JP2007143744A - 体脂肪測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】体脂肪測定装置において、電極に大きな接触抵抗が生じた場合であっても、改めて体脂肪量の測定をしなおすことなく信頼性の高い体脂肪量を測定する。
【解決手段】体脂肪測定装置1は、差動増幅回路5と、切替手段9と、比較手段10と、演算回路7とを備える。切替手段9は、体脂肪測定装置1の回路の電圧を測定する差動増幅回路5に第1の電流経路における電圧V1´と電圧V2´が入力されると、第2の電流経路として電圧の印加方向を切替える。演算回路7は、第1の電流経路と第2の電流経路における差電圧ΔV4を求める。比較手段10において、差電圧Δ4が所定の電圧値ΔVより小さいと判断されたとき、演算回路7は、電圧V41又は電圧V42から求めた電圧V4を基に、体脂肪量を算出することにより、改めて測定をしなおすことなく、信頼性の高い体脂肪量測定が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、体脂肪測定装置に関する。
従来の体脂肪測定装置としては、例えば、特許文献1に示されるように、人体腹部のインピーダンスを測定して、体脂肪と体脂肪以外の組織との電気特性の違いに基づいて体脂肪量を求める技術が知られている。特許文献1に示される体脂肪測定装置は、被測定者の腹部に複数の電流路形成電極と計測用電極を取付け、電流路形成電極に交流電流を流して電流路を形成する。計測用電極は、形成された電流路のおけるインピーダンスを測定する。体脂肪測定装置は、測定したインピーダンスに基づいて体脂肪量を計測する。図8に、従来の腹部インピーダンス測定装置の構成を示す。本装置は、定電流発生回路に接続された一対の電流印加電極と、電圧測定回路に接続された一対の電圧測定電極とを備え、腹部(図示は断面)の皮膚に対して、各電極を接触させ、腹部に電流を流してその時の電圧を検出し、もって、腹部インピーダンスを計測するものである。ここに、電極と皮膚との接触による接触抵抗の影響を除去するために、一般に四端子法によりインピーダンス測定する。
しかしながら、特許文献1や図8に示される技術においては、電極と被測定者との接触抵抗が大きいとき、体脂肪測定装置は体脂肪量を正確に計測できないことがあった。電極と腹部との接触抵抗は、被測定者の皮膚状態や電極の腹部への取付け状態によって変化することが知られている。そこで、体脂肪測定装置が正確に体脂肪量を測定できないとき、被測定者は、皮膚の状態を確認し、再度、複数の電極を腹部に取り付けた後、改めて体脂肪量を測定する必要があった。このため、被測定者の皮膚状態や電極の取付不良によって、いずれかの電極と腹部との接触抵抗が大きくなったとき、被測定者は、全ての電極と取り外して、改めて体脂肪量を計測しなおさなければならず、容易に信頼性の高い体脂肪量を知ることができなかった。
特開平2001−178697号公報
本発明は、上記従来例の問題を解決するためになされたものであり、被測定者が自身の皮膚状態を意識することなく電極を取り付けることができ、いずれかの電極に大きな接触抵抗が生じた場合であっても、改めて体脂肪量の測定をしなおすことなく信頼性の高い体脂肪量を測定できる体脂肪測定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、被測定体に接触配置される第1乃至第4の電極と、前記第1の電極及び前記第2の電極により被測定体に電流を印加する、定電流発生回路を含む印加部と、前記第3の電極及び前記第4の電極により被測定体から電圧を検出する検出部とを備え、前記検出部が検出した電圧から被測定体のインピーダンスを求めて被測定体の体脂肪量を算出する体脂肪測定装置において、前記第1及び第2の電極にそれぞれ接続される定電流発生回路の基準電位端子側と出力端子側とを、切替える切替手段と、前記切替手段によって電流の経路が切替えられた時、前記検出部により検出される切替前電圧と切替後電圧の差電圧を検出する検出手段と、前記差電圧と所定の電圧とを比較する比較手段とを備え、前記比較手段による比較結果に基づいてインピーダンスを求めて体脂肪量を算出するものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の体脂肪測定装置において、測定開始から所定の時間が経過したか否かを計測する計測手段と、算出された体脂肪量を報知する報知手段とをさらに備え、計測手段により計測された時間が所定の時間を経過しても差電圧が所定の電圧値より大きいとき、報知手段は、測定異常であることを報知するようにしたものである。
