JP2007141946A - Soi基板の製造方法及びこの方法により製造されたsoi基板 - Google Patents

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昭彦 遠藤
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Abstract

【課題】半導体基板の重ね合せ面への有機物又はパーティクルの付着を抑制し、有機物除去フィルタを設置するよりも安価にボイドの発生が抑制されたSOI基板を作製する。
【解決手段】
SOI基板の製造方法は、SOI層となる第1半導体基板11を酸化膜11aを介して第2半導体基板12に重ね合せて積層体13を形成する。重ね合せる前の第1半導体基板11及び第2半導体基板12の洗浄及び重ね合せを行う場所の雰囲気における相対湿度が25℃換算で46〜60%である。
【選択図】図1

Description

本発明は、2枚の半導体基板の主面同士を重ね合せてSOI基板を製造する方法に関するものである。
従来、SOI(Silicon On Insulator)基板の製造方法として貼合せ法を用いた製造方法が知られている。この貼合せ法においては第1半導体基板と第2半導体基板を貼合せた後に、SOI層となる第1半導体基板を研磨して薄くするグラインドバック法や、SOI層となる第1半導体基板に水素イオンを注入してイオン注入領域で剥離させて薄くするイオン注入分離(剥離)法(スマートカット法ともいう。)を用いた製造方法が知られている。
しかし、いずれの貼合せ法においても、第1及び第2半導体基板直径が100mm、200mm、300mmと大きくなるにつれて、貼合せ面が大きくなり、図4及び図5に示される貼合せ欠陥の1種であるボイド4又はブリスタ5の発生率が高くなる。図4に示すように、ボイド4とは、貼合せ接合面に封じ込められた有機物又はパーティクルが高温の結合熱処理等を受けて気化し、その気化ガスを封じ込めていた酸化膜1a及びSOI層1cを弾いてSOI基板の表面に生じたくぼみをいう。図5に示すように、ブリスタ5とは貼合せ接合面に封じ込められた有機物又はパーティクルが高温の結合熱処理等を受けて気化し、その気化ガスが酸化膜1aと第2半導体基板2の間に気泡として封じ込められSOI基板表面に生じた膨れをいう。貼合せ欠陥であるボイド又はブリスタが発生すると、貼合せ歩留まりが低下するため、製造コストが高くなるという不具合が生じる。
これらボイド又はブリスタの発生原因の1つであるパーティクルは、クリーンルーム中に存在するパーティクルやSOI基板の製造工程中に発生するパーティクルが、静電気等により貼合せ界面に付着する。そして貼り合せ後の結合熱処理等により、このパーティクルが気化することでボイド又はブリスタが形成される。また、ボイド又はブリスタの発生原因の1つである有機物は、クリーンルーム中に存在する有機物や、作業者等から発生する有機物が、室内及び装置内の空気の流動等により貼合せ界面に付着し、剥離熱処理時において、その付着部分の貼合せを阻害する。そして貼合せ後に行う結合熱処理等によりこの有機物が気化することでボイド又はブリスタが形成される。
この点を解消するために、第1及び第2半導体基板表面の有機物汚染の指標となる重ね合せ雰囲気の炭素濃度を100ppt以下に保持したSOI基板の製造方法(例えば、特許文献1参照。)が提案されている。
このSOI基板の製造方法では、重ね合せを行うクリーンルームに有機物除去フィルタを設置してそのクリーンルーム内の炭素濃度を管理し又は炭素濃度を管理したウェーハケースに洗浄後の第1半導体基板及び第2半導体基板を保管して管理する。これにより、洗浄後時間の経過とともに両基板表面の炭素濃度が増大するのを抑制でき、炭素濃度に影響されるボイド又はブリスタの発生率を抑えることができるとしている。また、剥離熱処理後でもSOI基板の接合強度が高く剥がれが生じないとしている。
特許第3142206号公報(請求項1、段落[0007]、段落[0009]、段落[0011]、段落[0012]、図1)
