JP2007124775A - 二次電池保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】二次電池を異常過熱状態から保護する二次電池保護装置において、専用の半導体部品及び温度計測素子を設けることなく、充放電制御用の半導体素子を異常過熱から保護することができるとともに、電池パックの小型化が可能になるようにする。
【解決手段】電池保護集積回路1に、放電FETQ1及び充電FETQ2と、二次電池2の異常検出回路を内蔵するとともに、放電FETQ1及び充電FETQ2の温度を検出する温度センサ16及び過熱検出回路15を内蔵する。そして、異常検出回路及び過熱検出回路15の検出温度に応じて放電FETQ1及び充電FETQ2を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器等で使用される二次電池を異常過熱状態から保護する二次電池保護装置に関する。
電子機器等で使用されている二次電池は、例えばその電池保護回路とともに電池パック内に収容されて、電子機器等に電力を供給するとともに、充電器により外部から充電が可能になっており、集積化された電池保護回路とその出力端子を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、二次電池を異常温度から保護するために専用のFETと温度計測素子を設けることも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
図7はこのような従来の二次電池を異常状態から保護する二次電池保護装置の構成図である。この二次電池保護装置は、電池保護集積回路1としてIC化されており、二次電池2とともに電池パック3内に収容されている。
電池保護集積回路1は、二次電池2の放電制御用の半導体デバイスである放電FETQ1及び充電制御用の半導体デバイスである充電FETQ2のオン(ON)、オフ(OFF)を制御する制御回路11と、二次電池2の過充電、過放電及び二次電池2に流れる過電流をそれぞれ検出する過充電検出回路12、過放電検出回路13及び過電流検出回路14と、電池パック3内の温度を検出するための温度計測素子17を備えている。なお、特許文献1には、リチウムイオン電池の温度を監視する温度検出回路を電池保護集積回路内に設けたものが開示されている。
また、電池パック3には、二次電池2のプラス(+)側、マイナス(−)側の出力端子T1,T2が設けられており、これらの出力端子T1,T2は、二次電池2の充電時には充電器からの充電電流が入力される入力端子となる。T4は温度計測素子17の出力端子、D1,D2は放電FETQ1、充電FETQ2の寄生ダイオードを示している。
充電時、電池パック3の過充電検出回路12は、二次電池2が過充電されないように電池電圧を監視している。検出電圧が予め設定された過充電設定電圧より低い場合、過充電検出回路12は通常状態であることを制御回路11に通知する。通常状態では、制御回路11は充電FETQ2のゲートをH(High)レベルにし、充電FETQ2をオンにして充電電流を通電させる。過充電検出回路12が過充電設定電圧より高い電池電圧を検出した場合、過充電検出回路12は過充電状態であることを制御回路11に通知する。過充電状態では、制御回路11は充電FETQ2のゲートをL(Low)レベルにし、充電FETQ2をオフにして充電電流を切断させる。
また、充電時、上記の充電器は、電池パック3内の温度計測素子17の出力信号により電池パック3の温度を監視しており、異常過熱を検出した場合は充電が停止する。
放電時、電池パック3の過放電検出回路13は、二次電池2が過放電にならないように電池電圧を監視している。検出電圧が予め設定された過放電設定電圧より高い場合、過放電検出回路13は通常状態であることを制御回路11に通知する。通常状態では、制御回路11は放電FETQ1のゲートをHレベルにし、放電FETQ1をオンにして放電電流を通電させる。過放電検出回路13が過放電設定電圧より低い電池電圧を検出した場合、過放電検出回路13は過放電状態であることを制御回路11に通知する。過放電状態では、制御回路11は放電FETQ1のゲートをLレベルにし、放電FETQ1をオフにして放電電流を切断させる。