また、請求項3の発明は、被測定体に接触配置される第1乃至第4の電極と、前記第1の電極及び前記第2の電極により被測定体に電流を印加する、定電流発生回路を含む印加部と、前記第3の電極及び前記第4の電極により被測定体から電圧を検出する検出部とを備え、前記検出部が検出した電圧から被測定体のインピーダンスを求めて被測定体の体脂肪量を算出する体脂肪測定装置において、前記第1及び第2の電極にそれぞれ接続される定電流発生回路の基準電位端子側と出力端子側とを、切替える切替手段と、前記切替手段によって電圧の印加方向が切替えられたとき、前記検出部が検出した前記切替前電圧と切替後電圧との平均値を求める平均算出手段と、を備え、前記平均算出手段が求めた平均値に基づいてインピーダンスを求めて体脂肪量を算出するものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかの体脂肪測定装置において、切替手段は、印加部側に取り付けられているようにしたものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかの体脂肪測定装置において、切替手段は、検出部側に取り付けられているようにしたものである。
請求項1の発明によれば、体脂肪測定装置は、第1乃至第4の電極のいずれかが正しく被測定体2に接触配置されていない場合であっても、信頼性の高い体脂肪量を測定することができる。
請求項2の発明によれば、被測定者は、報知手段によって測定異常であることが報知されるため、容易に第1乃至第4の電極が被測定体2に正しく接触配置されていないことを知ることができる。
請求項3の発明によれば、体脂肪測定装置は、切替前電圧と切替後電圧との平均値に基づいてインピーダンスを求めることにより、信頼性の高い体脂肪量を測定することができる。
請求項4の発明によれば、体脂肪測定装置は、切替手段が印加部側に取り付けられることにより、信頼性の高い体脂肪量を測定することができる。
請求項5の発明によれば、体脂肪測定装置は、切替手段が検出部側に取り付けられることにより、検出部側のオフセット電圧による誤差を除去することができるため、信頼性の高い体脂肪量を測定することができる。
以下、本発明の第1の実施形態に係る体脂肪測定装置について、図1乃至図4を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る体脂肪測定装置の回路構成を示す。体脂肪測定装置1は、人体の腹部や太腿などの被測定体2の周囲に接触配置される第1の電極E1乃至第4の電極E4と、定電流発生回路3を含み第1の電極E1及び第2の電極E2に交流電圧を印加する印加部4と、第3の電極E3及び第4の電極E4から電圧を検出する検出部としての差動増幅回路5とを備える。差動増幅回路5には差動増幅回路5が増幅した電圧を平滑する平滑回路6が接続され、平滑回路6には体脂肪量を算出する演算回路7が接続され、演算回路7には体脂肪量を計測者に報知する報知手段としての報知回路8が接続される。さらに、体脂肪測定装置1は、印加部4と第1の電極E1及び第2の電極E2の間には、印加部4の電圧の印加方向を切替える切替手段9を備える。切替手段9は、印加部4による体脂肪測定装置1の回路への電圧印加部側に取り付けられている。
定電流回路3を含む印加部4は、オペアンプ回路を有するとともに、出力側ラインAと基準電位側ラインBとを有しており、出力側ラインAからは基準電位に対して交流が出力される。また、第1の電極E1乃至第2の電極E2がそれぞれ接続された接触抵抗Z1乃至接触抵抗Z4間のインピーダンスZ5を含む回路は、被測定体2を等価回路的に表したものである。
