JP2007147742A - 現像装置 - Google Patents

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大典 長尾
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Abstract

【課題】 小型化された現像装置が安定した攪拌性能および搬送性能を持つようにする。
【解決手段】 ロータリ現像装置4のトナー攪拌部材4bは、支持部材14と天然ゴム製の羽根部材24と嵌合補助部材34とを有している。支持部材14は、スリット部14aを有している。スリット部14aの一方の内壁面には第1爪部114aが設けられており、スリット部14aの他方の内壁面には第2爪部214aが設けられている。羽根部材24は、嵌合部24aと突出部24bとを有している。嵌合部24aには、第1貫通孔124aが設けられている。嵌合補助部材34は、スリット部14aの他方の内壁面と羽根部材24の嵌合部24aとの間に嵌合される。嵌合補助部材34には、第2貫通孔134aが設けられている。第1および第2貫通孔124a,134aそれぞれには、第1爪部114aおよび第2爪部214aそれぞれが嵌合される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、現像装置に関する。
従来の現像装置におけるトナー撹拌部材としては、スクリュータイプ、コイルばねタイプ、クランク軸タイプ、軸部にシート状の羽根部材を取り付けた羽根タイプなど様々なタイプの攪拌部材が用いられている。近年では、現像装置内のトナーを効率良く攪拌することができるという理由から、現像装置の攪拌部材としては、羽根タイプの攪拌部材が選択されることが多くなっている。
たとえば、羽根タイプの攪拌部材には、回転部材と羽根部材とを備えたものがある(特許文献1を参照)。回転部材は、現像装置本体のトナー収容部の内部に回転自在に装着されている。回転部材は、回転軸の中心から半径方向に延出した延出部を有している。羽根部材は薄板状に形成されており、羽根部材の材質にはたとえばPETやPPS等が用いられる。この羽根部材は、軸方向視において回転部材の回転軸に直交するように回転部材の延出部の先端部に装着されている。このような攪拌部材では、回転部材が回転すると、回転部材の延出部に装着された羽根部材の先端部が現像装置本体のトナー収容部内面に当接した状態で回転する。このようにして、現像装置本体のトナー収容部の内部に装着された攪拌部材は、トナー収容部内のトナーを攪拌することができる。
特開2001−51497
近年、画像形成装置の小型化という要望から現像装置の小型化に対する開発がなされ、現像装置が小型化されてきた。このように現像装置が小型化された場合、現像装置本体のトナー収容部も同時に小さくなってしまう。そして、トナー収容部の内部において従来の攪拌部材を回転させようとすると、トナー収容部の内部容積が小さいために攪拌部材の羽根部材の自由長が短くなってしまう。すると、羽根部材の剛性が大きくなり羽根部材がトナー収容部の内面に当たる部分における抵抗が大きくなり、回転負荷が大きくなるとともに、羽根部材が塑性変形しやすくなる。一旦、羽根部材が塑性変形してしまうと、羽根部材のトナー攪拌能力やトナー供給能力が低下するので、トナーに濃度むらが生じたり現像部に十分なトナーを供給できなくなってしまったりするおそれがある。
本発明の目的は、小型化された現像装置が安定した攪拌性能および搬送性能を持つようにすることにある。
請求項1に係る現像装置は、現像装置本体と、現像ローラと、攪拌部材とを備えている。現像装置本体は、現像剤を内部に収容できるようになっている。現像ローラは、現像器装置本体に収容された現像剤を像担持体の静電潜像に付着させるためのものである。攪拌部材は、現像剤を攪拌するためのものである。攪拌部材は、支持部材とエラストマ製の羽根部材とを有している。支持部材は、スリット部を有している。この支持部材は、現像装置本体に回転自在に装着されている。羽根部材は、嵌合部と突出部とを有している。嵌合部は、支持部材のスリット部に嵌合される部分である。突出部は、支持部材の外方に突出する部分である。
