JP2007131378A - アイ補強金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷重作用点の強度がワイヤ破断強度よりやや劣る場合であっても、荷重作用点の部材が破損する恐れがないアイ補強金具を提供する。
【解決手段】アイ補強金具1は、ワイヤロープ2のアイ3内部に嵌め込むもので、断面略半円状の溝部4を形成しこれに沿ってワイヤロープ2を嵌める。溝部4には一対の跳出部5,5を設け、その重合部に孔6,6を穿設する。この孔6にボルトを挿通する場合には、先ずアイ3を係止具の爪に引っ掛け、次に係止具より突設する係止板にボルトを挿入し、ナットにて緊結する。ワイヤロープ2は、爪と、ボルトナットとで係止され荷重作用点が分散する。
【選択図】図1

Description

この発明は、メッセンジャーワイヤや玉掛けワイヤ等のワイヤロープの端部に形成される輪形のアイ内部に嵌め込み、その輪形が潰れないように保持するためのアイ補強金具に関する。
ケーブル架設の際に使用するメッセンジャーワイヤや、クレーンや揚重機器等で荷を吊る場合に使用する各種のスリングやワイヤロープ等の玉掛け用具は、端部を編み込んだり、あるいは挿入したスリーブを機械で強く圧縮して接続し、これによりアイと呼ばれる輪形を形成している。
このアイはワイヤロープを通したり、クレーンのフックや係止具に掛けたりするが、荷重が作用すると輪形が二つ折り状に潰れてしまい、作業後にワイヤーロープを抜き外す作業が困難になったり、又再使用する時には挿通しにくくなるため、アイの形状を保持する補強金具を嵌め込むものがあった。
このようなアイ補強金具としては例えば下記に示すような従来技術があった。
特開平5−139683号公報 従来のアイ補強金具を備えたワイヤロープを図5に示す。玉掛けワイヤ105の両端には予め編込み方式のスプライスによってアイ106,107が形成されており、補強金具101は、略U字形状に形成される板体であって、その外側に断面略半円状のワイヤ溝102が設けられていた。ワイヤ溝102の両端部及び中央部にはワイヤロープを把持するためのかしめ片103がそれぞれ突出していた。
ワイヤロープはワイヤ溝102に沿って嵌められ、その後かしめ片103が折り曲げられて装着されていた。このように補強金具を装着する玉掛けワイヤ105は、通し穴104の輪形が潰れないように保持することができる利点があった。
又メッセンジャーワイヤには図6及び図7に示すように、アイ内部に引留用として丸シンプル201、又は割りシンプル301と称される補強金具が嵌め込まれていた。これらシンプル201,301も、円形又は滴形状に形成される板体であって、外側には断面略半円状のワイヤ溝202,302が設けられていた。図8に示すように、メッセンジャーワイヤ305はシンプル301に鋼撚り線からなるワイヤー303を巻装し、折り返した端部をアルミ管304で圧着し、引留用等に使用していた。
しかし、このようなメッセンジャーワイヤ305を図9に示すように係止具401に引っ掛け、図示しない締め具等で緊張させる時、ワイヤ強度に比べ係止具401の爪402の強度が小さい時、爪402が折れてしまう恐れがあった。即ち従来のアイ補強金具301では、係止具401に集中的に荷重を作用させていたため、その作用点の強度が十分でない場合には破損する恐れがあり、事故につながる危険性があった。
この発明は、従来のアイ補強金具が有する上記の問題点を解消すべくなされたものであり、荷重作用点の強度がワイヤ破断強度よりやや劣る場合であっても、荷重作用点の部材が破損する恐れがないアイ補強金具を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、この発明のアイ補強金具は、ワイヤロープのアイ内部に嵌め込み、外面に溝部を形成する板材からなるアイ補強金具において、前記板材は、巻装するワイヤーロープを把持する少なくとも一対の跳出部を設け、この跳出部のワイヤーロープ外方にある重合部に締付金具挿通用の孔を穿設することを特徴とするものである。
