JP2007121959A - 現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化された現像装置が安定した攪拌性能および搬送性能を持つようにする。
【解決手段】トナー攪拌部材4bは、回転部材14bと羽根部材24bとを有している。回転部材14bは、現像器本体4aに回転自在に装着される軸部114bと、軸部114bから外方に伸びる延出部214bと、延出部214bの先端側に設けられる支持部314bとを含んでいる。羽根部材24bは、支持部314bに装着される基端部124bと、現像剤を攪拌する攪拌部224bとを含んでいる。このような攪拌部材4bにおいては、羽根部材24bの攪拌部224bの先端部が現像器本体4aの内面に当接した状態で、回転部材14bの軸部114bが羽根部材24bの基端部124bと羽根部材24bの攪拌部224bの先端部との間に位置するように、回転部材14bの支持部314bが回転部材14bの延出部214bに設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、現像装置に関する。
従来の現像装置におけるトナー撹拌部材としては、スクリュータイプ、コイルばねタイプ、クランク軸タイプ、軸部にシート状の羽根部材を取り付けた羽根タイプなど様々なタイプの攪拌部材が用いられている。近年では、現像装置内のトナーを効率良く攪拌することができるという理由から、現像装置の攪拌部材としては、羽根タイプの攪拌部材が選択されることが多くなっている。
たとえば、羽根タイプの攪拌部材には、回転部材と羽根部材とを備えたものがある(特許文献1を参照)。回転部材は、現像装置本体のトナー収容部の内部に回転自在に装着されている。回転部材は、回転軸の中心から半径方向に延出した延出部を有している。羽根部材は、薄板状に形成されている。この羽根部材は、軸方向視において回転部材の回転軸に直交するように回転部材の延出部の先端部に装着されている。このような攪拌部材では、回転部材が回転すると、回転部材の延出部に装着された羽根部材の先端部が現像装置本体のトナー収容部内面に当接した状態で回転する。このようにして、現像装置本体のトナー収容部の内部に装着された攪拌部材は、トナー収容部内のトナーを攪拌することができる。
特開2001−51497
近年、画像形成装置の小型化という要望から現像装置の小型化に対する開発がなされ、現像装置が小型化されてきた。このように現像装置が小型化された場合、現像装置本体のトナー収容部も同時に小さくなってしまう。そして、トナー収容部の内部において従来の攪拌部材を回転させようとすると、トナー収容部の内部容積が小さいために攪拌部材の羽根部材の自由長が短くなってしまう。すると、羽根部材の剛性が大きくなり羽根部材がトナー収容部の内面に当たる部分における抵抗が大きくなり、羽根部材が塑性変形しやすくなる。一旦、羽根部材が塑性変形してしまうと、羽根部材のトナー攪拌能力やトナー供給能力が低下するので、トナーに濃度むらが生じたり現像部に十分なトナーを供給できなくなってしまったりするおそれがある。一方で、羽根部材がトナー収容部の内面に当たる部分における抵抗が大きくなると、現像装置を駆動する駆動手段たとえばモータに過度のトルクがかかり、現像ジッタが発生してしまうおそれがある。
本発明の目的は、小型化された現像装置が安定した攪拌性能および搬送性能を持つようにすることにある。
請求項1に係る現像装置は、現像装置本体と現像ローラと攪拌部材とを備えている。現像装置本体は、現像剤を内部に収容可能になっている。現像ローラは、現像器装置本体に収容された現像剤を像担持体表面の静電潜像に付着させる。攪拌部材は、回転部材と羽根部材とを有している。回転部材は、現像装置本体に回転自在に装着される軸部と、軸部から外方に伸びる延出部と、延出部の先端側に設けられる支持部とを含んでいる。羽根部材は、支持部に装着される基端部と、現像剤を攪拌する攪拌部とを含んでいる。このような攪拌部材においては、羽根部材の攪拌部の先端部が現像装置本体の内面に当接した状態で、回転部材の軸部が羽根部材の基端部と羽根部材の攪拌部の先端部との間に位置するように、回転部材の支持部が回転部材の延出部に設けられている。
