JP2007145013A - Tダイ用インナーデッケル装置及びこれを用いたtダイ - Google Patents

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Abstract

【課題】成形されるフィルムの両端に発生する耳高、特にポリプロピレン樹脂を用いた時の耳高を極力防止したTダイ及びTダイ用インナーデッケル装置を提供すること。
【解決手段】Tダイに具備されたTダイ用インナーデッケル装置1は、柱状体又は筒状体からなるロッド2の先端部に保持された埋め込みデッケル3と、埋め込みデッケル3の下側に配置された旗付きデッケル4と、旗付きデッケル4の下側に配置されたデッケル棒5とを備えている。埋め込みデッケル3は、ロッド2の先端部に保持された基部3Aと、基部3Aの下側に設けられ、上下に伸びる板状に形成された板状部3Bとから構成されている。そして、基部3Aの先端面3aは、前方から視て逆液滴状又は円形状に形成され、且つ、前方に突出した湾曲部を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、ポリプロピレン等の原料樹脂からフィルムを成形する際に用いられるTダイ及びTダイ用インナーデッケル装置に関し、詳しくは、成形されるフィルムの両端に発生する耳高、特に原料樹脂としてポリプロピレン樹脂を用いた時の耳高を極力防止したTダイ用インナーデッケル装置及びこれを用いたTダイに関する。
ポリエチレンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂フィルムを成形する主な方法としては、Tダイ法とインフレーション法とがある。このうちTダイ法は、ポリエチレン等の樹脂フィルムを押し出し成形し、これを熱いうちに金属箔やセロハン紙、クラフト紙等と重ね合わせ、ロールで加圧し、ラミネートして肥料袋、防振袋等を作るのに利用されており、さらに薬包材や食品包材等の包装材の製造等、広範に利用されている。
このTダイ法においては、押し出し幅の調整手段が不可欠である。この押し出し幅の調整手段として、インナーデッケル方式とアウターデッケル方式とに大別される。インナーデッケル方式は、例えばTダイのラウンド部にデッケルを配置し、さらにラウンド部下端にデッケル棒を配置し、このデッケルとデッケル棒とによって、溶融樹脂の漏洩を防止しつつ樹脂の幅規制を行うものである。一方、アウターデッケル方式は、例えばTダイのリップ部外面に冶具を金具で圧着させるようにして取り付け、冶具内のシール部をリップに密着させて、樹脂の幅規制を行うと共に、樹脂の漏洩防止を図るものである。
図7に、インナーデッケル方式に用いられるTダイ用インナーデッケル装置101の側面図を示す。このインナーデッケル装置101は、Tダイのマニホールド部に設けられたロッド21の先端部に保持された埋め込みデッケル31と、Tダイのラウンド部中に位置する旗付きデッケル41と、Tダイのラウンド部の下端傾斜部に設けられたデッケル棒51とによって、樹脂幅の調整及び微調整を行い、樹脂フィルムを押し出し成形するものである。
しかし、このようなインナーデッケル方式のTダイでは、樹脂の種類によって、ネックインに基づき得られる樹脂フィルムの両端に耳高が発生する。この両端の耳高部分は樹脂フィルムを巻き取り後、除去しなければならず、経済的に極めて不利である。Tダイに用いられる樹脂としては、低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル樹脂、ポリプロピレン等10種類以上あり、色付きのマスターバッチ樹脂もあり、同種の樹脂においてもメルトインデックス、ネックインの大きさも各々異なる。このような状況の中で、いずれの樹脂を用いても得られる樹脂フィルムの両端に耳高が全く生じないインナーデッケル方式のTダイは得られていない。
一方、アウターデッケル方式のTダイでは、デッケルをリップ出口に装着するため、どうしてもTダイからロール迄のエアギャップが長くなり、耳高の発生が避けられないという問題が生じる。
