JP2007126968A - エンジンの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンのトルクで駆動される発電機の駆動トルクの急変時におけるエンジン回転変動や運転者の意思に反した車両の加減速を抑制できるようにする。
【解決手段】時刻t1 で要求発電電流がステップ状に増加すると、要求発電トルクや要求吸入空気量(スロットル開度)もステップ状に増加するが、吸気系の応答遅れによってエンジントルクの変化が遅れるため、吸気系の応答遅れを考慮して筒内充填空気量を予測してその筒内充填空気量に応じたベースエンジントルクを予測し、要求エンジントルクと該ベースエンジントルクとの偏差に基づいて点火時期を補正すると共に、この点火時期の補正によって得られるトルク補正量を演算し、そのトルク補正量をベースエンジントルクに加算して実エンジントルクを予測し、予測した実エンジントルクと要求車両駆動トルクとの差分を許可発電トルクとして演算して、この許可発電トルクで発電機を駆動する。
【選択図】図4

Description

本発明は、エンジンの出力トルク(以下「エンジントルク」という)で駆動される補機の駆動トルクを制御する機能を備えたエンジンの制御装置に関する発明である。
近年の車両には、エンジンを駆動源とする様々な補機(例えば発電機、空調用コンプレッサ、パワーステアリング用コンプレッサ、燃圧上昇用の高圧ポンプ、オイルポンプ、モータジェネレータ等)が搭載されている。
これらの補機は、エンジントルクで駆動されるため、エンジン運転中に補機の駆動トルク(エンジントルクのうちの補機で消費されるトルク)が急激に変化すると、アイドル時にはエンジン回転変動が発生する要因となり、走行時には運転者の意思に反した車両の加減速が発生する要因となる。
そこで、特許文献1(特許第2709061号公報)に記載されているように、エアコン等のON/OFFに伴うアイドル回転速度の変動を抑制するために、エアコン等のON/OFF切換時に吸入空気量と点火時期の両方を補正するようにしたものがある。
特許第2709061号公報(第3頁等)
一般に、エンジントルクは、スロットル開度(吸入空気量)や燃料噴射量によって制御されるため、スロットル開度の変化(スロットル通過空気量の変化)がエンジントルクの変化(筒内充填空気量の変化)として現れるまでには、吸気系の応答遅れ(スロットルバルブを通過した空気が筒内に吸入されるまでの遅れ)が発生する。このため、補機の駆動トルクが急激に増加すると、それに対応して吸入空気量を急激に増加させてエンジントルクを急激に増加させようとしても、エンジントルクの増加タイミング(吸入空気量の増加タイミング)が吸気系の応答遅れによって遅れてしまう。
そこで、上記特許文献1では、エアコン等のON/OFF切換時に吸入空気量と共に点火時期を補正しているようにしている。要するに、点火時期の補正によるエンジントルクの補正は、吸入空気量の補正のような応答遅れがないため、吸入空気量の補正で遅れるトルク補正分を点火時期の補正によって確保しようとするものである。
しかし、点火時期の補正によって確保できるトルク量には限界があり、しかも、点火時期をノッキング限界付近や安定燃焼限界付近に制御して運転している場合には、点火時期の許容補正範囲が非常に狭く、点火時期の補正によって増減できるトルク補正量は小さい。このため、補機の駆動トルクが急激に大きく変化したときには、上記特許文献1のように吸入空気量と共に点火時期を補正しても、補機の駆動トルクの急変量に対してトルク補正量が不足して、エンジン回転変動や運転者の意思に反した車両の加減速を十分に抑制することができない。