JP2011099306A - パネル型壁装材とその施工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】下地調整の工程を簡素化し、継目部分に隙間ができる目隙が発生しない壁装材及び施工方法を得る。
【解決手段】壁紙の表面層2と、裏面の裏打ち紙4の間に硬さを備えた基材3を加えた四角形のパネル型壁装材1を、色、厚み、柄の異なる数種類を用意し、それを組み合わせ、継目部分に高低差を設けて壁面に施工する。
【選択図】図1
【解決手段】壁紙の表面層2と、裏面の裏打ち紙4の間に硬さを備えた基材3を加えた四角形のパネル型壁装材1を、色、厚み、柄の異なる数種類を用意し、それを組み合わせ、継目部分に高低差を設けて壁面に施工する。
【選択図】図1
Description
本発明は四角形のパネル型の壁装材を用いて、工期短縮を可能にし、継目部分の問題を減少、及び部分貼り替えを可能にする意匠性に優れた壁面の施工方方法に関するものである。
従来、室内装飾の表面仕上げ材として、その殆どが裏打ち紙の上に、塩化ビニル樹脂、オレフィン系樹脂、紙などに印刷やエンボス加工などによる意匠を施した装飾を所望の方法で積層することで構成されているシート状の壁装材(以下壁紙ともいう)が用いられ、色、柄で意匠性を高めてきた。
そして、このような壁紙はでんぷん糊等の接着剤を裏打ち紙の裏面、または壁面に塗布して壁の基体となる石膏ボードなどに貼着される。
しかし、壁紙を貼着する際、基体となる下地に凹凸、クラック、段差があると、それらが表面に現れ、意匠性を著しく失うという問題が発生しやすい為、下地材料の不陸調整を目的にパテ処理が行われている。このような下地処理に多くの時間と労力を費やしてきた
特にじゅらく壁や繊維壁等の和壁面、吹き付けじゅらく塗装面、凹凸の大きな無機質壁紙下面など下地全体に凹凸がある場合は、下地全面にパテ処理を行う必要があり、内装業者にとっては大変な手間であると同時に、このような全面パテで仕上げた下地面は、内装業者の技量によるところが大きく、厚みの薄い壁紙を施工した場合、下地の凹凸が壁紙上から極端に見えてしまい、美しく仕上がらない場合があった。
また施工時に壁紙を何枚も貼り継ぐ過程で、シート状の壁装材の収縮によって壁紙と壁紙の継目部分に隙間ができる目隙が発生するケースが多く、仕上がりが損なわれ易いという問題がある。
それ以外にも、一部分のキズ、汚れ等が発生した際、部分的に貼り替えることが認められず、連続した一面全てを貼り替えなければならず、多大な手間を要してきた。また、壁のリフォーム時などで古い壁紙を剥がした際、下地面が痛むことによって、凹凸ができ、その凹凸がその後の仕上がりに大きな影響を及ぼすことになる。
本発明の課題は、下地調整処理を簡素化し、労力と施工時間の低減を可能にする壁装材を提供する
本発明の課題は、継目部分の目隙などの問題を減少し、部分貼り替え可能な意匠性に優れた施工方法を提供することにある。
本発明の課題は、継目部分の目隙などの問題を減少し、部分貼り替え可能な意匠性に優れた施工方法を提供することにある。
本発明は、壁紙の表面層と裏打ち紙の間に硬さと厚みを備えた基材を加えた四角形のパネル型壁装材を提供する。
本発明は、厚み、色の異なる数種類のパネル型の壁装材を組み合わせ、継目部分に高低差を設けることを特徴する施工方法を提供する。
本発明のパネル型の壁装材は、従来のシート状の壁装材とは、形状と施工方法が異なるものである。
硬さと厚みを備えた基材を加えることにより下地面の凹凸が表面に表れる問題が解決される為、多くの時間と労力を費やしてきた下地調整処理を行う必要がなく、工程が大幅に減少し、工期短縮を可能にする。
硬さと厚みを備えた基材を加えることにより下地面の凹凸が表面に表れる問題が解決される為、多くの時間と労力を費やしてきた下地調整処理を行う必要がなく、工程が大幅に減少し、工期短縮を可能にする。
また、四角形のパネル型にすることにより、一部分にキズ、汚れが発生した場合、連続した一面全てを貼り替える必要がなく、その箇所のパネルを貼り替えるだけで済むため、簡単、かつ短時間に部分的に補修することが可能である。その為、リフォームをする際、作業性の向上に繋がる。
更に、異なる厚み、色のパネル型の壁装材を組み合わせることによって、様々なデザインを寄付することが可能になる。またパネルとパネルの継目部分に高低差を付けることによって仕上がりが損なわれる要因となっている、目隙の発生が解消すると同時に、継目部分の厚みの差によって、影ができ、立体感及びに高級感を伴う意匠性が生まれる。
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1四角形のパネルの全体図を示す。正方形、及び長方形が好ましいが、これらに限らない。大きさは、施工上、45cm〜50cmのものが作業性に優れたものといえるが、22.5cm〜25cmのものと組み合わせも可能で、設計に応じては100cm程度のものであってもよく、大きさは意匠的に数多くあってもよい。