このような問題を解決する提案として、特許文献1(特開平8−52783号公報)には、特定形状のインナーデッケルとアウターデッケルとを組み合わせて用いたTダイが提案されている。また、特許文献2(特開平2005−288738号公報)には、特定形状のアウターインナーデッケル棒を用いたTダイが記載されている。
特開平8−52783号公報 特開平2005−288738号公報
しかし、この特許文献1及び特許文献2に記載のTダイを用いても、用いる樹脂の種類によっては、得られる樹脂フィルムの両端に耳高が発生し、特に原料樹脂としてポリプロピレン樹脂及びそのマスターバッチを用いた場合には、耳高の発生を防止することができなかった。
従って、本発明の目的は、成形されるフィルムの両端に発生する耳高、特にポリプロピレン樹脂を用いた時の耳高を極力防止したTダイ用インナーデッケル装置及びこれを用いたTダイを提供することにある。
本発明者らは、検討の結果、埋め込みデッケル等のデッケルの先端面の形状を変えることにより、上記課題を解消し、本発明に到達することを知見した。
すなわち、本発明は、柱状体又は筒状体からなるロッドの先端部に保持された埋め込みデッケルと、該埋め込みデッケルの下側に配置された旗付きデッケルと、該旗付きデッケルの下側に配置されたデッケル棒とを備えたTダイ用インナーデッケル装置であって、
上記埋め込みデッケルは、上記ロッドの先端部に保持された基部と、該基部の下側に設けられ、上下に伸びる板状に形成された板状部とから構成され、
上記基部の先端面は、前方から視て逆液滴状又は円形状に形成され、且つ、前方に突出した湾曲部を有したことを特徴とするTダイ用インナーデッケル装置を提供するものである。
また、本発明に係る上記Tダイ用インナーデッケル装置において、上記湾曲部は、上記基部の先端面の上下中間位置に設けられているとともに、上記基部の前後方向の中心線を先端側から1:2〜1:10で分割する点を中心にして、この点から上記中心線の先端までの距離を曲率半径として形成されたものであることが好ましい。
また、本発明に係る上記Tダイ用インナーデッケル装置において、上記基部の先端面は、側方から視て、上端から下側後方へ傾斜して形成されていることが望ましい。
また、本発明に係る上記Tダイ用インナーデッケル装置において、上記旗付きデッケルの先端面は、側方から視て、上端から下側後方へ湾曲して形成されていることが望ましい。
また、本発明に係る上記Tダイ用インナーデッケル装置において、上記デッケル棒の先端部が丸く形成されていることが望ましい。
また、本発明は、溶融樹脂が流れるマニホールド部、ラウンド部及びリップ部を有するとともに、一対の対向するTダイ用インナーデッケル装置を具備したTダイであって、
双方のTダイ用インナーデッケル装置は、柱状体又は筒状体からなるロッドの先端部に保持された埋め込みデッケルと、該埋め込みデッケルの下側に配置された旗付きデッケルと、該旗付きデッケルの下側に配置されたデッケル棒とを備え、
上記埋め込みデッケルは、上記ロッドの先端部に保持された基部と、該基部の下側に設けられ、上下に伸びる板状に形成された板状部とから構成され、
上記基部の先端面は、前方から視て逆液滴状又は円形状に形成されて、且つ、前方に突出した湾曲部を有している一方、
上記ロッドは上記マニホールド部に配され、上記埋め込みデッケルの板状部及び上記旗付きデッケルは上記ラウンド部中に位置し、上記デッケル棒は上記ラウンド部の下端傾斜部に配されていることを特徴とするTダイを提供するものである。
また、本発明に係る上記Tダイにおいて、上記湾曲部は、上記基部の先端面の上下中間位置に設けられているとともに、上記基部の前後方向の中心線を先端側から1:2〜1:10で分割する点を中心にして、この点から上記中心線の先端までの距離を曲率半径として形成されたものであることが好ましい。
また、本発明に係る上記Tダイにおいて、上記基部の先端面は、側方から視て、上端から下側後方へ傾斜して形成されていることが望ましい。
また、本発明に係る上記Tダイにおいて、上記旗付きデッケルの先端面は、側方から視て、上端から下側後方へ湾曲して形成されていることが望ましい。
また、本発明に係る上記Tダイにおいて、上記デッケル棒の先端部が丸く形成されていることが望ましい。
