiver or antenna fixed to central console, door, roof, mirror or fender
    • B60C23/0444Antenna structures, control or arrangements thereof, e.g. for directional antennas, diversity antenna, antenna multiplexing or antennas integrated in fenders
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C23/00Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
    • B60C23/02Signalling devices actuated by tyre pressure
    • B60C23/04Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre
    • B60C23/0401Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre characterised by the type of alarm
    • B60C23/0406Alarms noticeable from outside the vehicle, e.g. indication in side mirror, front light or audible alarms

Description

本発明は、空気圧センサユニットと車体側アンテナとの間での通信信頼性の向上等を図ったタイヤ空気圧監視装置に関する。
自動車の操縦安定性は、懸架装置や操舵装置の構造や状態等の他に、路面との接点であるタイヤの空気圧(タイヤ空気圧)に大きく依存する。例えば、タイヤ空気圧が低下したタイヤでは、剛性の低下や接地面積、接地長の増大が避けられないため、操舵に対する追従性が著しく低下する。また、タイヤ空気圧の低下は、高速走行時におけるタイヤ温度の上昇やスタンディングウェーブの原因となる他、走行燃費が悪化する要因ともなるため、走行の快適性や経済性の面からも厳に防止する必要がある。通常、自動車の運転者や運行管理者は、ガソリンスタンド等のエアチャージャ(エアゲージ)により、タイヤ空気圧を確認・管理することが多い。
ところで、タイヤ空気圧の低下は、タイヤが走行中に釘やガラス片等を踏んでトレッドに孔が空いた場合等にも生じるが、近年のチューブレスタイヤでは、タイヤのビードとホイールのリムとの間から空気が徐々に漏洩するスローリークの割合が多い。スローリークにおいては、操縦安定性の悪化等が極めて緩慢に進行するため、運転者が走行中にタイヤ空気圧の低下に気付くことが難しい。そこで、走行中にタイヤ空気圧の低下を監視すべく、圧力センサや温度センサ、送受信回路、センサ側アンテナ、バッテリ等からなる空気圧センサユニットを各ホイールに取り付け、各空気圧センサユニットから送信された圧力検出信号や温度検出信号を車体側アンテナで受信し、これら圧力検出信号や温度検出信号に基いてタイヤ空気圧の低下判定や警告を行うタイヤ空気圧監視装置(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
タイヤ空気圧監視装置では、各空気圧センサユニットからの検出信号を至近距離で受信すべく、各ホイールハウス内に車体側アンテナを設置したものが多い。ところが、この場合には空気圧センサユニットが金属製のホイールに装着されているため、ホイールが遮蔽体となって検出信号(電波)の良好な受信が行えないことや、ホイールの回転に伴って受信感度が変動することが避けられなかった。一方、装置コストを抑えるべく、車体下面の中央に一つの車体側アンテナを設置し、各ホイールの空気圧センサユニットからの検出信号をこの車体側アンテナによって受信するものも存在するが、車体側アンテナの受信感度が低くなる等の問題があった。
そこで、圧力検出器(空気圧センサユニット)からの検出信号の受信を高感度かつ安定して行うべく、車体の左右側面に突出したドアミラー本体に受信アンテナを内装したタイヤ空気圧警報装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。一般に、空気圧センサユニットは、ホイールのリムから突出したタイヤバルブをセンサ側アンテナとしているため、特許文献2に記載された装置では車体側面から突出したドアミラー本体内の受信アンテナとの間で良好な送受信が実現される。
