JP2007140945A - 就職情報提供装置、就職情報提供方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】就職活動において行動できない学生や決断できない学生に対して、就職意欲の活性化と意思決定の促進を支援することを目的として、就職活動を行う学生等の求職者と採用活動を行う企業が実際に会う機会を提供するための就職情報提供装置を実現しようとするものである。
【解決手段】本発明の就職情報提供装置は、企業の求人情報を記憶する記憶手段と、求職者毎に、記憶手段から予め定めた所定数の求人情報を抽出する手段と、抽出した所定数の求人情報を一覧表示可能な形式で、求職者の使用するブラウザ装置に送信する手段と、を備える。
【選択図】図20
【解決手段】本発明の就職情報提供装置は、企業の求人情報を記憶する記憶手段と、求職者毎に、記憶手段から予め定めた所定数の求人情報を抽出する手段と、抽出した所定数の求人情報を一覧表示可能な形式で、求職者の使用するブラウザ装置に送信する手段と、を備える。
【選択図】図20
Description
本発明は、求職者の就職活動及び企業の採用活動を支援するための就職情報提供システムに関し、特に、求職者と企業が実際に会う機会を提供するための情報処理技術に関する。
従来、学生は、大学等を卒業する一年以上前から就職活動を開始することが普通に行われている。そして、インターネットを介して、就職活動を行う学生に対して各種の就職情報を提供するサイトがいくつか運営されている。例えば、非特許文献1は、2007年度卒業予定の学生向けの就職情報提供サイトである。
「リクナビ2007」、[online]、[平成17年10月21日検索]、インターネット<URL:http://www.rikunabi2007.com/>
「リクナビ2007」、[online]、[平成17年10月21日検索]、インターネット<URL:http://www.rikunabi2007.com/>
ところで、一年以上前から就職活動を開始するにもかかわらず、卒業の半年前の時点で、内定未取得の学生が多数存在するのが実情である。厚生労働省発表の推計によれば、平成16年度大学等卒業者のうち、平成16年10月1日の時点で就職希望の大学生40万7000人のうち15万人強が内定を取得していない。
内定未取得の背景として、以下のような学生の存在が指摘されている。すなわち、就職活動の波に乗り遅れてしまったり、就職活動の途中で意欲をなくしてしまったりというように、就職につながる行動が積極的にできなくなっている学生が存在する。また、インターネットの普及により、オープンでフェアな就職活動が実現した一方で、膨大な情報の中から進路を選択しきれない学生や、情報収集自体を就職活動と思ってしまう学生も存在している。
本発明は、かかる実情に鑑み、行動できない学生や決断できない学生に対して、就職意欲の活性化と意思決定の促進を支援することを目的として、就職活動を行う学生等の求職者と採用活動を行う企業が実際に会う機会を提供するための就職情報提供装置等を実現しようとするものである。
上記課題を解決するため、本発明の就職情報提供装置は、企業の求人情報を記憶する記憶手段と、求職者毎に、記憶手段から予め定めた所定数の求人情報を抽出する手段と、抽出した所定数の求人情報を一覧表示可能な形式で、求職者の使用するブラウザ装置に送信する手段と、を備える。「所定数」とは、情報提供装置から求職者に対して1回の紹介で提供される求人情報の数のことであり、例えば、10又は15程度の数が定められる。「ブラウザ装置」とは、Webページをブラウジングする機能を備える装置であれば如何なる装置でもよい。本発明において、ブラウザ装置には、少なくとも企業名及び後述のステータスを含む所定数の求人情報が一覧表示される。さらに好適には、ステータスに応じたコメントを含んで一覧表示される。
好適には、上記就職情報提供装置は、就職活動の進捗状況に応じたステータスを前記抽出された求人情報のそれぞれついて記憶する手段をさらに備え、送信する手段は、所定数の求人情報を前記ステータスに基づいて並べ替えて、一覧表示可能な形式で送信する。
好適には、送信する手段は、面談申込み可能期間経過後、特定のステータスの求人情報のみを、一覧表示可能な形式で送信する。「面談申込み可能期間」とは、本情報提供装置が求職者に対して求人情報を紹介した後、当該求人企業に対して面談を申し込むことができるよう設定された期間のことであり、例えば、4日間程度の期間が設定される。
好適には、抽出する手段は、単位期間経過後、予め定めた所定数の求人情報を、新たに記憶手段から抽出する。「単位期間」とは、本情報提供装置が求職者に対して求人情報を紹介した後、次回の紹介までの期間(以下、「クール」ともいう)のことであり、例えば、3週間程度の期間が設定される。
好適には、送信する手段は、単位期間経過後、新たに抽出した所定数の求人情報と共に、単位期間経過前に抽出した求人情報のうち特定のステータスを有する求人情報をも合わせて送信する。
さらに好適には、送信する手段は、抽出した求人情報と共に、企業側から求職者に対して面談のリクエストをした企業の求人情報をも合わせて送信する。
また、本発明の就職情報提供方法は、装置の処理又は動作を制御する制御手段と企業の求人情報を記憶する記憶手段とを備える装置において就職情報を提供する方法であって、制御手段が、求職者毎に、記憶手段から予め定めた所定数の求人情報を抽出するステップと、制御手段が、抽出した所定数の求人情報を一覧表示可能な形式で、求職者の使用するブラウザ装置に送信するステップと、を備える。
