JP2007122182A - 生活習慣改善支援装置 - Google Patents

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JP2007122182A JP2005310381A JP2005310381A JP2007122182A JP 2007122182 A JP2007122182 A JP 2007122182A JP 2005310381 A JP2005310381 A JP 2005310381A JP 2005310381 A JP2005310381 A JP 2005310381A JP 2007122182 A JP2007122182 A JP 2007122182A
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紀子 権丈
Tatsuro Kawamura
達朗 河村
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Abstract

【課題】生活習慣改善を達成するための臨床上妥当性のある目標値を適切かつ簡便に設定することができる生活習慣改善支援装置を提供する。
【解決手段】複数のグループに分類されている健康状態を反映する生体情報値を含み、前記複数のグループの各々には健康状態がランク付けされて割り当てられている分類テーブルを記憶する記憶部24と、生体情報値を入力する入力部22と、利用者の生体情報値が分類テーブルのいずれのグループに属するかを判定する判定レンジ判定部26と、利用者の生体情報値が属すると判定されたグループに含まれる生体情報値に基づいて、利用者の生体情報値よりもより良い健康状態の生体情報値であって、かつ利用者の生体情報値が属すると判定されたグループ、または当該グループに隣接し、当該グループよりもより良い健康状態のグループに含まれる生体情報値を目標値として設定する目標値設定部28とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、生活習慣改善支援装置に関し、特に、利用者の生活習慣改善を支援するために適切な目標値設定を行なう生活習慣改善支援装置に関する。
従来、生体情報を用いて健康管理を行う方法として、生体情報の変化の経過や、健康管理達成度に対する評価をすることにより健康管理を行うものが提案されている。例えば、ダイエットなどの目標達成のために、支援情報を提供する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。図20は、特許文献1に記載されている健康に関する目標を達成するための目標達成支援システムの構成を示すブロック図である。
図20において、制御手段6は、算出条件データベース4からアドバイス情報を算出するための算出条件を抽出し、目標値に基づいて初回のアドバイス情報を算出し、ユーザの現状値に基づいて次回のアドバイス情報を算出している。
特開2002−117130号公報
しかしながら、基本的に、利用者の状況に応じた生活習慣改善の簡便かつ適切な目標設定は困難である。特許文献1に記載の目標達成支援システムは、ユーザの現状値に基づいて次回のアドバイス情報を算出するものであるが、当該システムにおいては、生活習慣改善のスタートとなる目標値については利用者が適宜入力しており、目標値の設定に制限や明確なルールが設けられていない。そのため、医師等深い知識を持つ利用者以外が当該システムを利用した場合には、目標設定が不適切となる場合が生じるという問題がある。また、当該システムにおいては、臨床上妥当性のある目標値の設定は困難であるという問題もある。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであり、生活習慣改善を達成するための臨床上妥当性のある目標値を適切かつ簡便に設定することができる生活習慣改善支援装置を提供することを目的とする。
また、利用者に対して、当該目標達成のための適切な支援を行なうことができる生活習慣改善支援装置を提供することも目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る生活習慣改善支援装置は、複数のグループに分類されている健康状態を反映する生体情報値を含み、前記複数のグループの各々には健康状態がランク付けされて割り当てられている分類テーブルを記憶する分類テーブル記憶手段と、利用者の生体情報値を受け付ける受け付け手段と、前記利用者の生体情報値が前記分類テーブルのいずれのグループに属するかを判定する判定手段と、前記利用者の生体情報値が属すると判定された前記グループに含まれる生体情報値に基づいて、前記利用者の生体情報値よりもより良い健康状態の生体情報値であって、かつ前記利用者の生体情報値が属すると判定された前記グループ、または当該グループに隣接し、当該グループよりもより良い健康状態のグループに含まれる生体情報値を目標値として設定する目標値設定手段とを備える。
このように、予め生体情報値をグループ分けした分類テーブルと、利用者の生体情報値とに基づいて、生活習慣改善のための目標値を決定している。この際、いきなり生体情報値を正常な状態に遷移させるような目標値を設定するのではなく、利用者の生体情報値よりもより良い健康状態の生体情報値であって、利用者の生体情報値が属するグループまたは当該グループに隣接するグループに含まれる生体情報値に利用者の生体情報値を遷移させるような目標値を設定している。このように、生活習慣改善支援装置は、臨床的に妥当な目標値が設定された分類テーブルより目標値を設定している。よって、生活習慣改善支援装置は、生活習慣改善を達成するための臨床上妥当性のある目標値を適切かつ簡便に設定することができる。
前記目標値設定手段は、前記利用者の生体情報値が属すると判定された前記グループに含まれる生体情報値のうち、当該グループよりもより良い健康状態のグループに最も近い生体情報値を目標値として設定することが好ましい。
好ましくは、前記分類テーブルは、さらに、前記複数のグループのうちの少なくとも1つのグループは、利用者の生体情報値を、隣接するより良い健康状態のグループに推移させるのに必要とされる改善時間を含み、前記生活習慣改善支援装置は、さらに、前記利用者の生体情報値が属すると判定された前記グループに対応する改善時間を前記分類テーブルより抽出し、前記目標値設定手段で設定された目標値を当該改善時間で除することにより、単位時間あたりの目標値である単位時間目標値を設定する単位時間目標値設定手段を備える。
目標値を改善時間で除することにより、単位時間あたりの目標値である単位時間目標値を設定している。このように、改善時間をも考慮して目標設定を行なっているため、無理のない目標設定を行なうことができる。よって、生活習慣改善支援装置は、生活習慣改善を達成するための臨床上妥当性のある目標値を適切かつ簡便に設定することができる。
前記生活習慣改善支援装置は、さらに、前記利用者を識別するための識別子と前記利用者の生体情報値および目標値とを対応付けて記憶する利用者データ記憶手段を備えることが好ましい。
さらに好ましくは、前記受け付け手段は、さらに、利用者の新たな生体情報値を受け付け、前記生活習慣改善支援装置は、さらに、前記利用者の新たに受け付けられた生体情報値と、前記利用者データ記憶手段に記憶された前記利用者の目標値とを比較する比較手段と、前記比較手段における比較結果に基づいて、生活習慣の改善度合いの評価を行なう評価手段とを備える。
適切に設定された目標が達成されているか否の評価が行なわれる。よって、利用者に対して、当該目標達成のための適切な支援を行なうことができる。
前記判定手段は、前記利用者の新たに受け付けられた生体情報値が前記分類テーブルのいずれのグループに属するかを判定し、前記目標値設定手段は、前記利用者の新たに受け付けられた生体情報値が属すると判定された前記グループに含まれる生体情報値に基づいて、前記利用者の前記新たに受け付けられた生体情報値よりもより良い健康状態の生体情報値であって、かつ前記利用者の前記新たに受け付けられた生体情報値が属すると判定された前記グループ、または当該グループに隣接し、当該グループよりもより良い健康状態のグループに含まれる生体情報値を目標値として設定することが好ましい。
前記生活習慣改善支援装置は、さらに、日時を計算する計時手段を備え、前記利用者データ記憶手段は、さらに、前記受け付け手段が前記利用者の生体情報値を受け付けた日時を記憶することが好ましい。
前記利用者データ記憶手段は、さらに、前記目標値設定手段が目標値を設定した日時を記憶し、前記生活習慣改善支援装置は、さらに、前記目標値設定手段が目標値を設定した日時と前記受け付け手段が新たに前記利用者の生体情報値を受け付けた日時とに基づいて、前記利用者の生活習慣改善実践期間を計算する実践期間計算手段を備え、前記評価手段は、前記生活習慣改善実践期間と、利用者の生体情報値を隣接するより良い健康状態のグループに推移させるのに必要とされる改善時間と、前記比較手段における比較結果とに基づいて、生活習慣の改善度合いの評価を行なうことが好ましい。
さらに好ましくは、前記生活習慣改善支援装置は、さらに、前記生体情報値における健康改善の目標値の達成を補助するためのアドバイス情報を生成するアドバイス生成手段を備えることを特徴とする。具体的には、前記アドバイス生成手段は、前記目標値設定手段での目標値設定に用いられた生体情報値と関連する生活習慣を反映する生体情報値を用いたアドバイス情報を生成することを特徴とし、前記アドバイス生成手段においてアドバイス情報を生成する際に用いられる前記生体情報値は、摂取塩分量、摂取カリウム量、摂取カロリー、消費カロリー、体重、体脂肪率、BMI(Body Mass Index)値、摂酒量および喫煙本数のうちの少なくとも1つである。
このように、生体情報値と関連する生活習慣を反映する生体情報値を用いたアドバイス情報を生成することにより、利用者は、当該アドバイス情報に従い、生体情報値の改善を行なうことにより、目標達成がしやすくなる。
以上において、前記健康状態を反映する生体情報値は、高血圧を反映する血圧値または肥満を反映するBMI値もしくは体脂肪率であることが好ましい。
なお、本発明は、このような特徴的な手段を備える生活習慣改善支援装置として実現することができるだけでなく、生活習慣改善支援装置が備える特徴的な手段をステップとする生活習慣改善支援方法として実現したり、生活習慣改善支援方法に含まれる特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)等の記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは言うまでもない。
本発明によると、生活習慣改善を達成するための臨床上妥当性のある目標値を適切かつ簡便に設定することができる生活習慣改善支援装置を提供することができる。
また、利用者に対して、当該目標達成のための適切な支援を行なうことができる生活習慣改善支援装置を提供することもできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る生活習慣改善支援装置の構成を示す機能ブロック図である。
