JP2007125540A - 岩石・構造物等の破砕方法並びにその装置 - Google Patents

岩石・構造物等の破砕方法並びにその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】単体の硝酸アンモニウムを瞬時に分解させることにより生じるガスの圧力を利用して岩石等の破砕を行うことができ、且つ火薬類取締法の対象外であって施工の自由度に優れた新規な岩石・構造物等の破砕手法並びにその装置の開発を技術課題とした。
【解決手段】被破砕物Rに設けた装填孔Hに対し、破砕主剤6である硝酸アンモニウムを充填し、テルミット反応を呈する加熱剤5を破砕主剤6に隣接するように配置し、加熱剤5と隣接するように着火具4を配置して装填孔Hを封鎖し、着火具4に通電して加熱剤5にテルミット反応を起こさせ、これにより発生する超高温の反応熱により装填孔H内で硝酸アンモニウムを分解させ、分解ガスの圧力により被破砕物Rを破砕することを特徴として成り、硝酸アンモニウムを迅速且つ確実に分解させることができ、充填孔H内の圧力を急激に高めることにより岩石・構造物等の破砕を安全、確実且つ安価で行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、岩石・構造物等の破砕手法に関するものであって、特に危険物ではあるものの衝撃等に対して安定であって爆発しにくい硝酸アンモニウムを用い、この硝酸アンモニウムを急激に分解させ、その分解ガスの圧力により岩石・構造物等を破砕する方法並びにその装置に関するものである。
従来から、岩石、コンクリート構造物等を破砕する方法は、以下に示す複数の手法の中から、目的、使用環境、使用条件に合せて適した手法が選択されている。
まず火薬・爆薬等の火薬類(硝安油剤爆薬、含水爆薬、ダイナマイト等)による方法(例えば特許文献1参照)は、費用対効果は良好であるといったメリットがあるが、一方で法的規制(火薬類取締法)の対象となるため、市街地等では安全や周辺環境への影響を充分配慮しなければならず、施工の自由度が低くなってしまうといったデメリットがある。また造成工事中に予期せぬ岩が現れた場合等、急遽破砕作業が必要になった場合に、火薬類の消費許可を申請しても許可を得るまでに時間を要するため、工事の停滞を余儀なくされてしまうこともあった。
また蒸気圧を利用した破砕薬による方法は、熱により結晶水を含む化学物質(カリ明礬等)の結晶水を水蒸気化させ、その蒸気圧で岩石・構造物を破砕するというものであり、火薬類取締法の対象とならないため、施工にあたって法制面での自由度があるといったメリットがあるが、一方で費用対効果は劣るといったデメリットがある。
更にまた石灰系静的破砕剤による方法は、水と反応した生石灰が膨張するときの膨張圧力を利用するものであり、前記蒸気圧を利用した破砕薬による方法と同様に火薬類取締法の対象とならないため、施工にあたって法制面での自由度があるといったメリットがあるが、一方で充分な効果を得るまでに数十分乃至数時間を要してしまうといったデメリットがある。
更にまたくさび、打撃等を利用した油圧機械による方法は、同様に火薬類取締法の対象とならないため、施工にあたって法制面での自由度があるといったメリットがあるが、一方で作業効率が悪く、長時間にわたって騒音・振動が発生してしまうといったデメリットあるいは作業用重機が接近できない場所では作業適用ができないというデメリットもある。
このように現状の手法を見ると、例えば市街地等、周辺環境への影響を充分配慮しなければならない場所での使用に適するとともに、施工の自由度に優れた手法は充分解明されているとは言い難く、このような使用環境では制約が厳しいことから、これに対応するため高コスト化はやむをえないとの先入観もあり、いわばコストを無視した手法が採られていた。
ところで前記硝安油剤爆薬の原料である硝酸アンモニウムは、肥料としても用いられるものであって非常に安価で入手できるものである。
また硝酸アンモニウムは、単体であれば衝撃・摩擦等に対して安定であって爆発しにくい物質であり、例えば6号雷管に爆薬を付加したもので起爆することにより爆発させることが実験的に行われたことがあるが、実用的には実施されていない(例えば非特許文献1参照)。すなわち、硝酸アンモニウム単体を用いて岩石、構造物等を破砕することは実用的に実施されていない。
