JP2006044563A - レーンキープアシスト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 専用の装置を設置することなく、走行車線からの車両の逸脱を効果的に抑制できるレーンキープアシスト装置を提供する。
【解決手段】 レーンキープアシスト装置本体8は、車両の運転情報や車体側アンテナ32からの白線信号Sdの入力に供される入力インタフェース81と、運転情報に基づいて白線検出指令Ssを生成する白線検出指令生成部82と、白線信号Sdに基づいて車両の走行車線からの逸脱を判定する逸脱判定部83と、逸脱判定部83の判定結果に基づき警告指令を出力する警告指令生成部84と、逸脱判定部83の判定結果に基づき操舵アシスト指令を出力する操舵アシスト指令生成部85と、警告装置7への警告指令やEPSコントローラ6への操舵アシスト指令の出力等に供される出力インタフェース86とを備えている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、走行車線からの車両の逸脱を抑制するレーンキープアシスト装置に関する。
自動車で高速道路を走行する場合、運転者は、他車の挙動に注意することだけでなく、走行車線を守ることに連続的な緊張を強いられる。特に、運転者の認識力が低下する夜間走行時や疲労時等には、視野に入ってくる景色が単調であることも相俟って、自動車が走行車線を逸脱する虞が高かった。この問題を解決するものとして、走行車線からの逸脱を検出し、運転者への警告や操舵制御を行うレーンキープアシスト装置が提案されている。
従来のレーンキープアシスト装置では、走行車線からの逸脱を種々の方法により検出していた。例えば、CCD(Charge Couple Device)カメラにより撮影した映像を画像処理することにより白線等の前方車線の境界線を抽出識別し、自車走行位置と車線中央位置との横変位を含む自車走行状態情報を作成するもの(特許文献1参照)や、走行車線に設置された電波式レーンマーカに電波を放射し、電波式レーンマーカからの反射電波に基づいて自車の位置検出を行うもの(特許文献2参照)や、走行車線に設置された電波反射材(レーンマーカ)に電波を放射し、レーンマーカからの反射電波に基づいて自車の位置検出を行うもの(特許文献3参照)等が提案されている。
特開2002−120744号公報(段落0031、図1) 特開2003−287570号公報(段落0016、図4) 特開平10−104362号公報(段落0014、図1)
しかしながら、これらのレーンキープアシスト装置は、以下に述べるような様々な問題を有していた。例えば、特許文献1の装置では、高価なCCDカメラ等を必要とするために装置コストが上昇する他、雨天時や積雪時、逆光時、白線摩滅時等に境界線の認識ができなくなることがあった。また、特許文献2の装置では、多数個の電波式レーンマーカを道路に埋設する必要があるためにインフラ側のコストが上昇する他、電波の放射や反射電波の受信を行うための専用アンテナ等が必要となる。また、特許文献3の装置では、インフラ側のコストは比較的低く抑えられるが、電波の放射や反射電波の受信を行うための専用アンテナ等がやはり必要となる。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたもので、専用の装置を設置することなく、走行車線からの車両の逸脱を効果的に抑制できるレーンキープアシスト装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明に係るレーンキープアシスト装置は、車両に搭載され、走行車線に設置された電波反射体に対する検出電波の送信に供される電波送信アンテナと、前記電波反射体からの反射電波の受信に供される電波受信アンテナと、前記反射電波の強度に基づいて前記走行車線からの車両の逸脱を判定する逸脱判定手段とを備えるレーンキープアシスト装置であって、ホイールに装着された空気圧センサユニットの通信アンテナから送信されてくる電波信号を車体に装着された通信アンテナにより受信し、前記電波信号に基づき前記車輪に装着されたタイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視装置が前記車両に搭載され、前記電波送信アンテナと前記電波受信アンテナとの少なくとも一方が前記ホイールに装着された空気圧センサユニットの通信アンテナであることを特徴とする。
また、請求項2の発明に係るレーンキープアシスト装置は、請求項1に記載のレーンキープアシスト装置において、前記空気圧センサユニットが前記ホイールの軸心に設置されたことを特徴とする。
また、請求項3の発明に係るレーンキープアシスト装置は、請求項1または請求項2に記載のレーンキープアシスト装置において、前記送信アンテナと前記受信アンテナとのどちらか一方が前記車両の車体に設置された車体側アンテナであることを特徴とする。