本発明に係るTダイ用インナーデッケル装置及びこれを用いたTダイは、樹脂の種類及び性状に拘わらず、成形されるフィルムの両端に発生する耳高を防止することができる。特に、本発明は、従来において困難とされたポリプロピレン樹脂やそのマスターバッチを用いた場合にも耳高の発生を極力防止することができる。
図1は、本発明の一実施形態を示すTダイ100の概略図である。このTダイ100は、Tダイ本体7と、一対の対向するTダイ用インナーデッケル装置1、1とを具備している。Tダイ本体7は、溶融樹脂が流れるマニホールド部8、ラウンド部9及びリップ部10を有している。
また、双方のTダイ用インナーデッケル装置1、1は、図2や図3にも示されるように、柱状体又は筒状体からなるロッド2の先端部に保持された埋め込みデッケル3と、埋め込みデッケル3の下側に配置された旗付きデッケル4と、旗付きデッケル4の下側に配置されたデッケル棒5とを備えている。このようなインナーデッケル装置1の構成は、図7に示される従来のインナーデッケル装置101の構成と相違はない。
また、図1に示されるように、双方のインナーデッケル装置1、1においてロッド2、2は、マニホールド部8に配されている。また、後述する双方の埋め込みデッケル3、3の板状部3B、3B及び旗付きデッケル4、4は、ラウンド部9中に位置している。また、双方のデッケル棒5、5は、ラウンド部9の下端傾斜部に配されている。
そして、このようなTダイ100においては、押出機6より押し出された溶融樹脂が、Tダイ本体7のマニホールド部8、ラウンド部9、リップ部10を経て、リップ部10の出口から樹脂フィルム11として押し出し成形される。また、成形される樹脂フィルム11の幅の調整及び微調整は、マニホールド部8に設けられたロッド2に保持された埋め込みデッケル3と、旗付きデッケル4と、デッケル棒5とをTダイ本体7の長手方向(図1の左右方向)に移動することによりなされる。
また、図2にも示すように、本発明に係るインナーデッケル装置1においては、埋め込みデッケル3が、ロッド2の先端部に保持された基部3Aと、基部3Aの下側に設けられ、上下に伸びる板状に形成された板状部3Bとから構成されている。この図2において基部3Aの先端面3aは、図4に示されるように、前方から視て逆液滴状に形成されている。なお、基部3Aの先端面3aは、前方から視て円形状に形成されていても良い。また、基部3Aの先端面3aは、図5に示されるように、前方に突出した湾曲部3cを有している。
この湾曲部3cは、基部3Aの先端面3aの上下中間位置に設けられている。具体的に説明すると、この湾曲部3cは、図2及び図5に示すように、基部3Aの前後方向の中心線Lを先端側から1:2〜1:10で分割する点o、すなわち、中心線Lをa(先端面3aから点oまでの距離)、b(点oから後端面3bまでの距離)に1:2〜1:10で分割する点oを中心にして、この点oから中心線Lの先端までの距離を曲率半径として形成されたものである。図7に示される従来の埋め込みデッケル31の基部31Aの先端面31aにおいては、このような湾曲部はなく平面状である。このように、本発明に係るインナーデッケル装置1は、埋め込みデッケル3の基部3Aの先端面3aに湾曲部3cを設けることによって、樹脂フィルム、特にポリプロピレン樹脂を原料として成形された樹脂フィルムの耳高を防止することができる。なお、湾曲部3cの設置位置については、本実施の形態で説明した基部3Aの先端面3aの上下中間位置には必ずしも限定されない。
また、図2に示すように、基部3Aの先端面3aは、側方から視て、上端から下側後方へ傾斜して形成されている。この傾斜角αは60〜85度が望ましい。このような傾斜角αを設けることによって、本発明に係るインナーデッケル装置1は、成形された樹脂フィルムの耳高を一層防止することができる。
また、本発明に係るインナーデッケル装置1において、埋め込みデッケル3の下側に配置された旗付きデッケル4は、図6に示されるように、先端面4aが前方へ尖った形状に形成されている。具体的に説明すると、この先端面4aは、左右側面41a、41aと、上側面42aと、下側面43aとから構成されている。
