JP2007140887A - ストレージシステム、ディスクアレイ装置、ボリューム提示方法及びデータ一致性確認方法 - Google Patents

ストレージシステム、ディスクアレイ装置、ボリューム提示方法及びデータ一致性確認方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、複数のディスクアレイ装置間の管理者が異なる場合におけるデータバックアップ処理時の信頼性を格段的に向上させ得るストレージシステムを提案するものである。
【解決手段】ストレージシステムであって、第1のディスクアレイ装置は、ボリュームの構成情報を表すボリューム情報を格納するための格納部と、外部操作によりバックアップ指示を受信したときに、バックアップ指示に基づいて、格納部に格納されているボリューム情報から、バックアップ対象のボリュームのボリューム情報を、バックアップボリューム情報として抽出する抽出部と、抽出部により抽出されたバックアップボリューム情報を、外部装置に対して提示する提示部とを備え、第2のディスクアレイ装置は、提示部により提示されたバックアップボリューム情報を参照して、バックアップ対象のボリュームに対して、対応する第2のボリュームを割り当てる割り当て部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ストレージシステム、ディスクアレイ装置、ボリューム提示方法及びデータ一致性確認方法に関し、例えば、ディスクアレイ装置間においてボリュームを複製するストレージシステムに適用して好適なものである。
近年、企業等で取り扱うデータの爆発的増大に伴い、複数のディスクアレイ装置をSAN(Storage Area Network)等により相互に接続することによって、大容量のデータを記憶するストレージシステムが広く普及している。
このようなストレージシステムでは、例えば、ある時点において、バックアップ元のディスクアレイ装置(以下、これをバックアップ元ディスクアレイ装置と呼ぶ)におけるデータを記憶するための論理ボリューム(以下、これをプライマリボリュームと呼ぶ)のすべてのデータを、SANを介して、バックアップ元ディスクアレイ装置とは別のバックアップ先のディスクアレイ装置(以下、これをバックアップ先ディスクアレイ装置と呼ぶ)のバックアップ用の論理ボリューム(以下、これをサブボリュームと呼ぶ)にコピーするといったボリューム複製等によって、プライマリボリューム内のデータのバックアップを行うことができるようになされている。
ところで、さらに近年では、このようなストレージシステムにおいて、バックアップ先ディスクアレイ装置を、外部委託等によって、バックアップ元ディスクアレイ装置を運用する企業等以外のバックアップ専門の管理会社等の管理者に管理させるといった運用形態が提案されている。
例えば、このようなストレージシステムとして、マネジメント・サービス・プロバイダ事業者が複数のストレージ・サービス・プロバイダ事業者の遊休資源を利用し、ユーザに対してデータのバックアップ・サービスを行うシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−316635号公報
しかしながら、このような運用形態で実際にストレージシステムを運用した場合、以下のような課題が考えられる。
この場合、このような運用形態のストレージシステムでは、バックアップ元ディスクアレイ装置の管理者においては、当該バックアップ元ディスクアレイ装置のプライマリボリュームのみを管理し、バックアップ先ディスクアレイ装置の管理者においては、当該バックアップ先ディスクアレイ装置のサブボリュームのみを管理することとなる。
このとき、バックアップ元ディスクアレイ装置では、プライマリボリュームのみを管理するため、プライマリボリュームに対して、対応するサブボリュームを割り当てることができない。また同様に、バックアップ先ディスクアレイ装置では、プライマリボリュームに対して、対応するサブボリュームを割り当てることはできるが、バックアップ対象のプライマリボリュームを認識することができないという問題がある。
従って、このような運用形態のストレージシステムでは、データバックアップ処理を行う際に、バックアップ先ディスクアレイ装置に対してバックアップ対象のプライマリボリュームを認識させて、プライマリボリュームに対して、対応するサブボリュームを割り当てる必要がある。
また、このような運用形態のストレージシステムでは、バックアップ専門の管理会社等の管理者がバックアップ先ディスクアレイ装置を管理するため、セキュリティ上の観点から、バックアップ先ディスクアレイ装置において、サブボリューム内のデータの参照及び変更等を行うことができない構成とする必要があるが、このため、バックアップ先ディスクアレイ装置のサブボリュームに対して、プライマリボリュームのデータのバックアップが行われたか否かを確認することができないという問題がある。
従って、このような運用形態のストレージシステムでは、プライマリボリュームに障害が発生し、当該プライマリボリュームに対してサブボリュームからデータのリストアを行ったときに、プライマリボリュームのデータのリストアが行われたのかが不明である。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、複数のディスクアレイ装置間の管理者が異なる場合におけるデータバックアップ処理時の信頼性を格段的に向上させ得るストレージシステム、ディスクアレイ装置、ボリューム提示方法及びデータ一致性確認方法を提案するものである。
かかる課題を解決するために本発明においては、上位装置から送信されるデータを記憶するための第1のボリュームを提供する第1のディスクアレイ装置と、前記第1のボリュームのバックアップデータを記憶するための第2のボリュームを提供する第2のディスクアレイ装置とを有するストレージシステムであって、前記第1のディスクアレイ装置は、前記ボリュームの構成情報を表すボリューム情報を格納するための格納部と、外部操作によりバックアップ指示を受信したときに、前記バックアップ指示に基づいて、前記格納部に格納されている前記ボリューム情報から、バックアップ対象のボリュームのボリューム情報を、バックアップボリューム情報として抽出する抽出部と、前記抽出部により抽出された前記バックアップボリューム情報を、外部装置に対して提示する提示部とを備え、前記第2のディスクアレイ装置は、前記提示部により提示された前記バックアップボリューム情報を参照して、前記バックアップ対象のボリュームに対して、対応する第2のボリュームを割り当てる割り当て部とを備える。
従って、第1のディスクアレイ装置において、当該第1のディスクアレイ装置の第1のボリュームのみを管理し、第2のディスクアレイ装置において、当該第2のディスクアレイ装置の第2のボリュームのみを管理するような場合であっても、データバックアップ処理を行う際に、第2のディスクアレイ装置に対してバックアップ対象のボリュームを認識させて、バックアップ対象のボリュームに対して、対応する第2のボリュームを割り当てることができる。
また、本発明においては、前記上位装置から送信されるデータを記憶するためのボリュームを提供するディスクアレイ装置であって、前記ボリュームの構成情報を表すボリューム情報を格納するための格納部と、外部操作によりバックアップ指示を受信したときに、前記バックアップ指示に基づいて、前記格納部に格納されている前記ボリューム情報から、バックアップ対象のボリュームのボリューム情報を、バックアップボリューム情報として抽出する抽出部と、前記抽出部により抽出された前記バックアップボリューム情報を、外部装置に対して提示する提示部とを備える。
従って、第1のディスクアレイ装置において、当該第1のディスクアレイ装置の第1のボリュームのみを管理し、第2のディスクアレイ装置において、当該第2のディスクアレイ装置の第2のボリュームのみを管理するような場合であっても、データバックアップ処理を行う際に、第2のディスクアレイ装置に対してバックアップ対象のボリュームを認識させて、バックアップ対象のボリュームに対して、対応する第2のボリュームを割り当てることができる。