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、補機の駆動トルクの急変時におけるエンジン回転変動や運転者の意思に反した車両の加減速を抑制することができるエンジンの制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、車両を駆動するエンジン及び該エンジンの出力トルク(以下「エンジントルク」という)で駆動される補機を備えたエンジンの制御装置において、前記補機をその要求値に応じて駆動するのに必要なトルク(以下「要求補機駆動トルク」という)を演算する要求補機駆動トルク演算手段と、車両の走行に必要なエンジントルク(以下「要求車両駆動トルク」という)に前記要求補機駆動トルクを加算して要求エンジントルクを演算する要求エンジントルク演算手段と、前記要求エンジントルクを発生するのに必要な吸入空気量(以下「要求吸入空気量」という)を演算する要求吸入空気量演算手段と、前記要求吸入空気量に基づいて吸入空気量を制御する吸入空気量制御手段と、筒内に吸入される実際の空気量(以下「筒内充填空気量」という)を予測し、予測した筒内充填空気量で発生するエンジントルク(以下「ベースエンジントルク」という)を予測するベースエンジントルク予測手段と、前記要求エンジントルクと前記ベースエンジントルクとの偏差に基づいて点火時期を補正してエンジントルクを補正するトルク補正手段と、前記点火時期の補正量に基づいてトルク補正量を演算し、演算したトルク補正量と前記ベースエンジントルクとに基づいて実エンジントルクを予測する実エンジントルク予測手段と、前記実エンジントルク予測手段で予測した実エンジントルクと前記要求車両駆動トルクとの差分を許可補機駆動トルクとして演算する許可補機駆動トルク演算手段と、前記許可補機駆動トルクに基づいて前記補機を制御する補機制御手段とを備えていることを特徴とするものである。
要するに、請求項1に係る発明は、吸入空気量の遅れを考慮して筒内充填空気量を予測してその筒内充填空気量に応じたベースエンジントルクを予測し、要求エンジントルクと該ベースエンジントルクとの偏差(吸気系の応答遅れによるトルク不足分)に基づいて点火時期を補正すると共に、この点火時期の補正によって得られるトルク補正量を演算し、そのトルク補正量とベースエンジントルクとに基づいて実エンジントルクを予測し、予測した実エンジントルクと要求車両駆動トルクとの差分を許可補機駆動トルクとして演算して、この許可補機駆動トルクで補機を駆動するようにしたものである。このようにすれば、補機の駆動トルクの急変時でも、車両を要求車両駆動トルクで駆動できるように補機の駆動トルクを許可補機駆動トルクで規制することができ、補機の駆動トルクの急変時におけるエンジン回転変動や運転者の意思に反した車両の加減速を抑制することができる。
この場合、請求項2のように、前記トルク補正手段による点火時期の補正限界をエンジン運転条件に応じて設定する点火補正ガード手段を備え、前記点火時期の補正限界の範囲内で点火時期の補正によって得られるトルク補正量が前記要求エンジントルクと前記ベースエンジントルクとの偏差(吸気系の応答遅れによるトルク不足分)に近付くように点火時期の補正量を設定するようにすると良い。このようにすれば、点火時期の補正限界の範囲内で許可補機駆動トルクを要求補機駆動トルクに近付けることができ、点火時期の補正限界の範囲内で要求補機駆動トルクに対する応答性を高めることができる。
以上説明した請求項1、2に係る発明は、吸気ポート噴射式のエンジン、筒内噴射式のエンジンのいずれにも適用可能であるが、筒内噴射式のエンジンの場合は、点火時期の補正と同様に、燃料噴射量の補正によってもエンジントルクを応答良く補正できることに着目し、請求項3のように、要求エンジントルクとベースエンジントルクとの偏差に基づいて燃料噴射量を補正すると共に、その燃料噴射量の補正量に基づいてトルク補正量を演算し、演算したトルク補正量と前記ベースエンジントルクとに基づいて実エンジントルクを予測し、予測した実エンジントルクと要求車両駆動トルクとの差分を許可補機駆動トルクとして演算して、この許可補機駆動トルクで補機を駆動するようにしても良い。このようにすれば、筒内噴射式のエンジンにおいて、補機の駆動トルクの急変時に燃料噴射量を補正するようにしても、車両を要求車両駆動トルクで駆動できるように補機の駆動トルクを許可補機駆動トルクで規制することができ、補機の駆動トルクの急変時におけるエンジン回転変動や運転者の意思に反した車両の加減速を抑制することができる。尚、点火時期と燃料噴射量の両方を補正してエンジントルクを補正するようにしても良いことは言うまでもない。