特開2003−291615号公報(段落0011〜0014、第1図) 特開平11−254925号公報(段落0008,0010、第2図)
特許文献2に記載された装置では、受信アンテナがドアミラー本体に内装されていることに起因し、以下に述べる問題が指摘されていた。すなわち、ドアミラー本体は、車体側面から突出しているために他の車両や道路上の障害物(電柱や信号柱等)と接触することが多く、その際に受信アンテナがドアミラー本体とともに破損する虞があった。この場合、空気圧センサユニットからの検出信号の受信が全く行えなくなり、タイヤ空気圧監視装置の機能が失陥してしまう。また、ドアミラー装置はフロントピラーの基部等に設置されているため、前輪側のホイールと後輪側のホイールとでは受信アンテナまでの距離が均等でなくなり、後輪側の空気圧センサユニットからの検出信号の受信感度が低くなる虞があった。更に、ドアミラー本体は車体側面から張り出しているため、車両が悪路走行した際等に振動しやすく、受信アンテナの耐久性が低下する虞もあった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、空気圧センサユニットと車体側アンテナとの間での通信信頼性の向上等を図ったタイヤ空気圧監視装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明に係るタイヤ空気圧監視装置は、車両の車体に設けられ、当該車両の車輪に装着された空気圧センサユニットから送信されてくる電波信号を受信する受信手段と、前記車体に設けられ、前記受信手段が受信した電波信号に基づき、前記車輪に装着されたタイヤの空気圧を監視する監視手段と、サイドミラー装置に設けられ、タイヤ空気圧の表示に供される空気圧表示手段と、前記受信手段の受信結果に基づいて当該空気圧表示手段へのタイヤ空気圧の表示を行わせる空気圧表示制御手段と、を備えたタイヤ空気圧監視装置であって、前記受信手段が前記車体のドアハンドル又はサイドミラー装置のミラーステーに備えられたアンテナを有し、前記サイドミラー装置に設けられ、当該サイドミラー装置のミラーボディを反転位置にすることにより作動するミラー側起動スイッチを更に備え、前記空気圧表示制御手段は、当該ミラー側起動スイッチの作動時に、前記空気圧表示手段へのタイヤ空気圧の表示を行わせることを特徴とする。
請求項1のタイヤ空気圧監視装置では、空気圧センサユニットにより検出されたタイヤ空気圧の検出結果は、電波信号としてドアハンドル又はサイドミラー装置のミラーステーに備えられたアンテナを介して受信手段に受信された後、車室内等に設置された監視手段に入力される。そして、整備作業者がミラーボディを外向きに倒すと、ミラー側起動スイッチがオン作動してドアミラー本体に各車輪のタイヤ空気圧が表示される。
請求項1に記載されたタイヤ空気圧監視装置によれば、ドアハンドルに備えられた車体側アンテナは、他の車両や障害物との接触等による破損の虞が殆どなく、かつ、高い通信感度でホイールに装着された空気圧センサユニットとの間で通信を行える。また、ミラーステーに備えられた車体側アンテナは、他の車両や障害物との接触等による破損の虞や走行振動に起因する耐久性の低下が殆どなく、かつ、高い通信感度でホイールに装着された空気圧センサユニットとの間で通信を行える。そして、タイヤ空気圧の表示に供される空気圧表示手段がサイドミラー装置に設けられているので、運転者等は、車両に乗車することなく、各ホイールのタイヤ空気圧を確認することができる。さらに、サイドミラー装置のミラーボディを反転位置にすることにより作動するミラー側起動スイッチを備えることにより、運転者等が簡単な操作でタイヤ空気圧を確認できる。
以下、本発明に係る車両のタイヤ空気圧監視装置の一実施形態を詳細に説明する。実施形態の車両のタイヤ空気圧監視装置は、4輪自動車の各ホイールに取り付けられた空気圧センサユニットからの検出信号をドアハンドルやミラーステーに内装されたアンテナで受信し、タイヤ空気圧の低下時に警告灯等による警告を行うとともに、運転者や整備作業者がドアハンドルやドアミラー本体を操作した場合にドアミラー本体にタイヤ空気圧を表示する構成を採っている。
≪実施形態≫
