JP2007128024A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で、キャビネットの開口中央と表示部の表示画面の中央との位置合わせを正確に行なうことができる表示装置を提供する。
【解決手段】表示画面1aが開口11aから露出するように、表示部10の外縁部にフロントキャビネット11を被嵌する。ただし、フロントキャビネット11の内周部と表示部10の外縁部(例えば内周上部111と外縁上部101)との間に、スポンジ状の弾性体3,3,…が介在し、フロントキャビネット11の被嵌の際に位置ズレを生じた場合でも、弾性体3の弾性復元力によって、開口11aの中央と表示画面1aの中央とが自動的に位置合わせされる。
【選択図】図5
【解決手段】表示画面1aが開口11aから露出するように、表示部10の外縁部にフロントキャビネット11を被嵌する。ただし、フロントキャビネット11の内周部と表示部10の外縁部(例えば内周上部111と外縁上部101)との間に、スポンジ状の弾性体3,3,…が介在し、フロントキャビネット11の被嵌の際に位置ズレを生じた場合でも、弾性体3の弾性復元力によって、開口11aの中央と表示画面1aの中央とが自動的に位置合わせされる。
【選択図】図5
Description
本発明は、液晶表示装置、プラズマ表示装置等の表示装置に関する。
表示装置は、表示画面を正面に有する矩形状の表示部と、表示画面を露出させて表示部の正面側から表示部の外縁部を囲繞するフロントキャビネットと、表示部の背面側を被覆するバックキャビネットとを備える。表示部の下部には、表示装置を机上、床面等に立設するための脚部が備えられ、この脚部によって表示部を立設させた状態で、フロントキャビネットを表示部の正面側に、表示部の外縁部に被嵌して取り付ける。
フロントキャビネットは、表示部の表示画面を露出させる開口を有する枠状であり、この開口の中央と、表示画面の中央とが正確に位置合わせされた状態で、フロントキャビネットが表示部に取り付けられる。
ところで、従来の表示装置は、表示部及びスピーカを収容するキャビネットに凹状の位置決め部を設け、スピーカの背後からスピーカを合成ゴム製の固定バンドで位置決め部に押し付けることによって、スピーカを位置合わせしている(特許文献1参照)。
また、従来の他の表示装置は、キャビネットの端子配置用の開口部を着脱可能に被覆するカバーを、この開口部に備えられた係止爪を有する弾性杵部を用いてキャビネットに係止することによって、カバーを位置合わせしている(特許文献2参照)。
特開2003−134421号公報
実用新案登録第3091680号公報
表示装置が小型である場合、フロントキャビネットの取り回しが容易であるため、表示装置の組立作業者は、フロントキャビネットの開口中央と、表示部の表示画面中央との位置合わせを容易に行なうことができる。しかしながら、表示装置が、特に50インチ〜70インチの大型である場合、フロントキャビネットの取り回しが困難であるため、組立作業者が表示部にフロントキャビネットを取り付けたとき、フロントキャビネットの開口中央と、表示部の表示画面中央との間に位置ズレを生じることがあった。
ところで、従来、表示装置におけるスピーカ、カバー等の位置合わせを行なうための構成は開示されているが、表示部に対するフロントキャビネットの取り付けの際に、フロントキャビネットの開口中央と、表示部の表示画面中央との位置合わせを正確に行なうための構成は開示されていない。
また、特許文献1,2に開示されているように、2個の部材の位置合わせのために弾性体を利用することが考えられる。しかしながら、特許文献1に開示してあるような固定バンドを用いて表示部をフロントキャビネットに押し付けた場合、固定バンドは主としてフロントキャビネット及び表示部の対向方向の位置ズレに対して弾性復元力を生じるため、フロントキャビネット及び表示部の平行方向の位置ズレを補正することはできない。