この現像装置では、羽根部材の攪拌部の先端部が現像装置本体の内面に当接した状態で、回転部材の軸部が羽根部材の基端部と羽根部材の攪拌部の先端部との間に位置するように、回転部材の支持部が回転部材の延出部に設けられ羽根部材の基端部が回転部材の支持部に装着されるので、羽根部材の攪拌部の自由長を長く確保することができる。このため、羽根部材がトナー収容部の内面に当たる部分における抵抗が小さくなり、羽根部材の塑性変形を防止することができる。これにより、トナーの攪拌および搬送を安定した状態で行うことができるようになる。また、羽根部材がトナー収容部の内面に当たる部分における抵抗が小さくなると、現像装置を駆動する駆動手段たとえばモータに過度のトルクがかからなくなり、現像ジッタが生じないようにすることができる。このように、本発明では、小型化された現像装置において、安定した攪拌性能および搬送性能を確保することができる。
請求項2に係る現像装置は、請求項1に記載の現像装置において、羽根部材の攪拌部の先端部が現像装置本体の内面に当接していない状態で、軸方向視において攪拌部の始点と攪拌部の先端とを結ぶ直線と、軸方向視において軸部の回転中心と攪拌部の始点とを結ぶ直線とのなす角度が鋭角になるように、回転部材の支持部が回転部材の延出部に設けられている。
この場合、軸方向視において攪拌部の始点と攪拌部の先端とを結ぶ直線と、軸方向視において軸部の回転中心と攪拌部の始点とを結ぶ直線とのなす角度が鋭角になるように、回転部材の支持部が回転部材の延出部に設けられ羽根部材の基端部が回転部材の支持部に装着されるので、羽根部材の攪拌部の自由長を十分に長く確保することができる。これにより、トナーの攪拌および搬送を安定した状態で行うことができるとともに、現像ジッタが生じないようにすることができる。
請求項3に係る現像装置は、請求項1に記載の現像装置において、羽根部材の攪拌部の先端部が現像装置本体の内面に当接していない状態で、軸方向視において攪拌部の始点と攪拌部の先端とを結ぶ直線と、軸方向視において軸部の回転中心と攪拌部の始点とを結ぶ直線とのなす角度が0度になるように、回転部材の支持部が回転部材の延出部に設けられている。
この場合、軸方向視において攪拌部の始点と攪拌部の先端とを結ぶ直線と、軸方向視において軸部の回転中心と攪拌部の始点とを結ぶ直線とのなす角度が0度になるように、回転部材の支持部が回転部材の延出部に設けられ羽根部材の基端部が回転部材の支持部に装着されるので、羽根部材の攪拌部の自由長を十分に長く確保することができる。これにより、トナーの攪拌および搬送を安定した状態で行うことができるとともに、現像ジッタが生じないようにすることができる。
請求項4に係る現像装置は、請求項1から3のいずれかに記載の現像装置において、軸方向視において攪拌部の始点と攪拌部の先端とを結ぶ直線上における攪拌部の始点から現像装置本体の内面までの最短距離が、軸方向視において軸部の回転中心と現像装置本体の内面までの最短距離より長くなるように、回転部材の支持部が回転部材の延出部に設けられている。
この場合、軸方向視において攪拌部の始点と攪拌部の先端とを結ぶ直線上における攪拌部の始点から現像装置本体の内面までの最短距離が、軸方向視において軸部の回転中心と現像装置本体の内面までの最短距離より長くなるように、回転部材の支持部が回転部材の延出部に設けられ羽根部材の基端部が回転部材の支持部に装着されるので、羽根部材の攪拌部の自由長を十分に長く確保することができる。これにより、トナーの攪拌および搬送を安定した状態で行うことができるとともに、現像ジッタが生じないようにすることができる。
請求項5に係る現像剤収容容器は、現像剤収容容器本体と攪拌部材とを備えている。現像剤収容容器本体は、現像剤を内部に収容可能になっている。攪拌部材は、回転部材と羽根部材とを有している。回転部材は、現像剤収容容器本体に回転自在に装着される軸部と、軸部から外方に伸びる延出部と、延出部の先端側に設けられる支持部とを含んでいる。羽根部材は、支持部に装着される基端部と、現像剤を攪拌する攪拌部とを含んでいる。このような攪拌部材においては、羽根部材の攪拌部の先端部が現像剤収容容器本体の内面に当接した状態で、回転部材の軸部が羽根部材の基端部と羽根部材の攪拌部の先端部との間に位置するように、回転部材の支持部が回転部材の延出部に設けられている。
