JP2007138532A - 車両用ドアクローザ装置 - Google Patents

車両用ドアクローザ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007138532A
JP2007138532A JP2005333261A JP2005333261A JP2007138532A JP 2007138532 A JP2007138532 A JP 2007138532A JP 2005333261 A JP2005333261 A JP 2005333261A JP 2005333261 A JP2005333261 A JP 2005333261A JP 2007138532 A JP2007138532 A JP 2007138532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
engagement
shaft
lever
fixed shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005333261A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4747796B2 (ja
Inventor
Shigeru Hayakawa
早川  茂
Motohiro Kokubo
基裕 小久保
Toshitsugu Oda
敏嗣 小田
Tsutomu Kobayashi
勉 小林
Syoko Watanabe
頌子 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2005333261A priority Critical patent/JP4747796B2/ja
Priority to EP09006213A priority patent/EP2080856A3/en
Priority to EP06255841A priority patent/EP1788170A3/en
Priority to US11/600,089 priority patent/US20070111845A1/en
Publication of JP2007138532A publication Critical patent/JP2007138532A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4747796B2 publication Critical patent/JP4747796B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

【課題】低負荷時の異音発生を抑制することができる車両用ドアクローザ装置を提供する。
【解決手段】キャンセルギヤ69及びリングギヤ55の係合時は、キャリア60(出力軸49)から出力された回転動力がラッチ機構に伝達されて、車両ドアが半ドア状態から全閉状態へと閉作動する。キャンセルギヤに操作力が伝達されると、キャンセルギヤ及びリングギヤの係合が解除されて、ラッチ機構への回転動力の伝達が停止される。遊星ギヤ59の軸部には、弾性体59bが配置されている。
【選択図】図9

Description

本発明は、車両用ドアクローザ装置に関するものである。
従来、車両用ドアクローザ装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この車両用ドアクローザ装置が備える駆動装置(10)では、電動モータ(14)の回転動力が遊星ギヤ機構(16)のサンギヤ(20)に入力されることで、連結遮断機構(17)のキャンセルギヤ(32)により回転不能に係止されたリングギヤ(21)に対し、各遊星ギヤ(23)が自転及び公転する。そして、各遊星ギヤの回転によりキャリア(22)が回転することで、出力軸(15)が回転してラッチ機構をハーフラッチ状態からフルラッチ状態へと切り替えるための操作力が出力される。これにより、車両ドアが半ドア状態から全閉状態へと閉作動する。なお、リングギヤは、その外歯部(27)とキャンセルギヤの歯部(34)とが係合することで回転不能に係止される。
一方、ドアハンドルが開操作されると、この操作力がキャンセルギヤに入力されることでこれが後退し、リングギヤが回転可能となる。これにより、電動モータと出力軸との間の動力伝達が遮断される。同時に、ドアハンドルの開操作により、ラッチ機構をラッチ状態から解除するための操作力が出力されることで、車両ドアが開放可能となる。
特開2002−250165号公報(第1−3図)
ところで、特許文献1では、ドアハンドルが開操作されて電動モータと出力軸との間の動力伝達が遮断される際、キャンセルギヤが後退してその歯部とリングギヤの外歯部との係合(噛合)が解除される。このとき、遊星ギヤ機構は低負荷で作動することになる。同様に、車両ドアが半ドア状態から全閉状態への閉作動を完了した後、出力軸(遊星ギヤ機構)を駆動前の初期の回転位置に復帰させる場合についても、遊星ギヤ機構は低負荷で作動することになる。一般に、遊星ギヤ機構は、各ギヤのばらつきを吸収するために通常の歯車装置に比べてギヤ間のバックラッシが大きく設定されている。従って、遊星ギヤ機構が低負荷で作動する際には、遊星ギヤ機構の各ギヤ間でばたつきが生じ、著しい異音(噛み合い音)を発生することがある。
本発明の目的は、低負荷時の異音発生を抑制することができる車両用ドアクローザ装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、サンギヤ、リングギヤ、遊星ギヤ及びキャリアを備える遊星ギヤ機構と、前記サンギヤ、前記リングギヤ及び前記キャリアのいずれか1つは、電動モータにより回転駆動される入力軸とされ、前記入力軸を除く前記サンギヤ、前記リングギヤ及び前記キャリアのいずれか1つは、係脱部材に係合されて回転不能に係止されるとともに、該係脱部材との係合が解除されて回転可能とされる固定軸とされ、前記入力軸及び前記固定軸を除く前記サンギヤ、前記リングギヤ及び前記キャリアのいずれか1つは、回転動力を出力する出力軸とされ、車両ドアを半ドア状態及び全閉状態でそれぞれ保持可能なラッチ機構と、前記出力軸から出力された回転動力を前記ラッチ機構に伝達して、前記車両ドアが半ドア状態から全閉状態へと閉作動するように前記ラッチ機構を作動させる動力伝達手段と、前記係脱部材に操作力を伝達して該係脱部材と前記固定軸との係合を解除するとともに、該操作力の解放によって前記係脱部材を前記固定軸に係合する切替手段とを備え、前記サンギヤ、前記リングギヤ及び前記遊星ギヤの少なくとも1つの軸部に、弾性体を配置したことを要旨とする。
同構成によれば、前記係脱部材及び前記固定軸の係合により、該固定軸が回転不能に係止されると、前記遊星ギヤ機構の作動により、前記入力軸が回転駆動されることで前記出力軸から回転動力が出力される。そして、この回転動力が前記動力伝達手段により前記ラッチ機構に伝達されることで、前記車両ドアが半ドア状態から全閉状態へと閉作動する。一方、前記操作力が前記切替手段により前記係脱部材に伝達されて該係脱部材及び前記固定軸の係合が解除されると、該固定軸が回転可能とされることで前記出力軸からの回転動力の出力が停止され、前記車両ドアの半ドア状態から全閉状態への閉作動が中止される。この際、前記遊星ギヤ機構は低負荷で作動することになり、該遊星ギヤ機構の各ギヤ間(サンギヤ、リングギヤ、遊星ギヤ間)でばたつきが生じるが、このばたつきは、前記弾性体によって吸収されることで、異音(噛み合い音)の発生が抑制される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用ドアクローザ装置において、前記弾性体は、前記遊星ギヤの軸部に配置したことを要旨とする。
