JP2007142993A - カメラ姿勢制御装置及び移動型カメラ装置 - Google Patents

カメラ姿勢制御装置及び移動型カメラ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】カメラの位置を高くして傾斜面を走行する場合であっても、雲台取り付け面を水平に保持するとともに、転倒を防止することが可能なカメラ姿勢制御装置を提供する。
【解決手段】カメラ姿勢制御装置1は、カメラ3aを支持する支柱42と、この支柱42の下端を、当該支柱42の所定位置を支点として、車両装置2の移動方向に対して前後方向及び左右方向に沿って移動させる支柱駆動部43と、車両装置2の傾斜角を検出する傾斜角検出部44と、この傾斜角検出部44で検出された傾斜角に基づいて、支柱42を鉛直に保持するように支柱駆動部43の駆動制御を行う支柱駆動制御部49Aと、を備えることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、移動体に備えられたカメラの姿勢を制御するカメラ姿勢制御装置、及び、そのカメラ姿勢制御装置を備えた移動型カメラ装置に関する。
一般に、放送用等のカメラを搭載した移動体を、遠隔操作することで、移動しながら被写体を撮影する遠隔撮影システムが知られている。この遠隔撮影システムは、例えば、競技場に沿って予め敷設されたレール上を走行する移動体にカメラを搭載することで、カメラを移動させながら撮影を行うものである。
しかし、この遠隔撮影システムでは、予め決められた軌道であるレール上でしか移動体の移動を行うことができず、画一的な映像しか撮影できなかった。
この問題を解決するために、無線操作によって駆動する4輪や無限軌道の駆動機構を有するラジオコントロールカー等の移動体に小型カメラを搭載し、リモートコントロール装置の操作により撮影方向を自在に変えることを可能とした技術が開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2004−125773号公報(段落0024〜0036、図1〜5) 特開2005−117384号公報(段落0008〜0026、図1〜4)
しかし、放送用の撮影を行う場合、カメラを人(成人)の目の高さ(約160センチメートル〔cm〕)の位置に配設して撮影を行うことが一般的であるのに対し、従来のカメラを搭載した移動体を移動させる各装置では、カメラが50センチメートル程度の高さの位置に配設されるため、犬等の小動物の視点での撮影となってしまうという問題がある。この問題を解決するためには、移動体にポール等を設置し、その先端にカメラを配置することで視点を上げる手法が考えられる。しかし、放送用のカメラの場合、カメラの方向(パン・チルト)を制御する雲台とカメラ本体とをポール上に配置する必要があるため、重心位置が高くなり、移動体が4輪の車両であっても移動時に転倒してしまうという問題がある。
また、放送用の撮影を行う場合、カメラの姿勢は、基本的には雲台取り付け面を水平に保つことが原則である。しかし、従来の装置では、坂道等、走行面が傾斜している場合、雲台取り付け面を水平に保つことができず、当該装置で撮影された映像は、走行面の傾斜に伴った傾いた映像となってしまうという問題がある。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、ポールを鉛直に保持することで、カメラの位置を人の目の高さ程度に高くした場合であっても転倒を防止し、坂道や傾斜面を走行する場合であっても雲台取り付け面を水平に保持することが可能なカメラ姿勢制御装置及び移動型カメラ装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために創案されたものであり、まず、請求項1に記載のカメラ姿勢制御装置は、移動体に備えられたカメラの姿勢を制御するカメラ姿勢制御装置であって、前記カメラを支持する支柱と、この支柱の下端を、当該支柱の所定位置を支点として、前記移動体の移動方向に対して前後方向及び左右方向に沿って移動させる支柱駆動部と、前記移動体の走行面における傾斜角を検出する傾斜角検出部と、この傾斜角検出部で検出された傾斜角に基づいて、前記支柱を鉛直に保持するように前記支柱駆動部の駆動制御を行う支柱駆動制御部と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、カメラ姿勢制御装置は、支柱駆動部によって、カメラを支持する支柱の下端を、支柱の所定位置を支点として、移動体の移動方向に対して前後方向及び左右方向に沿って移動させる。さらに、カメラ姿勢制御装置は、ジャイロセンサ等の傾斜角検出部によって、移動体の走行面における傾斜角を検出する。なお、この走行面における傾斜角は、移動体本体が水平面に対してどれだけ傾斜しているかを示す値である。そして、カメラ姿勢制御装置は、支柱駆動制御部によって、移動体の傾斜角から、支柱を鉛直に保持するための支柱駆動部の駆動量を支柱駆動部に出力する。
これによって、当該駆動量を入力された支柱駆動部が、支柱の所定位置を支点として支柱の傾斜角を変化させるように動くことになる。そして、支柱駆動制御部が、逐次、傾斜角検出部で検出された傾斜角に基づいた駆動量を出力することで、支柱が鉛直に保持されることになる。
また、請求項2に記載のカメラ姿勢制御装置は、請求項1に記載のカメラ姿勢制御装置において、前記移動体の移動方向に対して前後方向となる方向に沿って、当該移動体に設けた第1ガイド部と、予め定められた重さを有し、前記第1ガイド部に沿って移動する第1錘と、この第1錘を前記第1ガイド部に沿って移動させる第1錘駆動部と、前記移動体の前後方向の加速度を検出するために、当該移動体に設けた加速度検出部と、この加速度検出部で検出された前後方向の加速度に基づいて、前記第1錘駆動部の駆動制御を行う第1錘駆動制御部と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、カメラ姿勢制御装置は、加速度検出部によって、移動体の移動に伴う前後方向の加速度を検出する。加速度は、移動体を前後方向に移動させるとき、移動体を発進させるとき、走行中の移動体を停止させるとき、あるいは、移動速度の大きさを変化させるときに、走行方向に対して前又は後の方向に発生する。この加速度が発生すると、その方向に力が働き、カメラを支柱に設置して重心位置が高くなっている場合、移動体が転倒する可能性がある。そこで、カメラ姿勢制御装置は、第1錘駆動制御部によって、その力が働く方向とは反対方向に、第1錘を移動させる駆動量を第1駆動部に出力する。
