JP2007140285A - 画像形成装置および画像形成装置の色ずれ補正方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の色ずれ補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】容易に、かつ、適切に色ずれ補正を行うことができるカラー画像形成装置を提供する。
【解決手段】色ずれ補正手段は、各色ごとの色ずれのパターン画像を転写面上に形成するパターン画像形成手段と、形成されたパターン画像の位置を検出する位置検出手段とを含む。位置検出手段は、転写面上に、偏光された第1の偏光光を照射する第1偏光光照射手段と、転写面から反射された反射光のうち、第1の偏光光を受光する第1偏光光受光ユニットと、転写面から反射された反射光のうち、第1の偏光光と異なる第2の偏光光を受光する第2偏光光受光ユニットと、第1偏光光受光ユニットによって受光された光量から第2偏光光受光ユニットによって受光された光量を差し引いた差分光量の受光波形により、パターン画像が形成された位置を決定する位置決定手段と、差分光量の受光波形の歪みを除去する歪み除去手段とを有する。
【選択図】図7

Description

この発明は、画像形成装置および画像形成装置の色ずれ補正方法に関し、特に、カラーの画像形成装置およびカラーの画像形成装置の色ずれ補正方法に関する。
ブラックのトナーおよびブラック以外の色のトナーを使用してカラー画像を形成する画像形成装置において、たとえば、フルカラーの画像を形成する画像形成装置としては、4連タンデム方式の画像形成装置がある。これは、フルカラーを構成する4つの原色、ブラック、イエロー、シアン、マゼンダの現像器をそれぞれ並べて配置し、各現像器で形成された画像を、転写ベルトのような中間転写体に順次転写していき、中間転写体上にフルカラー画像を形成した後、これを用紙に転写してフルカラー画像を出力する方式である。
上記した方式の画像形成装置においては、フルカラー画像の画質の維持を図るため、定期的に色ずれの補正を行う必要がある。色ずれとは、使用により経時的に変化する各色ごとの現像剤の状態や周辺環境等により、転写ベルト上に形成される各色の画像の位置が、読取られた画像から算出される位置に対して、ずれて転写されることである。上記した4つの色が、読取られた画像から算出される位置からずれると、色の再現性が劣化し、画質を損なうことになる。
ここで、画像形成に際し、感光体上に形成されたトナーの付着量を、光源や偏光プリズム、受光ユニット等を使って測定し、この測定値を用いて画質を維持する技術が、特許2729976号公報(特許文献1)に開示されている。また、定期的に色ずれを検出するために、転写ベルト上に色ずれ検出用のパターン画像を形成し、形成された各色のパターン画像の位置を検出して補正することにより画質を維持する技術が、特開平8−44134号公報(特許文献2)に開示されている。
上記した特許文献1に開示された技術、具体的には、偏光光を対象物に照射し、反射光のうち、照射された偏光光の光量および乱反射した際に発生し、照射された偏光光と異なる偏光光の光量を測定することにより、トナーの付着量を算出する技術を用いて、中間転写体上に形成された色ずれ検出用のパターン画像の位置を把握する方法について、簡単に説明する。
まず、転写ベルトの転写面上に色ずれ検出用のパターン画像を形成する。次に、転写面上に上記した偏光光を照射し、その反射光のうち、照射された偏光光の光量等から、形成されたパターン画像の位置を決定する。
図8は、このときに検出される偏光光の光量の出力と、経過時間を示すグラフである。図8において、縦軸は、光量の出力値(V)を、横軸は、経過時間を示す。ここで、照射された所定の偏光光(これを「第1の偏光光」という)の光量の出力を第1偏光光出力101a、第1の偏光光と異なる偏光光(これを「第2の偏光光」という)の光量を検出した出力を第2偏光光出力101b、第1偏光光出力101aから第2偏光光出力101bを指し引いた出力を差分出力102として示す。また、パターン画像が形成された範囲を図8中の矢印で示し、その色を表示している。ここで、Kは、ブラック、Yは、イエロー、Cは、シアン、Mは、マゼンダを表している。
図8を参照して、差分出力102に関しては、図8中の矢印で示された範囲以外の部分については、一定の高い値を示している。しかし、図8中の矢印で示された範囲の部分については、その出力は大きく低下している。