この現像剤収容容器では、羽根部材の攪拌部の先端部が現像剤収容容器本体の内面に当接した状態で、回転部材の軸部が羽根部材の基端部と羽根部材の攪拌部の先端部との間に位置するように、回転部材の支持部が回転部材の延出部に設けられ羽根部材の基端部が回転部材の支持部に装着されるので、羽根部材の攪拌部の自由長を長く確保することができる。このため、羽根部材がトナー収容部の内面に当たる部分における抵抗が小さくなり、羽根部材の塑性変形を防止することができる。これにより、トナーの攪拌および搬送を安定した状態で行うことができるようになる。また、羽根部材がトナー収容部の内面に当たる部分における抵抗が小さくなると、攪拌部材を駆動する駆動手段たとえばモータに過度のトルクがかからなくなり、攪拌部材をスムーズに回転させることができ、トナーを確実に攪拌することができる。このように、本発明の攪拌部材が現像剤収容容器たとえばトナー収容容器に装着された場合も、トナー収容容器において、安定した攪拌性能および搬送性能を確保することができる。
本発明によれば、羽根部材の攪拌部の先端部が現像装置本体の内面に当接した状態で、回転部材の軸部が羽根部材の基端部と羽根部材の攪拌部の先端部との間に位置するように、回転部材の支持部が回転部材の延出部に設けられ羽根部材の基端部が回転部材の支持部に装着されるので、羽根部材の攪拌部の自由長を長く確保することができる。このため、羽根部材がトナー収容部の内面に当たる部分における抵抗が小さくなり、羽根部材の塑性変形を防止することができる。これにより、トナーの攪拌および搬送を安定した状態で行うことができるようになる。また、羽根部材がトナー収容部の内面に当たる部分における抵抗が小さくなると、現像装置を駆動する駆動手段たとえばモータに過度のトルクがかからなくなり、現像ジッタが生じないようにすることができる。このように、本発明では、小型化された現像装置において、安定した攪拌性能および搬送性能を確保することができる。
[画像形成装置の構成の概要説明]
図1は本発明の一実施形態が採用されたカラープリンタの概略構成を示す図である。カラープリンタ100は、主に、カラープリンタ本体11と、画像形成部10と、トナーコンテナ8と、トナー補給パイプ13とを備えている。画像形成部10は、カラープリンタ本体11のほぼ中央に設けられている。
画像形成部10は、図1に示すように、感光体ドラム1、帯電装置2、ロータリ現像装置4、転写装置5、クリーニング装置6、およびレーザユニット12を備えている。帯電装置2、ロータリ現像装置4、転写装置5、クリーニング装置6、およびレーザユニット12は、感光体ドラム1の周囲に配設されている。なお、感光体ドラム1の用紙搬送方向下流側には、定着装置7が配設されている。定着装置7は、転写されたトナー像を転写材に定着させるための装置である。また、画像形成部10の下部には給紙部20が設けられており、給紙部からの給紙方向には給紙ローラ9が配設されている。
感光体ドラム1は、カラープリンタ本体11の内部に回転自在に装着されている。感光体ドラム1の表面には、レーザユニット12によって静電潜像が形成される。帯電装置2は、感光体ドラム1の上方に設置されており、感光体ドラム1を一様に帯電させるための装置である。
転写装置5は、感光体ドラム1のトナー像を用紙に転写するための装置であって、中間転写ベルト51、一次転写ローラ52,53、駆動ローラ55、二次転写対向ローラ54、二次転写ローラ56を備えている。中間転写ベルト51は、一次転写ローラ52,53、駆動ローラ55、および二次転写対向ローラ54のそれぞれに巻きかけられている。この中間転写ベルト51は、駆動ローラ55の駆動力により、一次転写ローラ52,53、駆動ローラ55、および二次転写対向ローラ54のまわりを回転させられる。このような中間転写ベルト51には、感光体ドラム1に形成されたトナー像が転写され、転写されたトナー像が一時的に保持される。二次転写ローラ56は、中間転写ベルト51の外周面において二次転写対向ローラ54に対向する位置に配置されている。この二次転写ローラ56では、トナー像が転写材に二次転写される。
クリーニング装置6は、感光体ドラム1に残留した残留トナーなどの付着物を除去するための装置であって、本カラープリンタ100ではクリーニングブレードが設けられている。