また、請求項4の発明に係るレーンキープアシスト装置は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のレーンキープアシスト装置において、前記逸脱判定手段の判定結果に基づき、前記車両の乗員に警告を与える警告手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項5の発明に係るレーンキープアシスト装置は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のレーンキープアシスト装置において、前記逸脱判定手段の判定結果に基づき、前記車両のパワーステアリング装置に操舵アシスト指令を出力する操舵アシスト指令出力手段を備えたことを特徴とする。
本発明のレーンキープアシスト装置によれば、タイヤ空気圧監視システムの構成機器を用いて車両の逸脱を判定するため、装置コストの上昇を抑えることができる。路面の近くに設置された空気圧センサユニットのアンテナにより電波反射体を検出するため、検出用に微弱な検出電波を用いても、高い検出精度で逸脱判定を行うことができる。また、路面に電波反射材を含有した塗料を塗布して白線等を描くようにすれば、インフラ側のコスト上昇を少なくすることができる。
以下、本発明に係るレーンキープアシスト装置の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。尚、実施形態で用いる「逸脱」の語は、車両の一部が走行車線から外れること以外に、車両が走行車線の中央から大きく偏ることも意味する。
図1は実施形態に係る車両の装置構成を示す平面図であり、図2は実施形態に係るホイールの縦断面図であり、図3は実施形態に係る空気圧センサの回路構成図であり、図4は実施形態に係るレーンキープアシスト装置本体の構成を示すブロック図であり、図5は車両が高速道路を走行している状態を示す斜視図であり、図6は実施形態におけるレーンキープアシスト制御の手順を示すフローチャートである。
≪実施形態の構成≫
<車両の装置構成>
先ず、図1を参照して、車両の装置構成について説明する。説明にあたり、4本のホイールやそれらに対応して配置された部材、すなわち、タイヤおよび空気圧センサユニットについては、それぞれ数字の符号に前後左右を示す添字を付して、例えば、ホイール2fl(左前)、ホイール2fr(右前)、ホイール2rl(左後)、ホイール2rr(右後)と記すとともに、総称する場合には、例えば、ホイール2と記す。また、車両の左右にそれぞれ設置されたドアミラー装置等については、数字の符号に左右を示す添字を付して、例えば、ドアミラー12L(左)、ドアミラー12R(右)と記すとともに、総称する場合には、例えば、ドアミラー12と記す。
<車両の装置構成>
図1に示すように、車両(本実施形態では乗用車)1はタイヤ21が装着された4本のホイール2を備えており、各ホイール2には、タイヤ空気圧およびタイヤ内温度を測定するタイヤ空気圧監視システムの空気圧センサユニット31が装着されている。また、車体11には、タイヤ空気圧監視システムの車体側アンテナ32が左右のドアミラー12内にそれぞれ設置される他、メインECU(Electronic Control Unit)4や、電動パワーステアリング装置5、電動パワーステアリング装置5のEPSモータ51を駆動制御するEPS(Electric Power Steering:電動パワーステアリング)コントローラ6、運転者に警告を行うための警告機器(警告手段)7(警告灯71および警告ブザー72)等が設置されている。なお、メインECU4は、車両1の統括制御を行う装置であり、タイヤ空気圧監視システムの監視装置本体(図示せず)や、後記のレーンキープアシスト装置本体8等、種々の制御装置を基板等のかたちで内装している。
<ホイールの構成>
図2に示すように、本実施形態のホイール2では、その軸心にタイヤバルブ保持孔2aが形成される一方、リム2bの内面とタイヤバルブ保持孔2aとを連通する中空部2cがホイールディスク2dに形成されている。タイヤバルブ保持孔2aにはタイヤバルブが一体化された空気圧センサユニット31が圧入されており、タイヤ21の空気室21aの空気が中空部2cを介してこの空気圧センサユニット31に導入される。
<空気圧センサユニット>
図3に示すように、空気圧センサユニット31は、CPU(Central Processing Unit)31aと、タイヤ空気圧に応じた出力を生成する圧力センサ31bと、タイヤ内温度に応じた出力を生成する温度センサ31cとを備えている。圧力センサ31bおよび温度センサ31cの出力は、A/D(Analog/Digital)変換回路(図示せず)を介してデジタル値に変換され、CPU31aに入力される。
