JP2007139266A - ボイラ装置とその運転方法 - Google Patents

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【課題】燃料の反応速度の低下による未燃分の増加やボイラ効率の低下を招くことなく、サーマルNOxを低減することであり、また、大幅なコストアップをなくし、運転時の安全性を確保したボイラ装置とその運転方法を提供すること。
【解決手段】火炉1内のバーナ6の後流側にエアポート7を設け、該エアポート7内に水・水蒸気噴霧ノズルを設置し、前記噴霧ノズルから水蒸気を噴霧する場合には、燃料消費量の2〜5%の範囲となる量の水蒸気を噴霧し、前記噴霧ノズルから水を噴霧する場合には、火炉内部の水平方向断面における水噴霧時の最高ガス温度が水を噴霧しない時に比べ100℃以上低くならない噴霧量の水を噴霧すると燃焼ガス中のNOx濃度と未燃分濃度を低減することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、石炭焚きボイラ装置に係り、特にサーマル窒素酸化物(以下NOxという)の発生量を低減するのに好適なボイラ装置とその運転方法に関する。
火力発電用ボイラにおいて、石炭などの固体燃料を燃焼するボイラでは火炉内の前流側に理論空気比以下の燃焼用空気で燃料が燃焼するバーナと、その後流側にバーナでの不足分の燃焼用空気を供給するエアポートを備えている。
上記二段燃焼技術のコンセプトは、バーナ部での燃料の燃焼に伴い生成するNOxを酸素不足で生じる還元物質により還元させ、エアポート以降では未燃分を燃焼させるというものである。
バーナ部の反応では、雰囲気ガス温度は重要な因子である。NOxの生成反応及び還元反応は、いずれも次のアレニウス型の式で表される。
k=Aexp(−E/T)
ここでkは速度定数、Aは頻度因子、Eは活性化エネルギーであり、雰囲気温度TはNOxの生成反応及び還元反応に指数関数的に影響する。
上記したような石炭などの固体燃料の燃焼法のおいてNOx生成を抑制するため、雰囲気ガス温度低下を目的とし、火炉内に水又は水蒸気を噴射するいくつかの公知技術がある。
特開2003−161406号公報 特開2002−228108号公報 特開2003−322310号公報 特開平10−185103号公報
ボイラ火炉の対向する炉壁面である前壁と後壁に燃焼装置を設け、火炉内の中央で火炎を衝突させて燃料を燃焼させる方式のボイラでは、火炉中央で火炎を衝突させるため、火炉中央部のガス温度が高くなり、特にバーナ設置部の後流側でサーマルNOxが発生しやすくなり、火炉出口のNOx生成量が増加する。
ここで、バーナの燃焼域に向けて火炉内に水又は水蒸気を噴射すれば、雰囲気ガス温度の低下により、当該バーナの燃焼域でのNOx(フューエルNOx)生成量は低減できる。フューエルNOxの低減による火炉出口のNOx低減に着目した発明が、特開2003−161406号公報、特開2002−228108号公報、特開平10−185103号公報である。
これらはいずれも水あるいは水蒸気噴霧ノズルをバーナの燃料噴射ノズルの近傍やバーナを設置した火炉側壁の熱負荷の高いところに設置して噴霧し、雰囲気ガス温度を低減することを目的としている。
しかし、バーナの燃焼域で水あるいは水蒸気を噴霧した場合に、燃料の反応速度の低下により未燃分が増加すると同時にNOxの還元速度を低下させることになるため、後流でのNOx還元が不十分となる。
さらに、バーナ燃焼域の後流側でのNOx生成、即ち燃料中の窒素分がエアポート後流等で反応した場合に生じるフューエルNOxによる火炉出口のNOxが増加する。また、バーナの燃焼域で水あるいは水蒸気を噴霧した場合に、燃料の反応速度が低下することにより、未燃分が増加し、該未燃分からバーナの後流でNOxが発生する。バーナ後流側には還元物質が存在しないため、前記NOxはそのまま火炉出口から放出される。これらNOx増加はボイラ効率の低下を招くおそれがある。
バーナ燃焼域の後流でのサーマルNOx低減に着目した発明として特開2003−322310号公報がある。この公報記載の発明は、ボイラ火炉内の最上段バーナより後流側で、かつ2次過熱器設置部より前流側における燃焼温度が高く、熱負荷が高い領域に向け、火炉側壁に設置した噴射ノズルから水または水蒸気を噴霧するというものであるが、これらは、設備上の課題と機能上の課題に配慮されておらず、大幅なコストアップや、安全上の問題があった。具体的には、前記発明の設備上の課題として、噴霧装置の設置場所が挙げられる。該発明では、火炉側壁に噴射ノズルを設置するための噴出孔、支持架台等特別な設備を設ける必要がある。