したがって、差分出力102の出力値の低下し始めた位置と出力値の上昇の終わった位置の間が、各パターン画像が形成された範囲を示すことになる。このようにして、差分出力102の出力値により、転写面上に形成された各パターン画像の位置を検出することができる。
特許2729976号公報(段落番号0014〜0023、図1) 特開平8−44134号公報(段落番号0061〜0067、図5)
図8において、第1偏光光出力101aの矢印Yで示す範囲の境界部分には、上方向に凸状の歪み103a、103bが発生している。矢印C、矢印Mで示す範囲の両側についても、同様の歪みが発生している。
この歪み103a等が発生する原因を、図9を用いて説明する。図9は、転写ベルトの転写面上に形成されたパターン画像を示す概略図である。図9を参照して、転写ベルト104の転写面106上に形成されたパターン画像105の端の部分である端部107a、107bにおいては、パターン画像105は、転写面106やパターン画像105の中央部108と比較して、若干の傾斜をもっている。この傾斜を有する端部107a、107bによって、第1の偏光光の反射光量が増加する。その結果、第1偏光光出力101aに歪み103a、103bが発生することになる。また、この端部107a、107bにおけるトナー層は一定ではないため、歪み103a等の量は、不安定である。
このように、第1偏光光出力101aに歪み103a等が含まれると、差分出力102についても、歪みが含まれることになる。
そうすると、正確にパターン画像105の検出位置、具体的には、差分出力102の出力値の低下し始める位置や出力値の上昇が終わる位置を決定することができない。その結果、色ずれ補正を行うためのパターン画像105の位置が適切に検出できないことになり、色ずれ補正の精度が損なわれるおそれがある。
この場合、歪み103a等がすべての色に対して発生するのであれば、検出開始位置を単純にずらす等によって、色ずれ補正に関しての影響を少なくすることができる。しかし、ブラックのトナーに関しては、反射光量は少ないため、ブラックのパターン画像105の端部107a、107bにおいて、歪みは発生しない。そうすると、色ずれ補正に関しての影響を少なくすることができない。
一方、偏光光の光量を受光する受光ユニット等の取り付けを厳密に行えば、端部107a、107bにおける傾斜の影響を少なくすることができるが、取り付けに際し、多大な労力を要することになり、妥当ではない。
この発明の目的は、容易に、かつ、適切に色ずれ補正を行うことができる画像形成装置を提供することである。
この発明の他の目的は、容易に、かつ、適切に画像形成装置の色ずれ補正を行うことができる画像形成装置の色ずれ補正方法を提供することである。
この発明に係る画像形成装置は、ブラックのトナーと、ブラック以外の色のトナーとを使用してカラー画像を形成する。また、画像形成装置は、転写面上に各色ごとのパターン画像を形成し、その位置を検出することにより色ずれを補正する色ずれ補正手段を備える。色ずれ補正手段は、各色ごとの色ずれのパターン画像を転写面上に形成するパターン画像形成手段と、パターン画像形成手段によって形成されたパターン画像の位置を検出する位置検出手段とを含む。位置検出手段は、転写面上に、偏光された第1の偏光光を照射する第1偏光光照射手段と、転写面から反射された反射光のうち、第1の偏光光を受光する第1偏光光受光ユニットと、転写面から反射された反射光のうち、第1の偏光光と異なる第2の偏光光を受光する第2偏光光受光ユニットと、第1偏光光受光ユニットによって受光された光量から第2偏光光受光ユニットによって受光された光量を差し引いた差分光量の受光波形により、パターン画像が形成された位置を決定する位置決定手段と、差分光量の受光波形の歪みを除去する歪み除去手段とを有する。
好ましくは、歪み除去手段は、第1偏光光受光ユニットによって受光された光量の受光波形の歪みを除去する。
より好ましくは、歪み除去手段は、第1偏光光照射手段により照射する第1の偏光光の照射光量を調整する。
さらに好ましくは、位置決定手段は、差分光量が所定の値以下となれば、パターン画像が形成された位置であることを決定する。
この発明の他の局面においては、画像形成装置の色ずれ補正方法は、ブラックのトナーと、ブラック以外の色のトナーとを使用してカラー画像を形成する画像形成装置の色ずれ補正方法である。また、画像形成装置の色ずれ補正方法は、各色ごとの色ずれパターン画像を転写面上に形成する工程と、形成されたパターン画像の位置を検出する工程とを含む。位置を検出する工程は、転写面上に偏光された第1の偏光光を照射する第1偏光光照射工程と、転写面から反射された反射光のうち、第1の偏光光を受光する第1偏光光受光工程と、転写面から反射された反射光のうち、第1の偏光光と異なる第2の偏光光を受光する第2偏光光受光工程と、第1偏光光受光工程によって受光された光量から第2偏光光受光工程によって受光された光量を差し引いた差分光量の受光波形により、パターン画像の位置を決定する位置決定工程と、差分光量の受光波形の歪みを除去する歪み除去工程とを有する。
