JP2007134982A - 自動車用高周波ガラスアンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】アンテナ利得を向上させる自動車用高周波ガラスアンテナを提供する。
【解決手段】後部窓ガラス板12に複数本のヒータ線8と、2本のバスバ1,11とが設けられ、2本のバスバ1,11にはスロット3,13が設けられ、スロット3,13の最高位部分より、後部窓ガラス板12の上方には、3本のヒータ線が設けられ、Nを自然数とし、最高位のヒータ線8を表現する場合には、後部窓ガラス板12の下方に下りるに従って、順次、Nが1から増加して上からN番目のヒータ線を第Nのヒータ線といい、最低位のヒータ線を第Nのヒータ線というとき、第2のヒータ線8〜第Nのヒータ線8のうち、任意に選ばれる複数のヒータ線のそれぞれの左右中央箇所が後部窓ガラス板12の上下方向に伸長される短絡線2cにより接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は、地上波デジタルテレビ放送(日本国内)(473〜767MHz)、UHF帯のアナログテレビ放送(473〜767MHz)又は米国のデジタルテレビ放送(698〜806MHz)の受信に適する自動車用高周波ガラスアンテナに関する。
図2に示した、従来知られているスロットアンテナでは、窓ガラス板に設けられているデフォガのヒータ線201をアンテナ地板領域として利用し、バスバ202内にスロットアンテナとして機能するスロットを設けている。また、このスロット内に導電線203と離間した導電線203a、及び、バスバ202と分離した導体202aを設け、導電線203aに同軸ケーブル402の内部導体を接続し、導体202aに同軸ケーブル402の外部導体を接続している(例えば、特許文献1参照)。なお、図2において、401は、自動車のボディ、403は同軸ケーブル402の内部導体又は外部導体である。
この従来例では、上述した構成を採ることにより、FM放送帯より周波数の高い周波数帯の受信を可能にしている。しかし、地上波デジタルテレビ放送、UHF帯のアナログテレビ放送又は米国のデジタルテレビ放送受信に利用するとアンテナ利得が不充分である問題があった。
特開2005−80189号公報(6頁、図5)
本発明は、従来技術の有する前述の欠点を解消する自動車用高周波ガラスアンテナの提供を目的とする。
本発明は、自動車の後部窓ガラス板に複数本のヒータ線と、該複数本のヒータ線に給電する2本のバスバとが設けられており、
該複数本のヒータ線は、後部窓ガラス板の水平方向又は略水平方向に伸長されており、
該複数本のヒータ線間の間隔のうちの少なくとも一つが所望受信周波数の半波長よりも短くなっており、
2本のバスバは所定の導体幅を有して、後部窓ガラス板の上下方向又は略上下方向に伸長されており、
該2本のバスバのうちの少なくとも一つには、該バスバの長手方向又は略長手方向に伸長されている、所定の長さのスロットが設けられており、
該スロットの最高位部分より、後部窓ガラス板の上方には、少なくとも1本のヒータ線が設けられており、
Nを自然数とし、最高位のヒータ線を表現する場合には、第1(N=1)のヒータ線といい、最高位のヒータ線の直下のヒータ線を第2(N=2)のヒータ線というように、後部窓ガラス板の下方に下りるに従って、順次、Nが1から増加して上からN番目のヒータ線を第Nのヒータ線といい、最低位のヒータ線を第Nのヒータ線というとき、
第2のヒータ線〜第Nのヒータ線のうち、任意に選ばれる複数のヒータ線のそれぞれの左右中央箇所又は左右略中央箇所が、後部窓ガラス板の上下方向又は略上下方向に伸長される短絡線により接続され、
該スロットの周囲のヒータ線側の該バスバの部分をバスバ内側導体といい、該スロットの周囲のヒータ線とは反対側の該バスバの部分をバスバ外側導体というとき、バスバ内側導体とバスバ外側導体との間の受信信号を利用するようにすることを特徴とする自動車用高周波ガラスアンテナを提供する。
本発明では、上述した構成を採ることによって、後部窓の視野及び美感を損ねることなく、地上波デジタルテレビ放送、UHF帯のアナログテレビ放送又は米国のデジタルテレビ放送を受信する際のアンテナ利得を向上させることができる。
第1の短絡線の他に第2の短絡線及び第3の短絡線を後部窓ガラス板に設けることによって、自動車後方仰角45°前後のアンテナ利得を向上させることができる。さらに第2の短絡線が第2の上側短絡線と第2の下側短絡線とに分割されており、第3の短絡線が第3の上側短絡線と第3の下側短絡線に分割されている場合には、分割されていない場合と比較して広い視野が得られる。
以下、本発明の自動車用高周波ガラスアンテナを添付の図面に示される好適実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の自動車用高周波ガラスアンテナアンテナの一実施形態を示す平面図である。
