JP2007127283A - プーリ及びプーリの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 放熱効果の高い樹脂製のプーリ及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 内輪(3c)の内周面が圧縮機のフロントハウジング(12)に圧入されたプーリであって、樹脂製の回転部材(2)と、回転部材(2)の回転中心部に装着された軸受(3)とを備え、軸受(3)は、インサート成形法にて回転部材(2)に一体化された外輪(3a)、及び外輪(3a)の内周期側に転がり接触する転動体(3b)を有して構成され、外輪(3a)の軸方向寸法(Lo)を外輪(3a)より内側に位置して転動体(3b)と転がり接触する内輪(3c)の軸方向寸法(Li)より大きくする。
【選択図】図1
【解決手段】 内輪(3c)の内周面が圧縮機のフロントハウジング(12)に圧入されたプーリであって、樹脂製の回転部材(2)と、回転部材(2)の回転中心部に装着された軸受(3)とを備え、軸受(3)は、インサート成形法にて回転部材(2)に一体化された外輪(3a)、及び外輪(3a)の内周期側に転がり接触する転動体(3b)を有して構成され、外輪(3a)の軸方向寸法(Lo)を外輪(3a)より内側に位置して転動体(3b)と転がり接触する内輪(3c)の軸方向寸法(Li)より大きくする。
【選択図】図1
Description
本発明は、動力伝達用のプーリおよびプーリの製造方法に関するものである。
動力伝達用のプーリとして、例えば特許文献1に記載の発明では、インサート成形法により略円筒状の金具を樹脂製のプーリ本体に一体化している。
特開2001−227620号公報
本発明は、放熱効果を高い樹脂製のプーリ及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するにあたり、請求項1に記載の発明は、走行用エンジンの動力を圧縮機に伝達するプーリであって、樹脂製の回転部材(2)と、回転部材(2)の回転中心部に装着された軸受(3)とを備え、軸受(3)は、インサート成形法にて前記回転部材(2)に一体化された外輪(3a)、及び前記外輪(3a)の内周側に転がり接触する転動体(3b)を有して構成され、外輪(3a)の軸方向寸法(Lo)は、外輪(3a)より内側に位置して前記転動体(3b)と転がり接触する内輪(3c)の軸方向寸法(Li)より大きく、内輪(3c)の内周面は、圧縮機のフロントハウジング(12)に圧入されていることを特徴とする。
これにより、軸受(3)の大気に晒される表面積を増大させて放熱効果を高めることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、外輪(3a)の外周面のうち回転部材(2)との接合面には、凹凸部(3h)が形成されていることを特徴とする。
これにより、軸受(3)と回転部材(2)との接合面積を増大させて両者(2、3)の接合強度を増大させることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、外輪(3a)の肉厚寸法(To)は、内輪(3c)の肉厚寸法(Ti)より大きいことを特徴とする。
これにより、インサート成形時の樹脂成形圧により外輪(3a)、特に外輪(3a)の軌道面が変形してしまうことを防止できるとともに、大気側に伝達することができる熱量を増大させることができ、更に放熱能力を向上させることができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の発明において、回転部材(2)には、軸方向両側から外輪(3a)を挟み込むようにして外輪(3a)の軸方向両端側に接触する突起部(2c)が形成されていることを特徴とする。
これにより、軸受(3)が軸方向に移動することが拘束されるので、より強固に軸受(3)と回転部材(2)とを接合することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の発明において、回転部材(2)は、少なくとも外輪(3a)の外周面(3k)と外輪(3a)の軸方向の端面(3j)と繋ぐ丸取り面又は面取り面(3m)、及び外周面(3k)に接触していることを特徴とする。
これにより、軸受(3)の軸方向両側が、回転部材(2)の成形時に丸取り面又は面取り面(3m)に接合する部位にて挟まれた状態となるので、軸受(3)が軸方向に移動することが拘束され、より強固に軸受(3)と回転部材(2)とを接合することができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の発明において、外輪(3a)のうち大気に晒される部位には、放熱面積を増大させる放熱促進部(3q、3r、3s)が形成されていることを特徴とする。
