JP2007135837A - シークイン縫着装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】縫止孔がシークインの中心から偏心したシークインの縫い付け動作を確実に行なえるようにする。
【解決手段】シークイン縫いユニット1において、縫い付けるシークインSの姿勢を一定に保持するためのエア噴出装置106が備わる。エア噴出装置106は、支持部材107と該支持部材107に固定されたエアチューブ108とエアチューブ108の先端に設けられたノズル109からなる。シークイン縫いユニット1を昇降動させるエアシリンダに対して供給されるエアがエアチューブ108に分配され、シークイン縫い付け時において、常にノズル109からエアが噴出される。シークインSはエアの流れに沿って一定の姿勢に保持される。
【選択図】 図4
Description
本発明は、シークイン連結体からシークインを切断しつつシークインを被縫製体に縫着するミシンにおけるシークイン縫着装置に関する。
ミシンにおけるシークイン縫着装置の従来技術としては、シークイン連結体を所定ピッチで送り出すシークイン送り機構を具備し、多数のシークイン(スパンコール)を連結してなるシークイン連結体を巻回収納したリールから該シークイン連結体を繰り出して支承板の上面に載置し、該シークイン送り機構の送り動作によって該シークイン連結体をシークインの1個分のサイズに対応する所定ピッチで送り出すものが知られている(下記特許文献1を参照)。前記シークイン送り機構によって送り出されたシークイン連結体の先頭に位置するシークインは、支承板に固定された固定刃と、該支承板に回動可能に設けられた可動刃との協働によってシークイン連結体から切断されるようになっている。前記可動刃は、ミシンの針棒が下降したときに、該針棒の下端に設けられた針抱きに当接することで下方に付勢され、シークイン連結体からシークインを切断する。送り出されたシークイン連結体の先頭に位置するシークインの縫い付け(縫着)動作は、針棒の縫い動作に応じて以下の手順で行われるようになっている。まず、針棒が下降すると、該針棒の下端の縫い針がシークイン連結体の先頭に位置するシークインの縫止孔に嵌入する。ついで、前記針棒と共に下降した針抱きが可動刃と当接することでこれを押し下げる。そして、該押し下げられた可動刃と固定刃の協働により、先頭に位置するシークインがシークイン連結体から切り離される。切り離されたシークインは、縫止孔に縫い針が嵌入した状態を保ったまま被縫製体上に落下し、以降の針棒の上下動と、被縫製体を保持した縫製枠の移動制御によって、当該シークインが該被縫製体に縫い付けられる。
特開2004−167097
また、シークインには色々な種類・形状が存在しており、その幾つかの例を図12に示す。図12(a)は、全体として円形形状を有し、その略中心位置に縫止孔を設けた典型的なタイプのシークインが示されている。また、図12(b),(c)に示すような、縫止孔をシークインの中心から偏心させて設けたシークインも広く利用されている。
上記の通り、従来のシークイン縫着装置においては、針棒が下降する時に、シークイン連結体から1つの(先頭の)シークインが切断され、切り離されたシークインは、縫止孔に縫い針が嵌入した状態を保ったまま被縫製体上に落下する。シークインが切り離された後、針棒は更に下降を続けて周知の釜との協働によって上糸と下糸を絡ませた後に上昇し、針棒の上昇とともに周知の天秤が上糸を引き上げることで縫目が形成され、該縫目の形成によりシークインが被縫製体に縫い付けられる。このような縫い付け動作により、シークインを被縫製体から浮き上がらせてしまうことなく綺麗に縫い付けることができる。
しかしながら、上記従来から知られるシークイン縫着装置のシークインの縫い付け動作によると、縫い付け対象となるシークインがシークイン連結体から切り離されてから針棒の上昇により縫目が形成されるまでの間、当該シークインは、その縫止孔に嵌入した縫い針乃至該縫い針に上昇と共に引き上げられた上糸によって、該縫止孔の位置を被縫製体に対して係止されるのみであった。このことから、シークイン縫着装置では、以下に述べるように、図12(b)や(c)のように縫止孔が中心から偏心したシークインを縫い付ける場合に縫い付けミス等の不具合が生じていた。
図13は縫止孔が中心から偏心したシークイン(図12(c)に示すタイプ)の縫い付け例を示す図である。図14(a)は、図13の縫い付け実行時において、1つのシークインSaの縫い付けが終了する少し手前の状態を示す。図14(a)の状態から、更に針棒(縫い針41)が上昇すると共に天秤によって上糸Tが引き上げられることで、縫目が形成されシークインSaが被縫製体に縫い付けられる。この間、シークインSaは、前述の通り、縫い針41または上糸Tによってその縫止孔3aの位置の一点で係止されているだけであり、シークインSaの姿勢(向き)については何ら規制を受けていなかった。このため、シークインが縫止孔を支点にして回動してしまった場合、縫止孔が中心から偏心しているタイプのシークインにおいては、シークインの姿勢(向き)が図14(a)に一点鎖線や二点鎖線で示すようにずれてしまう。図14(a)の二点鎖線で示すような姿勢、つまり、シークインSaが後続のシークインに被さる姿勢で縫い付けられてしまうと、図14(b)に示すように後続のシークインSbを縫い付けるときに縫い針41が先のシークインSaに刺さってしまい、シークインの縫い付けミスが生じる。この種の縫い付けミスが一カ所でもあると、当該製品全体が不良品になってしまう。なお、図12(a)のように縫止孔が中心にある円形シークインにおいては、縫止孔を支点にして回動してしまったとしてもその姿勢には実質的な変化が認められないので、上記の問題が生じないことは容易に理解されよう。このように、従来のシークイン縫着装置では、例えば同図(b),(c)に示すタイプ、すなわち縫止孔が中心から偏心したタイプのシークイン等、縫い付け動作時に縫止孔を中心に回動した場合に当該シークインの姿勢が乱れてしまうシークインに対する対応が不十分であった。
図13は縫止孔が中心から偏心したシークイン(図12(c)に示すタイプ)の縫い付け例を示す図である。図14(a)は、図13の縫い付け実行時において、1つのシークインSaの縫い付けが終了する少し手前の状態を示す。図14(a)の状態から、更に針棒(縫い針41)が上昇すると共に天秤によって上糸Tが引き上げられることで、縫目が形成されシークインSaが被縫製体に縫い付けられる。この間、シークインSaは、前述の通り、縫い針41または上糸Tによってその縫止孔3aの位置の一点で係止されているだけであり、シークインSaの姿勢(向き)については何ら規制を受けていなかった。このため、シークインが縫止孔を支点にして回動してしまった場合、縫止孔が中心から偏心しているタイプのシークインにおいては、シークインの姿勢(向き)が図14(a)に一点鎖線や二点鎖線で示すようにずれてしまう。図14(a)の二点鎖線で示すような姿勢、つまり、シークインSaが後続のシークインに被さる姿勢で縫い付けられてしまうと、図14(b)に示すように後続のシークインSbを縫い付けるときに縫い針41が先のシークインSaに刺さってしまい、シークインの縫い付けミスが生じる。この種の縫い付けミスが一カ所でもあると、当該製品全体が不良品になってしまう。なお、図12(a)のように縫止孔が中心にある円形シークインにおいては、縫止孔を支点にして回動してしまったとしてもその姿勢には実質的な変化が認められないので、上記の問題が生じないことは容易に理解されよう。このように、従来のシークイン縫着装置では、例えば同図(b),(c)に示すタイプ、すなわち縫止孔が中心から偏心したタイプのシークイン等、縫い付け動作時に縫止孔を中心に回動した場合に当該シークインの姿勢が乱れてしまうシークインに対する対応が不十分であった。
