JP2007145187A - 油圧式無段変速装置と車軸駆動装置 - Google Patents

油圧式無段変速装置と車軸駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】軽負荷作業対応から高負荷作業対応に使用を変更する際、油圧ポンプの油圧ポンプ軸を延出させ、その延出部にチャージポンプのチャージポンプ軸を固定して回転駆動させていたため、油圧ポンプ軸を長尺のものに交換する必要があり、生産効率が悪くなり、製造コストも増加する、という問題があった。
【解決手段】油圧ポンプ30を設置したセンタセクション27内に、前記油圧ポンプ30と油圧モータ31とを流体接続する閉回路を設け、該閉回路へ作動油を補給するためのチャージポンプ74を備えた油圧式無段変速装置24において、前記チャージポンプ74のチャージポンプ軸76を前記油圧ポンプ30の油圧ポンプ軸37と前記センタセクション27内で着脱可能な構成とし、更に、前記油圧ポンプ軸37または前記チャージポンプ軸89の軸端に、油圧ポンプ軸37とチャージポンプ軸89とを連結可能な連結手段89aを一体的に形成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、油圧式無段変速装置及び該油圧式無段変速装置を有する車軸駆動装置において、油圧ポンプと油圧モータとを流体接続する閉回路に作動油を補給するための構成に関するものである。
油圧式無段変速装置においては、油圧ポンプと油圧モータとの間の閉回路を循環する作動油は、センタセクションと油圧ポンプ・油圧モータのシリンダブロックとの回転摺動面などから漏れるため、循環する作動油が不足して前記閉回路が負圧となった場合には、十分な作動油を補給する必要がある。この作動油の補給には、従来より、ハウジング内の油溜まり空間に溜められた油をオイルフィルタを介して閉回路に自然吸入する低コストの自吸式補給や、重量物牽引等による高負荷のために漏洩油量が多い場合にチャージポンプによって閉回路に強制的に補給する高負荷作業対応の強制吸引式補給機構が適用されている。更に、車軸駆動装置を搭載する作業車両に応じて、前記自吸式補給による軽負荷作業対応仕様を、前記強制吸引式補給による高負荷作業対応仕様に変更可能な技術(例えば特許文献1)が公知となっている。
特開平9−156389号公報
しかしながら、軽負荷作業対応仕様から高負荷作業対応仕様に変更するにあたっては、油圧ポンプの油圧ポンプ軸を延出させ、その延出部をチャージポンプのチャージポンプ軸と兼用して、チャージポンプを油圧ポンプと一緒に回転駆動させるようにしている。そのため、仕様変更時には油圧ポンプ軸を長尺のものに取り替える必要があり、組立てが煩雑となって生産効率が悪くなるばかりか、長さの異なる複数種の油圧ポンプ軸を準備する必要があり、軸部品の共通化が図れずに製造コストも増加する、という問題があった。また、軽負荷作業対応仕様の状態から油圧ポンプ軸に長尺のものを使用しておき、仕様変更時にはチャージポンプのみを後から設置して高負荷作業対応仕様に作り替えるやり方もあるが、この場合、長尺の油圧ポンプ軸を常に駆動させる必要があり、エネルギー的に無駄が多い、という問題があった。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、油圧ポンプを設置したセンタセクション内に、前記油圧ポンプと油圧モータとを流体接続する閉回路を設け、該閉回路へ作動油を補給するためのチャージポンプを備えた油圧式無段変速装置において、前記チャージポンプのチャージポンプ軸を前記油圧ポンプの油圧ポンプ軸と前記センタセクション内で着脱可能な構成としたものである。
請求項2においては、前記油圧ポンプ軸の軸端または前記チャージポンプ軸の軸端に、前記油圧ポンプ軸とチャージポンプ軸とを連結可能な連結手段を一体的に形成するものである。
請求項3においては、油圧ポンプを設置したセンタセクション内に、前記油圧ポンプと油圧モータとを流体接続する閉回路を設け、該閉回路へ作動油を補給するためのチャージポンプを備えると共に、前記チャージポンプのチャージポンプ軸を前記油圧ポンプの油圧ポンプ軸と前記センタセクション内で着脱可能な構成とした油圧式無段変速装置と、該油圧式無段変速装置で変速して駆動する車軸と、該車軸に前記油圧式無段変速装置からの動力を伝達する動力伝達機構とをハウジング内に配設するものである。
請求項4においては、前記油圧ポンプ軸の軸端または前記チャージポンプ軸の軸端の少なくとも一方に、前記油圧ポンプ軸とチャージポンプ軸とを連結可能な連結手段を一体的に形成するものである。
本発明は、以上のように構成したので、以下に示す効果を奏する。