アイ補強金具の形状は輪形を形成するものであれば、U字形、円形、滴形、楕円形等種々の形状が適用可能である。溝部はワイヤロープを嵌め込むため、断面略半円状とする。跳出部の少なくとも一対はアイ先端部に位置するのが望ましい。この跳出部の孔には締付金具である、例えばボルトを挿通し、係止部材に設けるボルト挿通孔に入れ、ナットにて緊結する。このためワイヤロープは、アイ内部が係止する、例えば爪部と、跳出部が係止する、例えばボルトナット部とに荷重作用点が分散する。又跳出部はワイヤロープの脱落防止にも寄与する。
請求項2記載のアイ補強金具の板材は、丸形であって、二対以上の跳出部を設けることを特徴とするものである。丸形の場合方向性が無いのでアイ内部で金具を回動することが可能である。一の跳出部を選択して係止することもできるし、複数の跳出部を同時に係止してもよい。
この発明のアイ補強金具は、ワイヤーロープを把持する跳出部に孔を穿設するので、荷重作用点が分散し、係止具が破損する恐れがなくなる。又請求項2記載のアイ補強金具の板材は、丸形に二対以上の跳出部を設けるので、係止態様に広がりを持たすことが可能になる。
次にこの発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明する。図1はアイ補強金具の平面図、図2は同正面図である。このアイ補強金具1は、ワイヤロープ2のアイ3内部に嵌め込むもので、滴形に形成され割りシンプルと称される。アイ補強金具1は、断面略半円状の溝部4を形成しこれに沿ってワイヤロープ2を嵌める。溝部4には一対の跳出部5,5を設け、その重合部に孔6,6を穿設する。この孔6にはボルト等の締付金具を挿通する。
次に円形の補強金具の実施形態を図3及び図4に示す。このアイ補強金具11は、円形に形成され丸シンプルと称される。アイ補強金具11も断面略半円状の溝部14を形成し、これに沿ってワイヤロープ12を嵌める。溝部14には二対の跳出部15,15を設け、それらの重合部に孔16,16を穿設する。
この孔16にボルト17を挿通する場合には、先ずアイ13を係止具18の爪19に引っ掛け、次に係止具18より突設する係止板20にボルト17を挿入し、ナット21にて緊結する。ワイヤロープ12は、爪19と、ボルトナット17,21とで係止され荷重作用点が分散する。丸形のアイ補強金具11は、二対以上の跳出部15を設けるので、回動して交互に使用したり、2点で同時に係止することもできる。
この発明のアイ補強金具は、メッセンジャーワイヤや玉掛けワイヤ等に限らず端部にアイを形成するワイヤロープに広く用いることができる。
アイ補強金具の平面図である。 アイ補強金具の正面図である。 別の実施形態のアイ補強金具の平面図である。 別の実施形態のアイ補強金具の正面図である。 従来のアイ補強金具を備えたワイヤロープの斜視図である。 従来の丸シンプルの平面図及び正面図である。 従来の割りシンプルの平面図及び正面図である。 従来のメッセンジャーワイヤの端部平面図である。 従来のワイヤ使用状況の説明図である。
符号の説明
1 アイ補強金具
2 ワイヤロープ
3 アイ
4 溝部
5 跳出部
6 孔

Claims (2)

  1. ワイヤロープのアイ内部に嵌め込み、外面に溝部を形成する板材からなるアイ補強金具において、前記板材は、巻装するワイヤーロープを把持する少なくとも一対の跳出部を設け、この跳出部のワイヤーロープ外方にある重合部に締付金具挿通用の孔を穿設することを特徴とするアイ補強金具。
  2. 前記板材は、丸形であって、二対以上の跳出部を設けることを特徴とする請求項1記載のアイ補強金具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3176565U (ja) * 2012-02-06 2012-06-28 東神電気株式会社 シンブル
JP6391862B1 (ja) * 2018-01-15 2018-09-19 東神電気株式会社 シンブル、及び当該シンブルを用いた電線の支持工法

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JP2000344457A (ja) * 1999-06-04 2000-12-12 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 吊りロープ端末連結装置

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