図1は実施形態に係る車両の装置構成を示す平面図であり、図2は空気圧センサの回路構成図であり、図3はドアミラー装置を示す斜視図であり、図4は後部ドア側のドアハンドル装置を示す斜視図であり、図5はタイヤ空気圧監視装置本体の構成を示すブロック図であり、図6および図7は実施形態の作用を説明するための概念図である。尚、実施形態の説明にあたっては、4本のホイールやそれらに対応して配置された部材、すなわち、タイヤ、空気圧センサユニット等については、それぞれ数字の符号に前後左右を示す添字を付して、例えば、ホイール2fl(左前)、ホイール2fr(右前)、ホイール2rl(左後)、ホイール2rr(右後)と記すとともに、総称する場合には、例えば、ホイール2と記す。一方、車両の左右にそれぞれ設置されたドアミラー装置等ついては、数字の符号に左右を示す添字を付して、例えば、ドアミラー装置4L(左)、ドアミラー装置4R(右)と記すとともに、総称する場合には、例えば、ドアミラー装置4と記す。
<車両の装置構成>
まず、図1を参照して、本実施形態に係る車両(4ドア乗用車)の装置構成について説明する。図1に示すように、車両(本実施形態では乗用車)1はタイヤ21が装着された4本のホイール2を備えており、各ホイール2にタイヤ空気圧およびタイヤ内温度を測定するタイヤ空気圧監視システムの空気圧センサユニット3が装着されている。また、運転席側のドアミラー装置(サイドミラー装置)4Rには、タイヤ空気圧監視システムのドアミラー側アンテナ(受信手段)51Rおよびディスプレイ(空気圧表示手段)52R、ドアミラー側起動スイッチ53Rが内装され、助手席側のドアミラー装置4Lには、ドアミラー側アンテナ51Lおよびディスプレイ52L、ドアミラー側起動スイッチ53Lが内装されている。
一方、運転席側ドアのドアハンドル装置6frにはタイヤ空気圧監視システムのドアハンドル側起動スイッチ54Rが内装される一方、助手席側ドアのドアハンドル装置6flにはタイヤ空気圧監視システムのドアハンドル側起動スイッチ54Lが内装され、ドアハンドル装置6fr,6flの引き開け操作が行われると、ドアハンドル側起動スイッチ54R,Lから後記の監視装置本体に起動信号が出力される。また、左後部ドアのドアハンドル装置6rlには、タイヤ空気圧監視システムのドアハンドル側アンテナ(受信手段)55Lが内装され、右後部ドアのドアハンドル装置6rrには、ドアハンドル側アンテナ55Rが内装されている。そして、車室内には、車載ECU(Electronic Control Unit)7の他、警告機器8(警告灯81および警告ブザー82)が搭載されている。
車載ECU7は、マイクロコンピュータやROM、RAM、周辺回路、入出力インタフェース、各種ドライバ等から構成されており、通信回線(本実施形態では、CAN(Controller Area Network))を介して、タイヤ空気圧監視装置のドアミラー側アンテナ51およびディスプレイ52、ドアミラー側起動スイッチ53、ドアハンドル側起動スイッチ54、ドアハンドル側アンテナ55、警告機器8と接続されている。本実施形態の場合、警告機器8の警告灯81は、前後左右に計4個のランプを有しており、タイヤ空気圧の低下したホイール2の位置を示すことができる。
図2に示すように、空気圧センサユニット3は、CPU(Central Processing Unit)31と、タイヤ空気圧に応じた出力を生成する圧力センサ32と、タイヤ内温度に応じた出力を生成する温度センサ33とを備えている。圧力センサ32および温度センサ33の出力は、A/D(Analog/Digital)変換回路(図示せず)を介してデジタル値に変換され、CPU31に入力される。
空気圧センサユニット3には電源(リチウム電池等)34が内装されており、この電源34がCPU31等の作動源として機能する。また、空気圧センサユニット3は送受信機能を有するセンサ側アンテナ35を備えており、このセンサ側アンテナ35を介して、ドアミラー側アンテナ51あるいはドアハンドル側アンテナ55から送信された起動信号を受信する一方、圧力センサ32および温度センサ33の検出結果(圧力情報および温度情報)をドアミラー側アンテナ51あるいはドアハンドル側アンテナ55に送信する。尚、空気圧センサユニット3flは左側のドアミラー側アンテナ51Lとの間で通信を行い、空気圧センサユニット3frは右側のドアミラー側アンテナ51Rとの間で通信を行い、空気圧センサユニット3rlは左側のドアハンドル側アンテナ55Lとの間で通信を行い、空気圧センサユニット3rrは右側のドアハンドル側アンテナ55Rとの間で通信を行う。