しかし、クリーンルーム内に設置される洗浄装置は、洗浄液の含有成分による人体への薬害を防止する目的で、洗浄後の第1及び第2半導体基板回収のため作業者が洗浄装置の基板取出口のドアを開けたとき、クリーンルーム側のクリーンエアが洗浄装置内へ吸い込まれるように設計されている。このため、クリーンルーム側の作業者に付着していた有機物やゴミ等のパーティクルが第1及び第2半導体基板表面に再付着する可能性がある。よって、クリーンルーム内の炭素濃度を管理してもボイド又はブリスタの発生を十分に抑制することができないという未だ解決すべき課題が残存していた。
本発明の目的は、貼合せ法によるSOI基板を製造する方法、特にスマートカット法によるSOI基板を製造する方法において、有機物やパーティクルによるボイド又はブリスタの発生を著しく抑制できるSOI基板の製造方法及びこの方法により製造されたSOI基板を提供することにある。
請求項1に係る発明は、図1に示すように、SOI層11cとなる第1半導体基板11に酸化膜11aを形成し、この基板11に貼合わされ支持基板となる第2半導体基板12の両基板11,12をそれぞれ洗浄し、第1半導体基板11を酸化膜11aを介して第2半導体基板12に重ね合せて積層体13を形成した後に、第1半導体基板11を薄膜化してSOI層11cを形成するSOI基板の製造方法の改良である。
その特徴ある点は、第1半導体基板11及び第2半導体基板12の洗浄及び重ね合せを行う場所の雰囲気における相対湿度が25℃換算で46〜60%であることを特徴とするSOI基板の製造方法である。
この請求項1に記載されたSOI基板の製造方法では、洗浄及び重ね合せを行う場所である洗浄装置17(図3)内及びクリーンルーム16(図3)の雰囲気の相対湿度を25℃換算で46%以上に制御するので下記の1〜3の理由により第1及び第2半導体基板11,12表面へのパーティクル等の付着を抑制することができる。これにより得られたSOI基板10におけるボイド又はブリスタの発生を抑制することができる。
第1の理由は、第1及び第2半導体基板11,12自体から発生した静電気が空気中の水分を伝って逃げる。これにより、第1及び第2半導体基板11,12の静電気の帯電量が小さくなり、第1及び第2半導体基板11,12表面へのパーティクルの付着を抑制することができる。
第2の理由は、クリーンルーム16(図3)環境にわずかに存在し、炭素数が多いために比較的分極しやすいジブチルヒドロキシトルエン分解物(BHT)、テトラフルオロシラン、カプロラクタム等の高分子有機物の第1及び第2半導体基板11,12表面への付着を静電気の帯電量を小さくすることで抑制することができる。
第3の理由は、相対湿度が25℃換算で46〜60%であるため、洗浄中第1及び第2半導体基板11,12表面に洗浄を行う場所の雰囲気中のH2Oが付着することで第1及び第2半導体基板11,12表面の水素結合数を増加し貼合せ結合力が大きくなり、洗浄完了時には第1及び第2半導体基板11,12表面に自然酸化膜が生成された親水性状態になる。第1及び第2半導体基板11,12の洗浄処理は、薬液による洗浄、純水によるリンス、続いて乾燥が行われる。第1及び第2半導体基板11,12を乾燥させる方法としてはスピン乾燥、蒸気乾燥、ガス吹付け乾燥、真空乾燥、赤外乾燥、熱風乾燥、加熱乾燥等がある。これらの乾燥方法の中で特に一般的な乾燥方法として例えばランプを用いて加熱乾燥を行うと、第1及び第2半導体基板11,12表面に付着したH2Oの一部が蒸発するため、第1及び第2半導体基板11,12表面の親水性状態が失われる。しかし第1及び第2半導体基板11,12の重ね合せを行う場所であるクリーンルーム16(図3)の雰囲気を高湿度に保持することで第1及び第2半導体基板11,12表面から蒸発したH2Oの補完を行って、親水性状態を保つことができる。この親水性状態はゴミ等のパーティクルが第1及び第2半導体基板11,12表面に付着するのを防止することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、第1半導体基板11に酸化膜11aが形成され、酸化膜11aの形成された第1半導体基板11にイオン注入して第1半導体基板11内部にイオン注入領域11bを形成する工程を更に含み、SOI層11cの形成が積層体13を熱処理によりイオン注入領域11bで分離することにより行われるSOI基板の製造方法である。