演算回路7は、所定の電圧と切替手段9によって電流の経路が切替えられる前後の電圧の差である差電圧とを比較する比較手段10と、切替手段9によって電圧の印加方向が切替えられる前後の電圧の平均値を算出する平均算出手段12とを備える。演算回路7には、体脂肪測定装置1の体脂肪測定時間を計測する計測手段11が接続される。第1の電極E1乃至第4の電極E4が被測定体2に接触配置されとき、各電極に発生する接触抵抗をそれぞれ接触抵抗Z1乃至接触抵抗Z4とし、被測定体2の内部に発生するインピーダンスをインピーダンスZ5とする。差動増幅回路5は、電圧V1´及び電圧V2´が入力されると電圧V3を出力する。平滑回路6は、電圧V3が入力されると電圧V4を出力する。
体脂肪測定装置1が測定を開始すると、定電流発生回路3は交流電流を発生させ、印加部4は第1の電極E1及び第2の電極E2に電圧を印加する。このとき、切替手段9は、第1の電流経路として印加部4の出力側ラインAを第1の電極E1に接続し、印加部4の基準電位側ラインBを第2の電極E2に接続する。このとき、差動増幅回路5には、電圧V1´と電圧V2´が入力されるものとする。その後、切替手段9が切替動作して第2の電流経路として印加部4の基準電位側ラインBを第1の電極E1に接続し、印加部4の出力側ラインAを第2の電極E2に接続する。このとき、差動増幅回路5に入力される電圧V1´、電圧V2´は前記とは異なったものとなる。なお、定電流発生回路3が発生させる交流電流は、被測定体2への影響を考慮して、例えば、数百μAである。また、被測定体2に発生するインピーダンスZ5は数Ωから数十Ωであるため、差動増幅回路5に入力される電圧V1´及び電圧V2´は、例えば、数百μVから数百mVである。
平滑回路6は、差動増幅回路5が出力した電圧V3を平滑し、電圧V4として演算回路7に出力する。ここで、第1の電流経路における電圧V4を電圧V41(後述)とし、第2の電流経路における電圧V4を電圧V42(後述)とする。演算回路7は、平滑回路6が出力した電圧V41と電圧V42との差の絶対値を差電圧ΔV4として求める。比較手段10は、差電圧ΔV4が所定の電圧値ΔVより小さいか否かを判断する。演算回路7は、比較手段10が所定の電圧値ΔVより差電圧ΔV4のほうが小さいと判断したとき、電圧V41か電圧V42のいずれかに基づいて被測定体2のインピーダンスZ5を求め、インピーダンスZ5から体脂肪量を算出する。報知回路8は、演算回路7が算出した体脂肪量を、例えば、数値として表示画面に表示して被測定者や計測者に報知する。
なお、第1の電極E1乃至第4の電極E4は、体脂肪測定装置1が正しく体脂肪量を測定するために、接触抵抗Zが大きくならない状態で被測定体2に接触配置されることが望ましい。第1の電極E1乃至第4の電極E4に大きな接触抵抗Zが発生すると、演算回路7は、被測定体2の正確なインピーダンスZ5を求めることができないため、正しい体脂肪量を算出できなくなる。ここで、接触抵抗Zが大きくなる原因としては、第1の電極E1乃至第4の電極E4が被測定体2に全く接触していない、又はほとんど接触してしない場合か、被測定体2の表面が過度に乾燥している場合が考えられる。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る体脂肪測定装置1の動作フローを示す。体脂肪測定装置1は、第1の電極E1乃至第4の電極E4が被測定体2に接触配置され電源が投入されると体脂肪量の測定を開始する(S101)。測定が開始されると、切替手段9は、まず、第1の電流経路となるように印加部4の出力側ラインAを第1の電極E1に接続し、印加部4の基準電位側ラインBを第2の電極E2に接続する。印加部4は、定電流発生回路3が交流電流を発生させることに応じて、第1の電極E1及び第2の電極E2に電圧を印加する(S102)。差動増幅回路5に第1の電流経路における電圧V1´及び電圧V2´が入力される。平滑回路6は、第1の電流経路における電圧V3に基づいて電圧V41を演算回路7に出力する(S103)。
適宜の回路動作に必要な時間の後、切替手段9は、第2の電流経路となるように、印加部4の基準電位側ラインBを第1の電極E1に接続し、印加部4の出力側ラインAを第2の電極E2に接続することにより電圧の印加方向を切替える。印加部4は、第1の電極E1及び第2の電極E2に電圧を印加する(S104)。差動増幅回路5に第2の電流経路における電圧V1´及び電圧V2´が入力される。平滑回路6は、第2の電流経路における電圧V3に基づいて電圧V42を演算回路7に出力する(S105)。