空気圧センサユニット3のセンサ側アンテナ35からは、例えば、315MHzのPCM(Pulse Code Modulation)デジタル電波信号が送信される。また、図示は省略するが、電源34とCPU31との間の電源回路には電圧センサが設けられ、電源34の出力電圧に応じた信号を出力する。電圧センサの出力もA/D変換され、CPU31に入力される。
図3に示すように、ドアミラー装置4は、図示しないフロントピラーの基部等に固着される樹脂製のミラーステー41と、ミラーステー41に回転軸42を介して前後方向に揺動自在に支持された樹脂製のミラーボディ43と、ミラーボディ43内に保持されたミラー本体44とからなっている。ミラーボディ43は、図示しない電動格納機構により後視位置(ミラー本体44が後方に向く位置)と格納位置(ミラー本体44が車体に面する位置)との間で駆動される一方、図示しないクラッチの作用により格納位置と反転位置(ミラー本体44が側方に向く位置)との間で手動操作により起倒可能となっている。また、ミラー本体44は、図示しないミラー駆動機構により運転者の体格等に対応すべく調整可能となっている。
本実施形態の場合、ドアミラー側アンテナ51は、ループ状を呈しており、ミラーステー41の下部に内装(モールド)されている。ドアミラー側アンテナ51の実効長は、受信感度を良好にするために、センサ側アンテナ35から発信される電波の波長に対応した値(例えば、電波の波長の1/4にまたは1/2)に設定されている。尚、ドアミラー側アンテナ51は、ループ状に限らずU字状やS字状、W字状等を呈していてもよいし、導電性のコーティング材で覆ってミラーステー41の下面に貼着させるようにしてもよいし、実効長を確保すべくローディングコイルを付設するようにしてもよい。
また、ディスプレイ52は、ミラー本体44に一体化されたカラー液晶パネルであり、各ホイール2のタイヤ空気圧を図形(自動車の平面図)中のタイヤの点滅とタイヤ空気圧(KPa)の数値(緑色)とで表示するとともに、タイヤ空気圧が所定値(例えば、140KPa)以下となった場合には数値を赤色で表示する。
また、ドアミラー側起動スイッチ53は、運転席側のドアミラー装置4Rのミラーステー41に設けられており、ミラーボディ43が反転位置となったときに後記の監視装置本体に起動信号を出力する。尚、ドアミラー側起動スイッチ53は、前記の電動格納機構のポジションスイッチを兼ねている。
図4に示したように、ドアハンドル装置6は、ドア構造材(図示せず)にヒンジピン61を介して前端が揺動自在に支持された樹脂製のハンドル本体62や、ハンドル本体62を閉鎖方向に付勢するねじりコイルバネ(図示せず)、ハンドル本体62の操作によりドアキャッチ(図示せず)をリリースするドアロック機構(図示せず)等から構成されている。
ドアハンドル側アンテナ55は、バー状を呈しており、ハンドル本体62に内装(モールド)されている。ドアハンドル側アンテナ55の実効長は、受信感度を良好にするために、センサ側アンテナ35から発信される電波の波長に対応した値(例えば、電波の波長の1/4にまたは1/2)に設定されている。尚、ドアミラー側アンテナ51は、ループ状に限らず波状等を呈していてもよいし、導電性のコーティング材で覆ってハンドル本体62の下面に貼着させるようにしてもよいし、実効長を確保すべくローディングコイルを付設するようにしてもよい。
<タイヤ空気圧監視装置本体の構成>
次に、図5を参照して、車載ECU7に内装されたタイヤ空気圧監視装置本体(以下、監視装置本体と略称する)の構成について説明する。
監視装置本体9は、入力インタフェース91を備えており、この入力インタフェース91にドアミラー側アンテナ51やドアハンドル側アンテナ55の他、ドアミラー側起動スイッチ53およびドアハンドル側起動スイッチ54が接続している。また、監視装置本体9は、入力インタフェース91から入力された検出結果に基づき空気圧判定を行う空気圧判定部92と、空気圧判定部92の判定結果に基づき出力指令信号を生成する出力指令信号生成部93と、警告機器8やディスプレイ52等が接続する出力インタフェース94とから構成されている。
≪実施形態の作用≫
以下、図1〜図7を適宜参照して、本実施形態の作用を説明する。
<始業点検時>
運転者は、自動車で走行を開始するにあたり、始業点検を行うことが求められている。始業点検の項目としては、操舵装置や制動装置、懸架装置等の重要保安部品の目視および操作(がた付き)点検の他、灯火類の断線やタイヤ空気圧の点検等が挙げられる。
