JP2007139528A - 核医学診断装置及びトランスミッション撮像方法 - Google Patents

核医学診断装置及びトランスミッション撮像方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外部線源を用いたトランスミッション撮像を行う核医学診断装置及びトランスミッション撮像方法において、外部線源として点線源を用いて広い視野を確保し、トランスミッション撮像に要する時間を短縮することを課題とする。
【解決手段】ベッドが挿入される孔部が形成された撮像装置と、減弱補正データ作成装置とを備え、撮像装置は、孔部の周りに配置された複数の放射線検出器と、孔部に最も近い位置に配置された放射線検出器と孔部の間であり、ベッドの長手方向に複数配置されるγ線発生手段とを有し、複数のγ線発生手段は、単光子放出核種であるγ線源をそれぞれ備え、交互にいずれか1つのγ線発生手段からその外部に、孔部に向けてγ線を放出する構成を有し、減弱補正データ作成装置は、γ線発生手段から放出されるγ線の入射により放射線検出器から出力される検出信号に基づいて、減弱補正データを作成することで、上記課題を解決できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部線源を用いたトランスミッション撮像を行う核医学診断装置及びトランスミッション撮像方法に関する。
核医学診断装置として、ガンマカメラ,単一光子放出断層撮影装置(Single Photon
Emission Computed Tomography、以下、SPECT装置と記載する。)及び陽電子放出断層撮影装置(Positron Emission computed Tomography、以下、PET装置と記載する。)などがある。
核医学診断装置を用いた検査では、特定の部位に集積する性質を持つ物質を含む放射性薬剤を被検体である被検診者に投与して、その部位に集積した放射性薬剤に起因し、被検診者の患部から放射されるγ線を放射線検出器で検出する。被検診者の患部から放射されるγ線は、特定のエネルギーピーク(PET装置を用いた検査の場合511keV,SPECT装置を用いた検査の場合100keV程度の放射性薬剤を使用。)を持つ。核医学診断装置は、γ線を検出した放射線検出器から出力される検出信号に基づいて、放射性薬剤の集積部位の画像を含む断層像(以下、機能画像という。)を作成する。このことを、エミッション撮像(または、エミッション計測)という。
エミッション撮像には、2次元撮像と3次元撮像がある。2次元撮像は、検出器と検出器の間にセプタを設けて撮像するため、撮像装置軸方向の検出感度が均一となり、かつ散乱線の影響を抑制することができる。しかし、撮像装置全体の感度が低いため、機能画像作成に必要なデータを収集する時間が長くなる。他方、セプタを設けない3次元撮像は、撮像装置軸方向の検出感度を均一に保つのが困難であることや、散乱線やランダムコインシデンスによるノイズが混入しやすいなどの課題があるが、撮像装置全体での検出感度が高いため、機能画像作成のために必要となるデータを収集する時間が短くなる。3次元撮像は、スループット向上の要求から近年主流となってきている。
被検診者から放出されるγ線は、被検診者の体内を透過する際に減弱(吸収)される。核医学診断装置を用いた検査において定量性を確保するには、体内でのγ線の減弱量(吸収量)を評価し、その評価に基づいて、エミッション計測におけるγ線の減弱を補正(減弱補正、または吸収補正)することが重要となる。減弱補正に必要となるデータ(以下、トランスミッションデータという。)を収集する計測を、トランスミッション撮像(または、トランスミッション計測)という。トランスミッション撮像は、被検診者と放射線検出器の間に配置された外部ガンマ線源(以下、外部線源という。)を用い、トランスミッションデータの収集方法は、外部線源の種類によって異なる。外部線源には、ポジトロン核種である68Ge−68Ga(ゲルマニウム68−ガリウム68)を用いた棒状線源や、単光子放出核種である137Csを用いた点線源等がある。
68Ge−68Gaの棒状線源は、511keVのエネルギーを有する一対のγ線を180°方向に放射する。棒状線源を用いたトランスミッション撮像では、棒状線源から放出された一対のγ線のうち、一方のγ線を被検診者に透過させて放射線検出器で検出し、他方のγ線を被検診者に透過させずに他の放射線検出器で検出する。γ線を検出した放射線検出器から出力されたそれぞれの検出信号に基づいて同時計数し、その検出器間のトランスミッションデータを収集する。PET装置を用いた検査(以下、PET検査という。)では、放射性薬剤を被検診者に投与し、放射性薬剤の検査部位への集積に要する時間(30〜60分)を経過した後、トランスミッション撮像とエミッション撮像を連続して実施するポストインジェクション法が採用される。この場合、68Ge−68Gaの棒状線源から放射されるγ線と、被検診者の体内に集積した放射性薬剤に起因して放射されるγ線のエネルギーが共に511keVであるため、トランスミッションとエミッションの間でデータの混入が生じ、ノイズが多くなる。また、棒状線源から放射される一方のγ線は、被検体を透過せず、棒状線源に近い位置に配置される放射線検出器に直接入射する。このため、その放射線検出器での計数率が高くなり、棒状線源の線源強度に制限がある。
一方、137Cs(セシウム137) の点線源は、放射性物質,γ線の照射方向を制御し、かつγ線の照射領域を成形(例えば、円錐形状)する遮蔽体を備え、662keVのエネルギーを有するγ線を放射する。点線源を用いたトランスミッション撮像では、照射形状を成形されて放射されたγ線を被検診者に透過し、そのγ線を放射線検出器で検出する。PET装置は、γ線を検出した放射線検出器の位置情報と外部線源の位置情報に基づいて、トランスミッションデータを収集する。ポストインジェクション法を採用して137Cs の点線源を用いた場合、点線源から放射されるγ線と、被検体の体内から放射されるγ線のエンルギーが異なるため、トランスミッションとエミッションの間でのデータの混入が少ないとの利点がある。また、点線源は、遮蔽容器及びコリメータでγ線の照射範囲を限定し、点線源の近くに配置された放射線検出器にγ線が入射しないため、点線源の線源強度を上げることができ、短時間で統計ノイズが少ないトランスミッションデータを収集することができる。このように、トランスミッションデータの質が向上することによって、機能画像の質も向上する。このような観点から、点線源を用いたトランスミッション撮像が現在主流となっている。