そして、カメラ姿勢制御装置は、第1駆動部によって、駆動量に合わせて、第1錘を第1ガイド部に沿って力が働く方向とは反対方向に移動させることで、重心位置を前後方向に変化させる。例えば、カメラ姿勢制御装置は、移動体が停止する場合に発生する前方方向への慣性力に対して、第1錘を第1ガイド部に沿って後方に移動させることで、重心位置を後方に移動させる。
さらに、請求項3に記載のカメラ姿勢制御装置は、請求項1に記載のカメラ姿勢制御装置において、前記移動体の移動方向に対して左右方向となる方向に沿って、当該移動体に設けた第2ガイド部と、予め定められた重さを有し、前記第2ガイド部に沿って移動する第2錘と、この第2錘を前記第2ガイド部に沿って移動させる第2錘駆動部と、前記移動体の左右方向の加速度を検出するために、当該移動体に設けた加速度検出部と、この加速度検出部で検出された左右方向の加速度に基づいて、前記第2錘駆動部の駆動制御を行う第2錘駆動制御部と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、カメラ姿勢制御装置は、加速度検出部によって、移動体の移動に伴う左右方向の加速度を検出する。加速度は、移動体を右旋回、あるいは、左旋回させるときに、走行方向に対して左又は右の方向に発生する。この加速度が発生すると、その方向に力が働き、カメラを支柱に設置して重心位置が高くなっている場合、移動体が転倒する可能性がある。そこで、カメラ姿勢制御装置は、第2錘駆動制御部によって、その力が働く方向とは反対の方向に、第2錘を移動させる駆動量を第2駆動部に出力する。
そして、カメラ姿勢制御装置は、第2駆動部によって、駆動量に合わせて、第2錘を第2ガイド部に沿って力が働く方向とは反対方向に移動させることで、重心位置を左右方向に変化させる。例えば、カメラ姿勢制御装置は、移動体が右旋回する場合に発生する左方向への遠心力に対して、第2錘を第2ガイド部に沿って右方向に移動させることで、重心位置を右方向に移動させる。
また、請求項4に記載のカメラ姿勢制御装置は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のカメラ姿勢制御装置において、前記支柱が、軸方向に複数のポールにより構成される伸縮自在の伸縮ポールであって、前記伸縮ポールを伸縮させる伸縮駆動部と、前記移動体の移動速度を検出するために、当該移動体に設けた速度検出部と、この速度検出部によって検出された速度に基づいて、前記伸縮駆動部の駆動制御を行う伸縮駆動制御部と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、カメラ姿勢制御装置は、速度検出部によって、移動体の移動速度を検出する。そして、伸縮駆動制御部が、速度検出部で検出された速度に対応して、支柱である伸縮ポールの高さを伸張させる駆動量を伸縮駆動部に出力する。そして、伸縮駆動部が、その駆動量に合わせて伸縮ポールを伸縮させる。すなわち、重心位置の高さを変化させる。
これによって、カメラ姿勢制御装置は、移動体の移動中には、カメラ位置を低くすることで重心位置を下げ、移動体の転倒を防止する。なお、移動速度によって、カメラ位置の高さが変化するため、移動中に撮影を行いたい場合は、伸張駆動制御部の制御を切り替える手段(例えば、スイッチによる切り替え、あるいは、遠隔操作の制御信号による切り替え)を設けることで、伸縮駆動制御を有効とするか無効とするかを切り替えることとしてもよい。
さらに、請求項5に記載の移動型カメラ装置は、遠隔操作によって操作され走行する移動体にカメラを備え、走行しながら被写体を撮影する移動型カメラ装置において、前記移動体が、前記カメラの姿勢を制御する請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のカメラ姿勢制御装置を備える構成とした。
かかる構成において、移動型カメラ装置は、移動体にカメラ姿勢制御装置を備えることで、停止中や移動中に、走行面が傾斜している場合でも、その傾斜に応じて、カメラを支持する支柱を鉛直に保持する。これによって、カメラが水平に保持されるとともに、カメラの重心位置が移動体上に保持されることになる。
本発明は、以下に示す優れた効果を奏するものである。
請求項1に記載の発明によれば、走行面が傾斜している場合でも、移動体の傾斜角を検出し、支柱を鉛直に保持することができる。これによって、支柱に設置されたカメラの姿勢を一定に保つことができる。さらに、本発明によれば、支柱を鉛直に保つことができるため、重心位置を一定に保持することができる。これによって、例えば、カメラを人の目の高さ程度の位置に保持したままでも、カメラの重心位置が移動体上に保持されることになるため、走行面の傾斜に起因した移動体の転倒を防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、カメラ姿勢制御装置が移動体に設置され、その移動体が前後方向に移動するとき、移動体が発進するとき、走行中の移動体が停止するとき、あるいは、移動速度の大きさが変化するときに、移動方向に対して前又は後となる方向に重心位置を移動させることができる。これによって、移動に伴う慣性力による移動体の転倒を防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、カメラ姿勢制御装置が移動体に設置され、その移動体が右旋回や左旋回を行うとき、移動方向に対して左又は右の方向に重心位置を移動させることができる。これによって、旋回に伴う遠心力による移動体の転倒を防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、速度により伸縮ポールの高さを伸張することができる。これによって、重心位置の高さを変えることができ、移動体の移動時において、重心位置を下げることで、移動体の転倒を防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、走行面が傾斜している場合であっても、カメラを支持する支柱を鉛直に保持することができるため、移動型カメラ装置の転倒を防止することができる。また、本発明によれば、カメラの重心位置が移動型カメラ装置の上方に保持されるため、カメラを人の目の高さ程度の位置に設置することが可能になり、放送映像として好適な映像を撮影することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[遠隔操作カメラ撮影システムの構成]