すなわち、請求項1においては、油圧ポンプを設置したセンタセクション内に、前記油圧ポンプと油圧モータとを流体接続する閉回路を設け、該閉回路へ作動油を補給するためのチャージポンプを備えた油圧式無段変速装置において、前記チャージポンプのチャージポンプ軸を前記油圧ポンプの油圧ポンプ軸と前記センタセクション内で着脱可能な構成としたので、チャージポンプを備える仕様に変更する際に、前記油圧ポンプ軸を、チャージポンプ軸と兼用可能な長尺のものに変更する必要がなく、組立てが容易となり生産性が向上し、更に、軸部品のコストダウンによる製造コストの低減を図ることができる。また、長尺の油圧ポンプ軸を駆動させる必要がないことから、エネルギー的な損失も低減することができる。
請求項2においては、前記油圧ポンプ軸の軸端または前記チャージポンプ軸の軸端に、前記油圧ポンプ軸とチャージポンプ軸とを連結可能な連結手段を一体的に形成するので、連結手段を別途設ける必要がなく、組立てが容易となり、更に生産性が向上する。
請求項3においては、油圧ポンプを設置したセンタセクション内に、前記油圧ポンプと油圧モータとを流体接続する閉回路を設け、該閉回路へ作動油を補給するためのチャージポンプを備えると共に、前記チャージポンプのチャージポンプ軸を前記油圧ポンプの油圧ポンプ軸と前記センタセクション内で着脱可能な構成とした油圧式無段変速装置と、該油圧式無段変速装置で変速して駆動する車軸と、該車軸に前記油圧式無段変速装置からの動力を伝達する動力伝達機構とをハウジング内に配設するので、要求仕様に応じて、安価で効率良く油圧式無段変速装置を製造し、車軸駆動装置に組み込むことができ、車軸駆動装置の生産性向上と製造コストの低減を図ることができる。
請求項4においては、前記油圧ポンプ軸の軸端または前記チャージポンプ軸の軸端に、前記油圧ポンプ軸とチャージポンプ軸とを連結可能な連結手段を一体的に形成するので、連結手段を別途設ける必要がなく、組立てが容易となり、更に生産性が向上する。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明に係わる車軸駆動装置を備えた油圧駆動式作業車両の概略構成を示す、油圧駆動式作業車両の側面一部断面図、図2は本発明に係わる左の車軸駆動装置で上ハウジングを除いた状態を示す、左の車軸駆動装置の平面図、図3は図2におけるA−A矢視断面図、図4は図2におけるB−B矢視断面図、図5は図2におけるC−C矢視断面図、図6は図2におけるD−D矢視断面図、図7はブレーキ機構を示す車軸駆動装置の背面一部断面図、図8は油圧式無段変速装置の油路構成を示す、センタセクションの側面断面図、図9はチャージポンプの作動油補給構成を示す、チャージポンプハウジングの平面図、図10は同じく平面断面図、図11はチャージポンプ軸に一体的に形成した連結手段を示す、センタセクションの側面断面図、図12はチャージポンプを付設しない場合の作動油補給構成を示す、車軸駆動装置の側面断面図、図13は本発明に係わる右の車軸駆動装置で上ハウジングを除いた状態を示す、右の車軸駆動装置の平面図、図14は左右の車軸間をデフギア機構で連結した車軸駆動装置で上ハウジングを除いた状態を示す、車軸駆動装置の平面図である。
まず、本発明に係わる車軸駆動装置を備えた油圧駆動式作業車両1の概略構成について、図1により説明する。
該油圧駆動式作業車両1において、前後方向に縦長状の機体フレーム2が延設され、該機体フレーム2の前部両側には左右のキャスター輪3L・3Rが配置されると共に、機体フレーム2の後部には本発明に係わる車軸駆動装置4L・4Rが機体左右方向に支持されている。該車軸駆動装置4L・4Rの各々より左右の車軸5L・5Rが外側方に突出され、該車軸5L・5Rの外端部には、後述するフランジを介してそれぞれ後輪6L・6Rが固定されており、該後輪6L・6Rと前記キャスター輪3L・3Rとの間の機体フレーム2の下方に、モア7が配設されている。そして、該機体フレーム2の後部上には、燃料タンク8を前面に設けたエンジン9が載置され、これら機体フレーム2やエンジン9はカバー10によって覆われると共に、該カバー10の上には座席11が載置され、該座席11の前部には左右一対の操向レバー12L・12Rが配設され、更に前部にはブレーキペダル50が配設されている。
前記エンジン9からは垂直下方に動力出力軸13が突出され、該動力出力軸13上には上プーリ14と下プーリ15が固設され、このうちの上プーリ14は、ベルト16、図示せぬ中間プーリ、ベルト17を介して前記モア7の入力プーリ18に連結されており、エンジン9からの動力によりモア7を駆動するようにしている。そして、該モア7のデッキ19内には複数のブレード20が収納されており、該ブレード20を回転させることによって、芝等の刈取作業ができるようにしている。なお、モア7は図示せぬ油圧式昇降装置によって任意に昇降操作される。
一方、前記下プーリ15は、ベルト21を介して左右の前記車軸駆動装置4L・4Rの各入力プーリ22L・22Rに連結されており、エンジン9からの動力を入力プーリ22L・22Rに伝達し、前記車軸5L・5Rを駆動するようにしている。
