JP2007143777A - キャビネット用前板 - Google Patents
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Abstract
【課題】下枠部材に浸入した液体が板材下端に接触することを防ぐことで、液体が板材に対して変色や腐食等の悪影響を及ぼすことを防止するキャビネット用前板を提供する
【解決手段】板材12と、溝型で内側に板材12の下端がはめ込まれる下枠部材11とを備えるキャビネット用前板1において、前記下枠部材11の内側底面111近傍には、板材12の下端を当止させて、この下端が下枠部材11の内側底面111と接触するのを防ぐ凸部3を有している。又、凸部3は下枠部材11の溝幅方向の凸条である。
【選択図】図2
【解決手段】板材12と、溝型で内側に板材12の下端がはめ込まれる下枠部材11とを備えるキャビネット用前板1において、前記下枠部材11の内側底面111近傍には、板材12の下端を当止させて、この下端が下枠部材11の内側底面111と接触するのを防ぐ凸部3を有している。又、凸部3は下枠部材11の溝幅方向の凸条である。
【選択図】図2
Description
本願発明は、キッチンキャビネット等に用いられるキャビネット用前板に関するものである。
従来から、特開2004−223009号公報に示されるように、枠部材を備えたキャビネット用前板は知られている。図3に示されるように、このキャビネット用前板1は、引出し5などのキャビネットを構成する部分の前面において用いられる。引出し5は引出し本体51とキャビネット用前板1から構成され、キャビネット用前板1は枠部材10、板材12からなる。この例においては、枠部材10の下部が下枠部材11である。板材12は、枠部材10に上部から挿入されてはめ込まれ、固定される。この時、板材12の下端は下枠部材11にはめ込まれる。
このキャビネット用前板1の下部は、図4に示す如く、板材12の下端が、コ字状で溝型の下枠部材11に上部からはめ込まれた構造になっている。下枠部材11と板材12との間にはわずかに隙間110がある。板材12の表面に液体の水滴4が付着した場合、その水滴4は、板材12の表面を伝って下に落ち、隙間110から下枠部材11の内側に浸入し、水溜り41などとして下枠部材11の内側底面111近傍に滞留する。浸入した液体と板材12とが接触すると、板材12が変色や腐食するなどの問題が発生する。これは、浸入し滞留した液体が蒸発等により排出されるまでの間、板材12の下端と長時間接触した場合に特に問題となる。
この問題はあらゆるキャビネット用前板に起こりうる問題であるが、特に上部に水道の蛇口を備えた洗面化粧台やキッチンキャビネットに用いられる場合においては、水道からの水滴がキャビネット用前板に付着しやすいものである。
特開2004−223009号公報
本願発明は、上記背景技術に鑑みて発明されたものであり、その課題は、下枠部材に浸入した液体が板材下端に接触することを防ぐことで、液体が板材に対して変色や腐食等の悪影響を及ぼすことを防止するキャビネット用前板を提供することである。
上記課題を解決するために、本願発明は、板材と、溝型で内側に板材の下端がはめ込まれる下枠部材とを備えるキャビネット用前板において、前記下枠部材の内側底面近傍には、板材の下端を当止させて、この下端が下枠部材の内側底面と接触するのを防ぐ凸部を有している。又、凸部は下枠部材の溝幅方向の凸条である。又、板材は合板の前側表面に防水性の化粧板を貼着して構成されている。又、キャビネットに収容される食器洗い乾燥機の前板として用いられる。
本願発明のキャビネット用前板においては、下枠部材の内側底面近傍には板材の下端を当止させて、この下端が下枠部材の内側底面と接触するのを防ぐ凸部を有していることから、板材の下端と内側底面との間には空間があり、下枠部材の内側に浸入し滞留した液体が板材の下端と接触しないので、板材の変色や腐食等の問題が発生することを防ぐ。
凸部は下枠部材の内側底面近傍に設けられていることから、本願発明のキャビネット用前板が用いられているキャビネットその他家具等の美感を損ねることが無い。
又、凸部は下枠部材の溝幅方向の凸条である場合には、凸部はリブとして作用し、下枠部材の強度を増すことが可能となる。
又、板材が合板の前側表面に防水性の化粧板を貼着して構成されている場合においては、合板が下枠部材の内側に浸入した液体を吸収して、合板と化粧板の間に膨れを生じることがある。特に長時間接触した場合にはこの問題が顕著であるが、本願発明によりこの問題を防ぐことが可能になる。