最初に、図1を参照して、本発明に係る移動型カメラ装置を用いた遠隔操作カメラ撮影システムについて説明を行う。図1は、遠隔操作カメラ操作システムの概略の構成を示すシステム構成図である。
遠隔操作カメラ撮影システムSは、移動型カメラ装置1を遠隔操作することで、移動型カメラ装置1を走行させながら撮影を行うシステムである。図1に示すように、遠隔操作カメラ撮影システムSは、移動型カメラ装置1と、遠隔操作装置6と、映像表示装置7とで構成される。
移動型カメラ装置1は、遠隔操作装置6から送信される制御信号に基づいて、カメラ3aの方向(パン、チルト等)の制御(雲台制御)や、車両の速度、方向等の制御(車両移動制御)を行いながら、撮影した映像(映像信号)を映像表示装置7に送信するものである。
ここでは、移動型カメラ装置1は、カメラ3aの視点を上げるため、本体の支柱42の上端にカメラ3aを備えるとともに、4輪の車両により走行する。
このとき、移動型カメラ装置1は、走行面が傾斜している場合でも、支柱42を鉛直に保持することで、カメラ3a(雲台取り付け面)を水平に保つ構成となっている。なお、この移動型カメラ装置1の構成については、後で詳細に説明を行うこととする。
遠隔操作装置6は、操作者の操作により、移動型カメラ装置1の雲台制御や、車両制御を行うための制御信号を移動型カメラ装置1に送信するものである。ここでは、遠隔操作装置6は、入力手段61と、制御信号生成手段62と、制御信号送信手段63とを備えている。
入力手段61は、操作者が、移動型カメラ装置1のカメラ3aの雲台のパン、チルト等や、移動方向、速度等の操作内容を入力するものであって、例えば、ジョイスティック等の入力装置である。例えば、入力手段61がジョイスティックである場合、1つのレバーが前後左右に倒されることで、その傾斜角、向きをカメラ3aの雲台のパン、チルト等の操作量として制御信号生成手段62に出力する。また、他のレバーが前後左右に倒されることで、その傾斜角、向きを移動型カメラ装置1の移動方向、速度等の操作量として制御信号生成手段62に出力する。
制御信号生成手段62は、入力手段61から入力された各操作及びその操作量に基づいて、移動型カメラ装置1を操作するための制御信号を生成するものである。例えば、この制御信号生成手段62は、一般的なパーソナルコンピュータ等である。
制御信号送信手段63は、制御信号生成手段62で生成された制御信号を、移動型カメラ装置1に送信するものである。例えば、制御信号送信手段63は、無線電波によって制御信号を送信する無線送信装置である。
このような構成によって、遠隔操作装置6は、移動型カメラ装置1の移動方向、速度、あるいは、カメラ3aの雲台のパン、チルト等を、遠隔操作することができる。
映像表示装置7は、移動型カメラ装置1によって撮影され、送信された映像(映像信号)を受信し、再生するものである。ここでは、映像表示装置7は、映像信号受信手段71と、映像復号手段72と、表示手段73とを備えている。
映像信号受信手段71は、移動型カメラ装置1から送信される映像信号を受信するものである。例えば、映像信号受信手段71は、無線電波として送信された映像信号を受信する無線受信装置である。この映像信号受信手段71で受信された映像信号は、映像復号手段72に出力される。
映像復号手段72は、映像信号受信手段71から出力された映像信号を復号するものである。例えば、この映像復号手段72は、映像信号がMPEG−2等の符号化方式により符号化された信号である場合、その符号化方式に沿った復号を行うことで、映像信号を表示可能な信号形式に復号する。この映像復号手段72で復号された映像は、表示手段73に出力される。
表示手段73は、映像復号手段72で復号された映像を表示するものであって、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ等の一般的な表示装置である。
このような構成によって、映像表示装置7は、移動型カメラ装置1から送信される映像(映像信号)を表示手段73に表示させることで、遠隔操作装置6において操作を行う操作者に対して、当該映像をモニタ用の映像として提示する。
なお、映像表示装置7は、移動型カメラ装置1が撮影した映像を復号したのち、外部に出力することとしてもよい。例えば、移動型カメラ装置1が撮影した映像を、放送用の映像として用いる場合、映像復号手段72は、復号した映像(例えば、MPEG−2のストリームデータ)を分岐して、一方を表示手段73に出力するとともに、他方を放送用の映像として外部(放送用機器)に出力する。
以上説明したように、遠隔操作カメラ撮影システムSは、移動型カメラ装置1を遠隔操作することで、操作者がカメラを運搬することなく、所望の映像を撮影することが可能になる。
[第1の実施形態:移動型カメラ装置]
以下、図2を参照(適宜図1参照)して、本発明における第1の実施形態に係る移動型カメラ装置について、詳細に説明を行う。図2は、本発明における第1の実施形態に係る移動型カメラ装置の構成図であって、(a)は本体の一部を透視した側面図、(b)は撮影装置を除いて本体内部を透視した平面図である。
図2に示すように、移動型カメラ装置1は、車両装置2と、撮影装置3と、姿勢制御装置4と、無線制御装置5とを備えている。