空気圧センサユニット31には電源(リチウム電池等)31dが内装されており、この電源31dがCPU31a等の作動源として機能する。また、空気圧センサユニット31は送受信機能を有するセンサ側アンテナ31eを備えており、このセンサ側アンテナ31eを介して、車体側アンテナ32(図1参照)から送信された起動信号および制御信号を受信する一方、圧力センサ31bおよび温度センサ31cの検出結果(圧力情報および温度情報)を車体側アンテナ32(図1参照)に送信する。また、空気圧センサユニット31は、センサ側アンテナ31eを介して、車外に微弱な検出電波Wp(WpL,WpR:図4,図5参照)を送信する一方、後記の白線102からの反射電波Wr(WrL,WrR:図4,図5参照)を受信し、白線信号Sd(SdL,SdR:図4
参照)を車体側アンテナ32に送信する。
前側ホイール2fl,2frの空気圧センサユニット31のセンサ側アンテナ31eからは、315MHzの通信信号と、通信信号とは異なる周波数の検出電波Wpとが送信される。また、後側ホイール2rl,2rrの空気圧センサユニット31のセンサ側アンテナ31eからは、315MHzの通信信号と、通信信号および検出電波Wpとは異なる周波数の白線信号Sdとが送信される。通信信号は、センサID、圧力センサ出力、温度センサ出力の順で結合されたPCM(Pulse Code Modulation)デジタル電波信号である。また、検出電波Wpと白線信号Sdとは、センサIDを含んだPCMデジタル電波信号である。
<レーンキープアシスト装置本体の構成>
次に、図4を参照して、メインECU4に内装されたレーンキープアシスト装置本体の構成について説明する。
レーンキープアシスト装置本体(以下、アシスト装置本体と略称する)8は、車両1の運転情報や車体側アンテナ32からの白線信号Sdの入力に供される入力インタフェース81と、運転情報に基づいて白線検出指令Ssを生成する白線検出指令生成部82と、白線信号Sdに基づいて車両1の走行車線からの逸脱を判定する逸脱判定部(逸脱判定手段)83とを備えている。なお、運転情報は、図示しない車速センサにより検出された車速Vや、図示しない方向指示器の作動状態等である。
また、アシスト装置本体8は、逸脱判定部83の判定結果に基づき警告指令を出力する警告指令生成部84と、逸脱判定部83の判定結果に基づき操舵アシスト指令を出力する操舵アシスト指令生成部85と、警告装置7への警告指令やEPSコントローラ6への操舵アシスト指令の出力等に供される出力インタフェース86とを備えている。
<路側の構成>
図5に示すように、高速道路100では、所定の間隙(例えば、20m)をもって設けられた所定長さ(例えば、20m)の白線102L,102Rにより走行車線101が画成されている。また、白線102L,102Rの前記間隙には、路面と同色の反射線103L,103Rが設けられている。
白線102L,102Rは、片状や粒状を呈する誘電体セラミックス等の電波反射材を含んだ電波反射体であり、電波反射材を基材に含有する白色塗料を路面に塗布することで形成されている。また、反射線103L,103Rは、片状や粒状を呈する誘電体セラミックス等の電波反射材を含んだ電波反射体であり、電波反射材を基材に含有する黒色塗料を路面に塗布することで形成されている。電波反射材は、塗料の基材内で互いに接触しない状態で含有されており、入射した電波をその入射方向を含む仮想的な平面の全方向に高い反射効率をもって反射する。これにより、走行車線101の左右端には、連続する電波反射体が設置されていることになる。尚、白線102L,102Rや反射線103L,103Rは、電波反射材を基材に含有する白色あるいは黒色のコンクリート製ブロックを埋め込むこと等により形成されてもよい。
≪実施形態の作用≫
以下、前記の図1〜図5と、図6とを参照して、本実施形態の作用を説明する。なお、図6は実施形態におけるレーンキープアシスト制御の手順を示すフローチャートである。
図1において、図示しないイグニッションスイッチがON状態となって車両1の運転が開始されると、各ホイール2の空気圧センサユニット31からは所定の出力インターバル(例えば、数分間隔)でタイヤ空気圧およびタイヤ内温度の検出信号が送信される。前記のタイヤ空気圧監視システムの監視装置本体は、車体側アンテナ32を介して検出信号を受信すると、これら検出信号に基づき空気低下判定を行った後、タイヤ空気圧が空気圧低下判定閾値より低下していたタイヤ21が存在した場合には、インストルメントパネル等に設けられた警告灯71の点灯および警告ブザー72の吹鳴を行う。
一方、車両1の運転が開始されると、アシスト装置本体8は、図6のフローチャートに示すレーンキープアシスト制御を所定の制御インターバル(例えば、10ミリ秒間隔)で繰り返し実行する。
