JP2007123684A - 基板の処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 処理チェンバーと、処理チェンバーに基板を搬出入する基板の搬送機構とを備えた基板の処理装置において、前記基板の搬送機構が、基板10をセットする少なくとも4個のセット部が周方向に均等間隔に設けられ、一方向に間欠回転されて、前記各々のセット部に対応する配置に設けられたステージS1〜S9間で順次基板30を搬送する回転テーブル50、および基板30に処理を施す処理チェンバー52a〜52fを備えた処理部Eと、該回転テーブル50との間で基板30を移載する移載機構部Dとを備え、前記ステージが、前記移載機構部Dとの間で基板30を移載する移載用のステージS1〜S3と、前記基板30に処理を施す処理ステージS4〜S9とからなり、前記処理チェンバー52a〜52fが、前記処理ステージS4〜S9において前記回転テーブル50の上方に配置されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
すなわち、処理チェンバーと、処理チェンバーに基板を搬出入する基板の搬送機構とを備えた基板の処理装置において、前記基板の搬送機構が、基板をセットする少なくとも4個のセット部が周方向に均等間隔に設けられ、一方向に間欠回転されて、前記各々のセット部に対応する配置に設けられたステージ間で順次基板を搬送する回転テーブル、および基板に処理を施す処理チェンバーを備えた処理部と、該回転テーブルとの間で基板を移載する移載機構部とを備え、前記ステージが、前記移載機構部との間で基板を移載する移載用のステージと、前記基板に処理を施す処理ステージとからなり、前記処理チェンバーが、前記処理ステージにおいて前記回転テーブルの上方に配置されていることを特徴とする。なお、本発明において基板に処理を施すとは、基板に対してドライプロセス等によって成膜処理あるいはエッチング処理等の化学的あるいは物理的処理を施すことを意味する。
また、前記処理チェンバーは、前記処理ステージにおいて、前記セット部にセットされた基板の周囲を囲む配置に設けられ、処理チェンバーによる処理空間を画定するシールド部材を備えていることを特徴とする。これにより、各処理チェンバーにおいて他と独立して所要の処理を施すことが可能となる。
また、前記供給チェンバーおよび搬出チェンバーには、基板が収納されたカセットが搭載されたキャリアを支持し、基板の供給、搬出操作に応じて、キャリアを段階的に昇降させるエレベータが設けられていることを特徴とする。
また、前記供給チェンバーと前記カルーセルの第1の移載位置との間で回動駆動され、前記供給チェンバーから前記カルーセルに基板を搬送する供給アームと、前記搬出チェンバーと前記カルーセルの第3の移載位置との間で回動駆動され、前記カルーセルから前記搬出チェンバーに基板を搬送する搬出アームとが設けられていることを特徴とする。
また、前記基板を移載可能に支持する支持部に、基板の縁部を支持する棚板が、移載操作時に前記供給アームおよび搬出アームおよび回転テーブルと干渉しない配置に設けられていることを特徴とする。
また、前記回転テーブルの前記基板をセットするセット部には、基板をセット部の上面に載置する位置と、カルーセルの支持部との間で基板を移載するセット部の上面から上方に突き出して支持する位置との間で昇降させる機構が設けられていることを特徴とする。また、前記基板を昇降させる機構として、基板を支持する突き上げピンと、突き上げピンの昇降機構が設けられていることを特徴とする請求項9記載の基板の処理装置。
(基板の処理装置の全体構成)
図1は、本発明に係る基板の処理装置の一実施形態の全体構成を示す平面図、図2は側面図である。なお、本実施形態の基板の処理装置は、太陽電池用パネルの処理装置として構成されたもので、処理対象とするワークは150mm角の矩形に形成されたパネルである。
基板の処理装置は、大気下でワーク30が収納されたカセット10をキャリア20との間で給排するワークの給排機構部Aと、ワークの給排機構部Aから供給されたワーク30を収納する供給チェンバーBと、処理後のワークを収納する搬出チェンバーCと、ワークを処理する処置部Eと、供給チェンバーBおよび搬出チェンバーCと処理部Eとの間でワーク30を移載する移載機構部Dとを備える。