演算回路7は、平滑回路6が出力した電圧V41と電圧V42との差の絶対値を差電圧ΔV4として求める(S106)。比較手段10は、差電圧ΔV4が所定の電圧値ΔVより小さいか否かを判断する(S107)。比較手段10において、差電圧ΔV4が所定の電圧値ΔVより小さくないと判断されたとき(S107でNo)、第1の電極E1乃至第4の電極E4のいずれかが正常に被測定体2に接触していないものとして、切替手段9は、再度、第1の電流経路となるように印加部4の出力側ラインAを第1の電極E1に接続し、印加部4の反転入力側ラインBを第2の電極E2に接続する。体脂肪測定装置1は、ステップS103からステップS109の動作を繰り返す(S102)。
比較手段10において、差電圧ΔV4が所定の電圧値ΔVより小さいと判断されたとき(S107でYes)、第1の電極E1乃至第4の電極E4が正常に被測定体2に接触しているものとして、演算回路7は、電圧V41と又は電圧V42のいずれか一方を被測定体2のインピーダンスZ5を求めるために用いる平滑電圧V4として確定する(S108)。ここで、平滑電圧V4の確定は、例えば、予めプログラムにより電圧V41を平滑電圧V4としてもよいし、電圧V41と電圧V42のうち、数値の低い方を平滑電圧V4としてもよい。演算回路7は、確定した平滑電圧V4に基づいて被測定体2のインピーダンスZ5を求め、インピーダンスZ5から被測定体2の体脂肪量を算出する(S109)。報知回路8は、演算回路7が算出した体脂肪量を、例えば数値として表示画面に表示する(S110)。体脂肪測定装置1は、報知回路8が体脂肪量を報知すると体脂肪量の測定を終了する(S111)。
次に、いま、例えば、接触抵抗Z2のみが他の接触抵抗Zに比べて大きい異常の場合の動作を図3を参照して説明する。図3は、差動増幅回路5に入力された電圧V1´及び電圧V2´と、平滑回路6が出力した電圧V4を示す。図3(a)は、第1の電流経路における電圧V1´及び電圧V2´を示す。図3(b)は、第2の電流経路における電圧V1´及び電圧V2´を示す。図3(c)は、平滑回路6が出力した電圧V4を示す。ここに、接触抵抗Z1乃至接触抵抗Z4が全て低いとき(正常時)の電圧V1´と電圧V2´を実線で示し、接触抵抗Z2が大きいときの電圧V1´と電圧V2´を破線で示す。また、図3において、縦軸は電圧を示し、横軸は時間を示す。
図3(a)に示すように、第1の電流経路における電圧V1´及び電圧V2´は異常時に正常時より振幅が大きくなる。また、図3(b)に示すように、第2の電流経路における、電圧V1´及び電圧V2´は正常時、異常時ともに同じになる。その結果、図3(c)に示すように、平滑回路6が出力する第1の電流経路での電圧は電圧V41となり、第2の電流経路での電圧は電圧V42となる。電圧V41と電圧V42との差は、差電圧ΔV4となる。この差電圧V4が所定の電圧値ΔVよりも小さければ、いずれかの電圧V41又は電圧V42若しくは、両者の平均をとったものを、電圧V4として確定すればよい。この電圧V4を基に、上述のようにして体脂肪量を算出することにより、改めて測定をしなおすことなく、信頼性の高い体脂肪量測定が可能となる。
次に、接触抵抗Z3のみが他の接触抵抗Zに比べて大きい異常の場合の動作を図4を参照して説明する。図4は、差動増幅回路5に入力された電圧V1´及び電圧V2´と、平滑回路6が出力した電圧V4を示す。図4(a)は、第1の電流経路における電圧V1´及び電圧V2´を示す。図4(b)は、第2の電流経路における電圧V1´及び電圧V2´を示す。図4(c)は、平滑回路6が出力した電圧V4を示す。図4において、縦軸は電圧を示し、横軸は時間を示す。
図4(a)に示すように、第1の電流経路における電圧V1´は異常時に正常時より振幅が小さくなる。電圧V2´は正常時、異常時ともに同じになる。また、図4(b)に示すように、第2の電流経路における電圧V1´は異常時に正常時より振幅が小さくなる。電圧V2´は正常時、異常時ともに同じになる。なお、正常時において、第1の電流経路での電圧V1´の振幅は、第2の電流経路での電圧V1´の振幅より大きくなる。
