JP2007127295A - 清浄空気送風装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】寝時等、居住者の移動が少ない場合には、居住者の周囲を部分的に清浄することができる清浄空気送風装置を提供する。
【解決手段】住宅10の二階各室10i〜10k内に設けられた床面換気グリル14a〜14cに装着されて、給気を制御することにより、所望の位置に清浄空気を供給可能な清浄空気送風装置である。床面換気グリル14a〜14cの周縁部14gに装着される空気送風機本体21と、空気送風機本体21から延設されて、空気送風機本体21から送風される床面換気グリル14aからの清浄空気を内部に挿通させる屈曲可能なダクト部材22の先端部22aに設けられて、室内に載置される出口部材23とを有し、空気送風機本体21から送風される床面換気グリル14aからの清浄空気を、ダクト部材22内へ挿通させて、出口部材23から供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅等の家屋に設けられた換気システムを用いて、効率良く、清浄空気を供給出来る清浄空気送風装置に関するものである。
従来、図16に示すような室内側換気口に用いられる風量調整装置1が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
まず、構成から説明すると、このような従来の風量調整装置1では、住宅等の家屋の室内側に設けられた室内側給気孔2に、カートリッジ3が装着されている。
このカートリッジ3には、前記室内側給気孔2の周縁に装着される背板4に対して、下縁部を回動自在に枢着されたカバー部材5が設けられている。
このカバー部材5の内側には、移動量により、前記背板4側に設けられたリング状突起片7との間隔を変更して、空気の換気量が段階的に調整可能となる換気調整板6が設けられている。
次に、この従来の風量調整装置1の作用効果について説明する。
このように構成された従来の風量調整装置では、図16中実線で示すように、カバー部材5を回動させて開放すると共に、排気調整板6を押しながら周方向に廻すことにより、前記背板4側に設けられたリング状突起片7との間隔が変更される。
このため、容易に、前記室内側換気口から室内に送風される給気量を、この風量調整装置1を用いて調整可能である。
特開2004−309065号公報(0006段落乃至0008段落、図1,図4)
住宅等の屋内に配管されたダクトを介して、給排気を共に、機械式のファン等の送風装置を用いて行う第1種換気では、住宅等の家屋の室内の室内側給気孔2が、屋内で生活する居住者の邪魔とならないように、天井の隅或いは、床の隅に設置されている。
従来の風量調整装置1では、風量を調整することにより、部屋全体の空気を換気して清浄空気に近くするようにしているが、居住者が就寝する際等、居住者が、一定の箇所、特に床に近い位置に留まる場合には、部屋全体を清浄空気とするのは、効率的であるとは言い難かった。
そこで、この発明は、就寝時等、居住者の移動が少ない場合には、居住者の周囲を部分的に清浄することができる清浄空気送風装置を提供することを課題としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、住宅等の室内に設けられた室内側給気孔に装着されて、給気を制御することにより、所望の位置に清浄空気を供給可能な清浄空気送風装置であって、前記室内側給気孔に装着される空気送風機本体と、該空気送風機本体から延設されて、該空気送風機本体から送風される室内側給気孔からの清浄空気を内部に挿通させる屈曲可能なダクト部材と、該ダクト部材の先端部に設けられて、室内に載置される出口部材とを有し、空気送風機本体から送風される室内側給気孔からの清浄空気を該ダクト部材内へ挿通させて、前記出口部材から供給する清浄空気送風装置を特徴としている。
また、請求項2に記載されたものは、前記空気送風機本体には、駆動により、前記ダクト部材内に、清浄空気を送風する装置側送風機が設けられている請求項1記載の清浄空気送風装置を特徴としている。
更に、請求項3に記載されたものは、前記空気送風機本体には、脱臭フィルタ部材が設けられている請求項1又は2記載の清浄空気送風装置を特徴としている。