アシスト装置本体8は、レーンキープアシスト制御を開始すると、先ず、図6のステップS1で、運転情報に基づいて車両1が高速道路100を走行しているか否かを判定し、この判定がNoである場合にはSTARTに戻って制御を繰り返す。ステップS1の判定は、例えば、車速Vが所定値(80km)以上で所定時間(30秒)継続したか否かをもって行ってもよいし、ETC(Electronic Toll Collection system)車載器を搭載している場合にはETCゲートを通過したか否かをもって行ってもよい。
車両1が高速道路100に乗り入れてステップS1の判定がYesになると、アシスト装置本体8では、ステップS2で、白線検出指令生成部82が白線検出指令Ssを出力し、この白線検出指令Ssを左右の車体側アンテナ32L,32Rから各ホイール2の空気圧センサユニット31に送信する。白線検出指令Ssを受信すると、図5に示すように、左前の空気圧センサユニット31flは送信モードとなって検出電波WpLを送信し、右前の空気圧センサユニット31frも送信モードとなって検出電波WpRを送信する。また、左後の空気圧センサユニット31rlおよび右後の空気圧センサユニット31rrは、白線検出指令Ssを受信することにより反射電波Wrを受信する受信モードとなる。
図5に示すように、検出電波WpLは、電波反射体である白線102Lあるいは反射線103Lにより反射電波WrLとして反射され、左後側ホイール2rlの空気圧センサユニット31rlにより受信される。また、検出電波WpRは、電波反射体である白線102Rあるいは反射線103Rにより反射電波WrRとして反射され、右後側ホイール2rrの空気圧センサユニット31rrにより受信される。
空気圧センサユニット31rlは、受信した反射電波WrLとその電界強度とに基づき白線信号Sdlを生成し、これを車体側アンテナ32Lに送信する。また、空気圧センサユニット31rrは、受信した反射電波WrRとその電界強度とに基づき白線信号Sdrを生成し、これを車体側アンテナ32Rに送信する。尚、反射電波WrL,WrRにはセンサIDが含まれているため、隣接車線を走行する車両1からの反射電波に基づいて空気圧センサユニット31rl、31rrが白線信号Sdl,Sdrを生成することはない。また、電波の混信等によりセンサIDの判別ができないときには、白線信号Sdl,Sdrの生成を中止し、検出電波WpL,WpRの送信からの処理を再度行う。
アシスト装置本体8は、ステップS2での白線検出指令Ssの出力を終えると、ステップS3で、車体側アンテナ32L,32Rから入力された左右の白線信号Sdl,Sdrの強度差ΔSdを算出する。尚、白線信号SdにはセンサIDが含まれているため、隣接車線を走行する車両1からの白線信号Sdに基づいてアシスト装置本体8が強度差ΔSdの算出を行うことはない。この場合も、電波の混信等によりセンサIDの判別ができないときには、白線信号Sdl,Sdrの生成を中止し、検出電波WpL,WpRの送信からの処理を再度行う。
次に、アシスト装置本体8は、ステップS4で、方向指示器がオン状態であるか否かを判定し、この判定がYesであれば、運転者が進路を変更する意思をもっていることになるため、そのままSTARTに戻って制御を繰り返す。
ステップS4の判定がNoであった場合、アシスト装置本体8は、ステップS5で、強度差ΔSdが所定の警告判定閾値Sdαを上回ったか否かを判定し、この判定がNoであれば走行車線101からの車両1の逸脱の虞がないため、STARTに戻って制御を繰り返す。尚、警告判定閾値Sdαは、車両1が白線102や反射線103に所定距離(例えば、30cm)まで接近したときに、強度差ΔSdがとる値である。
運転者の注意力の低下等によって車両1が白線102や反射線103に接近し、ステップS5の判定がYesになると、アシスト装置本体8では、ステップS6で、警告指令生成部84が警告装置7に警告指令を出力する。これにより、警告灯71の点滅や警告ブザー72の吹鳴が行われ、走行車線101を守った走行を行わせるべく運転者に注意が促される。
次に、アシスト装置本体8は、ステップS7で、強度差ΔSdが所定の操舵アシスト判定閾値Sdβを上回ったか否かを判定し、この判定がNoであれば走行車線101からの車両1の逸脱の可能性が未だ少ないため、STARTに戻って制御を繰り返す。尚、操舵アシスト判定閾値Sdβは、車両1が白線102や反射線103に所定距離(例えば、10cm)まで接近したときに、強度差ΔSdがとる値である。
車両1が白線102や反射線103のごく近くまで接近し、ステップS7の判定がYesになると、アシスト装置本体8では、ステップS8で、操舵アシスト指令生成部85がEPSコントローラ6に操舵アシスト指令を出力する。これにより、走行車線101の中央に車両1を戻す方向に電動パワーステアリング装置5のモータ51が駆動制御され、車両1の走行車線101からの逸脱が防止される。
