JP2007136646A - ステープラ - Google Patents

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Abstract

【課題】ステープルによる用紙の綴じ終了時に、ドライバ機構の一部がステープル収容マガジン上面に当接し、かつドライバ機構のドライバプレート先端部がステープル収容マガジン下面から突出しないようにして、ドライバプレートの押し込み過ぎによる用紙綴じ部の膨らみや皺の発生を防止する。
【解決手段】ハンドルの先端部にドライバ機構30が取付けられており、ハンドルの押し込み作動による用紙の綴じ終了時に、ドライバ機構30の下面31b2がステープル収容マガジン2の側壁部の上縁2dに当接するとともに該当接時にドライバ機構30のドライバプレート32の先端部32dがステープル収容マガジン2の下面2eから突出しないようになされている。
【選択図】図11

Description

本発明は、オフィス等で使用される用紙を綴じるためのステープラにおいて、綴り時に用紙が膨らむのを防止する用紙膨らみ防止機構を備えたステープラにおけるに関する。
従来から、それぞれ異なる端部の回動支点をもってそれぞれ回動可能とされたアウターハンドルとインナーハンドルとを、両ハンドルを互いに1つの倍力機構を構成する連結部材を介して連動連結し、この連動連結構造による倍力効果を利用して多数枚重ねの用紙の綴じ作業における操作力の軽減を図るようにした大型のステープラが知られている(たとえば、特許文献1、2参照)。
特開2005−138248(第9頁、第2図) 特開2005−138247(第4頁、第2図)
ところで、従来の倍力機構を備える大型ステープラによる用紙端部の綴じ作業においては、ステープルの打ち込みにおける適正な押し込み感覚が掴めず、また、綴じ終わりの認識がしづらいので、時として必要以上に強いドライバ押し込み力が作用して、ステープルを必要以上に打ち込んでしまう傾向がある。
このような場合、図12に図示されるように、打ち込んだステープルSが用紙Pに喰い込み、用紙Pの反り返りによる膨らみが発生し、用紙綴じ部に皺Wができる。とりわけ、多数枚重ねの用紙のステープルによる綴じ作業においては、このような現象の発生は避けられない。多数枚重ねの用紙の綴じ作業における用紙端部の綴じ部の上述した用紙の反り返りによる膨らみの発生は、多数枚重ね用紙に限らず、綴じ書類における体裁や見栄えを悪くする。このため、このような問題解決のための改善策の提案が求められている。
本発明は、ドライバ機構の構造部に所定の改良策を施すことで上述の課題の解決が図られたステープラを提供することにある。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、ステープルを収容するステープル収容マガジンと、前記ステープルを打ち込むためのドライバプレートを有するドライバ機構をその先端部に設けたハンドルとを備えたステープラにおいて、用紙綴じ終了時の前記ドライバプレートの打ち込み先端部が前記ステープル収容マガジンの下面から突出しないように設けたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、前記請求項1に記載の発明のステープラにおいて、前記用紙の綴じ終了時に前記ドライバ機構の一部がステープル収容マガジンの上面に当接するようになされていることを特徴とする。
さらに、請求項3に係る発明は、前記請求項2に記載の発明のステープラにおいて、前記ドライバ機構の一部がドライバホルダ下面であり、前記ステープル収容マガジンの上面が、前記ステープル収容マガジンの側壁部の上縁であることを特徴とする。
さらにまた、請求項4に係る発明は、前記用紙の綴じ終了時に前記ドライバ機構の一部であるドライバホルダが、ステープル収容マガジン側の部材と係合するよう設けられていることを特徴とする。
請求項1によれば、用紙綴じ終了時の前記ドライバプレートの打ち込み先端部が前記ステープル収容マガジンの下面から突出しないように設けたので、用紙の綴じ作業におけるドライバプレートによるステープルの押込み量が規制され、ステープル収容マガジンの下面からドライバの打ち込み先端部が突出、用紙の反り返りが小さくなり、ステープルの打ち込みによる用紙端部の綴じ部における膨らみや皺の発生を効果的に抑制することができ、用紙綴じ部の体裁と見栄えを良くすることができる。