そして、請求項4に記載されたものは、前記空気送風機本体には、前記室内側給気孔周縁に圧着されるシール部材が設けられている請求項1乃至3記載のうち何れか一項記載の清浄空気送風装置を特徴としている。
また、請求項5に記載されたものは、前記空気送風機本体には、ボックス状の筐体の周囲から係合鍔部が突設されると共に、前記室内側給気孔の周縁から突設された係合片に、該係合鍔部を係合離脱させることにより、前記室内側給気孔周縁に、該空気送風機本体を装脱着自在とする着脱手段が設けられている請求項1乃至4のうち何れか一項記載の清浄空気送風装置を特徴としている。
更に、請求項6に記載されたものは、前記出口部材に代えて、若しくは該出口部材に連設して、前記居住者の一部又は全部を覆い、内部空間を前記ダクト部材の内部空間と連通させるビニルフード部材を有する請求項1乃至5のうち何れか一項記載の清浄空気送風装置を特徴としている。
また、請求項7に記載されたものは、前記複数形成された室内側給気孔のうち、前記空気送風機本体が装着されていない室内側給気孔を閉塞する閉塞手段を有する請求項1乃至6のうち何れか一項記載の清浄空気送風装置を特徴としている。
このように構成された本願発明の請求項1記載のものは、室内に載置される出口部材が、前記室内側給気孔に装着される空気送風機本体に対して、屈曲可能なダクト部材を介して接続されている。
このため、前記室内側給気孔の位置に拘わらず、室内の所望の位置に前記出口部を載置して、清浄空気を、良好な効率で供給できる。
また、請求項2記載のものは、前記装置側送風機を駆動すると、室内側給気孔からの清浄空気が、前記ダクト部材内に挿通されて、前記出口部材から所望の位置に供給される。
このため、例えば、第1種換気で、住宅設備として設けられている送風装置の風量が足りない場合や、或いは排気のみを機械式のファン等の送風装置を用いて行う第3種換気であっても、所望の風量になるように、該装置側送風機の制御によって調整出来る。
更に、請求項3に記載されたものは、前記空気送風機本体に設けられた脱臭フィルタ部材によって、更に清浄された清浄空気が供給される。
そして、請求項4に記載されたものは、前記空気送風機本体に設けられたシール部材が、前記室内側給気孔周縁に圧着される。
このため、清浄空気が漏洩することなく、前記室内側給気孔から前記ダクト部材内へ送風することができる。
また、請求項5に記載されたものは、前記着脱手段では、前記空気送風機本体のボックス状の筐体の周囲からに突設された係合鍔部が、前記室内側給気孔の周縁から突設された係合片に対して、係合離脱されることにより、容易に、前記室内側給気孔周縁に、該空気送風機本体を装脱着自在とすることができる。
このため、例えば、居住者の活動が活発な昼間は、該着脱手段を用いて、前記空気送風機本体を取り外して、部屋全体に清浄空気を行き渡らせると共に、居住者が就寝する夜は、該空気送風機本体の係合鍔部を、前記室内側給気孔の周縁から突設された係合片に対して、係合させて装着することにより、所望の部分のみへ集中的に清浄空気を供給させることが出来る。
更に、請求項6に記載されたものは、前記ビニルフード部材を、出口部材に代えて、若しくは該出口部材に連設して、前記居住者の一部又は全部を覆い、内部空間を前記ダクト部材の内部空間と連通させる。
前記ビニルフード内に供給される清浄空気は、前記居住者の一部又は全部に集中されて供給されて、該ビニルフード外の空気に比して、清浄された空間を得ることができる。
このため、更に、空気清浄効率が良好である。
また、請求項7に記載されたものは、前記閉塞手段によって、前記複数形成された室内側給気孔のうち、前記空気送風機本体が装着されていない室内側給気孔が閉塞される。
このため、清浄空気が、空気送風機本体が装着されている室内側給気孔に集中して、更に、前記出口部材から供給される清浄空気の送風量を増大させることができる。
次に、図面に基づいて、この発明を実施するための最良の実施の形態の清浄空気送風装置について説明する。
図1乃至図15は、この発明の最良の実施の形態の清浄空気送風装置を示すものである。
この実施の形態の清浄空気送風装置は、図3に示すような住宅10等の給排気換気システム11に用いられるものである。
この給排気換気システム11では、エアフィルタ等を内蔵した給排気ユニット12が、一階10aの天井部内10c内に設けられている。