同構成によれば、前記弾性体は、前記サンギヤ及び前記リングギヤに噛み合う遊星ギヤの軸部に配置されることで、異音(噛み合い音)の発生がより好適に抑制される。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用ドアクローザ装置において、前記入力軸、前記固定軸及び前記出力軸は、それぞれ前記サンギヤ、前記リングギヤ及び前記キャリアであることを要旨とする。
同構成によれば、前記リングギヤが回転不能に係止された状態では、電動モータにより回転駆動されるサンギヤに対し、減速された回転動力が前記キャリアから出力されることになり、より高いトルクが得られる。従って、前記車両ドアを半ドア状態から全閉状態へと閉作動させるために要する動力が、より小型の電動モータにて得られる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用ドアクローザ装置において、前記係脱部材は、前記固定軸の径方向に移動可能に設けられ、該固定軸の径方向一側に移動することで前記固定軸に係合されるとともに、該固定軸の径方向他側に移動することで前記固定軸との係合が解除されることを要旨とする。
同構成によれば、前記係脱部材を前記固定軸の径方向一側又は他側に移動させる極めて簡易な構造で、前記係脱部材が係合されて前記固定軸が回転不能に係止され、又は、前記係脱部材との係合が解除されて前記固定軸が回転可能とされる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の車両用ドアクローザ装置において、前記係脱部材は、係脱部材側係合部を有し、前記切替手段は、前記係脱部材側係合部と係合するカム側係合部を有し、一側方向への回動に伴い前記係脱部材を前記固定軸の径方向一側に移動させて前記固定軸に係合するとともに、前記操作力に基づく他側方向への回動に伴い前記係脱部材を前記固定軸の径方向他側に移動させて前記固定軸との係合を解除するカム部材と、前記カム部材を一側方向に回動させる側に付勢する付勢手段とを備えたことを要旨とする。
同構成によれば、前記固定軸との係合・解除に係る前記係脱部材の直線運動(前記固定軸の径方向一側又は他側への移動)を、前記係脱部材側係合部及びカム側係合部の係合による前記カム部材の回転運動の変換によって極めて簡易な構造で実現される。また、前記操作力が解放されると、前記付勢手段により付勢されて前記カム部材が一側方向に回動し、前記係脱部材及び前記固定軸の係合が復帰・保持される。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用ドアクローザ装置において、前記操作力は、ドアハンドルを開操作する際の操作力であって、前記切替手段は、前記ドアハンドルの操作力を前記係脱部材に伝達するワイヤを有することを要旨とする。
同構成によれば、前記切替手段は、前記ドアハンドルの操作力を前記係脱部材に伝達するワイヤを有することで、該ワイヤの配索によってこれらドアハンドル及び係脱部材を機械的に連結する際の配置自由度が増大される。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両用ドアクローザ装置において、前記動力伝達手段は、前記出力軸から出力された回転動力を前記ラッチ機構に伝達する駆動ワイヤを有することを要旨とする。
同構成によれば、前記動力伝達手段は、前記出力軸から出力された回転動力を前記ラッチ機構に伝達する駆動ワイヤを有することで、該駆動ワイヤの配索によってこれら出力軸(遊星ギヤ機構)及びラッチ機構を機械的に連結する際の配置自由度が増大される。特に、請求項6に記載の構成にこの構成が適用されることで、装置全体としての配置自由度が極めて増大される。
請求項1乃至7に記載の発明では、低負荷時の異音発生を抑制することができる車両用ドアクローザ装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面に従って説明する。
図1は、本発明が適用される車両ドア1を示す正面図であり、図2はその平面図である。同図に示されるように、この車両ドア1は、車体(車両本体)2にヒンジ連結されてそのドア開口部を開閉する、いわゆるスウィングタイプであって、車両後方側の端部には、車体2側に固定されたU字状又はコ字状のストライカ3に係合されて車両ドア1を半ドア状態又は全閉状態に保持するドアラッチ装置10が搭載されている。このドアラッチ装置10は、車両ドア1の外側及び内側にそれぞれ設けられたアウトサイドドアハンドル4及びインサイドドアハンドル5にそれぞれ連結されており、いずれかのドアハンドル4,5からの操作力が伝達されることで、前記ストライカ3との係合が解除されて車両ドア1を開放可能にする。
また、上記ドアラッチ装置10は、車両ドア1内に搭載された駆動装置としてのアクチュエータ40に連結されており、同アクチュエータ40の駆動力が伝達されることで、半ドア状態にある車両ドア1が全閉状態へと閉作動するように前記ストライカ3に係合される。なお、上記アクチュエータ40は、前記両ドアハンドル4,5にそれぞれ連結されており、いずれかのドアハンドル4,5からの操作力が伝達されることで、前記ドアラッチ装置10への駆動力の伝達が遮断される。
次に、ドアラッチ装置10の構造について図3〜図6に従って説明する。
図3及び図4は、それぞれ上記ドアラッチ装置10の正面図及び側面図であって、車両ドア1への搭載状態において車両後方側及び車両幅方向内側から見た立面図に相当する。同図に示されるように、ドアラッチ装置10の外形をなすとともに各種構成部品を収容・支持する本体部11には、板材からなるオープンレバー12が第1回転軸O1を中心に回動可能に支持されるとともに、同オープンレバー12は、第1回転軸O1周りに巻回されたトーションスプリング13に付勢されて所定の回動位置に保持されている。このオープンレバー12は、一側(図3の右側)の端部12aにおいて、周知の連結部材を介して前記アウトサイドドアハンドル4に連結されるとともに、同アウトサイドドアハンドル4の操作力が伝達されることで、トーションスプリング13に抗して図示時計回転方向に回動し、その他側(図3の左側)の端部12bを上昇させる。一方、上記オープンレバー12は、アウトサイドドアハンドル4の操作力が解放されることで、前記トーションスプリング13に付勢されて図示反時計回転方向に回動し、その端部12bを下降させる。そして、オープンレバー12は、上述した所定の回動位置に復帰する。
図4に示されるように、上記オープンレバー12の端部12bには、板材からなるオープンリンク14の下端が揺動可能に支持されるとともに、同オープンリンク14の上下方向中間部に形成されたL字状のフランジ14aは、前記本体部11に回動可能に支持された板材からなるリフトレバー15の先端部15aに対し、下側から対向可能に配置されている。
また、前記本体部11には、板材からなるインサイドオープンレバー16が回転軸Oを中心に回動可能に支持されるとともに、同インサイドオープンレバー16の径方向外側に延出する先端部16aは、前記フランジ14aに対し下側から対向可能に配置され、さらに、このインサイドオープンレバー16は、周知の連結部材を介して前記インサイドドアハンドル5に連結されるとともに、同インサイドドアハンドル5の操作力が伝達されることで、図示反時計回転方向に回動し、その先端部16aを上昇させる。一方、上記インサイドオープンレバー16は、インサイドドアハンドル5の操作力が解放されることで、図示時計回転方向に回動し、その先端部16aを下降させる。インサイドオープンレバー16は、トーションスプリング13によりオープンリンク14の初期位置までは付勢され、その後インサイドドアハンドル5によりインサイドオープンレバー16の初期位置まで付勢される。そして、インサイドオープンレバー16は、所定の回動位置に復帰する。