特許文献1は、外部線源から放射されるγ線の照射領域を制限するシールド及びシールドの開口部に設けられて水平方向に進退駆動するシャッターを有する一つの外部線源を備えるSPECT装置を記載している。特許文献1は、シャッターを開,閉することで、外部線源からのγ線の照射開始及び照射停止を制御する。放射線検出器は、外部線源と対向する位置に配置され、支持された回転ステップごとに外部線源と一緒に回転する。一つの外部線源を用いたトランスミッション撮像は、撮像装置の撮像可能範囲内での撮像視野が狭くなり、また、移動を伴うトランスミッション撮像では撮像時間が長くなる。
特許文献2は、複数の点線源を撮像装置内のベッドの長手方向に配置したPET装置及びSPECT装置を記載している。PET装置及びSPECT装置は、複数の点線源から照射されたγ線が同時に同じ放射線検出器に入射しないように、点線源と点線源の間にコリメータを設けている。特許文献2のような点線源とコリメータの組み合わせでは、撮像時間を短縮するため線源強度を上げると、各コリメータの厚みを大きくする必要があるため、強度を上げるには限界がある。また、特許文献2に記載のPET装置及びSPECT装置は、検出器がリングの一部に配置されているため、撮像装置の断面内の撮像視野が限定される。
特開平9−264961号公報 米国特許第6,040,580号明細書
一つの点線源を用いたトランスミッション撮像は、ベッドの長手方向の視野が狭くなる。一度にすべての検査対象範囲を撮像できない場合(例えば、全身のがん検査)は、撮像装置、もしくはベッドを移動させて検査対象範囲を、撮影範囲が重なるように複数に分割して撮影するが、移動を伴うトランスミッション撮像では、重ね合わせる幅を広くとる必要があり、全身トランスミッション撮像に長時間を要する。また、ベッドの移動を伴わない脳機能検査や心機能検査は、撮像装置若しくはベッドを移動することなく、一つの撮像ポジションで脳や心臓などの目的臓器を撮像することが要求される。しかし、点線源は、撮像範囲が狭いため検査対象範囲(関心部位)を一度に撮像することが困難である。
本発明の目的は、複数の点線源を用い、それらのうち1つの点線源から放射線を放出して広い視野を確保し、トランスミッション撮像に要する時間を短縮することにある。
上記目的を達成する第1の発明の特徴は、ベッドが挿入される孔部が形成された撮像装置と、減弱補正データ作成装置とを備え、撮像装置は、孔部の周りに配置された複数の放射線検出器と、孔部に最も近い位置に配置された放射線検出器と孔部の間であり、ベッドの長手方向に複数配置されるγ線発生手段とを有し、複数のγ線発生手段は、単光子放出核種であるγ線源をそれぞれ備え、交互にいずれか1つのγ線発生手段からその外部に、孔部に向けてγ線を放出する構成を有し、減弱補正データ作成装置は、γ線発生手段から放出されるγ線の入射により放射線検出器から出力される検出信号に基づいて、減弱補正データを作成することにある。
また、上記目的を達成する第2の発明の特徴は、ベッドが挿入される孔部が形成された撮像装置と、減弱補正データ作成装置とを備え、撮像装置は、孔部の周りに配置される複数の放射線検出器と、単光子放出核種であり、孔部に最も近い位置に配置された放射線検出器と孔部の間に配置される複数のγ線源及びγ線源からのγ線を孔部に向けて放出する複数の放出窓を有するγ線発生手段を備え、γ線発生手段は、いずれか1つの放出窓から交互にγ線を放出する構成を有し、減弱補正データ作成装置は、γ線発生手段から放出されるγ線の入射により放射線検出器から出力される検出信号に基づいて、減弱補正データを作成することにある。
本発明によれば、点線源を用いて広い視野を確保し、トランスミッション撮像に要する時間を短縮することができる。
以下、図面を用いて実施例を説明する。
本発明の好適な一実施例である核医学診断装置を、図面を用いて説明する。本実施例の核医学診断装置は、点光子放出核種である137Cs(セシウム137)を用いた外部線源を2つ備えるPET装置100を例にとって説明する。
PET装置100は、図11に示すように、撮像装置11,ベッド(寝台)15,データ処理装置(データ蓄積装置)23及び表示装置24を備えている。データ処理装置23は、図12に示すように、信号弁別装置28,同時計数装置25,断層像情報作成装置
26,トランスミッションデータ処理装置(減弱補正データ作成装置)29,記憶装置
30,線源位置検出装置33を有する。信号弁別装置28は、同時計数装置25及び減弱補正データ作成装置29に接続される。同時計数装置25が、断層像情報作成装置26に接続される。減弱補正データ作成装置29が、記憶装置30に接続される。記憶装置30が、断層像情報作成装置26に接続される。断層像情報作成装置26が表示装置32に接続される。
撮像装置11は、図12に示すように、ベッド15を挿入するための、孔部(貫通部)17を形成し、この孔部17の周囲を取り囲むように、複数の検出器ユニット12を設置する。検出器ユニット12は、ベッド15の長手方向に複数のユニット基板41を備える。ユニット基板41は、図13に示すように、複数の放射線検出器(半導体放射線検出器)21,複数のアナログASIC40,複数のデータ取得IC38及びデータ統合IC39を備える。アナログASIC40は、複数の信号処理装置27を備える。データ取得IC38は、複数のパケットデータ生成装置36及びデータ統合装置37を備える。複数の放射線検出器21は、孔部17を取り囲んでその周囲に配置される。放射線検出器21は、ベッド15の長手方向にも複数列配置されている。また、放射線検出器21は、孔部17の径方向に複数列配置されている。それぞれの放射線検出器21は、別々の信号処理装置27にそれぞれ接続されている。つまり、信号処理装置27は、放射線検出器21ごとに設けられる。複数の各信号処理装置27が、パケットデータ生成装置36に接続される。複数のパケットデータ生成装置36がデータ統合装置37に接続される。複数のデータ統合装置37がデータ統合IC39に接続される。データ統合IC39がデータ処理装置
23に設けられた信号弁別装置28に接続される。