この給排気ユニット12には、前記一階10aの天井部内10c内に延在されて、一階各室10d〜10g内に設けられた室内側天井給気孔12h〜12kを介して給気する天井ダクト12d〜12gが、分配ユニット12aで分配されるように接続されている。
また、この一階10aの天井部内10c内には、屋内に設けられた吸気孔12mから、室内の汚れた空気を吸い出す給気ダクト12nが接続されている。
更に、この給排気ユニット12には、二階10bの天井部内10h内に延在されて、二階各室10i〜10k内及び二階廊下10lに設けられた室内側天井給気孔13h〜13j及び廊下天井給気孔13kを介して給気する天井ダクト13d〜13f及び天井ダクト13gが、分配ユニット13aで分配されるように接続されている。
また、この二階10bの天井部内10h内には、屋内に設けられた吸気孔13mから、室内の汚れた空気を吸い出す給気ダクト13nが接続されている。
更に、前記二階10bの床部10n内には、分配ユニット13bを介して、前記給排気ユニット12に接続されることにより、清浄空気を供給する床ダクト14d〜14fが設けられている。
これらの各床ダクト14d〜14fは、二階各室10i〜10kの壁部wに近接されて設けられた室内側給気孔としての床面換気グリル14a〜14cに連通されていて、清浄空気が、これらの二階各室10i〜10kに供給されるように構成されている。
そして、この給排気ユニット12内には、図示省略のファン部材を、電動モータによって回転駆動させることにより、送風を行う送風ファン装置が設けられている。
このため、前記給排気ユニット12は、外壁部に設けられた屋外側吸気口15から屋外の空気を取り入れて、屋外側排気口16から汚れた室内の空気を排気することにより、いわゆる第一種換気が行われるように構成されている。
図1乃至図9に示すこの実施例1の清浄空気送風装置は、前記床面換気グリル14a〜14cに装着されて、室内に供給される給気を制御することにより、所望の位置に清浄空気を供給可能とする清浄空気送風ユニット20を有している。
まず、主に、図1を用いて、この清浄空気送風ユニット20の構成について説明する。
この清浄空気送風ユニット20は、前記各床面換気グリル14a〜14c等に装着される空気送風機本体21と、この空気送風機本体21から延設されて、この空気送風機本体21から送風される床面換気グリル14aからの清浄空気を内部に挿通させる屈曲可能なダクト部材22と、このダクト部材22の先端部に設けられて、室内の床面Fに載置される出口部材23とを有して主に構成されている。
このうち、前記空気送風機本体21は、略直方体のボックス状を呈する筐体21aの左,右側縁下辺側周囲から、上面視略長方形の板状の係合鍔部21b,21bが一対、一体となるように突設されていて、前記各床面換気グリル14aの周縁部14gを覆うように装着される。
前記筐体21aの内部には、プロペラ状のファン部材21c,21cを、電動モータによって回転駆動させることにより、上面部21dに形成されたダクト用開口21eに接続される前記ダクト部材22内に、送風を行う送風ファン装置21fが設けられている。
また、この筐体21aの下面側には、図9に示すように、前記床面換気グリル14aと、この筐体21aの内部空間とを連通させるように、開口部21gが形成されている。
そして、この開口部21gには、上面視略長方形板状の脱臭フィルタ部材24が、嵌着されて着脱自在となるように設けられている。
更に、この開口部21gの周囲と、前記係合鍔部21b,21bの下面側には、この開口部21g周縁を囲むように、前記床面換気グリル14a等の周縁に圧着されるシール部材としてのスポンジ状部材25が、接着されて設けられている。
また、図1及び図7に示すように、前記床面換気グリル14aの壁部w側周縁に開口形成されたスリット部26からは、上下方向に移動可能なフォーク部材27が、出没可能に収納されている。
このフォーク部材27には、前記壁部wから離間する室内側方向へ向けて、一対の係合片27a,27aが一体に突設されている。
これらの係合片27a,27aは、前記筐体21aの幅方向寸法と、略同一寸法、水平方向に離間して形成されて、これらの係合片27a,27a間に前記筐体21aを、図1中二点鎖線で示す位置までスライドさせて挟持可能としている。
