JP2007136687A - 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 - Google Patents

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【課題】インクの消費量を抑えつつ常に良好な吐出特性を維持することができる液体噴射ヘッド及び液体噴射装置を提供する。
【解決手段】第1の部材21と第2の部材26とがフィルタ27を介して固着されていると共に、フィルタ27が、第2の部材26の第1の部材21との接続領域に設けられて他の領域よりも内径の広い空間であるフィルタ室31内に配設され、このフィルタ室31の内面を、液体供給手段13側からフィルタ27側に向かう溝32を有する形状とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、ノズル開口から液滴を噴射する液体噴射ヘッド及び液体噴射装置に関し、特に、インクカートリッジからインクを供給してノズル開口からインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置に関する。
液体噴射ヘッドの代表例であるインクジェット式記録ヘッドでは、一般的に、インクが充填されたインクカートリッジから、このインクカートリッジに挿入されるインク供給針及びインクカートリッジが保持される保持部材の流路を介してヘッド本体にインクが供給され、ヘッド本体に供給されたインクは圧電素子等を駆動させることによりノズル開口から吐出される。
このようなインクジェット式記録ヘッドでは、インクカートリッジのインク内に存在する気泡、あるいはインクカートリッジを着脱する際にインク内に混入した気泡がヘッド本体に供給されてしまうと、この気泡によるドット抜け等の吐出不良が発生するという問題がある。このような問題を解決するために、インクカートリッジに挿入されるインク供給針と、このインク供給針が固定される基台との間に、インク内の気泡等を除去するためのフィルタを装着するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このようにフィルタを設けることにより、インク吐出時にはフィルタによって気泡がトラップされるため、ヘッド本体(記録ヘッド)に気泡が流れ込むのを防止することができる。また、フィルタにトラップされた気泡は、一般的に、ノズル開口からインクを吸引する、いわゆる吸引動作によってノズル開口から排出される。すなわち、ノズル開口からインクを吸引して通常のインク吐出時のインクの流速よりも速い流速をインクに生じさせることで、気泡はインクと共にフィルタを通過してノズル開口から排出される。
ここで、フィルタ部分に蓄積された気泡の体積が増加すると、それに伴ってインク吸引時(インク吐出時又は吸引動作時)のフィルタ部分での圧力損失が上昇する。そして、この圧力損失が一定値以上となると、インク吐出時でも、気泡がインクと共にフィルタを通過してしまいドット抜け等の吐出不良が生じてしまうという問題がある。
このような問題は、上述した吸引動作を比較的頻繁に実行することで解消することはできる。しかしながら、吸引動作時には上述のようにインク吐出時よりも速い流速をインクに生じさせるため、吸引動作を頻繁に行うと大量のインクを消費してしまい実際の印字等に使用するインク量が減少してしまうという問題がある。すなわち、インクの消費量が多くなり、ランニングコストが高くなってしまうという問題がある。
なお、このような問題は、インク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドだけでなく、他の液体噴射ヘッドにおいても同様に存在する。
特開平11−10904号公報(第1図等)
本発明は、このような事情に鑑み、インクの消費量を抑えつつ常に良好な吐出特性を維持することができる液体噴射ヘッド及び液体噴射装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、液滴を吐出する複数のノズル開口を有するヘッド本体と、該液体供給手段と前記ヘッド本体とを繋ぐ液体流路の一部を構成する第1の液体供給路を有する第1の部材と、前記液体供給手段と前記第1の液体供給路とを繋いで前記液体流路の一部を構成する第2の液体流路を有する第2の部材とを具備し、前記第1の部材と前記第2の部材とがフィルタを介して固着されていると共に、前記フィルタが、前記第2の前記第1の部材との接続領域に設けられて他の領域よりも内径の広い空間であるフィルタ室内に配設され、該フィルタ室の内面が前記液体供給手段側から前記フィルタ側に向かう溝を有する形状となっていることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる第1の態様では、フィルタ室内に蓄積された気泡の体積増加に伴う圧力損失の上昇が抑えられる。すなわち、フィルタ室内に比較的大量の気泡が蓄積された場合でも、フィルタ室内に液体が通過する領域が確保される。これにより、吸引動作の間隔を比較的長くしても、吐出不良の発生が抑えられる。また、吸引動作の間隔が長くなることにより、インク消費量を減らすことができる。