さらに、本発明においては、前記上位装置から送信されるデータを記憶するためのボリュームを提供するディスクアレイ装置のボリューム提示方法であって、外部操作によりバックアップ指示を受信したときに、前記バックアップ指示に基づいて、前記ボリュームの構成情報を表すボリューム情報を格納するための格納部に格納されている前記ボリューム情報から、バックアップ対象のボリュームのボリューム情報を、バックアップボリューム情報として抽出する第1のステップと、前記第1のステップにおいて抽出した前記バックアップボリューム情報を、外部装置に対して提示する第2のステップとを備える。
従って、第1のディスクアレイ装置において、当該第1のディスクアレイ装置の第1のボリュームのみを管理し、第2のディスクアレイ装置において、当該第2のディスクアレイ装置の第2のボリュームのみを管理するような場合であっても、データバックアップ処理を行う際に、第2のディスクアレイ装置に対してバックアップ対象のボリュームを認識させて、バックアップ対象のボリュームに対して、対応する第2のボリュームを割り当てることができる。
さらに、本発明においては、上位装置から送信されるデータを記憶するための第1のボリュームを提供する第1のディスクアレイ装置と、前記第1のボリュームのバックアップデータを記憶するための第2のボリュームを提供する第2のディスクアレイ装置とを有するストレージシステムであって、前記第1のディスクアレイ装置は、前記上位装置から送信された前記第1のボリューム内を更新するための更新データから、一方向関数に基づいて第1のパラメータを算出する第1の算出部と、前記第1の算出部により算出された第1のパラメータ及び前記更新データを前記第2のディスクアレイ装置に送信する送信部とを備え、前記第2のディスクアレイ装置は、前記第1のディスクアレイ装置から送信された前記更新データから、前記一方向関数に基づいて第2のパラメータを算出する第2の算出部と、前記第2の算出部により算出された第2のパラメータ及び前記第1のディスクアレイ装置から送信された第1のパラメータが一致するか否かを判断する判断部とを備える。
従って、第1のディスクアレイ装置において、当該第1のディスクアレイ装置の第1のボリュームのみを管理し、第2のディスクアレイ装置において、当該第2のディスクアレイ装置の第2のボリュームのみを管理するような場合であり、セキュリティ上の観点から、第2のディスクアレイ装置において、第2のボリューム内のデータの参照及び変更等を行うことができない構成であっても、バックアップ対象のボリュームに格納されているデータと第2のボリュームに格納されているデータとの一致性を保証することができる。
さらに、本発明においては、上位装置から送信されるデータを記憶するための第1のボリュームを提供する第1のディスクアレイ装置と、前記第1のボリュームのバックアップデータを記憶するための第2のボリュームを提供する第2のディスクアレイ装置とを有するストレージシステムのデータ一致性確認方法であって、前記上位装置から送信された前記第1のボリューム内を更新するための更新データから、一方向関数に基づいて第1のパラメータを算出する第1のステップと、前記第1のステップにおいて算出した第1のパラメータ及び前記更新データを前記第2のディスクアレイ装置に送信する第2のステップと、前記第1のディスクアレイ装置から送信された前記更新データから、前記一方向関数に基づいて第2のパラメータを算出する第3のステップと、前記第3のステップにおいて算出した第2のパラメータ及び前記第1のディスクアレイ装置から送信された第1のパラメータが一致するか否かを判断する第4のステップとを備える。
従って、第1のディスクアレイ装置において、当該第1のディスクアレイ装置の第1のボリュームのみを管理し、第2のディスクアレイ装置において、当該第2のディスクアレイ装置の第2のボリュームのみを管理するような場合であり、セキュリティ上の観点から、第2のディスクアレイ装置において、第2のボリューム内のデータの参照及び変更等を行うことができない構成であっても、バックアップ対象のボリュームに格納されているデータと第2のボリュームに格納されているデータとの一致性を保証することができる。
本発明によれば、第1のディスクアレイ装置において、当該第1のディスクアレイ装置の第1のボリュームのみを管理し、第2のディスクアレイ装置において、当該第2のディスクアレイ装置の第2のボリュームのみを管理するような場合であっても、データバックアップ処理を行う際に、第2のディスクアレイ装置に対してバックアップ対象のボリュームを認識させて、バックアップ対象のボリュームに対して、対応する第2のボリュームを割り当てることができ、かくして、複数のディスクアレイ装置間の管理者が異なる場合におけるデータバックアップ処理時の信頼性を格段的に向上させ得るストレージシステムを実現できる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)本実施の形態によるストレージシステム1の構成
図1は、本実施の形態によるストレージシステム1の構成例を示す。このストレージシステム1は、複数のホスト装置2が第1のネットワーク3を介してバックアップ元のディスクアレイ装置(以下、これをバックアップ元ディスクアレイ装置と呼ぶ)4に接続されると共に、このバックアップ元ディスクアレイ装置4が第2のネットワーク5を介してバックアップ先のディスクアレイ装置(以下、これをバックアップ先ディスクアレイ装置と呼ぶ)6が接続されることにより構成されている。
なお、本実施の形態においては、バックアップ先ディスクアレイ装置6に、第2のネットワーク5を介して、バックアップ元ディスクアレイ装置4が1台だけ接続されている場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、1又は複数のホスト装置2が接続されているバックアップ元ディスクアレイ装置4が2台以上の複数台接続されていても良い。
上位装置としてのホスト装置2は、CPU(Central Processing Unit)やメモリ等の情報処理資源を備えた制御部2Aを有するコンピュータ装置であり、例えばパーソナルコンピュータや、ワークステーション、メインフレームなどから構成される。また、ホスト装置2は、キーボード、スイッチやポインティングデバイス、マイクロフォン等の情報入力装置(図示せず)と、モニタディスプレイやスピーカ等の情報出力装置(図示せず)とを備えている。
第1のネットワーク3は、例えばSAN(Storage Area Network)、LAN(Local Area Network)、インターネット、公衆回線又は専用回線などから構成される。この第1のネットワーク3を介したホスト装置2及びバックアップ元ディスクアレイ装置4間の通信は、例えば、第1のネットワーク3がSANである場合には、ファイバーチャネルプロトコルに従って行われ、第1のネットワーク3がLANである場合には、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコルに従って行われる。
バックアップ元ディスクアレイ装置4は、データを記憶する複数のディスクデバイス10Aからなる記憶デバイス部11Aと、記憶デバイス部11Aに対するデータの入出力を制御するコントロール部12Aとを備えて構成される。
このうち記憶デバイス部11Aのディスクデバイス10Aとしては、例えばSCSI(Small Computer System Interface)ディスク等の高価なディスク、又はSATA(Serial AT Attachment)ディスクや光ディスク等の安価なディスクが適用される。
記憶デバイス部11Aの各ディスクデバイス10Aは、コントロール部12AによりRAID方式で運用される。1又は複数のディスクデバイス10Aにより提供される物理的な記憶領域上に、1又は複数の論理的なボリューム(以下、これを論理ボリュームと呼ぶ)が設定される。そしてデータは、この論理ボリューム内に記憶される。
一方、コントロール部12Aは、複数のチャネルアダプタ13A、接続部14A、共有メモリ15A、キャッシュメモリ16A、複数のディスクアダプタ17A及び第1の管理端末18を備えて構成されている。