図1において、1,11はバスバ、1aは第1のスロット3の最高位部分、2aは第2の短絡線、2bは第3の短絡線、2cは第1の短絡線、3aはバスバ1のバスバ内側導体、3bはバスバ1のバスバ外側導体、5,6a,6b,7a,7bは短絡線、8はヒータ線、8aは最高位のヒータ線、9a,9bは第1のスロット3の一対の給電部、10は自動車の後部窓ガラス板12の縁部、13は第2のスロット、19a,19bは第2のスロット13の一対の給電部、13aはバスバ11のバスバ内側導体、13bはバスバ11のバスバ外側導体である。
図1において、バスバ1,11と複数本のヒータ線8とでデフォガを構成する。また、第1のスロット3の周囲のヒータ線8側のバスバの部分をバスバ内側導体3aといい、第1のスロット3の周囲のヒータ線8とは反対側のバスバ1の部分をバスバ外側導体3bという。
本発明において、後部窓ガラス板12に複数本のヒータ線8と、該複数本のヒータ線8に給電する2本のバスバ1,11とが設けられている。該複数本のヒータ線8は、後部窓ガラス板12の水平方向又は略水平方向に伸長されている。また、複数本のヒータ線8間の間隔のうちの少なくとも一つが所望受信周波数の半波長よりも短くなっている。複数本のヒータ線8を波長λの水平偏波に対して、金属薄板と同等に機能させるためである。曇り防止効果及び視野の確保を考慮すると、複数本のヒータ線8間の間隔はそれぞれ、10〜50mmが好ましい。より好ましくは、22〜34mmであり、特に好ましくは、25〜32mmである。また、複数本のヒータ線8間の間隔は、それぞれ等間隔又は略等間隔であることが好ましい。2本のバスバ1,11は所定の導体幅を有して、後部窓ガラス板12の上下方向又は略上下方向に伸長されている。
図1に示す例では、2本のバスバ1,11には、それぞれ所定の長さのスロット3,13が設けられている。これに限定されず、2本のバスバ1,11のうちの少なくとも一つにスロットが設けられていればよい。また、スロット3,13の上下中央とバスバ1,11の上下中央とがそれぞれ一致又は略一致している。
ここで、スロットとは、後部窓ガラス板12の面上にバスバ1,11が設けられている場合には、後部窓ガラス板12の板面が剥き出しになって露出している部分をいう。しかし、これに限定されず、スロットの上にセラミックス等の材質の誘電体物質が設けられていてもよい。また、スロットとは、後部窓ガラス板12の面上にセラミックス等の材質の誘電体の層が設けられており、この誘電体物質の層の上にバスバ1,11が設けられている場合には、この誘電体物質が剥き出しになって露出している部分をいう。
本発明において、スロット長は受信周波数の半波長前後とすることがアンテナ利得を向上させる点で好ましい。地上波デジタルテレビ放送を受信する仕様とする場合には、スロット長さが160〜430mmであることが好ましい。スロット3の長さのより好ましい範囲は、200〜385mmであり、特に好ましい範囲は、260〜330mmであり、最も好ましい範囲は、290〜305mmである。
以下の説明では説明を簡単化するために、第1のスロット3について述べているときには、第1のスロット3と第2のスロット13とが第1の短絡線2cを中心に線対称であることを前提にして、第1のスロット3に関する説明を第2のスロット13に関する説明であるものとする。
本発明において、第1のスロット3の最高位部分1aより、後部窓ガラス板12の上方には、少なくとも1本のヒータ線8が設けられている。Nを自然数とし、最高位のヒータ線8aを表現する場合には、第1(N=1)のヒータ線8といい、最高位のヒータ線8aの直下のヒータ線8を第2(N=2)のヒータ線8というように、後部窓ガラス板12の下方に下りるに従って、順次、Nが1から増加して上からN番目のヒータ線8を第Nのヒータ線8といい、最低位のヒータ線8を第Nのヒータ線というとき、第2のヒータ線8〜第Nのヒータ線8のうち、任意に選ばれる複数のヒータ線8のそれぞれの左右中央箇所又は左右略中央箇所が、後部窓ガラス板12の上下方向又は略上下方向に伸長される短絡線2cにより接続される。なお、ヒータ線8の左右中央は、通常、後部窓ガラス板12の左右中央に一致又は略一致する。
図1に示す例では、第4のヒータ線8〜第Nのヒータ線8のそれぞれの左右中央箇所又は左右略中央箇所が、後部窓ガラス板12の上下方向又は略上下方向に伸長される短絡線2cにより接続されている。このように短絡線2cが第Nのヒータ線8まで伸長され、かつ、第Nのヒータ線8に接続されていることが、ヌル点の発生を防止する点で好ましい。
本発明において、スロット3の最高位部分1aに最近接しているヒータ線8〜第Nのヒータ線8の複数のヒータ線8のうち、任意に選ばれる複数のヒータ線8のそれぞれの左右中央箇所又は左右略中央箇所が、後部窓ガラス板12の上下方向又は略上下方向に伸長される短絡線2cにより接続されるようにしてもよい。この態様を採る場合には、スロット3の最高位部分1aに最近接しているヒータ線8〜前記第Nのヒータ線8の複数のヒータ線8のそれぞれの左右中央箇所又は左右略中央箇所が、後部窓ガラス板12の上下方向又は略上下方向に伸長される短絡線2cにより接続されていることが好ましい。