通常、火炉側壁の最上段バーナより後流側であって2次過熱器設置部付近には多数のスートブロアが設置してあり、これらと競合しないように水または水蒸気を噴霧する噴射ノズルの設置場所を火炉側壁に確保するには、ボイラ周りのフロアを増やす等大幅なコストアップが懸念される。また、機能上、常時水蒸気又は水を噴霧する必要があるが、長時間炉内に前記噴射ノズルを火炉側壁に挿入している場合、噴霧ノズルに灰が付着する可能性があり、火炉側壁から抜き差しできなくなる可能性があるだけでなっく、噴霧ノズルに付着した灰が落下し、火炉底部に設けられているホッパを破損する等の問題が懸念される。
本発明の課題は、燃料の反応速度の低下による未燃分の増加やボイラ効率の低下を招くことなく、ボイラ火炉でよく見られるサーマルNOxの生成量を低減することであり、また、大幅なコストアップをなくし、運転時の安全性を確保したボイラ装置とその運転方法を提供することにある。
上記本発明の課題は、次の解決手段により解決される。
請求項1記載の発明は、ボイラ火炉の炉壁に設けられ、理論空気比以下で固体燃料を燃焼させるバーナと、該バーナの後流側の炉壁に設けられ、バーナでの不足分の燃焼用空気を火炉内に噴出するエアポートを備えたボイラ装置において、前記エアポート内に水又は水蒸気を噴霧する噴霧ノズルを設けたボイラ装置である。
請求項2記載の発明は、ボイラ火炉の炉壁に設けられ、理論空気比以下で固体燃料を燃焼させるバーナと、該バーナの後流側の炉壁に設けられ、バーナでの不足分の燃焼用空気を火炉内に噴出するエアポートを備えたボイラ装置の運転方法であって、前記エアポート内に設けた噴霧ノズルから水又は水蒸気を噴霧するボイラ装置の運転方法である。
請求項3記載の発明は、エアポート内に設けた噴霧ノズルから水蒸気を噴霧する場合には、燃料消費量の2〜5%の範囲となる量の水蒸気を噴霧する請求項2記載のボイラ装置の運転方法である。
請求項4記載の発明は、エアポート内に設けた噴霧ノズルから水を噴霧する場合には、火炉内部の水平方向断面における水噴霧時の最高ガス温度が水を噴霧しない時に比べ100℃以上低くならない噴霧量の水を噴霧する請求項2記載のボイラ装置の運転方法である。
(作用)
化石燃料の燃焼によって生成するNOxの分類としては空気中の窒素を起源とし、1800K以上で生じるサーマルNOxと、燃料中の窒素分を起源としサーマルNOxほどは温度依存性が高くないフューエルNOxの大きく分けて2種類がある。このうちフューエルNOxは主にバーナ部で生成する。
バーナ部で十分に燃料燃料中の窒素分を反応させた場合、エアポート以降ではフューエルNOxの生成量は少ない。この領域で発生するのはバーナ部での高温還元域の影響でガス温度が高くなって生じたサーマルNOxである。
バーナ部でのガス温度を低下させれば、主にフューエルNOxが低減するが、それは燃料の反応速度が低下したためであり、未燃分を増加させる。この領域での未燃分の増加は、そのまま炉出口の未燃分増加につながるか、あるいは、エアポート後流側で窒素分が反応した場合、炉出口のNOxを増加させる(燃料中の窒素分が反応して生じるフューエルNOx)。これは、エアポート後流側は酸化雰囲気であるため、生成したNOxが、そのまま炉外へ排出されるためである。
本発明は、ボイラ火炉内の比較的前流側で理論空気比以下で燃焼するバーナと、そのバーナの比較的後流側の火炉内に配置されてバーナでの不足分の燃焼用空気を火炉内に噴出するエアポートを備えているが、該エアポート内に水又は水蒸気噴霧ノズルを設置し、該噴射ノズルから水又は水蒸気を噴霧することにより該エアポート後流側でのガス温度を低減し、サーマルNOxの生成を低減するものである。
バーナ燃焼域では、まず十分に燃料を燃やし、ガス温度を低下させることなく、十分に燃料燃料中の窒素分を反応させてフューエルNOxを生成させる。生成したNOxは、酸素不足で生じる還元物質により還元させる。この結果、後流ではフューエルNOxの生成量は少なく、また、燃料の反応速度が低下しないので、未燃分を増加させることもない。エアポートより後流側では、未燃分を燃焼させるとともに、雰囲気ガス温度を低減してサーマルNOxの生成を抑制する。