左右側面41a、41aは、上下に細長い形状に形成されている。そして、図6(a)に示されるように、左右側面41a、41aは、下方へ向かうにしたがって細くなる、言い換えると、前後の長さが徐々に狭くなるように形成されている。また、図6(b)に示されるように、左右側面41a、41aは、旗付きデッケル4の前後方向に対して先端側縁411、411が旗付きデッケル4の中心側に向くように傾けて形成されている。
また、図6(a)に示すように、双方の先端側縁411、411の上側部411a、411aは、側方から視て、上端から下側前方に湾曲して形成されている。さらに、双方の先端側縁411、411の中間部411b、411bは、側方から視て、上端から下側後方へ湾曲して形成されている。そして、図6(b)に示すように、双方の中間部411b、411bは結合されている。これにより、先端面4aの尖った部分が構成されている。さらに、図6(a)に示すように、双方の先端側縁411、411の下側部411c、411cは、側方から視て、上端から下側後方へ湾曲して形成されている。
また、上側面42aは、図6(a)に示すように、側方から視て、上端から下側前方へ湾曲して形成されている。さらに、上側面42aは、図6(b)に示すように、前方から視て略三角形状に形成されている。そして、上側面42aは、左右側面41a、41aの先端側縁411、411の上側部411a、411aに結合されている。
また、下側面43aは、図6(a)に示すように、側方から視て、上端から下側後方へ湾曲して形成されている。さらに、下側面43aは、図6(b)に示すように、前方から視て略三角形状に形成されている。そして、下側面43aは、左右側面41a、41aの先端側縁411、411の下側部411c、411cに結合されている。
そして、旗付きデッケル4の先端面4aがこのように形成されたことによって溶融樹脂の流れが分散されるため、本発明に係るインナーデッケル装置1では、成形された樹脂フィルムの耳高を一層防止することができる。
また、旗付きデッケル4の先端面4aは、側方から視て、上端から下側後方へ湾曲して形成されている。また、旗付きデッケル4の下側に配置されたデッケル棒5は、先端部5aが丸く形成されている。旗付きデッケル4の先端面4aとデッケル棒5の先端部5aをこのような形状にすることにより、本発明に係るインナーデッケル装置1では、成形された樹脂フィルムの耳高を一層防止することができる。
この成形された樹脂フィルム11の耳高が防止できる理由は明らかではないが、下記の通り推察される。すなわち、図7に示される従来のインナーデッケル装置101を用いた場合には、溶融樹脂が埋め込みデッケル31の先端面に当たり、まとまって下方に流れるために成形された樹脂フィルムに耳高が発生する。これに対し、本発明の場合には、埋め込みデッケル3の基部3Aの先端面3aが湾曲部3cを有するため、マニホールド部8を流れる溶融樹脂が、埋め込みデッケル3の基部3Aの先端面3aで流れを分散し、中央部流量が少なくなるため、成形された樹脂フィルム11の耳高が防止できるものと考えられる。さらに、埋め込みデッケル3の基部3Aの先端面3aが、上端から下側後方に傾斜して形成され、旗付きデッケル4の先端面4aが上端から下側後方に湾曲して形成され、デッケル棒5の先端部5aが丸く形成されていることにより、上記溶融樹脂の流れが一層少なくなり、成形された樹脂フィルム11の耳高がさらに防止できるものと考えられる。
また、図1に示されるTダイ100を用いて、ポリプロピレン樹脂を原料樹脂として樹脂フィルム11を成形したところ、旗付きデッケル4、デッケル棒5の位置を適宜調整することによって、殆ど耳高のない樹脂フィルムが製造できた。これに対して、図7に示されるインナーデッケル装置101を具備した従来のTダイを用いて、ポリプロピレン樹脂を原料樹脂として樹脂フィルムを成形したところ、旗付きデッケル41、デッケル棒51の位置を適宜調整しても耳高の解消は困難であった。
本発明に係るTダイ用インナーデッケル装置及びこれを用いたTダイは、樹脂の種類、性状に拘わらず、成形される樹脂フィルムの両端に発生する耳高を防止することができ、特に、従来において困難とされたポリプロピレン樹脂やそのマスターバッチを用いた場合にも耳高の発生を極力防止することができる。従って、本発明によって、成形された樹脂フィルム両端のブロアーを回避できるため、生産性が著しく向上するのみならず、経済的にも極めて有利である。