また、撮像装置11は、図1に示すように、ケーシング19を備え、その内部に、外部線源1a,1b,放射線遮蔽容器13及びリング状の回転リング5を備える。孔部17の周囲を取り囲み、内側にラックが形成されるインターナルギア8が、ケーシング19の内部に配置され、回転しないようにケーシング19に固定されている。インターナルギア8は、ベッド15の長手方向にスライド可能にケーシング19に取り付けられる。孔部17に最も近い位置に配置された放射線検出器21と孔部17との間に、外部線源1a,1bを配置する。外部線源1a,1bは、ベッド15の長手方向に並んで配置され、回転リング5に固定された線源ハウジング支持棒6に支持される。線源ハウジング支持棒6は、その内部に線源保持回転軸9を備える。線源保持回転軸9は、回転リング5を貫通し、先端部に歯車10を備える。歯車10は、インターナルギア8内に挿入されて、インターナルギア8の内部に形成されたラックとかみ合っている(図4)。回転駆動装置7は、ケーシング19内に配置され、モーター(図示せず)、動力伝達機構(図示せず)及び歯車22を備える。動力伝達機構は、モーターに連結される。歯車22は、動力伝達機構の回転軸に取り付けられている。歯車22は、回転リング5に形成されたラックとかみ合う。回転駆動装置7の回転軸に連結された回転角度検出器34及び線源保持回転軸9に連結された回転角度検出器35が、それぞれ線源位置検出装置33に接続される。
外部線源1aは、図3に示すように、線源ハウジング18A,トランスミッション用点線源(137Cs 、以下、点線源という。)2a及び遮蔽体4aを備える。点線源2a及び遮蔽体4aは、線源ハウジング18Aの内部に配置される。線源ハウジング18Aに形成された放射線放出窓(放射線放出口)3aは、点線源2aから放射されるγ線を所望の形状に成形し、そのγ線を線源ハウジング18Aの外部に放出する。放射線放出窓3aは、点線源2aから放射されるγ線を、孔部17に向けて放出する位置に形成される。線源ハウジング18Aは、放射線遮蔽体であり、放射線放出窓3a以外の領域から外部に放射されるγ線を遮蔽する。線源ハウジング18Aと線源ハウジング支持棒6は一体化されている。遮蔽体4aは、線源ハウジング18A内で線源保持回転軸9に固定される。点線源
2aは、遮蔽体4aの表面部分に設置される。
外部線源1bは、線源ハウジング18B,点線源2b及び遮蔽体4bを備える。点線源2b及び遮蔽体4bは、放射線放出窓3aと同様な放射線放出窓3bを形成している線源ハウジング18B内に配置される。線源ハウジング18Bは、線源ハウジング18Bに結合されている。遮蔽体4bは、線源ハウジング18A,18B内に配置された回転軸9aを介して遮蔽体4aに取り付けられる。遮蔽体4bの表面部分に設けられた点線源2bは、線源保持回転軸9の回転方向に点線源2aと180度ずれた位置に配置される。
以下に、本実施例におけるエミッション撮像及びトランスミッション撮像の方法について説明する。本実施例では、被検診者の心機能検査を例にとり、エミッション撮像とトランスミッション撮像を同時に実施するエミッション・トランスミッション同時撮像法
(ET同時撮像法)を採用した場合について説明する。
PET検査を行う前に、まず、予め注射により放射性薬剤(例えば、18F)を被検体である被検診者14に投与する。被検診者14に投与したPET用薬剤が体内に拡散し、検査部位である心筋へ取り込まれて集積するまでの所要時間(30〜60分)、被検診者
14は、待機する。その後、被検診者14をベッド15に寝かせる。
オペレータは、オペレータコンソール(図示せず)に設けられたボタンを操作して、統括制御部(図示せず)に検査開始信号を出力する。検査開始信号が入力されると、統括制御部は、被検診者14の検査対象範囲に関する情報及びベッド移動開始信号をベッド移動制御装置(図示せず)に出力する。ベッド移動開始信号を入力したベッド移動制御装置は、入力した情報を基に、被検診者14の検査対象である心臓がPET装置100のγ線検出領域(孔部17)に入るように、ベッド15を移動させる。また、総括制御部は、線源配置信号を直進駆動装置(図示せず)に出力する。直進駆動装置は、線源配置信号に基づいて、線源ハウジング1,回転リング5,線源ハウジング支持棒6及び外部線源1a,
1bを孔部17の軸方向(ベッド15の長手方向)に移動させる。外部線源1a,1bは、その移動により、放射線遮蔽容器13から取り出され、所定の位置に配置される。この状態で、トランスミッション撮像及びエミッション撮像を開始する。
まず、トランスミッション撮像について説明する。総括制御部は、回転駆動装置7のモーターに接続された電源とつながる開閉装置(図示せず)を閉じる。電流の供給によりそのモーターが回転し、その回転力が動力伝達機構を介して歯車22に伝わる。回転リング5は、歯車22の回転によって、孔部17の周りを矢印(図4)の方向に回転する。外部線源1a,1b及び線源ハウジング支持棒6等は、回転リング5が回転することによって、孔部17の周り、すなわち被検診者14の周囲を旋回する。さらに、回転リング5の回転によって、インターナルギア8のラックとかみ合っている歯車10が回転し、線源保持回転軸9,点線源2a,2b及び遮蔽体4a,4bが、図5(b)(c)に示した矢印方向に回転する。遮蔽体4aは、点線源2aが放射線放出窓3a以外の位置にあるときに点線源2aから放出されるγ線を放射線放出窓3aから孔部17に向けて放出しないように遮蔽する。遮蔽体4bは、点線源2bが放射線放出窓3b以外の位置にあるときは点線源2bから放出されるγ線を放射線放出窓3bから孔部17に向けて放出しないように遮蔽する。さらに、点線源2a,2bは、前述のように180度ずれた位置にそれぞれ配置されている(図5(a))ため、これらが回転することによって外部線源1a及び1bのいずれか一方の外部線源からγ線が放出される。γ線は、外部線源1a及び1bのいずれかから交互に出射される。
これらのγ線は、被検診者14を透過した後、孔部17の軸心と点線源2a,2bとを結ぶそれぞれの直線の延長線上に位置する放射線検出器21を中心に周方向に位置する複数個の放射線検出器21によって検出される。これらの放射線検出器21は、そのγ線のエネルギーに対応したγ線検出信号(以下、トランスミッション信号という。)を、別々の該当する信号処理装置27に出力する。信号処理装置27は、各放射線検出器21から出力されるトランスミッション信号に基づいて、γ線の検出時刻を特定するためのタイミング信号を生成する。生成されたタイミング信号は、パケットデータ生成装置36に送信される。パケットデータ生成装置36は、タイミング信号に基づいて、γ線の検出時刻
(τ)を決定し、検出器ID(放射線検出器21を判別するためのID)(N)を特定する。また、信号処理装置27は、トランスミッション信号に基づいて、γ線の波高値情報を生成し、生成した波高値情報をパケットデータ生成装置36に送信する。パケットデータ生成装置36は、波高値情報を、デジタルの波高値情報(E)に変換する。パケットデータ生成装置36は、時刻情報(τ),検出器ID(N)に波高値情報(E)を付加してパケットデータ(N,τ,E)を生成する。パケットデータ(N,τ,E)は、データ統合装置37及びデータ統合装置ICを介して、信号弁別装置28に送信される。