この発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、縫い付けられるシークインの姿勢の乱れによる縫い付けミスを効果的に防止して、シークイン縫い付け動作を確実に行なうことができるシークイン縫着装置であって、特に縫止孔がシークインの中心から偏心したシークインに好適なシークイン縫着装置を提供することを目的とする。
この発明は、シークイン連結体を送り部材の動きによって所定ピッチずつ送り出す送り機構と、前記送り機構により送り出された前記シークイン連結体からシークインを切断する切断手段と、前記切断されたシークインを被縫製体に縫い付ける縫い付け手段と、前記縫い付けられるシークインを一定の姿勢に規制する規制手段とを具えることを特徴とするシークイン縫着装置である。
また、この発明に係る前記シークイン縫着装置において、前記規制手段は、少なくとも前記縫い付け手段によるシークイン縫い付け動作が行なわれている間、前記縫い付けられるシークインに対して、1方向に流れる圧縮空気を噴出する噴出手段により構成されてよい。
この発明によれば、シークイン縫着装置に縫い付けられるシークインを一定の姿勢に規制する規制手段を設ける。規制手段は、少なくとも縫い付け手段によるシークイン縫い付け動作が行なわれている間、縫い付けられるシークインに対して、1方向に流れる圧縮空気を噴出する噴出手段により構成することができる。これにより、縫い付けられるシークインがシークイン連結体から切り離されてから被縫製体に縫い付けられるまでの間、噴出手段が縫い付けられるシークインに対して圧縮空気を吹き掛けることで、当該シークインの姿勢を該圧縮空気の流れに沿って一定に保つことができる。従って、縫い付けられたシークインの姿勢の乱れに伴う各種縫い付けミス、例えば後続のシークインを縫い付ける際に縫い針が縫い付けられたシークインに刺さるという不具合等を効果的に防ぐことができ、シークイン縫い付け動作を確実に行なうことができるという優れた効果を奏する。このシークイン縫製装置によれば、縫止孔が中心から偏心しているシークインであっても、上記縫い付けミスを効果的に防止できるので、縫止孔が中心から偏心しているシークインに好適である。
以下、添付図面を参照してこの発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
図1は、4つのミシンヘッドを有する4頭立て刺繍ミシンにおける本発明の一実施例を示す。各ミシンヘッドに対応して針棒ケース2が設けられており、各ミシンヘッドの針棒の下方に針板50が配置されている。
シークイン縫いユニット1は各針棒ケース2の左サイド及び/または右サイドにそれぞれ装着されるようになっており、本実施例では左サイドにのみ装着されている。各針棒ケース2は多針構成からなり、本実施例のようにシークイン縫いユニット1を針棒ケース2の左サイドに装着する場合は、針棒ケース2内の最左側の針がシークイン縫い用の針として使用される。通常知られているように、刺繍枠51は縫いデータに応じて横方向(X方向)及び前後方向(Y方向)に駆動される。各シークイン縫いユニット1には、シークイン連結体を巻回したリール5がそれぞれ具備される。
図1は、4つのミシンヘッドを有する4頭立て刺繍ミシンにおける本発明の一実施例を示す。各ミシンヘッドに対応して針棒ケース2が設けられており、各ミシンヘッドの針棒の下方に針板50が配置されている。
シークイン縫いユニット1は各針棒ケース2の左サイド及び/または右サイドにそれぞれ装着されるようになっており、本実施例では左サイドにのみ装着されている。各針棒ケース2は多針構成からなり、本実施例のようにシークイン縫いユニット1を針棒ケース2の左サイドに装着する場合は、針棒ケース2内の最左側の針がシークイン縫い用の針として使用される。通常知られているように、刺繍枠51は縫いデータに応じて横方向(X方向)及び前後方向(Y方向)に駆動される。各シークイン縫いユニット1には、シークイン連結体を巻回したリール5がそれぞれ具備される。
図2はシークイン縫いユニット1の部分を拡大して示す側面図である。図3は該シークイン縫いユニット1におけるシークイン送り装置6の部分を更に拡大して示す側面図、図4はシークイン送り装置6の部分の斜視図、図5はシークイン送り装置6の要部を更に拡大して示す一部切欠斜視図、である。
図2に示すように、シークイン縫いユニット1は、取付けベース4において、シークイン連結体3を巻回したリール5とシークイン送り装置6を支持して構成される。取付けベース4は図示外のリンクを介して、針棒ケース2に対して昇降動可能に装着される。すなわち、各シークイン縫いユニット1は各針棒ケース2に対してそれぞれ昇降動可能である。図2及び図3には、シークイン縫いユニット1(取付けベース4)が下降位置に降ろされ、シークイン縫いが可能な状態となっている姿勢を示す。一方、シークイン縫いを実行しないときは、通常の刺繍縫いの邪魔にならないようにシークイン縫いユニット1(取付けベース4)を上方位置に退避させるようになっている。シークイン縫いユニット1を針棒ケース2に対して昇降動させるアクチュエータとしては、従来からエアシリンダを使用する構成が知られており、本実施例においても前記アクチュエータとして図示しないエアシリンダを適用するものとする。シークイン縫いユニット1の昇降駆動は、該エアシリンダにより、各ヘッドで同時に行われる。
図2に示すように、シークイン縫いユニット1は、取付けベース4において、シークイン連結体3を巻回したリール5とシークイン送り装置6を支持して構成される。取付けベース4は図示外のリンクを介して、針棒ケース2に対して昇降動可能に装着される。すなわち、各シークイン縫いユニット1は各針棒ケース2に対してそれぞれ昇降動可能である。図2及び図3には、シークイン縫いユニット1(取付けベース4)が下降位置に降ろされ、シークイン縫いが可能な状態となっている姿勢を示す。一方、シークイン縫いを実行しないときは、通常の刺繍縫いの邪魔にならないようにシークイン縫いユニット1(取付けベース4)を上方位置に退避させるようになっている。シークイン縫いユニット1を針棒ケース2に対して昇降動させるアクチュエータとしては、従来からエアシリンダを使用する構成が知られており、本実施例においても前記アクチュエータとして図示しないエアシリンダを適用するものとする。シークイン縫いユニット1の昇降駆動は、該エアシリンダにより、各ヘッドで同時に行われる。
シークイン連結体3を巻回したリール5は、取付けベース4の上部に形成したアーム部4aの上端に回転自由かつ、着脱可能に装着されている。リール5に巻回されたシークイン連結体3がシークイン送り装置6に対して繰り出される。シークイン連結体3は一定幅の合成樹脂製のフィルムから打ち抜くことで、多数の円形のシークインSを接合部S1を介して連結した形としたもの(図4参照)である。この実施例において、各シークインSには、前述の図12(b)に示すような縫止孔(針通し用の孔)3aがシークインの送り方向と直交する方向に偏心して形成されている。すなわち、この実施例に示すシークインSは縫止孔3aがシークインの中心から偏心したものである。