車両装置(移動体)2は、遠隔操作装置6から送信される制御信号に基づいて、移動型カメラ装置1本体の車両移動制御を行うものである。ここでは、車両装置2は、本体部2aと、車輪2bとを備えている。
本体部2aは、撮影装置3、姿勢制御装置4等を搭載するための車両本体である。ここでは、本体部2aは、箱型形状の筐体の両サイドに、4つの車輪2bを配置し、内部に車輪2bの方向及び回転数を制御する駆動機構(図示せず)等、走行に必要な機構を備えている。なお、駆動機構は、後記する無線制御装置5から出力される制御信号に基づいて、車輪2bの駆動制御を行う。
なお、ここでは、本体部2aは、内部に後記する姿勢制御装置4の一部の構成を備え、支柱42を通す貫通孔を設けている。
車輪2bは、本体部2aの駆動機構(図示せず)によって駆動され、移動型カメラ装置1の移動を行うものである。なお、ここでは、車輪2bを4輪としているが、その車輪の数に制限はなく、2輪、3輪、6輪等であってもよく、また、無限軌道であってもよい。
撮影装置3は、被写体を撮影し、その撮影した映像を無線電波として送信するものである。ここでは、撮影装置3は、カメラ3aと、雲台3bと、無線送信装置3cとを備えている。
カメラ3aは、被写体を撮影するものであって、例えば、放送用の撮影カメラ等である。このカメラ3aで撮影された映像は、無線送信装置3cに出力される。
雲台3bは、カメラ3aを載置し、パン、チルト等の雲台制御を行うものである。なお、雲台3bは、図示を省略したケーブル等を介して、無線制御装置5から制御信号を受信することで、雲台制御を行う。
また、雲台3bは、後記する姿勢制御装置4の支柱42の上端に連結された載置台41上に、雲台3b底面が支柱42に対して垂直になるように固定されている。
無線送信装置3cは、カメラ3aで撮影された映像を無線電波として映像表示装置7に送信するものである。
姿勢制御装置(カメラ姿勢制御装置)4は、移動型カメラ装置1のカメラ3a(撮影装置3)の姿勢を制御するものである。ここでは、姿勢制御装置4は、載置台41と、支柱42と、支柱駆動機構43と、傾斜角検出部44と、制御部49Aとを備えている。
載置台41は、撮影装置3を載置する台であって、支柱42の上端に設置されている。
支柱42は、カメラ3a等の撮影装置3を支えるものであって、上端は、載置台41の底面部に垂直に固定され、下端が、支柱駆動機構43によって前後左右方向に駆動される。なお、支柱42は、本体部2a上部の貫通孔の径より大きい径となる部位によって、例えば、球軸受等によって、本体部2aに支持されている。なお、この貫通孔の径より大きい径となる球軸受(支柱支持部42A:図1参照)により、支柱42は前後、左右に傾斜できる構造となっている。
支柱駆動機構43は、制御部49Aから出力される駆動信号に基づいて、支柱42を鉛直に保持する機構である。ここでは、支柱駆動機構43は、軸駆動手段43aと、回転部材43bと、連結部材43cとを、それぞれ2つ備えている。
軸駆動手段43a(43a,43a)は、回転部材43bの一端に固定された連結部材43cの他端側を上下方向に駆動することで、連結部材43cの一端を軸として、回転部材43bを回転駆動するものである。この軸駆動手段43aは、例えば、一般的なリニアアクチュエータである。
ここで、軸駆動手段43aは、連結部材43cに連結され、回転部材43bを回転駆動することで、支柱42を前後方向に傾斜させるものである。
また、軸駆動手段43aは、連結部材43cに連結され、回転部材43bを回転駆動することで、支柱42を左右方向に傾斜させるものである。
回転部材43b(43b,43b)は、半円状部材の中央に支柱42が貫通可能な幅の溝を有し、両端を結ぶ仮想の直線を回転軸として回転するものである。なお、回転部材43bの両端は、筐体等に支持されているものとする。そして、支柱42が回転部材43bの溝を貫通しているものとする。また、回転部材43b,43bは、それぞれが交差するように配置されている。
連結部材43c(43c,43c)は、軸駆動手段43aと回転部材43bとを連結するものである。
具体的には、支柱駆動機構43は、図3に示す構造となっている。図3は、支柱駆動機構の構造を示す図であって、(a)は斜め上から見た斜視図、(b)は斜め下から見た斜視図である。
図3に示すように、支柱駆動機構43は、軸駆動手段43a(43a,43a)によって、連結部材43c(43c,43c)の一端を上下方向に駆動する。そして、この上下運動が、連結部材43c(43c,43c)によって、回転部材43b(43b,43b)の回転運動に変換されることになる。
ここで、回転部材43bは、支柱42が貫通可能な幅の溝を有しているため、回転部材43bが回転する際に、支柱42の下端を同時に駆動することになり、支柱駆動機構43は、支柱支持部42Aを支点として、支柱42を前後左右方向に傾斜させることができる。なお、ここでは、支柱支持部42Aは、支柱42に固定された部材であって、本体部2a(図2参照)の上部に設けた貫通孔よりも径を大きくしているため、支柱42を所定の高さに保持したまま回転運動を行うことができる。
図2(適宜図1参照)に戻って、移動型カメラ装置1の構成について説明を続ける。
傾斜角検出部44は、移動車両面に設置され、車両装置2の走行面における傾きを傾斜角として検出するものである。この傾斜角検出部44は、車両装置2の前後方向の傾斜(ピッチ)と、左右方向の傾斜(ロール)とを個別に検出し、それぞれの傾斜角(傾斜量)を制御部49Aに出力する。なお、傾斜角検出部44は、例えば、ジャイロスコープ等の測定装置(角度センサ)で構成することができ、ジャイロスコープで検出される単位時間当たりの角度を傾斜角とすることができる。
制御部(2軸駆動制御部)49Aは、支柱42の傾斜角が、傾斜角検出部44で検出された傾斜角と同じになるような、軸駆動手段43aに対する駆動量を演算するものであって、一般的なコンピュータにより構成することができる。この制御部49Aで演算された駆動量は、駆動信号として軸駆動手段43aに出力される。また、制御部49Aは、傾斜角検出部44で検出された前後方向と左右方向とのそれぞれの傾斜角に対して、個別に軸駆動手段43aの2方向(X軸、Y軸)に対する駆動量を演算する。
