JP2007127693A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プロジェクタ1は、所定位置に載置される正置き姿勢、および正置き姿勢に対して鉛直方向が逆の状態で配置される天吊り姿勢に設置可能に構成される。プロジェクタ1は、平行化レンズを支持し、プロジェクタ1の姿勢に応じて光源装置本体41Aに対する平行化レンズの姿勢を変更可能とする凹レンズホルダ4142を備える。
【選択図】図7
Description
このようなプロジェクタにおいて、光源装置としては、例えば一対の電極間で放電発光が行われる光源ランプと、光源ランプから放出された光束を一定方向に揃えて射出するリフレクタとを備えた放電発光型の光源装置が多用される。そして、このような光源装置では、発光に伴う発熱で光源ランプ内の温度が上昇して熱対流が生じ、光源ランプ内で上下に温度差が生じ、ガスの濃度分布が不均一になる。このため、一対の電極間に生じるアークが鉛直方向上側に湾曲し、アークの中心位置が一対の電極間の中心位置よりも鉛直方向上側にずれることとなる。そして、光源装置を組み立てる際には、リフレクタの所定位置(例えば、パラボラリフレクタであれば該パラボラリフレクタの焦点位置、楕円リフレクタであれば該楕円リフレクタの第1焦点位置)に、アークの中心位置が位置するように、リフレクタに対して光源ランプを取り付ける。
しかしながら、プロジェクタを正置き姿勢(机等の設置面上に載置した状態)、および天吊り姿勢(正置き姿勢に対して上下が逆となるように天井等から吊下げた状態)の双方に対応させた場合には、正置き姿勢と天吊り姿勢において光源装置の上下が逆になるためアークの湾曲方向が上下反対になる。このため、光源装置を組み立てる際に、正置き姿勢で上述したようにリフレクタに対して光源ランプを取り付けると、天吊り姿勢でプロジェクタを用いた場合にアークの逆湾曲によってアークの中心位置がリフレクタの所定位置からずれてしまう。このようにアークの中心位置がリフレクタの所定位置からずれた場合には、光源ランプから射出された光束の光軸が光源装置の光路後段側に配設される光学系を辿る設計上の光軸からずれることとなる。このため、光源装置から射出された光束を光変調装置に効果的に照射させることができず、光の利用効率が低下してしまう。
特許文献1に記載のプロジェクタでは、メタルハライドランプおよびパラボラリフレクタ等からなるランプユニットを、光軸を中心軸とする円筒形状に形成している。また、ランプユニットが装着されるランプユニット装着部の内部形状をランプユニットの外形に対応する円筒形状に形成している。そして、ランプユニットをランプユニット装着部内において、光軸を中心軸として180度回動可能に構成している。このように構成することで、プロジェクタの姿勢(正置き姿勢および天吊り姿勢)に応じて、ランプユニットを回動させ、アークの中心位置をリフレクタの所定位置に位置付けている。
また、ランプユニット装着部に対してランプユニットを円滑に回動させるためには、回動機構を必要とし、光源装置が大型化してしまう。
したがって、光源装置が大型化することなく簡素な構造で、正置き姿勢および天吊り姿勢に対応させて光の利用効率を向上できる技術が要望されている。
本発明では、光源装置として、光源ランプおよび楕円リフレクタを有する光源装置本体と、平行化レンズとを備えた光源装置を採用する。そして、例えば、プロジェクタを正置き姿勢に設置した状態で楕円リフレクタの第1焦点位置に光源ランプのアークの中心位置が位置するように楕円リフレクタに対して光源ランプを取り付ける。プロジェクタを天吊り姿勢に設置した際には、光源ランプのアークの湾曲方向が上下逆となるため、アークの中心位置が楕円リフレクタの第1焦点位置からずれてしまう。ここで、プロジェクタは、レンズ支持部を備え、レンズ支持部によりプロジェクタの姿勢(正置き姿勢、天吊り姿勢)に応じて光源装置本体に対する平行化レンズの姿勢を変更可能とするので、レンズ支持部により第1焦点位置からのアークの中心位置のずれに応じた姿勢状態に平行化レンズを設定することで、該平行化レンズの姿勢状態により光源装置本体から射出された光束の光軸を光源装置の光路後段側に配設される光学系の設計上の光軸に合うように補正することが可能となる。このため、光源装置から射出された光束を光変調装置に効果的に照射でき、プロジェクタの正置き姿勢および天吊り姿勢に対応させて光の利用効率を向上できる。
また、従来のように光軸を中心軸としてランプユニットを回動させる構造と比較して、レンズ支持部により重量の軽い平行化レンズの姿勢を変更する構成であるので、平行化レンズの姿勢変更を簡単に実施でき、光源装置を大型化させることなく簡素な構造で光の利用効率の向上を実現できる。
本発明によれば、例えば、プロジェクタを正置き姿勢に設置した状態で楕円リフレクタの第1焦点位置に光源ランプのアークの中心位置が位置するように楕円リフレクタに対して光源ランプを取り付けた場合に、弾性部材の弾性力によりレンズ支持部を所定位置に位置付け、レンズ支持部に支持される平行化レンズを光源装置本体から射出される光束の光軸に対する所定位置に位置付けることができる。このため、プロジェクタの正置き姿勢時において、平行化レンズの姿勢状態により光源装置本体から射出された光束の光軸を光源装置の光路後段側に配設される光学系の設計上の光軸に合わせることができる。