各チャネルアダプタ13Aは、それぞれマイクロプロセッサ、メモリ及び通信インタフェース等を備えたマイクロコンピュータシステムとして構成されており、それぞれ第1のネットワーク3や第2のネットワーク5等に接続するためのポートを備える。チャネルアダプタ13Aは、ホスト装置2から第1のネットワーク3を介して送信される各種コマンドを解釈して対応する処理を実行する。各チャネルアダプタ13Aのポートには、それぞれを識別するためのネットワークアドレス(例えば、IPアドレスやWWN)が割り当てられており、これにより各チャネルアダプタ13Aがそれぞれ個別にNAS(Network Attached Storage)として振る舞うことができるようになされている。
接続部14Aは、チャネルアダプタ13A、共有メモリ15A、キャッシュメモリ16A及びディスクアダプタ17Aと接続されている。チャネルアダプタ13A、共有メモリ15A、キャッシュメモリ16A及びディスクアダプタ17A間でのデータやコマンドの授受は、この接続部14Aを介して行われる。接続部14Aは、例えば高速スイッチングによりデータ伝送を行う超高速クロスバススイッチなどのスイッチ又はバス等で構成される。
共有メモリ15A及びキャッシュメモリ16Aは、チャネルアダプタ13A及びディスクアダプタ17Aにより共有される記憶メモリである。共有メモリ15Aは、主にバックアップ元ストレージ装置4全体の構成に関するシステム構成情報やコマンド等を記憶するために利用される。またキャッシュメモリ16Aは、主にバックアップ元ストレージ装置4に入出力するデータを一時的に記憶するために利用される。
各ディスクアダプタ17Aは、マイクロプロセッサやメモリ等を備えたマイクロコンピュータシステムとして構成され、記憶デバイス部11A内のディスクデバイス10Aとの通信時におけるプロトコル制御を行うインタフェースとして機能する。これらディスクアダプタ17Aは、例えばファイバーチャネルケーブルを介して記憶デバイス部11A内の対応するディスクデバイス10Aと接続されており、ファイバーチャネルプロトコルに従ってこれらディスクデバイス10Aとの間のデータの授受を行う。
管理端末18は、バックアップ元ディスクアレイ装置4全体の動作を制御する端末装置であり、例えばノート型のパーソナルコンピュータ等から構成される。管理端末18は、LAN19Aを介して各チャネルアダプタ13Aとそれぞれ接続され、LAN20Aを介して各ディスクアダプタ17Aとそれぞれ接続されている。管理者は、管理端末18を用いてシステム構成情報や論理ボリューム構成情報等を定義することができ、またこの定義したシステム構成情報を、チャネルアダプタ13A又はディスクアダプタ17A及び接続部14Aをそれぞれ経由して、共有メモリ15Aに格納すると共に、論理ボリューム構成情報を記憶デバイス11Aに格納することができる。
一方、バックアップ先ディスクアレイ装置6は、バックアップ元ディスクアレイ装置4の管理者とは全く異なる、例えば、外部委託されたバックアップ専門の管理会社等の管理者が管理している点、及び後述するデータバックアップ処理に関する処理内容が異なる点を除いて、バックアップ元ディスクアレイ装置4と同様に構成されている。図1では、バックアップ先ディスクアレイ装置6の各構成要素について、バックアップ元ディスクアレイ装置4の構成要素と同一部分に、同一符号に添え字「A」に代えて添え字「B」を付している。
また、バックアップ先ディスクアレイ装置6の第2の管理端末21は、LAN等のネットワーク22を介してバックアップ元ディスクアレイ装置4の第1の管理端末18と接続されており、このネットワーク22を通じてこれらバックアップ先ディスクアレイ装置6の第2の管理端末21及びバックアップ元ディスクアレイ装置4の第1の管理端末18が必要な情報を送受し得るようになされている。
ここで、このストレージシステム1におけるホスト装置2及びバックアップ元ディスクアレイ装置4間のデータの入出力の流れについて説明する。ホスト装置2は、ユーザ操作によりバックアップ元ディスクアレイ装置4に設定された論理ボリュームに対してデータを書き込むべき旨の指令が入力されると、これに応じたコマンドであるデータ書込み要求及び書込み対象のデータを、第1のネットワーク3を介してバックアップ元ディスクアレイ装置4の所定のチャネルアダプタ13Aに送信する。
このデータ書込み要求を受信したバックアップ元ディスクアレイ装置4のチャネルアダプタ13Aは、当該データ書込み要求において指定されたデータを書き込むべきアドレスを、バックアップ元ディスクアレイ装置4が認識している実際のアドレスに変更する。そのための手段として、バックアップ元ディスクアレイ装置6の共有メモリ15Aには、バックアップ元ディスクアレイ装置4が提供する記憶領域のアドレスと、ホスト装置2が認識している当該記憶領域のアドレスとを対応付けたアドレス変換テーブルが格納されている。そしてチャネルアダプタ13Aは、このアドレス変換テーブルを参照して、データ書込み要求に含まれるデータを書き込むべきアドレスをバックアップ元ディスクアレイ装置4が認識する実際のアドレスに書き換える。
そして、かかるチャネルアダプタ13Aは、このデータ書込み要求を共有メモリ15Aに書き込む。また、チャネルアダプタ13Aは、これと共にかかる書込み対象のデータをキャッシュメモリ16Aに書き込む。
このときディスクアダプタ17Aは、共有メモリ15Aを常時監視している。そして対応するディスクアダプタ17Aは、かかるデータ書込み要求が共有メモリ15Aに書き込まれたことを検出すると、論理アドレス指定によるデータ書込み要求を実際の物理アドレス指定によるデータ書込み要求に変換し、さらにキャッシュメモリ16Aから書込み対象のデータを読み出して、これを対応するディスクデバイス10Aの対応するアドレス位置に書き込む。
一方、ホスト装置2は、ユーザ操作によりバックアップ元ディスクアレイ装置4内の所定の論理ボリュームに記憶されているデータを読み出すべき旨の指令が入力されると、これに応じたコマンドであるデータ読出し要求をバックアップ元ディスクアレイ装置4内の所定のチャネルアダプタ13Aに送信する。
このデータ読出し要求を受信したバックアップ元ディスクアレイ装置4のチャネルアダプタ13Aは、当該データ読出し要求に含まれるデータを読み出すべきアドレスを、上述のアドレス変換テーブルを用いてバックアップ元ディスクアレイ装置4及びバックアップ先ディスクアレイ装置6が認識している実際のアドレスに書き換える。
そして、かかるチャネルアダプタ13Aは、このデータ読出し要求を共有メモリ15Aに書き込む。また対応するディスクアダプタ17Aは、共有メモリ15Aに読出しコマンドが書き込まれたことを検出すると、論理アドレス指定によるデータ読出し要求を物理アドレス指定によるデータ読出し要求に変換して、このアドレスに基づいて対応するディスクデバイス10Aの対応するアドレス位置から指定されたデータを読み出す。
また、かかるディスクアダプタ17Aは、このディスクデバイス10Aから読み出したデータをキャッシュメモリ16Aに書き込むと共に、読出しコマンドを共有メモリ15Aに書き込む。このとき、チャネルアダプタ13Aは共有メモリ15Aを常時監視しており、共有メモリ15Aに読出しコマンドが書き込まれたことを検出すると、この読出しコマンドに従ってキャッシュメモリ16Aから対応するデータを読み出し、これを第1のネットワーク3を介して対応するホスト装置2に送信する。
このようにしてこのストレージシステム1では、ユーザからのデータ入出力要求に応じてデータをバックアップ元ディスクアレイ装置4が提供する論理ボリュームに読み書きし得るようになされている。
(2)本実施の形態によるデータバックアップ処理
次に、本実施の形態によるストレージシステム1におけるデータバックアップ処理について説明する。なお、以下においては、バックアップ元ストレージ装置4内のデータを入出力するための論理ボリュームをプライマリボリュームPV(図4)と呼び、そのバックアップ用としてのバックアップ先ストレージ装置6内の論理ボリュームをサブボリュームSV(図13)と呼ぶものとする。
(2−1)本実施の形態によるボリューム割り当て処理
まず、本実施の形態によるストレージシステム1におけるボリューム割り当て処理について説明する。本実施の形態によるストレージシステム1では、管理者により第1の管理端末18の操作部(図示せず)が操作され、バックアップ指示が行われると、プライマリボリュームPVの構成情報を表すボリューム情報から、バックアップ対象のプライマリボリュームPVのボリューム情報を抽出し、当該バックアップ対象のプライマリボリュームPVのボリューム情報を、バックアップボリューム情報として、バックアップ先ディスクアレイ装置6に対して提示することによって、プライマリボリュームPVに対して、対応するサブボリュームPVを割り当てることを特徴の1つとしている。