請求項2によれば、請求項1に記載の発明において、前記用紙の綴じ終了時に前記ドライバ機構の一部がステープル収容マガジンの上面に当接するようになされているので、用紙の綴じ終了時におけるハンドルのドライバストロークがはっきりと認識される。また、ドライバプレートによるステープルの押込み量が規制されて過度のステープルの押込みによる用紙の反り返りが抑えられ、用紙綴じ部の膨らみや皴の発生が効果的に解消される。
請求項3によれば、請求項2に記載の発明において、前記ドライバ機構の一部がドライバホルダの下面であり、前記ステープル収容マガジンの側壁部の上縁であるので、既存の構成部をそのまま利用して、もしくは既存の構成部に僅かな変更を加えるだけでドライバプレートによるステープル押し込み量規制の当接部を形成することができ、当接部形成のための格別のコストを必要とせず、しかも確実な当接効果を達成でき、ドライバプレートによるステープルの過剰な押し込みが確実に防止される。
請求項4により、ドライバプレートの下端の規制は、ステープル収容マガジンの上面(上縁)とドライバ機構の一部(ドライバホルダ下面)との当接に限定されないものとする。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本発明に係るステープラAは、図1、2に図示されるように、ベース部1と、ステープルS(図3参照)を収容するためのステープル収容マガジン2と、ステープル収容マガジン2に収容されたステープルSを用紙(図示されず)を綴じるために押圧するドライバ機構30を備えるインナーハンドル3と、用紙を綴じるための打ち込み操作力をインナーハンドル3を介してドライバ機構30に加えるメインハンドル4と、インナーハンドル3とメインハンドル4とを連動動作させるための連動動作手段5(図3参照)等を備えており、メインハンドル4は、その外部表面、すなわち、上方および側方が樹脂被覆部41であるハンドルカバーにより覆われている。
図3も併せ参照して、ベース部1は、その後方の第1支持部6でステープル収容マガジン2とインナーハンドル3のそれぞれの後方基端部2a、3aを同軸で回動支持し、また、第2支持部7でメインハンドル4の後方基端部4aを回動支持する基盤であり、平面視略矩形状のベース本体11を備え、ベース本体11は、断面視下向き略コの字状に折り曲げ形成したものであって、起立する一対のベース側壁11aとベース頂壁11bとを備えている。
ベース頂壁11bには、綴じ用紙の位置設定に用いるゲージ機構Gをスライド可能に案内するゲージ機構案内部11cが設けられ、ゲージ機構案内部11cの前方(先端側)端部は、綴じ用紙の綴じ部の載置場所であり、押圧ステープルSによる図示されない用紙の綴じが行われるクリンチ溝11dとされている。
図3を参照して、ステープル収容マガジン2は、鋼板等の板金素材が断面視略上向きコの字状に折り曲げられてその前方および後方端部が閉鎖された所定長さのチャンネル状部材21と、チャンネル状部材21の上部を回動開閉自在に覆うと共にチャンネル状部材21内に装填されたステープルSの抜け出しを防ぐステープルカバー22とからなり、その後方基端部2aが既述のように第1支持部6に回動支持され、そのチャンネル状部材21の下部中央のやや後方基端部寄り位置とベース部1の上部間に介在された戻しバネ25により上方に回動付勢されている。
チャンネル状部材21のチャンネル部21c内にはステープルSが装填され、ステープルSはその後部当接の付勢バネ27押圧のプッシャー26を介してチャンネル部21cの前方(先端側)の後述される用紙綴じのためのステープルSのステープル打出し部28に向けて付勢され、ステープル打出し部28内を通過するドライバプレート32によりクリンチ溝11d上に載置される用紙綴じ部にステープルSが打ち込まれるようになされている。
インナーハンドル3は、鋼板等の板金素材をその断面視略下向きコの字状に折り曲げた部材であり、その後方基端部3aが既述のようにベース部1後方の第1支持部6に回動支持されている。インナーハンドル3はステープル収容マガジン2と略同じ長さを有して、その先端部3bには、既述の用紙の綴じ作業時にステープルSを打ち込むためのドライバプレート32を備えるドライバ機構30が取付けられている。
また、インナーハンドル3は、その先端部3bのやや後方寄り内壁上部で、該内壁上部とステープル収容マガジン2の先端部2bのやや後方寄り上部外側間に介在された戻しバネ34により上方付勢されており、これにより用紙の綴じ終わり後のステープルSの打ち込み操作力の解除により上述の第1支持部6を回動支点として上方に、すなわち、反時計方向に回動するようになされている。