以上の態様とは別の態様として、第4のヒータ線〜第Nのヒータ線のうち、任意に選ばれる複数のヒータ線のそれぞれの左右中央箇所又は左右略中央箇所が、後部窓ガラス板12の上下方向又は略上下方向に伸長される短絡線2cにより接続されるようにしてもよい。この態様を採る場合には、第4のヒータ線8〜第Nのヒータ線8のそれぞれの左右中央箇所又は左右略中央箇所が、後部窓ガラス板12の上下方向又は略上下方向に伸長される短絡線2cにより接続されていることが好ましい。この態様は前記した図1に示す例である。
本発明において、第4のヒータ線8〜第Nのヒータ線8の複数のヒータ線8のうち、任意に選ばれる複数のヒータ線の箇所であって、バスバ1と第1の短絡線2cとの間の箇所が第2の短絡線2aにより接続されていてもよい。また、第4のヒータ線8〜第Nのヒータ線8の複数のヒータ線8のうち、任意に選ばれる複数のヒータ線8の箇所であって、バスバ11と第1の短絡線との間の箇所が第3の短絡線2bにより接続されていてもよい。図1に示す例では、第4のヒータ線8〜第Nのヒータ線8が第2の短絡線2a及び第3の短絡線2bにより接続されている。図1に示す例では、第2の短絡線2a及び第3の短絡線2bは後部窓ガラス板12の上下方向又は略上下方向に伸長されている。
複数本のヒータ線8の左右中央箇所と第2の短絡線2bとの最短距離が、(0.035〜0.35)×(複数本のヒータ線8(全てのヒータ線8)の長さの平均値)とすることアンテナ利得を向上させる点で好ましい。この範囲のより好ましい範囲は(0.22〜0.31)×(複数本のヒータ線8(全てのヒータ線8)の長さの平均値)である。
複数本のヒータ線の左右中央箇所と第3の短絡線2bとの最短距離が、(0.035〜0.35)×(複数本のヒータ線(全てのヒータ線8)の長さの平均値)であることがアンテナ利得を向上させる点で好ましい。この範囲のより好ましい範囲は(0.22〜0.31)×(複数本のヒータ線8(全てのヒータ線8)の長さの平均値)である。
図3は図1に示す実施形態を一部を変更した実施形態を示す平面図である。図3において、第8のヒータ線8〜第Nのヒータ線8の左右中央箇所又は左右略中央箇所が、後部窓ガラス板12の上下方向又は略上下方向に伸長される短絡線2c(点線の部分を含まず)により接続されている。これに限定されず、第8のヒータ線8〜第Nのヒータ線8のうち、任意に選ばれる複数のヒータ線8のそれぞれの左右中央箇所又は左右略中央箇所が、後部窓ガラス板12の上下方向又は略上下方向に伸長される短絡線2c(点線の部分を含まず)により接続されていても使用できる。
換言すれば、N≧8であり、スロット3又はスロット13の上下中央の直下のヒータ線8を第Nのヒータ線8とするとき、第(N−1)のヒータ線8〜第Nのヒータ線8のうち、任意に選ばれる複数のヒータ線8のそれぞれの左右中央箇所又は左右略中央箇所が、後部窓ガラス板12の上下方向又は略上下方向に伸長される短絡線2c(点線の部分を含まず)により接続されている。なお、短絡線2cが点線の部分を含まない場合には、点線の部分を含む場合と比較して視野が広い。
図3に示す例では、第2の短絡線が第2の上側短絡線2aHと第2の下側短絡線2aLとに分割されている。また、第3の短絡線が第3の上側短絡線2bHと第3の下側短絡線2bLとに分割されている。図3における第1の短絡線2cは破線の部分を含む場合と、含まない場合とがある。
第2の上側短絡線2aH及び第3の上側短絡線2bHは、それぞれスロット3の最高位部分1aに最近接しているヒータ線8〜スロット3の上下中央の直上のヒータ線8のさらに直上のヒータ線8を接続している。第2の下側短絡線2aL及び第3の下側短絡線2bLは、それぞれスロット3の最低位部分1bに最近接しているヒータ線8〜第Nのヒータ線8を接続している。
図3に示す例では、第2のヒータ線8〜第4のヒータ線8のそれぞれの左右中央箇所又は左右略中央箇所が少なくとも直流的に接続されていない。すなわち、短絡線により接続されていない。また、第2の短絡線2aが仮に上方に延長されものと仮定した場合、第2のヒータ線8と第3のヒータ線8とに交差する箇所又は略箇所において、第2のヒータ線8と第3のヒータ線8とが第2の短絡線以外の短絡線6aにより接続されている。さらに、第3の短絡線2bが仮に上方に延長された場合、第2のヒータ線8と第3のヒータ線8とに交差する箇所又は略箇所において、第2のヒータ線8と第3のヒータ線8とが第3の短絡線2b以外の短絡線6bにより接続されている。短絡線6a,6bが設けられている場合には、設けられていない場合と比較してアンテナ利得が向上する。