この場合、本実施の形態によるストレージシステム1では、図2に示すように、各ホスト装置2の制御部2Aメモリに、業務割り当てテーブル31が記憶されている。この業務割り当てテーブル31は、例えば、図3に示すように、各ホスト装置2が遂行している業務のIDを格納する業務ID格納欄32及び当該業務のデータを記憶するために割り当てられているプライマリボリュームPVのIDが格納されているプライマリボリュームID格納欄33から構成されている。
また、ストレージシステム1では、図4に示すように、バックアップ元ディスクアレイ装置4の記憶デバイス部11Aに、複数のプライマリボリュームPV及び当該プライマリボリュームPVごとにプライマリ側データ一時記憶ボリュームPTVが設定されている。プライマリ側データ一時記憶ボリュームPTVは、プライマリボリュームPVに書込み対象のデータを記憶する前に、当該書込み対象のデータを一時的に記憶するようになされている。
さらに、ストレージシステム1では、バックアップ元ディスクアレイ装置4の記憶デバイス部11Aに、バックアップ制御プログラム41Aが記憶されているプログラム記憶ボリューム40A、ボリューム構成情報格納テーブル51Aが記憶されているボリューム構成情報記憶ボリューム50A、バックアップボリューム情報格納テーブル61Aが記憶されているバックアップボリューム情報記憶ボリューム60A、データ更新状況管理テーブル71Aが記憶されている更新状況記憶ボリューム70A及びハッシュ値格納テーブル81Aが記憶されているハッシュ値記憶ボリューム80Aが設定されている。
制御プログラム41Aは、データバックアップ処理に関してバックアップ元ディスクアレイ装置4全体を制御するためのプログラムであり、また、当該制御プログラム41Aに搭載されているハッシュ関数により、書込み対象のデータからハッシュ値を算出することができるようになされている。
ここで、ハッシュ関数とは、元のデータから固定長のデータ(ハッシュ値)を作り出す関数であり、初期値から結果を出すことは容易な反面、結果から初期値を算出することが極めて困難な性質を持った一方向関数の一種である。
ボリューム構成情報格納テーブル51Aは、プライマリボリュームPVの各種構成情報が格納されており、例えば、図5に示すように、プライマリボリュームPVのIDを格納するボリュームID格納欄52A、当該プライマリボリュームPVの容量を格納するボリューム容量格納欄53A、当該プライマリボリュームPVが接続されているホスト装置2のIDを格納する接続ホストID格納欄54A、当該プライマリボリュームPVを構成するRAIDのタイプを格納するRAIDタイプ格納欄55A、及び当該プライマリボリュームPVが接続されているホスト装置2のIPアドレスが格納されているIPアドレス格納欄56Aから構成されている。
バックアップボリューム情報格納テーブル61Aは、データバックアップ処理を行うために必要なプライマリボリュームPVの構成情報を格納するためのテーブルであり、例えば、図6に示すように、バックアップ対象のプライマリボリュームPVのIDを格納するボリュームID格納欄62A、及び当該プライマリボリュームPVの容量を格納するボリューム容量格納欄63Aから構成されている。
データ更新状況管理テーブル71Aは、プライマリ側データ一時記憶ボリュームPTVからプライマリボリュームPVへ書込み対象のデータを書き込んで、プライマリボリュームPVを更新する更新状況を当該プライマリボリュームPVごとに管理するためのテーブルである。
この場合、本実施の形態によるストレージシステム1では、図7に示すように、ホスト装置2から送信される書込み対象のデータを順番にデータ更新状況記憶ボリュームPTVに格納し、所定のタイミングで、随時、データ更新状況記憶ボリュームPTVに格納された書込み対象のデータをプライマリボリュームPVに書き込んで、プライマリボリュームPVを更新するようになされているため、更新済の書込み対象のデータと、未更新の書込み対象のデータとを管理する必要がある。
そこで、データ更新状況管理テーブル71Aは、例えば、図8に示すように、書込み対象のデータを格納するデータ格納欄72A、更新済の書込み対象のデータを格納する更新済データ格納欄73A及び未更新の書込み対象のデータを格納する未更新データ格納欄74Aから構成されている。なお、「1」とは、始めにホスト装置2から送信された書込み対象のデータ1であり、「4」とは、4番目にホスト装置2から送信された書込み対象のデータ4であることを示している。またなお、「N/A」とは、対応する書込み対象のデータが存在しないことを示している。
また、データ格納欄72A、更新済データ格納欄73A及び未更新データ格納欄74Aの「from」に格納されているのは、書込み対象のデータ、更新済の書込み対象のデータ、未更新の書込み対象のデータの始めのデータであることを示しており、「from」に格納されているのは、書込み対象のデータ、更新済の書込み対象のデータ、未更新の書込み対象のデータの終わりのデータであることを示している。
例えば、データ更新状況管理テーブル71Aが図8に示すような場合には、データ格納欄72Aの「from」が「1」、「to」が「4」であることから、プライマリ側データ一時記憶ボリュームPTVに書込み対象のデータ1〜4が格納されており、更新済データ格納欄73Aの「from」が「1」、「to」が「4」であることから、プライマリ側データ一時記憶ボリュームPTVに格納されている書込み対象のデータ1〜4がプライマリボリュームPVに書き込まれて、プライマリボリュームPVが更新されており、未更新データ格納欄74Aの「from」が「N/A」、「to」が「N/A」であることから、プライマリボリュームPVへの未更新の書込み対象のデータが存在しないことを示している。
ハッシュ値格納テーブル81Aは、プライマリボリュームPVごとに書込み対象のデータのハッシュ値を格納するためのテーブルであり、例えば、図9に示すように、ハッシュ値を算出する書込み対象のデータを格納するデータ格納欄82A、及び当該書込み対象のデータのハッシュ値を格納するハッシュ値格納テーブル83Aから構成されている。
一方、ストレージシステム1では、図10に示すように、バックアップ先ディスクアレイ装置6の記憶デバイス部11Bに、バックアップ制御プログラム41Aが記憶されているプログラム記憶ボリューム40A、ボリューム構成情報格納テーブル51Aが記憶されているプライマリボリューム構成情報記憶ボリューム50A、バックアップボリューム情報格納テーブル61Aが記憶されているバックアップボリューム情報記憶ボリューム60A、データ更新状況管理テーブル71Aが記憶されている更新状況記憶ボリューム70A及びハッシュ値格納テーブル81Aが記憶されているハッシュ値記憶ボリューム80Aの同一符号の添え字「A」に代えて添え字「B」を付したボリュームがそれぞれ設定されている。
そして、第1の管理端末18及び第2の管理端末21は、バックアップ制御プログラム41A及び41Bを当該第1の管理端末18及び第2の管理端末21のメモリ(図示せず)にそれぞれ展開し、このバックアップ制御プログラム41A及び41Bに従って、データバックアップに関する制御処理を実行する。かくして第1の管理端末18及び第2の管理端末21と、制御プログラム41A及び41Bとの協働動作によって、データバックアップに関する一連の制御処理が行われるようになされている。
ここで、図11及び図12は、バックアップ元ディスクアレイ装置4におけるバックアップ対象のプライマリボリュームPVを、バックアップ先ディスクアレイ装置6のサブボリュームSVに割り当てるためのボリューム提示処理の具体的処理手順を示したフローチャートである。
バックアップ元ディスクアレイ装置4の第1の管理端末18は、初期時、図11及び図12に示すボリューム割り当て処理手順RT1に従って、管理者により当該第1の管理端末18の操作部(図示せず)が操作され、バックアップ指示が受信されるのを待機モードで待ち受ける(SP1)。