図2〜図4に示す通り、この実施例に係るシークイン縫いユニット1には、シークインを被縫製体に縫い付ける際に該シークインの姿勢を一定の向きに規制する規制手段の一例として、エア噴出装置106が具備されている。エア噴出装置106は、取付けベース4の下方に取付けられた支持プレート7に固定された支持部材107と、図示しないエア供給源に接続されたエアチューブ108を有する。支持部材107は、例えば鉄条等のように作業者の手作業により自由に形状を変えられる部材(比較的弱い外力により塑性変形可能な部材)によって構成されており、作業者はこれを所望の形状に変形しうる。エアチューブ108は、中空状で変形自在の適宜の部材(例えばゴム等からなる可撓性チューブ)により構成され、先端部には前記エア供給源から供給されるエアーを噴出するノズル109が設けられている(図4参照)。このエア噴出装置106は、エアチューブ108の先端(ノズル109)から噴出されるエア(圧縮空気)によって、シークイン縫い付け時に縫い付け対象となるシークインの姿勢を、該エアの流れに沿って一定の向きに規制することに特徴がある。なお、エアチューブ108から噴出されるエアとシークインの姿勢及びその規制の関係については図8を参照して後述する。
エアチューブ108は、図2〜図4に示す通り、支持部材107に沿って配設されており、例えば結束バンド等の適宜の固定手段を用いて該支持部材107に固定される。図4に示すように、ノズル109は、縫い付けられるシークインSの近傍において、その先端開口(エア噴出口)をシークインSに指向させることで、該シークインSに対して当該ノズル109から噴出されるエアを吹き掛かけることができるよう配置されている。すなわち、支持部材107は、ノズル109を適切な位置(エアが縫い付けられるシークインに吹き掛かる位置)に位置させると共に、該ノズル109を前記の位置において保持する部材として機能している。また、支持部材107の形状を適宜変形させることで、ノズル109の位置を自在に調整することができる。また、支持部材107の変形により、シークイン縫いユニット1乃至シークイン送り装置6にシークイン連結体3をセットする場合等、当該エア噴出装置106(支持部材107、エアチューブ108及びノズル109)をシークイン送り装置6の近傍から退避させることも可能である。
このエアチューブ108に対するエア供給源として、シークイン縫いユニット1を針棒ケース2に対して昇降動させるアクチュエータとして装備されているエアシリンダのエア供給源を共用する構成としてよい。すなわち、シークイン縫いユニット1を昇降動させるエアシリンダに対して供給されるエアをエアチューブ108に分配するよう配管し、シークイン縫いユニット1を下降させた状態(シークイン縫いが可能な状態)において、エアチューブ108に対してエアが供給されるよう構成する。このような構成によれば、シークイン縫いユニット1が下降しているときには常にノズル109からエアが噴出されることになるが、エア噴出装置106の構成およびエア配管を簡易とすることができる。
シークイン送り装置6の構成例につき詳しく説明する。
シークイン送り装置6は、取付けベース4の下方に取付けられた支持プレート7に組み付けられている。支持プレート7の下端にはシークインを支承するための支承板8が水平に形成されている。リール5から繰り出されたシークイン連結体3はテンションローラ45及び転向ローラ46(図2参照)を介して取付けベース4に沿って垂下され、ブラケット11の後面に取り付けられたガイド部12(図2、図3を参照)を経て、支承板8上に導かれ、刺繍ミシンの正面から見て後方に送り出される。なお、シークイン縫いユニット1に関する以下の説明において、説明の便宜上、前後方向を刺繍ミシンにおける前後関係とは逆に記述するものとする。すなわち、シークインの送り出し方向の指向方向(刺繍ミシンの正面から見て後方:図2において右側)を「前方」とする。
シークイン送り装置6は、取付けベース4の下方に取付けられた支持プレート7に組み付けられている。支持プレート7の下端にはシークインを支承するための支承板8が水平に形成されている。リール5から繰り出されたシークイン連結体3はテンションローラ45及び転向ローラ46(図2参照)を介して取付けベース4に沿って垂下され、ブラケット11の後面に取り付けられたガイド部12(図2、図3を参照)を経て、支承板8上に導かれ、刺繍ミシンの正面から見て後方に送り出される。なお、シークイン縫いユニット1に関する以下の説明において、説明の便宜上、前後方向を刺繍ミシンにおける前後関係とは逆に記述するものとする。すなわち、シークインの送り出し方向の指向方向(刺繍ミシンの正面から見て後方:図2において右側)を「前方」とする。
支承板8には、シークイン送り出し方向(前後方向)に沿って所定の長さで適宜の幅のスリット8a(後述図7参照)が設けられており、このスリット8aは後述する送りレバー18の先端の引掛け部18a及びロックレバー33の係合爪33a(図5参照)の食い込みを許すために設けられている。ガイド部12は、左右方向の位置調整可能に設けられており、支承板8上に導かれたシークイン連結体3の各シークインSの縫止孔3aが前記スリット8aに整合されるよう前記位置調整がなされている。また、ガイド部12は、板材を折曲して断面コ字形の案内部12aを2つ形成したものであり、セットされたシークイン連結体3の幅に応じて交換可能である。このガイド部12を取付けたブラケット11の前面には押え部材44が取付けられている。押え部材44は、バネ鋼鈑のような弾力を有する板材で形成されており、シークインSの幅と同等もしくは若干幅広で所定長を有している。押え部材44の一端側がブラケット11に固定され、中央部が円弧状に曲成されつつ他端側が支承板8の上面に弾接する。ガイド部12を介して支承板8上に繰り出されたシークイン連結体3は、該支承板8とその上面に弾接する押え部材44との間に挿通されることになる。
図3に示すように、支持プレート7の中央部には軸心を左右方向(図1のX方向)に沿わせた回動軸15が回動自由に支持されている。回動軸15には揺動アーム16がネジ17により固定される。また、回動軸15には上記揺動アーム16の隣に従動レバー20がネジ21により固定されており、この従動レバー20と揺動アーム16とは結果としてベルクランク状に一体となっている。回動軸15に嵌装したトーションバネ22の一端が支持プレート7に固定され、他端が従動レバー20に掛けられており、これにより、揺動アーム16が図3において反時計方向に揺動付勢されている。トーションバネ22により、反時計方向に揺動付勢された揺動アーム16は、支持プレート7に設けたストッパ25に当接することで、図2〜図5に示す姿勢で保持される。なお、ストッパ25は、支持プレート7に固定したブラケット26に螺着されたネジ棒からなり、ナットの締め付けによりロックされるもので、その後端に揺動アーム16が当接する。図2〜図5に示す揺動アーム16の姿勢は、詳しくは後述する1つのシークイン送り出し動作が終了した状態に対応する。1つのシークイン送り出しが終了した状態においては、図4に示すように、先頭と先頭から2番目のシークインSの間の接合部が、支承板8の前端縁に形成された固定刃8bの刃先に位置している。支持プレート7の下部には可動刃27がピン28により回動自由に支持されており、トーションバネ30により、常には固定刃8bから上方に離間した退避姿勢に保持されている。可動刃27は針棒31が下降したときその下端の針抱き32により押動されるようになっている。可動刃27は、該針抱き32による押動に応じてトーションバネ30の弾力に抗して下方へ揺動し、固定刃8bと協働してシークインSの接合部S1を切断する。針棒31とともに針抱き32が上昇すると、可動刃27はトーションバネ30の復元力により退避姿勢に戻る。