図3に示す例では、第2の短絡線2aが仮に上方に第3のヒータ線8まで延長されたものと仮定し、この延長線を第2の短絡延長線といい、第3の短絡線2bが仮に上方に第3のヒータ線まで延長されたものと仮定し、この延長線を第3の短絡延長線というとき、水平方向において、後部窓ガラス板12の左右中央と第2の短絡延長線との間の箇所で、第3のヒータ線と第4のヒータ線とが第1〜3の短絡線とは別の短絡線7aで接続されている。さらに、水平方向において、後部窓ガラス板12の左右中央と第3の短絡延長線との間の箇所で、第3のヒータ線8と第4のヒータ線8とが第1〜3の短絡線とは別の短絡線7bで接続されている。
複数本のヒータ線の左右中央箇所と前記短絡線7aとの最短距離が、(0.035〜0.38)×(複数本のヒータ線(全てのヒータ線8)の長さの平均値)であることがアンテナ利得を向上させる点で好ましい。この範囲のより好ましい範囲は(0.18〜0.27)×(複数本のヒータ線8(全てのヒータ線8)の長さの平均値)である。
複数本のヒータ線の左右中央箇所と前記短絡線7bとの最短距離が、(0.035〜0.38)×(複数本のヒータ線(全てのヒータ線8)の長さの平均値)であることアンテナ利得を向上させる点で好ましい。この範囲のより好ましい範囲は(0.18〜0.27)×(複数本のヒータ線8(全てのヒータ線8)の長さの平均値)である。短絡線7a,7bが設けられている場合には、設けられていない場合と比較してアンテナ利得が向上する。
図1に示す例のように、第2のヒータ線8と第3のヒータ線8との左右中央箇所又は左右略中央箇所が短絡線により接続されてない場合、第1のヒータ線8と第2のヒータ線8のそれぞれの左右中央箇所又は左右略中央箇所が、短絡線5により接続されていることが好ましい。短絡線5が設けられている場合には、設けられていない場合と比較してアンテナ利得が向上する。なお、図1に示す例では、第2のヒータ線8〜第4のヒータ線8のそれぞれの左右中央箇所又は左右略中央箇所が短絡線により接続されていない。図1,3に示す例において、第2の短絡線2a、第3の短絡線2b及び短絡線5,6a,6b,7a,7bは、必要に応じて設けられる。
図4は図1に示す窓ガラス板12の、図面に向かって左側半分を示しており、各部の寸法を示すための平面図である。窓ガラス板12及びデフォガは第1の短絡線2cとその延長線を仮定するとき、第1の短絡線2c及びその延長線について、通常、線対称又は略線対称である。図4において、Lはスロット3長、Wはデフォガの最上部の幅の半分、Wは第1の短絡線2cと第2の短絡線2aとの間の間隔、及び、第1の短絡線2cと短絡線6aとの間の間隔、Wは第1の短絡線2cと短絡線7aとの間の間隔、Wはバスバ1の幅、Wはスロット3の最高位部分1aの幅、Wは最高位部分1aのバスバの幅、Wはバスバ内側導体3aの幅である。
本発明は、地上波デジタルテレビ放送を受信することに適しており、地上波デジタルテレビ放送波の周波数帯の中でも、470〜668MHzの周波数域を受信することが好ましく、501〜612MHzの周波数域を受信することがより好ましく、529〜585MHzの周波数域を受信することが特に好ましい。
本発明では、バスバ内側導体3aとバスバ外側導体3bとの間の受信信号を利用するようにしている。すなわち、本発明では、バスバ内側導体3aとバスバ外側導体3bとの間の電位差を受信信号として受信機に送っており、スロット3,13及びデフォガ1,11が実質的にスロットアンテナとして機能し、複数本のヒータ線8が実質的にスロットアンテナの無限平面導体又は無限平面導体板として機能する。また、スロット3が設けられているバスバ1,11も無限平面導体又は無限平面導体板として機能する。
この受信信号の利用の具体例としては、以下の態様が挙げられる。給電部9aはバスバ内側導体3aに接続されており、給電部9bはバスバ外側導体3bに接続されている。同軸ケーブル(不図示)の内部導体(不図示)が給電部9aに電気的に接続され、同軸ケーブルの外部導体が給電部9bに電気的に接続される。同軸ケーブルの外部導体を給電部9bに電気的に接続する際には、コンデンサを介して電気的に接続することが好ましい。バスバ1に流れる防曇用の直流電流が同軸ケーブルを介して受信機に流れ込むのを防止するためである。なお、本発明において、スロットは図1に示す態様に限定されず、スロットアンテナとして機能するすべてのものを含むものとする。したがって、スロットの形状も図1に示す例に限定されず、受信信号の利用手段も図1に示す例に限定されず、図2に示す例のような受信信号の利用手段のものであってもよい。また、バスバ1,11のどちらか一方が直流電源(不図示)の陽極に電気的に接続され、残る他方のバスバが直流電源の陰極に電気的に接続される。
バスバ1,11、ヒータ線8及び短絡線2a,2b,2c,5,6a,6b,7a,7bは、通常、銀ペースト等の、導電性金属を含有するペーストを後部窓ガラス板12の車内側表面にプリントし、焼付けて形成される。しかし、この形成方法に限定されず、銅等の導電性物質からなる、線状体又は箔状体を、後部窓ガラス板12の車内側表面又は車外側表面に形成してもよく、後部窓ガラス板12自身の内部に設けてもよい。