インナーハンドル3は、図3に図示されるように、その回動基部である第1支持部6からやや離れる前方寄り位置の両側板上部にピン部材33を備えており、このピン部材33は後述のメインハンドル4の溝部42と係合して両ハンドル3、4を互いに連動する連動機構5を形成する。
メインハンドル4は、図3等に図示されるように、その後方基端部4aがベース部1後方の第2支持部7に回動支持され、鋼板等の板金素材を断面視略下向きコの字状に折り曲げた部材であり、その外部表面の全面が樹脂被覆部41で覆われている。メインハンドル4の長さは、インナーハンドル3やステープル収容マガジン2の長さに比較して略2倍の長さであり、ステープルSの打ち込みのための操作力の増大に有利な構造をなしている。
メインハンドル4の後部には上述の円弧状溝部42が形成されており、溝部42には、インナーハンドル3のピン部材33が挿入され、ピン部材33と円弧状溝部42は互いに係合して、既述のインナーハンドル3とメインハンドル4の連動機構5が形成される。この連動機構5は両者ハンドル3、4間における打ち込み操作力の増大をなす倍力機構50を形成している。
また、連動機構5は、用紙の綴じ終わり後のステープルSの打ち込み操作力の解除によるインナーハンドル3の戻しバネ34による戻し力をメインハンドル4に作用させるので、インナーハンドル3、メインハンドル4、さらにはステープル収容マガジン2等を図3に図示されるステープルSの打ち込み操作力付与前の初期の待機状態に戻す。
本発明のステープラAは概ね上述のようなものである。
以下に、本発明のステープラAを特徴付けるドライバ機構30について詳しく説明する。
図3や図10等を参照して、ドライバ機構30は、既述のようにインナーハンドル3の先端部3bに取付けられ、ドライバホルダ31とドライバプレート32からなる。
ドライバホルダ31は、図7、8および図10に図示されるように、略横向き台形状の両側板31bと両側板31bの図示右方端側が前板31aで塞がれた図示上下方向視において略コの字状を呈する部材であり、所定厚の鋼板等の板金素材を折り曲げて形成され、略横向き台形状の両側板31bは、その側面視における上面31b1が前板31aに直交する一部直線部とこの直線部から後方に向うテーパ部として形成され、下面31b2が前板31aに直交する直線部として形成されている。
上面31b1の一部直線部とこれに続くテーパ部とされた形成面は、インナーハンドル先端部3bの開口上部内壁3d1への当接に好適な形状とされ、また、下面31b2の前板31a直交の直線部とされた形成面は、後述のステープル収容マガジン2の側壁部の上縁2d(図2、図6参照)との当接に好適な形状とされている。
両側板31bの図示右方端側の両側板31b間を塞ぐ前板31aは、図8に図示されるように正面視略矩形状を呈しており、前板31aの上面31a1は両側板31bの上面31b1より僅かに上方に突出し、前板31aの上下方向に延びる左右両側縁部の上下方向略中央部には、該両側縁部から左右外方に向って突出する所定長さの一対の腕部31Aが設けられている。
一対の腕部31Aは、その先端に向って延びる腕部形成の段部を経て細く加工された断面矩形状の先端部31A1を備えて、該先端部31A1を介した後述の支持構造によりドライバ機構30をインナーハンドル先端部3bの開口両側壁3c1間で保持する(図10参照)。
一対の腕部31Aの突出基部相当部にはそれぞれ、突出量の小さなプレス成形のダボ31a2が設けられている。また、前板31aの板面略中央のやや下方寄り位置には1つのカシメ孔31a3が設けられ、これらの突出量の小さなダボ31a2とカシメ孔31a3は共にドライバプレート32の取付けに供される。
ドライバプレート32は、図9に図示されるように、比較的薄めの鋼板等の板金素材を平面視略矩形状に形成した板状部材である。ドライバプレート32は、図示平面視におけるその板面上方部の左右対称位置に、ドライバホルダ31へのドライバプレート32の取付けに際してその位置決めと保持に供される2つの円弧状の欠き孔32aが形成されており、また、円弧状の2つの欠き孔32a間のやや下方板面中央位置には、ドライバホルダ31への固定のために供されるカシメ孔32bが形成されている。