その結果、図4(c)に示すように、平滑回路6が出力する第1の電流経路での電圧は電圧V41となり、第2の電流経路での電圧は電圧V42となる。ここで、正常時に平滑回路6が出力する電圧V4は、電圧V41と電圧V42との間の値となる。電圧V41と電圧V42との差電圧ΔV4が所定の電圧ΔVより小さければ、これら電圧V41と電圧V42との中間値V4を用いて体脂肪量を算出する。これにより、体脂肪測定装置1は、第1の電極E1乃至第4の電極E4のいずれかが正しく被測定体2に接触配置されていない場合であっても、電圧V41と電圧V42の中間値V4に基づいて体脂肪量を算出することにより信頼性を高めることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る体脂肪測定装置について、上述の図1に図5を加えて説明する。本実施形態においては、計測手段1は、体脂肪測定装置1が体脂肪量の測定を開始してから経過した体脂肪測定時間を計測する。演算回路7は、比較手段10において、差電圧ΔV4が所定の電圧値ΔVより小さくないと判断され、かつ、計測手段11により計測された体脂肪測定時間が所定時間を経過したとき、体脂肪量を算出することを中止する。演算回路7が体脂肪量の算出を中止すると、報知回路8は、例えば、表示画面に測定異常である旨を表示する。
本実施形態に係る体脂肪測定装置1の動作フローを図5に示す。比較手段10において、差電圧ΔV4が所定の電圧値ΔVより小さくないと判断されたとき(S107でNo)、演算回路7は、計測手段11により計測された体脂肪測定時間が所定時間を経過したか否かを判断する(S201)。ステップS201において所定時間が経過していないとき(S201でNo)、切替手段9は、再び、第1の電流経路となるように印加部4の出力側ラインAを第1の電極E1に接続し、印加部4の反転入力側ラインBを第2の電極E2に接続する。体脂肪測定装置1は、ステップS103からステップS109の動作を繰り返す(S102)。
ステップS201において所定時間が経過したとき(S201でYes)、演算回路7は、これ以上ステップS102からステップS201の動作を繰り返しても差電圧ΔV4が所定の電圧値ΔVより小さくならず、信頼性の高い体脂肪量を算出できないと判断して体脂肪量の算出を中止する(S202)。報知回路8は、演算回路7が体脂肪量の算出を中止すると、例えば、電極Eの接触配置が異常である旨を表示画面に表示する(S203)。これにより、体脂肪量測定装置1の使用者は、第1の電極E1乃至第4の電極E4が被測定体2に正しく接触配置されていないことを容易に知ることができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る体脂肪測定装置について、上述の図1に図6を加えて説明する。本実施形態においては、平均算出手段12は、比較手段10が所定の電圧値ΔVより差電圧ΔV4の方が小さいと判断したとき、V41とV42との平均値を算出する。演算回路7は、平均算出手段12が算出した平均値を平滑電圧V4として体脂肪量を算出する。その他の構成、動作は、上述の第2の実施形態と同様である。
本実施形態に係る体脂肪測定装置1の動作フローを図6に示す。ステップS107において、比較手段10において、差電圧ΔV4が所定の電圧値ΔVより小さいと判断されたとき(S107でYes)、演算回路7は、平均算出手段12が算出した電圧V41とV42との平均値を平滑電圧V4として確定する(S301)。演算回路7は、確定した平滑電圧V4から被測定体2の体脂肪量を算出する(S109)。報知回路8は体脂肪量を報知し(S110)、体脂肪測定装置1は体脂肪量の測定を終了する(S111)。これにより、体脂肪量測定装置1は、電圧V41と電圧V42との平均値を平滑電圧V4とすることにより、より信頼性の高い体脂肪量を算出することができる。
次に、本発明の第4の実施形態に係る体脂肪測定装置について、図7を参照して説明する。図7は、本発明の第4の実施形態に係る体脂肪測定装置1の回路構成を示す。本実施形態においては、切替手段9は、体脂肪測定装置1の回路の電圧検出側、すなわち第3の電極E3及び第4の電極E4と差動増幅回路5との間に取り付けられる。これにより、体脂肪測定装置1は、差動増幅回路5のオフセット電圧による誤差を除去することができるため、信頼性の高い体脂肪量を測定することができる。