本発明のプログラムは、本発明の就職情報提供方法の各処理ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。本発明のプログラムは、CD−ROM等の光学ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種の記録媒体を通じて、又は通信ネットワークなどを介してダウンロードすることにより、コンピュータにインストール又はロードすることができる。
なお、本明細書等において、手段とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その手段が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの手段が有する機能が2つ以上の物理的手段により実現されても、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されてもよい。
本発明によれば、採用意欲の高い企業又は就職希望の求職者を紹介した後、両者の面談設定を行うことによって、就職活動を行う求職者と採用活動を行う企業が実際に会う機会を提供する。これにより、行動できない学生や決断できない学生に対して、就職意欲の活性化と意思決定の促進を支援することが可能となる。また、雇用機会のロスを防ぎ、ニートの減少に寄与し得る。なお、本発明は、新卒者が就職する時期、すなわち4月1日が迫りつつある時期、例えばその時期よりも6ヶ月程度前の10月頃から運用すると特に有効に機能し得るものであるが、その運用時期については、特に限定されるものではない。
以下、本就職情報提供システムの実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る就職情報提供システム100の概略構成を示す図である。本就職情報提供システム100は、情報提供サーバ10と、一以上の求職者端末装置20と、一以上の企業側端末装置30とを備え、これらがネットワークNを介して相互に接続されることにより構成される。
情報提供サーバ10は、求職者の就職活動及び求人企業の採用活動(以下、まとめて「就職活動」という)に関する情報を提供するためのコンピュータ・サーバである。情報提供サーバ10は、求職者に関する情報を記憶する求職者データベース(以下、「求職者DB」という)11と、求人企業に関する情報を記憶する企業データベース(以下、「企業DB」という)12を備え、求人企業に関する情報を求職者に提供するとともに、求職者に関する情報を企業に提供する機能を有する。また、求職者と企業とを対応付けて就職活動の進捗状況等を管理するマッチング情報記憶手段(図示しない)を備え、就職活動の進捗管理を行う機能を有する。これらの機能により、求職者と企業との間のコミュニケーションを支援する。
本実施形態において、情報提供サーバ10は、就職活動を支援するエージェント(以下、「ジョブチアリーダー」という)により、情報提供や就職活動の支援・管理を行う。ここで、エージェントとは、仮想的なコンピュータ・エージェントを指す。
求職者端末装置20は、求職者が使用するパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)、ワークステーション(以下、「WS」という)等のコンピュータ装置である。求職者は求職者端末装置20を用いて、情報提供サーバ10から紹介される求人情報を表示して、面談の申し込み、面談・選考結果に対する意思確認等を行う。求職者端末装置20はPCやWSに限定されず、携帯電話機やPDA等の携帯型端末装置を使用してもよい。好適には、求職者端末装置20は、WebページをブラウジングするためのWebブラウザを備える。
企業側端末装置30は、企業の担当者が使用するPC、WS等のコンピュータ装置である。企業の担当者は企業側端末装置30を用いて、情報提供サーバ10から紹介される求職者の情報を表示して、面談のリクエスト、面談・選考結果の入力等を行う。企業側端末装置30はPCやWSに限定されず、携帯電話機やPDA等の携帯型端末装置を使用してもよく、好適には、企業側端末装置30は、WebページをブラウジングするためのWebブラウザを備える。
ネットワークNは、情報提供サーバ10と求職者端末装置20と企業側端末装置30との間で情報を送受信するための通信回線である。例えば、インターネット、専用線、パケット通信網、電話回線、LAN、企業内ネットワーク、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
図2は情報提供サーバ10の概略構成を示すブロック図である。情報提供サーバ10は、情報提供サーバ10の制御やデータの演算・加工を行うCPU13、ROMやRAM等のメモリ14、情報を格納する外部記憶装置15、キーボードやポインティングデバイス等からの情報入力を受け付ける入力インタフェース16、ディスプレイやプリンタ等へ情報を出力するための出力インタフェース17、外部機器との間でデータを送受信するための通信インタフェース18及びこれらを結ぶバス19を備える。汎用のコンピュータを適用してもよい。
なお、情報提供サーバ10は、単一のコンピュータより構成されるものであっても、ネットワーク上に分散した複数のコンピュータより構成されるものであってもよい。また、単一のコンピュータが複数のサーバ機能を備えてもよい。情報提供サーバ10は、CPUが、メモリまたは外部記憶装置などに記憶された所定のプログラムを実行することにより、各種機能実現手段として、情報提供サーバ10を機能させる。
