JP2007143951A - 引出用ロック装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】引出やキャビネットの変形等を吸収できて、引出とキャビネットに設けられる両ロック部材に安定したロック状態が得られると共にスムーズな引き出し動作を行うことができる引出用ロック装置を提供する。
【解決手段】キャビネットに配設されたロック部材と、キャビネット内に引き出し可能な引出に配設されたロック部材と、を備え、両ロック部材が互いに係合してロック位置で係止されることにより引出をロックする引出用ロック装置であって、前記両ロック部材の互いに係合する部分に、両ロック部材の係合動作を案内すると共に両ロック部材間の隙間寸法の変位吸収機能を有する、例えばテーパ状のガイド面を有するガイド手段を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】キャビネットに配設されたロック部材と、キャビネット内に引き出し可能な引出に配設されたロック部材と、を備え、両ロック部材が互いに係合してロック位置で係止されることにより引出をロックする引出用ロック装置であって、前記両ロック部材の互いに係合する部分に、両ロック部材の係合動作を案内すると共に両ロック部材間の隙間寸法の変位吸収機能を有する、例えばテーパ状のガイド面を有するガイド手段を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、システムキッチン等のキャビネットに引き出し可能に配設される引出を地震発生時等にロックするための引出用ロック装置に関する。
従来、例えばシステムキッチン1は、図4に示すように、上面にシンク6が配置されたシンクキャビネット2と、このシンクキャビネット2の右側に配置され食器乾燥機が内蔵された乾燥機キャビネット3と、シンクキャビネット2の左側に配置された調理台キャビネット4と、この調理台キャビネット4の左側に配置され上面にコンロが設けられたコンロキャビネット5等を有し、これらの各キャビネット2〜5の上面には、カウンター7が配置されている。
また、シンクキャビネット2と調理台キャビネット4及びコンロキャビネット5には、所定数の引出8が配設されている。これらの各引出8は、図5に示すように、左右の側板8a、鏡板8b、背面板8c及び底板8d等によって箱状に形成され、例えば左右の側板8aに設けたローラ(図示せず)が、各キャビネット2〜5(以下、これらを総称してキャビネット2という)の側板2a内面に設けたレール(図示せず)に沿って移動することにより、キャビネット2の前方に引き出し可能に配設されている。そして、これらの各引出8の側板8aとキャビネット2の側板2a間には、地震の揺れ等を感知して引出8をロックするためのロック装置100が取り付けられている。
このロック装置100は、例えば図5に拡大して示すように、鈎状の受け部101aを有して引出8の側板8a外面に取り付けられたロック部材101と、キャビネット2の側板2a内面に取り付けられたロック部材102とで構成されている。この時、ロック部材102は、例えば本体ケース102a内を転動可能な鋼球からなる球体102bと、外面側に係止部102dが突出状態で一体形成されると共に本体ケース102a内を所定方向に移動可能に配設されたカム102c等を有している。
そして、このロック装置100は、通常、すなわち地震の揺れ等がなく球体102bが非ロック位置に停止している場合には、引出8の引き出し動作に追従して移動するロック部材101の受け部101aと、前述したように移動可能なカム102cの係止部102dとが係止されずに非ロック状態とされて引出8が引き出し可能となっている。また、地震が発生した場合には、その揺れにより球体102bが転動し、カム板102cの移動が規制されて係止部102dがロック部材101の受け部101aと係止され、これによりロック装置100がロック状態となって引出8の前方への飛び出し等の移動ができないようになっている。なお、この種のロック装置としては、例えば特許文献1に開示されている。
特開2003−27816号公報
