JP2007136801A - 化粧材 - Google Patents
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Abstract
【課題】 住宅等建築物の壁面や天井面などの内装表面仕上げ材として用いることができ、特にリフォーム時の張替え作業を容易に、且つ安価にすることができる化粧材を提供することを目的とする。
【解決手段】 複数層の化粧シート層と複数層の粘接着層との積層体からなり、表面側の粘接着層の剥離強度がそれよりも裏面側の粘接着層の剥離強度よりも順次低い剥離強度となるように形成されており、表層側から順に剥離し易くなるように形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 複数層の化粧シート層と複数層の粘接着層との積層体からなり、表面側の粘接着層の剥離強度がそれよりも裏面側の粘接着層の剥離強度よりも順次低い剥離強度となるように形成されており、表層側から順に剥離し易くなるように形成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、住宅、店舗、展示場等の建築物の壁面、間仕切り面、天井面に用いることのできる内装仕上げ用化粧材、特に手間を要さずに模様替えのできる化粧材に関する。
従来から、住宅等建築物の壁面などの内装仕上げ面に合成樹脂シートからなる化粧シートを貼着することが行われている。これらの化粧シートは、長い間の使用によって汚れや傷を生じ、その際には上記汚れや傷を生じた古い化粧シートを剥がした後、この剥離面を調整し、再度接着剤を塗布して新しい化粧シートを貼着することにより張り替えが行われていた。
しかしながら、このような従来の古い化粧シートの張替え作業を行うには、多大な手間とコストがかかるとともに、熟練した専門的な技術が必要であるなどの欠点を有していた。
このため、従来から、例えば特許文献1に記載のあるように、片面に粘着材層が設けられた合成樹脂製シートを複数枚積層して形成した表面仕上げ用多層化粧シートが提案されている。この多層シートは、例えば塩化ビニル樹脂等の化粧シートの片面にゴムなどを主材とする粘着材層を設けることにより形成されている。
これによって、化粧面が汚れたり傷ついたりした場合には、最表層の化粧シートを剥離するという簡単な作業で、その下層の化粧シートを新しい化粧層として表面に現出させることが可能となり、従来の化粧シートの張替え手間やそれに要する費用を削減できることが可能になった。
しかしなから、上記特許文献1に記載の方法は、多層シートの粘着材層に特徴がないため、最表層の化粧シートを剥がそうとすると、その下の化粧シートまで剥がれてしまう等、最表層の化粧シートだけを選択して剥がすことが難しいという問題を有していた。
実開平6−28062号公報
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、化粧シートの張替えの手間や経費を軽減でき、また表層から順に容易に張替えができる化粧材を提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、請求項1に係る発明の化粧材は、複数層の化粧シート層と複数層の粘接着材層との積層体からなり、表面側の粘接着材層の剥離強度がそれよりも裏面側の粘接着材層の剥離強度よりも順次低い剥離強度となるように形成されていることを特徴とする。
請求項1の発明の化粧材によれば、複数層の化粧シート層と複数層の粘接着材層との積層体で形成されているので、これを住宅等建築物の壁面などに貼着した後、リフォームしようとした場合、最表層の化粧シートを剥がしてその下層の化粧シートを表面に現出させることができるので、張替えの手間や費用を少なくすることができ、また張替えに際して熟練技術を必要とすることもない。
また、表面側の粘接着材層の剥離強度がそれよりも裏面側の粘接着材層の剥離強度よりも順次低い剥離強度となるように形成されているので、リフォーム時に表層側の化粧シートから順に裏層側の化粧シートへと、容易且つ確実に剥がすことができ、その張替え作業を一層良好に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。尚、本発明は実施形態の記載内容に限られるものではない。
図1は、本発明の第1実施形態である化粧材Aを示し、この化粧材Aは、上から順に最表層の第1化粧シート層1と、その下方に位置する第1粘接着材層2と、その下層に位置する第2化粧シート層3と、その下方に位置する第2粘接着材層4と、更にその下方に位置する第3化粧シート層5と、その下方の最裏層に位置する第3粘接着材層6とで形成されている。
そして、第1粘接着材層2の剥離強度が第2粘接着材層4の剥離強度よりも低い剥離強度となり、また第2粘接着材層4の剥離強度が第3粘接着材層6の剥離強度よりも低い剥離強度となるように形成されている。即ち表面側に位置する粘接着材層の剥離強度よりも順に裏面側に位置する粘接着材層の剥離強度の方が強くなるように第1、第2、第3の粘接着材層2、4、6が形成されている。
また、第1から第3の粘接着材層2、4、6は、その上方即ち表面側に位置する化粧シート層1、3、5に夫々接着した状態でその下方即ち裏面側に位置する化粧シート層3、5や壁面との間で剥離できるように形成されている。例えば、リフォーム時に最表層の第1化粧シート層1を剥がす場合、この最表層の第1化粧シート層1の裏面側に第1粘接着材層2が接着した状態で、第1粘接着材層2とその下方の第2化粧シート層3との間で剥離するように形成されている。