次に、エミッション撮像について説明する。孔部17内に挿入された、寝台15上の被検診者14の体内からは、放射性薬剤に起因して発生した511keVの対となるγ線があらゆる方向に放射されている。その対となるγ線の各γ線は、180°反対方向に位置するそれぞれの放射線検出器21によって検出される。これらの放射線検出器21から出力された、そのγ線のエネルギーに対応した各γ線検出信号(以下、エミッション信号という。)は、それぞれ該当する信号処理装置27に入力される。信号処理装置27は、各放射線検出器21から出力されるエミッション信号に基づいて、γ線の検出時刻を特定するためのタイミング信号を生成する。生成されたタイミング信号は、パケットデータ生成装置36に送信される。パケットデータ生成装置36は、タイミング信号に基づいて、γ線の検出時刻(τ)を決定し、検出器ID(放射線検出器21を判別するためのID)
(N)を特定する。また、信号処理装置27は、トランスミッション信号に基づいて、γ線の波高値情報を生成し、生成した波高値情報をパケットデータ生成装置36に送信する。パケットデータ生成装置36は、波高値情報を、デジタルの波高値情報(E)に変換する。パケットデータ生成装置36は、時刻情報(τ),検出器ID(N)に波高値情報
(E)を付加してパケットデータ(N,τ,E)を生成する。パケットデータ(N,τ,E)は、データ統合装置37及びデータ統合装置ICを介して、信号弁別装置28に送信される。なお、放射線検出器21の位置情報を第1位置情報とする。
信号弁別装置28は、第1設定範囲の波高値情報を有するパケットデータを入力すると、そのパケットデータを減弱補正データ作成装置29に出力し、第2設定範囲の波高値情報を有するパケットデータを入力すると、そのパケットデータを同時計数装置25に出力する。本実施例では、被検診者14に照射するγ線のエネルギーが662keVであるため、第1設定範囲を600keVから680keVとする。放射性薬剤に起因するγ線のエネルギーが511keVであるため、第2設定範囲を450keVから530keVとする。つまり、信号弁別装置28は、パケットデータに含まれる波高値情報に基づいて、入力されたパケットデータが外部線源1a又は1bから出射されたγ線に起因するものか、又はPET用薬剤に起因して放射されたγ線に起因するものかを判定する。信号弁別装置28は、その判定結果に基づいて、そのパケットデータを前述したように減弱補正データ作成装置29又は同時計数装置25に出力する。
以下に、線源位置検出装置33が、時刻τでの外部線源の位置情報を取得する方法について説明する。線源位置検出装置33は、孔部17の周方向における点線源2a,2bのそれぞれの位置情報(第2位置情報),撮像装置11の軸方向(孔部17の軸方向)における点線源2a,2bのそれぞれの位置情報(第3位置情報)及び点線源2a,2bのどちらがγ線を照射しているかを求め、γ線を放出している外部線源であってこの外部線源の点線源の位置情報(X)を得る。具体的には、回転駆動装置7に設けられた回転角度検出器34が、回転リング5の回転角度を示す信号(回転角度検出信号)を線源位置検出装置33に出力する。線源位置検出装置33は、入力した回転角度検出信号に基づいて、点線源2a及び2bのそれぞれの第2位置情報を求める。線源位置検出装置33は、直進駆動装置による撮像装置11の軸方向における点線源2a,2bの移動量に基づいて、その軸方向における点線源2a,2bのそれぞれの第3位置情報を求めることができる。また、線源位置検出装置33は、図示しない記憶装置を備え、この記憶装置が回転リング5の回転角度と歯車10の回転角度との関係、つまり、回転リング5の回転角度検出信号に対応した線源保持回転軸9の回転角度情報を記憶する。線源位置検出装置33は、回転角度検出器34から回転角度信号を入力すると、その回転角度信号に対応した線源保持回転軸9の回転角度情報を読み出し、この回転角度情報に基づいて、点線源2a又は点線源2bのどちらが放射線放出窓に面しているかを求める。これによって、線源位置検出装置33は、外部線源1a,1bのいずれがγ線を放出しているかを認識する。線源位置検出装置33は、これらの情報(第2位置情報,第3位置情報及びいずれの外部線源がγ線を放出したかを示す情報)に基づいて、γ線を被検診者14に向かって放出している点線源の位置情報(N1)を求め、この位置情報(N1)に時刻情報(t)を付加して線源位置記憶装置31に出力する。線源位置記憶装置31は、線源位置検出装置33から出力される点線源の位置情報(N1)及び時刻情報(t)を関連付けして記憶する。
減弱補正データ作成装置29は、信号弁別装置28から入力したパケットデータ(N,τ,E)の検出時刻τを基に、検出時刻τでの点線源の位置情報を線源位置検出装置33から取得する。例えば、線源位置検出装置33は、減弱補正データ作成装置29が時刻
(t1)での点線源の位置情報(X1)を要求すると、その位置情報(X1)を減弱補正データ作成装置29に出力する。減弱補正データ作成装置29は、点線源の位置情報,パケットデータに含まれる検出器ID及びγ線検出信号の計数値に基づいて、被検診者14の体内の各ボクセルにおけるγ線の減衰率を算出する。減弱補正データ作成装置29は、減弱補正データを作成する減弱補正データ作成装置としての機能を有する。この減衰率がトランスミッションデータとして、記憶装置30に記憶される。
被検診者14の体内の全てのボクセルにおける減衰率を取得すると、総括制御部は、開閉装置を開く。その後、モーターが停止し、回転リング5の回転が停止する。統括制御部は、線源格納信号を直進駆動装置に出力する。直進駆動装置は、外部線源1a,1bを孔部17の軸方向に移動させ、放射線遮蔽容器13内に格納する。これによって、トランスミッション撮像が終了する。
同時計数装置25は、前述の対となるγ線に対応する各エミッション信号に対する各パケットデータであって、信号弁別装置28から入力した各パケットデータに含まれる各検出時刻を基に、同時計数処理を行う。すなわち、一対のエミッション信号に対する各検出時刻の差が設定された時間窓の範囲に入る場合、その一対のエミッション信号は、1つの陽電子の消滅に基づいて同時に発生した一対のγ線によるものであると判定する。同時計数装置25は、一対のγ線に対する一組のパケットデータを基にした同時計数処理により、その一対の各γ線を検出した二つの検出点、すなわち一対の放射線検出器21の位置情報を、断層像情報作成装置26に出力する。断層像情報作成装置26は、記憶装置30に記憶されたトランスミッションデータを読み出して、エミッション信号の計数値の減弱補正を行う。これらの補正されたエミッション信号の計数値及び検出点の位置情報に基づいて、断層像情報作成装置26は、断層画像情報を作成する。この断層像情報が表示装置