図3は、本就職情報提供システム100における処理の流れを示すシーケンスチャートである。まず、本就職情報提供システム100のサービスを受けようとする求職者及び企業は、会員登録を行う(S31)。例えば、求職者は求職者端末装置20から情報提供サーバ10にアクセスして、プロフィールを求職者DB11に登録する。求人企業は求人票を企業DB12に登録する。なお、登録に際しては、求職者端末装置20又は企業側端末装置30から情報提供サーバ10にアクセスすることは必須ではなく、情報提供サーバ10に求職者のプロフィールまたは求人企業の求人票が登録されさえすればよい。
会員登録後、情報提供サーバ10は、求職者に対して企業の求人情報を、企業に対して求職者の情報を、それぞれ紹介する(S32)。このとき、求職者に対しては、会員登録時に登録した志向やこれまでの活動履歴等の条件を考慮して、企業DB12から予め定めた所定数の求人情報を抽出、提供する。一方、企業に対しては、求職者の志向や活動履歴等の条件を考慮して、かつ、求職者に提供した求人情報と重複しないように、求職者DB11から予め定めた所定数の求職者情報を抽出、提供する。ここで、「求職者に提供した求人情報と重複しないように」とは、例えば、求職者Aに企業X、Y、Zの3社の求人情報を紹介したとき、求人企業X、Y、Zに対しては求職者Aを紹介しない、という意味である。このように、相互に重複しないように求職者と求人企業とを結びつける処理を、本明細書等では「相互分散マッチング」という。相互分散マッチング処理の詳細は後述する。これにより、例えば、求職者に10社の求人情報を紹介するとともに、当該紹介した10社以外の所定数の企業に対して、当該求職者の情報を紹介することになるため、求職者と求人企業が実際に会う機会が増える。
求人企業は紹介された求職者の情報を見て、興味ある求職者に対して必要に応じて面談をリクエストする(S33)。企業の担当者は、企業側端末装置30から情報提供サーバ10にアクセスして、面談のリクエストをする。情報提供サーバ10のジョブチアリーダーはリクエストを受けると、求職者に当該リクエストを紹介する。なお、面談リクエストは、必要に応じて行われる選択的な処理であり、必須の処理ではない。
一方、求職者は、紹介された求人情報または企業からの面談リクエストを見て、興味ある企業に対して面談を申し込む(S34)。求職者は、求職者端末装置20から情報提供サーバ10にアクセスして面談の申し込みを行う。情報提供サーバ10のジョブチアリーダーは面談の申込みを受けると、面談を申し込んだ求職者のプロフィールを求人企業に紹介する。これにより、企業は面談を申し込んだ求職者のプロフィールを確認できる。
そして、求職者と企業とが実際に会って、面談を行う(S35)。面談後、企業の担当者が、情報提供サーバ10に面談結果を入力すると、情報提供サーバ10から求職者端末装置20に対して、面談結果が報告される(S36)。報告を受けた求職者は選考に参加するかどうか意思を表明する(S37)。
選考に参加する場合は、選考に進む(S38)。選考は複数回行われることもある。企業の担当者が最終選考の結果を企業側端末装置30から情報提供サーバ10に入力すると、最終選考結果が求職者に報告される。求職者は内定を承諾するかどうかの意思を表明し、内定、入社の運びとなる(S39)。
なお、S34において、面談の申込みが可能な期間を、求人票紹介(S32)後の所定期間のみ(例えば、4日間など)に限定してもよい。面談申込み可能期間を区切ることによって、求職者の意思決定が促進されることが期待できる。また、この場合でも、企業からのリクエストに対しては、申込み可能期間を制限しないように設定してもよい。
さらに、S32において求職者及び企業のそれぞれに求人企業及び求職者を紹介後、所定の単位期間(例えば、3週間など)経過後に、新たに別の求人企業等を紹介し直してもよい。すなわち、所定の単位期間を1クールとして予め設定しておき、1クール単位で紹介する企業及び求職者をリセットし、新たに相互分散マッチングを行う。このとき、過去の照会履歴を参照して、これまでに紹介していない企業及び求職者をそれぞれに紹介し直す。こうすることで、求職者と企業とが実際に会える機会が増える。また、1クール毎に新たな企業が紹介されるので、求職者の就職意欲の活性化が期待できる。
図16は、情報提供サーバ10において記憶・管理される情報のテーブル構成の一例を示す図である。テーブル161は求職者DB11の備えるデータテーブルであり、テーブル161内に表示される各項目は、テーブル161の備える各フィールドを示す。情報提供サーバ10は、会員登録時(図3のS31)に、求職者端末装置20からプロフィールを取得すると、取得したプロフィールの各項目を、テーブル161の対応するフィールドにそれぞれ登録する。情報提供サーバ10は、登録に必須のフィールドが全て埋まっている(登録された)かどうかを判断し、埋まっている場合には、求職者を一意に識別するための求職者IDを発行してテーブル161に登録するとともに、発行されたIDを求職者に通知する。登録に必須のデータ項目のうち登録されていない項目があれば、求職者に当該データ項目の再入力を促す。
テーブル162は企業DB12の備えるデータテーブルであり、テーブル162内に表示される各項目は、テーブル162の備える各フィールドを示す。情報提供サーバ10は、求人企業から求人票を取得したとき、上述の求職者のプロフィール登録と同様にして、求人票の各項目をテーブル162に登録するとともに、企業を一意に識別するための企業IDを発行し当該企業IDをテーブル162に登録する。