ドライバホルダ31へのドライバプレート32の固定に供されるカシメ孔32bの板面下方には、その板面の長さの略半分の長さに及ぶ上下に長い略矩形状の孔32cが形成されている。この長孔32cは、その開口の下方端32c1がステープル収容マガジン2のステープルカバー22先端部22b(図3、11参照)に係合可能であり、ドライバプレート32の上方移動時に互いに係合し、ステープルカバー22をドライバプレート32の上方移動に連動させる(図6参照)孔である。そして、ドライバプレート32の先端部32dはステープルSの打ち込みに供される部分として形成されている。
ドライバホルダ31に取付けられるドライバプレート32は、図7および図10等に図示されるように、ドライバホルダ31の前板31aの正面外側から当てがわれて、その左右両側縁上方に設けられた一対の円弧状欠き孔32aがそれぞれ、前板31aの左右両側縁部の腕部31A突出基部相当部に設けられた一対の突出量の小さなダボ31a2に嵌合され、ドライバプレート32の上方板面中央のカシメ孔32bとホルダ31の前板31aのカシメ孔31a3にリベットR等のカシメピンが挿通されて一体にカシメられる。これによりドライバホルダ31にドライバプレート32が一体的に取付け固定されてドライバ機構30が形成される。
ドライバホルダ31とドライバプレート32が一体化されたドライバ機構30は、既述のように、また図10に図示されるように、インナーハンドル3の先端部3b開口内部に取付けられる。すなわち、ドライバ機構30の取付けは、インナーハンドル3先端部3bの断面下向きコの字状の開口両側壁3c1間にドライバプレート32を図示右方側、すなわち、先端側となるように位置付けして、取付けられる。
開口両側壁3c1間へのドライバ機構30の取付けは、開口両側壁3c1のそれぞれに形成された円形孔部3c2に嵌合された円盤状支持体3c3を介してなされ、より具体的には円盤状支持体3c3に形成された四角孔3c4にドライバホルダ31の前板31a両側縁部から突出する一対の腕部31A先端の断面矩形状に加工された先端部31A1がそれぞれ遊嵌合されることでなされる。
インナーハンドル3の先端部3bの開口両側壁3c1間に遊嵌合状態で保持されたドライバ機構30は、揺動可能とされるが、その上下方向の回動的揺動は、ドライバ機構30のドライバプレート先端長孔の下方端32c1が既述のようにステープル収容マガジン2のステープルカバー22先端部22bにその上方移動において係合することから制限される。
また、ステープルS打ち込み時の強い回動反力作動下の上下方向揺動は、ホルダ前板31aの上面31a1もしくはホルダ側板31bの上面31b1が、前記開口内部の上部内壁3d1(図3、図10参照)に当接することで受止め規制され、これによりステープルSの強い打ち込み力が確保されている。
ドライバ機構30の所定範囲内で許容される揺動は、ステープルSの打ち込みにおけるドライバプレート32のステープル収容マガジン先端打出し部28内における円弧運動の円滑性の確保において有利である。
ドライバ機構30のドライバプレート32は、上下に長い構造を有してドライバホルダ31の下面、すなわち、ドライバホルダ31のホルダ側板31bの下面31b2から所定長さで下方に延びるステープル打ち込み先端部32dを備えるが、この先端部32dは、既述のようにその長い孔32cの下方端32c1がステープル収容マガジン2のステープルカバー22先端部22bにその上方移動において係合するので、ステープラAの使用されない待機状態(図3参照)において、その打ち込み先端部32dはステープル打出し部28内に一部挿入するように臨ませている。
ドライバプレート32のステープル打ち込み先端部32dは、図11に図示されるように、用紙の綴じ作業におけるドライバプレート32の最大押し込み時、すなわち、ドライバプレート32のステープル打ち込み先端部32dによるステープルSの打ち込みによる用紙の綴じ終了時に、時を一にしてドライバホルダ31のホルダ前板31a直交の直線部とされた両側板下面31b2の平坦面がステープル収容マガジン2の側壁部の上縁2dに当接するようになされている。
この当接状態において、ドライバプレート32のステープル打ち込み先端部32dはステープル収容マガジン2の下面2e、つまり、チャンネル状部材21の下面21eから下方に突出しないようにその長さが設定されている。具体的には、ステープル打ち込み先端部32dは上記下面21eと略面一となる位置に設けられている。好ましくは、ステープラ打ち込み先端部32dが下面21eと面一となる位置から若干上方に位置するのがよい。その若干上方の位置の一例としては、ステープル打ち込み先端部32dが下面21eと略面一となる位置からステープルの肉厚分だけ上方の位置とするのが好適である。