32に表示される。
本実施例の外部線源1a,1bを用いてトランスミッション撮像を行った際に実現できる撮像視野について、図7を用いて説明する。本実施例において、孔部17の中心Oを通る水平方向の座標軸をx座標、その中心Oを通る垂直方向の座標軸をy座標、孔部17の軸方向の座標軸をz座標とする(図6参照)。撮像視野を表す代表的なパラメータに、縦断面内の撮像視野(以下、FOVという。)とベッド15の長手方向の撮像視野(以下、AFOVという。)がある(図2)。FOVの領域及びAFOVの領域が広くなるほど、トランスミッション撮像の撮像視野は広くなる。本実施例では、ベッド15の長手方向における放射線検出器21の設置範囲をdとし、点線源2a及び2bが被検診者14の周りを回転する回転半径をrとする(図7)。点線源2a及び点線源2bは、それぞれ座標
(z,y)=(zs,r),(z,y)=(d−z,r)に、放射線検出器21の設置範囲の中点(z座標がd/2の点)に関して対称に設置されるものとする。このように対称に配置するのは、点線源2aがγ線を照射する領域及び点線源2bが照射する領域を等しくし、それぞれのFOVを等しくするためである。
点線源2aは、図7に示すように、点線源2aから延びる2本の直線の間の領域内に、点線源2aからγ線を放出(z軸上では線分ADを照射)する。点線源2bは、点線源
2bから延びる2本の直線の間の領域内にγ線を放出(z軸上では線分EBを照射)する。z軸上の点A,Bの座標はA(z,y)=(zs/2,0),B(z,y)=(d−zs/2,0)である。AFOVは、線分ABの長さである(点A及び点Bのz座標の差で表せる)ため(式1)で表せる。また、FOVは、ベッド15の長手方向における被検診者14の縦断面で異なるが、最小のFOVは、(式2)で表せる。
(数1)
d−zs (式1)
Figure 2007139528
複数の外部線源を用いてトランスミッション撮像を行う方法として、図6(a)(b)に示すように、孔部17の周方向の1つの縦平面内に二つの点線源2a及び2bを配置
(以下、単純配置という。)し、それらから同時にγ線を照射することも考えられる。点線源2a及び2bを単純配置してトランスミッション撮像を行った場合、実現できる撮像視野を求め、本実施例の撮像視野と比較する。
放射線検出器21をリング状に配置して点線源2a,2bを単純配置する場合、AFOVはベッド15の長手方向に配置した放射線検出器21の設置範囲によって決まる。また、
FOVは、点線源2a,2bから放出されたγ線の円錐形状のファン角θ及び点線源20a,20bを配置した孔部17の周方向の位置によって決まる。しかし、外部線源1a,
1bは、以下の条件1及び2を満たして配置する必要があり、これによりFOVの領域が制限される。条件1は、点線源2aからのγ線の放出範囲(以下、点線源2aの放出範囲という。)内に他の点線源2bが配置されないことである。点線源2aの照射範囲内に点線源2bがある場合、点線源2aからのγ線が、他の点線源2bに設けられた線源ハウジング18Aによって遮られ、放射線検出器21まで届かず、その領域のトランスミッションデータが取得できない。条件2は、点線源2a,2bが放射線検出器21の同一の領域を照射しないことである。異なる複数の点線源から放出されたγ線が同一の放射線検出器21に入射された場合、検出されたγ線がいずれの点線源から照射されたγ線かを区別できなくなる。被検診者14を透過したγ線のエネルギーの情報及びγ線を照射した点線源の位置情報に基づいてトランスミッションデータを取得するため、条件2を満たさない場合、トランスミッションデータを取得できなくなる。以上の二つの条件を満たして点線源2a,2bを配置した場合のFOVの最大値を、図6(b)に示したx−y座標を用いて求める。点線源2a,2bの回転半径をrとし、それぞれから照射されるγ線は、放射線放出窓によってファン角θの円錐形状に成形される。点線源2aは、座標(x,y)=
(0,r)に配置される。
点線源2aの放出範囲は、点線源2aと点Aを結ぶ線分、点線源20aと点Bを結ぶ線分及び弧ABによって囲まれる領域となる。点A及び点Bの座標は、
Figure 2007139528
である。点線源2bの放出範囲は、点線源2bと点Cを結ぶ線分、点線源2bと点Dを結ぶ線分及び弧CDによって囲まれる領域である。条件2を満たすには、点線源2bの放出範囲である弧CDが、点線源2aの放出範囲の弧ABと重ならないように点線源2bを配置する必要がある。点線源2bの放出範囲の一端である点Dを、点線源2aの放出範囲の一端である点Bと一致させた場合(図6(a))、点C及び点Dの座標は、
Figure 2007139528
となる。点線源2bの放出範囲の一端である点Cが点線源2aの配置位置と一致するように点線源2bを配置する(図6(b))ことで、条件1を満たし、かつ、点線源2a及び2bの照射領域の弧ACを最大とすることができる。つまり、点線源2a及び2bのファン角θ=π/3の時に、弧ACが最大となり、FOVも最大値となる。FOVは、(式3)で表せる。FOVの最大値はrとなる。
Figure 2007139528
二つの点線源2a,2bを単純配置した場合と、本実施例の場合での、トランスミッション撮像の撮像視野を、図9を用いて比較する。横軸は孔部17の軸方向の放射線検出器21の設置範囲dを1とした場合の孔部17の軸方向zに関する線源位置(線源配置の対称性を考慮し、一つの点線源の位置のみで代表させているため、zのとりうる範囲は00.5)である。縦軸は確保できる撮像視野の最大値(AFOVに関してはd、FOVに関しては2r) を1とした場合の実際に撮像可能な視野の割合を示している。AFOVは、本実施例を用いた場合と単純配置の場合で同じであるため、AFOV(common)と示した。FOVについては、本実施例を用いた場合をFOV_flashとし、単純配置の場合を
FOV_conventional として示した。FOVについて単純配置と本実施例とを比較すると、両者は、横軸が1/3以下の領域では縦軸の値は同じである。しかし、横軸が1/3より大きくなると、単純配置の場合の縦軸が、一定値(縦軸が0.5)であるのに対して、本実施例の場合の縦軸は、0.5以上1.0以下の値をとる。つまり、単純配置で得ることができる最大FOVに比べて1〜2倍の広い撮像視野が得られることとなる。具体的には、点線源の回転半径rが700mmの場合、単純配置のFOV最大値は350mmであるが、本実施例を用いることで350mmから700mmを確保することができる。