この現像装置では、エラストマ製の羽根部材の嵌合部が支持部材のスリット部に嵌合された状態で攪拌部材が回転すると、エラストマ製の羽根部材の突出部によって現像装置本体に収容された現像剤が攪拌される。このような現像装置では、攪拌部材の材質にエラストマが用いられているので、攪拌部材の材質としてPETやPPS等が用いられた場合と比較して塑性変形がしにくくなる。このため、現像装置が小型化されたとしても、攪拌部材が安定した攪拌性能および搬送性能を有するようにすることができる。すなわち、現像装置が安定した攪拌性能および搬送性能を有するようにすることができる。
請求項2に係る現像装置は、請求項1に記載の現像装置において、羽根部材の嵌合部に第1凹部又は第1貫通孔が設けられている。支持部材のスリット部の側壁には、第1凹部又は第1貫通孔に係合する係合部が設けられている。
この場合、支持部材のスリット部の側壁に設けられた係合部が、羽根部材の嵌合部に設けられた第1凹部又は第1貫通孔に係合するようになっているので、羽根部材の嵌合部を支持部材のスリット部に確実に嵌合して保持させることができる。すなわち、支持部材からの羽根部材の抜け出しを規制することができる。
請求項3に係る現像装置は、請求項1又は2に記載の現像装置において、攪拌部材が、スリット部と嵌合部との間に嵌合される嵌合補助部材をさらに有している。
この場合、攪拌部材が、スリット部と嵌合部との間に嵌合される嵌合補助部材をさらに有しているので、羽根部材の嵌合部が支持部材のスリット部の間において移動しないように規制することができる。これにより、羽根部材の嵌合部を支持部材のスリット部により確実に嵌合して保持させることができる。
請求項4に係る現像装置は、請求項3に記載の現像装置において、嵌合補助部材に、第2凹部又は第2貫通孔が設けられている。支持部材のスリット部の側壁には、第2凹部又は第2貫通孔に係合する係合部が設けられている。
この場合、支持部材のスリット部の側壁に設けられた係合部が、嵌合補助部材に設けられた第2凹部又は第2貫通孔に係合するようになっているので、嵌合補助部材を支持部材のスリット部に確実に嵌合して保持させることができる。すなわち、支持部材からの嵌合補助部材の抜け出しを規制することができる。
請求項5に係る現像装置は、請求項1から4にいずれかに記載の現像装置において、攪拌部材の羽根部材の厚みが、0.5mm以上2.0mm以下に形成されている。
この場合、攪拌部材の羽根部材の厚みが0.5mm以上2.0mm以下に形成することによって、攪拌部材の塑性変形を防止することができるとともに、攪拌部材の十分な攪拌性能および搬送性能を確保することができる。
請求項6に係る現像装置は、現像装置本体と、現像ローラと、攪拌部材とを備えている。現像装置本体は、現像剤を内部に収容できるようになっている。現像ローラは、現像器装置本体に収容された現像剤を像担持体の静電潜像に付着させるためのものである。攪拌部材は、現像剤を攪拌するためのものである。攪拌部材は、支持部材とエラストマ製の羽根部材とを有している。支持部材は、現像装置本体に回転自在に装着されている。羽根部材は、支持部材に装着されており、厚みが0.5mm以上2.0mm以下に形成されている。
この現像装置では、エラストマ製の羽根部材が支持部材に装着された状態で攪拌部材が回転すると、エラストマ製の羽根部材によって現像装置本体に収容された現像剤が攪拌される。このような現像装置では、攪拌部材の厚みが0.5mm以上2.0mm以下に形成され、攪拌部材の材質にエラストマが用いられているので、攪拌部材の材質としてPETやPPS等が用いられた場合と比較して塑性変形がしにくくなる。このため、現像装置が小型化されたとしても、攪拌部材が安定した攪拌性能および搬送性能を有するようにすることができる。すなわち、現像装置が安定した攪拌性能および搬送性能を有するようにすることができる。