上述の図11の図示は好適な具体例の1つで、この例示によれば、用紙の綴じ終了時におけるドライバプレート32のステープル打ち込み先端部32dは、ステープル収容マガジン2の下面2eより微小距離dだけ上部で、すなわち、0.2mm程度上部の位置に止まるような長さに設定されている。
なお、上述した微小距離dはステープルSの素材の違い等によっても種々変化する。例えば、0.2mmという値は、ステープルの肉厚0.5mmに各種部品の組み付け時の精度を考慮した値となっており、ステープルの肉厚に相当する0.5mmにしてもよい。
本発明の実施態様におけるステープラAは上述の構造を備えるので、用紙の綴じ作業は以下のような手順と作用によりなされる。
まず、ベース部1のベース頂部11b上に綴じるべく用紙(図示されず)を載置して、綴じるべく用紙の端部側をゲージ機構Gの用紙当接部G1(図1参照)に当てがい、ゲージ機構Gにより端部綴じ位置の調製設定をなし、用紙をしっかりと保持して、図3に図示される待機状態にあるメインハンドル4の操作部に打ち込み操作力を加えて該ハンドル4を押下げる。
メインハンドル4の押下げにより、ハンドル4はその後方基端部4aの回動支持部である第2支持部7を回動支点として回動し、メインハンドル4の後方基端部4aの円弧状溝部42に係合するインナーハンドル3後方基端部3aのピン部材33を介してメインハンドル4の押下げ力がインナーハンドル3に伝達される。
インナーハンドル3に伝達されたメインハンドル4の押下げ力は、インナーハンドル3をその後方基端部3aの回動支持部である第1支持部6を回動支点として下方回動し、この両ハンドル3、4の作動過程は両ハンドル3、4の連動により倍力機構50を形成する(図4参照)。従って、大きな押圧力でインナーハンドル3先端部3bのドライバ機構30のドライバプレート32を押圧する。
インナーハンドル3の下方回動によるステープル打ち込みのためのドライバプレート32の押し込みは、ステープル収容マガジン2の側壁部の上縁2d(図2、図6、図11参照)にドライバ機構30の下面が、より具体的には、ドライバホルダ両側板31bの前板31a直交の直線部とされた下面31b2の平坦面が、それぞれステープルカバー先端部22b上部近傍の上面に当接して規制されるまで続けられる。この間のドライバプレート32の押し込み力でステープル打出し部28内のステープルS上部が押圧され、ステープルSが用紙綴じ部に打ち込まれる。
ドライバ機構30下面のステープル収容マガジン2の側壁部の上縁2dへの当接時にステープルSによる用紙綴じが終わる(図5参照)。この時、つまり用紙の綴じ終了時にドライバプレート32のステープル打ち込み先端部32dは、ステープル収容マガジン下面2eの僅か上方位置、すなわち、微小距離dだけ上方位置に止まり(図11参照)、用紙の綴じ部紙面と僅かな隙間を存して対峙し用紙を直接押圧することはない。
用紙の綴じ終わりに伴うメインハンドル4の打ち込み操作力解除後、直ちにステープル収容マガジン2とインナーハンドル3は戻しバネ25、34の付勢力でその後方基端部3aの回動支持部である第1支持部6を回動支点として反時計方向に、すなわち、上方に回動する。
インナーハンドル3の後方基端部3aの回動支持部である第1支持部6を回動支点とする上方回動は、また、同時に、インナーハンドル3のピン部材33とメインハンドル4の溝部42との係合からなる連動機構5を介したメインハンドル4の、その後方基端部4aの回動支持部である第2支持部7を回動支点とする上方回動を促す。この一連の作動は、ステープル収容マガジン2、ドライバハンドル3、メインハンドル4をそれぞれステープルS打ち込み前の初期の待機状態に戻す(図3参照)。
ステープル収容マガジン2に装填されるステープルSの消耗時には、ステープルSの補充が適宜なされるが、ステープル収容マガジン2へのステープルSの補充は、インナーハンドル3とメインハンドル4を共にオープン状態として、すなわち、インナーハンドル3とメインハンドル4を共に90度を超える大きな所定角まで回動してなされる(図6参照)。そして、インナーハンドル3の回動にはステープルカバー22が連動するので、ステープルカバー22の開放をわざわざ行う必要性はなくステープルSの補充のための装填は容易である。