以下に実施例を用いて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例には限定されず、本発明の要旨を損なわない限り、各種の改良や変更も本発明に含まれる。
以下、図面にしたがって、実施例を詳細に説明する。以下の各例において、バスバ1,11及びヒータ線8は、銀ペーストを後部窓ガラス板12の車内側表面にプリントし、焼付けて形成した。ただし、スロット3,13の周辺のバスバ1,11は、銀ペーストにより形成せず、銅箔を後部窓ガラス板12の車内側表面に接着剤にて貼り付けて形成し、バスバ1,11の、銀ペーストにより形成した部分と半田付けした。また、後述する指向特性図において、測定周波数は557MHzである。
「例1(実施例)」
自動車の後部窓ガラス板を使用し、図1に示すような自動車用高周波ガラスアンテナを製作した。各部の寸法、定数は以下のとおりである。第1の短絡線2c及び短絡線5は後部窓ガラス板12の左右中央(ヒータ線8の左右中央に一致)に設けた。
後部窓ガラス板12の最上部の横幅 1180mm、
後部窓ガラス板12の最下部の横幅 1390mm、
後部窓ガラス板12の縦幅 676mm、
527mm、
300mm、
250mm、
16mm、
52mm、
8mm、
8mm、
各ヒータ線8の間隔(等間隔) 28mm、
292mm、
スロット3上下中央部の、バスバ内側導体3aとバスバ外側導体3bとの間の最短間隔
10mm、
バスバ1,11の最上部(最下部)の幅 16mm、
バスバ1,11の長さ 476mm、
ヒータ線8の幅 0.7mm。
自動車後方仰角0〜90°での指向性を測定し、図5に破線で示した。図5の紙面に向かって、右方向が自動車後方(水平方向、仰角0°)であり、上方が天頂(仰角90°)である。後述する指向特性図の仕様は図5と同様とする。以下に図5に示した本例の特性に関連した指標の値を示す。
主ビーム角度 88°、
最大アンテナ利得 51.76dBμV、
最小アンテナ利得 38.96dBμV、
最小アンテナ利得の角度 33°、
主ビーム幅 16°。
「例2(比較例)」
第1の短絡線2cを後部窓ガラス板12に設けなかった以外は、例1と同様の仕様とした自動車用高周波ガラスアンテナを製作した。自動車後方仰角0〜90°での指向性を測定し、図5に実線で示した。以下に図5に示した本例の特性に関連した指標の値を示す。
主ビーム角度 88°、
最大アンテナ利得 47.27dBμV、
最小アンテナ利得 26.89dBμV、
最小アンテナ利得の角度 45°、
主ビーム幅 16°。
「例3(実施例)」
第2の短絡線2a、第3の短絡線2bを後部窓ガラス板12に設けなかった以外は、例1と同様の仕様とした自動車用高周波ガラスアンテナを製作した。自動車後方仰角0〜90°での指向性を測定し、図6に実線で示した。なお、併せて例1の特性を図6に破線で示した。以下に図6に示した本例の特性に関連した指標の値を示す。
主ビーム角度 8°、
最大アンテナ利得 47.2dBμV、
最小アンテナ利得 35.56dBμV、
最小アンテナ利得の角度 51°、
主ビーム幅 29°。
「例4(実施例)」
自動車の後部窓ガラス板を使用し、図3に示すような自動車用高周波ガラスアンテナを製作した。第1の短絡線2cは破線の部分も含むものとした。図3に示すとおり、第2の短絡線は第2の上側短絡線2aHと第2の下側短絡線2aLとに分割した。さらに、第3の短絡線は第3の上側短絡線2bHと第3の下側短絡線2bLとに分割した。以上述べた以外は、例1と同様の仕様とした。自動車後方仰角0〜90°での指向性を測定し、図7に破線で示した。以下に図7に示した本例の特性に関連した指標の値を示す。
主ビーム角度 86°、
最大アンテナ利得 51.76dBμV、
最小アンテナ利得 36.39dBμV、
最小アンテナ利得の角度 33°、
主ビーム幅 16°。
「例5(実施例)」
第1の短絡線2cは破線の部分を含まないものとした以外は、例4と同様の仕様とした。自動車後方仰角0〜90°での指向性を測定し、図7に実線で示した。以下に図7に示した本例の特性に関連した指標の値を示す。
主ビーム角度 88°、
最大アンテナ利得 46.23dBμV、
最小アンテナ利得 12.57dBμV、
最小アンテナ利得の角度 46°、
主ビーム幅 16°。
「例6(比較例)」
第1の短絡線2cを設けなかった以外は、例4と同様の仕様とした。自動車後方仰角0〜90°での指向性を測定し、図8に実線で示した。以下に図8に示した本例の特性に関連した指標の値を示す。なお、併せて例4の特性を図8に破線で示した。
主ビーム角度 90°、
最大アンテナ利得 46.23dBμV、
最小アンテナ利得 34.44dBμV、
最小アンテナ利得の角度 50°、
主ビーム幅 10°。
「例7(実施例)」