そこで本出願人は、安価で入手することができ、且つ単体の状態で安全である硝酸アンモニウムを用い、充分な破砕性能を具えながらも火薬類取締法の対象外となり、自由度の高い施工を行うことができるとともに、安価に提供することのできる破砕手法の開発に着手することとなった。
特開2005−132636号公報 工業火薬vol.52、1991年No.4、第285頁〜第290頁、三宅淳巳、小川輝繁著、研究論文「硝安の非理想爆轟に関する研究(第1報)」
本発明はこのような背景からなされたものであって、単体の硝酸アンモニウムを瞬時に分解させることにより生じるガスの圧力を利用して岩石等の破砕を行うことができ、且つ火薬類取締法の対象外であって施工の自由度に優れた新規な岩石・構造物等の破砕手法並びにその装置の開発を技術課題としたものである。
すなわち請求項1記載の岩石・構造物等の破砕方法は、被破砕物に設けた装填孔に対し、破砕主剤である硝酸アンモニウムを充填し、更にテルミット反応を呈する加熱剤を前記破砕主剤に隣接するように配置し、更にこの加熱剤と隣接するように着火具を配置して前記装填孔を封鎖し、前記着火具に通電して加熱剤にテルミット反応を起こさせ、これにより発生する超高温の反応熱により前記装填孔内で硝酸アンモニウムを分解させ、その分解ガスの圧力により被破砕物を破砕することを特徴として成るものである。
この発明によれば、テルミット反応によって得られる超高温の反応熱によって、硝酸アンモニウムを迅速且つ確実に分解させることができ、この分解ガスにより充填孔内の圧力を急激に高めることにより岩石・構造物等の破砕を安全且つ確実に行うことができる。
また硝酸アンモニウム、加熱剤ともに火薬類取締法の対象外であるものを使用するため、自由度に優れた施工を実現することができる。
更にまた硝酸アンモニウム、加熱剤ともに安価で入手することができるため、破砕の施工コストを低減することができる。
また請求項2記載の岩石・構造物等の破砕方法は、前記要件に加え、前記加熱剤と硝酸アンモニウムとを、硝酸アンモニウムが加熱剤を囲繞した状態で隣接させることを特徴として成るものである。
この発明によれば、加熱剤の全面が硝酸アンモニウムと隣接することとなるため、加熱剤の反応熱を効率的に硝酸アンモニウムに伝熱することができる。
更にまた請求項3記載の岩石・構造物等の破砕方法は、前記請求項1記載の要件に加え、前記加熱剤と硝酸アンモニウムとを、積層させた状態で隣接させることを特徴として成るものである。
この発明によれば、装填孔への硝酸アンモニウム及び加熱剤の充填が容易に行えるため、作業性を向上することができる。
更にまた請求項4記載の岩石・構造物等の破砕方法は、前記請求項3記載の要件に加え、前記硝酸アンモニウムの中心に長手方向に延びる導炎孔を形成したことを特徴として成るものである。
この発明によれば、硝酸アンモニウムの受熱面積が増大し、加熱剤の反応熱を硝酸アンモニウム全域に短時間に効率的に伝熱させることができ、硝酸アンモニウムの分解反応をより迅速且つ確実に行うことができる。
更にまた請求項5記載の岩石・構造物等の破砕方法は、前記請求項3または4記載の要件に加え、前記加熱剤における硝酸アンモニウムとの接触面に対して散炎面を形成したことを特徴として成るものである。
この発明によれば、加熱剤から硝酸アンモニウムへの送熱面積が増大するため、加熱剤の反応熱を硝酸アンモニウム側に効率的に伝熱することができ、硝酸アンモニウムの分解反応をより迅速且つ確実に行うことができる。
更にまた請求項6記載の岩石・構造物等の破砕方法は、前記請求項3記載の要件に加え、前記硝酸アンモニウムの中心に長手方向に延びた芯状に加熱剤を位置させることを特徴として成るものである。
この発明によれば、硝酸アンモニウムの分解時間を短縮させて、作動時間のばらつきを少なくするとともに、破砕の確実性を向上させることが可能となる。
