JP2007131966A - メッシュ織物、その製造方法、モルタル材料及びコンクリート材料 - Google Patents
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Abstract
【課題】安価であっても充分な腰があり、施工時のハンドリング性が良好で、メッシュ織物に起因する構造物の強度低減を抑止し、施工後の外観品位も優れた品位を実現できるメッシュ織物を提供する。
【解決手段】本発明のメッシュ織物は、ガラス繊維の繊維束が製織され、樹脂によって表面が被覆されてなり、繊維束の番手が50texから700texの範囲であり、かつ縦寸法が50mm、横寸法が250mmの矩形状の試験片10を水平台Tの端辺から平行に150mm突出させて、残り部分の100mmを水平台上に固定した状態としたとき、自重により垂れ下がった試験片10の先端と水平台Tの上面を延長した水平面との距離Lが3mmから60mmの範囲内になる柔軟度を有するものである。
【選択図】図1
【解決手段】本発明のメッシュ織物は、ガラス繊維の繊維束が製織され、樹脂によって表面が被覆されてなり、繊維束の番手が50texから700texの範囲であり、かつ縦寸法が50mm、横寸法が250mmの矩形状の試験片10を水平台Tの端辺から平行に150mm突出させて、残り部分の100mmを水平台上に固定した状態としたとき、自重により垂れ下がった試験片10の先端と水平台Tの上面を延長した水平面との距離Lが3mmから60mmの範囲内になる柔軟度を有するものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、各種セメント製品、建物等建造物の外壁に使用されるモルタルやコンクリートの補強やクラックの防止に使用されるメッシュ織物に関する。
セメント製品や建造物の外壁構造材料等として一般に使用されるモルタルは、施工後に乾燥収縮すると表面にクラックや割れ等の欠陥が発生しやすくなり、発生したクラック等の欠陥を長期間に亘り放置すると、セメント製品やモルタルの表面からその内部、さらに裏面に到るまでクラックが経時的に漸次拡大する場合がある。このように拡大したクラックは、水の侵入等による漏水や外力に対する強度等の耐久性低下に伴う構造物全体の弱体化の原因となるため好ましくない。このような問題の発生を防止するため、従来からセメント製品や建造物の外壁等に使用されるモルタル中に、ガラス繊維からなるメッシュ織物を埋設し、セメント製品等の強度を補強すると共にクラックの漸次拡大を防止する施工法が行われている。
このような用途で利用されるガラス製のメッシュ織物を製造するためには、まず織機を用いてたて糸を一定間隔で配列し、そこへ緯糸を一定間隔で打ち込み、メッシュ状の生織物を得る。次いで、このメッシュ状の生織物に、二次バインダーとして樹脂エマルジョンを塗布してから乾燥固化して目止めすることによってメッシュ織物とすることが行われる。
セメント等に埋設されたメッシュ織物は、織物を構成するガラス繊維がセメント中のアルカリ性物質によって浸食されやすいため、特許文献1では、ガラス繊維の組成を限定することによって改善することができるとする発明が行われている。また、特許文献2では、コンクリート等の粗骨材がメッシュ織物の目を通らないために均質なコンクリートが得られないという問題に対して、ガラス繊維の番手とメッシュの目間隔、さらに樹脂の付着率を規定することにより改善するという対応が行われている。さらに、特許文献3では、ガラス繊維の番手に加えて、撚り数についても限定を加えることによって引張強度を改善することができるとする開示がなされている。また特許文献4では、特許文献1と同じ問題について外観品位の劣化の改善という観点から、2種類の番手のガラス繊維を使用し、メッシュ目間隔と樹脂付着率を限定することによって対応するという内容の開示が行われている。
特開2000−328391号公報
特開2002−88614号公報
特開2002−155450号公報
特開2002−302877号公報
しかしながら、これまでに行われてきた発明だけでは、メッシュ織物のさらなる性能向上を達成するためには充分ではない。メッシュ織物は、建造物等の各種構造物に使用することで構造物の脆弱性を補い、その靭性を飛躍的に向上させることができるため、各種の構造物に採用されることが多くなっている。このような用途の拡大に伴い、さらにその性能の向上を求める要望も多くなってきている。
その一つとして、メッシュ織物の施工の容易さに関する指摘がある。例えば、建造物等の各種建物の外壁等への補強を行うためにメッシュ織物が使用される場合には、モルタルへの貼り付けに先立ち、メッシュ織物は貼り付け作業が行い易い適切な寸法(例えば縦1m、横1mあるいは縦2m、横1m等)に適宜裁断される。裁断された矩形状のメッシュ織物をモルタル等に貼り付ける作業を行う場合、メッシュ織物が柔らか過ぎて、所謂腰がないものであると貼り付け作業の取り扱い性が非常に悪く、支障の生じないように注意深い配慮を要し、貼り付け作業が必要以上に長時間となるという問題があった。
また、近年では安価なメッシュ織物が要求され、質量の小さいメッシュ織物が使用される場合が多くなり、特に質量の小さいメッシュ織物ほど、上述したような作業性の悪さが指摘されることが多くなっている。本発明は、係る状況に鑑み、ガラス製のメッシュ織物について、安価なメッシュ織物であっても充分な腰があり、施工時の取り扱い作業性、すなわちハンドリング性が良好で、メッシュ織物の形状や位置の変動に起因する構造物の強度低減を抑止し、しかも施工後の外観品位についても優れた品位を実現できるメッシュ織物を提供することを課題とする。
本発明のメッシュ織物は、ガラス繊維の繊維束が製織されてなり、樹脂によって表面が被覆されたメッシュ織物であって、前記繊維束の番手が50texから700texの範囲であり、かつ縦寸法が50mm、横寸法が250mmの矩形状試験片を水平台の端辺から平行に150mm突出させて、残り部分の100mmを水平台上に固定した状態としたとき、自重により垂れ下がった試験片の先端と水平台の上面を延長した水平面との距離が3mmから60mmの範囲内にあることを特徴とする。
ここで、ガラス繊維の繊維束が製織されてなり、樹脂によって表面が被覆されたメッシュ織物であって、前記繊維束の番手が50texから700texの範囲であり、かつ縦寸法が50mm、横寸法が250mmの矩形状試験片を水平台の端辺から平行に150mm突出させて、残り部分の100mmを水平台上に固定した状態としたとき、自重により垂れ下がった試験片の先端と水平台の上面を延長した水平面との距離が3mmから60mmの範囲内にあることを特徴とするとは、製繊され、しかも樹脂成分をガラス繊維表面に被覆された状態のメッシュ織物について、そのメッシュ織物の繊維束の太さ寸法が繊維長1000m当たりの質量をg表記で表すと、50(g/1000m)から700(g/1000m)の範囲内にあり、メッシュ織物の柔らかさを表す指標である柔軟度が、水平台上に縦寸法が50mm、横寸法が250mmの矩形状メッシュ織物の内の横寸法の100mmを固定して150mmだけを矩形状メッシュ織物の端辺に平行に突出させた状態で、自重により下方へと垂れ下がった端辺と水平台上面を仮想的に延長した面との最短寸法値を計測する方法により計測し、3mmから60mmの範囲内となることを意味している。
メッシュ織物を構成する繊維束の番手が50texに満たないと、メッシュ織物の機械的な強度が弱く、補強材としての機能が充分に発揮できない場合があり、クラック等の問題が発生する場合もあるので好ましくない。一方、メッシュ織物を構成する繊維束の番手が700texを越える物となると、メッシュ織物が厚く、モルタル等に埋設した場合にメッシュ状の模様が発生する場合もあり好ましくない。以上のような観点からより好ましい範囲としては、70texから650texの範囲内とすることであって、さらに好ましくは100texから600texの範囲内であり、一層好ましくは120texから500texの範囲内とすることである。
メッシュ織物の柔軟度の計測は、同じ条件下で少なくとも3枚のメッシュ織物について行い、その平均値をそのメッシュ織物の柔軟度とするものである。すなわち柔軟度の数値が大きければ、そのメッシュ織物は柔らかく、逆に柔軟度の数値が小さければ、そのメッシュ織物は硬いということである。またメッシュ織物の柔軟度の計測においては、測定誤差を生じさせないため、室温での計測が肝要であり、また無風でしかもメッシュ織物に不要な水分や有機成分等が付着しない状態に10時間以上保持された後に計測することが必要である。また曲率の小さいロール等に巻き取られた状態で長時間保持された後にロール形状に巻き取られていた形状を記憶したメッシュ織物の柔軟度の計測を行う場合には、ロールからメッシュ織物を解除した後に少なくとも1ヶ月間、室温でかつ湿度10%未満の恒温高湿状態で平面上に保持固定し、形状記憶(いわゆる巻き癖)を解除した後に計測を行う必要がある。
また柔軟度の計測を行う際に使用する水平台はどのようなものであっても良いが、メッシュ織物を突出させる端辺は曲線や波線等となっていては正確な計測ができないので、直線でなければいけない。またメッシュ織物の水平台への固定方法については、メッシュ織物が容易に自重等で動いたりすることのないように固定できるものであればよく、多数の測定を効率よく行える方法であればよい。
またメッシュ織物の柔軟度が、縦寸法が50mm、横寸法が250mmの矩形状メッシュ織物の試験片を水平台の端辺から平行に150mm突出させて、残り部分の100mmを水平台上に固定した状態とし、水平台から下方へと自重により垂れ下がった試験片の先端と水平台の上面から仮想的に延長した水平面との最短距離寸法を測定することにより、その計測値が3mm未満であると、メッシュ織物が硬すぎるため、平面に対して使用する場合には支障ないものの、湾曲面や屈曲部などへ適用する場合に自在に形状を変形させがたくなり、コンクリート等へメッシュ織物を埋設する作業性が低下し、作業時間を要するものとなる場合があり、またメッシュ織物に巻癖がつくとモルタル等への施工が行い難くなるため好ましくない。一方、柔軟度の値が60mmを越える場合には、例えば建造物に使用するモルタルと共にメッシュ織物を使用する場合には、床面等の水平面上へ上方からメッシュ織物を施工する場合には支障ないものの、地面に対して垂直な面への施工や天井面等への施工が必要となる場合には、メッシュ織物が柔らかすぎるため施工時にメッシュ織物を保持し難く、丁寧な施工を行おうとすると、メッシュ織物の仮止めや仮固定に必要以上の時間を要し、取り扱い性、作業性を低下させることとなるので好ましくない。
以上のような観点から、メッシュ織物の柔軟度の値は、上述の計測方法に従い、より好ましくは5mmから55mmの範囲内とすることであり、さらに好ましくは10mmから50mmの範囲内とすることである。
本発明のメッシュ織物は、上述に加えガラス繊維の表面を被覆する樹脂剤としては室温状態での乾燥時に所定の硬度を有するものであればどのようなものであっても使用することができ、官能基の種類や分子量の違いに依存することなく使用することができる。ただしメッシュ織物の柔らかさを本発明の柔軟度の数値となるように適切に調整にするためには、ガラス転移点を示す温度(Tgとも呼ばれる)が−10℃以上の温度となる樹脂を適量使用すればよい。樹脂の種類としては、目止め等所定の機能を実現できるものであれば、特に限定されるものではないが、粘性やガラス繊維との馴染みやすさ、使用の容易さといった観点から好適なものを選択するならばポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、SBR樹脂、NBR樹脂、そしてMBR樹脂がある。このような樹脂は、単独あるいは複数種を適量比で混合して使用することができる。また、上記以外の成分を添加することも差し支えない。さらに、樹脂の性能を改質する各種の微量添加剤を添加することも可能である。また、ガラス繊維表面の被覆法についても、浸漬法、スプレー法等種々の方法を採用することが可能である。
また本発明のメッシュ織物の表面への樹脂の付着率は、メッシュ織物に対して質量百分率表示で5%から30%の範囲であることが好適である。すなわち、樹脂の付着率が5質量%より小さいと目止めの効果が小さくなり、目ズレの危険性が高くなる。また、樹脂の付着率が30質量%を超えると、メッシュ織物自体の費用が高価となるとともにメッシュ織物の開口部、すなわち目の開いた箇所に樹脂の膜が形成されやすくなり、その結果モルタルやコンクリートとのなじみ易さが損なわれるため好ましくない。
また本発明のメッシュ織物は、メッシュ織物の目間隔やメッシュ織物の織り方の種類についても特に限定するものではない。すなわちメッシュの目間隔については、メッシュを構成する繊維束間の空隙の大きさを規定するものであり、空隙の最大寸法を問題とするものであって、所定の織り方を採用した場合に、繰り返される繊維束の織り模様によって発生する繊維束間の空隙箇所の内、最も大きい空隙箇所についてその繊維束断面の中心から1つの空隙を挟んだ他の繊維束断面の中心までの寸法を意味している。そしてメッシュ織物は、そもそもメッシュ目間隔があるものであって、メッシュ織物であれば本発明はメッシュの目間隔によって限定されないということを意味している。またメッシュ織物の織り方については、例えば複数のたて糸をよこ糸に絡ませた絡み織り、たて糸とよこ糸が1本ごとに交差する平織り、あるいは組布等の種々の形態が可能であって好適であるが、それ以外にも二軸や三軸あるいは四軸さらに多軸のような構成で、格子を形成するメッシュ織物でもかまわない。同様に、その格子の形状は四角や三角あるいはそれ以上の多角形を有するものであってもかまわない。三軸以上のネットの場合、繊維の重なりが3重や4重になる交点が発生するが、その交点をずらすような織り方に調整できるなら、メッシュ織物の厚み寸法が厚くなりすぎないため好ましい。
ただし、本発明のメッシュ織物は、上述に加えその目間隔が小さい程モルタルのクラックを防止し易い性能を実現できるので好ましいが、目間隔を極端に小さくし過ぎるとメッシュ織物の生産性を低くする場合もあり、モルタルとメッシュ織物の馴染みが悪く、施工状態によっては剥離を生じる場合もあるので、より好ましくは3mm以上、好ましくは5mm以上とすることである。
また、本発明のメッシュ織物は、織物を構成するガラス繊維の組成について、どのような組成であっても支障ない。例えば、材質として無アルカリのEガラス組成、低誘電率を実現するDガラス組成、耐アルカリ性能を実現するARガラス組成、耐酸性を実現するCガラス組成、高弾性率を実現するMガラス組成、高強度、高弾性率を実現するSガラス組成、またSガラスと同様の機能を有するTガラス組成、さらに高誘電率を有するHガラス組成といったガラス材質を採用することができ、さらに他の材質であっても支障ない。
ただし、本発明のメッシュ織物は、上述に加えて、ZrO2含有率が質量百分率表示で14%以上の耐アルカリ性ガラス繊維を含むものであれば、メッシュ織物が使用されるのがセメントなどのアルカリ環境であって、経時的な引張強度に対する耐久性を特に重視する建造物や構造物等の表面に、部分的あるいは全面的にメッシュ織物を埋入して使用する場合に好ましい。
ここで、ZrO2含有率が質量百分率表示で14%以上の耐アルカリ性ガラス繊維を含むとは、ジルコニアをガラス組成として14質量%以上含有する耐アルカリ性ガラス繊維を含有することを意味している。
このような条件を備えたガラス材質として、本発明で好適な耐アルカリ性に富むガラス繊維組成を例示すれば、質量百分率表示で、SiO2 54〜65%、ZrO2 14〜25%、Li2O 0〜5%、Na2O 10〜17%、K2O 0〜8%、RO(ただし、Rは、Mg、Ca、Sr、Ba、Znの合量を表す) 0〜10%、TiO2 0〜7%、Al2O3 0〜2%が好適であって、より好ましくは、質量%で、SiO2 57〜64%、ZrO2 18〜24%、Li2O 0.5〜3%、Na2O 11〜15%、K2O 1〜5%、R’O(ただし、R’は、Mg、Ca、Sr、Ba、Znの合量を表す)0.2〜8%、TiO2 0.5〜5%、Al2O3 0〜1%である。
また本発明のメッシュ織物は、上述に加え使用するガラス繊維の形態について特に限定するものではない。すなわちガラス繊維の形態としては、ヤーン、ロービング、DWR(ダイレクトワインディングロービング)が可能である。
また本発明のメッシュ織物は、上述に加え単位面積当たりの質量が40g/m2から120g/m2の範囲内であるならば、適度な強度を有し、しかも軽量なメッシュ織物であるため好ましい。
ここで、単位面積当たりの質量が40g/m2から120g/m2の範囲内であるとは、表裏面を有するメッシュ織物の表面あるいは裏面のみの(削除)平方メートルで表される面積に対して、メッシュ織物の質量値が40gから120gの間の値となることを意味している。
メッシュ織物の単位面積当たりの質量が40g/m2未満であると、メッシュ織物の織物平面方向の引張強度が低くなる場合があり、クラック等の発生を抑止する性能が低くなる場合もあるので好ましくない。またメッシュ織物の単位面積当たりの質量が120g/m2を越える値であると、メッシュ織物の費用が高価となるとともに、好ましい目間隔、例えば目間隔を5mm以上にしようとすると使用する繊維束が太くなり、その結果メッシュ織物が厚くモルタル等に埋設した場合にメッシュ状の模様が発生する場合もあり好ましくない。
また本発明のメッシュ織物は、上述に加えモルタルまたはコンクリートと共に使用されるものであるならば、モルタルまたはコンクリートの耐久性を充分に高めることができ、安定した構造強度を有する建造物を構成することができる。
ここで、モルタルまたはコンクリートと共に使用されることとは、セメント又は石灰と砂を水で練ったもの、あるいはセメントと砂利を水で練ったものと一緒に使用されるということを表している。
本発明に係るセメントは、いわゆるセメントモルタルであって、建築土木用材料として一般的に用いられるセメント、細骨材、軽量骨材、水、水性ポリマーディスパージョンを含有するモルタルやポリマーセメントモルタルが使用可能である。そして各種の混和剤を適宜添加混合することができる。例えばコンクリート中に混和させて作業性を損なうことなく使用水量を減少させることができる減水剤、セメントモルタルに必要に応じてコンクリート中に無数の微細気泡を混入せしめ、型枠内へコンクリートを打ち込む際の作業性や硬化コンクリートの耐久性、耐凍害性を向上するために用いられるコンクリート混和材料であるAE剤(Air Entraining Agent:空気連行剤ともいう)、モルタルやコンクリートの温度や外気温度の影響を軽減化する場合や混合後に打設するまでの時間により凝結速度を調節するために使用される硬化促進剤や硬化遅延剤、水和熱低減効果、長期的な強度、耐浸食性あるいは耐熱性の向上、さらに水密性や流動性の向上、また収縮率低減などの諸機能の付与のためにも使用されるスラグ、フライアッシュ、シリカフューム等の珪素含有混和剤、コンクリート中に含有される塩分(主に塩化成分)に起因する鉄筋等酸化性骨材の腐食制御のために使用される防錆剤、モルタルおよびコンクリートに多量の気泡を含ませて軽量化、断熱性等の性質付与のため使用される気泡剤、その他流動化剤、増粘剤、防水剤、着色剤、急結剤、有機系補強繊維などを必要に応じて添加してもよい。
また本発明に係るコンクリートについては、コンクリートを構成する際に使用される砂利の粒度は問わない。すなわち例えば砕石としては、JIS A5005(1993)に従うものであれば使用することができる。
本発明のメッシュ織物の製造方法は、乾燥目止め効果を有する樹脂を使用することによって上述の何れかのメッシュ織物を成形することを特徴とする。
ここで、乾燥目止め効果を有する樹脂を使用することによって上述の何れかのメッシュ織物を成形するとは、メッシュ織物の目止めを行うためにガラス繊維表面を被覆した樹脂を乾燥させることによって硬化させて目止めし、メッシュ織物を製造するということを表している。
ガラス繊維表面を被覆した樹脂を乾燥させる方法については、熱風による乾燥や電気加熱、さらに伝熱を利用するもの、赤外線等の電磁波を利用するもの等、どのような方法による乾燥であっても均一な乾燥状態を実現することができるものであれば採用することができる。
また本発明のモルタル材料またはコンクリート材料は、上述の何れかのメッシュ織物を含有することにより強化されてなることを特徴とする。
ここで、上述の何れかのメッシュ織物を含有するとは、ガラス繊維が製織されてなり、樹脂によって表面が被覆されたメッシュ織物であって、メッシュ織物を構成する繊維束の番手が50texから700texの範囲で、かつメッシュ織物の柔軟度の計測値が、縦寸法が50mm、横寸法が250mmの矩形状メッシュ織物を水平台の端辺から平行に150mm突出させて、残り部分の100mmを水平台上に固定した状態とし、水平台から下方へと自重により垂れ下がったメッシュ織物の先端と水平台の上面から仮想的に延長した水平面との最短距離寸法を測定することより、その計測値が3mmから60mmの範囲内にあるメッシュ織物、好ましくは単位面積当たりの質量が40g/m2から120g/m2の範囲内であるメッシュ織物を含むものであることを意味している。
本発明のモルタル材料またはコンクリート材料は、上述に加えメッシュ織物を複数層となるように積層使用することもできる。そして本発明のモルタル、コンクリート材料は他の金属骨材やプラスチック骨材と併用することができ、さらにメッシュ織物以外の他の構造強化用の添加物の混合使用を妨げるものではない。
(1)以上のように、本発明のメッシュ織物は、ガラス繊維の繊維束が製織されてなり、樹脂によって表面が被覆されたメッシュ織物であって、前記繊維束の番手が50texから700texの範囲であり、かつ縦寸法が50mm、横寸法が250mmの矩形状試験片を水平台の端辺から平行に150mm突出させて、残り部分の100mmを水平台上に固定した状態としたとき、自重により垂れ下がった試験片の先端と水平台の上面を延長した水平面との距離が3mmから60mmの範囲内にあるため、メッシュ織物を各種構造物に施工する際の作業性を損なわず、しかも施工された構造物に高い構造安定性を実現し、経時的な強度の劣化を抑止することを可能とするものである。
(2)また本発明のメッシュ織物は、単位面積当たりの質量が40g/m2から120g/m2の範囲内であるならば、安価であり、長期に亘りクラック防止効果を維持することが可能である。
(3)さらに本発明のメッシュ織物は、モルタルまたはコンクリートと共に使用されるものであるならば、安価な施工費用で各種建造物の強度の経時的な安定化を実現することができる。
(4)本発明のメッシュ織物の製造方法は、乾燥目止め効果を有する樹脂を使用することによって上述の何れかのメッシュ織物を成形するものであるため、各種の有機剤を適切な方法により施し、固すぎず、また柔らかすぎないメッシュ織物を製造することができる。
(5)本発明のモルタル材料またはコンクリート材料は、上述の何れかのメッシュ織物を含有することにより強化されてなるものであるため、モルタル材料またはコンクリートの耐久性を充分に高めることができ、長期間安定した構造強度を維持できる建造物を構成することが可能で、軽くしかも高い弾性を要する各種の建造物等に適用することもできる。
以下に本発明のメッシュ織物について、実施例に基づいて説明する。
本発明のメッシュ織物については、まずガラス組成が酸化物換算の質量百分率表示で、SiO2 61.0%、ZrO2 19.5%、Li2O 1.5%、Na2O 12.3%、K2O 2.6%、CaO 0.5%、TiO2 2.6%となるように調整した溶融ガラスからブッシングによりガラスフィラメントを成形し、所望の耐アルカリ性ガラス繊維を得た。この耐アルカリ性ガラス繊維の表面に付着率が1.0%となるように、澱粉、潤滑剤、柔軟剤を含有する集束剤を塗布して所定の番手(Tex)となるようにメッシュ織物のたて糸とよこ糸を構成するヤーンを作製した。次いで、たて糸とよこ糸を所定の織り形態で織り込んで目止め前のメッシュ織物、すなわちメッシュ状の生織物を構成し、浸漬法によりそれぞれ目止め剤として選択した各種アクリル樹脂をその表面に塗布し、シリンダー乾燥によって乾燥して固化することでメッシュ織物を得た。なおアクリル樹脂のメッシュ織物への付着率に関しては、20質量%となるように塗布量を調整した。
上述のような手順で表1にある試料No.1から試料No.5までをそれぞれ準備し各種の評価を実施した。ちなみにメッシュ織物の柔軟度の評価法としては、上述した試験方法に従った。すなわち、たて寸法、よこ寸法がそれぞれ50mm、250mmの外寸をもつ矩形状の試験片を作製した。この試験では、図1に示すように、試験片10の一端を水平に保持することのできる水平台T上に固定して、他端から150mmだけ台から突出した状態とした時に、どれだけ水平台Tの上面から延長した水平位置から自重によって垂れ下がるか、その他端側の先端について水平位置からの垂直方向の最短寸法Lを計測することによって、メッシュ織物の柔らかさの比較を行ったものである。
またメッシュ織物のハンドリング性に関しては、メッシュ織物から1m×1mの外寸を有する矩形状試験片を作製して、両端中央部を手で持った時に、上端部が下方向に折れ曲がったかどうかを目視で判定し、折れ曲がり生じた場合は「否」、折れ曲がりを生じなかった場合を「良」と判定した。
さらにメッシュ織物をモルタルと共に使用して構造物を作製した場合の構造物の外観品位とクラックに関する評価は以下のような手順によって評価した。まず、予め作製した木製型枠の中に目開きが50mmで直径が5mmの補強筋(メッシュ筋)を溶接した外観寸法が600×700×4.5mmの鉄板を敷設し、この型枠に普通ポルトランドセメント100質量部、珪砂5号100質量部、水50質量部の配合で混練したモルタルを50mmの厚み寸法となるように流し込んだ。次いで、流し込んだモルタルの表面に、表1に示したメッシュ織物を敷き、モルタルの鏝均しを行ってメッシュ織物をモルタル中に埋設した後、仕上がり表面を目視観察して、表面にメッシュ状の網目模様が浮き出ていないか評価した。目視観察の結果、表面に網目模様が浮き出ていないものを「○」、浮き出ているものを「×」と判定した。その後20℃、60RH%で48時間静置し、乾燥硬化させクラックが発生していないか目視観察で評価した。その結果、クラックの認められたものを「有」、認められなかったものを「無」とした。
以上の結果、試験No.1は、たて糸番手155tex、よこ糸番手155texで目間隔7mmの組布にガラス転移点が0℃のアクリル樹脂を塗布したもので、質量が55g/m2のメッシュ織物であるが、柔軟度の測定結果は45mmであり、ハンドリング性は「良」であって、外観品位も「○」であり、モルタルに埋め込んだ後の評価でもクラックは認められず、本発明のメッシュ織物としての優れた性能を実現するものであった。
また、試験No.2は、試験No.1と同様のたて糸番手、よこ糸番手を有し、目間隔5mmの組布にガラス転移点が0℃のアクリル樹脂を塗布したもので、質量が80g/m2のメッシュ織物であるが、柔軟度の測定結果は39mmであり、ハンドリング性は「良」で、外観品位も「○」で、モルタルに埋め込んだ後の評価についてもクラックは認められず、同様に本発明のメッシュ織物としての優れた性能を実現するものであった。
また試験No.3は、たて糸番手310tex、よこ糸番手310texで目間隔7mmの組布にガラス転移点が0℃のアクリル樹脂を塗布したもので、質量が110g/m2のメッシュ織物であるが、柔軟度の測定結果は32mmであり、ハンドリング性は「良」であって、外観品位も「○」であり、モルタルに埋め込んだ後の評価でもクラックは認められず、本発明のメッシュ織物として、優れた性能を有するものであった。
さらに試験No.4は、たて糸番手155tex、よこ糸番手155texであり、目間隔7mmの組布にガラス転移点が20℃のアクリル樹脂を塗布したもので、質量が55g/m2のメッシュ織物であるが、柔軟度の測定結果は31mmであり、ハンドリング性は「良」で、外観品位も「○」であって、モルタルに埋め込んだ後の評価についてもクラックは認められず、上述の試験品と同様に本発明のメッシュ織物としての優れた性能を有していた。
試験No.5は、他の試験品と同様のたて糸番手155tex、よこ糸番手310texのガラス繊維を目間隔7mmの絡み織りの生織布とし、ガラス転移点が0℃のアクリル樹脂を塗布したもので、質量が110g/m2のメッシュ織物であるが、柔軟度の測定結果は31mmであり、ハンドリング性は「良」であって、外観品位も「○」であり、モルタルに埋め込んだ後の評価でもクラックは認められず、本発明のメッシュ織物としての性能を有していた。
次いで、実施例の性能を確認するため、実施例と同様の手順で比較例に相当する試験No.6から試験No.9までの各試験に相当するメッシュ織物の試料の準備を行った。作製した試料の性能と実施例と同様の手順で行った評価結果をそれぞれ表2にまとめる。
試験No.6は、たて糸番手155tex、よこ糸番手155texで目間隔12mmの組布にガラス転移点が0℃のアクリル樹脂を塗布したもので、質量が33g/m2のメッシュ織物であるが、柔軟度の測定結果は53mmとなり、ハンドリング性は「良」であって、外観品位も「○」であったが、質量が40g/m2未満であるためクラック抑止効果が弱く、モルタルに埋め込んだ後の評価では軽微なクラックが認められた。
また試験No.7はたて糸番手155tex、よこ糸番手155texで目間隔5mmの組布にガラス転移点が−30℃のアクリル樹脂を塗布したもので、質量が80g/m2のメッシュ織物であるが、外観品位は「○」で、モルタルに埋め込んだ後の評価でも問題はなかったが、メッシュ織物の柔軟度の測定結果は75mmと柔らかくなりすぎ、ハンドリング性の評価結果は「否」になる状態であった。
さらに試験No.8はたて糸番手310tex、よこ糸番手310texで目間隔7mmの組布にガラス転移点が−30℃のアクリル樹脂を塗布したもので、質量が110g/m2のメッシュ織物であるが、外観品位は「○」で、モルタルに埋め込んだ後の評価でも問題はなかったが、メッシュ織物の柔軟度の測定結果については70mmと柔らかくなりすぎ、ハンドリング性の評価は「否」になる状態となった。
試験No.9はたて糸番手1100tex、よこ糸番手1100texで目間隔25mmの組布にガラス転移点が0℃のアクリル樹脂を塗布したもので、質量が110g/m2のメッシュ織物であるが、メッシュ織物の柔軟度の測定結果については50mmで、ハンドリング性の評価は「良」であったが、網目模様が認められ外観品位が悪いものであった。
以上の一連の実施例と比較例に関する評価の結果、本発明のメッシュ織物は、ハンドリング性に優れ、しかも良好な外観品位を実現することが可能でクラック防止効果に優れた性能を有することが明瞭となった。
10 メッシュ織物の試験片
T 試験片を水平に固定する水平台
L 水平位置から試験片の先端が垂れた寸法
T 試験片を水平に固定する水平台
L 水平位置から試験片の先端が垂れた寸法
Claims (6)
- ガラス繊維の繊維束が製織されてなり、樹脂によって表面が被覆されたメッシュ織物であって、
前記繊維束の番手が50texから700texの範囲であり、かつ縦寸法が50mm、横寸法が250mmの矩形状試験片を水平台の端辺から平行に150mm突出させて、残り部分の100mmを水平台上に固定した状態としたとき、自重により垂れ下がった試験片の先端と水平台の上面を延長した水平面との距離が3mmから60mmの範囲内にあることを特徴とするメッシュ織物。 - 単位面積当たりの質量が40g/m2から120g/m2の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載のメッシュ織物。
- モルタルまたはコンクリートと共に使用されるものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のメッシュ織物。
- 乾燥目止め効果を有する樹脂を使用することによって請求項1から請求項3の何れかに記載のメッシュ織物を成形することを特徴とするメッシュ織物の製造方法。
- 請求項1から請求項3の何れかに記載のメッシュ織物を含有することにより強化されてなることを特徴とする強化されたモルタル材料。
- 請求項1から請求項3の何れかに記載のメッシュ織物を含有することにより強化されてなることを特徴とするコンクリート材料。
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