やがて、第1の管理端末18は、バックアップ指示が受信されると、記憶デバイス部11Aのプライマリボリューム構成情報記憶ボリューム50A、バックアップボリューム情報記憶ボリューム60A、更新状況記憶ボリューム70A、及びハッシュ値記憶ボリューム80Aからボリューム構成情報格納テーブル51A、バックアップボリューム情報格納テーブル61A、データ更新状況格納テーブル71A及びハッシュ値格納テーブル81Aを読み出して、当該第1の管理端末18のメモリ(図示せず)に展開する(SP2)。
続いて、第1の管理端末18は、各ホスト装置2の制御部2Aのメモリに記憶されている業務割り当てテーブル31の送信を要求する業務割り当てテーブル送信要求を、チャネルアダプタ13Aを介して各ホスト装置2に送信する(SP3)。
各ホスト装置2は、第1の管理端末18から業務割り当てテーブル送信要求が受信されると、業務割り当てテーブル31をメモリから読み出して、当該業務割り当てテーブル31をチャネルアダプタ13Aを介して第1の管理端末18に送信する(SP4)。
第1の管理端末18は、各ホスト装置2から業務割り当てテーブル31が受信されると、当該業務割り当てテーブル31を第1の管理端末18の表示部(図示せず)に表示し、業務割り当てテーブル31の業務のうち、データバックアップ処理を行う業務が選択されるのを待機モードで待ち受ける(SP5)。
続いて、第1の管理端末18は、データバックアップ処理を行う業務が選択されると、選択された業務の業務IDに割り当てられているプライマリボリュームID、及び当該プライマリボリュームIDのプライマリボリューム容量を、バックアップ対象のプライマリボリュームPVのデータバックアップ処理を行うために必要な構成情報として、ボリューム構成情報格納テーブル51Aから抽出する(SP6)。
例えば、第1の管理端末18は、図3に示す業務割り当てテーブル31の業務IDのうち、「業務2」が選択されると、「業務2」に割り当てられているプライマリボリュームIDである「PV4」及び「PV5」、並びにプライマリボリューム容量である「25GB」及び「15GB」をボリューム構成情報格納テーブル51Aから抽出する。
続いて、第1の管理端末18は、抽出されたプライマリボリュームID及び当該プライマリボリュームIDのプライマリボリューム容量を、バックアップボリューム情報格納テーブル61Aに格納し、バックアップボリューム情報格納テーブル61Aを、バックアップ元ディスクアレイ装置4及びバックアップ先ディスクアレイ装置6との共有テーブルにする等により、当該バックアップボリューム情報格納テーブル61AのプライマリボリュームID及びプライマリボリューム容量をバックアップ先ディスクアレイ装置6に対して提示する(SP7)。
例えば、第1の管理端末18は、抽出されたるプライマリボリュームIDである「PV4」及び「PV5」及び当該プライマリボリュームIDのプライマリボリューム容量である「25GB」及び「15GB」を、バックアップボリューム情報格納テーブル61Aに格納し、バックアップボリューム情報格納テーブル61AのプライマリボリュームIDである「PV4」及び「PV5」及び当該プライマリボリュームIDのプライマリボリューム容量である「25GB」及び「15GB」を、バックアップ先ディスクアレイ装置6に対して提示する。
続いて、第1の管理端末18は、バックアップボリューム情報格納テーブル61Aがバックアップ先ディスクアレイ装置6に対して提示されると、バックアップ依頼をバックアップ先ディスクアレイ装置6に送信する(SP8)
第2の管理端末21は、バックアップ元ディスクアレイ装置4の第1の管理端末18からバックアップ依頼が受信されると、記憶デバイス部11Bのプライマリボリューム構成情報記憶ボリューム50B、バックアップボリューム情報記憶ボリューム60B、更新状況記憶ボリューム70B、及びハッシュ値記憶ボリューム80Bからボリューム構成情報格納テーブル51B、バックアップボリューム情報格納テーブル61B、データ更新状況格納テーブル71B及びハッシュ値格納テーブル81Bを読み出して、当該第2の管理端末21のメモリ(図示せず)に展開する(SP9)。
第2の管理端末21は、提示されたバックアップボリューム情報格納テーブル51AのプライマリボリュームID、及び当該プライマリボリュームIDのプライマリボリューム容量を参照して、記憶デバイス11Bに、バックアップ対象のプライマリボリュームPVに対して、対応するサブボリュームSVを割り当てる(SP10)。
例えば、第2の管理端末21は、図13に示すように、提示されたバックアップボリューム情報格納テーブル61のプライマリボリュームIDである「PV4」及び「PV5」及び当該プライマリボリュームIDのプライマリボリューム容量である「25GB」及び「15GB」を参照して、記憶デバイス11Bに、プライマリボリュームIDである「PV4」及び「PV5」に対して、サブボリューム容量が「25GB」及び「15GB」であるサブボリュームID「SV4」及び「SV5」のサブボリュームSV4及びSV5を割り当てる。
なお、第2の管理端末21は、記憶デバイス11Bに、サブボリュームSV4及びSV5が割り当てられると、当該サブボリュームSV4及びSV5ごとにサブ側データ一時記憶ボリュームSTV4及びSTV5が設定する。
続いて、第2の管理端末21は、例えば、サブボリュームIDやサブボリュームのLUN(Logical Unit Number)を、ACK(Acknowledge)信号として、バックアップ元ディスクアレイ装置4の第1の管理端末18に送信する(SP11)。
そして、第1の管理端末18は、バックアップ先ディスクアレイ装置6の第2の管理端末21からACK信号が受信されると、データバックアップ処理を開始するようになされている(SP12)。
なお、ホスト装置2では、業務割り当てテーブル31を送信するときに、当該業務割り当てテーブル31が必ずしも最新の状態に更新された業務割り当てテーブル31でない可能性がある。例えば、第1の管理端末18がボリューム構成情報格納テーブル51AのプライマリボリュームIDを変更することによって、ホスト装置2の業務割り当てテーブル31のプライマリボリュームIDと、バックアップ元ディスクアレイ装置4のボリューム構成情報格納テーブル51AのプライマリボリュームIDとが一致しないこと等が考えられる。
そこで、ホスト装置2では、定期的に、記憶デバイス部11Aのボリューム構成情報格納テーブル記憶ボリューム50Aからボリューム構成情報格納テーブル51Aを読み出して、当該ホスト装置2の制御部2Aのメモリ(図示せず)に展開し、業務割り当てテーブル31の情報と、ボリューム構成情報格納テーブル51Aの情報とに違いがある場合には、ボリューム構成情報格納テーブル51Aの情報を業務割り当てテーブル31の情報に反映させることにより、常に業務割り当てテーブル31を最新の状態に更新するようになされている。
またなお、第1の管理端末18では、同様に、記憶デバイス部11Aのボリューム構成情報格納テーブル記憶ボリューム50Aからボリューム構成情報格納テーブル51Aを読み出して、当該ホスト装置2の制御部2Aのメモリ(図示せず)に展開するときに、当該ボリューム構成情報格納テーブル51Aが必ずしも最新の状態に更新されたボリューム構成情報格納テーブル51Aでない可能性がある。例えば、第1の管理端末18が記憶デバイス部11Aに記憶されているプライマリボリュームPVを変更することによって、当該プライマリボリュームPVと、ボリューム構成情報格納テーブル51Aの構成情報とが一致しないこと等が考えられる。
そこで、第1の管理端末18では、定期的に、各プライマリボリュームPVを参照して、各プライマリボリュームPVの構成情報と、ボリューム構成情報格納テーブル51Aの構成情報とに違いがある場合には、各プライマリボリュームPVの構成情報をボリューム構成情報格納テーブル51Aの構成情報に反映させることにより、常にボリューム構成情報格納テーブル51Aを最新の状態に更新するようになされている。