しかしながら、このようなロック装置100においては、引出8の側板8a外面にロック部材101の受け部101aを所定寸法突出するように設けると共に、キャビネット2の側板2a内面にロック部材102の係止部102dを所定寸法突出するように設け、受け部101aと係止部102dとを互いに係止させる構造であるため、例えば図6に示すように、引出8内に収納した収納物の荷重により引出8の底板8dが撓んで左右の側板8aの上部が互いに接近する方向に傾斜する等の変形があると、ロック部材101の受け部101aとロック部材102の係止部102dとが互いに係止されずロック状態が得られなかったり、地震時等以外の通常時にロック部材101が他方のロック部材102に干渉してしまいスムーズな引き出し動作が妨げられてしまう場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、引出やキャビネットの変形等を吸収できて、引出とキャビネットに設けられる両ロック部材に安定したロック状態が得られると共にスムーズに引き出し動作を行うことができる引出用ロック装置を提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、キャビネットに配設されたロック部材と、前記キャビネット内に引き出し可能な引出に配設されたロック部材と、を備え、両ロック部材が互いに係合してロック位置で係止されることにより引出をロックする引出用ロック装置であって、前記両ロック部材の互いに係合する部分に、両ロック部材の係合動作を案内すると共に両ロック部材間の隙間寸法の変位吸収機能を有するガイド手段を設けたことを特徴とする。
そして、前記ガイド手段は、請求項2に記載の発明のように、前記両ロック部材の互いに対向する部分に設けられたガイド溝及びガイド突条と、該ガイド溝とガイド突条の少なくとも一方の係合開始側端部に設けられたガイド面と、を有することが好ましい。また、この場合、前記ガイド面は、請求項3に記載の発明のように、係合開始側端部が幅広に形成されたテーパ面であることが好ましい。
さらに、請求項4に記載の発明のように、前記両ロック部材のうち一方のロック部材は、振動による球体の転動で係止部を有するカムをロック位置と非ロック位置に設定するロック本体を有し、他方のロック部材は、一方のロック部材が前記ロック位置の時に前記係止部に係止可能な受け部を有することが好ましい。また、前記引出は、請求項5に記載の発明のように、その側板がベース板と該ベース板を覆うカバーを有し、該カバーに前記ロック部材の一方が取り付けられていることが好ましく、またさらに、請求項6に記載の発明のように、前記ガイド溝を有するロック部材がキャビネットの側板内面に取り付けられ、前記ガイド突条を有するロック部材が引出の側板外面に取り付けられていることが好ましい。
本発明の請求項1に記載の発明によれば、キャビネットと引出に配設される両ロック部材の互いに係合する部分に、両ロック部材の係合動作を案内すると共に両ロック部材間の隙間寸法の変位吸収機能を有するガイド手段が設けられているため、ガイド手段で引出やキャビネットの変形等を吸収でき、引出とキャビネットに設けられる両ロック部材がロックされない状態や両ロック部材の互いの干渉等を防止できて、長期に亘り安定したロック状態を得ることができると共にスムーズに引き出し動作を行うことができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、ガイド手段が、ロック部材の互いに対向する部分に設けられたガイド溝及びガイド突条と、このガイド溝とガイド突条の少なくとも一方の係合開始側端部に設けられたガイド面とを有するため、ガイド溝とガイド突条で両ロック部材の係合動作をスムーズに行うことができると共に、ガイド面によってガイド溝とガイド突条の係合開始動作をスムーズに行うことができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、ガイド面が係合開始側端部を幅広に形成したテーパ面であるため、テーパ面によりガイド溝やガイド突起の係合開始をスムーズに案内できて両ロック部材間の隙間寸法の変位を確実に吸収することができると共に、ガイド面自体を簡易に形成することができる。
さらに、請求項4に記載の発明によれば、請求項1ないし3に記載の発明の効果に加え、両ロック部材のうち一方のロック部材が、振動による球体の移動で係止部を有するカムをロック位置と非ロック位置に設定するロック本体を有し、他方のロック部材が、一方のロック部材がロック位置の時に係止部に係止可能な受け部を有するため、球体を有するロック本体により地震を感知して当該ロック部材の係止部をロック位置に確実に設定できると共に、このロック部材の係止部を他方のロック部材の受け部に確実に係止させることができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項1ないし4に記載の発明の効果に加え、引出の側板がベース板と該ベース板を覆うカバーを有し、カバーに一方のロック部材が取り付けられているため、引出の軽量化を図りつつ、その側板の変形等をガイド手段によって効果的に吸収することができる。