また、特許文献2に開示してある弾性杵部はカバーの着脱のために弾性杵部の弾性復元力を利用しており、着脱されないフロントキャビネット及び表示部の位置合わせに用いる場合、構成が無駄に複雑になるという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、表示部とキャビネットとの間に複数の弾性体を備えることにより、簡易な構成で、キャビネットの開口中央と表示画面の中央との位置合わせを正確に行なうことができる表示装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、各矩形状の表示部とキャビネットとの間の少なくとも対向2辺に弾性体を備えることにより、簡易な構成で、キャビネットの開口中央と表示画面の中央との上下方向及び/又は左右方向の位置合わせを同時的に正確に行なうことができる表示装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、キャビネットの被嵌を案内する案内面を有することにより、表示部に対するキャビネットの被嵌を滑らかに行なうことができる表示装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、弾性体の表面を保護する保護層が設けてあることにより、弾性体の磨耗、損傷等に起因する位置ズレを防止することができる表示装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、表示部に当接する弾性部をキャビネットに一体に備えることにより、部品点数を増加させることなく、リサイクル性を維持しつつ、簡易な構成で、キャビネットの開口中央と表示画面の中央との位置合わせを正確に行なうことができる表示装置を提供することにある。
本発明に係る表示装置は、一面に表示画面を有する表示部と、該表示部の外縁部に被嵌して該外縁部を取り囲むキャビネットとを備える表示装置において、前記表示部の外縁部と前記キャビネットの内周部との間の複数の周方向位置に、前記外縁部と前記内周部との間の距離以上の厚みを有する弾性体を備えることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記表示部及び前記キャビネットは矩形状をなし、前記弾性体は前記外縁部又は前記内周部の少なくとも対向2辺に設けてあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記弾性体は、前記内周部又は前記外縁部に接触する接触面、及び該接触面に対して傾斜し、前記表示部に対する前記キャビネットの被嵌を案内する案内面を有することを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記弾性体の表面を保護する保護層が設けてあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、一面に表示画面を有する表示部と、該表示部の外縁部に被嵌して該外縁部を取り囲むキャビネットとを備える表示装置において、前記キャビネットの内周部の複数の周方向位置に、前記表示部の外縁部に当接して撓む弾性部を一体に備えることを特徴とする。
本発明の表示装置による場合、表示部の外縁部とキャビネットの内周部との間の複数の周方向位置に弾性体を介在させて、表示部の外縁部を取り囲むようにキャビネットを表示部の外縁部に被嵌する。また、弾性体が外縁部と内周部との間の距離以上の厚みを有するため、外縁部と内周部との間の距離が弾性体の厚み未満である場合、外縁部と内周部との間で圧縮された弾性体の弾性復元力によって、表示部に対してキャビネットが外方へ付勢される。
このため、表示部に対するキャビネットの被嵌の際、表示部の位置に対するキャビネットの位置が位置ズレを生じた場合でも、位置ズレによって他の弾性体よりも圧縮された弾性体の弾性復元力によって、表示部の位置に対するキャビネットの位置が自動的に補正される。つまり、弾性体が、キャビネットの開口中央が表示部の表示画面の中央と一致する側へ、表示部に対してキャビネットを付勢することができる。この結果、弾性体を介在する簡易な構成で、キャビネットの開口中央と表示部の表示画面中央との位置合わせを正確に行なうことができる。
本発明の表示装置による場合、矩形状の表示部の外縁部と矩形状のキャビネットの内周部との間に、表示部の外縁部(又はキャビネットの内周部)の上下方向及び/又は左右方向の対向2辺に備えられた弾性体を介在させて、表示部の外縁部を取り囲むようにキャビネットを表示部の外縁部に被嵌する。
このため、表示部に対するキャビネットの被嵌の際、表示部の位置に対するキャビネットの位置が上下方向及び/又は左右方向に位置ズレを生じた場合でも、位置ズレによって他の弾性体よりも圧縮された弾性体の弾性復元力によって、表示部の位置に対するキャビネットの位置が自動的に補正される。この結果、特に上下方向及び左右方向の対向2辺夫々に弾性体を介在させる場合は、弾性体を介在する簡易な構成で、キャビネットの開口中央と表示部の表示画面中央との上下方向及び左右方向の位置合わせを同時的に正確に行なうことができる。