更に、前記一対の操向レバー12L・12Rの各々は車軸駆動装置4L・4Rの変速アーム23L・23Rに連結されており、これら操向レバー12L・12Rを同方向へ同角度傾けることで機体が前後方向に直進し、異方向又は異角度に傾けることで機体が左右方向に進路を変えるように、左右の車軸5L・5Rの回転数を任意に変更できるようにしている。
次に、前記車軸駆動装置の全体構成について、図2乃至図7、図13により説明する。なお、図2、図13に示すように、左右各々の車軸駆動装置4L・4Rには、後述の如く、ハウジングと車軸以外は同一部品を用いていることから、一方の車軸駆動装置、本実施例では、まず左の車軸駆動装置4Lについて説明し、右の車軸駆動装置4Rについては、左の車軸駆動装置4Lとの相違点を説明するだけとする。
図2乃至図5に示すように、該車軸駆動装置4Lのハウジング26は、上ハウジング26aと下ハウジング26bとを水平な接合面で接合して成り、機体左右方向よりも機体前後方向に長く形成されると共に、その中には油が充填されている。このハウジング26内の後方寄りには、油圧式無段変速装置24が収納され、ハウジング26の前方寄りには、前記車軸5Lが収納され、該車軸5Lと前記油圧式無段変速装置24との間には、動力伝達機構25が介装されている。上ハウジング26aの一側面に形成した丸穴より車軸5Lの出力端を延出させて後輪装着用のフランジ6Laを固着している。該車軸5Lの一端側は図5に示すように上ハウジング26aの一側面に装着した軸受95に支持させ、他端は図6に示すように軸受ブロック108に挿入させ、該軸受ブロック108を上ハウジング26aの内面より下向きに延出させた部分で抱持させ、下端面を、下ハウジング26bの内面より上向きに延出させた部分の頂面に当接させてある。これにより車軸5Lは2点で安定に支持されることとなる。
このうちの油圧式無段変速装置24は、平面視でL字状のセンタセクション27に、油圧ポンプ30と油圧モータ31とを配置して構成される。そして、このセンタセクション27の水平部28の上面にポンプ付設面32が形成され、該ポンプ付設面32にはシリンダブロック34が回転摺動自在に配置され、該シリンダブロック34の複数のシリンダ孔内には、付勢バネを介してピストン35・35・・・が往復動自在に嵌合されている。該ピストン35・35・・・の頭部には可動斜板36のスラストベアリング36aが当接され、該可動斜板36の中央には開口部36bを設けて油圧ポンプ軸37が貫通され、該油圧ポンプ軸37は、入力軸を兼ねて前記シリンダブロック34の回転軸心上に垂直に配置され、相対回転不能に係止されている。このようにして、アキシャルピストン型の可変容積型油圧ポンプ30が構成されている。
一方、前記センタセクション5の垂直部29の外側面にはモータ付設面33が形成され、該モータ付設面33に、シリンダブロック39が回転自在に支持され、該シリンダブロック39の複数のシリンダ孔内には、付勢バネを介して複数のピストン40・40・・・が往復動自在に嵌装されている。そして、該ピストン40の頭部には固定斜板41に接当され、該固定斜板41は上ハウジング26aと下ハウジング26bとの間に挟み込まれて固定されると共に、モータ軸42が、前記シリンダブロック39の回転軸心上に水平に配置され、相対回転不能に係止されている。このようにして、アキシャルピストン型の固定容積型の油圧モータ31が構成されている。なお、このモータ軸42は、センタセクション27の垂直部29に設けた軸受孔及び上ハウジング26aと下ハウジング26bとの間の前記接合面に保持されたシール付きの軸受43により、回転自在に支持されている。
また、図2、図6に示すように、前記動力伝達機構25においては、前記モータ軸42と平行してカウンタ軸44が配設され、モータ軸42上の出力ギア45は、カウンタ軸44上に固設した大径ギア46と噛合されている。そして、このカウンタ軸44上には幅広の小径ギア47が固設され、該小径ギア47は前記車軸5L上のファイナルギア48と噛合されており、前記エンジン9から油圧式無段変速装置24によって変速された動力を、出力ギア45、大径ギア46、小径ギア47、ファイナルギア48の順に減速して車軸5Lに伝達可能な減速ギア列が構成されている。
また、図2、図4、図6、図7に示すように、前記モータ軸42の途中部にはブレーキロータ49が一体的に形成され、該ブレーキロータ49をブレーキパッド53・54で挟持できるようにすると共に、片方のブレーキパット54の外面には凹部54aが形成されている。更に、前記上ハウジング26aと下ハウジング26bと間には、ブレーキ操作軸51が水平回動可能に軸支され、該ブレーキ操作軸51の半割状下端の平面部51aが前記凹部54aに当接される一方、ブレーキ操作軸51の上端にはブレーキ操作レバー52が固設され、該ブレーキ操作レバー52はワイヤー等を介して前記ブレーキペダル50に連結されている。