この場合、請求項4のように、トルク補正手段による燃料噴射量の補正限界をエンジン運転条件で許容される空燃比範囲に基づいて設定する燃料補正ガード手段を備え、前記燃料噴射量の補正限界の範囲内で燃料噴射量の補正によって得られるトルク補正量が前記要求エンジントルクと前記ベースエンジントルクとの偏差(吸気系の応答遅れによるトルク不足分)に近付くように燃料噴射量の補正量を設定するようにすると良い。このようにすれば、燃料噴射量の補正限界の範囲内で許可補機駆動トルクを要求補機駆動トルクに近付けることができ、燃料噴射量の補正限界の範囲内で要求補機駆動トルクに対する応答性を高めることができる。
上述した各請求項1〜4に係る発明は、請求項5のように、補機として、発電機、空調用コンプレッサ、パワーステアリング用コンプレッサ、モータジェネレータのうちのいずれか1つ以上を搭載した車両に適用すると良い。これらの補機は、いずれも比較的大きな駆動トルクを必要とするため、補機の駆動トルクの急変によるエンジン回転変動や運転者の意思に反した車両の加減速の問題が発生しやすいためである。
また、請求項6のように、予測した筒内充填空気量と、エンジン運転条件から予め設定される点火時期及び/又は燃料噴射量に基づいてベースエンジントルクを予測するようにすると良い。要するに、筒内充填空気量、点火時期、燃料噴射量はいずれもエンジントルクを変化させる主要なパラメータであるため、これらに基づいてベースエンジントルクを予測すれば、ベースエンジントルクの予測精度を向上させることができる。
以下、本発明を発電機とエンジンの協調制御システムに適用した2つの実施例1,2を説明する。
まず、図1に基づいてシステム全体の構成を説明する。
エンジン11の空気系、燃料噴射系、点火系の各装置は、制御装置12内のエンジン制御手段13によって制御される。制御装置12には、エンジン制御手段13の他に、車両制御手段14、発電機制御手段15(補機制御手段)、電源制御手段16が設けられ、これら各制御手段13〜16が信号線によって接続されている。
車両制御手段14は、車両の走行に必要なエンジントルク(以下「要求車両駆動トルク」という)を算出して、この要求車両駆動トルクの情報をエンジン制御手段13に送信する。
発電機制御手段15は、エンジントルクで駆動される補機類のうちの発電機(オルタネータ)17の発電電流を制御するものであり、エンジン制御手段13から送信されてくる許可発電トルク(許可補機駆動トルク)に基づいて発電機17の界磁コイルに流す制御電流を制御することで、発電機17の発電電流を制御する。
電源制御手段16は、発電機制御手段15と、各種の電気負荷19a、19bを制御する負荷制御手段20a,20bに接続され、電気負荷19a、19bの動作状態(消費電流)とバッテリ21の充電状態を検出して、発電機17に要求する発電電流(以下「要求発電電流」という)を算出すると共に、この要求発電電流に応じて発電機17を駆動するのに必要なトルク(以下「要求発電トルク」という)を算出する要求発電トルク演算手段(要求補機駆動トルク演算手段)としての機能を備えている。
これら4つの制御手段13〜16は、それぞれ別々のマイクロコンピュータ(ECU)で構成しても良いし、1つのマイクロコンピュータ(ECU)に2つ以上の制御手段の機能を持たせるようにしても良い。
次に、図2に基づいて発電機17とエンジン11との協調制御を説明する。
エンジン制御手段13は、要求エンジントルク演算手段31、要求吸入空気量演算手段32、吸入空気量制御手段33、筒内充填空気量予測手段34、ベースエンジントルク予測手段35、トルク補正手段36、点火時期補正手段37、実エンジントルク予測手段38及び許可発電トルク演算手段39(許可補機駆動トルク演算手段)としての機能を備えている。
ここで、要求エンジントルク演算手段31は、車両制御手段14で演算した要求車両駆動トルクと電源制御手段16で演算した要求発電トルクとを加算して要求エンジントルクを演算する。
要求吸入空気量演算手段32は、要求エンジントルクを発生するのに必要な吸入空気量(以下「要求吸入空気量」という)を演算し、吸入空気量制御手段33は、要求吸入空気量に応じた要求スロットル開度を演算して電子スロットル装置40のスロットル開度を制御して吸入空気量を制御する。