本発明の第2の態様は、前記フィルタ室の流路断面形状が円形であり、前記溝が、前記フィルタ室の内面に設けられる凹部であることを特徴とする第1の態様の液体噴射ヘッドにある。
かかる第2の態様では、フィルタ室内に気泡が充満した際にインクが通過する領域が、より確実に確保される。
本発明の第3の態様は、前記凹部が、前記液体の流れ方向に沿って設けられていることを特徴とする第2の態様の液体噴射ヘッドにある。
かかる第3の態様では、液体の流れがよりスムーズになり、フィルタ室内に蓄積された気泡の体積増加に伴う圧力損失の上昇がさらに確実に抑えられる。
本発明の第4の態様は、前記凹部の幅が、前記フィルタ側ほど広くなっていることを特徴とする第2又は3の態様の液体噴射ヘッドにある。
かかる第4の態様では、液体の流れがよりスムーズになり、フィルタ室内に蓄積された気泡の体積増加に伴う圧力損失の上昇がさらに確実に抑えられる。
本発明の第5の態様は、前記フィルタ室の流路断面形状が多角形であり、前記溝が前記フィルタ室の内面に形成されている角部であることを特徴とする第1の態様の液体噴射ヘッドにある。
かかる第5の態様では、フィルタ室の内面を比較的容易に溝を有する形状とすることができる。
本発明の第6の態様は、複数の前記溝が、前記貫通路の中心に対して点対称となる位置にそれぞれ設けられていることを特徴とする第1〜5の何れかの態様の液体噴射ヘッドにある。
かかる第6の態様では、液体の流れがよりスムーズになり、フィルタ室内に蓄積された気泡の体積増加に伴う圧力損失の上昇がさらに確実に抑えられる。
本発明の第7の態様は、前記フィルタ室の内径が、前記フィルタ側ほど広くなっていることを特徴とする第1〜6の何れかの態様の液体噴射ヘッドにある。
かかる第7の態様では、液体の流れがよりスムーズになり、フィルタ室内に蓄積された気泡の体積増加に伴う圧力損失の上昇がさらに確実に抑えられる。
本発明の第8の態様は、前記第1の部材が、前記液体供給手段が保持される保持部材であり、前記第2の部材が、前記液体供給手段に挿入される液体供給針であることを特徴とする第1〜7の何れかの態様の液体噴射ヘッドにある。
かかる第8の態様では、液体供給手段とヘッド本体との間の液体流路を比較的容易に形成でき、且つヘッド本体に液体を良好に供給することができる。
本発明の第9の態様は、第1〜8の何れかの態様の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置にある。
かかる第9の態様では、ヘッドの信頼性を向上した液体噴射装置を実現することができる。
以下に本発明を実施形態に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る液体噴射装置の概略斜視図である。本実施形態の液体噴射装置であるインクジェット式記録装置10は、図1に示すように、インク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッド(以下、記録ヘッドと呼ぶ)11がキャリッジ12に固定され、この記録ヘッド11には、ブラック(B)、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)等の複数の異なる色のインクが貯留された液体供給手段であるインクカートリッジ13がそれぞれ着脱可能に固定されている。
記録ヘッド11が搭載されたキャリッジ12は、装置本体14に取り付けられたキャリッジ軸15に軸方向移動自在に設けられている。そして、駆動モータ16の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト17を介してキャリッジ12に伝達されることで、キャリッジ12はキャリッジ軸15に沿って移動される。一方、装置本体14にはキャリッジ軸15に沿ってプラテン18が設けられており、図示しない給紙装置等により給紙された紙等の被記録媒体Sがプラテン18上を搬送されるようになっている。
また、キャリッジ12のホームポジションに対応する位置、すなわち、キャリッジ軸15の一方の端部近傍には、記録ヘッド11のノズル形成面を封止するキャップ部材19を有するキャッピング装置20が設けられている。このキャップ部材19によってノズル形成面を封止することにより、インクの乾燥を防止している。また、このキャップ部材19は、フラッシング動作時のインク受けとしても機能する。さらに、キャップ部材19には、チューブポンプ等で構成される吸引装置(図示なし)が接続されている。そして、所定のタイミングで、この吸引装置によってキャップ部材19内を吸引する吸引動作を実行することで、ノズル詰まりや、ドット抜け等の吐出不良の発生を防止している。なお、この吸引動作では、インク吐出時よりも速い流れをインクに発生させることで、ノズル開口から粘度の上昇したインクや、後述するフィルタ部分に溜まった気泡を強制的に排出させている。