揺動アーム16の自由端には、送りレバー18が軸19により回動自由に支持されている。軸19に嵌装されたトーションバネ(図示省略)の一端は揺動アーム16に固定され、他端は送りレバー18に掛けられている。このトーションバネにより、送りレバー18は時計方向に回動付勢されることで、送りレバー18の先端側は常に支承板8に接近する方向に付勢される。
送りレバー18の先端には引掛け部18aが形成されている。送りレバー18はその先端の引掛け部18aを支承板8の上面に載置されたシークイン連結体3のシークインSの縫止孔3aに引っ掛けた状態で前進動作することで、シークイン連結体3を前方に所定ピッチで送り出す動作を行う部材である。追って詳しく説明するように揺動アーム16の揺動に応じて送りレバー18が前進及び後退動作を行い、シークイン連結体3を前方に所定ピッチずつ順次送り出すようになっており、該揺動アーム16及びこれを揺動させる機構が、該送りレバー18に前進及び後退動作を行わせる送り機構、に相当する。揺動レバー16と一体である上記従動レバー20の自由端は連結リンク37を介して駆動レバー38の自由端に連結されている。駆動レバー38は、取付けベース4の左側面に固定されたモータ36の出力軸40に固定されている。モータ36の駆動により、駆動レバー38を所定角度範囲で往復揺動駆動することにより、連結リンク37及び従動レバー20を介して揺動アーム16を揺動せしめ、該揺動アーム16の揺動に応じて送りレバー18を前進及び後退駆動することで、シークイン連結体3の送り出し動作が行われる。
送りレバー18の先端には引掛け部18aが形成されている。送りレバー18はその先端の引掛け部18aを支承板8の上面に載置されたシークイン連結体3のシークインSの縫止孔3aに引っ掛けた状態で前進動作することで、シークイン連結体3を前方に所定ピッチで送り出す動作を行う部材である。追って詳しく説明するように揺動アーム16の揺動に応じて送りレバー18が前進及び後退動作を行い、シークイン連結体3を前方に所定ピッチずつ順次送り出すようになっており、該揺動アーム16及びこれを揺動させる機構が、該送りレバー18に前進及び後退動作を行わせる送り機構、に相当する。揺動レバー16と一体である上記従動レバー20の自由端は連結リンク37を介して駆動レバー38の自由端に連結されている。駆動レバー38は、取付けベース4の左側面に固定されたモータ36の出力軸40に固定されている。モータ36の駆動により、駆動レバー38を所定角度範囲で往復揺動駆動することにより、連結リンク37及び従動レバー20を介して揺動アーム16を揺動せしめ、該揺動アーム16の揺動に応じて送りレバー18を前進及び後退駆動することで、シークイン連結体3の送り出し動作が行われる。
図4及び図5に示すように、送りレバー18には、送りレバー18によるシークイン連結体3の送り出し移動行程において、後述する係合爪がシークインに係合するタイミングを調整するための調整手段として、調整部材100が配設されている。図6は送りレバー18に対する調整部材100の取付構造を示す図である。同図に示すとおり、調整部材100はネジ101により送りレバー18に対して取り付けられており、その取付孔は送りレバー18の動作方向に沿う長孔状に形成されている。調整部材100は、全体として送りレバー18の動作方向に沿って長手に延びる部材であって、その端部において調整片100aが形成されている。調整片100aは、調整部材100が送りレバー18に取り付けられた際に、該送りレバー18の透孔18b上を横切るように延びることで該透孔18bの一部を被うことができる。また、調整部材100を送りレバー18に対して取り付けるための取付孔が送りレバーの動作方向に沿う長孔状に形成されていることから、調整部材100の送りレバー18に対する固定位置は取付孔に沿って調整可能である。調整部材100の送りレバー18に対する固定位置を調整することで、調整片100aの透孔18bに対する相対位置を位置調整することができる。
この調整片100aが後述するロックレバー33の当接部として機能するため、調整片100aの固定位置に応じて、ロックレバー33の動きを規制して、その端部(係合爪)がシークインに係合するタイミングを任意に設定することができる。なお、この点については後述のシークイン送り動作の説明において詳細に述べるものとする。
この調整片100aが後述するロックレバー33の当接部として機能するため、調整片100aの固定位置に応じて、ロックレバー33の動きを規制して、その端部(係合爪)がシークインに係合するタイミングを任意に設定することができる。なお、この点については後述のシークイン送り動作の説明において詳細に述べるものとする。
図5に示すとおり、支承板8の上面には、支承板8上に導かれたシークイン連結体3が送りレバー18の送り出し動作に従って真っ直ぐ送り出されるよう該シークイン連結体3を案内する手段としてシークイン送り出し案内部材102が配設されている。図7は支承板8に対する送り出し案内部材102の取付構造を説明するための図であって、支承板8と送り出し案内部材102を斜め上側から見た斜視図である。送り出し案内部材102は、支承板8に対してネジ103により固定されるもので、シークイン連結体3のシークインSの左右縁部を規制する一対の案内壁102a、102bを備える。案内壁102aと102bの間隔はガイドすべきシークインSの幅より少しだけ大きく設定されており、この案内壁102a、102bの間にシークイン連結体3を通すことで、該連結体3を真っ直ぐ送り出すようガイドすることができる。
送り出し案内部材102には、支承板8のスリット8aに対応して前後方向に延びた所定の長さのスリット102cが設けられており、案内壁102a,102b間に導かれたシークインの縫止孔3aはスリット102cに整合するようになっている。スリット102cは、送りレバー18の引掛け部18a及びロックレバー33の係合爪33a(図5参照)がシークインSの縫止孔3aに係合したときに、各先端部の食い込みを許容するために形成されており、このスリット102cを支承板8のスリット8aに一致させた位置が送り出し案内部材102の固定位置となる。というのも、送りレバー18の引掛け部18a及びロックレバー33の係合爪33aとが両スリットに嵌入しなければ、シークイン送り動作を適切に実行できないからである。
送り出し案内部材102は、奥側の側辺102dを支承板8の側壁8cに当接させた状態で支承板8に固定すれば、スリット102cが支承板8のスリット8aと一致するよう形成されている。従って、この送り出し案内部材102は、奥側の側辺102dを支承板8の側壁8cに当接させるだけで位置決めを行なうことができ、また、支承板8に対する固定も1本のネジ103だけで行うことができるので、その固定作業が非常に容易である。