筒内充填空気量予測手段34は、スロットルバルブを通過した吸入空気が筒内に吸入されるまでの吸入空気の挙動を模擬した吸気系モデルに要求吸入空気量を入力して、筒内に吸入される実際の空気量(筒内充填空気量)を予測し、ベースエンジントルク予測手段35は、予測した筒内充填空気量で発生するエンジントルク(以下「ベースエンジントルク」という)を予測する。この際、ベースエンジントルク予測手段35は、予測した筒内充填空気量の他に、エンジン運転条件から予め設定される点火時期及び/又は燃料噴射量も考慮してベースエンジントルクを予測する。要するに、筒内充填空気量、点火時期、燃料噴射量はいずれもエンジントルクを変化させる主要なパラメータであるため、これらに基づいてベースエンジントルクを予測すれば、ベースエンジントルクの予測精度を向上させることができる。
トルク補正手段36は、要求エンジントルクとベースエンジントルクとの偏差(吸気系の応答遅れによるトルク不足分)を演算して、その偏差に基づいて点火時期補正手段37により点火時期の補正量を演算して、点火時期を補正してエンジントルクを補正する。トルク補正手段36は、点火時期の補正限界をエンジン運転条件に応じて設定する点火補正ガード手段(図示せず)を備え、点火時期の補正限界の範囲内で点火時期の補正によって得られるトルク補正量が要求エンジントルクとベースエンジントルクとの偏差(吸気系の応答遅れによるトルク不足分)に近付くように点火時期の補正量を設定する。
実エンジントルク予測手段38は、トルク補正手段36によるトルク補正量をベースエンジントルクに加算して、次回の演算タイミングで実現できる実エンジントルクを予測する。許可発電トルク演算手段39は、予測した実エンジントルクと要求車両駆動トルクとの差分を許可発電トルク(許可補機駆動トルク)として演算する。
発電機制御手段15は、許可発電トルク演算手段39で演算した許可発電トルクに基づいて発電機17の界磁コイルに流す制御電流を制御することで、発電機17の発電電流を制御する。
以上説明した発電機17とエンジン11との協調制御は、図3の協調制御プログラムによって実行される。この図3の協調制御プログラムは、エンジン運転中に所定周期(例えば8ms周期)で実行される。本プログラムが起動されると、まずステップ101で、電源制御手段16は、負荷制御手段20a,20bから受信した電気負荷19a、19bの動作状態(消費電流)とバッテリ21の充電状態に基づいて、発電機17に要求する発電電流(要求発電電流)を算出し、この要求発電電流の情報を発電機制御手段15に送信する。
この後、ステップ102に進み、発電機制御手段15は、発電機モデルを用いて、発電機17を上記要求発電電流に応じて駆動するのに必要なトルク(要求発電トルク)を算出する。ここで、発電機モデルは、発電機17の発電電流(要求発電電流)、発電機17の回転速度(又はエンジン回転速度)、電源バス電圧等をパラメータとして発電トルクを算出するモデルである。そして、次のステップ103で、要求発電トルクの情報をエンジン制御手段13に送信する。
この後、ステップ104に進み、エンジン制御手段13は、発電機制御手段15で算出された要求発電トルクと車両制御手段14で算出された要求車両駆動トルクとを合計したトルクを要求エンジントルクとして算出する。そして、次のステップ105で、エンジン制御手段13は、要求エンジントルクを発生するのに必要な吸入空気量(要求吸入空気量)を算出した後、ステップ106に進み、吸気系の応答遅れを模擬した吸気系モデルに要求吸入空気量を入力して、筒内に吸入される実際の空気量(筒内充填空気量)を予測する。この後、ステップ107に進み、予測した筒内充填空気量と、エンジン運転条件から予め設定される点火時期及び/又は燃料噴射量を考慮してベースエンジントルクを予測する。
そして、次のステップ108で、エンジン制御手段13は、現在のエンジン運転条件(例えばエンジン回転速度と負荷)から点火時期の設定可能範囲(点火時期の補正限界)をマップ等により算出する。このステップ108の処理が特許請求の範囲でいう点火補正ガード手段として機能する。
この後、ステップ109に進み、要求エンジントルクとベースエンジントルクとの偏差(吸気系の応答遅れによるトルク不足分)を算出して、その偏差に基づいて上記点火時期の設定可能範囲内(点火時期の補正限界内)で点火時期の補正によって得られるトルク補正量が要求エンジントルクとベースエンジントルクとの偏差(吸気系の応答遅れによるトルク不足分)に近付くように点火時期の補正量を設定する。そして、次のステップ110で、要求エンジントルクを実現するためのスロットル開度と、上記点火時期の補正量で補正した点火時期をエンジン11に指令する。