テーブル163はマッチング情報記憶手段の備えるデータテーブルであり、相互分散マッチングの結果として結び付けられた求職者と企業とを対応付けて記憶し、当該求職者と当該企業との間の就職活動の進捗状況等を管理するためのテーブルである。テーブル163内に表示される各項目は、テーブル163の備える各フィールドを示す。このテーブル163は、最大、“求職者数×企業数”の数のレコードが生成されうるが、実際には、紹介が発生した数だけ、いわゆるログデータのように生成される。このテーブル163を参照することにより、求職者に対して過去紹介した企業を把握でき、また、企業に対して過去紹介した求職者を把握することができる。情報提供サーバ10は、相互分散マッチングにより求職者と求人企業とを結びつけると(図3のS32)、テーブル163に当該求職者の求職者IDと当該求人企業の企業IDとを対応付けた新たなレコードを生成する。
次に、相互分散マッチングの処理フローについて説明する。本発明においては、所定の単位期間(クール)毎に、相互分散マッチングを行う。すなわち、各クールの開始時に、情報提供サーバ10は、求職者に対して予め規定した所定数の求人企業を紹介するとともに、求人企業に対して予め規定した所定数の求職者を紹介する。このとき、求職者及び求人企業への紹介が相互に重複しないように、かつ、過去に遡っても相互に重複しないように紹介する。ここで、所定数とは、会員登録した求人企業の数と、会員登録した求職者の数と、運用期間(クール数)に応じて決定される数であり、運用期間中に維持できる一定の紹介数に対応する。1クールにつき求職者に紹介する企業数と、求人企業に紹介する求職者数とは、異なっていてもよい。本発明においては、例えば、1クールにつき求職者に紹介する企業数を予め9という値を設定することができ、この値は、運用期間維持することができる。この値にあわせて、図4、図20等には、クールごとに紹介する求人情報を9個表示した例を開示しているが、上記所定数が9に限られないことは言うまでもない。
図17は、相互分散マッチングの処理フロー図である。まず、各クールの開始時に相互分散マッチングを行うにあたり、情報提供サーバ10は、初期設定を行う(S171)。具体的には、現在のクールの確認、クールを識別するクールIDの取得、求職者への企業割当数の取得、求人企業への求職者割当数の取得等の初期設定処理を行う。求職者に紹介する企業の数(企業割当数)、及び、企業に紹介する求職者の数(求職者割当数)は、パラメータファイルにより適宜設定できる。次に、会員登録している求職者に対して、所定数の企業を割り当てる(紹介する)主処理Aを行う(S172)。そして、求人企業に対して、所定数の求職者を割り当てる(紹介する)主処理Bを行う(S173)。
図18は、相互分散マッチングにおいて所定数の企業を求職者に割り当てる主処理A(図17のS172)のフロー図である。
まず、情報提供サーバ10は、ある求職者について、求職者DB11のテーブル161から、求職者IDと希望エリアを取得する(S181)。ここで、希望エリアとは、求職者が事前に登録した就職希望地域を示すものである。次に、情報提供サーバ10は、企業DB12のテーブル162の参画エリアを参照して、S181で取得した希望エリアと一致する企業をランダムに一つ選択して、その企業IDを取得する(S182)。ここで、参画エリアとは、企業が事前に登録した求人募集地域を示すものである。そして、S181で取得した求職者IDとS182で取得した企業IDとの組み合わせを対応付けて記憶したレコードが、マッチング情報記憶手段のテーブル163に既に登録されているかどうかを確認する(S183)。登録済みの場合(S183:登録済み)、S182で選択された企業は既に当該求職者に紹介済み、或いは、この企業に当該求職者は既に紹介済みであるので、S182に戻り、企業とのマッチングをやり直す。S183で未登録の場合(S183:未登録)、当該求職者と当該企業は相互に未紹介である。そこで、S181で取得した求職者ID、S182で取得した企業IDを各フィールドに登録した新たなレコードをテーブル163に作成する(S184)。このとき、レコード区分フィールドには、求職者に紹介したことを示すコードを登録する。
その後、求職者に所定数の企業が紹介されたかどうか、すなわち、今回のクールで、所定数の企業を求職者に割り当てたかどうかを確認する(S185)。所定数に到達していない場合(S185:未割当)、S182に戻り、新たに企業とのマッチングを行う。そして、所定数に到達するまでS182からS184の処理を繰り返す。ある求職者に対して所定数の企業の割当てが済んだ場合(S185:割当済み)、会員登録している全ての求職者に対して企業が紹介されたか、すなわち、企業の割当てを終了したかどうかを判断する(S186)。未割当ての求職者が残っていれば(S186:未割当)、S181に戻り、未割当ての求職者に対してマッチングを行う。全ての求職者に対して割当済みであれば(S186:割当済み)、主処理Aを終える。
図19は、相互分散マッチングにおいて所定数の求職者を求人企業に割り当てる主処理B(図17のS173)のフロー図である。主処理Bの基本的な流れは、主処理Aと同様である。
まず、情報提供サーバ10は、ある企業について、企業DB12のテーブル162から、企業IDと参画エリアを取得する(S191)。次に、情報提供サーバ10は、求職者DB11のテーブル161の希望エリアを参照して、S191で取得した参画エリアと一致する求職者をランダムに一つ選択して、その求職者IDを取得する(S192)。そして、S192で取得した求職者IDとS191で取得した企業IDとの組み合わせを対応付けて記憶したレコードが、マッチング情報記憶手段のテーブル163に既に登録されているかどうかを確認する(S193)。登録済みの場合、S192で選択された求職者は既に当該企業に紹介済み、或いは、この求職者に当該企業は既に紹介済みであるので、S192に戻り、求職者とのマッチングをやり直す。S193で未登録の場合、当該求職者と当該企業は相互に未紹介である。そこで、S192で取得した求職者ID、S191で取得した企業IDを各フィールドに登録した新たなレコードをテーブル163に作成する(S194)。このとき、レコード区分フィールドには、企業に紹介したことを示すコードを登録する。