この発明によると、歪み除去手段により、第1の偏光光の光量の出力から第2偏光光の光量の出力を差し引いた差分光量の受光波形は、歪みを含まない。
したがって、差分光量の出力値が低下し始める位置および出力値の上昇が終わった位置を、正確に決定することができ、パターン画像が形成された位置を正確に検出することができる。そうすると、このようにして得られたパターン画像の位置を基に、正確に色ずれ補正を行うことができる。また、このようにしてパターン画像の位置を検出すれば、厳密に受光ユニット等を取り付ける必要はない。
その結果、容易に、かつ、適切に色ずれ補正を行うことができる画像形成装置および画像形成装置の色ずれ補正方法を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1はこの発明の一実施形態に係る画像形成装置を、デジタル複合機10に適用した場合の、デジタル複合機10の構成を示すブロック図である。図1を参照して、デジタル複合機10は、デジタル複合機10全体を制御する制御部11と、画像データ等の書き込みや読み出しを行うためのDRAM12と、デジタル複合機10におけるユーザとのインターフェイスとなる操作部13と、原稿を自動的に所定の原稿読取り位置へ搬送する原稿送り装置14と、原稿送り装置14によって搬送されてきた原稿の画像を所定の読取り位置でスキャナで読取る画像読取り部15と、画像読取り部15で読取られた原稿からその画像を形成する画像形成部16と、原稿データ等を格納するハードディスク17と、公衆回線20に接続されるFAX通信部18と、ネットワーク21と接続するためのネットワークIF(インタフェース)部19とを備える。画像形成部16は、フルカラー画像を形成するブラック、イエロー、シアン、マゼンダの4つの現像器を含む現像部24と、フルカラー画像を形成する中間転写体である転写ベルト25とを含む。また、制御部11は、フルカラー画像の画質を維持するため、定期的に上記した4色の色ずれを補正する色ずれ補正手段23を含む。
デジタル複合機10は、画像読取り部15により読取られた原稿を用いて、DRAM12を介して画像形成部16において画像を形成することにより、複写機として作動する。また、デジタル複合機10は、FAX通信部18を通じて、公衆回線20から送信された画像データを用いて、DRAM12を介して画像形成部16において画像を形成することにより、ファクシミリ装置として作動する。さらに、デジタル複合機10は、ネットワークIF部19を通じて、ネットワーク21に接続されたパソコン22から送信された画像データを用いて、DRAM12を介して画像形成部16において画像を形成することにより、プリンターとして作動する。
なお、図1において太線の矢印は画像データの流れを示しており、細線の矢印は制御信号または制御データの流れを示している。
次に、上記した色ずれ補正手段23の構成について、詳細に説明する。図2は、色ずれ補正手段23の構成を示すブロック図である。図2を参照して、色ずれ補正手段23は、転写ベルト25上にパターン画像を形成するパターン画像形成手段26と、形成されたパターン画像の位置を検出する位置検出手段27とを備える。位置検出手段27は、転写ベルト25に対し、第1の偏光光を照射する第1偏光光照射手段28と、転写ベルト25からの反射光のうち、第1の偏光光を受光し、増幅して出力する第1偏光光受光ユニット29aと、転写ベルト25からの反射光のうち、第2の偏光光を受光し、増幅して出力する第2偏光光受光ユニット29bと、第1偏光光受光ユニット29aによって受光された光量の受光波形の歪みを除去する歪み除去手段30とを有する。
次に、上記したデジタル複合機10に含まれる画像形成部16の構成について、詳細に説明する。図3は、画像形成部16に含まれる現像部24と、中間転写体である転写ベルト25と、上記した色ずれ補正手段23に含まれる位置検出手段27とを示す概略図である。