また、これらの係合片27a,27aの高さ位置は、前記スリット部26から上方に引き出された状態で、前記係合鍔部21b,21bの上面側に、これらの係合片27a,27aの下面側が摺接される位置に設定されている。
図1中二点差線で示す位置までスライド嵌着されている状態では、一定の応力で前記係合鍔部21b,21bが、前記床面換気グリル14aの周縁部14gに圧接されるように構成されている。
さらに、前記スリット部26内に収納された状態では、前記床面換気グリル14aの周縁部14gの高さ位置よりも、係合片27a,27aの上面部の高さ位置が、同一高さ位置若しくは、低くなるように構成されている。
そして、これらの突設された係合片27a,27aが、前記係合鍔部21b,21bを係合離脱させることにより、前記床面換気グリル14a周縁に、空気送風機本体21を装脱着自在となるように、これらの係合片27a,27a及び、前記係合鍔部21b,21bによって、着脱手段が構成されている。
また、前記ダクト部材22は、蛇腹状の塩ビ製ホース部材から主に構成されて、自在に屈曲可能とされている。
更に、前記出口部材23は、正面視略正方形形状を呈して、風向をガイドする周縁枠体23aと、この周縁枠体23aの背板23cと一体に形成されて、前記ダクト部材22の先端部22aを接続する円筒形形状の接続部23bとを有して主に構成されている。
このうち、前記周縁枠体23aの何れか一辺は、外側面を略平坦形状とすることにより、前記床面F上に対向して載置される載置面23dとして機能するように構成されている。
この実施例1では、四辺全ての辺の外側面が、載置面23dとして機能するように略平坦形状を呈している。
また、この実施例1の清浄空気送風ユニット20は、図1に示すように、前記空気送風機本体21内に設けられた送風ファン装置21fの電動モータに電力を供給する為、壁部wに設けられたコンセント30に、電源コード31を接続するコンセントプラグ32が設けられている。
そして、この実施例1の清浄空気送風ユニット20は、前記空気送風機本体21の送風ファン装置21fを駆動することにより、前記給排気換気システム11から前記床ダクト14d〜14fを介して、前記床面換気グリル14a等に送風される清浄空気を、このダクト部材22内へ挿通させて、前記出口部材23から、室内へ供給するように構成されている。
次に、この実施例1の清浄空気送風装置の作用効果について説明する。
このように構成されたこの実施例1の清浄空気送風装置では、日中の活動時、各室10i等内の天井に設けられた室内側天井給気孔13h〜13j又は、床面Fの壁部w近傍に設けられた床面換気グリル14a〜14cから、二階各室10i等へ清浄空気の給気が行われると共に、前記吸気孔13m及び給気ダクト13n等を介して、屋内の汚れた空気が排気されることにより、屋内で生活する居住者の邪魔とならないように、第一種換気が行われる。
すなわち、比較として図4に示すように、日中では、二階各室10i内に万遍なく清浄空気が供給されて浄化されている。
また、夜間等、居住者Kが就寝する際等、居住者Kが、一定の箇所、特に床に近い位置に留まる場合には、部屋全体を清浄空気とするのは、効率的であるとは言い難い。
このため、図5及び図6に示すように、前記清浄空気送風ユニット20を用いて、居住者Kの顔に近い部分へ集中的に清浄空気を送風供給する。
すなわち、図1に示すように、前記床面換気グリル14aの壁部w側周縁に開口形成されたスリット部26から、上方向にフォーク部材27を引き出すと共に、前記清浄空気送風ユニット20の空気送風機本体21を、図1中実線で示す位置から、二点鎖線で示す位置まで、床面F上をスライド移動させる。
そして、前記フォーク部材27に、前記壁部wから離間する室内側方向へ向けて、一体に突設されている一対の係合片27a,27a間に、前記空気送風機本体21の筐体21aを左,右から挟持させるように、前記係合片27a,27aの下面側を、前記係合鍔部21b,21bの上面側に、摺接させながら、介挿させる。
このように、二点鎖線で示す装着状態では、一定の応力で前記係合鍔部21b,21bが、前記床面換気グリル14aの周縁部14gに圧接されるため、前記前記床面換気グリル14a等の周縁に圧着されるスポンジ状部材25が、弾性変形して、圧着されて、この開口部21gの周囲を囲む前記係合鍔部21b,21bの下面側及び、この開口部21g周縁の他の部分と、前記床面換気グリル14a等の周縁とが、シールされる。