グラインドバック法により作製されるSOI基板は結合熱処理後に研磨するためSOI基板の上部を構成する第1半導体基板の剛性が強く、接合面に閉じ込められた有機物が少量であれば気化によりガス化してもボイド又はブリスタを形成せずに拡散して消滅する。一方、スマートカット法により作製されるSOI基板10は、剥離熱処理後のSOI層11cの厚さが1μm以下であるためSOI基板10の上部を構成する第1半導体基板11の剛性が弱く、重ね合せ前の第1及び第2半導体基板11,12表面にパーティクル又は有機物が付着することによるボイド又はブリスタの発生率が高い。
このスマートカット法では、剥離熱処理により積層体13をイオン注入領域11bで分離して、第2半導体基板12より薄いSOI層11cが酸化膜11a上に形成されるため、この剥離熱処理時において、接合面に存在する有機物又はパーティクルが膨張しようとする。このため第2半導体基板12より薄くて機械的強度の低い酸化膜11a及びSOI層11cが上記膨張力により変形して、上記第1及び第2半導体基板11,12重ね合せ面に剥離部分が生じ、貼合せ欠陥が発生しやすい。
この請求項2に記載されたSOI基板の製造方法では、洗浄及び重ね合せを行う場所の雰囲気における相対湿度を25℃換算で46〜60%に制御することにより、第1及び第2半導体基板11,12表面への有機物の付着を防止し、ボイド又はブリスタの発生を抑制することができる。また、貼合せ結合力が向上したため、接合面に有機物又はパーティクルが存在し結合熱処理時に膨張しようとしても、第2半導体基板12とともに、酸化膜11aやSOI層11cが上記膨張力を抑え込むので、第1及び第2半導体基板11,12重ね合せ面に剥離部分を発生させずに第2半導体基板12に酸化膜11aを介してSOI層11cをほぼ完全に貼合せることができる。よっていわゆるスマートカット法であっても上記第1及び第2半導体基板11,12重ね合せ面に剥離部分が生じず貼合せ欠陥が発生しない。
請求項3に係る発明は、図1に示すように、上記請求項1ないし2のいずれか1項に記載の方法で製造されたSOI基板である。
この請求項3に記載されたSOI基板は、有機物やパーティクルによるボイド又はブリスタの発生が著しく抑制されたものとなる。
以上述べたように、本発明によれば有機物除去フィルタを設置するよりも安価に、有機物やパーティクルによるボイド又はブリスタの発生が抑制されたSOI基板を作製することができる。
次に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明のSOI基板の製造方法は、SOI層11cとなる第1シリコン基板11又はこの基板11に酸化膜11aを形成する酸化膜形成工程(図1(b))と、この第1シリコン基板11にイオンを注入して第1シリコン基板11内部にイオン注入領域11bを形成するイオン注入工程(図1(c))と、第1シリコン基板11及び第2シリコン基板12をそれぞれ洗浄する洗浄工程(図1(c)〜(e))と、第1シリコン基板11を第2シリコン基板12に酸化膜11aを介して重ね合せることにより積層体13を形成する積層体形成工程(図1(e))と、第1シリコン基板11をイオン注入領域11bで分離し第2シリコン基板12上に酸化膜11aを介して薄膜の単結晶からなるSOI層11cを形成するSOI層形成工程(図1(f))と、SOI基板10を所定の条件及び所定の温度に所定の時間保持する結合熱処理工程(図1(g))とを含む。
このSOI基板の製造方法を各工程別に以下に説明する。
<酸化膜形成工程>