更にまた請求項7記載の岩石・構造物等の破砕方法は、前記請求項6記載の要件に加え、前記硝酸アンモニウムに対して積層された状態で隣接する加熱剤と、前記硝酸アンモニウムの中心に長手方向に延びた芯状の加熱剤とを、直接または薄膜を介在させて接触させることを特徴として成るものである。
この発明によれば、着火具によって硝酸アンモニウムに対して積層された状態で隣接する加熱剤に生起されたテルミット反応を、速やかに硝酸アンモニウムの中心に長手方向に延びた芯状の加熱剤に連鎖させることができ、作動時間を短縮させることが可能となる。
更にまた請求項8記載の岩石・構造物等の破砕方法は、前記要件に加え、前記硝酸アンモニウム及び加熱剤をケーシングに充填して破砕薬筒を形成し、この破砕薬筒を装填孔に挿入するようにしたことを特徴として成るものである。
この発明によれば、予め形成された破砕薬筒を現場に持ち込むことにより、現場における準備作業を簡素化することができる。
また請求項9記載の岩石・構造物等の破砕装置は、筒状のケーシング内に、破砕主剤である硝酸アンモニウムと、テルミット反応を呈する加熱剤とが密閉状態で充填され、更に前記加熱剤の着火具が具えられたことを特徴として成るものである。
この発明によれば、テルミット反応によって得られる超高温の反応熱によって、硝酸アンモニウムを迅速且つ確実に分解させることができ、この分解ガスにより岩石・構造物等の破砕を安全且つ確実に行うことができる。
また硝酸アンモニウム、加熱剤ともに火薬類取締法の対象外であるものが使用されるため、自由度に優れた施工を実現することができる。
更にまた硝酸アンモニウム、加熱剤ともに安価で入手することができるため、破砕の施工コストを低減することができる。
更にまた請求項10記載の岩石・構造物等の破砕装置は、前記請求項9記載の要件に加え、前記加熱剤を囲繞するように硝酸アンモニウムが充填されていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、加熱剤の全面が硝酸アンモニウムと隣接することとなるため、加熱剤の反応熱を効率的に硝酸アンモニウムに伝熱することができる。
更にまた請求項11記載の岩石・構造物等の破砕装置は、前記請求項9記載の要件に加え、前記加熱剤と硝酸アンモニウムとはケーシングの長手方向に隣接して充填されていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、加熱剤、硝酸アンモニウムをケーシング内に順次充填することにより、破砕装置を容易に製造することができる。
更にまた請求項12記載の岩石・構造物等の破砕装置は、前記請求項11記載の要件に加え、前記硝酸アンモニウムの中心には、長手方向に延びる導炎孔が形成されていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、硝酸アンモニウムの受熱面積が増大するため、加熱剤の反応熱を硝酸アンモニウム全域に効率的に伝熱させることができ、硝酸アンモニウムの分解反応をより迅速且つ確実に行うことができる。
更にまた請求項13記載の岩石・構造物等の破砕装置は、前記請求項11または12記載の要件に加え、前記加熱剤には、硝酸アンモニウムとの接触面に対して散炎面が形成されていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、硝酸アンモニウムへの送熱面積が増するため、加熱剤の反応熱を硝酸アンモニウムに効率的に伝熱させることができ、硝酸アンモニウムの分解反応をより迅速且つ確実に行うことができる。
更にまた請求項14記載の岩石・構造物等の破砕装置は、前記請求項11記載の要件に加え、前記硝酸アンモニウムの中心には、長手方向に延びた芯状に加熱剤が充填されていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、硝酸アンモニウムの分解時間を短縮させて、作動時間のばらつきを少なくするとともに、破砕薬筒の作動の確実性を向上させることが可能となる。
更にまた請求項15記載の岩石・構造物等の破砕装置は、前記請求項14記載の要件に加え、前記硝酸アンモニウムに対してケーシングの長手方向に隣接する加熱剤と、硝酸アンモニウムの中心に長手方向に延びた芯状の加熱剤とは、直接または薄膜を介在させて接触していることを特徴として成るものである。