レーザユニット12は、カラープリンタ本体11の内部に装着されている。このレーザユニット12は、コントローラ(図示しない)で処理された画像情報に基づいて、感光ドラム1上を走査し感光体ドラム1上に静電潜像を形成する。レーザーユニット12は、半導体レーザ、各種のレンズ、ポリゴンミラー、ミラー回転モータなどから構成されている。
トナーコンテナ8は、ロータリ現像装置4にトナーを供給するための容器である。トナーコンテナ8は、イエロー用コンテナ8Y、マゼンタ用コンテナ8M、シアン用コンテナ8C、およびブラック用コンテナ8Bのような複数のコンテナからなっている。これら複数のコンテナ8Y,8M,8C,8Bは、カラープリンタ本体11の内部に並べて装着されている。
ロータリ現像装置4は、静電潜像が形成された感光体ドラム1表面にトナーを供給するための装置であり、トナー像を感光体ドラム1に形成する。ロータリ現像装置4は、カラープリンタ本体11の内部に回転自在に装着されている。このロータリ現像装置4は、ロータリラック40と複数の現像器4Y,4M,4C,4Bとを有している。
ロータリラック40は、回転軸41を有しており、この回転軸41を介してカラープリンタ本体11に回転自在に装着される。このロータリラック40は、図示しない回転手段たとえばモータにより回転軸41を中心に回転しながら、複数の現像器4Y,4M,4C,4Bそれぞれを感光体ドラム1に対向する現像位置に順次移動させる。
4つの現像器4Y,4M,4C,4Bは、図2に示すように、現像器本体4aと、トナー攪拌部材4bと、現像ローラ4cと、トナー供給ローラ4dと、逆流防止弁4eと、シール部材4gと、トナー均一形成部材4hとを備えている。
4つの現像器4Y,4M,4C,4Bそれぞれの現像器本体4aは、第1トナー収容部141と第2トナー収容部142とを有している。第1トナー収容部141は、コンテナ8Y,8M,8C,8Bのいずれか1つから供給されたトナーを攪拌するために設けられた空間である。第1トナー収容部141には、対応するコンテナ8Y,8M,8C,8Bからトナー補給パイプ13を介してトナーが供給され収容される。第2トナー収容部142は、第1トナー収容部141から供給されたトナーを現像ローラ4cへと供給するために設けられた空間である。なお、第1トナー収容部141と第2トナー収容部142との間の隔壁には、第1トナー収容部141からトナー供給ローラ4dへとトナーを供給するためのトナー供給口143が設けられており、第1トナー収容部141において攪拌されたトナーはトナー供給口143を通ってトナー供給ローラ4dに供給される。
4つの現像器4Y,4M,4C,4Bそれぞれの現像器本体4aは、回転軸41まわりに隣接して配置されており、ロータリラック40に保持されている。ここでは、イエロー現像器4Y、マゼンタ現像器4M、シアン現像器4C、およびブラック現像器4Bそれぞれの現像器本体4aが、ロータリラック40の円周方向すなわち回転軸41まわりの円周方向に並べて配置されており、ロータリラック40に保持されている。
トナー攪拌部材4bは、現像器本体4aの内部に収容されたトナーを攪拌するためのものであり、現像器本体4aの内部に回転自在に装着されている。詳細には、トナー攪拌部材4bが、現像ローラ4cから離反した側すなわちロータリラック40の回転軸41側において、現像器本体4aの第1トナー収容部141に回転自在に装着されている。ここでは、トナー攪拌部材4bは、PETフィルム等からなるパドル型の部材になっている。
トナー攪拌部材4bは、図3および図4に示すように、回転部材14bと羽根部材24bとを有している。回転部材14bは、現像器本体4aに回転自在に装着される軸部114bと、軸部114bから外方に伸びる複数の延出部214bと、延出部214bの先端側に設けられる支持部314bとを含んでいる。回転部材14bでは、軸部114bが円柱状に形成されている。複数の延出部214bは、それぞれが台形板状に形成されており、軸部114bの軸方向に所定の間隔を隔てて軸部114bに一体に形成されている。支持部314bは、隣接した延出部214bの先端部を連結するように所定の角度で延出部214bに一体に形成されている。支持部314bは、軸部114bの方向に長い矩形板状に形成されている。