図3を参照して、現像部24は、ブラック(K)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)の4色の現像器31a、31b、31c、31dを含む。現像器31a〜31dの構成は同じであるため、現像器31aを用いて、その構成を説明する。現像器31aは、感光体32aと、感光体32aを帯電させる帯電部33aと、帯電した感光体32aに露光して静電潜像を形成する露光部34aと、トナーを感光体32aに付着させ静電潜像を可視化する現像ユニット35aと、感光体32a上に残留したトナー等を除去するクリーニング部36aと、感光体32a上に形成されたトナー画像を転写ベルト25に転写するための転写ローラ37aと、供給するトナーを格納するホッパー39aとを備える。
転写ベルト25は、トナーによって可視化された画像を転写する転写面43と、転写面43の周回を可能する回転ローラ42a、42bと、用紙に転写されず、転写面43上に残留したトナーを清掃する転写クリーニング部41とを備える。転写ベルト25は、図3中の矢印Aの方向に周回し、転写部38aにおいて、感光体32a上に形成されブラックのトナーによって可視化された画像を、転写ベルト25の転写面43上に転写する。これを、イエロー、シアン、マゼンダの各現像器31b〜31dについても行い、転写面43上にフルカラー画像を形成する。その後、転写面43上に形成されたフルカラー画像を、用紙に転写し、定着部(図示せず)において定着して、出力する。位置検出手段27は、転写ベルト25の上方であって、各現像器31a〜31dの下流側に配置される。
次に、パターン画像を形成し、その位置を検出する方法について説明する。まず、現像部24により、各色のパターン画像を、転写面43の所定の位置に、順次形成する。ここで、現像部24は、パターン画像形成手段26として作動する。
図4は、色ずれ検出用のパターン画像の一例である。図4を参照して、ブラックのトナーのみから形成されるパターン画像45a、イエローのトナーのみから形成されるパターン画像45b、シアンのトナーのみから形成されるパターン画像45c、マゼンダのトナーのみから形成されるパターン画像45dが形成される。また、転写ベルト25の進行方向Aに対し、最も先頭の位置にブラックのパターン画像45a、その後に、イエローのパターン画像45b、シアンのパターン画像45c、マゼンダのパターン画像45dの順に配置される。
次に、形成されたパターン画像45a等の位置を検出する方法について説明する。図5は、位置検出手段27によって、パターン画像45a等の位置を検出する状態を示す図である。図5を参照して、まず、位置検出手段27の構成について説明すると、位置検出手段27は、光量が調整可能であり、転写ベルト25の転写面43に対して投光光49を照射する光源46と、照射された投光光49を第1の偏光光50に変換する偏光フィルタ47と、転写面43等からの反射光51を第1の偏光光50および第2の偏光光52に分離する偏光プリズム48と、偏光プリズム48によって分離された第1の偏光光50を受光し、増幅して出力する第1偏光光受光ユニット29aと、偏光プリズム48によって分離された第2の偏光光52を受光し、増幅して出力する第2偏光光受光ユニット29bとを備える。
次に、パターン画像45a等の位置を検出する方法について説明する。図6は、形成されたパターン画像45a等の位置を検出する場合の処理の流れの概略を示すフローチャートである。図5および図6を参照して、まず、光源46から転写面43に対し、投光光49を照射する。そうすると、偏光フィルタ47によって第1の偏光光50のみが、転写面43またはパターン画像45a等上に照射される(図6において、ステップS11。以下、ステップを省略する)。ここで、光源46および偏光フィルタ47は、第1偏光光照射手段28として作動する。なお、このときの光源46から照射される光量は、転写面43に照射したときに、後述する第1偏光光出力の出力値が飽和する照射光量とする。
その後、第1の偏光光50は、転写面43または転写面43上に形成されているパターン画像45a等に当たって、反射する。このときの反射は、転写面43およびトナー層の影響で乱反射を含むため、反射光51の中には、第1の偏光光50と異なる第2の偏光光52も含むことになる。この反射光51を、偏光プリズム48を利用して、第1の偏光光50および第2の偏光光52に分離する。分離された第1の偏光光50を第1偏光光受光ユニット29aによって受光し、その光量を出力する。また、分離された第2の偏光光52を第2偏光光受光ユニット29bによって受光し、その光量を出力する(S12)。
図7は、第1偏光光受光ユニット29a等によって得られた出力値と、経過時間との関係を表すグラフである。縦軸は、光量の出力値(V)を示し、横軸は、経過時間を示す。また、第1偏光光受光ユニット29aによって受光した光量の出力を、第1偏光光出力55a、第2偏光光受光ユニット29bによって受光した光量の出力を、第2偏光光出力55b、第1偏光光出力55aの出力から第2偏光光出力55bの出力を差し引いた差分の出力を、差分出力56として示している。