また、上述したように設定した場合には、プロジェクタを天吊り姿勢に設置した際に、アークの中心位置が楕円リフレクタの第1焦点位置に対して天吊り姿勢時での鉛直方向上側にずれることとなる。すなわち、光源装置本体から射出され平行化レンズを介した光束の光軸が光源装置の光路後段側に配設される光学系の設計上の光軸からずれることとなる。
本発明によれば、例えば、プロジェクタを天吊り姿勢に設置するための天吊り装置を構成する天吊りねじ等の接続部材を、操作用孔を介して外装筺体内部に挿通することで、前記接続部材の先端部分をレンズ支持部の押圧面に当接させレンズ支持部を押圧し、弾性部材の弾性力に抗してレンズ支持部を天吊り姿勢時での鉛直方向下側に移動できる。すなわち、プロジェクタを天吊り姿勢に設置した際の第1焦点位置に対するアークのずれ方向(天吊り姿勢時での鉛直方向上側)とは逆方向に、平行化レンズを移動させる(天吊り姿勢時での鉛直方向下側)ことで、該平行化レンズの姿勢状態により光源装置本体から射出された光束の光軸を光源装置の光路後段側に配設される光学系の設計上の光軸に合うように補正することができる。
したがって、プロジェクタの正置き姿勢および天吊り姿勢に対応させて簡単な操作でレンズ支持部を移動させて光の利用効率を向上できる。
本発明では、例えば、レンズ支持部を移動可能に支持する部材に、レンズ支持部が自重により鉛直方向に移動する際の第1移動終端位置(正置き姿勢時での移動終端位置)および第2移動終端位置(天吊り姿勢時での移動終端位置)を形成しておけば、プロジェクタの正置き姿勢時でレンズ支持部は自重により第1移動終端位置に移動することとなり、プロジェクタの天吊り姿勢時でレンズ支持部は自重により第2移動終端位置に移動することとなる。
ここで、例えば、プロジェクタを正置き姿勢に設置した状態で楕円リフレクタの第1焦点位置に光源ランプのアークの中心位置が位置するように楕円リフレクタに対して光源ランプを取り付けた場合に、光源装置本体から射出される光束の光軸に対する所定位置に平行化レンズが位置するように第1移動終端位置を設定しておく。このように設定しておけば、プロジェクタの正置き姿勢時において、平行化レンズの姿勢状態により光源装置本体から射出された光束の光軸を光源装置の光路後段側に配設される光学系の設計上の光軸に合わせることができる。
また、プロジェクタを天吊り姿勢に設置した際に、アークの中心位置が楕円リフレクタの第1焦点位置に対して天吊り姿勢時での鉛直方向上側にずれた場合であっても、レンズ支持部が自重により第2移動終端位置に移動する。すなわち、プロジェクタを天吊り姿勢に設置した際の第1焦点位置に対するアークのずれ方向(天吊り姿勢時での鉛直方向上側)とは逆方向に、平行化レンズが自重により移動することで、該平行化レンズの姿勢状態により光源装置本体から射出された光束の光軸を光源装置の光路後段側に配設される光学系の設計上の光軸に合うように補正することができる。
したがって、プロジェクタの正置き姿勢および天吊り姿勢に対応させてユーザに操作を行わせることがなく、簡素な構造でレンズ支持部を移動させて光の利用効率を向上できる。
本発明では、光源装置として、光源ランプおよび楕円リフレクタを有する光源装置本体と、平行化レンズとを備えた光源装置を採用する。そして、例えば、プロジェクタを正置き姿勢に設置した状態で楕円リフレクタの第1焦点位置に光源ランプのアークの中心位置が位置するように楕円リフレクタに対して光源ランプを取り付ける。プロジェクタを天吊り姿勢に設置した際には、光源ランプのアークの湾曲方向が上下逆となるため、アークの中心位置が楕円リフレクタの第1焦点位置からずれてしまう。ここで、プロジェクタは、装置本体支持部を備え、装置本体支持部によりプロジェクタの姿勢(正置き姿勢、天吊り姿勢)に応じて光源装置本体を水平軸を中心として回動可能とし平行化レンズに対する光源装置本体の姿勢を変更可能とするので、装置本体支持部により第1焦点位置からのアークの中心位置のずれに応じた姿勢状態に光源装置本体を設定することで、光源装置本体から射出され平行化レンズを介した光束の光軸を光源装置の光路後段側に配設される光学系の設計上の光軸に合うように補正することが可能となる。このため、光源装置から射出された光束を光変調装置に効果的に照射でき、プロジェクタの正置き姿勢および天吊り姿勢に対応させて光の利用効率を向上できる。
また、従来のように光軸を中心軸としてランプユニットを回動させる構造と比較して、光軸と正置き姿勢時や天吊り姿勢時での鉛直方向とに略直交する水平軸を中心として光源装置本体を回動させる構成であるので、光源装置本体の姿勢変更を簡単に実施でき、光源装置を大型化させることなく簡素な構造で光の利用効率の向上を実現できる。
本発明によれば、例えば、プロジェクタを正置き姿勢に設置した状態で楕円リフレクタの第1焦点位置に光源ランプのアークの中心位置が位置するように楕円リフレクタに対して光源ランプを取り付けた場合に、弾性部材の弾性力により光源装置本体を所定の回動位置に位置付けることができる。このため、プロジェクタの正置き姿勢時において、光源装置本体から射出され平行化レンズを介した光束の光軸を光源装置の光路後段側に配設される光学系の設計上の光軸に合わせることができる。