羽根部材24bは、薄板状に形成されている。ここでは、羽根部材24bは、厚さ100μmのPETフィルムが用いられている。羽根部材24bは、支持部314bに装着される基端部124bと、現像剤を攪拌する攪拌部224bとを含んでいる。基端部124bには、複数の切り欠きが形成されている。複数の切り欠きは、所定の間隔を隔てて設けられている。これら複数の切り欠きそれぞれが延出部214bに嵌合され、基端部124bは支持部314bに装着される。ここでは、基端部124bは、両面テープを用いることにより支持部314bに装着されている。このとき、攪拌部224bの先端側と基端部124bとの間に回転部材14bの軸部114bが位置するように、基端部124bは支持部314bに装着される。攪拌部224bは、羽根部材24bの基端部124bを除いた部分のことである。攪拌部224bは、先端部が第1トナー収容部141と第2トナー収容部142との間に設けられた隔壁を含む現像器本体4aの内面に当接するように形成されている。
このように羽根部材24bの攪拌部224bが形成され羽根部材24bの基端部124bが回転部材14bの支持部314bに装着されたとき、羽根部材24bの攪拌部224bの先端部が現像器本体の内面に当接した状態で、回転部材14bの軸部114bは、羽根部材24bの基端部124bと羽根部材24bの攪拌部224bの先端部との間に位置している。また、羽根部材24bの攪拌部224bの先端部が現像器本体の内面に当接していない状態では、軸方向視において攪拌部224bの始点X1と攪拌部224bの先端X2とを結ぶ直線A1と、軸方向視において軸部114bの回転中心と攪拌部224bの始点X1とを結ぶ直線A2とのなす角度θは鋭角になっている。さらに、羽根部材24bの攪拌部224bの先端部が現像器本体の内面に当接していない状態では、軸方向視において攪拌部224bの始点X1と攪拌部224bの先端X2とを結ぶ直線上における攪拌部224bの始点X1から現像器本体の内面までの最短距離A0が、軸方向視において軸部114bの回転中心X0と現像器本体の内面までの最短距離Rより長くなっている。ここで、攪拌部224bの始点X1とは、軸方向視において軸部114bに最も近い支持部314bの隅角部に攪拌部224bが接している点のことである。
なお、ここでは、直線A1と直線A2とのなす角度θが鋭角になる場合の例を示したが、図5に示すように、直線A1と直線A2とのなす角度θが0度になるように、回転部材14bの支持部314bが回転部材14bの延出部214bに設けられるようにしても良い。
トナー供給ローラ4dは、図2に示すように、現像ローラ4cに当接すなわち圧接させることにより、トナーを現像ローラ4cへと供給するためのものである。詳細には、トナー供給ローラ4dは、現像ローラ4cに圧接させることにより、第2トナー収容部142に収容されたトナーを現像ローラ4cへと供給する。トナー供給ローラ4dは、現像器本体4aの内部すなわち第2トナー収容部142に回転自在に装着されている。このトナー供給ローラ4dは、トナー攪拌部材4bにより攪拌されたトナーを現像ローラ4cへと供給する。なお、トナー供給ローラ4dには、発泡性弾性ローラたとえば抵抗値1E+8Ωのウレタンスポンジローラが用いられている。このトナー供給回収ローラ4dと現像ローラ4cとのニップ幅は3mmとなっている。
逆流防止弁4eは、第1トナー収容部141のトナーが第2トナー収容部142側に逆流しないようにするためのものである。逆流防止弁4eは、第1トナー収容部141と第2トナー収容部142との間の隔壁に設けられた開口144を第1トナー収容部141側から覆うように隔壁に開閉自在に装着されている。この逆流防止弁4eは、第2トナー収容部142にトナーが充満したときに開放し第2トナー収容部142のトナーを減少させるようになっている。ここでは、逆流防止弁4eには、厚さ50μmのPETフィルムが用いられている。
現像ローラ4cは、現像器本体4aに収容されたトナーを感光体ドラム1表面の静電潜像に付着させるためのものである。現像ローラ4cは、現像器本体4aの内部に回転自在に装着されている。ここでは、現像ローラ4cが、ロータリラック40の外周面側において現像器本体4aの内部に回転自在に装着されている。なお、現像ローラ4cは、JIS−A硬度45度、抵抗値1E+6Ω、表面粗さRa1.0μmの弾性ローラが用いられている。