図6に示す運転者101は、車両1に乗り込む前に、運転席側(あるいは、助手席側)のドアハンドル装置がロックされた状態のまま、ハンドル本体62fr(あるいは、ハンドル本体62fl)を把持して手前に引く。すると、図5に示すように、ドアハンドル側起動スイッチ54からの信号Shが監視装置本体9の出力指令信号生成部93に入力され、出力指令信号生成部93では空気圧センサユニット3の起動信号Swが生成される。起動信号Swは、出力インタフェース94を経由して両ドアミラー側アンテナ51および両ドアハンドル側アンテナ55に入力され、両ドアミラー側アンテナ51および両ドアハンドル側アンテナ55から各ホイール2の空気圧センサユニット3に発信される。
起動信号Swが入力された各空気圧センサユニット3内では、圧力センサ32(図2参照)がタイヤ空気圧Pを検出する一方、温度センサ33(図2参照)がタイヤ内温度Tを検出し、これら検出結果が空気圧センサユニット3のIDとともにセンサ側アンテナ35(図2参照)から出力される。
すると、前記のように、空気圧センサユニット3flの検出結果(Pfl,Tfl)は左側のドアミラー側アンテナ51Lに受信され、空気圧センサユニット3frの検出結果(Pfr,Tfr)は右側のドアミラー側アンテナ51Rに受信され、空気圧センサユニット3rlの検出結果(Prl,Trl)は左側のドアハンドル側アンテナ55Lに受信され、空気圧センサユニット3rrの検出結果(Prr,Trr)は右側のドアハンドル側アンテナ55Rに受信される。この際、本実施形態では、ドアミラー側アンテナ51がミラーステー41に設けられ、ドアハンドル側アンテナ55がハンドル本体62に設けられているため、空気圧センサユニット3からの検出結果(電波)は、車両1の車体やホイール2に殆ど遮られることなく受信される。
各空気圧センサユニット3の検出結果は、ドアミラー側アンテナ51およびドアハンドル側アンテナ55に受信された後、入力インタフェース91を介して空気圧判定部92に入力する。空気圧判定部92内では、温度補正や空気圧低下判定閾値との比較が行われ、これらの演算結果が出力指令信号生成部93に出力される。
始業点検時(ドアハンドル側起動スイッチ54の作動時)において、出力指令信号生成部93は、各ホイール2に対応する空気圧表示信号を生成し、出力インタフェース94を介して運転席側のディスプレイ52Rに出力する。
これにより、図6に示したように、ディスプレイ52Rには各ホイール2のタイヤ空気圧がその位置(図形中のタイヤの点滅)とともに所定のインターバル(例えば、3秒間隔)で順次表示され、運転者101はディスプレイ52を見ることでこれを容易に確認できる。尚、前記のように、ディスプレイ52Rには、タイヤ空気圧が所定値(例えば、140KPa)以下となった場合には数値が赤色で表示されるため、運転者101は、タイヤ空気圧の低下を認識して適宜エアチャージ等を行う。尚、監視装置本体9は、ディスプレイ52Rへのタイヤ空気圧の表示を所定時間(例えば、24秒間)行った後、全ての処理を停止する。
<整備点検時>
整備作業者102は、車両1の整備時に各ホイール2のタイヤ空気圧を点検する場合、図7に示すように、例えば、運転席側のドアミラー装置4R(あるいは、助手席側のドアミラー装置4L)のミラーボディ43を反転位置(図3参照)にする。すると、図5に示したように、ドアミラー側起動スイッチ53R(あるいは、53L)からの信号Smr(あるいは、Sml)が監視装置本体9の出力指令信号生成部93に入力され、出力指令信号生成部93では空気圧センサユニット3の起動信号Swが生成される。起動信号Swは、出力インタフェース94を経由して両ドアミラー側アンテナ51および両ドアハンドル側アンテナ55に入力され、両ドアミラー側アンテナ51および両ドアハンドル側アンテナ55から各ホイール2の空気圧センサユニット3に発信される。
起動信号Swが入力された各空気圧センサユニット3内では、圧力センサ32(図2参照)がタイヤ空気圧Pを検出する一方、温度センサ33(図2参照)がタイヤ内温度Tを検出し、これら検出結果が空気圧センサユニット3のIDとともにセンサ側アンテナ35(図2参照)から出力される。
すると、前記のように、空気圧センサユニット3flの検出結果(Pfl,Tfl)は左側のドアミラー側アンテナ51Lに受信され、空気圧センサユニット3frの検出結果(Pfr,Tfr)は右側のドアミラー側アンテナ51Rに受信され、空気圧センサユニット3rlの検出結果(Prl,Trl)は左側のドアハンドル側アンテナ55Lに受信され、空気圧センサユニット3rrの検出結果(Prr,Trr)は右側のドアハンドル側アンテナ55Rに受信される。