また、上述したように設定した場合には、プロジェクタを天吊り姿勢に設置した際に、アークの中心位置が楕円リフレクタの第1焦点位置に対して天吊り姿勢時での鉛直方向上側にずれることとなる。すなわち、光源装置本体から射出され平行化レンズを介した光束の光軸が光源装置の光路後段側に配設される光学系の設計上の光軸からずれることとなる。
本発明によれば、例えば、プロジェクタを天吊り姿勢に設置するための天吊り装置を構成する天吊りねじ等の接続部材を、操作用孔を介して外装筺体内部に挿通することで、前記接続部材の先端部分を光源装置本体の押圧面に当接させ光源装置本体を押圧し、弾性部材の弾性力に抗して光源装置本体を回動させることができる。例えば、光源装置本体の光束射出方向先端側が天吊り姿勢時での鉛直方向上側に、光束射出方向基端側が天吊り姿勢時での鉛直方向下側に位置するように光源装置本体を回動させることで、光源装置本体から射出され平行化レンズを介した光束の光軸を光源装置の光路後段側に配設される光学系の設計上の光軸に合うように補正することができる。
したがって、プロジェクタの正置き姿勢および天吊り姿勢に対応させて簡単な操作で光源装置本体を回動させて光の利用効率を向上できる。
本発明では、例えば、装置本体支持部に、光源装置本体が自重により回動する際の第1回動終端位置(正置き姿勢時での回動終端位置)および第2回動終端位置(天吊り姿勢時での回動終端位置)を形成しておけば、プロジェクタの正置き姿勢時で光源装置本体は自重により第1回動終端位置に回動することとなり、プロジェクタの天吊り姿勢時で光源装置本体は自重により第2回動終端位置に回動することとなる。
ここで、例えば、プロジェクタを正置き姿勢に設置した状態で楕円リフレクタの第1焦点位置に光源ランプのアークの中心位置が位置するように楕円リフレクタに対して光源ランプを取り付けた場合に、光源装置本体から射出され平行化レンズを介した光束の光軸が光源装置の光路後段側に配設される光学系の設計上の光軸に合う位置に第1回動終端位置を設定しておく。このように設定しておけば、プロジェクタの正置き姿勢時において、光源装置から射出された光束の光軸を光源装置の光路後段側に配設される光学系の設計上の光軸に合わせることができる。
また、プロジェクタを天吊り姿勢に設置した際に、アークの中心位置が楕円リフレクタの第1焦点位置に対して天吊り姿勢時での鉛直方向上側にずれた場合であっても、光源装置本体が自重により第2回動終端位置に移動する。例えば、プロジェクタの天吊り姿勢時において、光源装置本体の光束射出方向先端側が天吊り姿勢時での鉛直方向上側に、光束射出方向基端側が天吊り姿勢時での鉛直方向下側に向う方向に光源装置本体が回動するように設定しておけば、光源装置本体が自重により第2回動終端位置に移動することで、光源装置本体から射出され平行化レンズを介した光束の光軸を光源装置の光路後段側に配設される光学系の設計上の光軸に合うように補正することができる。
したがって、プロジェクタの正置き姿勢および天吊り姿勢に対応させてユーザに操作を行わせることがなく、簡素な構造で光源装置本体を回動させて光の利用効率を向上できる。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
〔プロジェクタの構成〕
図1は、プロジェクタ1の概略構成を模式的に示す図である。
プロジェクタ1は、光源から射出される光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成し、形成した光学像をスクリーン(図示略)上に拡大投射するものである。なお、本実施形態においては、プロジェクタ1は、机等の設置面上に載置した状態(正置き姿勢)、および正置き姿勢に対して鉛直方向が逆となり天井等の設置面上から吊下げられた状態(天吊り姿勢)の双方で、形成した光学像をスクリーン(図示略)上に拡大投射可能に構成されている。このプロジェクタ1は、図1に示すように、外装筺体2と、投射光学装置としての投射レンズ3と、光学ユニット4等を備える。
なお、図1において、図示は省略するが、外装筺体2内において、投射レンズ3および光学ユニット4以外の空間には、プロジェクタ1内部を冷却する冷却ファン等で構成される冷却ユニット、プロジェクタ1内部の各構成部材に電力を供給する電源ユニット、およびプロジェクタ1全体を制御する制御装置等が配置されるものとする。
なお、外装筺体2は、合成樹脂等に限らず、その他の材料にて形成してもよく、例えば、金属等により構成してもよい。
投射レンズ3は、光学ユニット4にて形成された光学像(カラー画像)を図示しないスクリーン上に拡大投射する。この投射レンズ3は、筒状の鏡筒内に複数のレンズが収納された組レンズとして構成されている。
光学ユニット4は、図1に示すように、光源装置41と、均一照明光学系42と、色分離光学系43と、リレー光学系44と、光学装置45と、これら光学部品42〜45を内部に収納配置する光学部品用筐体46とを備える。
なお、光源装置41の詳細な構成については、後述する。
第1レンズアレイ421は、光軸方向から見て略矩形状の輪郭を有する小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。各小レンズは、光源装置41から射出される光束を複数の部分光束に分割している。