このような構成において、前記ブレーキペダル50を踏み込み操作すると、ブレーキ操作レバー52が牽引されてブレーキ操作軸51が回動し、該ブレーキ操作軸51の外周面切欠き平坦部の端縁51bが前記ブレーキパット54の凹部54aをブレーキパット53側に強く押圧して、前記ブレーキロータ49が挟持され、油圧モータ31が制動される。このようにしてブレーキ機構が形成されている。
なお、該ブレーキ機構は前記油圧式無段変速装置24とは隔壁63によって区分されているが、このブレーキ機構や前記ギア45・46・47を収納する空間64aと、油圧式無段変速装置24や車軸5Lを収納する空間64bとは、前記カウンタ軸44近傍で連通され、共通の潤滑油が充填されて一つの油溜まり空間64が形成されている。更に、前記上ハウジング26aの前部には、上部に注油/ブリーザ栓66を有する、潤滑油補給用のサブタンク65が配設支持され、該サブタンク65側面の給排口67は、前記上ハウジング26aの給油口68と連通されており、該給油口68を通して前記油溜まり空間64内に給油できるようにしている。
また、図2、図4、図5に示すように、前記可動斜板36の側方の上ハウジング26aの上壁には貫通孔55が開口され、該貫通孔55にはポンプ制御軸56が上下方向に挿通され、該ポンプ制御軸56で上ハウジング26aからの外端に、前記変速アーム23Lが固設されている。一方、上ハウジング26a内では制御アーム57が前記ポンプ制御軸56に固設されており、該制御アーム57に植設した連結部材57aを、前記可動斜板36の側部に形成した凹部36cに嵌入している。これにより、前記操作レバー12Lの操作で変速アーム23Lを水平回動すると、ポンプ制御軸56が軸芯回りに回動し、可動斜板36を傾倒させることができる。
そして、前記ポンプ制御軸56の下端にはバネ受け58が一体成型または固設され、該バネ受け58と前記制御アーム57との間にて、ポンプ制御軸56には中立復帰バネ59が巻装され、該中立復帰バネ59の両端部は交差し延出されている。更に、前記制御アーム57の一部は、制御アーム57を挟んで前記連結部材57aとは逆方向に、水平に延伸され、該水平延伸部より鉛直下方には押動ピン57bが突設されている。加えて、上ハウジング26aの上壁で、前記貫通孔55の後方には、貫通孔60が開口され、該貫通孔60には中立位置決めピン61が上下方向に挿通され、該中立位置決めピン61の上端部は上ハウジング26aの上面上方にて、ナット62にて締止されている。この中立位置決めピン61は、上ハウジング26a内において、前記貫通孔60よりも下方に延出され、この延出部61aと前記押動ピン57bとが前記中立復帰バネ59の両端延出部にて挟持される。
このような構成において、前記ポンプ制御軸56を、その中立位置から回動すると、前述の如く可動斜板8が傾動する一方、制御アーム73及びその押動ピン57bが回動し、前記中立復帰バネ59の一端部を押し広げる。その間、中立復帰バネ59の他端部は中立位置決めピン61により係止されたままなので、該中立復帰バネ59の両端部間が広がり、ポンプ制御軸56及び可動斜板36を中立位置に戻す付勢力が発生する。制御アーム57に掛けられた外力が緩められると、この付勢力により、ポンプ制御軸56、制御アーム57、可動斜板36が中立位置に戻り、押動ピン57bは、再び、中立位置決めピン61とともに中立復帰バネ59の両端部にて挟持される状態となる。
該中立位置決めピン61は、その貫通孔60内の上部に対し、該貫通孔60から下方に延出される延出部61aが偏芯しており、前述のナット62を緩めて、該中立位置決めピン61の上端を回動すると、前記延出部61aは、該上部を中心に公転し、押動ピン57bに対する相対位置が変化する。これにより、油圧式無段変速装置24の実際の中立状態を確保する可動斜板36の中立位置に対する、ポンプ制御軸56及び制御アーム57の中立位置の誤差を解消可能としているのである。このようにして可動斜板制御機構が形成されている。
次に、前記油圧式無段変速装置24の油路構成について、図2乃至図5、図8により説明する。
図2に示すように、前記センタセクション27の水平部28のポンプ付設面32には、一対の弓形ポート32a・32bが開口され、前記シリンダブロック34からの給排油が導入されるようになっており、また、図5に示すように、垂直部29のモータ付設面33にも一対の弓形ポート33a・33bが開口され、前記シリンダブロック39からの給排油が導入されるようになっている。
そして、図2、図3、図8に示すように、センタセクション27の水平部28から垂直部29にかけて、第一油路27aと第二油路27bが上下に平行に前後方向に穿設され、該第二油路27bの途中部に連通した連絡油路27cが左右方向に穿設されており、このうち、弓形ポート32aは第一油路27aを介して弓形ポート33aに連結され、弓形ポート32bは連絡油路27cから第二油路27bを介して弓形ポート33bに連結されている。これにより、作動油を前記油圧ポンプ30と油圧モータ31の間で循環させるための閉回路が構成されている。