シール部材4gは、現像ローラ4cに摺接させることにより、現像ローラ4cの残留トナーが剥離して飛散しないようにし現像ローラ4cの残留トナーの除電を行うためのものである。シール部材4gは、トナー供給ローラ4dの外方において現像器本体4aに装着されている。具体的には、シール部材4gは、現像ローラ4cが感光体ドラム1に対向した位置に位置した状態において、感光体ドラム1とトナー供給ローラ4dとの間で現像器本体4aに装着されている。ここでは、シール部材4gには、導電性の高分子PEフィルムが用いられている。
トナー均一形成部材4hは、トナー供給ローラ4dから現像ローラ4cへと供給されたトナーのトナー層を現像ローラ4cの軸方向に均一に形成するためのものである。トナー均一形成部材4hは、薄板状に形成されている。ここでは、トナー均一形成部材4hには、0.08mmのSUS材が用いられている。このトナー均一形成部材4hは、現像ローラ4cに摺接可能なように現像器本体4aに装着されている。詳細には、トナー均一形成部材4hは、シール部材4gよりも上流側において現像ローラ4cに摺接可能なように現像器本体4aに装着されている。
[トナー攪拌部材の性能評価]
表1は、直線A1と直線A2とのなす角度θと、攪拌部224bの始点X1と攪拌部224bの先端X2とを結ぶ直線上における攪拌部224bの始点X1から現像器本体の内面までの最短距離A0とを変化させ画像出力したときに、角度θおよび最短距離A0が出力画像に及ぼす影響を評価した結果である。ここでは、現像ジッタおよび濃度低下の少なくともいずれか一方が出力画像に発生したか否かが判断されている。評価対象とした現像器としては、本発明のトナー攪拌部材4bに対応する現像器(Case1:θ=36度、最短距離A0=13mm、Case2:θ=0度、最短距離A0=14mm)と、従来のトナー攪拌部材に対応する現像器(Case3:θ=173度、最短距離A0=5mm)とが用いられている。
表1の評価は、次の条件にて行われている。ロータリ現像装置4を図1のカラープリンタ本体11に装着し、黒比率5%の画像を1000枚出力する。そして、黒ベタ画像に現像ジッタおよび濃度低下が生じていないか否かを確認する。なお、現像ジッタの評価は、ロータリ現像装置4が放置されていない状態においてなされ、濃度低下の評価は、ロータリ現像装置4を50度で8時間放置した後になされている。
表1では、現像ジッタが発生しなかった場合に丸印、現像ジッタが発生した場合にX印が示されている。また、濃度低下が発生しなかった場合に丸印、濃度低下が発生した場合にX印が示されている。この表1から、Case1(θ=36度、最短距離A0=13mm)およびCase2(θ=0度、最短距離A0=14mm)の場合は、現像ジッタおよび濃度低下が発生しないことがわかる。一方で、Case3(θ=173度、最短距離A0=5mm)の場合は、現像ジッタおよび濃度低下が発生することがわかる。なお、評価後に、トナー攪拌部材4bの羽根部材24bを確認すると、Case1およびCase2の羽根部材24bには、塑性変形が見受けられなかった。一方で、Case3の羽根部材24bには、著しい塑性変形が見受けられた。
Figure 2007121959
以上のことから、羽根部材24bの攪拌部224bの先端部が現像器本体の内面に当接した状態で、回転部材14bの軸部114bが羽根部材24bの基端部124bと羽根部材24bの攪拌部224bの先端部との間に位置するようにすることによって、羽根部材24bの攪拌部224bの自由長を長く確保することができ、現像ジッタおよび濃度低下を防止することができる。
また、羽根部材24bの攪拌部224bの先端部が現像器本体の内面に当接していない状態において、直線A1と直線A2とのなす角度θを鋭角にし最短距離A0を最短距離Rより長くすることによって、羽根部材24bの攪拌部224bの自由長を十分に長く確保することができ、現像ジッタおよび濃度低下を防止することができる。
このように上記のような現像器では、トナーの攪拌および搬送を安定した状態で行うことができるとともに、現像ジッタおよび濃度低下が生じないようにすることができる。