第2レンズアレイ422は、第1レンズアレイ421と略同様な構成を有しており、小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。この第2レンズアレイ422は、重畳レンズ424とともに、第1レンズアレイ421の各小レンズの像を光学装置45の後述する液晶パネル上に結像させる機能を有している。
具体的に、偏光変換素子423によって略1種類の偏光光に変換された各部分光は、重畳レンズ424によって最終的に光学装置45の後述する液晶パネル上にほぼ重畳される。偏光光を変調するタイプの液晶パネルを用いたプロジェクタでは、1種類の偏光光しか利用できないため、ランダムな偏光光を発する光源装置41からの光の略半分を利用できない。このため、偏光変換素子423を用いることで、光源装置41からの射出光を略1種類の偏光光に変換し、光学装置45での光の利用効率を高めている。
リレー光学系44は、図1に示すように、入射側レンズ441、リレーレンズ443、および反射ミラー442,444を備え、色分離光学系43で分離された赤色光を光学装置45の後述する赤色光用の液晶パネルまで導く機能を有している。
液晶パネル451は、具体的な図示は省略するが、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶が密閉封入された構成を有し、前記制御装置から出力される駆動信号に応じて、前記液晶の配向状態が制御され、入射側偏光板452から射出された偏光光束の偏光軸を変更する。
射出側偏光板453は、入射側偏光板452と略同様の構成であり、液晶パネル451から射出された光束のうち、入射側偏光板452における光束の透過軸と直交する偏光軸を有する光束のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。
そして、上述した液晶パネル451、入射側偏光板452、および射出側偏光板453にて光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する。
図2および図3は、光源装置41の概略構成を示す図である。具体的に、図2は、プロジェクタ1が正置き姿勢の状態で光源装置41を鉛直方向下側でかつ光束射出側から見た斜視図である。図3は、プロジェクタ1が正置き姿勢の状態で光源装置41を鉛直方向下側でかつ光束射出側から見た分解斜視図である。
なお、図2および図3では、説明の便宜上、光源装置41から射出される光束の光軸をZ軸、このZ軸に直交する2軸をそれぞれX軸(水平軸)、Y軸(垂直軸)とする。また、光源装置41からの光束の射出方向を+Z軸方向とする。さらに、プロジェクタ1の正置き姿勢時での鉛直方向上側を+Y軸方向とし、鉛直方向下側を−Y軸方向とする。すなわち、プロジェクタ1の天吊り姿勢時における鉛直方向上側を−Y軸方向とし、鉛直方向下側を+Y軸方向とする。
光源装置41は、図2または図3に示すように、光源ランプ411(図3)および楕円リフレクタ412(図3)を有する光源装置本体41Aと、平行化凹レンズ413と、ランプハウジング414とを備える。
光源装置本体41Aは、図4に示すように、光源ランプ411が楕円リフレクタ412の内部に配置される構成を具備している。
光源ランプ411は、図4に示すように、石英ガラス管から構成される発光管4111と、この発光管4111内に配置される一対の電極4112および図示しない封入物とを備える。
ここで、光源ランプ411としては、高輝度発光する種々の光源ランプを採用でき、例えば、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ等を採用できる。
発光部4111Aには、略球状の放電空間が形成され、この放電空間内に、一対の電極4112と、水銀、希ガス、および少量のハロゲン等が封入される。
一対の封止部4111B,4111Cの内部には、一対の電極4112と電気的に接続されるモリブデン製の金属箔4112Aが挿入され、ガラス材料等で封止されている。各金属箔4112Aには、さらに電極引出線としてのリード線4113が接続され、このリード線4113は、光源ランプ411の外部まで延出している。
そして、リード線4113に電圧を印加すると、図4に示すように、金属箔4112Aを介して電極4112間に電位差が生じて放電が生じ、アークDが生成して発光部4111A内部が発光する。
発光部4111A内部では、発光に伴う発熱で温度が上昇して熱対流が生じ、鉛直方向上下に温度差が生じ、封入物の濃度分布が不均一になる。このため、一対の電極4112間に生じるアークDは、図5に示すように、鉛直方向上側に湾曲することとなる。このようなアークDの湾曲形状は、プロジェクタ1の正置き姿勢および天吊り姿勢の双方において、同様に生じる。すなわち、プロジェクタ1を正置き姿勢に設置した状態では、アークDは、プロジェクタ1の天面側である鉛直方向上側に湾曲する。また、プロジェクタ1を天吊り姿勢に設置した状態では、アークDは、プロジェクタ1の底面側である鉛直方向上側に湾曲する。
首状部4121には、図4に示すように、略円筒状となるように中央に挿入孔4123が成形加工により形成されており、この挿入孔4123の中心に封止部4111Bが配置される。
反射部4122は、楕円曲面状のガラス面に金属薄膜を蒸着形成して構成された反射面4122Aを備える。そして、この反射面4122Aは、可視光を反射して赤外線および紫外線を透過するコールドミラーとなっている。