このようにして、第1の管理端末18では、バックアップ指示が行われると、ボリューム構成情報格納テーブル51Aから、バックアップ対象のプライマリボリュームPVのプライマリボリュームID、及び当該プライマリボリュームIDのプライマリボリューム容量を抽出し、バックアップ対象のプライマリボリュームPVとして、バックアップ先ディスクアレイ装置6に対して提示することにより、バックアップ元ディスクアレイ装置4において、当該バックアップ元ディスクアレイ装置のプライマリボリュームPVのみを管理し、バックアップ先ディスクアレイ装置6において、当該バックアップ先ディスクアレイ装置6のサブボリュームSVのみを管理するような場合であっても、データバックアップ処理を行う際に、バックアップ先ディスクアレイ装置に対してバックアップ対象のプライマリボリュームを認識させて、プライマリボリュームPVに対して、対応するサブボリュームSVを割り当てることができる。
また、第1の管理端末18では、バックアップ対象のプライマリボリュームPVのデータバックアップ処理を行うために必要な構成情報のみを、バックアップ先ディスクアレイ装置6に対して提示することにより、セキュリティ上の観点から、バックアップ先ディスクアレイ装置6に対して、バックアップ対象のプライマリボリュームPVのデータバックアップ処理を行うために必要な構成情報しか参照させないようにすることができる。
さらに、第1の管理端末18では、業務割り当てテーブル31の業務のうち、データバックアップ処理を行う業務が選択して、選択した業務に割り当てられているプライマリボリュームIDをバックアップ対象のプライマリボリュームPVすることにより、1つ1つのプライマリボリュームPVをバックアップ対象のプライマリボリュームPVとして選択する場合に比して、効率的に、かつ使い勝手よくデータバックアップ処理を行うことができる。
(2−2)本実施の形態によるデータバックアップ処理及びデータ一致性確認処理
次に、本実施の形態によるストレージシステム1におけるデータバックアップ処理及びデータ一致性確認処理について説明する。本実施の形態によるストレージシステム1では、バックアップ元ディスクアレイ装置4において、バックアップ対象のプライマリボリュームを更新するための書込み対象のデータから、ハッシュ関数に基づいて、ハッシュ値を算出すると共に、バックアップ先ディスクアレイ装置6において、バックアップ元ディスクアレイ装置4から送信された書込み対象のデータから、ハッシュ関数に基づいて、ハッシュ値を算出し、これらが一致するか否かを確認することを特徴の一つとしている。
図14は、かかるデータバックアップ処理及びデータ一致性確認処理の内容を概略的に示した概念図である。また、図11及び図12は、バックアップ元ディスクアレイ装置4におけるバックアップ対象のプライマリボリュームPVからバックアップ先ディスクアレイ装置6のサブボリュームSVへのバックアップを行うと共に、プライマリボリュームPVのデータと、サブボリュームSVのデータとの一致性を確認するためのデータバックアップ処理及びデータ一致性確認処理の具体的処理手順を示したフローチャートである。
この場合、ストレージシステム1では、データ更新状況管理テーブル71Aが図8に示しているように、プライマリ側データ一時記憶ボリュームPTVに書込み対象のデータ1〜4が格納されており、プライマリ側データ一時記憶ボリュームPTVに格納されている書込み対象のデータ1〜4がプライマリボリュームPVに書き込まれて、プライマリボリュームPVが更新されており、プライマリボリュームPVへの未更新の書込み対象のデータが存在しないような状態のときに、図11に示しているように、バックアップ指示が受信されたものとする。すなわち、プライマリ側データ一時記憶ボリュームPTVに格納されている書込み対象のデータ1〜4を、サブ側データ一時記憶ボリュームSTVに移動させ、サブボリュームSVに反映され、サブボリュームSVが更新されたときにデータバックアップ処理が終了することとなる。
第1の管理端末18は、バックアップ依頼をバックアップ先ディスクアレイ装置6の第2の管理端末21に送信し(SP8)、その後、当該第2の管理端末21からACK信号を送信され(SP11)、当該ACK信号を受信すると、図14に示すボリューム割り当て処理手順RT1に従って、データバックアップ処理を開始する(SP12)。
具体的に、第1の管理端末18は、プライマリ側データ一時記憶ボリュームPTVに格納されている書込み対象のデータ1〜4のサブ側データ一時記憶ボリュームSTVへの移動を開始する。
続いて、第1の管理端末18は、プライマリ側データ一時記憶ボリュームPTVに格納されている書込み対象のデータのうち、最後に書き込まれた書込み対象のデータについて、ハッシュ関数に基づいて、ハッシュ値を算出する(SP13)。
具体的に、第1の管理端末18は、例えば、図9に示すように、プライマリ側データ一時記憶ボリュームPTVに格納されている最後に書き込まれた書込み対象のデータである「書込み対象のデータ4」を、ハッシュ値格納テーブル81Aのデータ格納欄82Aに格納し、ハッシュ関数に基づいて、当該「書込み対象のデータ4」のハッシュ値を算出し、算出されたハッシュ値である「xxx」をハッシュ格納欄83Aに格納する。
続いて、第1の管理端末18は、ハッシュ関数に基づいて、ハッシュ値を算出すると、最後に書き込まれた書込み対象のデータ、及び当該書込み対象のデータのハッシュ値格納されているハッシュ値格納テーブル81Aをバックアップ先ディスクアレイ装置6の第2の管理端末21に送信する(SP14)。なお、最後に書き込まれた書込み対象のデータのハッシュ値を算出し、ハッシュ値格納テーブル81Aを送信する一連の処理については、バックアップ依頼をバックアップ先ディスクアレイ装置6の第2の管理端末21に送信した後であれば、その他種々のタイミングで当該処理を行うようにしても良い。
第2の管理端末21は、第1の管理端末18によりデータバックアップ処理が開始されると、プライマリ側データ一時記憶ボリュームPTVに格納されている書込み対象のデータがサブ側データ一時記憶ボリュームSTVに随時移動される。そして、第2の管理端末21は、データバックアップ処理が終了するのを待ち受ける(SP15)
具体的に、第2の管理端末21は、データ更新状況管理テーブル71Bにより、プライマリ側データ一時記憶ボリュームPTVに格納されている書込み対象のデータのサブ側データ一時記憶ボリュームSTVへの移動状況を常に監視している。ここで、図16では、データ更新状況管理テーブル71Bにおいて、プライマリ側データ一時記憶ボリュームPTVに格納されている書込み対象のデータがサブ側データ一時記憶ボリュームSTVに随時移動され、サブボリュームSVに反映され、サブボリュームSVが更新されるまでの遷移について説明している。
この場合、図16(A)で、サブ側データ一時記憶ボリュームSTVに書込み対象のデータ1〜3が格納されており、書込み対象のデータ1及び2がサブボリュームSVに反映され、サブボリュームSVが更新されており、書込み対象のデータ3がサブボリュームSVに反映されていないことを示している。
この後、図16(B)は、サブ側データ一時記憶ボリュームSTVに書込み対象のデータ1〜3が格納されており、書込み対象のデータ3がサブボリュームSVに反映され、書込み対象のデータ1及び3がサブボリュームSVに反映され、サブボリュームSV4が更新されたことを示している。
この後、図16(C)は、サブ側データ一時記憶ボリュームSTVに書込み対象のデータ4が格納されて、書込み対象のデータ1〜4が格納されており、書込み対象のデータ1〜3がサブボリュームSVに反映され、サブボリュームSVが更新されており、書込み対象のデータ4がサブボリュームSVに反映されていないことを示している。
この後、図16(D)では、サブ側データ一時記憶ボリュームSTVに書込み対象のデータ1〜4が格納されており、書込み対象のデータ4がサブボリュームSVに反映され、書込み対象のデータ1及び4がサブボリュームSVに反映され、サブボリュームSVが更新されていることを示している。
このとき、第2の管理端末21は、プライマリボリュームPVにおいて書込み対象のデータ1〜4まで反映され、更新されている状態で、上述のバックアップ指示が行われたため、書込み対象のデータ4がサブボリュームSVに反映され、更新されたときにデータバックアップ処理を終了するようになされている。
すなわち、第2の管理端末21は、第1の管理端末18から送信されたハッシュ値格納テーブル81Aのデータ格納欄82Aに格納されている書込み対象のデータと、データ更新状況管理テーブル71Bの更新済差分データ格納欄73Bの「to」に格納されている書込み対象のデータとが一致したときに、データバックアップ処理を終了するようになされている。