本発明の表示装置による場合、表示部(又はキャビネット)に備えられている弾性体に、キャビネットの内周部(又は表示部の外縁部)に接触する接触面と、この接触面に対して傾斜し、表示部に対するキャビネットの被嵌を案内する案内面とが設けられている。このため、表示部に対するキャビネットの被嵌の際に、案内面によってキャビネットが案内されて、内周部(又は外縁部)と接触面とが滑らかに接触する。この結果、表示部に対するキャビネットの被嵌を滑らかに行なうことができ、更に、弾性体の不要な変形が防止されて、弾性体の不要な変形によるキャビネットと表示部との位置ズレを防止することができる。
本発明の表示装置による場合、例えば合成樹脂製のシートを用いてなる保護層を弾性体の表面に設けることによって弾性体の表面を保護する。合成ゴム製、スポンジ状等の弾性体に、金属、合成樹脂等を用いてなる表示部又はキャビネットが直接的に接触、当接等した場合、弾性体に磨耗、損傷等が生じることがあるが、保護層を設けることによって弾性体の磨耗、損傷等を防止することができる。このため、弾性体の磨耗、損傷等によるキャビネットと表示部との位置ズレを防止することができる。
本発明の表示装置による場合、キャビネットの内周部の複数の周方向位置に一体に備えられた弾性部を介在させて、表示部の外縁部を取り囲むようにキャビネットを表示部の外縁部に被嵌する。また、弾性部が表示部の外縁部に当接して撓むため、弾性部の弾性復元力によって、表示部に対してキャビネットが外方へ付勢される。
このため、表示部に対するキャビネットの被嵌の際、表示部の位置に対するキャビネットの位置が位置ズレを生じた場合でも、位置ズレによって他の弾性部よりも撓んだ弾性部の弾性復元力によって、表示部の位置に対するキャビネットの位置が自動的に補正される。つまり、弾性部が、キャビネットの開口中央が表示部の表示画面の中央と一致する側へ、表示部に対してキャビネットを付勢することができる。この結果、キャビネットに弾性部を一体に備える簡易な構成で、キャビネットの開口中央と表示部の表示画面中央との位置合わせを正確に行なうことができる。
弾性部はキャビネットに一体に設けられているため、位置ズレを修正するために、位置ズレ修正部材(例えば弾性体)を別途準備してキャビネット又は表示部に配する必要がない。このため、部品点数を増加させることがないので、部品コストを維持でき、更に組立工数も増加することがない。
更に、弾性部はキャビネットに一体に設けられているため、表示装置をリサイクルする際、キャビネット又は表示部に配された位置ズレ修正部材を除去するような工程が不要であり、キャビネットは弾性部を備えたままでリサイクルが可能となる。このため、表示装置のリサイクル性を維持したままとすることができる。
更に、弾性部はキャビネットに一体に設けられているため、表示装置をリサイクルする際、キャビネット又は表示部に配された位置ズレ修正部材を除去するような工程が不要であり、キャビネットは弾性部を備えたままでリサイクルが可能となる。このため、表示装置のリサイクル性を維持したままとすることができる。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態 1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示装置1の構成を示す斜視図であり、図2は、同じく分解背面斜視図である。また、図3は、フロントキャビネット11の構成を示す背面斜視図である。
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示装置1の構成を示す斜視図であり、図2は、同じく分解背面斜視図である。また、図3は、フロントキャビネット11の構成を示す背面斜視図である。
表示装置1は、液晶ディスプレイ・パネルを用いてなる50インチ〜70インチ(例えば65インチ)の矩形状の表示画面1aを正面に有する矩形状の表示部10を備える。表示部10は、更に、表示装置1を机上、床面等に設置するための脚部13を表示部10背面下部から突出して有し、表示画面1aの図示しない光源(バックライト)と、該バックライト及び表示画面1aの各ラインの各画素に適宜の諧調電圧を印加することによって液晶ディスプレイ・パネルの液晶を制御する図示しない液晶ドライバとを有する。
フロントキャビネット11は、開口11aを有する合成樹脂製の矩形枠状をなし、フロントキャビネット11の内法は表示部10のサイズに適合する寸法を有する。表示部10は、表示画面1aが開口11aから露出されて、外縁上部101、外縁下部102、外縁右部103、及び外縁左部104(以下、外縁部全体を外縁部101〜104という)をフロントキャビネット11に取り囲まれる。更に、表示部10の背面側は、金属製のバックキャビネット12に被覆される。