そして、プロジェクタ1の正置き姿勢時において、光源ランプ411を点灯すると、図4に示すように、発光部4111Aから放射された光束のうち楕円リフレクタ412に向った光束Rは、楕円リフレクタ412の反射部4122の反射面4122Aで反射して、反射面4122Aの回転曲線形状の第2焦点位置F2に収束する収束光となる。
ランプハウジング本体4141は、図3に示すように、一方の端部側が拡径し他方の端部側が縮径した段付形状を有する略筒状部材から構成され、一方の端部側にて光源装置本体41Aを支持するとともに、他方の端部側にて凹レンズホルダ4142を介して平行化凹レンズ413を支持し、光源装置本体41Aおよび平行化凹レンズ413を一体化する。そして、ランプハウジング本体4141は、外装筺体2のロアーケースの底面部分に取り付けられるとともに光学部品用筐体46と接続し、一体化された光源装置本体41Aおよび平行化凹レンズ413から射出された光束を光学部品用筐体46内部に導入させる。
これら一対の移動補助部4141Bは、凹レンズホルダ4142の移動を案内する部分である。これら一対の移動補助部4141Bは、図3に示すように、開口4141A周縁からZ軸方向に突出しかつY軸方向に延出する基部4141B1と、基部4141B1の先端から開口4141A側に向けてXY平面に平行に延出する規制部4141B2とで構成される。
これら一対のばね受け部4141Cは、開口4141A周縁の+Y軸方向側からZ軸方向にXZ平面に平行に延出し、−Y軸方向端面にて2つのコイルばね4143の一端側を固定する。
凹レンズホルダ4142は、図6に示すように、平行化凹レンズ413を支持するとともに、プロジェクタ1の姿勢に応じて光源装置本体41Aに対して平行化凹レンズ413の姿勢調整を実施する部分である。この凹レンズホルダ4142は、図3または図6に示すように、板状体4142Aと、一対のばね受け部4142B(図3)と、操作部4142Cとを備え、これら各部材4142A,4142B,4142Cが一体化された構成を有する。
操作部4142Cは、図3または図6に示すように、板状体4142Aの−Y軸方向端部から−Y軸方向に向けて突出し、先端部分にXZ平面に平行する押圧面4142C1を有する。そして、操作部4142Cは、例えば、プロジェクタ1の天吊り姿勢時において、後述する天吊りねじにより押圧面4142C1が+Y軸方向に押圧される。
2つのコイルばね4143は、図2または図3に示すように、コイル軸がY軸方向に向くようにランプハウジング本体4141および凹レンズホルダ4142間に配設され、一端側が一対のばね受け部4141Cに固定され、他端側が一対のばね受け部4142Bに固定される。
なお、コイルばね4143により凹レンズホルダ4142が吊下げられた状態で、凹レンズホルダ4142を鉛直方向下側から支持する支持面をランプハウジング本体4141に形成してもよい。
また、プロジェクタ1の天吊り姿勢時には、図7に示すように、外装筺体2の底面が天吊り装置100に固定される。より具体的に、天吊り装置100は、図7に示すように、天井に固定される天吊り装置本体110と、天吊り装置本体110とプロジェクタ1とを接続する天吊りねじ120等で構成される。そして、天吊りねじ120を天吊り装置本体110に形成された挿通孔110Aに挿通しプロジェクタ1の外装筺体2の底面に形成された操作用孔としての取付用孔2Aに螺合することで、天吊り装置100にてプロジェクタ1が天吊り姿勢で設置される。この際、図7に示すように、取付用孔2Aは、操作部4142Cの押圧面4142C1とY軸方向に平面的に干渉する位置に形成されている。このため、図7に示すように、天吊りねじ120の先端部分がランプハウジング414を構成する操作部4142Cの押圧面4142C1に当接し、天吊りねじ120にて天吊り装置本体110とプロジェクタ1とを固定することで天吊りねじ120が押圧面4142C1を+Y軸方向(図7中、下方向)に押圧し、2つのコイルばね4143による弾性力に抗して凹レンズホルダ4142が+Y軸方向に移動する。すなわち、凹レンズホルダ4142に固定された平行化凹レンズ413が、上述した正置き姿勢時における位置から+Y軸方向に移動する。
なお、プロジェクタ1を天吊り姿勢から正置き姿勢に変更した場合には、2つのコイルばね4143の弾性力により凹レンズホルダ4142が−Y軸方向に移動し、上述したように、平行化凹レンズ413のレンズ光軸と、光源装置本体41Aの照明光軸Aとが一致する。
図8ないし図10は、第1実施形態の効果を説明するための図である。具体的に、図8は、プロジェクタ1の正置き姿勢時において、光源ランプ411のアークDから射出され光源装置41の光路後段側に配設される第1レンズアレイ421および第2レンズアレイ422に向う光束の軌跡を模式的に示す図である。図9は、プロジェクタ1を天吊り姿勢に設置しかつ、平行化凹レンズ413の姿勢調整を実施していない状態で、光源ランプ411のアークDから射出され光源装置41の光路後段側に配設される第1レンズアレイ421および第2レンズアレイ422に向う光束の軌跡を模式的に示す図である。図10は、プロジェクタ1を天吊り姿勢に設置しかつ、平行化凹レンズ413の姿勢調整を実施した状態で、光源ランプ411のアークDから射出され光源装置41の光路後段側に配設される第1レンズアレイ421および第2レンズアレイ422に向う光束の軌跡を模式的に示す図である。