更に、前記第一油路27aと第二油路27bの開口端には作動油補給用のチェックバルブ72・73が挿入して封止され、該チェックバルブ72・73の入口側はサクション油路27dによって互いに連通されている。そして、該サクション油路72dはセンタセクション27の下部水平面に開口され、該下部水平面には、後で詳述するチャージポンプ74が付設されており、該チャージポンプ74によって油溜まり空間64から吸引された油が、前記サクション油路27dを介して前記閉回路内へ補給されるようにしている。
また、図4に示すように、センタセクション27には、ハウジング26の外部から前記閉回路内の油圧を開放できるようにバイパス回路73が形成されている。該バイパス回路73においては、前記第一油路27aと第二油路27bの各々に連通したバイパス油路69a・69bが左右水平方向に形成され、該バイパス油路69a・69b間にはバイパス軸70が挿通して介設されている。該バイパス軸70の途中部は、前記上ハウジング26aと下ハウジング26bとの間に挟み込まれて回動可能に支持されると共に、バイパス軸70の外端には、バイパス操作アーム71が固設されている。更に、バイパス軸70には、前記バイパス油路69a・69b間を連通する油路70aが直径方向に穿孔され、該油路70aには、前記バイパス軸70の軸芯方向にあいた油路70bが連通して形成され、該油路70bは孔70cを介して前記油溜まり空間64に開放されている。
このような構成において、油圧駆動式作業車両1の牽引時等に、オペレータがハウジング26外部のバイパス操作アーム71を操作すると、バイパス軸70が回動され、前記油路70aがバイパス油路69a・69b間を連通させると共に油溜まり空間64に開放され、これにより、前記閉回路の油圧が開放され、油圧モータ31のモータ軸42を空転させることができる。
次に、前記チャージポンプ74による作動油補給構成について、図3乃至図5、図8乃至図10により説明する。
図3に示すように、前記センタセクション27の水平部28の下部水平面にはチャージポンプハウジング75が固定され、該チャージポンプハウジング75内に、前記油圧ポンプ軸37によって駆動されるトロコイド型のチャージポンプ74が収納されている。
そして、図4、図5、図9、図10に示すように、前記チャージポンプハウジング75内には、チャージポンプ74の一側に吸入ポート74aが、その反対側には吐出ポート74bが形成されている。このうちの吸入ポート74aは、更に水平状に後方に延伸して、前記チャージポンプハウジング75の一側面にて外側の油溜まり空間64に開口しており、この外側開口端には、オイルフィルタ77の内端が覆うようにして係止されている。該オイルフィルタ77は、水平軸芯を有する円筒状であり、その外端は前記下ハウジング26bの側壁に穿設した貫通孔78に臨ませている。そして、該貫通孔78は蓋体79にて閉栓され、該蓋体79に前記オイルフィルタ77の外端が係止されており、これにより、オイルフィルタ77のメンテナンス時には、該蓋体79を取り外して貫通孔78を開口させることで、オイルフィルタ77の下ハウジング26bからの着脱を容易なものとしている。
更に、図3、図9、図10に示すように、チャージポンプハウジング75の外側部には、外部油圧取出しポート80と外部油圧戻りポート81とが開口され、該外部油圧取出しポート80と外部油圧戻りポート81には、ポート部材82とポート部材83の前端部がそれぞれ嵌合されている。そして、両ポート部材82・83とも、下ハウジング26bの外壁を貫通して外部に突出され、この突出部には外部油圧駆動機器へのホース等の油圧配管が接続されている。なお、この外部油圧駆動機器としては、例えば、この車両に装着した前記モア7等の作業機を昇降するための前記油圧昇降装置の油圧アクチュエータや、該作業機の油圧クラッチ等がある。
前記ポート部材82・83にはそれぞれ、内外貫通状に油孔が穿設され、このうちのポート部材82の油孔は前記吐出ポート74bに連通しており、チャージポンプ74が吐出する油が、外部油圧取出ポート80からポート部材82を介して、外部油圧駆動機器に供給されるようにしている。一方、前記ポート部材83の油孔は、吐出ポート74bには連通しておらず、チャージポンプハウジング75の上面に略円弧状に形成したチャージ油溝75aと、連通孔75bを介して連通されている。
これにより、ハウジング26の油溜まり空間64から、オイルフィルタ77、吸入ポート74a、チャージポンプ74、吐出ポート74b、外部油圧取出しポート80、ポート部材82、図示せぬ外部油圧駆動機器、ポート部材83、外部油圧戻りポート81を順に経由してチャージ油溝75aに繋がる作動油補給路が形成される。該チャージ油溝75aの一部は前述したサクション油路72dに連通されている。