図1(a)及び(d)に示すように、この工程では、第1シリコン基板11を熱酸化することにより第1シリコン基板11の表面に酸化膜11a(SiO2膜)を形成する。第1シリコン基板11及び第2シリコン基板12はチョクラルスキー法で製造される。図1(b)に示すように、酸化膜の形成は、この単結晶シリコンからなる第1シリコン基板11を900℃以上の高温で熱酸化させることにより行われ、この実施の形態では第1シリコン基板11の全表面に絶縁膜である酸化膜(SiO2膜)11aを形成する。上記酸化膜11aの厚さは50〜300nm、好ましくは100〜200に形成される。ここで、酸化膜11aの厚さを50〜300nmの範囲に限定したのは、50nm未満では高温の貼合せ処理においてボイドが消滅しにくく貼合せ歩留まりが低下するからであり、300nmを越えると酸化膜11aの均一性がデバイス要求より劣化し、また通常のイオン注入機の加速電圧では酸化膜11aを介してのイオン注入の深さが不十分なために必要なSOI層11cの膜厚(20〜100nm)が得られないからである。なお、上記酸化膜11a(SiO2膜)を熱酸化ではなくCVD法により第1シリコン基板11の表面にのみ形成してもよい。なお、上記酸化膜11a(SiO2膜)を熱酸化ではなくCVD法により形成してもよい。また、この実施の形態では、第1シリコン基板11のみに酸化膜11aを形成したが、第1及び第2シリコン基板11,12の双方に酸化膜11aを形成してもよい。
<イオン注入工程>
図1(c)に示すように、この工程では、酸化膜11aが形成され、その酸化膜11a上の第1主面11aにイオンを注入して、第1シリコン基板11内部にその酸化膜11aに平行なイオン注入領域11bを形成する。具体的に説明すると、この全面に酸化膜11aが形成された第1シリコン基板11に第1主面11d側から水素ガスイオン(H+)をドーズ量を5.0×1016/cm2以上でイオン注入する(図1(c))。なお、水素分子イオン(H2 +)の場合には、水素ガスイオンの場合の約2分の1の注入量が必要である。また、イオン注入領域11bの厚さは200〜1200nm、好ましくは500〜700nmに設定される。ここで、イオン注入領域11bの厚さを200〜1200nmに限定したのは、200nm未満では、分離熱処理後に欠陥が発生し易くなり、1200nmを越えると通常のイオン注入ではそれ以上の深さで注入できないからである。このイオン注入領域11bは水素分子イオン又は水素ガスイオンの注入により第1シリコン基板11内部に酸化膜11aと平行に形成される、即ち第1主面11dと平行に形成される。
なお、この実施の形態では、水素ガスイオン及び水素分子イオンの注入に代えて、或いは水素ガスイオン又は水素分子イオンとともに、ヘリウムイオン(He+)を注入してもよい。
<洗浄工程>
図示しない図1(c)〜(e)の間におけるこの工程では、上記第1シリコン基板11と上記第2シリコン基板12をそれぞれ相対湿度46〜60%の雰囲気中でRCA法により洗浄する。
この洗浄は図3に示すように、まず第1半導体基板11(図1)と第2半導体基板12(図1)がそれぞれ、クリーンルーム16から洗浄装置17の搬入口18から搬入台22へ搬入することにより開始される。次に洗浄装置17内部に一列に並んだ洗浄槽を両基板11,12がそれぞれSC−1洗浄槽23、リンス槽24、SC−2洗浄槽25、リンス槽26の順で搬送され洗浄される。続いて乾燥装置27に搬送され乾燥が行われ、取出台28まで洗浄装置17内を搬送される。取出口19を作業者20が開扉し第1シリコン基板11と第2シリコン基板12はそれぞれ洗浄装置17内からクリーンルーム16へ搬送される。この開扉時にクリーンルーム16のクリーンエア21が洗浄装置17内へ流れ込む。
具体的に説明すると、25℃換算で相対湿度46〜60%の雰囲気に制御したクリーンルーム16内に洗浄装置17を設置する。上記イオン注入工程を経た第1シリコン基板11(図1)をイオン注入装置から雰囲気中の相対湿度が46〜60%に制御されたクリーンルーム16の中を洗浄装置17の搬入口18を開扉して搬入台22まで搬送される。その後、酸化性雰囲気に制御された洗浄装置17内において第1シリコン基板11及び第2シリコン基板12(図1)に対してそれぞれRCA法と呼ばれる水酸化アンモニウムと過酸化水素水の混合液を用いたSC−1洗浄槽23と塩化水素と過酸化水素水の混合液を用いたSC−2洗浄槽25という2つの洗浄槽において2段階の薬液処理より洗浄が行われる。また、第1シリコン基板11及び第2シリコン基板12はそれぞれSC−1洗浄槽23とSC−2洗浄槽25の間及びSC−2洗浄槽25の後に、第1及び第2シリコン基板11,12表面に付着している薬液を除去するためにリンス槽24、26において純水でリンスされる。リンス槽26における純水によるリンスの後に続いて乾燥装置27においてランプによる加熱乾燥が行われ、第1シリコン基板11及び第2シリコン基板12はそれぞれ洗浄装置の取出台28まで移送される。その後、作業者20により取出口19が開扉されることで第1シリコン基板11及び第2シリコン基板12が洗浄装置17から取り出されクリーンルーム16内に設置されている貼合せ装置へ搬送される。