その後、企業に所定数の求職者が紹介されたかどうかを確認する(S195)。所定数に到達していない場合(S195:未割当)、S192に戻り、新たに求職者とのマッチングを行い、所定数に達するまでS192からS194の処理を繰り返す。ある企業に対して所定数の割当てが済んだ場合(S195:割当済み)、会員登録している全ての求職者に対して企業が紹介されたか、すなわち、企業の割当てを終了したかどうかを判断する(S196)。未割当ての求職者が残っていれば(S196:未割当)、S191に戻り、未割当ての求職者に対してマッチングを行う。全ての求職者に対して割当済みであれば(S196:登録済み)、主処理Bを終える。
こうして、以下の機能を有する相互分散マッチング処理を実現できる。すなわち、会員登録した求職者に、求職者が就職を希望するエリアと企業の参画エリアが一致する企業を紹介できる。一方、求人企業に対して、企業が参画しているエリアと求職者が就職を希望するエリアが一致する企業を紹介できる。また、求職者と企業とのマッチング処理は、各クール開始時に求職者と企業の両方からマッチングを行うが、過去に遡っても重複しない。さらに、紹介する企業及び求職者の上限はパラメータファイルで設定できる。なお、本実施形態においては、求職者の希望エリアと企業の参画エリアに基づいて両者のマッチングを行うものとしたが、マッチングのキーはこれに限定されない。種々のキーに基づいてマッチングを行うことが可能であるし、第2希望等のように、複数のマッチングキーに優先順位をつけてもよい。また、いわゆる一致検索のみでなく、類似検索を行うものとしてもよい。
さらに、情報提供サーバ10は、マッチング情報記憶手段のテーブル163に作成されたレコードに基づいて、就職活動の進捗状況を管理する。例えば、「現在ステータス」には、現在における就職活動の進捗状況を示すステータスを記憶する。本実施形態では、当該ステータスに基づいて、企業の求人情報をソート(並べ替え)して、Webブラウザに一覧表示する。「ステータス更新日時」には、現在のステータスに更新された日時を記憶する。「既読/未読フラグ」は当該求人企業の求人紹介ページを、求職者が既に読んだか否かを登録する。これらのフィールドに格納されたデータにより、情報提供サーバ10は、求職者と企業の組み合わせ毎の就職活動の進捗状況を管理することが可能となる。
次に、情報提供サーバ10から求職者端末装置20に提供される情報について、図面に基づいて説明する。
図4乃至図15は、本実施形態における就職情報提供システム100の求職者端末装置20に表示される出力画面の一例である。
会員登録後、しばらくすると、ジョブチアリーダーが求職者に企業を紹介する。上述のとおり、ジョブチアリーダーとは、情報提供サーバ10上のエージェントである。情報提供サーバ10は、相互分散マッチング処理により、求職者及び企業のそれぞれに所定数の企業及び求職者を割り当ててマッチング情報記憶手段のテーブル163に登録する。登録時の現在ステータスフィールドは、全て初期段階(面談受付中)で登録する。その後、情報提供サーバ10は求職者からのアクセスを受けて、ジョブチアリーダーが求職者に企業を紹介する。このとき、求職者IDと現在のクールIDとレコード区分とに基づいて、マッチング情報記憶手段から紹介企業の企業IDを抽出する。ここでは、求職者に企業を紹介するので、レコード区分には「求職者に紹介したことを示すコード」が付いているものを抽出する。そして、抽出した企業IDに基づいて企業DB12を検索して企業情報を取得し、取得された企業情報をもとにトップページを生成して、求職者端末装置20に送信する。紹介企業は、トップページの画面上でリスト表示される。
図4は、トップページ画面の一例である。トップページ画面は、ジョブチアリーダーからの紹介企業リスト覧42と、企業からの面談リクエスト欄43とを含んで構成される。44a〜44iはジョブチアリーダーから紹介された企業の求人情報の一覧である。図4では1クールに9社の企業が紹介される例を示しているが、紹介される企業数は適宜決定可能である。一覧表示された求人情報には、各企業ごとに就職活動の進捗状況を表すステータス45が表示される。ステータス45の表示は、テーブル163の現在ステータスフィールドに記録されているデータに基づいて表示内容を決定する。図4は、求人企業紹介直後の画面であるから、ステータスは全て初期段階の「面談受付中!」である。また、ジョブチアリーダーからのメッセージ欄41を設け、時宜に応じたメッセージを表示することにより、就職活動意欲の活性化を図ることができる。面談リクエスト欄43の詳細は後述する。
一覧表示された求人情報44a〜44iから、求職者がいずれかの企業名をクリックして興味ある企業を選択すると、情報提供サーバ10は、当該求職者の求職者ID及び当該企業の企業IDに基づいて企業DB12やマッチング情報記憶手段等を読出して、当該企業の詳細情報を表示する。図5は、企業詳細情報の表示画面の一例である。企業詳細情報画面は、例えば、ジョブチアリーダーからのメッセージ欄51、企業名等を示すタイトル部52、求職者の意思を表明するための選択肢53、面談の日時・場所等を示す面談情報54、求人情報の詳細を示す求人票55、ジョブチアリーダーからのお知らせ履歴/あなたのメモ欄56を含んで構成される。選択肢53は、ステータスに応じて、すなわち、テーブル163の現在ステータスフィールドに記録されているデータに応じて表示内容が変化する。図5の例では、ステータスが「面談受付中!」であるから、「面談申込み」を受け付ける選択ボタン57が表示される。