第2の短絡線2a、第3の短絡線2b及び短絡線5を後部窓ガラス板12に設けなかった以外は、例1と同様の仕様とした自動車用高周波ガラスアンテナを製作した。自動車後方仰角0〜90°での指向性を測定し、図9に破線で示した。なお、併せて例3の特性を図9に実線で示した。以下に図9に示した本例の特性に関連した指標の値を示す。
主ビーム角度 20°、
最大アンテナ利得 45.24dBμV、
最小アンテナ利得 42.70dBμV、
最小アンテナ利得の角度 76°、
主ビーム幅 47°。
「例8(実施例)」
第2の短絡線2a、第3の短絡線2b、短絡線6a及び短絡線6bを後部窓ガラス板12に設けなかった以外は、例1と同様の仕様とした自動車用高周波ガラスアンテナを製作した。自動車後方仰角0〜90°での指向性を測定し、図10に破線で示した。なお、併せて例3の特性を図10に実線で示した。以下に図10に示した本例の特性に関連した指標の値を示す。
主ビーム角度 26°、
最大アンテナ利得 43.40dBμV、
最小アンテナ利得 42.88dBμV、
最小アンテナ利得の角度 46°、
主ビーム幅 30°。
「例9(実施例)」
第2の短絡線2a、第3の短絡線2b、短絡線7a及び短絡線7bを後部窓ガラス板12に設けなかった以外は、例1と同様の仕様とした自動車用高周波ガラスアンテナを製作した。自動車後方仰角0〜90°での指向性を測定し、図11に破線で示した。なお、併せて例3の特性を図11に実線で示した。以下に図10に示した本例の特性に関連した指標の値を示す。
主ビーム角度 19°、
最大アンテナ利得 42.46dBμV、
最小アンテナ利得 40.18dBμV、
最小アンテナ利得の角度 46°、
主ビーム幅 22°。
「例10(実施例)」
第2の短絡線2a、第3の短絡線2b及び短絡線5,6a,6b,7a,7bを後部窓ガラス板12に設けなかった以外は、例1と同様の仕様とした自動車用高周波ガラスアンテナを製作した。すなわち、図1に示す例で、短絡線としては、第1の短絡線2cのみを設けた。自動車後方仰角0〜90°での指向性を測定し、図12に実線で示した。なお、併せて例3の特性を図12に破線で示した。以下に図12に示した本例の特性に関連した指標の値を示す。
主ビーム角度 88°、
最大アンテナ利得 45.03dBμV、
最小アンテナ利得 38.43dBμV、
最小アンテナ利得の角度 51°、
主ビーム幅 48°。
「例11(比較例)」
第1の短絡線2c、第2の短絡線2a、第3の短絡線2b及び短絡線5,6a,6b,7a,7bを後部窓ガラス板12に設けなかった以外は、例1と同様の仕様とした自動車用高周波ガラスアンテナを製作した。すなわち、図1に示す例で、短絡線は一切設けなかった。自動車後方仰角0〜90°での指向性を測定し、図13に破線で示した。なお、併せて例3の特性を図13に実線で示した。以下に図13に示した本例の特性に関連した指標の値を示す。
主ビーム角度 18°、
最大アンテナ利得 30.95dBμV、
最小アンテナ利得 25.50dBμV、
最小アンテナ利得の角度 81°、
主ビーム幅 45°。
本発明は、地上波デジタルテレビ放送、UHF帯のアナログテレビ放送及び米国のデジタルテレビ放送、欧州連合地域のデジタルテレビ放送又は中華人民共和国のデジタルテレビ放送を受信する自動車用ガラスアンテナに利用される。その他、日本のFM放送帯(76〜90MHz)、米国のFM放送帯(88〜108MHz)、テレビVHF帯(90〜108MHz、170〜222MHz)、自動車電話用の800MHz帯(810〜960MHz)、自動車電話用の1.5GHz帯(1.429〜1.501GHz)、UHF帯(300MHz〜3GHz)、GPS(Global Positioning System)、人工衛星のGPS信号1575.42MHz)、VICS(Vehicle Information and Communication System、ヴィークル インフォメーション アンド コミュニケーション システム:2.5GHz)にも利用できる。
さらに、ETC通信(Electronic Toll Collection System:ノンストップ自動料金収受システム、路側無線装置の送信周波数:5.795GHz又は5.805GHz、路側無線装置の受信周波数が5.835GHz又は5.845GHz)、専用狭域通信(DSRC:Dedicated Short Range Communication、915MHz帯、5.8GHz帯、60GHz帯)、マイクロ波(1GHz〜3THz)、ミリ波(30〜300GHz)、自動車用キーレスエントリィシステム(300〜450MHz)、及び、SDARS(Satellite Digital Audio Radio Service (2.6GHz))の通信に利用できる。
本発明の自動車用高周波ガラスアンテナの一実施形態の平面図。 従来例を示す平面図。 本発明の、図1に示す例とは別の実施形態の平面図。 図1に示す窓ガラス板12の、図面に向かって左側半分を示した、各部の寸法を示すための平面図。 例1及び例2の指向特性図。 例3及び例1の指向特性図。 例4及び例5の指向特性図。 例6及び例4の指向特性図。 例7及び例3の指向特性図。 例8及び例3の指向特性図。 例9及び例3の指向特性図。 例10及び例3の指向特性図。 例11及び例3の指向特性図。