ここで、本実施形態に係る記録ヘッドについて説明する。なお、図2は、本実施形態に係る記録ヘッドの分解斜視図であり、図3はその断面図である。また、図4はインク供給針部分の拡大断面図であり、図5は、インク供給針に設けられる溝の配置を示す概略図である。
図2に示すように、記録ヘッド11を構成する保持部材であるカートリッジケース21は、上述したインクカートリッジ13がそれぞれ装着されるカートリッジ装着部22を有する。また、カートリッジケース21の底面には、一端が各カートリッジ装着部22に開口し、他端が後述するヘッドケース側に開口する複数のインク供給路(第1の液体供給路)24がそれぞれ形成された管状の流路形成部25が突設されている。
また、カートリッジケース21の上面側、すなわち、各カートリッジ装着部22のインク供給路24の開口部分には、インクカートリッジ13に挿入される複数のインク供給針26が、インク内の気泡や異物を除去するためのフィルタ27を介して固定されている。
これらの各インク供給針26は、図4に示すように、カートリッジケース21の各インク供給路24に連通する貫通路(第2の液体供給路)28をそれぞれ有すると共にカートリッジケース21側の端部近傍にフランジ部29を有する。なお、これらインク供給針26の貫通路28及びカートリッジケース21のインク供給路24はインクカートリッジ13と後述するヘッド本体とを繋ぐインク流路を構成するものである。
また、このフランジ部29のカートリッジケース21との接合面には、融着突起30が設けられている。そして、各インク供給針26は、フランジ部29に設けられた融着突起30を溶融させることにより、すなわち超音波融着により、カートリッジケース21に固着されている。
また、インク供給針26の貫通路28のインク供給路24との接続領域には、他の領域よりも内径の広い空間であるフィルタ室31が設けられている。このフィルタ室31は、例えば、本実施形態では、フィルタ27側ほど内径が広くなるように形成されている。なお、このフィルタ室31は、フィルタ27の面積を大きくしてインクが通過する際の抵抗をできるだけ小さくするために、貫通路28の他の領域よりも広い内径で形成されている。
そして、本発明では、このようなフィルタ室31の内面が、図4及び図5に示すように、インクカートリッジ13側からフィルタ27側に向かう溝32を有する形状に形成されている。ここで、インクカートリッジ側からフィルタ側に向かう溝とは、フィルタ室31に気泡が実質的に充満した状態でもインクが通過可能なフィルタ室31内の領域、すなわち、インクカートリッジ13のインクをインク供給路24に供給可能なフィルタ室31内の領域をいう。例えば、本実施形態では、フィルタ室31の流路断面形状は略円形であり、その内面に、溝32となる凹部33がインクの流れる方向に沿って一定幅で複数、本実施形態では4つ形成されている。
なお、本実施形態では、フィルタ室31の内面に4つの凹部33を設けているが、凹部33(溝32)の数は、特に限定されるものではなく、4つよりも少なくても良いし、もちろん多くてもよい。また、これら複数の凹部33の配置は特に限定されないが、貫通路28の中心に対して点対称となるように配置されているのが好ましく、特に、フィルタ室31の周方向で等間隔となるように配置されているのが好ましい。
また、このような凹部33の流路断面形状は、本実施形態では略矩形であるが、これに限定されず、例えば、略半円形等、他の形状としてもよい。また、凹部33の幅、あるいは深さは一定である必要はなく、例えば、図6及び図7に示すように、フィルタ27側ほど幅が徐々に広くなるようにしてもよいし、また深さが浅くなるようにしてもよい。すなわち、凹部33の幅あるいは深さを、インクカートリッジ13とフィルタ27側とで異なるようにしてもよい。
なお、カートリッジケース21の下面側には、複数の圧電素子34を有する圧電素子ユニット35を保持すると共に、カートリッジケース21とは反対側の端面に圧電素子34の駆動によってノズル開口からインク滴を吐出するヘッド本体36が固定されるヘッドケース37を有し、これらカートリッジケース21とヘッドケース37との間には、シール部材38及び回路基板39が挟持されている。