この後、ステップ111に進み、点火時期の補正によるトルク補正量をベースエンジントルクに加算して、次回の演算タイミングで実現できる実エンジントルクを予測し、次のステップ112で、予測した実エンジントルクと要求車両駆動トルクとの差分を許可発電トルクとして算出する。そして、次のステップ113で、エンジン制御手段13は、許可発電トルクの情報を発電機制御手段15に送信する。
そして、次のステップ114で、発電機制御手段15は、許可発電トルクに対応する発電電流を指令発電電流として算出する。この後、ステップ115に進み、発電機制御手段15は、指令発電電流相当分の発電を行わせるように発電機17の制御電流(界磁電流)を制御する。
以上説明した本実施例1の作用効果を図4のタイムチャートを用いて説明する。図4のタイムチャートは、時刻t1 で要求発電電流がステップ状に増加したときの制御例を示している。
図4に示すように、時刻t1 で要求発電電流がステップ状に増加すると、要求発電トルク、要求エンジントルク、要求吸入空気量(スロットル開度)もステップ状に増加するが、スロットル開度の変化(スロットル通過空気量の変化)がエンジントルクの変化(筒内充填空気量の変化)として現れるまでには、吸気系の応答遅れ(スロットルバルブを通過した吸入空気が筒内に吸入されるまでの遅れ)が発生する。
そこで、要求発電電流がステップ状に増加した時点t1 で、吸気系の応答遅れを考慮して点火時期を補正する。しかし、点火時期の補正によって確保できるトルク量には限界があり、しかも、点火時期をノッキング限界付近や安定燃焼限界付近に制御して運転している場合には、点火時期の許容補正範囲が非常に狭く、点火時期の補正によって増減できるトルク補正量は小さい。このため、要求発電電流(要求発電トルク)が急激に大きく変化したときには、吸入空気量と共に点火時期を補正しても、要求発電トルクの急変量に対してトルク補正量が不足する。
そこで、本実施例1では、吸気系の応答遅れを考慮して筒内充填空気量を予測してその筒内充填空気量に応じたベースエンジントルクを予測し、要求エンジントルクと該ベースエンジントルクとの偏差(吸気系の応答遅れによるトルク不足分)に基づいて点火時期を補正すると共に、この点火時期の補正によって得られるトルク補正量を演算し、そのトルク補正量をベースエンジントルクに加算して実エンジントルクを予測し、予測した実エンジントルクと要求車両駆動トルクとの差分を許可発電トルクとして演算して、この許可発電トルクで発電機17を駆動する。このようにすれば、要求発電電流(要求発電トルク)の急変時でも、車両を要求車両駆動トルクで駆動できるように発電機17の駆動トルクを許可発電トルクで規制することができ、要求発電電流(要求発電トルク)の急変時におけるエンジン回転変動や運転者の意思に反した車両の加減速を抑制することができる。
しかも、本実施例1では、点火時期の補正限界をエンジン運転条件に応じて設定し、この点火時期の補正限界の範囲内で点火時期の補正によって得られるトルク補正量が要求エンジントルクとベースエンジントルクとの偏差(吸気系の応答遅れによるトルク不足分)に近付くように点火時期の補正量を設定するようにしたので、点火時期の補正限界の範囲内で許可発電トルクを要求発電トルクに近付けることができ、点火時期の補正限界の範囲内で要求発電トルクに対する応答性を高めることができる。
上記実施例1は、吸気ポート噴射式のエンジン、筒内噴射式のエンジンのいずれにも適用可能であるが、筒内噴射式のエンジンの場合は、点火時期の補正と同様に、燃料噴射量の補正によってもエンジントルクを応答良く補正できることに着目し、図5に示す本発明の実施例2のように、燃料噴射量の補正によってエンジントルクを補正するようにしても良い。
