JP2007134431A - 固体撮像装置およびその製造方法、並びにカメラ - Google Patents

固体撮像装置およびその製造方法、並びにカメラ Download PDF

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Abstract

【課題】全画素読み出し型であって、感度の向上および取り扱い電荷量の向上を図ることができる固体撮像装置およびその製造方法、並びにカメラを提供する。
【解決手段】本実施形態に係る固体撮像装置は、行列状に配置された複数の受光部5と、受光部5の各列に隣接して配置された転送チャネルと、転送チャネル上に同一の層で繰り返し配置された、4相の転送電極21〜24と、転送電極21〜24上において転送チャネルに沿って互いに重なって配置され、転送電極に対して駆動電圧を供給する2層構造の3本の駆動配線41〜43とを有する。同一列の複数の第2転送電極22および第3転送電極23の接続に対して、それぞれ1本ずつ駆動配線42,43が配置されている。隣接する2列の複数の第1転送電極21あるいは第4転送電極24に対して、1本の駆動配線が配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、特に、CCD(Charge Coupled Device)型の固体撮像装置およびその製造方法、並びにカメラに関する。
CCD固体撮像装置の垂直転送部(垂直転送CCD)の取り扱い電荷量を増大し、画素信号の全画素読み出しを実現するためには、1画素当たり3つ以上の転送電極を用意し、3相以上の多相駆動を行う必要がある。
上記の転送電極は、従来、3層以上のポリシリコン層を用いて形成していた。この場合には、各転送電極は、互いに端部が重なって配置される。ただし、画素サイズが微細になるにともない、垂直転送部を構成する転送電極同士の重なりや凹凸による影響が顕著となる。すなわち、入射光のけられ(本来受光部に入射すべき光が遮光膜によって遮られてしまうことを称する)がこの凹凸に起因して発生しやすくなる。この結果、受光部への入射光量が低減し、光感度の低下に繋がる。
垂直転送部の凹凸を減らすため、1層のポリシリコン層により単層構造の転送電極を形成する方法が提案されている(特許文献1参照)。しかしながら、特許文献1に記載の方法では、横方向(水平方向)に転送電極を繋げる必要があるため、画素間に2本以上の配線が配列することになる。この場合には、垂直方向に隣接する画素間部の幅が大きくなり、受光部面積が減少し、光感度が減少するという問題がある。受光部のポテンシャルを深くして感度を維持する方法もあるが、この場合には読み出し電圧が高くなるという問題がある。
全画素読み出し型の固体撮像装置として、単層電極構造の転送電極を用い、当該転送電極のうち浮島状に分離した転送電極に対して、当該転送電極の上層の金属配線により駆動パルスを供給するようにした固体撮像装置が開示されている(特許文献2参照)。
特開2003−7997号公報 特許第2878546号
近年、全画素読み出し型の固体撮像装置において、受光部のさらなる感度の向上、および垂直転送部の取り扱い電荷量の向上が望まれている。垂直転送部の取り扱い電荷量を向上するために4相駆動の転送電極を採用した場合には、駆動配線の数がさらに増えて、受光部の周囲の電極および配線の高さが高くなり、受光部への集光の妨げとなる。また、受光部の面積をできるだけ増大させるためには、隣接する受光部間の間隔をできるだけ短くすることが望まれる。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、全画素読み出し型であって、感度の向上および取り扱い電荷量の向上を図ることができる固体撮像装置およびその製造方法、並びにカメラを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の固体撮像装置は、行列状に配置された複数の受光部と、前記受光部の各列に隣接して配置された転送チャネルと、前記転送チャネル上に同一の層で繰り返し配置された、第1転送電極、第2転送電極、第3転送電極および第4転送電極と、前記転送電極上において前記転送チャネルに沿って互いに重なって配置され、前記転送電極に対して駆動電圧を供給する2層構造の3本の駆動配線とを有し、前記第2転送電極および前記第3転送電極は、前記受光部に対して隣接して配置され、かつ、行方向において分離されており、前記第1転送電極および第4転送電極は、行方向に隣接する電極と接続されており、同一列の複数の第2転送電極および第3転送電極の接続に対して、それぞれ1本ずつ駆動配線が配置され、隣接する2列の複数の第1転送電極あるいは第4転送電極に対して、1本の駆動配線が配置されている。
上記の目的を達成するため、本発明の固体撮像装置の製造方法は、基板に行列状に配置した複数の受光部を形成する工程と、前記受光部の各列にそれぞれ隣接して配置された転送チャネルを形成する工程と、前記基板上に導電層を堆積する工程と、前記導電層を加工して、前記転送チャネル上に繰り返し配置された第1転送電極、第2転送電極、第3転送電極および第4転送電極を形成する工程と、前記転送電極上に、前記転送チャネルに沿って互いに重なって配置された2層構造の3本の駆動配線を形成する工程とを有し、前記第2転送電極および前記第3転送電極は、前記受光部に対して隣接して配置され、かつ、行方向において分離されており、前記第1転送電極および第4転送電極は、行方向に隣接する電極と接続されており、同一列の複数の第2転送電極および第3転送電極の接続に対して、それぞれ1本ずつ駆動配線が配置され、隣接する2列の複数の第1転送電極あるいは第4転送電極に対して、1本の駆動配線が配置されている。
上記の目的を達成するため、本発明のカメラは、固体撮像装置と、前記固体撮像装置の撮像面に光を結像させる光学系と、前記固体撮像装置からの出力信号に対して所定の信号処理を行う信号処理回路とを有し、前記固体撮像装置は、行列状に配置された複数の受光部と、前記受光部の各列に隣接して配置された転送チャネルと、前記転送チャネル上に同一の層で繰り返し配置された、第1転送電極、第2転送電極、第3転送電極および第4転送電極と、前記転送電極上において前記転送チャネルに沿って互いに重なって配置され、前記転送電極に対して駆動電圧を供給する2層構造の3本の駆動配線とを有し、前記第2転送電極および前記第3転送電極は、前記受光部に対して隣接して配置され、かつ、行方向において分離されており、前記第1転送電極および第4転送電極は、行方向に隣接する電極と接続されており、同一列の複数の第2転送電極および第3転送電極の接続に対して、それぞれ1本ずつ駆動配線が配置され、隣接する2列の複数の第1転送電極あるいは第4転送電極に対して、1本の駆動配線が配置されている。
上記の本発明では、転送チャネル上に4相の転送電極が配置されている。そして、転送電極に対して3本の駆動配線を通じて駆動電圧が供給される。1つの受光部に対して4相の転送電極を配置することにより、3相に比べて垂直転送部の取り扱い電荷量が向上する。また、本発明では、駆動配線の数を減らすため、1本の駆動配線により2列の第1転送電極あるいは第4転送電極への駆動電圧の供給を行っている。このため、転送電極上には2層構造で3本の駆動配線が配置されている。
本発明によれば、全画素読み出し型であって、感度の向上および取り扱い電荷量の向上を図ることができる固体撮像装置およびカメラを実現することができる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図において、同一の構成要素には同一の符号を付してある。本実施形態では、本発明をインターライントランスファ方式のCCD(Charge Coupled Device)型の固体撮像装置に適用した例について説明する。ただし、転送方式に特に限定はない。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る固体撮像装置の概略構成図である。本実施形態に係る固体撮像装置1は、撮像部2と、水平転送部3と、出力部4とを有する。
撮像部2には、画素毎に行列状に配置された複数の受光部5と、受光部5の垂直列ごとに配置された複数本の垂直転送部7と、受光部5と垂直転送部7との間に配置された読み出しゲート部6とを有する。
受光部5は、例えばフォトダイオードからなり、被写体から入射する像光(入射光)をその光量に応じた電荷量の信号電荷に光電変換して蓄積する。読み出しゲート部6は、受光部5に蓄積された信号電荷を垂直転送部7に読み出す。
垂直転送部7は、例えば4相のクロック信号φV1,φV2,φV3,φV4によって駆動され、受光部5から読み出された信号電荷を垂直方向(図中、下方向)に転送する。クロック信号φV1〜φV4は、例えば0Vあるいは−7Vである。
水平転送部3は、2相のクロック信号φH1,φH2によって駆動され、垂直転送部7から垂直転送された信号電荷を、水平方向(図中、左方向)に転送する。
垂直転送部7および水平転送部3は、基板に形成された転送方向に伸びる転送チャネルと、転送チャネル上に絶縁膜を介在させた状態で、転送方向に並べて形成された複数の転送電極とを有する。
出力部4は、水平転送部3により水平転送された信号電荷を電気信号に変換して出力する。出力部4は、例えばフローティングディフュージョンアンプにより構成される。出力部4は、フローティングディフュージョンFDとリセットゲートRGとリセットドレインRDからなるトランジスタ4aと、アンプ4bと、出力端子4cとを有する。
水平転送部により水平転送された信号電荷量に応じてフローティングディフュージョンFDの電圧が変化する。フローティングディフュージョンFDの電圧はアンプ4bにより増幅されて、出力端子4cによりアナログ画像信号として取り出される。その後、リセットゲートRGにリセットパルスが入力されて、トランジスタ4aがオン状態となり、フローティングディフュージョンFDの信号電荷がリセットドレインRDに掃き捨てられる。なお、リセットドレインRDには電源電圧Vddが印加されている。
図2は、撮像部2における要部平面図である。
受光部5は、水平方向(行方向)および垂直方向(列方向)に配置されている。図示はしないが、転送チャネルは、水平方向に並ぶ2つの受光部5間において垂直方向に伸びている。転送チャネルは、受光部5の列に隣接して転送方向に伸びている。