また、放電時、電池パック3の過電流検出回路14は、二次電池2を異常負荷あるいは負荷短絡による過電流から保護するため、放電FETQ1と充電FETQ2に流れる電流を電圧値に変換して監視している。検出電圧が予め設定された過電流設定電圧より低い場合、過電流検出回路14は通常状態であることを制御回路11に通知する。通常状態では、制御回路11は放電FETQ1のゲートをHレベルにし、放電FETQ1をオンにして放電電流を通電させる。過電流検出回路14が過電流設定電圧より高い電圧を検出した場合、過電流検出回路14は過電流状態であることを制御回路11に通知する。過電流状態では、制御回路11は放電FETQ1のゲートをLレベルにし、放電FETQ1をオフにして放電電流を切断させる。
特開2003−173825号公報 特開2000−152516号公報
ところで、上記のような従来の二次電池保護装置においては、充放電制御用の半導体素子は温度を検出していないので、その異常過熱による破損から保護することができないという問題点がある。温度を検出するためには、専用の半導体部品及び温度計測素子が必要で、部品点数が増えるとともに、損失も増えてしまう。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、専用の半導体部品及び温度計測素子を必要とすることなく、充放電制御用の半導体素子を異常過熱から保護することができるとともに、電池パックの小型化が可能な二次電池保護装置を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、集積回路化された二次電池保護装置であって、二次電池の放電電流を制御する放電制御用の半導体デバイスと、前記二次電池の充電電流を制御する充電制御用の半導体デバイスと、前記放電制御用の半導体デバイス及び前記充電制御用の半導体デバイスのオン、オフを制御する制御回路と、前記二次電池の異常状態を検出する異常検出回路と、前記放電制御用の半導体デバイス及び前記充電制御用の半導体デバイスの温度を検出する温度計測素子及び温度検出回路と、を有し、前記制御回路は、前記異常検出回路及び前記温度検出回路の検出結果に応じて前記放電制御用の半導体デバイス及び前記充電制御用の半導体デバイスのオン、オフを制御することを特徴とする二次電池保護装置が提供される。
このような二次電池保護装置によれば、放電制御用の半導体デバイスと充電制御用の半導体デバイスの温度を検出する温度計測素子及び温度検出回路が内蔵されているので、専用の半導体部品及び温度計測素子を必要とすることなく、充放電制御用の半導体素子を異常過熱から保護することができるとともに、電池パックの小型化が可能になる。
本発明の二次電池保護装置は、放電制御用の半導体デバイスと充電制御用の半導体デバイスの温度を検出する温度計測素子及び温度検出回路が内蔵されているので、専用の半導体部品及び温度計測素子を必要とすることなく、充放電制御用の半導体素子を異常過熱から保護することができるとともに、電池パックの小型化が可能になるという利点がある。
また、温度検出回路により検出した温度が第1の所定値に達すると一旦二次電池の過熱を検出したと判断し、その後前記温度検出回路により検出した温度が第2の所定値まで達すると半導体デバイスの過熱を検出したと判断することにより、半導体デバイスの過熱と二次電池の過熱を識別することができる。
以下、本発明の実施の形態の二次電池保護装置を図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態の二次電池保護装置の構成図である。この二次電池保護装置は、集積回路化された電池保護集積回路1として構成され、リチウム電池からなる二次電池2とともに電池パック3内に収容されている。
電池保護集積回路1は、二次電池2の放電電流を制御する放電制御用の半導体デバイスである放電FETQ1及びこの放電FETQ1と直列に接続され二次電池2の充電電流を制御する充電制御用の半導体デバイスである充電FETQ2と、これらの放電FETQ1及び充電FETQ2のオン、オフを制御する制御回路11と、二次電池2の異常状態を検出する異常検出回路として設けられた二次電池2の過充電、過放電及び二次電池2に流れる過電流をそれぞれ検出する過充電検出回路12、過放電検出回路13及び過電流検出回路14と、放電FETQ1及び充電FETQ2の温度を検出する温度センサ(温度計測素子)16及び過熱検出回路(温度検出回路)15を有している。
上記温度センサ16及び過熱検出回路15は、放電FETQ1及び充電FETQ2の温度を検出する。そして、制御回路11は、上記の異常検出回路及び過熱検出回路15の検出結果に応じて放電FETQ1及び充電FETQ2のオン、オフを制御する。D1,D2は放電FETQ1、充電FETQ2の寄生ダイオードを示している。