なお、傾斜角検出部44の感度や非線形性等を考慮して、予め記憶手段(図示せず)に傾斜角に対応した駆動量を記憶しておき、制御部49Aは、検出した傾斜角に基づいて駆動量を記憶手段から読み出すこととしてもよい。あるいは、制御部49Aは、検出した傾斜角の偏差の大きさに比例して駆動量を調整する比例動作(P動作)、検出した傾斜角の偏差の積分に比例して駆動量を調整する積分動作(I動作)、又は、検出した傾斜角の偏差の微分に比例した駆動量を調整する微分動作(D動作)、あるいは、それらの組み合わせであるPID制御によって、駆動量を演算することとしてもよい。
ここで、図4を参照(適宜図2参照)して、制御部49Aの内部構成について、軸駆動手段43a及び傾斜角検出部44に対する入出力信号に対応付けて説明を行う。図4は、制御部(2軸駆動制御部)の内部構成を示すブロック構成図である。図4に示すように、制御部49Aは、傾斜角検出部44から出力される前後左右の傾斜角を示す傾斜量(前後傾斜量、左右傾斜量)を入力し、軸駆動手段43aに対して、前後左右のそれぞれの駆動量(前後軸駆動量、左右軸駆動量)を出力する。
ここでは、制御部49Aは、前後軸駆動量演算手段491と、左右軸駆動量演算手段492とを備えている。
前後軸駆動量演算手段491は、支柱42の前後の傾斜角を、傾斜角検出部44から出力される前後方向の傾斜角と同じ角度にするための、軸駆動手段43aの前後方向の駆動量(前後軸駆動量)を演算するものである。この前後軸駆動量演算手段491で演算された駆動量は、軸駆動手段43aに出力され、連結部材43cが前後軸駆動量分だけ上方又は下方に駆動される。これに伴い、連結部材43cに連結されている回転部材43bが回転することになる。
左右軸駆動量演算手段492は、支柱42の左右の傾斜角を、傾斜角検出部44から出力される左右方向の傾斜角と同じ角度にするための、軸駆動手段43aの左右方向の駆動量(左右軸駆動量)を演算するものである。この左右軸駆動量演算手段492で演算された駆動量は、軸駆動手段43aに出力され、連結部材43cが左右軸駆動量分だけ上方又は下方に駆動される。これに伴い、連結部材43cに連結されている回転部材43bが回転することになる。
図2(適宜図1参照)に戻って、移動型カメラ装置1の構成について説明を続ける。
無線制御装置5は、遠隔操作装置6から無線電波として送信される雲台制御や、車両制御を行うための制御信号を受信し、移動型カメラ装置1の動作を制御するものである。
この無線制御装置5は、遠隔操作装置6から、パン、チルト等の雲台制御に関する制御信号を受信したときは、図示を省略したケーブル等を介して、制御信号を雲台3bに出力する。
また、無線制御装置5は、遠隔操作装置6から、車両装置2の速度、方向等の車両移動制御に関する制御信号を受信したときは、本体部2aの駆動機構(図示せず)に出力する。
このように、移動型カメラ装置1を構成することで、回転部材43bが、前後左右の傾きに応じて、駆動量分だけ回転することで、支柱42が支柱支持部42Aに支持された位置を支点として前後左右方向に傾き、鉛直に保持されることになる。
ここで、図5を参照して、移動型カメラ装置1が走行する場合の支柱42の制御動作について説明する。図5は、走行中の移動型カメラ装置を正面から見たときの模式図であって、(a)は平坦路面走行時、(b)は走行方向に対して左方向に傾斜した左傾斜路走行時、(c)は走行方向に対して右方向に傾斜した右傾斜路走行時の状態を示している。
図5(a)に示すように、平坦路面を走行中の移動型カメラ装置1は、車両装置2が左右方向に傾いていないため、連結部材43cが水平となるように軸駆動手段43aを駆動する。この状態で、支柱42が、カメラ3aに対して鉛直に保持されることになる。
また、図5(b)に示すように、路面が車両装置2の走行方向に対して左方向に傾斜(傾斜角θ)した場合、移動型カメラ装置1は、軸駆動手段43aを駆動し、連結部材43cの一端を上側に駆動することで、回転部材43bを傾斜角θに対応した回転量分回転させる。これによって、移動型カメラ装置1は、支柱42を鉛直に保持した状態を保つことができる。
また、図5(c)に示すように、路面が車両装置2の走行方向に対して右方向に傾斜(傾斜角θ)した場合、移動型カメラ装置1は、軸駆動手段43aを駆動し、連結部材43cの一端を下側に駆動することで、回転部材43bを傾斜角θに対応した回転量分回転させる。これによって、移動型カメラ装置1は、支柱42を鉛直に保持した状態を保つことができる。
なお、ここでは、移動型カメラ装置1が左右方向に傾いた場合についてのみ説明を行ったが、前後方向、あるいは、前後左右の任意の方向に傾いた場合であっても、その制御動作は同様である。
以上説明したように、移動型カメラ装置1は、走行中の路面状態によって、車両装置2が前後左右に傾く場合であっても、支柱42を鉛直に保持することができるため、カメラ姿勢(雲台取り付け面)を水平に保つことができる。
また、移動型カメラ装置1は、支柱42を鉛直に保持することができるため、カメラ3aの重心位置を車両装置2上に保持することができる。これによって、カメラ3aの位置を高くした場合(例えば、人の目の高さ)であっても、転倒を防止することができる。
[第2の実施形態:移動型カメラ装置]
次に、図6を参照して、本発明における第2の実施形態に係る移動型カメラ装置について説明を行う。図6は、本発明における第2の実施形態に係る移動型カメラ装置の構成図であって、(a)は本体の一部を透視した側面図、(b)は撮影装置を除いて本体内部を透視した平面図である。
図6に示すように、移動型カメラ装置1Bは、車両装置2と、撮影装置3と、姿勢制御装置4Bと、無線制御装置5とを備えている。
なお、車両装置2、撮影装置3及び無線制御装置5は、図2で説明した移動型カメラ装置1の構成と同じものであるため、同一の符号を付し説明を省略する。
姿勢制御装置(カメラ姿勢制御装置)4Bは、移動型カメラ装置1Bのカメラ3aの姿勢を制御するものである。ここでは、姿勢制御装置4Bは、支柱42と、支柱駆動機構43と、傾斜角検出部44と、錘移動機構45と、加速度検出部46と、制御部49Bとを備えている。