本実施例2では、トルク補正手段36aは、要求エンジントルクとベースエンジントルクとの偏差(吸気系の応答遅れによるトルク不足分)に基づいて燃料噴射量補正手段37aにより燃料噴射量を補正すると共に、その燃料噴射量の補正量に基づいてトルク補正量を演算し、実エンジントルク予測手段38は、トルク補正手段36aによるトルク補正量をベースエンジントルクに加算して、次回の演算タイミングで実現できる実エンジントルクを予測する。許可発電トルク演算手段39は、予測した実エンジントルクと要求車両駆動トルクとの差分を許可発電トルクとして演算し、この許可補機駆動トルクで発電機17を駆動する。このようにすれば、筒内噴射式のエンジンにおいて、発電機17の駆動トルクの急変時に燃料噴射量を補正するようにしても、車両を要求車両駆動トルクで駆動できるように発電機17の駆動トルクを許可発電トルクで規制することができ、発電機17の駆動トルクの急変時におけるエンジン回転変動や運転者の意思に反した車両の加減速を抑制することができる。
この場合、トルク補正手段37aによる燃料噴射量の補正限界をエンジン運転条件で許容される空燃比範囲に基づいて設定する燃料補正ガード手段を備え、前記燃料噴射量の補正限界の範囲内で燃料噴射量の補正によって得られるトルク補正量が前記要求エンジントルクと前記ベースエンジントルクとの偏差(吸気系の応答遅れによるトルク不足分)に近付くように燃料噴射量の補正量を設定するようにすると良い。このようにすれば、燃料噴射量の補正限界の範囲内で許可発電トルクを要求発電トルクに近付けることができ、燃料噴射量の補正限界の範囲内で要求発電トルクに対する応答性を高めることができる。
本実施例2(図5)においても、要求エンジントルク演算手段31、要求吸入空気量演算手段32、吸入空気量制御手段33、筒内充填空気量予測手段34、ベースエンジントルク予測手段35、実エンジントルク予測手段38及び許可発電トルク演算手段39は、前記実施例1(図2)と同様に機能する。尚、点火時期と燃料噴射量の両方を補正してエンジントルクを補正するようにしても良いことは言うまでもない。
その他、本発明は、エンジン11と協調制御する補機は、発電機17に限定されず、発電機17の他に、例えば空調用コンプレッサ、パワーステアリング用コンプレッサ、モータジェネレータ等の補機を搭載する車両に本発明を適用する場合は、これらの補機のうちのいずれか1つ以上をエンジン11と協調制御するようにしても良い。これらの補機は、いずれも比較的大きな駆動トルクを必要とするため、補機の駆動トルクの急変によるエンジン回転変動や運転者の意思に反した車両の加減速の問題が発生しやすいためである。
本発明の実施例1におけるシステム全体の構成を示すブロック図である。 実施例1の制御系の機能を説明するブロック図である。 実施例1の発電機とエンジンとの協調制御プログラムの処理の流れを説明するフローチャートである。 実施例1の制御例を説明するタイムチャートである。 実施例2の制御系の機能を説明するブロック図である。
符号の説明
11…エンジン、12…制御装置、13…エンジン制御手段、14…車両制御手段、15…発電機制御手段(補機制御手段)、16…電源制御手段(要求補機駆動トルク演算手段)、17…発電機、19a、19b…電気負荷、20a,20b…負荷制御手段、21…バッテリ、31…要求エンジントルク演算手段、32…要求吸入空気量演算手段、33…吸入空気量制御手段、34…筒内充填空気量予測手段、35…ベースエンジントルク予測手段、36、36a…トルク補正手段、37…点火時期補正手段、37a…燃料噴射量補正手段、38…実エンジントルク予測手段、39…許可発電トルク演算手段(許可補機駆動トルク演算手段)、40…電子スロットル装置

Claims (6)

  1. 車両を駆動するエンジン及び該エンジンの出力トルク(以下「エンジントルク」という)で駆動される補機を備えたエンジンの制御装置において、
    前記補機をその要求値に応じて駆動するのに必要なトルク(以下「要求補機駆動トルク」という)を演算する要求補機駆動トルク演算手段と、
    車両の走行に必要なエンジントルク(以下「要求車両駆動トルク」という)に前記要求補機駆動トルクを加算して要求エンジントルクを演算する要求エンジントルク演算手段と、
    前記要求エンジントルクを発生するのに必要な吸入空気量(以下「要求吸入空気量」という)を演算する要求吸入空気量演算手段と、
    前記要求吸入空気量に基づいて吸入空気量を制御する吸入空気量制御手段と、
    筒内に吸入される実際の空気量(以下「筒内充填空気量」という)を予測し、予測した筒内充填空気量で発生するエンジントルク(以下「ベースエンジントルク」という)を予測するベースエンジントルク予測手段と、