ここにおいて、第1から第3の化粧シート層1、3、5を形成する各化粧シートとしては、表面に印刷等の化粧が施されたポリオレフィンシートや印刷紙、或いはそれらの裏面に裏打ち紙や裏打ちシート、裏打ち緩衝シート等の裏打ち材を貼着したものなどを用いることができる。また、各化粧シートや裏打ち材には、消臭剤や芳香剤を混入して、消臭性や芳香性を付与しておくこともできる。
また、第1から第3の粘接着材層2、4、6を形成する粘接着材としては、特に限定されるものではないが、例えばアクリル樹脂系の粘接着材を用いることができる。そして、これら粘接着材層2、4、6の剥離強度に前記の如き強弱をつけるためには、その成分を調整して粘接着力を変える方法、ガラス転移点を変えて粘接着力を変える方法、塗布量や硬化成分の添加量を変えて粘接着力を変える方法、塗布時の溶剤の希釈率を変えて粘接着力を変える方法等を適用することができる。
尚、上記第1実施形態の化粧材Aでは、第1化粧シート層5の裏面に第3粘接着材層6を設ける例を示したが、この第3粘接着材層6は特に設ける必要はない。このような第3粘接着材層6を設けていない化粧材を、壁面などの施工面に接着する場合は、第2粘接着材層4よりも剥離強度の強い接着剤を用いて、現場施工することができる。
また、上記第1実施形態の化粧材Aでは、第1から第3の3層の化粧シート層1、3、5を持つものを示したが、これに限らず化粧シート層の数は2層であっても4層であっても良い。
図2は、本発明の第2実施形態である化粧材Bを示し、この化粧材Bは、前記第1実施形態の化粧材Aにおいて、その各化粧シート層が表面の化粧シートとこの化粧シート裏面に貼着された発泡ウレタンシート等の緩衝性裏打ちシート7とからなる第1から第3の化粧シート層1a、3a、5aを備えており、その他の構成は前記化粧材Aと同じである。
このように、化粧シート層1a、3a、5aに緩衝性裏打ちシート7を貼着した化粧材Bを壁面に用いた場合には、子供・老人等が壁に衝突してもその衝撃を緩和することができる。尚、上記化粧材Bでは、化粧シート層1a、3a、5aの各裏面すべてに緩衝性裏打ちシート7を貼着した例を示したが、これに限らず化粧シート層1a、3a、5aのいずれか一つに緩衝性裏打ちシート7を貼着しておくこともできる。
図3は、本発明の第3実施形態である化粧材Cを示し、この化粧材Cは、横方向に直線的な剥ぎ取り線8が設けられている。この剥ぎ取り線8は、無数の微細な小孔を直線的に配列して形成したり、あるいは化粧シート層と粘接着材層とを切断する切断線等として形成されている。
従って、リフォームする場合、汚れた表面の化粧シート層をこの剥ぎ取り線8に沿って小分けして剥ぎ取ることができ、リフォーム作業を一層良好に行うことができる。特に、化粧材Cを施工した後に、巾木などの造作材やエアコン、或いは家具類等を設置した場合、その境界に上記剥ぎ取り線8を位置させておくと、更にリフォーム作業を容易に行うことができる。
尚、上記第3実施形態の化粧材Cでは、剥ぎ取り線8を横方向に直線的に設ける例を示したが、これに限らず、例えば、縦方向に直線的に設けたり、縦横方向に直線的に設けたり、更には任意の曲線状に設けたりすることもできる。
また、このような剥ぎ取り線8は、複数の化粧シート層の一つに設けることも全部に設けることもできる。そして、複数の化粧シート層に設ける場合には、表面側の化粧シート層と裏面側の化粧シート層とで、剥ぎ取り線8の位置を同じくすることもできるが、異ならせておくことにより、表面側の化粧シート層を取り除く剥離作業を一層良好に行うことができる。
A、B、C 化粧材
1、1a 第1化粧シート層
2 第1粘接着材層
3、3a 第2化粧シート層
4 第2粘接着材層
5、5a 第3化粧シート層
6 第3粘接着材層
7 緩衝性裏打ちシート
8 剥ぎ取り線
1、1a 第1化粧シート層
2 第1粘接着材層
3、3a 第2化粧シート層
4 第2粘接着材層
5、5a 第3化粧シート層
6 第3粘接着材層
7 緩衝性裏打ちシート
8 剥ぎ取り線
Claims (1)
- 複数層の化粧シート層と複数層の粘接着材層との積層体からなり、表面側の粘接着層の剥離強度がそれよりも裏面側の粘接着材層の剥離強度よりも順次低い剥離強度となるように形成されていることを特徴とする化粧材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005332398A JP2007136801A (ja) | 2005-11-17 | 2005-11-17 | 化粧材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005332398A JP2007136801A (ja) | 2005-11-17 | 2005-11-17 | 化粧材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007136801A true JP2007136801A (ja) | 2007-06-07 |
Family
ID=38200241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005332398A Pending JP2007136801A (ja) | 2005-11-17 | 2005-11-17 | 化粧材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007136801A (ja) |
-
2005
- 2005-11-17 JP JP2005332398A patent/JP2007136801A/ja active Pending
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