このような構成において、チャージポンプ74が回転駆動されると、油溜まり空間64の油が吸引されて前記作動油補給路を経由してチャージ油溝75aに流れ込み、この流れ込んだ油は、該チャージ油溝75aから前記サクション油路72dに供給され、開弁したいずれかのチェックバルブ72・73を介して、前記第一油路27aまたは第二油路27bのいずれかに供給されて、前記油圧ポンプ30と油圧モータ31の間の閉回路に作動油を補給するようにしている。
なお、図8乃至図10に示すように、チャージポンプハウジング75内で前記チャージ油溝75aと吸入ポート74aとの間には、チェックバルブ86が介装されており、該チェックバルブ86は、チャージ油溝75a内の油圧が過剰となった時に開弁し、余剰油が連通孔75fを介して吸入ポート74aに排出されるようにしている。
更に、チャージポンプハウジング75には、吐出ポート74b内の油圧、即ち、外部油圧取出ポート80を介して外部油圧駆動機器に供給される油の油圧を調整するための、インプルメントリリーフバルブ84が内嵌されており、吐出ポート74b内の余剰油を、連通孔75c、インプルメントリリーフバルブ84、連通孔75dを介して、前記チャージ油溝75aへと排出するようにしている。加えて、チャージポンプハウジング75には、チャージ油溝75a内の油圧、即ち、油圧式無段変速装置24の閉回路を構成する第一油路27a・第二油路27bへのチャージ油圧を調整するための、チャージリリーフバルブ85が内嵌されており、連通孔75eを介して、チャージ油溝75a内の余剰油を、ハウジング26内の油溜まり空間64へと排出するようにしている。
次に、前記チャージポンプ74の駆動構成について、図5、図11、図12により説明する。
図5に示すように、このチャージポンプ74を駆動する油圧ポンプ軸37は、その上部側をベアリング88を介して上ハウジング26aの上壁に支持され、その下部側を前記センタセクション27のポンプ付設面32に支持することにより、ハウジング26内で垂直に配置されている。更に、油圧ポンプ軸37の上端は、上ハウジング26aから外方に突出されると共に、冷却ファン38付きの前記入力プーリ22Lが固着されており、該入力プーリ22Lには、前述のようにしてエンジン9からの動力が入力され油圧ポンプ軸37を回転駆動するようにしている。
そして、該油圧ポンプ軸37の下端は、センタセクション27に開口する軸孔27eに挿入され、センタセクション27の上下幅方向略中央に達しない程度で端を終えるように延出されており、この結果、センタセクション27の上下幅方向略中央位置に設置されるモータ軸42よりも上方に位置している。そして、油圧ポンプ軸37の延出部の外周側面には、軸方向にスプライン部37aが形成されている。一方、前記チャージポンプ74を回転駆動するチャージポンプ軸76の上端も、下方から軸孔27eに挿入されてセンタセクション27の上下方向略中央位置まで延出され、その延出部の外周側面にも、軸方向にスプライン部76aが形成されている。なお、このスプライン部76a、37aはトルクを伝達する形状のものであればよく、これに限るものではない。
該スプライン部76aと前記スプライン部37aとの間には、内周側面にスプライン88aを有する筒状のカプラ88を介設し、該カプラ88によって、両スプライン部37a・76aを上下からスプライン88aに嵌合させて連結するようにしている。更に、油圧ポンプ軸37のスプライン部37aにおける上限域近傍には、軸孔27e内周に段差をつけた隅部27fが形成され、チャージポンプ軸76のスプライン部76aにおける下限域近傍には、チャージポンプ軸76外周に肩部76bが形成されており、該肩部76bと前記隅部27fとの間で前記カプラ88を挟持可能としている。
このような構成において、前記チャージポンプ74を組み込んだチャージポンプハウジング75をセンタセクション27に取り付けるには、油圧ポンプ軸37をポンプ付設面32側から軸孔27eに挿入した後、前記カプラ88を、ポンプ付設面32と反対側から軸孔27eに挿入し、前記隅部27fに当接するまでスプライン部37aに外嵌して摺動させる。その後、チャージポンプ軸76を、同じく、ポンプ付設面32と反対側から軸孔27eに挿入し、チャージポンプ軸76の肩部76bがカプラ88端部に当接するまで摺動させてから、チャージポンプハウジング75をセンタセクション27に固定する。
これにより、油圧ポンプ軸37とチャージポンプ軸76とを両軸の軸端間で連結することができ、その後、この連結を解除するには、チャージポンプハウジング75をセンタセクション27から取り外すだけでよく、軸孔27eから引き出されるチャージポンプ軸76と一緒にカプラ88も取り出すことができる。従って、油圧ポンプ軸37とチャージポンプ軸76とは、両軸の軸端間で前記カプラ88によって、相対回転不能に、かつ軸方向に摺動自在・着脱自在に連結することができるのである。