シール部材38は、流路形成部25とヘッドケース37に設けられる複数のインク導入路40が開口する突出部41との間に挟持されることにより、インク供給路24とインク導入路40との接続部分を密封してこの接続部分からのインクの漏れを防止している。回路基板39は、圧電素子34を駆動するための信号を供給するためのものであり、回路基板39の一端部には、外部配線(図示なし)を接続するためのコネクタ43が固定されている。また、回路基板39には、圧電素子34に接続されたFPC等の接続配線44が挿通される挿通孔45が設けられており、この挿通孔45を介して回路基板39と接続配線44とが接続される。さらに、この挿通孔45の両側には各インク導入路40に対応して、各インク導入路40が開口する突出部41が係合する貫通孔46が設けられている。
なお、カートリッジケース21の一方の側面、すなわち、回路基板39のコネクタ43が配置される側の側面には、回路基板39のコネクタ43が露出される露出口47を有し、この露出口47を介して外部配線(図示なし)がコネクタ43に接続されるようになっている。
また、回路基板39及びシール部材38を介してカートリッジケース21の下面側に固定されるヘッドケース37には、複数の圧電素子34を有する圧電素子ユニット35(35A,35B)を収容して圧電素子34を位置決め固定するための収容室48が並設されている。例えば、本実施形態の記録ヘッド11は、ブラックインクを吐出するための圧電素子ユニット35Aと、カラーインクを吐出するための圧電素子ユニット35Bとを有するため、ヘッドケース37には、これらの圧電素子ユニット35A,35Bを収容する2つの収容室48が並設されている。
なお、上述した記録ヘッド11は、カートリッジケース21の下面側に、シール部材38、回路基板39、ヘッドケース37及びヘッド本体36の順で積層され、その外側にヘッド本体36のノズル開口を露出する窓部50を有する枠体51を填め込み、ネジ52によってカートリッジケース21に固定することで形成される(図1参照)。
以上説明したように、本実施形態では、インク供給針26のフィルタ室31の内面に凹部33を設けるようにしたので、すなわち、フィルタ室31の内面が溝32を有する形状となるようにしたので、フィルタ室31内に蓄積された気泡の体積増加に伴う圧力損失の上昇が抑えられる。このため、フィルタ室31内に蓄積された気泡がインク吐出時のインクの流れよってフィルタ27を通過してヘッド本体36に供給され、ドット抜け等の吐出不良が発生するのを比較的長期間に亘って防止することができる。よって、フィルタ室31に溜まった気泡を排出させるための吸引動作の間隔、すなわちメンテナンス間隔を長くすることができ、インクの消費量を大幅に削減することができる。
さらに、吸引動作時のインクの流速は、インク吐出時のインク流速よりも大幅に速いため、フィルタ室31の内面に凹部33が設けられていても、従来通りの吸引動作によってフィルタ室31内に溜まった気泡を良好に排出することができる。
なお、フィルタ室31の内面に設けられる凹部33の形状は、上述したように特に限定されるものではないが、このようにメンテナンス間隔をできるだけ長くするためには、インク吐出時の流速では圧力損失が極めて低く且つ吸引動作時の流速では圧力損失が高く実質的に流路として機能しない程度の大きさ(流路抵抗)となる形状とするのが好ましい。
(実施形態2)
図8は、実施形態2に係るインク供給針に設けられる溝の配置を示す概略図である
実施形態1では、流路断面形状が略円形であるフィルタ室の内面に溝32である凹部33を設けたが、本実施形態では、図8に示すように、フィルタ室31の流路断面形状を、多角形、例えば、六角形とし、その各角部31aが実質的に溝32Aとして機能するようにした例である。このようにフィルタ室31の流路断面形状を多角形とすることで、フィルタ室31に気泡100が溜まった場合でも、各角部31aには空間(図中斜線部)が確保され、実質的にインクカートリッジ13側からフィルタ27側に向かう溝32Aとして機能する。
そして、このような本実施形態の構成においても、実施形態1と同様に、メンテナンス間隔を長くすることができ、インクの消費量を大幅に削減することができるという効果を奏する。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態に基づいて詳細に説明したが、勿論、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の実施形態1では、フィルタ室31の内面に、インクの流れ方向に沿った凹部33を設けるようにしたが、これに限定されず、凹部33はインクカートリッジ13側からフィルタ27側に向かって形成されていればよい。例えば、図9に示すように、凹部33は、インクの流れ方向に対して傾斜する方向に直線状に形成されていてもよい。また、凹部33は、直線状に形成されたものに限定されず、例えば、図10に示すように曲線状に形成されていてもよい。なお、フィルタ室の内面に流路側に突出する複数の突出部を設けることで、凹部を形成することも考えられるが、このような構造は、針内容量が少なくなり気泡がフィルタを透過し易く好ましくない。