また、電池パック3には、二次電池2のプラス側、マイナス側の出力端子T1,T2が設けられており、これらの出力端子T1,T2は、二次電池2の充電時には充電器からの充電電流が入力される入力端子となる。
次に、上記のように構成された電池保護集積回路1の動作について説明する。過充電検出回路12、過放電検出回路13及び過電流検出回路14の動作は、図7に示す従来例と同様である。
充電時、電池パック3の過充電検出回路12は、二次電池2が過充電されないように電池電圧を監視している。検出電圧が予め設定された過充電設定電圧より低い場合、過充電検出回路12は通常状態であることを制御回路11に通知する。通常状態では、制御回路11は充電FETQ2のゲートをHレベルにし、充電FETQ2をオンにして充電電流を通電させる。過充電検出回路12が過充電設定電圧より高い電池電圧を検出した場合、過充電検出回路12は過充電状態であることを制御回路11に通知する。過充電状態では、制御回路11は充電FETQ2のゲートをLレベルにし、充電FETQ2をオフにして充電電流を切断させる。
放電時、電池パック3の過放電検出回路13は、二次電池2が過放電にならないように電池電圧を監視している。検出電圧が予め設定された過放電設定電圧より高い場合、過放電検出回路13は通常状態であることを制御回路11に通知する。通常状態では、制御回路11は放電FETQ1のゲートをHレベルにし、放電FETQ1をオンにして放電電流を通電させる。過放電検出回路13が過放電設定電圧より低い電池電圧を検出した場合、過放電検出回路13は過放電状態であることを制御回路11に通知する。過放電状態では、制御回路11は放電FETQ1のゲートをLレベルにし、放電FETQ1をオフにして放電電流を切断させる。
また、放電時、電池パック3の過電流検出回路14は、二次電池2を異常負荷あるいは負荷短絡による過電流から保護するため、放電FETQ1と充電FETQ2に流れる電流を電圧値に変換して監視している。検出電圧が予め設定された過電流設定電圧より低い場合、過電流検出回路14は通常状態であることを制御回路11に通知する。通常状態では、制御回路11は放電FETQ1のゲートをHレベルにし、放電FETQ1をオンにして放電電流を通電させる。過電流検出回路14が過電流設定電圧より高い電圧を検出した場合、過電流検出回路14は過電流状態であることを制御回路11に通知する。過電流状態では、制御回路11は放電FETQ1のゲートをLレベルにし、放電FETQ1をオフにして放電電流を切断させる。
ここで、本実施の形態では、放電制御用の放電FETQ1及び充電制御用の充電FETQ2と上述の電池保護用の各検出回路12〜14及び制御回路11が一体となったIC(集積回路)内に、放電FETQ1及び充電FETQ2の温度を検出する温度センサ16及び過熱検出回路15が内蔵されている。温度センサ16は放電FETQ1及び充電FETQ2の近くに配置することが望ましい。このため、放電FETQ1及び充電FETQ2が充放電時に過電流で異常過熱状態になると、過熱検出回路15は制御回路11に異常状態であることを通知し、制御回路11は放電FETQ1及び充電FETQ2のゲートをLレベルにして充放電電流を切断させることができる。したがって、専用の半導体部品及び温度計測素子を必要とすることなく、充放電制御用の放電FETQ1及び充電FETQ2を異常過熱から保護することができるとともに、電池パック3の小型化が可能になる。
図2は本発明の第2の実施の形態の二次電池保護装置の構成図である。本実施の形態では、過熱検出回路15により検出した温度が設定値を超えた場合に温度異常信号を出力するための温度異常信号出力端子T3を有している。その他は図1と同様の構成である。
過熱検出回路15は、予め設定された異常過熱設定温度より高い温度を検出すると、制御回路11に放電FETQ1もしくは充電FETQ2が異常過熱状態であることを通知する。このとき制御回路11は、放電FETQ1もしくは充電FETQ2のゲートをLレベルにして通電電流を切断させるとともに、温度異常信号を温度異常信号出力端子T3から外部に出力する。これにより、過熱異常アラームを鳴らしたり、表示することができる。
図3は本発明の第3の実施の形態の二次電池保護装置の構成図である。本実施の形態では、温度センサ16に、上述の放電FETQ1及び充電FETQ2の異常過熱設定温度が設定された過熱検出回路15a(過熱検出回路15に相当)と二次電池2の異常過熱設定温度が設定された過熱検出回路15bを接続している。そして、放電FETQ1及び充電FETQ2付近に温度センサ16を設けた電池保護集積回路1を二次電池2の近傍に配置することで、二次電池2の温度が上記の異常過熱設定温度を超えた場合に制御回路11に異常過熱状態であることを通知し、放電FETQ1及び充電FETQ2のゲートをLレベルにして充放電電流を切断させ、二次電池2を保護することができる。