生活習慣改善支援装置20は、生活習慣改善のための目標値を自動的に設定し、利用者に対して目標達成のための適切な支援を行なう装置であり、入力部22と、記憶部24と、判定レンジ判定部26と、目標値設定部28と、提示部30と、目標値比較部32と、生活習慣改善評価部34と、計時部36と、制御部38とを備えている。なお、入力部22は本発明の受け付け手段に相当し、記憶部24は本発明の分類テーブル記憶手段及び利用者データ記憶手段に相当し、判定レンジ判定部26は本発明の判定手段に相当し、目標値設定部28は本発明の目標値設定手段及び単位時間目標値設定手段に相当し、目標値比較部32は本発明の比較手段に相当し、生活習慣改善評価部34は本発明の評価手段に相当し、計時部36は本発明の計時手段に相当し、制御部38は本発明の実践期間計算手段に相当する。
生活習慣改善支援装置20は、コンピュータ等により構成され、生活習慣改善支援装置20の各処理部は、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)上で実行されるプログラムとして実現される。
入力部22は、血圧値、身長および体重などの生体情報、年齢、性別、または個人を特定する識別子の利用者による入力を受け付ける処理部である。
記憶部24は、後述する生体情報データベース24a、利用者データベース24bおよびメッセージデータベース24cを記憶するハードディスク等の記憶装置である。
生体情報データベース24aには、健康状態を反映する生体情報(血圧値、体重、体脂肪率、各種検査値など)に関する情報が格納されている。また、生体情報データベース24aには、分類テーブルが含まれている。分類テーブルとは、生体情報値に基づき、健康状態を分類するためのテーブルである。分類テーブルには、生体情報値の取り得る値がレンジで区切られ、所定の組に分類されている。そして各レンジに該当する健康状態がランク付けされて割り付けられている。分類テーブルには、健康状態の判定分類と、それに該当する生体情報値の範囲とが対応付けて登録されており、さらに、その判定分類からより良好な健康状態にランク付けされた判定分類へ遷移するのに要する時間(改善時間)が推奨値として判定分類毎に登録されている。
図2は、分類テーブルの一例である血圧値に基づき高血圧の判定を行う血圧分類テーブルを示す図である。血圧分類テーブルによると、生体情報値として収縮期血圧値が用いられ、収縮期血圧値の取り得る値が6つのレンジに区切られ、「至適血圧」から「重症高血圧」までの判定分類のいずれかに対応付けられる。また、6つの判定分類のうち、「正常高血圧」から「重症高血圧」までの4つの判定分類については、改善期間が予め登録されている。
例えば、収縮期血圧値が160mmHg〜179mmHgの範囲内にある場合には、血圧分類テーブルによると、「中等症高血圧」に分類され、「中等症高血圧」から1つ良好な健康状態である「軽症高血圧」に遷移するのに要する改善時間として「5ヶ月」が推奨されていることが分かる。
図3は、分類テーブルの他の一例であるBMI(Body Mass Index)値に基づき肥満の分類をする肥満分類テーブルを示す図である。肥満分類テーブルによると、生体情報値としてBMI値が用いられる。BMI値は次式(1)に基づいて計算される。
体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) …(1)
肥満分類テーブルでは、BMI値が6つのレンジに区切られ、「低体重」から「肥満4度」までの判定分類のいずれかに対応付けられる。また、6つの判定分類のうち、「肥満1度」から「肥満4度」までの4つの判定分類については、改善時間が予め登録されている。
例えば、BMI値が30以上かつ35未満の場合には、肥満分類テーブルによると「肥満2度」に分類され、「肥満2度」から1つ良好な健康状態である「肥満1度」に遷移するのに要する期間として「6ヶ月」が推奨されていることが分かる。
利用者データベース24bには、利用者の入力した生体情報値や生体情報値を入力した日時が、個人を特定するための識別子、年齢および性別などとともに関連付けられて登録されている。
図4は、利用者データベース24bの一例を示す図である。利用者データベース24bには、識別子「AX208」で特定される利用者の収縮期血圧値(生体情報値)に関する情報が登録されており、当該利用者の年齢は36歳、性別は女性であることが示されている。また、血圧目標値P0と、1ヶ月あたりの目標降圧値ΔPmと、改善時間Tとがあわせて示されている。これらについては、後述する。さらに、収縮期血圧値Pと収縮期血圧値Pの入力日時とがあわせて示されている。例えば、当該利用者は、2005年9月30日の7時32分に収縮期血圧値を測定したことが示されており、そのときの収縮期血圧値は170mmHgであることが示されている。
メッセージデータベース24cには、後述する生活習慣改善の評価に対するメッセージが予め登録されている。メッセージとしては、ほめるメッセージ、励ますメッセージ等の各種メッセージが用意されており、利用者の年齢、性別、生活習慣改善の評価に基づいてメッセージが抽出される。
図5は、メッセージデータベース24cの一例を示す図である。同図には30歳代の女性を対象としたメッセージデータベース24cが示されており、たとえば、生活習慣改善評価が「目標達成」の場合のメッセージとして、「目標達成おめでとう。この調子を持続して下さい。…」とのメッセージが登録されている。
判定レンジ判定部26は、生体情報データベース24aに含まれる分類テーブルに基づき、入力部22より入力された生体情報値を、該当するレンジに対応する判定分類に振り分ける処理部である。
目標値設定部28は、判定レンジ判定部26による判定分類結果に基づき、生体情報の目標値を設定する処理部である。
提示部30は、入力部22で入力された各種入力値や、入力値に基づいて解析された結果や、提供できるメニューを提示する手段である。提供できるメニューとは、入力された生体情報を解析することにより提供可能な情報のことであり、生活習慣改善支援装置20は、生体情報から、生活習慣改善や健康増進のための適正な目標値を設定したり、その目標を達成するためのアドバイスを提供したりすることができる。このため、提示部30は、目標値やアドバイスを提示する。なお、提示部30は、液晶ディスプレイなどの表示装置や、スピーカーなどによる音声出力装置によって実現される。また、提示部30は、紙やCD−ROMなどの記録媒体に提供できるメニューを出力するものであってもよい。さらに、提示部30は、電子メールによりメニューを提示するものであってもよいし、通信網上に情報を公開するようなものであってもよい。
目標値比較部32は、生体情報が再度入力された時に、再入力以前に入力された生体情報などの利用者に関する情報を記憶部24から抽出し、再入力した利用者の生体情報と比較する処理部である。
生活習慣改善評価部34は、目標値比較部32による比較結果に基づき、生活習慣改善の評価を行い、その評価に応じて対応するメッセージをメッセージデータベース24cから抽出する処理部である。
計時部36は、カレンダー機能を有しており、生体情報を入力した日時や、目標を設定した日時を認識し、記憶部24に登録する処理部である。
制御部38は、上述の各処理部および記憶部24に接続され、各処理部を制御するとともに、生活習慣改善支援のための処理を実行する処理部である。
次に、生活習慣改善支援装置20を用いて、健康状態を反映する生体情報として血圧値に対する目標値を設定し、高血圧の患者の降圧を目的とした生活習慣改善の支援方法について説明する。
本実施の形態では、記憶部24の生体情報データベース24aに含まれる分類テーブルとして、図2に示した血圧分類テーブルを用いる。この血圧分類テーブルは、日本高血圧学会の高血圧治療ガイドラインにおける血圧値の分類を基に作成されたものである。
「改善時間」とは、上述したように現在の血圧の分類からより軽症の血圧の分類に分類されるために必要な降圧を達成する期間として設定された推奨値であり、血圧の分類に応じて設定されている。医療機関で行われている生活指導は6ヶ月単位で行われる場合が多い。本実施の形態では、現在の血圧の分類が、軽症高血圧(収縮期血圧140〜159)に該当する場合、標準的な指導期間6ヶ月で、より軽症な次の分類(正常高値血圧;収縮期血圧130〜139)に該当する血圧値にまで降圧させる必要があるとし、改善時間Tを6ヶ月と設定している。なお、重症の高血圧に分類されるほど、生活改善による降圧効果も期待でき、また、降圧の緊急性も高いので、改善時間を短期間に設定している。
図6は、生活習慣改善支援装置20が実行する目標値設定処理のフローチャートである。
まず、生活習慣改善支援装置20が起動すると、制御部38は提示部30に選択処理画面を表示する。図7は、選択処理画面の一例を示す図であり、提示部30には、処理を選択するためのボタン30a〜30dが示されている。
ここでは、利用者により提示部30に表示された目標値設定ボタン30aが選択されたものとする(S100)。
次に、入力部22は、利用者により入力された当該利用者を特定するための識別子(利用者番号など)とともに、当該利用者の血圧値Pの入力を受け付ける(S101)。ここでは、一例として、血圧値(収縮期血圧値)P=170mmHgであるものとして説明を進める。
判定レンジ判定部26は、図2に示した血圧分類テーブルに基づき、入力された血圧値Pをいずれかの判定分類に振分け、振り分けられた判定分類における改善時間Tを抽出する(S102)。すなわち、ここでは、血圧値Pが170mmHgであるため、当該血圧値Pは「中等症高血圧」に分類され、その判定分類における改善時間Tとして「5ヶ月」が抽出される。
目標値設定部28は、S102の処理において振り分けられた判定分類の取り得る血圧値の最小値を利用者の血圧目標値P0として設定する(S103)。判定分類が「中等症高血圧」の場合には、収縮期血圧値160mmHgが、利用者の血圧目標値P0として設定される。
また、目標値設定部28は、利用者の血圧値Pと血圧目標値P0との差ΔP(=P−P0)を計算する(S104)。ここでは、P=170mmHgであり、P0=160mmHgであるため、ΔP=170−160=10mmHgとして求められる。
目標値設定部28は、S104の処理で算出された目標降圧値ΔPを、S102の処理で抽出された改善時間Tで除することにより、1ヶ月あたりの目標降圧値ΔPmを算出する(S105)。すなわち、ΔPmは次式(2)に基づき算出される。
ΔPm=ΔP/T …(2)
上述の例では、目標降圧値ΔP=10mmHg、T=5ヶ月である。このため、1ヶ月あたりの目標降圧値ΔPmは10/5=2(mmHg/月)として算出される。
制御部38は、利用者の血圧値P、血圧目標値P0、1ヶ月当たりの目標降圧値ΔPm、改善時間Tを、利用者データとして、利用者を特定する識別子(利用者番号など)とともに記憶部24の利用者データベース24bに登録する。さらに、計時部36のカレンダー機能により目標設定日時も分かるため、制御部38は、当該目標設定日時もあわせて利用者データベース24bに登録する(S106)。