又、本願発明のキャビネット用前板がキャビネットに収容される食器洗い乾燥機の前板として用いられる場合においては、前板に液体がかかりやすく、又清潔に保つ必要がある食器洗い乾燥機において、下枠部材に浸入した液体により板材が変色や腐食する等の悪影響を防ぐことが可能となる。又、食器洗い乾燥機の前板が備える板材が合板の前側表面に防水性の化粧板を貼着して構成されている場合には、食器洗い乾燥機から発生する熱によって、液体を吸収した合板がさらに膨れを生じやすくなるという問題が発生するが、本願発明によりこの問題が防止される。
図1、2は、本願の請求項1〜4全てに対応した一実施形態であるキャビネット用前板1を示している。この実施形態においては、板材12と、溝型で内側に板材12の下端がはめ込まれる下枠部材11とを備えるキャビネット用前板1において、前記下枠部材11の内側底面111近傍には、板材12の下端を当止させて、この下端が下枠部材11の内側底面111と接触するのを防ぐ凸部3を有している。又、凸部3は下枠部材11の溝幅方向の凸条である。又、板材12は合板122の前側表面に防水性の化粧板121を貼着して構成されている。又、キャビネットに収容される食器洗い乾燥機2の前板として用いられる。
以下、この実施形態のキャビネット用前板を、より具体的詳細に説明する。図1、2に示すように、キャビネット用前板1はキッチンにおいて、キッチンキャビネットに収容される食器洗い乾燥機2の前板として使用される。上面に蛇口やシンク、調理台を備えたキッチンキャビネットに、食器洗い乾燥機2が収容されて含まれており、その前面には、この実施形態のキャビネット用前板1が固定されている。
食器洗い乾燥機2はキャビネットに収容された引出し式であり、その中に洗浄する食器を収めるようになされている。食器洗い乾燥機2を引出すための引手は、キャビネット用前板1前側表面に設けられている。食器洗い乾燥機2の食器を収める空間とキャビネット用前板1とは、キャビネット用前板1の後ろ側に設けられた、ステンレスやプラスチック等の防水性を有する素材からなる部材(図示せず)により遮蔽されているため、食器を洗浄するための水が直接キャビネット用前板1の後部表面にかかることはない。食器洗い乾燥機2が動作している間に発生する水蒸気は、キャビネット用前板1よりも上部に設けられた蒸気排出孔から外部に排出される。
キャビネット用前板1は、板材12と、板材12周辺部に設けた枠部材10とを備えている。この実施形態では、下枠部材11は枠部材10の下側部分であり、板材12の下端がはめ込まれている。枠部材10はステンレスやアルミニウム等の金属製である。
キャビネット用前板1は、水を使用する食器洗い乾燥機2の前板であるため、板材12には、食器洗い乾燥機2を開けた時に、食器の出し入れ等に伴って水が付着する。板材12の表面にはキッチンキャビネット上面に備えられた蛇口からの水や、調理台で調理される料理の素材、調味料等の液体もかかる。かかった液体は、板材12の前部表面を伝って下に行き、下枠部材11と板材12との隙間110から、溝型の下枠部材11内側に浸入する。板材12は、図2(c)が示すように、その上下端がコ字状で溝型の枠部材10にはめ込まれた構造であり、又左右端も同様に枠部材10にはめ込まれた構造であることから、下枠部材11に浸入した液体は下枠部材11の内側底面111付近に滞留するが、凸部3が板材12の下端を当止させているため、板材12の下端と内側底面111との間には空間を有し、板材12の下端と滞留した液体とが接触することを防止する。
凸部3は下枠部材11の内側底面111の近傍に等間隔で複数個設けられた凸条である。
この実施形態のキャビネット用前板1においては、下枠部材11の内側底面111近傍には板材12の下端を当止させて、この下端が下枠部材11の内側底面111と接触するのを防ぐ凸部3を有していることから、板材12の下端と内側底面111との間には空間があり、下枠部材11の内側に浸入し滞留した液体が板材12の下端と接触しないので、板材12の変色や腐食等の問題が発生することを防ぐ。
又、凸部3は下枠部材11の溝幅方向の凸条であるので、凸部3はリブとして作用し、下枠部材11の強度を増すことが可能となる。
又、板材12が合板122の前側表面に防水性の化粧板121を貼着して構成されているため、合板122が下枠部材11の内側に浸入し滞留した液体を吸収して、合板122と化粧板121の間に膨れを生じるという問題を防ぐことが可能となっている。