図3に示されるように、前記本体部11には、前記オープンレバー12の上側で、ラッチ21が回動可能に支持されるとともに、このラッチ21は、係合凹部21aを有してU字状に成形されている。なお、ラッチ21は、前記係合凹部21aを挟んでその一側及び他側(図3において時計回転方向及び反時計回転方向の側)にそれぞれ第1爪部21b及び第2爪部21cを形成するとともに、第1爪部21bの先端部には、係合凹部21aの反対側で第1係合部21dが形成され、第2爪部21cの先端部には、係合凹部21a側で第2係合部21eが形成されている。また、ラッチ21は、その回転軸を挟んで前記係合凹部21aの反対側に延出する従動凸部21fを形成する。このラッチ21は、前記本体部11に一端の保持されたラッチ付勢ばね22の他端が係止されることで、図示時計回転方向に回動する側に付勢されるとともに、同本体部11に設置されたラッチストッパ23に前記第1爪部21bの対向面が当接することで当該方向への回動が規制され、所定の回動位置に保持される。
さらに、前記本体部11には、前記オープンレバー12及びラッチ21の間で、ポール24が回動可能に支持されている。なお、このポール24は、前記リフトレバー15と一体回動するように連結されている。上記ポール24は、その回転軸から一側及び他側(図3の右側及び左側)にそれぞれ延出する係合端部24a及び延出端部24bを形成する。このポール24は、前記本体部11に一端の保持されたポール付勢ばね(図示略)の他端が係止されることで、図示反時計回転方向に回動する側、即ち係合端部24aを上昇させる側に付勢されるとともに、同本体部11に設置されたポールストッパ25に前記延出端部24bの対向面が当接することで当該方向への回動が規制され、所定の回動位置に保持される。このポール24は、前記ラッチ21等とともにラッチ機構20を構成する。
ここで、ラッチ機構20の基本的な動作について説明する。前記車両ドア1が開放されている状態では、図3に示されるように、前記ラッチ21は、前記ラッチストッパ23に前記第1爪部21bの対向面が当接することで所定の回動位置に保持されており、前記係合凹部21aは、車両ドア1の閉作動に伴う前記ストライカ3の進入経路に臨んで開口している。また、前記ポール24は、前記ポールストッパ25に前記延出端部24bの対向面が当接することで所定の回動位置に保持されており、係合端部24aは、前記第2爪部21cの下側に配置されている。なお、このときのラッチ機構20の状態をアンラッチ状態という。
次に、前記車両ドア1の閉作動に伴い、係合凹部21a内に前記ストライカ3が進入すると、同ストライカ3により係合凹部21aの内壁面が押圧されることで、図5に示されるように、前記ラッチ21は、前記ラッチ付勢ばね22に抗して図示反時計回転方向に回動し、前記第2係合部21eに前記係合端部24aが係止されることで回り止めされる。このとき、前記車両ドア1は、係合凹部21aにおいて前記ストライカ3と係合してこれを抜け止めする半ドア状態にあり、このときのラッチ機構20の状態をハーフラッチ状態という。
続いて、前記車両ドア1の更なる閉作動に伴い、係合凹部21a内に前記ストライカ3が更に進入すると、同ストライカ3により係合凹部21aの内壁面が押圧されることで、図6に示されるように、前記ラッチ21は、前記ラッチ付勢ばね22に抗して図示反時計回転方向に更に回動し、前記第1係合部21dに前記係合端部24aが係止されることで回り止めされる。このとき、前記車両ドア1は、係合凹部21aにおいて前記ストライカ3と係合してこれを抜け止めする全閉状態にあり、このときのラッチ機構20の状態をフルラッチ状態という。
また、上述したハーフラッチ状態又はフルラッチ状態において、前記ポール24がポール付勢ばねに抗して図示時計回転方向に回動されると、前記係合端部24aによる前記第1係合部21d又は第2係合部21eの係止が解除される。このとき、前記ラッチ21は、ラッチ付勢ばね22に付勢されて前記係合凹部21aの内壁面によりストライカ3を押圧しつつ、図示時計回転方向に回動する。そして、前記車両ドア1は、前記係合凹部21aにおける前記ストライカ3との係合を解除して開放可能となる。
図3に示されるように、前記本体部11には、前記ラッチ21の上側で、動作レバー31が回動可能に支持されるとともに、この動作レバー31には、一側(図3の下側)に延出する駆動凸部31aが形成されている。この動作レバー31は、前記本体部11に一端の保持されたレバー付勢ばね(図示略)の他端が係止されることで、図示反時計回転方向に回動する側に付勢されるとともに、同本体部11に設置されたレバーストッパ32に当接することで当該方向への回動が規制され、所定の回動位置に保持される。なお、上記駆動凸部31aは、前記ラッチ機構20のハーフラッチ状態において、前記ラッチ21の従動凸部21fがその回動軌跡上に配置されるように設定されている(図5参照)。
また、動作レバー31は、その回転軸の上側で、円弧状のガイド面31bを形成するとともに、動作レバー31には、板材からなる2枚(図3では1枚のみ図示)のガイドプレート33が前記ガイド面31bを挟むように固着されている。なお、前記本体部11には、動作レバー31の下側で、駆動ケーブル34を構成する外側チューブ35の端部35aが保持されており、これらガイドプレート33は、上記端部35aから引き出されて前記ガイド面31bに案内された駆動ワイヤ36の一端36aを保持する。従って、前記駆動ワイヤ36が端部35a内に引き込まれると、前記ガイドプレート33の固着された動作レバー31は、レバー付勢ばねに抗して図示時計回転方向に回動する。なお、上記駆動ワイヤ36(駆動ケーブル34)は、前記アクチュエータ40に連結されており、同アクチュエータ40の駆動力が伝達されることで、上記動作レバー31が図示時計回転方向に回動するように前記駆動ワイヤ36を端部35a内に引き込む。
ここで、図5に示されるラッチ機構20のハーフラッチ状態において、前記駆動ワイヤ36が引き込まれると、前記動作レバー31は、図示時計回転方向に回動することで、前記駆動凸部31aにて前記ラッチ21の従動凸部21fを押圧する。これにより、ラッチ21は、ラッチ付勢ばね22に抗して図示反時計回転方向に回動する。そして、前記係合凹部21aにおいて係合する前記ストライカ3が引っ張られ、ラッチ機構20のフルラッチ状態となる。このとき、前記車両ドア1は、半ドア状態から全閉状態へと閉作動する。
次に、アクチュエータ40の構造について図7〜図9に従って説明する。
図7は、上記アクチュエータ40の正面図であって、車両ドア1への搭載状態において車両幅方向外側から見た立面図に相当する。また、図8は、上記アクチュエータ40の背面図であり、図9は、図8のA−A線に沿った断面図である。図7に示されるように、板材にて長尺状に成形されたブラケット41の一側端部41aは、板材にて成形された支持ブラケット42にビス43にて締結されている。なお、このブラケット41の他側端部は、前記ドアラッチ装置10の本体部11に締結にて固定されている(図示省略)。そして、前記アクチュエータ40は、その外形をなすとともに各種構成部品を収容・支持する箱状のハウジング44が、上記支持ブラケット42に締結されることで、前記ブラケット41を介してドアラッチ装置10に固定・支持されている。なお、図9に示されるように、ハウジング44は、各種構成部品の収容空間を形成する有底筒状のケース45と、同ケース45の開口部を閉塞するカバー46とを備える。
図7及び図9に示されるように、前記ケース45は、一側(図7の右上側)縁部において、一側方向(図7の右下方向)に軸線が伸びるとともに、収容空間側(図9の下側)に一部開口する円筒状のウォーム収容部45aを形成する。なお、上記ウォーム収容部45aには、ケース45に締結にて固定された電動モータ47の回転軸47a(図9参照)に固着されたウォーム48が回転自在に収容されている。上記電動モータ47は、図示しない制御装置によって駆動制御されて、その回転軸47a(ウォーム48)を正転又は逆転させる。