このため、開口部21g周縁と、前記床面換気グリル14aの周縁との間から、清浄空気が漏れる虞が減少する。
次に、図6に示すように、居住者Kの顔に近い部分へ集中的に清浄空気が送風供給されるように、前記出口部材23を床面F上に載置する。
この際、二階各室10i〜10l内の床面Fに載置される出口部材23が、前記床面換気グリル14aの周縁部に装着される空気送風機本体21に対して、屈曲可能なダクト部材22を介して接続されている。
このため、前記床面換気グリル14aの位置に拘わらず、室内の所望の位置に前記出口部材23を載置して、清浄空気を、良好な効率で供給できる。
更に、この実施例1では、前記出口部材23の正面視略正方形形状の周縁枠体23aが、各辺を載置面23dとすることが可能なように、外側面を略平坦形状としている。
このため、図1に示す前記ダクト部材22の一部22bと共に、載置面23dの左右方向両端と、この一部22bとの間に略三角形の設置点が形成されて、更に、設置時の安定性が良好である。
従って、例えば、出口部材23を載置する位置によって、前記ダクト部材22の屈曲量が大きくなっても、ダクト部材22が、伸張しようとする反力等で、出口部材23の位置や向きが変更される虞が少ない。
更に、この実施例1では、周縁枠体23aの四辺全ての辺の外側面が、載置面23dとして機能するように略平坦形状を呈している。
このため、設置位置によって、左,右約90度若しくは反対側の他の載置面23dを用いることが可能で、更に、安定性を良好なものとすることができる。
また、前記送風ファン装置21fのファン部材21c,21cが回転駆動されると、前記床面換気グリル14aまで到達している前記給排気ユニット12からの清浄空気が、前記ダクト部材22内に挿通されて、前記出口部材23から所望の位置に供給される。
しかも、出口部材23の設置位置及び角度を変更調整するだけで、所望の位置に、所望の風量の清浄空気を供給出来、例えば、風により寒さ感を感じる時には、寒さを感じないように、設置位置を変更若しくは、設置角度を変更することで解消することができる。
このため、例えば、第1種換気で、住宅設備として設けられている給排気ユニット12の送風装置の風量が足りない場合や、或いは排気のみを機械式のファン等の送風装置を用いて行う第3種換気であっても、所望の風量になるように、この送風ファン装置21fの回転駆動を制御することによって調整出来る。
そして、前記空気送風機本体21に設けられたスポンジ状部材25が、前記床面換気グリル14aの周縁部14gに圧着される。
このため、清浄空気が漏洩することなく、前記床面換気グリル14aから前記ダクト部材22内へ送風することができる。
また、この空気送風機本体21が、床面換気グリル14aの周縁部14gに装着された状態では、前記送風ファン装置21fのファン部材21c,21cが、この床面換気グリル14aのグレーチングの真上に位置する。
このため、空気の流路が直線状となることで通気抵抗の増大が抑制されて、更に効率的に清浄空気を供給出来る。
更に、前記空気送風機本体21に設けられた脱臭フィルタ部材24によって、更に清浄された清浄空気が供給される。
また、前記床面換気グリル14aの周縁から突設された前記フォーク部材27の係合片27a,27aによって、前記空気送風機本体21のボックス状の筐体21aの周囲からに突設された係合鍔部21b,21bが、係合離脱されることにより、容易に、前記床面換気グリル14aの周縁部14gに、この空気送風機本体21を装脱着自在とすることができる。
このため、例えば、居住者の活動が活発な昼間は、この着脱手段を用いて、前記空気送風機本体21を取り外して、部屋全体に清浄空気を行き渡らせると共に、居住者Kが就寝する夜間は、前記空気送風機本体21の係合鍔部21b,21bを、前記床面換気グリル14aの周縁から突設された前記フォーク部材27の係合片27a,27aに対して、係合させて装着することにより、所望の部分のみへ集中的に清浄空気を供給させることが出来る。
特に、この実施例1の出口部材23は、床面F上に載置されても安定性が良好であるので、前記周縁枠体23aによって導かれる清浄空気の位置及び角度が変化することが無い。