制御部38は、血圧目標値P0と、利用者自身の血圧値Pと、1ヶ月当たりの目標降圧値ΔPmと、改善時間Tとを、提示部30を介して利用者に提示する(S107)。たとえば、図8に示されるようなメッセージが提示部30に提示される。なお、制御部38は、1ヶ月後の血圧目標値である「P−ΔPm」の値を提示部30に提示するようにしてもよい。たとえば、上述の例の場合には、1ヶ月後の血圧目標値P−ΔPmは、170−2=168mmHgである。このため、この数値を提示部30に表示するようにしてもよい。
利用者は、血圧目標値P0と、利用者自身の血圧値Pと、1ヶ月当たりの目標降圧値ΔPmと、改善時間Tとを目安として生活習慣改善を行なうことになる。
このようなロジックにより、生活習慣改善支援装置20は、利用者の血圧値に基づき高血圧の分類を行い、利用者の健康状態を判定し、その分類結果に応じた適切な降圧目標をその降圧目標期間と共に設定する。したがって、利用者は、臨床的に妥当な目標を得ることができ、これを目安に効率的でより安全な生活改善を行うことができる。
利用者は、目標設定後(aヶ月後)、再び生活習慣改善支援装置20を用いて生活習慣改善の支援を受けることが可能である。
図9は、生活習慣改善支援装置20が実行する生活習慣改善の評価処理および新たな目標設定処理のフローチャートである。
生活習慣改善支援装置20を起動すると、制御部38により提示部30に選択処理画面が表示される。選択処理画面の一例は図7に示した通りである。
ここでは、利用者により提示部30に表示された目標値再設定ボタン30bが選択されたものとする(S200)。
次に、入力部22は、利用者により当該利用者を特定するための識別子(利用者番号など)とともに、当該利用者の血圧値P1の入力を受け付ける(S201)。
計時部36は、記憶部24の利用者データベース24bに登録された目標設定日時を抽出し、カレンダー機能により、生活習慣改善実践期間Taを計算する(S202)。すなわち、前回、目標値の設定が行なわれた目標設定日時から、今回、血圧値P1を再入力した時までの期間を計算する。ここでは、当該期間がaヶ月であるものとする。
目標値比較部32は、改善時間Tと生活習慣改善実践期間Taとの比較を行う(S203)。
また、目標値比較部32は、目標降圧値と利用者の実際の降圧値とを比較する(S204)。
生活習慣改善評価部34は、比較結果を受け、生活習慣改善の評価を行なう(S205)。また、目標値設定部28は、次回の目標値の再設定を行なう(S206)。
以下に、S203〜S206の処理について場合分けをしながら、説明を行なう。
(A)改善時間T前に血圧値P1を入力した場合(生活習慣改善実践期間Ta≦改善時間Tの場合;上述の例でa≦5の場合)
目標値比較部32は、aヶ月後の目標降圧値ΔPm×a(=2×a(mmHg))を計算し、利用者データベース24bから前回目標設定時の利用者の血圧Pを抽出し、aヶ月後の利用者の実際の降圧値ΔPa(=P−P1)を計算し、ΔPm×aとΔPaとを比較する。
生活習慣改善支援装置20は、さらに、比較結果を受け、生活習慣改善の評価と、次回の目標値の再設定とを行う。
(生活習慣改善の評価)
実際の降圧値ΔPa>目標降圧値ΔPm×aであれば、生活習慣改善評価部34は、生活習慣改善による降圧効果が目標以上でめざましいと判断し、ほめるメッセージをメッセージデータベース24cより抽出する(S205)。たとえば、図5に示したメッセージデータベース24cより、「生活習慣改善評価」が「目標達成」の行のメッセージ「目標達成おめでとう。…」が抽出される。
また、実際の降圧値ΔPa>目標降圧値ΔPm×aでなくても、実際の降圧値ΔPa≦0でなければ、生活習慣改善による降圧効果があったと判断し、がんばりをほめるメッセージをメッセージデータベース24cより抽出する(S205)。たとえば、図5に示したメッセージデータベース24cより、「生活習慣改善評価」が「目標未達成・改善傾向」の行のメッセージ「改善傾向がみられ、頑張っていますね。…」が抽出される。
実際の降圧値ΔPa≦0の場合、利用者の生活習慣改善が、降圧効果が現れるまでには及ばなかったと判断し、励ましのメッセージを抽出する(S205)。たとえば、図5に示したメッセージデータベース24cより、「生活習慣改善評価」が「目標未達成・悪化傾向」の行のメッセージ「前より悪くなっていますよ。…」が抽出される。
(次回の目標値の再設定)
(i)目標降圧値ΔPm×a>実際の降圧値ΔPaのとき
ΔPm×a=(P−P0)/n×a、ΔPa=P−P1なので、
(P−P0)/n×a>P−P1という関係が成り立つ。
この不等式を変形すると、P1−P0>(1−a/n)(P−P0)となる。
ここで、1−a/n>0、P−P0>0なので、P1−P0>0となる。
したがって、利用者の再入力した血圧値P1は、血圧目標値P0よりも大きい(P1>P0)。
判定レンジ判定部26は、血圧分類テーブルに基づき、再入力された血圧値P1をいずれかの判定分類に振り分ける。ここでは、中等症高血圧に振り分けられたものとする。
さらに、目標値設定部28は、振り分けられた判定分類における血圧値の最小値(判定された分類における収縮期血圧値のレンジの境界値;中等症高血圧の場合、収縮期血圧160mmHg)に、利用者の血圧目標値P2を再設定し、利用者自身の血圧値P1と目標値P2との差ΔP(=P1−P2)を求める。
目標値設定部28は、振り分けられた判定分類における改善時間Tを血圧分類テーブルから抽出し(中等症高血圧;収縮期血圧値160〜179の場合、改善時間Tは5ヶ月)、利用者自身の血圧値P1と目標値P2の差ΔPを改善時間T(5ヶ月)で除したΔP/T((P1−P2)/5(mmHg/月))を1ヶ月当たりの目標降圧値ΔPmとして再設定する。
(ii)目標降圧値ΔPm×a≦実際の降圧値ΔPaのとき
利用者の再入力した血圧値P1は、P1≦P0(=160mmHg)であり、判定レンジ判定部26は、格納された血圧分類テーブルに基づき、再入力された血圧値P1を、該当する血圧の群(判定分類)に振り分ける。(以下、P1=155mmHgと設定し、説明を続ける。この場合、軽症高血圧の群に振り分けられる。)
さらに目標値設定部28は、振り分けられた群に分類される血圧値の最小値(判定された判定分類における収縮期血圧値のレンジの境界値;軽症高血圧の場合、収縮期血圧140mmHg)を、利用者の血圧目標値P2として再設定し、利用者自身の血圧値P1と目標値P2との差ΔP(=P1−P2=155−140=15)を求める。
目標値設定部28は、振り分けられた群における改善時間Tを血圧分類テーブルから抽出し(軽症高血圧の場合、改善時間Tは6ヶ月)、利用者自身の血圧値P1と目標値P2との差ΔPを改善時間T(6ヶ月)で除した値ΔP/T(=(P1−P2)/6(mmHg/月)=2.5(mmHg/月))を1ヶ月当たりの目標降圧値ΔPmとして再設定する。
(B)改善時間T後に血圧値P1を入力した場合(生活習慣改善実践期間Ta>改善時間Tの場合;上述の例でa>5の場合)
目標値比較部32は、利用者データから前回目標設定時の利用者の血圧Pと血圧目標値P0を抽出し、目標設定時の目標降圧値ΔP(=P−P0)を計算し、さらにaヶ月後の利用者の実際の降圧値ΔPa(=P−P1)を計算し、ΔPとΔPaを比較する。
生活習慣改善支援装置20は、さらに、比較結果を受け、生活習慣改善の評価と、次回の目標値の再設定とを行う。
(生活習慣改善の評価)
実際の降圧値ΔPa>目標設定時の目標降圧値ΔPであれば、生活習慣改善評価部34は、生活習慣改善による降圧効果が目標以上でめざましいと判断し、ほめるメッセージをメッセージデータベース24cより抽出する(S205)。たとえば、図5に示したメッセージデータベース24cより、「生活習慣改善評価」が「目標達成」の行のメッセージ「目標達成おめでとう。…」が抽出される。
また、実際の降圧値ΔPa>目標設定時の目標降圧値ΔPでなくても、実際の降圧値ΔPa≦0でなければ、生活習慣改善による降圧効果があったと判断し、がんばりをほめるメッセージをメッセージデータベース24cより抽出する(S205)。たとえば、図5に示したメッセージデータベース24cより、「生活習慣改善評価」が「目標未達成・改善傾向」の行のメッセージ「改善傾向がみられ、頑張っていますね。…」が抽出される。
実際の降圧値ΔPa≦0の場合、利用者の生活習慣改善が、降圧効果が現れるまでには及ばなかったと判断し、励ましのメッセージを抽出する(S205)。たとえば、図5に示したメッセージデータベース24cより、「生活習慣改善評価」が「目標未達成・悪化傾向」の行のメッセージ「前より悪くなっていますよ。…」が抽出される。
(次回の目標値の再設定)
(iii)目標設定時の目標降圧値ΔP>実際の降圧値ΔPaのとき
ΔP=P−P0、ΔPa=P−P1なので、
P−P0>P−P1という関係が成り立つ。
この不等式を変形すると、P1−P0>0となる。
したがって、利用者の再入力した血圧値P1は、血圧目標値P0よりも大きい(P1>P0)。
判定レンジ判定部26は、血圧分類テーブルに基づき、再入力された血圧値P1を、いずれかの判定分類に振り分ける。ここでは、中等症高血圧に振り分けられたものとする。
さらに、目標値設定部28は、振り分けられた判定分類における血圧値の最小値(判定された分類における収縮期血圧値のレンジの境界値;中等症高血圧の場合、収縮期血圧160mmHg)に、利用者の血圧目標値P2を再設定し、利用者自身の血圧値P1と目標値P2との差ΔP(=P1−P2)を求める。
目標値設定部28は、振り分けられた判定分類における改善時間Tを血圧分類テーブルから抽出し(中等症高血圧;収縮期血圧160〜179の場合、改善時間Tは5ヶ月)、利用者自身の血圧値P1と目標値P2の差ΔPを改善時間T(5ヶ月)で除したΔP/T((P1−P2)/5(mmHg/月))を1ヶ月当たりの目標降圧値ΔPmとして再設定する。
(iv)目標設定時の目標降圧値ΔP≦実際の降圧値ΔPaのとき
利用者の再入力した血圧値P1は、P1≦P0(=160mmHg)であり、判定レンジ判定部26は、格納された血圧分類テーブルに基づき、再入力された血圧値P1を、該当する血圧の群(判定分類)に振り分ける。(以下、P1=155mmHgと設定し、説明を続ける。この場合、軽症高血圧の群に振り分けられる。)
さらに目標値設定部28は、振り分けられた群に分類される血圧値の最小値(判定された判定分類における収縮期血圧値のレンジの境界値;軽症高血圧の場合、収縮期血圧140mmHg)に、利用者の血圧目標値P2を再設定し、利用者自身の血圧値P1と目標値P2の差ΔP(=P1−P2=155−140=15)を求める。
目標値設定部28は、振り分けられた群における改善時間Tを血圧分類テーブルから抽出し(軽症高血圧の場合、改善時間Tは6ヶ月)、利用者自身の血圧値P1と目標値P2との差ΔPを改善時間T(6ヶ月)で除した値ΔP/T(=(P1−P2)/6(mmHg/月)=2.5(mmHg/月))を1ヶ月当たりの目標降圧値ΔPmとして再設定する。
このような方法で、再入力された血圧値P1、新たに設定された血圧目標値P2をもとに、目標降圧値ΔPが再計算され(S207)、1ヶ月当たりの目標降圧値ΔPmと改善時間Tが再計算、抽出される(S208)。