図8及び図9に示されるように、前記ケース45は、前記ウォーム収容部45aの円筒形状を一部切り欠く態様で有底円筒状をなすギヤ収容部45bを形成するとともに、同ギヤ収容部45bは、その円筒形状の径方向一側(図8の左側)が開口するように成形されている。また、前記ケース45は、ギヤ収容部45bの開口側(図8の左側)に連続する態様で有底多角筒状をなす収容部45cを形成する。つまり、上記ケース45の底壁は、円形と多角形とを組み合わせた形状を呈している。
ギヤ収容部45bは、その内径よりも小さい内径を有して底壁から円形に凹設された凹部45dを形成するとともに、その底壁中央部に軸受孔45e(図9参照)を形成する。この軸受孔45eには、ギヤ収容部45bの中心線に沿って軸線が伸びる出力軸49の一端が回転自在に挿通されて、その先端部をケース45(ハウジング44)の外側に突出させている。なお、出力軸49の他端は、前記カバー46に形成された凹部46aに回転自在に、且つ、軸方向一側(図9の右側)に移動不能に支持されている。
前記ギヤ収容部45bにおいてカバー46側には、サンギヤ51が収容されている。このサンギヤ51は、前記出力軸49の外径と同等の内径を有する筒状のサンギヤ部52を形成するとともに、同サンギヤ部52の軸方向一側(図9の右側)端において径方向外側に延出する円盤状のフランジ部53を形成し、さらに、同フランジ部53の周縁部から軸方向他側(図9の左側)に伸びて前記ウォーム48と噛み合う筒状のウォームホイール部54を形成する。そして、上記サンギヤ部52、フランジ部53及びウォームホイール部54によって箱形状部を形成するサンギヤ51は、円環状の収容空間Sを形成する。なお、サンギヤ部52の内周面は、前記出力軸49が相対回転自在に挿通される軸受孔52aを形成する。また、サンギヤ部52は、前記ウォームホイール部54と軸方向の位置が重合するように成形されている。
前記凹部45dは、前記軸受孔45eと同軸で前記カバー46側に円筒状に突出する突壁部45fを形成するとともに、この突壁部45fには、前記ウォームホイール部54及び前記凹部45dの各内径よりも小さい外径を有して有底筒状をなすリングギヤ55が回転自在に支持されている。このリングギヤ55は、前記突壁部45fが挿通される軸受孔56aを有する円環状の底壁部56を形成するとともに、同底壁部56の周縁部から軸方向一側(図9の右側)に伸びる筒状のリングギヤ部57を形成する。なお、リングギヤ部57は、その先端側が前記収容空間S内に収容される態様で、前記サンギヤ部52と軸方向の位置が重合するように配置されている。また、上記リングギヤ部57の外周面には、前記ウォームホイール部54の軸方向の位置からずれた基端側において、所定のピッチの設定された複数の係合爪58がその全周に亘って形成されている。
前記サンギヤ部52及び前記リングギヤ部57の間には、これらに噛み合う複数(3つ)の遊星ギヤ59が所定角度ごとに配置されている。各遊星ギヤ59は、上記サンギヤ部52及びリングギヤ部57と軸方向の位置が重合するように配置されることはいうまでもない。また、前記出力軸49には、前記サンギヤ部52の先端面に摺接する軸方向の位置で、キャリア60が固着されている。各遊星ギヤ59は、キャリア60を構成する一対のプレート部60a,60bにて軸方向両側から挟み込まれるととも、両プレート部60a,60bに一端及び他端の保持された支持軸61が同遊星ギヤ59の軸方向に挿通されることで、支持軸61周りに回転可能に支持されている。従って、各遊星ギヤ59は、支持軸61を中心に自転可能であるとともに、この回転に伴って、前記出力軸49を中心に前記リングギヤ部57に沿って公転する。同時に、前記キャリア60は、前記出力軸49と一体で回転する。
上記サンギヤ51(サンギヤ部52)、リングギヤ55(リングギヤ部57)、遊星ギヤ59及びキャリア60は、遊星ギヤ機構50を構成している。図9に拡大して併せ示したように、前記各遊星ギヤ59は、前記支持軸61の外径よりも大きい内径を有して円環状に形成され遊星ギヤ59の外形の大部分をなす樹脂材からなるギヤ本体59aと、前記支持軸61の外径と同等の内径を有してギヤ本体59aの内周面に沿って円環状に形成された弾性材からなる弾性体59bとを備える。これらギヤ本体59a及び弾性体59bは、例えば二色成形にて一体形成されており、遊星ギヤ59の軸部を構成する弾性体59bの内周面は、前記支持軸61が挿通される軸受孔59cを形成している。このように、遊星ギヤ59の軸部に弾性体59bを配置しているのは、遊星ギヤ機構50の低負荷での作動時に生じる各ギヤ間(サンギヤ51、リングギヤ55、遊星ギヤ59間)のばたつきを吸収するためである。なお、上記ギヤ本体59aの軸方向両端部は、円環状の溝部59dにてそれぞれ拡開されており、上記弾性体59bの軸方向両端部は、これら溝部59dを埋めるように径方向外側に突出している。これは、材質の異なるギヤ本体59a及び弾性体59bを、より堅固に一体化するためである。
図7に示されるように、前記ハウジング44の外側に突出する前記出力軸49の先端部には、板材からなる扇状の駆動レバー62が固着されるとともに、同駆動レバー62には、円弧状のガイド面62aが形成され、さらに、駆動レバー62には、板材からなる2枚(図7では1枚のみ図示)のガイドプレート63が前記ガイド面62aを挟むように固着されている。なお、前記支持ブラケット42には、駆動レバー62の一側(図7の左側)で、前記駆動ケーブル34を構成する外側チューブ35の端部35bが保持されており、これらガイドプレート63は、上記端部35bから引き出されて前記ガイド面62aに案内された前記駆動ワイヤ36の他端36bを保持する。従って、前記出力軸49とともに駆動レバー62が一側方向(図7の反時計回転方向)に回動すると、端部35bから前記駆動ワイヤ36が引き出される。このとき、前記動作レバー31側で保持された駆動ワイヤ36が端部35a内に引き込まれることはいうまでもない。つまり、上記駆動レバー62は、前記駆動ケーブル34、動作レバー31等とともに動力伝達手段を構成する。
前記収容部45cは、前記凹部45dの径方向一側(図8の左側)に連続して当該方向と並行に長方形状に伸びるガイド溝45gを形成するとともに、同ガイド溝45gの先端に連続する扇形状のレバー側凹部45hを形成する。図9に示されるように、レバー側凹部45hは、その扇形状の中心部に軸受孔45iを形成する。この軸受孔45iには、カム部材としてのキャンセルレバー66に一体形成されたレバー軸部66aの一端が回転自在に挿通されて、その先端部をケース45(ハウジング44)の外側に突出させている。なお、レバー軸部66aの他端は、前記カバー46に形成された凹部46bに回転自在に、且つ、軸方向一側(図9の右側)に移動不能に支持されている。また、上記キャンセルレバー66は、前記ガイド溝45gとの干渉を避けたその上側で同ガイド溝45g側に延出する扇形状のレバー部66bを形成するとともに、同レバー部66bの先端部には、長孔状のカム側係合部としてのカム孔66cが形成されている。このカム孔66cは、周方向一側(図8の時計回転方向の側)に対し他側(図8の反時計回転方向の側)がレバー軸部66a側に配置されるように曲成されている。
前記レバー軸部66a周りには、収容部45cの一側(図8の時計回転方向の側)の内壁面に一端の保持された付勢手段としてのレバー付勢ばね67が巻回されている。前記キャンセルレバー66は、このレバー付勢ばね67の他端が係止されることで、図示反時計回転方向に回動する側に付勢されるとともに、同収容部45cの他側(図8の反時計回転方向の側)の内壁面に設置されたレバーストッパ68に前記レバー部66bの対向面が当接することで当該方向への回動が規制され、所定の回動位置に保持される。