この発明によれば、着火具によって硝酸アンモニウムに対してケーシングの長手方向に隣接する加熱剤に生起されたテルミット反応を、速やかに硝酸アンモニウムの中心に長手方向に延びた芯状の加熱剤に連鎖させることができ、破砕薬筒の作動時間を短縮させることが可能となる。
そしてこれら各請求項記載の発明の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
本発明によれば、単体の硝酸アンモニウムを超高温により瞬時に分解させて生じるガスの圧力を利用して岩石等の破砕を行うことができ、施工の自由度に優れた新規な岩石・構造物等の破砕手法並びにその装置を安価で提供することができる。
以下本発明を実施するための最良の形態について、図示の実施例に基づいて説明するが、この実施例に対して本発明の技術的思想の範囲内において適宜変更を加えることも可能である。なお以下の説明にあっては、始めに岩石・構造物等の破砕装置についてその構成を説明し、続いて岩石・構造物等の破砕方法について説明する。
図中符号Eで示すものが本発明の岩石・構造物等の破砕装置たる破砕薬筒であり、このものは筒状のケーシング1と、このケーシング1の両開口部11、12を塞ぐ天蓋2及び底蓋3を具えて成るものである。
また前記底蓋3には着火具4が装着され、前記ケーシング1内には加熱剤5及び破砕主剤6が仕切体7を介在させた状態で充填される。
以下これら破砕薬筒Eの構成要素について詳しく説明する。
まず前記ケーシング1は図2、3に示すように、一例として直径30mm、長さ200mm程度の寸法で形成された合成樹脂または金属製の筒体であり、一方の開口部11から20mm程の範囲が直径20mm程度の細径部11aとされ、また他方の開口部12付近の側周部には蓋止め12aが形成される。なおケーシング1の径は、細径部11aを格別設けることなく全域にわたって同寸法とするようにしてもよい。
次に前記天蓋2について説明するとこのものは、一方の端面が閉鎖された筒状部材であり、前記ケーシング1における開口部12が形成された側の端部に外嵌されるものである。なお天蓋2はケーシング1の開口部12に内嵌させるようにしてもよい。
また前記底蓋3は、一方の端面が閉鎖された筒状部材である外筒31と、同じく一方の底面が閉鎖された筒状部材である内筒32とを具えて構成されるものであり、外筒31の底板に形成された孔と前記内筒32とを連接することにより挿入口33が形成される。そして前記外筒31が前記ケーシング1における細径部11に外嵌されるとともに、内筒32がケーシング1内に侵入した状態となるものである。
なお前記ケーシング1と底蓋3とは予め一体で形成したものであっても差し支えない。
またこの実施例では、これらケーシング1、天蓋2及び底蓋3を一例として厚さ1mm程の合成樹脂(一例としてポリプロピレン)によって形成するようにした。
次に前記着火具4について説明すると、このものは電気式の着火装置であって、リード線41に通電することにより、適宜の発熱素子が発熱し、その発熱により着火具内部に装填された着火薬が発火するものである。
なおこの実施例では着火具4内に具えられる着火薬として、加熱剤5と同様に非火薬であって、更にテルミット反応を呈するような物質が採用されるものであり、加熱剤5よりも発火感度の高いものが用いられる。
またこの実施例では着火具4の形状は管状とするものであり、底蓋3がケーシング1に装着された状態で挿入口33に挿入されることにより、この着火具4はケーシング1内に充填される加熱剤5の内部に実質的に位置することとなる。
次に前記加熱剤5について説明すると、このものは非火薬でありながら3000℃近い熱を発生するテルミット反応(金属の酸化還元反応)を呈するような物質であり、金属粉と酸化金属粉とが混合されたものである。
この実施例では一例として酸化鉄粉とアルミ粉とを75:25の割合(重量比)で混合して加熱剤5を調製するようにした。
なおテルミット反応を呈する物質は、上記組み合わせの他、例えば酸化銅とアルミのように種々のものがあり、適宜のものを採用することができる。