これにより、更に放熱能力を高めることができる。尚、より具体的には、放熱促進部(3q、3r、3s)は、請求項7ないし9に記載の発明のように、外輪(3a)のうち大気に晒される部位の内周側に設けられた溝(3q)、外輪(3a)のうち大気に晒される部位の端面(3j)に設けられた凹凸部(3j)、外輪(3a)のうち大気に晒される部位の内周側に圧入された放熱フィン(3r)として形成することができる。
また、請求項10に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1つに記載のプーリの製造方法であって、外輪(3a)をインサート成形法にて前記回転部材(2)に一体化した後、転動体(3b)を組み付けることを特徴とする。
これにより、仮に軸受(3)内に、回転部材(2)より融点の低い材料からなる部材が存在していても、問題なくインサート成形法にて軸受(3)を回転部材(2)に一体化することができる。
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明に係る回転体を、走行用エンジンの動力を圧縮機に伝達するプーリ1に適用したものである。
本実施形態は、本発明に係る回転体を、走行用エンジンの動力を圧縮機に伝達するプーリ1に適用したものである。
なお、図1(a)は本実施形態に係るプーリ1の断面図であり、図1(b)は図1(a)の左側面図であり、図2はプーリ本体2の断面図、すなわち図3のH−H断面図であり、図3は図2の左側面図であり、図4は図2の右側面図であり、図5は図2のA部拡大図であり、図6(a)はラジアル転がり軸受3の外観図であり、図6(b)はラジアル転がり軸受3の断面図であり、図7はインサート成形時における図2のA部に相当する部位の拡大図あり、以下、図1〜図7を用いて本実施形態を説明する。
プーリ1は、図1、2に示すように、プーリ本体2及びラジアル転がり軸受3等からなるもので、プーリ本体2は、その外周面にポリードライブベルト対応する複数列のV溝2aが設けられた樹脂製の回転部材であり、このプーリ本体2の回転中心部にラジアル転がり軸受3が装着されている。
ここで、ラジアル転がり軸受3は、図5に示すように、インサート成形法にてプーリ本体2に一体化された鉄鋼等の金属からなる外輪3a、外輪3aの内周面側に転がり接触する鉄鋼等の金属からなる転動体3b、外輪3aより内側に位置して転動体3bと転がり接触する鉄鋼等の金属からなる内輪3c、転動体3bを保持するナイロン66等の樹脂からなるリテーナ3d、外輪3aと内輪3cとの隙間3eに封入されたグリース、及びグリースが隙間3eから流出することを防止するアクリルゴム等の樹脂からなるシール部材3f等からなるものである。なお、シール部材3fは、その内部に埋設された金属製の芯金3gにて剛性が補強されている。
そして、外輪3aの軸方向寸法Loを内輪3cの軸方向寸法Liより大きくすることにより外輪3aを圧縮機10側に延出させるとともに、外輪3aの肉厚寸法Toを内輪3cの肉厚寸法Tiより大きくしている。なお、肉厚寸法To、Tiは、最小肉厚寸法、すなわち転動体3bに対応する部位の厚み寸法を言う。
また、外輪3aの外周面のうちプーリ本体2との接合面には、図6に示すように螺旋状の溝部を形成することにより外周面を凹凸状とした凹凸部3hが設けられ、内輪3cの内周面は、図1に示すように、圧縮機10のフロントハウジング12に圧入される。
また、外輪3aの軸方向端部側は、図7に示すように、その外周面3kと外輪3aの軸方向の端面3jと繋ぐ丸取り面3mから構成されており、この丸取り面3mには、図5に示すように、プーリ本体2の成形時にプーリ本体2と一体形成された略三角形断面を有する突起部2cが、軸方向両側から外輪3aを挟み込むようにして接触している。
また、センターハブ4は、プーリ本体2に伝達されたトルクを圧縮機10のシャフト11に伝達するもので、このセンターハブ4とプーリ本体2とは、ゴム等の弾性部材からなるダンパーを介して互いに噛み合うように係合している。
ここで、センターハブ4は、図1に示すように、圧縮機10のシャフト11の外周面に形成された雄ねじ部とネジ結合する雌ねじ部が形成された円筒部4a、ダンパーを介してプーリ本体2に形成された壁状の突起部2b(図3参照)と噛み合う突起部4b、この突起部4bが形成された環状部4c、及び環状部4cと円筒部4aとを機械的に連結して環状部4cから円筒部4aにトルクを伝達するとともに、環状部4cから円筒部4aに伝達されるトルクが所定トルク以上となったときに破断するような強度に設定されたブリッジ部4d等から構成されている。