再入力された血圧値P1、新たに設定された血圧目標値P2、1ヶ月当たりの目標降圧値ΔPmおよび改善時間Tは、利用者データとして、利用者を特定する識別子(利用者番号など)とともに記憶部24の利用者データベース24bに登録、記憶される。さらに、計時部36のカレンダー機能により、目標設定日時も利用者データとして、利用者を特定する識別子(利用者番号など)とともに利用者データベース24bに登録、記憶される(S209)。
このようにして新たに設定された1ヶ月当たりの目標降圧値ΔPmと改善時間Tは、再入力された血圧値P1、新たに設定された血圧目標値P2、生活習慣改善評価部34により抽出されたメッセージと共に提示部30を介して利用者に提示される(S210)。
このようなロジックにより、生活習慣改善支援装置20は、利用者の実際の生体情報に即した適切な目標設定を行い、利用者の生活改善を支援する。さらに、生活習慣改善を評価する。今回は、収縮期血圧値を用いて説明したが、拡張期血圧値によって血圧値の分類を行っても良い。また、収縮期血圧値と拡張期血圧値の双方を用いて血圧値の分類を行い、収縮期血圧値と拡張期血圧値が異なる分類に属する場合は高いほうの分類に組み入れるようにしてもよい。
従来の降圧指導は、利用者の血圧の分類を考慮することなく、一律に正常域まで降圧させるための目標設定を行うものであった。または、利用者が任意にその目標値を設定するものであった。本発明によると、利用者の実際の血圧に応じて適切な目標を設定することが可能となる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係る生活習慣改善支援装置について説明する。本実施の形態では、実施の形態1と異なり、肥満の改善を目標とした生活習慣改善支援装置について説明する。
実施の形態2に係る生活習慣改善支援装置は、図1を参照して説明した実施の形態1に係る生活習慣改善支援装置と同様である。そのため、その詳細な説明はここでは繰り返さない。
以下、健康状態を反映する生体情報として体重に対する目標値を設定し、利用者が減量を目的とした生活習慣改善を行う例を用いて説明する。
図3は、本実施の形態で用いる分類テーブルの一例である肥満分類テーブルを示す図である。肥満分類テーブルについては、実施の形態1で説明したとおりである。
なお、肥満分類テーブルにおける「改善時間」とは、上述したように現在の肥満の分類からより軽度の肥満の分類に分類されるために、必要な減量を達成する期間として設定した推奨値であり、肥満の分類に応じて設定されている。医療機関で行われている生活指導は、6ヶ月単位で行われる場合が多い。本実施の形態では、現在の肥満の分類が、肥満2度(BMI値30〜35)に該当する場合、標準的な指導期間6ヶ月で、より軽症な次の肥満の分類である肥満1度(BMI値25〜30)に該当する体重にまで減量する必要があるとし、改善時間Tを6ヶ月と設定する。肥満度が高いほど、生活改善による減量効果も期待でき、また、減量の緊急性も高いので、改善時間Tは短期間に設定されている。
図10は、生活習慣改善支援装置20が実行する目標値設定処理のフローチャートである。
まず、生活習慣改善支援装置20が起動すると、制御部38は提示部30に選択処理画面を表示する。選択表示画面は、図7に示したものと同様である。
ここでは、利用者により提示部30に表示された目標値設定ボタン30aが選択されたものとする(S300)。
次に、入力部22は、利用者により入力された当該利用者を特定するための識別子(利用者番号など)とともに、自身の身長Hと体重Wを入力する(S301)。ここでは、一例として、身長H=1.7m、体重W=95kgであるものとして説明を進める。
判定レンジ判定部26は、入力された身長Hと体重Wから、BMI値B(=W/H2=95/1.72=32.8)を計算する(S302)。また、判定レンジ判定部26は、肥満分類テーブルに基づき、入力したBMI値Bをいずれかの判定分類に振り分け、振り分けられた判定分類における改善時間Tを抽出する(S303)。ここでは、BMI値Bが32.8であるため、「肥満2度」に振り分けられ、その判定分類における改善時間Tとして「6ヶ月」が抽出される。
目標値設定部28は、振り分けられた判定分類の取り得るBMI値の最小値(判定された判定分類に含まれるBMI値のレンジの境界値;肥満2度の場合、BMI値30)に、利用者のBMI目標値B0を設定する(S304)。
また、目標値設定部28は、BMI目標値B0から、利用者の目標体重W0を計算する(W0=B0×H2=86.7)(S305)。
さらに、目標値設定部28は、利用者の体重Wと目標体重W0の差ΔW(W−W0;95−86.7=8.3kg)を求める(S306)。
目標値設定部28は、振り分けられた判定分類における改善時間Tを肥満分類テーブルから抽出し(肥満2度の場合、改善時間Tは6ヶ月)、利用者自身の体重Wと目標体重W0の差ΔW(W−W0;95−86.7=8.3kg)を改善時間T(6ヶ月)で除した値ΔW/T(8.3/6≒1.4(kg/月))を、1ヶ月当たりの目標減量値ΔWmとして設定する(S307)。
制御部38は、利用者の身長H、体重W、BMI値B、BMI目標値B0、目標体重W0、1ヶ月当たりの目標減量値ΔWmおよび改善時間Tを、利用者データとして、利用者を特定する識別子(利用者番号など)とともに記憶部24の利用者データベース24bに登録、記憶する。さらに、計時部36のカレンダー機能により、目標設定日時も分かるため、制御部38は、当該目標設定日時もあわせて利用者データベース24bに登録、記憶する(S308)。
図11は、利用者データベース24bの一例を示す図である。利用者データベース24bには、識別子「BG306」で特定される利用者の2つの生体情報値である体重WおよびBMI値Bに関する情報が登録されており、当該利用者の年齢は30歳、性別は男性であることが示されている。また、上述した利用者データベース24bに登録された値が示されている。
制御部38は、利用者の体重Wと、目標体重W0と、1ヶ月当たりの目標減量値ΔWmと、改善時間Tとを、提示部30を介して利用者に提示する(S309)。
利用者は利用者の体重Wと、目標体重W0と、1ヶ月当たりの目標減量値ΔWmと改善時間Tとを目安に生活習慣改善を行なうことになる。
このようなロジックにより、生活習慣改善支援装置20は、利用者のBMI値に基づき肥満の分類を行い、利用者の健康状態を判定し、その分類結果に応じた適切な減量目標をその減量目標期間と共に設定する。したがって、利用者は、臨床的に妥当な目標を得ることができ、これを目安に効率的でより安全な生活改善を行うことができる。
利用者は、目標設定後(aヶ月後)、再び生活習慣改善支援装置20を用いて生活習慣改善の支援を受けることが可能である。
図12は、生活習慣改善支援装置20が実行する生活習慣改善の評価処理および新たな目標設定処理のフローチャートである。
利用者は改善時間Tを目安に、ある期間(aヶ月)生活習慣改善を行った後、利用者は、提示部30に表示された目標再設定を選択(S400)し、利用者を特定する識別子(利用者番号など)とともに再び生活習慣改善支援装置20に体重W1を入力する。(S401)。
計時部36は、記憶部24の利用者データベース24bに登録された目標設定日時を抽出し、カレンダー機能により、生活習慣改善実践期間Ta(前回目標設定日時から、今回再入力した時までの期間;aヶ月)を計算する(S402)。
目標値比較部32は、改善時間Tと生活習慣改善実践期間Taの比較を行う(S403)。
生活習慣改善評価部34は、目標減量値と利用者の実際の減量値とを比較する(S404)。
生活習慣改善評価部34は、比較結果を受け、生活習慣改善の評価(S405)を行なう。また、目標値設定部28は、次回の目標値の再設定を行う(S406)。
以下に、S403〜S406の処理について場合分けをしながら、説明を行なう。
(A)改善時間T前に体重W1を入力した場合(生活習慣改善実践期間Ta≦改善時間Tの場合;a≦6)
目標値比較部32は、aヶ月後の目標減量値ΔWm×a(=1.4a(kg))を計算し、利用者データから前回目標設定時の利用者の体重Wを抽出し、aヶ月後の利用者の実際の減量ΔWa(=W−W1)を計算し、ΔWm×aとΔWaを比較する。
生活習慣改善支援装置20はさらに、比較結果を受け、生活習慣改善の評価と、次回の目標値の再設定とを行う。
(生活習慣改善の評価)
実際の減量ΔWa>目標減量値ΔWm×aであれば、生活習慣改善評価部34は、生活習慣改善による降圧効果が目標以上でめざましいと判断し、ほめるメッセージをメッセージデータベース24cより抽出する(S405)。
また、実際の減量ΔWa>目標減量値ΔWm×aでなくても、実際の減量ΔWa≦0でなければ、生活習慣改善評価部34は、生活習慣改善による降圧効果があったと判断し、がんばりをほめるメッセージをメッセージデータベース24cより抽出する(S405)。
また、実際の減量ΔWa≦0の場合、利用者の生活習慣改善が、減量効果が現れるまでには及ばなかったと判断し、励ましのメッセージを抽出する(S405)。
(次回の目標値の再設定)
(i)目標減量値ΔWm×a>実際の減量ΔWaのとき
ΔWm×a=(W−W0)/n×a、ΔWa=W−W1なので、
(W−W0)/n×a>W−W1という関係が成り立つ。
この不等式を変形すると、W1−W0>(1−a/n)(W−W0)となる。
ここで、1−a/n>0、W−W0>0なので、W1−W0>0となる。
したがって、利用者の再入力した体重W1は、目標体重W0よりも大きい(W1>W0)。
判定レンジ判定部26は、体重分類テーブルに基づき、再入力された体重W1をいずれかの判定分類に振り分ける。ここでは、肥満2度に振り分けられたものとする。
さらに、目標値設定部28は、振り分けられた群に分類されるBMI値の最小値(判定されたレンジの境界値;肥満2度の場合、BMI値30)に、利用者のBMI目標値B2を再設定し(この場合、B1=B2=30)、再設定したBMI目標値B2から、利用者の目標体重W2を計算する(W2=B2×H2=86.7)。さらに、利用者の体重W1と目標値W2の差ΔW(=W1−W2)を求める。
目標値設定部28は、振り分けられた群における改善時間Tを肥満分類テーブルから抽出し(肥満2度の場合、改善時間Tは6ヶ月)、利用者自身の体重Wと目標値W2の差ΔWを改善時間T(6ヶ月)で除したΔW/T((W1−W2)/6(kg/月))を1ヶ月当たりの目標減量値ΔWmとして再設定する。
このようにして新たに設定された1ヶ月当たりの目標減量値ΔWmと改善時間Tは、提示部30により利用者に提示される。
(ii)目標減量値ΔWm×a≦実際の減量値ΔWaのとき
利用者の再入力した体重W1は、W1≦W0(=86.7kg)であり、判定レンジ判定部26は、体重分類テーブルに基づき、再入力された体重W1を、該当する肥満の群(判定分類)に振り分ける。(以下、W1=85kgと設定し、説明を続ける。この場合、肥満1度の群に振り分けられる。)
さらに目標値設定部28は、振り分けられた群に分類されるBMI値の最小値(判定された判定分類におけるBMI値のレンジの境界値;肥満1度の場合、BMI値25)に、利用者のBMI目標値B2を再設定し、再設定したBMI目標値B2から、利用者の目標体重W2を計算する(W2=B2×H2=72.3kg)。
さらに、目標値設定部28は、利用者の体重W1と目標値W2の差ΔW(W1−W2=85−72.3=12.7kg)を求める。