この送り出し案内部材102は案内壁102a、102bの間隔が不変であるため、縫い付けるシークインが別のサイズのものに変更された場合には、変更されたシークインのサイズに応じた案内壁102a、102bの間隔を持つ別の送り出し案内部材102に取り替える必要がある。そのような場合にも、この実施例に係る送り出し案内部材102は上記の通りその着脱作業が非常に容易であるため交換に手間が掛からない。
なお、本実施例では一方(図7において手前側)の案内壁102aを送り出し案内部材102の最後部まで形成してあるが、これを他方の案内壁102bと同じ長さとしてもよい。また、他方の案内壁102bの長さもシークイン連結体3を真直ぐ送り出すことができるのであればもっと短くしてもよい。すなわち、案内壁102a、102bの長さは、図示の例に限らず、シークイン連結体3を真直ぐ送り出すことができさせすればどのような長さであってもよい。
送り出し案内部材102には、支承板8のスリット8aに対応して前後方向に延びた所定の長さのスリット102cが設けられており、案内壁102a,102b間に導かれたシークインの縫止孔3aはスリット102cに整合するようになっている。スリット102cは、送りレバー18の引掛け部18a及びロックレバー33の係合爪33a(図5参照)がシークインSの縫止孔3aに係合したときに、各先端部の食い込みを許容するために形成されており、このスリット102cを支承板8のスリット8aに一致させた位置が送り出し案内部材102の固定位置となる。というのも、送りレバー18の引掛け部18a及びロックレバー33の係合爪33aとが両スリットに嵌入しなければ、シークイン送り動作を適切に実行できないからである。
送り出し案内部材102は、奥側の側辺102dを支承板8の側壁8cに当接させた状態で支承板8に固定すれば、スリット102cが支承板8のスリット8aと一致するよう形成されている。従って、この送り出し案内部材102は、奥側の側辺102dを支承板8の側壁8cに当接させるだけで位置決めを行なうことができ、また、支承板8に対する固定も1本のネジ103だけで行うことができるので、その固定作業が非常に容易である。
この送り出し案内部材102は案内壁102a、102bの間隔が不変であるため、縫い付けるシークインが別のサイズのものに変更された場合には、変更されたシークインのサイズに応じた案内壁102a、102bの間隔を持つ別の送り出し案内部材102に取り替える必要がある。そのような場合にも、この実施例に係る送り出し案内部材102は上記の通りその着脱作業が非常に容易であるため交換に手間が掛からない。
なお、本実施例では一方(図7において手前側)の案内壁102aを送り出し案内部材102の最後部まで形成してあるが、これを他方の案内壁102bと同じ長さとしてもよい。また、他方の案内壁102bの長さもシークイン連結体3を真直ぐ送り出すことができるのであればもっと短くしてもよい。すなわち、案内壁102a、102bの長さは、図示の例に限らず、シークイン連結体3を真直ぐ送り出すことができさせすればどのような長さであってもよい。
次に、ロックレバー33の構成とその駆動機構について簡単に説明する。
図3、図4及び図5に示すように、ロックレバー33は、一端側の先端に係合爪(係合突起)33aが、他端側にストッパ部33bが形成されており、その中間部が、支持プレート7に取付けられた支持ブロック35に対してピン39により回動自由に支持されている。図5においては、ロックレバー33を見やすくするために、送りレバー18、調整部材100の前部を切欠いて描いてある。ロックレバー33の係合爪33aは送りレバー18に形成された透孔18bを貫通している。送りレバー18の透孔18bの一部を被おうよう配置された上記調整部材100の調整片100aは、該透孔18bを貫通した係合爪33aに対して、シークイン送り方向の前方側に位置している。すなわち、調整片100aは係合爪33aに対する透孔18bの大きさ(シークイン送り方向の長さ)を調整する機能を果たしている。
支持ブロック35に設けられたピン39にはトーションバネ(図示せず)が設けられており、該トーションバネによりロックレバー33は支持ブロック35に対して反時計方向に回動付勢されている。この回動付勢により、ロックレバー33は自由状態においてはストッパ部33bが支持ブロック35の受止め部35aに当接し、係合爪33aの端部が支承板8のスリット8a内に臨む姿勢に保持されるようになっている。この姿勢に保持されたロックレバー33の係合爪33aは、支承板8上に導かれたシークイン連結体3のうちの1つのシークインSの縫止孔3aに係合し、シークイン連結体3を移動不能にロックする。一方、図5に示す状態から、送りレバー8が後退動作すると、該送りレバー18に固定された調整部材100の調整片100aの縁部がロックレバー33に当接する。このため、ロックレバー33は、送りレバー8の後退動作に追従して押動され、前記トーションバネによる反時計方向の回動付勢力に抗してピン39を中心に時計方向に回動する。ロックレバー33の時計方向への回動により、その係合爪33aが上向き(シークインから離れる向き)に移動することで、該係合爪33aのシークインSの縫止孔3aに対する係合が解除されることになる。このように、トーションバネ(図示せず)による反時計方向の回動付勢及び送りレバー8の後退動作による時計方向の回動付勢により、ロックレバー33は回動(揺動)駆動される。
図3、図4及び図5に示すように、ロックレバー33は、一端側の先端に係合爪(係合突起)33aが、他端側にストッパ部33bが形成されており、その中間部が、支持プレート7に取付けられた支持ブロック35に対してピン39により回動自由に支持されている。図5においては、ロックレバー33を見やすくするために、送りレバー18、調整部材100の前部を切欠いて描いてある。ロックレバー33の係合爪33aは送りレバー18に形成された透孔18bを貫通している。送りレバー18の透孔18bの一部を被おうよう配置された上記調整部材100の調整片100aは、該透孔18bを貫通した係合爪33aに対して、シークイン送り方向の前方側に位置している。すなわち、調整片100aは係合爪33aに対する透孔18bの大きさ(シークイン送り方向の長さ)を調整する機能を果たしている。
支持ブロック35に設けられたピン39にはトーションバネ(図示せず)が設けられており、該トーションバネによりロックレバー33は支持ブロック35に対して反時計方向に回動付勢されている。この回動付勢により、ロックレバー33は自由状態においてはストッパ部33bが支持ブロック35の受止め部35aに当接し、係合爪33aの端部が支承板8のスリット8a内に臨む姿勢に保持されるようになっている。この姿勢に保持されたロックレバー33の係合爪33aは、支承板8上に導かれたシークイン連結体3のうちの1つのシークインSの縫止孔3aに係合し、シークイン連結体3を移動不能にロックする。一方、図5に示す状態から、送りレバー8が後退動作すると、該送りレバー18に固定された調整部材100の調整片100aの縁部がロックレバー33に当接する。このため、ロックレバー33は、送りレバー8の後退動作に追従して押動され、前記トーションバネによる反時計方向の回動付勢力に抗してピン39を中心に時計方向に回動する。ロックレバー33の時計方向への回動により、その係合爪33aが上向き(シークインから離れる向き)に移動することで、該係合爪33aのシークインSの縫止孔3aに対する係合が解除されることになる。このように、トーションバネ(図示せず)による反時計方向の回動付勢及び送りレバー8の後退動作による時計方向の回動付勢により、ロックレバー33は回動(揺動)駆動される。
