JP2007143187A - 携帯通信機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】制御部1には着信の開始から切断メッセージを受信するまでの時間(呼出時間)を測定する呼出時間測定手段10が設けられており、測定した呼出時間を着信履歴とともに着信履歴データベースに記憶する。着信履歴を表示部3に表示させたときに、その着信呼の呼出時間も表示させることにより、ユーザーはワン切り着信であるか否かを判断することが可能となる。また、ワン切り着信であると判定した発信者番号を記憶するブラックリスト及び知人などの電話番号を記憶するホワイトリストを設け、ブラックリストに登録されている番号からの着信は着信拒否または留守番電話に転送し、ホワイトリストに登録されている番号からの着信はそのまま着信し、未知の番号からの着信は予め設定した時間を経過した後に呼出を行うようにする。
【選択図】図1
Description
また、従来より、携帯電話機の機能として、予め登録してある電話番号について着信を拒否する指定着信拒否機能が設けられている。
しかし、携帯電話事業者は明らかな悪意の業者からの着信といえども、技術的には可能であるが法的あるいは約款上の理由により、発着信を制限するわけにはいかず、ネットワーク側での対処は事実上困難であった。
そこで本発明は、ワン切り着信を自動的に制限する機能を有する携帯通信機器を提供することを目的としている。
また、任意の時間を設定することができるワン切り時間設定メモリと、発信者番号が前記ブラックリスト記憶手段及び前記ホワイトリスト記憶手段のいずれにも記憶されていない電話番号からの着信があったときに、呼出時間の測定を開始するとともに呼出動作を抑制し、呼出時間が前記ワン切り時間設定メモリに設定されている時間を経過する前にその着信呼が網側から切断されたときは、その発信者番号を前記ブラックリスト記憶手段に記憶する手段とを有するものである。
さらに、前記ブラックリスト記憶手段に発信者番号を記憶したときに、その着信履歴を前記着信履歴記憶手段から削除する手段を有するものである。
さらにまた、メモリダイヤルに記憶されている電話番号を前記ホワイトリストに記憶する手段を有するものである。
さらに、ブラックリストデータベースを有しているので、一度検知したワン切り着信については、以後自動的に拒否されるため、ワン切り着信呼によるネットワークの負荷が軽くなる。
さらにまた、ホワイトリストデータベースを有しているので、ホワイトリストに記録されている番号からの着信は呼出抑制されることがない。
以上のように、本発明の携帯通信機器によれば、ワン切り行為そのものの意味がなくなり、結果的にワン切り発信を抑止することができる。
この図において、1はマイクロプロセッサなどからなる制御部、2は各種制御プログラムや各種データを記憶するメモリ部、3は表示部、4は操作キー、5はアンテナ、6は送受信部、7は音声信号処理などを行う信号処理部、8はマイク、9はスピーカである。
ここで、前記メモリ部2には、メモリダイヤル(電話帳)データベース、着信履歴データベース、発信履歴データベースなどの各種データ、及び、後述するブラックリストデータベースやホワイトリストデータベースが記憶されている。また、前記制御部1には、着信呼の呼出時間(呼出音の鳴動時間)を計測する呼出時間測定手段10が設けられている。この呼出時間測定手段10は、例えば、呼設定メッセージの受信により測定を開始し、網側からの切断メッセージの受信により測定を終了することにより、着信の開始からその着信呼が網側から切断されるまでの時間を計測するものであり、実際にはソフトウェアにより実現される。
この図に示すように、本発明においては、着信履歴データベースに、着信があったときにその日時、発信者番号(発信者番号通知があった場合)及び着信種別を記憶するだけではなく、前記呼出時間測定手段10で計測した呼出時間も記憶するようにしている。
そして、ユーザーが着信履歴を表示部3で表示させたときに、その着信の呼出時間も表示するようにしているので、ユーザーは不在着信の着信履歴に表示されている呼出時間をみることにより、その着信が所謂ワン切りの可能性が高いものであるか否かを認識することができる。したがって、ユーザーがワン切りの可能性の高い着信履歴の発信者番号に電話をかけることを防止することができる。