すなわち、油圧ポンプ30を設置したセンタセクション27内に、前記油圧ポンプ30と油圧モータ31とを流体接続する閉回路を設け、該閉回路へ作動油を補給するためのチャージポンプ74を備えた油圧式無段変速装置24において、前記チャージポンプ74のチャージポンプ軸76を前記油圧ポンプ30の油圧ポンプ軸37と前記センタセクション27内で着脱可能な構成としたので、チャージポンプを74備える仕様に変更する際に、前記油圧ポンプ軸37を、チャージポンプ軸76と兼用可能な長尺のものに変更する必要がなく、組立てが容易となり生産性が向上し、更に、軸部品のコストダウンによる製造コストの低減を図ることができる。また、長尺の油圧ポンプ軸を駆動させる必要がないことから、エネルギー的な損失も低減することができる。
更に、このような油圧式無段変速装置24と、該油圧式無段変速装置24で変速して駆動する車軸5Lと、該車軸5Lに前記油圧式無段変速装置24からの動力を伝達する動力伝達機構25とをハウジング26内に配設するので、要求仕様に応じて、安価で効率良く油圧式無段変速装置24を製造し、車軸駆動装置4Lに組み込むことができ、車軸駆動装置4Lの生産性向上と製造コストの低減を図ることができるのである。
また、図11に示すチャージポンプ軸89のように、前記油圧ポンプ軸37に対向する軸端に筒状の連結部89aを一体的に設け、該連結部89aの内周側面には、油圧ポンプ軸37のスプライン部37aと相対回転不能に、かつ軸方向に摺動自在なスプライン89bを形成するようにしてもよい。これにより、前記チャージポンプ74をセンタセクション27に取り付ける際には、チャージポンプ軸89を軸孔27eに挿入し、スプライン89bを油圧ポンプ軸37のスプライン部37aに外嵌して摺動させた後、チャージポンプハウジング75をセンタセクション27に固定するだけで、前記カプラ88を用いることなく、チャージポンプ軸89を油圧ポンプ軸37と容易に連結することができる。なお、前記連結部89aは、油圧ポンプ軸37側に設けてもよく、油圧ポンプ軸とチャージポンプ軸とが確実に連結可能なものであれば、その形態、設ける位置は特に限定されるものではない。
すなわち、前記油圧ポンプ軸37の軸端または前記チャージポンプ軸89の軸端に、前記油圧ポンプ軸37とチャージポンプ軸89とを連結可能な連結手段である連結部89aを一体的に形成するので、連結手段であるカプラ88を別途設ける必要がなく、組立てが容易となり、更に生産性が向上するのである。
次に、前記チャージポンプ74を付設せずに閉回路内の負圧によって自然吸入する低負荷作業対応仕様の実施例について、図12により説明する。
チャージポンプ74を付設しない場合には、サクション油路27dの開口部を取り囲むようにして、環状のオイルフィルタ90が前記センタセクション27の下方に配置され、該オイルフィルタ90の上下両開口周端縁が、センタセクション27の下部水平面と、下ハウジング26c底面の開口部93に装着した蓋91とにそれぞれ密着されることで、オイルフィルタ90内の油は、常に清浄な状態に保たれるようにしている。そして、メンテナンス等の際には、蓋91を外すことにより、前記開口部93からオイルフィルタ90を簡単に取り出せるようにしている。また、前記チャージポンプ74を取り外した後の軸孔27eは栓92で閉塞されており、軸孔27e内のスラッジ等がオイルフィルタ90内の油に混入しないようにしている。なお、これ以外の構成は前記車軸駆動装置4Lと同様である。
このような構成において、本実施例の車軸駆動装置104Lでは、閉回路内が負圧になると、チェックバルブ72・73のうち負圧側の油路にある方が開弁し、濾過されたオイルフィルタ90内の油がサクション油路27d内に自然に吸い込まれ、閉回路内に補給される。すなわち、高負荷作業対応仕様から低負荷作業対応仕様への仕様変更は、チャージポンプ74を取り外して栓92で閉栓した上で、前記下ハウジング26bを、専用のオイルフィルタを有する下ハウジング26cに交換するだけで、容易に実施することができる。また、低負荷作業対応仕様から高負荷作業対応仕様への仕様変更も、この手順とは逆の手順で行うことにより、容易に実施することができる。
次に、左右の車軸駆動装置4L・4Rの部品の共通化について、図2、図13により説明する。
右の車軸駆動装置4Rのハウジング94においては、左の車軸駆動装置4Lのハウジング26では左側壁に設けている軸受部95を右側壁に移動して軸受部96とし、該軸受部96に、左の車軸5Lよりも短尺の右の車軸5Rを軸支し、該車軸5Rの右端には、後輪装着用のフランジ6Raを固着している。更に、これらの軸受部95・96のいずれも、ハウジング26・94の凹部95a・96a内にシール95b・96bとベアリング95c・96cとを、それぞれ嵌合させて形成されている。