本発明の現像装置によれば、エラストマ製の羽根部材が支持部材に装着された状態で攪拌部材が回転すると、エラストマ製の羽根部材によって現像装置本体に収容された現像剤が攪拌される。このような現像装置では、攪拌部材の材質にエラストマが用いられているので、攪拌部材の材質としてPETやPPS等が用いられた場合と比較して塑性変形がしにくくなる。このため、現像装置が小型化されたとしても、攪拌部材が安定した攪拌性能および搬送性能を有するようにすることができる。すなわち、現像装置が安定した攪拌性能および搬送性能を有するようにすることができる。
[画像形成装置の構成の概要説明]
図1は本発明の一実施形態が採用されたカラープリンタの概略構成を示す図である。カラープリンタ100は、主に、カラープリンタ本体11と、画像形成部10と、トナーコンテナ8と、トナー補給パイプ13とを備えている。画像形成部10は、カラープリンタ本体11のほぼ中央に設けられている。
画像形成部10は、図1に示すように、感光体ドラム1、帯電装置2、ロータリ現像装置4、転写装置5、クリーニング装置6、およびレーザユニット12を備えている。帯電装置2、ロータリ現像装置4、転写装置5、クリーニング装置6、およびレーザユニット12は、感光体ドラム1の周囲に配設されている。なお、感光体ドラム1の用紙搬送方向下流側には、定着装置7が配設されている。定着装置7は、転写されたトナー像を転写材に定着させるための装置である。また、画像形成部10の下部には給紙部20が設けられており、給紙部からの給紙方向には給紙ローラ9が配設されている。
感光体ドラム1は、カラープリンタ本体11の内部に回転自在に装着されている。感光体ドラム1の表面には、レーザユニット12によって静電潜像が形成される。帯電装置2は、感光体ドラム1の上方に設置されており、感光体ドラム1を一様に帯電させるための装置である。
転写装置5は、感光体ドラム1のトナー像を用紙に転写するための装置であって、中間転写ベルト51、一次転写ローラ52,53、駆動ローラ55、二次転写対向ローラ54、二次転写ローラ56を備えている。中間転写ベルト51は、一次転写ローラ52,53、駆動ローラ55、および二次転写対向ローラ54のそれぞれに巻きかけられている。この中間転写ベルト51は、駆動ローラ55の駆動力により、一次転写ローラ52,53、駆動ローラ55、および二次転写対向ローラ54のまわりを回転させられる。このような中間転写ベルト51には、感光体ドラム1に形成されたトナー像が転写され、転写されたトナー像が一時的に保持される。二次転写ローラ56は、中間転写ベルト51の外周面において二次転写対向ローラ54に対向する位置に配置されている。この二次転写ローラ56では、トナー像が転写材に二次転写される。
クリーニング装置6は、感光体ドラム1に残留した残留トナーなどの付着物を除去するための装置であって、本カラープリンタ100ではクリーニングブレードが設けられている。
レーザユニット12は、カラープリンタ本体11の内部に装着されている。このレーザユニット12は、コントローラ(図示しない)で処理された画像情報に基づいて、感光ドラム1上を走査し感光体ドラム1上に静電潜像を形成する。レーザーユニット12は、半導体レーザ、各種のレンズ、ポリゴンミラー、ミラー回転モータなどから構成されている。
トナーコンテナ8は、ロータリ現像装置4にトナーを供給するための容器である。トナーコンテナ8は、イエロー用コンテナ8Y、マゼンタ用コンテナ8M、シアン用コンテナ8C、およびブラック用コンテナ8Bのような複数のコンテナからなっている。これら複数のコンテナ8Y,8M,8C,8Bは、カラープリンタ本体11の内部に並べて装着されている。
ロータリ現像装置4は、静電潜像が形成された感光体ドラム1表面にトナーを供給するための装置であり、トナー像を感光体ドラム1に形成する。ロータリ現像装置4は、カラープリンタ本体11の内部に回転自在に装着されている。このロータリ現像装置4は、ロータリラック40と複数の現像器4Y,4M,4C,4Bとを有している。
ロータリラック40は、回転軸41を有しており、この回転軸41を介してカラープリンタ本体11に回転自在に装着される。このロータリラック40は、図示しない回転手段たとえばモータにより回転軸41を中心に回転しながら、複数の現像器4Y,4M,4C,4Bそれぞれを感光体ドラム1に対向する現像位置に順次移動させる。