錘移動機構45、加速度検出部46及び制御部49B以外の構成については、図2で説明した姿勢制御装置4の構成と同一のものであるため、同一の符号を付し説明を省略する。
錘移動機構45は、移動型カメラ装置1Bの重心位置を調整するものであって、走行方向に対して前後の方向に重心位置を移動させるための錘45a、移動部45b、ガイド部45c及び錘駆動部45dと、走行方向に対して左右の方向に重心位置を移動させるための錘45e、移動部45f、ガイド部45g及び錘駆動部45hと、加速度検出部46とを備えている。
錘(第1錘)45aは、走行方向に対して前後の方向に移動型カメラ装置1Bの重心位置を変えるための予め定められた重さの物体である。ここでは、錘45aは、予め定められた重さを実現できるものであれば、金属塊、あるいは液体を収納した容器等、その構成が限定されるものではない。
移動部(第1移動部)45bは、後記する錘駆動部45dによって、錘45aをガイド部45cに沿って移動させるものである。この移動部45bは、錘45aを着脱自在に設置できるように形成されている。なお、錘45aと移動部45bとを一体化して錘を構成することとしてもよい。
ガイド部(第1ガイド部)45cは、走行方向に対して前後方向に移動部45bを移動させるものであって、例えば、リニアアクチュエータ等のリニアガイドである。
錘駆動部(第1錘駆動部)45dは、移動部45bをガイド部45cに沿って所定位置まで移動させるものである。例えば、錘駆動部45dは、リニアアクチュエータの制御機構である。この錘駆動部45dは、制御部49Bから出力される駆動信号(駆動量)に基づいて駆動される。
なお、錘(第2錘)45e、移動部(第2移動部)45f、ガイド部(第2ガイド部)45g及び錘駆動部(第2錘駆動部)45hは、ガイド部45gが、走行方向に対して左右の方向に移動部45fを移動させる以外は、錘(第1錘)45a、移動部(第1移動部)45b、ガイド部(第1ガイド部)45c及び錘駆動部(第1錘駆動部)45dと同一の構成であるため説明を省略する。
加速度検出部46は、車両装置2の走行に伴う加速度を検出するものである。この加速度検出部46は、例えば、2軸の加速度センサとすることで、車両装置2の走行方向に対して左右の加速度と、前後の加速度とを分離して検出し、それぞれの加速度を制御部49Bに出力する。もちろん、走行方向に対して左右の加速度と、前後の加速度とを、個別の加速度センサで検出することとしてもよい。また、前記した傾斜角検出部44で、加速度を同時に計測できるものを使用してもよい。
制御部(第1錘駆動制御部、第2錘駆動制御部)49Bは、傾斜角検出部44で検出された傾斜角に基づいて、当該傾斜角が支柱42の傾斜角と同じになるような、軸駆動手段43aに対する駆動量を演算するとともに、加速度検出部46で検出された加速度に基づいて、錘駆動部45d,45hに対する駆動量を演算するものである。すなわち、制御部49Bは、図2で説明した制御部49Aに錘駆動部45d,45hを制御する機能を付加した構成となっている。
なお、制御部49Bは、加速度検出部46で検出される加速度に対応付けた錘45a,45eの位置を予め記憶手段(図示せず)に記憶しておき、加速度の大きさに基づいて、錘45a,45eの位置を記憶手段から読み出し、その位置までの移動量を駆動量としてもよい。あるいは、予め定めた線形の演算式におり駆動量を演算することとしてもよい。
ここで、図7を参照(適宜図6参照)して、制御部49Bの内部構成について、軸駆動手段43a、傾斜角検出部44、錘駆動部45d,45h及び加速度検出部46に対する入出力信号と対応付けて説明を行う。図7は、制御部(第1錘駆動制御部、第2錘駆動制御部)の内部構成を示すブロック構成図である。
図7に示すように、制御部49Bは、傾斜角検出部44から出力される前後左右の傾斜角を示す傾斜量(前後傾斜量、左右傾斜量)を入力し、軸駆動手段43aに対して、前後左右のそれぞれの駆動量(前後軸駆動量、左右軸駆動量)を出力する。また、制御部49Bは、加速度検出部46から出力される前後左右の加速度(前後加速度、左右加速度)を入力し、錘駆動部45d,45hに対して、前後左右のそれぞれの駆動量(前後錘駆動量、左右錘駆動量)を出力する。
ここでは、制御部49Bは、前後軸駆動量演算手段491と、左右軸駆動量演算手段492と、前後錘駆動量演算手段493と、左右錘駆動量演算手段494とを備えている。なお、前後軸駆動量演算手段491及び左右軸駆動量演算手段492は、図4で説明したものと同一であるため説明を省略する。
前後錘駆動量演算手段493は、加速度検出部46から出力される前後方向の加速度に基づいて、錘45aを前後方向に移動させるための錘駆動部45dに対する駆動量(前後錘駆動量)を演算するものである。この前後錘駆動量演算手段493で演算された駆動量は、錘駆動部45dに出力され、錘45aが前後錘駆動量分だけ移動することになる。
左右錘駆動量演算手段494は、加速度検出部46から出力される左右方向の加速度に基づいて、錘45eを左右方向に移動させるための錘駆動部45hに対する駆動量(左右錘駆動量)を演算するものである。この左右錘駆動量演算手段494で演算された駆動量は、錘駆動部45hに出力され、錘45eが左右錘駆動量分だけ移動することになる。
このように、移動型カメラ装置1Bを構成することで、車両装置2が傾いた場合であっても、支柱42が鉛直に保持されるとともに、発進、停止、旋回時に発生する移動型カメラ装置1Bに対する加速度に対して、反対方向に錘45a,45eを移動させることで、転倒を防止することができる。
なお、ここでは、前後及び左右方向に錘45a,45eを移動させることとしたが、移動型カメラ装置1Bの車両装置2の形状等によって、いずれか一方のみを移動させることとしてもよい。例えば、車両装置2の走行方向に対する車両長が車両幅よりも長い場合は、前後方向における転倒の可能性が低いため、左右方向の転倒防止のみを行うこととし、移動型カメラ装置1Bから、錘45a、移動部45b、ガイド部45c及び錘駆動部45dを省略した構成としてもよい。