本発明では、エアポート内に設けた噴霧ノズルから水蒸気を噴霧する場合には、燃料消費量の2%以上の水蒸気噴霧でNOx濃度が顕著に下がり始め、燃料消費量の5%以上の水蒸気噴霧で未燃分が増加する傾向にあるので、水蒸気を噴霧量は燃料消費量の2%〜5%の範囲とすることで、NOx生成量の低下と未燃分の低下を図ることができる。
また、本発明では、エアポート内に設けた噴霧ノズルから水を噴霧する場合には、火炉内部の水平方向断面における水噴霧時の最高ガス温度が水を噴霧しない時に比べ100℃以上低下すると未燃分濃度が急増するので水を噴霧しない時に比べて100℃以上低くならない噴霧量の水を噴霧することが望ましい。
また、本発明のエアポート内に設けた噴霧ノズルから水又は水蒸気を噴霧することで、火炉前後壁近傍のガスと火炉中央のガスが混合されるので、燃焼ガス中のCO濃度を低減する効果が得られる。
請求項1、2記載の発明によれば、燃料の反応速度の低下によるCOなどの未燃分の増加やボイラ効率の低下を招くことなく、大幅なコストアップをなくし、運転時の安全性を確保したボイラ装置を実現できる。また、請求項1、2記載の発明によれば、水又は水蒸気を噴霧することで、火炉前後壁近傍のガスと火炉中央のガスが混合されるので、燃焼ガス中のCO濃度を低減する効果が得られる。
請求項3、4記載の発明によれば、燃焼ガス中のNOx生成量の低下と未燃分の低下を図ることができる。
本発明の実施例を図面を用いて説明する。
図1は本実施例の本発明になるボイラ装置システムの一実施例を示す系統図である。
バンカ11から供給する石炭はフィーダ12で流量調整され微粉炭製造装置(ミル)2へPAF3により導入される一次空気によって搬送される。ミル2で微粉に粉砕された石炭(微粉炭)は送炭管10を伝ってバーナ6に供給され、ボイラ火炉1へ投入される。
微粉炭を燃焼させる燃焼用空気はFDF9から導入され、火炉1から排出される高温排ガスと熱交換器4で熱交換されて300〜400℃くらいの高温空気となり、風箱5からバーナ6の外周空気として火炉1へ投入され、さらにエアポート7から火炉1へ投入される。また、火炉1から排出される燃焼ガスの一部はGRF17により、火炉1底部から再び火炉1内に再循環される。
ボイラ火炉1で燃焼した排ガスは脱硝装置13で、その中のNOxが低減され、熱交換器4でガス温度が下げられて電器集塵機14で除塵された後、脱硫装置15で含有硫黄酸化物が低減されて、煙突16より大気へ放出される。
本実施例では、上記エアポート7内に設けた水又は水蒸気(以下、水・水蒸気という)噴霧ノズルから、ボイラ火炉1に水・水蒸気を噴霧する。
図2にガス温度とサーマルNOxの関係を示す。実機の火炉1内のエアポート後流側で形成されるNOxは主にサーマルNOxであるが、この領域でのガス温度は1800K以上となり、ガス温度に対するサーマルNOxの感度(図2に示すZeldvich式より)は0.7ppm/Kである。ガス温度を1850Kから1800Kまで低減できれば、NOxは35ppm低減できる。
図3にエアポート7内に水・水蒸気噴霧ノズル18を設置した構成図を、図4にエアポート7に水・水蒸気噴霧ノズル18を設置した火炉1内のNOx濃度の低減を図る概念図を示す。
本発明の実施例としてエアポート7の水・水蒸気噴霧ノズル18から水を噴霧する例と水蒸気を噴霧する例がある。
まず、水蒸気を噴霧する場合について述べる。図5に噴霧水蒸気量の燃料消費量に対する割合とNOx濃度と未燃分濃度の関係を示す。噴霧水蒸気量とは単位時間当たりに噴霧する水蒸気量である。NOx濃度は水蒸気噴霧量2%以上から顕著に下がり始める傾向があり、これに対して未燃分濃度は5%以上で増加する傾向がある。このことから水蒸気噴霧量は2〜5%が適切である。
水蒸気を噴霧する場合は、ボイラで発生させた水蒸気の一部を使うため、熱効率の低下が懸念されるが、本実施例による熱効率の低下(投入熱量に対する損失熱量)は0.1%以下であり、実用上問題ない。以下は、本実施例による熱効率低下分を試算した例である。ここでは供試ボイラの発生水蒸気の使用するため、熱効率は投入熱量に対する水蒸気の保有熱量分だけ低下すると考える。
例)1000MW級ボイラで燃料の5%の水蒸気量を噴霧した場合
燃料消費量(石炭量) 360000kg/h
発熱量 25000kJ/kg
使用する水蒸気量 360000×0.05=18000kg/h
水蒸気の保有熱量=水蒸気量×水蒸気の平均比熱×(燃焼排ガス温度−外気温度)
=18000(kg/h)×1.9(kJ/kgK)×90(K)
=3078000(kJ/h)