続いて、第2の管理端末21は、データバックアップ処理が終了すると、サブ側データ一時記憶ボリュームSTVに格納されている最後に書き込まれた書込み対象のデータについて、ハッシュ関数に基づいて、ハッシュ値を算出する(SP16)。
具体的に、第2の管理端末21は、例えば、図17に示すように、サブ側データ一時記憶ボリュームSTVに格納されている最後に書き込まれた書込み対象のデータである「書込み対象のデータ4」を、ハッシュ値格納テーブル81Bのデータ格納欄82Bに格納し、ハッシュ関数に基づいて、当該「書込み対象のデータ4」のハッシュ値を算出し、算出されたハッシュ値である「yyy」をハッシュ格納欄83Bに格納する。
続いて、第2の管理端末21は、プライマリボリュームPVに格納されているデータと、サブボリュームSVに格納されているデータとの一致性を確認する(SP17)。
この場合、第2の管理端末21は、ハッシュ値格納テーブル81Aのハッシュ値格納欄83Aに格納されているハッシュ値と、ハッシュ値格納テーブル81Bのハッシュ値格納欄83Bに格納されているハッシュ値とが一致するか否かを判断するようになされている。
具体的に、第2の管理端末21は、ハッシュ値格納テーブル81Aのハッシュ値格納欄83Aに格納されているハッシュ値である「xxx」と、ハッシュ値格納テーブル81Bのハッシュ値格納欄83Bに格納されているハッシュ値である「yyy」とが一致するか否かを判断する。
続いて、第2の管理端末21は、プライマリボリュームPVに格納されているデータと、サブボリュームSVに格納されているデータとの一致性を確認すると、当該確認に基づく確認結果をバックアップ元ディスクアレイ装置4の第1の管理端末18に送信する(SP18)。
すなわち、第2の管理端末21は、ハッシュ値格納テーブル81Aのハッシュ値格納欄83Aに格納されているハッシュ値と、ハッシュ値格納テーブル81Bのハッシュ値格納欄83Bに格納されているハッシュ値とが一致すると判断された場合には、プライマリボリュームPVに格納されているデータのサブボリュームSVへのデータバックアップ処理が正常に行われたことを確認し、その旨を第1の管理端末18に送信する一方、一致しないと判断された場合には、サブボリュームSVへのデータバックアップ処理が失敗したことを確認し、その旨を第1の管理端末18に送信する。
このようにして、ストレージシステム1では、バックアップ元ディスクアレイ装置4において、バックアップ対象のプライマリボリュームPVを更新するための書込み対象のデータから、ハッシュ関数に基づいて、ハッシュ値を算出すると共に、バックアップ先ディスクアレイ装置6において、バックアップ元ディスクアレイ装置4から送信された書込み対象のデータから、ハッシュ関数に基づいて、ハッシュ値を算出し、これらが一致するか否かを確認することにより、バックアップ元ディスクアレイ装置4において、当該バックアップ元ディスクアレイ装置のプライマリボリュームPVのみを管理し、バックアップ先ディスクアレイ装置6において、当該バックアップ先ディスクアレイ装置6のサブボリュームSVのみを管理するような場合であり、セキュリティ上の観点から、バックアップ先ディスクアレイ装置6において、サブボリュームSV内のデータの参照及び変更等を行うことができない構成であっても、プライマリボリュームPVに格納されているデータとサブボリュームSVに格納されているデータとの一致性を保証することができる。
また、ストレージシステム1では、ハッシュ関数に基づいて、ハッシュ値を算出することにより、他の一方向性関数に基づいて結果値を算出する場合に比して、迅速、かつ簡易にプライマリボリュームPVに格納されているデータとサブボリュームSVに格納されているデータとの一致性を保証することができる。
さらに、ストレージシステム1では、プライマリ側データ一時記憶ボリュームPTVに格納されている書込み対象のデータのうち、最後に書き込まれた書込み対象のデータについて、ハッシュ関数に基づいて、ハッシュ値を算出することにより、プライマリ側データ一時記憶ボリュームPTVに格納されている書込み対象のデータについて、ハッシュ関数に基づいて、ハッシュ値を算出することなく、最後に書き込まれた書込み対象のデータについて、ハッシュ関数に基づいて、ハッシュ値を算出するため、一段と迅速、かつ簡易にプライマリボリュームPVに格納されているデータとサブボリュームSVに格納されているデータとの一致性を保証することができる。
本発明は、ディスクアレイ装置間においてボリュームを複製するストレージシステムのほか、この他種々のデータ複製を伴う機器に適用することができる。
本実施の形態によるストレージシステムの構成を示す略線図である。 ホスト装置の構成を示す略線図ある。 記憶デバイスの説明に供する概念図である。 業務割り当てテーブルの説明に供する概念図である。 ボリューム構成情報格納テーブルの説明に供する概念図である。 バックアップボリューム情報テーブルの説明に供する概念図である。 データ更新処理の説明に供する概念図である。 データ更新状況格納テーブルの説明に供する概念図である。 ハッシュ値格納テーブルの説明に供する概念図である。 記憶デバイスの説明に供する概念図である。 ボリューム割り当て処理手順の説明に供するフローチャートである。 ボリューム割り当て処理手順の説明に供するフローチャートである。 記憶デバイスの説明に供する概念図である。 データバックアップ処理及びデータ一致性確認処理の説明に供する概念図である。 データバックアップ処理及びデータ一致性確認処理手順の説明に供するフローチャートである。 データ更新状況格納テーブルの遷移の説明に供する概念図である。 ハッシュ値格納テーブルの説明に供する概念図である。
符号の説明
1……ストレージシステム、2……ホスト装置、4……バックアップ元ディスクアレイ装置、6……バックアップ先ディスクアレイ装置、11A、11B……記憶デバイス、18……第1の管理端末、21……第2の管理端末、31……業務割り当てテーブル、41A,41B……制御プログラム、51A、51B……ボリューム構成情報格納テーブル、61A、61B……バックアップボリューム情報格納テーブル、71A、71B……データ更新状況格納テーブル、81A、81B……ハッシュ値格納テーブル、PV……プライマリボリューム、PTV……プライマリ側データ一時記憶ボリューム、SV……サブボリューム、STV……サブ側データ一時記憶ボリューム

Claims (18)

  1. 上位装置から送信されるデータを記憶するための第1のボリュームを提供する第1のディスクアレイ装置と、前記第1のボリュームのバックアップデータを記憶するための第2のボリュームを提供する第2のディスクアレイ装置とを有するストレージシステムであって、
    前記第1のディスクアレイ装置は、
    前記ボリュームの構成情報を表すボリューム情報を格納するための格納部と、
    外部操作によりバックアップ指示を受信したときに、前記バックアップ指示に基づいて、前記格納部に格納されている前記ボリューム情報から、バックアップ対象のボリュームのボリューム情報を、バックアップボリューム情報として抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出された前記バックアップボリューム情報を、外部装置に対して提示する提示部と
    を備え、
    前記第2のディスクアレイ装置は、
    前記提示部により提示された前記バックアップボリューム情報を参照して、前記バックアップ対象のボリュームに対して、対応する第2のボリュームを割り当てる割り当て部と
    を備えることを特徴とするストレージシステム。
  2. 前記第1のディスクアレイ装置の前記抽出部は、
    前記格納部に格納されているボリューム情報から、前記外部装置が前記バックアップ対象のボリュームをバックアップするために必要なボリューム情報のみを、前記バックアップボリューム情報として抽出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
  3. 前記第1のディスクアレイ装置の前記抽出部は、