また、逆に、左右方向における転倒の可能性が低い場合は、移動型カメラ装置1Bから、錘45e、移動部45f、ガイド部45g及び錘駆動部45hを省略した構成としてもよい。
ここで、図8を参照して、移動型カメラ装置1Bが路面を走行する場合の錘の制御動作について説明する。なお、ここでは、移動型カメラ装置1Bの走行方向に対して左右の方向に対する転倒防止の制御動作についてのみ説明を行うこととする。図8は、路面走行中の移動型カメラ装置を上から見たときの錘の位置を示す模式図であって、(a)は直線走行時、(b)は左旋回時、(c)は右旋回時を示している。
図8(a)に示すように、直線走行時は、移動型カメラ装置1Bの左右方向に対する加速度が加わっていないため、錘45eは、ガイド部45gの中央位置に保持された状態となる。
そして、図8(b)に示すように、左旋回時は、移動型カメラ装置1Bの右方向に遠心力(加速度)が加わることになる。そこで、移動型カメラ装置1Bは、錘45eをガイド部45gに沿って左側に移動させる。これによって、移動型カメラ装置1Bの重心が左に移動することになり、左旋回時の遠心力による右方向への転倒を防止することができる。
また、逆に、図8(c)に示すように、右旋回時は、移動型カメラ装置1Bの左方向に遠心力(加速度)が加わることになる。そこで、移動型カメラ装置1Bは、錘45eをガイド部45gに沿って右側に移動させる。これによって、移動型カメラ装置1Bの重心が右に移動することになり、右旋回時の遠心力による左方向への転倒を防止することができる。
以上説明したように、移動型カメラ装置1Bは、支柱42を鉛直に保持することで、カメラ姿勢(雲台取り付け面)を水平に保つことができるとともに、移動により発生する加速度に抗して、重心位置を変えることができる。これによって、カメラ3aの位置を高くして(例えば、人の目の高さ)、走行する場合であっても、転倒を防止することができる。
[第3の実施形態:移動型カメラ装置]
次に、図9を参照して、本発明における第3の実施形態に係る移動型カメラ装置について説明を行う。図9は、本発明における第3の実施形態に係る移動型カメラ装置の構成図であって、(a)は本体の一部を透視した側面図、(b)は撮影装置を除いて本体内部を透視した平面図である。
図9に示すように、移動型カメラ装置1Cは、車両装置2と、撮影装置3と、姿勢制御装置4Cと、無線制御装置5とを備えている。
なお、車両装置2、撮影装置3及び無線制御装置5は、図2で説明した移動型カメラ装置1の構成と同じものであるため、同一の符号を付し説明を省略する。
姿勢制御装置(カメラ姿勢制御装置)4Cは、移動型カメラ装置1Cのカメラ3aの姿勢を制御するものである。ここでは、姿勢制御装置4Cは、支柱42Cと、支柱駆動機構43と、傾斜角検出部44と、伸縮駆動部47と、速度検出部48と、制御部49Cとを備えている。
支柱42C、伸縮駆動部47、速度検出部48及び制御部49C以外の構成については、図2で説明した姿勢制御装置4の構成と同一のものであるため、同一の符号を付し説明を省略する。
支柱42Cは、軸方向に複数のポールにより構成される伸縮自在の伸縮ポールであって、例えば、リニアアクチュエータやリニアモータによって伸縮を行う伸縮ポールである。この支柱42Cは、伸縮駆動部47から出力される駆動量に基づいて駆動される。なお、支柱42Cは、最下段のポールが支柱支持部(球軸受)42Aによって支持されている。
伸縮駆動部47は、支柱42Cの高さを伸縮させるものである。例えば、伸縮駆動部47は、リニアアクチュエータの制御機構である。この伸縮駆動部47は、制御部49Cから出力される駆動信号(駆動量)に基づいて駆動される。
速度検出部48は、車両装置2の速度を検出するものである。この速度検出部48は、例えば、車両装置2の車輪2bの車速パルスに基づいて速度を検出する速度センサ等である。そして、速度検出部48は、検出した速度を制御部49Cに出力する。
制御部(伸縮駆動制御部)49Cは、速度検出部48で検出された速度に基づいて、伸縮駆動部47の駆動制御を行うものである。ここでは、制御部49Cは、速度と支柱42Cの高さとを対応付けて予め記憶手段(図示せず)に記憶しておき、速度の大きさに基づいて、支柱42Cの高さを読み出し、その高さまでの移動量を駆動量(伸縮駆動量)として伸縮駆動部47に出力する。
ここで、図10を参照(適宜図9参照)して、制御部49Cの内部構成について、軸駆動手段43a、傾斜角検出部44、伸縮駆動部47及び速度検出部48に対する入出力信号と対応付けて説明を行う。図10は、制御部(伸縮制御部)の内部構成を示すブロック構成図である。
図10に示すように、制御部49Cは、傾斜角検出部44から出力される前後左右の傾斜角を示す傾斜量(前後傾斜量、左右傾斜量)を入力し、軸駆動手段43aに対して、前後左右のそれぞれの駆動量(前後軸駆動量、左右軸駆動量)を出力する。また、制御部49Cは、速度検出部48から出力される速度を入力し、伸縮駆動部47に対して駆動量(伸縮駆動量)を出力する。
ここでは、制御部49Cは、前後軸駆動量演算手段491と、左右軸駆動量演算手段492と、伸縮駆動量演算手段495とを備えている。なお、前後軸駆動量演算手段491及び左右軸駆動量演算手段492は、図4で説明したものと同一であるため説明を省略する。
伸縮駆動量演算手段495は、速度検出部48から出力される速度に基づいて、支柱42Cの高さを伸縮させるための伸縮駆動部47に対する駆動量(伸縮駆動量)を演算するものである。この伸縮駆動量演算手段495で演算された駆動量は、伸縮駆動部47に出力され、支柱42Cが伸縮駆動量分だけ伸縮することになる。
ここで、図11を参照して、移動型カメラ装置1Cの支柱の伸縮制御について説明する。図11は、移動型カメラ装置を側面から見た支柱の伸縮状態を示す模式図であって、(a)は移動型カメラ装置の停止時、(b)は移動型カメラ装置の走行時を示している。
図11(a)に示すように、移動型カメラ装置1Cは、支柱42Cを人の目の高さ程度に伸張し、カメラ3aにおいて撮影を行う。
そして、図11(b)に示すように、移動型カメラ装置1Cは、撮影を停止し、撮影場所の移動を行うため走行している場合、支柱42Cを最下段まで短縮する。