図5、図6および図7を参照して、図7中の矢印で示す範囲が、差分出力56の出力値の低下している範囲である。なお、Kは、ブラック、Yは、イエロー、Cは、シアン、Mは、マゼンダとして、その色を表示している。このように、差分出力56の出力値が低下し始める部分が、パターン画像45a等を検出し始める位置であり、差分出力56の出力値の上昇が終わった部分が、パターン画像45a等を検出し終わる位置である。
ここで、図7中の矢印Yで示す範囲、すなわち、イエローのパターン画像45bが検出されている範囲において、差分出力56の出力値の低下し始める部分および出力値の上昇し終わる部分、具体的には、図7中のDで示す部分については、上方向に凸状の歪みは発生していない。これは、第1偏光光出力55aが飽和しており、受光する光量が端部53a、53bを検出したときでも、増加しないためである。ここで、光源46は、歪み除去手段30として作動する。なお、図7中の矢印Cで示す範囲、矢印Mで示す範囲、すなわち、シアンのパターン画像45c、マゼンダのパターン画像45dが検出されている範囲も同様である。
その結果、差分出力56において、歪みが発生していないため、パターン画像45b〜45dの位置を正確に決定することができる。このようにして、差分出力56の出力値により、パターン画像45a等の位置を決定する(S13)。また、差分出力56の出力値が、所定の値以下となれば、パターン画像45a等が形成された位置であることを決定することにしてもよい。
このようにして決定されたパターン画像45a等の位置の範囲と、形成されるべきパターン画像45a等の位置の範囲を比較することにより、色ずれ補正を行う。
以上より、色ずれ補正を行う際に、第1偏光光出力55aの歪みが、歪み除去手段30により除去されているため、差分出力56についても、歪みによる影響を受けない。そうすると、転写ベルト25の転写面43上に形成されたすべての色のパターン画像45a等の位置を、正確に検出することができる。したがって、適切に色ずれ補正を行うことができる。
また、この場合においては、位置検出手段27が、転写面43に対し、厳密に垂直な上方向ではなく多少の取付け誤差を有していても、端部53a等による影響を受けず、正確な位置を検出することができる。したがって、位置検出手段27の取り付けに際しても、容易に行うことができ、特段の労力を伴うことはない。
なお、上記の実施の形態においては、歪み除去手段30として、光源46の照射光量を調整することにより、第1偏光光出力55aの出力値を飽和させ、第1偏光光出力55aに発生する歪みを除去して、差分光量の受光波形の歪みを除去することとしたが、これに限らず、第1偏光光受光ユニット29aの感度を調整することにより、第1偏光光出力55aの出力値を飽和させ、歪みを除去するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態においては、歪み除去手段30として、第1偏光光出力55aの出力値を飽和させることにより歪みを除去することにしたが、これに限らず、たとえば、差分出力56の出力値の上限値を定め、その値以上を示さないようにして、差分光量の受光波形の歪みを除去するようにしてもよい。
なお、上記の実施の形態においては、カラー画像として、フルカラー画像を形成する場合について説明したが、これに限らず、ブラックのトナーと、他の色のトナー、たとえば、マゼンダのトナーの2色から構成されるカラー画像を形成する画像形成装置についても、適用される。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明の一実施形態に係るデジタル複合機の全体構成を示すブロック図である。 色ずれ補正手段に含まれる機能を示すブロック図である。 画像形成部に含まれる現像部、転写ベルト、位置検出手段の構成を示す概略図である。 転写ベルト上に形成されるパターン画像の一例を示す概略図である。 位置検出手段によってパターン画像の位置を検出する状態を示す図である。 色ずれ補正を行う動作の概略を示すフローチャートである。 第1偏光光受光ユニットおよび第2偏光光受光ユニットによって検出された出力と経過時間の関係を表すグラフである。 従来における第1偏光光受光ユニットおよび第2偏光光受光ユニットによって検出された出力と経過時間の関係を表すグラフである。 転写面上に形成されたパターン画像を示す概略図である。
符号の説明