またさらに、請求項6に記載の発明によれば、請求項2ないし5に記載の発明の効果に加え、ガイド溝を有するロック部材がキャビネットの側板内面に取り付けられ、ガイド突条を有するロック部材が引出の側板外面に取り付けられているため、両ロック部材をキャビネットと引出にその両者間の間隔寸法を小さくした状態で配置できて、システムキッチンの引出等に好適に適用することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明に係わる引出用ロック装置の一実施形態を示し、図1がその正面方向から見た縦断面図、図2が図1のA−A線矢視図、図3がキャビネット側のロック部材の横断面図である。なお、以下の説明において、図4及び図5と同一部位には同一符号を付して説明する。
図1〜図3は、本発明に係わる引出用ロック装置の一実施形態を示し、図1がその正面方向から見た縦断面図、図2が図1のA−A線矢視図、図3がキャビネット側のロック部材の横断面図である。なお、以下の説明において、図4及び図5と同一部位には同一符号を付して説明する。
図1〜図3に示すように、ロック装置10は、引出8側のロック部材11とキャビネット2側のロック部材12により構成されている。この両ロック部材11、12のうち、引出8側のロック部材11は、所定高さの角柱状の連結部11aと、この連結部11aの両端部に一体形成された長方形の板状の取付部11b及びガイド突条11cを有して、これらが例えば潤滑性を有する樹脂により断面略H形状に一体形成されている。この時、ガイド突条11cの所定位置には、キャビネット2の側板2a方向に所定寸法突出した受け部11dが一体形成されている。
また、キャビネット2側のロック部材12は、ロック本体12aと、このロック本体12aに一体化された係合部材12bを有し、係合部材12bにはガイド溝13が形成されている。すなわち、係合部材12bは、平板状の取付部13aと、この取付部13aの上下端部に垂直方向に突出形成された断面略L字形状の鈎部13bを有し、この取付部13aと鈎部13bにより前記ガイド溝13が形成されている。
そして、このガイド溝13の溝方向に沿った一方の開口側であるキャビネット2の開口側端部の上下の鈎部13b端面には、所定角度の略テーパ状のガイド面14がそれぞれ形成されている。このガイド面14とガイド溝13及び前記ロック部材11のガイド突条11cによって本発明のガイド手段が構成され、このガイド手段のガイド面14の角度は、後述する隙間寸法wの数mm程度の変位を吸収し得るように設定されている。なお、ガイド面14は、図3に拡大して示すように、例えば所定角度の平面状のテーパ面14aと、このテーパ面14aの先端に形成された円弧面14bとによって形成されている。
前記ロック本体12aは、本体ケース15と、この本体ケース15の開口端部を閉塞する蓋体15a(図3参照)等を有し、本体ケース15内にはカム16が移動可能に配設されると共に、本体ケース15の底壁上には鋼球からなる球体17が転動可能に収納されている。この時カム16は、非ロック位置とロック位置とに移動可能に設定されている。なお、本体ケース15(ロック本体12a)と係合部材12bは、本体ケース15と蓋体15a間と同様に例えば嵌め込み方式によって一体化されている。
そして、このように構成されたロック部材11、12は、次のようにして引出8とキャビネット2に取り付けられる。すなわち、図1及び図2に示すように、引出8側のロック部材11は、取付部11bに設けた係止爪20を、引出8の側板8aを構成するカバー22に設けた係止孔に係止させることにより、取付部11bがカバー22(つまり引出8の側板8a)に取り付けられる。なお、引出8の側板8aは、引出8自体の軽量化等を図るために、所定板厚の金属板からなるベース板21と、このベース板21を覆う薄い鉄板等からなるカバー22及びこのカバー22の前後の開口端部を閉塞するキャップ23等によって構成されている。
一方、キャビネット2側のロック部材12は、本体ケース15を側板2a内面に設けた凹部24内に位置させて、係合部材12bの取付部13aの外周端部を側板2a内面に当接させた状態で、取付部13aに設けた取付孔(図示せず)を利用してネジ固定したり、あるいは取付部13aを接着剤等により固定することにより取り付けられている。この両ロック部材11、12の取付状態において、ロック部材11のガイド突条11c等が側板8aの外側に所定寸法突出し、ロック部材12の係合部材12bが側板2aの内側に所定寸法突出すると共に、側板8aと側板2a間には、両ロック部材11、12の突出寸法に対応した隙間寸法w(図2参照)が形成された状態となっている。
次に、前記ロック装置1の動作について説明する。先ず、両ロック部材11、12の前述した取付状態において、通常の引き出し操作である引出8を引き出した図2の二点鎖線に示す引出位置から、矢印ハで示す方向に引出8をキャビネット2内に押し込むと、引出8と共にロック部材11も後方側に移動して、ロック部材11のガイド突条11cが例えば図3の実線位置から、ロック部材12(係合部材12b)のガイド面14に沿って矢印ホの如く移動してガイド溝13内に侵入し、二点鎖線で示すロック位置に設定される。