面談の申込みを行う場合、求職者は「面談申込み」ボタン57を選択する。選択後、申込み内容の確認画面が表示される。図6は、面談申込み内容確認画面の一例である。当該画面は例えば、ヘッダ部61、タイトル部62、申込み内容63、選択ボタン64,65を含んで構成される。申し込み内容63を確認して、求職者が「申込み」ボタン65を選択すると、申し込み内容が情報提供サーバ10の記憶手段(図示しない)に求職者ID及び企業IDの組み合わせに対応付けて記憶され、面談の申込みが完了する。図7は、面談申込みが完了したときに表示される画面の一例である。当該画面は例えば、ヘッダ部71、ジョブチアリーダーからのコメント欄72、他ページへのリンク73、74を含んで構成される。ジョブチアリーダーからのコメント欄72に、アドバイスや注意事項がコメントされるので、就職活動をスムーズに進めることができる。また、申込みが完了すると、申し込んだ内容が求職者の登録したメールアドレスに送信される。情報提供サーバ10が送信した電子メールの内容は、記憶手段に求職者ID及び企業IDの組み合わせに対応付けて記憶され、お知らせ履歴/メモ欄(図11の115等)に反映される。
面談の申込み後、マッチング情報記憶手段のテーブル163から、申込みをした求職者と企業の組み合わせを有するレコードを抽出して、当該レコードの現在ステータスフィールドを「面談申込み済」に書き換える。これにより、面談申込みをした企業のステータスが「面談申込み済」に変わり、紹介企業リスト欄に表示されるステータス表示が変更される。図8は、面談申込み後のトップページ画面の一例である。当該画面は例えば、メッセージ欄81、紹介企業リスト欄82、面談リクエスト欄83を含んで構成される。紹介企業リスト欄82に、紹介企業の求人情報84a〜84iが一覧表示されるが、その際、ステータスに応じて求人情報がソート(並べ替え)されて一覧表示される。まだ面談申込み可能な企業84a〜84dが紹介企業リストの上位に表示され、その次に面談申込み済みの企業84eが表示される。面談申込みが定数いっぱいになった企業84f〜84iは「満席」ステータスに変わり、紹介企業リストの下位に表示される。「満席」ステータスの企業には面談申込みができなくなる。
また、予め設定された面談申込み可能期限を過ぎると、ジョブチアリーダーは、テーブル163の現在ステータスフィールドを参照して、面談申込みをしていない企業の情報を紹介企業リスト表示から削除する。図9は面談申込み可能期限経過後のトップページ画面の一例である。当該画面は、メッセージ欄91、紹介企業リスト欄92、面談リクエスト欄93を含んで構成される点はこれまでと同様であるが、図9に示すように、「面談受付中!」及び「満席」ステータスの求人情報は紹介企業リスト欄92から削除され、「面談申込み済」等のステータスの求人情報94のみが紹介企業リスト欄92に残る。なお、紹介企業リスト欄92の一覧表示から、「面談受付中!」等のステータスの求人情報を削除するのみであって、マッチング情報記憶手段のテーブル163に記憶されているデータを削除するものではない。また、面談申込みの可能企業数に上限(例えば、3社など)を設けてもよい。
その後、面談日に、求職者と企業の担当者が実際に会って、面談を行う。面談終了後、求職者が求職者端末装置20から情報提供サーバ10にアクセスしてトップページを表示しても、ステータス状態は「面談申込み済」のまま変わらない。この企業に対しては、このままジョブチアリーダーからの連絡を待つことになる。
しばらくして、情報提供サーバ10に企業からの面談結果が入力されると、情報提供サーバ10は面談結果に応じてテーブル163の現在ステータスフィールドを書き換えて、面談した企業に関する合否の連絡がジョブチアリーダーより求職者の登録したメールアドレス宛に届く。次回選考への案内が来た場合、紹介企業リスト欄92に表示される求人情報のステータス表示は、図10(a)に示すように「次回選考の案内あり」に変わる。
求職者は次回選考の案内に対して、自分の意思を伝える。まず、求人情報の企業名を選択して、企業の詳細情報を表示させる。図11は、次回選考の案内があるときに表示される企業詳細情報画面の一例である。当該画面は例えば、メッセージ欄111、タイトル部112、選択肢113、求人票114、お知らせ履歴/メモ欄115を含んで構成される。選択肢113はステータスに応じて表示内容が変化するものであり、ここでは、ステータスが「次回選考の案内あり」であるから、次回選考に進むかどうかのアクション用ボタン116、117が表示される。なお、ジョブチアリーダーから送られてきた「次回選考の案内」のメールは、記憶手段に求職者ID及び企業IDの組み合わせに対応付けて記憶され、当該記憶手段に記憶された内容に基づいて、お知らせ履歴/メモ欄115に履歴として表示され、参照することができる。
次回選考に進む場合、求職者は「はい」ボタン116を選択する。選択後、選択内容の確認画面が表示される。選択内容を確認して、「送信」ボタンを選択する等により、次回選考に進む旨を情報提供サーバ10に送信する。送信が完了すると送信完了画面が表示されるとともに、送信内容が求職者の登録したメールアドレスに送信される。
次回選考に進む意思表明の後、テーブル163の現在ステータスフィールドが書き換えられて、企業のステータスは「選考中」に変わる。紹介企業リスト欄92に表示される求人情報は、図10(b)に示すように、ステータス表示が「選考中」に変わる。ここから先は、求職者と企業担当者との直接のやり取りが始まり、就職活動が進んでいく。企業による選考過程が全て終了すると、ジョブチアリーダーより、求職者の登録したメールアドレスに選考結果の連絡が入る。