10 デジタル複合機、11 制御部、12 DRAM、13 操作部、14 原稿送り装置、15 画像読取り部、16 画像形成部、17 ハードディスク、18 FAX通信部、19 ネットワークIF部、20 公衆回線、21 ネットワーク、22 パソコン、23 色ずれ補正手段、24 現像部、25 転写ベルト、26 パターン画像形成手段、27 位置検出手段、28 第1偏光光照射手段、29a 第1偏光光受光ユニット、29b 第2偏光光受光ユニット、30 歪み除去手段、31a,31b,31c,31d 現像器、32a 感光体、33a 帯電部、34a 露光部、35a 現像ユニット 36a クリーニング部、37a 転写ローラ、38a 転写部、39a ホッパー、41 転写クリーニング部、42a,42b 回転ローラ、43 転写面、45a,45b,45c,45d パターン画像、46 光源、47 偏光フィルタ、48 偏光プリズム、49 投光光、50 第1の偏光光、51 反射光、52 第2の偏光光、53a,53b 端部、55a 第1偏光光出力、55b 第2偏光光出力、56 差分出力。

Claims (5)

  1. ブラックのトナーと、ブラック以外の色のトナーとを使用してカラー画像を形成する画像形成装置であって、
    転写面上に各色ごとのパターン画像を形成し、その位置を検出することにより色ずれを補正する色ずれ補正手段を備え、
    前記色ずれ補正手段は、各色ごとの色ずれのパターン画像を転写面上に形成するパターン画像形成手段と、
    前記パターン画像形成手段によって形成された前記パターン画像の位置を検出する位置検出手段とを含み、
    前記位置検出手段は、前記転写面上に、偏光された第1の偏光光を照射する第1偏光光照射手段と、
    前記転写面から反射された反射光のうち、前記第1の偏光光を受光する第1偏光光受光ユニットと、
    前記転写面から反射された反射光のうち、前記第1の偏光光と異なる第2の偏光光を受光する第2偏光光受光ユニットと、
    前記第1偏光光受光ユニットによって受光された光量から前記第2偏光光受光ユニットによって受光された光量を差し引いた差分光量の受光波形により、前記パターン画像が形成された位置を決定する位置決定手段と、
    前記差分光量の受光波形の歪みを除去する歪み除去手段とを有する、画像形成装置。
  2. 前記歪み除去手段は、前記第1偏光光受光ユニットによって受光された光量の受光波形の歪みを除去する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記歪み除去手段は、前記第1偏光光照射手段により照射する前記第1の偏光光の照射光量を調整する、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記位置決定手段は、前記差分光量が所定の値以下となれば、前記パターン画像が形成された位置であることを決定する、請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. ブラックのトナーと、ブラック以外の色のトナーとを使用してカラー画像を形成する画像形成装置の色ずれ補正方法であって、
    各色ごとの色ずれパターン画像を転写面上に形成する工程と、
    形成されたパターン画像の位置を検出する工程とを含み、
    位置を検出する工程は、転写面上に偏光された第1の偏光光を照射する第1偏光光照射工程と、
    転写面から反射された反射光のうち、第1の偏光光を受光する第1偏光光受光工程と、
    転写面から反射された反射光のうち、第1の偏光光と異なる第2の偏光光を受光する第2偏光光受光工程と、
    第1偏光光受光工程によって受光された光量から第2偏光光受光工程によって受光された光量を差し引いた差分光量の受光波形により、パターン画像の位置を決定する位置決定工程と、
    差分光量の受光波形の歪みを除去する歪み除去工程とを有する、画像形成装置の色ずれ補正方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05167853A (ja) * 1991-12-16 1993-07-02 Minolta Camera Co Ltd デジタル画像形成装置
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JP2002156463A (ja) * 2000-11-17 2002-05-31 Konica Corp 物体識別方法、物体識別センサおよび画像形成装置

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