前記ガイド溝45gには、同ガイド溝45gに沿う前記凹部45dの径方向に移動可能な板状の係脱部材としてのキャンセルギヤ69が装着されている。このキャンセルギヤ69は、一側(図8において紙面に直交する手前側)に突出して前記カム孔66cに挿通される係脱部材側係合部としての係合ピン69aを形成するとともに、前記凹部45d側の先端部に、前記ガイド溝45gに臨む係合爪58と噛合可能な複数のギヤ側係合爪69bを形成する。図8(a)に示されるように、前記レバーストッパ68に前記レバー部66bの対向面が当接されて、前記キャンセルレバー66が所定の回動位置に保持されている状態では、前記キャンセルギヤ69は、その係合ピン69aが前記カム孔66cの内壁面に押圧されることで、凹部45d側に押し出され、そのギヤ側係合爪69bと前記リングギヤ55の係合爪58とが噛み合う。このとき、リングギヤ55は、回転不能に係止される。一方、図8(b)に示されるように、前記キャンセルレバー66が、前記レバー付勢ばね67に抗して図示時計回転方向に回動した状態では、前記キャンセルギヤ69は、その係合ピン69aが前記カム孔66cの内壁面に押圧されることで、レバー軸部66a側に引き戻され、前記リングギヤ55の係合爪58との噛合が解除される。このとき、リングギヤ55は、回転可能とされる。
図7に示されるように、前記ハウジング44(ケース45)の外側に突出する前記レバー軸部66aの先端部には、板材からなるレバー70が固着されている。なお、前記ハウジング44には、レバー70の上側で、キャンセルケーブル71を構成する外側チューブ72の端部72aが保持されており、上記レバー70は、上記端部72aから引き出されたワイヤ73の一端73aを保持する。従って、前記ワイヤ73が端部72a内に引き込まれると、前記レバー70は、前記キャンセルレバー66とともに前記レバー付勢ばね67に抗して図示反時計回転方向(図8において時計回転方向)に回動する。なお、上記ワイヤ73(キャンセルケーブル71)は、前記ドアハンドル4,5の操作力が伝達されることで、上記レバー70が図示時計回転方向に回動するように前記ワイヤ73を端部72a内に引き込む。
ここで、アクチュエータ40の動作について説明する。前記係合爪58及びギヤ側係合爪69bの噛合により、前記リングギヤ55が回転不能に係止される状態において、前記電動モータ47が駆動され、その回転軸47aに固着されたウォーム48に噛み合うサンギヤ51(ウォームホイール部54)に一側方向(図8において時計回転方向)への回転動力が伝達されると、これに伴うサンギヤ部52の当該方向への回転により、前記遊星ギヤ59は、上記リングギヤ55に対し、他側方向(図8において反時計回転方向)に自転しつつ、一側方向(図8において時計回転方向)に公転する。そして、前記キャリア60(出力軸49)は、一側方向(図8において時計回転方向)への回転動力を出力する。つまり、前記遊星ギヤ機構50は、上記サンギヤ51、リングギヤ55及びキャリア60をそれぞれ入力軸、固定軸及び出力軸とする減速機構を構成している。このとき、出力軸49の回転に伴い、前記駆動レバー62が図7において反時計回転方向に回動することで、前記端部35bから前記駆動ワイヤ36が引き出される。なお、前記リングギヤ55は、前記キャリア60(出力軸49)の回転の反力を受けて他側方向(図8において反時計回転方向)に回転しようとしており、前記キャンセルギヤ69は、このリングギヤ55の当該方向への回転を堅固に規制している。
一方、前記係合爪58及びギヤ側係合爪69bの噛合が解除されて、前記リングギヤ55が回転可能とされる状態では、前記キャリア60(出力軸49)からの回転動力の出力が停止される。これは、出力軸49側の負荷が大きいことから、サンギヤ51から各遊星ギヤ59に伝達される回転動力がリングギヤ55を回転させるだけとなり、各遊星ギヤ59が公転しなくなって、前記キャリア60が回転しないことによる。
図3に示されるように、前記本体部11には、板材からなるキャンセルレバー76が第1回転軸O1の一側(図3の左側)にずれた第2回転軸O2を中心に回動可能に支持されている。このキャンセルレバー76は、前記オープンレバー12の軸方向一側(図3において紙面に直交する手前側)にずらして配置されるとともに、前記端部12bの上側でオープンレバー12の回動軌跡上に配置されるように他側(図3において紙面に直交する奥側)に屈曲する板状のカム部76aを形成する。従って、上記キャンセルレバー76は、前記オープンレバー12が第1回転軸O1を中心に図示時計回転方向に回動することで、上記カム部76aが端部12bの当接面に摺接されつつ押圧され、第2回転軸O2を中心に図示時計回転方向に回動する。なお、オープンレバー12が所定の回動位置に保持される図3に示した状態では、上記キャンセルレバー76は、カム部76aがオープンレバー12の端部12bに係止されることで第2回転軸O2を中心とする所定の回動位置に保持される。また、上記キャンセルレバー76は、一側(図3の左側)に延出する取付片76bを形成するとともに、第2回転軸O2を中心に図示時計回転方向に回動することで同取付片76bを上昇させる。
なお、前記本体部11には、キャンセルレバー76(取付片76b)の下側で、前記キャンセルケーブル71を構成する外側チューブ72の端部72bが保持されており、前記取付片76bは、上記端部72bから引き出されたワイヤ73の他端73bを保持する。従って、前記キャンセルレバー76が第2回転軸O2を中心に図示時計回転方向に回動すると、端部72bから前記ワイヤ73が引き出される。このとき、前記レバー70側で保持されたワイヤ73が端部72a内に引き込まれることはいうまでもない。これにより、前記キャンセルレバー66が、前記レバー付勢ばね67に抗して回動する。そして、前記キャンセルギヤ69のギヤ側係合爪69bは、前記リングギヤ55の係合爪58との噛合が解除され、リングギヤ55は回転可能とされる。つまり、いずれのドアハンドル4,5が開操作される場合であっても、前記オープンレバー12を介して前記取付片76bを上昇させるように操作力が伝達されることで、前記リングギヤ55は回転可能とされ、前記キャリア60(出力軸49)からの回転動力の出力が停止される。つまり、上記キャンセルレバー76は、前記キャンセルレバー66、レバー70、キャンセルケーブル71等とともに切替手段を構成する。前記リングギヤ55及びキャンセルギヤ69の係合・解除に係るキャンセルレバー76をオープンレバー12から独立させて別体としているのは、操作力の解放に伴うキャンセルレバー76の復帰動作が不十分であってもオープンレバー12の復帰動作、即ちドアハンドル4,5の復帰動作に影響を及ぼさないようにするためである。
次に、本実施形態の動作について総括して説明する。まず、車両ドア1が半ドア状態又は全閉状態にあり、前記ラッチ機構20が図5又は図6に示したハーフラッチ状態又はフルラッチ状態にあるとする。このとき、車両ドア1を開放すべく、前記アウトサイドドアハンドル4が開操作されると、この操作力が前記オープンレバー12に伝達される。これにより、オープンレバー12が第1回転軸O1を中心に図3において時計回転方向に回動し、前記端部12bを上昇させる。そして、この端部12bの上昇に伴い、図4に示したオープンリンク14が上昇することで、そのフランジ14aにより前記リフトレバー15の先端部15aが下側から押圧される。これにより、上記リフトレバー15が回動し、これと一体回動する前記ポール24が、図5又は図6において時計回転方向に回動すると、前記係合端部24aによる前記第1係合部21d又は第2係合部21eの係止が解除される。従って、前記ラッチ21は、ラッチ付勢ばね22に付勢されて前記係合凹部21aの内壁面によりストライカ3を押圧しつつ、図5又は図6において時計回転方向に回動する。そして、前記車両ドア1は、前記係合凹部21aにおける前記ストライカ3との係合を解除して開放可能となる。