各空気圧センサユニット3の検出結果は、ドアミラー側アンテナ51およびドアハンドル側アンテナ55に受信された後、入力インタフェース91を介して空気圧判定部92に入力する。空気圧判定部92内では、温度補正や空気圧低下判定閾値との比較が行われ、これらの演算結果が出力指令信号生成部93に出力される。
整備点検時(ドアミラー側起動スイッチ53の作動時)において、出力指令信号生成部93は、各ホイール2に対応する空気圧表示信号を生成し、出力インタフェース94を介して運転席側のディスプレイ52Rと助手席側のディスプレイ52Lとに出力する(図5参照)。
これにより、図7に示したように、運転席側のディスプレイ52Rには右側の前後ホイール2のタイヤ空気圧がその位置(図形中のタイヤの点滅)とともに所定のインターバル(例えば、3秒間隔)で繰り返し表示され、助手席側のディスプレイ52Lには左側の前後ホイール2のタイヤ空気圧がその位置とともに所定のインターバルで繰り返し表示される。整備作業者102はディスプレイ52R,52Lを見ることでタイヤ空気圧を容易に確認し、適宜エアチャージ等を行うことができる。尚、監視装置本体9は、ドアミラー側起動スイッチ53R,53LがともにOFF状態となるまで、ディスプレイ52へのタイヤ空気圧の表示を行う。
<走行時>
一方、運転者101が走行すべく、車両1に乗り込んで、図示しないイグニッションスイッチをON状態とすると、出力指令信号生成部93では空気圧センサユニット3の起動信号Swが生成される。起動信号Swは、出力インタフェース94を経由して両ドアミラー側アンテナ51および両ドアハンドル側アンテナ55に入力され、両ドアミラー側アンテナ51および両ドアハンドル側アンテナ55から各ホイール2の空気圧センサユニット3に発信される。
起動信号Swが入力された各空気圧センサユニット3内では、圧力センサ32(図2参照)がタイヤ空気圧Pを検出する一方、温度センサ33(図2参照)がタイヤ内温度Tを検出し、これら検出結果が空気圧センサユニット3のIDとともにセンサ側アンテナ35(図2参照)から出力される。
すると、前記のように、空気圧センサユニット3flの検出結果(Pfl,Tfl)は左側のドアミラー側アンテナ51Lに受信され、空気圧センサユニット3frの検出結果(Pfr,Tfr)は右側のドアミラー側アンテナ51Rに受信され、空気圧センサユニット3rlの検出結果(Prl,Trl)は左側のドアハンドル側アンテナ55Lに受信され、空気圧センサユニット3rrの検出結果(Prr,Trr)は右側のドアハンドル側アンテナ55Rに受信される。
各空気圧センサユニット3の検出結果は、ドアミラー側アンテナ51およびドアハンドル側アンテナ55に受信された後、入力インタフェース91を介して空気圧判定部92に入力する。空気圧判定部92内では、温度補正や空気圧低下判定閾値との比較が行われ、これらの演算結果が出力指令信号生成部93に出力される。
走行時において、出力指令信号生成部93は、タイヤ空気圧が空気圧低下判定閾値より低下していたホイール2が存在した場合には、当該ホイール2に対応する警告信号を生成し、出力インタフェース94を介して警告機器8に出力する。これにより、インストルメントパネル等に設けられた警告灯81の点灯および警告ブザー82の吹鳴が行われ、運転者101がタイヤ空気圧の低下を認識する。
本実施形態では、このように他の車両や障害物との接触等による破損の虞が殆どない位置にドアミラー側アンテナ51やドアハンドル側アンテナ55を設置しながら、高い通信感度でホイール2に装着された空気圧センサユニット3との間で通信を行えるようになった。また、ドアミラー装置4にタイヤ空気圧を表示するディスプレイ52を設けるようにしたため、タイヤ空気圧の点検作業を容易に行うことができるようになった。また、本実施形態では、空気圧センサユニット3からの電波をそれぞれに対応する車体側アンテナ(左右のドアミラー側アンテナ51あるいは左右のドアハンドル側アンテナ55)で受信するため、ホイール2の組換時や交換時において、空気圧センサユニット3のオートリロケーションを容易に行うことができる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこの実施形態に限られるものではなく、例えば、前記実施形態ではドアミラー装置のミラーステーとドアハンドル装置のハンドル本体との双方にアンテナを備えるようにしたが、ミラーステーのみあるいはハンドル本体のみに備えるようにしてもよいし、フェンダミラー装置のミラーステーに備えるようにしてもよい。また、前記実施形態ではドアハンドル本体やミラーボディを操作することにより、ディスプレイにタイヤ空気圧が表示されるようにしたが、車室内のスイッチやキーレスエントリのリモートコントローラを操作することで表示が行われるようにしてもよい。その他、車両や監視装置本体の具体的構成等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。