また、プロジェクタ1を天吊り姿勢に設置した場合には、天吊り装置100を構成する天吊りねじ120の先端部分を取付用孔2Aに螺合することで、天吊りねじ120の先端部分を凹レンズホルダ4142の押圧面4142C1に当接させ凹レンズホルダ4142を押圧し、2つのコイルばね4143の弾性力に抗して凹レンズホルダ4142を天吊り姿勢時での鉛直方向下側に移動できる。すなわち、図10に示すように、プロジェクタ1を天吊り姿勢に設置した際の第1焦点位置F1に対するアークDのずれ方向(天吊り姿勢時での鉛直方向上側)とは逆方向に、平行化凹レンズ413を移動させる(天吊り姿勢時での鉛直方向下側)ことで、光束の一部R1の平行化凹レンズ413への入射角度を大きくし、平行化凹レンズ413を介した光束の一部R1を第1レンズアレイ421の小レンズ421Aのレンズ光軸LA2近傍を通るように補正できる。すなわち、光源装置41から射出された光束(光束の一部R0等)の光軸を光源装置41の光路後段側に配設される第1レンズアレイ421の各小レンズ421Aのレンズ光軸(レンズ光軸LA2等)に略一致するように補正できる。
したがって、プロジェクタ1の正置き姿勢および天吊り姿勢に対応させて簡単な操作で凹レンズホルダ4142を移動させて光の利用効率を向上できる。
次に本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明では、前記第1実施形態と同様の構造および同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図11は、第2実施形態における光源装置51の構成を示す分解斜視図である。なお、図11も、図2、図3および図7と同様に、説明の便宜上、光源装置51から射出される光束の光軸をZ軸、このZ軸に直交する2軸をそれぞれX軸(水平軸)、Y軸(垂直軸)とする。
前記第1実施形態では、プロジェクタ1の姿勢に応じて平行化凹レンズ413を上下に移動させる構成を採用している。
これに対して第2実施形態では、図11に示すように、平行化凹レンズ413を上下に移動させずに、プロジェクタ1の姿勢に応じて光源装置本体41Aを、照明光軸Aと鉛直方向とに略直交する水平軸を中心として回動させる構成を採用する。光源装置51以外の構成は、前記第1実施形態と同様のものである。
ランプハウジング514は、図11に示すように、前記第1実施形態で説明したランプハウジング本体4141と略同様の形状を有している。具体的に、ランプハウジング514は、ランプハウジング本体4141において、一対の移動補助部4141Bおよび一対のばね受け部4141Cを省略した形状と略同様の形状を有している。そして、ランプハウジング514の他方の端部側の開口5141Aに平行化凹レンズ413が固定される。
このランプハウジング514において、拡径した一方の端部側のX軸方向両端面には、図11に示すように、該ランプハウジング514に固定された平行化凹レンズ413のレンズ光軸を含むXZ平面上の位置に、光源装置本体41Aを回動可能に取り付けるための一対の軸挿通孔5141Bが形成されている。
また、楕円リフレクタ412には、図11に示すように、首状部4121の外周部分に、前記第1実施形態で説明した天吊りねじ120の先端と当接する押圧面4125Aを有する押圧部4125が取り付けられている。この押圧部4125は、図11に示すように、略直方体形状を有し、押圧面4125AがXZ平面に略平行となるように首状部4121の外周部分に取り付けられる。
そして、プロジェクタ1の正置き姿勢時には、具体的な図示は省略するが、光源装置本体41Aの重量と弾性部材516の弾性力とが均衡した状態でランプハウジング514に対する光源装置本体41Aの回動位置が位置付けられる。この状態では、前記第1実施形態と同様に、平行化凹レンズ413のレンズ光軸と、光源装置本体41Aの照明光軸A(第1焦点位置F1および第2焦点位置F2を結ぶ線)とが一致する。
また、取付用孔2Aは、図12に示すように、押圧部4125の押圧面4125AとY軸方向に平面的に干渉する位置に形成されている。このため、図12に示すように、プロジェクタ1の天吊り姿勢時には、天吊りねじ120の先端部分が楕円リフレクタ412の押圧部4125の押圧面4125Aに当接し、天吊りねじ120にて天吊り装置本体110とプロジェクタ1とを固定することで天吊りねじ120が押圧面4125Aを+Y軸方向(図12中、下方向)に押圧し、弾性部材516による弾性力に抗して光源装置本体41Aが回動軸515を中心として+Y軸方向に回動する。すなわち、光源装置本体41Aの照明光軸Aが回動軸515を中心として回動し、照明光軸Aと平行化凹レンズ413のレンズ光軸とが交差することとなる。
なお、プロジェクタ1を天吊り姿勢から正置き姿勢に変更した場合には、弾性部材516の弾性力により光源装置本体41Aが回動軸515を中心として−Y軸方向に回動し、上述したように、平行化凹レンズ413のレンズ光軸と、光源装置本体41Aの照明光軸Aとが一致する。
図13は、第2実施形態の効果を説明するための図である。具体的に、図13は、プロジェクタ1を天吊り姿勢に設置しかつ、光源装置本体41Aの姿勢調整を実施した状態で、光源ランプ411のアークDから射出され光源装置51の光路後段側に配設される第1レンズアレイ421および第2レンズアレイ422に向う光束の軌跡を模式的に示す図である。