次に破砕主剤6について説明すると、本発明においては硝酸アンモニウム(NH4 NO3 )が採用されるものであって、このものは100℃付近から硝酸とアンモニアに解離し、250〜260℃になると下記化1に示すような分解が爆発的に生じるとされている。更に硝酸アンモニウムが分解すると、下記化1に示すように成分が全てガス化して固形残渣を生じないといった性質を有するものである。
Figure 2007125540
因みに1キログラムの硝酸アンモニウムからは、標準状態で980リットルのガスが生成される。
なお硝酸アンモニウムは、酸素を多く含むため爆薬の原料として多く使用され、軽油を配合することにより硝安油剤爆薬となる他、含水爆薬、ダイナマイト、アンモン爆薬などの原料として広く使用されている。
しかしながら単体の硝酸アンモニウムは危険物ではあるものの、衝撃・摩擦に対して安定で爆発しにくく、火薬類の原料として使用される他、肥料、寒剤などとして使われるものであり、火薬類取締法の対象外となるものである。
なお前記硝酸アンモニウムは一例としてプリル状(多孔質粒状)のものを採用したが、粉状、粒状硝安と呼ばれるものを採用してもよい。
次に仕切材7について説明すると、このものは前記ケーシング1内において加熱剤5と破砕主剤6との間に介在させられるものであり、この実施例では一例として厚さ2mm程度の発泡樹脂を円形状に形成して仕切体71とし、この仕切体71の中心部分に塩化ビニル等によって形成した中空管72を具えるようにした。
そしてこれら諸部材によって破砕薬筒Eを形成するにあたっては、図4(a)に示すように、ケーシング1に対して底蓋3を装着するとともにこの底蓋3が下になるように配置する。
続いて図4(b)に示すように、内筒32が埋もれるまで所定量の加熱剤5をケーシング1内に充填する。この場合、加熱剤5はその一部を事前に加圧成型したものを使用してもよい。
次に図4(c)に示すように、前記加熱剤5に対して、中空管72が上になるように仕切材7を載置する。
そして図4(d)に示すように、中空管72が埋もれるまで所定量の破砕主剤6をケーシング1内に充填する。なおこのとき中空管72内に破砕主剤6が入らないように、中空管72の開口部を熱シールするかセロファンテープ等で塞いでおくようにする。
最後に天蓋2を装着し、現場において着火具4を挿入口33に挿入することにより破砕薬筒Eが完成する。
以上のようにして形成された破砕薬筒Eは図1、2に示すように、ケーシング1内に、破砕主剤6である硝酸アンモニウムと、テルミット反応を呈する加熱剤5とが密閉状態で充填され、更に前記加熱剤5と硝酸アンモニウムとはケーシング1の長手方向に隣接して充填された状態となるものである。
また前記硝酸アンモニウムの中心には、長手方向に延びる導炎孔61が形成されることとなる。
なおこの実施例では前記破砕主剤6に対して、加熱剤5のテルミット反応によって発生する熱を高効率で破砕主剤6に伝熱することができるように導炎孔61を形成したが、同じ目的で加熱剤5に対して図5(a)に示すような一例として円錐状の散炎面51を破砕主剤6との隣接個所に形成するようにしてもよい。
また図5(b)に示すように、破砕主剤6に対して導炎孔61を形成するとともに、加熱剤5との隣接個所を一例として円錐状の導炎面62として形成することにより、反応熱の受熱面積を増大させて、硝酸アンモニウムの分解反応の促進を図るようにしてもよい。
更にまた図5(c)に示す様に、前記散炎面51と導炎面62との双方を形成するようにしてもよい。
なお加熱剤5の発熱量が充分に確保できる場合には、図5(d)に示すように散炎面51、導炎孔61及び導炎面62を形成しないようにすることもできる。
更にまた図5(e)に示すように、前記加熱剤5と破砕主剤6たる硝酸アンモニウムとがケーシング1の長手方向に隣接して充填され、更に前記破砕主剤6の中心には、長手方向に延びた芯状に加熱剤5Aが充填された構成を採ることもできる。
因みにこのような構成を採った場合、破砕主剤6とテルミット反応を呈する物質(加熱剤5、加熱剤5A)との接触面積が増大するため、硝酸アンモニウムの分解時間が短縮させられることとなり、破砕薬筒Eの作動時間のばらつきを少なくするとともに、破砕薬筒Eの作動の確実性を向上させることが可能となる。