このため、例えば、居住者Kが、気管支アレルギー(喘息、鼻炎等)発作を伴う呼吸器系の疾患を有していても、夜間中、常に清浄空気を効率よく供給出来、安心して就寝できる。
また、この実施例1の清浄空気送風ユニット20は、前記空気送風機本体21が、前記床面換気グリル14aの周縁から突設された前記フォーク部材27に対して、容易に装脱着出来て持ち運び可能である。
このため、図3中、部分的な給気が必要とされる二階各室10i〜10kに搬入すると共に、これらの二階各室10i〜10kの前記床面換気グリル14a〜14cの周縁から突設された各フォーク部材27…に対して、前記空気送風機本体21を装着することで、容易に、清浄空気が必要とされる居住者Kが、就寝する二階各室10i〜10kの何れの部屋であっても、この清浄空気送風ユニット20を使用することができる。
図10及び図11は、この発明の実施の形態の実施例2の清浄空気送風装置を示すものである。
なお、前記実施例1と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、構成上の相違点を中心に説明すると、この実施例2の清浄空気送風ユニット120では、前記ビニルフード部材40が、前記実施例1の出口部材23に代えて、前記ダクト部材22の先端部22aに装着されている。
このビニルフード部材40は、無色透明のビニル部材によって構成されていて、前記居住者Kの身体の顔部若しくは脚部等の一部又は全部を覆い、ドーム状の内部空間40aを前記ダクト部材22の内部空間と連通させるように構成されている。
次に、この実施例2の清浄空気送風ユニット120の作用効果について説明する。
この実施例2では、前記ダクト部材22を介して、ビニルフード40内に供給される清浄空気は、前記居住者Kの一部又は全部に集中されて供給される。
このため、ビニルフード40外の空気に比して、ビニルフード40内では、清浄された空気で満たされた空間を得ることができる。
このため、更に、空気清浄効率が良好である。
また、暖房と併用することにより、図11に示すように、居住者Kの脚部を集中して暖めることもできる。
この際、例えば、前記空気送風機本体21の筐体21a内に、通過する空気を加熱可能な暖房機器を設けることにより、個別に暖房を行うこともできるので、更に、使用利便性が良好である。
他の構成、及び作用効果については、前記実施例1と略同一であるので、説明を省略する。
図12及び図13は、この発明の実施の形態の実施例3の清浄空気送風装置を示すものである。
なお、前記実施例1,2と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して、構成上の相違点を中心に説明する。
この実施例3の清浄空気送風装置では、前記建物の一室10pに、複数の室内側給気孔14p,14q…が設けられていて、各々分岐された給気ダクト13p,13q…に接続されている。
このうち、前記空気送風機本体21が装着されていない室内側給気孔14pを閉塞可能とする閉塞手段として、回動蓋体50が設けられている。
この回動蓋体50の一側辺50aは、蝶番部材51によって、前記室内側給気孔14pの周縁部の短尺側一側辺14hに回動自在に固定されている。
次に、この実施例3の清浄空気送風装置の作用について説明する。
この実施例3では、前記回動蓋体50によって、前記複数形成された室内側給気孔14p,14q…のうち、前記空気送風機本体21が装着されていない室内側給気孔14p等が閉塞される。
このため、清浄空気が、空気送風機本体21が装着されている室内側給気孔14q等に集中して、更に、前記出口部材23から供給される清浄空気の送風量を増大させることができる。
他の構成、及び作用効果については、前記実施例1,2と略同一であるので、説明を省略する。
図14は、この発明の実施の形態の実施例4の清浄空気送風装置を示し、前記実施例3の変形例に相当するものである。
なお、前記実施例1,2と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して、構成上の相違点を中心に説明する。