選考の結果、内定を得られた場合、テーブル163の現在ステータスフィールドが書き換えられて、企業のステータスは「内定」に変わる。紹介企業リスト欄92に表示される求人情報は、図10(c)に示すように、ステータス表示が「内定」になる。求職者は内定の通知に対して、内定報告書を提出すると内定が確定する。内定報告書を作成するには、まず、求人情報の企業名を選択して、企業の詳細情報を表示させる。図12は、内定通知後に表示される企業詳細情報画面の一例である。当該画面は例えば、メッセージ欄121、タイトル部122、選択肢123、求人票124、お知らせ履歴/メモ欄125を含んで構成される。ここでは、「内定」ステータスに対応して、選択肢123には「内定報告書」へのボタン126が表示される。「内定報告書」ボタン126を選択すると、内定報告書画面が表示される。求職者は内定報告書を印刷して所定事項を記入して、提出する。
選考の結果が不合格の場合や選考を辞退した場合等には、テーブル163の現在ステータスフィールドが書き換えられて、企業のステータスは「不合格/辞退」に変わる。紹介企業リスト欄92に表示される求人情報は、図10(d)に示すようになる。「不合格/辞退」ステータスの企業は、ステータス欄に表示される「非表示」ボタン101を選択することによって、求人情報を紹介企業リスト欄92の一覧表示から削除することができる。
また、本就職情報提供システム100においては、ジョブチアリーダーから求職者に企業を紹介する機能とは別に、企業が求職者のプロフィールを見て、面談のリクエストをする機能がある。情報提供サーバ10は、相互分散マッチング処理により、企業にも所定数の求職者を割り当ててマッチング情報記憶手段のテーブル163に登録している。そこで、情報提供サーバ10は企業の担当者からのアクセスを受けて、企業に求職者を紹介する。このとき、企業IDと現在のクールIDとレコード区分とに基づいて、マッチング情報記憶手段から対象となる求職者IDを抽出する。ここでは、企業に求職者を紹介するので、レコード区分には「企業に紹介したことを示すコード」が付いているものを抽出する。そして、抽出した求職者IDに基づいて求職者DB11を検索して求職者のプロフィール情報を取得し、取得された求職者のプロフィール情報をもとにトップページを生成して、企業側端末装置30に送信する。企業の担当者は、トップページに表示された求職者の一覧リストを参照して、所望の求職者がいれば面談のリクエストをする。求職者に対して、面談リクエストが未着の場合、図4、図8等に示すとおり、企業からの面談リクエスト欄に求人情報は表示されない。
面談リクエストがくると、テーブル163の現在ステータスフィールドが書き換えられ、その結果、面談リクエスト欄に求人情報が表示される。図13は、面談リクエストがきた後のトップページ画面の一例である。当該画面は例えば、メッセージ欄131、紹介企業リスト欄132、面談リクエスト欄133を含んで構成される。紹介企業リスト欄132には、ジョブチアリーダーが紹介した企業の求人情報134a〜134iがステータスに応じた順序で一覧表示される。そして、面談リクエスト欄133に、求職者を逆指名して面談をリクエストした企業の求人情報135が表示される。ステータスは「NEW面談受付中!」と表示される。
ここで、ジョブチアリーダーからの紹介企業(紹介企業リスト欄132に表示される企業)への面談申込み可能期限経過後であっても、面談リクエストをした企業(面談リクエスト欄133に表示される企業)への面談申込みを可能としてもよい。図14は、この場合における面談申込み可能期限経過後のトップページ画面の一例である。当該画面は例えば、メッセージ欄141、紹介企業リスト欄142、面談リクエスト欄143を含んで構成される点は図13と同様である。テーブル163の現在ステータスフィールドを参照して、ジョブチアリーダーの紹介した企業について、「面談受付中!」又は「満席」ステータスの求人情報が紹介企業リスト欄142から削除され、「面談申込み済」等のステータスの求人情報144a、144bのみがリストに残るのに対し、面談リクエストをした企業については、「NEW面談受付中!」ステータスの求人情報145であっても、面談リクエスト欄143から削除されない。
なお、面談リクエストは、ジョブチアリーダーからの紹介企業への面談申込み可能期限を過ぎ、アクションを起こしていない企業情報が紹介企業リスト欄142から削除された後であっても届くよう設定可能である。
面談リクエストを出した企業に面談を申し込む場合、面談リクエスト欄133等に表示された求人情報の企業名を選択して、企業の詳細情報を表示させる。図15は、面談リクエストに対する面談申込み時の企業詳細情報画面の一例である。当該画面は例えば、メッセージ欄151、タイトル部152、企業が面談リクエストをした理由等に関するコメント部153、選択肢154、面談日時・場所等を示す面談情報155、及び図示しない求人票、お知らせ履歴/メモ欄を含んで構成される。選択肢154はステータスに応じて表示内容が変化するものであり、ここでは、ステータスが「NEW面談受付中!」であるから、面談希望日時の選択ボタン156と、「面談申込み」ボタン157が表示される。
求職者が面談希望日時を選択して「面談申込み」ボタン157を選択すると、面談申込み確認画面が表示され、申込み内容を確認後、申込みを確定して、申込み内容を記憶手段に登録する。面談申込みが済んだ後の流れは、ジョブチアリーダーから紹介された企業に対するものと同じである。
また、本実施形態は、各クールの開始時に相互分散マッチング処理を行い、新たな割り当てをマッチング情報記憶手段のテーブル163に登録する。こうして、求職者に紹介する企業を全て入れ替えるが、活動継続中の企業については、前クールから情報を引き継ぐことを可能としている。