本発明の実施態様においては、上述の構成を備えることで、以下のような効果を奏する。
本発明の実施態様においては、用紙の綴じ作業におけるドライバ機構30による綴じ終了が、ドライバ機構30の下面、より具体的にはホルダ側板31bの前板31a直交の直線部として仕上げられた下面31b2が直接、ステープル収容マガジン2の側壁部の上縁2dに当接する位置として設定されているので、ステープルSの打ち込みによる用紙の綴じ終わりの確認が容易である。
また、ドライバストロークが明確に規定されてステープルSの押し込み過ぎによる用紙綴じ部の用紙反り返りによる膨らみが小さく抑えられ、図12に図示されるような従来しばしば見られた用紙PのステープルSによる綴じ部における皺Wの発生が効果的に解消される。
さらに、上述のドライバストロークの最終位置で、ドライバ機構30のドライバプレート打ち込み先端部32dがステープル収容マガジン2の下面2eより下方に突出しないので、ステープルSの打ち込みにおける押し込み量が制限され、ステープルSの強い打ち込み締付け力により用紙綴じ部に発生する膨らみと皺の発生が抑えられて、外観性に優れた体裁の良い用紙の綴じ部が提供される。
なお、図11に示すように、ステープルカバー22の上面の高さとステープル収容マガジン2の側壁の上縁2dの高さとは略同一の高さに設定されているので、ステープルカバー22の上面に対し、上記ドライバホルダ31のホルダ側板31bの下面31b2を当接させることも考えられるが、ステープルカバー22とステープル収容マガジンにはガタつきが発生しやすいので、上記下面31b2は上記上縁2dに当接させるのが好ましい。
なお、上述の実施形態は倍力機構を備えた大型のステープラに関するものであるが、本発明は上記形態に限定されない。通常のステープラ、つまり上述のようなアウターハンドルを設けず、ハンドル(インナーハンドル)を直接に押し下げて綴じ作業を行なうものについても同様に適用することができる。
本発明のステープラを斜め前方から見た外観斜視図である。 本発明のステープラを斜め後方から見た外観斜視図である。 本発明のステープラの主要構造部の側断面図である。 本発明のステープラの使用における1態様を示す図であり、ハンドルの押し込み途中の倍力機構が作動する状態である。 本発明のステープラの使用における1態様を示す図であり、クリンチ状態を示す図である。 本発明のステープラのハンドルオープン状態を示す図である。 本発明の主要構造部を示す図であり、(a)は、正面図、(b)は、側面図である。 本発明の主要構造部品を示す図であり、(a)は、正面図、(b)は、(a)におけるX−X断面図である。 本発明の主要構造部品を示す図であり、(a)は、正面図、(b)は、(a)におけるY−Y断面図である。 本発明の主要構造部を示す斜視図である。 本発明の主要構造部における1作動状態を示す図である。 従来の用紙の綴じ部における1つの状態を示す図である。
符号の説明
A ステープラ
1 ベース部
2 ステープル収容マガジン
21 チャンネル状部材
22 ステープルカバー
25 戻しバネ
28 ステープル打出し部
3 インナーハンドル
30 ドライバ機構
31 ドライバホルダ
31A 突出腕部
32 ドライバプレート
32d ドライバプレートのステープル打ち込み先端部
4 メインハンドル
5 連動機構
6 第1支持部
7 第2支持部
d 微小距離

Claims (4)

  1. ステープルを収容するステープル収容マガジンと、前記ステープルを打ち込むためのドライバプレートを有するドライバ機構をその先端部に設けたハンドルとを備えたステープラにおいて、用紙綴じ終了時の前記ドライバプレートの打ち込み先端部が前記ステープル収容マガジンの下面から突出しないように設けたことを特徴とするステープラ。
  2. 前記用紙の綴じ終了時に前記ドライバ機構の一部がステープル収容マガジンの上面に当接するようになされていることを特徴とする、請求項1に記載のステープラ。
  3. 前記ドライバ機構の一部がドライバホルダ下面であり、前記ステープル収容マガジンの上面が、前記ステープル収容マガジンの側壁部の上縁であることを特徴とする、請求項2に記載のステープラ。
  4. 前記用紙の綴じ終了時に前記ドライバ機構の一部であるドライバホルダが、ステープル収容マガジン側の部材と係合するよう設けられていることを特徴とする請求項1に記載のステープラ。
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