この実施例4の清浄空気送風装置では、前記実施例3と同様に、建物の一室10pに、複数設けられた室内側給気孔14p,14q…のうち、前記空気送風機本体21が装着されていない室内側給気孔14p等を閉塞する閉塞手段としての取り外し蓋体60が設けられている。
この取り外し蓋体60は、取り外し及び閉塞時の把持性を良好なものとするため、凸状の把手部61が、上面部に一体に凸設形成されている。
次に、この実施例4の清浄空気送風装置の作用について説明する。
この実施例4では、前記取り外し蓋体60によって、前記複数形成された室内側給気孔14p,14q…のうち、前記空気送風機本体21が装着されていない室内側給気孔14p等が閉塞される。
このため、清浄空気が、空気送風機本体21が装着されている室内側給気孔14q等に集中して、更に、前記出口部材23から供給される清浄空気の送風量を増大させることができる。
他の構成、及び作用効果については、前記実施例1,2及び3と略同一であるので、説明を省略する。
図15は、この発明の実施の形態の実施例5の清浄空気送風装置を示し、前記実施例3の変形例に相当するものである。
なお、前記実施例1,2と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して、構成上の相違点を中心に説明する。
この実施例5の清浄空気送風装置では、前記実施例3及び4と同様に、建物の一室10pに、複数設けられた室内側給気孔14p,14q…のうち、前記空気送風機本体21が装着されていない室内側給気孔14p等を閉塞する閉塞手段としてのスライド蓋体70が設けられている。
このスライド蓋体70は、前記床面Fに沿ったスライド移動により、前記室内側給気孔14pの上面部を閉塞及び開放可能としている。
次に、この実施例5の清浄空気送風装置の作用について説明する。
この実施例5では、前記スライド蓋体70によって、前記複数形成された室内側給気孔14p,14q…のうち、前記空気送風機本体21が装着されていない室内側給気孔14p等が閉塞される。
このため、清浄空気が、空気送風機本体21が装着されている室内側給気孔14q等に集中して、更に、前記出口部材23から供給される清浄空気の送風量を増大させることができる。
他の構成、及び作用効果については、前記実施例1,2及び3,4と略同一であるので、説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
即ち、前記実施例1では、住宅10の二階10bの寝室である二階各室10i〜10kに前記清浄空気送風装置を適用したものを示して説明してきたが、特にこれに限らず、例えば、一階10aに寝室が存在する等、間取りプランによっては何階に清浄空気送風装置が適用されても良く、設置場所や清浄空気送風ユニット20の形状、寸法及び材質が特に限定されるものではない。
また、前記実施例2では、前記ビニルフード部材40が、前記実施例1の出口部材23に代えて、前記ダクト部材22の先端部22aに装着されているが、特にこれに限らず、例えば、実施例1の出口部材23に連設して設けてもよい。
更に、前記実施例1乃至5では、前記筐体21a内に、プロペラ状のファン部材21c,21cを、電動モータによって回転駆動させることにより、上面部21dに形成されたダクト用開口21eに接続される前記ダクト部材22内に、送風を行う送風ファン装置21fが設けられているが、例えば、このファン部材21cに代えて、シロッコファンを用いる等、空気送風機本体21から送風される室内側給気孔からの清浄空気をダクト部材2内へ挿通させて、前記出口部材23から供給するものであれば、送風機やファンの形状、数量、及び材質が特に限定されるものではなく、所望の風量が確保されれば、ファン装置21fを用いなくてもよい。
この発明の最良の実施の形態の実施例1の清浄空気送風装置で、清浄空気送風ユニットの着脱の様子を説明する部屋隅の斜視図である。 実施例1の清浄空気送風装置で、図1中A−A線に沿った位置での空気送風機本体の模式的な断面図である。 実施例1の清浄空気送風装置で、建物全体の構成を説明する模式的な分解斜視図である。 実施例1の清浄空気送風装置で、比較例を示し、建物の一室の模式的な透過斜視図である。 実施例1の清浄空気送風装置で、建物の一室の模式的な透過斜視図である。 実施例1の清浄空気送風装置で、枕元に出口部材を設置した様子を説明する斜視図である。 