符号の説明
1,11:バスバ
1a:スロット3の最高位部分
2a:第2の短絡線
2b:第3の短絡線
2c:第1の短絡線
3:第1のスロット
3a:バスバ1のバスバ内側導体
3b:バスバ1のバスバ外側導体
5,6a,6b,7a,7b:短絡線
8:ヒータ線、
8a:最高位のヒータ線
9a,9b:第1のスロット3の一対の給電部
10:後部窓ガラス板12の縁部
13:第2のスロット
19a,19b:第2のスロット3の一対の給電部
13a:バスバ11のバスバ内側導体
13b:バスバ11のバスバ外側導体
2aH:第2の上側短絡線
2aL:第2の下側短絡線
2bH:第3の上側短絡線
2bL:第3の下側短絡線

Claims (21)

  1. 自動車の後部窓ガラス板に複数本のヒータ線と、該複数本のヒータ線に給電する2本のバスバとが設けられており、
    該複数本のヒータ線は、後部窓ガラス板の水平方向又は略水平方向に伸長されており、
    該複数本のヒータ線間の間隔のうちの少なくとも一つが所望受信周波数の半波長よりも短くなっており、
    2本のバスバは所定の導体幅を有して、後部窓ガラス板の上下方向又は略上下方向に伸長されており、
    該2本のバスバのうちの少なくとも一つには、該バスバの長手方向又は略長手方向に伸長されている、所定の長さのスロットが設けられており、
    該スロットの最高位部分より、後部窓ガラス板の上方には、少なくとも1本のヒータ線が設けられており、
    Nを自然数とし、最高位のヒータ線を表現する場合には、第1(N=1)のヒータ線といい、最高位のヒータ線の直下のヒータ線を第2(N=2)のヒータ線というように、後部窓ガラス板の下方に下りるに従って、順次、Nが1から増加して上からN番目のヒータ線を第Nのヒータ線といい、最低位のヒータ線を第Nのヒータ線というとき、
    第2のヒータ線〜第Nのヒータ線のうち、任意に選ばれる複数のヒータ線のそれぞれの左右中央箇所又は左右略中央箇所が、後部窓ガラス板の上下方向又は略上下方向に伸長される短絡線により接続され、
    該スロットの周囲のヒータ線側の該バスバの部分をバスバ内側導体といい、該スロットの周囲のヒータ線とは反対側の該バスバの部分をバスバ外側導体というとき、バスバ内側導体とバスバ外側導体との間の受信信号を利用するようにすることを特徴とする自動車用高周波ガラスアンテナ。
  2. 複数本のヒータ線間の間隔がそれぞれ10〜50mmである請求項1に記載の自動車用高周波ガラスアンテナ。
  3. 前記スロットの最高位部分に最近接している前記ヒータ線〜前記第Nのヒータ線の複数のヒータ線のうち、任意に選ばれる複数のヒータ線のそれぞれの左右中央箇所又は左右略中央箇所が、前記後部窓ガラス板の上下方向又は略上下方向に伸長される前記短絡線により接続されている請求項1に記載の自動車用高周波ガラスアンテナ。
  4. 前記スロットの最高位部分に最近接している前記ヒータ線〜前記第Nのヒータ線の複数のヒータ線のそれぞれの左右中央箇所又は左右略中央箇所が、前記後部窓ガラス板の上下方向又は略上下方向に伸長される前記短絡線により接続されている請求項3に記載の自動車用高周波ガラスアンテナ。
  5. 第4の前記ヒータ線〜前記第Nのヒータ線のうち、任意に選ばれる複数のヒータ線のそれぞれの左右中央箇所又は左右略中央箇所が、前記後部窓ガラス板の上下方向又は略上下方向に伸長される前記短絡線により接続されている請求項1に記載の自動車用高周波ガラスアンテナ。
  6. 前記第4のヒータ線〜前記第Nのヒータ線のそれぞれの左右中央箇所又は左右略中央箇所が、前記後部窓ガラス板の上下方向又は略上下方向に伸長される前記短絡線により接続されている請求項5に記載の自動車用高周波ガラスアンテナ。
  7. 前記N≧8であり、前記スロットの上下中央の直下の前記ヒータ線を第Nのヒータ線とするとき、第(N−1)のヒータ線〜前記第Nのヒータ線のうち、任意に選ばれる前記複数のヒータ線のそれぞれの左右中央箇所又は左右略中央箇所が、前記後部窓ガラス板の上下方向又は略上下方向に伸長される前記短絡線により接続されている請求項1に記載の自動車用高周波ガラスアンテナ。
  8. 前記第(N−1)のヒータ線〜前記第Nのヒータ線のそれぞれの左右中央箇所又は左右略中央箇所が、前記後部窓ガラス板の上下方向又は略上下方向に伸長される前記短絡線により接続されている請求項7に記載の自動車用高周波ガラスアンテナ。
  9. 前記短絡線を第1の短絡線というとき、
    第4の前記ヒータ線〜前記第Nのヒータ線の複数のヒータ線のうち、任意に選ばれる複数のヒータ線の箇所であって、2本のバスバのうちの一方のバスバと第1の短絡線との間の箇所が第2の短絡線により接続されており、