目標値設定部28は、振り分けられた群における改善時間Tを肥満分類テーブルから抽出し(肥満1度の場合、改善時間7ヶ月)、利用者自身の体重W1と目標値W2の差ΔW(=12.7kg)を改善時間T(7ヶ月)で除したΔW/T((W1−W2)/T1=12.7/7=1.8(kg/月))を1ヶ月当たりの目標減量値ΔWmとして再設定する。
このようにして新たに設定された1ヶ月当たりの目標減量値ΔWmと改善時間Tは、提示部30により利用者に提示される。
(B)改善時間T後に体重W1を入力した場合(生活習慣改善実践期間Ta>改善時間Tの場合;a>6)
目標値比較部32は、利用者データから前回目標設定時の利用者の体重Wと目標体重W0を抽出し、目標設定時の目標減量値ΔW(=W−W0)を計算し、さらにaヶ月後の利用者の実際の減量値ΔWa(=W−W1)を計算し、ΔWとΔWaを比較する。
生活習慣改善支援装置20はさらに、比較結果を受け、生活習慣改善の評価と、次回の目標値の再設定とを行う。
(生活習慣改善の評価)
実際の減量値ΔWa>目標設定時の目標減量値ΔWであれば、生活習慣改善評価部34は、生活習慣改善による降圧効果が目標以上でめざましいと判断し、ほめるメッセージをメッセージデータベース24cより抽出する(S405)。
また、実際の減量値ΔWa>目標設定時の目標減量値ΔWでなくても、実際の減量値ΔWa≦0でなければ、生活習慣改善評価部34は、生活習慣改善による降圧効果があったと判断し、がんばりをほめるメッセージをメッセージデータベース24cより抽出する(S405)。
また、実際の減量値ΔWa≦0の場合、利用者の生活習慣改善が、降圧効果が現れるまでには及ばなかったと判断し、励ましのメッセージを抽出する(S405)。
(次回の目標値の再設定)
(iii)目標設定時の目標減量値ΔW>実際の減量値ΔWaのとき
ΔW=W−W0、ΔWa=W−W1なので、
W−W0>W−W1という関係が成り立つ。
この不等式を変形すると、W1−W0>0となる。
したがって、利用者の再入力した体重W1は、W1>W0となる。
判定レンジ判定部26は、格納された分類テーブルに基づき、再入力された体重W1を、いずれかの判定分類に振り分ける。ここでは、肥満2度に振り分けられたものとする。
さらに、目標値設定部28は、振り分けられた群に分類されるBMI値の最小値(判定されたレンジの境界値;肥満2度の場合、BMI値30)に、利用者のBMI目標値B2を再設定し(この場合、B1=B2=30)、再設定したBMI目標値B2から、利用者の目標体重W2を計算する(W2=B2×H2=86.7)。さらに、利用者の体重W1と目標値W2の差ΔW(=W1−W2)を求める。
目標値設定部28は、振り分けられた群における改善時間Tを肥満分類テーブルから抽出し(肥満2度の場合、改善時間Tは6ヶ月)、利用者自身の体重Wと目標値W2の差ΔWを改善時間T(6ヶ月)で除したΔW/T((W1−W2)/6(kg/月))を1ヶ月当たりの目標減量値ΔWmとして再設定する。
このようにして新たに設定された1ヶ月当たりの目標減量値ΔWmと改善時間Tは、提示部30により利用者に提示される。
(iv)目標設定時の目標減量値ΔW≦実際の減量値ΔWaのとき
利用者の再入力した体重W1は、W1≦W0(=86.7kg)であり、判定レンジ判定部26は、体重分類テーブルに基づき、再入力された体重W1を、該当する肥満の群に振り分ける。(以下、W1=85kgと設定し、説明を続ける。この場合、肥満1度の群に振り分けられる。)
さらに目標値設定部28は、振り分けられた群に分類されるBMI値の最小値(判定された判定分類におけるBMI値のレンジの境界値;肥満1度の場合、BMI値25)に、利用者のBMI目標値B2を再設定し、再設定したBMI目標値B2から、利用者の目標体重W2を計算する(W2=B2×H2=72.3kg)。
さらに、利用者の体重W1と目標値W2の差ΔW(W1−W2=85−72.3=12.7kg)を求める。
目標値設定部28は、振り分けられた群における改善時間Tを肥満分類テーブルから抽出し(肥満1度の場合、改善時間7ヶ月)、利用者自身の体重W1と目標値W2の差ΔW(=12.7kg)を改善時間T(7ヶ月)で除したΔW/T((W1−W2)/T1=12.7/7=1.8(kg/月))を1ヶ月当たりの目標減量値ΔWmとして再設定する。
このような方法で、再入力された体重W1、新たに設定された目標体重W2をもとに、目標減量値ΔWが再計算され(S407)、1ヶ月当たりの目標減量値ΔWmと改善時間Tが再計算、抽出される(S408)。
再入力された体重W1、新たに設定された目標体重W2、1ヶ月当たりの目標減量値ΔWmと改善時間Tは、利用者データとして、利用者を特定する識別子(利用者番号など)とともに記憶部24の利用者データベース24bに登録、記憶される。さらに、計時部36のカレンダー機能により、目標設定日時も利用者データベース24bとして、利用者を特定する識別子(利用者番号など)とともに記憶部24に登録、記憶される。(S409)
このようにして新たに設定された1ヶ月当たりの目標減量値ΔWmと改善時間Tは、再入力された体重W1、新たに設定された目標体重W2、生活習慣改善評価部34により抽出されたメッセージと共に提示部30を介して利用者に提示される。(S410)
このようなロジックにより、生活習慣改善支援装置20は、利用者の実際の生体情報に即した適切な目標設定と生活習慣改善評価を行い、利用者の生活改善を支援する。
従来の減量指導は、利用者の肥満の分類を考慮することなく、一律に正常域まで減量させるための目標設定を行うものであった。若しくは利用者が任意にその目標値を設定するものであった。本発明によると、利用者の実際の肥満の分類に応じて適切な目標を設定することが可能となる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3に係る生活習慣改善支援装置について説明する。本実施の形態では、複数用意された生活習慣改善の方法の中から、いずれかの方法を選択する。
図13は、本発明の実施の形態3に係る生活習慣改善支援装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示す生活習慣改善支援装置40は、図1に示した生活習慣改善支援装置20の構成に加えて、アドバイス生成部42が備えられている点が異なる。また、記憶部24の代わりに記憶部44が用いられ、制御部38の代わりに制御部46が用いられている点も異なる。なお、アドバイス生成部42は本発明のアドバイス生成手段に相当する。
記憶部44には、記憶部24が備えている3つのデータベースに加えて、後述するアドバイスデータベース44aが備えられている。
アドバイス生成部42は、後述するように、利用者によるアドバイス生成や具体的方法の提示要請を受けて、アドバイスデータベース44aを参照して、アドバイスやメッセージを作成する処理部である。
制御部46は、各処理部を制御するとともに、生活習慣改善支援装置40を構成する各処理部および記憶部44に接続され、生活習慣改善支援のための処理を実行する処理部である。
ここで、「アドバイス」とは、健康状態を反映する生体情報(たとえば、高血圧を反映する血圧や、肥満を反映するBMI値)に対して設定した目標(例;降圧、減量など)の達成を補助するためのものである。たとえば、降圧を目標とした場合、アドバイスジャンルの例として、減塩、節酒、減量、運動、禁煙などが挙げられる。「アドバイスジャンル」とは、目標達成をするための具体的方法のことである。アドバイスデータベース44aには、提供可能な降圧、減量などの設定した目標毎に、アドバイスジャンルが設定される。また、アドバイスジャンル毎に、設定された目標に対する効果が期待値として登録されている。
図14は、アドバイスデータベース44aの一例を示す図である。
たとえば、降圧を目標としたアドバイスデータベース44aは、アドバイスジャンルとして、減量、減塩、運動および節酒の4つが示されている。また、アドバイスジャンルごとに降圧効果が異なり、期待される収縮期血圧の降圧値ΔPeが予め登録されている。
たとえば、アドバイスジャンルとして「減量」を選択した場合には、10kgの減量に対して5〜20mmHgの降圧が期待できることが示されている。また、アドバイスジャンルとして「減塩」を選択した場合には、2〜8mmHgの降圧が期待できることが示されている。
アドバイスデータベース44aには、さらに、目標設定に用いた健康状態を反映する生体情報と、当該生体情報と深く関連する生活習慣を反映する生体情報との相関関係が登録されている。図15は、アドバイスデータベース44aに登録されている相関関係の一例を示す図である。アドバイスデータベース44aには、血圧値と、高血圧と密接に関連がある生活習慣を反映する数値であるBMI値との相関関係が示されている。
なお、健康状態として、高血圧を例にとると、高血圧に密接に関連がある生活習慣としては、食塩摂取量、カリウム摂取、飲酒、喫煙、運動などがあり、その生活習慣を反映する数値としては、1日摂取塩分量、1日摂取カリウム量、摂酒量、喫煙本数、体重、BMI、摂取カロリー量、消費カロリー量などが例として挙げられる。
本実施の形態では、降圧を目的とした高血圧の患者のために、健康状態を反映する生体情報として血圧値に対する目標値を設定し、設定した目標を達成するためのアドバイスを、生活習慣を反映する生活情報としてBMIを用いて行う例を用いて説明する。
まず、利用者は、生活習慣改善支援装置40を用いて、血圧値に対する目標値を設定する。具体的には、生活習慣改善支援装置40が、実施の形態1に記載した方法と同様の方法により、血圧目標値P0を設定し、さらに、利用者自身の血圧値Pと目標値P0の差ΔP(=P−P0)を求める。入力した収縮期血圧値がPの場合、判定レンジ判定部26は、上述した血圧分類テーブルに基づき、入力した血圧値Pを、いずれかの判定分類に振り分ける。たとえば、利用者自身の血圧値P=145mmHgの場合には、図2に示した血圧分類テーブルに従い、当該血圧値は、軽症高血圧に分類される。以下、利用者の血圧値Pが145mmHgとして、具体例を交えながら説明を行なう。
目標値設定部28は、振り分けられた群に分類される血圧値の最小値(判定されたレンジの境界値;軽症高血圧の場合、収縮期血圧140mmHg)に、利用者の血圧目標値P0を設定し、さらに、利用者自身の血圧値Pと目標値P0の差ΔP(P−P0=145−140=5mmHg)を求める。
このように、目標設定を行なうことにより、利用者は、目標値設定後、生活習慣改善支援装置40を用いたアドバイス生成により、この設定した目標達成を容易に行うことができる。
図16は、生活習慣改善支援装置40が実行するアドバイス生成処理のフローチャートである。
まず、生活習慣改善支援装置40が起動すると、制御部46は、提示部30に選択処理画面を表示する。選択処理画面は、図7に示したものと同様である。
ここでは、利用者により提示部30に表示されたアドバイス生成ボタン30cが選択されたものとする(S500)。アドバイス生成ボタン30cの選択に応答して、制御部46は、提供可能なアドバイスジャンルをアドバイスデータベース44aから抽出し、提示部30を介して提示する。アドバイスジャンルとしては、図14のアドバイスデータベース44aに示した「減量」、「減塩」、「運動」、「節酒」の4つが提示されたものとする。