図4は本発明の第4の実施の形態の二次電池保護装置の構成図である。本実施の形態では、図2の実施の形態と同様、過熱検出回路15a,15bにより検出した温度が設定値を超えた場合に温度異常信号を出力するための温度異常信号出力端子T3を有している。その他は図3と同様の構成である。
過熱検出回路15a,15bは、予め設定された異常過熱設定温度より高い温度を検出すると、制御回路11に放電FETQ1もしくは充電FETQ2が異常過熱状態、あるいは二次電池2が異常過熱状態であることを通知する。このとき制御回路11は、放電FETQ1及び充電FETQ2のゲートをLレベルにして通電電流を切断させるとともに、温度異常信号を温度異常信号出力端子T3から外部に出力する。これにより、過熱異常アラームを鳴らしたり、表示することができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、実施の形態では、電池パック3内にある一つの温度センサ16により放電FETQ1及び充電FETQ2の充放電時の通電電流による温度上昇を測定し、さらに、放電FETQ1及び充電FETQ2の温度のみならず、二次電池2の温度も検出可能にしている。そして、二次電池2や放電FETQ1及び充電FETQ2と電池保護集積回路1内の各部が損傷する温度を超えた場合に、過熱検出回路15,15a,15bは制御回路11に異常過熱状態を通知する。
ここで、放電FETQ1及び充電FETQ2と電池保護集積回路1内の各部が損傷する温度は、通常半導体の最大ジャンクション温度未満に設定されるが、このジャンクション温度はトランジスタの接合部の温度をさし、温度が上昇してくると結晶の熱じょう乱が激しくなり、多数の電子・正孔対が発生し、正常な動作が得られなくなり、素子破壊に至ることがある。通常の最大ジャンクション温度はシリコン素子で150〜175℃であるが、エポキシ樹脂封止の場合は〜125℃に制限する。実施の形態の電池保護集積回路1の場合、電池保護集積回路1に内蔵した放電FETQ1及び充電FETQ2の内部抵抗により過熱し、ジャンクション温度を上昇させる。なお、実施の形態では電池保護集積回路1及び二次電池2の保護を目的としているので、電池保護集積回路1が損傷する温度では正常動作する必要はない。
図5は過熱検出回路15の具体的構成例を示す図である。温度センサ16は、ダイオードの温度特性を利用したバンドギャップ電圧方式を用いている。過熱検出回路15は、定電流源Is、基準電圧源Vs及びコンパレータQ3からなり、温度センサ16の電圧と基準電圧をコンパレータQ3で比較することで、過熱検出出力を得ている。過熱検出回路15a,15bも同様の構成である。
また、電池保護集積回路1の異常、つまり放電FETQ1及び充電FETQ2の過熱や負荷短絡で放電FETQ1及び充電FETQ2に過電流が流れた場合、放電FETQ1及び充電FETQ2は急激に温度上昇する。これを検出して保護する方法としては、図3の一方の過熱検出回路15aの異常過熱設定温度を放電FETQ1及び充電FETQ2の最大ジャンクション温度未満(125〜150℃程度)に設定し、異常過熱設定温度を検出した場合は瞬時に放電FETQ1及び充電FETQ2の通電を切断させる。
また、二次電池2の異常や過充電,過放電により二次電池2が過熱する場合、二次電池2の熱容量が大きいのでゆっくり温度上昇する。これを検出して保護する方法としては、電池温度を検出するもう一方の過熱検出回路15bの異常過熱設定温度を二次電池2の異常過熱温度(通常80℃程度)に設定し、異常過熱設定温度を検出した場合は数秒遅延時間を持たせて放電FETQ1及び充電FETQ2の通電を切断させる。これにより、一つの温度センサ16で電池保護集積回路1の異常と二次電池2の異常を区別して保護することができる。