なお、上述した実施形態においては、第1の液体供給路(インク供給路)を有する第1の部材として保持部材を例示し、また第2の液体供給路(貫通路)を有する第2の部材としてインク供給針を例示したが、これら第1の部材及び第2の部材が、これら例示した部材に限定されるものではないことは言うまでもない。
また、上述した実施形態においては、本発明の液体噴射ヘッドとしてインクジェット式記録ヘッドを例示したが、液体噴射ヘッドの基本的構成は上述したものに限定されるものではない。本発明は、広く液体噴射ヘッドの全般を対象としたものであり、例えば、プリンタ等の画像記録装置に用いられる各種の記録ヘッド、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレー、FED(面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等にも適用することができる。
実施形態1に係る記録装置の概略を示す斜視図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの分解斜視図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの断面図である。 実施形態1に係る記録ヘッドのインク供給針部分の拡大断面図である。 実施形態1に係るインク供給針に設けられる溝の配置を示す概略図である。 記録ヘッドの他の例を示す図でありインク供給針部分の拡大断面図である。 記録ヘッドの他の例を示す図であり溝の配置を示す概略図である。 実施形態2に係るインク供給針の溝の配置を示す概略図である。 他の実施形態に係るインク供給針の溝の配置を示す概略図である。 他の実施形態に係るインク供給針の溝の配置を示す概略図である。
符号の説明
10 インクジェット式記録装置、 11 記録ヘッド、 21 カートリッジケース、 24 インク供給路、 26 インク供給針、 27 フィルタ、 28 貫通路、 31 フィルタ室、 32 溝、 33 凹部、 36 ヘッド本体

Claims (9)

  1. 液滴を吐出する複数のノズル開口を有するヘッド本体と、該液体供給手段と前記ヘッド本体とを繋ぐ液体流路の一部を構成する第1の液体供給路を有する第1の部材と、前記液体供給手段と前記第1の液体供給路とを繋いで前記液体流路の一部を構成する第2の液体流路を有する第2の部材とを具備し、
    前記第1の部材と前記第2の部材とがフィルタを介して固着されていると共に、前記フィルタが、前記第2の前記第1の部材との接続領域に設けられて他の領域よりも内径の広い空間であるフィルタ室内に配設され、該フィルタ室の内面が前記液体供給手段側から前記フィルタ側に向かう溝を有する形状となっていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  2. 前記フィルタ室の流路断面形状が円形であり、前記溝が、前記フィルタ室の内面に設けられる凹部であることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
  3. 前記凹部が、前記液体の流れ方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項2に記載の液体噴射ヘッド。
  4. 前記凹部の幅が、前記フィルタ側ほど広くなっていることを特徴とする請求項2又は3に記載の液体噴射ヘッド。
  5. 前記フィルタ室の流路断面形状が多角形であり、前記溝が前記フィルタ室の内面に形成されている角部であることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
  6. 複数の前記溝が、前記貫通路の中心に対して点対称となる位置にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の液体噴射ヘッド。
  7. 前記フィルタ室の内径が、前記フィルタ側ほど広くなっていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の液体噴射ヘッド。
  8. 前記第1の部材が、前記液体供給手段が保持される保持部材であり、前記第2の部材が、前記液体供給手段に挿入される液体供給針であることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の液体噴射ヘッド。
  9. 請求項1〜8の何れかに記載の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置。
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