本実施形態では、プロジェクタ1の正置き姿勢時においては、前記第1実施形態と同様に、図8に示すように、光源装置51から射出された光束(光束の一部R0等)の光軸が光源装置51の光路後段側に配設される第1レンズアレイ421の各小レンズ421Aのレンズ光軸(レンズ光軸LA1等)に略一致した状態に設定でき、光の利用効率を向上できる。
また、プロジェクタ1は、ランプハウジング514を備え、ランプハウジング514によりプロジェクタ1の姿勢(正置き姿勢、天吊り姿勢)に応じて光源装置本体41Aを一対の回動軸515を中心として回動可能とし平行化凹レンズ413に対する光源装置本体41Aの姿勢を変更可能とするので、図13に示すように、ランプハウジング514により第1焦点位置F1からのアークDの中心位置Oのずれに応じた姿勢状態に光源装置本体41Aを設定することで、光源装置本体41Aから射出され平行化凹レンズ413を介した光束の一部R1が光源装置51の光路後段側に配設される第1レンズアレイ421の小レンズ421Aのレンズ光軸LA2近傍を通るように補正することが可能となる。すなわち、光源装置51から射出された光束(光束の一部R0等)の光軸を光源装置51の光路後段側に配設される第1レンズアレイ421の各小レンズ421Aのレンズ光軸(レンズ光軸LA2等)に略一致するように補正することが可能となる。このため、プロジェクタ1の正置き姿勢時と同様に、プロジェクタ1の天吊り姿勢時においても、第2レンズアレイ422および重畳レンズ424により、第1レンズアレイ421の各小レンズ421Aの像を液晶パネル451上に効果的に結像させることができ、光源装置51から射出された光束を液晶パネル451に効果的に照射させ光の利用効率を向上できる。
また、プロジェクタ1を天吊り姿勢に設置した場合には、天吊り装置100を構成する天吊りねじ120の先端部分を取付用孔2Aに螺合することで、天吊りねじ120の先端部分を楕円リフレクタ412の押圧面4125Aに当接させ光源装置本体41Aを押圧し、弾性部材516の弾性力に抗して光源装置本体41Aを回動させることができる。すなわち、図13に示すように、光源装置本体41Aの光束射出方向先端側が天吊り姿勢時での鉛直方向上側に、光束射出方向基端側が天吊り姿勢時での鉛直方向下側に位置するように光源装置本体41Aを回動させることで、光束の一部R1の平行化凹レンズ413への入射位置を天吊り姿勢時での鉛直方向上側に移動させ、平行化凹レンズ413を介した光束の一部R1が第1レンズアレイ421の小レンズ421Aのレンズ光軸LA2近傍を通るように補正できる。すなわち、光源装置51から射出された光束(光束の一部R0等)の光軸を光源装置51の光路後段側に配設される第1レンズアレイ421の各小レンズ421Aのレンズ光軸(レンズ光軸LA2等)に略一致するように補正できる。
したがって、プロジェクタ1の正置き姿勢および天吊り姿勢に対応させて簡単な操作で光源装置本体41Aを回動させて光の利用効率を向上できる。
前記各実施形態では、光源装置本体41Aと平行化凹レンズ413とは、ランプハウジング414,514により一体化されていたが、これに限らず、光源装置本体41Aと平行化凹レンズ413とを一体化せずに、別々に配置する構成を採用してもよい。
例えば、ランプハウジング本体4141に、凹レンズホルダ4142が自重により鉛直方向に移動する際の第1移動終端位置(正置き姿勢時での移動終端位置)および第2移動終端位置(天吊り姿勢時での移動終端位置)を形成する。このように形成することで、プロジェクタ1の正置き姿勢時で凹レンズホルダ4142は自重により第1移動終端位置に移動することとなり、プロジェクタ1の天吊り姿勢時で凹レンズホルダ4142は自重により第2移動終端位置に移動することとなる。
ここで、第1移動終端位置としては、プロジェクタ1の正置き姿勢時において、図8に示すように、照明光軸Aと平行化凹レンズ413のレンズ光軸LA1が一致するように設定する。
また、第2移動終端位置としては、プロジェクタ1の天吊り姿勢時において、図10に示すように、光源装置本体41Aから射出され平行化凹レンズ413を介した光束の一部R1が第1レンズアレイ421の小レンズ421Aのレンズ光軸LA2近傍を通るように設定する。
このような構成では、プロジェクタ1の正置き姿勢および天吊り姿勢に対応させてユーザに操作を行わせることがなく、簡素な構造で凹レンズホルダ4142を移動させて光の利用効率を向上できる。
図14は、第1実施形態の変形例を示す図である。具体的に、図14は、プロジェクタ1を天吊り姿勢に設置しかつ、光源装置本体41Aの姿勢調整を実施した状態で、光源ランプ411のアークDから射出され光源装置51の光路後段側に配設される第1レンズアレイ421および第2レンズアレイ422に向う光束の軌跡を模式的に示す図である。
例えば、図14に示すように、プロジェクタ1の天吊り姿勢時において、凹レンズホルダ4142を傾斜させて平行化凹レンズ413のレンズ光軸LA1を照明光軸Aに対して傾斜させる。このように平行化凹レンズ413を姿勢調整した場合であっても、図14に示すように、前記第1実施形態と同様に、光束の一部R1の平行化凹レンズ413への入射角度が大きくなり、平行化凹レンズ413を介した光束の一部R1を第1レンズアレイ421の小レンズ421Aのレンズ光軸LA2近傍を通るように補正できる。