実施形態に係る車両の装置構成を示す平面図である。 空気圧センサの回路構成図である。 ドアミラー装置を示す斜視図である。 後部ドア側のドアハンドル装置を示す斜視図である。 タイヤ空気圧監視装置本体の構成を示すブロック図である。 実施形態の作用を説明するための概念図である。 実施形態の作用を説明するための概念図である。
符号の説明
1 車両
2 ホイール(車輪)
3 空気圧センサユニット
4 ドアミラー装置(サイドミラー装置)
6 ドアハンドル装置
7 車載ECU
9 タイヤ空気圧監視装置本体
21 タイヤ
41 ミラーステー
51 ドアミラー側アンテナ
52 ディスプレイ(空気圧表示手段)
53 ドアミラー側起動スイッチ
54 ドアハンドル側起動スイッチ
55 ドアハンドル側アンテナ

Claims (1)

  1. 車両の車体に設けられ、当該車両の車輪に装着された空気圧センサユニットから送信されてくる電波信号を受信する受信手段と、
    前記車体に設けられ、前記受信手段が受信した電波信号に基づき、前記車輪に装着されたタイヤの空気圧を監視する監視手段と
    サイドミラー装置に設けられ、タイヤ空気圧の表示に供される空気圧表示手段と、
    前記受信手段の受信結果に基づいて当該空気圧表示手段へのタイヤ空気圧の表示を行わせる空気圧表示制御手段と、
    を備えたタイヤ空気圧監視装置であって、
    前記受信手段が前記車体のドアハンドル又はサイドミラー装置のミラーステーに備えられたアンテナを有し、
    前記サイドミラー装置に設けられ、当該サイドミラー装置のミラーボディを反転位置にすることにより作動するミラー側起動スイッチを更に備え、
    前記空気圧表示制御手段は、当該ミラー側起動スイッチの作動時に、前記空気圧表示手段へのタイヤ空気圧の表示を行わせることを特徴とするタイヤ空気圧監視装置。
JP2004018541A 2004-01-27 2004-01-27 タイヤ空気圧監視装置 Expired - Fee Related JP3976271B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004018541A JP3976271B2 (ja) 2004-01-27 2004-01-27 タイヤ空気圧監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004018541A JP3976271B2 (ja) 2004-01-27 2004-01-27 タイヤ空気圧監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005212514A JP2005212514A (ja) 2005-08-11
JP3976271B2 true JP3976271B2 (ja) 2007-09-12

Family

ID=34903023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004018541A Expired - Fee Related JP3976271B2 (ja) 2004-01-27 2004-01-27 タイヤ空気圧監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3976271B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007145262A (ja) 2005-11-30 2007-06-14 Pacific Ind Co Ltd タイヤ状態監視システム
US7528705B2 (en) * 2006-07-14 2009-05-05 The Goodyear Tire & Rubber Company Tire pressure monitoring method