    前記格納部に格納されているボリューム情報から、前記上位装置が遂行する業務ごとに割り当てられている複数の前記ボリュームのボリューム情報を、前記バックアップボリューム情報として抽出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
  4. 前記第1のディスクアレイ装置は、
    前記上位装置から送信された前記第1のボリューム内を更新するための更新データから、一方向関数に基づいて第1のパラメータを算出する第1の算出部と、
    前記第1の算出部により算出された第1のパラメータ及び前記更新データを前記第2のディスクアレイ装置に送信する送信部と
    を備え、
    前記第2のディスクアレイ装置は、
    前記第1のディスクアレイ装置から送信された前記更新データから、前記一方向関数に基づいて第2のパラメータを算出する第2の算出部と、
    前記第2の算出部により算出された第2のパラメータ及び前記第1のディスクアレイ装置から送信された第1のパラメータが一致するか否かを判断する判断部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
  5. 前記一方向関数は、
    ハッシュ関数でなり、
    前記第1及び第2のパラメータは、
    前記ハッシュ関数に基づいて算出されるハッシュ値でなる
    ことを特徴とする請求項4に記載のストレージシステム。
  6. 前記第1の算出部は、
    前記更新データのうち、前記上位装置から最後に送信された前記更新データから、第1のパラメータを算出し、
    前記第2の算出部は、
    前記更新データのうち、前記第1のディスクアレイ装置から最後に送信された前記更新データから、第2のパラメータを算出する
    ことを特徴とする請求項4に記載のストレージシステム。
  7. 前記上位装置から送信されるデータを記憶するためのボリュームを提供するディスクアレイ装置であって、
    前記ボリュームの構成情報を表すボリューム情報を格納するための格納部と、
    外部操作によりバックアップ指示を受信したときに、前記バックアップ指示に基づいて、前記格納部に格納されている前記ボリューム情報から、バックアップ対象のボリュームのボリューム情報を、バックアップボリューム情報として抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出された前記バックアップボリューム情報を、外部装置に対して提示する提示部と
    を備えることを特徴とするディスクアレイ装置。
  8. 前記抽出部は、
    前記格納部に格納されているボリューム情報から、前記外部装置が前記バックアップ対象のボリュームをバックアップするために必要なボリューム情報のみを、前記バックアップボリューム情報として抽出する
    ことを特徴とする請求項7に記載のディスクアレイ装置。
  9. 前記抽出部は、
    前記格納部に格納されているボリューム情報から、前記上位装置が遂行する業務ごとに割り当てられている複数の前記ボリュームのボリューム情報を、前記バックアップボリューム情報として抽出する
    ことを特徴とする請求項7に記載のディスクアレイ装置。
  10. 前記上位装置から送信されるデータを記憶するためのボリュームを提供するディスクアレイ装置のボリューム提示方法であって、
    外部操作によりバックアップ指示を受信したときに、前記バックアップ指示に基づいて、前記ボリュームの構成情報を表すボリューム情報を格納するための格納部に格納されている前記ボリューム情報から、バックアップ対象のボリュームのボリューム情報を、バックアップボリューム情報として抽出する第1のステップと、
    前記第1のステップにおいて抽出した前記バックアップボリューム情報を、外部装置に対して提示する第2のステップと
    を備えることを特徴とするボリューム提示方法。
  11. 前記第1のステップでは、
    前記格納部に格納されているボリューム情報から、前記外部装置が前記バックアップ対象のボリュームをバックアップするために必要なボリューム情報のみを、前記バックアップボリューム情報として抽出する
    ことを特徴とする請求項10に記載のボリューム提示方法。
  12. 前記第1のステップでは、
    前記格納部に格納されているボリューム情報から、前記上位装置が遂行する業務ごとに対応づけられている複数の前記ボリュームのボリューム情報を、前記バックアップボリューム情報として抽出する
    ことを特徴とする請求項10に記載のボリューム提示方法。
  13. 上位装置から送信されるデータを記憶するための第1のボリュームを提供する第1のディスクアレイ装置と、前記第1のボリュームのバックアップデータを記憶するための第2のボリュームを提供する第2のディスクアレイ装置とを有するストレージシステムであって、
    前記第1のディスクアレイ装置は、
    前記上位装置から送信された前記第1のボリューム内を更新するための更新データから、一方向関数に基づいて第1のパラメータを算出する第1の算出部と、
    前記第1の算出部により算出された第1のパラメータ及び前記更新データを前記第2のディスクアレイ装置に送信する送信部と
    を備え、
    前記第2のディスクアレイ装置は、
    前記第1のディスクアレイ装置から送信された前記更新データから、前記一方向関数に基づいて第2のパラメータを算出する第2の算出部と、
    前記第2の算出部により算出された第2のパラメータ及び前記第1のディスクアレイ装置から送信された第1のパラメータが一致するか否かを判断する判断部と
    を備えることを特徴とするストレージシステム。
  14. 前記一方向関数は、
    ハッシュ関数でなり、
    前記第1及び第2のパラメータは、
    前記ハッシュ関数に基づいて算出されるハッシュ値でなる
    ことを特徴とする請求項13に記載のストレージシステム。
  15. 前記第1の算出部は、
    前記更新データのうち、前記上位装置から最後に送信された前記更新データから、第1のパラメータを算出し、
    前記第2の算出部は、
    前記更新データのうち、前記第1のディスクアレイ装置から最後に送信された前記更新データから、第2のパラメータを算出する
    ことを特徴とする請求項13に記載のストレージシステム。
  16. 上位装置から送信されるデータを記憶するための第1のボリュームを提供する第1のディスクアレイ装置と、前記第1のボリュームのバックアップデータを記憶するための第2のボリュームを提供する第2のディスクアレイ装置とを有するストレージシステムのデータ一致性確認方法であって、
    前記上位装置から送信された前記第1のボリューム内を更新するための更新データから、一方向関数に基づいて第1のパラメータを算出する第1のステップと、
    前記第1のステップにおいて算出した第1のパラメータ及び前記更新データを前記第2のディスクアレイ装置に送信する第2のステップと、
    前記第1のディスクアレイ装置から送信された前記更新データから、前記一方向関数に基づいて第2のパラメータを算出する第3のステップと、
    前記第3のステップにおいて算出した第2のパラメータ及び前記第1のディスクアレイ装置から送信された第1のパラメータが一致するか否かを判断する第4のステップと
    を備えることを特徴とするデータ一致性確認方法。
  17. 前記一方向関数は、
    ハッシュ関数でなり、
    前記第1の及び第2のパラメータは、
    前記ハッシュ関数に基づいて算出されるハッシュ値でなる
    ことを特徴とする請求項16に記載のデータ一致性確認方法。
  18. 前記第1のステップでは、
    前記更新データのうち、前記上位装置から最後に送信された前記更新データから、第1のパラメータを算出し、
    前記第3のステップでは、
    前記更新データのうち、前記第1のディスクアレイ装置から最後に送信された前記更新データから、第2のパラメータを算出する
    ことを特徴とする請求項16に記載のデータ一致性確認方法。

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