〔他の実施形態〕
(a)本発明は、複写機やプリンタやファクシミリ等の画像形成装置に対しても適用することができる。
本発明の一実施形態によるカラープリンタの概略断面図。 前記カラープリンタのロータリ現像装置の一現像器の断面図(θ=36度の場合)。 前記現像器の攪拌部材を上方視したときの攪拌部材の平面図。 前記現像器の攪拌部材を軸方向視したときの攪拌部材の断面図。 前記カラープリンタのロータリ現像装置の一現像器の断面図(θ=0度の場合)。
符号の説明
100 カラープリンタ
1 感光体ドラム
4 ロータリ現像装置
4Y,4M,4C,4B 現像器
4a 現像器本体
4a 現像器本体
4b トナー攪拌部材(攪拌部材)
4c 現像ローラ
4d トナー供給ローラ
14b 回転部材
114b 軸部
214b 延出部
314b 支持部
24b 羽根部材
124b 基端部
224b 攪拌部
A1 攪拌部の始点と攪拌部の先端とを結ぶ直線
A2 軸部の回転中心と攪拌部の始点とを結ぶ直線
θ 攪拌部の始点と攪拌部の先端とを結ぶ直線と軸部の回転中心と攪拌部の始点とを結ぶ直線とのなす角度
A0 攪拌部の始点から現像装置本体の内面までの最短距離
R 軸部の回転中心と現像装置本体の内面までの最短距離

Claims (5)

  1. 現像剤を内部に収容可能な現像装置本体と、
    前記現像器装置本体に収容された現像剤を像担持体表面の静電潜像に付着させるための現像ローラと、
    前記現像装置本体に回転自在に装着される軸部と前記軸部から外方に伸びる延出部と前記延出部の先端側に設けられる支持部とを含む回転部材と、前記支持部に装着される基端部と前記現像剤を攪拌する攪拌部とを含む羽根部材と、を有する攪拌部材と、
    を備え、
    前記羽根部材の前記攪拌部の先端部が前記現像装置本体の内面に当接した状態で、前記回転部材の軸部が前記羽根部材の前記基端部と前記羽根部材の前記攪拌部の前記先端部との間に位置するように、前記回転部材の前記支持部が前記回転部材の前記延出部に設けられている、
    現像装置。
  2. 前記羽根部材の前記攪拌部の先端部が前記現像装置本体の内面に当接していない状態で、軸方向視において前記攪拌部の始点と前記攪拌部の先端とを結ぶ直線と、軸方向視において前記軸部の回転中心と前記攪拌部の前記始点とを結ぶ直線とのなす角度が鋭角になるように、前記回転部材の前記支持部が前記回転部材の前記延出部に設けられている、
    請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記羽根部材の前記攪拌部の先端部が前記現像装置本体の内面に当接していない状態で、軸方向視において前記攪拌部の始点と前記攪拌部の先端とを結ぶ直線と、軸方向視において前記軸部の回転中心と前記攪拌部の前記始点とを結ぶ直線とのなす角度が0度になるように、前記回転部材の前記支持部が前記回転部材の前記延出部に設けられている、
    請求項1に記載の現像装置。
  4. 軸方向視において前記攪拌部の始点と前記攪拌部の先端とを結ぶ直線上における前記攪拌部の始点から前記現像装置本体の内面までの最短距離が、軸方向視において前記軸部の回転中心と前記現像装置本体の内面までの最短距離より長くなるように、前記回転部材の前記支持部が前記回転部材の前記延出部に設けられている、
    請求項1から3のいずれかに記載の現像装置。
  5. 現像剤を内部に収容可能な現像剤収容容器本体と、
    前記現像剤収容容器本体に回転自在に装着される軸部と前記軸部から外方に伸びる延出部と前記延出部の先端側に設けられる支持部とを含む回転部材と、前記支持部に装着される基端部と前記現像剤を攪拌する攪拌部とを含む羽根部材と、を有する攪拌部材と、
    を備え、
    前記羽根部材の前記攪拌部の先端部が前記現像剤収容容器本体の内面に当接した状態で、前記回転部材の軸部が前記羽根部材の前記基端部と前記羽根部材の前記攪拌部の前記先端部との間に位置するように、前記回転部材の前記支持部が前記回転部材の前記延出部に設けられている、
    現像剤収容容器。
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