表示装置1の組立作業者は、脚部13によって机上、床面等に設置された表示部10に対し、フロントキャビネット11を表示部10の外縁部101〜104に被嵌して、表示画面1aの中央とフロントキャビネット11の開口中央である開口11aの中央とが位置合わせされた状態で、仮固定する。この場合、フロントキャビネット11の内周上部111、内周下部112、内周右部113、及び内周左部114(以下、内周部全体を内周部111〜114という)と表示部10の外縁部101〜104とが対向する。フロントキャビネット11及び表示部10の仮固定後、フロントキャビネット11及び表示部10はビス留めされる。
また、バックキャビネット12は、表示部10の裏蓋として機能すべく、フロントキャビネット11が取り付けられた表示部10にビス留めされる。このように、フロントキャビネット11及びバックキャビネット12は表示部10を挟み込むようにして保護し、更に、美観を向上させる役割を有する。なお、フロントキャビネット11、表示部10及びバックキャビネット12を同時的にビス留めする構成でもよい。
さて、表示画面1aの中央と開口11aの中央との位置合わせを補助して位置ズレを防止すべく、フロントキャビネット11の内周部111〜114には、厚さ約10mmの矩形状の複数の弾性体3,3,…が、表示部10の外縁部101〜104とフロントキャビネット11の内周部111〜114との間に介在するよう配置される。
フロントキャビネット11の内周上部111に対し、弾性体3,3,…は、左右方向中央に1個、この弾性体3の左右近傍に各1個、更に内周上部111の左右端近傍に各1個、計5個が配置されている。内周上部111の左右方向中央部は撓み易いため、内周上部111中央部に位置する弾性体3,3,…は、他の位置に配された弾性体3,3,…よりも若干厚め(例えば+1mmの厚さ)である。
内周下部112に対し、弾性体3,3,…は、左右方向略等間隔に3個が配置されており、内周右部113及び内周左部114夫々に対し、弾性体3,3,…は、上下方向略等間隔に3個が配置されている。
ただし、弾性体3の配置位置、間隔等については、これに限るものではない。
ただし、弾性体3の配置位置、間隔等については、これに限るものではない。
図4は、フロントキャビネット11上部の分解拡大縦断面図であり、図5は、同じく拡大縦断面図である。また、図6は、フロントキャビネット11及び表示画面1a夫々の中央の位置合わせを説明する説明図であり、表示部10及びフロントキャビネット11の模式的正面図でもある。
フロントキャビネット11の内周部111〜114には、上下に一対、左右に一対の突出板11b,11b,…が、対となる突出板11b,11bの一面同士が対向するように一体成型で設けてあり、上下(左右)一対の突出板11b,11bの一面同士の離隔距離は、表示部10の上下(左右)方向の長さよりも長い。ただし、該長さと前記離隔距離との差は、2個分の弾性体3の厚さ(約20mm)未満である。弾性体3,3,…は夫々略等しい厚みを有するため、各弾性体3は外縁部101〜104と内周部111〜114との間の距離以上の厚みを有する。また、弾性体3は、各突出板11bの一面に、例えば接着剤のような固定手段を用いて接合してある。
各弾性体3は、適宜の弾性を有するスポンジ状の弾性部材31を用いてなり、弾性部材31の表面を保護すべく、弾性部材31の表面の一部に、合成樹脂製のシートを用いてなる保護層32が、例えば接着剤のような固定手段を用いて接合してある。表示部10の外縁部101〜104に対する保護層32の摩擦力は、表示部10の外縁部101〜104に対する弾性部材31の摩擦力より小さい。
各弾性体3は、表示部10の外縁部101〜104に接触する接触面3bと、表示部10に対するフロントキャビネット11の被嵌を案内すべく接触面3bに対して傾斜して設けてある案内面3aとを有する。ここで、接触面3bは、弾性体3の突出板11bとの接合面に対向する面である。
具体的には、内周上部111に配された弾性体3の場合、接触面3bは弾性体3の下側である。同様に、内周下部112、内周右部113及び内周左部114夫々に配された弾性体3の場合、接触面3bは弾性体3の上側、左側及び右面夫々である。また、案内面3aは、内周上部111に配された弾性体3の場合、弾性体3の背側下方に形成してある。同様に、内周下部112、内周右部113及び内周左部114夫々に配された弾性体3の場合、案内面3aは、弾性体3の背側上方、背側左方及び背側右方夫々に形成してある。