    第4のヒータ線〜第Nのヒータ線の複数のヒータ線のうち、任意に選ばれる複数のヒータ線の箇所であって、2本のバスバのうちの残る他方のバスバと第1の短絡線との間の箇所が第3の短絡線により接続されている請求項1〜8のいずれかに記載の自動車用高周波ガラスアンテナ。
  10. 第4の前記ヒータ線〜前記第Nのヒータ線の複数のヒータ線の箇所であって、2本の前記バスバのうちの一方のバスバと前記第1の短絡線との間の前記箇所が前記第2の短絡線により接続されており、
    第4のヒータ線〜第Nのヒータ線の複数のヒータ線の箇所であって、2本のバスバのうちの残る他方のバスバと第1の短絡線との間の前記箇所が前記第3の短絡線により接続されている請求項9に記載の自動車用高周波ガラスアンテナ。
  11. 前記複数本のヒータ線の左右中央箇所と前記第2の短絡線との最短距離が、(0.035〜0.35)×(複数本のヒータ線の全ての長さの平均値)であり、
    複数本のヒータ線の左右中央箇所と前記第3の短絡線との最短距離が、(0.035〜0.35)×(複数本のヒータ線の全ての長さの平均値)である請求項9又は10に記載の自動車用高周波ガラスアンテナ。
  12. 前記第2の短絡線が第2の上側短絡線と第2の下側短絡線とに分割されており、
    前記第3の短絡線が第3の上側短絡線と第3の下側短絡線とに分割されており、
    第2の上側短絡線及び第3の上側短絡線は、それぞれ前記スロットの最高位部分に最近接している前記ヒータ線〜スロットの上下中央の直上のヒータ線のさらに直上のヒータ線のそれぞれを接続しており、
    第2の下側短絡線及び第3の下側短絡線は、それぞれスロットの最低位部分に最近接しているヒータ線〜前記第Nのヒータ線のそれぞれを接続している請求項9〜11のいずれかに記載の自動車用高周波ガラスアンテナ。
  13. 前記第2のヒータ線〜第4の前記ヒータ線のそれぞれの左右中央箇所又は左右略中央箇所が少なくとも直流的に接続されていなく、
    前記第2の短絡線が仮に上方に延長されものと仮定した場合、第2のヒータ線と第3のヒータ線とに交差する箇所又は略箇所において、第2のヒータ線と第3のヒータ線とが第2の短絡線以外の短絡線により接続されており、
    前記第3の短絡線が仮に上方に延長された場合、第2のヒータ線と第3のヒータ線とに交差する箇所又は略箇所において、第2のヒータ線と第3のヒータ線とが第3の短絡線以外の短絡線により接続されている請求項9〜12のいずれかに記載の自動車用高周波ガラスアンテナ。
  14. 前記第2の短絡線が仮に上方に前記第3のヒータ線まで延長されたものと仮定し、この延長線を第2の短絡延長線といい、前記第3の短絡線が仮に上方に第3のヒータ線まで延長されたものと仮定し、この延長線を第3の短絡延長線というとき、
    水平方向において、前記後部窓ガラス板の左右中央と第2の短絡延長線との間の箇所で、第3のヒータ線と前記第4のヒータ線とが第1〜3の短絡線とは別の短絡線(7a)で接続されており、
    水平方向において、後部窓ガラス板の左右中央と第3の短絡延長線との間の箇所で、第3のヒータ線と第4のヒータ線とが第1〜3の短絡線とは別の短絡線(7b)で接続されている請求項9〜13のいずれかに記載の自動車用高周波ガラスアンテナ。
  15. 前記複数本のヒータ線の左右中央箇所と前記短絡線(7a)との最短距離が、(0.035〜0.38)×(複数本のヒータ線の全ての長さの平均値)であり、
    複数本のヒータ線の左右中央箇所と前記短絡線(7b)との最短距離が、(0.035〜0.38)×(複数本のヒータ線の全ての長さの平均値)である請求項14に記載の自動車用高周波ガラスアンテナ。
  16. 前記第2のヒータ線と前記第3のヒータ線との左右中央箇所又は左右略中央箇所が短絡線により接続されてなく、
    前記第1のヒータ線と第2のヒータ線のそれぞれの左右中央箇所又は左右略中央箇所が、互いに短絡線により接続されている請求項1〜15のいずれかに記載の自動車用高周波ガラスアンテナ。
  17. 前記スロットの上下中央と前記バスバの上下中央とが一致又は略一致する請求項1〜16のいずれかに記載の自動車用高周波ガラスアンテナ。
  18. 受信する電波の周波数が、473〜767MHzの間に存在する周波数を含む請求項1〜17のいずれかに記載の自動車用高周波ガラスアンテナ。
  19. 受信する電波の周波数が、470〜668MHzの間に存在する周波数を含む請求項1〜17のいずれかに記載の自動車用高周波ガラスアンテナ。
  20. スロット長さが160〜320mmである請求項1〜19のいずれかに記載の自動車用高周波ガラスアンテナ。
  21. 受信する電波の周波数が、698〜806MHzの間に存在する周波数を含む請求項1〜17のいずれかに記載の自動車用高周波ガラスアンテナ。
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