このように、車軸駆動装置4L・4R内の油圧式無段変速装置24、動力伝達機構25等を共通化した上で、ハウジングも車軸5L・5Rの取付部以外は同一形状としたので、共通化した部品の、量産によるコストダウン、部品調達の容易化・短納期化、開発・設計工程の短縮を図ることができる。
次に、左右の車軸間をデフギア装置を介して差動的に連結して単一の油圧式無段変速装置24により駆動する場合の実施例について、図14により説明する。本実施例の車軸駆動装置105は、油圧式無段変速装置24、動力伝達装置102、デフギア装置99、両車軸97L・97R、及びこれらを収納するハウジング103とから構成されている。該ハウジング103は前記ハウジング26の左右側部を外方に延出させて成り、その延出端に軸受部100・101が形成され、該軸受部100・101に左右の車軸がそれぞれ軸支されると共に、該車軸97L・97R間はデフギア装置99によって差動連結されている。
該デフギア装置99のリングギア98には、前記動力伝達装置102、具体的には、出力ギア45、大径ギア46、小径ギア47、カウンタ軸44、及び小径ギア47を介して、前記油圧式無段変速装置24のモータ軸42が連動連結される一方、リングギア98は、ピニオン107等を介して、車軸97L・97R端のサイドギア106に連動連結される。
このような構成において、前記エンジン9から油圧式無段変速装置24によって変速され出力された動力は、前記動力伝達機構102で減速されてからデフギア装置99に入力され、該デフギア装置99を介して左右の車軸97L・97Rに伝達されるようにしている。
本発明の油圧式無段変速装置、及びそれを備えた車軸駆動装置は、左右一対の車軸を別々の油圧式無段変速装置で駆動するタイプの車両にも、単一の油圧式無段変速装置で駆動するタイプの車両のいずれにも適用することができ、特に、そのコンパクト性から、本実施例のような乗用型芝刈り機以外に、歩行型芝刈り機のような小形車両に有用である。
本発明に係わる車軸駆動装置を備えた油圧駆動式作業車両の概略構成を示す、油圧駆動式作業車両の側面一部断面図である。 本発明に係わる左の車軸駆動装置で上ハウジングを除いた状態を示す、左の車軸駆動装置の平面図である。 図2におけるA−A矢視断面図である。 図2におけるB−B矢視断面図である。 図2におけるC−C矢視断面図である。 図2におけるD−D矢視断面図である。 ブレーキ機構を示す車軸駆動装置の背面一部断面図である。 油圧式無段変速装置の油路構成を示す、センタセクションの側面断面図である。 チャージポンプの作動油補給構成を示す、チャージポンプハウジングの平面図である。 同じく平面断面図である。 チャージポンプ軸に一体的に形成した連結手段を示す、センタセクションの側面断面図である。 チャージポンプを付設しない場合の作動油補給構成を示す、車軸駆動装置の側面断面図である。 本発明に係わる右の車軸駆動装置で上ハウジングを除いた状態を示す、右の車軸駆動装置の平面図である。 左右の車軸間をデフギア機構で連結した車軸駆動装置で上ハウジングを除いた状態を示す、車軸駆動装置の平面図である。
符号の説明
5・97 車軸
24 油圧式無段変速装置
25・102 動力伝達機構
26・94・103 ハウジング
27 センタセクション
30 油圧ポンプ
31 油圧モータ
37 油圧ポンプ軸
74 チャージポンプ
76 チャージポンプ軸
89a 連結手段

Claims (4)

  1. 油圧ポンプを設置したセンタセクション内に、前記油圧ポンプと油圧モータとを流体接続する閉回路を設け、該閉回路へ作動油を補給するためのチャージポンプを備えた油圧式無段変速装置において、前記チャージポンプのチャージポンプ軸を前記油圧ポンプの油圧ポンプ軸と前記センタセクション内で着脱可能な構成としたことを特徴とする油圧式無段変速装置。
  2. 前記油圧ポンプ軸の軸端または前記チャージポンプ軸の軸端に、前記油圧ポンプ軸とチャージポンプ軸とを連結可能な連結手段を一体的に形成することを特徴とする請求項1記載の油圧式無段変速装置。
  3. 油圧ポンプを設置したセンタセクション内に、前記油圧ポンプと油圧モータとを流体接続する閉回路を設け、該閉回路へ作動油を補給するためのチャージポンプを備えると共に、前記チャージポンプのチャージポンプ軸を前記油圧ポンプの油圧ポンプ軸と前記センタセクション内で着脱可能な構成とした油圧式無段変速装置と、該油圧式無段変速装置で変速して駆動する車軸と、該車軸に前記油圧式無段変速装置からの動力を伝達する動力伝達機構とをハウジング内に配設することを特徴とする車軸駆動装置。
  4. 前記油圧ポンプ軸の軸端または前記チャージポンプ軸の軸端の少なくとも一方に、前記油圧ポンプ軸とチャージポンプ軸とを連結可能な連結手段を一体的に形成することを特徴とする請求項3記載の車軸駆動装置。
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