なお、本発明は、上記各種実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態においては、切替手段9によって電流の経路が切替えられる前後の電圧の差である差電圧と所定の電圧とを比較する比較手段10を備えたものを示したが、電流経路切替え前後の電圧の平均を求めてインピーダンスを求める場合には、差電圧そのものを検出する必要はない。従って、そのようにして計測する構成においては、比較手段10は必要でない。
また、例えば、報知回路8は、体脂肪量を数値として表示画面に表示する構成でなく、音声によって報知する構成であっても構わない。また、例えば、計測手段11は、演算回路7に取り付けられる構成でなく、定電流発生回路3や差動増幅回路5に取り付けられる構成であっても構わない。
本発明の第1の実施形態に係る体脂肪測定装置の回路を示す構成図。 本発明の第1の実施形態に係る体脂肪測定装置1の動作フローチャート。 (a)(b)(c)はそれぞれ本発明の第1の実施形態に係る電圧の変化を示す説明図。 (a)(b)(c)はそれぞれ本発明の第1の実施形態に係る上述とは別の状態での電圧の変化を示す説明図。 本発明の第2の実施形態に係る体脂肪測定装置1の動作フローチャート。 本発明の第3の実施形態に係る体脂肪測定装置1の動作フローチャート。 本発明の第4の実施形態に係る体脂肪測定装置1の回路を示す構成図。 従来の体脂肪測定装置の構成図。
符号の説明
1 体脂肪測定装置
2 被測定体
3 定電流発生回路
4 印加部
5 差動増幅回路(検出部)
8 報知回路(報知部)
9 切替手段
10 比較手段
11 計測手段
12 平均算出手段
E1 第1の電極
E2 第2の電極
E3 第3の電極
E4 第4の電極
Z5 インピーダンス

Claims (5)

  1. 被測定体に接触配置される第1乃至第4の電極と、
    前記第1の電極及び前記第2の電極により被測定体に電流を印加する、定電流発生回路を含む印加部と、
    前記第3の電極及び前記第4の電極により被測定体から電圧を検出する検出部とを備え、
    前記検出部が検出した電圧から被測定体のインピーダンスを求めて被測定体の体脂肪量を算出する体脂肪測定装置において、
    前記第1及び第2の電極にそれぞれ接続される定電流発生回路の基準電位端子側と出力端子側とを、切替える切替手段と、
    前記切替手段によって電流の経路が切替えられた時、前記検出部により検出される切替前電圧と切替後電圧の差電圧を検出する検出手段と、
    前記差電圧と所定の電圧とを比較する比較手段とを備え、
    前記比較手段による比較結果に基づいてインピーダンスを求めて体脂肪量を算出することを特徴とする体脂肪測定装置。
  2. 測定開始から所定の時間が経過したか否かを計測する計測手段と、
    算出された体脂肪量を報知する報知手段とをさらに備え、
    前記計測手段により計測された時間が所定の時間を経過しても前記差電圧が前記所定の電圧値より大きいとき、前記報知手段は、測定異常であることを報知することを特徴とする請求項1に記載の体脂肪測定装置。
  3. 被測定体に接触配置される第1乃至第4の電極と、
    前記第1の電極及び前記第2の電極により被測定体に電流を印加する、定電流発生回路を含む印加部と、
    前記第3の電極及び前記第4の電極により被測定体から電圧を検出する検出部とを備え、
    前記検出部が検出した電圧から被測定体のインピーダンスを求めて被測定体の体脂肪量を算出する体脂肪測定装置において、
    前記第1及び第2の電極にそれぞれ接続される定電流発生回路の基準電位端子側と出力端子側とを、切替える切替手段と、
    前記切替手段によって電圧の印加方向が切替えられたとき、前記検出部が検出した前記切替前電圧と切替後電圧との平均値を求める平均算出手段と、を備え、
    前記平均算出手段が求めた平均値に基づいてインピーダンスを求めて体脂肪量を算出することを特徴とする体脂肪測定装置。
  4. 前記切替手段は、前記印加部側に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の体脂肪測定装置。
  5. 前記切替手段は、前記検出部側に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の体脂肪測定装置。
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