酸化性雰囲気下、RCA法により洗浄することで、洗浄した第1シリコン基板11及び第2シリコン基板12の基板表面に自然酸化膜が成長し、パーティクル除去に効果がある。またこの洗浄工程の洗浄方式は、洗浄槽に第1及び第2シリコン基板11,12を浸漬するディッピング方式又は第1及び第2シリコン基板11,12に洗浄液を吹付ける洗浄液噴射方式のどちらにでも適用できる。この洗浄装置17内雰囲気の相対湿度は、洗浄液が第1及び第2シリコン基板11,12に直接触れる部分を除き、25℃換算で46〜60%、好ましくは50〜60%である。相対湿度を46〜60%に限定したのは、46%未満では、図4及び図5に示すようなボイド4又はブリスタ5発生の抑制効果が小さく、60%を越えると、クリーンルーム16内の雰囲気中に存在する硫化酸化物(SOx−)又は窒素酸化物等(NOx−)のイオンが、同じく雰囲気中に存在する水(H2O)と反応し酸となって基板表面に面荒れの一種であるヘイズ(曇り)を発生させ、歩留まりが低下する。また何らかの影響でクリーンルーム16の温度が下がった場合、クリーンルーム16内に設置している装置に結露して電気的トラブルが発生する危険性が高い。
<積層体形成工程>
図1(e)に示すように、この工程では、上記第1シリコン基板11を第1主面11dの酸化膜11aを介して第2シリコン基板12に相対湿度46〜60%の雰囲気中、室温で重ね合せて積層体13を形成する(図(e))。具体的には、上記洗浄装置17(図3)の取出口19(図3)から第1シリコン基板11及び第2シリコン基板12が、相対湿度が25℃換算で46〜60%の雰囲気に制御されているクリーンルーム16(図3)内に設置されている貼合せ装置へ搬送され、上記雰囲気中、室温で、第1シリコン基板11が第1主面11dの酸化膜11aを介して第2シリコン基板12上へ重ね合わせられる。
洗浄後の第1及び第2シリコン基板11,12を回収するために作業者20(図3)が取出口19(図3)のドアを開けた場合、クリーンルーム16(図3)側のクリーンエア21(図3)を取出口19から洗浄装置17(図3)内へ吸い込むように設計されていても、クリーンルーム16雰囲気中の相対温度及び洗浄装置17内の相対温度がともに46〜60%と高いため、静電気の帯電を小さくすることができ、クリーンルーム16内に設置している装置や作業者20に付着する有機物、ゴミ等のパーティクルを低減させることができ、その結果、第1及び第2シリコン基板11,12表面に付着することを抑制させることができる。
<SOI層形成工程>
図1(f)に示すように、この工程では、積層体13を所定の温度で熱処理して第1シリコン基板11をイオン注入領域11bで分離して第2シリコン基板12上に酸化膜11aを介して薄膜の単結晶からなるSOI層11cを形成する。具体的に説明すると、積層体13を炉に入れて450〜800℃の範囲、好ましくは500〜700℃に昇温し、この温度範囲に1〜60分間、好ましくは10〜30分間保持して剥離熱処理を行う。なお上記熱処理時の炉内雰囲気は窒素ガス、アルゴンガス等の不活性ガス雰囲気である。これにより第1シリコン基板11が水素イオン注入ピーク位置に相当するイオン注入領域11bのところで割れて、酸化膜11aを介してSOI層11cが積層された第2シリコン基板12からなるSOI基板10を得ることができる。
<結合熱処理工程>