なお、ロックレバー33を支持した支持ブロック35は、支持プレート7に対する前後方向(支承板8上でのシークイン連結体3の送り方向)の固定位置を調整可能となっている。これにより、ロックレバー33の係止爪33aがシークインSに係合する位置を、該シークインSのサイズに合わせて調整することができる。因に、支持プレート7も取付けベース4に対して前後方向(支承板8上でのシークイン連結体3の送り方向)に固定位置の調整が可能となっている。
次に、本実施例に従うシークイン縫い付け動作について説明する。
まずは、シークイン縫い付け動作に先立って針棒ケース2の最左側の針が選択された後、シークイン縫いユニット1を昇降させるエアシリンダを作動させてシークイン縫いユニット1を下降させて、シークイン縫いが可能な状態とする。シークイン縫いユニット1が下降状態(シークイン縫いが可能な状態)にある間は、その状態を保つべくエアシリンダに対してエアの供給が継続されるため、エア噴出装置106のノズル109からエアが継続的に噴出される。
この状態でシークイン送り装置6によるシークイン送り動作が行われる。図8〜図11は該シークイン送り動作を順を追って説明するための図である。図8〜図11の各図において、(a)はシークイン送り動作の各状態を示すシークイン送り機構の一部断面側面図であり、(b)は同各状態を平面略図で示す。
まずは、シークイン縫い付け動作に先立って針棒ケース2の最左側の針が選択された後、シークイン縫いユニット1を昇降させるエアシリンダを作動させてシークイン縫いユニット1を下降させて、シークイン縫いが可能な状態とする。シークイン縫いユニット1が下降状態(シークイン縫いが可能な状態)にある間は、その状態を保つべくエアシリンダに対してエアの供給が継続されるため、エア噴出装置106のノズル109からエアが継続的に噴出される。
この状態でシークイン送り装置6によるシークイン送り動作が行われる。図8〜図11は該シークイン送り動作を順を追って説明するための図である。図8〜図11の各図において、(a)はシークイン送り動作の各状態を示すシークイン送り機構の一部断面側面図であり、(b)は同各状態を平面略図で示す。
図8は1つのシークインSのシークイン送り動作が終了した状態を示している。この状態においては、前述した通り、シークイン連結体3の先頭に位置する1つのシークインSが支承板8の前方に突出し、該先頭のシークインSと先頭から2番目のシークインSの間の接合部S1が、支承板8の前端縁に形成された固定刃8bの刃先に整合している。また、送りレバー18の引掛け部18aが先頭から2番目のシークインSの縫止孔3aに係合しているとともに、その3つ後に続くシークインSの縫止孔3aにロックレバー33の係合爪33aが係合している。また、調整部材100の調整片100aは、送りレバー18の透孔18bの前方側(同図では右側)を一部被うことで、透孔18bの大きさ(シークイン送り方向の長さ)を狭めている。調整部材100の固定位置は、1つのシークイン送り出し動作が終了した状態において、調整片100aがロックレバー33から僅かに前方に離間するような位置に調整してある。
図8(b)に示す通り、支承板8の前方に突出したシークインSには、該シークインSの近傍に位置されたノズル109によって、シークイン送り方向に対して略垂直な方向からエアーが吹き掛けられている。同図においてエア噴出装置106の送風方向を矢印Aで示す。
図8(b)に示す通り、支承板8の前方に突出したシークインSには、該シークインSの近傍に位置されたノズル109によって、シークイン送り方向に対して略垂直な方向からエアーが吹き掛けられている。同図においてエア噴出装置106の送風方向を矢印Aで示す。
シークイン送り装置6によって1つのシークインSが送り出され、図8に示す状態となると、針棒31(図3参照)が下降される。この針棒31の下降動作に応じて、シークイン縫い動作が以下の手順で行われる。まず、針棒31の下端の縫い針41(図3参照)が、シークイン連結体3の先頭に位置するシークインSの縫止孔3aに嵌入する。ついで針抱き32の下端部が可動刃27の上部に当接し、これを押し下げる。これにより、押し下げられた可動刃27と固定刃8bが協働して、シークイン連結体3の接合部S1を切断し、先頭のシークインSが該連結体3から切り離される。該切り離された1つのシークインSは、その縫止孔3aに縫い針41が嵌入した状態を保ったまま被刺繍布W(図3参照)上に落下する。針棒31は更に下降して、周知の釜との協働によって上糸と下糸を絡ませた後に上昇する。該針棒31の上昇とともに周知の天秤によって上糸を引き上げることで、シークインSを被刺繍布Wに縫い付けるための縫目が形成される。これにより、シークインSが被刺繍布Wに縫い付けられる。
上記シークインSの縫い付け動作が行なわれる間、ノズル109は矢印Aの方向にエアを噴出しているので、シークイン連結体3から切り離されたシークインSの姿勢(向き)は該エアの風力により一定の向きで保持される。すなわち、ノズル109がシークインSの縫止孔3aの偏心している側から矢印Aの方向にエアを噴出しているので、縫い付けられるシークインSは、縫止孔3aに嵌入した縫い針41により該縫止孔3aの箇所で係止されると共に、該エアの流れ(矢印Aの方向)に沿う向きで一定の姿勢が規制されるため、当該シークインSにおける縫止孔3aの偏心していない部分が下流となる姿勢で保持されることになる。
既に述べた通り、従来は、切り離されたシークインSは縫止孔3aに嵌入した縫い針41により該縫止孔3aの箇所の一点で支持されているのみであったため、縫止孔が中心から偏心しているタイプのシークインにおいては、シークインが縫止孔3aを支点にして回動してしまった場合、前記図14(a)に示したように、当該シークインSにおける縫止孔3aが偏心していない部分が、先行する或いは後続するシークインに被さってしまい、シークイン縫い付けミスの原因となっていた。これに対して、本実施例によれば、シークイン連結体3から切り離されシークインSが縫い付けられるまでの間、シークインSを一定の姿勢に規制して、当該シークインSが矢印Aの方向に対する左右方向へのズレ(すなわち、縫止孔を支点とする回動)を防ぐことができるので、縫い付け済みのシークインに縫い針41が刺さるという不具合を回避できる。従って、この実施例のように縫止孔3aが中心から偏心したシークインであっても、確実に縫い付け動作を行なえるようになる。
既に述べた通り、従来は、切り離されたシークインSは縫止孔3aに嵌入した縫い針41により該縫止孔3aの箇所の一点で支持されているのみであったため、縫止孔が中心から偏心しているタイプのシークインにおいては、シークインが縫止孔3aを支点にして回動してしまった場合、前記図14(a)に示したように、当該シークインSにおける縫止孔3aが偏心していない部分が、先行する或いは後続するシークインに被さってしまい、シークイン縫い付けミスの原因となっていた。これに対して、本実施例によれば、シークイン連結体3から切り離されシークインSが縫い付けられるまでの間、シークインSを一定の姿勢に規制して、当該シークインSが矢印Aの方向に対する左右方向へのズレ(すなわち、縫止孔を支点とする回動)を防ぐことができるので、縫い付け済みのシークインに縫い針41が刺さるという不具合を回避できる。従って、この実施例のように縫止孔3aが中心から偏心したシークインであっても、確実に縫い付け動作を行なえるようになる。