この図に示すように、着信があったとき、着信履歴データベースに着信日時、発信者番号(番号が通知されないときはその理由:非通知設定/公衆電話/通知不可能)を記録し、表示部に着信表示を行うとともに、ユーザーの設定に基づいて着信音あるいは着信メロディの鳴動あるいは振動装置の振動を開始して呼出を開始し、さらに、呼出時間測定手段10にて呼出時間の測定を開始する(S11)。そして、この着信呼が網側から切断されたか否か(S12)、ユーザーが着信拒否の操作をしたか否か(S13)、及び、ユーザーが着信に応答したか否か(S14)を判定する。
網側から切断メッセージを受信し、着信が終了したときは(S12がYES)、前記呼出時間測定手段10による呼出時間の測定を終了し(S15)、着信履歴データベースのその呼の着信履歴情報に、種別(不在着信)及び測定した呼出時間を記録する(S16)。
また、ユーザーにより着信拒否操作が行われたときは(S13がYES)、開放完了メッセージを送出するなどして着信を終了し、呼出時間測定を終了して(S17)、着信履歴データベースにその着信についての種別(着信拒否)を記録する(S18)。なお、着信種別を不在着信としてもよいし、また、測定した呼出時間は記憶してもよいし、記憶しないようにしてもよい。
さらに、ユーザーが着信に応答したときは(S14がYES)、呼出時間の測定を終了し、通話を開始させる(S19)。
図4は、着信履歴の表示例を示す図である。この図に示すように、本発明によれば、着信履歴表示中に前述のようにして測定し記録した呼出時間が表示されているために、ユーザーは、その着信がいわゆるワン切りであるか否かを判定することができ、その着信の発信者に対して電話をかけることを防止することができる。
なお、前記着信履歴表示において、呼出時間が予め設定した所定の時間(例えば、2秒間)よりも、短い場合には、その表示色を他の情報とは異なるものとしたり、あるいは、そのことを示す情報を付加するなどして、ユーザーに対し注意を喚起するようにしてもよい。
この図に示すように、着信があったとき、着信履歴データベースにその日時及び発信者番号などを記録するとともに、前記呼出時間測定手段10により、その着信呼の呼出時間の計測を開始する(ステップS21)。ただし、表示部における着信表示、及び、着信音の鳴動あるいは振動装置の振動はまだ開始させずにオフ状態のままにしておく。すなわち、この段階では、ユーザーを呼び出さない。
なお、前記ステップS24で着信履歴を削除することなく、記録だけは残すようにしてもよい。この場合は、前述した場合と同様に、その呼の呼出時間を着信履歴に記録するようにする。
そこで、ユーザーが悪意の発信者であると判断した電話番号を記録したブラックリスト及びユーザーの家族や知人等の電話番号を記録したホワイトリストを用いる本発明の携帯通信機器の一実施の形態について説明する。この実施の形態によれば、前述した第1の実施の形態などにおいてユーザーが着信履歴の呼出時間をみて悪意のワン切り呼であると判断した番号から再度の着信があったときなどに、その着信を制限することができ、また、ユーザーがメモリダイヤルに記憶しているような既知の電話番号からの着信については、前述した場合のように呼出抑止をすることなく、通常の着信動作を行うことが可能となる。
図7の(a)に示すように、ユーザーは前記表示部3に着信履歴を表示させ、その確認を行う(ステップS31)。図7の(b)は、このときの着信履歴表示の一例を示す図であり、図示するように、着信履歴表示画面の下部にブラックリストへの登録を行うか否かの選択部が表示されている。ユーザーがこの着信履歴をみてブラックリストに登録すると判断したときは、操作キーを用いてブラックリスト(1)Yesを選択する。このようにブラックリスト登録操作が行われると(S32がYES)、その着信履歴情報に含まれている発信者番号がブラックリストデータベースに記録される(S33)。そして、その着信履歴に含まれている呼出時間が前記ワン切り時間設定メモリに記録されているワン切り時間よりも長いか否かが判定され(S34)、YESのときはその着信履歴の呼出時間が前記ワン切り時間設定メモリに設定される(S35)。そして、処理すべき次の着信履歴があるか無いかを判定し(S36)、終りでないときは次の着信履歴を表示させて(S37)、上述の処理を繰り返す。