図20は、第2クール以降におけるトップページ画面の一例である。当該画面は例えば、メッセージ欄201、紹介企業リスト欄202、面談リクエスト欄203、及び前クールから活動継続中の企業リスト欄206を含んで構成される。
紹介企業リスト欄202には、現在のクールでジョブチアリーダーが紹介した企業の求人情報204a〜204iがステータスに応じた順序で一覧表示される。すなわち、求職者の求職者IDと、「求職者に紹介したことを示すコード」を示すレコード区分と、現在クールのクールIDとに基づいて、マッチング情報記憶手段のテーブル163を検索して、該当するレコードを抽出する。そして、抽出されたレコードに係る企業の求人情報を、一覧表示する。このとき、現在ステータスフィールドに記録されたステータスに基づいて、求人情報はソート(並べ替え)される。
面談リクエスト欄203には、求職者を逆指名して面談をリクエストした企業の求人情報205a,205bがステータスに応じた順序で一覧表示される。すなわち、求職者の求職者IDと、「企業に紹介したことを示すコード」を示すレコード区分と、現在クールのクールIDとに基づいて、マッチング情報記憶手段のテーブル163を検索して、該当するレコードを抽出する。そして、抽出されたレコードに係る企業の求人情報を、ステータスに基づいてソート(並べ替え)して、一覧表示する。
前クールから活動継続中の企業リスト欄206には、前クール以前に、ジョブチアリーダーから紹介を受けた又は企業からの面談リクエストを受けた企業であって、現在も就職活動を継続中の企業の求人情報207a〜207dがステータスに応じた順序で一覧表示される。すなわち、求職者の求職者IDと、前クール以前のクールIDと、活動継続中を示す現在ステータスとに基づいて、マッチング情報記憶手段のテーブル163を検索して、該当するレコードを抽出する。そして、抽出されたレコードに係る企業の求人情報を、ステータスに基づいてソート(並べ替え)して、一覧表示する。
その後の面談申込みや、面談申込みが済んだ後の流れは、上述のジョブチアリーダーから紹介された企業に対するものと同様である。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るものである。また、各処理手順は、処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。
10 情報提供サーバ
20 求職者端末装置
30 企業側端末装置
N ネットワーク
20 求職者端末装置
30 企業側端末装置
N ネットワーク
Claims (9)
- 企業の求人情報を記憶する記憶手段と、
求職者毎に、前記記憶手段から予め定めた所定数の求人情報を抽出する手段と、
前記抽出した所定数の求人情報を一覧表示可能な形式で、求職者の使用するブラウザ装置に送信する手段と、
を備える就職情報提供装置。 - 就職活動の進捗状況に応じたステータスを前記抽出された求人情報のそれぞれついて記憶する手段をさらに備え、
前記送信する手段は、所定数の求人情報を前記ステータスに基づいて並べ替えて、一覧表示可能な形式で送信する、
ことを特徴とする請求項1記載の就職情報提供装置。 - 前記送信する手段は、面談申込み可能期間経過後、特定のステータスの求人情報のみを、一覧表示可能な形式で送信する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の就職情報提供装置。 - 前記抽出する手段は、単位期間経過後、予め定めた所定数の求人情報を、新たに前記記憶手段から抽出する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の就職情報提供装置。 - 前記送信する手段は、前記単位期間経過後、前記新たに抽出した求人情報と共に、前記単位期間経過前に抽出した求人情報のうち特定のステータスを有する求人情報をも合わせて送信する、
ことを特徴とする請求項4に記載の就職情報提供装置。 - 前記送信する手段は、前記求人情報と共に、企業側から面談のリクエストをした前記企業の求人情報をも合わせて送信する、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の就職情報提供装置。 - 装置の処理又は動作を制御する制御手段と企業の求人情報を記憶する記憶手段とを備える装置において就職情報を提供する方法であって、
前記制御手段が、求職者毎に、前記記憶手段から予め定めた所定数の求人情報を抽出するステップと、
前記制御手段が、前記抽出した所定数の求人情報を一覧表示可能な形式で、求職者の使用するブラウザ装置に送信するステップと、
を備える就職情報提供方法。 - 請求項7に記載の就職情報提供方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項8に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
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JP2010282389A (ja) * | 2009-06-04 | 2010-12-16 | Japan Job Posting Service Inc | 面接調整システム、面接調整方法及び面接調整プログラム |
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-
2005
- 2005-11-18 JP JP2005334383A patent/JP2007140945A/ja active Pending
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