因みに、ブリッジ部4dと円筒部4aとは、金属粉を焼結することにより一体成形され、ブリッジ部4dは、環状部4c及び突起部4bの樹脂成形と同時にインサート成形法にて環状部4cに一体化される。
次に、図7を用いてプーリ1の製造方法について述べる。
成形用金型21〜23によって形成された型空間(キャビティ)にラジアル転がり軸受3を所定の部位に配置した状態で、溶融状態の樹脂を型空間内に射出する。
このとき、成形用金型21、22が外輪3aの端面3jに接触することによりラジアル転がり軸受3の位置が保持されるとともに、丸取り面3mとの間に型空間を成す隙間24が発生するので、外輪3aの軸方向両端側の丸取り面3mに接触する突起部2cがプーリ本体2に一体形成される。
次に、本実施形態の特徴を述べる。
本実施形態によれば、ラジアル転がり軸受3とプーリ本体2とがインサート成形法にて一体化されているので、樹脂製のプーリ本体2とラジアル転がり軸受3との間に金属製のインサート金具を配置する必要がないので、プーリ1の製造原価低減を図ることができる。
また、外輪3aの軸方向寸法Loを内輪3cの軸方向寸法Liより大きくしているので、ラジアル転がり軸受3とプーリ本体2との接合面積を増大させて両者2、3の接合強度を増大させることができるとともに、ラジアル転がり軸受3の表面積を増大させて放熱効果を高めることができる。そこで、以下、外輪3aのうち圧縮機10側に延出して大気に晒される部位を放熱部3pと呼ぶ。
また、外輪3aの外周面のうちプーリ本体2との接合面に凹凸部3hが設けられているので、ラジアル転がり軸受3とプーリ本体2とを係合させるように接合することができ、両者2、3の接合強度を強固なものとすることができる。
また、外輪3aの肉厚寸法Toを内輪3cの肉厚寸法Tiより大きくしているので、インサート成形時の樹脂成形圧により外輪3a、特に外輪3aの軌道面が変形してしまうことを防止できるとともに、放熱部3pに伝達することができる熱量を増大させることができ、放熱能力を向上させることができる。
また、ラジアル転がり軸受3は、その軸方向両側が突起部2cにて挟まれた状態となっているので、ラジアル転がり軸受3が軸方向に移動することが拘束され、より強固にラジアル転がり軸受3とプーリ本体2とを接合することができる。
なお、突起部2cは、外輪3aの軸方向端部に形成された丸取り面3mを利用してプーリ本体2の成形と同時に成形されるので、特別な工程を設けることなく、突起部2cを設けることができる。
因みに、本実施形態では、表面が滑らかな曲面とした丸取り面3mにて外周面3kと端面3jとを繋いだが、丸取り面3mを廃止して外周面3kと端面3jとを平面に繋ぐ面取り面としてもよい。
(第2実施形態)
本実施形態は、図8に示すように、外輪3aの外径寸法のうち転動体3bに対応する部位の外径寸法D1をその他の部位の外形寸法D2より大きくして段差を設けたものである。
本実施形態は、図8に示すように、外輪3aの外径寸法のうち転動体3bに対応する部位の外径寸法D1をその他の部位の外形寸法D2より大きくして段差を設けたものである。
これにより、外輪3aの機械的強度を増大させてインサート成形時に外輪3aの軌道面が変形してしまうことを防止できるとともに、放熱部3pに伝達することができる熱量を増大させることができ、放熱能力をさらに向上させることができる。
(第3実施形態)
本実施形態は、放熱部3pの放熱面積、すなわち表面積を増大させるべく、放熱部3pの内周面に放熱促進部としての螺旋状の溝3qを設けたものである。
本実施形態は、放熱部3pの放熱面積、すなわち表面積を増大させるべく、放熱部3pの内周面に放熱促進部としての螺旋状の溝3qを設けたものである。
なお、溝3qが螺旋状に限定されるものではなく、同心状の複数本の溝やクロス螺旋溝等のその他形状であってもよい。
(第4実施形態)
本実施形態も第2実施形態と同様に、放熱部3pの放熱面積の増大を図ったもので、放熱部3pの内周面に放熱促進部としての断面コの字状の放熱フィン3rを外輪3aに圧入したものである。
本実施形態も第2実施形態と同様に、放熱部3pの放熱面積の増大を図ったもので、放熱部3pの内周面に放熱促進部としての断面コの字状の放熱フィン3rを外輪3aに圧入したものである。
なお、本実施形態では、放熱フィン3rをアルミニウム製としたが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば銅等のその他の金属製としてもよい。