図1四角形のパネルの全体図を示す。正方形、及び長方形が好ましいが、これらに限らない。大きさは、施工上、45cm〜50cmのものが作業性に優れたものといえるが、22.5cm〜25cmのものと組み合わせも可能で、設計に応じては100cm程度のものであってもよく、大きさは意匠的に数多くあってもよい。
図2は本発明の四角形のパネル型の壁装材の一部分の側面部の一部分を示すものである。表面層2と裏打ち紙4の間に硬さを備えた基材3を加えてある。
前記基材3の素材は、特に特定されるものではないが、好ましい素材としては、表面層と同じ素材、或いはより近い収縮率のものが好ましく、収縮率が異なると、パネルの反り返り、継目の目開きの原因となる。特に表層面に多く使用されている塩化ビニルであれば、寸法安定性、耐久性などの面で好適である。
前記基材3の厚みは、適宣決めることができるが、通常は施工に支障がでなければいい、0.1mm〜1.5mmが好ましく、パネルの全厚みは0.5mm〜3.0mmが施工性に適したものといえる。3mm以上になると、壁面の角になる入隅部及び出隅部において、折り曲げ時、入隅部においては表面層にしわが発生しやすく、出隅部においては伸びが発生し亀裂がおこりやすくなる。
図3は本発明の四角形のパネル型の壁装材の側面部の断面図である。垂直目地5、斜め目地6を有す、組み合わせを多様化し、色、厚み、柄の異なる数種類以上のパネル貼りに限らず、斜め目地を使用すれば同じ数種類のパネル施工も可能である。
更に、基材を表面材と同色にすることで、側面部分が表面に見えても違和感無く、接続部及び目地部の修まりは美しい。
接着剤の塗布はシート状の壁層材と同時に、パネル型壁装材の裏面に塗布し施工しても可能だが、下壁面側に塗布し貼り付けも可能である。
図4は本発明の2種類の厚みと色の異なったパネル型の壁装材用いて、高低差を付け、千鳥貼りした施工状態を示すものであって、継目部の厚みの違いと色の組み合わせにより、立体感及び、高級感を伴う意匠性を出している。
更に組み合わせることにより、意匠性を付与ことができる例を記す。
表面材が同じで厚みも同じ。
表面材が同じで厚みも異なる。
表面材が異なり厚みが同じ。
表面材が複数で厚みが同じ。
表面材が複数で厚みが異なる。
上記全て千鳥貼り、大きさが複数である。
表面材が同じで厚みも同じ。
表面材が同じで厚みも異なる。
表面材が異なり厚みが同じ。
表面材が複数で厚みが同じ。
表面材が複数で厚みが異なる。
上記全て千鳥貼り、大きさが複数である。
1四角形のパネル型壁装材
2表面層
3基材
4裏打ち紙
5垂直目地
6斜め目地
2表面層
3基材
4裏打ち紙
5垂直目地
6斜め目地
Claims (2)
- 壁紙の表面層と裏打ち紙の間に硬さを備えた基材を加えた四角形のパネル型壁装材。
- 厚み、色の異なる請求項1の数種類のパネル型の壁装材を組み合わせ、継目部分に高低差を設けることを特徴とする施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009270741A JP2011099306A (ja) | 2009-11-06 | 2009-11-06 | パネル型壁装材とその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009270741A JP2011099306A (ja) | 2009-11-06 | 2009-11-06 | パネル型壁装材とその施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011099306A true JP2011099306A (ja) | 2011-05-19 |
Family
ID=44190696
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JP2009270741A Pending JP2011099306A (ja) | 2009-11-06 | 2009-11-06 | パネル型壁装材とその施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011099306A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105464328A (zh) * | 2016-01-07 | 2016-04-06 | 昆山华富新材料股份有限公司 | 可拆卸表面装饰材料 |
-
2009
- 2009-11-06 JP JP2009270741A patent/JP2011099306A/ja active Pending
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