JP4877192B2 (ja) * 2007-10-23 2012-02-15 パナソニック株式会社 車載アンテナ装置
CN103568965A (zh) * 2013-10-30 2014-02-12 富卓汽车内饰(安徽)有限公司 一种具有胎压提醒的汽车内饰件
MX2021000652A (es) * 2018-07-19 2021-03-25 Nissan North America Inc Sistema de monitoreo de presion de llantas de vehiculo.
CN113602046A (zh) * 2021-08-27 2021-11-05 东风汽车有限公司东风日产乘用车公司 车辆胎压查看方法、电子设备、服务器及存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005212514A (ja) 2005-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7034672B2 (en) Tire sensor
US6774774B2 (en) Tire inflation assistance monitoring system
US6246317B1 (en) Target pressure learn strategy for vehicular tire pressure systems
US7173521B2 (en) Tire air pressure warning system and method for warning against tire air pressure
JP2004196077A (ja) タイヤ空気圧監視装置
US6983649B2 (en) Tire condition monitoring apparatus
JP2004168185A (ja) タイヤ空気圧監視装置
US6885292B2 (en) Tire condition monitoring apparatus
US20220043444A1 (en) Initiation of vehicle remote park-assist with key fob
US20030107481A1 (en) Tire condition monitoring apparatus and method
GB2415048A (en) Trailer tyre pressure monitoring
EP1388440B1 (en) A method and apparatus for identifying the location of pressure sensors in a tyre pressure monitoring system
JP3976271B2 (ja) タイヤ空気圧監視装置
JP2005212620A (ja) タイヤ空気圧監視装置
US20060082221A1 (en) Vehicle sidelight control system
JP2005186659A (ja) 始業点検補助装置
US7187272B2 (en) Casing structure of transmitter of tire condition monitoring apparatus
US6810727B1 (en) Tire pressure monitoring system algorithm for dual placard applications
JP4928144B2 (ja) 乗員検出装置
JP2005178698A (ja) 安全発進支援装置
EP1419906B1 (en) Transmitting method of transmitter and processing method of receiver
JP2006044563A (ja) レーンキープアシスト装置
JP3811121B2 (ja) タイヤ空気圧監視装置
JP2009248881A (ja) タイヤ空気圧確認システム
JP2005145134A (ja) タイヤ空気圧監視装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070615

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130629

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees