JP2007131421A - 媒体供給機構及び液体噴射装置と記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイズの異なる被供給媒体を安定支持することができる媒体支持手段を備えた媒体供給機構及びその媒体供給機構を備えた液体噴射装置と記録装置を提供することにある。
【解決手段】被供給媒体の一側端を基準にして媒体供給する媒体供給機構130に、前記被供給媒体を支持する伸縮自在な多段の支持部31〜34を有する媒体支持手段132を備える。各サイズの前記被供給媒体の自重を分散させるように各段の前記支持部の支持幅及び配置が調整されており、且つ、最大サイズの前記被供給媒体Pの幅方向の中心線Lを対称軸として支持可能なように各段の前記支持部の支持幅及び配置が調整されている。これにより、サイズの異なる被供給媒体であっても安定支持することができるので、被供給媒体の供給を高精度に行うことができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、被供給媒体の一側端を基準にして媒体供給する媒体供給機構及びその媒体供給機構を備えた液体噴射装置と記録装置に関する。
一般的な記録装置の1つであるインクジェット式プリンタは、背面側上部に給紙部が形成され、前面側下部に排紙部が形成されている。そして、給紙部には用紙を傾斜させた状態で積層支持するペーパーサポートが配設され、排紙部には用紙を水平状態で積層載置するスタッカが配設されている。ペーパーサポートは、例えばJIS規格のA2サイズまでの種々のサイズの用紙を支持する必要があるため、引出・収納可能な多段構造に形成されて配設されている。このような多段構造のペーパーサポートの各段のサポート部は、段数が上位になるに従ってサポート幅が狭くなるように形成され、それぞれが下位のサポート部の略中央に収納されている(特許文献1参照)。
特開2003−267560号公報
一般に、インクジェット式プリンタは、用紙の一側端を基準に給紙するようになっている。ところが、上述した従来のペーパーサポートは、各段のサポート部が下位のサポート部の略中央に配置されているので、特に大きなサイズの用紙を支持する場合に左右非対称な形で支持することになる。このため、用紙の支持されていない部分が自重等により折れ曲るおそれがある。
本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、サイズの異なる被供給媒体を安定支持することができる媒体支持手段を備えた媒体供給機構及びその媒体供給機構を備えた液体噴射装置と記録装置を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の媒体供給機構では、被供給媒体の一側端を基準にして媒体供給する媒体供給機構において、前記被供給媒体を支持する伸縮自在な多段の支持部を有する媒体支持手段を備え、各サイズの前記被供給媒体の自重を分散させるように各段の前記支持部の支持幅及び配置が調整されており、且つ、最大サイズの前記被供給媒体の幅方向の中心線を対称軸として支持可能なように各段の前記支持部の支持幅及び配置が調整されていることを特徴としている。これにより、サイズの異なる被供給媒体であっても安定支持することができるので、被供給媒体の供給を高精度に行うことができる。
また、前記媒体支持手段は、所定段数目の前記支持部が幅方向にずれて配置されていることを特徴としている。これにより、被供給媒体を幅方向に対称的に支持することができるので、被供給媒体の折れ曲り等を略防止することができる。また、2段目以降の前記支持部は、1段目の前記支持部に全て収納可能であって、1段目の前記支持部の一端を軸に回転可能に構成されていることを特徴としている。これにより、媒体支持手段を媒体供給機構にコンパクトに格納することができる。また、1段目の前記支持部の回転軸に前記媒体支持手段の荷重を受ける荷重受け手段及び前記荷重受け手段の負荷を受ける負荷受け手段が設けられていることを特徴としている。これにより、媒体支持手段の媒体供給機構に対する格納及び取出しを緩やかに行うことができる。
上記目的達成のため、本発明の液体噴射装置では、被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射装置であって、上記各媒体供給機構を備えたことを特徴としている。また、本発明の記録装置では、被記録媒体に記録する記録装置であって、上記各媒体供給機構を備えたことを特徴としている。これにより、上記各作用効果を奏する液体噴射装置又は記録装置を提供することができる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1及び図2は、本発明の一実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの外観構成の全体を斜め前方及び後方から見た斜視図、図3は、その内部構成の概略を示す斜視図、図4は、その内部構成の概略を示す断面側面図である。このインクジェット式プリンタ100は、例えばL判/2L判、ハガキ、JIS規格のA4判、A3判ノビ、A2判等のサイズの単票紙(以下、単に用紙(被供給媒体、被噴射媒体、被記録媒体)という)にインク(液体)により記録することができる機能を備えている。
このインクジェット式プリンタ100は、図1及び図2に示すように、全体が略直方体状のハウジング101で覆われている。そして、ハウジング101の図1に示す上面右前側には操作部110が配設され、図1に示す上面左前側にはカートリッジ収納部120が配設されている。更に、図1に示す上面後側には本発明の特徴的な部分を含む第1リア給紙部(媒体供給機構)130が配設され、図2に示す背面側には第2リア給紙部140が配設されている。そして、図1に示す前面側には排紙部150とフロント給紙部160が配設され、図1に示す前面右側には廃インク回収部170が配設されている。また、このインクジェット式プリンタ100の内部には、図3及び図4に示す用紙搬送部180、図2及び図4に示す制御部190並びに図3及び図4に示す記録部200が配設されている。
そして、図1及び図2に示すように、ハウジング101の上面における操作部110及びカートリッジ収納部120と第1リア給紙部130との間には、矩形状の開口部102が形成されている。この開口部102は、略矩形平板状のプリンタカバー210によって覆われている。プリンタカバー210は、後端の回動軸を中心に図示矢印a方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、プリンタカバー210を持ち上げて開口部102を開放することにより、開口部102を通して用紙搬送部180や記録部200等の内部機構のメンテナンス作業等を簡易に行うことができる。
操作部110は、図1及び図2に示すように、略矩形状の操作パネル111を備え、この操作パネル111の略中央部に操作状態等を表示する液晶パネル112が配設され、この液晶パネル112の両側にパワーをオン・オフするパワー系、用紙の頭出し等を操作したりインクのフラッシング等を操作する操作系、画像処理等を行う処理系等のボタン113が配設されている。ユーザは、液晶パネル112を見て確認しながらボタン113を操作することができるので、誤操作を防止することができる。
カートリッジ収納部120は、図1及び図2に示すように、印刷用の各色(本例では9色)のインクを貯留している図3及び図4に示すインクカートリッジ121が抜き差し可能に収納されている。このカートリッジ収納部120は、断面がL字状のカートリッジカバー122によって覆われている。カートリッジカバー122は、後端の回動軸を中心に図示矢印b方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、カートリッジカバー122を持ち上げてカートリッジ収納部120を開放することにより、インクカートリッジ121を簡易に交換等することができるので、作業効率を向上させることができる。
第1リア給紙部130は、自動給紙(ASF)用であり、図1及び図2に示すように、上方に向かって矩形状に開口した第1給紙口131を開閉する機能と、給紙する用紙を1枚もしくは複数枚サポートする機能を併せ持った4段構造の第1ペーパーサポート(媒体支持手段)132を備えている。この第1ペーパーサポート132は、後端の回動軸を中心に図示矢印c方向に回動可能に取り付けられている。この第1リア給紙部130で給紙される用紙は、比較的薄手の用紙(例えば、厚さ0.08mm〜0.27mm程度の普通紙や写真用紙等)が使用される。尚、この第1ペーパーサポート132の詳細については、後述する。
第2リア給紙部140は、手差し給紙用であり、図2に示すように、後方に向かって矩形状に開口した第2給紙口141を開閉する機能と、給紙する用紙を1枚サポートする機能を併せ持った2段構造の第2ペーパーサポート142を備えている。この第2ペーパーサポート142は、下端の回動軸を中心に図示矢印d方向に回動可能に取り付けられている。この第2リア給紙部140で給紙される用紙は、第1リア給紙部130における搬送角度で給紙できない厚さの用紙(例えば、厚さ0.29mm〜0.48mm程度の画材用紙や専用紙等)が使用される。更に、第1リア給紙部130は自動給紙(ASF)用であることから給紙ローラ82で用紙をピックアップするので、この給紙ローラ82に紙粉が付着して蓄積されると、給紙ローラ82に滑りが生じて給紙不良を引き起こすおそれがある。そのため、紙粉が発生し易い用紙(例えば、厚さ0.48mm程度のVelvet Fine Art Paperや厚さ0.46mm程度のUltra Smooth Fine Art Paper)についても、第2リア給紙部140で手差し給紙させる必要がある。
ユーザは、インクジェット式プリンタ100の使用前においては、第2ペーパーサポート142の図示上部に指を掛けて第2ペーパーサポート142を押し下げて多段部分を引き出すことによりセッティングが完了するので、着脱式のペーパーサポートの場合に必要な保管や管理等が不要となる。更に、多段構造の第2ペーパーサポート142であるので、種々のサイズの給紙する用紙を確実にサポートすることができる。また、インクジェット式プリンタ100の使用後においては、第2ペーパーサポート142を多段部分を押し込んで閉じることにより第2給紙口141を塞ぐことができるので、プリンタ本体内への埃の侵入を防止することができると共に、第2ペーパーサポート142をコンパクトに格納しておくことができる。
排紙部150は、図1に示すように、前方に向かって矩形状に開口した排紙口151を開閉する機能と、排紙される用紙を1枚もしくは複数枚スタックする機能を併せ持った図3に示す第1スタッカ51と第2スタッカ52の2段構造のスタッカ152を備えている。第1スタッカ51は、第2スタッカ52の先端側で回動軸を中心に図示矢印e方向に回動可能に取り付けられている。第2スタッカ52は、排紙口151に対して斜め上下に平行移動して突出・格納可能なように取り付けられている。
ユーザは、インクジェット式プリンタ100の使用前においては、第1スタッカ51の上部に指を掛け第1スタッカ51を手前に回動させて排紙口151を開け、第1スタッカ51の先端を指で摘んで引き出し第2スタッカ52を斜め上方へ平行移動させて突出させることによりセッティングが完了するので、着脱式のスタッカの場合に必要な保管や管理等が不要となる。更に、多段構造のスタッカ152であるので、種々のサイズの排紙される用紙を確実に積層載置することができ、また、記録後の用紙は常に前面側から排紙されるので、ユーザは用紙を容易に取り出すことができる。また、インクジェット式プリンタ100の使用後においては、第1スタッカ51の先端を手で押し込むことにより第2スタッカ52を斜め下方へ平行移動させて格納すると共に、第1スタッカ51に手を添えて第1スタッカ51を後方へ回動させて排紙口151を塞ぐことができるので、プリンタ本体内への埃の侵入を防止することができると共に、スタッカ152をコンパクトに格納しておくことができる。
フロント給紙部160は、手差し給紙用であり、図3に示すように、排紙口151におけるスタッカ152の上方に配設された給紙トレイ161を備えている。この給紙トレイ161は、排紙口151に対して水平に移動可能に設けられている。このフロント給紙部160で給紙される用紙は、搬送時に折り曲げることが不可能な比較的厚手の用紙(例えば、厚さ1.2mm程度のマットボード紙等)が使用される。
ユーザは、インクジェット式プリンタ100の使用前においては、給紙トレイ161の先端を軽く押し込むことにより、給紙トレイ161のストッパが外れて給紙トレイ161が排紙口151から突出する。また、インクジェット式プリンタ100の使用後においては、給紙トレイ161の先端を軽く押し込むことにより、給紙トレイ161のストッパが掛かって給紙トレイ161が排紙口151内に格納される。従って、給紙トレイ161の配設スペース効率を高めることができる。
廃インク回収部170は、図1〜図3に示すように、廃インク等を貯留する廃インクタンク171が抜き差し可能に収納されている。この廃インクタンク171は、記録ヘッド202のクリーニング処理時やインクカートリッジの交換時に廃棄される廃インク等を貯留する。ユーザは、廃インクタンク171に廃インク等が一杯に溜まったときは、その廃インクタンク171を引き出して新しい廃インクタンク171を差し込むのみで良いので、廃インクタンク171の交換作業を簡易に行うことができる。
用紙搬送部180は、図3及び図4に示すように、第1リア給紙部130及び第2リア給紙部140から排紙部150に掛けて配設されており、自動給紙機構181、搬送機構182、排紙機構183を備えている。自動給紙機構181は、図4に示すように、第1ペーパーサポート132にサポートされている用紙を給送するために持ち上げるホッパ81、このホッパ81により持ち上げられた用紙を取り出す給紙ローラ82、この給紙ローラ82により重送された用紙を1枚のみに分離するリタードローラ83、このリタードローラ83により分離された残りの用紙をホッパ81へ戻す紙戻しレバー84等を備えている。
ホッパ81は、用紙が載置可能な平板状に形成されて後壁と略平行に配設されており、下端が給紙ローラ82の近傍に位置し、上端が後壁頂部に近接して位置するように配設されている。そして、ホッパ81は、後壁に一端が取り付けられた図示しない圧縮バネの他端が下端側の裏面に取り付けられており、この圧縮バネの伸縮により上端側を中心に下端側が旋回するように配設されている。
給紙ローラ82は、断面の一部が切り欠かれたD字状に形成されてホッパ81の下端近傍に配設されており、間欠的に回転してホッパ81により持ち上げられた用紙を摩擦給送するようになっている。リタードローラ83は、給紙ローラ82と当接可能に配設されており、給紙ローラ82により用紙が重送されたときに最上層の用紙のみを下層の用紙から摩擦分離するようになっている。紙戻しレバー84は、爪状に形成されて給紙ローラ82の近傍に配設されており、リタードローラ83により分離された下層の用紙を爪に掛けてホッパ81へ戻すようになっている。
搬送機構182は、図4に示すように、記録動作に同期して副走査方向に用紙を送る紙送りローラ85とその従動ローラ86等が配設されている。紙送りローラ85は、プラテン203の搬送上流側に配設されており、給紙ローラ82により給送される用紙を従動ローラ86と共に挟持してプラテン203へ送り出すようになっている。
排紙機構183は、図4に示すように、排紙ローラ87と第1ギザローラ88a及び第2ギザローラ88b等を備えている。第1ギザローラ88aは、プラテン203の搬送下流側に配設され、第2ギザローラ88bと排紙ローラ87は、第1ギザローラ88aの搬送下流側に対向配設されており、プラテン203を通過してくる用紙を先ず第1ギザローラ88aで排送し、続いて第2ギザローラ88bと排紙ローラ87で挟持してスタッカ152上へ排紙するようになっている。尚、第1ギザローラ88a及び第2ギザローラ88bは、図示しない同一の保持部材により保持されている。
制御部190は、図4に示すように、プリンタコントローラを構成するメイン基板191を備えている。このメイン基板191は、図示しないCPU、ROM、RAM、ASIC等の制御素子や記憶素子、及びその他の各種回路素子が装着されている。そして、プリントエンジンを構成する用紙搬送部180や記録部200等を制御するようになっている。
記録部200には、図4に示すように、記録動作に同期して主走査方向に移動するキャリッジ201、記録動作に同期してインクを吐出する記録ヘッド202と、記録時の用紙を平坦に保持するプラテン203等が配設されている。キャリッジ201は、図3に示すように、プラテン203の上方でキャリッジガイド軸204に貫装されてキャリッジベルト205に連結されており、図示しないキャリッジモータによってキャリッジベルト205が作動すると、キャリッジベルト205の動きに連行され、キャリッジガイド軸204に案内されて往復移動するようになっている。
記録ヘッド202は、図4に示すように、プラテン203と所定の間隔が空くようにしてキャリッジ201に搭載されており、2種類のブラック、例えばフォトブラックとマットブラックのインクと、イエロー、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタ、グレー、レッドの7色のインクをそれぞれ吐出することができる。即ち、記録ヘッド202は、圧力発生室とそれに繋がるノズル開口がノズルプレートに設けられており、圧力発生室内にインクを貯留して所定圧で加圧することにより、ノズル開口から用紙に向けてコントロールされた大きさのインク滴を吐出するようになっている。プラテン203は、紙送りローラ85と排紙ローラ87の間であって記録ヘッド202と対向するように配設されており、搬送されてくる用紙を面支持するようになっている。次に、本発明の特徴的な部分である第1ペーパーサポート132の詳細について、更に図を参照して説明する。
図5及び図6は、上記第1ペーパーサポート132とその周辺部を前面側から見た斜視図、図7は、それを背面側から見た斜視図である。図5に示すように、第1ペーパーサポート132は、自動給紙機構181のホッパ81の上部において図示矢印c方向に回転可能に軸支持されている。そして、図6及び図7に示すように、第1ペーパーサポート132は、用紙の裏面をサポートする第1サポート(支持部)31、第2サポート(支持部)32、第3サポート(支持部)33及び第4サポート(支持部)34を備えている。尚、第1ペーパーサポート132は、4段構造に限られるものでは無く、3段以下もしくは5段以上の複数段構造としても良い。
第1サポート31は、中空平箱状に形成されている。第2サポート32は、第1サポート31より支持幅が小さい平板状に形成されて第1サポート31の内部で上下にスライド自在に配設されている。第3サポート33は、第2サポート32より支持幅が小さい平板状に形成されて第2サポート32の背面側で上下にスライド自在に配設されている。第4サポート34は、第3サポート33より支持幅が小さい平板状に形成されて第3サポート33の背面側で上下にスライド自在に配設されている。これにより、第2サポート32は、第1サポート31に対し格納・引出可能であり、第3サポート33は、第2サポート32に対し格納・引出可能であり、第4サポート34は、第3サポート33に対し格納・引出可能である。
ここで、背景技術でも述べたように、インクジェット式プリンタ100は、用紙の一側端を基準に給紙するようになっている。このため、各段のサポート部が下位のサポート部の略中央に収納されている従来のペーパーサポートでは、特に大きなサイズの用紙を支持する場合に左右非対称な形で支持することになり、用紙の支持されていない部分が自重等により折れ曲るおそれがある。そこで、この点を解消するために本実施形態の第1ペーパーサポート132の各サポート31、32、33、34は、以下のようなレイアウト構成となっている。
図8は、上記第1ペーパーサポート132の各サポート31、32、33、34のレイアウトを示す平面図である。この第1ペーパーサポート132の各サポート31、32、33、34のレイアウトは、本実施形態のインクジェット式プリンタ100で使用可能な最大サイズの用紙であるJIS規格のA2サイズの用紙Pを基準に決定される。
即ち、JIS規格のA2サイズ(略同等のサイズを含む)未満の用紙は、その略全面を第1サポート31から第3サポート33までで支持して用紙の自重を各サポート31、32、33に分散可能なように各サポート31、32、33の支持幅を調整する。そして、JIS規格のA2サイズ(略同等のサイズを含む)の用紙Pは、第4サポート34も使用して用紙Pの撓みを左右均等にすべく幅方向の中心線Lを対称軸として支持可能なように第4サポート34の支持幅を調整する。
以上のような調整により、本実施形態の第1ペーパーサポート132の場合は、第3サポート33が幅方向にずれて配置されることになる。これにより、種々のサイズの給紙する用紙を安定姿勢で確実にサポートすることができ、給紙を高精度に行うことができる。更に、種々のサイズの給紙する用紙が第1ペーパーサポート132にサポートされた状態で長期間放置されていても、用紙変形の発生を略抑えることができ、給紙不良を防止することができる。
ユーザは、インクジェット式プリンタ100の使用前においては、図5に示すように、第1ペーパーサポート132の穴132aに指を掛け、第1ペーパーサポート132を上方に旋回させて第1給紙口131を開く。そして、図6に示すように、第2サポート32を第1サポート31から引き出し、第3サポート33を第2サポート32から引き出し、第4サポート34を第3サポート33から引き出す。従って、着脱式のペーパーサポートの場合に必要なプリンタ本体への取り付け作業や取り外し作業が不要となるので、セッティングを簡易に行うことができる。
また、インクジェット式プリンタ100の使用後においては、第4サポート34を第3サポート33に押し込み、第3サポート33を第2サポート32に押し込み、第2サポート32を第1サポート31に押し込む。そして、第1ペーパーサポート132を下方に旋回させて第1給紙口131を閉じる。従って、第1給紙口131を塞ぐことができるので、プリンタ本体内への埃の侵入を防止することができると共に、第1ペーパーサポート132をコンパクトに格納しておくことができるので、占有スペースを小さくすることができる。また、着脱式のペーパーサポートの場合に必要な保管や管理等が不要となるので、第1ペーパーサポート132の紛失等のおそれも無い。尚、各サポート31、32、33、34の引き出しは、使用用紙のサイズによって任意として良い。
このような構成の第1ペーパーサポート132は、多段構造であるため大型で重量が嵩むことになるため、閉じるときの勢いが強くなる傾向にある。そこで、以下のような工夫が施されており、図を参照して説明する。
図9は、上記第1ペーパーサポート132の回転軸付近を示す斜視図である。この第1ペーパーサポート132の回転軸132bには、ラック(負荷受け手段)35が刻まれていると共に、ダンパホルダ36に保持されたダンパ(荷重受け手段)37が配設されている。このような構成によれば、ユーザが第1ペーパーサポート132を閉じるときは、第1ペーパーサポート132の荷重をダンパ37が受けるので緩やかに動かすことができ、一方、ユーザが第1ペーパーサポート132を開くときは、ダンパ37で発生する負荷をラック35が受けるので余計な力は不要となる。従って、ユーザは、第1ペーパーサポート132の開閉をスムーズに行うことができる。
記録装置としてインクジェット式プリンタを例に説明したが、記録装置であれば、例えばファクシミリ装置、コピー装置等であっても適用可能である。また、記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を液体噴射ヘッドから被噴射媒体に噴射して液体を被噴射媒体に付着させる液体噴射装置の意味として、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等を備えた装置にも適用可能である。
本発明の一実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの外観構成の全体を斜め前方から見た斜視図である。 図1のプリンタの外観構成の全体を斜め後方から見た斜視図である。 図1のプリンタの内部構成の概略を示す斜視図である。 図1のプリンタの内部構成の概略を示す断面側面図である。 図1のプリンタの第1ペーパーサポートとその周辺部を前面側から見た第1の斜視図である。 図1のプリンタの第1ペーパーサポートとその周辺部を前面側から見た第2の斜視図である。 図6を背面側から見た斜視図である。 図5の第1ペーパーサポートの各サポートのレイアウトを示す平面図である。 図5の第1ペーパーサポートの回転軸付近を示す斜視図である。
符号の説明
31 第1サポート、32 第2サポート、33 第3サポート、34 第4サポート、35 ラック、36 ダンパホルダ、37 ダンパ、100 インクジェット式プリンタ、110 操作部、120 カートリッジ収納部、130 第1リア給紙部、131 第1給紙口、132 第1ペーパーサポート、132b 回転軸、140 第2リア給紙部、150 排紙部、160 フロント給紙部、170 廃インク回収部、180 用紙搬送部、181 自動給紙機構、190 制御部、200 記録部、210 プリンタカバー

Claims (6)

  1. 被供給媒体の一側端を基準にして媒体供給する媒体供給機構において、
    前記被供給媒体を支持する伸縮自在な多段の支持部を有する媒体支持手段を備え、
    各サイズの前記被供給媒体の自重を分散させるように各段の前記支持部の支持幅及び配置が調整されており、且つ、最大サイズの前記被供給媒体の幅方向の中心線を対称軸として支持可能なように各段の前記支持部の支持幅及び配置が調整されていることを特徴とする媒体供給機構。
  2. 前記媒体支持手段は、所定段数目の前記支持部が幅方向にずれて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の媒体供給機構。
  3. 2段目以降の前記支持部は、1段目の前記支持部に全て収納可能であって、1段目の前記支持部の一端を軸に回転可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の媒体供給機構。
  4. 1段目の前記支持部の回転軸に前記媒体支持手段の荷重を受ける荷重受け手段及び前記荷重受け手段の負荷を受ける負荷受け手段が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の媒体供給機構。
  5. 被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射装置であって、
    請求項1〜4の何れか一項に記載の媒体供給機構を備えたことを特徴とする液体噴射装置。
  6. 被記録媒体に記録する記録装置であって、
    請求項1〜4の何れか一項に記載の媒体供給機構を備えたことを特徴とする記録装置。
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