特に複数の破砕薬筒Eを斉発させる場合、先に作動した破砕薬筒Eによって装填孔Hに発生するクラックから生成ガスが逸散してしまうことにより、後発の破砕薬筒Eの作用が低下してしまうといった現象を極力回避することができるようになる。
更に前記加熱剤5と加熱剤5Aとを、直接または薄膜73を介在させて接触させることにより、着火具4によって加熱剤5に生起されたテルミット反応を、速やかに加熱剤5Aに連鎖させることができ、破砕薬筒Eの作動時間の更なる短縮を図ることができる。
なお図5(a)(d)に示した破砕薬筒Eを形成する場合には前記中空菅72は不要となる。
また図5(e)に示した破砕薬筒Eを形成する場合には、前記中空菅72内に加熱剤5を充填するようにする。
また図3(b)に示すように、仕切体71の中心に孔71aを形成するとともに、この孔71aをセロファンテープ等の薄膜73によって塞ぐことにより、加熱剤5と加熱剤5Aとを薄膜73を介在させて接触させることができ、薄膜73を設けなければ加熱剤5と加熱剤5Aとを直接接触させることができる。
ところで前記破砕薬筒Eの形態としては、図7に示したようなものを採ることもできる。具体的には、まず図7(a)に示すように、側周部に通気孔7aを形成した筒状体を仕切体71とするものであり、この仕切体71内に着火部材となる白金線8を配するとともに加熱剤5を充填し、更にこのものを図7(b)に示すようにケーシング1内に配するとともに、破砕主剤6を充填するものである。
以上のようにして形成された破砕薬筒Eは、ケーシング1内に、破砕主剤6である硝酸アンモニウムと、テルミット反応を呈する加熱剤5とが密閉状態で充填され、更に前記加熱剤5が硝酸アンモニウムに囲まれてこれらが隣接して充填された状態となるものである。
本発明の岩石・構造物等の破砕装置たる破砕薬筒Eは一例として上述のようにして構成されるものであって、以下このものの使用態様と併せて本発明の岩石・構造物等の破砕方法について説明する。
(1)装填孔の形成
まず図6(a)に示すように、被破砕体Rに対して装填孔Hを形成するものであり、被破砕体Rの大きさ、形状に応じて適宜、抵抗線及び深さを選択するようにする。
(2)着火具のセットと破砕薬筒の装填
続いて図6(b)に示すように破砕薬筒Eにおける挿入口33に対して着火具4をセットするとともに、この破砕薬筒Eを図6(c)(d)に示すように被破砕体Rに形成された装填孔Hに装填する。この場合、破砕薬筒Eの装填孔Hへの装填方向は、破砕主剤6が下に位置する方向であっても、上に位置する方向であってもよい。
(3)填塞材の充填
次に図6(e)に示すように前記装填孔H内に填塞材Mを充填するものであり、これにより図6(f)に示すように、破砕主剤6である硝酸アンモニウムとテルミット反応を呈する加熱剤5とを収容した破砕薬筒Eが装填孔H内に密閉状態で位置することとなる。なお填塞材Mとしてはモルタルや砂等が用いられるものであり、モルタルを用いる場合には、一例としてケイ酸ナトリウムを主成分とする急結剤を混入することにより、モルタルの凝結・硬化を促進させて作業時間の短縮を図るようにしてもよい。
(4)着火
次いで図示しない着火装置によって着火具4に通電すると、着火具4の内部の着火薬が発火し、その熱によって加熱剤5がテルミット反応を起こし、3000℃近い超高温の反応熱が発生することとなる。
そしてこの超高温の反応熱は導炎孔61を通じて破砕主剤6全域に短時間に効率的に伝熱され、この反応熱により破砕主剤6たる硝酸アンモニウムは成分が分解し、全てガス化して急速に膨張し、この分解ガスの圧力により図1に示すように被破砕体Rに亀裂が生じて複数の小片に分割されることとなる。
なお図5(e)に示した破砕薬筒Eの場合、着火具4により加熱剤5で生起したテルミット反応を速やかに加熱剤5Aに連鎖させることができ、破砕薬筒Eの作動時間を短縮させることが可能となる。
なお上述した実施例では、加熱剤5及び破砕主剤6をケーシング1に充填して破砕薬筒Eを形成し、この破砕薬筒Eを装填孔に挿入するようにしたが、装填孔Hに対して直接加熱剤5及び破砕主剤6を充填するようにしてもよい。