転送チャネル上には、絶縁膜を介在させた状態で、第1転送電極21、第2転送電極22、第3転送電極23および第4転送電極24が転送方向に繰り返し並んでいる。第1転送電極21、第2転送電極22、第3転送電極23および第4転送電極24を区別する必要がない場合には、単に転送電極20と称する。転送チャネルと転送電極20により垂直転送部7が構成される。転送電極20は単層構造であり、例えば1層のポリシリコン層により形成される。本実施形態では、各受光部5に対応して4つの転送電極が配置されている。
少なくとも水平方向に隣接する2つの第1転送電極21は、画素間配線21aを介して接続されている。画素間配線21aは、第1転送電極21と同一の層で形成されたものであり、受光部5間を通って配置されている。本例では、例えば、同一行の全ての第1転送電極21は、画素間配線21aを介して接続されている。
第2転送電極22は、受光部5に隣接して配置されている。水平方向に隣接する第2転送電極22同士は、分離した形状となっている。
第3転送電極23は、受光部5に隣接して配置されている。水平方向に隣接する第3転送電極23同士は、分離した形状となっている。
少なくとも水平方向に隣接する2つの第4転送電極24は、画素間配線24aを介して接続されている。画素間配線24aは、第4転送電極24と同一の層で形成されたものであり、受光部5間を通って配置されている。本例では、例えば、同一行の全ての第4転送電極24は、画素間配線24aを介して接続されている。
上記の転送電極20上には、絶縁膜を介して2層構造の駆動配線41,42,43が列方向に沿って配置される。本例では、1層目のタングステン層により駆動配線41が形成され、2層目のタングステン層により駆動配線42,43が形成されている例を示す。
転送電極20上には、絶縁膜を介して垂直方向に伸びる駆動配線41が形成されている。駆動配線41は、たとえばタングステンからなる。駆動配線41は、第1コンタクト部C1を介して第3転送電極23と接続されている。これにより、同一列の全ての第3転送電極23は、駆動配線41により接続される。駆動配線41の水平方向の幅は、転送電極20の水平方向の幅よりも狭い。駆動配線41は、後述する第2コンタクト部C2を避けるようなパターンで形成されている。
駆動配線41としてタングステン等の金属材料を用いる場合には、ポリシリコンを用いる場合に比べて、膜厚や幅を小さくしても同等の抵抗値が得られるため、受光部5の周縁に発生する段差を緩和できるという利点がある。
駆動配線41上には、絶縁膜を介して垂直方向に伸びる2本の駆動配線42,43が形成されている。駆動配線42は、第2コンタクト部C2を介して第2転送電極22に接続されている。これにより、同一列の全ての第2転送電極22は、駆動配線42により接続される。駆動配線42の水平方向の幅は、転送電極20の水平方向の幅よりも狭い。
駆動配線43は、第2コンタクト部C2を介して第1転送電極21あるいは第4転送電極24に接続されている。駆動配線43は、第1転送電極21に接続される駆動配線43aと、第4転送電極24に接続される駆動配線43bの2種類がある。駆動配線43aおよび駆動配線43bは、交互に配置されている。
駆動配線43aは、第2コンタクト部C2を介して同一列の全ての第1転送電極21に接続されている。少なくとも行方向に隣接する2つの第1転送電極21は画素間配線21aにより接続されていることから、1本の駆動配線43aにより2列の第1転送電極21に駆動電圧が供給される。
駆動配線43bは、第2コンタクト部C2を介して同一列の全ての第4転送電極24に接続されている。少なくとも行方向に隣接する2つの第4転送電極24は画素間配線24aにより接続されていることから、1本の駆動配線43bにより2列の第4転送電極24に駆動電圧が供給される。
駆動配線42,43として金属材料を用いる場合には、ポリシリコンを用いる場合に比べて、膜厚や幅を小さくしても同等の抵抗値が得られるため、受光部5の周縁に発生する段差を緩和できるという利点がある。
上記の固体撮像装置では、1つの受光部5に対して4つの転送電極が設けられていることから、全画素読み出しが可能となる。
全画素読み出しを行う場合には、第2転送電極22、第3転送電極23および第4転送電極24の3つの転送電極に読み出し電圧が印加される。あるいは、第2転送電極22および第3転送電極23の2つの転送電極20に読み出し電圧が印加される。
受光部5の信号電荷を読み出した後、垂直方向に配列した第1転送電極21、第2転送電極22、第3転送電極23および第4転送電極24に順にφV1〜φV4が印加されて、信号電荷は垂直方向に転送される。
図3は、図2のA−A’線における断面図である。
例えば、n型のシリコン基板(以下、基板10という)に、p型ウェル11が形成されている。p型ウェル11は、オーバーフローバリアを形成する。
受光部5は、p型ウェル11に形成されたn型の信号電荷蓄積領域12と、信号電荷蓄積領域12の表層に形成されたp型の正孔蓄積領域13を有する。正孔蓄積領域13は、信号電荷蓄積領域12の表面近くで発生し、雑音源となる暗電流を抑制するために設けられている。
受光部5には、信号電荷蓄積領域12、p型ウェル11および基板10により、npn構造が形成されている。このnpn構造は、受光部5に強い光が入射して過剰に発生した信号電荷がp型ウェル11により形成されるオーバーフローバリアを超えると、当該信号電荷を基板10側に排出する縦型オーバーフロードレイン構造を構成する。
また、上記の受光部5は電子シャッタの機能を備えている。すなわち、基板10に供給される基板電位を高レベル(例えば+12V)にすることにより、p型ウェル11の電位障壁が下がり、信号電荷蓄積領域12に蓄積された電荷が当該電位障壁を乗り越えて、縦方向すなわち基板10に掃き捨てられる。これにより露光期間を調整することができる。
垂直転送部7は、信号電荷蓄積領域12と所定間隔を隔ててp型ウェル11に形成されたn型の転送チャネル14と、転送チャネル14上に酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜30を介して形成された例えばポリシリコンからなる転送電極20により構成されている。転送チャネル14の下には、比較的高濃度のp型領域15が形成されている。p型領域15は、転送チャネル14の下に電位障壁を形成する。このため、基板10の深部で光電変換された信号電荷が転送チャネル14へ入ることが防止され、スミアの発生が抑制される。
読み出しゲート部6は、信号電荷蓄積領域12と転送チャネル14との間のp型の読み出しゲート領域16と、読み出しゲート領域16上にゲート絶縁膜30を介して形成された転送電極20により構成されている。読み出しゲート領域16は、n型の信号電荷蓄積領域12と転送チャネル14との間に、電位障壁を形成する。読み出し時には、転送電極22〜24あるいは22,23に正の読み出し電圧(例えば+12〜+15V)が印加されて、読み出しゲート領域16の電位障壁が引き下げられて、信号電荷は信号電荷蓄積領域12から転送チャネル14へと移される。
信号電荷蓄積領域12に対して読み出し側とは反対側には、p型のチャネルストップ領域17が形成されている。また、画素間部の画素間配線21a,24b下には、チャネルストップ領域17が形成されている。チャネルストップ領域17は、信号電荷に対して電位障壁を形成し、信号電荷の流出入を防止する。
転送電極20上には、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜31が形成されている。転送電極20上には、絶縁膜31を介して駆動配線41が形成されている。駆動配線41と第3転送電極23との間の絶縁膜31に第1コンタクト部C1が形成されている。
駆動配線41上には、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜32を介して駆動配線42,43が形成されている。駆動配線42,43は、駆動配線41の上部および側部を被覆するように形成されている。これにより駆動配線42,43の断面積を増やすことができ、駆動配線42,43の抵抗を下げることができる。図示はしないが、絶縁膜32には、駆動配線42,43と所定の転送電極20とを接続するための第2コンタクト部C2が形成されている。
駆動配線42,43上には、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜33が形成されている。上記の転送電極20、駆動配線41〜43を被覆するように、遮光膜50が形成されている。遮光膜50は、例えばタングステンなどの高融点金属からなる。遮光膜50には、受光部5に光を入射させるための開口部50aが形成されている。
遮光膜50上には、例えばBPSG(Boron Phosphorous Silicate glass)からなる層間絶縁膜61が形成されている。層間絶縁膜61上には、例えば窒化シリコンからなるパッシベーション膜62が形成されている。パッシベーション膜62の表面は、平坦化されている。
パッシベーション膜62上には、カラーフィルタ70が形成されている。カラーフィルタ70は例えば原色タイプであり、グリーンカラーフィルタ71と、ブルーカラーフィルタ72と、レッドカラーフィルタ73とを有する。補色タイプの場合には、カラーフィルタ70はシアン、マゼンタ、イエロー、グリーンのカラーフィルタにより形成される。
カラーフィルタ70上には、例えばアクリル熱硬化樹脂からなる平坦化膜80が形成されている。平坦化膜80上には、マイクロレンズ90が形成されている。
上記の固体撮像装置では、入射光は、マイクロレンズ90により集光されて各カラーフィルタ71,72,73に到達する。所定の波長領域の光のみが各カラーフィルタを通過し、受光部5に入射する。受光部5に入射した光は、入射光量に応じた信号電荷に光電変換されて、信号電荷蓄積領域12に蓄積される。その後、転送チャネル14に読み出されて、垂直転送部7により垂直方向に転送される。
次に、上記の本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法について、図4〜図9を参照して説明する。
図4(a)に示すように、n型のシリコンからなる基板10に、イオン注入法によりp型ウェル11を形成する。基板10としては、例えばn型CZ基板上に20〜40Ωcm程度の抵抗率のn型エピタキシャル層を数μm〜数十μm程度形成した基板を用いる。
次に、図4(b)に示すように、基板10にイオン注入法により、n型の信号電荷蓄積領域12、n型の転送チャネル14、p型領域15、p型の読み出しゲート領域16、p型のチャネルストップ領域17を形成する。
次に、図4(c)に示すように、熱酸化法により基板10上に酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜30を形成する。なお、ゲート絶縁膜30として、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、酸化シリコン膜の積層膜を形成してもよい。ゲート絶縁膜30の形成後に、上記した各種の領域12〜17を形成してもよい。
次に、図5(a)に示すように、基板10上にゲート絶縁膜30を介して転送電極20を形成する。転送電極20は、例えば基板10上にポリシリコン層を堆積し、リソグラフィ技術およびエッチング技術によりポリシリコン層を加工することにより、単層構造の転送電極20を形成する。ポリシリコン層は、本発明の導電層の一実施形態である。ポリシリコン層の膜厚は、200nm〜500nmである。これにより、第1転送電極21、第2転送電極22、第3転送電極23および第4転送電極24からなる転送電極20が形成される。転送電極20のパターンは、図2に示した通りである。続いて、転送電極20をマスクとしたイオン注入により基板10にp型の正孔蓄積領域13を形成する。
次に、図5(b)に示すように、転送電極20を被覆するように絶縁膜31を形成する。絶縁膜31は、例えばCVD法により酸化シリコン膜を堆積して形成される。10数Vの駆動電圧に耐えられるように、絶縁膜31の膜厚は100nm前後に設定する。
次に、図6(a)に示すように、リソグラフィ技術およびエッチング技術により、第1コンタクト部C1における絶縁膜31を除去する。
次に、図6(b)に示すように、全面にタングステン層を堆積して、リソグラフィ技術およびエッチング技術によりタングステン層を加工することにより、駆動配線41を形成する。駆動配線41は、第1コンタクト部C1において第3転送電極23と接続される。
次に、図7(a)に示すように、駆動配線41を被覆する絶縁膜32を形成する。絶縁膜32は、例えばCVD法により酸化シリコン膜を堆積して形成される。10数Vの駆動電圧に耐えられるように、絶縁膜32の膜厚は100nm前後に設定する。続いて、リソグラフィ技術およびエッチング技術により、第2コンタクト部C2における絶縁膜32を除去する。
次に、図7(b)に示すように、全面にタングステン層を堆積して、リソグラフィ技術およびエッチング技術によりタングステン層を加工することにより、駆動配線42,43を形成する。駆動配線42は、第2コンタクト部C2において第2転送電極22と接続される。駆動配線43は、第2コンタクト部C2において第1転送電極21あるいは第4転送電極24と接続される。
次に、図8(a)に示すように、駆動配線42,43を被覆する絶縁膜33を形成する。絶縁膜33は、例えばCVD法により酸化シリコン膜を堆積して形成される。10数Vの駆動電圧に耐えられるように、絶縁膜33の膜厚は100nm前後に設定する。
次に、図8(b)に示すように、受光部5の位置に開口部50aをもち、転送電極20および駆動配線41〜43を被覆する遮光膜50を形成する。遮光膜50は、例えば全面にタングステンなどの高融点金属膜を堆積し、レジストマスクを用いたドライエッチングにより高融点金属膜を加工して形成される。
次に、図9(a)に示すように、基板10上に、例えばBPSGを堆積させて、リフロー処理を行うことにより層間絶縁膜61を形成する。続いて、層間絶縁膜61に、図示しない出力部4のトランジスタ4aのフローティングディフュージョンFDやリセットドレインRDに接続するためのコンタクトホールを形成する。その後、層間絶縁膜61上に配線を形成する。続いて、層間絶縁膜61上にプラズマCVD法により窒化シリコン膜を堆積し、窒化シリコン膜の表面を平坦化加工することによりパッシベーション膜62を形成する。
次に、図9(b)に示すように、パッシベーション膜62上にカラーフィルタ70を形成する。カラーフィルタ70は、例えばカラーレジスト法を用いて形成する。例えばパッシベーション膜62上にグリーンカラーレジストを形成した後に、グリーンカラーレジストを露光および現像することにより、グリーンカラーフィルタ71のパターンを形成する。同様に、カラーレジストの形成、露光および現像を行うことにより、ブルーカラーフィルタ72およびレッドカラーフィルタ73を形成する。なお、カラーフィルタ70の形成順序に限定はない。
次に、カラーフィルタ70の表面凹凸を平坦化する目的で、カラーフィルタ70上に透明な平坦化膜80を形成する(図3参照)。平坦化膜80としては、例えばアクリル熱硬化樹脂を用いる。
次に、平坦化膜80上にマイクロレンズ90を形成する(図3参照)。例えばレンズ材料を塗布した後に、レンズ形状のレジストマスクを形成し、レジストマスクとレンズ材料のエッチング選択比が1となるような条件でエッチングすることにより、マイクロレンズ90が形成される。
以上のように、本実施形態に係る固体撮像装置が製造される。上記の固体撮像装置を備えたカメラは、例えばHDTV(High Definition Television)用に用いられる。
図10は、上記の固体撮像装置が用いられるカメラの概略構成図である。
カメラ100は、上記した固体撮像装置1と、光学系102と、駆動回路103と、信号処理回路104とを有する。
光学系102は、被写体からの像光(入射光)を固体撮像装置1の撮像面上に結像させる。これにより、固体撮像装置1の各受光部5において、入射光は入射光量に応じた信号電荷に変換され、受光部5の信号電荷蓄積領域12において、一定期間当該信号電荷が蓄積される。
駆動回路103は、上述した4相のクロック信号φV1〜φV4および2相のクロック信号φH1,φH2などの各種のタイミング信号を固体撮像装置1に与える。これにより、固体撮像装置1の信号電荷の読み出し、垂直転送、水平転送などの各種の駆動が行われる。また、この駆動により、固体撮像装置1の出力部4からアナログ画像信号が出力される。
信号処理回路104は、固体撮像装置1から出力されたアナログ画像信号に対して、ノイズ除去や、ディジタル信号への変換等の各種の信号処理を行う。信号処理回路104による信号処理が行われた後に、メモリなどの記憶媒体に記憶される。
次に、上記の本実施形態に係る固体撮像装置およびその製造方法、並びにカメラの効果について説明する。
上記の本実施形態に係る固体撮像装置では、転送チャネル14上に4相の転送電極20が配置されている。そして、転送電極20に対して低抵抗の3本の駆動配線41〜43を通じて駆動電圧が供給されることから、高速転送を実現することができる。また、1つの受光部5に対して4相の転送電極21〜24を配置することにより、3相に比べて垂直転送部の取り扱い電荷量を向上させることができる。
また、本実施形態では、1本の駆動配線43により2列の第1転送電極21あるいは第4転送電極24への駆動電圧の供給を行っている。このため、駆動配線の数を1本減らすことができ、3本の駆動配線であれば2層で形成することができることから、受光部5の周縁に発生する段差を軽減することができる。この結果、受光部5への入射光量を増大させることができ、光感度の向上に寄与することができる。
本実施形態では、垂直方向における受光部5間の幅は、1本の画素間配線21a,24aの幅だけ確保すれば足りる。また、駆動配線41〜43を介して駆動電圧が供給されるため、画素間配線21a,24aの幅は狭くてもよい。この結果、受光部5の面積を大きくすることができ、受光部5の感度を向上させることができる。したがって、ダイナミックレンジの大きな固体撮像装置を実現することができる。受光部5の面積を大きくできることから、受光部5のポテンシャルを比較的浅く形成でき、読み出し電圧を低減することができる。
受光部5に隣接して、すなわち受光部5の真横に第2転送電極22および第3転送電極23を配置し、少なくともこの第2転送電極22および第3転送電極23に読み出し電圧を印加することにより、読み出しゲートの幅を広くすることができる。これにより、読み出し電圧を低電圧化しても、読み出し効率を維持することができる。
以上のように、本実施形態に係る固体撮像装置によれば、全画素読み出しに適用することができる電極構成をもち、かつ、感度の向上および取り扱い電荷朗の向上を図った固体撮像装置を実現することができる。当該固体撮像装置をカメラに適用することにより、画素数が多く、かつ高速転送が要求されるHDTV用のカメラに適用可能となる。
本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法によれば、全画素読み出し型であって、感度の向上および取り扱い電荷量の向上を図った固体撮像装置を製造することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る固体撮像装置について説明する。本実施形態では、駆動配線41〜43の積層構造が第1実施形態とは異なる。
図11は、第2実施形態に係る固体撮像装置における撮像部2の要部平面図である。図12は、図11のA−A’線に沿った断面図である。
上記の転送電極20上には、絶縁膜を介して2層構造の駆動配線44,45,46が列方向に沿って配置される。本例では、1層目のタングステン層により駆動配線44,45が形成され、2層目のタングステン層により駆動配線46が形成されている例を示す。
転送電極20上には、絶縁膜を介して垂直方向に伸びる駆動配線44,45が形成されている。駆動配線44,45は、たとえばタングステンからなる。
駆動配線44は、第1コンタクト部C1を介して第2転送電極22と接続されている。これにより、同一列の全ての第2転送電極22は、駆動配線44により接続される。駆動配線44の水平方向の幅は、転送電極20の水平方向の幅よりも狭い。
駆動配線45は、第1コンタクト部C1を介して第3転送電極23と接続されている。これにより、同一列の全ての第3転送電極23は、駆動配線45により接続される。駆動配線45の水平方向の幅は、転送電極20の水平方向の幅よりも狭い。
駆動配線44,45としてタングステン等の金属材料を用いる場合には、ポリシリコンを用いる場合に比べて、膜厚や幅を小さくしても同等の抵抗値が得られるため、受光部5の周縁に発生する段差を緩和できるという利点がある。
駆動配線44,45上には、絶縁膜を介して垂直方向に伸びる1本の駆動配線46が形成されている。駆動配線46は、受光部5間の領域において行方向に延長された部位を有し、当該部位において第2コンタクト部C2を介して第1転送電極21あるいは第4転送電極24と接続されている。
駆動配線46は、第1転送電極21に接続される駆動配線46aと、第4転送電極24に接続される駆動配線46bの2種類がある。駆動配線46aおよび駆動配線46bは、交互に配置されている。
駆動配線46aは、第2コンタクト部C2を介して同一列の全ての第1転送電極21に接続されている。少なくとも行方向に隣接する2つの第1転送電極21は画素間配線21aにより接続されていることから、1本の駆動配線46aにより2列の第1転送電極21に駆動電圧が供給される。
駆動配線46bは、第2コンタクト部C2を介して同一列の全ての第4転送電極24に接続されている。少なくとも行方向に隣接する2つの第4転送電極24は画素間配線24aにより接続されていることから、1本の駆動配線46bにより2列の第4転送電極24に駆動電圧が供給される。
駆動配線46として金属材料を用いる場合には、ポリシリコンを用いる場合に比べて、膜厚や幅を小さくしても同等の抵抗値が得られるため、受光部5の周縁に発生する段差を緩和できるという利点がある。
上記したように、1層目のタングステン層により2本の駆動配線44,45を形成し、2層目のタングステン層により1本の駆動配線46を形成してもよい。この場合の上層の駆動配線46と転送電極20との接続は、画素間部において行うことができる。なお、第2コンタクト部C2を第1転送電極21あるいは第4転送電極24上に配置し、1層目の駆動配線44,45を第2コンタクト部C2を避けるパターンで形成してもよい。第2実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
第2実施形態に係る固体撮像装置は、1層目のタングステン層のパターニング工程(図6(b)参照)において2本の駆動配線44,45を形成し、2層目のタングステン層のパターニング工程(図7(b))において駆動配線46を形成することにより、製造できる。
本発明は、上記の実施形態の説明に限定されない。
本発明は、インターライントランスファ方式以外にも、フレームトランスファ方式、フレームインターライントランスファ方式の固体撮像装置に適用することもできる。また、駆動配線として、タングステン以外の金属材料やシリサイド材料を用いることもできる。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
第1および第2実施形態に係る固体撮像装置の一例を示す概略構成図である。 第1実施形態に係る固体撮像装置における転送電極および駆動配線のレイアウトを示す平面図である。 図2のA−A’線に沿った断面図である。 第1実施形態に係る固体撮像装置の製造における工程断面図である。 第1実施形態に係る固体撮像装置の製造における工程断面図である。 第1実施形態に係る固体撮像装置の製造における工程断面図である。 第1実施形態に係る固体撮像装置の製造における工程断面図である。 第1実施形態に係る固体撮像装置の製造における工程断面図である。 第1実施形態に係る固体撮像装置の製造における工程断面図である。 第1および第2実施形態に係る固体撮像装置を備えたカメラの概略構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る固体撮像装置における転送電極および駆動配線のレイアウトを示す平面図である。 図11のA−A’線に沿った断面図である。
符号の説明
1…固体撮像装置、2…撮像部、3…水平転送部、4…出力部、4a…トランジスタ、4b…アンプ、4c…出力端子、5…受光部、6…読み出しゲート部、7…垂直転送部、10…基板、11…p型ウェル、12…信号電荷蓄積領域、13…正孔蓄積領域、14…転送チャネル、15…p型領域、16…読み出しゲート領域、17…チャネルストップ領域、20…転送電極、21…第1転送電極、22…第2転送電極、23…第3転送電極、24…第4転送電極、30…ゲート絶縁膜、31…絶縁膜、32…絶縁膜、33…絶縁膜、41…駆動配線、42…駆動配線、43…駆動配線、43a…駆動配線、43b…駆動配線、44…駆動配線、45…駆動配線、46…駆動配線、46a…駆動配線、46b…駆動配線、50…遮光膜、50a…開口部、61…層間絶縁膜、62…パッシベーション膜、70…カラーフィルタ、71…グリーンカラーフィルタ、72…ブルーカラーフィルタ、73…レッドカラーフィルタ、80…平坦化膜、90…マイクロレンズ、100…カメラ、102…光学系、103…駆動回路、104…信号処理回路、C1…第1コンタクト部、C2…第2コンタクト部、FD…フローティングディフュージョン、RG…リセットゲート、RD…リセットドレイン

Claims (12)

  1. 行列状に配置された複数の受光部と、
    前記受光部の各列に隣接して配置された転送チャネルと、
    前記転送チャネル上に同一の層で繰り返し配置された、第1転送電極、第2転送電極、第3転送電極および第4転送電極と、
    前記転送電極上において前記転送チャネルに沿って互いに重なって配置され、前記転送電極に対して駆動電圧を供給する2層構造の3本の駆動配線と