本実施例によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)本実施例では、複数の点線源を用い、これらの点線源のうち1つからγ線が放出されるように制御している。そのため、広い視野を確保でき、これによってトランスミッション撮像に要する時間を短縮することができる。トランスミッション撮像に要する撮像時間は、PET撮像の撮像時間の3分の1を占めるため、トランスミッション撮像の撮像時間を短縮することによって、一人の被検診者14のPET検査に要する時間が短縮されて、被検診者14の負担が低減され、また一日に検査できる被検診者14の人数を増やすことができる。
(2)本実施例では、複数の外部線源を用い、それらの外部線源のうち1つからγ線が放出されるように制御しているため、異なる複数の外部線源から放出されたγ線は、同一の放射線検出器21に同時に入射しない。そのため、放射線検出器21で検出されたγ線がいずれの外部線源から放出されたγ線かを正確に区別することができる。これによって、被検診者14の体内でのγ線の減弱量を正確に評価することができ、エミッション撮像におけるγ線の減弱補正において高い定量性を確保することができる。
(3)本実施例は、回転リング5の回転によって、インターナルギア8のラックとかみ合っている歯車10が回転し、線源保持回転軸9,点線源2a,2b及び遮蔽体4a,
4bが、線源ハウジング18A,18Bの内部で回転する構成となっている。つまり、外部線源1a,1b及び線源ハウジング支持棒6等を孔部17の周りに旋回(以下、公転という。)させる機構によって、線源保持回転軸9,点線源2a,2b及び遮蔽体4a,
4bを線源ハウジング18A,18Bの内部で回転(以下、自転という。)させている。このため、点線源2a,2b等を自転させる別の回転機構を設ける必要がなくなり、外部線源1a,1bの構成を簡素化できる。
(4)本実施例では、外部線源1aは、放射線放出窓3aを形成する線源ハウジング
18,点線源2a及び遮蔽体4bを備え、点線源2a及び遮蔽体4aが、線源ハウジング18Aの内部に配置される。そのため、点線源2aから放射されるγ線は、放射線放出窓3aから放出され、その他の領域では放出されないように制御することができる。
(5)本実施例では、点線源2bを表面部分に設置した遮蔽体4bが、回転軸9aを介して、点線源2aを表面部分に設置した遮蔽体4aに取り付けられ、この遮蔽体4aが、線源保持回転軸9に取り付けられている。このように、線源保持回転軸9,遮蔽体4a,回転軸9a及び遮蔽体4bをそれぞれ結合しているため、線源保持回転軸9を自転させることによって、点線源2a及び点線源2bを同時に自転させることができる。そのため、点線源2aを自転させる回転機構及び点線源2bを自転させる回転機構を、それぞれ別々に設ける必要がなく、外部線源1a,1bの構成が簡素化される。
(6)本実施例では、遮蔽体4aの表面部分に設置された点線源2a及び遮蔽体4bの表面部分に設置された点線源2bを自転させて、いずれか1つの外部線源からγ線を放出するように制御している。このため、外部線源1a及び外部線源1bからのγ線の放出を制御するシャッターを、外部線源1a及び1bに設ける必要がないため、外部線源1a及び1bの構成が簡素化される。
(7)本実施例は、点線源2a及び点線源2bを、線源保持回転軸9の自転方向の異なる位置にそれぞれ設置しているため、これらの点線源2a及び2bを自転させることによって、外部線源1a又は外部線源1bいずれか1つからγ線を放出するように制御することができる。
(8)本実施例は、線源位置検出装置33が、回転角度検出器34から出力される回転角度検出信号に基づいて、外部線源1a又は外部線源1bのいずれがγ線を放出したかを求めている。このため、いずれの外部線源がγ線を放出しているかモニタする装置を外部線源に設ける必要がなくなり、外部線源の構成が簡素化される。
(9)本実施例では、外部線源1a及び外部線源1bは、ベッド15の長手方向にそれぞれ配置され、共に、孔部17の周りを公転するため、外部線源1aからのγ線の放出範囲内に、他の外部線源1bが配置されることはない。このため、外部線源1aからのγ線が、外部線源1bに設けられた線源ハウジング18B等によって遮られ、放射線検出器
21まで届かず、その領域のトランスミッションデータが取得できないという問題は生じない。
(10)本実施例では、線源ハウジング支持棒6を回転リング5に取り付け、この回転リング5の回転によって外部線源1a,1bを、孔部17(被検診者14)の周りに旋回させる構成とした。そのため、外部線源1a,1bを公転させるためのレール等を放射線検出器21と孔部17との間に設ける必要がなくなる。つまり、外部線源1a,1bから放出されるγ線が、レール等によって遮られ、放射線検出器21まで届かず、その領域のトランスミッションデータが取得できないという問題は生じない。
(11)本実施例では、被検診者14の体内に集積した放射性薬剤に起因して放出されるγ線のエネルギーと異なるエネルギーを有するγ線を放出する点光子放出核種を点線源2aを用いる。そのため、PET装置100は、点線源2aから放射されるγ線に起因するγ線検出信号と、被検診者14の体内から放射されるγ線に起因するγ線検出信号とを判別できるため、ポストインジェクション法を採用した場合であっても、トランスミッションとエミッションとの間でのデータの混入が少なくなる。
本実施例では、線源保持回転軸9に固定される遮蔽体4a及び回転軸9aに固定される遮蔽体4bを設けた。しかし、遮蔽体4a及び遮蔽体4bを設けずに、線源保持回転軸9全体を遮蔽機能を有する材料で構成してもよい。この場合であっても、本実施例と同様の効果を得ることができる。
本発明の他の実施例である核医学診断装置を、図面を用いて説明する。本実施例の核医学診断装置は、点光子放出核種である137Cs(セシウム137) を用いた外部線源を3つ備えるPET装置を例にとって説明する。
本実施例のPET装置100Aは、実施例1のPET装置100において、外部線源