又、この実施形態のキャビネット用前板1はキャビネットに収容される食器洗い乾燥機2の前板として用いられるため、前板に液体がかかりやすい食器洗い乾燥機2において、下枠部材11に浸入した液体により板材が変色や腐食する等の悪影響を防ぐことが可能となる。又、食器洗い乾燥機2の前板が備える板材12が合板122の前側表面に防水性の化粧板121を貼着して構成されている場合には、食器洗い乾燥機2から発生する熱によって、液体を吸収した合板がさらに膨れを生じやすくなるという問題が発生するが、この実施形態によりこの問題が防止される。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されない。例えば、下枠部材11は枠部材10の一部分でなくてもよく、下枠部材11のみを用いた場合でもよい。この場合、下枠部材11の壁面部が前後左右にある場合においては、その壁面部と板材12によって液体の排出が妨げられるため、特に本願発明が有効である。又、枠部材10の上部を無くし、枠部材10に上部からはめ込んだ板材12を、枠部材10の横部分及び下枠部材11に設けたネジ孔を通じてネジ止めする構造にして、板材12を枠部材10に単純な工程で固定可能な構造となした場合でも有効である。
板材12の材質は、プラスチックや金属であってもよい。又、本願発明は出入口の扉や、洗面化粧台の下部に備えられたキャビネットの前板に適用されてもよい。枠部材10は金属製に限られず、プラスチック等他の材質によるものでもよい。凸部3の形状は限定されず、円筒状や直方体などでもよい。又凸部3は等間隔に設けられている必要は無く、また凸部3は一つでもよい。
キャビネット用前板1が用いられる食器洗い乾燥機2は、引出し式の構造に限られない。例えば、キャビネット用前板1は、食器洗い乾燥機2前面に備えられ、下部に蝶番を有し上部に引手を有して、手前側に開口する扉に取り付けられていてもよい。
1 キャビネット用前板
11 下枠部材
111 内側底面
12 板材
121 化粧板
122 合板
2 食器洗い乾燥機
3 凸部
11 下枠部材
111 内側底面
12 板材
121 化粧板
122 合板
2 食器洗い乾燥機
3 凸部
Claims (4)
- 板材と、溝型で内側に板材の下端がはめ込まれる下枠部材とを備えるキャビネット用前板において、前記下枠部材の内側底面近傍には、板材の下端を当止させて、この下端が下枠部材の内側底面と接触するのを防ぐ凸部を有することを特徴とするキャビネット用前板。
- 凸部は下枠部材の溝幅方向の凸条であることを特徴とする請求項1記載のキャビネット用前板。
- 板材は合板の前側表面に防水性の化粧板を貼着して構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャビネット用前板。
- キャビネットに収容される食器洗い乾燥機の前板として用いられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のキャビネット用前板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005341118A JP2007143777A (ja) | 2005-11-25 | 2005-11-25 | キャビネット用前板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005341118A JP2007143777A (ja) | 2005-11-25 | 2005-11-25 | キャビネット用前板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007143777A true JP2007143777A (ja) | 2007-06-14 |
Family
ID=38205904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005341118A Pending JP2007143777A (ja) | 2005-11-25 | 2005-11-25 | キャビネット用前板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007143777A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE202008008540U1 (de) * | 2008-06-30 | 2009-11-19 | Paul Hettich Gmbh & Co. Kg | Wandelement |
-
2005
- 2005-11-25 JP JP2005341118A patent/JP2007143777A/ja active Pending
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DE202008008540U1 (de) * | 2008-06-30 | 2009-11-19 | Paul Hettich Gmbh & Co. Kg | Wandelement |
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