この時、ロック部材11がロック位置に停止しても、その受け部11dとロック部材12(カム16)の係止部16aとが上下方向において位置がずれており、本体ケース15内に移動可能な状態のカム16の係止部16aと受け部11dが係止されない状態となっている。また、このガイド突条11cとガイド溝13のガイド面14とによる係合でガイド突条11cが外側に所定寸法t(図2参照)移動、すなわちガイド突条11cが取り付けられた側板8aのカバー22が変形移動することになり、例えば図6に示すように、引出8の底板8dが荷重で撓んで側板8aの上部が互いに接近する方向に変位しても、この変位(変形)が吸収されることになる。
この動作は、引出8を押し込み位置から図2の矢印ニの如く引き出す場合も同様であり、引出8のロック部材11のガイド突条11cが係合部材12のガイド溝13とガイド面14に沿って前方に移動して、その係合状態が解かれることになる。この時、カム16の移動が許容されて係止部16aが受け部11dに係止されない状態となっており、引出8の引き出し操作がスムーズに行えることになる。
また、引出8を押し込んだ状態において、例えば地震が発生しキャビネット2を介して本体ケース15が所定の振幅で揺れると、本体ケース15内の球体17が転動してカム16の移動が規制され、カム16に設けた係止部16aがロック位置に固定される。これにより、地震の揺れにより引出8を前方に引き出す力が作用しても、係止部16aと受け部11dとが係止されてロック装置1がロック状態となり、引出8の前方への飛び出しが規制されることになる。
つまり、前記ロック装置1の場合、キャビネット2側のロック部材12の係合部材12bにカイド面14を設け、このガイド面14に引出8側のロック部材11のガイド突条11cを係合させつつスライド移動させることにより、ガイド面14の傾斜角度に応じた例えば側板8aの変位を吸収できることになる。
このように、上記実施形態のロック装置1にあっては、引出8の側板8a外面にガイド突条11cを有するロック部材11を取り付け、キャビネット2の側板2a内面に、係止部16a等を有する本体ケース15及びガイド溝13とガイド面14等を有する係合部材12b等からなるロック部材12を取り付けているため、ガイド溝13の開口側端部に設けたガイド面14により、ガイド突条11cと係合部材12bの係合動作を案内することができると共に両ロック部材11、12間の隙間寸法、すなわち引出8の側板8aの変形等を吸収することができる。
その結果、例えば引出8の底板8dの撓みによる側板8a上部の内側への変形や、システムキッチン1の施工時の変形、長年の使用あるいはカウンター7上への荷重による側板8aの変形等による、側板8aと側板2a間の隙間寸法wの変化やバラツキ等(変位)を吸収して、引出8とキャビネット2に設けられる両ロック部材11、12がロックされない状態や、両ロック部材11,12の互いの干渉等を防止できて、システムキッチン1を長期に亘り使用したとしても、地震発生時等にロック装置10に安定したロック状態を得ることができると共に引き出し操作をスムーズに行うことが可能となる。
また、ロック部材11にガイド突条11cが設けられ、ロック部材12の係合部材12bにガイド溝13が設けられているため、ガイド溝13とガイド突条11cとの係合によって、両ロック部材11、12の係合動作をスムーズに行うことができると共に、ガイド面14によってガイド突条11cとガイド溝13との係合開始動作をスムーズに行うことができる。特に、ガイド面14が係合開始側端部を幅広に形成したテーパ面14aや円弧面14bで形成されているため、テーパ面14a等によりガイド溝13やガイド突条11cを一層スムーズに案内できて、両ロック部材11,12間の隙間寸法の変位を確実に吸収することができると共に、ガイド面14自体を簡易に形成することができる。
さらに、キャビネット2側のロック部材12が、球体17と係止部16aを有するカム16が本体ケース15内に配置されたロック本体12aを有し、引出8側のロック部材11が、ロック部材12がロック位置の時に係止部16aに係止可能な受け部11dを有するため、球体17を有するロック本体12aにより地震を感知して当該ロック部材12の係止部16aをロック位置に良好に設定できると共に、このロック部材12の係止部16aをロック部材11の受け部11dに係止させることができて、地震発生時に引出8を確実にロックすることができる。