<変形例>
図7〜図9は、前記実施形態の変形例を示す概念図である。
これら変形例は、いずれも検出電波Wpの送信と反射電波Wrの受信とに係るものである。すなわち、図7に示した変形例では、各ホイール2の空気圧センサユニット3が検出電波Wpの送信と、白線102や反射線103からの反射電波Wrの受信とをともに行う。また、図8に示した変形例では、各ホイール2の空気圧センサユニット3が検出電波Wpの送信のみを行い、白線102や反射線103からの反射電波Wrの受信は車体側アンテナ32が行う。また、図9に示した変形例では、車体側アンテナ32が検出電波Wpの送信を行い、白線102や反射線103からの反射電波Wrの受信のみを各ホイール2の空気圧センサユニット3が行う。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は前記の実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、前記実施形態は、車両の逸脱を判定するにあたり、走行車線の両側に存在する白線や反射線からの反射電波の強度を検出するようにしたものであるが、走行車線の片側にのみ存在する電波反射体からの反射電波の強度を検出するようにしてもよい。また、車体側アンテナとしては、ドアミラーに内装されたものに限らず、各ホイールハウスに設置されて空気圧センサユニットの起動を行うイニシエータや車体の中央に設置された送受信アンテナを採用してもよい。その他、車両や各装置の具体的構成や処理の具体的手順等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
実施形態に係る車両の装置構成を示す平面図である。 実施形態に係るホイールの縦断面図である。 実施形態に係る空気圧センサの回路構成図である。 実施形態に係るレーンキープアシスト装置本体の構成を示すブロック図である。 車両が高速道路を走行している状態を示す斜視図である。 実施形態におけるレーンキープアシスト制御の手順を示すフローチャートである。 実施形態の変形例を示す概念図である。 実施形態の変形例を示す概念図である。 実施形態の変形例を示す概念図である。
符号の説明
1 車両
2 ホイール
3 空気圧センサユニット
5 電動パワーステアリング装置
6 EPSコントローラ
7 警告装置
8 レーンキープアシスト装置本体
31 空気圧センサユニット
32 車体側アンテナ
83 逸脱判定部(逸脱判定手段)
84 警告指令生成部(警告指令生成手段)
85 操舵アシスト指令生成部(操舵アシスト指令生成手段)
101 走行車線
102 白線(電波反射体)
103 反射線(電波反射体)
Wp 検出電波
Wr 反射電波

Claims (5)

  1. 車両に搭載され、走行車線に設置された電波反射体に対する検出電波の送信に供される電波送信アンテナと、前記電波反射体からの反射電波の受信に供される電波受信アンテナと、前記反射電波の強度に基づいて前記走行車線からの車両の逸脱を判定する逸脱判定手段とを備えるレーンキープアシスト装置であって、
    ホイールに装着された空気圧センサユニットの通信アンテナから送信されてくる電波信号を車体に装着された通信アンテナにより受信し、前記電波信号に基づき前記車輪に装着されたタイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視装置が前記車両に搭載され、
    前記電波送信アンテナと前記電波受信アンテナとの少なくとも一方が前記ホイールに装着された空気圧センサユニットの通信アンテナであることを特徴とするレーンキープアシスト装置。
  2. 前記空気圧センサユニットが前記ホイールの軸心に設置されたことを特徴とする、請求項1に記載のレーンキープアシスト装置。
  3. 前記送信アンテナと前記受信アンテナとのどちらか一方が前記車両の車体に設置された車体側アンテナであることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のレーンキープアシスト装置。
  4. 前記逸脱判定手段の判定結果に基づき、前記車両の乗員に警告を与える警告手段を備えたことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のレーンキープアシスト装置。
  5. 前記逸脱判定手段の判定結果に基づき、前記車両のパワーステアリング装置に操舵アシスト指令を出力する操舵アシスト指令出力手段を備えたことを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のレーンキープアシスト装置。
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