このうち、利用者により、いずれかのアドバイスジャンルが選択される(S501)。ここでは、アドバイスジャンルとして、利用者が「減量」を選んだ場合を例にしながら説明を行なう。
利用者は、アドバイスジャンル(減量)を選択し(S501)、利用者を特定する識別子(利用者番号など)とともに自身の身長H(1.7m)と体重W(95kg)を入力する(S502)。
目標値設定部28は、入力された身長Hと体重Wから、BMI値B(W/H2=95/1.72=32.8)を計算する(S503)。
アドバイス生成部42は、アドバイスデータベース44aを参照して、減量により期待される降圧値ΔPwを抽出する(S504)。アドバイスデータベース44aには、上述したように、たとえば図15に示すようなBMI値と降圧効果との相関関係が登録されている。アドバイス生成部42は、現在のBMI値B(=32.8)が、適正なBMI値B0(ここでは、23とする。)になった場合の減量により期待される降圧値ΔPw(=21.7mmHg)を抽出する。なお、適正なBMI値B0をとる際の適正体重(目標体重)W0を、上述の例に従い計算すると、約66.5(=23×1.7×1.7)kgとなる。
アドバイス生成部42は、抽出された減量により期待される降圧値ΔPwより、減量による降圧効果の判定を行う(S505)。具体的には、アドバイス生成部42は、利用者自身の血圧値Pと血圧目標値P0の差ΔPと、減量により期待される降圧値ΔPwとを比較し、その差(ΔP−ΔPw)が所定の閾値より大きい場合には、利用者の現在の血圧値Pを血圧目標値P0に降下させるためには、減量のみによる降圧では、不十分である可能性があると判断する。そして、アドバイス生成部42は、その旨を伝えるメッセージ「減量のみでは降圧が不十分の可能性があります。他のジャンルも同時に試されることをおすすめします」をアドバイスデータベース44aから抽出する。また、制御部46は、提示部30を介して、利用者自身の血圧値Pと、目標値P0と、利用者自身の血圧値Pと目標値P0の差ΔPと、減量により期待される降圧値ΔPwと、メッセージとを利用者に提示する(S506)。
一方、降圧効果があると判定された場合には、制御部46は、提示部30を介して、利用者自身の血圧値Pと、目標値P0と、利用者自身の血圧値Pと目標値P0の差ΔPと、減量により期待される降圧値ΔPwとを利用者に提示する(S506)。
目標値設定部28は、実施の形態2に記載したロジックで1ヶ月当たりの目標減量値ΔWmを設定する(S507)。その詳細な説明はここでは繰り返さない。
このとき、1ヶ月後の目標体重W1mは、W1m=W−ΔW1m(95−1.4=93.6kg)となり、1ヶ月後の目標BMI値B1mはB1m=W1m/H2(=93.6/1.7/1.7=32.4)となる。
アドバイス生成部42は、アドバイスデータベース44aを参照し、BMI値が現在のBMI値Bから1ヶ月後の目標BMI値B1mになった場合の、減量による期待される降圧値ΔPw1mを、図15に示したBMI値と降圧との関係を示すグラフから抽出する。
目標値設定部28は、このΔPw1mを1ヶ月後の目標降圧値として設定する(S508)(BMI−23)×2mmHg;ΔPw1m=ΔBMI×2mmHg=(32.8−32.4)×2=0.8mmHg)。
したがって、1ヶ月後の血圧目標値P1mはP1m=P−ΔPw1m(=145−0.8=144.2mmHg)として設定される(S509)。
アドバイス生成部42は、アドバイスデータベース44aを参照し、減量時のメッセージ「あなたにおすすめの減量は1ヶ月1.4kg(=ΔW1m)の減量です。具体的なメニューは、・・・です。」を抽出する。
制御部46は、利用者自身の血圧値P、目標値P0、選択したアドバイスのジャンル、利用者の身長H、体重W、BMI値B、BMI目標値B0、目標体重W0、1ヶ月当たりの目標減量値ΔWm、1ヶ月後の目標降圧値ΔPw1m、必要減量期間Tを、利用者データとして、利用者を特定する識別子(利用者番号など)とともに利用者データベース24bに登録、記憶する。さらに、計時部36のカレンダー機能により、目標設定日時もわかるため、制御部46は、当該目標設定日時も合わせて利用者を特定する識別子(利用者番号など)とともに利用者データベース24bに登録、記憶する(S510)。
制御部46は、1ヶ月後の目標体重W1mと、1ヶ月後の血圧目標値P1mと、抽出された減量時のメッセージとを、提示部30を介して利用者に提示する(S511)。
このようなロジックにより、生活習慣改善支援装置40は、利用者の血圧値に基づき高血圧の分類を行い、利用者の健康状態を判定し、その分類結果に応じた適切な降圧目標をその降圧目標期間と共に設定する。さらに、降圧の目的を実現する具体的方法(減量)についても、利用者のBMIに基づき肥満の分類を行い、利用者の健康状態を判定し、その分類結果に応じた適切な減量目標をその減量目標期間と共に設定することで指導する。したがって、利用者は、臨床的に妥当な目標を得ることができ、これを目安に効率的でより安全な生活改善を行うことができる。
利用者は改善時間Tを目安にある期間生活習慣改善を行った後、再び生活習慣改善支援装置40を用いて、その生活習慣改善の支援を受けることが可能である。
生活習慣改善の評価や、新たな目標設定する方法は、実施の形態2に記載と同様の方法で実現できる。
利用者は、生活習慣改善支援装置40に、利用者を特定する識別子(利用者番号など)とともに、血圧値P1と、現在の体重W1とを再び入力する。
計時部36は、記憶部44から利用者データとして登録された目標設定日時を抽出し、カレンダー機能により、生活習慣改善実践期間Ta(前回目標設定日時から、今回再入力した時までの期間)を計算する。
今回は、生活習慣改善実践期間Taを1ヶ月とした例について説明する。
目標値比較部32は、1ヶ月後の目標降圧値ΔPm1mと、1ヶ月後の利用者の実際の降圧値ΔP1(=P−P1)とを比較する。
生活習慣改善評価部34は、比較結果を受け、利用者の生活習慣改善の評価を行う。
ΔP1>ΔPm1mであれば、生活習慣改善評価部34は、生活習慣改善による降圧効果が目標以上でめざましいと判断し、ほめるメッセージをメッセージデータベース24cより抽出する。
また、ΔP1>ΔPm1mでなくても、ΔP1≦0でなければ、生活習慣改善評価部34は、生活習慣改善による降圧効果があったと判断し、がんばりをほめるメッセージをメッセージデータベース24cより抽出する。
ΔP1≦0の場合、生活習慣改善評価部34は、利用者の生活習慣改善が降圧効果が現れるまでには及ばなかったと判断し、励ましのメッセージを抽出する。
また、目標値比較部32および生活習慣改善評価部34は、体重の比較および評価も行う。目標値比較部32は、開始時の体重Wと1ヶ月後の体重W1と1ヶ月後の目標体重W1mとを比較する。
W1m>W1のとき、生活習慣改善評価部34は、減量の取り組みが目標以上であったと判断し、ほめるメッセージをメッセージデータベース24cより抽出する。
W≧W1≧W1mのとき、生活習慣改善評価部34は、減量への取り組みができたと判断し、がんばりをほめるメッセージをメッセージデータベース24cより抽出する。
W1>Wのとき、生活習慣改善評価部34は、減量への取り組みが不十分であったと判断し、励ましのメッセージを抽出する。
1ヶ月後の利用者の実際の降圧値ΔP1と体重変化量ΔWは、メッセージと共に提示部30により、利用者に提示される。これにより、利用者は自身の生活習慣改善の評価を明確に確認でき、達成感を得ることができる。
さらに、目標値の再設定を行う。目標値設定部28は、実施の形態2に記載したロジックで1ヶ月当たりの目標減量値を設定する。
上述の説明と同様に、判定レンジ判定部26は、格納された分類テーブルに基づき、再入力した血圧値P1を、該当する血圧の判定分類に振り分け、目標値設定部28は、振り分けられた判定分類に分類される血圧値の最小値(判定されたレンジの境界値)に、利用者の血圧目標値P2を再設定し、さらに、利用者自身の血圧値P1と目標値P2との差ΔPを求める。
このようにして新たに設定された血圧目標値P2と、利用者自身の血圧値P1と、目標値P2の差ΔPとは、提示部30を介して利用者に提示される。
そして、再度、提示部30を介して、提供可能なアドバイスジャンルが提示され、利用者にアドバイスジャンルを選択させる。
利用者は再度アドバイスジャンルの選択を行い、上述のような処理が行われる。
利用者は、再度アドバイスジャンルの選択を行う際、前回選択したメニュー(減量メニュー)とは異なるメニューを選択することも可能である。また、複数のメニューを並行して選択して、実行しても良い。
目標値設定部28は、実施の形態2に記載したロジックで1ヶ月当たりの目標体重減量値を設定するが、利用者によっては、この目標体重減少が実施困難な場合がある。この場合、利用者は、目標体重減量値の変更もできる。
なお、生活習慣改善支援装置40に目標値変更部(図示せず)をさらに付加することにより、利用者は、目標体重減少値を所定の範囲内で変更することができる。
利用者が目標体重減少値を変更した場合、目標値設定部28は、変更された目標体重減少値から、上述と同様の方法で、目標体重を計算し、その目標体重から、BMI値を計算し、目標BMI値を再設定する。アドバイス生成部42は、アドバイスデータベース44aを参照し、図15に示したBMIと降圧との関係を示すグラフから、現在のBMI値から再設定された目標BMI値になった場合の、減量による期待される降圧値ΔPwを抽出し、以後、上述のような処理が行われる。
利用者は、提示部30に表示された具体的方法を選択することで、さらに詳しい生活改善実践方法を得ることができる。アドバイスデータベース44aには、アドバイスのジャンル毎に、具体的な実践方法が予め登録されている。具体的方法提示要請を選択すると、アドバイス生成部42は、その格納されている方法から、利用者が選択したジャンルに対応する具体的な方法を抽出し、提示部30に提示する。
このようなロジックにより、生活習慣改善支援装置40は、利用者の実際の生体情報に即した適切な目標設定やアドバイスの生成や生活改善の評価を行い、利用者の生活改善を支援する。
従来の降圧指導や減量指導は、利用者の血圧や肥満の分類を考慮することなく、一律に正常域まで降圧させるための目標設定を行うものであった。若しくは利用者が任意にその目標値を設定するものであった。本発明によると、利用者の実際の血圧や肥満の分類に応じて適切な目標を設定することが可能となる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4に係る生活習慣改善支援装置について説明する。本実施の形態の形態に係る生活習慣改善支援装置の機能構成は、図13に示したものと同様である。
本実施の形態では、降圧を目的とした高血圧の患者のために、健康状態を反映する生体情報として、「血圧値」に対する目標値を設定し、設定した目標を達成するためのアドバイスを、生活習慣を反映する生活情報として「節酒量」を用いて行うものとする。