また、引出8の側板8aがベース板21と該ベース板21を覆うカバー22等を有して、カバー22にロック部材11が取り付けられているため、引出8の軽量化を図りつつ、底板8dへの荷重で変形し易いカバー22の変形等を、ロック部材12のガイド面14によって効果的に吸収することができる。また、ガイド溝13を有するロック部材12がキャビネット2の側板2a内面に取り付けられ、ガイド突条11cを有するロック部材11が引出8の側板8a外面に取り付けられているため、両ロック部材11、12をキャビネット2と引出8にその両者間の間隔寸法をできるだけ小さくした状態で配置でき、これらのことから、ロック装置10を前記構成の側板8aを有するシステムキッチン1の引出8等に好適に設置することが可能となる。
なお、上記実施形態においては、引出8の側板8aをベース板21とこれを覆うカバー22等により構成したが、本発明はこの構成に限定されず、例えば図1の二点鎖線で示すように、所定板厚の板材で構成した側板8aにも適用することができる。また、上記実施形態においては、ガイド突条11cを有するロック部材11を引出8に取り付け、ガイド溝13やガイド面14を有するロック部材12をキャビネット2に取り付けたが、例えばロック部材11をキャビネット2に取り付け、ロック部材12を引出8に取り付けこともできるし、ガイド面14をガイド溝13ではなく、ガイド突条11cのガイド溝13と対向する面に設けたり、あるいはガイド面14をガイド突条11cとガイド溝13の両方に設けることもできる。
さらに、上記実施形態におけるロック部材12のロック本体12aの構成も一例であって、地震の振動を感知してその係止部16aを受け部11dに係止可能な他の適宜のロック本体を採用することができるし、ロック本体12aの本体ケース15やカム16の形状、ロック部材11、12の係止部16aや受け部11dの形状等も一例であって、例えば係止部16aと受け部11dを鈎状に形成する等、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜に変更することができる。
本発明は、システムキッチン等のキッチンへの適用に限らず、例えば洗面化粧台、各種ストッカー、各種机等の引出を有する全ての製品に適用できる。
1・・・システムキッチン、2・・・シンクキャビネット、2a・・・側板、3・・・乾燥機キャビネット、4・・・調理台キャビネット、5・・・コンロキャビネット、8・・・引出、8a・・・側板、8b・・・鏡板、8c・・・背面板、8d・・・底板、10・・・ロック装置、11・・・ロック部材、11a・・・連結部、11b・・・取付部、11c・・・ガイド突条、11d・・・受け部、12・・・ロック部材、12a・・・ロック本体、12b・・・係合部材、13・・・ガイド溝、13a・・・取付部、13b・・・鈎部、14・・・ガイド面、14a・・・テーパ面、14b・・・円弧面、15・・・本体ケース、16・・・カム、16a・・・係止部、17・・・球体、20・・・係止爪、21・・・ベース板、22・・・カバー、23・・・キャップ、24・・・凹部、w・・・隙間寸法。
Claims (6)
- キャビネットに配設されたロック部材と、前記キャビネット内に引き出し可能な引出に配設されたロック部材と、を備え、両ロック部材が互いに係合してロック位置で係止されることにより引出をロックする引出用ロック装置であって、
前記両ロック部材の互いに係合する部分に、両ロック部材の係合動作を案内すると共に両ロック部材間の隙間寸法の変位吸収機能を有するガイド手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の引出用ロック装置。 - 前記ガイド手段は、前記両ロック部材の互いに対向する部分に設けられたガイド溝及びガイド突条と、該ガイド溝とガイド突条の少なくとも一方の係合開始側端部に設けられたガイド面と、を有することを特徴とする請求項1に記載の引出用ロック装置。
- 前記ガイド面は、係合開始側端部が幅広に形成されたテーパ面であることを特徴とする請求項2に記載の引出用ロック装置。
- 前記両ロック部材のうち一方のロック部材は、振動による球体の転動で係止部を有するカムをロック位置と非ロック位置に設定するロック本体を有し、他方のロック部材は、一方のロック部材が前記ロック位置の時に前記係止部に係止可能な受け部を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の引出用ロック装置。
- 前記引出は、その側板がベース板と該ベース板を覆うカバーを有し、該カバーに前記ロック部材の一方が取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の引出用ロック装置。
- 前記ガイド溝を有するロック部材がキャビネットの側板内面に取り付けられ、前記ガイド突条を有するロック部材が引出の側板外面に取り付けられていることを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載の引出用ロック装置。
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