本発明の岩石・構造物等の破砕装置の使用形態を一部透視して示す斜視図である。 本発明の岩石・構造物等の破砕装置を示す分解側面図及び縦断側面図である。 同上分解斜視図である。 破砕薬筒の製造過程を段階的に示す縦断側面図である。 破砕薬筒の種々の形態を示す縦断側面図である。 本発明の岩石・構造物等の破砕装置の使用形態を段階的に示す斜視図である。 破砕薬筒の他の形態を示す縦断側面図である。
符号の説明
E 破砕薬筒
1 ケーシング
11 開口部
11a 細径部
12 開口部
12a 蓋止め
2 天蓋
3 底蓋
31 外筒
32 内筒
33 挿入口
4 着火具
5 加熱剤
5A 加熱剤
51 散炎面
6 破砕主剤
61 導炎孔
62 導炎面
7 仕切材
7a 通気孔
71 仕切体
71a 孔
72 中空管
73 薄膜
8 白金線
R 被破砕体
H 装填孔
M 填塞材

Claims (15)

  1. 被破砕物に設けた装填孔に対し、破砕主剤である硝酸アンモニウムを充填し、更にテルミット反応を呈する加熱剤を前記破砕主剤に隣接するように配置し、更にこの加熱剤と隣接するように着火具を配置して前記装填孔を封鎖し、前記着火具に通電して加熱剤にテルミット反応を起こさせ、これにより発生する超高温の反応熱により前記装填孔内で硝酸アンモニウムを分解させ、その分解ガスの圧力により被破砕物を破砕することを特徴とする岩石・構造物等の破砕方法。
  2. 前記加熱剤と硝酸アンモニウムとを、硝酸アンモニウムが加熱剤を囲繞した状態で隣接させることを特徴とする請求項1記載の岩石・構造物等の破砕方法。
  3. 前記加熱剤と硝酸アンモニウムとを、積層させた状態で隣接させることを特徴とする請求項1記載の岩石・構造物等の破砕方法。
  4. 前記硝酸アンモニウムの中心に長手方向に延びる導炎孔を形成するようにしたことを特徴とする請求項3記載の岩石・構造物等の破砕方法。
  5. 前記加熱剤における硝酸アンモニウムとの隣接面に対して散炎面を形成するようにしたことを特徴とする請求項3または4記載の岩石・構造物等の破砕方法。
  6. 前記硝酸アンモニウムの中心に長手方向に延びた芯状に加熱剤を位置させることを特徴とする請求項3記載の岩石・構造物等の破砕方法。
  7. 前記硝酸アンモニウムに対して積層された状態で隣接する加熱剤と、前記硝酸アンモニウムの中心に長手方向に延びた芯状の加熱剤とを、直接または薄膜を介在させて接触させることを特徴とする請求項6記載の岩石・構造物等の破砕方法。
  8. 前記硝酸アンモニウム及び加熱剤をケーシングに充填して破砕薬筒を形成し、この破砕薬筒を装填孔に挿入するようにしたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7記載の岩石・構造物等の破砕方法。
  9. 筒状のケーシング内に、破砕主剤である硝酸アンモニウムと、テルミット反応を呈する加熱剤とが密閉状態で充填され、更に前記加熱剤の着火具が具えられたことを特徴とする岩石・構造物等の破砕装置。
  10. 前記加熱剤を囲繞するように硝酸アンモニウムが充填されていることを特徴とする請求項9記載の岩石・構造物等の破砕装置。
  11. 前記加熱剤と硝酸アンモニウムとはケーシングの長手方向に隣接して充填されていることを特徴とする請求項9記載の岩石・構造物等の破砕装置。
  12. 前記硝酸アンモニウムの中心には、長手方向に延びる導炎孔が形成されていることを特徴とする請求項11記載の岩石・構造物等の破砕装置。
  13. 前記加熱剤には、硝酸アンモニウムとの隣接面に対して散炎面が形成されていることを特徴とする請求項11または12記載の岩石・構造物等の破砕装置。
  14. 前記硝酸アンモニウムの中心には、長手方向に延びた芯状に加熱剤が充填されていることを特徴とする請求項11記載の岩石・構造物等の破砕装置。
  15. 前記硝酸アンモニウムに対してケーシングの長手方向に隣接する加熱剤と、硝酸アンモニウムの中心に長手方向に延びた芯状の加熱剤とは、直接または薄膜を介在させて接触していることを特徴とする請求項14記載の岩石・構造物等の破砕装置。
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