すなわち、温度センサ16が二次電池2の異常過熱温度を検知した時点で一旦二次電池2に関する異常と判断し、数秒後に放電FETQ1及び充電FETQ2の通電を切断させることにする。放電FETQ1及び充電FETQ2に過電流が流れていなければ、放電FETQ1及び充電FETQ2の通電が切断されるまでの数秒で温度センサ16が最大ジャンクション温度を検出するまでに温度が上昇することはなく、数秒後に通電を切断すれば当然その後も温度センサ16が最大ジャンクション温度を検出することはない。逆に、放電FETQ1及び充電FETQ2に過電流が流れていれば、温度センサ16が二次電池2の異常過熱温度を検知してからごく短時間で最大ジャンクション温度を検出することになる。すなわち、過熱検出回路15bが応答した時点では二次電池2に関する異常であるか、放電FETQ1及び充電FETQ2に過電流が流れているのか判断できないので一旦二次電池に関する異常としての処理を開始するが、その後過熱検出回路15aが応答すると放電FETQ1及び充電FETQ2に過電流が流れていると判断できるので、その場合は瞬時に放電FETQ1及び充電FETQ2の通電を切断させるのである。
図6は電池パック3の構造例を示す図である。通常、リチウム電池パックは、二次電池2と電池保護集積回路1が実装されたプリント板4で構成され、電池保護集積回路1は熱が伝わりやすいように熱伝導シート(グリス)5を介して二次電池2に密着固定される。温度センサ16と放電FETQ1及び充電FETQ2は、電池保護集積回路1内に置かれるので、温度センサ16の温度はMOS(放電FETQ1及び充電FETQ2)の温度とほぼ同じ温度になる。二次電池2と電池保護集積回路1とは距離があるので、二次電池2の温度は電池パッケージ、ICパッケージ、熱伝導シート(グリス)5等の熱抵抗を介して測定することになる。したがって、それらの誤差を考慮して異常過熱設定温度を設定する必要がある。
本発明の第1の実施の形態の二次電池保護装置の構成図である。 本発明の第2の実施の形態の二次電池保護装置の構成図である。 本発明の第3の実施の形態の二次電池保護装置の構成図である。 本発明の第4の実施の形態の二次電池保護装置の構成図である。 過熱検出回路の具体的構成例を示す図である。 電池パックの構造例を示す図である。 従来の二次電池保護装置の構成図である。
符号の説明
1 電池保護集積回路
2 二次電池
3 電池パック
11 制御回路
12 過充電検出回路
13 過放電検出回路
14 過電流検出回路
15,15a,15b 過熱検出回路
16 温度センサ
Q1 放電FET
Q2 充電FET
T1,T2 出力端子
T3 温度異常信号出力端子

Claims (6)

  1. 集積回路化された二次電池保護装置であって、
    二次電池の放電電流を制御する放電制御用の半導体デバイスと、
    前記二次電池の充電電流を制御する充電制御用の半導体デバイスと、
    前記放電制御用の半導体デバイス及び前記充電制御用の半導体デバイスのオン、オフを制御する制御回路と、
    前記二次電池の異常状態を検出する異常検出回路と、
    前記放電制御用の半導体デバイス及び前記充電制御用の半導体デバイスの温度を検出する温度計測素子及び温度検出回路と、を有し、
    前記制御回路は、前記異常検出回路及び前記温度検出回路の検出結果に応じて前記放電制御用の半導体デバイス及び前記充電制御用の半導体デバイスのオン、オフを制御することを特徴とする二次電池保護装置。
  2. 前記異常検出回路は、前記二次電池の過充電を検出する過充電検出回路と、前記二次電池の過放電を検出する過放電検出回路及び前記二次電池に流れる過電流を検出する過電流検出回路からなることを特徴とする請求項1記載の二次電池保護装置。
  3. 前記温度計測素子及び前記温度検出回路により検出した温度が設定値を超えた場合に温度異常信号を出力するための温度異常信号出力端子を有していることを特徴とする請求項1記載の二次電池保護装置。
  4. 前記温度計測素子及び前記温度検出回路は、前記放電制御用の半導体デバイス及び前記充電制御用の半導体デバイスの温度とともに前記二次電池を収容した電池パックの温度を検出し、
    前記制御回路は、前記温度検出回路の検出温度に応じて前記放電制御用の半導体デバイス及び前記充電制御用の半導体デバイスのオン、オフを制御することを特徴とする請求項1記載の二次電池保護装置。
  5. 前記温度検出回路により検出した温度が第1の所定値に達すると前記二次電池の過熱を検出したと判断し、その後前記温度検出回路により検出した温度が第2の所定値に達すると前記半導体デバイスの過熱を検出したと判断することを特徴とする請求項4記載の二次電池保護装置。
  6. 前記二次電池の過熱を検出したと判断すると所定時間後に前記半導体デバイスをオフする制御を開始し、前記半導体デバイスの過熱を検出したと判断すると前記半導体デバイスを直ちにオフすることを特徴とする請求項5記載の二次電池保護装置。
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