これによって、移動型カメラ装置1Cは、走行中の重心位置が低くなり転倒を防止することができる。
以上説明したように、移動型カメラ装置1Cは、支柱を鉛直に保持することで、カメラ姿勢(雲台取り付け面)を水平に保つことができるとともに、走行時における支柱42Cを低くし重心位置を下げることで、転倒を防止することができる。
なお、本発明は、これらの実施の形態で説明した構成に限定されるものではなく、例えば、移動型カメラ装置1Cに、図6で説明した錘移動機構45と、加速度検出部46とを備えることとしてもよい。
本発明に係る移動型カメラ装置を用いた遠隔操作カメラ撮影システムの概略の構成を示すシステム構成図である。 本発明における第1の実施形態に係る移動型カメラ装置の構成図であって、(a)は本体の一部を透視した側面図、(b)は撮影装置を除いて本体内部を透視した平面図である。 支柱駆動機構の構造を示す図であって、(a)は斜め上から見た斜視図、(b)は斜め下から見た斜視図である。 制御部(2軸駆動制御部)の内部構成を示すブロック構成図である。 走行中の移動型カメラ装置を正面から見たときの模式図であって、(a)は平坦路面を走行中、(b)は走行方向に対して左方向に傾斜したとき、(c)は走行方向に対して右方向に傾斜したときを示している。 本発明における第2の実施形態に係る移動型カメラ装置の構成図であって、(a)は本体の一部を透視した側面図、(b)は撮影装置を除いて本体内部を透視した平面図である。 制御部(第1錘駆動制御部、第2錘駆動制御部)の内部構成を示すブロック構成図である。 走行中の移動型カメラ装置を上から見たときの錘の位置を示す模式図であって、(a)は直線走行時、(b)は左旋回時、(c)は右旋回時を示している。 本発明における第3の実施形態に係る移動型カメラ装置の構成図であって、(a)は本体の一部を透視した側面図、(b)は撮影装置を除いて本体内部を透視した平面図である。 制御部(伸縮制御部)の内部構成を示すブロック構成図である。 移動型カメラ装置を側面から見た支柱の伸縮状態を示す模式図であって、(a)は移動型カメラ装置の停止時、(b)は移動型カメラ装置の走行時を示している。
符号の説明
S 遠隔操作カメラ撮影システム
1 移動型カメラ装置
2 車両装置(移動体)
3 撮影装置
3a カメラ
3b 雲台
3c 無線送信装置
4、4B、4C 姿勢制御装置(カメラ姿勢制御装置)
41 載置台
42 支柱
43 支柱駆動機構(支柱駆動部)
43a 軸駆動手段
43b 回転部材
43c 連結部材
44 傾斜角検出部
45 錘移動機構
45a 錘(第1錘)
45b 移動部(第1移動部)
45c ガイド部(第1ガイド部)
45d 錘駆動部(第1錘駆動部)
45e 錘(第2錘)
45f 移動部(第2移動部)
45g ガイド部(第2ガイド部)
45h 錘駆動部(第2錘駆動部)
46 加速度検出部
47 伸縮駆動部
48 速度検出部
49A 制御部(支柱駆動制御部)
49B 制御部(第1錘駆動制御部、第2錘駆動制御部)
49C 制御部(伸縮駆動制御部)
5 無線制御装置
6 遠隔操作装置
7 映像表示装置

Claims (5)

  1. 移動体に備えられたカメラの姿勢を制御するカメラ姿勢制御装置であって、
    前記カメラを支持する支柱と、
    この支柱の下端を、当該支柱の所定位置を支点として、前記移動体の移動方向に対して前後方向及び左右方向に沿って移動させる支柱駆動部と、
    前記移動体の走行面における傾斜角を検出する傾斜角検出部と、
    この傾斜角検出部で検出された傾斜角に基づいて、前記支柱を鉛直に保持するように前記支柱駆動部の駆動制御を行う支柱駆動制御部と、
    を備えていることを特徴とするカメラ姿勢制御装置。
  2. 前記移動体の移動方向に対して前後方向となる方向に沿って、当該移動体に設けた第1ガイド部と、
    予め定められた重さを有し、前記第1ガイド部に沿って移動する第1錘と、
    この第1錘を前記第1ガイド部に沿って移動させる第1錘駆動部と、
    前記移動体の前後方向の加速度を検出するために、当該移動体に設けた加速度検出部と、
    この加速度検出部で検出された前後方向の加速度に基づいて、前記第1錘駆動部の駆動制御を行う第1錘駆動制御部と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載のカメラ姿勢制御装置。
  3. 前記移動体の移動方向に対して左右方向となる方向に沿って、当該移動体に設けた第2ガイド部と、
    予め定められた重さを有し、前記第2ガイド部に沿って移動する第2錘と、
    この第2錘を前記第2ガイド部に沿って移動させる第2錘駆動部と、
    前記移動体の左右方向の加速度を検出するために、当該移動体に設けた加速度検出部と、
    この加速度検出部で検出された左右方向の加速度に基づいて、前記第2錘駆動部の駆動制御を行う第2錘駆動制御部と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載のカメラ姿勢制御装置。
  4. 前記支柱は、軸方向に複数のポールにより構成される伸縮自在の伸縮ポールであって、
    前記伸縮ポールを伸縮させる伸縮駆動部と、
    前記移動体の移動速度を検出するために、当該移動体に設けた速度検出部と、
    この速度検出部によって検出された速度に基づいて、前記伸縮駆動部の駆動制御を行う伸縮駆動制御部と、
    を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のカメラ姿勢制御装置。
  5. 遠隔操作によって操作され走行する移動体にカメラを備え、走行しながら被写体を撮影する移動型カメラ装置において、
    前記移動体は、前記カメラの姿勢を制御する請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のカメラ姿勢制御装置を備えていることを特徴とする移動型カメラ装置。
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