投入熱量 360000(kg/h)×25000(kJ/kg)=9.0×10(kJ/h)
熱効率低下3.1×10/9.0×10=0.034(%)
次にエアポート7の水・水蒸気噴霧ノズル18から水を噴霧する場合について説明する。水を噴霧する場合は上記のような熱効率の低下は考慮する必要がない。ただし、水蒸気噴霧の場合と同等、水の供給過多では未燃分濃度が増加するおそれがある。水噴霧の方法としては、火炉1のノーズ1a部分の高さに設置した高温温度計19で炉内ガス温度を、火炉出口に設置したガス分析計20でCO濃度を監視しながら、徐々に噴霧量を増やすのが望ましい。火炉水平断面での最高ガス温度が100℃以上低下すると未燃分濃度が急増する傾向にあるため、ガス温度低下の目安を100℃とし、未燃分濃度の代表であるCOの推移を見ながら噴霧量を制御するのが望ましい。
また、運転条件により炉内にはガス温度偏差、ガス分布の偏差が生じることがあるため、上記炉内ガス温度と火炉出口CO濃度のモニタリングは水蒸気噴霧の場合も適用すると最適な運用が行える。
以上をまとめると、本実施例ではエアポート7内に水・水蒸気噴霧ノズル18を設置し、該噴射ノズル18から水又は水蒸気を噴霧することにより該エアポート7の後流側の火炉内でのガス温度を低減し、サーマルNOx濃度を低減させることができる。フューエルNOxの生成・還元、未燃分の反応に重要なバーナの設置部でのガス温度を下げることなく、エアポート7以降でのガス温度を低下させることで、フューエルNOx、サーマルNOxを低減させ、炉出口NOxを低減させるものである。
また、付随する効果として、噴霧する水又は水蒸気により、火炉1の前後壁近傍のガスと火炉1の中央のガスを混合することにより、CO濃度を低減する効果が得られる。
設備としては、エアポート7内に水・水蒸気噴霧ノズル18を設置するため、特別なポートを火炉壁に開ける必要もなく、大幅なコストアップはない。また、水・水蒸気噴霧ノズル18も炉内に突出させる構造ではないため、灰付着やそれに伴う安全上の問題もない。
本発明は、二段燃焼式火炉のエアポート内に水・水蒸気噴霧ノズルを設け、燃料燃焼時に水あるいは水蒸気を噴霧することにより火炎温度を下げ、サーマルNOxの生成量を低減することができるため、既存の火炉、新規火炉に設置コストを低くして設置できる。
本発明になるボイラ装置システムの一実施例を示す系統図である。 本実施例のガス温度とサーマルNOxの関係を示した図である。 本実施例のエアポートに噴霧ノズルを設けた構成図である。 本実施例のエアポートに噴霧ノズルを設置し、NOx低減を図る概念図である。 本実施例の水蒸気噴霧量のボイラ入熱に対する割合とNOx未燃分(含CO)の関係図である。
符号の説明
1 火炉 1a ノーズ
2 ミル 3 Primary Air Fan
4 熱交換器 5 風箱
6 バーナ 7 エアポート
9 FDF(押し込みファン) 10 送炭管
11 バンカ 12 フィーダ
13 脱硝装置 14 電気集塵機
15 脱硫装置 16 煙突
17 GRF 18 噴霧ノズル
19 高温ガス温度計 20 ガス分析計

Claims (4)

  1. ボイラ火炉の炉壁に設けられ、理論空気比以下で固体燃料を燃焼させるバーナと、該バーナの後流側の炉壁に設けられ、バーナでの不足分の燃焼用空気を火炉内に噴出するエアポートを備えたボイラ装置において、
    前記エアポート内に水又は水蒸気を噴霧する噴霧ノズルを設けたことを特徴とするボイラ装置。
  2. ボイラ火炉の炉壁に設けられ、理論空気比以下で固体燃料を燃焼させるバーナと、該バーナの後流側の炉壁に設けられ、バーナでの不足分の燃焼用空気を火炉内に噴出するエアポートを備えたボイラ装置の運転方法であって、
    前記エアポート内に設けた噴霧ノズルから水又は水蒸気を噴霧することを特徴とするボイラ装置の運転方法。
  3. エアポート内に設けた噴霧ノズルから水蒸気を噴霧する場合には、燃料消費量の2〜5%の範囲となる量の水蒸気を噴霧することを特徴とする請求項2記載のボイラ装置の運転方法。
  4. エアポート内に設けた噴霧ノズルから水を噴霧する場合には、火炉内部の水平方向断面における水噴霧時の最高ガス温度が水を噴霧しない時に比べ100℃以上低くならない噴霧量の水を噴霧することを特徴とする請求項2記載のボイラ装置の運転方法。
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