まず、利用者は、生活習慣改善支援装置40を利用して血圧値に対する目標値を設定する。生活習慣改善支援装置40は、実施の形態1に記載した方法と同様の方法により、血圧目標値P0を設定する。生活習慣改善支援装置40は、さらに、利用者自身の血圧値Pと目標値P0の差ΔP(=P−P0)を求める。入力した血圧値がP(収縮期血圧145mmHg)の場合、判定レンジ判定部26は、格納された分類テーブルに基づき、入力した血圧値Pを、判定分類(軽症高血圧)に振り分ける。
目標値設定部28は、振り分けられた判定分類に分類される血圧値の最小値(判定されたレンジの境界値;軽症高血圧の場合、収縮期血圧140mmHg)に、利用者の血圧目標値P0を設定し、さらに、利用者自身の血圧値Pと目標値P0の差ΔP(=P−P0;145−140=5mmHg)を求める。
利用者は、目標値設定後、生活習慣改善支援装置40を用いたアドバイス生成により、この設定した目標達成を容易に行うことができる。
図17は、生活習慣改善支援装置40が実行するアドバイス生成処理のフローチャートである。
まず、生活習慣改善支援装置40が起動すると、制御部46は、提示部30に選択処理画面を表示する。選択処理画面は、図7に示したものと同様である。
ここでは、利用者により提示部30に表示されたアドバイス生成ボタン30cが選択されたものとする(S600)。アドバイス生成ボタン30cの選択に応答し、制御部46は、提供可能なアドバイスのジャンルをアドバイスデータベース44aから抽出し、提示部30を介して利用者に提示する。
ここでは、アドバイスのジャンルとして利用者が節酒を選んだ場合について説明する(S601)。なお、節酒による最大血圧の低下については、次式(3)のように定式化することができる。
節酒による最大血圧の低下ΔPd=節酒目標量(合)×5mmHg …(3)
ここで、節酒目標量(合)=現在の1日平均摂酒量(合)−1(合)である。すなわち、現在の1日平均摂酒量を推奨摂酒量1合に減らすために減らさなければならない酒量が節酒目標量である。
次に、利用者は、利用者を特定する識別子とともに現在の1日平均摂酒量(日本酒2合/日)を入力する(S602)。
アドバイス生成部42は、アドバイスデータベース44aを参照し、推奨摂酒量を抽出する。アドバイスデータベース44aには、アドバイスのジャンルに関する基本ルールが格納されており、「高血圧の治療と予防のために1日平均日本酒換算1合が推奨される」というルールから、アドバイス生成部42は、目標摂酒量を日本酒1合/日に設定する(S603)。
アドバイス生成部42は、アドバイスデータベース44aから式(3)を抽出し、1日平均摂酒量が現在の日本酒2合から目標摂酒量1合になった場合の、節酒により期待される降圧値ΔPd(=5mmHg)を計算する(S604)。
アドバイス生成部42は、利用者自身の血圧値Pと目標値P0の差ΔPと、節酒により期待される降圧値ΔPdとを比較し、その差(ΔP−ΔPd)が所定の閾値より大きい場合、利用者の現在の血圧値を血圧目標値に降下させるためには、節酒のみによる降圧では、不十分である可能性があると判断し、その旨を伝えるメッセージ「節酒のみでは降圧が不十分の可能性があります。他のジャンルも同時に試されることをおすすめします」をアドバイスデータベース44aから抽出する(S605)。また、制御部46は、提示部30を介して、利用者自身の血圧値Pと、目標値P0と、利用者自身の血圧値Pと目標値P0の差ΔPと、節酒により期待される降圧値ΔPdと、現在の一日平均摂酒量と、目標摂酒量と、メッセージとを利用者に提示する(S606)。
一方、降圧効果があると判定された場合には、制御部46は、提示部30を介して、利用者自身の血圧値Pと、目標値P0と、利用者自身の血圧値Pと目標値P0の差ΔPと、節酒により期待される降圧値ΔPdと、現在の一日平均摂酒量と、目標摂酒量とを利用者に提示する(S606)。
アドバイス生成部42は、アドバイスデータベース44aを参照し、1日平均摂酒量が日本酒2合から1合になった場合の、節酒期間と降圧との関係を示すグラフを抽出する(S607)。図18は、当該グラフの一例を示す図である。このグラフによると、最初の1週間は血圧の変化が緩やかであるものの、1週間を過ぎたあたりから血圧の変化が急激に見られ、2週間以降は、血圧の変化が緩やかであることを示している。なお、アドバイスデータベース44aには、図18に示すような節酒期間と降圧との関係を示すグラフが、現在の摂酒量と目標摂酒量との組毎に登録されている。
アドバイス生成部42は、節酒時のメッセージ「あなたにおすすめの目標摂酒量は1日平均日本酒1合です。今のあなたの飲酒量は1日平均日本酒2合です。節酒を続けると1〜2週間で効果が出てきます。詳しくはグラフを見てください。ただし、元の飲酒習慣に戻れば、血圧は上昇します。飲酒量を減らすコツは、・・・です。」をアドバイスデータベース44aから抽出する。
制御部38は、利用者自身の血圧値Pと、目標値P0と、選択したアドバイスのジャンルと、現在の一日平均摂酒量と、目標摂酒量と、グラフとを、利用者データとして、利用者を特定する識別子(利用者番号など)とともに利用者データベース24bに登録、記憶する。さらに、計時部36のカレンダー機能により、目標設定日時もわかるため、制御部38は、目標設定日時も利用者を特定する識別子(利用者番号など)とともに記憶部44の利用者データベース24bに登録、記憶する(S608)。
制御部46は、このようにして抽出された節酒時のメッセージとグラフとを、提示部30を介して利用者に提示する(S609)。
利用者はグラフを見ることにより、節酒による降圧効果を視覚的に確認し、節酒による降圧への理解を深めることができ、さらに節酒への励みになる。また、目標摂酒量が設定および提示されることにより、摂酒量の目安が分かり、節酒の補助となる。節酒は、継続して行う必要があり、摂酒量が元に戻ると血圧値は元に戻るという節酒による降圧の知識や、飲酒量を減らす具体的方法を与えることにより、より降圧への理解を深めることができる。
また、生活習慣改善支援装置40は、利用者の血圧値に基づき高血圧の分類を行い、利用者の健康状態を判定し、その分類結果に応じた適切な降圧目標をその降圧目標期間と共に設定する。したがって、利用者は、臨床的に妥当な目標を得ることができ、これを目安に効率的でより安全な生活改善を行うことができる。
利用者はある期間(b週間)生活習慣改善を行った後、再び生活習慣改善支援装置40を用いて、その生活習慣改善の支援を受けることが可能である。
新たな目標設定する方法は、実施の形態1に記載と同様の方法で実現できる。
すなわち、計時部36は、記憶部44から利用者データとして登録された目標設定日時を抽出し、カレンダー機能により、生活習慣改善実践期間Ta(前回目標設定日時から、今回再入力した時までの期間;b週間)を計算する。
目標値比較部32は、目標降圧値ΔPと、b週間後の利用者の実際の降圧値ΔPb(=P−P1)とを比較する。
生活習慣改善評価部34は、比較結果を受け、利用者の生活習慣改善の評価を行う。
図19は、生活習慣改善支援装置40が実行する生活習慣改善評価処理のフローチャートである。
利用者は、提示部30に表示された生活習慣改善評価選択する(S700)。
生活習慣改善評価部34は、記憶部44に記憶された節酒メニュー選択時に提示した図18に示すようなグラフを抽出し、そのグラフ上にb週間後の利用者の実際の降圧値ΔPbをプロットし(S701)、降圧効果の判断を行う(S702)。すなわち、グラフの斜線域に利用者の値がプロットされた場合、生活習慣改善評価部34は、生活習慣改善による降圧効果がめざましいと判断し、ほめるメッセージをメッセージデータベース24cより抽出する。また、グラフの斜線域外でも、ΔPb≦0でなければ、生活習慣改善による降圧効果があったと判断し、がんばりをほめるメッセージをメッセージデータベース24cより抽出する。ΔPb≦0の場合、利用者の生活習慣改善が、降圧効果が現れるまでには及ばなかったと判断し、励ましのメッセージを抽出する。
また、生活習慣改善評価部34は,一日平均摂酒量と推奨摂酒量との比較も行う(S703)。開始時の一日平均摂酒量D(2合)とb週間後の一日平均摂酒量D1(c合)と推奨摂酒量D0(1合)とを比較し、D0>D1のとき、節酒の取り組みが目標以上であったと判断し、ほめるメッセージをメッセージデータベース24cより抽出する。D≧D1≧D0のとき、節酒への取り組みができたと判断し、がんばりをほめるメッセージをメッセージデータベース24cより抽出する。D1>Dのとき、節酒への取り組みが不十分であったと判断し、励ましのメッセージを抽出する。
b週間後の利用者の実際の降圧値ΔPbをプロットしたグラフは、メッセージと共に提示部30を介して利用者に提示される(S704)。これにより、利用者は自身の生活習慣改善の評価を明確に、さらには視覚的にも確認でき、達成感を得ることができる。
さらに、実施の形態1に記載の方法と同様の方法で目標値の再設定を行う。
(i)目標降圧値ΔP>実際の降圧値ΔPbのとき
ΔP=P−P0、ΔPb=P−P1なので、
P−P0>P−P1
という関係が成り立つ。したがって、利用者の再入力した血圧値P1は、P1>P0であり、判定レンジ判定部26は、格納された血圧分類テーブルに基づき、再入力された血圧値P1を、いずれかの判定分類に振り分ける。ここでは、軽症高血圧に振り分けられたものとする。
目標値設定部28は、振り分けられた群に分類される血圧値の最小値(判定されたレンジの境界値;軽症高血圧の場合、収縮期血圧140mmHg)に、利用者の血圧目標値P2を再設定し、さらに、利用者自身の血圧値P1と目標値P2の差ΔPを求める。
(ii)目標降圧値ΔP≦実際の降圧値ΔPbのとき
利用者の再入力した血圧値P1は、P1≦P0であり、
判定レンジ判定部26は、血圧分類テーブルに基づき、再入力された血圧値P1を、該当する血圧の判定分類に振り分ける。以下、P1=138mmHgと設定し、説明を続ける。この場合、正常高血圧に振り分けられる。
さらに、目標値設定部28は、振り分けられた判定分類に分類される血圧値の最小値(判定されたレンジの境界値;正常高値血圧の場合、収縮期血圧130mmHg)に、利用者の血圧目標値P2を再設定し、利用者自身の血圧値P1と目標値P2の差ΔP(=P1−P2)を求める。
このようにして新たに設定された血圧目標値P2と、利用者自身の血圧値P1と目標値P2の差ΔPとは、提示部30を介して利用者に提示される。
そして、再度提示部30を介して、提供可能なアドバイスのジャンルが提示され、利用者に対してアドバイスジャンルの選択が促される。
利用者は再度アドバイスジャンルの選択を行い、上述のような処理が行われる。
利用者は、再度アドバイスジャンルの選択を行う際、前回選択したメニュー(節酒メニュー)とは異なるメニューを選択することも可能である。また、複数のメニューを並行して行っても良い。
アドバイス生成部42は、アドバイスデータベース44aを参照し、推奨摂酒量を抽出するが、利用者によっては、1日平均日本酒換算1合という推奨摂酒量が継続困難な場合がある。この場合、利用者は、目標摂酒量の変更もできる。
利用者は、目標値変更部(図示せず)により、目標摂酒量を所定の範囲内で変更可能である。
利用者が目標摂酒量を日本酒n合/日に変更した場合、アドバイス生成部42は、アドバイスデータベース44aを参照し、1日平均摂酒量が日本酒c合からn合になった場合の、節酒期間と降圧との関係を示すグラフを抽出し、以後、上述のような処理が行われる。