この案内面3a及び接触面3bが保護層32に被覆されており、案内面3a及び接触面3b以外の弾性体3表面は保護層32に被覆されていない。つまり、表示部10に接触、接触等しない部分に保護層32を設ける無駄を省いている。
フロントキャビネット11が表示部10に被嵌される場合、まず保護層32に被覆された案内面3a,3a,…が表示部10に当接し、フロントキャビネット11の内周部111〜114内が表示部10を取り囲むにつれて、外縁部101〜104が、保護層32に被覆された接触面3b,3b,…に円滑に接触する。
以上のような表示装置1は、表示部10とフロントキャビネット11との間に弾性体3,3,…を介在する。上下方向及び左右方向夫々の弾性体3,3,…間の距離は、表示部10の上下方向及び左右方向夫々の長さより短いため、フロントキャビネット11を表示部10の外縁部101〜104に被嵌することによって、弾性体3,3,…は表示部10とフロントキャビネット11との間で圧縮される。
表示画面1aの中央10oと開口11aの中央11oとの位置ズレが生じていない場合、上下方向及び左右方向夫々の弾性体3,3,…の圧縮量は等しい。このため、表示部10に対するフロントキャビネット11の移動は生じない。
表示画面1aの中央10oと開口11aの中央11oとの位置ズレが生じた場合、上下方向及び/又は左右方向夫々の弾性体3,3,…の圧縮量に差が生じ、圧縮量が大きい弾性体3ほど、弾性復元力が大きくなるため、弾性体3,3,…は、図6に示すように、表示部10に対してフロントキャビネット11を、フロントキャビネット11の開口11aの中央11oが表示画面1aの中央10oと一致する側へ矢符方向又は白抜矢符方向へ付勢する弾性体として機能する。
表示装置1の組立作業者がフロントキャビネット11を表示部10に被嵌した場合に、例えば表示画面1aの中央10oに対して開口11aの中央11oが左上方向に位置ズレを生じたとき(図6)、圧縮された弾性体3,3,…の弾性復元力によって、フロントキャビネット11が右下方向(図6中矢符方向)へ移動する。つまり、表示部10に対するフロントキャビネット11の位置が自動的に補正され、表示画面1aの中央10oと開口11aの中央11oとが正確に位置合わせされる。
また、保護層32は、弾性体3と表示部10との当接による弾性部材31の磨耗、損傷等を防止することができ、また、弾性体3と表示部10との円滑な接触を補助している。
つまり、フロントキャビネット11に弾性体3,3,…を追加した簡易な構成で、しかもフロントキャビネット11を表示部10に被嵌するだけで、表示画面1aの中央10oと開口11aの中央11oの位置合わせを正確に行なうことができる。
更に、表示画面1aの制御部、電源部等の各部を取り付ける表示部10に比べて、他の部材を取り付けることが少ないフロントキャビネット11側に弾性体3,3,…を備えているため、弾性体3,3,…の配置、取り付け等が容易である。また、弾性体3,3,…の形状が単純であるため弾性体3,3,…の形成、取り付け等が容易である。
なお、表示部10は、液晶ディスプレイ・パネルに限らず、プラズマ・ディスプレイ・パネル、有機/無機ELディスプレイ・パネル等で構成されてもよい。
また、フロントキャビネット11ではなく表示部10に各弾性体3,3,…を配置してもよい。更に、弾性体3,3,…の個数、位置、材質等は本実施の形態に例示したものに限定されず、例えばスポンジ状ではなく合成ゴム製の弾性体3を用いてもよく、保護層32、案内面3aの形成を省略してもよい。更にまた、上下方向又は左右方向の一方に関してだけ(即ち内周上部111及び内周下部112のみ、又は内周右部113及び内周左部114のみに)弾性体3,3,…を配する構成でもよい。
また、弾性体3,3,…は、表示部10又はフロントキャビネット11に備えず、フロントキャビネット11の被嵌後に外縁部101〜104と内周部111〜114との間に弾性体3,3,…を挿入する構成でもよい。
更に、フロントキャビネット11の開口中央と表示画面1aの中央とを位置合わせする構成のみならず、弾性体3,3,…を用いてバックキャビネット12の中央と表示画面1aの中央とを位置合わせし、その後、バックキャビネット12に対してフロントキャビネット11の位置合わせを行なうことによって、フロントキャビネット11の開口中央と表示画面1aの中央とを位置合わせしてもよい。
実施の形態 2.