図8において、着信があると、その着信の日時及び発信者番号などを着信履歴データベースに記録し(ステップS41)、次に、該着信呼に発信者番号が含まれているか否かが判定される(ステップS42)。ここで、発信者番号非通知などで発信者番号が含まれていないとき(S42がNO)は、通常の着信動作が行われる(S50)。
また、(2)ブラックリストに登録されている電話番号であるときは、ユーザーの呼出を行わずに即時に、留守番電話機能に転送する(S45)、あるいは、開放完了メッセージを送信して着信拒否を行う(S45’)のいずれかを実行する。S45とS45’のいずれを実行するかは、任意であるが、ユーザーが選択して設定できるようにしてもよい。また、ステップS45の留守番電話機能としては、移動機に搭載されている簡易留守番電話機能(移動機内のメモリに伝言メッセージを録音させる)を使用してもよいし、あるいは、網側でメッセージを記憶する留守番電話サービスを使用してもよい。あるいはまた、転送電話サービスを実行させるようにしてもよい。このように、ブラックリストデータベースに登録されている番号からの着信は着信制限されることとなる。
一方、前記ワン切り時間設定メモリに設定されているワン切り時間を経過する前に網側から呼切断メッセージが受信されたときは、ステップS49に進み、その発信者番号を前記ブラックリストに登録するとともに、前記ステップS41で記録したその着信履歴を前記着信履歴データベースから削除する。これにより、ユーザーはその着信を知覚することがない。
また、ホワイトリストに記録されている番号からの着信については、前述した着信制限を行うことなく通常の着信動作を行うことができる。
さらに、前記ステップS49において、前記ワン切り時間設定メモリに設定したワン切り時間よりも短い時間で切断された着信呼の電話番号を自動的にブラックリストに登録するようにしているため、未知の番号からの新たなワン切り呼をユーザーが認識することがなく、また、ブラックリストに自動的に記録することができる。
さらにまた、前記ブラックリストデータベース、ホワイトリストデータベースは、ワン切り防止以外の迷惑電話(あるいはメール)の抑止機能としても活用することができる。
2 メモリ
3 表示部
4 操作キー
5 アンテナ
6 送受信部
7 信号処理部
8 マイク
9 スピーカー
10 呼出時間測定手段
Claims (4)
- 着信があったときにその着信履歴情報を記憶する着信履歴記憶手段と、
ユーザーにより設定された電話番号を記憶するブラックリスト記憶手段と、
ユーザーにより設定された電話番号を記憶するホワイトリスト記憶手段と、
発信者番号が通知されていない着信及び前記ホワイトリスト記憶手段に記憶されている電話番号からの着信があったときに、通常の着信動作を行う手段と、
前記ブラックリスト記憶手段に記憶されている電話番号からの着信があったときに、即時に、着信拒否又は留守番電話機能に転送する手段と
を有することを特徴とする携帯通信機器。 - 任意の時間を設定することができるワン切り時間設定メモリと、
発信者番号が前記ブラックリスト記憶手段及び前記ホワイトリスト記憶手段のいずれにも記憶されていない電話番号からの着信があったときに、呼出時間の測定を開始するとともに呼出動作を抑制し、呼出時間が前記ワン切り時間設定メモリに設定されている時間を経過する前にその着信呼が網側から切断されたときは、その発信者番号を前記ブラックリスト記憶手段に記憶する手段と
を有することを特徴とする請求項1記載の携帯通信機器。 - 前記ブラックリスト記憶手段に発信者番号を記憶したときに、その着信履歴を前記着信履歴記憶手段から削除する手段を有することを特徴とする請求項2記載の携帯通信機器。
- メモリダイヤルに記憶されている電話番号を前記ホワイトリストに記憶する手段を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の携帯通信機器。
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