図1(g)に示すように、この工程では、SOI基板10を所定の温度で熱処理して、第2シリコン基板12とその上に積層された酸化膜11a及びSOI層11cの接合を強化する。具体的に説明すると、SOI基板10を不活性ガス雰囲気中で1000〜1300℃、好ましくは1100〜1200℃の温度に、1〜3時間、好ましくは1〜2時間保持する。この結合熱処理の温度を1000〜1300℃の範囲に限定したのは、1000℃未満では貼合せ面の接合が不十分であり、1300℃を越えるとスリップ転移が発生するという不具合が生じるからである。この結合熱処理は高温で行われるため、貼合せ面に有機物又はパーティクルが存在すると、この有機物又はパーティクルが膨張しようとする。しかし高湿度にすることにより接合力が高められているため、基板の接合面に存在するパーティクルが膨張しようとしても、比較的厚く機械的強度の高い第2シリコン基板12とともに、酸化膜11aやSOI層11cが上記膨張力を抑え込むので、上記重ね合せ面に剥離部分を発生させずに第2シリコン基板12に酸化膜11aを介してSOI層11cをほぼ完全に貼合せることができる。この結果、接合面に有機物又はパーティクルが存在しても、この有機物又はパーティクルはボイドやブリスタ等の貼合せ欠陥になりにくい。
また、上述した実施の形態では、表面に酸化膜が形成されていない第2シリコン基板12上に第1シリコン基板11を重ね合せる例を示したが、第2シリコン基板12の表面に酸化膜を形成する工程を別に設け、表面に酸化膜が形成された第2シリコン基板12に第1シリコン基板11を重ね合せて積層体13を形成するようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、半導体としてシリコンを挙げたが、SiGe、SiC、Ge等の半導体にも適用できる。
次に本発明の実施例を比較例とともに詳しく説明する。
<実施例1>
図1に示すように、先ず直径が300mmであり、抵抗率が1〜10ΩcmであるP型シリコンウェーハからなる第1シリコン基板と第2シリコン基板とをそれぞれ準備した。次いで第1シリコン基板を乾燥した酸素雰囲気中で1050℃に4時間保持する熱処理を行い、第1シリコン基板表面全体に、0.15μm(1500Å)の酸化膜を形成した。その後第1シリコン基板の第1主面に50keVの注入エネルギで水素ガスイオン(H+)6×1016/cm2のドーズ量でイオン注入し、第1シリコン基板の内部にイオン注入領域を形成した。次に洗浄及び重ね合せを行う洗浄装置及び貼合せ装置が設置されているクリーンルームの雰囲気及び洗浄装置内の雰囲気が25℃換算で相対湿度46%に制御した雰囲気中、第1シリコン基板と第2シリコン基板を洗浄した後、第1シリコン基板の第1主面側の酸化膜が第2シリコン基板に密着するように、第1シリコン基板を第2シリコン基板に重ね合せることにより、積層体を形成した。この積層体を熱処理炉に収容し、この炉内を窒素(N2)ガス雰囲気中で500℃に昇温し、30分間保持することにより、積層体をイオン注入領域で分離した。これにより酸化膜を介してSOI層が積層された第2シリコン基板からなるSOI基板を得た。このSOI基板を実施例1とした。
<実施例2>
洗浄及び重ね合せを行う洗浄装置及び貼合せ装置が設置されているクリーンルームの雰囲気が25℃換算で相対湿度50%に制御した雰囲気であることを除き、実施例1と同様にしてSOI基板を得た。このSOI基板を実施例2とした。
<実施例3>
洗浄及び重ね合せを行う洗浄装置及び貼合せ装置が設置されているクリーンルームの雰囲気が25℃換算で相対湿度55%に制御した雰囲気であることを除き、実施例1と同様にしてSOI基板を得た。このSOI基板を実施例3とした。
<実施例4>
洗浄及び重ね合せを行う洗浄装置及び貼合せ装置が設置されているクリーンルームの雰囲気が25℃換算で相対湿度60%に制御した雰囲気であることを除き、実施例1と同様にしてSOI基板を得た。このSOI基板を実施例4とした。
<比較例1>
洗浄及び重ね合せを行う洗浄装置及び貼合せ装置が設置されているクリーンルームの雰囲気が25℃換算で相対湿度20%に制御した雰囲気であることを除き、実施例1と同様にしてSOI基板を得た。このSOI基板を比較例1とした。
<比較例2>
洗浄及び重ね合せを行う洗浄装置及び貼合せ装置が設置されているクリーンルームの雰囲気が25℃換算で相対湿度25%に制御した雰囲気であることを除き、実施例1と同様にしてSOI基板を得た。このSOI基板を比較例2とした。