本実施の形態の表示装置は、実施の形態1の表示装置1と略同様の構成である。このため、以下では実施の形態1との差異に関して主に説明し、その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
本実施の形態の表示装置は、実施の形態1の表示装置1と略同様の構成である。このため、以下では実施の形態1との差異に関して主に説明し、その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
図7は、本発明の実施の形態2に係る表示装置の構成を示すフロントキャビネット11上部の分解拡大縦断面図であり、図8は、同じく拡大縦断面図である。
表示部10の表示画面1aの中央とフロントキャビネット11の開口11aの中央との位置合わせを補助して位置ズレを防止すべく、実施の形態1の弾性体3,3,…の代わりに、フロントキャビネット11の内周部111〜114の内面に一体に、突出板状の弾性部4,4,…が突設されている。ただし、図7及び図8中には、内周部111に設けられた弾性部4のみが図示してあり、以下では主に内周部111の弾性部4を例示して説明する。
表示部10の表示画面1aの中央とフロントキャビネット11の開口11aの中央との位置合わせを補助して位置ズレを防止すべく、実施の形態1の弾性体3,3,…の代わりに、フロントキャビネット11の内周部111〜114の内面に一体に、突出板状の弾性部4,4,…が突設されている。ただし、図7及び図8中には、内周部111に設けられた弾性部4のみが図示してあり、以下では主に内周部111の弾性部4を例示して説明する。
具体的には、フロントキャビネット11の内周部111〜114には、上下に一対、左右に一対の弾性部4,4,…が、対となる弾性部4,4,…の一面同士が対向するように一体成型で設けてある。このような弾性部4,4,…に関し、例えば内周部111の弾性部4は、内周部111の周方向に沿う細長矩形板状である。なお、複数の弾性部4,4,…が内周部111の周方向に離隔配置される構成でもよい。
弾性部4は、例えばフロントキャビネット11を一体成型する際に同時的に一体成型されてなり、フロントキャビネット11を構成する合成樹脂と同じ合成樹脂を用いてなる。
弾性部4の基端側はフロントキャビネット11に一体の固定端であり、先端側が図7中矢符方向に撓む自由端である。
弾性部4は、合成樹脂製である弾性部4に適切な弾性を与えるための適宜の厚みを有する薄板状である。ただし、弾性部4の先端側の内側(表示部10の外縁部101に対向する側)には、突起部40が形成してある。この突起部40には、外縁部101に接触する接触面4bと、表示部10に対するフロントキャビネット11の被嵌を案内すべく接触面4bに対して傾斜して設けてある案内面4aとが設けてある。
弾性部4は、合成樹脂製である弾性部4に適切な弾性を与えるための適宜の厚みを有する薄板状である。ただし、弾性部4の先端側の内側(表示部10の外縁部101に対向する側)には、突起部40が形成してある。この突起部40には、外縁部101に接触する接触面4bと、表示部10に対するフロントキャビネット11の被嵌を案内すべく接触面4bに対して傾斜して設けてある案内面4aとが設けてある。
ここで、フロントキャビネット11の内周部111に設けられている弾性部4の接触面4bと、内周部111に対向する内周部112に設けられている弾性部4の接触面4bとの離隔距離は、表示部10の上下方向の長さよりも適宜の長さだけ短い。同様に、内周部113に設けられている弾性部4の接触面4bと、内周部113に対向する内周部114に設けられている弾性部4の接触面4bとの離隔距離は、表示部10の左右方向の長さよりも適宜の長さだけ短い。
フロントキャビネット11が表示部10に被嵌される場合、まず案内面4a,4a,…が表示部10に当接し、フロントキャビネット11の内周部111〜114内が表示部10を取り囲むにつれて、外縁部101〜104が、接触面4b,4b,…に円滑に接触する。
弾性部4は、薄板の一端が固定され、自由端側の一面に突起部40が突設してある形状であるため、突起部40と表示部10との当接によって突起部40に外力が加えられた場合、薄板の部分が容易に撓む。このため、フロントキャビネット11の被嵌が容易である。
弾性部4は、薄板の一端が固定され、自由端側の一面に突起部40が突設してある形状であるため、突起部40と表示部10との当接によって突起部40に外力が加えられた場合、薄板の部分が容易に撓む。このため、フロントキャビネット11の被嵌が容易である。