次に、モータ36の駆動により揺動レバー16が時計方向に回動されると、これに応じて送りレバー18が後退する。送りレバー18の後退方向は図8(a)上では左側に相当する。送りレバー18が後退し始めると、該送りレバー18に固定されている調整部材100の調整片100aの縁部が、透孔18b内を貫通するロックレバー33に当接して、これをトーションバネの付勢力に抗して時計方向に回動せしめる。このロックレバー33の回動により、係合爪33aがシークインSから上方に離間し、係合爪33aのシークインSの縫止孔3aに対する係合が解かれる。
送りレバー18の後退に伴いロックレバー33が時計方向に回動するタイミングは、調整部材100の調整片100aとロックレバー33の位置関係すなわち図8の状態における両者の離間間隔に応じる。離間間隔が小さければ、送りレバー18の後退開始に対して早めのタイミングとなり、該離間間隔が大きければ、送りレバー18の後退開始に対して遅めのタイミングとなる。
送りレバー18の後退に伴いロックレバー33が時計方向に回動するタイミングは、調整部材100の調整片100aとロックレバー33の位置関係すなわち図8の状態における両者の離間間隔に応じる。離間間隔が小さければ、送りレバー18の後退開始に対して早めのタイミングとなり、該離間間隔が大きければ、送りレバー18の後退開始に対して遅めのタイミングとなる。
図9は送りレバー18が最も後退した状態を示している。図8から図9に至る送りレバー18の後退過程においては、送りレバー18の引掛け部18aがシークインSの縫止孔3aから抜け出て、送りレバー18がシークイン連結体3に対して相対的に後退することになる。このとき、ロックレバー33の係合爪33aのシークインSの縫止孔3aに対する係合が解かれた状態で、送りレバー18が後退することになるが、押え部材44のバネ弾力によってシークイン連結体3が押さえられているので、該送りレバー18の後退に伴ってシークイン連結体3が一緒に後退してしまうことはない。
また、送りレバー18の引掛け部18aが縫止孔3aから抜け出す時(送りレバー18の後退始動時)にはロックレバー33の係合爪33aが未だ縫止孔3aに係合しているので、送りレバー18の引掛け部18aがセンタ孔3aから抜け出る際にシークイン連結体3が移動してしまうことは防止される。このことから、少なくとも引掛け部18aがセンタ孔3aから抜け出るまでは、ロックレバー33が回動されないよう調整部材100の調整片100aとロックレバー33の離間間隔を隔てておき、ロックレバー33の回動タイミングを調整するとよい。
また、送りレバー18の引掛け部18aが縫止孔3aから抜け出す時(送りレバー18の後退始動時)にはロックレバー33の係合爪33aが未だ縫止孔3aに係合しているので、送りレバー18の引掛け部18aがセンタ孔3aから抜け出る際にシークイン連結体3が移動してしまうことは防止される。このことから、少なくとも引掛け部18aがセンタ孔3aから抜け出るまでは、ロックレバー33が回動されないよう調整部材100の調整片100aとロックレバー33の離間間隔を隔てておき、ロックレバー33の回動タイミングを調整するとよい。
その後、モータ36(図3,図4参照)の逆転によって揺動レバー16が反時計方向に揺動駆動され、送りレバー18が図8に示す位置まで前進する。図10及び図11は、その前進過程の状態遷移を示している。
まず、図10は、送りレバー18が前進し、その引掛け部18aがシークインSの縫止孔3aに係合した時点を示している。この時点以降の送りレバー18の前進によって、シークイン連結体3の送り出しが行われる。前述の通りロックレバー33はトーションバネにより反時計方向に回動付勢されているが、図10に示す時点では、調整部材100の調整片100aがロックレバー33に当接しているので、このバネの付勢力による回動は抑制されている。しかし、送りレバー18の前進動作に応じて、調整片100aのロックレバー33に対する相対位置がシークイン送り方向に遷移するのに追従して、ロックレバー33も反時計方向(シークイン送り方向)に回動する。このロックレバー33の回動に伴い係合爪33aはシークインSに近接する方向に降りてくる。図11は、ロックレバー33の係合爪33aがシークインSの縫止孔3aに係合する寸前の状態を示している。この時点では、まだ調整部材100の調整片100aがロックレバー33と当接している。ここから、引き続いて送りレバー18が前進すると、調整片100aがロックレバー33から離れて、図8に示す送り出し終了の姿勢に到達直前に、ロックレバー33が自由状態となる。そして、送りレバー18が図8に示す送り出し終了姿勢に到達したときに、前述したトーションバネの付勢力によってロックレバー33の係合爪33aがシークインSの縫止孔3aに完全に係合する。
なお、図10及び図11に示すシークイン連結体3を送り出す過程において、シークイン連結体3は案内部材102の案内壁102a、102bによって案内されているため、シークインSをその接合部S1あたりを中心に回転させようとする力が働いても、案内壁102a、102bに沿って真直ぐ確実に送り出すことができる。
まず、図10は、送りレバー18が前進し、その引掛け部18aがシークインSの縫止孔3aに係合した時点を示している。この時点以降の送りレバー18の前進によって、シークイン連結体3の送り出しが行われる。前述の通りロックレバー33はトーションバネにより反時計方向に回動付勢されているが、図10に示す時点では、調整部材100の調整片100aがロックレバー33に当接しているので、このバネの付勢力による回動は抑制されている。しかし、送りレバー18の前進動作に応じて、調整片100aのロックレバー33に対する相対位置がシークイン送り方向に遷移するのに追従して、ロックレバー33も反時計方向(シークイン送り方向)に回動する。このロックレバー33の回動に伴い係合爪33aはシークインSに近接する方向に降りてくる。図11は、ロックレバー33の係合爪33aがシークインSの縫止孔3aに係合する寸前の状態を示している。この時点では、まだ調整部材100の調整片100aがロックレバー33と当接している。ここから、引き続いて送りレバー18が前進すると、調整片100aがロックレバー33から離れて、図8に示す送り出し終了の姿勢に到達直前に、ロックレバー33が自由状態となる。そして、送りレバー18が図8に示す送り出し終了姿勢に到達したときに、前述したトーションバネの付勢力によってロックレバー33の係合爪33aがシークインSの縫止孔3aに完全に係合する。
なお、図10及び図11に示すシークイン連結体3を送り出す過程において、シークイン連結体3は案内部材102の案内壁102a、102bによって案内されているため、シークインSをその接合部S1あたりを中心に回転させようとする力が働いても、案内壁102a、102bに沿って真直ぐ確実に送り出すことができる。
以上説明した通り、この実施例によれば、シークイン縫いユニット1にエア噴出装置106を具備することで、シークインSがシークイン連結体3から切り離されてから縫い付けられるまでの間に、縫い付けられるシークインSにエアを吹き掛けて当該シークインSの姿勢(向き)を一定の向きに規制することができる。これにより、縫止孔が中心から偏心しているタイプのシークインであっても、例えば図14(a)に一点鎖線又は二点鎖線で示すように、シークインSの姿勢がズレてしまうことを防止でき、縫い付けが終ったシークインに縫い針41が刺さる不具合を回避できるという優れた効果を奏する。従って、この実施例に係るシークイン縫いユニット1は縫止孔が中心から偏心しているシークインの縫い付けに好適である。
なお、上記実施例においては、縫止孔が中心から偏心しているシークインの縫い付けについて説明したが、この発明に係るエア噴出装置106により縫い付けるシークインの姿勢を一定に保つ構成は、上記縫止孔の偏心したタイプに限らず、縫止孔を中心に回動してしまった場合に当該シークインの姿勢が乱れてしまう各種タイプのシークインの縫い付けに有効である。
なお、シークイン縫いユニット1の昇降用のエアシリンダに供給されるエアをエアチューブ108に分配する構成に限らず、エア噴出装置106に専用のエア供給源を具え、エアチューブ108へのエア供給をエア供給源より直接行うように構成してもよい。また、上記実施例に係るエア噴出装置106では、シークイン縫いユニット1の下降状態において常にエアが噴出される配管構成としたが、これに限らず、シークインSの姿勢の規制が必要な時、例えば、縫い付けられるシークインSがシークイン連結体3から切り離されてから縫い付けられるまでの間だけ、エアが噴出される構成としてもよい。
また、上記実施例では、エア噴出装置106のエアチューブ108を固定する支持部材107を、例えば鉄条のように、作業者の手作業により自由に形状を変えられる部材(比較的弱い外力により塑性変形可能な部材)により構成する例を示したが、これに限らず、板状のブラケットなど剛性の、手作業では形状の変更が困難な部材等により、形状不変に構成してもよい。なお、この場合においては、何らかの位置調整手段を具えることで、少なくともノズル109のシークインSに対する位置を調整自在に構成することが望ましい。また、支持部材107とエアチューブ108とは別体でなくてもよい。すなわち、エアチューブ108自体を作業者の手作業により形状変形(比較的弱い外力により塑性変形)可能且つ形状保持性を有するフレキシブルチューブ等により構成してもよく、要するに、エアを噴出するノズル109を所定の位置に位置せしめると共にその位置調整が可能な構成でさえあればよい。
また、上記実施例では、エア噴出装置106のエアチューブ108を固定する支持部材107を、例えば鉄条のように、作業者の手作業により自由に形状を変えられる部材(比較的弱い外力により塑性変形可能な部材)により構成する例を示したが、これに限らず、板状のブラケットなど剛性の、手作業では形状の変更が困難な部材等により、形状不変に構成してもよい。なお、この場合においては、何らかの位置調整手段を具えることで、少なくともノズル109のシークインSに対する位置を調整自在に構成することが望ましい。また、支持部材107とエアチューブ108とは別体でなくてもよい。すなわち、エアチューブ108自体を作業者の手作業により形状変形(比較的弱い外力により塑性変形)可能且つ形状保持性を有するフレキシブルチューブ等により構成してもよく、要するに、エアを噴出するノズル109を所定の位置に位置せしめると共にその位置調整が可能な構成でさえあればよい。
また、上記実施例では規制手段として、エア噴出装置106を適用する例を示したが、この発明に係る規制手段としては、エア噴出装置106のようにエア噴出の風力によってシークインの姿勢を規制する手段に限らず、シークイン縫い付け動作とシークイン送り動作を妨げることなく、縫い付けるシークインの姿勢を規制できる手段であれば、その他適宜の手段を適用しうる。
1 シークイン縫いユニット、2 針棒ケース、3 シークイン連結体、3a シークインの縫止孔、S シークイン、S1 シークインの接合部、4 取付けベース、5 リール、6 シークイン送り装置、7 支持プレート、8 支承板、16 揺動アーム、18 送りレバー、18a 送りレバーの引掛け部、33 ロックレバー、33a ロックレバーの係合爪、100 調整部材、102,104,105 シークイン送り出し案内部材、106 エア噴出装置(規制手段)、107 支持部材、108 エアチューブ、109 ノズル
Claims (8)
- シークイン連結体を送り部材の動きによって所定ピッチずつ送り出す送り機構と、
前記送り機構により送り出された前記シークイン連結体からシークインを切断する切断手段と、
前記切断されたシークインを被縫製体に縫い付ける縫い付け手段と、
前記縫い付けられるシークインを一定の姿勢に規制する規制手段と
を具えることを特徴とするシークイン縫着装置。 - 前記規制手段は、少なくとも前記縫い付け手段によるシークイン縫い付け動作が行なわれている間、前記縫い付けられるシークインに対して、1方向に流れる圧縮空気を噴出する噴出手段により構成されることを特徴とする請求項1に記載のシークイン縫着装置。
- 前記規制手段は、圧縮空気供給源から供給される圧縮空気を導く管状体と、前記管状体の先端に具備され圧縮空気を所定の向きで噴出するノズル部とを有する噴出手段から構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のシークイン縫着装置。
- 前記管状体は、それ自体が可撓性及び形状保持性を有することを特徴とする請求項3に記載のシークイン縫着装置。
- 前記噴出手段は、前記管状体を支持する支持部材を更に有することを特徴とする請求項3に記載のシークイン縫着装置。
- 前記支持部材は形状変形可能な部材により構成され、該支持部材の形状変形により、前記ノズル部の位置調整が行なわれることを特徴とする請求項5に記載のシークイン縫着装置。
- 前記シークイン縫着装置は、前記送り機構と前記切断手段とを含んで成るシークイン縫着ユニットが、縫い付け手段に組み付けられて構成されるものであり、前記規制手段は前記シークイン縫着ユニットに含まれることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のシークイン縫着装置。
- 前記シークイン縫着ユニットは、エアシリンダーの作動により前記縫い付け手段に対して昇降動されるものであり、
前記エアシリンダーの作動時にエアシリンダーに供給されるエアが前記噴出手段から噴出する圧縮空気として該噴出手段に分配されることを特徴とする請求項7に記載のシークイン縫着装置。
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Cited By (1)
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KR100967426B1 (ko) * | 2009-11-12 | 2010-07-01 | 오순자 | 자동시퀸자수장치, 자수기용 시퀸자수유닛 및 모티브제조장치 |
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2005
- 2005-11-17 JP JP2005333130A patent/JP2007135837A/ja not_active Withdrawn
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WO2011059174A2 (ko) * | 2009-11-12 | 2011-05-19 | Oh Soon-Ja | 자동시퀸자수장치, 자수기용 시퀸자수유닛 및 모티브제조장치 |
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