供給チェンバーBと搬出チェンバーCは、真空チェンバー100の前部の左右位置に、真空チェンバー100に連通して配置される。供給チェンバーBと搬出チェンバーCは、真空チェンバー100の真空を破らずにワーク30を移送させるためロードロック室として形成される。
ワークの給排機構部Aには、ワーク30を積み重ねて収容する3台のカセット10をセットするセット台と、カセット10をセットするセット位置の両側方位置にキャリア20をセットするセット台21が設けられている。カセット10は、処理単位枚数のワーク30を上下方向で互いに接触しないよう棚板を設けて積み重ねて収納するものである。キャリア20は、一度に3台のカセット10を支持できるように形成される。キャリア20におけるカセット10の平面配置は、2台のカセット10を並列に配置し、これらに対向して1台のカセット10を配置するものである。
カセット10には50枚のワーク30が収納されており、給排ロボット12によりカセット10とともにキャリア20を搬送することにより、一度に150枚のワーク30を搬送することができる。
図3に供給チェンバーB、搬出チェンバーCおよび移載機構Dの平面配置を拡大して示す。供給チェンバーBと搬出チェンバーCは、3台のカセット10を搭載したキャリア20を収納する真空チェンバーとして形成される。供給チェンバーBと搬出チェンバーCの下方には、キャリア20を昇降させるエレベータ22が設けられている(図2)。本実施形態では、供給チェンバーBに設けられたエレベータについては、ワーク30の供給操作とともに上位置から徐々にキャリア20をリフトダウンするように制御され、搬出チェンバーCに設けられたエレベータについては、処理後のワーク30を搬入する操作とともに下位置から徐々にキャリア20をリフトアップするように制御される。なお、エレベータ22の制御方法はこの方法に限定されるものではない。
移載機構部Dは、カルーセル40と、カルーセル40と供給チェンバーBとの間でワーク30を移載する供給アーム42と、カルーセル40と搬出チェンバーCとの間でワーク30を移載する搬出アーム44とを備える。
カルーセル40には周方向に均等間隔(120°間隔)で3つの全く同形に形成されたワークの支持部40aが設けられている。支持部40aには、キャリア20に支持されている3台のカセット10と同一の平面配置でワーク30を支持する支持アームが設けられ、各々の支持部40aには3枚ずつワーク30が支持される。
真空チェンバー100の下方には、カルーセル40を回転角120°間隔で間欠回転させる回転駆動部41が設けられている(図2)。回転駆動部41は、ワーク30を移載操作する際にカルーセル40を上位置と下位置との間で昇降させる昇降機能を備える。
処理部Eは、ワーク30をセットする9個のセット部が設けられた回転テーブル50と、回転テーブル50の回転移動位置に合わせて配置された6個の処理チェンバー52a〜52fと、回転テーブル50を回転駆動する回転駆動部54とを備える。
回転駆動部54は、真空チェンバー100の下方に配置され、本実施形態ではベルトドライブにより駆動軸54aを回転駆動する構成となっている。回転駆動部54は、回転テーブル50を間欠回転させて、回転テーブル50に設けられているセット部をステージS1〜S9に順次移動させる作用をなす。
回転テーブル50のセット部は、ワーク30を支持する部位がヒータブロック60として形成されている。ヒータブロック60は、ワーク30を加温して処理チェンバー52a〜52fにおいて的確な処理がなされるよう、ブロック内に内蔵されたヒータによって所定温度に加熱される。
ヒータブロック60の上面には3枚のワーク30の配置に合わせて3個のセット凹部が形成される。セット凹部は、ワーク30をセット凹部にセットした状態でワーク30の上面と回転テーブル50の上面とが面一になるように形成されている。
本実施形態の基板の処理装置は、ワークの給排機構部Aと供給チェンバーBおよび搬出チェンバーCとの間でのワークの給排操作、カルーセル40を介して供給チェンバーBおよび搬出チェンバーCと処理部Eとの間でワーク30を移載・搬送する操作を有機的に連係して動作させるように形成されている。以下、各操作部分の作用を順に説明する。
供給チェンバーBにワーク30を搬入し、搬出チェンバーCに空きカセット10とともにキャリア20を搬入した後、ゲートバルブ24をそれぞれ閉じ、供給チェンバーBと搬出チェンバーCを真空排気する。供給チェンバーBと搬出チェンバーCが所定の真空度に達したところでゲートバルブ26を開放する。この状態から、ワーク30を処理部Eに移載する操作に移る。