以上のような表示装置1は、表示部10とフロントキャビネット11との間に弾性部4,4,…を介在する。上下方向及び左右方向夫々の弾性部4,4,…の接触面4b,4b,…間の距離は、表示部10の上下方向及び左右方向夫々の長さより短いため、フロントキャビネット11を表示部10の外縁部101〜104に被嵌することによって、弾性部4,4,…は表示部10の外縁部101〜104に当接して表示部10に対し外方へ(図8中矢符方向へ)撓む。このため、弾性部4,4,…は表示部10に対し、表示部10を上下方向及び左右方向夫々に圧縮する方向(図8中白抜矢符方向)に外力を加える。この結果、表示部10にフロントキャビネット11が確実に固定される。
表示画面1aの中央と開口11aの中央との位置ズレが生じていない場合、上下方向の弾性部4,4,…の撓みによって生じる弾性部4,4,…の弾性復元力及び表示部10の重量は均衡状態を保ち、同様に、左右方向の弾性部4,4,…の撓みによって生じる弾性部4,4,…の弾性復元力は均衡状態を保つ。このため、表示部10に対するフロントキャビネット11の移動は生じない。
表示画面1aの中央と開口11aの中央との位置ズレが生じた場合、上下方向及び/又は左右方向夫々の均衡状態が崩れるため、弾性部4,4,…は、表示部10に対してフロントキャビネット11を、フロントキャビネット11の開口11aの中央が表示画面1aの中央と一致する側へ付勢する弾性部として機能する。
このため、表示部10に対するフロントキャビネット11の位置が自動的に補正され、表示画面1aの中央と開口11aの中央とが正確に位置合わせされる。
このため、表示部10に対するフロントキャビネット11の位置が自動的に補正され、表示画面1aの中央と開口11aの中央とが正確に位置合わせされる。
つまり、フロントキャビネット11に弾性部4,4,…を一体形成した簡易な構成で、しかもフロントキャビネット11を表示部10に被嵌するだけで、表示画面1aの中央と開口11aの中央の位置合わせを正確に行なうことができる。
即ち、弾性部4,4,…は、実施の形態1の弾性体3,3,…と略同様の位置に配されて、略同様の効果を奏する。
即ち、弾性部4,4,…は、実施の形態1の弾性体3,3,…と略同様の位置に配されて、略同様の効果を奏する。
ただし、実施の形態1において位置合わせのために用いられている弾性体3,3,…は、フロントキャビネット11及び表示部10とは別途準備される別部材であり、しかも弾性体3,3,…が配される位置によって弾性体3,3,…の厚みが異なる場合があり、部品点数が増加する。
しかしながら、本実施の形態2において位置合わせのために用いられている弾性部4,4,…は、フロントキャビネット11の一部であるため、別部材の準備、及び別部材のフロントキャビネット11に対する固定が不要であるので、部品点数を増加させることがない。しかもフロントキャビネット11のリサイクル時に弾性部4,4,…を除去する必要がないので、リサイクル性を損なうこともない。
しかしながら、本実施の形態2において位置合わせのために用いられている弾性部4,4,…は、フロントキャビネット11の一部であるため、別部材の準備、及び別部材のフロントキャビネット11に対する固定が不要であるので、部品点数を増加させることがない。しかもフロントキャビネット11のリサイクル時に弾性部4,4,…を除去する必要がないので、リサイクル性を損なうこともない。
なお、本実施の形態2においては、表示部10及びフロントキャビネット11は矩形状をなし、弾性部4,4,…はフロントキャビネット11の上下方向及び左右方向の対向2辺に設けてあるが、これに限るものではない。例えば上下方向のみ又は左右方向のみに設けてもよい。
また、弾性部4,4,…は、表示部10の外縁部101〜104に接触する接触面4b,4b,…及び接触面4b,4b,…に対して傾斜し、表示部10に対するフロントキャビネット11の被嵌を案内する案内面4a,4a,…を有するが、これに限るものではない。
また、弾性部4,4,…は、表示部10の外縁部101〜104に接触する接触面4b,4b,…及び接触面4b,4b,…に対して傾斜し、表示部10に対するフロントキャビネット11の被嵌を案内する案内面4a,4a,…を有するが、これに限るものではない。
1 表示装置
1a 表示画面
10 表示部
101〜104 外縁部
11 フロントキャビネット(キャビネット)
111〜114 内周部
3 弾性体
3a 案内面
3b 接触面
32 保護層
4 弾性部
1a 表示画面
10 表示部