4つの現像器4Y,4M,4C,4Bは、図2に示すように、現像器本体4aと、トナー攪拌部材4bと、現像ローラ4cと、トナー供給ローラ4dと、逆流防止弁4eと、シール部材4gと、トナー均一形成部材4hとを備えている。
4つの現像器4Y,4M,4C,4Bそれぞれの現像器本体4aは、第1トナー収容部141と第2トナー収容部142とを有している。ここでは、第1トナー収容部141はホッパー部となっており、第2トナー収容部142は現像部となっている。第1トナー収容部141は、コンテナ8Y,8M,8C,8Bのいずれか1つから供給されたトナーを攪拌するために設けられた空間である。第1トナー収容部141には、対応するコンテナ8Y,8M,8C,8Bからトナー補給パイプ13を介してトナーが供給され収容される。第2トナー収容部142は、第1トナー収容部141から供給されたトナーを現像ローラ4cへと供給するために設けられた空間である。なお、第1トナー収容部141と第2トナー収容部142との間の隔壁にはトナー供給口143が設けられており、第1トナー収容部141において攪拌されたトナーは、トナー供給口143を通ってトナー供給ローラ4dに供給される。
4つの現像器4Y,4M,4C,4Bそれぞれの現像器本体4aは、回転軸41まわりに隣接して配置されており、ロータリラック40に保持されている。ここでは、イエロー現像器4Y、マゼンタ現像器4M、シアン現像器4C、およびブラック現像器4Bそれぞれの現像器本体4aが、ロータリラック40の円周方向すなわち回転軸41まわりの円周方向に並べて配置されており、ロータリラック40に保持されている。
トナー攪拌部材4bは、現像器本体4aの内部すなわち第1トナー収容部141に収容されたトナーを攪拌するためのものであり、図2に示すように、第1トナー収容部141の内部に回転自在に装着されている。詳細には、トナー攪拌部材4bが、現像ローラ4cから離反した側すなわちロータリラック40の回転軸41側において、現像器本体4aの第1トナー収容部141に回転自在に装着されている。
トナー攪拌部材4bは、図3および図4に示すように、支持部材14と羽根部材24と嵌合補助部材34とを有している。支持部材14は、金属製の薄板部材をコの字状に折り曲げ成形することにより形成されている。支持部材14は、コの字の3つの内壁面で形成されたスリット部14aを有している。支持部材14は、現像器本体に回転自在に装着されている。スリット部14aの対向する内壁面のうちの一方の内壁面には第1係合部たとえば第1爪部114aが設けられており、スリット部14aの対向する内壁面のうち他方の内壁面には第2係合部たとえば第2爪部214aが設けられている。
羽根部材24は、一方向に長い矩形板状に形成されている。羽根部材24の材質としてはエラストマが用いられている。この羽根部材24の材質として用いられるエラストマには、ゴムや熱可塑性エラストマ等が含まれる。ここでは、羽根部材24の材質として、天然ゴムが用いられている。羽根部材24は、厚みが0.5mm以上2.0mm以下の範囲になるように形成される。ここでは、羽根部材24の厚みは1.0mmに形成されている。このような羽根部材24の硬度は、50度から75度の範囲に設定されている。この硬度は、MD−1型のマイクロゴム硬度計(高分子計器株式会社製)を用いて測定された値に基づいて規定されている。この硬度計は厚みが薄い部材を測定するのに適した計測器であり、この硬度計の測定原理はJIS−A規格の硬度計と実質的に同じである。すなわち、この硬度計により測定された硬度は、JIS−A規格の硬度計により測定された硬度と実質的に同じ意味を持つ。