一方、車両ドア1を開放すべく、前記インサイドドアハンドル5が開操作されると、この操作力が前記インサイドオープンレバー16に伝達される。これにより、インサイドオープンレバー16が回転軸Oを中心に図4において反時計回転方向に回動し、前記先端部16aを上昇させる。そして、この先端部16aにより前記オープンリンク14のフランジ14aが下側から押圧される。これにより、前記オープンリンク14が上昇することで、上述の態様でリフトレバー15とともにポール24が回動する。従って、前記車両ドア1は、同様に前記係合凹部21aにおける前記ストライカ3との係合を解除して開放可能となる。なお、インサイドオープンレバー16が回動する場合であっても、前記オープンリンク14が上昇することで、前記オープンレバー12は、前記端部12bを上昇させるように回動する。
次に、車両ドア1が半ドア状態にあり、前記ラッチ機構20が図5に示したハーフラッチ状態にあるとする。そして、いずれのドアハンドル4,5も開操作されておらず、前記係合爪58及びギヤ側係合爪69bの噛合により、前記リングギヤ55が回転不能に係止される状態(図8(a)参照)にあるとする。このとき、前記電動モータ47が駆動され、前記サンギヤ51(ウォームホイール部54)に一側方向(図8において時計回転方向)への回転動力が伝達されると、前述の態様で前記キャリア60(出力軸49)は、一側方向(図8において時計回転方向)への回転動力を出力する。これに伴い、前記駆動レバー62が図7において反時計回転方向に回動することで、前記駆動ワイヤ36は、前記端部35bから引き出されるとともに、図5に示した前記端部35a内に引き込まれる。従って、前記動作レバー31は、図5において時計回転方向に回動することで、前述の態様で前記係合凹部21aにおいて係合する前記ストライカ3が引っ張られ、ラッチ機構20のフルラッチ状態となる。そして、前記車両ドア1は、半ドア状態から全閉状態へと閉作動する。
なお、車両ドア1の全閉状態への移行完了後は、前記電動モータ47は、前記出力軸49(キャリア60)と一体回動する前記駆動レバー62が図7において時計回転方向に回動するように逆駆動される。このとき、電動モータ47は、低負荷で駆動されるため、前記リングギヤ55は、前記キャンセルギヤ69によりわずかな力で回転不能に係止される。そして、前記動作レバー31は、前述したレバー付勢ばねにより付勢されて、前記駆動ワイヤ36を前記端部35aから引き出しつつ、図6において反時計回転方向に回動して、前記レバーストッパ32により回動規制される所定の回動位置に復帰・保持(初期復帰)される。この際、遊星ギヤ機構50は、低負荷で作動することになり、同遊星ギヤ機構50の各ギヤ間(サンギヤ51、リングギヤ55、遊星ギヤ59間)でばたつきが生じるが、このばたつきは、前記弾性体59bによって吸収される。
一方、前記電動モータ47の駆動中、即ち車両ドア1の閉作動中に、同車両ドア1を開放すべく、いずれかのドアハンドル4,5が開操作されたとする。このとき、操作力の伝達により、前記オープンレバー12が前記端部12bを上昇させるように第1回転軸O1を中心に回動することで、前記キャンセルレバー76は、上記カム部76aが端部12bの当接面に摺接されつつ押圧され、第2回転軸O2を中心に図3において時計回転方向に回動し、前記取付片76bを上昇させる。これに伴い、前記ワイヤ73は、前記端部72bから引き出されるとともに、図7に示した前記端部72a内に引き込まれる。従って、前記レバー70と一体で前記キャンセルレバー66が図8において時計回転方向に回動することで、前述の態様で前記キャンセルギヤ69のギヤ側係合爪69bは、前記リングギヤ55の係合爪58との噛合が解除され、リングギヤ55は回転可能とされる。そして、前記キャリア60(出力軸49)からの回転動力の出力が停止される。この際、遊星ギヤ機構50は、低負荷で作動することになり、同遊星ギヤ機構50の各ギヤ間(サンギヤ51、リングギヤ55、遊星ギヤ59間)でばたつきが生じるが、このばたつきは、前記弾性体59bによって吸収される。なお、ドアハンドル4,5が開操作されることで、前記ラッチ機構20がアンラッチ状態に移行しうることはいうまでもない。このとき、ラッチ機構20をハーフラッチ状態からフルラッチ状態へと切り替えるべくラッチ21(従動凸部21f)と係合していた動作レバー31は、遊星ギヤ機構50を介した動力伝達が遮断されていることで、前記ラッチ機構20のアンラッチ状態への移行を許容する。その結果、前記車両ドア1が開放可能となる。
また、この状態で、ドアハンドル4,5の操作力が解放されると、前記キャンセルレバー66は、前記レバー付勢ばね67に付勢されて所定の回動位置に復帰され、前記キャンセルギヤ69は、そのギヤ側係合爪69bが前記リングギヤ55の係合爪58と噛み合うように、ガイド溝45gに沿って移動する。そして、前記リングギヤ55は、再び回転不能に係止される。また、前記キャンセルレバー66の回動に伴い、前記レバー70が図7において時計回転方向に回動することで、前記ワイヤ73は、前記端部72aから引き出されるとともに、図3に示した前記端部72b内に引き込まれる。従って、前記キャンセルレバー76は、図3において反時計回転方向に回動することで、前記カム部76aがオープンレバー12の端部12bに係止される所定の回動位置に復帰・保持される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、キャンセルギヤ69及びリングギヤ55の係合により、同リングギヤ55が回転不能に係止されると、遊星ギヤ機構50の作動により、サンギヤ51が回転駆動されることでキャリア60(出力軸49)から回転動力が出力される。そして、この回転動力がラッチ機構20に伝達されることで、車両ドア1が半ドア状態から全閉状態へと閉作動する。一方、ドアハンドル4,5の操作力がキャンセルギヤ69に伝達されて同キャンセルギヤ69及びリングギヤ55の係合が解除されると、同リングギヤ55が回転可能とされることでキャリア60(出力軸49)からの回転動力の出力が停止され、車両ドア1の半ドア状態から全閉状態への閉作動が中止される。この際、遊星ギヤ機構50は、低負荷で作動することになり、同遊星ギヤ機構50の各ギヤ間(サンギヤ51、リングギヤ55、遊星ギヤ59間)でばたつきが生じるが、このばたつきは、前記弾性体59bによって吸収されることで、異音(噛み合い音)の発生を抑制することができる。
また、車両ドア1が半ドア状態から全閉状態への閉作動を完了した後、動作レバー31を初期復帰させるべく、キャリア60(遊星ギヤ機構50)を駆動前の初期の回転位置に復帰させる場合においても、遊星ギヤ機構50が低負荷で作動することになるが、この場合であっても、同様に異音(噛み合い音)の発生を抑制することができる。
なお、車両ドア1を半ドア状態から全閉状態へと閉作動させるべく、キャリア60(出力軸49)から回転動力を出力する際には、遊星ギヤ機構50の各ギヤ(サンギヤ51、リングギヤ55、遊星ギヤ59間)が一方向に押し付けられながら作動するため、顕著な異音が発生することはない。
(2)本実施形態では、弾性体59bは、サンギヤ51(サンギヤ部52)及びリングギヤ55(リングギヤ部57)に噛み合う遊星ギヤ59の軸部に配置されることで、異音(噛み合い音)の発生をより好適に抑制することができる。
(3)本実施形態では、前記リングギヤ55が回転不能に係止された状態では、電動モータ47により回転駆動されるサンギヤ51に対し、減速された回転動力が前記キャリア60から出力されることになり、より高いトルクが得られる。従って、前記車両ドア1を半ドア状態から全閉状態へと閉作動させるために要する動力を、より小型の電動モータ47にて得ることができる。