101〜104 外縁部
11 フロントキャビネット(キャビネット)
111〜114 内周部
3 弾性体
3a 案内面
3b 接触面
32 保護層
4 弾性部
Claims (5)
- 一面に表示画面を有する表示部と、
該表示部の外縁部に被嵌して該外縁部を取り囲むキャビネットと
を備える表示装置において、
前記表示部の外縁部と前記キャビネットの内周部との間の複数の周方向位置に、前記外縁部と前記内周部との間の距離以上の厚みを有する弾性体を備えることを特徴とする表示装置。 - 前記表示部及び前記キャビネットは矩形状をなし、
前記弾性体は前記外縁部又は前記内周部の少なくとも対向2辺に設けてあることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 前記弾性体は、前記内周部又は前記外縁部に接触する接触面、及び該接触面に対して傾斜し、前記表示部に対する前記キャビネットの被嵌を案内する案内面を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
- 前記弾性体の表面を保護する保護層が設けてあることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の表示装置。
- 一面に表示画面を有する表示部と、
該表示部の外縁部に被嵌して該外縁部を取り囲むキャビネットと
を備える表示装置において、
前記キャビネットの内周部の複数の周方向位置に、前記表示部の外縁部に当接して撓む弾性部を一体に備えることを特徴とする表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006106478A JP2007128024A (ja) | 2005-06-02 | 2006-04-07 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US68687205A | 2005-06-02 | 2005-06-02 | |
JP2005294106 | 2005-10-06 | ||
JP2006106478A JP2007128024A (ja) | 2005-06-02 | 2006-04-07 | 表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007128024A true JP2007128024A (ja) | 2007-05-24 |
Family
ID=38150706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006106478A Pending JP2007128024A (ja) | 2005-06-02 | 2006-04-07 | 表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007128024A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013046797A1 (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-04 | シャープ株式会社 | 表示装置及びテレビ受信装置 |
JP2014032283A (ja) * | 2012-08-02 | 2014-02-20 | Orion Denki Kk | 表示パネルアッセンブリまたは該表示パネルアッセンブリを有する表示装置 |
-
2006
- 2006-04-07 JP JP2006106478A patent/JP2007128024A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013046797A1 (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-04 | シャープ株式会社 | 表示装置及びテレビ受信装置 |
CN103828347A (zh) * | 2011-09-27 | 2014-05-28 | 夏普株式会社 | 显示装置及电视接收装置 |
JP2014032283A (ja) * | 2012-08-02 | 2014-02-20 | Orion Denki Kk | 表示パネルアッセンブリまたは該表示パネルアッセンブリを有する表示装置 |
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