1a,1bを外部線源1c,1d,1eに置き換えた構成を有する。外部線源1cは、線源ハウジング18C,トランスミッション用点線源(137Cs 、以下、点線源という。)2c及び遮蔽体4cを備える。外部線源1dは、線源ハウジング18D,トランスミッション用点線源(137Cs 、以下、点線源という。)2d及び遮蔽体4dを備える。遮蔽体4dの表面部分に設けられた点線源2dは、線源保持回転軸9の回転方向に、点線源2cと120度ずれた位置に配置される。外部線源1eは、線源ハウジング18E,トランスミッション用点線源(137Cs 、以下、点線源という。)2e及び遮蔽体4eを備える。遮蔽体4eの表面部分に設けられた点線源2eは、線源保持回転軸9の回転方向に、点線源2dと120°ずれた位置に配置される。遮蔽体4cの表面部分に設けられた点線源
2cは、線源保持回転軸9の回転方向に、点線源2eと120°ずれた位置に配置される。PET装置100Aのその他の構成は、PET装置100と同じである。本実施例も、外部線源1c,1d,1eのいずれか一つの外部線源からγ線が放出される。
本実施例の外部線源1c,1d,1eを用いてトランスミッション撮像を行った際に実現できる撮像視野について説明する。本実施例において、孔部17の中心Oを通る水平方向の座標軸をx座標、その中心Oを通る垂直方向の座標軸をy座標、孔部17の軸方向の座標軸をz座標とする。本実施例では、ベッド15の長手方向の放射線検出器21の設置範囲をdとし、点線源2c,2d,2eが被検診者14の周りを回転する回転半径をrとする(図8)。点線源2dが、放射線検出器21の設置範囲の中点(z座標がd/2の点)に配置され、点線源2c,2eが、点線源2dを中心にして対称に配置される。このように対称に配置することで、点線源2cがγ線を照射する領域、点線源2dがγ線を照射する領域及び外部線源2eがγ線を照射する領域を等しくし、それぞれのFOVを等しくすることができる。
点線源2cは、図8に示すように、点線源2cから延びる2本の直線の間の領域内に、点線源2cからγ線を放出する。点線源2dは、点線源2dから延びる2本の直線の間の領域内に、点線源2dからγ線を放出する。点線源2eは、点線源2eから延びる2本の直線の間の領域内に、点線源2eからγ線を放出する。つまり、点線源2c,2d,2eは、Z軸上の線源ABにγ線を照射する。Z軸上の点A,Bの座標は、A(zs/2,0),B(d−zs/2,0) である。AFOVは、線分ABの長さであるから(式4)で表せる。また、FOVは、d−zs で表される。また、FOVは、ベッド15の長手方向における被検診者14の縦断面で異なるが、最小のFOVは(式5)で表せる。
(数4)
d−zs (式4)
Figure 2007139528
撮像装置11内で、孔部17の周方向に三つの点線源2c,2d,2eを単純配置し、それらから同時にγ線を照射した場合、実現できる撮像視野を求め、本実施例の撮像視野と比較する。前述した条件1及び2を満たして、点線源2c,2d,2eを単純配置した場合、FOVは、実施例1と同様(式3)で表せる。よって、FOVの最大値はrとなる。
3つの点線源2c,2d,2eを単純配置した場合と、本実施例の場合での、トランスミッション撮像の撮像視野を図10を用いて比較する。横軸は、ベッド15の長手方向の放射線検出器21の設置範囲dを1とした場合のこの長手方向zに関する線源位置(線源配置の対称性を考慮し、一つの線源の位置のみで代表させているため、zのとりうる範囲は00.5 )である。縦軸は、確保できる撮像視野の最大値(AFOVに関してはd、FOVに関しては2r)を1とした場合の実際に撮像可能な視野の割合を示している。AFOVは、本実施例を用いた場合と単純配置の場合で同じであるため、AFOV
(common)と示した。FOVについては、本実施例を用いた場合をFOV_flashとし、単純配置の場合をFOV_conventional として示す。実施例1と同様、本実施例によれば、横軸が1/6以上となる領域で、単純配置に比べて1〜2倍の広い撮像視野を得ることができる。
本実施例によれば、実施例1で生じた効果(1)〜(11)を得ることができる。
第1実施例及び第2実施例では、点線源を 137Csとしたが、57Co(コバルト57),99mTc(テクネチウム99m),123mTe(テルル123m),139Ce(セリウム
139),153Gd(ガドリニウム153),241Am(アメリシウム241),22Na
(ナトリウム22)のいずれかであってもよい。
第1実施例及び第2実施例では、トランスミッション撮像とエミッション撮像と同時に実施するエミッション・トランスミッション同時収集法(ET同時収集法)を例にとって説明したが、トランスミッション撮像とエミッション撮像を連続して実施するポストインジェクション法にも採用することができる。
本発明の好適な一実施例であるPET装置の撮像装置の、ベッドの長手方向における断面構造を示した構成図である。 点線源を用いた場合の断面内有効視野(FOV)および軸方向有効視野 (AFOV)を示した図である。 図1に示すPET装置の外部線源の、線源保持回転軸の軸方向における断面構造を模式的に示した図である。 インターナルギア、回転リング及び線源保持回転軸の構成を模式的に示した図である。 外部線源及び線源保持回転軸の構成を模式的に示した図である。(a)点線源の配置位置を示した模式図、(b)外部線源1aがγ線を放出する場合の点線源の配置位置を示す模式図、(c)外部線源1bがγ線を放出する場合の点線源の配置位置を示す模式図である。 二つの点線源を単純配置した場合のFOVを示した模式図である。(a)ファン角がθの点線源を配置した場合のFOVを示した模式図、(b)FOVが最大となる場合の点線源の配置位置を示した模式図である。 図1に示す点線源の配置位置及びγ線の放出領域を示す模式図である。 本発明の他の実施例であるPET装置の点線源の配置位置及びγ線の放出領域を示す模式図である。 二つの点線源を単純配置した場合の撮像視野と、図1に示す二つの外部線源を用いた場合の撮像視野とを比較したグラフである。 三つの点線源を単純配置した場合の撮像視野と、本発明の他の実施例である三つの外部線源を用いた場合の撮像視野とを比較したグラフである。 本実施例の好適な一実施例であるPET装置の構成を示す斜視図である。 図11に示すPET装置を模式的に示した図である。 図12に示すユニット基板を示す構成図である。
符号の説明
1a,1b,1c,1d,1e…外部線源、2,2a,2b,2c,2d,2e…トランスミッション用点線源、3a,3b,3c,3d,3e…放射線放出窓、4a,4b,4c,4d,4e…遮蔽体、5…回転リング、6…線源ハウジング支持棒、7…回転駆動装置、8…インターナルギア(歯車)、9…線源保持回転軸、10,22…歯車、11…撮像装置(ガントリ)、12…検出器ユニット、13…放射線遮蔽容器、14…被検診者、15…ベッド(寝台)、16…体軸、17…孔部、18A,18B…線源ハウジング、19…ケーシング、21…放射線検出器、23…データ処理装置(データ蓄積装置)、