(4)本実施形態では、前記キャンセルギヤ69をリングギヤ55の径方向一側又は他側に移動させる極めて簡易な構造で、係合爪58及びギヤ側係合爪69bが係合されてリングギヤ55を回転不能に係止し、又は、係合爪58及びギヤ側係合爪69bの係合が解除されてリングギヤ55を回転可能にできる。
(5)本実施形態では、係合爪58及びギヤ側係合爪69bの係合・解除に係るキャンセルギヤ69の直線運動(リングギヤ55の径方向一側又は他側への移動)を、係合ピン69a及びカム孔66cの係合によるキャンセルレバー66の回転運動の変換によって極めて簡易な構造で実現できる。また、ドアハンドル4,5の操作力が解放されると、レバー付勢ばね67により付勢されてキャンセルレバー66が一側方向に回動し、係合爪58及びギヤ側係合爪69bの係合を復帰・保持できる。
(6)本実施形態では、ドアハンドル4,5の操作力をキャンセルギヤ69に伝達するワイヤ73(キャンセルケーブル71)を有することで、同ワイヤ73の配索によってこれらドアハンドル4,5及びキャンセルギヤ69を機械的に連結する際の配置自由度を増大することができる。
(7)本実施形態では、キャリア60(出力軸49)から出力された回転動力をラッチ機構20に伝達する駆動ワイヤ36(駆動ケーブル34)を有することで、同駆動ワイヤ36の配索によってこれらキャリア60(遊星ギヤ機構50)及びラッチ機構20を機械的に連結する際の配置自由度を増大することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、各遊星ギヤ59の軸部に配置される弾性体(59b)を遊星ギヤ59側(ギヤ本体59a)に固定したが、支持軸61側に固定してもよい。あるいは、いずれにも固定せず、これらの間に弾性材からなるブッシュを介装してもよい。
・前記実施形態において、サンギヤ51(サンギヤ部52)の軸部に弾性体を配置してもよい。また、この場合、サンギヤ51(軸受孔52a)側に弾性体を固定してもよいし、出力軸49側に弾性体を固定してもよい。あるいは、いずれにも固定せず、これらの間に弾性材からなるブッシュを介装してもよい。
・前記実施形態において、リングギヤ55(リングギヤ部57)の軸部に弾性体を配置してもよい。また、この場合、リングギヤ55(軸受孔56a)側に弾性体を固定してもよいし、ハウジング44(突壁部45f)側に弾性体を固定してもよい。あるいは、いずれにも固定せず、これらの間に弾性材からなるブッシュを介装してもよい。
・前記実施形態において、弾性体を成形する弾性材として、例えばエラストマ、天然ゴム、合成ゴムなどを採用すればよい。
・前記実施形態において、サンギヤ51、リングギヤ55及びキャリア60は、入力軸、固定軸及び出力軸の互いに異なるいずれかであってもよい。ただし、いずれの場合であっても、確実な動力伝達を図るため、軸部への弾性体の配置は、入力軸以外を選択することがより好ましい。
・前記実施形態において、キャンセルレバー66及びキャンセルギヤ69の係合に係るカム孔66c及び係合ピン69aは、それぞれキャンセルギヤ69側及びキャンセルレバー66側に形成してもよい。
・前記実施形態においては、ドアラッチ装置10の動作レバー31及びアクチュエータ40の駆動レバー62間を、駆動ケーブル34を介して連結して駆動力の伝達を行うようにしたが、これらの間をギヤ結合により直結したり、あるいはリンクを介して連結して駆動力の伝達を行ってもよい。
・前記実施形態においては、ドアハンドル4,5の開操作に係るキャンセルレバー76及びアクチュエータ40のレバー70間を、キャンセルケーブル71を介して連結して操作力の伝達を行うようにしたが、これらの間をギヤ結合により直結したり、あるいはリンクを介して連結して操作力の伝達を行ってもよい。
本発明が適用される車両ドアを示す正面図。 車両ドアを示す平面図。 ドアラッチ装置を示す正面図。 ドアラッチ装置を示す側面図。 ドアラッチ装置を示す正面図。 ドアラッチ装置を示す正面図。 アクチュエータを示す正面図。 (a)(b)は、アクチュエータを示す背面図。 図8のA−A線に沿った断面図。
符号の説明
1…車両ドア、3…ストライカ、4,5…ドアハンドル、10…ドアラッチ装置、11…本体部、12…オープンレバー、20…ラッチ機構、21…ラッチ、21f…従動凸部、24…ポール、31…動作レバー、31a…駆動凸部、34…駆動ケーブル、36…駆動ワイヤ、40…アクチュエータ、44…ハウジング、47…電動モータ、47a…回転軸、48…ウォーム、49…出力軸、50…遊星ギヤ機構、51…サンギヤ、52…サンギヤ部、54…ウォームホイール部、55…リングギヤ、57…リングギヤ部、58…係合爪、59…遊星ギヤ、59a…ギヤ本体、59b…弾性体、60…キャリア、62…駆動レバー、66…キャンセルレバー、66c…カム孔、69…係脱部材としてのキャンセルギヤ、69a…係合ピン、69b…ギヤ側係合爪、70…レバー、71…キャンセルケーブル、73…ワイヤ、76…キャンセルレバー。

Claims (7)

  1. サンギヤ、リングギヤ、遊星ギヤ及びキャリアを備える遊星ギヤ機構と、
    前記サンギヤ、前記リングギヤ及び前記キャリアのいずれか1つは、電動モータにより回転駆動される入力軸とされ、
    前記入力軸を除く前記サンギヤ、前記リングギヤ及び前記キャリアのいずれか1つは、係脱部材に係合されて回転不能に係止されるとともに、該係脱部材との係合が解除されて回転可能とされる固定軸とされ、
    前記入力軸及び前記固定軸を除く前記サンギヤ、前記リングギヤ及び前記キャリアのいずれか1つは、回転動力を出力する出力軸とされ、
    車両ドアを半ドア状態及び全閉状態でそれぞれ保持可能なラッチ機構と、
    前記出力軸から出力された回転動力を前記ラッチ機構に伝達して、前記車両ドアが半ドア状態から全閉状態へと閉作動するように前記ラッチ機構を作動させる動力伝達手段と、
    前記係脱部材に操作力を伝達して該係脱部材と前記固定軸との係合を解除するとともに、該操作力の解放によって前記係脱部材を前記固定軸に係合する切替手段とを備え、
    前記サンギヤ、前記リングギヤ及び前記遊星ギヤの少なくとも1つの軸部に、弾性体を配置したことを特徴とする車両用ドアクローザ装置。
  2. 前記弾性体は、前記遊星ギヤの軸部に配置したことを特徴とする請求項1に記載の車両用ドアクローザ装置。
  3. 前記入力軸、前記固定軸及び前記出力軸は、それぞれ前記サンギヤ、前記リングギヤ及び前記キャリアであることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用ドアクローザ装置。
  4. 前記係脱部材は、前記固定軸の径方向に移動可能に設けられ、該固定軸の径方向一側に移動することで前記固定軸に係合されるとともに、該固定軸の径方向他側に移動することで前記固定軸との係合が解除されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用ドアクローザ装置。
  5. 前記係脱部材は、係脱部材側係合部を有し、
    前記切替手段は、
    前記係脱部材側係合部と係合するカム側係合部を有し、一側方向への回動に伴い前記係脱部材を前記固定軸の径方向一側に移動させて前記固定軸に係合するとともに、前記操作力に基づく他側方向への回動に伴い前記係脱部材を前記固定軸の径方向他側に移動させて前記固定軸との係合を解除するカム部材と、
    前記カム部材を一側方向に回動させる側に付勢する付勢手段とを備えたことを特徴とする請求項4に記載の車両用ドアクローザ装置。
  6. 前記操作力は、ドアハンドルを開操作する際の操作力であって、
    前記切替手段は、前記ドアハンドルの操作力を前記係脱部材に伝達するワイヤを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用ドアクローザ装置。