<比較例3>
洗浄及び重ね合せを行う洗浄装置及び貼合せ装置が設置されているクリーンルームの雰囲気が25℃換算で相対湿度30%に制御した雰囲気であることを除き、実施例1と同様にしてSOI基板を得た。このSOI基板を比較例3とした。
<比較例4>
洗浄及び重ね合せを行う洗浄装置及び貼合せ装置が設置されているクリーンルームの雰囲気が25℃換算で相対湿度35%に制御した雰囲気であることを除き、実施例1と同様にしてSOI基板を得た。このSOI基板を比較例4とした。
<比較例5>
洗浄及び重ね合せを行う洗浄装置及び貼合せ装置が設置されているクリーンルームの雰囲気が25℃換算で相対湿度40%に制御した雰囲気であることを除き、実施例1と同様にしてSOI基板を得た。このSOI基板を比較例5とした。
<比較例6>
洗浄及び重ね合せを行う洗浄装置及び貼合せ装置が設置されているクリーンルームの雰囲気が25℃換算で相対湿度70%に制御した雰囲気であることを除き、実施例1と同様にしてSOI基板を得た。このSOI基板を比較例6とした。
<比較試験及び評価>
実施例1〜4及び比較例1〜6のSOI基板の表面の外観を目視で観察し、サイズ1mm以上の大きさのボイド又はブリスタ等の貼合せ欠陥の個数を数えた。貼合せ欠陥の一種であるボイド、ブリスタのサイズは1〜20mmと大きく、基板表面は鏡面状態のため特別な装置を用いずとも目視にて確認できる。また、貼合せ歩留まりの定義として、基板の外周端から基板中心に向かって幅5mmの範囲に存在する貼合せ欠陥を除外し、除外した範囲以外の基板表面上に存在する1mm以上の大きさの貼合せ欠陥が1個も発生していない基板の枚数を試験に使用した全基板枚数で割った値とした。この結果を図2に現す。
図2から明らかなように、クリーンルームの相対湿度が20〜40%及び70%である比較例1〜6の貼合せ歩留まりは5〜30%と低い数値の範囲であったのに対し、クリーンルームの相対湿度が46〜60%である実施例1〜4の貼合せ歩留まりは50〜76%と高い数値の範囲であった。実施例1〜4の結果から洗浄及び重ね合わせを行う場所の雰囲気中の相対湿度を46〜60%に制御することで、ボイドの発生が抑制されることが判った。
本発明実施形態のSOI基板の製造方法を工程順に示す図である。 実施例及び比較例のクリーンルーム相対湿度と貼合せ歩留まりの関係を示すグラフである。 クリーンルーム内と洗浄装置についての平面図である。 基板の一部に現れた貼合せ欠陥であるボイドの断面図である。 基板の一部に現れた貼合せ欠陥であるブリスタの断面図である。
符号の説明
10 SOI基板
11 第1シリコン基板(第1半導体基板)
11a 酸化膜
11b イオン注入領域
11c SOI層
12 第2シリコン基板(第2半導体基板)
13 積層体

Claims (3)

  1. SOI層(11c)となる第1半導体基板(11)に酸化膜(11a)を形成し、この基板(11)に貼合わされ支持基板となる第2半導体基板(12)の前記両基板(11,12)をそれぞれ洗浄し、前記第1半導体基板(11)を酸化膜(11a)を介して前記第2半導体基板(12)に重ね合せて積層体(13)を形成した後に、前記第1半導体基板(11)を薄膜化してSOI層(11c)を形成するSOI基板の製造方法において、
    前記第1半導体基板(11)及び前記第2半導体基板(12)の洗浄及び重ね合せを行う場所の雰囲気における相対湿度が25℃換算で46〜60%であることを特徴とするSOI基板の製造方法。
  2. 第1半導体基板(11)に酸化膜(11a)が形成され、前記酸化膜(11a)の形成された前記第1半導体基板(11)にイオン注入して第1半導体基板(11)内部にイオン注入領域(11b)を形成する工程を更に含み、SOI層(11c)の形成が積層体(13)を熱処理により前記イオン注入領域(11b)で分離することにより行われる請求項1記載のSOI基板の製造方法。
  3. 請求項1ないし2のいずれか1項に記載の方法で製造されたSOI基板。
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