    前記要求エンジントルクと前記ベースエンジントルクとの偏差に基づいて点火時期を補正してエンジントルクを補正するトルク補正手段と、
    前記点火時期の補正量に基づいてトルク補正量を演算し、演算したトルク補正量と前記ベースエンジントルクとに基づいて実エンジントルクを予測する実エンジントルク予測手段と、
    前記実エンジントルク予測手段で予測した実エンジントルクと前記要求車両駆動トルクとの差分を許可補機駆動トルクとして演算する許可補機駆動トルク演算手段と、
    前記許可補機駆動トルクに基づいて前記補機を制御する補機制御手段と
    を備えていることを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. 前記トルク補正手段による点火時期の補正限界をエンジン運転条件に応じて設定する点火補正ガード手段を備え、
    前記トルク補正手段は、前記点火時期の補正限界の範囲内で点火時期の補正によって得られるトルク補正量が前記要求エンジントルクと前記ベースエンジントルクとの偏差に近付くように点火時期の補正量を設定することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの制御装置。
  3. 車両を駆動する筒内噴射式のエンジン及び該エンジンの出力トルク(以下「エンジントルク」という)で駆動される補機を備えたエンジンの制御装置において、
    前記補機をその要求値に応じて駆動するのに必要なトルク(以下「要求補機駆動トルク」という)を演算する要求補機駆動トルク演算手段と、
    車両の走行に必要なエンジントルク(以下「要求車両駆動トルク」という)に前記要求補機駆動トルクを加算して要求エンジントルクを演算する要求エンジントルク演算手段と、
    前記要求エンジントルクを発生するのに必要な吸入空気量(以下「要求吸入空気量」という)を演算する要求吸入空気量演算手段と、
    前記要求吸入空気量に基づいて吸入空気量を制御する吸入空気量制御手段と、
    筒内に吸入される実際の空気量(以下「筒内充填空気量」という)を予測し、予測した筒内充填空気量で発生するエンジントルク(以下「ベースエンジントルク」という)を予測するベースエンジントルク予測手段と、
    前記要求エンジントルクと前記ベースエンジントルクとの偏差に基づいて燃料噴射量を補正してエンジントルクを補正するトルク補正手段と、
    前記燃料噴射量の補正量に基づいてトルク補正量を演算し、演算したトルク補正量と前記ベースエンジントルクとに基づいて実エンジントルクを予測する実エンジントルク予測手段と、
    前記実エンジントルク予測手段で予測した実エンジントルクと前記要求車両駆動トルクとの差分を許可補機駆動トルクとして演算する許可補機駆動トルク演算手段と、
    前記許可補機駆動トルクに基づいて前記補機を制御する補機制御手段と
    を備えていることを特徴とするエンジンの制御装置。
  4. 前記トルク補正手段による燃料噴射量の補正限界をエンジン運転条件で許容される空燃比範囲に基づいて設定する燃料補正ガード手段を備え、
    前記トルク補正手段は、前記燃料噴射量の補正限界の範囲内で燃料噴射量の補正によって得られるトルク補正量が前記要求エンジントルクと前記ベースエンジントルクとの偏差に近付くように燃料噴射量の補正量を設定することを特徴とする請求項3に記載のエンジンの制御装置。
  5. 前記補機は、発電機、空調用コンプレッサ、パワーステアリング用コンプレッサ、モータジェネレータのうちのいずれか1つ以上であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のエンジンの制御装置。
  6. 前記ベースエンジントルク予測手段は、予測した筒内充填空気量と、エンジン運転条件から予め設定される点火時期及び/又は燃料噴射量に基づいてベースエンジントルクを予測することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のエンジンの制御装置。
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