利用者は、提示部30より、詳しい生活改善実践方法を得ることができる。アドバイスデータベース44aには、アドバイスジャンル毎に、具体的な実践方法が予め登録されている。提示部30は、その格納されている方法の中から、利用者が選択したアドバイスジャンルに対応する具体的な方法を提示する。
このようなロジックにより、生活習慣改善支援装置40は、利用者の実際の生体情報に即した適切な目標設定やアドバイスの生成や生活改善の評価を行い、利用者の生活改善を支援する。
本実施の形態では、摂酒量を用いた例を説明したが、生活習慣改善支援装置40により一日摂取塩分量を用いて降圧を目的とした生活改善を行った場合も、同様の効果を期待することができる。
以上本発明に係る生活習慣改善支援装置について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。
たとえば、目標値再設定処理においては、改善時間Tの経過前に目標値の再設定が行なわれた場合には、その時点を基準として改善時間Tを設定しなおし、目標値の再設定を行っているが、改善時間Tの再設定を行なわずに、改善時間Tから生活習慣改善実践機関Taを差し引いた期間について目標値を再設定するようにしてもよい。
また、目標値は、判定分類の取り得る血圧値の最小値として設定を行なったが、これに限られるものではなく、生体情報値によっては最大値としても良い。また、分類テーブルを参照して、利用者の生体情報値が属すると判定された判定分類に隣接するより良い健康状態の判定分類内の所定の生体情報値を目標値としてもよい。
本発明に係る生活習慣改善支援装置は、利用者の状況に応じた生活習慣改善の簡便かつ適切な目標設定することができ、健康管理装置等に適用できる。
本発明の実施の形態1における生活習慣改善支援装置の機能構成を示すブロック図である。 血圧値に基づき高血圧の判定を行う血圧分類テーブルを示す図である。 BMI値に基づき、肥満の分類をする肥満分類テーブルを示す図である。 利用者データベースの一例を示す図である。 メッセージデータベースの一例を示す図である。 本発明の実施の形態1における目標値設定処理のフローチャートである。 選択処理画面の一例を示す図である。 提示部に示されるメッセージの一例を示す図である。 本発明の実施の形態1における生活習慣改善の評価処理および新たな目標設定処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態2における目標値設定処理のフローチャートである。 利用者データベースの一例を示す図である。 本発明の実施の形態2における生活習慣改善の評価処理および新たな目標設定処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態3における生活習慣改善支援装置の機能構成を示すブロック図である。 アドバイスデータベースに含まれるアドバイスのジャンルに対する、期待される降圧値ΔPeを示す図である。 BMI値と降圧効果との相関関係を示す図である。 本発明の実施の形態3におけるアドバイス生成処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態4におけるアドバイス生成処理のフローチャートである。 節酒期間と降圧との関係を示すグラフの一例を示す図である。 本発明の実施の形態4における生活習慣改善評価処理のフローチャートである。 従来の健康に関する目標を達成するための支援装置を示す図である。
符号の説明
20,40 生活習慣改善支援装置
22 入力部
24,44 記憶部
24a 生体情報データベース
24b 利用者データベース
24c メッセージデータベース
26 判定レンジ判定部
28 目標値設定部
30 提示部
32 目標値比較部
34 生活習慣改善評価部
36 計時部
38,46 制御部
42 アドバイス生成部

Claims (14)

  1. 複数のグループに分類されている健康状態を反映する生体情報値を含み、前記複数のグループの各々には健康状態がランク付けされて割り当てられている分類テーブルを記憶する分類テーブル記憶手段と、
    利用者の生体情報値を受け付ける受け付け手段と、
    前記利用者の生体情報値が前記分類テーブルのいずれのグループに属するかを判定する判定手段と、
    前記利用者の生体情報値が属すると判定された前記グループに含まれる生体情報値に基づいて、前記利用者の生体情報値よりもより良い健康状態の生体情報値であって、かつ前記利用者の生体情報値が属すると判定された前記グループ、または当該グループに隣接し、当該グループよりもより良い健康状態のグループに含まれる生体情報値を目標値として設定する目標値設定手段とを備える
    生活習慣改善支援装置。
  2. 前記目標値設定手段は、前記利用者の生体情報値が属すると判定された前記グループに含まれる生体情報値のうち、当該グループよりもより良い健康状態のグループに最も近い生体情報値を目標値として設定する
    請求項1に記載の生活習慣改善支援装置。
  3. 前記分類テーブルは、さらに、前記複数のグループのうちの少なくとも1つのグループは、利用者の生体情報値を、隣接するより良い健康状態のグループに推移させるのに必要とされる改善時間を含み、
    前記生活習慣改善支援装置は、さらに、前記利用者の生体情報値が属すると判定された前記グループに対応する改善時間を前記分類テーブルより抽出し、前記目標値設定手段で設定された目標値を当該改善時間で除することにより、単位時間あたりの目標値である単位時間目標値を設定する単位時間目標値設定手段を備える
    請求項1または2に記載の生活習慣改善支援装置。
  4. 前記生活習慣改善支援装置は、さらに、前記利用者を識別するための識別子と前記利用者の生体情報値および目標値とを対応付けて記憶する利用者データ記憶手段を備える
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の生活習慣改善支援装置。
  5. 前記受け付け手段は、さらに、利用者の新たな生体情報値を受け付け、
    前記生活習慣改善支援装置は、さらに、
    前記利用者の新たに受け付けられた生体情報値と、前記利用者データ記憶手段に記憶された前記利用者の目標値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段における比較結果に基づいて、生活習慣の改善度合いの評価を行なう評価手段とを備える
    請求項4に記載の生活習慣改善支援装置。
  6. 前記判定手段は、前記利用者の新たに受け付けられた生体情報値が前記分類テーブルのいずれのグループに属するかを判定し、
    前記目標値設定手段は、前記利用者の新たに受け付けられた生体情報値が属すると判定された前記グループに含まれる生体情報値に基づいて、前記利用者の前記新たに受け付けられた生体情報値よりもより良い健康状態の生体情報値であって、かつ前記利用者の前記新たに受け付けられた生体情報値が属すると判定された前記グループ、または当該グループに隣接し、当該グループよりもより良い健康状態のグループに含まれる生体情報値を目標値として設定する
    請求項5に記載の生活習慣改善支援装置。
  7. 前記生活習慣改善支援装置は、さらに、日時を計算する計時手段を備え、
    前記利用者データ記憶手段は、さらに、前記受け付け手段が前記利用者の生体情報値を受け付けた日時を記憶する
    請求項5または6に記載の生活習慣改善支援装置。
  8. 前記利用者データ記憶手段は、さらに、前記目標値設定手段が目標値を設定した日時を記憶し、
    前記生活習慣改善支援装置は、さらに、前記目標値設定手段が目標値を設定した日時と前記受け付け手段が新たに前記利用者の生体情報値を受け付けた日時とに基づいて、前記利用者の生活習慣改善実践期間を計算する実践期間計算手段を備え、
    前記評価手段は、前記生活習慣改善実践期間と、利用者の生体情報値を隣接するより良い健康状態のグループに推移させるのに必要とされる改善時間と、前記比較手段における比較結果とに基づいて、生活習慣の改善度合いの評価を行なう
    請求項7に記載の生活習慣改善支援装置。
  9. 前記生活習慣改善支援装置は、さらに、前記生体情報値における健康改善の目標値の達成を補助するためのアドバイス情報を生成するアドバイス生成手段を備える
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の生活習慣改善支援装置。
  10. 前記アドバイス生成手段は、前記目標値設定手段での目標値設定に用いられた生体情報値と関連する生活習慣を反映する生体情報値を用いたアドバイス情報を生成する
    請求項9に記載の生活習慣改善支援装置。
  11. 前記アドバイス生成手段においてアドバイス情報を生成する際に用いられる前記生体情報値は、摂取塩分量、摂取カリウム量、摂取カロリー、消費カロリー、体重、体脂肪率、BMI(Body Mass Index)値、摂酒量および喫煙本数のうちの少なくとも1つである
    請求項10に記載の生活習慣改善支援装置。
  12. 前記健康状態を反映する生体情報値は、高血圧を反映する血圧値または肥満を反映するBMI値もしくは体脂肪率である
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の生活習慣改善支援装置。
  13. 利用者の生体情報値を受け付ける受け付けステップと、
    複数のグループに分類されている健康状態を反映する生体情報値を含み、前記複数のグループの各々には健康状態がランク付けされて割り当てられている分類テーブルのいずれのグループに、前記利用者の生体情報値が属するかを判定する判定ステップと、
    前記利用者の生体情報値が属すると判定された前記グループに含まれる生体情報値に基づいて、前記利用者の生体情報値よりもより良い健康状態の生体情報値であって、かつ前記利用者の生体情報値が属すると判定された前記グループ、または当該グループに隣接し、当該グループよりもより良い健康状態のグループに含まれる生体情報値を目標値として設定する目標値設定ステップとを含む
    生活習慣改善支援方法。
  14. 利用者の生体情報値を受け付ける受け付けステップと、
    複数のグループに分類されている健康状態を反映する生体情報値を含み、前記複数のグループの各々には健康状態がランク付けされて割り当てられている分類テーブルのいずれのグループに、前記利用者の生体情報値が属するかを判定する判定ステップと、
    前記利用者の生体情報値が属すると判定された前記グループに含まれる生体情報値に基づいて、前記利用者の生体情報値よりもより良い健康状態の生体情報値であって、かつ前記利用者の生体情報値が属すると判定された前記グループ、または当該グループに隣接し、当該グループよりもより良い健康状態のグループに含まれる生体情報値を目標値として設定する目標値設定ステップとをコンピュータに実行させる
    プログラム。
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