アーム部42aでワーク30を支持し、供給アーム42を逆回転させて、移載位置T1に移動してきているカルーセル40の支持部40aに移載する。
図1において、処理部EのステージS1では、回転テーブル50のヒータブロック60にのって移動してきたワーク30を突き上げピン62によりヒータブロック60の上面から上方に突き出して支持する操作を行う。ステージS2では、突き上げピン62によって支持されたワーク30をカルーセル40に受け渡し、新たにワーク30をカルーセル40から供給される。ステージS3では、突き上げピン62により突き出し位置に支持されたワーク30をヒータブロック60上に降ろす操作を行う。
このステージS2における操作を概略説明すると、ステージS2に移動してきたワーク30をカルーセル40によってピックアップし、その状態でカルーセル40を回転して移載位置T3にワーク30を移載すると同時に、移載位置T1でワーク30を支持している支持部40aがステージS2上に移動し、突き上げピン62上にワーク30を受け渡すというものである。
次に、カルーセル40が上位置のまま回転し、支持部40aに支持されたワーク30は排出側の第3の移載位置T3に搬送される。回転テーブル50はこの動作の際には停止しているから、ステージS2からワーク30が搬出されるとともに、移載位置T1にあったワーク30が支持部40a(棚板48)に支持されてステージS2へ運ばれてくる。
ステージS2にワーク30が搬送されたところで、カルーセル40の回転が停止し、カルーセル40が下位置に下がる。これによって、カルーセル40から突き上げピン62にワーク30が移載される。
このワーク30がステージS3に移動する際に、ステージS2では次のワーク30がカルーセル40内に進入する。こうして、カルーセル40と回転テーブル50との間のワーク30の移載操作の1サイクルが完了する。
本実施形態の基板の処理装置では6回の処理を一連の処理として施すように形成されたもので、製造工程によっては6回以上の処理工程を施すようにして処理装置を組み立てることも可能であるし、6回以下の処理工程を経過するようにして処理装置を組み立てることも可能である。いずれの場合も、処理工程数に応じて適宜処理チェンバーを配置し、処理チェンバーを配置するステージとワークの移載に用いるステージ(S1、S2、S3)を周方向に均等配置となるように回転テーブル50およびチェンバー等を配置することで本発明方法と同様な構成の基板の処理装置を構成することができる。
また、本実施形態の基板の処理装置は、回転テーブルにワークを支持し、回転テーブルの回転動作にしたがって順次ワークに処理を施す方法としたことにより、処理装置をコンパクトに形成することができ、省スペース化を図ることが可能となる。
12 給排ロボット
20 キャリア
22 エレベータ
24、26 ゲートバルブ
30 ワーク
40 カルーセル
40a 支持部
41 回転駆動部
42 供給アーム
42a アーム部
43 駆動部
44 搬出アーム
44a アーム部
48 棚板
50 回転テーブル
52a〜52f 処理チェンバー
60 ヒータブロック
62 突き上げピン
70 シールド部材
72 電極
100 真空チェンバー
Claims (11)
- 処理チェンバーと、処理チェンバーに基板を搬出入する基板の搬送機構とを備えた基板の処理装置において、
前記基板の搬送機構が、
基板をセットする少なくとも4個のセット部が周方向に均等間隔に設けられ、一方向に間欠回転されて、前記各々のセット部に対応する配置に設けられたステージ間で順次基板を搬送する回転テーブル、および基板に処理を施す処理チェンバーを備えた処理部と、
該回転テーブルとの間で基板を移載する移載機構部とを備え、
前記ステージが、前記移載機構部との間で基板を移載する移載用のステージと、前記基板に処理を施す処理ステージとからなり、
前記処理チェンバーが、前記処理ステージにおいて前記回転テーブルの上方に配置されていることを特徴とする基板の処理装置。 - 前記セット部は、前記基板がその上にセットされて加熱されるヒータブロックを備えていることを特徴とする請求項1記載の基板の処理装置。
- 前記処理チェンバーは、前記処理ステージにおいて、前記セット部にセットされた基板の周囲を囲む配置に設けられ、処理チェンバーによる処理空間を画定するシールド部材を備えていることを特徴とする請求項1記載の基板の処理装置。
- 前記移載機構部および前記処理部が真空チェンバー内に収納され、