実施例1の清浄空気送風装置で、清浄空気送風ユニットの空気送風機本体が、着脱手段によって装着された様子を説明する斜視図である。 実施例1の清浄空気送風装置で、清浄空気送風ユニットの空気送風機本体及びダクトの構成を説明する斜視図である。 実施例1の清浄空気送風装置で、清浄空気送風ユニットの空気送風機本体の構成を説明する下面側の分解斜視図である。 実施例2の清浄空気送風装置で、ビニールフードを用いて頭部に清浄空気を送風する様子を示す斜視図である。 実施例2の清浄空気送風装置で、ビニールフードを用いて脚部に清浄空気を送風する様子を示す斜視図である。 実施例3の清浄空気送風装置で、複数の室内側給気孔を有する室の一例を示す斜視図である。 実施例3の清浄空気送風装置で、回動蓋体の構成を示す斜視図である。 実施例4の清浄空気送風装置で、取り外し蓋体の構成を示す斜視図である。 実施例5の清浄空気送風装置で、スライド蓋体の構成を示す斜視図である。 従来例の風量調整装置の構成を説明する斜視図である。
符号の説明
10 住宅
10i〜10k 二階各室(室)
14a〜14c 床面換気グリル(室内側給気孔)
14g 周縁部
20,120 清浄空気送風ユニット
21 空気送風機本体
22 ダクト部材
23 出口部材
21f 送風ファン装置(装置側送風機)
24 脱臭フィルタ部材
25 スポンジ状部材(シール材)
着脱手段
21b,21b 係合鍔部
27 フォーク部材
27a,27a 係合片
40 ビニールフード部材
40a 内部空間
閉塞手段
50 回動蓋体
60 取り外し蓋体
70 スライド蓋体

Claims (7)

  1. 住宅等の室内に設けられた室内側給気孔に装着されて、給気を制御することにより、所望の位置に清浄空気を供給可能な清浄空気送風装置であって、
    前記室内側給気孔に装着される空気送風機本体と、該空気送風機本体から延設されて、該空気送風機本体から送風される室内側給気孔からの清浄空気を内部に挿通させる屈曲可能なダクト部材と、該ダクト部材の先端部に設けられて、室内に載置される出口部材とを有し、空気送風機本体から送風される室内側給気孔からの清浄空気を該ダクト部材内へ挿通させて、前記出口部材から供給することを特徴とする清浄空気送風装置。
  2. 前記空気送風機本体には、駆動により、前記ダクト部材内に、清浄空気を送風する装置側送風機が設けられていることを特徴とする請求項1記載の清浄空気送風装置。
  3. 前記空気送風機本体には、脱臭フィルタ部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の清浄空気送風装置。
  4. 前記空気送風機本体には、前記室内側給気孔周縁に圧着されるシール部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか一項記載の清浄空気送風装置。
  5. 前記空気送風機本体には、ボックス状の筐体の周囲から係合鍔部が突設されると共に、前記室内側給気孔の周縁から突設された係合片に、該係合鍔部を係合離脱させることにより、前記室内側給気孔周縁に、該空気送風機本体を装脱着自在とする着脱手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のうち何れか一項記載の清浄空気送風装置。
  6. 前記出口部材に代えて、若しくは該出口部材に連設して、前記居住者の一部又は全部を覆い、内部空間を前記ダクト部材の内部空間と連通させるビニルフード部材を有することを特徴とする請求項1乃至5のうち何れか一項記載の清浄空気送風装置。
  7. 前記複数形成された室内側給気孔のうち、前記空気送風機本体が装着されていない室内側給気孔を閉塞する閉塞手段を有することを特徴とする請求項1乃至6のうち何れか一項記載の清浄空気送風装置。
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CN107023895A (zh) * 2017-05-11 2017-08-08 顾建军 一种多居室室内空气调节机
JP2019152509A (ja) * 2018-03-02 2019-09-12 三機工業株式会社 エンジン試験用給気装置

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