    を有し、
    前記第2転送電極および前記第3転送電極は、前記受光部に対して隣接して配置され、かつ、行方向において分離されており、
    前記第1転送電極および第4転送電極は、行方向に隣接する電極と接続されており、
    同一列の複数の第2転送電極および第3転送電極の接続に対して、それぞれ1本ずつ駆動配線が配置され、
    隣接する2列の複数の第1転送電極あるいは第4転送電極に対して、1本の駆動配線が配置されている
    固体撮像装置。
  2. 隣接する2列の複数の前記第1転送電極に接続する駆動配線と、隣接する2列の複数の前記第4転送電極に接続する駆動配線が1列おきに交互に配置されている
    請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 同一行の全ての前記第1転送電極は接続されており、
    同一行の全ての前記第4転送電極は接続されている
    請求項1記載の固体撮像装置。
  4. 2層構造の3本の前記駆動配線のうちの下層の駆動配線は、上層の駆動配線と前記転送電極との接続部を避けて形成されている
    請求項1記載の固体撮像装置。
  5. 前記第1転送電極あるいは前記第4転送電極に接続される前記駆動配線は、前記受光部間の領域において行方向に延長された部位を有し、当該部位において前記第1転送電極あるいは前記第4転送電極と接続されている
    請求項1記載の固体撮像装置。
  6. 基板に行列状に配置した複数の受光部を形成する工程と、
    前記受光部の各列にそれぞれ隣接して配置された転送チャネルを形成する工程と、
    前記基板上に導電層を堆積する工程と、
    前記導電層を加工して、前記転送チャネル上に繰り返し配置された第1転送電極、第2転送電極、第3転送電極および第4転送電極を形成する工程と、
    前記転送電極上に、前記転送チャネルに沿って互いに重なって配置された2層構造の3本の駆動配線を形成する工程と
    を有し、
    前記第2転送電極および前記第3転送電極は、前記受光部に対して隣接して配置され、かつ、行方向において分離されており、
    前記第1転送電極および第4転送電極は、行方向に隣接する電極と接続されており、
    同一列の複数の第2転送電極および第3転送電極の接続に対して、それぞれ1本ずつ駆動配線が配置され、
    隣接する2列の複数の第1転送電極あるいは第4転送電極に対して、1本の駆動配線が配置されている
    固体撮像装置の製造方法。
  7. 2層構造の3本の駆動配線を形成する工程は、
    前記転送電極上に、前記転送チャネルに沿った1本の駆動配線を形成する工程と、
    前記1本の駆動配線上に2本の駆動配線を形成する工程とを有する
    請求項6記載の固体撮像装置の製造方法。
  8. 2層構造の3本の駆動配線のうちの下層の1本の駆動配線を形成する工程において、上層の駆動配線と前記転送電極との接続部を避けたパターンで形成する
    請求項7記載の固体撮像装置の製造方法。
  9. 前記2層構造の3本の駆動配線のうちの上層の2本の駆動配線を形成する工程において、下層の駆動配線の上面および側面を覆うように上層の駆動配線を形成する
    請求項7記載の固体撮像装置の製造方法。
  10. 2層構造の3本の駆動配線を形成する工程は、
    前記転送電極上に、前記転送チャネルに沿った2本の駆動配線を形成する工程と、
    前記2本の駆動配線上に1本の駆動配線を形成する工程とを有する
    請求項6記載の固体撮像装置の製造方法。
  11. 前記2層構造の3本の駆動配線のうちの上層の1本の駆動配線を形成する工程において、前記受光部間の領域において行方向に延長された部位を有するパターンで形成し、当該部位において前記第1転送電極あるいは前記第4転送電極と接続させる
    請求項10記載の固体撮像装置の製造方法。
  12. 固体撮像装置と、
    前記固体撮像装置の撮像面に光を結像させる光学系と、
    前記固体撮像装置からの出力信号に対して所定の信号処理を行う信号処理回路と
    を有し、
    前記固体撮像装置は、
    行列状に配置された複数の受光部と、
    前記受光部の各列に隣接して配置された転送チャネルと、
    前記転送チャネル上に同一の層で繰り返し配置された、第1転送電極、第2転送電極、第3転送電極および第4転送電極と、
    前記転送電極上において前記転送チャネルに沿って互いに重なって配置され、前記転送電極に対して駆動電圧を供給する2層構造の3本の駆動配線と
    を有し、
    前記第2転送電極および前記第3転送電極は、前記受光部に対して隣接して配置され、かつ、行方向において分離されており、
    前記第1転送電極および第4転送電極は、行方向に隣接する電極と接続されており、
    同一列の複数の第2転送電極および第3転送電極の接続に対して、それぞれ1本ずつ駆動配線が配置され、
    隣接する2列の複数の第1転送電極あるいは第4転送電極に対して、1本の駆動配線が配置されている
    カメラ。
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