25…同時計数装置、26…断層像情報作成装置、27…信号処理装置、28…信号弁別装置、29…トランスミッションデータ処理装置(減弱補正データ作成装置)、30…記憶装置、31…線源位置記憶装置、32…表示装置、33…線源位置検出装置、34,
35…回転角度検出器、36…パケットデータ生成装置、37…データ統合装置、38…データ取得IC、39…データ統合IC、40…アナログASIC、41…ユニット基板、100,100A…PET装置。

Claims (15)

  1. ベッドが挿入される孔部が形成された撮像装置と、
    減弱補正データ作成装置とを備え、
    前記撮像装置は、
    前記孔部の周りに配置された複数の放射線検出器と、
    前記孔部に最も近い位置に配置された前記放射線検出器と前記孔部の間であり、前記ベッドの長手方向に複数配置されるγ線発生手段とを有し、
    前記複数のγ線発生手段は、
    単光子放出核種であるγ線源をそれぞれ備え、交互にいずれか1つの前記γ線発生手段からその外部に、前記孔部に向けてγ線を放出する構成を有し、
    前記減弱補正データ作成装置は、
    前記γ線発生手段から放出される前記γ線の入射により前記放射線検出器から出力される検出信号に基づいて、減弱補正データを作成することを特徴とする核医学診断装置。
  2. 前記γ線発生手段は、
    それぞれ、前記γ線源を取り囲む放射線遮蔽体であるハウジングを有し、
    前記ハウジングは、
    前記γ線源から放出される前記γ線を、前記孔部に向けて放出する放出窓を形成していることを特徴とする請求項1に記載の核医学診断装置。
  3. 複数の前記ハウジングを支持する支持部材と、
    前記支持部材が取り付けられ、回転して前記支持部材を前記孔部の周りに旋回させる回転体と、
    前記γ線源が取り付けられ、前記ハウジング内で回転して前記γ線源からの前記γ線を前記孔部に向けて放出する線源保持部材を備えることを特徴とする請求項2に核医学診断装置。
  4. 前記回転体を回転駆動する駆動装置と、
    内部にラックが形成されるインターナルギアと、
    前記線源保持部材に設けられて前記ラックとかみ合い、前記回転体の回転によって回転する歯車を備えることを特徴とする請求項3に記載の核医学診断装置。
  5. 複数の前記γ線源は、
    各々が前記線源保持部材の回転方向で異なる位置に配置されることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の核医学診断装置。
  6. 前記線源保持部材に設けられ、前記点線源が前記放出窓以外の位置にあるとき、前記点線源から放出されるγ線が前記放出窓から放出されないように遮る放射線遮蔽体を備えることを特徴とする請求項3に記載の核医学診断装置。
  7. 前記複数のγ線発生手段は、
    第1の前記γ線源を備える第1γ線発生手段及び第2の前記γ線源を備える第2γ線発生手段であり、
    それぞれの前記γ線源を設置する線源保持部材と、
    前記線源保持部材を前記孔部の周りに旋回させ、前記ハウジング内で回転させる駆動装置を備えることを特徴とする請求項2に記載の核医学診断装置。
  8. 前記第1のγ線源は、
    前記線源保持部材の回転方向で、前記第2のγ線源と異なる位置に配置されることを特徴とする請求項7に記載の核医学診断装置。
  9. 前記ベッドの長手方向における前記放射線検出器の設置範囲の長さをdとし、
    前記ベッドの長手方向における前記放射線検出器の一方の端からd/3から2d/3の位置に前記第1γの線源及び第2のγ線源を配置することを特徴とする請求項7に記載の放射線撮像装置。
  10. 前記複数のγ線発生手段は、
    第1の前記γ線源を備える第1γ線発生手段、第2の前記γ線源を備える第2γ線発生手段及び第3の前記γ線源を備える第3γ線発生手段であり、
    それぞれの前記γ線を設置する線源保持部材と、
    前記線源保持部材を前記孔部の周りに旋回させ、前記ハウジング内で回転させる駆動装置とを備え、
    前記ベッドの長手方向における前記放射線検出器の設置範囲の長さをdとし、
    前記ベッドの長手方向における前記放射線検出器の一方の端からd/6から5d/6の位置に前記第1のγ線源、前記第2のγ線源及び前記第3のγ線源を配置することを特徴とする請求項2に記載の核医学診断装置。
  11. ベッドが挿入される孔部が形成された撮像装置と、
    減弱補正データ作成装置とを備え、
    前記撮像装置は、
    前記孔部の周りに配置される複数の放射線検出器と、
    単光子放出核種であり、前記孔部に最も近い位置に配置された前記放射線検出器と前記孔部の間に配置される複数のγ線源及び前記γ線源からのγ線を前記孔部に向けて放出する複数の放出窓を有するγ線発生手段を備え、
    前記γ線発生手段は、
    いずれか1つの前記放出窓から交互に前記γ線を放出する構成を有し、
    前記減弱補正データ作成装置は、
    前記γ線発生手段から放出される前記γ線の入射により前記放射線検出器から出力される検出信号に基づいて、減弱補正データを作成することを特徴とする放射線撮像装置。
  12. 前記γ線発生手段は、
    前記複数のγ線源を取り囲み、前記放出窓以外の領域で放出される前記γ線を遮蔽するハウジングを備えることを特徴とする請求項11に記載の核医学診断装置。
  13. 前記複数の点線源がそれぞれ前記放出窓以外の位置にあるとき、前記点線源から放出される前記γ線が前記放出窓から放出されないように遮蔽する複数の放射線遮蔽体及び前記複数のγ線源が取り付けられ、前記ハウジング内で回転する線源保持部材を備え、
    前記複数のγ線源は、
    各々が前記線源保持部材の回転方向で異なる位置に配置されることを特徴とする請求項12に記載の核医学診断装置。
  14. 前記ハウジングを支持する支持部材と、
    前記支持部材が取り付けられ、回転して前記支持部材を前記孔部の周りに旋回させる回転体と、
    前記回転体を回転駆動する駆動装置とを備えることを特徴とする請求項12に記載の核医学診断装置。
  15. 内部にラックが形成されるインターナルギアと、
    前記線源保持部材に設けられて前記ラックとかみ合って回転する歯車を備えることを特徴とする請求項13に記載の核医学診断装置。
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