本発明の一実施形態を示すTダイの概略図である。 同実施の形態のTダイ用インナーデッケル装置の側面図である。 同実施の形態のTダイ用インナーデッケル装置の写真である。 同実施の形態のTダイ用インナーデッケル装置の埋め込みデッケルを前方から視た図である。 同実施の形態のTダイ用インナーデッケル装置の埋め込みデッケルの横断面図である。 (a)は旗付きデッケルの拡大図、(b)は旗付きデッケルを前方から視た図である。 従来のTダイ用インナーデッケル装置の側面図である。
符号の説明
1 Tダイ用インナーデッケル装置
2 ロッド
3 埋め込みデッケル
3A 基部
3B 板状部
3a 基部の先端面
3b 基部の後端面
3c 基部の先端面の湾曲部
4 旗付きデッケル
4a 旗付きデッケルの先端面
5 デッケル棒
5a デッケル棒の先端部
6 押出機
7 Tダイ本体
8 マニホールド部
9 ラウンド部
10 リップ部
11 樹脂フィルム
100 Tダイ
o 点
L 中心線
α 傾斜角

Claims (10)

  1. 柱状体又は筒状体からなるロッドの先端部に保持された埋め込みデッケルと、該埋め込みデッケルの下側に配置された旗付きデッケルと、該旗付きデッケルの下側に配置されたデッケル棒とを備えたTダイ用インナーデッケル装置であって、
    上記埋め込みデッケルは、上記ロッドの先端部に保持された基部と、該基部の下側に設けられ、上下に伸びる板状に形成された板状部とから構成され、
    上記基部の先端面は、前方から視て逆液滴状又は円形状に形成され、且つ、前方に突出した湾曲部を有したことを特徴とするTダイ用インナーデッケル装置。
  2. 上記湾曲部は、上記基部の先端面の上下中間位置に設けられているとともに、上記基部の前後方向の中心線を先端側から1:2〜1:10で分割する点を中心にして、この点から上記中心線の先端までの距離を曲率半径として形成されたものである請求項1記載のTダイ用インナーデッケル装置。
  3. 上記基部の先端面は、側方から視て、上端から下側後方へ傾斜して形成されている請求項1又は2記載のTダイ用インナーデッケル装置。
  4. 上記旗付きデッケルの先端面は、側方から視て、上端から下側後方へ湾曲して形成されている請求項1〜3のいずれかに記載のTダイ用インナーデッケル装置。
  5. 上記デッケル棒の先端部が丸く形成されている請求項1〜4のいずれかに記載のTダイ用インナーデッケル装置。
  6. 溶融樹脂が流れるマニホールド部、ラウンド部及びリップ部を有するとともに、一対の対向するTダイ用インナーデッケル装置を具備したTダイであって、
    双方のTダイ用インナーデッケル装置は、柱状体又は筒状体からなるロッドの先端部に保持された埋め込みデッケルと、該埋め込みデッケルの下側に配置された旗付きデッケルと、該旗付きデッケルの下側に配置されたデッケル棒とを備え、
    上記埋め込みデッケルは、上記ロッドの先端部に保持された基部と、該基部の下側に設けられ、上下に伸びる板状に形成された板状部とから構成され、
    上記基部の先端面は、前方から視て逆液滴状又は円形状に形成されて、且つ、前方に突出した湾曲部を有している一方、
    上記ロッドは上記マニホールド部に配され、上記埋め込みデッケルの板状部及び上記旗付きデッケルは上記ラウンド部中に位置し、上記デッケル棒は上記ラウンド部の下端傾斜部に配されていることを特徴とするTダイ。
  7. 上記湾曲部は、上記基部の先端面の上下中間位置に設けられているとともに、上記基部の前後方向の中心線を先端側から1:2〜1:10で分割する点を中心にして、この点から上記中心線の先端までの距離を曲率半径として形成されたものである請求項6記載のTダイ。
  8. 上記基部の先端面は、側方から視て、上端から下側後方へ傾斜して形成されている請求項6又は7記載のTダイ。
  9. 上記旗付きデッケルの先端面は、側方から視て、上端から下側後方へ湾曲して形成されている請求項6〜8のいずれかに記載のTダイ。
  10. 上記デッケル棒の先端部が丸く形成されている請求項6〜9のいずれかに記載のTダイ。
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