例えば、ランプハウジング514に、光源装置本体41Aが自重により回動する際の第1回動終端位置(正置き姿勢時での回動終端位置)および第2回動終端位置(天吊り姿勢時での回動終端位置)を形成する。このように形成することで、プロジェクタ1の正置き姿勢時で光源装置本体41Aは自重により第1回動終端位置に回動することとなり、プロジェクタ1の天吊り姿勢時で光源装置本体41Aは自重により第2回動終端位置に回動することとなる。
ここで、第1回動終端位置としては、プロジェクタ1の正置き姿勢時において、図8に示すように、照明光軸Aと平行化凹レンズ413のレンズ光軸LA1が一致するように設定する。
また、第2回動終端位置としては、プロジェクタ1の天吊り姿勢時において、図13に示すように、光源装置本体41Aから射出され平行化凹レンズ413を介した光束の一部R1が第1レンズアレイ421の小レンズ421Aのレンズ光軸LA2近傍を通るように設定する。
このような構成では、プロジェクタ1の正置き姿勢および天吊り姿勢に対応させてユーザに操作を行わせることがなく、簡素な構造で光源装置本体41Aを回動させて光の利用効率を向上できる。
前記実施形態では、光学ユニット4は、平面視略L字状の形状を有していたが、その他の形状を採用してもよく、例えば、平面視略U字状の形状としてもよい。
したがって、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (6)
- 光源装置と、前記光源装置から射出された光束を変調する光変調装置と、前記光変調装置にて変調された光束を拡大投射する投射光学装置と、前記光源装置、前記光変調装置、および前記投射光学装置を内部に収納配置する外装筺体とを備えたプロジェクタであって、
当該プロジェクタは、所定位置に載置される正置き姿勢、および前記正置き姿勢に対して鉛直方向が逆の状態で配置される天吊り姿勢に設置可能に構成され、
前記光源装置は、一対の電極間で放電発光が行われる光源ランプ、および略楕円面状の反射面を有し前記光源ランプから放射された光束を一定方向に収束して射出する楕円リフレクタを有する光源装置本体と、前記楕円リフレクタの収束光を平行化する平行化レンズとを備え、
前記平行化レンズを支持し、当該プロジェクタの前記姿勢に応じて前記光源装置本体に対する前記平行化レンズの姿勢を変更可能とするレンズ支持部を備えていることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
前記レンズ支持部は、前記鉛直方向に移動可能に構成され、
弾性力により前記レンズ支持部を前記鉛直方向の所定位置に位置付ける弾性部材を備え、
前記レンズ支持部には、前記鉛直方向に略直交して延出する押圧面が形成され、
前記外装筺体における底面部には、前記押圧面と前記鉛直方向に平面的に干渉する位置に前記レンズ支持部を前記弾性部材の弾性力に抗して移動させるための操作用孔が形成されていることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
前記レンズ支持部は、自重により前記鉛直方向に移動可能に構成されていることを特徴とするプロジェクタ。 - 光源装置と、前記光源装置から射出された光束を変調する光変調装置と、前記光変調装置にて変調された光束を拡大投射する投射光学装置と、前記光源装置、前記光変調装置、および前記投射光学装置を内部に収納配置する外装筺体とを備えたプロジェクタであって、
当該プロジェクタは、所定位置に載置される正置き姿勢、および前記正置き姿勢に対して鉛直方向が逆の状態で配置される天吊り姿勢に設置可能に構成され、
前記光源装置は、一対の電極間で放電発光が行われる光源ランプ、および略楕円面状の反射面を有し前記光源ランプから放射された光束を一定方向に収束して射出する楕円リフレクタを有する光源装置本体と、前記楕円リフレクタの収束光を平行化する平行化レンズとを備え、
前記光源装置本体を支持し、当該プロジェクタの前記姿勢に応じて前記光源ランプから射出される光束の光軸と前記鉛直方向とに略直交する水平軸を中心として前記光源装置本体を回動可能とし前記平行化レンズに対する前記光源装置本体の姿勢を変更可能とする装置本体支持部を備えていることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項4に記載のプロジェクタにおいて、
弾性力により前記装置本体支持部に対して前記光源装置本体を、前記水平軸を中心とする所定の回動位置に位置付ける弾性部材を備え、
前記光源装置本体には、前記鉛直方向に略直交して延出する押圧面が形成され、
前記外装筺体における底面部には、前記押圧面と前記鉛直方向に平面的に干渉する位置に前記光源装置本体を前記弾性部材の弾性力に抗して回動させるための操作用孔が形成されていることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項4に記載のプロジェクタにおいて、
前記光源装置本体は、前記光源装置本体の重心位置が前記水平軸から外れた位置に設定され、自重により前記装置本体支持部に対して前記水平軸を中心として回動可能に構成されていることを特徴とするプロジェクタ。
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