該真空チェンバーに連通して、処理前の基板を収納する供給チェンバーと、処理後の基板を収納する搬出チェンバーとが設けられ、
前記移載機構部が、前記供給チェンバーから前記回転テーブルに基板を搬送する機構と、前記回転テーブルから前記搬出チェンバーに基板を搬送する機構とを備えていることを特徴とする請求項1記載の基板の処理装置。 - 前記供給チェンバーおよび搬出チェンバーには、基板が収納されたカセットが搭載されたキャリアを支持し、基板の供給、搬出操作に応じて、キャリアを段階的に昇降させるエレベータが設けられていることを特徴とする請求項4記載の基板の処理装置。
- 前記供給チェンバーと回転テーブルとの間、前記回転テーブルと前記搬出チェンバーとの間で基板を搬送する機構として、
前記供給チェンバーおよび搬出チェンバーと回転テーブルとの間に介在し、
供給チェンバーから搬送される処理前の基板を受け取る第1の移載位置と、
回転テーブルから処理後の基板を受け取り、回転テーブルに処理前の基板を受け渡す第2の移載位置と、
回転テーブルから搬送される処理後の基板を搬出チェンバー側に受け渡す第3の移載位置との間で間欠的に回転駆動されて基板を搬送するカルーセルを備えていることを特徴とする請求項4記載の基板の処理装置。 - 前記供給チェンバーと前記カルーセルの第1の移載位置との間で回動駆動され、前記供給チェンバーから前記カルーセルに基板を搬送する供給アームと、
前記搬出チェンバーと前記カルーセルの第3の移載位置との間で回動駆動され、前記カルーセルから前記搬出チェンバーに基板を搬送する搬出アームとが設けられていることを特徴とする請求項6記載の基板の処理装置。 - 前記カルーセルには、カルーセルを上位置と下位置に昇降駆動する昇降機構が設けられるとともに、基板を移載可能に支持する支持部が設けられ、
前記カルーセルが下位置から上位置に上昇することにより、前記第1の移載位置において前記供給アームから前記支持部に基板が移載され、
前記カルーセルが上位置から下位置に下降することにより、前記第2の移載位置において前記支持部から前記回転テーブルに基板が移載され、前記第3の移載位置において前記支持部から前記搬出アームに基板が移載されることを特徴とする請求項7記載の基板の処理装置。 - 前記基板を移載可能に支持する支持部に、基板の縁部を支持する棚板が、移載操作時に前記供給アームおよび搬出アームおよび回転テーブルと干渉しない配置に設けられていることを特徴とする請求項8記載の基板の処理装置。
- 前記回転テーブルの前記基板をセットするセット部には、基板をセット部の上面に載置する位置と、カルーセルの支持部との間で基板を移載するセット部の上面から上方に突き出して支持する位置との間で昇降させる機構が設けられていることを特徴とする請求項8記載の基板の処理装置。
- 前記基板を昇降させる機構として、基板を支持する突き上げピンと、突き上げピンの昇降機構が設けられていることを特徴とする請求項10記載の基板の処理装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005316213A JP2007123684A (ja) | 2005-10-31 | 2005-10-31 | 基板の処理装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9287152B2 (en) | 2009-12-10 | 2016-03-15 | Orbotech LT Solar, LLC. | Auto-sequencing multi-directional inline processing method |
US9462921B2 (en) | 2011-05-24 | 2016-10-11 | Orbotech LT Solar, LLC. | Broken wafer recovery system |
CN113375869A (zh) * | 2021-07-02 | 2021-09-10 | 苏州富强科技有限公司 | 一种上下料一体式的气密性检测方法 |
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2005
- 2005-10-31 JP JP2005316213A patent/JP2007123684A/ja active Pending
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