羽根部材24は、支持部材14に装着されている。羽根部材24は、嵌合部24aおよび突出部24bを有している。嵌合部24aは、支持部材14のスリット部14aに嵌合される部分のことである。突出部24bは、嵌合部24aがスリット部14aに嵌合されたときに支持部材14の外方に突出する部分のことである。嵌合部24aには、厚み方向に貫通した第1貫通孔124aが設けられている。この第1貫通孔124aは、嵌合部24aが支持部材14のスリット部14aに嵌合されたときにスリット部14aの第1爪部114aに嵌合され係止される。突出部24bは、第1トナー収容部141に収容されたトナーを実質的に攪拌する部分である。突出部24bの先端部は、第1トナー収容部141の内面に当接している。この突出部24bの先端部の突出量T1は、5.0mmに設定されている。突出量T1は、軸方向視において、羽根部材24の突出部24bの先端部が現像器本体の内面に当接していないと仮定したときの(図3参照)、トナー攪拌部材4bの回転中心XOから羽根部材24の突出部24bの先端X1までの距離A1から、トナー攪拌部材4bの回転中心XOからこの回転中心XOに最も近い現像器本体の内面までの最短距離A0を差し引いた長さのことである。ここでは、距離A1が12.0mmになっており、最短距離A0が7.0mmになっている。なお、羽根部材24の突出部分の長さH1は、5.0mmに設定されている。
嵌合補助部材34は、支持部材14のスリット部14aと羽根部材24の嵌合部24aとの間に嵌合される部材のことである。嵌合補助部材34は、支持部材14のスリット部14aの他方の内壁面と羽根部材24の嵌合部24aとの間に嵌合される。嵌合補助部材34の材質には、天然ゴムが用いられている。嵌合補助部材34には、厚み方向に貫通した第2貫通孔134aが設けられている。この第2貫通孔134aは、嵌合補助部材34が支持部材14のスリット部14aの他方の内壁面と羽根部材24の嵌合部24aとの間に嵌合されたときにスリット部14aの第2爪部214aに嵌合され係止される。
トナー供給ローラ4dは、図2に示すように、現像ローラ4cに当接すなわち圧接させることにより、トナーを現像ローラ4cへと供給するためのものである。詳細には、トナー供給ローラ4dは、現像ローラ4cに圧接させることにより、第2トナー収容部142に収容されたトナーを現像ローラ4cへと供給する。トナー供給ローラ4dは、現像器本体4aの内部すなわち第2トナー収容部142に回転自在に装着されている。このトナー供給ローラ4dは、トナー攪拌部材4bにより攪拌されたトナーを現像ローラ4cへと供給する。なお、トナー供給ローラ4dには、発泡性弾性ローラたとえば抵抗値1E+8Ωのウレタンスポンジローラが用いられている。このトナー供給回収ローラ4dと現像ローラ4cとのニップ幅は3mmとなっている。
逆流防止弁4eは、第1トナー収容部141のトナーが第2トナー収容部142側に逆流しないようにするためのものである。逆流防止弁4eは、第1トナー収容部141と第2トナー収容部142との間の隔壁に設けられた開口144を第1トナー収容部141側から覆うように隔壁に開閉自在に装着されている。この逆流防止弁4eは、第2トナー収容部142にトナーが充満したときに開放し第2トナー収容部142のトナーを減少させるようになっている。ここでは、逆流防止弁4eには、厚さ50μmのPETフィルムが用いられている。
現像ローラ4cは、現像器本体4aに収容されたトナーを感光体ドラム1表面の静電潜像に付着させるためのものである。現像ローラ4cは、現像器本体4aの内部に回転自在に装着されている。ここでは、現像ローラ4cが、ロータリラック40の外周面側において現像器本体4aの内部に回転自在に装着されている。なお、現像ローラ4cは、JIS−A硬度45度、抵抗値1E+6Ω、表面粗さRa1.0μmの弾性ローラが用いられている。
シール部材4gは、現像ローラ4cに摺接させることにより、現像ローラ4cの残留トナーが剥離して飛散しないようにし現像ローラ4cの残留トナーの除電を行うためのものである。シール部材4gは、トナー供給ローラ4dの外方において現像器本体4aに装着されている。具体的には、シール部材4gは、現像ローラ4cが感光体ドラム1に対向した位置に位置した状態において、感光体ドラム1とトナー供給ローラ4dとの間で現像器本体4aに装着されている。ここでは、シール部材4gには、導電性の高分子PEフィルムが用いられている。
トナー均一形成部材4hは、トナー供給ローラ4dから現像ローラ4cへと供給されたトナーのトナー層を現像ローラ4cの軸方向に均一に形成するためのものである。トナー均一形成部材4hは、薄板状に形成されている。ここでは、トナー均一形成部材4hには、0.08mmのSUS材が用いられている。このトナー均一形成部材4hは、現像ローラ4cに摺接可能なように現像器本体4aに装着されている。詳細には、トナー均一形成部材4hは、シール部材4gよりも上流側において現像ローラ4cに摺接可能なように現像器本体4aに装着されている。
なお、上記に示したカラープリンタ100では、小型化されたロータリ現像装置4が用いられている。すなわち、このカラープリンタ100では、ロータリ現像装置4の直径が90mmの現像装置が用いられている。このロータリ現像装置4では、直径が15mmの現像ローラ4c、および直径が14mmのトナー供給ローラ4dが用いられている。そして、トナー供給ローラ4dを現像ローラ4cに圧接させたときの現像ローラ4cのトナー供給ローラ4dへの食い込み量は1.5mmとなっている。

[トナー攪拌部材の性能評価]
図5は、トナー攪拌部材4bの羽根部材24の厚みとトナー攪拌部材4bを駆動するモータにかかるトルクとの関係を示した図である。羽根部材24に用いられた材質は、天然ゴム、PETフィルム(厚みt=0.1mm)、およびPPSフィルム(厚みt=0.1mm)である。また、羽根部材24の突出部24bの突出量T1は5mmに設定されている。なお、羽根部材24の突出部24bがトナー収容部の内面に当たる部分における抵抗が大きくなると、トナー攪拌部材4bを駆動するモータに過度のトルクがかかり、現像ジッタが発生してしまうおそれがあるが、一般的には、トルク値が限界トルク値(2.5kgf・cm)未満であれば現像ジッタが発生しない。このことから、羽根部材24にPETフィルムやPPSフィルムが用いられた場合、現像ジッタ発生するということがわかる。一方で、羽根部材24に天然ゴムが用いられた場合、天然ゴムの厚みが0.5mm以上2.0mm以下の範囲内であれば、現像ジッタが発生しないということがわかる。
図6は、羽根部材24に天然ゴムを用いた場合の厚みと攪拌能力値との関係を示した図である。ここに示された攪拌能力値は、現像器本体4aの第1トナー収容部141に収容されたトナーがトナー攪拌部材4bにより30sec攪拌されたときの、第1トナー収容部141の長手方向のトナー深さの差を指標にしている。一般的には、攪拌能力値が限界攪拌能力値(2.5mm)未満であれば、トナーの攪拌性能は満足される。具体的には、攪拌能力値が限界攪拌能力値(2.5mm)未満であれば、トナー深さの差が小さいということになり、トナーが良く攪拌されているということになる。一方で、攪拌能力値が限界攪拌能力値(2.5mm)以上であれば、トナー深さの差が大きいということになり、トナーが十分に攪拌されていないということになる。このことから、天然ゴムの厚みを0.5mm以上に設定しておけば、天然ゴムは十分な攪拌能力を有するということがわかる。
図7は、羽根部材24の突出量T1とトナー攪拌部材4bを駆動するモータにかかるトルクとの関係を示した図である。羽根部材24に用いられた材質は、天然ゴム(厚みt=0.5mm、t=1.0mm、およびt=2.0mm)、PETフィルム(厚みt=0.1mmおよびt=0.25mm)、およびPPSフィルム(厚みt=0.1mm)である。この図から、羽根部材24にPETフィルムやPPSフィルムが用いられた場合、突出量T1が約1mm以上になると限界トルク値(2.5kgf・cm)を越えてしまい、現像ジッタが発生することがわかる。一方で、羽根部材24に天然ゴムが用いられた場合、突出量T1が7.5mm以下であれば現像ジッタが発生しないということがわかる。
図8は、羽根部材24の突出量T1と攪拌能力値との関係を示した図である。羽根部材24に用いられた材質は、天然ゴム(厚みt=1mm)、PETフィルム(厚みt=0.1mm)、およびPPSフィルム(厚みt=0.1mm)である。この図から、天然ゴム、PETフィルム、およびPPSフィルムは、突出量T1が4mm以上であれば、十分な攪拌能力を有するということがわかる。この図8の結果と図5および図7の結果とを考慮すると、PETフィルム製又はPPSフィルム製の羽根部材24の突出量T1を5mmに設定し、PETフィルム製又はPPSフィルム製の羽根部材24の厚みを0.1mmに設定すると、十分な攪拌能力を確保することはできるものの、現像ジッタが発生してしまうおそれがある。一方で、この図8の結果と図5から図7の結果とを考慮すると、天然ゴム製の羽根部材24の突出量T1を5mmに設定し、天然ゴム製の羽根部材24の厚みを0.5mm以上2.0mm以下の範囲内に設定しておけば、十分な攪拌能力を確保することができるとともに、現像ジッタが発生しないようにすることができる。
図9は、羽根部材24の塑性変形量と羽根部材24の突出量T1との関係を示した図である。羽根部材24に用いられた材質は、天然ゴム(厚みt=0.5mm、t=1.0mm、およびt=2.0mm)、PETフィルム(厚みt=0.1mmおよびt=0.25mm)、およびPPSフィルム(厚みt=0.1mm)である。この図から、羽根部材24にPETフィルムが用いられた場合、突出量T1が約1mm以上になると限界塑性変形量(2.0mm)を越えてしまい、トナー搬送能力およびトナー搬送供給能力が低下することがわかる。一方で、羽根部材24に天然ゴムが用いられた場合やPPSフィルムが用いられた場合は、突出量T1が10mm以下であれば、十分なトナー搬送能力およびトナー搬送供給能力を確保することができるということがわかる。
このことから、羽根部材24に天然ゴムが用いられた場合は、突出量T1を4.0mm以上7.5mm以下にすることにより、十分なトナー搬送能力およびトナー搬送供給能力と、現像ジッタの回避と、攪拌能力の確保とを同時に行うことができる(図7および図8を参照)。一方で、羽根部材24にPPSフィルムが用いられた場合は、突出量T1が約1.0mm以上になると現像ジッタが発生してしまうので(図7を参照)、突出量T1を1.0mm未満にすることにより十分なトナー搬送能力およびトナー搬送供給能力の確保と現像ジッタの回避とを同時に行うことができるが、攪拌能力を確保することができない(図8を参照)。
本発明の現像装置4では、天然ゴム製の羽根部材24の嵌合部24aを支持部材14のスリット部14aに嵌合し回転させることにより、天然ゴム製の羽根部材24の突出部24bによって現像器本体4aに収容された現像剤が攪拌される。このような現像装置4では、トナー攪拌部材の材質に天然ゴムが用いられているので、トナー攪拌部材の材質としてPETやPPS等が用いられた場合と比較して塑性変形がしにくくなる。このため、現像装置4が小型化されたとしても、トナー攪拌部材が安定した攪拌性能および搬送性能を有するようにすることができる。すなわち、現像装置4が安定した攪拌性能および搬送性能を有するようにすることができる。
また、支持部材14のスリット部14aの対向する内壁面のうち一方の内壁面に設けられた第1爪部114aが、羽根部材24の嵌合部24aに設けられた第1貫通孔124aに係合するようになっているので、羽根部材24の嵌合部24aを支持部材14のスリット部14aに確実に嵌合して保持させることができる。すなわち、支持部材14からの羽根部材24の抜け出しを規制することができる。
続いて、トナー攪拌部材が、スリット部14aと嵌合部24aとの間に嵌合される嵌合補助部材34によって、羽根部材24の嵌合部24aが支持部材14のスリット部14aの間において移動しないように規制することができる。これにより、羽根部材24の嵌合部24aを支持部材14のスリット部14aにより確実に嵌合して保持させることができる。
続いて、支持部材14のスリット部14aの側壁に設けられた第2爪部214aが、嵌合補助部材34に設けられた第2貫通孔134aに係合するようになっているので、嵌合補助部材34を支持部材14のスリット部14aに確実に嵌合して保持させることができる。すなわち、支持部材14からの嵌合補助部材34の抜け出しを規制することができる。
最後に、トナー攪拌部材の羽根部材24の厚みが0.5mm以上2.0mm以下に形成することによって、トナー攪拌部材の塑性変形を防止することができるとともに、トナー攪拌部材の十分な攪拌性能および搬送性能を確保することができ、現像ジッタの回避を行うことができる。
〔他の実施形態〕
(a)本発明は、複写機やプリンタやファクシミリ等の画像形成装置に対しても適用することができる。
(b)前記実施形態では、第1爪部114aが係合する第1貫通孔124aが羽根部材24の嵌合部24aに設けられた場合の例を示したが、第1爪部114aが係合する部分の形状は、前記実施形態に限定されず、第1爪部114aが係合することができれば、どのようにしても良い。たとえば、羽根部材24の嵌合部24aに凹部を設けて、この凹部に第1爪部114aを係合させるようにしても良い。
(c)前記実施形態では、第2爪部214aが係合する第2貫通孔134aが嵌合補助部材34に設けられた場合の例を示したが、第2爪部214aが係合する部分の形状は、前記実施形態に限定されず、第2爪部214aが係合することができれば、どのようにしても良い。たとえば、嵌合補助部材34に凹部を設けて、この凹部に第2爪部214aを係合させるようにしても良い。
本発明の一実施形態によるカラープリンタの概略断面図。 前記カラープリンタのロータリ現像装置の一現像器の断面図。 前記現像器の攪拌部材を軸方向視したときの攪拌部材の断面図。 前記現像器の攪拌部材を軸方向視したときの攪拌部材の分解断面図。 トナー攪拌部材の羽根部材の厚みとトナー攪拌部材を駆動するモータにかかるトルクとの関係を示した図。 羽根部材に天然ゴムを用いた場合の厚みと攪拌能力値との関係を示した図。 羽根部材の突出量とトナー攪拌部材を駆動するモータにかかるトルクとの関係を示した図。 羽根部材の突出量と攪拌能力値との関係を示した図。 羽根部材の塑性変形量と羽根部材の突出量との関係を示した図。
符号の説明
100 カラープリンタ
1 感光体ドラム
4 ロータリ現像装置
4Y,4M,4C,4B 現像器
4a 現像器本体
4b トナー攪拌部材(攪拌部材)
14 支持部材
14a スリット部
114a 第1爪部(係合部)
214a 第2爪部(係合部)
24 天然ゴム製の羽根部材(エラストマ製の羽根部材)
24a 嵌合部
24b 突出部
124a 第1貫通孔
34 嵌合補助部材
134a 第2貫通孔
4c 現像ローラ
4d トナー供給ローラ

Claims (6)

  1. 現像剤を内部に収容可能な現像装置本体と、
    前記現像器装置本体に収容された現像剤を像担持体の静電潜像に付着させるための現像ローラと、
    前記現像装置本体に回転自在に装着されスリット部を含む支持部材と、前記支持部材の前記スリット部に嵌合される嵌合部および前記支持部材の外方に突出する突出部を含むエラストマ製の羽根部材とを有し、前記現像剤を攪拌するための攪拌部材と、
    を備える現像装置。
  2. 前記羽根部材の前記嵌合部には、第1凹部又は第1貫通孔が設けられており、
    前記支持部材の前記スリット部の側壁には、前記第1凹部又は前記第1貫通孔に係合する係合部が設けられている、
    請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記攪拌部材は、前記スリット部と前記嵌合部との間に嵌合される嵌合補助部材をさらに有している、
    請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記嵌合補助部材には、第2凹部又は第2貫通孔が設けられており、
    前記支持部材の前記スリット部の側壁には、前記第2凹部又は前記第2貫通孔に係合する係合部が設けられている、
    請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記攪拌部材の前記羽根部材の厚みは、0.5mm以上2.0mm以下に形成されている、
    請求項1から4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 現像剤を内部に収容可能な現像装置本体と、
    前記現像器装置本体に収容された現像剤を像担持体の静電潜像に付着させるための現像ローラと、
    前記現像装置本体に回転自在に装着される支持部材と、前記支持部材に装着され厚みが0.5mm以上2.0mm以下のエラストマ製の羽根部材とを有し、前記現像剤を攪拌するための攪拌部材と、
    を備える現像装置。
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