  7. 前記動力伝達手段は、前記出力軸から出力された回転動力を前記ラッチ機構に伝達する駆動ワイヤを有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両用ドアクローザ装置。
JP2005333261A 2005-11-17 2005-11-17 車両用ドアクローザ装置 Expired - Fee Related JP4747796B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005333261A JP4747796B2 (ja) 2005-11-17 2005-11-17 車両用ドアクローザ装置
EP09006213A EP2080856A3 (en) 2005-11-17 2006-11-15 Driving mechanism and door closing apparatus for vehicle
EP06255841A EP1788170A3 (en) 2005-11-17 2006-11-15 Driving mechanism and door closing apparatus for vehicle
US11/600,089 US20070111845A1 (en) 2005-11-17 2006-11-16 Driving mechanism and door closing apparatus for vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005333261A JP4747796B2 (ja) 2005-11-17 2005-11-17 車両用ドアクローザ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007138532A true JP2007138532A (ja) 2007-06-07
JP4747796B2 JP4747796B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=38201736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005333261A Expired - Fee Related JP4747796B2 (ja) 2005-11-17 2005-11-17 車両用ドアクローザ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4747796B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009062765A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Mitsuba Corp 車両用自動開閉装置
JP2013019214A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ドアロック装置
US11085211B2 (en) 2012-02-28 2021-08-10 Kiekert Ag Motor vehicle door lock

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000080836A (ja) * 1998-09-07 2000-03-21 Oi Seisakusho Co Ltd 自動車用電動式駆動ユニット
JP2004263413A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Aisin Seiki Co Ltd ドアクローザ装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000080836A (ja) * 1998-09-07 2000-03-21 Oi Seisakusho Co Ltd 自動車用電動式駆動ユニット
JP2004263413A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Aisin Seiki Co Ltd ドアクローザ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009062765A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Mitsuba Corp 車両用自動開閉装置
JP2013019214A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ドアロック装置
US11085211B2 (en) 2012-02-28 2021-08-10 Kiekert Ag Motor vehicle door lock

Also Published As

Publication number Publication date
JP4747796B2 (ja) 2011-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4600250B2 (ja) 車両用ドアクローザ装置
JP4962283B2 (ja) 車両ドア開閉装置
US6676556B2 (en) Motor device for actuating vehicle door operation device
JP4473919B2 (ja) 自動車用ドアラッチ装置
JP4755528B2 (ja) 車両用ドアラッチのリモートコントロール装置
JP5231882B2 (ja) 車両用開閉装置
WO2015064471A1 (ja) 車両用ドア開閉装置
CN103362379B (zh) 门闭合器装置
JP2007138530A (ja) 駆動装置及び車両用ドアクローザ装置
JP4659559B2 (ja) 電動式アクチュエータ
JP2008019567A (ja) 車両用ドアロック装置
JP2014009477A (ja) 車両用ドアクローザ装置
JP4747796B2 (ja) 車両用ドアクローザ装置
EP1788170A2 (en) Driving mechanism and door closing apparatus for vehicle
JP6149689B2 (ja) 車両用ドア開閉装置
JP5231881B2 (ja) 車両用開閉装置
JP4595790B2 (ja) 車両用ドアクローザ装置
JP6514083B2 (ja) 車両用ドアロック装置
JP2007138533A (ja) 車両用ドアクローザ装置
JP4090871B2 (ja) ウインドレギュレータ、ドアクロージャーおよびドアオープナの操作システム
JP5961898B2 (ja) ドアクローザ装置
JP5961897B2 (ja) ドアクローザ装置
JP5961896B2 (ja) ドアクローザ装置
WO2018154821A1 (ja) 車両用クローザ装置及び車両用ドア装置
JP6346073B2 (ja) 車両用ドアロック装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081027

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110419

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110502

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4747796

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees