JP2007135261A - 高調波抑制装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】多相入力の交流直接変換器の入力フィルタとして用いられる高調波抑制装置において、電源1と交流直接変換器3との間の各相にそれぞれ直列に接続されたリアクトル21と、リアクトル21と交流直接変換器3との間において、各相間にそれぞれ接続された1個以上のコンデンサ23と、電源1とリアクトル21との間において、各相間にそれぞれ接続された1個以上の直列回路とを備え、前記直列回路を、抵抗24とコンデンサ25とを直列に接続して構成する。
【選択図】図1
Description
図7は、従来の交流直接変換器の入力側の回路構成を示しており、1は三相交流電源、2は入力フィルタ、3は交流直接変換器、101は入力電流指令及び出力電圧指令に基づいて交流直接変換器3を構成する半導体スイッチング素子のPWMパルスを作成するPWM信号作成手段である。
上記入力フィルタ2は、リアクトル21、ダンピング抵抗22及びコンデンサ23により構成されている。
リアクトル21のインダクタンス値をLf、コンデンサ23の容量値をCfとすると、共振周波数frが次式で表されることはよく知られている。
変換器3のスイッチング周波数が、ゲインが十分に低くなる範囲に設定されていれば、スイッチング周波数成分が系統に流出することはない。なお、図10において、ゲインが最大値となる周波数がカットオフ周波数である。
図11において、4は上記漏れインダクタンス成分であり、このインダクタンス成分4は入力フィルタ2のリアクトル21と直列に接続されている。この結果、漏れインダクタンス成分4、リアクトル21及びコンデンサ23による共振周波数frは数式2により表されることになり、数式1よりも小さくなる。但し、漏れインダクタンス成分4のインダクタンス値をLsとする。
図12を図10と比較すると、上記漏れインダクタンス成分4の影響により、共振周波数が低下している。また、ゲインに着目すると、ゲインの最大値が図10の場合よりも大幅に増加している。すなわち、共振周波数成分が大きく増幅されることになる。
交流直接変換器3の入力側の電圧に上記共振周波数成分が重畳している状態で電圧を発生すると、交流直接変換器3は入出力側が直接接続されるため、出力電圧に共振周波数成分が重畳されることになり、前述したように共振周波数成分が大きくなると出力電圧制御性能の低下が顕著になるという問題がある。
この従来技術では、入力電流の振動成分をハイパスフィルタにより抽出し、基本波電圧指令値から上記振動成分を減算してPWM変換器の電圧指令値を得ることにより、振動成分の影響を低減している。
そこで本発明の解決課題は、入力電流検出手段や高速な演算装置が不要であり、低コストにて実現可能な高調波抑制装置を提供することにある。
電源と前記交流直接変換器との間の各相にそれぞれ直列に接続されたリアクトルと、
これらのリアクトルと前記交流直接変換器との間において、各相間にそれぞれ接続された1個以上のコンデンサと、
前記電源と前記リアクトルとの間において、各相間にそれぞれ接続された1個以上の直列回路と、を備え、
前記直列回路は、抵抗とコンデンサとを直列に接続してなることを特徴とする。
電源と前記交流直接変換器との間の各相にそれぞれ直列に接続されたリアクトルと、
これらのリアクトルと前記交流直接変換器との間において、各相間にそれぞれ接続された1個以上のコンデンサと、
前記リアクトルと前記コンデンサとの間において、各相間にそれぞれ接続された1個以上の直列回路と、を備え、
前記直列回路は、抵抗とコンデンサとを直列に接続してなることを特徴とする。
電源と前記交流直接変換器との間の各相にそれぞれ直列に接続されたリアクトルと、
これらのリアクトルと前記交流直接変換器との間において、各相間にそれぞれ接続された1個以上の直並列回路と、を備え、
前記直並列回路は、コンデンサと抵抗との並列回路と、この並列回路に直列接続された別のコンデンサと、からなることを特徴とする。
更に、コンデンサの容量と、コンデンサ内部に含まれるインダクタンス成分とによる共振現象も抑制できるという効果も奏する。
まず、図1は本発明の第1実施形態を示す構成図であり、請求項1,4に記載した発明に相当するものである。
この実施形態が図11の従来技術と異なるのは入力フィルタ2Aの構成であり、従来のリアクトル21、コンデンサ23及び抵抗22に加えて、抵抗24とコンデンサ25との直列回路をスター結線してなる回路をリアクトル21の電源側各相間に接続して入力フィルタ2Aが構成されている。
図2によれば、図1のように変圧器の漏れインダクタンス成分4(系統のリアクタンス成分)を無視できない場合においても、共振周波数成分のゲインが増加することはない。
このため、共振周波数成分が大きく増幅されることはなく、従来の入力フィルタに受動素子としての抵抗24及びコンデンサ25の直列回路を相数分、追加するだけで、特別な制御を必要とせずに出力電圧への共振周波数成分の重畳を防ぐことができ、出力電圧の制御性能の低下を防止することができる。
この実施形態では、従来のリアクトル21、コンデンサ23及び抵抗22に加えて、抵抗24とコンデンサ25との直列回路をスター結線してなる回路をリアクトル21の変換器側各相間に接続して入力フィルタ2Bが構成されている。
図4によれば、この実施形態においても、漏れインダクタンス成分4を無視できない場合でも共振周波数成分のゲインが増加することはなく、共振周波数成分が大きく増幅されることはないので、第1実施形態と同様に、特別な制御を必要とせずに出力電圧制御性能の低下を防止することができる。
この実施形態の入力フィルタ2Cは、抵抗24とコンデンサ26との並列回路にコンデンサ25を直列接続して三相分の直並列回路を構成し、これらの直並列回路をスター結線してリアクトル21の変換器側各相間に接続したものである。見方を変えれば、図3におけるコンデンサ23を除去し、これらのコンデンサを抵抗24にそれぞれ並列に接続した回路に相当する。
図6によれば、この実施形態においても、漏れインダクタンス成分4を無視できない場合でも共振周波数成分のゲインが増加することはなく、共振周波数成分が大きく増幅されることはない。従って、第1,第2実施形態と同様に、特別な制御を必要とせずに出力電圧制御性能の低下を防止することができる。
また、各実施形態において、リアクトル21に並列接続された抵抗22を省略しても同様な作用効果を得ることができる。
更に、本発明は三相入力の交流直接変換器3ばかりでなく、一般に多相入力の交流直接変換器を対象とした入力フィルタに適用可能である。
2A,2B,2C:入力フィルタ
21:リアクトル
22,24:抵抗
23,25,26:コンデンサ
3:交流直接変換器
4:漏れインダクタンス成分
101:PWM信号作成手段
Claims (4)
- 多相入力の交流直接変換器の入力フィルタとして用いられる高調波抑制装置において、
電源と前記交流直接変換器との間の各相にそれぞれ直列に接続されたリアクトルと、
これらのリアクトルと前記交流直接変換器との間において、各相間にそれぞれ接続された1個以上のコンデンサと、
前記電源と前記リアクトルとの間において、各相間にそれぞれ接続された1個以上の直列回路と、
を備え、
前記直列回路は、抵抗とコンデンサとを直列に接続してなることを特徴とする高調波抑制装置。 - 多相入力の交流直接変換器の入力フィルタとして用いられる高調波抑制装置において、
電源と前記交流直接変換器との間の各相にそれぞれ直列に接続されたリアクトルと、
これらのリアクトルと前記交流直接変換器との間において、各相間にそれぞれ接続された1個以上のコンデンサと、
前記リアクトルと前記コンデンサとの間において、各相間にそれぞれ接続された1個以上の直列回路と、
を備え、
前記直列回路は、抵抗とコンデンサとを直列に接続してなることを特徴とする高調波抑制装置。 - 多相入力の交流直接変換器の入力フィルタとして用いられる高調波抑制装置において、
電源と前記交流直接変換器との間の各相にそれぞれ直列に接続されたリアクトルと、
これらのリアクトルと前記交流直接変換器との間において、各相間にそれぞれ接続された1個以上の直並列回路と、
を備え、
前記直並列回路は、コンデンサと抵抗との並列回路と、この並列回路に直列接続された別のコンデンサと、からなることを特徴とする高調波抑制装置。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載した高調波抑制装置において、
前記リアクトルに並列に抵抗を接続したことを特徴とする高調波抑制装置。
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---|---|---|---|---|
JP2011030312A (ja) * | 2009-07-22 | 2011-02-10 | Meidensha Corp | 交流−交流直接変換装置の予備充電装置および予備充電方法 |
CN102969877A (zh) * | 2012-11-16 | 2013-03-13 | 上海交通大学 | 采用分裂电容串联阻尼电阻的lcl滤波器及设计方法 |
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JP2001069762A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-03-16 | Mitsubishi Electric Corp | インバータ式駆動装置の漏洩電流低減フィルタ |
JP2003244960A (ja) * | 2002-02-14 | 2003-08-29 | Yaskawa Electric Corp | Pwmサイクロコンバータ |
JP2005065357A (ja) * | 2003-08-12 | 2005-03-10 | Hitachi Ltd | マトリクスコンバータシステム |
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2005
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