(第5実施形態)
本実施形態も第2実施形態と同様に、放熱部3pの放熱面積の増大を図ったもので、放熱部3p、すなわち端面3jに放熱促進部としての凹凸部3sを設けたものである。
本実施形態も第2実施形態と同様に、放熱部3pの放熱面積の増大を図ったもので、放熱部3p、すなわち端面3jに放熱促進部としての凹凸部3sを設けたものである。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、ラジアル転がり軸受3として外輪3a及び内輪3cを有するものを採用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、内輪3cを廃したシェル型の軸受を採用してもよい。
上述の実施形態では、ラジアル転がり軸受3として外輪3a及び内輪3cを有するものを採用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、内輪3cを廃したシェル型の軸受を採用してもよい。
また、上述の実施形態では、ラジアル転がり軸受3をそのまま、インサート成形法によりプーリ本体2に一体化したが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、外輪3aをインサート成形法にてプーリ本体2に一体化した後、転動体3b等を組み付けてもよい。
上述の実施形態では、プーリ1に本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されるものではない。
1…プーリ、2…プーリ本体、3…ラジアル転がり軸受、3a…外輪3a、3b…転動体、3c…内輪。
Claims (10)
- 走行用エンジンの動力を圧縮機に伝達するプーリであって、
樹脂製の回転部材(2)と、
前記回転部材(2)の回転中心部に装着された軸受(3)とを備え、
前記軸受(3)は、インサート成形法にて前記回転部材(2)に一体化された外輪(3a)、及び前記外輪(3a)の内周側に転がり接触する転動体(3b)を有して構成され、
前記外輪(3a)の軸方向寸法(Lo)は、前記外輪(3a)より内側に位置して前記転動体(3b)と転がり接触する内輪(3c)の軸方向寸法(Li)より大きく、
前記内輪(3c)の内周面は、前記圧縮機のフロントハウジング(12)に圧入されていることを特徴とするプーリ。 - 前記外輪(3a)の外周面のうち前記回転部材(2)との接合面には、凹凸部(3h)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプーリ。
- 前記外輪(3a)の肉厚寸法(To)は、前記内輪(3c)の肉厚寸法(Ti)より大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載のプーリ。
- 前記回転部材(2)には、軸方向両側から前記外輪(3a)を挟み込むようにして前記外輪(3a)の軸方向両端側に接触する突起部(2c)が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のプーリ。
- 前記回転部材(2)は、少なくとも前記外輪(3a)の外周面(3k)と前記外輪(3a)の軸方向の端面(3j)と繋ぐ丸取り面又は面取り面(3m)、及び前記外周面(3k)に接触していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のプーリ。
- 前記外輪(3a)のうち大気に晒される部位には、放熱面積を増大させる放熱促進部(3q、3r、3s)が形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載のプーリ。
- 前記放熱促進部(3q、3r、3s)は、前記外輪(3a)のうち大気に晒される部位の内周側に設けられた溝(3q)であることを特徴とする請求項6に記載のプーリ。
- 前記放熱促進部(3q、3r、3s)は、前記外輪(3a)のうち大気に晒される部位の端面(3j)に設けられた凹凸部(3j)であることを特徴とする請求項6に記載のプーリ。
- 前記放熱促進部(3q、3r、3s)は、前記外輪(3a)のうち大気に晒される部位の内周側に圧入された放熱フィン(3r)であることを特徴とする請求項6に記載のプーリ。
- 請求項1ないし9のいずれか1つに記載のプーリの製造方法であって、
前記外輪(3a)をインサート成形法にて前記回転部材(2)に一体化した後、前記転動体(3b)を組み付けることを特徴とするプーリの製造方法。
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